JP2003185451A - ナビゲーション装置用データ作成システム及びプログラム - Google Patents
ナビゲーション装置用データ作成システム及びプログラムInfo
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- Navigation (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
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Abstract
ート表示用データを任意に作成できるようにすること、
このデータ作成時において案内ルート中での休憩可能施
設の設定を自動的に行うようにして操作性の向上を実現
すること。 【解決手段】 端末装置1の制御部3は、入力装置4に
より入力された出発地から目的地までの案内ルートを示
す経路データを、外部のデータベース10から取得した
地図情報群に基づいて作成する。この作成時において、
案内ルートの総延長及び/又は出発地から目的地までの
予想所要時間に基づいて、案内ルートの途中に休憩エリ
アを設定し、その休憩エリア内に存在する休憩可能施設
情報をデータベース10中の施設情報群から抽出して経
路データに対応付ける。制御部3は、休憩可能施設情報
を含む経路データを、カーナビゲーション装置11の表
示装置14に表示するのに必要なルート表示用データと
して記憶媒体6aに記憶する。
Description
ルートを表示するのに必要なルート表示用データを作成
するためのナビゲーション装置用データ作成システム及
びそのデータを作成するためのプログラムに関する。
ョン装置においては、雑誌などで紹介されたモデル的な
ドライブコースを案内するための案内ルート表示用デー
タを複数のコースについてDVD−ROMなどの記憶媒
体に記憶し、必要に応じてそのデータを読み出して地図
画面上に表示することが行われている。しかしながら、
このように表示される案内ルートはモデル的なものであ
って、個々のユーザが満足できるドライブコースとは限
らないという問題点があった。又、一般的なカーナビゲ
ーション装置は、目的地までの案内ルートを任意に設定
できる機能を備えているが、このような機能では、例え
ば、案内ルートの途中で休憩などのために立ち寄り可能
な施設を抽出して地図画面上に表示させる場合に、その
抽出のための操作が極めて面倒になるなど、操作性に劣
るという問題点があった。
あり、目的地までの案内ルートを表示するのに必要なル
ート表示用データを任意に作成できると共に、その案内
ルート中での休憩可能施設の設定を自動的に行うことが
できてデータ作成時の操作性の向上を実現できるナビゲ
ーション装置用データ作成システム及びそのデータを作
成するためのプログラムを提供することを目的としてい
る。
ーション装置用データ作成システムによれば、経路演算
手段は、位置検出器出力により示される現在位置又は操
作入力された出発地から同じく操作入力された目的地ま
での案内ルートを示す経路データを、別途に記憶された
地図情報群を利用して演算する。さらに、経路演算手段
は、上記案内ルートの総延長及び/又は当該案内ルート
上を出発地から目的地まで移動するのに要する予想所要
時間或いは到着予想時刻を、上記地図情報群を利用して
演算すると共に、演算により得られた案内ルートの総延
長が予め設定された上限以上あるとき及び/又は演算よ
り得られた予想所要時間或いは到着予想時刻が予め設定
された上限以上あるときに、案内ルートの途中に休憩エ
リアを設定する。このように休憩エリアが設定されたと
きには、抽出手段が、その休憩エリア内に存在する休憩
可能施設情報を別途に記憶された施設情報群から抽出し
て前記経路データに対応付ける。そして、このような経
路演算手段による演算データ並びに抽出手段による抽出
データは、記憶制御手段によって、目的地までの案内ル
ートを表示装置に表示するのに必要なルート表示用デー
タとして記憶媒体に記憶される。従って、ルート表示用
データを目的地の入力など応じて任意に作成できると共
に、その案内ルート中での休憩可能施設の設定を自動的
に行うことができてデータ作成時の操作性が向上するよ
うになる。
ータ作成システムによれば、ルート表示用データの作成
に必要な地図情報群及び施設情報群の少なくとも一方
を、外部に設置されたデータベースから取得できるか
ら、膨大なデータをシステム内に用意しておく必要がな
くなる。このため、システムの簡略化を実現できる。
又、ルート表示用データを最新の地図情報群及び/又は
施設情報群に基づいて作成可能となり、ルート表示用デ
ータの信頼性が高くなる。
ータ作成システムによれば、施設情報群から任意の施設
情報を抽出して経路データに対応付けることができるか
ら、ユーザが選択した施設情報を含んだ状態の実用性に
富んだルート表示用データを作成できる。
ータ作成システムによれば、案内ルートの途中に休憩可
能施設を設定する際に、予め入力されたユーザデータ中
の個人情報或いはユーザ側が選択入力した施設情報を反
映させることが可能であり、その内容がユーザに通知さ
れる。このため、休憩可能施設としてユーザの好みなど
に合ったもの或いは優待サービスを受けることができる
施設などを設定可能になる。
ンピュータに対して、操作入力された出発地及び目的地
間の案内ルートを示す経路データ、並びに当該案内ルー
トの総延長及び/又は当該案内ルート上を出発地から目
的地まで移動するのに要する予想所要時間或いは到着予
想時刻を、別途に記憶された地図情報群を利用してそれ
ぞれ演算する機能、演算により得られた案内ルートの総
延長が予め設定された上限以上あるとき又は演算より得
られた予想所要時間或いは到着予想時刻が予め設定され
た上限以上あるときに、案内ルートの途中に休憩エリア
を設定する機能、休憩エリアが設定されたときにその休
憩エリア内に存在する休憩可能施設情報を別途に記憶さ
れた施設情報群から抽出して前記経路データに対応付け
る機能、各機能により得られた経路データ、案内ルート
の総延長及び/又は予想所要時間或いは到着予想時刻を
示すデータ、休憩エリアを示すデータ及び休憩可能施設
情報を、案内ルートを前記表示装置に表示するのに必要
なルート表示用データとして記憶媒体に記憶させる機能
を付与できる。従って、ルート表示用データを目的地の
入力など応じて任意に作成できると共に、その案内ルー
ト中での休憩可能施設の設定を自動的に行うことができ
てデータ作成時の操作性が向上するようになる。
報群及び施設情報群の少なくとも一方が記憶された外部
データベースに通信手段を介してアクセスする機能と、
そのアクセスに応じてデータベースから必要な情報をダ
ウンロードする機能とが付加されている。このため、ル
ート表示用データを最新の地図情報群及び/又は施設情
報群に基づいて作成可能となり、ルート表示用データの
信頼性が高くなる。
報群から任意の施設情報を抽出して経路データに対応付
けることが可能な機能が付加されている。このため、ユ
ーザが選択した施設情報を含んだ状態の実用性に富んだ
ルート表示用データを作成できる。
ートの途中に休憩可能施設を設定する際に、予め入力さ
れた個人情報或いはユーザ側が選択入力した施設情報を
反映させると共にその内容を通知する機能が設けられて
いるから、休憩可能施設としてユーザの好みなどに合っ
たもの或いは優待サービスを受けることができる施設な
どを設定可能になる。
ン装置用データ作成システム及びそのデータ作成のため
のプログラムに適用した一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1にはシステム全体の構成が機能ブ
ロックの組み合わせにより示されている。この図1にお
いて、端末装置1は、例えばパソコンにより構成された
もので、CPU、ROM、RAM、通信手段などを内蔵
した制御部2(経路演算手段、抽出手段、記憶制御手段
に相当)の他に、表示部3、キーボード及びポインティ
ングデバイスを含む入力装置4、ハードディスクより成
る主記憶装置5、フラッシュメモリカードのような記憶
媒体6aが着脱可能に装着される補助記憶装置6を備え
ている。この、端末装置1は、本実施例のデータ作成シ
ステム外に設置された情報配信センタ7に対して、制御
部2内の通信手段及びインターネット8を通じてアクセ
スできるようになっている。
を介した通信機能を備えたサーバ9と、日本全国の多段
階の縮尺の地図を網羅した地図情報群、及び公共施設、
飲食店、宿泊施設、給油施設、小売店、温泉施設などの
多種多様な施設についてのデータを含む施設情報群を蓄
積したデータベース10とを備えている。サーバ9は、
端末装置1側からダウンロード要求があった地図情報及
び施設情報を、データベース10から読み出して端末装
置1へ転送する構成となっている。
は、その名称情報、住所情報、電話番号情報、位置情報
(地図上の位置を示す座標データ)、ジャンル情報(飲
食店(和・洋・中華・エスニック・寿司・ファミリーレ
ストランなど)、宿泊施設(ホテル・旅館・民宿・ペン
ションなど)、小売店(デパート、スーパーマーケッ
ト、コンビニエンスストア、DIY店など)、道の駅、
その他)、料金情報、利用可能な年齢層などを示す年齢
制限情報、駐車場の有無及び駐車可能台数並びに駐車制
限条項(車両の大きさなど)を含む駐車場情報、施設の
営業日及び営業時間帯を示す利用可能時間情報、割引や
景品などの優待サービス情報、推奨するイベントの有無
や内容を示すイベント情報、関連施設(宿泊施設、遊技
施設、付設庭園、近隣の温泉など)の有無やその施設を
利用することによるメリット(ディスカウントされる料
金、プレゼントサービスなど)を示す情報などを含むも
のである。
記憶媒体(DVD−ROM、ハードディスクなど)及び
その記憶媒体のためのドライバ装置、記憶媒体6aのた
めのスロット、CPUや描画用ICを含んで成る制御回
路など(何れも図示せず)を内蔵したカーナビユニット
12の他に、GPS受信機を含む位置検出器13やカー
ナビユニット12の制御出力により地図画面やメニュー
画面などを表示する表示装置14などを備えた構成とな
っている。
4の操作によりそれぞれ入力された地図上の出発地から
目的地までの案内ルート(ドライブコース)を画面表示
するのに必要なルート表示用データを作成する機能を備
えており、そのルート表示用データを作成するためのプ
ログラムが例えば主記憶装置5に予め記憶されている。
制御部2は、このプログラムに基づいて、所要のガイダ
ンス機能画面(アシスト機能画面)を表示部3に表示す
るなどの動作を行うことによりユーザが望む案内ルート
に対応したルート表示用データを作成し、そのデータを
補助記憶装置6を通じて記憶媒体6aに記憶する構成と
なっている。
成プログラムの内容について関連した動作と共に説明す
る。 (1)出発地及び目的地入力ルーチン プログラムが起動されたときには、制御部2は、表示部
3に対し、「出発地」及び「目的地」の入力を要求する
データ入力画面を表示する。このような入力は、キーボ
ード及びポインティングデバイスを備えた入力装置4を
通じて行うものである。
は、例えば、 …表示部3に地図画面を表示した状態で出発地の位置
(ユーザの自宅、或いは特定の施設など)をポインタに
より指示し、この状態で入力装置4を通じた確定操作
(例えばポインティングデバイスのダブルクリック、或
いはキーボードの“ENTER ”キーの操作)を行う、 …出発地の住所を入力する、 …出発地を特定できる電話番号(例えば自宅電話番
号、施設電話番号)がある場合、その電話番号を入力す
る、といった方法が考えられる。ここで、制御部3は、
の場合に必要な地図画面表示用データを情報配信セン
タ7からダウンロードすることになり、出発地の位置の
確定操作が行われたときに当該出発地の座標データを出
発地データとして記憶する。又、、の各場合、制御
部3は、出発地の住所、或いは電話番号を情報配信セン
タ7へ送信して、それらに対応した地点の座標データの
検索を当該情報配信センタ7側で実行させる。この場
合、情報配信センタ7では検索結果を制御部3へアンサ
バックするようになっており、制御部3ではアンサバッ
クされた座標データを出発地データとして記憶する。
尚、情報配信センタ7での検索の結果、該当データが存
在しない場合はその旨がアンサバックされる構成となっ
ており、これを受けた制御部3では、他の入力方法を案
内する画面を表示部3に表示することになる。
ば、 …表示部3に地図画面を表示した状態で目的地の位置
(特定の施設など)をポインタにより指示し、この状態
で入力装置4を通じた確定操作を行う、 …目的地の名称(施設名称、地点名称など)を入力す
る、 …目的地の住所を入力する、 …目的地を特定できる電話番号(例えば施設電話番
号)がある場合、その電話番号を入力する、といった方
法が考えられる。
図画面表示用データを情報配信センタ7からダウンロー
ドすることになり、目的地の位置の確定操作が行われた
ときに当該目的地の座標データを目的地データとして記
憶する。又、、、の各場合、制御部3は、目的地
の名称、或いは住所、若しくは電話番号を情報配信セン
タ7へ送信して、それらに対応した地点の座標データの
検索を当該情報配信センタ7側で実行させる。この場
合、情報配信センタ7では検索結果を制御部3へアンサ
バックするようになっており、制御部3ではアンサバッ
クされた座標データを目的地データとして記憶する。特
に、の場合、目的地のカテゴリ群(例えば「飲食
店」、「温泉」といった施設のカテゴリなど)を表示部
3に表示するステップ、表示されたカテゴリ群から目的
地に対応したカテゴリを選択して入力するステップ、そ
のカテゴリに属する目的地の名称データ群を情報配信セ
ンタ7からダウンロードするステップ、ダウンロードし
た名称データ群を表示部3に表示するステップ、表示さ
れた名称群から目的地の名称を入力するステップを順次
実行するといった構成を採用できる。この場合、目的地
のカテゴリ群は、端末装置1内の主記憶装置5に予め記
憶しておいても良いが、情報配信センタ7からダウンロ
ードする構成も可能である。尚、情報配信センタ7での
検索の結果、該当データが存在しない場合はその旨がア
ンサバックされる構成となっており、これを受けた制御
部3では、他の入力方法を案内する画面を表示部3に表
示することになる。
御部2は、表示部3に対し個人情報を含むユーザデータ
の入力画面を表示する。但し、既にユーザデータの入力
が済んでいる場合(ルート表示用データの作成が既に行
われたことがある場合)には、このユーザデータ入力ル
ーチンはジャンプされるか、若しくはユーザデータの確
認・編集画面を表示するルーチンに置き換えられる。
3に表示されるユーザデータの入力画面は、ユーザの
「性別」、「生年月日」、「趣味」、「好きな食べ
物」、「嫌いな食べ物」、「運転歴」、「家族構成」、
「会員登録情報」といった個人情報や「車両種類」など
の項目について入力するためのものである。このときの
入力方法は、メニューボックス(例えばドロップダウン
リストボックス)やラジオボタン及びチェックボックス
などを利用して選択的に入力できるユーザフレンドリな
形態を採用することが望ましい。そして、入力されたユ
ーザデータは、主記憶装置5に記憶される。ここで、
「車両種類」は、カーナビゲーション装置11を搭載し
た車両の大きさを示すデータであり、例えば、車両の
幅、長さ、高さを複数段階に区分された寸法データから
選ぶことになる。この場合、車両の寸法データと対応さ
せて、該当する寸法の車両名を参考例として表示するこ
とが望ましい。尚、この「車両種類」データは、駐車可
能な駐車場を検索するときなどに使用される。又、「会
員登録情報」は、ユーザが所持するクレジットカードの
有無及び種類、特定の契約施設などで優待サービスなど
を受けられる特典付カード(JAF会員券など)の有無
及び種類、或いは特定施設の会員券(ゴルフ会員権な
ど)の有無及び種類などを示すデータである。
ーザ(例えば車両運転者)についての一人分の個人情報
を含むユーザデータ入力することになるが、同乗者につ
いての特定の項目(「性別」、「生年月日」、「趣
味」、「好きな食べ物」、「嫌いな食べ物」、「会員登
録情報」)に対応した同乗者個人情報も入力しておくこ
とも可能である。
的地データ並びに情報配信センタ7からダウンロードし
た地図情報群に基づいて出発地から目的地までの案内ル
ートを示す経路データ及びその案内ルートの総延長を演
算する。このような経路データは、走行する道路として
幹線道路及びこれに準じた道路を利用する「推奨」経
路、最短距離となる道路を利用する「最短」経路、有料
道路を使用しない「一般道」経路、有料道路がある場合
にこれを利用する「有料道路」経路など、複数の経路デ
ータを演算する。このように演算された経路データは、
例えばユーザ側の操作により選択されたものが有効化さ
れ、その経路データに基づいた作成された案内ルートが
表示部3に表示される。
れた経路データに対応した案内ルートの総延長が予め設
定された「上限」(上限距離)以上あるときに、案内ル
ートの途中に所定範囲の休憩エリアを設定する。この場
合、「上限」の設定には、ユーザデータ入力ルーチンに
て入力された個人情報のうち、「生年月日」により示さ
れる年齢の高低や、「運転歴」などを反映して増減され
る(例えば、高齢者の場合は「上限」を相対的に短くす
る)。又、休憩エリアは、出発地から所定距離の位置を
基準とした所定範囲(例えば前後数kmの範囲)に設定
されることになるが、当該距離は、絶対的な値(例えば
出発地から一定距離の地点)としたり、或いは出発地と
目的地との間の距離を比例案分した値(例えば「出発地
及び目的地間の距離」×比例定数(例えば0.5〜0.
8)の計算により得られる値)とするなど、適宜に設定
できる。勿論、このような距離の設定にも上記個人情報
を反映させることができる。
案内ルートの総延長を参照する構成としたが、制御部3
において、経路データにより示される案内ルート上を出
発地から目的地まで移動するのに要する予想所要時間を
情報配信センタ7からダウンロードした地図情報群など
に基づいて演算し、その予想所要時間が予め設定された
上限(上限時間)以上あるか否かに基づいて休憩エリア
の設定を行っても良い。又、出発時刻も入力可能とし
て、前記予想所要時間から予想到着時刻を計算して、そ
の計算結果が例えば食事時刻の上限以上であるか否か
(予想到着時刻が上限許容時刻を過ぎているか否か)を
判断し、その判断結果に基づいて休憩エリアの設定を行
っても良い。
休憩エリア内に存在する休憩可能な施設(飲食店、道の
駅など)についての情報を、情報配信センタ7内のデー
タベース10から抽出する。図2には、このような休憩
可能施設抽出ルーチンの概略的な流れが示されている。
ンル選択画面を表示する(ステップA1)。このジャン
ル選択画面には、休憩可能施設についてのジャンル(飲
食店、宿泊施設などの区分)が表示されるもので、その
表示箇所をポインタにより指示し、この状態で入力装置
4を通じた確定操作を行うことによりジャンル選択が可
能な構成となっている。ジャンル選択画面の表示状態で
は、ジャンル選択操作が行われるまで、若しくは例えば
画面上に表示されたキャンセルアイコンを操作するとい
うキャンセル操作が行われるまで待機する(ステップA
2、A3)。
ままリターンして休憩可能施設抽出ルーチンを終了す
る。但し、この休憩可能施設抽出ルーチンは、その後に
おいても随時実行できる構成となっている。これに対し
て、ジャンル選択が行われたときには、選択されたジャ
ンルに対応した施設情報のうち、設定されている休憩エ
リア内に存在する施設情報(つまり、休憩可能施設情
報)を、情報配信センタ7側のデータベース10中の施
設情報群から検索して抽出する(ステップA4)。尚、
この抽出時において、ユーザデータ入力ルーチンにて入
力されたユーザデータ中の「車両種類」情報、つまり車
両の大きさを示す情報に基づいて、該当施設に付設の駐
車場に入庫不可能な場合には、その施設を抽出対象から
除外するという処理も可能である。
否か、つまり休憩エリア内に利用可能施設があるか否か
を判断する(ステップA5)。利用可能施設がある場合
には、抽出された休憩可能施設情報に優先順位を付与す
る(ステップA6)。但し、このステップA6は、休憩
可能施設情報が複数抽出された場合に行われるものであ
ることは勿論である。
先順位の付与時において、ユーザデータ入力ルーチンに
て入力された個人情報のうちの「好きな食べ物」及び
「嫌いな食べ物」を反映させるように設定されている。
即ち、抽出された休憩可能施設情報中に「好きな食べ
物」を提供する飲食店がある場合には、これの優先順位
を上位とし、「嫌いな食べ物」が主として提供される飲
食店がある場合には、これの優先順位を下位とする。
て、抽出された休憩可能施設情報を優先順に表示するた
めの検索結果表示処理ルーチンA7を実行する。このル
ーチンA7では、例えば図3に概略的に示すような形態
の抽出結果画面を表示する。この図3において、抽出結
果画面中には、「休憩可能施設」のタイトルa、「好き
な食べ物優先」アイコンb、「距離優先」アイコンc、
「優待サービス優先」アイコンd、「実行」アイコン
e、「キャンセル」アイコンf、抽出された施設情報を
表示するための情報表示ボックスg、施設選択用の複数
のチェックボックスhが表示される。情報表示ボックス
gには、抽出された施設についての「施設名」、「ジャ
ンル」、「出発地からの距離」、「優待サービスの有無
・内容」、「施設の特徴」が項分け表示されるもので、
付与された優先順位が高い施設情報が上位に位置され
る。この場合、「好きな食べ物優先」アイコンb、「距
離優先」アイコンc、「優待サービス優先」アイコンd
は、そのうちの一つ(初期状態では「好きな食べ物優
先」アイコンb)が例えば反転表示状態とされて、現在
において情報表示ボックスgに表示中のデータが「好き
な食べ物」を優先させたものであることを報知するよう
になっている。
「距離優先」アイコンcが操作されたときに、抽出施設
情報に対し出発地からの距離順に優先順位を施すと共
に、情報表示ボックスg中の施設情報を優先順に並べ変
える。又、「優待サービス優先」アイコンdが操作され
たときに、ユーザデータ入力ルーチンにて入力された個
人情報のうちの「会員登録情報」に基づいて優待サービ
スなどを受けられる施設の有無を判断し、該当する施設
がある場合にはこれを上位の優先順位とすると共に、情
報表示ボックスg中の施設情報を優先順に並べ変える。
尚、同乗者の個人情報があるときには、この個人情報
(例えば幼児の有無を示す「生年月日」情報)を、休憩
可能施設情報の優先順位の付与時に反映させ得る構成と
しても良い(例えば幼児向きのメニューの有無を優先順
位の判断材料とするなど)。つまり、このようにするこ
とによって、同乗者に適した施設を容易に探すことがで
きるようになる。
設を抽出する際に、ユーザ側が選択的に入力した施設情
報の具体的内容(例えば駐車場の大小、お勧めイベント
の有無など)を反映させる構成とし、抽出結果画面中の
情報表示ボックスgに、抽出に際して反映させた施設内
容(抽出理由)を表示(通知)できるプログラムとして
も良い。これにより、優待サービスにより優遇される施
設などを表示できるようになる。又、施設情報の詳細な
内容を、画面上での選択操作(例えば情報表示ボックス
g内の項目のダブルクリック)に応じてウインドウ表示
できるプログラムとしても良い。
では、施設情報の選択操作が行われるまで(チェックボ
ックスhにチェックを入れた上で「実行」アイコンeが
操作されるまで)、若しくは「キャンセル」アイコンf
を操作するというキャンセル操作が行われるまで待機す
る(ステップA8、A9)。キャンセル操作が行われた
ときには、ジャンル選択画面表示ステップA1へ戻って
表示部3にジャンル選択画面を表示することになる。そ
して、この表示状態で再度キャンセル操作が行われたと
き(ステップA3で「YES」)には、そのままリター
ンして休憩可能施設抽出ルーチンを終了する。
きには、選択された休憩可能施設情報(施設の位置情報
を含む)を、前記経路演算ルーチンで演算した経路デー
タに対応付けると共に、このような経路データ及び休憩
可能施設情報をルート表示用データとして記憶媒体6a
に記憶し(ステップA10)、この後にリターンする。
尚、本実施例では、複数の休憩可能施設情報を同時に選
択できる構成としている。
した結果、利用可能施設がなかった場合(ステップA5
で「NO」)には、表示部3に対して、ジャンル又は休
憩エリア変更画面を表示する(ステップA11)。この
画面には、休憩可能施設の検索対象を他のジャンルに変
更するためのメニューウインドウと、休憩エリアの位置
を案内ルートの前後(或いは、案内ルートを外れた位
置)へ移動するためのメニューウインドウが表示され
る。これにより、ジャンルや休憩エリアの変更操作を行
い得る構成となっている。ジャンル又は休憩エリア変更
画面の表示状態では、ジャンル変更操作及び休憩エリア
変更操作の何れかが行われるまで、若しくは例えば画面
上に表示されたキャンセルアイコンを操作するというキ
ャンセル操作が行われるまで待機する(ステップA1
2、A13、A14)。
ままリターンして休憩可能施設抽出ルーチンを終了す
る。ジャンル変更操作が行われたときには、施設検索・
抽出ステップA4へ移行して、変更後のジャンルに対応
した施設情報の検索を前述同様に行う。又、休憩エリア
変更操作が行われたときには、ジャンル選択画面表示ス
テップA1へ移行して、変更後の休憩エリア内に存在す
る施設の検索が可能な状態を呈する。尚、休憩エリア変
更操作は、例えば地図画面に表示された案内ルートの任
意地点をポインタにより指示したり、任意地点の住所を
入力するなどの操作により行うことができる。
チンの実行に応じて、ユーザの希望通りの案内ルートに
対応したルート表示用データを作成できるものであり、
このルート表示用データは、端末装置1内の補助記憶装
置6に装着された記憶媒体6aに記憶される。カーナビ
ゲーション装置11側では、記憶媒体6aをカーナビユ
ニット12が有するスロットに挿入することにより、上
述のように作成されたルート表示用データに対応した案
内ルートを表示装置4上に表示できるようになる。
した。この図4の例では、出発地から目的地までの案内
ルートRが表示されると共に、その案内ルートRに設定
された休憩エリアが表示され、その休憩エリア中に、選
択された施設の位置がアイコンEにより表示されると共
に、アイコンEと対応付けた状態で施設名が表示され
る。
ーション装置用データ作成システム及びプログラムによ
れば、目的地までの案内ルートを表示するのに必要な経
路データを含むルート表示用データを任意に作成できる
と共に、そのルート表示用データを、カーナビゲーショ
ン装置11へ装着可能な記憶媒体6aに記憶できる。従
って、カーナビゲーション装置11側では、その表示装
置14に対して、ルート表示用データにより示される案
内ルートを表示できるようになる。又、このようなルー
ト表示用データを作成する際には、そのデータに対応し
た案内ルートの総延長及び/又は当該案内ルート上を出
発地から目的地まで移動するのに要する予想所要時間が
演算され、演算により得られた案内ルートの総延長が予
め設定された上限距離以上あるとき及び/又は演算より
得られた予想所要時間が予め設定された上限時間以上あ
るときに、案内ルートの途中に休憩エリアが自動的に設
定される。さらに、このように休憩エリアが設定された
ときには、その休憩エリア内に存在する休憩可能施設情
報が情報配信センタ7側のデータベース10に記憶され
た施設情報群から抽出されると共に、その抽出情報の中
からユーザが選択した休憩可能施設情報が、ルート表示
用データ中の経路データに対応付けられる。従って、ル
ート表示用データに基づいた案内ルート中での休憩可能
施設の設定を自動的に行うことができ、結果的にデータ
作成時の操作性が向上するようになる。
動的に設定する際には、予め入力されたユーザデータ中
の個人情報を反映させる構成となっている。このため、
休憩可能施設としてユーザの好みや年齢などに合ったも
のを自動設定可能になる。
な地図情報群及び施設情報群は、本実施例によるデータ
作成システムの外部に設置されたデータベース10から
取得する構成となっているから、膨大なデータをシステ
ム内に用意しておく必要がなくなる。このため、システ
ムの簡略化を実現できる。又、一般的に、情報配信セン
タ7側では、データベース中の地図情報群及び施設情報
群を最新のものに定期的に更新するのが通常と考えられ
るから、ルート表示用データを最新の情報に基づいて作
成可能となり、そのルート表示用データの信頼性が高く
なる。
ものではなく、次のような変形又は拡張が可能である。
データベース10に記憶された設情報群から任意の施設
情報を抽出して、その施設情報を経路演算ルーチンで算
出された経路データに対応付ける構成としても良い。こ
の構成によれば、最終的に記憶媒体6aに記憶されるル
ート表示用データ中に、休憩可能施設抽出ルーチンで抽
出された休憩エリア内の施設以外に、ユーザが選択した
施設情報を含んだ状態とすることができるから、実用性
に富んだルート表示用データを作成できる。ルート表示
用データの作成を端末装置1において行う構成とした
が、そのルート表示用データ作成のためのプログラムを
カーナビゲーション装置11内のカーナビユニット12
に記憶しておき、そのカーナビゲーション装置11にお
いてルート表示用データを作成できる構成としても良
い。この場合には、案内ルートの出発地を位置検出器1
3の出力が示す現在位置とすれば、出発地についてのデ
ータを入力する操作が不要になる。
タの作成に必要な地図情報群及び施設情報群の双方を取
得する構成としたが、少なくとも一方を取得する構成の
プログラムであっても良い。端末装置1で作成したルー
ト表示用データをカーナビゲーション装置11へ移すた
めに記憶媒体6aを利用したが、例えば、作成されたル
ート表示用データを主記憶装置5に記憶すると共に、そ
のデータを無線通信手段や有線通信手段を通じてカーナ
ビゲーション装置11へ転送する構成としても良い。目
的地周辺の宿泊施設についての施設情報を、休憩エリア
での休憩可能施設の施設情報と同様の手法により選択で
きるように構成し、その宿泊施設情報をルート表示用デ
ータ中に含ませる処理を行うプログラムとしても良い。
この場合において、宿泊施設を抽出する際にユーザ側で
選択入力された施設情報(優待サービスの有無など)を
反映させると共に、その抽出内容を通知するというプロ
グラム、つまり目的地の宿泊施設を施設情報をキーワー
ドとして検索できるプログラムとすることができる。出
発地から目的地までの案内ルートを設定する際に、ユー
ザが選択した有料道路或いは特定の道路などを通過する
ように設定し、その設定内容をルート表示用データ中に
含ませる処理を行うプログラムとしても良い。又、演算
された案内ルート自体をユーザが満足できないときは、
出発地から目的地までの経路の中間点を指定して案内ル
ートを変更できる構成のプログラムとしても良い。経路
データ及び休憩可能施設情報をルート表示用データとし
て記憶媒体6aに記憶する構成としたが、このような記
憶は必要に応じて行えば良い。カーナビゲーション装置
1のためのルート表示用データに限らず、歩行者用のナ
ビ装置のためのルート表示用データの作成に利用しても
良い。
記憶制御手段)、3は表示部、6は補助記憶装置、6a
は記憶媒体、7は情報配信センタ、10はデータベー
ス、11はカーナビゲーション装置、12はカーナビユ
ニット、13は位置検出器、14は表示装置を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 地図画面表示用の表示装置を備えたナビ
ゲーション装置のためのシステムであって、位置検出器
出力により示される現在位置又は操作入力された出発地
から操作入力された目的地までの案内ルートを前記表示
装置に表示するのに必要なルート表示用データを作成す
るためのナビゲーション装置用データ作成システムにお
いて、 前記案内ルートを示す経路データと、その案内ルートの
総延長及び/又は当該案内ルート上を出発地から目的地
まで移動するのに要する予想所要時間或いは到着予想時
刻とを、別途に記憶された地図情報群を利用して演算す
ると共に、演算により得られた案内ルートの総延長が予
め設定された上限以上あるとき及び/又は演算より得ら
れた予想所要時間或いは到着予想時刻が予め設定された
上限以上あるときに、案内ルートの途中に休憩エリアを
設定する経路演算手段と、 この経路演算手段が前記休憩エリアを設定したときにそ
の休憩エリア内に存在する休憩可能施設情報を別途に記
憶された施設情報群から抽出して前記経路データに対応
付ける抽出手段と、 前記経路演算手段による演算データ並びに前記抽出手段
による抽出データを前記ルート表示用データとして記憶
媒体に記憶させる記憶制御手段とを備えたことを特徴と
するナビゲーション装置用データ作成システム。 - 【請求項2】 前記地図情報群及び施設情報群の少なく
とも一方は、外部に設置されたデータベース中に記憶さ
れ、このデータベースに対し通信手段を介してアクセス
して必要な情報をダウンロードすることを特徴とする請
求項1記載のナビゲーション装置用データ作成システ
ム。 - 【請求項3】 前記抽出手段は、前記施設情報群から任
意の施設情報を抽出して前記経路データに対応付けるこ
とが可能な構成とされていることを特徴とする請求項1
又は2記載のナビゲーション装置用データ作成システ
ム。 - 【請求項4】 地図画面表示用の表示装置を備えたナビ
ゲーション装置のためのシステムであって、位置検出器
出力により示される現在位置又は操作入力された出発地
から操作入力された目的地までの案内ルートを前記表示
装置に表示するのに必要なルート表示用データを作成す
るためのナビゲーション装置用データ作成システムにお
いて、 前記案内ルートを示す経路データと、その案内ルートの
総延長及び/又は当該案内ルート上を出発地から目的地
まで移動するのに要する予想所要時間或いは到着予想時
刻とを、別途に記憶された地図情報群を利用して演算す
ると共に、演算により得られた案内ルートの総延長が予
め設定された上限以上あるとき及び/又は演算より得ら
れた予想所要時間或いは到着予想時刻が予め設定された
上限以上あるときに、案内ルートの途中に休憩エリアを
設定する経路演算手段と、 この経路演算手段が前記休憩エリアを設定したときにそ
の休憩エリア内に存在する休憩可能施設情報を別途に記
憶された施設情報群から抽出して前記経路データに対応
付ける抽出手段とを備え、 前記抽出手段は、個人情報を含む少なくとも一人分のユ
ーザデータを入力可能に設けられ、施設情報の抽出時に
前記ユーザデータ中の個人情報或いはユーザ側で選択入
力された施設情報を反映させると共に、その抽出内容を
通知することを特徴とするナビゲーション装置用データ
作成システム。 - 【請求項5】 コンピュータに、 操作入力された出発地及び目的地間の案内ルートを地図
画面用の表示装置に表示するための経路データを、別途
に記憶された地図情報群を利用して演算する機能、 前記案内ルートの総延長及び/又は当該案内ルート上を
出発地から目的地まで移動するのに要する予想所要時間
或いは到着予想時刻を別途に記憶された地図情報群を利
用して演算する機能、 演算により得られた案内ルートの総延長が予め設定され
た上限以上あるとき又は演算より得られた予想所要時間
或いは到着予想時刻が予め設定された上限以上あるとき
に、案内ルートの途中に休憩エリアを設定する機能、 前記休憩エリアが設定されたときにその休憩エリア内に
存在する休憩可能施設情報を別途に記憶された施設情報
群から抽出して前記経路データに対応付ける機能、 前記各機能により得られた経路データ、案内ルートの総
延長及び/又は予想所要時間或いは到着予想時刻を示す
データ、休憩エリアを示すデータ及び休憩可能施設情報
を、前記案内ルートを前記表示装置に表示するのに必要
なルート表示用データとして記憶媒体に記憶させる機
能、を実現させるためのプログラム。 - 【請求項6】 前記地図情報群及び施設情報群の少なく
とも一方が記憶された外部データベースに通信手段を介
してアクセスする機能と、 そのアクセスに応じて前記データベースから必要な情報
をダウンロードする機能とが付加されていることを特徴
とする請求項5記載のプログラム。 - 【請求項7】 前記施設情報群から任意の施設情報を抽
出して前記経路データに対応付けることが可能な機能が
付加されていることを特徴とする請求項5又は6記載の
プログラム。 - 【請求項8】 コンピュータに、 操作入力された出発地及び目的地間の案内ルートを地図
画面用の表示装置に表示するための経路データを、別途
に記憶された地図情報群を利用して演算する機能、 前記案内ルートの総延長及び/又は当該案内ルート上を
出発地から目的地まで移動するのに要する予想所要時間
或いは到着予想時刻を別途に記憶された地図情報群を利
用して演算する機能、 演算により得られた案内ルートの総延長が予め設定され
た上限以上あるとき又は演算より得られた予想所要時間
或いは到着予想時刻が予め設定された上限以上あるとき
に、案内ルートの途中に休憩エリアを設定する機能、 前記休憩エリアが設定されたときにその休憩エリア内に
存在する休憩可能施設情報を別途に記憶された施設情報
群から抽出して前記経路データに対応付ける機能、 前記休憩エリア内に存在する休憩可能施設情報の抽出時
に、予め入力された個人情報或いはユーザ側で選択入力
された施設情報を反映させると共に、その内容を通知す
る機能、を実現させるためのプログラム。
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JP2001385960A JP4039053B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | ナビゲーション装置用案内ルート作成システム及びプログラム |
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