JP4694895B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン、ホイルローダ、ブルドーザ、ロードローラ等として好適に用いられる建設機械に関し、特に車両のメンテナンス情報を表示する表示装置を搭載した建設機械に関する。
一般に、例えば油圧ショベル、油圧クレーン、ホイルローダ、ブルドーザ、ロードローラ等の建設機械には、使用頻度、耐久性等が異なる各種の部品が搭載されており、これらの部品は、所定の時間が経過する毎に部品の交換、補充等のメンテナンスを行うのが好ましい。このため、建設機械には、各部品のメンテナンス情報を表示する表示装置が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−327467号公報
この種の従来技術による建設機械は、運転席に着座したオペレータによって操作される作業装置が設けられた自走可能な車体と、前記運転席の近傍に設けられ、前記車体に搭載された部品がメンテナンス時期(例えば部品の交換、補充等を推奨される時期)に達したときに当該部品の情報を表示する表示装置とによって構成されている。
ここで、建設機械は、例えば車両の稼働時間を累積的に計測するアワメータを備えており、このアワメータの計測時間を基準として各部品のメンテナンス時期を検出する。このように、メンテナンス時期を管理する部品としては、例えばエンジンオイル、作動油、エンジンオイルフィルタ、作動油フィルタ、燃料フィルタ等があり、その他の消耗部品等が含まれることもある。
そして、表示装置は、例えば車両のキースイッチがON(閉成)されたときに作動を開始し、各部品がメンテナンス時期に達しているか否かを判定する。この判定処理は、個々の部品について実行され、交換、補充等の必要な部品が存在する場合には、表示装置の画面にアイコンを表示する。これにより、オペレータは、車両のキースイッチをOFF(開成)する前であれば、アイコンの表示内容を確認できるようになっている。
ところで、上述した従来技術の建設機械には、車両に搭載されたエンジン、油圧ポンプ、等の主要な機器に異常が生じたり、ラジエータのオーバヒート、オルタネータの発電停止等が生じた場合等に、早急な対処が必要であることを警告する警告ランプ等が設けられている。
これに対し、メンテナンス時期に達した部品の情報(例えば、エンジンオイルの交換時期、作動油の残量の減少等)は、緊急度が高い警告ランプとは異なり、比較的早期のメンテナンスを推奨するだけの緊急度が低い情報として管理されている。
このように、メンテナンスを推奨するアイコン等の情報は、例えば故障表示を行う警告ランプ等と違って緊急度が低いものであるから、車両を運転しようとするオペレータにとって必ずしも必要ではない。むしろ、例えば停車後にメンテナンス作業を行う場合や、その作業箇所を整備担当者に伝言する場合等を考慮すると、車両を停止する直前等にアイコンを確認したいことが多い。
しかし、従来技術の表示装置では、車両のキースイッチがON状態のときに、メンテナンス用のアイコンを表示する構成としている。このため、オペレータは、例えば車両の運転を終えてキースイッチをOFFしたときに、アイコンの表示内容を思い出せないことがあり、特に長時間の運転や忙しい作業等の後では、アイコンの存在自体を忘れていることが多いため、メンテナンス作業や作業箇所の伝言等が疎かになり易いという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、車両の運転を終えるときにメンテナンスが必要な部品を確実に把握でき、部品の交換、補充等のメンテナンスを円滑に行うことができるようにした建設機械を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、運転席に着座したオペレータによって操作される作業装置が設けられた自走可能な車体と、前記運転席の近傍に設けられ前記車体に搭載された部品がメンテナンス時期に達したときに当該部品の情報を表示する表示装置とを備えている建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記表示装置は、前記車体のキースイッチが閉成し、前記車体が運転状態にあるときに前記部品のいずれかがメンテナンス時期に達すると、当該部品の情報をアイコンとして表示し、この状態で前記車体のキースイッチが開成し、前記車体の運転状態が停止すると、通知手段を用いて通知音または音声を発生すると共に必要な時間が経過するまで前記アイコンの表示を継続した後、電源を遮断する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、車両のオペレータがキースイッチを開成し、作業を終了したときには、メンテナンス時期に達した部品の情報をアイコンとして表示装置に表示させることができ、この表示を、メンテナンス時期を伝えるために必要な一定の時間にわたって継続することができる。これにより、オペレータは、建設機械の運転中に部品のメンテナンス時期が近いことを忘れていたとしても、例えば作業を終えたり、車両を停止したとき等の適切なタイミングで当該部品の情報を確実に把握することができる。このため、オペレータは、例えば停車後にメンテナンス作業を行う場合や、メンテナンスに関連した情報をリース会社の整備担当者等に連絡する場合でも、これらの行動を部品情報の記憶が明確なうちに行うことができる。従って、記憶違いや失念等によって車両の整備が疎かになるのを防止でき、部品の交換、補充等のメンテナンスを円滑に行うことができる。
また、請求項の発明によれば、キースイッチが開成された後だけでなく、キースイッチが閉成されているときにも、メンテナンス時期に達した部品の情報をアイコンとして表示する。これにより、オペレータは、車両の運転中であっても、必要に応じて自由に部品の情報を確認でき、表示装置をより使い易くすることができる。
また、請求項の発明によれば、車体のキースイッチが閉成し、車体が運転状態にあるときには、メンテナンス時期に達した部品の情報をアイコンとして表示するものの、通知音または音声は発生しない。これに対し、車体のキースイッチが開成し、車体の運転状態が停止すると、通知手段を用いて通知音または音声を発生すると共に必要な時間が経過するまでアイコンを表示する構成とした。このため、例えば部品の交換、補充等が必要な場合には、オペレータが車両のキースイッチを開成したときに、ブザー、チャイム等の通知音を鳴らしたり、音声によって部品名を読上げることができる。これにより、例えば長時間の運転や忙しい作業等の後であっても、オペレータに部品の情報を確実に気付かせることができ、メンテナンス性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態による建設機械について、添付図面を参照して詳細に説明する。
ここで、図1ないし図6は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、建設機械として油圧ショベルを例に挙げて述べる。
図中、1は油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され、下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられ、土砂等の掘削作業を行う作業装置4とによって大略構成されている。
ここで、上部旋回体3の旋回フレーム3Aには、その前側に位置するキャブ5と、該キャブ5の後側で旋回フレーム3Aに搭載された各種の機器を覆う建屋カバー6と、旋回フレーム3Aの後端に位置するカウンタウェイト7とが設けられている。この場合、建屋カバー6内には、例えばエンジン、油圧ポンプ、燃料タンク、作動油タンク等の機器(何れも図示せず)が収容されると共に、これらの機器に付設されたエンジンオイルフィルタ、燃料フィルタ、作動油フィルタ等が配置されている。
また、キャブ5内にはオペレータが着座する運転席5Aが設けられ、該運転席5Aの近傍には、車両の電源を投入,遮断するキースイッチ8(図4参照)と、オペレータによって操作される各種の操作機器(図示せず)と、後述の表示装置11とが設けられている。さらに、油圧ショベル1には、エンジンの動力を用いて発電を行うオルタネータ9と、車両の運転状態を検出する各種のセンサ10とが設けられている。
そして、オペレータがキースイッチ8をON(閉成)したときには、バッテリ等の電源から車両の電気系統に通電が行われ、電気系統が使用可能な状態となる。この状態で、スタータモータ等を用いてエンジンを始動させると、エンジンによって駆動される油圧ポンプから作動油(圧油)が吐出される。そして、この圧油は、オペレータが各操作機器を操作することにより、車両に搭載された各種のアクチュエータに給排される。
これにより、オペレータは、油圧ショベル1を走行させたり、上部旋回体3を旋回させることができ、また作業装置4を作動させることによって土砂等の掘削作業を行うことができる。そして、油圧ショベル1による作業が済んだときには、キースイッチ8をOFF(開成)することにより、車両の電気系統を電源から遮断することができる。
11はキャブ5内で運転席5Aの近傍に設けられた表示装置を示し、この表示装置11は、例えば車両の運転状態に関連した情報(運転情報)や各種の警告等を表示する。また、表示装置11は、図2、図3に示す如く、車両に搭載された各種の部品がメンテナンス時期に達したときに、後述のアイコン21〜25を表示する。
ここで、メンテナンス時期とは、例えば部品の使用時間や消耗の程度等を考慮して交換、補充等のメンテナンスを行うことが推奨される時期である。また、本実施の形態では、メンテナンス時期を管理する部品(以下、メンテナンス対象部品という)の一例として、エンジンオイル、作動油、エンジンオイルフィルタ、作動油フィルタ、燃料フィルタ等を例に挙げて説明するものとする。
また、表示装置11は、図4に示す如く、後述のキー信号検出部12、演算処理部13、記憶回路14、表示制御部15、通知音制御部16、画面部17によって大略構成されている。そして、表示装置11は、図5、図6に示す制御処理を行うことにより、メンテナンス時期に達した部品の情報をアイコン21〜25によって表示する。
この場合、アイコン21〜25の表示は、車両のキースイッチ8が閉成されている間、及びキースイッチ8が開成されて作業が停止してから例えば10秒程度の設定時間t0が経過するまでの間にわたって行われる。ここで、設定時間t0とは、オペレータにメンテナンス時期の情報を伝え、この情報をオペレータが把握するのに十分な時間として設定されている。そして、表示装置11は、設定時間t0が経過した後に自らの電源をOFF(遮断)する構成となっている。
12はキースイッチ8に接続されたキー信号検出部で、該キー信号検出部12には、図4に示す如く、キースイッチ8から当該スイッチの開,閉状態に応じたキー信号が入力される。これにより、キー信号検出部12は、キースイッチ8の開,閉状態を検出し、演算処理部13に検出信号を出力する。
13は例えばCPU(中央演算処理装置)等により構成された演算処理部で、該演算処理部13の入力側には、オルタネータ9、各種のセンサ10、キー信号検出部12等が接続され、演算処理部13の出力側には、表示制御部15、通知音制御部16等が接続されている。そして、演算処理部13は、各種のセンサ10から入力される信号を用いて、例えば車両の運転情報や各種の警告表示等に関連した演算処理を行う。
また、演算処理部13は、オルタネータ9から作動信号が入力されている間のみ、後述するアワメータ20の時間値Hを加算し、この時間値Hを基準として各部品がメンテナンス時期に達したか否かを部品毎に判定する判定部を構成している。そして、演算処理部13は、例えば車両の運転情報やメンテナンスが必要な部品の情報を、制御信号として表示制御部15と通知音制御部16とに出力する。
14は演算処理部13との間でデータの入出力を行う記憶回路で、該記憶回路14は、例えば非通電状態でも記憶データが保持される不揮発性のメモリ(RAM、EEPROM)等によって構成されている。
ここで、例えばエンジンオイル、作動油、エンジンオイルフィルタ、作動油フィルタ、燃料フィルタ等からなるN個のメンテナンス対象部品を1番目、2番目、3番目、…、N番目の部品としたときに、記憶回路14には、個々のメンテナンス対象部品に対して前回の交換、補充等が実施された時期を表す複数の前回整備時期T(n)が書換可能に記憶されている(n=1,2,3,…,N)。
また、個々のメンテナンス対象部品には、部品の交換、補充等を行うのに適切な時間間隔が予め設定されており、これらの時間間隔は、複数の整備間隔D(n)として記憶回路14に記憶されている。即ち、例えば1000時間毎に交換することが望ましい作動油フィルタが4番目のメンテナンス対象部品である場合を例に挙げると、記憶回路14には、整備間隔D(4)=1000と設定したデータが記憶されている。さらに、記憶回路14には、後述の通知フラグF(n)も記憶されている。
そして、演算処理部13は、記憶回路14のデータを用いることにより、ある部品がメンテナンス時期に達したか否かを次のように判定する。まず、アワメータ20の現在の時間値Hから当該部品の前回整備時期T(n)を減算し、この部品の交換、補充後に経過した経過時間(H−T(n))を算出する。次に、この経過時間と部品の整備間隔D(n)とを比較することにより、例えば経過時間(H−T(n))が整備間隔D(n)を超えているときには、この部品がメンテナンス時期に達していると判定することができる。
15は演算処理部13の出力側に接続された表示制御部で、該表示制御部15は、演算処理部13と協働して画面部17の表示内容を制御するものである。そして、表示制御部15は、演算処理部13から入力される制御信号に応じて車両の運転情報を表示したり、メンテナンス対象部品のアイコン21〜25を表示する。
16は演算処理部13の出力側に接続された通知音制御部で、該通知音制御部16は、演算処理部13から入力される制御信号に応じて後述の通知音発生装置26を制御し、これによって通知音を発生させるものである。
17は各種の情報が表示される画面部で、該画面部17は、例えば車両の運転状態やオペレータの操作等に応じて表示内容が切換えられるモニタとして構成され、図2に示す如く、例えば燃料の残量を表示する燃料計18、エンジン冷却水の温度を表示する水温計19等と共に表示装置11の前面に配置されている。
そして、画面部17には、例えば車両の稼動時間を計測、表示するアワメータ20、アイコン21〜25等が表示される。また、画面部17には、例えばオペレータが特定の画面切換操作等を行うことにより、他の各種の運転情報(例えば、作動油の温度を示す油温計等)が表示される構成となっている。なお、図2は、全てのアイコン21〜25の配置を図示したものであり、通常の作動状態では、図3に示す如く、メンテナンス時期に達した部品のアイコンだけが表示され、他のアイコンは非表示状態に保持される。
21は画面部17に表示可能となったエンジンオイル用のアイコンで、このアイコン21は、エンジンオイルがメンテナンス時期に達したときに表示され、この状態をオペレータに通知することにより、例えばエンジンオイルの交換、補充等を推奨する。また、22,23,24,25は、それぞれ作動油、エンジンオイルフィルタ、作動油フィルタ、燃料フィルタがメンテナンス時期に達したことを通知するアイコンを示している。
26は例えばブザー、チャイム等によって構成された通知手段としての通知音発生装置で、この通知音発生装置26は、通知音制御部16によって駆動される。そして、通知音発生装置26は、メンテナンス時期に達した部品が存在するときに、キースイッチ8が開成されてから一定の時間(例えば、設定時間t0と同じ時間)だけ通知音を発生し、メンテナンスの必要な部品が存在することを音によってオペレータに通知するものである。
一方、27は表示装置11の演算処理部13に付設された更新ボタンで、該更新ボタン27は、例えばメンテナンス対象部品の交換、補充等が済んだときに操作されるものである。この場合、ある部品のメンテナンスが済んだときには、例えば当該部品を指定する特定の操作等を行った状態で更新ボタン27を操作すると、指定された部品の前回整備時期T(n)のデータがアワメータ20の現在の時間値Hによって書換えられる。
本実施の形態による油圧ショベル1の表示装置11は上述の如き構成を有するもので、次に図5を参照しつつ、その制御処理について説明する。
まず、ステップ1では、キー信号検出部12の検出結果を用いてキースイッチ8が閉成されているか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ2,3でアワメータの加算処理を行う。なお、この加算処理は、図5の制御処理と並列に実行される他の処理によって独立に行うこともできる。
そして、ステップ2では、オルタネータが作動中であるか否か、即ちエンジンが運転状態であるか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ3でアワメータ20の時間値Hを加算し、後述のステップ4に移る。
また、ステップ2で「NO」と判定したときには、ステップ3を行うことなく、ステップ4に移る。そして、ステップ4では、全てのメンテナンス対象部品について後述のメンテナンス時期判定処理を実行した後に、ステップ1に戻り、キースイッチ8が開成されるまでステップ1〜4の処理を繰返す。
一方、ステップ1で「NO」と判定したときには、オペレータによってキースイッチ8が開成されたので、ステップ5では、全てのメンテナンス対象部品の通知フラグF(n)を読込む(n=1,2,3,…,N)。この通知フラグF(n)とは、例えば個々のメンテナンス対象部品に対応して記憶回路14にそれぞれ記憶、保持されているもので、後述のメンテナンス時期判定処理において、個々の部品がメンテナンス時期に達しているか否かを判定したときに、判定結果に応じて「0」または「1」に設定される。
そして、ステップ6では、全ての通知フラグF(n)のうち何れかのフラグが「1」に設定されているか否かを判定し、「YES」と判定したときには、メンテナンス時期に達した部品が存在するので、後述のステップ7以降でオペレータへの通知動作を行う。また、ステップ6で「NO」と判定したときには、後述のステップ13で終了する。
次に、ステップ7では、タイマtを零からスタートし、通知時間の計測を開始する。そして、ステップ8では、表示装置11のアイコン21〜25のうち通知フラグF(n)が「1」となっているn番目のアイコン、即ちメンテナンス時期に達した部品のアイコンを画面部17に表示する。また、ステップ9では、通知音発生装置26を作動させることにより、オペレータに向けて通知音を発生する。
次に、ステップ10では、例えば記憶回路14内に予め記憶された設定時間t0に対して、タイマtの値が設定時間t0を超えたか否かを判定する。そして、ステップ10で「YES」と判定したときには、オペレータがアイコン21〜25を見てメンテナンス時期の情報を把握するのに十分な設定時間t0が経過したので、ステップ11では、アイコン21〜25の表示を終了し、ステップ12で通知音を停止した後に、ステップ13で終了する。また、ステップ10で「NO」と判定したときには、設定時間t0が経過するまでステップ1,5〜10を繰返す。
次に、図6を参照しつつ、個々のメンテナンス対象部品毎に行うメンテナンス時期判定処理について説明する。
まず、ステップ21では、n番目のメンテナンス対象部品の前回整備時期T(n)と、整備間隔D(n)とを記憶回路14から読込む。
そして、ステップ22では、n番目の部品について更新ボタン27が操作されたか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ23で前回整備時期T(n)をアワメータ20の現在の時間値Hによって書換えた後に、ステップ24に移る。また、ステップ22で「NO」と判定したときには、ステップ23を行うことなく、ステップ24に移る。
次に、ステップ24では、アワメータ20の現在の時間値Hと、前回整備時期T(n)とを用いて、この部品を交換、補充した後に経過した経過時間(H−T(n))を算出し、経過時間(H−T(n))が整備間隔D(n)を超えているか否かを判定する。
そして、ステップ24で「YES」と判定したときには、n番目の部品がメンテナンス時期に達している。このため、ステップ25では、n番目の通知フラグF(n)を「1」に設定し、ステップ26では、アイコン21〜25のうち当該部品に対応するn番目のアイコンを表示した後に、後述のステップ29に移る。
また、ステップ24で「NO」と判定したときには、ステップ27でn番目の通知フラグF(n)を「0」にクリアし、ステップ28では、当該部品のアイコンを非表示とした後に、ステップ29に移る。
次に、ステップ29では、全てのメンテナンス対象部品について判定処理が済んだか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ30でリターンする。また、ステップ29で「NO」と判定したときには、全部品の判定処理が済むまでステップ21〜30を繰返す。
このように、油圧ショベル1のキースイッチ8を閉成し、車両を運転しているときには、何れかの部品がメンテナンス時期に達すると、図3に示す如く、当該部品のメンテナンスを推奨するためにアイコン21〜25の何れかが表示される。
この状態で、車両の運転が終了し、オペレータがキースイッチ8を開成すると、通知音発生装置26によってオペレータの注意をひく通知音が発生されると共に、運転中に表示されていたアイコンの表示が所定の設定時間t0だけ継続され、その後に表示装置11の電源が遮断される。これにより、オペレータは、運転終了時にアイコンの表示を再認識することができる。
かくして、本実施の形態によれば、表示装置11は、キー信号検出部12によってキースイッチ8の開,閉状態を検出することにより、メンテナンス時期に達した部品の情報をキースイッチ8が閉成されている間、及びキースイッチ8が開成されてから設定時間t0が経過するまで表示する構成としている。
これにより、車両のオペレータがキースイッチ8を開成し、作業を終了したときには、メンテナンス時期に達した部品の情報を表示装置11に表示させることができ、この表示を、オペレータがアイコン21〜25を見てメンテナンス時期を把握するのに必要な設定時間t0にわたって継続することができる。このため、オペレータは、建設機械の運転中に部品のメンテナンス時期のことを忘れていたとしても、例えば作業を終えたり、車両を停止したとき等の適切なタイミングで当該部品の情報を確実に把握することができる。
従って、オペレータは、例えば停車後にメンテナンス作業を行う場合や、メンテナンスに関連した情報をリース会社の整備担当者等に連絡する場合でも、これらの行動を部品情報の記憶が明確なうちに行うことができる。これにより、記憶違いや失念等によって車両の整備が疎かになるのを防止でき、部品の交換、補充等のメンテナンスを円滑に行うことができる。
また、本実施の形態では、キースイッチ8が開成された後だけでなく、キースイッチ8が閉成されているときにも、メンテナンス時期に達した部品の情報を表示することができる。これにより、オペレータは、車両の運転中であっても、必要に応じて自由に部品の情報を確認でき、表示装置11をより使い易くすることができる。
また、通知音発生装置26を用いるようにしたので、例えば部品の交換、補充等が必要な場合には、オペレータが車両のキースイッチ8を開成したときに、ブザー、チャイム等の通知音を鳴らすことができる。これにより、例えば長時間の運転や忙しい作業等の後であっても、オペレータに部品の情報を確実に気付かせることができ、メンテナンス性を高めることができる。
次に、図7は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、メンテナンス時期に達した部品が存在するときに、これを音声によって知らせる構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
31は第1の実施の形態の通知音発生装置26に代えて表示装置11に付設された通知手段としての音声発生装置を示し、この音声発生装置31は、例えば合成音声等によって部品名を読上げるもので、通知音制御部16′の出力側に接続されている。
そして、オペレータがキースイッチ8を開成したときには、メンテナンス時期に達した部品のアイコンが表示装置11に所定の時間だけ表示され、その部品名が音声発生装置31によって読上げられるものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、音声発生装置31を用いる構成としたので、例えば部品の交換、補充等が必要な場合には、オペレータが車両のキースイッチ8を開成したときに、音声によって部品名を読上げることができる。これにより、例えば長時間の運転や忙しい作業等の後であっても、オペレータに部品の情報を確実に気付かせることができ、オペレータに対してメンテナンスが必要な部品をより明確に記憶させることができる。
次に、図8は本発明の参考例を示し、本参考例の特徴は、キースイッチが閉成されているときには、メンテナンス時期に達した部品の情報を表示せず、キースイッチが開成された後に部品の情報を表示する構成としたことにある。
ここで、図8に示すメンテナンス時期判定処理は、第1の実施の形態のメンテナンス時期判定処理(図6参照)に代えて実行されるもので、そのステップ31〜34では、第1の実施の形態と同様の処理を実行する。しかし、本参考例では、第1の実施の形態のステップ26,28が省略されている。
このため、本参考例では、n番目の部品がメンテナンス時期に達することにより、ステップ34で「YES」と判定したときに、ステップ35で通知フラグF(n)を「1」に設定するだけとなり、この部品のアイコンを表示することなく、ステップ37で他の部品の判定処理に移行する。また、ステップ34で「NO」と判定したときには、ステップ36で通知フラグF(n)を「0」にクリアし、ステップ37に移る。
そして、ステップ37では、第1の実施の形態と同様に、全部品の判定処理が済むまでステップ31〜37を繰返す。
これにより、キースイッチが閉成されているときには、部品のアイコンが表示されない。また、キースイッチが開成されたときには、第1の実施の形態とほぼ同様に、通知フラグF(n)の値を参照することにより、メンテナンス時期に達した部品のアイコンを設定時間だけ表示することができる。
かくして、このように構成される本参考例でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記各実施の形態では、メンテナンス対象部品の一例として、エンジンオイル、作動油、エンジンオイルフィルタ、作動油フィルタ、燃料フィルタ等を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれらの部品に限らず、建設機械に搭載される任意の部品に適用することができる。
また、実施の形態では、例えば部品の交換,補充を行う時期をメンテナンス時期として設定する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば部品の取付状態の調整や、各種の点検、清掃等を行う時期をメンテナンス時期として設定する構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、油圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明は油圧ショベルに限らず、例えば油圧クレーン、ホイルローダ、ブルドーザ、ロードローラ等を含めて各種の建設機械に広く適用できるものである。
本発明の第1の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 図1中の表示装置を全てのアイコンを表示した状態で示す正面図である。 表示装置の一部のアイコンが表示した状態を示す正面図である。 表示装置の全体構成を示す構成図である。 表示装置の制御処理を示す流れ図である。 図5中のメンテナンス時期判定処理を示す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態による油圧ショベルの表示装置を示す図4と同様の構成図である。 本発明の参考例による油圧ショベルのメンテナンス時期判定処理を示す図6と同様の流れ図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 作業装置
5 キャブ
5A 運転席
8 キースイッチ
11 表示装置
12 キー信号検出部
13 演算処理部
14 記憶回路
15 表示制御部
16,16′ 通知音制御部
17 画面部
18 燃料計
19 水温計
20 アワメータ
21〜25 アイコン
26 通知音発生装置(通知手段)
31 音声発生装置(通知手段)
t0 設定時間

Claims (1)

  1. 運転席に着座したオペレータによって操作される作業装置が設けられた自走可能な車体と、前記運転席の近傍に設けられ前記車体に搭載された部品がメンテナンス時期に達したときに当該部品の情報を表示する表示装置とを備えている建設機械において、
    前記表示装置は、前記車体のキースイッチが閉成し、前記車体が運転状態にあるときに前記部品のいずれかがメンテナンス時期に達すると、当該部品の情報をアイコンとして表示し、この状態で前記車体のキースイッチが開成し、前記車体の運転状態が停止すると、通知手段を用いて通知音または音声を発生すると共に必要な時間が経過するまで前記アイコンの表示を継続した後、電源を遮断する構成としたことを特徴とする建設機械。
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