JP2012067460A - 作業機械の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧ショベルの表示器に表示される表示項目は、機種グループあるいは個別の機種ごとに異なっているばかりでなく、その表示制御装置に各種信号を供給するワイヤハーネスも、機種グループあるいは個別の機種ごとに構造が異なってくるという煩雑さがあった。
【解決手段】油圧ショベルの機種を特定するためのアナログ電圧Ai0およびデジタル情報Di0,Di1を機種別ユニットUNTから機種判定部62に供給することにより、アナログ電圧Ai0およびデジタル情報デジタル情報Di0,Di1に基づいて機種コードを判定するので、その機種コードに対応して予め設定されている表示項目を表示器に表示させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、建設機械あるいは物資運搬機械などの作業機械に搭載されている制御装置に関するものである。
従来から、表示すべき複数モードの各種表示情報を切り替えて表示できるようにした建設機械の表示器が知られている(特許文献1)。この特許文献1では、車両の状態や操作指示信号に応じて仕業点検に関する項目、暖機点検に関する項目、車体異常に関する項目、車体のメインテナンスに関する項目、積載重量に関する項目、車体稼働に関する項目など複数の表示画面を1つの表示画面上に切り替え表示するようにしている。また、建設機械の動作状態又は周囲環境に関わる状態量を検出するセンサを用いて表示器に警報表示または故障表示を行うことが知られている(特許文献2)。
特開平5−288648号公報 特開2005−82961号公報
しかしながら、機種グループあるいは個別の機種ごとに表示器の表示項目が異なってくるばかりでなく、その表示制御装置に接続されているワイヤハーネスも、機種グループあるいは個別の機種ごとに構造が異なっているという煩雑さがあった。こういった煩雑さは表示制御装置に限らず、建設機械を含む作業機械に搭載されている操作レバー用制御装置・流量制御装置といった各種の制御装置にも当てはまる問題であった。
本発明に係る作業機械の制御装置は、作業機械の機種を特定するためのアナログ電圧およびデジタル情報を出力する機種特定ユニットと、その機種特定ユニットを装着することによりアナログ電圧およびデジタル情報を入力し、作業機械の機種に対応した機種コードを判定する機種判定手段と、機種コードに対応して予め設定されている制御項目を、所定の駆動部に実行させる制御手段とを備えている。
本発明によれば、作業機械の機種を特定する機種特定ユニットを交換することにより制御すべき態様を決定することができるので、作業機械に搭載するワイヤ類および電装品の多くを共通化することができるのみならず、ソフトウェアユニットの共通化を増進することができる。
本発明の一実施の形態による油圧ショベル全体を示す側面図である。 図1に示した油圧ショベルに搭載されている運転室の内部を示した図である。 図1に示した油圧ショベルの表示制御装置を示すブロック図である。 図3に示したブロック図のうち、機種判定部および機種別ユニットの回路構成を詳細に示した回路図である。 機種判定部に供給されるアナログ電圧Ai0およびデジタル信号Di0,Di1と、機種ごとに割り当てられている機種コードとの関連を示す図である。 機種コードに対応して設定される表示項目を示す図である。 機種判定部において実行される機種判定プログラムのメインルーチンを示すフローチャートである。 機種判定部において実行される機種判定プログラムのメインルーチンを示すフローチャートである。 機種グループA群の機種コードを判別するためのサブルーチンを示すフローチャートである。 機種判定部および機種別ユニットの他の回路構成を示す回路図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態>
図1は、本発明の一実施の形態による油圧ショベル全体を示す側面図である。本図において、下部走行体10は、クローラ11およびクローラフレーム12、各クローラ11を独立して駆動制御する一対の走行用油圧モータ13,14およびその減速機構(図示せず)を備えている。上部旋回体20は、旋回フレーム21と、旋回フレーム21上に設けられたエンジン22と、下部走行体10に対して上部旋回体20を旋回駆動させるための油圧モータ26とを備えている。
上部旋回体20には、起伏可能なブーム31と、ブーム31を駆動するためのブームシリンダ32と、ブーム31の先端部近傍に回転自在に軸支されたアーム33と、アーム33を駆動するためのアームシリンダ34と、アーム33の先端に回転自在に軸支されたバケット35と、バケット35を駆動するためのバケットシリンダ36とを含んだショベル機構(多関節型フロント作業部)30が搭載されている。上部旋回体20の旋回フレーム21上には、ブームシリンダ32,アームシリンダ34,バケットシリンダ36を駆動制御するための油圧ポンプおよび油圧制御弁を備えた油圧制御システム40が搭載されている。上部旋回体20の左前部には運転室(キャブ)45が設けられている。
図2は、運転室(キャブ)の内部を示している。運転室45には、オペレータが着座する運転席46が設けられており、この運転席46の前側には左,右の走行レバー47A,47Bが立設されている。運転席45の左,右両側にはコンソール48A,48Bがそれぞれ設けられており、これらのコンソール48A,48Bには左,右の操作レバー49A,49Bが設けられている。オペレータは、走行レバー47A,47Bを傾転操作することによって油圧ショベルを走行させることができる。また、操作レバー49A,49Bを傾転操作することによって上部旋回体20を旋回させること、フロント作業部30のブーム31,アーム33およびバケット35を起伏動させること、ができる。
種々の動作モードに対応した表示を行う表示器(マルチモニタ)50は、運転席46に着座したオペレータが見易い位置に取り付けられている。表示器50には、予め設定されている表示項目(図6において更に説明する)が表示される。例えば、図示しない後方監視カメラによるモニタ画面、および、運転状態を報知するための情報(例えば、燃料の残量を示す燃料計,エンジン冷却水の温度を示す水温計,車両の稼働時間を示すアワーメータ,各種の警報ランプ)を表示するのみならず、保守点検のための表示を行う。これらの表示項目は、油圧ショベルの機種毎に異なっており、それらの表示項目は以下に詳述する機種判別の結果に基づいて選択される。
図3は、図1に示した油圧ショベルの電気的制御系統のうち、本実施の形態に関連した表示制御装置60を示すブロック図である。この表示制御装置60には、第1のコネクタAおよび第1のワイヤハーネスWH1を介して入力されたアナログ電圧およびデジタル電圧(図4において詳述する)に基づいて、油圧ショベルの機種を判定する機種判定部62を備えている。機種判定部62のCPU62Aは、ROM62Bに内蔵されている機種判定プログラムに従って、機種判定処理を実行する(図6〜図9を参照して後に詳述する)。第1のコネクタAに接続される第2のコネクタBは機種別ユニットUNT(図4において詳述する)に取り付けられており、工場出荷時あるいは保守点検時に表示装置60に接続される。
表示制御装置60には、機種判定部62から出力された機種判定信号を入力する表示項目設定部64が備えられており、ROM64Aに記憶されているテーブルコードデータ(図6参照)に基づいて、表示器50に表示させる表示項目を選択する。表示項目設定部64からの出力信号は、表示ドライバ68に入力される。
表示制御装置60に含まれている表示データ処理回路66は、第3のコネクタCおよび第2のワイヤハーネスWH2を介して外部(すなわち、第4のコネクタD)から供給される画像データ・制御コードを入力し、表示ドライバ68に表示データを出力するための信号処理を行う。第4のコネクタCには、油圧ショベルに搭載されている他の制御装置あるいはモニタ用カメラ・各種センサ(いずれも図示せず)から図示しない通信ネットワークを介して各種の信号が供給されているが、本実施の形態とは直接関係がないので説明は省略する。表示データ処理回路66から出力された信号は、表示ドライバ68に入力される。
表示ドライバ68は、表示項目設定部64により指定された表示項目と、表示データ処理回路66から供給された表示用データとに基づいて、表示器50に表示するための可視化信号処理を行う。なお、第1のワイヤハーネスWH1および第2のワイヤハーネスWH2は、図3では別個のワイヤハーネスとして描いてあるが、実際には、一体的に形成されたワイヤハーネス(図示せず)の一部である。
図4は、図3に示した機種判定部62および機種別ユニットUNTの回路構成を詳細に示している。図5は、機種判定部62に供給されるアナログ入力Ai0およびデジタル入力Di0,Di1と、機種ごとに割り当てられている機種コードとの対応関係を示している。まず、図4の機種別ユニットUNTについて説明する。
機種別ユニットUNTには、2つの抵抗素子R1,R2と、2つのオス型ギボシ端子GB1,GB2と、2つのメス型ギボシ端子GB3,GB4が含まれている。すなわち、機種別ユニットUNTには受動素子のみが含まれており、電源あるいは能動素子を含むことなく、機種を特定するためのアナログ入力Ai0およびデジタル入力Di0,Di1を機種判定部62に供給する。そのために、まず機種判定部62に内蔵されている+5V電源から、コネクタAの端子TA1およびコネクタBの端子TB1を介して、直列接続された抵抗素子R1,R2に+5Vが印加される。抵抗素子R2の他端は、コネクタBの端子TB3およびコネクタAの端子TA3を介して、機種判定部62のグランドGNDに接続される。直列接続された抵抗素子R1,R2の共通接続点RCは、コネクタBの端子TB2およびコネクタAの端子TA2を介して、機種判定部62のA/D変換器62Cの入力端に接続される。換言すると、共通接続点RCに生じる電圧VRCがアナログ入力Ai0となる。より正確には、機種判定部62のA/D変換器62Cから、デジタル化されたアナログ入力Ai0がCPU62Aに供給される。
抵抗素子R1およびR2の抵抗値を適宜選択して+5Vの分圧比を変化させることにより、共通接続点RCの電圧VRCを、0.5V,1.5V,2.5V,3.5V,4.5Vのうちのいずれか一つに設定することができる。本実施の形態では、抵抗素子R1を可変抵抗としてあるが、分圧比を変化させるための回路構成であればどのような抵抗値を選択してもよいことは勿論である。例えば、抵抗素子R1と抵抗素子R2の抵抗値を共に2kΩとした場合には、Ai0=2.5Vとなる。図5をみると、アナログ入力Ai0=2.5Vは、機種グループC群に含まれている3種類の機種(機種名E6000,E7000,E8000)を含んでいることが分かる。ここで、上記の3機種を機種グループC群としてまとめた理由は、いずれの機種も電動モータを1基搭載した油圧ショベルであり、且つ、ワイヤハーネスを共用することができるという点に着目したからである。同様に、制御プログラムを含むソフトウェアの記憶領域についても、共通化できる部分は共用領域(図示せず)として搭載してある。
再び図4に戻ると、コネクタBの端子TB3には、さらに2つのオス型ギボシ端子GB1,GB2が接続されている。コネクタBの端子TB4には、1つのメス型ギボシ端子GB3が接続されている。コネクタBの端子TB5には、1つのメス型ギボシ端子GB4が接続されている。そして、オス型ギボシ端子GB1をメス型ギボシ端子GB3に接続することにより、コネクタAの端子TA4はグランドレベルとなるので、デジタル入力Di0は論理0となる。これとは逆に、メス型ギボシ端子GB3をオープン状態とすることにより、コネクタAの端子TA4はハイレベルとなるので、デジタル入力Di0は論理1となる。同様に、オス型ギボシ端子GB2をメス型ギボシ端子GB4に接続することにより、コネクタAの端子TA5はグランドレベルとなるので、デジタル入力Di1は論理0となる。メス型ギボシ端子GB4をオープン状態とした場合には、コネクタAの端子TA5はハイレベルとなるので、デジタル入力Di1は論理1となる。
いま、アナログ入力Ai0=2.5Vであって、デジタル入力Di0=0,デジタル入力Di1=0となるように機種別ユニットUNTを設定した場合には、図5から明らかなように、機種名E6000(電動モータ1基搭載型の油圧ショベル)を特定することになる。なお、アナログ入力Ai0を0.5Vから4.5Vまで1Vおきに設定した理由は、油圧ショベルが実際に稼働しているときに生じるノイズ環境を考慮したためである。また、図5に示した備考欄に見られるように、将来の機種増大に備えて、予備の欄を設けてある。
図5に示したように、アナログ入力Ai0とデジタル入力Di0,Di1の組み合わせにより機種を判別することができる。機種判別の結果は、機種コードとして機種判定部62から表示項目設定部64(図3)に送られる。表示項目設定部64では、機種コードに応じて、表示器50に表示させる表示項目を選択する。具体的には、図6に示すテーブルデータをROM64Aに記憶させておき、機種判定部62から指定された機種コードに対応した表示項目を表示ドライバ68に知らせる。表示ドライバ68は、例えば、後方監視カメラによるモニタ画像を表示する画像ウィンドウ、燃料の残量を示す燃料計、エンジン冷却水の温度を示す水温計、車両の稼働時間を示すアワーメータ、各種の警報ランプ、保守点検用ウィンドなどの表示項目に従って、表示器50の表示画面を形成する。
次に、図7〜図9を参照しながら、機種判定部62のCPU62Aが実行する機種判定処理について説明する。この機種判定処理は、ROM62Bにプログラムの形態で記憶されている。
図7および図8は、機種判定プログラムのメインルーチンを示すフローチャートである。ステップS1では、アナログ入力Ai0の電圧値を検出する。ステップS2では、その電圧値が0.5Vを中心として±0.25Vの範囲に含まれているか否かを判定する。ステップS2において肯定判定が得られたときには、図5に示す機種グループA群に属している機種であるので、ステップS3において、いずれの機種コードであるかを判別する。ステップS3の詳細を示すサブルーチンは、図9に示してある。
図9のステップS21では、デジタル入力Di0のレベルを判定する。その結果、ハイレベル(+5V)が検出されたときには、デジタル入力Di0=論理1であると判定する。他方、ローレベル(0V)が検出されたときには、デジタル入力Di0=論理0であると判定する。ステップS21においてデジタル入力Di0=論理0であると判定された場合には、ステップS22において、デジタル入力Di1のレベルを判定する。その結果、デジタル入力Di1=論理0であると判定された場合には、図5から明らかなように、機種コードは0であることが判るので、ステップS23において、機種コード=0であると判定する。また、ステップS22においてデジタル入力Di1=論理1であると判定された場合には、ステップS23において、機種コード=1であると判定する。
同様に、ステップS25においてデジタル入力Di1=論理0であると判定された場合には、ステップS26において、機種コード=2であると判定する。さらに、ステップS25においてデジタル入力Di1=論理1であると判定された場合には、ステップS27において、機種コード=3であると判定する。以上の判定が終了した後に、図7のメインルーチンにリターンする。
ステップS2において否定判定が得られたときには、ステップS4において、Ai0が1.5±0.25(V)以内に入っているか否かを判定する。ステップS4において肯定判定が得られた場合には、ステップS5において、機種グループB群に含まれている機種の機種コードを判別する。その判別過程は、図9に示したサブルーチンと同様であるので説明は省略する。
以下同様に、ステップS6において肯定判定が得られた場合には、ステップS7において、機種グループC群に含まれている機種の機種コードを判別する。ステップS8において肯定判定が得られた場合には、ステップS9において、機種グループD群に含まれている機種の機種コードを判別する。さらに、ステップS10において肯定判定が得られた場合には、ステップS11において、機種グループE群に含まれている機種の機種コードを判別する。
ステップS10において否定判定が得れらた場合には、アナログ入力Ai0の電圧値が+0.25V〜+4.75Vの範囲内に含まれていないことになるので、ステップS12において機種判定エラーを出力し、メインル−チンを終了する。
<実施の形態による作用・効果>
本実施の形態によれば、以下のような作用・効果を奏することができる。
(1)油圧ショベルの機種を特定するためのアナログ電圧Ai0およびデジタル情報Di0,Di1を機種別ユニットUNTから機種判定部62に供給することにより、アナログ電圧Ai0およびデジタル情報デジタル情報Di0,Di1に基づいて機種コードを判定するので、その機種コードに対応して予め設定されている表示項目を表示器50に表示するよう、表示ドライバ68の動作を制御することができる。特に、油圧ショベルの機種が変更された場合にも、アナログ電圧Ai0およびデジタル情報Di0,Di1の内容を変更するだけで表示項目を変更することができるので、ワイヤハーネスを含むハードウェアおよびソフトウェアの共用部分を拡大することができる。
(2)アナログ電圧Ai0の大きさにより機種グループが特定され、且つ、デジタル情報Di0,Di1により、同一の機種グループ内に含まれる機種が特定されるので、機種を特定するための信号線の数を低減を図ることができる。
(3)機種別ユニットUNTは、機種判定部62から供給される電源電圧+5Vを分圧することにより機種グループを特定するためのアナログ電圧Ai0を発生させる分圧抵抗R1,R2を備え、機種判定部62から供給されるグランド電圧をギボシ端子GB1〜GB4を介して選択的に機種判定部62に帰還させることによりデジタル情報Di0,Di1を発生させているので、受動素子のみにより機種別ユニットUNTを構成することができる。
<その他の変形例>
(1)図4に示した回路図では、ギボシ端子GB1〜GB4を介して、機種判定部62から供給されるグランド電位を機種判定部62に帰還し、且つ、機種判定部62ではプルアップ抵抗を電源+5Vに接続することにより、ハイレベル=+5V,ローレベル=0Vのデジタル電圧を得ている。しかしながら、機種判定部62から供給される正の電源電圧を機種判定部62に帰還させることにより、論理レベルを設定することも可能である。例えば図10に示すように、機種判定部62から+24Vの電圧をオス型ギボシ端子GB10,GB20に供給し、メス型ギボシ端子GB30,GB40を介して機種判定部62側のスイッチングトランジスタTR1,TR2に供給することにより、これらトランジスタTR1,TR2をオン/オフさせてもよい。
(2)図4および図10に示した機種別ユニットUNTおよびUNT’は、いずれも受動素子のみを搭載しており、アナログ電圧Ai0およびデジタル情報Di0,Di1を発生させるための電源は、機種判定部62および62’に内蔵されている電源に依存してきた。しかしながら、機種別ユニットの内部に電源を備えることによりアナログ電圧Ai0およびデジタル情報Di0,Di1を発生させてもよいことは勿論である。すなわち、機種別ユニット自身が発生する電圧として、内蔵電池により発生された電圧、あるいは外部から有線経由で供給される電圧を用いてもよい。
(3)これまで説明してきた実施の形態では、表示器50の表示項目を設定する表示制御装置について説明してきたが、油圧ショベルに搭載されている他の制御装置(例えば、操作レバー用制御装置、流量制御装置)に本発明を適用することもできる。さらに、油圧ショベルなどの建設機械に限らず、他の作業機械に本発明を適用し得ることは勿論である。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上述した実施の形態および変形例に限定されるものではない。
実施の形態と変形例の一つとを組み合わせること、もしくは、実施の形態と変形例の複数とを組み合わせることも可能である。
変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
さらに、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
10 下部走行体
13,14 走行用油圧モータ
20 上部旋回体
22 エンジン
31 ブーム
32 ブームシリンダ
33 アーム
34 アームシリンダ
35 バケット
36 バケットシリンダ
40 油圧制御システム
50 表示器
60 表示制御装置
62 機種判定部
64 表示項目設定部
66 表示データ処理回路
68 表示ドライバ
WH1,WH2 ワイヤハーネスの一部
UNT 機種別ユニット

Claims (5)

  1. 作業機械に搭載される制御装置であって、
    前記作業機械の機種を特定するためのアナログ電圧およびデジタル情報を出力する機種特定ユニットと、
    前記機種特定ユニットを装着することにより前記アナログ電圧および前記デジタル情報を入力し、前記作業機械の機種に対応した機種コードを判定する機種判定手段と、
    前記機種コードに対応して予め設定されている制御項目を、所定の駆動部に実行させる制御手段とを備えたことを特徴とする作業機械の制御装置。
  2. 請求項1に記載の作業機械の制御装置において、
    前記機種特定ユニットは、複数ある前記アナログ電圧から所定のアナログ電圧を選択することにより決められる機種グループのうち、何れか一つの作業機械の機種を前記デジタル情報を用いて特定することを特徴とする作業機械の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の作業機械の制御装置において、
    前記機種特定ユニットは、
    前記機種判定手段から供給される第1の電圧を分圧することにより所定の機種グループを特定するための前記アナログ電圧を発生させる分圧抵抗と、
    前記機種判定手段から供給される第2の電圧を選択的に前記機種判定手段に帰還させることにより前記デジタル情報を発生させる接続端子と、
    を有することを特徴とする作業機械の制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の作業機械の制御装置において、
    前記機種特定ユニットは、前記デジタル情報を出力する際に、前記機種特定ユニットに内蔵されている着脱自在な接続端子を第1の接続状態にしたとき第1レベルの電圧を発生し、前記着脱自在な接続端子を第2の接続状態にしたとき第2レベルの電圧を発生することを特徴とする作業機械の制御装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の作業機械の制御装置において、
    前記機種コードに対応して予め設定されている制御項目は、オペレータに対して各種の情報を提示する表示器の表示項目であり、前記所定の駆動部は、前記表示器の表示ドライバであることを特徴とする作業機械の制御装置。
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