JP4593167B2 - リバースミスシフト防止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、マニュアルトランスミッションのシフトレバーのプッシュ操作により該シフトレバーのリバースシフトを許可するようにしたリバースミスシフト防止構造に関するものである。
従来から、例えば特許文献1に示されるように、リバースミスシフト防止構造が知られている。このリバースミスシフト防止構造は、マニュアルトランスミッションのシフトレバーのプッシュ操作により該シフトレバーのリバースシフトを許可するようにしたものである。上記リバースミスシフト防止構造では、上方に突出したリテーナの組付孔にボールシートが上下方向に摺動自在に嵌合されており、このボールシートにシフトレバーの軸方向中央部に設けられたボール部が、シフトレバーが揺動自在となるように支持されている。シフトレバーは、組付孔内に収容された付勢バネによって上方に付勢されており、その付勢力に抗してプッシュ操作することが可能になっている。リテーナの組付孔開口部には突出部が突出成形されている。シフトレバーにも突出部が設けられている。そして、シフトレバーをリバース側にセレクト操作する場合であってシフトレバーをプッシュ操作しないときには、シフトレバーの突出部が組付孔開口部の突出部に当接して、シフトレバーのリバース側への移動を規制する。
特開2003−118412号公報
しかしながら、上記リバースミスシフト防止構造では、シフトレバー全体をボールシートと共に上下移動させるので、シフトレバーの下端部とコントロールロッドとを連結する連結部材がシフトレバーの上下移動を吸収するため上下に長くなっていて、その結果、全体の高さが高くなっていた。また、組付孔内に、ボールシートを摺動自在に支持させるためのスペースやシフトレバー全体を上方に付勢するスプリングのためのスペースが必要であった。以上から、車室内のスペースが小さくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明者たちは、上記問題を解決すべく、以下のようなリバースミスシフト防止構造を開発した。すなわち、シフトレバーを、上側シフトレバーと、その上側シフトレバーの下側に設けられた下側シフトレバーと、上側シフトレバーと下側シフトレバーとの間に設けられ、且つ、上側シフトレバーを下側シフトレバーに対して上方に付勢するスプリングとによって構成した。下側シフトレバーを、ボール部と、上下方向に延びるようにボール部に固定され、且つ、上側シフトレバーを摺動自在に支持するレバー部とによって構成した。そして、本構造によれば、シフトレバーをプッシュ操作したときには、上側シフトレバーだけが下側シフトレバーに対して下方に移動する。つまり、シフトレバーの下部を構成する下側シフトレバーがシフトレバーのプッシュ操作に伴い上下移動することはない。よって、シフトレバーの下端部(下側シフトレバーの下端部)とコントロールロッドとを連結する連結部材を従来よりも上下に短くすることができ、全体の高さを低く抑えることができる。また、下側シフトレバーにボール部が設けられているとともに上側シフトレバーと下側シフトレバーとの間にスプリングが設けられているので、組付孔内に、ボールシートやスプリングのためのスペースが不要になる。以上により、車室内のスペース効率を向上させることができる。
ところで、シフトレバーのダイレクトな操作感を実現するためには、シフトレバーの上端部に設けられたレバー操作用ノブの位置を低くすること、すなわち、シフトレバーの長さを短くすることが必要である。しかしながら、シフトレバーの長さを短くした場合、シフトレバーのストローク(移動量)が小さくなるので、その分、シフトレバーのシフト操作に応じて動くシフトケーブルのストローク(移動量)も小さくなる。そこで、シフトケーブルの必要ストロークを確保するため、シフトケーブルをシフトレバーの上部を構成する上側シフトレバーに取り付けると、シフトレバーをプッシュ操作するごとにシフトケーブルが動き、これは好ましくない。一方、シフトケーブルを下側シフトレバーに取り付けると、シフトケーブルの必要ストロークを確保するため下側シフトレバーを長くする必要があり、そのため、シフトレバーのダイレクトな操作感を実現することができない。
それで今回、本発明者たちは、シフトレバーの長さを短くしつつ、シフトケーブルの必要ストロークを確保することができるリバースミスシフト防止構造を開発するに至った。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、マニュアルトランスミッションのシフトレバーのプッシュ操作により該シフトレバーのリバースシフトを許可するようにしたリバースミスシフト防止構造において、シフトレバーの長さを短くしながらシフトケーブルの必要ストロークを確保する技術を提供することにある。
第1の発明は、マニュアルトランスミッションのシフトレバーのプッシュ操作により該シフトレバーのリバースシフトを許可するようにしたリバースミスシフト防止構造であって、上記シフトレバーは、球状のボール部材と、上記ボール部材に上下方向に延びるように固定され、少なくとも上端が開口した中空状に形成され、径方向に貫通して該中空部に連通し且つ上下方向に延びる長孔部が形成された下側シフトレバーと、上記下側シフトレバーの中空部に上下方向に摺動自在に挿入支持され、上端部にレバー操作用ノブが設けられた上側シフトレバーと、上記上側シフトレバーに上記長孔部に挿通された状態で固定されたピンと、上記上側シフトレバーを上方に付勢するばね部材と、上記下側シフトレバーの上端部に固定され、且つ、シフト操作に応じて動くシフトケーブルが取り付けられるブラケットを有していて、上記ピンが、プッシュ操作されていないときには上記ばね部材の上記上側シフトレバーに対する上方付勢によって上記長孔部の上端に位置する一方、プッシュ操作時には上記上側シフトレバーが上記ばね部材の上方付勢に抗して上記下側シフトレバーに対して下側に移動することで上記長孔部の上端位置から下側に移動するように構成されており、車体に固定され、且つ、上記ボール部材を上記シフトレバーがシフト方向及びセレクト方向に揺動自在となるように支持する支持部を有するベース部材と、上記ベース部材に設けられ、上記シフトレバーのリバース操作時において上記ピンが上記長孔部の上端に位置しているときにのみ該ピンが当接することで上記シフトレバーのリバースシフトを規制する規制部材とを備えたことを特徴とするものである。
これにより、シフトケーブルがブラケットを介して下側シフトレバーの上端部に固定されているので、上述のようにシフトレバーをプッシュ操作するごとにシフトケーブルが動くことはない。また、シフトケーブルがブラケットを介して下側シフトレバーの上端部に固定されているので、上述のように下側シフトレバーを長くすることなく、シフトケーブルの必要ストローク(移動量)を確保し得る。以上から、シフトレバーの長さを短くしつつ、シフトケーブルの必要ストロークを確保することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ブラケットは、上記下側シフトレバーへの取付位置から上方に延びていることを特徴とするものである。
これにより、ブラケットが下側シフトレバーへの取付位置から上方に延びているので、シフトケーブルのシフトレバーへの取付位置をより上方にし得る。そのため、シフトケーブルのストロークを向上させることが可能になる。
第3の発明は、上記第1の発明において、上記ブラケットは、上記下側シフトレバーへの取付位置からシフト方向に延びていることを特徴とするものである。
ところで、一般的に、シフトレバーのセレクト方向の操作は主に肘を使って行う一方、シフトレバーのシフト方向の操作は主に手首を使って行う。したがって、シフトレバーのシフト方向のストロークはセレクト方向よりも短い傾向にある。
ここで、本発明によれば、ブラケットが下側シフトレバーへの取付位置からシフト方向に延びているので、シフトケーブルのシフトレバーへの取付位置を、シフトレバーからシフト方向により離れた位置にし得る。そのため、シフトケーブルのストロークを向上させることが可能になる。
本発明によれば、シフトケーブルがブラケットを介して下側シフトレバーの上端部に固定されているので、シフトレバーをプッシュ操作するごとにシフトケーブルが動くことはない。また、シフトケーブルがブラケットを介して下側シフトレバーの上端部に固定されているので、下側シフトレバーを長くすることなく、シフトケーブルの必要ストローク(移動量)を確保し得る。以上から、シフトレバーの長さを短くしつつ、シフトケーブルの必要ストロークを確保することができ、さらに、ガタを吸収しやすくなるためシフトレバーの操作感を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るリバースミスシフト防止構造(リバースインヒビット構造)10の斜視図である。図2は、リバースミスシフト防止構造10の正面図である。図3は、図1のI−I線断面図である。図4は、図1のII−II線断面図である。図5は、ベース部材50の分解斜視図である。図6は、シフトレバー(チェンジレバー)30の斜視図である。図7は、シフトレバー30の分解斜視図である。図8は、シフトパターンを示す図である。
本リバースミスシフト防止構造10は、ドライバーのマニュアルトランスミッション(MTミッション)のシフトレバー30のプッシュ操作(押し下げ操作)により該シフトレバー30のセレクト方向(車幅方向)の後退用シフトレーンr4側(図8を参照)への移動を許可するようにしたものである。図1〜図7に示すように、このリバースミスシフト防止構造10は、シフトレバー30に加えて、そのシフトレバー30を揺動自在に支持するベース部材50を備えている。
図8に示すように、シフトレバー30は、シフトパターンに沿って操作可能に構成されている。このシフトパターンは、互いにセレクト方向に所定間隔を開けて平行に並ぶ1−2速シフトレーンr1、3−4速シフトレーンr2及び5−6速シフトレーンr3と、セレクト方向左側端(1−2速シフトレーンr1の左隣)に単独で設けられた後退用シフトレーンr4とからなる。なお、r5はシフトレバー30のセレクト方向の操作(以下、セレクト操作という)が行われるニュートラルレーンであり、ニュートラル位置は、このニュートラルレーンr5と3−4速シフトレーンr2との交点上にある。シフトレバー30を1−2速シフトレーンr1から後退用シフトレーンr4へセレクト操作(以下、リバース操作という)する場合において、シフトレバー30をプッシュ操作したときにのみシフトレバー30のセレクト方向の後退用シフトレーンr4側(セレクト方向左側)への移動が許可される。
図1〜図7に示すように、シフトレバー30は、球状のボール部材31と、そのボール部材31の上側にある下側シフトレバー32と、その下側シフトレバー32の上側にある上側シフトレバー33と、その上側シフトレバー33に固定されたガイドピン34と、上側シフトレバー33を上方に付勢するスプリング35とを有する。なお、本発明に係るバネ部材はスプリング35に対応する。
ボール部材31は、ベース部材50のボール部材支持部51(ボール部材支持部51については後述する)によって支持されている。ボール部材31には、上下方向に延びるシフトレバー用孔部31aと、セレクト方向に延びるロッド用孔部31bとが形成されている。このロッド用孔部31bには、セレクト方向に延びるセレクトロッド36が挿入固定されている。このセレクトロッド36の左端部が係合部36aを構成している。この係合部36aは、L字状のセレクトケーブル固定用ブラケット37に固定された係合部37aの係合孔に係合されている。このセレクトケーブル固定用ブラケット37は、シフトレバー30をセレクト操作したときに車幅方向に延びる軸部材38の軸周りを回動するように構成されている。セレクトケーブル固定用ブラケット37には、セレクト操作に応じて動くセレクトケーブル70(図1を参照)の一端がセレクトケーブル固定用ピン37bを介して取付固定されている。このセレクトケーブル70の他端はマニュアルトランスミッションに接続されている。なお、図5の符号71は、シフトレバー30をニュートラル位置に戻すためのばね部材である。
上記下側シフトレバー32は、その上端及び下端がそれぞれ開口した中空円筒状のものである。下側シフトレバー32は、その下端部をボール部材31のシフトレバー用孔部31aに差し込むことにより、その軸が上下方向に延びるようにボール部材31に固定されている。
下側シフトレバー32の軸方向中間部には、軸方向、すなわち、上下方向に延びる一対の長孔32a,32aが形成されている。これら2つの長孔32a,32aは互いに対向する位置に設けられていて、下側シフトレバー32を径方向(詳しくは、セレクト方向)に貫通して該下側シフトレバー32の中空部32fに通じている。そして、下側シフトレバー32の長孔32a,32aが形成された部分がそれぞれ長孔部32b,32bを構成している。
下側シフトレバー32の長孔部32b,32bよりも上側部分が拡張部32cを構成している。この拡張部32cは、下側シフトレバー32の外周面からその全周に亘って外側に向かって突出させて形成されている。すなわち、拡張部32cの外径は、下側シフトレバー32の拡張部32cよりも下側部分に比べて大きい。言い換えれば、下側シフトレバー32には段差部が形成されている。なお、本発明に係る突起部は拡張部32cに対応する。
下側シフトレバー32の拡張部32cの下部にはその外周面を凹ませてなる2つの節度機構用凹部32d,32dが形成されており、それら節度機構用凹部32d,32dの底部にはそれぞれ下側シフトレバー32を径方向(詳しくは、セレクト方向)に貫通して該下側シフトレバー32の中空部32fに通じる節度機構用貫通孔32e,32eが形成されている。この節度機構用凹部32d,32dには、シフトレバー30のプッシュ操作時に該操作者であるドライバーに対して節度感を付与する節度機構39が取付固定されている。この節度機構39は、節度機構用凹部32d,32dに外嵌固定された断面コ字状の固定部39aと、その固定部39aの内周面からそれぞれ内側に突起して節度機構用貫通孔32e,32eに挿通されている2つの突起部39b,39bとを有する。これら突起部39b,39bは弾性を有する。
下側シフトレバー32には円環状のゴム部材40が嵌められている。このゴム部材40は下側シフトレバー32の拡張部32cの下端面とガイドピン34との間に位置していて、拡張部32cの下端面及びガイドピン34によって支持されている。ゴム部材40の厚みは、拡張部32cの下端面と長孔部32b,32bの上端に位置しているガイドピン34との距離よりも若干大きい。なお、本発明に係る弾性部材はゴム部材40に対応する。
下側シフトレバー32の拡張部32cの上部、すなわち、下側シフトレバー32の上端部には、シフトケーブル固定用ブラケット41が固定されている。このシフトケーブル固定用ブラケット41は、水平方向に延びる板状の水平部41aと、上下方向に延びる板状の鉛直部41bとを有する。水平部41aは三角形状に形成されていて、下側シフトレバー32に対する取付位置からシフト方向(セレクト方向に垂直な方向,車両前後方向)前側且つセレクト方向右側に延びている。水平部41aには厚み方向に貫通する貫通孔41cが形成されている。シフトケーブル固定用ブラケット41は、この貫通孔41cに下側シフトレバー32を挿通することにより下側シフトレバー32に取付固定されている。鉛直部41bは三角状に形成されていて、水平部41aの右辺部から上方に延びている。このことで、シフトケーブル固定用ブラケット41は、下側シフトレバー32への取付位置から上側に延びている。鉛直部41bの上側の隅部には厚み方向に貫通する貫通孔41dが形成されている。この貫通孔41dにはシフトケーブル固定用ピン42が差込固定されている。このシフトケーブル固定用ピン42には、シフトレバー30のシフト方向の操作に応じて動くようにシフト方向に延びるシフトケーブル72の一端が取付固定されている。このシフトケーブル72の他端はマニュアルトランスミッションに接続されている。なお、本発明に係るブラケットはシフトケーブル固定用ブラケット41に対応する。
上記上側シフトレバー33は中実部材である。上側シフトレバー33は、その軸が上下方向に延びる円柱状の上側レバー部33aと、その軸がほぼ水平方向に延びる円柱状の水平レバー部33bと、その軸が上下方向に延びる円柱状の下側レバー部33cとを有する。上側レバー部33aの上端部、すなわち、上側シフトレバー33の上端部には、ドライバーがシフトレバー30を操作するときに手に持つレバー操作用ノブ(図示せず)が取付固定されている。上側シフトレバー33は、下側レバー部33cを下側シフトレバー32の中空部32fに挿入することにより、下側シフトレバー32に対して上下方向にのみ摺動自在に支持されている。下側レバー部33cの下端部には、軸方向に延びるスプリング用凹部33dが形成されている。下側レバー部33cのスプリング用凹部33dよりも上側部分には、径方向(詳しくは、セレクト方向)に貫通するガイドピン用貫通孔33eが形成されている。下側レバー部33cのガイドピン用貫通孔33eよりも上側部分には、その外周面がその全周に亘って内側に凹んでなる節度機構用凹部33fが形成されている。この節度機構用凹部33fには、シフトレバー30がプッシュ操作されていないときには節度機構39の突起部39bが引っ掛かっている。
上記ガイドピン34は、上側シフトレバー33のガイドピン用貫通孔33eに長孔部32b,32bに挿通された状態で挿入固定されている。詳しくは、ガイドピン34は、上側シフトレバー33を下側シフトレバー32の中空部32fに挿入した状態で下側シフトレバー32の一方の長孔部32bから上側シフトレバー33のガイドピン用貫通孔33eに圧入して他方の長孔部32bに挿通することにより、上側シフトレバー33に圧入固定されている。ガイドピン34は、その両端部が下側シフトレバー32の長孔部32b,32bからそれぞれセレクト方向に飛び出していて、長孔部32b,32bによって上下方向にのみガイドされる。これにより、ガイドピン34は、上側シフトレバー33が下側シフトレバー32の中空部32fから抜けることを防ぐ役割と、上側シフトレバー33が下側シフトレバー32の中空部32f内で回転することを防ぐ役割とを果たす。ガイドピン34は、シフトレバー30がプッシュ操作されていないときには、スプリング35の上側シフトレバー33に対する上方付勢力によって長孔部32b,32bの上端に位置する。長孔部32b,32bの上端に位置しているガイドピン34の左端部は、シフトレバー30が1−2速シフトレーンr1にあるときにのみ後述する規制部材59に当接する(図3の二点鎖線を参照)。これにより、ガイドピン34は、シフトレバー30のリバース操作時においてシフトレバー30をプッシュ操作しないときにのみシフトレバー30のセレクト方向の後退用シフトレーンr4側への移動を規制する役割を果たす(この規制の詳細については後述する)。ガイドピン34は、シフトレバー30がプッシュ操作されたときには、上側シフトレバー33がスプリング35の上方付勢力に抗して下側シフトレバー32に対して下側に移動することで長孔部32b,32bの上端位置から下側に移動する。また、ガイドピン34は、上記ゴム部材40が下側シフトレバー32から抜け落ちることを防止する機能も有する。
上記スプリング35は、下側シフトレバー32の中空部32f内に収容されている。スプリング35の一部は、上側シフトレバー33のスプリング用凹部33dに差し入れられている。スプリング35は、その上端部が上側シフトレバー33のスプリング用凹部33dの底部に接している一方、その下端部が、ボール部材31のロッド用孔部31bに挿入固定されたセレクトロッド36の外周面に接している(図3及び図4を参照)。
上記ベース部材50は、車両前後方向に延びるように車体(図示せず)に取付固定されている。ベース部材50の車両後側部分には、ボール部材31をシフトレバー30がシフト方向及びセレクト方向に揺動自在となるように支持するボール部材支持部51が設けられている。このボール部材支持部51は、上側に向かって開口した円状のシフトレバー用孔部52と、そのシフトレバー用孔部52のセレクト方向左側部からセレクト方向左側に延びてベース部材50を貫通するロッド用孔部53と、シフトレバー用孔部52にそれぞれはめ込まれた上側及び下側Cリング54,55と、その上側Cリング54と規制部材59との間に介在してガタを抑止するゴムリング56とを有する。
シフトレバー用孔部52は、上側孔部57と、その上側孔部57よりも下側にある下側孔部58とによって構成されている。上側孔部57の開口径(直径)は、上側から下側に亘って同じ大きさである(図3及び図4を参照)。すなわち、上側孔部57の内周面は鉛直面である。上側孔部57には、その内周面を外側に凹ましてなる凹部57aが3つ形成されている(図5を参照)。これら凹部57a,57a,57aは上下方向に延びている。上側孔部57の底部が棚状(段状)に形成され棚部57bを構成している。
下側孔部58の開口径(直径)は、上側孔部57よりも小さい。下側孔部58の開口径は、上側から下側に行くに従って直線的に小さくなっている(図3及び図4を参照)。すなわち、下側孔部58はいわゆるテーパ穴である。下側孔部58には、その内周面を外側に凹ましてなる凹部58aが1つ設けられている(図5を参照)。この凹部58aは上下方向に延びている。
上側及び下側Cリング54,55は樹脂製のものである。上側及び下側Cリング54,55のロッド用孔部53に対応する部分はそれぞれ欠けている。上側Cリング54は、その外径が上側から下側に亘って同じ大きさである一方、その内径が上側から下側に行くに従って直線的に小さくなっている(図3及び図4を参照)。すなわち、上側Cリング54は、その外周面が鉛直面である一方、その内周面がテーパ穴を構成している。上側Cリング54の外周面には、外側に向かって突起する突起部54aが3つ形成されている(図5を参照)。これら突起部54a,54a,54aは上下方向に延びている。上側Cリング54は、その底部を上側孔部57の棚部57bに載せるとともにその突起部54a,54a,54aをそれぞれ上側孔部57の凹部57a,57a,57aにはめ込むことにより、上側孔部57に固定されている。下側Cリング55は、その外径が上側から下側に行くに従って直線的に小さくなっている一方、その内径が上側から下側に行くに従って曲線的に小さくなっている。すなわち、下側Cリング55の外周面は鉛直面である。また、下側Cリング55の内周面は、詳細には、シフトレバー30がプッシュ操作されていないときにボール部材31との隙間が下側から上側に行くに従って大きくなるように形成されている。下側Cリング55の外周面には、外側に向かって突起する突起部55aが1つ設けられている(図5を参照)。この突起部55aは上下方向に延びている。下側Cリング55は、その底部を下側孔部58の底部に載せるとともにその突起部55aを下側孔部58の凹部58aにはめ込むことにより、下側孔部58に固定されている。そして、上記ボール部材31は、これら上側及び下側Cリング54,55に挟まれるようにして支持されている。
ベース部材50の車両後側部分の上面には、ドライバーのシフトレバー30のリバース操作時においてシフトレバー30をプッシュ操作しないときにのみシフトレバー30のセレクト方向の後退用シフトレーンr4側への移動を規制する規制部材59が設置されている。規制部材59は、規制本体部59aと、規制部材59をベース部材50に固定するための固定部59bとを有する。規制本体部59aは、ロッド用孔部53の上側に位置している。規制本体部59aのセレクト方向右側面の上端部が当接面59cを構成している。この当接面59cには、ドライバーのシフトレバー30のリバース操作時においてガイドピン34が長孔部32b,32bの上端に位置しているときにのみガイドピン34の左端部が当接する。規制本体部59aのセレクト方向右側面の当接面59cよりも下側部分には、該右側面をセレクト方向左側に凹ましてなるガイドピン用凹部59d(図3を参照)が形成されている。このガイドピン用凹部59dには、ドライバーのシフトレバー30のリバース操作時においてシフトレバー30をプッシュ操作したときにガイドピン34の左端部が嵌め入れられる。固定部59bはコの字状の板状部材である。規制部材59は、この固定部59bをベース部材50の上面に4つのボルトで固定することによりベース部材50に固定されている。固定部59bの一部は、ロッド用孔部31bの上に架け渡されている。
−リバースミスシフト防止構造の動作−
以下、シフトレバー30をリバース操作する際のリバースミスシフト防止構造10の動作について説明する。ここで、シフトレバー30が1−2速シフトレーンr1にあるときには、シフト方向のどの位置にあっても、ガイドピン34の左端部が規制部材59の当接面59cに接触している。したがって、ドライバーがシフトレバー30をリバース操作する際、シフトレバー30をプッシュ操作しないときには、ガイドピン34の左端部が規制部材59の当接面59cに当接してシフトレバー30のセレクト方向の後退用シフトレーンr4側への移動が禁止される。
一方、ドライバーがシフトレバー30をリバース操作する際、シフトレバー30をプッシュ操作したときには、節度機構39の突起部39bが上側シフトレバー33の節度機構用凹部33fから外れてドライバーに対して節度感が付与されるとともに、上側シフトレバー33がスプリング35の付勢力に抗して下側シフトレバー32に対して下側に移動する。そして、上側シフトレバー33の下側シフトレバー32に対する下方移動に伴い、ガイドピン34も長孔部32b,32bに案内されながら下方移動する。ガイドピン34がガイドピン用凹部59dの開口位置まで下方移動すると、シフトレバー30のセレクト方向の後退用シフトレーンr4側への移動が可能になる。このとき、ドライバーがシフトレバー30をセレクト操作してガイドピン34の左端部をガイドピン用凹部59dに引っ掛けると、シフトレバー30が後退用シフトレーンr4に入り、シフトレバー30の後退位置への移動が可能になる。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、シフトケーブルがシフトケーブル固定用ブラケット41を介して下側シフトレバー32の上端部に固定されているので、シフトレバー30をプッシュ操作するごとにシフトケーブルが動くことはない。また、シフトケーブルがシフトケーブル固定用ブラケット41を介して下側シフトレバー32の上端部に固定されているので、上述のように下側シフトレバー32を長くすることなく、シフトケーブルの必要ストローク(移動量)を確保し得る。以上から、シフトレバー30の長さを短くしつつ、シフトケーブルの必要ストロークを確保することができ、さらに、ガタを吸収しやすくなるためシフトレバー30の操作感を向上させることができる。
また、シフトケーブル固定用ブラケット41が下側シフトレバー32への取付位置から上方に延びているので、シフトケーブルのシフトレバー30への取付位置をより上方にし得る。そのため、シフトケーブルのストロークを向上させることが可能になる。
ところで、一般的に、シフトレバー30のセレクト操作は主に肘を使って行う一方、シフトレバー30のシフト操作は主に手首を使って行う。したがって、シフトレバー30のシフト方向のストロークはセレクト方向よりも短い傾向にある。
ここで、本実施形態によれば、シフトケーブル固定用ブラケット41が下側シフトレバー32への取付位置からシフト方向前側に延びているので、シフトケーブルのシフトレバー30への取付位置を、シフトレバー30からシフト方向により離れた位置にし得る。そのため、シフトケーブルのストロークを向上させることが可能になる。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、マニュアルトランスミッションのシフトレバーのプッシュ操作により該シフトレバーのリバースシフトを許可するようにした、車両のシフトレバー装置等について有用である。
本発明の実施形態に係るリバースミスシフト防止構造の斜視図である。 リバースミスシフト防止構造の正面図である。 図1のI−I線断面図である。 図1のII−II線断面図である。 ベース部材の分解斜視図である。 シフトレバーの斜視図である。 シフトレバーの分解斜視図である。 シフトパターンを示す図である。
10 リバースミスシフト防止構造
30 シフトレバー
31 ボール部材
32 下側シフトレバー
32b 長孔部
33 上側シフトレバー
34 ガイドピン
35 スプリング
41 シフトケーブル固定用ブラケット
50 ベース部材
51 ボール部材支持部
59 規制部材

Claims (3)

  1. マニュアルトランスミッションのシフトレバーのプッシュ操作により該シフトレバーのリバースシフトを許可するようにしたリバースミスシフト防止構造であって、
    上記シフトレバーは、
    球状のボール部材と、
    上記ボール部材に上下方向に延びるように固定され、少なくとも上端が開口した中空状に形成され、径方向に貫通して該中空部に連通し且つ上下方向に延びる長孔部が形成された下側シフトレバーと、
    上記下側シフトレバーの中空部に上下方向に摺動自在に挿入支持され、上端部にレバー操作用ノブが設けられた上側シフトレバーと、
    上記上側シフトレバーに上記長孔部に挿通された状態で固定されたピンと、
    上記上側シフトレバーを上方に付勢するばね部材と、
    上記下側シフトレバーの上端部に固定され、且つ、シフト操作に応じて動くシフトケーブルが取り付けられるブラケットを有していて、
    上記ピンが、プッシュ操作されていないときには上記ばね部材の上記上側シフトレバーに対する上方付勢によって上記長孔部の上端に位置する一方、プッシュ操作時には上記上側シフトレバーが上記ばね部材の上方付勢に抗して上記下側シフトレバーに対して下側に移動することで上記長孔部の上端位置から下側に移動するように構成されており、
    車体に固定され、且つ、上記ボール部材を上記シフトレバーがシフト方向及びセレクト方向に揺動自在となるように支持する支持部を有するベース部材と、
    上記ベース部材に設けられ、上記シフトレバーのリバース操作時において上記ピンが上記長孔部の上端に位置しているときにのみ該ピンが当接することで上記シフトレバーのリバースシフトを規制する規制部材とを備えた
    ことを特徴とするリバースミスシフト防止構造。
  2. 請求項1記載のリバースミスシフト防止構造において、
    上記ブラケットは、上記下側シフトレバーへの取付位置から上方に延びている
    ことを特徴とするリバースミスシフト防止構造。
  3. 請求項1記載のリバースミスシフト防止構造において、
    上記ブラケットは、上記下側シフトレバーへの取付位置からシフト方向に延びている
    ことを特徴とするリバースミスシフト防止構造。
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