JP4506205B2 - 手動変速機の変速操作機構 - Google Patents

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Description

本発明は、手動変速機の変速操作機構に関し、特に、チェンジレバーの揺動軌跡の左右対称性を向上させるとともに、チェンジレバー操作時のゲート部材による当接音の拡大を抑制するための技術に関する。
一般に、車両用の手動変速機の変速操作機構は、変速機本体に揺動自在に支持され、揺動により後退用シフトレーンおよび複数列の前進用シフトレーンの間でニュートラルレーンに沿ってセレクト方向に操作可能で、各シフトレーンに沿ってシフト方向に操作可能なチェンジレバーを備えるとともに、チェンジレバーのリバース誤操作を防止するために、後退用シフトレーンへのチェンジレバーの移動を規制するゲート機構を備え、チェンジレバーを後退用シフトレーン方向へセレクト操作する際に、チェンジレバーを押し下げる操作がなされないと、可動ゲート部が固定ゲート部に当接することによってチェンジレバーの後退用シフトレーン方向への移動が禁止され、チェンジレバーを押し下げる操作がなされたときには、可動ゲート部が固定ゲート部の下方に移動して、チェンジレバーの後退用シフトレーン方向への移動が許容されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−118412号公報
しかしながら、上記のようなゲート機構を備えた変速操作機構の場合、後退用シフトレーンに隣接するセレクト方向一端側の前進用シフトレーン(例えば、1−2速シフトレーン)においては、チェンジレバーをシフト操作したときに、チェンジレバーは可動ゲート部がゲート部材の固定ゲート部に接触することによって揺動軌跡が規制されるのに対し、セレクト方向他端側に位置する前進用シフトレーン(例えば、5−6速シフトレーン)においては、ゲート機構によって揺動が規制されることはなくて、ニュートラル位置とは反対側に振れる揺動軌跡となる。そのため、セレクト方向一端側の前進用シフトレーン(例えば、1−2速シフトレーン)におけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動軌跡と、セレクト方向他端側の前進用シフトレーン(例えば、5−6速シフトレーン)におけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動軌跡とは、チェンジレバーが一端側の前進用シフトレーンと他端側の前進用シフトレーンとの間の中央にあるときのチェンジレバーの軸心を含みかつ一端側および他端側の前進用シフトレーンに沿う平面に対して、左右対称とはならず、そのため、ドライバードライバに違和感を与える恐れがある。
また、通常、ゲート機構の固定ゲート部は、可動ゲート部と当接する当接面の上縁および下縁が上方に膨らんだ略円弧状となるようゲート部材の取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状とされるが、その場合、チェンジレバーをセレクト方向に操作して、後退用シフトレーンに隣接するセレクト方向一端側の前進用シフトレーン(例えば、1−2速シフトレーン)に移動する際に、可動ゲート部とゲート部材との当接音が、ゲート部材の湾曲状に膨出した形状によるスピーカ作用により拡大されて、車室内へ放射されるという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてされたものであり、後退用シフトレーンへのチェンジレバーの移動を規制するゲート機構を備えた手動変速機の変速操作機構において、セレクト方向一端側および他端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーの揺動軌跡の左右対称性を向上させるとともに、チェンジレバー操作時の当接音を抑制することを目的とする。
本発明は、変速機本体に揺動自在に支持され、揺動により後退用シフトレーンおよび複数列の前進用シフトレーンの間でニュートラルレーンに沿ってセレクト方向に操作可能で、各シフトレーンに沿ってシフト方向に操作可能なチェンジレバーを備えるとともに、上記後退用シフトレーンに隣接する前進用シフトレーンから上記後退用シフトレーンへの上記チェンジレバーの移動を、該チェンジレバーに対し所定の操作が行われたときには許容し、該操作が行われないときには禁止するゲート機構を備えた手動変速機の変速操作機構であって、上記複数列の前進用シフトレーンの内、上記後退用シフトレーンに隣接するセレクト方向一端側の前進用シフトレーンに対しセレクト方向他端側の前進用シフトレーンにおける上記チェンジレバーのシフト操作時の揺動軌跡が、上記チェンジレバーが上記一端側の前進用シフトレーンと上記他端側の前進用シフトレーンとの間の中央にあるときの該チェンジレバーの軸心を含みかつ上記一端側および他端側の前進用シフトレーンに沿う平面に対して、上記一端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動軌跡と対称となるように、上記他端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動を規制するセレクト方向規制機構を備え、上記ゲート機構は、変速機本体に取付固定されるゲート部材に設けられた固定ゲート部と、該固定ゲート部に当接可能なよう上記チェンジレバーに設けられた可動ゲート部とで構成され、上記セレクト方向規制機構は、上記ゲート部材における上記固定ゲート部とは上記チェンジレバーを挟んで反対側に設けられたセレクト方向固定規制部と、該セレクト方向固定規制部に当接可能なよう上記チェンジレバーに設けられたセレクト方向可動規制部とで構成され、上記固定ゲート部は、上記可動ゲート部と当接する当接面の上縁および下縁が上方に膨らんだ略円弧状となるよう上記ゲート部材の取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状を有し、上記セレクト方向固定規制部は、上記セレクト方向可動規制部と当接する当接面の上縁および下縁が上方に膨らんだ略円弧状となるよう上記ゲート部材の取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状を有し、これら固定ゲート部およびセレクト方向固定規制部を有するゲート部材が合成樹脂により一体成形されていることを特徴とする手動変速機の変速操作機構を提供するものである。
この変速操作機構は、セレクト方向一端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバー操作時の後退用シフトレーンへの移動を規制するゲート機構とともに、該ゲート機構に対しチェンジレバーを挟んで反対側に、セレクト方向他端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動を規制するセレクト方向規制機構を設けたことにより、セレクト方向一端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーの揺動軌跡とセレクト方向他端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーの揺動軌跡の左右対称性を向上させることができるとともに、ゲート部材を合成樹脂により形成したことにより、チェンジレバーがゲート部材に当接する際の振動を低減して、当接音を抑制し、放射音を低減することができる。
この変速操作機構は、また、記複数列の前進用シフトレーンのシフト方向両端部におけるチェンジレバーのシフト方向の移動を規制するシフト方向規制機構を備えたものとするのが良く、そのシフト方向規制機構は、上記ゲート部材において上記固定ゲート部および上記セレクト方向固定規制部が並ぶ方向に対し略直交する方向の上記チェンジレバーを挟む両側に設けられたシフト方向固定規制部と、該シフト方向固定規制部に当接可能なよう上記チェンジレバーに設けられたシフト方向可動規制部とで構成するのが良い。
このようにシフト方向可動規制機構を設けることにより、チェンジレバーをシフト操作したときの当接音を得ることができ、また、ゲート部材が合成樹脂であることによりその当接音が抑制されて、操作フィーリングが向上する。
また、この変速操作機構は、上記可動ゲート部と上記固定ゲート部との当接が面接触となるように構成するのが良く、上記セレクト方向可動規制部と上記セレクト方向固定規制部との当接が面接触となるように構成するのが良く、また、上記シフト方向可動規制部と上記シフト方向固定規制部との当接が面接触となるように構成するのが良い。
このように可動ゲート部と固定ゲート部との当接が面接触となるように構成することにより、また、セレクト方向可動規制部とセレクト方向固定規制部との当接が面接触となるように構成することにより、また、上記シフト方向可動規制部と上記シフト方向固定規制部との当接が面接触となるように構成することにより、当接時の面圧を低下させ、ゲート部材の耐久性を向上させることができる。
また、この変速操作機構は、合成樹脂により一体成形されるゲート部材に代えて、金属プレートにより形成されたゲート部材が設けられ、その金属プレートの表面に制振部材が取り付けられたものとすることもでき、その場合も、同様にチェンジレバーの揺動軌跡の左右対称性を向上させることができるとともに、チェンジレバーがゲート部材に当接する際の振動を低減して、当接音を抑制し、放射音を低減することができる。
以上のとおり、本発明によれば、後退用シフトレーンへのチェンジレバーの移動を規制するゲート機構を備えた手動変速機の変速操作機構において、セレクト方向一端側および他端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーの揺動軌跡の左右対称性を向上させるとともに、チェンジレバー操作時のゲート部材による当接音を抑制、放射音を低減することができる。
図1〜図4を参照して本発明の実施の形態の一例(第1例)である車両用の手動変速機の変速操作機構を説明する。図1は変速操作機構の縦断面図、図2はゲート部材の平面図、図3は図2のX−X断面図(a)、Y−Y断面図(b)およびZ矢視図(c)、図4は変速操作機構のシフトパターン図である。
図1において、1は、手動変速機の変速機本体であり、2は、変速機本体1の上部に、図示しない車体トンネル部に設けた開口部から車室内に突出するよう形成されたチェンジレバー支持部である。チェンジレバー支持部2の中心部には、チェンジレバー5を組み付けるための組付孔2aが形成されている。
チェンジレバー5は、軸方向中間部に設けられた略球状のピボット部6が、チェンジレバー支持部2の組付孔2aに合成樹脂製の支持部材41を介して揺動自在に支持され、揺動により、図4に示すシフトパターンに沿って操作可能とされている。このシフトパターンは、車幅方向(図4の左右方向)をセレクト方向として、相互に所定間隔をあけて平行に並ぶ3列の前進用シフトレーン(左から順に、1−2速シフトレーンr1、3−4速シフトレーンr2および5−6速シフトレーンr3)と、セレクト方向一端側の1−2速シフトレーンr1の左隣に隣接して設けられた後退用シフトレーンr4とからなっている。なお、図4中、r5は、チェンジレバー5のセレクト操作が行われるニュートラルレーンである。ニュートラル位置は、このニュートラルレーンr5と3−4速シフトレーンr2との交点上にある(図1は、チェンジレバー5が、このニュートラル位置にある状態を示す)。
チェンジレバー5は、上端部にチェンジノブ(図示せず)が取り付けられる第1レバー11と、この第1レバー11の下側に位置し、上記ピボット部6を有するとともに、ピボット部6の上方に第1レバー11が上下摺動可能に連結される連結部21aを備えた第2レバー21と、第1レバー11と第2レバー21との間に設けられ、第1レバー11を第2レバー21に対して上方に付勢する付勢スプリング31(圧縮コイルスプリング)とを備え、押下操作がなされたときに、第2レバー21が停止したまま第1レバー11が付勢スプリング31の付勢力に抗して下方に移動するよう構成されている。チェンジレバー5は、押下操作がなされたときに、第2レバー21が停止したまま第1レバー11が付勢スプリング31の付勢力に抗して下方に移動する。
そして、この変速操作機構には、チェンジレバー5の、1−2速シフトレーンr1(後退用シフトレーンr4に隣接する前進用シフトレーン)から後退用シフトレーンr1への移動を、チェンジレバー5に対し押下操作(所定の操作)が行われたときには許容し、該操作が行われないときには禁止するゲート機構35が設けられている。
ゲート機構35は、チェンジレバー支持部2の上端面にボルト(図示せず)により取付固定された合成樹脂製の板状のゲート部材36に設けた固定ゲート部36aと、チェンジレバー5の第1レバー11に設けた可動ゲート部37とからなるもので、ゲート部材36は、図2に示すように、中央部に、チェンジレバー5をゲート部材36の厚み方向に貫通させ、揺動自在とする略矩形の貫通孔36bを備え、その貫通孔36bの車両左側(後退用シフトレーンr4側)の開口縁部に、上記固定ゲート部36aが設けられ、チェンジレバー5の、固定ゲート部36aに対応する高さ位置(後述の第1レバー11の内筒12の下端位置)に、固定ゲート部36aの貫通孔36b側の面に対向し、相互に面接触可能なよう、上記可動ゲート部37が設けられている。
固定ゲート部36aは、チェンジレバー5が1−2速シフトレーンr1にあるときには、シフト方向(セレクト方向に垂直な方向、つまり1−2速シフトレーンr1に沿った方向(車両前後方向))のどの位置にあっても、チェンジレバー5の押し下げ操作がなされない限りは、固定ゲート部36aの貫通孔36b側の面に可動ゲート部37が当接した状態となるようにするため、図3の(c)に示すように、貫通孔36b側の面すなわち当接面Aの上縁および下縁が、上方に膨らんだ略円弧状となるよう、ゲート部材36のチェンジレバー支持部2への取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状に形成されている。
そして、この変速操作機構には、また、チェンジレバー5の、3−4速シフトレーンr2から後退用シフトレーンr1とは反対側のセレクト方向他端に位置する5−6速シフトレーンr3への移動を、チェンジレバー5に対し押下操作(所定の操作)が行われたときには許容し、該操作が行われないときには禁止するセレクト方向規制機構61が設けられている。
セレクト方向規制機構61は、上記ゲート部材36に設けたセレクト方向固定規制部36cと、チェンジレバー5の第1レバー11に設けたセレクト方向可動規制部37とからなるもので、ゲート部材36の上記貫通孔36bの、上記固定ゲート部36bとはチェンジレバー5を挟んで反対側である車両前側(5−6速シフトレーンr3側)の開口縁部に、上記セレクト方向固定規制部36cが設けられ、チェンジレバー5の上記ゲート機構35の可動ゲート部37とは反対側の、セレクト方向固定規制部36cに対応する高さ位置(第1レバー11の内筒12の下端位置)に、セレクト方向固定規制部36cの貫通孔36b側の面に対向し、相互に面接触可能なよう、上記セレクト方向可動規制部62が設けられている。
セレクト方向固定規制部36cは、チェンジレバー5が3−4速シフトレーンr2にあるときには、シフト方向(3−4速シフトレーンr2に沿った方向(車両前後方向))のどの位置にあっても、チェンジレバー5の押し下げ操作がなされない限りは、セレクト方向固定規制部36cの貫通孔36b側の面にセレクト方向可動規制部62が当接した状態となるようにするため、図3の(b)に示すように貫通孔36b側の面すなわち当接面Bの上縁および下縁が上方に膨らんだ略円弧状となるよう、ゲート部材36のチェンジレバー支持部2への取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状に形成されている。
また、この変速操作機構には、上記3列の前進用シフトレーン(1−2速シフトレーンr1、3−4速シフトレーンr2および5−6速シフトレーンr3)のシフト方向両端部におけるチェンジレバー5のシフト方向の移動を規制するシフト方向規制機構として、図2および図3の(a)に示すように、上記ゲート部材36において固定ゲート部36aおよびセレクト方向固定規制部36cが並ぶ方向に対し略直交する方向のチェンジレバー5を挟む両側の、上記貫通孔36bの開口縁部に、相互に対向した配置でそれぞれシフト方向固定規制部36d、36eが設けられ、これらシフト方向固定規制部36d、36eの当接面C,Dに面接触にて当接可能なよう、シフト方向固定規制部36d、36eの貫通孔36b側の面に対向して、チェンジレバー5のシフト方向固定規制部36d、36eに対応する高さ位置(第1レバー11の内筒12の下端位置)に、それぞれシフト方向可動規制部71,72が設けられている。
ゲート部材36は、上記固定ゲート部36a、セレクト方向固定規制部36cおよびシート方向可動規制部71,72を含め、全体が合成樹脂により一体成形されている。
チェンジレバー5における第2レバー21の連結部21aは、該第2レバー21の上部にロッド状に形成され、第1レバー11は、第2レバー21の連結部21aに嵌合する嵌合孔12aを有するとともに下端外周に上記可動ゲート部37を有する内筒12と、下部が上記内筒12の上部外周面を囲み、上端部にチェンジノブ(図示せず)が取り付けられる外筒13と、外筒13の下部内周面と内筒12の外周面との間に介設されたゴム部材等の弾性部材14とで構成されている。
弾性部材14は、変速機本体1の振動(特にチェンジレバー5の径方向の振動)が、内筒12から外筒13に伝わらないようにするためのもので、外筒13の下部内周面と内筒12の上部外周面とにそれぞれ接着固定されており、内筒12と外筒13とはこの弾性部材14を介して連結され、略一体的に上下移動する。
上記可動ゲート部37は、上記内筒12の下端部(つまり第1レバー11の下端部)に径方向に突出するように設けられており、この可動ゲート部37と第2レバー21のピボット部6との間に、上記付勢スプリング31が配設されている。そして、第2レバー21の上端部に、ストッパピン22が径方向に貫通した状態で挿入固定され、第1レバー11は内筒12の上端に形成された係止部12aがこのストッパピン22の両端に当接し、第1レバー11が付勢スプリング31により上方に付勢された状態で、それ以上上方に移動できないようになっている。
第1レバー11は、チェンジレバー5の押下操作がなされていないときは、この状態(内筒12がストッパピン22に当接した状態)にあり、この状態では、可動ゲート部37がゲート部材36の固定ゲート部36aに対応する高さに位置することになる。なお、第1レバー11の外筒13には、第2レバー21の連結部21aを内筒12の嵌合孔12aに嵌合させた状態で上記ストッパピン22を挿入するための、挿入孔13aが形成されている。
チェンジレバー5の第1レバー11と第2レバー21との間には、チェンジレバー5の押下操作に対して節度感を付与するためのディテント機構45が設けられている。このディテント機構45は、第1レバー11の内筒12の嵌合孔12aの内周面と第2レバー21の連結部21aとの間に配設されたもので、第2レバー21の連結部21aを径方向に貫通する貫通孔21bと、該貫通孔21b内に配設されたディテントスプリング46(圧縮コイルスプリング)と、該ディテントスプリング46を挟んで上記貫通孔21bの両開口部に設けられ、ディテントスプリング46の付勢力により第1レバー11の内筒12の嵌合孔12aの内周面に当接する2つのディテントボール47,47と、該嵌合孔12aの内周面に全周に亘って設けられ、チェンジレバー5の押下操作がなされていないときに各ディテントボール47の一部が嵌まり込む凹状溝12bとからなっている。
チェンジレバー5の押下操作がなされると、ディテント機構45の各ディテントボール47がディテントスプリング46の付勢力に抗して凹状溝12bから嵌合孔12aの内周面に乗り上げる。そして、そのチェンジレバー5の押下操作の初期(各ディテントボール47が凹状溝12bから嵌合孔12aの内周面に乗り上げるとき、)に、操作荷重が急激に増大し、その直後、急激に減少して付勢スプリング31の付勢力に等しくなる。これにより、ディテント機構45がない場合に比べて、チェンジレバー5の押し下げ操作時における操作フィーリングが向上する。
また、チェンジレバー5の第2レバー21の下端部には、略球状をなす球状部8が設けられ、この球状部8と、中心軸Xの回りに回動可能にかつ該中心軸Xの軸方向に移動可能に支持された車両前後方向(図1の図の面に垂直な方向)に延びるコントロールロッド51とが、連結部材25を介して連結されている。コントロールロッド51は、連結部材25の下部に包み込まれるようにして一体的に固定されている。そして、連結部材25の上部には、上側に開口するように設けた凹陥部25a(凹陥部25aの中心線Z2は、コントロールロッド51の中心線Xと交わる)に、合成樹脂製の中間部材26を介して上記球状部8が回動自在に連結されている。
連結部材25は、チェンジレバー5がセレクト方向に操作されると、コントロールロッド51を該コントロールロッド51の中心軸Xの回りに回動させ、チェンジレバー5が前進用シフトレーンr1〜r3または後退用シフトレーンr4においてシフト方向に操作されると、コントロールロッド51を該コントロールロッド51の中心軸Xの軸方向(車両前後方向)に移動させる。つまり、コントロールロッド51は、チェンジレバー5の揺動に連動して、該コントロールロッド51の中心軸Xの回りに回動し、また、中心軸Xの軸方向へ移動する。なお、チェンジレバー5が揺動すると、第2レバー21の下端部が僅かに上下移動する。そのため、この上下移動を吸収するよう、上記中間部材26は連結部材25の凹陥部25aの中心線Z2に沿って摺動可能に嵌合されている。
また、上記連結部材25の上端部には、左右両側に突起部25b、25bがそれぞれ形成されている。そして、これら両突起部25b、25bの下側に、リターンスプリング28,28によって上方へ付勢されたリターンロッド27,27がそれぞれ設けられ、チェンジレバー5がニュートラル位置を含む3−4速シフトレーンr2(1−2速シフトレーンr1と5−6速シフトレーンr3との間の中央に設けられた前進用シフトレーン)にあるときには、両突起部25b、25bの下面に両方のリターンロッド27,27の上端面が略同じ力でそれぞれ当接し、チェンジレバー5をニュートラル位置からセレクト方向に操作したときには、一方のリターンロッド27のみが対応する突起部25bに当接し、これにより、チェンジレバー5にニュートラル位置に戻す力が作用する。
この変速操作機構は、チェンジレバー5を、1−2速シフトレーンr1から後退用シフトレーンr4方向へセレクト操作する際、チェンジレバー5の押下操作が行われないときには、可動ゲート部37が固定ゲート部36aの当接面(貫通孔36b側の面)に当接し、それにより、チェンジレバー5の後退用シフトレーンr4方向への移動が禁止される。一方、チェンジレバー5の押下操作が行われたときには、第1レバー11の内筒12が第2レバー21の連結部21aに沿って下側に摺動することで第1レバー11全体が下側に移動し、これに伴って可動ゲート部37がゲート部材36の固定ゲート部36aの下方に移動する。これにより、可動ゲート部37がゲート部材36の固定ゲート部36aに当接することなく固定ゲート部36aの下側に潜り込み、このことで、チェンジレバー5の後退用シフトレーンr4方向への移動が許容される。また、チェンジレバー5が後退用シフトレーンr4にあるときに押下操作が解除されても、可動ゲート部37は上面が固定ゲート部36aの下面に当接した状態となり、第1レバー11は押し下げられた状態が維持される。そして、チェンジレバー5が後退用シフトレーンr4から1−2速シフトレーンr1に戻されると、第1レバー11が付勢スプリング31の付勢力によって上昇し、各ディテントポール47が内筒12の嵌合孔12aの内周面に設けた凹状溝12bに嵌まり込むことで、元の状態に復帰する。
また、チェンジレバー5を、3−4速シフトレーンr2から5−6速シフトレーンr3方向へセレクト操作する際、チェンジレバー5の押下操作が行われないときには、セレクト方向可動規制部62がセレクト方向固定規制部36cの当接面(貫通孔36b側の面)に当接し、それにより、チェンジレバー5の5−6速シフトレーンr3方向への移動が禁止される。一方、チェンジレバー5の押下操作が行われたときには、第1レバー11の内筒12が第2レバー21の連結部21aに沿って下側に摺動することで第1レバー11全体が下側に移動し、これに伴ってセレクト可動規制部62がゲート部材36のセレクト固定規制部36cの下方に移動する。これにより、セレクト可動規制部62がゲート部材36のセレクト固定規制部36cに当接することなくセレクト固定規制部36cの下側に潜り込み、それにより、チェンジレバー5の5−6速シフトレーンr3方向への移動が許容される。また、チェンジレバー5が5−6速シフトレーンr3にあるときに押下操作が解除されても、セレクト可動規制部62は上面がセレクト固定規制部36cの下面に当接した状態となり、第1レバー11は押し下げられた状態が維持される。そして、チェンジレバー5が5−6速シフトレーンr3から3−4速シフトレーンr2に戻されると、第1レバー11が付勢スプリング31の付勢力によって上昇し、各ディテントポール47が内筒12の嵌合孔12aの内周面に設けた凹状溝12bに嵌まり込むことで、元の状態に復帰する。
この実施の形態では、チェンジレバー5が、3−4速シフトレーンr2にあるときには(図1に示す状態)、チェンジレバー5はピポット部6及び球状部8の中心を通る中心軸Z1が略垂直に上下方向に延び、連結部材25の凹陥部25aの中心軸Z2も略垂直に上下方向に延びた状態となって、該凹陥部25aの中心軸Z2がチェンジレバー5の中心軸Z1と一致し、チェンジレバー5の中心線Z1とコントロールロッド51の中心軸Xとが互いに交わった状態となる。そのため、3−4速シフトレーンr2におけるチェンジレバー5のシフト操作時の揺動軌跡は、図4に一点鎖線で示すように、左右に振れることなく前進用シフトレーンr1〜r3に沿った直線状の軌跡となる。
また、後退用シフトレーンr4に隣接するセレクト方向一端側の1−2速シフトレーンr1におけるチェンジレバー5の揺動軌跡と、セレクト方向他端側の5−6速シフトレーンr3におけるチェンジレバー5の揺動軌跡は、チェンジレバー5が3−4速シフトレーンr2にあるとき(一端側の前進用シフトレーンと他端側の前進用シフトレーンとの間の中央にあるとき)のチェンジレバー5の軸心を含みかつ1−2速シフトレーンr1および5−6速シフトレーンr3に沿う平面に対して、略左右対称となる。
すなわち、この実施の形態では、ゲート機構35があるため、1−2速シフトレーンr1においては、可動ゲート部37がゲート部材36の固定ゲート部36aの貫通孔36b側の面に接触してチェンジレバー5の揺動が規制され、図4に一点鎖線で示すように1−2速シフトレーンr1に沿った略直線状の揺動軌跡となり、また、セレクト方向規制機構61があるため、5−6速シフトレーンr3においては、セレクト方向可動規制部62がセレクト方向固定規制部36cの貫通孔36b側の面に接触してチェンジレバー5の揺動が規制され、図4に一点鎖線で示すように5−6速シフトレーンr3に沿った略直線状の揺動軌跡となり、左右対称性が向上する。
なお、この実施形態では、チェンジレバー5が後退用シフトレーンr4にあるときには、第1レバー11の内筒12における可動ゲート部37の上側部分が、ゲート部材36の固定ゲート部36aにおける貫通孔36b側の面に接触した状態となるために、後退用シフトレーンr4におけるチェンジレバー5のシフト操作時の揺動軌跡も、また、図4に一点鎖線で示すように、後退用シフトレーンr4に沿ったものとなる。
図4において、破線は、ゲート機構35やセレクト方向規制機構61を備えない場合の、チェンジレバー5の揺動軌跡である。
そして、この実施の形態では、ゲート部材36が合成樹脂製であるため、チェンジレバー5の可動ゲート部37やセレクト方向可動規制部62がゲート部材36の固定ゲート部36aやセレクト方向固定規制部36cに当接する際の振動が低減され、そのため、当接音が小さくなり、車室内への放射音を低減できる。
また、この実施の形態では、ゲート部材36側のシフト方向固定規制部36d,36eとチェンジレバー5側のシフト方向可動規制部71,72からなるシフト方向可動規制機構を設けたことにより、チェンジレバーをシフト操作したときに当接音が得られ、しかも、ゲート部材36が合成樹脂であることにより、その当接音が抑制されて、操作フィーリングが向上する。
そして、可動ゲート部37と固定ゲート部36aとの当接、セレクト方向可動規制部62とセレクト方向固定規制部36cとの当接、シフト方向可動規制部71,72とシフト方向固定規制部36d,36eとの当接は、いずれも面接触となり、そのため、当接時の面圧が低下し、ゲート部材36の耐久性が向上する。
図5は、本発明の実施の形態の他の例(第2例)を示す変速操作機構のゲート部材の平面図であり、図6は図5のX−X断面図(a)およびY−Y断面図(b)である。
この実施の形態(第2例)の変速操作機構は、先の実施の形態(第1例)の変速操作機構において、ゲート部材36が合成樹脂により一体成形されたものであったのに対し、金属プレートにより形成されたゲート部材136を用い、その金属プレートの上部表面に、ボルト座面136fおよびその周囲部分を除いて、ゴム部材等の制振部材137を取り付たものである。そして、この金属プレートからなるゲート部材136には、先の実施の形態の貫通孔36bに相当する略矩形の貫通孔136bが設けられ、固定ゲート部36aに相当する固定ゲート部136aと、セレクト方向固定規制部36cに相当するセレクト方向固定規制部136cと、シフト方向固定規制部36d、36eに相当するシフト方向固定規制部136d、136eが設けられている。変速操作機構のその他の構成および作用は、先の実施の形態(第1例)と変わりがない。
この実施の形態(第2例)の場合も、先の実施の形態(第1例)の場合と同様にチェンジレバーの揺動軌跡の左右対称性を向上させることができるとともに、チェンジレバーがゲート部材に当接する際の振動を低減して、当接音を抑制し、放射音を低減することができる。
なお、上記各実施の形態では、後退用シフトレーンr4を1−2速シフトレーンr1の左隣に設けたが、後退用シフトレーンr4は、5−6速シフトレーンr3の右隣に設けてもよく、その場合には、ゲート機構35と規制機構61との位置関係を上記実施の形態とは左右反対にすればよい。
また、5−6速シフトレーンr1がないシフトパターンであってもよく、その場合には、1−2速シフトレーンr1と3−4速シフトレーンr2とのそれぞれにおけるチェンジレバー5のシフト操作時の揺動軌跡を、1−2速シフトレーンr1と3−4速シフトレーンr2との間の中央にあるときの該チェンジレバー5の軸線Z1を含みかつ前進用シフトレーン(1−2速シフトレーンr1又は3−4速シフトレーンr2)に沿う平面に対して対称となるようにすればよい。
さらに、5−6速シフトレーンr3の右隣に7−8速シフトレーンを設けてもよく、その場合には、1−2速シフトレーンr1と7−8速シフトレーンとのそれぞれにおけるチェンジレバー5のシフト操作時の揺動軌跡を、1−2速シフトレーンr1と7−8速シフトレーンとの間の中央にあるときの該チェンジレバー5の軸線Z1を含みかつ前進用シフトレーンに沿う平面に対して対称となるようにすればよい。
また、上記各実施の形態では、セレクト方向規制機構61のセレクト方向固定規制部36c(136c)をゲート部材36(136)に設けるとともに、セレクト方向可動規制部62をチェンジレバー5の第1レバー11の内筒12に設けたが、セレクト方向固定規制部36c(136c)は、ゲート部材36(136)とは別の、変速機本体1に固定される部材に設けてもよく、セレクト方向可動規制部62は、チェンジレバー5の第2レバー21に設けてもよい。
さらに、上記各実施の形態では、チェンジレバー5の押下操作により、チェンジレバー5の後退用シフトレーンr4方向への移動を許容するようにしたが、この移動を許容する操作は、押下操作に限らず、引上操作であってもよく、その場合には、可動ゲート部37がゲート部材36(136)の固定ゲート部36a(136a)の上方に移動することで、チェンジレバー5の後退用シフトレーンr4方向への移動を許可するようにすればよい。また、押下げ及び引上操作以外の所定操作によって後退用シフトレーンr4方向への移動を許容するようにしてもよい。
さらにまた、上記各実施形態では、チェンジレバー5を第1レバー11と第2レバー21とで構成して、押下操作により第2レバー21が停止したままで第1レバー11が下方へ移動するようにしたが、押し下げ操作によりチェンジレバー5全体が下方に移動する構成のものにも、本発明を適用することができる。
本発明の実施の形態の第1例の変速操作機構の縦断面図である。 本発明の実施の形態の第1例の変速操作機構のゲート部材の平面図である。 図2のX−X断面図(a)、Y−Y断面図(b)およびZ矢視図(c)である。 本発明の実施の形態の第1例の変速操作機構のシフトパターン図である。 本発明の実施の形態の第2例の変速操作機構のゲート部材の平面図である。 図5のX−X断面図(a)およびY−Y断面図(b)である。
符号の説明
1 変速機本体
2 チェンジレバー支持部
5 チェンジレバー
11 第1レバー
21 第2レバー
31 付勢スプリング
35 ゲート機構
36,136 ゲート部材
36a,136a 固定ゲート部
36b,136b 貫通孔
36c,136c セレクト方向固定規制部
36d、36e,136d,136e シフト方向固定規制部
37 可動ゲート部
41 支持部材
61 セレクト方向規制機構
62 セレクト方向可動規制部
71,72 シフト方向可動規制部
137 制振部材
r1 1−2速シフトレーン
r2 3−4速シフトレーン
r3 5−6速シフトレーン
r4 後退用シフトレーン

Claims (6)

  1. 変速機本体に揺動自在に支持され、揺動により後退用シフトレーンおよび複数列の前進用シフトレーンの間でニュートラルレーンに沿ってセレクト方向に操作可能で、各シフトレーンに沿ってシフト方向に操作可能なチェンジレバーを備えるとともに、上記後退用シフトレーンに隣接する前進用シフトレーンから上記後退用シフトレーンへの上記チェンジレバーの移動を、該チェンジレバーに対し所定の操作が行われたときには許容し、該操作が行われないときには禁止するゲート機構を備えた手動変速機の変速操作機構であって、
    上記複数列の前進用シフトレーンの内、上記後退用シフトレーンに隣接するセレクト方向一端側の前進用シフトレーンに対しセレクト方向他端側の前進用シフトレーンにおける上記チェンジレバーのシフト操作時の揺動軌跡が、上記チェンジレバーが上記一端側の前進用シフトレーンと上記他端側の前進用シフトレーンとの間の中央にあるときの該チェンジレバーの軸心を含みかつ上記一端側および他端側の前進用シフトレーンに沿う平面に対して、上記一端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動軌跡と対称となるように、上記他端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動を規制するセレクト方向規制機構を備え、
    上記ゲート機構は、変速機本体に取付固定されるゲート部材に設けられた固定ゲート部と、該固定ゲート部に当接可能なよう上記チェンジレバーに設けられた可動ゲート部とで構成され、
    上記セレクト方向規制機構は、上記ゲート部材における上記固定ゲート部とは上記チェンジレバーを挟んで反対側に設けられたセレクト方向固定規制部と、該セレクト方向固定規制部に当接可能なよう上記チェンジレバーに設けられたセレクト方向可動規制部とで構成され、
    上記固定ゲート部は、上記可動ゲート部と当接する当接面の上縁および下縁が上方に膨らんだ略円弧状となるよう上記ゲート部材の取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状を有し、
    上記セレクト方向固定規制部は、上記セレクト方向可動規制部と当接する当接面の上縁および下縁が上方に膨らんだ略円弧状となるよう上記ゲート部材の取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状を有し、
    これら固定ゲート部およびセレクト方向固定規制部を有するゲート部材が合成樹脂により一体成形されていることを特徴とする手動変速機の変速操作機構。
  2. 上記複数列の前進用シフトレーンのシフト方向両端部におけるチェンジレバーのシフト方向の移動を規制するシフト方向規制機構を備え、
    上記シフト方向規制機構は、上記ゲート部材において上記固定ゲート部および上記セレクト方向固定規制部が並ぶ方向に対し略直交する方向の上記チェンジレバーを挟む両側に設けられたシフト方向固定規制部と、該シフト方向固定規制部に当接可能なよう上記チェンジレバーに設けられたシフト方向可動規制部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の手動変速機の変速操作機構。
  3. 上記可動ゲート部と上記固定ゲート部との当接が面接触となるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の手動変速機の変速操作機構。
  4. 上記セレクト方向可動規制部と上記セレクト方向固定規制部との当接が面接触となるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の手動変速機の変速操作機構。
  5. 上記シフト方向可動規制部と上記シフト方向固定規制部との当接が面接触となるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の手動変速機の変速操作機構。
  6. 変速機本体に揺動自在に支持され、揺動により後退用シフトレーンおよび複数列の前進用シフトレーンの間でニュートラルレーンに沿ってセレクト方向に操作可能で、各シフトレーンに沿ってシフト方向に操作可能なチェンジレバーを備えるとともに、上記後退用シフトレーンに隣接する前進用シフトレーンから上記後退用シフトレーンへの上記チェンジレバーの移動を、該チェンジレバーに対し所定の操作が行われたときには許容し、該操作が行われないときには禁止するゲート機構を備えた手動変速機の変速操作機構であって、
    上記複数列の前進用シフトレーンの内、上記後退用シフトレーンに隣接するセレクト方向一端側の前進用シフトレーンに対しセレクト方向他端側の前進用シフトレーンにおける上記チェンジレバーのシフト操作時の揺動軌跡が、上記チェンジレバーが上記一端側の前進用シフトレーンと上記他端側の前進用シフトレーンとの間の中央にあるときの該チェンジレバーの軸心を含みかつ上記一端側および他端側の前進用シフトレーンに沿う平面に対して、上記一端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動軌跡と対称となるように、上記他端側の前進用シフトレーンにおけるチェンジレバーのシフト操作時の揺動を規制するセレクト方向規制機構を備え、
    上記ゲート機構は、変速機本体に取付固定されるゲート部材に設けられた固定ゲート部と、該固定ゲート部に当接可能なよう上記チェンジレバーに設けられた可動ゲート部とで構成され、
    上記セレクト方向規制機構は、上記ゲート部材における上記固定ゲート部とは上記チェンジレバーを挟んで反対側に設けられたセレクト方向固定規制部と、該セレクト方向固定規制部に当接可能なよう上記チェンジレバーに設けられたセレクト方向可動規制部とで構成され、
    上記固定ゲート部は、上記可動ゲート部と当接する当接面の上縁および下縁が上方に膨らんだ略円弧状となるよう上記ゲート部材の取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状を有し、
    上記セレクト方向固定規制部は、上記セレクト方向可動規制部と当接する当接面の上縁および下縁が上方に膨らんだ略円弧状となるよう上記ゲート部材の取り付け面に対し上方に湾曲状に膨出した形状を有し、
    これら固定ゲート部およびセレクト方向固定規制部を有するゲート部材が金属プレートにより形成され、該金属プレートの表面に制振部材が取り付けられていることを特徴とする手動変速機の変速操作機構。
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