JP4591779B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は撮像装置に関する。
一般的に電子機器の筐体は複数のカバーをシャーシなどに組み付けることによって構成されている。
たとえば、前カバーと後カバーの2つのカバーを備え、それら前カバーと後カバーをシャーシにねじで締結した電子機器が提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−223863号公報
ところで、デジタルスチルカメラなどの撮像装置では、塵埃の侵入を防止し、かつ、外観性を高めるために、カバーの間に生じる隙間を極力抑制することが必要である。
しかしながら、上述のように前カバー、後カバーをシャーシに対して精密に組み付ける作業は繁雑で手間がかかり、また、前カバー、後カバーをそれぞれシャーシにねじ止めする構造ではそれらカバーの間に生じる隙間を無くすことが難しいという不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、組み立て作業性の向上を図りつつ、外観性を高め、かつ、塵埃の筐体内部への侵入を防止する上で有利な撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、互いに対向する前面および後面と、それら前面の周囲と後面の周囲とを接続する複数の側面とを有する筐体を備え、前記筐体の前面はフロントカバーの前面部で構成され、前記筐体の後面はリアカバーの後面部で構成され、前記フロントカバーと前記リアカバーとの間にシャーシが配設された撮像装置であって、前記複数の側面のうちの少なくとも1つの側面は、前後方向の幅と前記幅と直交する長さを有し、前記1つの側面は、前記フロントカバーの前面部の縁部から後方に折り曲げられた側面部と、前記リアカバーの後面部の縁部から前方に折り曲げられその前端が前記フロントカバーの側面部の後端よりも後方に離れた側面部と、前記フロントカバーの側面部と前記リアカバーの側面部とにわたってそれらの上に配置されるサイドカバーとで構成され、前記フロントカバーの側面部に前記1つの側面の長さ方向に間隔をおいて第1係合溝と第2係合溝とが設けられ、前記リアカバーの側面部に前記1つの側面の長さ方向に間隔をおいて第3係合溝と第4係合溝とが設けられ、前記シャーシが前記1つの側面に臨む箇所に前記第1係合溝と第3係合溝に係合し前記フロントカバーと前記リアカバーとが互いに離れる方向への移動を阻止する第1係合凸部が設けられ、前記サイドカバーに前記第2係合溝と第4係合溝に係合し前記フロントカバーと前記リアカバーとを互いに近づく方向に変位させそれらフロントカバーとリアカバーを前記側面の幅方向において位置決めする第2係合凸部が設けられ、前記第1係合凸部が前記第1係合溝と前記第3係合溝に係合し、かつ、前記第2係合凸部が前記第2係合溝と第4係合溝に係合した状態で前記サイドカバーがねじにより前記シャーシに締結されていることを特徴とする。
本発明によれば、フロントカバーの第1係合溝とリアカバーの第3係合溝をシャーシの第1係合凸部に係合することでフロントカバーおよびリアカバーをシャーシに仮止めできるので、筐体の組み立て作業性の向上を図る上で有利となる。
また、サイドカバーの第2係合部をフロントカバーの第2係合溝とリアカバーの第4係合溝に係合することでフロントカバーとリアカバーとを位置決めでき、この状態でねじによりサイドカバーをシャーシに組み付けることができるので、フロントカバーおよびリアカバーとサイドカバーとの間に生じる隙間を抑制することができることは無論のこと、筐体の外観性を高め、塵埃の筐体内部への侵入を防止する上で有利となり、また、筐体の組み立て作業性の向上を図る上で有利となる。
(第1の実施の形態)
次に本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は第1の実施の形態の撮像装置10を前方から見た斜視図、図2(A)は撮像装置10を後方から見た斜視図、(B)は撮像装置10にコネクタが装着された状態を示す斜視図、図3は撮像装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の撮像装置10はデジタルスチルカメラであり、外装を構成する薄板状の筐体12を有している。
筐体12は、前後方向の厚さよりも大きな寸法の上下方向の高さと、上下方向の高さよりも大きな寸法の左右方向の幅を有している。
なお、本明細書において左右は、撮像装置10を前方から見た状態でいうものとし、また、光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
図1に示すように、筐体12の前面右側部寄りの箇所には撮影光学系14を収容保持する沈胴式の鏡筒16が設けられている。
鏡筒14は筐体12の内部に組み込まれた駆動部108(図3参照)によって、図1に示すように、筐体12の前面から前方に突出した使用位置(広角状態、望遠状態、および広角乃至望遠の中間状態)と、筐体12に収容された収容位置(沈胴状態)との間を出没するように構成されている。
筐体12の前面には、被写体に閃光を照射するフラッシュライト16、オートフォーカス用の補助光およびセルフタイマーの動作状態を示す光を照射するLEDランプ18、光学式ビューファインダー装置を構成する対物レンズ20が設けられている。
筐体12の上端面には、シャッタボタン22、ズームレバー24、電源スイッチ26、マイクロフォン28が設けられている。
図2(A)に示すように、筐体12の後面には、撮像した映像や各種メニュー画面などを表示するディスプレイ30、光学式ビューファインダー装置を構成する接眼窓32、撮影モード、再生モードなどを切り換えるための操作ダイアル34、撮影にまつわる種々の設定やメニュー画面の切り換えなどを行なうための十字操作ボタン36、メニュー画面呼び出しなどの各種の操作を行うための複数の操作スイッチ38、スピーカー40が設けられている。
また、筐体12の左側面の上部には、図2(A)、(B)に示すように、撮像装置10の外部に設けられた外部機器(不図示)の外部コネクタCNが装脱されるコネクタ収容室42が設けられている。
コネクタ収容室42の奥部には外部コネクタCNと電気的に接続される内部コネクタ114(図3参照)が設けられている。
さらに、図10に示すように、筐体12の下部左寄りの箇所には、バッテリー58(図15、図16参照)が収容されるバッテリー収容室60が設けられている。
図3に示すように、撮像装置10は、鏡筒16の後端部分に配設され撮影光学系14によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子102、該撮像素子102から出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体112に記録する画像処理部104、前記画像データをディスプレイ30に表示させる表示制御部106、鏡筒16の出没動作、ズーミング動作などを行う駆動部108、上述したシャッタボタン22、ズームレバー24、操作ダイアル34、十字操作ボタン36、操作スイッチ38の操作に応じて画像処理部104、表示制御部106、駆動部108を制御するCPUを含む制御部110などを備えている。
また、撮像装置10には、外部コネクタCNから内部コネクタ114を介して入力される直流電源を所定の電圧および電流に調整し、撮像素子102、画像処理部104、表示制御部106、駆動部108、制御部110などに供給する電源部116が設けられている。
図4、図5は開閉蓋46の取り付け構造を示す分解斜視図、図6(A)は開閉蓋46の閉塞状態を示す斜視図、(B)は開閉蓋46の開放状態を示す斜視図、図7は開閉蓋46の閉塞状態と第1の開放状態を示す図、図8は開閉蓋46の閉塞状態と第2の開放状態を示す図である。
コネクタ収容室42は、筐体12で支持された支軸44を支点に揺動する開閉蓋46により開閉され、次にこの開閉構造について説明する。
図4、図6、図7、図8に示すように、筐体12の左側面の箇所に、コネクタ収容室42の周囲に延在する外方に開放状の凹部48が設けられ、凹部48は、底壁4802と、底壁4802の周囲から起立する側壁4804とを備えている。
コネクタ収容室42の下方に位置する底壁4802の両側箇所には、それぞれ溝状の軸受部50が設けられ、さらに両軸受部50の間に位置する底壁4802箇所には開閉蓋46の基部が収容される基部収容用凹部4806が設けられている。
また、コネクタ収容室42の前後に位置する底壁4802箇所には、それぞれ係合凹部4808が設けられている。
また、コネクタ収容室42の上方に位置する側壁4804の先部には、指掛け用の凹部4810が設けられている。
さらに、図7、図8に示すように、コネクタ収容室42の下方に位置する側壁4804の先部には、筐体側突起52が設けられている。
筐体側突起52が凹部48に臨む面には、案内面5202が形成されている。
図4、図5に示すように、支軸44は、その長手方向の両端に位置する第1軸部4402と、それら第1軸部4402の間に設けられ第1軸部4402の延在方向と直交する方向に離間しかつ第1軸部4402と平行に延在する第2の軸部4404とを有している。
支軸44は、その両端の第1軸部4402が軸受部50に回転可能に装着されることで配設されている。
また、図7に示すように、第2の軸部4404は、第1軸部4402よりもコネクタ収容室42から離れかつ凹部48の底壁4802に近接した第1の位置(イ)に位置できるように配設され、また、図8に示すように、第2の軸部4404は、凹部48の底壁4802から最も離れた第2の位置(ロ)に位置できるように配設されている。
開閉蓋46は、凹部48の輪郭に対応した形状の矩形に形成され、開閉蓋46によりコネクタ収容室42を閉塞する際に同時に凹部48も閉塞するようにしている。
図7、図8に示すように、開閉蓋46は、凹部48とともにコネクタ収容室42を閉塞した際に凹部48の底壁4802に臨む裏面4602と外部に臨む表面4604とを有している。
図5に示すように、裏面4602の一側には、第2の軸部4404が回転可能に装着される溝状の軸受部54が設けられ、開閉蓋46はこの軸受部54に第2の軸部4404が回転可能に装着されることで筐体12に配設されている。
図7、図8に示すように、開閉蓋46は、第2の軸部4404により支持される箇所が基部4610となり、基部4610から最も離れた箇所が自由端4612となり、自由端4612に位置する表面4604の箇所には指掛け用の突起4606が設けられ、この突起4606は、開閉蓋46でコネクタ収容室42を閉塞した際に、指掛け用の凹部4810に臨む箇所に位置する。
また、図5に示すように、裏面4602の両側箇所には、係合凹部4808に係脱する係合凸部4608が設けられている。
さらに、自由端4612と反対に位置する基部4610の端部には、案内面5202に係合可能な開閉蓋側突起56が設けられている。
開閉蓋46は、第2の軸部4404が第1の位置(イ)に位置した状態で第2の軸部4404を支点として自由端4612が揺動することで図7に示すように凹部48とともにコネクタ収容室42を開閉するように設けられ、凹部48とともにコネクタ収容室42を閉塞した状態で、係合凹部4808に係合凸部4608が係合し、開閉蓋46によるコネクタ収容室42の閉塞状態が形成されるように構成されている。
この閉塞状態で、開閉蓋側突起56は筐体側突起52の内側に位置し、言い換えると、開閉蓋側突起56は筐体側突起52で覆われ、したがって、凹部48内に位置する支点を中心に開閉蓋46が揺動するにも拘わらず、開閉蓋46と凹部48との間に大きな隙間を生じることなくコネクタ収容室42の閉塞状態が形成される。
また、この閉塞状態で、図6(A)に示すように、開閉蓋46の表面4604と筐体12の左側面とが同一面上に位置する。
また、図7に示すように、コネクタ収容室42が閉塞される際に、開閉蓋側突起56が案内面5202により閉じる方向に案内され、開閉蓋46の閉塞動が円滑に行なわれるように図られる。
また、図7に示すように、第2の軸部4404が第1の位置(イ)に位置した状態で開閉蓋46がコネクタ収容室42から離れる方向に開き、開閉蓋46が底壁4802に対して直交する方向に延在する第1の開放状態(ハ)が形成される。
また、開閉蓋46を引き出すと第2の軸部4404は第1軸部4402を中心に回転し、図8に示すように、第2の軸部4404は第2の位置(ロ)に位置し、この状態で開閉蓋46を第1の開放状態(ハ)よりもコネクタ収容室42から離れる方向に大きく開かせることができ、図8に想像線で示すように、筐体12の左側面上に倒れた第2の開放状態(ニ)が形成される。
上述のように開閉蓋46の開閉構造を構成した場合には、次のような利点がある。
第2の軸部4404が第1の位置(イ)に位置した状態で、開閉蓋46の揺動によりコネクタ収容室42の開閉がなされる。
そして、コネクタ収容室42の閉塞状態で、開閉蓋側突起56が筐体側突起52で覆われ、したがって、凹部48の全周にわたり開閉蓋46により凹部48が隙間無く閉塞され、これによりコネクタ収容室42が閉塞されることになる。また、開閉蓋46の表面4604と筐体12の左側面とが同一平面上に位置し、外観性を高める上で有利となる。
また、コネクタ収容室42の開放状態で、開閉蓋46はコネクタ収容室42から離れ、コネクタ収容室42での外部コネクタCNの装脱が支障なく行なわれる。
また、コネクタ収容室42が閉塞される際に、開閉蓋側突起56が案内面5202により閉じる方向に案内されるので、第2の軸部4404が第1の位置(イ)と第2の位置(ロ)との間で移動できるにも拘わらず、開閉蓋46の閉塞動を円滑に確実に行う上で有利となる。
また、開放時に開閉蓋46を底壁4802から離れる方向に引っ張ると、第2の軸部4404は第1の位置(イ)から第2の位置(ロ)に移動し、この状態で開閉蓋46を開放方向に揺動させることで、コネクタ収容室42から大きく離れた第2の開放状態(ニ)が形成される。したがって、開閉蓋46を第2の開放状態(ニ)にすると、コネクタ収容室42での外部コネクタCNの装脱をより円滑に行なう上で有利となる。
さらに、このように開閉蓋46を揺動させることでコネクタ収容室42を開閉するので、開閉蓋46をエラストマーなどの弾性材料で形成する必要がなく、開閉蓋46を筐体12と同一の材料であるいは似たような材料で形成でき、外観性を高める上で有利となり、また、開閉蓋の部分をコネクタ収容室近傍の角部に配置する必要がなくなり、コネクタ収容室42のレイアウト上も有利となる。
次に、直線状に延在する支軸44を用いた図9の比較例を参照してさらに説明する。
図9(A)に示す第1の比較例は、筐体12に設けられた支軸44に開閉蓋46の軸受部54が回転可能に装着されたものである。
この第1の比較例では、支軸44が筐体12の外面近傍に配置されているために、開閉蓋46の軸受部54が筐体12の外方に突出してしまい、筐体12の外観性が低下する不利がある。
これに比較して、上述のように構成した場合には、コネクタ収容室42の閉塞状態で、開閉蓋46の表面4604と筐体12の外面とが同一面に位置するため外観性を高める上で有利となる。
図9(B)に示す第2の比較例は、第1の比較例に比べて軸受部54を筐体12の内方寄りの箇所に配置したものである。
この第2の比較例では、軸受部54が筐体12の表面から突出しないが、軸受部54と、軸受部54に臨む筐体12の縁部との隙間が大きくなるため、筐体12の外観性が低下する不利がある。
これに比較して、上述のように構成した場合には、コネクタ収容室42の閉塞状態で、開閉蓋側突起56が筐体側突起52で覆われ、凹部48の全周にわたり開閉蓋46により隙間無く閉塞されるため、外観性を高める上で有利となる。
図9(C)に示す第3の比較例は、支軸44が挿通される軸受部54の孔を長孔5401とすることで、開閉蓋46を長孔5401の延在方向に沿ってスライドさせつつ開閉蓋46の開閉を行なうものである。
この第3の比較例では、軸受部54が筐体12の表面から突出せず、開閉蓋54と筐体12の縁部との隙間も小さくできるが、開閉時に開閉蓋46をスライドさせなくてはならないことから操作が繁雑であり、また、開閉蓋46をスライド可能とすることからその配置場所が角部を含む筐体12の箇所に限定されコネクタ収容室42の設計の自由度を確保する上で不利がある。
これに比較して、上述のように構成した場合には、開閉蓋46を揺動させる構成であるため、開閉時の操作性を高める上で有利であり、また、コネクタ収容室42の配置場所の制約がなく設計の自由度を高める上で有利となる。
次に、バッテリー収容室60およびバッテリー押し出しばね62について説明する。
図10は撮像装置10のバッテリー収容室60近傍の斜視図、図11は図10のAA線断面図、図12、図13はバッテリー押し出しばね62の組み付け構造を示す斜視図、図14(A)はバッテリー押し出しばね62の斜視図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図、(D)は(B)のD矢視図、(E)は(D)のE矢視図である。
図15はバッテリー収容室60にバッテリー58が挿入される途中の状態を示す斜視図、図16はバッテリー収容室60にバッテリー58が収納された状態を示す説明図である。
図17(A)乃至(C)はバッテリー押し出しばね62の変位を示す説明図である。
バッテリー58は、図15に示すように、厚さと、この厚さよりも大きな寸法の幅および長さを有し、矩形板状に形成されている。
バッテリー58の長さ方向の一方の面である前端面5802の幅方向の半部には、2つの電源供給用の端子と、1つの通信用の端子との3つの端子5804が幅方向に間隔をおいて並べて設けられ、残りの半部は平坦面として形成されている。
バッテリー58の長さ方向の他方の面である後端面(不図示)は平坦面として形成されている。
バッテリー収容室60は、バッテリー58の厚さ、幅、長さに対応した高さ、幅、奥行きを有し、したがって、バッテリー収容室60は高さとこの高さよりも大きな寸法の幅と奥行きを有している。
そして、バッテリー収容室60はその高さが筐体12の厚さと同じ向きになるように設けられている。
図11に示すように、筐体12は、筐体12の前面を構成するフロントカバー64と、フロントカバー64と連結され筐体12の後面を構成するリアカバー66と、左右のサイドカバー80、81と、リアカバー66の内面に沿って延在形成された金属製で薄板状のシャーシ68とを備え、したがって、シャーシ68は筐体12の高さ方向および幅方向に延在している。
本実施の形態では、シャーシ68はステンレス鋼板で形成されている。
そして、シャーシ68とフロントカバー64の間に、鏡筒16と、合成樹脂製のハウジング70が設けられている。
図12に示すように、ハウジング70は、バッテリー収容室60の高さ方向の一方の面をなしバッテリー収容室60の幅と奥行きを有する底壁7002と、底壁7002の幅方向の両側から起立する側壁7004と、底壁7002の奥行き方向の一方の端部から起立する奥部壁7006と、底壁7002の奥行き方向の他方の端部から起立する端壁7008(図10参照)とを有している。
図11に示すように、シャーシ68と底壁7002が平行に対向し、かつ、両側の側壁7004の先端と奥部壁7006の先端とがシャーシ68に臨み、さらに、端壁7008が筐体12の下面に位置するように、シャーシ68とハウジング70とが筐体12の厚さ方向に並べられて配設され、したがって、バッテリー収容室60はシャーシ68とハウジング70とにより形成されている。
図14(A)乃至(E)に示すように、バッテリー押し出しばね62は、直線状に延在する支軸6202と、支軸6202の一方の端部6202Aに設けられた係止軸6204と、支軸6202の他方の端部6202Bに設けられた付勢用軸6206とを備えている。
このバッテリー押し出しばね62は、係止軸6204により支軸6202の一方の端部6202Aの回転が阻止された状態で用いられ、付勢用軸6206が支軸6202を支点に揺動することで支軸6202の他方の端部6202Bが回転し、これにより、支軸6202のねじれによりその付勢力が付勢用軸6206に作用するトーションばね(ねじりばね)である。
付勢用軸6206の先部は、該付勢用軸6206が支軸6202を中心として揺動する仮想平面内で湾曲状に延在形成された湾曲部6206Aとして形成され、バッテリー58の平坦面の損傷の防止が図られている。
係止軸6204の先部は、前記仮想平面と直交する別の仮想平面内で湾曲状に延在形成された湾曲部6204Aとして形成され、支軸6202の一方の端部6202Aの回転を確実に阻止できるように図られている。
図12に示すように、筐体12の左側壁7004から離れた奥部壁7006の幅方向の半部には、バッテリー58の3つの端子5804に接続する3つの端子7010が設けられている。
また、筐体12の左の側壁7004寄りの奥部壁7006の幅方向の半部でシャーシ68に臨む端部(バッテリー収容室60の高さ方向の一方の端部寄りの箇所)には、支軸6202が挿入される支軸収容溝7012がバッテリー収容室60の幅方向に沿って直線状に延在形成されている。
支軸収容溝7012の延在方向の一方の端部7012Aは、バッテリー収容室60の幅方向の中央に位置し、支軸収容溝7012の延在方向の他方の端部7012Bは右側の側壁7004の近傍箇所に位置している。
さらに、支軸収容溝7012の延在方向の他方の端部7012Bに接続するように、支軸収容溝7012の延在方向と直交する方向であるバッテリー収容室60の奥行き方向に延在する係止軸収容溝7014が設けられている。図12乃至図16に示すように、係止軸収容溝7014はバッテリー収容室60の奥部で幅方向の端部の角部寄りの箇所に設けられている。
また、底壁7002の中央で奥部壁7006寄りの箇所に、付勢用軸6206の揺動ストロークを大きく確保するための切り欠き7016が設けられている。
図10に示すように、端壁7008には、バッテリー装脱用の開口72が設けられ、また、底壁7002を挟んで開口72と反対の箇所にメモリカード用装脱口74が設けられている。
バッテリー収容室60が筐体12の下面に臨む箇所には、開口72を開閉する蓋体76がヒンジ7602を介して揺動可能に取着されている。なお、蓋体76によってバッテリー収容室60を閉塞した閉塞状態を保持するロック機構が設けられ、ロック機構による蓋体76のロックを解除することで蓋体76の開放が許容され、このようなロック機構として従来公知の様々な構造が採用可能である。
また、開口72に臨むハウジング70箇所には、係合爪78が開口72内に出没可能で突出する方向に付勢して設けられ、バッテリー収容室60に収容されたバッテリー58の後端面に係合爪78が係合することで、バッテリー58のバッテリー収容室60への収容状態が保持され、係合爪78が退避してバッテリー収容室60に収容されたバッテリー58の後端面との係合が解除されることにより、バッテリー58の取り出しが可能となっており、係合爪78の開口72外への退避はユーザーの指により行われる。
次に、バッテリー押し出しばね62の配設について説明する。
図12、図13に示すように、支軸6202は支軸収容溝7012に収容され、これにより支軸6202はバッテリー収容室60の奥部で該バッテリー収容室60の幅方向に延在するように配設される。
係止軸6204は、その湾曲部6204Aが係止軸収容溝7014に収容され、付勢用軸6206が揺動した際に支軸6202の一方の端部6202Aの回転を阻止するように配設される。湾曲部6204Aを含む係止軸6204は、バッテリー収容室60の高さ方向と直交する仮想平面上を延在する。
このような支軸6202と係止軸6204の配設により、付勢用軸6206はバッテリー収容室60の奥部で幅方向の中央に位置し、その先部の湾曲部6206Aが該バッテリー収容室60に収容されるバッテリー58の前端面5802に係合可能に配設されることになる。湾曲部6206Aを含む付勢用軸6206はバッテリー収容室60の幅方向に対して直交する仮想平面上を延在する。
次に、バッテリー押し出しばね62の作用について説明する。
図15、図17(A)に示すように、バッテリー収容室60にバッテリー58が挿入されると、やがて、図17(B)に示すように、バッテリー58の前端面5802に付勢用軸6206の湾曲部6206Aが当接し、さらにバッテリー58が挿入されることで付勢用軸6206は支軸6202を中心として揺動する。
やがて、図16、図17(C)に示すように、バッテリー58が完全に装着された状態で、付勢用軸6206の湾曲部6206Aの半部は切り欠き7016からバッテリー収容室60の外方に変位する。
したがって、係止軸6204により支軸6202の一方の端部6202Aの回転が阻止されており、また、付勢用軸6206により支軸6202の他方の端部6202Bが回転変位されているので、支軸6202のねじれによりその付勢力が付勢用軸6206の湾曲部6206Aからバッテリー58に作用し、バッテリー58は開口72から突出する方向に常時付勢されることになる。
したがって、蓋体76を開き、係合爪78を開口72外にスライドさせることで、バッテリー58は開口72から突出する。
上述のようにバッテリー押し出しばね62を構成した場合には、次のような利点がある。
バッテリー押し出しばね62は、付勢用軸6206が支軸6202を支点として揺動し、付勢用軸6206は、バッテリー58が装脱される方向に沿って大きなストロークで変位するので、従来の圧縮コイルばねを用いる場合に比べて、バッテリー58が装脱される方向に大きなスペースを要することなくバッテリー押し出しばね62を配設でき、バッテリー収容室60の小型化を図る上で有利となる。
また、バッテリー押し出しばね62は、支軸6202が支軸収容溝7012で支持され、係止軸6204が係止軸収容溝7014に係止されているので、バッテリー58を開口72から突出させる方向に付勢するバッテリー押し出しばね62の反力は、主として係止軸収容溝7014で受けるものの支軸収容溝7012と係止軸収容溝7014とに分散して作用しており、従来のように、ハウジング70の奥部壁7006に局所的に作用することはない。したがって、クリープなどを考慮することなく、また、壁部の肉厚を厚くしたり、あるいは、壁部として高強度な材料を用いることなく合成樹脂製のハウジングを使用でき、このような強度的な制約を受けることなく、バッテリー収容室を設計することが可能となる。
また係止軸収容溝7014は、ハウジング70の角部に位置しており、角部は奥部壁7006と左の側壁7004とが交差する箇所でもともと剛性が高い箇所であるので、係止軸収容溝7014を強固な構造にでき、係止軸6204を確実に係止し支軸6202の一方の端部6202Aの回転を確実に阻止することができる。
また、特に、撮像装置においては、バッテリー収容室の奥部壁には、バッテリーの端子に接続される端子の他に、部品を取り付けるためのボスなどの構造が設けられることが多いため、スペースが狭く、占有スペースが大きな圧縮コイルばねを用いると、バッテリー収容室の小型化を図る上で不利があるのに対して、バッテリー押し出しばね62をトーションばねとすると、占有スペースが少なくて済み、撮像装置のバッテリー収容室の小型化を図る上で格段に有利となる。
また、バッテリー収容部60の奥部の幅方向の中央から一側寄りに3つの端子7010が配設され、奥部の幅方向の残りの部分がデッドスペースになっており、このデッドスペースにバッテリー押し出しばね62を配置したので、バッテリー収容室60および撮像装置10の小型化を図る上でより有利となる。
次に、本発明に係る筐体12の構造について詳細に説明する。
図18はフロントカバー64、リアカバー66、サイドカバー80が取り付けられる前の状態を示す撮像装置10の斜視図、図19は図18の要部拡大斜視図である。
図20はシャーシ68にフロントカバー64、リアカバー66が仮止めされた状態を左側方から見た斜視図、図21は図19の要部拡大斜視図である。
図22はシャーシ68にフロントカバー64、リアカバー66が仮止めされた状態を右側方から見た斜視図である。
図23はシャーシ68にフロントカバー64、リアカバー66、サイドカバー80が取り付けられた状態を示す斜視図である。
図24は図23をAA線で破断した状態を示す図、図25は図23をBB線で破断した状態を示す図である。
図26はシャーシ68にフロントカバー64、リアカバー66が仮止めされた状態を示す断面図、図27はシャーシ68にサイドカバー80が取り付けられた状態を示す断面図である。
図1、図2に示すように、筐体12は、フロントカバー64、リアカバー66、サイドカバー80、81を含んで構成されている。
筐体12は、互いに対向する前面1202および後面1204と、それら前面1202の周囲と後面1204の周囲とを接続する複数の側面とを有している。本実施の形態では、複数の側面は、上端面1206、下端面1208、左右の側面1210である。
前面1202は、フロントカバー64の前面部6402で構成され、後面1204はリアカバー66の後面部6602で構成されている。
図23に示すように、フロントカバー64の前面部6402は矩形状に形成され、前面部6402の上下左右の縁部からそれぞれ後方に4つの側面部6404が折り曲げられ、前面部6402に鏡筒16が出没する鏡筒用開口6406が形成されている。
図20、図21、図22に示すように、フロントカバー64の左右の側面部6404に第1係合溝82と第2係合溝84とが設けられている。第1係合溝82と第2係合溝84は左右の側面部6404の延在方向に間隔をおいて設けられ、それぞれ上下に縦長の矩形状に形成されている。
図20に示すように、左側面部6404においては、第1係合溝82と第2係合溝84は、左側面部6404の延在方向の両端部である上下部にそれぞれ設けられ、図22に示すように、右側面部6404においては、第1係合溝82と第2係合溝84は、右側面部6404の延在方向の端部である上部に設けられている。
本実施の形態では、図26、図27に示すように、左右の側面部6404は、その前方に位置する前部6404Aと、その後方に位置し前部6404Aよりも筐体12の内側に変位する後部6404Bとを有し、第1係合溝82と第2係合溝84は後部6404Bに設けられている。
図23に示すように、リアカバー66の後面部6602は矩形状に形成され、後面部6602の上下左右の縁部からそれぞれ前方に4つの側面部6604が折り曲げられ、図2に示すように、後面部6602にディスプレイ30を後方に臨ませるディスプレイ用開口6606が形成されている。
図20、図21に示すように、リアカバー66の左右の側面部6604に第3係合溝86と第4係合溝88とが設けられている。第3係合溝86と第4係合溝88は左右の側面部6404の延在方向に間隔をおいて設けられ、それぞれ上下に縦長の矩形状に形成されている。
図20に示すように、左側面部6604においては、第3係合溝86と第4係合溝88は、左側面部6604の延在方向の両端部である上下部にそれぞれ設けられ、図22に示すように、右側面部6604においては、右側面部6604の延在方向の端部である上部に設けられている。
本実施の形態では、図26、図27に示すように、左右の側面部6604は、その後方に位置する後部6604Aと、その前方に位置し後部6604Aよりも筐体12の内側に変位する前部6604Bとを有し、第3係合溝86と第4係合溝88は前部6604Bに設けられている。
図18、図19、図22、図26、図27に示すように、シャーシ68は、リアカバー66の後面部6602の輪郭よりも一回り小さい輪郭の矩形板状を呈する本体板部6802を有し、本体板部6802は後面部6602に平行し後面部6602の前方箇所に配置されている。
本体板部6802の左右の両縁部から前方に2つの屈曲板部6804が折り曲げられている。
各屈曲板部6804には、第1係合溝82と第3係合溝86にそれぞれ係合しフロントカバー64とリアカバー66とが互いに離れる方向への移動を阻止する2つの第1係合凸部90が左右の側面1210の幅方向(前後方向)に間隔をおいて設けられている。
本実施の形態では、左側面1210において、第1係合溝82と第3係合溝86はその長さ方向(上下方向)に同一の箇所に設けられ、右側面1210において、第1係合溝82と第3係合溝86はその長さ方向(上下方向)に同一の箇所に設けられている。
また、本体板部6802の左側縁部から折り曲げられた屈曲板部6804には、2つの第1係合凸部90が、左側面1210の長さ方向(上下方向)に間隔をおいてそれぞれ設けられ、第1係合凸部90は合計4つ設けられている。
また、本体板部6802の右側縁部から折り曲げられた屈曲板部6804には、2つの第1係合凸部90が、左側面1210の上部に1つずつ設けられている。
なお、図19乃至図21において符号13はシャーシ68に設けられた吊り紐(ストラップ)取り付け用の金具である。
図26に示すように、第1係合溝82に係合する第1係合凸部90は、前面1202に向かってかつ屈曲板部6804の外方に向かって凸の湾曲状に突出形成された前湾曲部分9002と、前湾曲部分9002の後端から屈曲板部6804に向かい後方に臨む前係合部9004とで構成されている。
第3係合溝86に係合する第1係合凸部90は、後面1204に向かってかつ屈曲板部6804の外方に向かって凸の湾曲状に突出形成された後湾曲部分9006と、後湾曲部分9006の前端から屈曲板部6804に向かう後係合部9008とで構成されている。
第1係合凸部90と第1係合溝82との係合は、前湾曲部分9002と前係合部9004とが第1係合溝82に挿入され、第1係合溝82の後方に位置する縁と前係合部9004とが係合することで行なわれる。
第1係合凸部90と第3係合溝86との係合は、後湾曲部分9006と後係合部9008とが第3係合溝86に挿入され、第1係合溝82の前方に位置する縁と後係合部9008とが係合することで行なわれる。
そして、前湾曲部分9002と後湾曲部分9006とにより、フロントカバー64を後方に押し込むことで、また、リアカバー66を前方に押し込むことで、フロントカバー64およびリアカバー66の左右の側面部6404、6604がそれら第1係合凸部90を乗り越え、第1係合凸部90と第1係合溝82との係合および第1係合凸部90と第3係合溝86との係合が、より円滑に行なわれるように図られている。
また、左右の屈曲板部6804には、その幅方向の中央にサイドカバー80取り付け用のねじ孔6806が設けられ、本実施の形態では、左側の屈曲板部6804にはねじ孔6806が上下に間隔をおいて2つ設けられ、右側の屈曲板部6804にはねじ孔6806が上部に1つ設けられている。
図20、図22に示すように、サイドカバー80、81は上下に縦長の矩形板状を呈し、フロントカバー64の左右の側面部6404およびリアカバー66の左右の側面部6604上にそれぞれ配置され、シャーシ68に取り付けられている。より詳細には、図24、図25、図27に示すように、サイドカバー80、81は、フロントカバー64の側面部6404の後部6404Bと、リアカバー66の側面部6604の前部6604Bとにわたってそれらの上に配置され、図2に示すように、左側面1210は、フロントカバー64の側面部6404の前部6404Aと、リアカバー66の側面部6604の後部6604Aと、サイドカバー80と、コネクタ収容室42の開閉蓋46で構成され、図1に示すように、右側面1210は、フロントカバー64の側面部6404の前部6404Aと、リアカバー66の側面部6604の後部6604Aと、サイドカバー81とで構成されている。
サイドカバー80、81はシャーシ68に臨む内面と、この内面の反対側に位置する外面とを有している。
サイドカバー80、81の内面には、第2係合溝84と第4係合溝88に係合しフロントカバー64とリアカバー66とを互いに近づく方向に変位させ、フロントカバー64、リアカバー66をサイドカバー80、81の幅方向において(前後方向において)位置決めする第2係合凸部92が設けられている。
筐体12の左側面1210に配置されるサイドカバー80の内面には、第2係合凸部92が、左側面1210の第2係合溝84と第4係合溝88に対応して上下に設けられている。
また、筐体12の右側面1210に配置されるサイドカバー81の内面には、第2係合凸部92が、右側面1210の第2係合溝84と第4係合溝88に対応して上部に設けられている。
筐体12の左側面1210に配置されるサイドカバー80の上下部には、前記の各ねじ孔6806に対応して2つのねじ挿通孔8002が貫通形成され、また、筐体12の右側面1210に配置されるサイドカバー81の上部には、前記のねじ孔6806に対応して1つのねじ挿通孔8002が貫通形成されている。
なお、図1、図23に示すように、筐体12の左側面1210に配置されるサイドカバー80は2つのねじ挿通孔8002に挿通されるねじ94で締結されることで組み付けられ、図2、図22に示すように、筐体12の右側面1210に配置されるサイドカバー81は、その下部がサイドカバー81の下端の内面の突起8102がシャーシ68の溝6810に係合され、その上部がねじ挿通孔8002に挿通されるねじ94で締結されることで組み付けられる。
図27に示すように、第2係合溝84に係合する第2係合凸部92は、該第2係合凸部92の後部に位置して後方に臨む後係合部9202を有している。
第4係合溝88に係合する第2係合凸部92は、該第2係合凸部92の前部に位置して前方に臨む前係合部9206を有している。
第2係合凸部92と第2係合溝84との係合は、第2係合凸部92が第2係合溝84に挿入され、第2係合溝84の後方に位置する縁と後係合部9202とが係合することで行なわれる。
また、第2係合凸部92と第4係合溝88との係合は、第2係合凸部92が第4係合溝88に挿入され、第2係合溝84の前方に位置する縁と前係合部9206とが係合することで行なわれる。
後係合部9202の内面から離れた先部には、先端に至るにつれて前方に変位するテーパ面9204が形成され、また、前係合部9206の内面から離れた先部には、先端に至るにつれて後方に変位するテーパ面9208が形成され、これらテーパ面9204、9208によりフロントカバー64とリアカバー66とを互いに近づく方向に変位させ、サイドカバー80、81の組み付けが円滑になされるように図られている。
次に、シャーシ68に対するフロントカバー64、リアカバー66、サイドカバー80、81の取り付けについて説明する。
フロントカバー64の左右の側面部6404の第1係合溝82とリアカバー66の左右の側面部6604の第3係合溝86をシャーシ68の第1係合凸部90に係合し、フロントカバー64およびリアカバー66をシャーシ68に仮止めする。
次に、サイドカバー80、81の第2係合凸部92をフロントカバー64の第2係合溝84とリアカバー66の第4係合溝88に係合させ、フロントカバー64、リアカバー66をサイドカバー80、81の幅方向において(前後方向において)位置決めする。
次に、ねじ挿通孔8002に挿通したねじ94をシャーシ64のねじ孔6806に締結してサイドカバー80、81をシャーシ64に組み付ける。
なお、本実施の形態では、第1係合凸部90の上下長さは、第1係合溝82および第3係合溝86よりも短く形成され、第2係合凸部92の上下長さは、第2係合溝84および第4係合溝88よりも短く形成され、第1係合凸部90を第1係合溝82および第3係合溝86に係合し、第2係合凸部92を第2係合溝84および第4係合溝88に係合した後、サイドカバー80、81を上下に微調整し、その後、ねじ94によりサイドカバー80、81をシャーシ64に組み付けるようにしている。
本実施の形態によれば、フロントカバー64の第1係合溝82とリアカバー66の第3係合溝86をシャーシ68の第1係合凸部90に係合することでフロントカバー64およびリアカバー66をシャーシ68に仮止めすることができるので、筐体12の組み立て作業性の向上を図る上で有利となる。
また、サイドカバー80の第2係合凸部92をフロントカバー64の第2係合溝84とリアカバー66の第4係合溝88に係合することでフロントカバー64とリアカバー66とを互いに近づく方向に変位させ、それらをサイドカバー80、81の幅方向において位置決めできるので、フロントカバー64およびリアカバー66とサイドカバー80、81との間に生じる隙間を抑制することができることは無論のこと、この状態でねじ94によりサイドカバー80、81をシャーシ64に組み付けることができるので、筐体12の外観性を高め、塵埃の筐体12内部への侵入を防止する上で有利となり、また、筐体12の組み立て作業性の向上を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、図24、図25、図27に示すように、サイドカバー80、81は、フロントカバー64の側面部6404の後部6404Bと、リアカバー66の側面部6604の前部6604Bとにわたってそれらの上に配置され、左右の側面1210は、フロントカバー64の側面部6404の前部6404Aと、リアカバー66の側面部6604の後部6604Aと、サイドカバー80、81とで構成されるので、フロントカバー64およびリアカバー66とサイドカバー80、81との間に隙間は存在せず、筐体12の外観性をより一層高め、塵埃の筐体12内部への侵入を防止する上でより一層有利となる。
なお、本実施の形態では、第1乃至第4係合溝や第1、第2係合凸部、サイドカバーから構成される筐体の側面が、左右の側面の2つである場合について説明したが、本発明は筐体の複数の側面のうちの少なくとも1つの側面について適用されるものである。
また、本実施の形態では、撮像装置がデジタルスチルカメラである場合について説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置などに適用可能であることは無論のこと、カメラ付きの携帯電話機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)やノートパソコンなどに広く適用可能である。
第1の実施の形態の撮像装置10を前方から見た斜視図である。 (A)は撮像装置10を後方から見た斜視図、(B)は撮像装置10にコネクタが装着された状態を示す斜視図である。 撮像装置10の構成を示すブロック図である。 開閉蓋46の取り付け構造を示す分解斜視図である。 開閉蓋46の取り付け構造を示す分解斜視図である。 (A)は開閉蓋46の閉塞状態を示す斜視図、(B)は開閉蓋46の開放状態を示す斜視図である。 開閉蓋46の閉塞状態と第1の開放状態を示す図である。 開閉蓋46の閉塞状態と第2の開放状態を示す図である。 (A)は第1の比較例を示す図、(B)は第2の比較例を示す図、(C)は第3の比較例を示す図である。 撮像装置10のバッテリー収容室60近傍の斜視図である。 図10のAA線断面図である。 バッテリー押し出しばね62の組み付け構造を示す斜視図である。 バッテリー押し出しばね62の組み付け構造を示す斜視図である。 (A)はバッテリー押し出しばね62の斜視図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図、(D)は(B)のD矢視図、(E)は(D)のE矢視図である。 バッテリー収容室60にバッテリー58が挿入される途中の状態を示す斜視図である。 バッテリー収容室60にバッテリー58が収納された状態を示す説明図である。 (A)乃至(C)はバッテリー押し出しばね62の変位を示す説明図である。 フロントカバー64、リアカバー66、サイドカバー80が取り付けられる前の状態を示す撮像装置10の斜視図である。 図18の要部拡大斜視図である。 シャーシ68にフロントカバー64、リアカバー66が仮止めされた状態を左側方から見た斜視図である。 図19の要部拡大斜視図である。 シャーシ68にフロントカバー64、リアカバー66が仮止めされた状態を右側方から見た斜視図である。 シャーシ68にフロントカバー64、リアカバー66、サイドカバー80が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図23をAA線で破断した状態を示す図である。 図23をBB線で破断した状態を示す図である。 シャーシ68にフロントカバー64、リアカバー66が仮止めされた状態を示す断面図である。 シャーシ68にサイドカバー80が取り付けられた状態を示す断面図である。
符号の説明
10……撮像装置、12……筐体、1202……前面、1204……後面、1210……側面、64……フロントカバー、6402……前面部、6404……側面部、66……リアカバー、6602……後面部、6604……側面部、68……シャーシ、80……サイドカバー、82……第1係合溝、84……第2係合溝、86……第3係合溝、88……第4係合溝、90……第1係合凸部、92……第2係合凸部、94……ねじ。

Claims (12)

  1. 互いに対向する前面および後面と、それら前面の周囲と後面の周囲とを接続する複数の側面とを有する筐体を備え、
    前記筐体の前面はフロントカバーの前面部で構成され、
    前記筐体の後面はリアカバーの後面部で構成され、
    前記フロントカバーと前記リアカバーとの間にシャーシが配設された撮像装置であって、
    前記複数の側面のうちの少なくとも1つの側面は、前後方向の幅と前記幅と直交する長さを有し、
    前記1つの側面は、前記フロントカバーの前面部の縁部から後方に折り曲げられた側面部と、前記リアカバーの後面部の縁部から前方に折り曲げられその前端が前記フロントカバーの側面部の後端よりも後方に離れた側面部と、前記フロントカバーの側面部と前記リアカバーの側面部とにわたってそれらの上に配置されるサイドカバーとで構成され、
    前記フロントカバーの側面部に前記1つの側面の長さ方向に間隔をおいて第1係合溝と第2係合溝とが設けられ、
    前記リアカバーの側面部に前記1つの側面の長さ方向に間隔をおいて第3係合溝と第4係合溝とが設けられ、
    前記シャーシが前記1つの側面に臨む箇所に前記第1係合溝と第3係合溝に係合し前記フロントカバーと前記リアカバーとが互いに離れる方向への移動を阻止する第1係合凸部が設けられ、
    前記サイドカバーに前記第2係合溝と第4係合溝に係合し前記フロントカバーと前記リアカバーとを互いに近づく方向に変位させそれらフロントカバーとリアカバーを前記側面の幅方向において位置決めする第2係合凸部が設けられ、
    前記第1係合凸部が前記第1係合溝と前記第3係合溝に係合し、かつ、前記第2係合凸部が前記第2係合溝と第4係合溝に係合した状態で前記サイドカバーがねじにより前記シャーシに締結されている、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1係合溝と第3係合溝は、前記1つの側面の長さ方向において同一の箇所に位置し、
    前記第2係合溝と第4係合溝は、前記1つの側面の長さ方向において同一の箇所に位置している、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第1乃至第4係合溝により1組の係合溝が構成され、前記1組の係合溝は前記側面の長さ方向に間隔をおいて複数設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記第2係合溝に係合する前記第2係合凸部は、該第2係合凸部の後部に位置して後方に臨む後係合部を有し、
    前記第4係合溝に係合する前記第2係合凸部は、該第2係合凸部の前部に位置して前方に臨む前係合部を有し、
    前記第2係合凸部と前記第2係合溝との係合は、前記第2係合凸部が前記第2係合溝に挿入され、前記第2係合溝の後方に位置する縁と前記後係合部とが係合することで行なわれ、
    前記第2係合凸部と前記第4係合溝との係合は、前記第2係合凸部が前記第4係合溝に挿入され、前記第2係合溝の前方に位置する縁と前記前係合部とが係合することで行なわれる、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記サイドカバーは前記シャーシに臨む内面と、前記内面と反対に位置する外面とを有し、
    前記第2係合凸部は前記サイドカバーの内面に設けられ、
    前記後係合部の前記内面から離れた先部には、先端に至るにつれて前方に変位するテーパ面が形成され、
    前記前係合部の前記内面から離れた先部には、先端に至るにつれて後方に変位するテーパ面が形成されている、
    ことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記フロントカバーの前面部の縁部から後方に折り曲げられた側面部は、その前方に位置する前部と、その後方に位置し前記前部よりも前記筐体の内側に変位して前記第1係合溝と前記第2係合溝が設けられた後部とを有し、
    前記リアカバーの後面部の縁部から前方に折り曲げられた側面部は、その後方に位置する後部と、その前方に位置し前記後部よりも前記筐体の内側に変位して前記第3係合溝と前記第4係合溝が設けられた前部とを有し、
    前記サイドカバーは、前記フロントカバーの側面部の後部と、前記リアカバーの側面部の前部とにわたってそれらの上に配置され、
    前記1つの側面は、前記フロントカバーの側面部の前部と、前記リアカバーの側面部の後部と、前記サイドカバーとで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記ねじは、前記1つの側面の幅方向において、前記フロントカバーの前記側面部の後端と前記リアカバーの側面部の前端との間の箇所に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  8. 前記シャーシは薄板から形成され、前記シャーシは、前記前面および後面に平行する本体板部と、前記本体板部の縁から屈曲する屈曲板部とを有し、
    前記第1係合凸部は前記屈曲板部に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 前記第1係合溝に係合する前記第1係合凸部は、前記前面に向かってかつ前記屈曲板部の外方に向かって凸の湾曲状に突出形成された前湾曲部分と、前記前湾曲部分の後端から前記屈曲板部に向かい後方に臨む前係合部とで構成され、
    前記第3係合溝に係合する前記第1係合凸部は、前記後面に向かってかつ前記屈曲板部の外方に向かって凸の湾曲状に突出形成された後湾曲部分と、前記後湾曲部分の前端から前記屈曲板部に向かう後係合部とで構成され、
    前記第1係合凸部と前記第1係合溝との係合は、前記前湾曲部分と前記前係合部とが前記第1係合溝に挿入され、前記第1係合溝の後方に位置する縁と前記前係合部とが係合することで行なわれ、
    前記第1係合凸部と前記第3係合溝との係合は、前記後湾曲部分と前記後係合部とが前記第3係合溝に挿入され、前記第1係合溝の前方に位置する縁と前記後係合部とが係合することで行なわれる、
    ことを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 前記筐体は、矩形板状を呈して互いに対向する左右の側面を有し、前記複数の側面のうちの少なくとも1つの側面は、前記左右の側面のうちの一方の側面を含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  11. 前記筐体は、矩形板状を呈して互いに対向する左右の側面を有し、前記複数の側面のうちの少なくとも1つの側面は、前記左右の側面のうちの両方の側面を含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  12. 前記第1係合凸部は前記第1係合溝および前記第3係合溝よりも前記側面の長さ方向において小さい寸法で形成され、かつ、前記第2係合凸部は前記第2係合溝および前記第4係合溝よりも前記側面の長さ方向において小さい寸法で形成され、
    前記第1係合凸部が前記第1係合溝と前記第3係合溝に係合し、かつ、前記第2係合凸部が前記第2係合溝と前記第4係合溝に係合した状態で、前記サイドカバーは前記側面の長さ方向に微調整可能に配設される、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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