JP2001274585A - 情報機器 - Google Patents

情報機器

Info

Publication number
JP2001274585A
JP2001274585A JP2000084018A JP2000084018A JP2001274585A JP 2001274585 A JP2001274585 A JP 2001274585A JP 2000084018 A JP2000084018 A JP 2000084018A JP 2000084018 A JP2000084018 A JP 2000084018A JP 2001274585 A JP2001274585 A JP 2001274585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exterior
connecting member
parts
information device
jacket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000084018A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nakagawa
善夫 中川
Tatsuro Izumi
達郎 泉
Yoshiyuki Inoue
義之 井上
Daigo Yoshioka
大吾 吉岡
Hisatoku Ito
久徳 伊藤
Shoichi Minato
祥一 湊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2000084018A priority Critical patent/JP2001274585A/ja
Publication of JP2001274585A publication Critical patent/JP2001274585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラの複数の外装部を簡単な構成
により電気的に導通させ、内部構成から発生するノイズ
の外部への放出を抑制する。 【解決手段】 デジタルカメラの前面外装部11および
背面外装部とを連結部材13を介して連結する際に、連
結部材13の両外装部の外装面と接する部位に導通用突
起134を設ける。両外装部は導電性材料により形成さ
れ、外装面にコート層113が形成される。連結部材1
3は金属により形成される。前面外装部11は内部構成
4の接地部位41に接続される。連結部材13が両外装
部に取り付けられる際には、導通用突起134がコート
層113を削り、両外装部が連結部材13を介して電気
的に接続され、両外装部が接地部位に電気的に接続され
た状態となる。その結果、簡単な構成により両外装部を
電気的に導通させることができ、内部構成4から発生す
るノイズの外部への放出を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気回路を用い
て情報を取り扱う情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報を取り扱うデジタルカメラ、音
声情報や文字情報を主として取り扱う携帯電話、様々な
情報を取り扱う汎用コンピュータ等の情報機器は、内部
の電気回路(例えば、CCD、DC−DCコンバータ、
CPU、各種ASIC、コネクタ等)から電磁波がノイ
ズとして発生する。このようなノイズの発生に対策を施
さない場合、情報機器の周囲の電気製品に誤作動を生じ
させてしまう。そこで、従来より様々なノイズ対策が行
われている。
【0003】従来のノイズ対策として、情報機器内部の
接地部位(接地極として扱われる部位、以下同様)に情
報機器内部の金属部品を接続し、機器外部へのノイズの
放出を抑制するという方法がある。さらに適切なノイズ
対策を行うために情報機器を金属カバーで覆うとともに
金属カバーを内部の接地部位に接続するという方法もあ
る。
【0004】ここで、情報機器を複数の金属カバーによ
り覆う方法において、ビス頭部の裏側に突起が形成され
た特殊ビスを用いることにより金属カバーと情報機器内
部の接地部位とを接続するという手法が用いられること
がある。この手法ではビス接続の際にビス頭部の突起が
金属カバーの外装コーディングを削ることにより、各金
属カバーと内部の接地部位とが電気的に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビスを
用いて複数の金属カバーと接地部位とを接続する場合、
ビスが多用されるために組立コストが増すとともに外観
にも問題が生じる。また、露出するビスを隠すためには
他の飾り部材が必要となる。
【0006】さらに、ビス締めを行いたい位置に内部の
接地部位が存在しない場合や、金属カバーが複雑な形状
の場合にはビス締めを行うこと自体が困難となる。
【0007】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、金属カバー等の導電性を有する複数の外装部を簡
単な構成により電気的に接続することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、情報
機器であって、外装面の少なくとも一部を構成する複数
の外装部と、前記複数の外装部を連結する連結部材とを
備え、前記複数の外装部が、外装面側にコート層を有す
る導電部材により形成され、前記連結部材が、前記複数
の外装部のそれぞれと接する部位に突起部を有し、前記
連結部材により前記複数の外装部を連結する際に、前記
突起部により前記コート層が削られ、前記複数の外装部
が前記連結部材を介して電気的に導通する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の情報
機器であって、前記連結部材により前記複数の外装部を
連結する際に、前記突起部が前記複数の外装部の表面を
摺動する。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の情報機器であって、前記連結部材が、可撓性を有す
るとともに前記複数の外装部のそれぞれに対して係合す
る係合部を有する。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の情報機器であって、前記複数の外装部の
うちの少なくとも1つが、機器内部の接地部位と電気的
に接続されている。
【0012】請求項5の発明は、情報機器であって、第
1の外装部と、前記第1の外装部とともに外装面の少な
くとも一部を構成する第2の外装部とを備え、前記第1
の外装部が外装面側にコート層を有する導電部材により
形成され、前記第2の外装部が前記第1の外装部と接す
る部位に突起部を有し、前記第2の外装部を前記第1の
外装部に連結する際に、前記突起部により前記第1の外
装部のコート層が削られ、前記第1および第2の外装部
が電気的に導通する。
【0013】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかに記載の情報機器であって、被写体の画像信号を
発生する撮像手段と、前記画像信号を記録する記録手段
とをさらに備える。
【0014】
【発明の実施の形態】<1. 第1の実施の形態>図1
はこの発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラ1
の正面側外観を示す斜視図である。
【0015】デジタルカメラ1は各種内部構成を外装カ
バー10が覆うことにより外観が形成されており、外装
カバー10は前面外装部11および背面外装部12によ
り構成される。前面外装部11および背面外装部12は
連結部材13により連結される。すなわち、図1におけ
るデジタルカメラ1の正面左端において前面外装部11
と背面外装部12とが嵌合され、右端では連結部材13
により前面外装部11と背面外装部12とが連結され
る。なお、連結部材13も外装カバー10の一部を構成
するものとして捉えられてもよい。
【0016】前面外装部11の正面略中央には開口部2
1が形成されており、撮影を行わない状態において開口
部21はスライド機構により開閉を行う遮蔽板22によ
り塞がれている。撮影の際には、遮蔽板22が移動して
開口部21が開き、レンズを保持する鏡胴23が外装カ
バー10内部から繰り出される。撮影操作を終了する際
には鏡胴23が外装カバー10内部へと沈胴するととも
に遮蔽板22が開口部21を閉じる。
【0017】また、前面外装部11の正面上部には、撮
影の際に使用者が被写体を捉えるためのファインダ窓3
1、自動焦点検出を行うAFユニット32、および、撮
影環境が暗い場合に適宜被写体に向けてフラッシュ光を
発するフラッシュ33が配置される。
【0018】前面外装部11の上面には、撮影操作を受
け付けるレリーズボタン34、通常撮影とセルフ撮影
(遅延撮影)とを切り替えるセルフ撮影切替ボタン3
5、並びに、デジタルカメラ1の動作状態を撮影モー
ド、再生モードおよび電源OFFの間で切り替えるスラ
イド式のモード切替スイッチ36が配置される。さら
に、前面外装部11の上面には、撮影条件の設定内容、
撮影コマ番号、セルフ撮影時の設定内容等を表示する簡
易表示部37も配置される。簡易表示部37は主として
LCDにより構成される。
【0019】なお、図1では図示されないが、背面外装
部12には撮影された画像を表示する画像表示部、メニ
ュー項目の選択を受け付けるアクセスボタン等が配置さ
れる。さらに、外装カバー10の側面にはメモリカード
を装着するためのカードスロットが設けられる。
【0020】以上の構成により、撮影モードでは、レリ
ーズボタン34が半押しされと自動焦点検出等の撮影準
備が行われ、全押しされるとレンズを介して得られる被
写体像が電荷結合素子配列であるCCDにより画像信号
として取得され、適宜、メモリカード等に保存される。
セルフ撮影の場合には、自動的に撮影動作が行われる。
【0021】また、再生モードでは背面の画像表示部に
メモリカードから画像信号(画像データ)が読み出され
て画像が再生表示され、アクセスボタンを操作すること
により再生画像が順次切り替えられる。
【0022】次に、画像信号を発生するCCDや他の様
々な電気回路を内部に有するデジタルカメラ1の外装カ
バー10の構造について説明する。
【0023】図2は外装カバー10を構成する前面外装
部11および背面外装部12のうち、連結部材13によ
り連結される部位を拡大して示す斜視図である。また、
図3は連結部材13の形状を示す斜視図である。図2で
は矢印110にて示す方向から連結部材13が装着さ
れ、矢印110が示す方向は図3において矢印130が
示す方向に相当する。
【0024】図2に示すように、前面外装部11および
背面外装部12には連結部材13が丁度嵌り込む溝11
1が形成されており、溝111に連結部材13が嵌め込
まれることにより連結部材13自体も外装カバー10の
一部を構成する。このように、連結部材13は前面外装
部11および背面外装部12の外装面側から取り付けら
れる。
【0025】前面外装部11には後述する連結部材13
の係合部が係合する係合溝112が形成されており、背
面外装部12にも同様の係合溝112が形成されてい
る。なお、図2では背面外装部12の係合溝112が背
面側に存在するため、図示されていない。
【0026】図3に示すように連結部材13は側方に伸
びる支持部131と、支持部131の両端から屈曲して
伸びる2つの係合部132を有する。各係合部132は
支持部131に支持されながら支持部131の伸びる方
向へと撓むことが可能とされている。
【0027】図4は図3中の矢印Aにて示す方向からの
係合部132の断面を示す図である。図3および図4に
示すように、各係合部132には両外装部11,12と
接する部位に係合突起133が形成されており、連結部
材13が溝111に嵌め込まれる際には係合突起133
が溝111内の面に当接して両係合部132が互いに離
れる方向に撓み、連結部材13が溝111に十分嵌め込
まれると係合部132が両外装部11,12の係合溝1
12に係合する。これにより、連結部材13が両外装部
11,12に対して固定され、両外装部11,12が連
結される。
【0028】さらに、各係合部132の両外装部11,
12と接する面には導通用突起134が設けられてい
る。図5は導通用突起134の役割を説明するための図
であり、両外装部11,12に連結部材13が装着され
た状態における図2中の矢印Bにて示す方向からの断面
(係合溝112の位置での断面)を示す図である。な
お、図5ではデジタルカメラ1の内部構成4についても
簡略化して示している。
【0029】図5に示すように、前面外装部11の外装
面(溝111を含む)には外装面を錆、傷、汚れ、腐蝕
等から保護するためのコート層113が形成されてお
り、前面外装部11自体はアルミニウムやマグネシウム
等の金属材料、あるいは、プラスチックに金属やカーボ
ン等の導電性微粒子を含ませた導電性プラスチック材料
等の導電性材料により形成されている。また、連結部材
13は金属材料で形成される。
【0030】連結部材13が両外装部11,12に嵌め
込まれる際には、係合部132の導通用突起134が溝
111の外装側の表面に当接しながら図2中の矢印Cに
て示す方向に摺動するため、導通用突起134の先端が
溝111のコート層113の一部を削り取る。これによ
り、図5に示すように、導通用突起134の先端がコー
ト層113を貫通して前面外装部11の内部へと進入す
る。その結果、前面外装部11と連結部材13とが導通
用突起134を介して電気的に導通される。
【0031】一方、背面外装部12も前面外装部11と
同様に外装面にコート層113を有する導電部材で形成
されており、連結部材13が嵌め込まれる際に導通用突
起134がコート層113を削ることにより背面外装部
12と連結部材13とが導通用突起134を介して電気
的に導通される。すなわち、連結部材13を介して前面
外装部11と背面外装部12とが電気的に導通する。
【0032】ここで、前面外装部11は図5に示すよう
にデジタルカメラ1の内部構成4の接地部位41に電気
的に接続されている。これにより、前面外装部11およ
び連結部材13を介して背面外装部12も接地部位41
に電気的に接続されることとなり、外装カバー10全体
が接地部位41に接続される。その結果、ノイズ(電磁
波)が外装カバー10により適切にシールドされ、デジ
タルカメラ1における外部へのノイズの放出が抑制され
る。
【0033】すなわち、デジタルカメラ1は画像信号を
発生するCCD42、CCD42からの画像信号を処理
する信号処理部43、処理された画像信号(画像デー
タ)を記録するメモリ44等を有するが、CCD42に
は電源部45から変圧回路46を介して所定の高い電圧
が供給され、信号処理部43は相関二重サンプリング回
路、オートゲインコントロール回路、ホワイトバランス
・γ補正回路等の専用のIC(ASIC)を有すること
から多くのノイズが発生する。さらに、表示用のLCD
やコネクタ等もノイズの発生源となっている。このよう
な内部構成4であっても、デジタルカメラ1の外装の多
くの部分を占める外装カバー10全体を接地部位41に
接続することにより、発生するノイズを適切にシールド
することが可能となる。
【0034】また、デジタルカメラ1では、外装カバー
10は前面外装部11および背面外装部12に連結部材
13を嵌め込んだ簡単な構成となっており、簡単な組み
立て作業により前面外装部11および背面外装部12を
電気的に接続することができる。その結果、特殊ビス等
を用いる場合に比べて組み立てコストの低減を図ること
ができる。なお、可撓性を有する係合部132を利用す
るため(いわゆる、パッチンばめであるため)、両外装
部11,12の連結には原則として接着剤は不要であ
る。
【0035】さらに、デジタルカメラ1では連結部材1
3を用いることによりビス締めのように外観が損われる
ことはなく、飾り板等も不要であり、ビス締めができな
い箇所の外装部であっても他の外装部を介して内部の接
地部位に電気的に接続することができる。その結果、設
計の自由度も向上する。
【0036】<2. 第2の実施の形態>図6は第2の
実施の形態に係るデジタルカメラ1aの正面側外観を示
す斜視図である。デジタルカメラ1aは外装カバー10
を構成する前面外装部11、背面外装部12、および、
両外装部11,12を連結する連結部材13の形状を第
1の実施の形態に係るデジタルカメラ1から変更したも
のである。他の構成については第1の実施の形態と同様
であり、以下の説明では適宜同様の符号を付して説明を
行う。
【0037】図7は外装カバー10を構成する前面外装
部11および背面外装部12のうち、連結部材13によ
り連結される部位を拡大して示す斜視図である。また、
図8は連結部材13の形状を示す斜視図である。図7で
は矢印110にて示す方向から連結部材13が装着さ
れ、矢印110が示す方向は図8において矢印130が
示す方向に相当する。
【0038】第1の実施の形態と同様に、前面外装部1
1および背面外装部12には連結部材13が丁度嵌り込
む溝114が形成されており、この溝114に連結部材
13が外装面側から嵌め込まれることにより連結部材1
3自体も外装カバー10の一部を構成する。また、両外
装部11,12には後述する連結部材13の係合部が係
合する係合溝115が形成されている。
【0039】図8に示すように連結部材13は板状の支
持部135と、支持部135の主面(両外装部11,1
2と接する主面)から伸びる4つの係合部136を有す
る。各係合部136は支持部135に支持されながら支
持部135に対して撓むことが可能とされている。
【0040】図9は図8中の矢印Dにて示す方向からの
連結部材13の断面を示す図である。また、図10は連
結部材13が両外装部11,12に装着された状態にお
ける図7中の矢印Eにて示す方向からの断面(係合溝1
15の位置での断面)を示す図である。図9に示すよう
に各係合部136には係合突起137が形成されてお
り、連結部材13が溝114に嵌め込まれる際には、係
合突起137が係合溝115内の側面に当接して両係合
部136が互いに離れる方向に撓み(図10参照)、連
結部材13が溝114に十分嵌め込まれると係合突起1
37が両外装部11,12の係合溝115内の側面と係
合する。これにより、連結部材13が両外装部11,1
2に対して固定され、両外装部11,12が連結され
る。
【0041】さらに、第1の実施の形態と同様に、支持
部135の両外装部11,12と接する部位にはそれぞ
れ導通用突起138が設けられており(図8参照)、図
10に示すように、前面外装部11(背面外装部12に
ついても同様である。)の外装面(溝114を含む)に
は外装面を錆、傷、汚れ、腐蝕等から保護するためのコ
ート層116が形成されている。両外装部11,12自
体は金属材料や導電性プラスチック材料等の導電性材料
により形成され、連結部材13も導電性材料で形成され
る。
【0042】したがって、連結部材13が両外装部1
1,12に嵌め込まれる際には、連結部材13の導通用
突起138の先端が溝114のコート層116を貫通し
て両外装部11,12の内部へと進入する。その結果、
両外装部11,12と連結部材13とが導通用突起13
8を介して電気的に導通する。
【0043】一方、前面外装部11は図10に示すよう
にデジタルカメラ1の内部構成4の接地部位41に電気
的に接続されており、前面外装部11および連結部材1
3を介して背面外装部12も接地部位に電気的に接続さ
れる。これにより、外装カバー10全体が接地部位41
に接続され、第1の実施の形態と同様に、内部構成4か
らのノイズが適切にシールドされ、外部へのノイズの放
出が抑制される。さらに、組み立てコストの低減および
設計の自由度を増すことも実現される。
【0044】<3. 第3の実施の形態>図11は第3
の実施の形態に係るデジタルカメラの前面外装部11お
よび背面外装部12のうち、係合されるとともに電気的
に導通が図られる部位を拡大して示す図である。なお、
図11は第1の実施の形態における図2に相当する部位
を示しており、デジタルカメラ全体の外観も図11に示
す部位を除いて第1の実施の形態と同様である。また、
両外装部11,12は導電性材料により形成され、外装
面にコート層が形成されている。
【0045】第3の実施の形態に係るデジタルカメラの
外装カバー10では、連結部材を用いることなく前面外
装部11および背面外装部12とが連結される。このた
め、前面外装部11には溝117および2つの係合溝1
18が形成され、背面外装部12には係合部15が形成
されている。
【0046】係合部15は背面外装部12の本体部に対
して可撓性を有しており、溝117の外装側の面と接す
る部位に係合突起151および導通用突起152が形成
されている。係合溝118、係合突起151および導通
用突起152は、それぞれ第1の実施の形態における係
合溝112(図2参照)、係合突起133および導通用
突起134(図3参照)と同様である。したがって、係
合部15の係合突起151の位置における断面は図4と
同様であり、係合部15が溝117に嵌め込まれた際の
断面も図5と同様である。
【0047】前面外装部11および背面外装部12が図
11に示す形状を有する場合においても、両外装部1
1,12が連結される際には図11中の矢印Fにて示す
方向に導通用突起152が溝117の外装面側の表面に
当接しながら摺動することによりコート層が削られ、両
外装部11,12が導通用突起152の先端を介して導
通される。
【0048】これにより、前面外装部11が接地部位4
1に接続されると背面外装部12も接地部位41に電気
的に接続されることとなる。その結果、デジタルカメラ
の内部構成4から発生するノイズが適切にシールドさ
れ、ノイズの放出が抑制される。
【0049】さらに、第3の実施の形態に係るデジタル
カメラでは、前面外装部11および背面外装部12を直
接嵌め合わせるだけで電気的に導通するため、さらに組
立コストの削減を図ることができる。
【0050】<4. 変形例>以上、この発明に係るデ
ジタルカメラについて説明してきたが、この発明は上記
実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可
能である。
【0051】上記実施の形態では、外装カバー10が内
部構成4のほぼ全体を覆うようになっているが、外装面
の少なくとも一部を構成する複数の外装部を電気的に接
続することにより外部へのノイズの放出を抑制するとい
う効果を得ることができる。
【0052】また、第1および第2の実施の形態におけ
る連結部材13や第3の実施の形態における係合部15
の形状は外装カバー10の一部として捉えられる形状に
限定されるものではなく、例えば、非常に細長い形状、
非常に小さい形状等であってもよい。
【0053】また、外装カバー10は3以上の外装部に
より構成されてもよく、1つの連結部材13により3以
上の外装部の連結および導通が行われてもよい。さら
に、2つの外装部を接続する際に2以上の連結部材13
や係合部15が利用されてもよい。なお、複数の外装部
の接続は連結部材13や係合部15のみにより行われて
もよいが、最終的に接着剤が併用されてもよい。
【0054】また、係合突起や導通用突起の個数も任意
であり、接続される各外装部に対して係合突起および導
通用突起がそれぞれ1以上存在すれば、複数の外装部の
連結および導通を実現することができる。
【0055】また、連結部材13と両外装部11,12
とを係合させる手法や両外装部11,12同士を係合さ
せる手法も上記実施の形態に限定されるものではなく様
々な手法が用いられてよい。
【0056】また、少なくとも導通用突起が接する部位
にコート層が形成されている外装部が利用されるのであ
れば導通用突起を用いた電気的接続を利用することが可
能であり、外装側の面全体にコート層が形成されている
外装部を用いるデジタルカメラに限定されるものではな
い。
【0057】また、連結部材13や係合部15の内側の
面にもコート層が形成されていてもよい。この場合、導
通用突起上にはコート層が形成されていないことが好ま
しいが、取付の際に削られるのであるならば導通用突起
上にコート層が形成されていてもよい。
【0058】また、上記第1および第3の実施の形態で
は、導通用突起が外装部のコート層に当接して摺動する
ことによりコート層を削り、上記第2の実施の形態では
導通用突起がコート層に押しつけられることによりコー
ト層が削られて導通用突起と外装部とが導通するように
なっているが、導通用突起がコート層を削る(すなわ
ち、コート層を突き抜ける)態様はどのようなものであ
ってもよい。導通用突起の形状も様々なものが利用され
てよい。
【0059】また、導通用突起が形成される部材(第1
および第2の実施の形態における連結部材13や第3の
実施の形態における背面外装部12)は金属で形成され
ることが好ましいが、コート層を削ることができるとと
もに導電性を有するのであるならばどのようなものが用
いられてもよい。例えば、導通用突起のみが金属であ
り、他の部位が導電性プラスチックにより形成されてい
てもよい。
【0060】また、上記実施の形態では、前面外装部1
1が内部構成4の接地部位41に接続されるものとして
説明したが、背面外装部12が接地部位41に接続され
ていてもよい。3以上の外装部が導通される場合には、
少なくとも1つの外装部を接地部位41に接続すれば足
りる。
【0061】また、いずれかの外装部が接地部位41に
接続されることが好ましいが、いずれの外装部も接地部
位41に接続されない場合であっても導電部材によるシ
ールド効果を得ることができる。
【0062】また、上記実施の形態では情報機器として
デジタルカメラを例に採り上げたが、携帯電話、携帯情
報端末、コンピュータ等の他の様々な情報機器に対して
も同様の外装カバーを利用することができる。特に、デ
ジタルカメラや携帯電話のように携帯可能な小型の情報
機器の場合において簡単な構成で適切なノイズ対策を実
現することができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1ないし6に記載の発明では、簡
単な構成により複数の外装部を電気的に導通することが
でき、これにより、外部へのノイズの放出を抑制するこ
とができる。
【0064】また、請求項2に記載の発明では、突起部
を外装部表面を摺動させることにより複数の外装部を電
気的に導通させることができる。
【0065】また、請求項3に記載に発明では、組立コ
ストの削減を図ることができる。
【0066】また、請求項4に記載の発明では、外部へ
のノイズの放出をさらに抑制することができる。
【0067】また、請求項6に記載の発明では、撮像手
段を有する情報機器において、簡単な構成により外部へ
のノイズの放出を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るデジタルカメラの正面
側外観図である。
【図2】外装部の連結部位を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】連結部材を示す斜視図である。
【図4】連結部材の断面図である。
【図5】連結部材の取り付け位置における外装部の断
面、および、内部構成の概略を示す図である。
【図6】第2の実施の形態に係るデジタルカメラの正面
側外観図である。
【図7】外装部の連結部位を拡大して示す斜視図であ
る。
【図8】連結部材を示す斜視図である。
【図9】連結部材の断面図である。
【図10】連結部材の取り付け位置における外装部の断
面等を示す図である。
【図11】第3の実施の形態に係るデジタルカメラの外
装部の連結部位を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1a デジタルカメラ 11 前面外装部 12 背面外装部 13 連結部材 15 係合部 41 接地部位 42 CCD 44 メモリ 113,116 コート層 132,136 係合部 134,137,152 導通用突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 5/02 H04N 101:00 // H04N 101:00 G06F 1/00 312L (72)発明者 井上 義之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 吉岡 大吾 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 伊藤 久徳 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 湊 祥一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H100 EE03 4E360 AA02 AB08 AB13 AB42 BA02 BA08 BC04 BC06 EA18 ED12 ED13 ED14 ED23 ED27 FA02 FA08 GA06 GA32 GA34 GB01 GC08 5C022 AA13 AB15 AB20 AB37 AC02 AC11 AC32 AC42 AC61 AC77 AC78 AC80 5E321 AA03 CC02 CC03 GG01 5K023 AA07 BB28 LL06 PP00 QQ03 RR06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報機器であって、 外装面の少なくとも一部を構成する複数の外装部と、 前記複数の外装部を連結する連結部材と、を備え、 前記複数の外装部が、外装面側にコート層を有する導電
    部材により形成され、 前記連結部材が、前記複数の外装部のそれぞれと接する
    部位に突起部を有し、 前記連結部材により前記複数の外装部を連結する際に、
    前記突起部により前記コート層が削られ、前記複数の外
    装部が前記連結部材を介して電気的に導通することを特
    徴とする情報機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報機器であって、 前記連結部材により前記複数の外装部を連結する際に、
    前記突起部が前記複数の外装部の表面を摺動することを
    特徴とする情報機器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の情報機器であ
    って、 前記連結部材が、可撓性を有するとともに前記複数の外
    装部のそれぞれに対して係合する係合部を有することを
    特徴とする情報機器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の情
    報機器であって、 前記複数の外装部のうちの少なくとも1つが、機器内部
    の接地部位と電気的に接続されていることを特徴とする
    情報機器。
  5. 【請求項5】 情報機器であって、 第1の外装部と、 前記第1の外装部とともに外装面の少なくとも一部を構
    成する第2の外装部と、 を備え、 前記第1の外装部が外装面側にコート層を有する導電部
    材により形成され、 前記第2の外装部が前記第1の外装部と接する部位に突
    起部を有し、 前記第2の外装部を前記第1の外装部に連結する際に、
    前記突起部により前記第1の外装部のコート層が削ら
    れ、前記第1および第2の外装部が電気的に導通するこ
    とを特徴とする情報機器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の情
    報機器であって、 被写体の画像信号を発生する撮像手段と、 前記画像信号を記録する記録手段と、 をさらに備えることを特徴とする情報機器。
JP2000084018A 2000-03-24 2000-03-24 情報機器 Pending JP2001274585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000084018A JP2001274585A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 情報機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000084018A JP2001274585A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 情報機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001274585A true JP2001274585A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18600560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000084018A Pending JP2001274585A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 情報機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001274585A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006106377A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Sanyo Electric Co Ltd カメラ機器及びその製造方法
JP2007214877A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Sony Corp 撮像装置
CN100435022C (zh) * 2003-09-11 2008-11-19 佳能株式会社 电子仪器
JP2009139571A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Fujinon Corp レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2011216547A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Suzuki Motor Corp 電子機器構造
JP2013097953A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Yuhshin Co Ltd スイッチ装置
JP5573999B1 (ja) * 2013-03-15 2014-08-20 三菱電機株式会社 ハンディ型表示器
JP2015060042A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 リコーイメージング株式会社 導電材料部材の締結構造

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100435022C (zh) * 2003-09-11 2008-11-19 佳能株式会社 电子仪器
US7525596B2 (en) 2003-09-11 2009-04-28 Canon Kabushiki Kaisha Camera including first, second and third exterior members defining the exterior thereof
JP2006106377A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Sanyo Electric Co Ltd カメラ機器及びその製造方法
JP4583131B2 (ja) * 2004-10-06 2010-11-17 三洋電機株式会社 カメラ機器及びその製造方法
JP2007214877A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Sony Corp 撮像装置
JP4591779B2 (ja) * 2006-02-09 2010-12-01 ソニー株式会社 撮像装置
JP2009139571A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Fujinon Corp レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2011216547A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Suzuki Motor Corp 電子機器構造
JP2013097953A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Yuhshin Co Ltd スイッチ装置
JP5573999B1 (ja) * 2013-03-15 2014-08-20 三菱電機株式会社 ハンディ型表示器
JP2015060042A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 リコーイメージング株式会社 導電材料部材の締結構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4618507B2 (ja) カメラモジュールおよび電子機器
JP2007124395A (ja) カメラモジュールおよび電子機器
JP2001274585A (ja) 情報機器
JP5221821B1 (ja) 撮像装置
JP2004104632A (ja) デジタルカメラ
JP4117680B2 (ja) カメラモジュール装置の生産方法およびその方法に用いられるシールドケース構成用ケース
JP2011097158A (ja) カメラモジュール実装構造
US10916839B2 (en) Electronic equipment
JP2004120598A (ja) 音響部品の保持構造および携帯型電子機器
JP4546417B2 (ja) レンズバリアのスライド機構およびカメラ
JP2007116736A (ja) 撮像装置
JP2007028319A (ja) 電子カメラ
JP2015144361A (ja) 電子機器
JP2008113059A (ja) 撮像装置
JP2010049177A (ja) 電子機器
KR101850387B1 (ko) 이동 단말기
JP2013130797A (ja) 電子機器
US20050068715A1 (en) Electronic equipment
JP7475986B2 (ja) 電子機器
US20240073607A1 (en) Image pickup apparatus
JP2017199988A (ja) シールドケースの固定方法
JP2004126299A (ja) カメラ
KR101355556B1 (ko) 편리한 셀프 촬영 기능을 구비하는 디지털 카메라
JP2021173879A (ja) 撮像装置
JP3012839B1 (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050615

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620