JP4590863B2 - 光伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、光源と、送信情報に対応する送信信号を光源の光出力に含める点灯装置とにより構成される器具を複数備えるとともに、光源の光出力に含まれる送信信号を受信する受信端末を備える光伝送システムに関するものである。
この種の従来の光伝送システムとしては、例えば、特許文献1に、照明用蛍光灯の駆動周波数を送信すべきデータのレベルに応じて所定の周波数にすることにより、送信すべきデータを蛍光灯からの光の形態で送信する光によるデータ伝送方式が開示されている。このデータ伝送方式では、FSK変調方式が使用されている。
特許文献2には、放電灯を送信信号に応じて変調された所定の周波数で点灯すると共にこの放電灯からの光を受光して復調する情報伝送装置が開示されている。この情報伝送装置の送信部分は、制御回路が信号源から送出された送信信号により発振回路による発振周波数に変調をかけ、ハーフブリッジ回路のスイッチング素子をその変調のかかった周波数で駆動するようになっている。受信部分は、フォトダイオードで送信側から送られる信号を受信し、復調回路で、送出された信号の形式に復調するようになっている。また、特許文献2には、ガラス管の内面及び/又は外面の一部に赤外線発光膜又は赤外線透過膜を設けた放電灯が記載されており、赤外線を利用した伝送を可能にしている。
ところで、ある一定の周波数に限らず、周波数を変更することにより調光を実現している放電灯点灯装置では、特許文献2に記載されているように、インバータの発振周波数帯域は、リモコンから送出される制御信号の周波数帯域(33KHZ〜40KHZ)とは離れた帯域に設定される。これは、リモコンの発振(送信)側に分光感度が850nm〜1030nmのガリウムひ素(GaAs)発光ダイオードが用いられ、受光(受信)側に分光感度が600nm〜1200nmのシリコンフォトダイオードが用いられており、これに対して、例えば水銀及び希ガスが封入された蛍光灯などの放電灯からはインバータ点灯回路の発振周波数で変調された1014nm,1129nmを主成分とする水銀輝線が放射されており、インバータ点灯回路による放電灯の点灯によってリモコンが誤動作を起こすためである。
また、蛍光灯などを負荷とする放電灯点灯装置は、通常、点灯始動時に回路に大きな電流が流れ部品に大きなストレスが加わるのを防止するため、LC共振周波数よりも高い周波数で動作するように構成される。
なお、特許文献3には、マンチェスター符号を応用して、放電灯を点灯するための周波数と送信情報を伝送するための周波数との発生する確率を、送信情報によらずに常に一定にする制御方法が記載されている。
特開昭60−32443号公報 特開平6−20785号公報 特表2002−511727号公報
しかしながら、上記従来の技術では、複数の照明器具を配置して、各照明器具に光伝送機能を持たせる場合に、情報を受信することができない状況が発生する可能性があり、各照明器具からシームレスに情報を取得することが難しいという問題がある。
例えば、図11に示すように、照明器具Aが複数配置され、同じ休止期間Ts(例えば1s)、同じ送信期間T(例えば10ms)、同じ周波数で光出力に所定ビット(例えば12ビット)の送信情報を含めて所定の伝送速度(例えば1200bps)で送信する場合、照明器具Aからの情報を受信する受信端末2を携帯する人が、互いに隣接する照明器具(図ではA1,A2)間に来たとき、両方の照明器具A1,A2からの情報が衝突することにより、受信端末2でいずれの照明器具からの情報も受信することができなくなる。
この問題は、光伝送機能を持つ照明器具を間引いて通常の照明器具に変更することにより解決することができる。例えば、図11において、光伝送機能を持つ照明器具A2,A4を間引き、それら照明器具A2,A4に代えて光伝送機能を持たない通常の照明器具に変更すればよい。しかし、この場合、照明器具A1,A3の伝送範囲外となる照明器具A1,A3間などの場所では、照明器具Aからの情報を受信端末2で受信することができない。
このように、各照明器具からシームレスに情報を取得することができなければ、各種アプリケーションに応じて、利便性向上、安全安心、業務効率化、省力化などを達成することに支障がある。
具体的には、光伝送システムを視覚障害者向け自立支援システムに応用する場合、図12に示すように、建物内や地下街などにおいて、受信端末2を携帯する人が各照明器具Aの伝送範囲外にあった場合、照明器具Aからの情報(例えば位置情報)を受信端末2で受信することができず、例えば位置情報に対応する現在位置情報を音声を通して得ることができないので、どのように行動すればよいかの判断の手がかりを得ることができない。例えば、図13に示すように、男性トイレおよび女性トイレのいずれの情報も取得することができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、各照明器具間においても光出力に含まれる送信信号を受信端末で受信することができる光伝送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、光源と、送信情報に対応する送信信号を前記光源の光出力に含める点灯装置とにより構成される器具を複数備えるとともに、前記光源の光出力に含まれる送信信号を受信する受信端末を備える光伝送システムであって、前記複数の器具の各々は、自己の光源の光出力に含まれる送信信号を受信する受信部を備え、この受信部で受信された送信信号と自己の光源の光出力に含めた送信信号とから双方の一致、不一致の判別を行い、この判別結果が不一致である場合には、他の器具と異なる所定時間の経過後に、自己の点灯装置により、同じ送信情報に対応する送信信号を自己の光源の光出力に再度含め、前記所定時間は、前記複数の器具の各々に割り付けられる固有アドレスを基に決定され、前記器具は、前記光源および前記点灯装置をそれぞれ放電灯および放電灯点灯装置として備える照明器具であり、前記放電灯点灯装置は、制御信号に従ってオン,オフ動作をする少なくとも一つのスイッチ素子と、このスイッチ素子のオン,オフ動作と連動して直流電源からの直流電力を高周波電力に変換し、この高周波電力を前記放電灯に供給する共振回路部と、この共振回路部の共振周波数よりも高い前記放電灯を点灯するための点灯周波数の電流が前記放電灯に流れるように、前記スイッチ素子のオン,オフ動作を制御する信号を、前記制御信号として前記スイッチ素子に出力する一方、送信情報に応じて、前記放電灯の光出力にその送信情報に対応する送信信号を含めるための信号を、前記制御信号として前記スイッチ素子に出力する制御回路部とを備えることを特徴とする。
この構成では、ある器具の送信信号を含む光出力と他の器具の送信信号を含む光出力とが同じ時間になった場合に、それらの器具が隣接していれば、受信端末は、いずれの器具からも光出力に含まれる送信信号を受信することができなくなる場合が生じうるが、それらの各器具が、他の器具と異なる所定時間の経過後に、同じ送信情報に対応する送信信号を光出力に含めるので、各照明器具間においても光出力に含まれる送信信号を受信端末で受信することができる。また、この構成では、照明器具を利用して所望の送信情報を受信端末に送信することができる
本発明によれば、各照明器具間においても光出力に含まれる送信信号を受信端末で受信することができる。
参考例1)
図1は光伝送システムの照明器具の構成図、図2は同光伝送システムの受信端末の構成図、図3は同照明器具の一具体例を示す図、図4,5は同照明器具の動作説明図、図6は光出力とランプ電流との関係を示す図、図7,図8は同光伝送システムの動作説明図である。
参考例1の光伝送システムは、図1,図2に示すように、直流電源DCと、例えば蛍光灯などの放電灯DLと、直流電源DCに接続され放電灯DLが装着される放電灯点灯装置1とにより構成される照明器具Aを複数備えるとともに、受信端末2を備え、放電灯点灯装置1により、直流電源DCからの電力を使用して放電灯DLを点灯するとともに、放電灯DLの光を利用して光通信で所望の送信情報を受信端末2に送信するものである。
直流電源DCは、例えば図3に示すように、交流電源ACからの交流電力を整流器DBおよび平滑コンデンサC0などにより整流および平滑などして、直流電力に変換するものである。なお、図3の構成に限らず、入力電流歪みを改善するために、交流電源からの交流電力を直流電力に変換して平滑コンデンサに出力する昇圧型チョッパでもよく、あるいは電池であってもよい。また、直流電源DCは、放電灯点灯装置1に含まれる構成でも構わない。
図1に示す放電灯点灯装置1は、放電灯DLの予熱、始動および点灯をするとともに、光通信で所望の送信情報を送信するものであり、インバータ11と、制御回路部12と、受信部13とを備えている。なお、受信部13は、放電灯DLの光出力に含まれる送信信号を受信するものであり、受信端末2の受光モジュール(図2のB参照)と同様に構成されるので、受信部13については、受信端末2の受光モジュールとともに説明する。
インバータ11は、制御回路部12からの制御信号に従ってオン,オフ動作をする少なくとも一つのスイッチ素子SW11と、このスイッチ素子SW11のオン,オフ動作と連動して直流電源DCからの直流電力を高周波電力に変換し、この高周波電力を放電灯DLに供給する共振回路部110とにより構成される。
一具体例としては、図3に示すように、スイッチ素子SW11として、直流電源DCの出力端間に直列に接続されるスイッチ素子Q1,Q2(図では逆並列接続のダイオードを持つMOS型FET)を備え、共振回路部110として、スイッチ素子Q2の両端間に直列に接続されるチョークコイルL1およびコンデンサC1を備える構成を挙げることができる。図では、放電灯DLは、コンデンサC1と並列に接続されるかたちで、各フィラメントがチョークコイルL1およびコンデンサC1のLC直列共振回路上に直列に介設されている。C11は、放電灯DLの電流から直流成分を除去するための直流カット用のコンデンサであり、コンデンサC1よりも大きい(例えば10倍以上)容量に設定される。そして、スイッチ素子Q1,Q2は、制御回路部12からの制御信号によって交互にオン,オフされる。なお、図3の例に限らず、他のハーフブリッジ回路構成でも、一石式やフルブリッジ回路構成でもよく、上記昇圧型チョッパと一部回路を兼用する構成でもよい。
図1に示す制御回路部12は、放電灯DLの予熱、始動および点灯の制御を実行するほか、光通信で所望の送信情報を送信する制御を実行するものであり、送信源120と、発振回路部121と、制御回路本体部122とを備えている。
送信源120は、上記送信情報を出力するものであり、例えばROMなどの記憶装置により構成される。なお、同一の送信情報を繰り返し出力する構成の場合には、例えばディップスイッチなどでもよい。
発振回路部121は、発振信号を生成して上記制御信号としてスイッチ素子SW11に出力するものであり、予熱、始動および点灯用の周波数の制御信号を出力するほか、制御回路本体部122の周波数変調により通信用の周波数の制御信号を出力する。例えば、図4,図5に示すように、共振回路部110の共振周波数f0 よりも高い周波数であって放電灯DLの予熱、始動および点灯をするための周波数の電力が放電灯DLに供給されるように、スイッチ素子SW11のオン,オフ動作を制御する信号が、制御信号としてスイッチ素子SW11に出力される。つまり、予熱時には、共振周波数f0 よりも高い放電灯DLの予熱をするための周波数(後述の点灯周波数fL よりも高い周波数)の電圧が放電灯DLに印加するように、スイッチ素子SW11のオン,オフ動作を制御する信号が、予熱制御信号としてスイッチ素子SW11に出力される。図5の例では、電源オンの後、スイッチ素子SW11は、予熱制御信号の時間とともに変化する発振周波数により、オン,オフされている。始動時には、共振周波数f0 よりも高い放電灯DLを始動するための周波数の高電圧が放電灯DLに印加するように、スイッチ素子SW11のオン,オフ動作を制御する信号が、始動制御信号としてスイッチ素子SW11に出力される。点灯時には、共振周波数f0 よりも高い放電灯DLを点灯するための所定の点灯周波数fL の電流が放電灯DLに流れるように、スイッチ素子SW11のオン,オフ動作を制御する信号が、点灯制御信号としてスイッチ素子SW11に出力される。なお、図1の例では、予熱、始動および点灯用の周波数の切替えは、従来と同様に発振回路部121自体により行われる構成になっているが、これに限らず、制御回路本体部122により行われる構成でもよい。また、点灯は全(定格点灯)点灯に限らず、図5に示すように、調光点灯を含む調光機能を備える構成でもよい。図4のfL'は調光機能を備える場合の上限値を示す。
図1に示す制御回路本体部122は、例えばマイコンなどにより構成され、送信回路部122a、周波数変調回路部122b、比較部122cおよび時間設定部122dなどを備え、送信回路部122aおよび周波数変調回路部122bにより周波数変調制御を実行するほか、比較部122cおよび時間設定部122dにより周波数変調回路部122bを通して再送制御を実行するものである。
周波数変調制御時には、制御回路本体部122は、送信回路部122aを介して得られる送信源120からの送信情報に応じて、周波数変調回路部122bで発振回路部121を周波数変調することにより、送信情報に対応する送信信号を放電灯DLの光出力に含めるための信号を、制御信号としてスイッチ素子SW11に出力する制御を行う。
例えば、所定ビットの送信情報をビット毎に順次送信する場合、その内容が“1”であるとき、“1”に対応する送信回路部122aからの“High”に応じて、所定時間、点灯周波数fL よりも高い周波数fR に切り替わり、“0”であるとき、“0”に対応する送信回路部122aからの“Low”に応じて、所定時間、点灯周波数fL に切り替わるように、制御信号が出力される(図4参照)。なお、所定時間は同じでも同じでなくてもよいが、“1”用の所定時間を“0”用の所定時間よりも短くすることが望ましい。また、“1”,“0”と“High”,“Low”との関係は逆でもよく、“High”,“Low”と各周波数との関係は逆でもよい。
再送制御時には、制御回路本体部122は、比較部122cにより、受信部13で受信された送信信号と自己の放電灯DLの光出力に含めた送信信号とから双方の一致、不一致の判別を行い、この判別結果が不一致である場合には、時間設定部122dで設定される他の照明器具Aと異なる所定時間の経過後に、自己の放電灯点灯装置1のインバータ11により、同じ送信情報に対応する送信信号を自己の放電灯DLの光出力に再度含めるように、周波数変調回路部122bに対して同じ送信情報に応じた周波数変調制御を実行させる制御を行う。なお、受信部13で受信された送信信号と自己の放電灯DLの光出力に含めた送信信号との比較は、送信信号レベルでの比較に限らず、例えば、受信部13で受信された送信信号から得られる送信情報と自己の放電灯DLの光出力に含めた送信信号の基になった送信情報との比較でもよい。
受信端末2は、送信情報に応じた制御回路部12の制御により放電灯DLの光出力に含まれる送信情報を受信するためのものであり、図2に示すように、受光回路部21および復調回路部22により構成される受光モジュールBなどを備えている。なお、23は、復調回路部22からの信号を伝送する伝送回路部であり、24は、その伝送回路部23により伝送された信号から得られる送信情報を基に、所定の処理を実行する各種機器である。受信端末2の具体例としては、PDA、携帯電話、デジカメなどを挙げることができ、視覚障害者向け自立支援システムに応用する場合には、建物や地下街などの地図データベースや、音声合成部などがさらに設けられる。
受光回路部21は、放電灯DLからの光を受光して入力信号を得るものであり、例えば、放電灯DLからの光を電気信号に変換するフォトダイオードおよびこの出力電流を電圧に変換する電流電圧変換器などによりなる光電変換部211と、この光電変換部211で得られた電圧信号を増幅して上記入力信号を得る増幅回路部212とにより構成される。
復調回路部22は、受光回路部21で得られた入力信号を復調してそれに含まれる送信情報を得るためのものであり、フィルタ回路部221と、復調回路出力部222とを備えている。
フィルタ回路部221は、受光回路部21で得られた入力信号から、周波数fR に対応する周波数の成分を含む信号を抽出するものである、ここで、放電灯DLの光出力とランプ電流との関係は図6に示すようになるので、フィルタ回路部221は、周波数fR の2倍の周波数を中心周波数とするバンドパスフィルタにより構成される。つまり、フィルタ回路部221は、受光回路部21で受光された光の周波数が周波数fR に対応する周波数である場合に“High”となり、それ以外の場合ではバンドパスフィルタの通過帯域外の周波数となって“Low”となるように構成される。
図2に示す復調回路出力部222は、フィルタ回路部221の出力に応じて、送信情報を得るための信号(送信情報に対応する信号)を出力するものであり、例えばコンパレータにより構成される。復調回路出力部222の出力は、受光回路部21で受光された光の周波数が周波数fR に対応する周波数(2×fR1)である場合には“High”となり、そうでなければ“Low”となる。
次に参考例1の光伝送システムの動作について説明する。放電灯点灯装置1が直流電源DCに接続されると、制御回路部12からインバータ11に予熱制御信号が出力され、放電灯DLの予熱が行われる。この後、始動制御信号が出力され、放電灯DLに高電圧が印加する。これにより、放電灯DLが始動すると、制御回路部12からインバータ11に点灯制御信号が出力され、放電灯DLが所定の点灯周波数fL に対応するランプ電流で点灯する。
この後、送信回路部122aを介して送信源120から送信情報が出力され、制御回路本体部122が、送信情報に応じて、点灯周波数fL 用の制御信号を出力している発振回路部121を変調することにより、周波数fR と点灯周波数fL とに切り替わる電流が放電灯DLに流れるように、スイッチ素子SW11のオン,オフ動作を制御する信号が発振回路部121から出力される。これにより、放電灯DLから送信信号を含む光が照射される。
この光は、放電灯点灯装置1の受信部13および受信端末2で受光される。各受光モジュールにおいて、受光回路部で入力信号が得られ、復調回路部で、その入力信号から、周波数fR に対応する周波数の成分を含む信号が抽出され、送信信号が出力される。
そして、放電灯点灯装置1では、受信部13で受信された送信信号と自己の放電灯DLの光出力に含めた送信信号とから双方の一致、不一致の判別が行われ、判別結果が一致である場合には本来の処理に戻り、その処理が実行される。また、この場合、受信端末2では、復調回路部21から伝送回路部23に送信情報に対応する信号が出力され、その信号から得られる送信情報を基に、各種機器25により所定の処理が実行される。
これに対して、図7,図8に示すような状況下などで、判別結果が不一致となった場合には、判別結果が不一致となった各照明器具A(図7,図8では照明器具A1,A2)により、他の照明器具Aと異なる所定時間の経過後に、同じ送信情報に応じた周波数変調制御が行われる。これにより、放電灯DLから同じ送信信号を含む光が照射される。また、この場合、受信端末2では、送信情報を受信することができないが、同じ送信情報が他の照明器具Aと異なる所定時間の経過後に送信されるので、受光モジュールを通してその送信情報を受信することができ、その送信情報を基に、各種機器25により所定の処理が実行される。
ここで、図7において、Tは送信期間(例えば10ms)であり、この期間T内に所定ビット(例えば12ビット)の送信情報が所定の伝送速度(例えば1200bps)で送信される。T1,T2は、それぞれ照明器具A1,A2間で互いに異なるように設定された上記所定時間である。Tsは休止期間(例えば1s)である。また、「×」は送信情報の送信の失敗を示し、「○」は送信情報の送信の成功を示す。このような設定において、例えば、各照明器具Aが送信情報として自己の位置を示す位置情報を送信し、受信端末2が各照明器具Aからの位置情報を基に現在位置を示す機能を持つ携帯式のものであれば、各照明器具Aが上記再送制御により送信情報の送信に成功した後は、それぞれが同じ休止期間Tsで送信情報を繰り返し送信することにより、再送制御後は、送信情報の送信に失敗しなくなる。また、受信端末2を携帯する人が、ある照明器具間に入っても、両照明器具から情報を取得することができるので、適宜どちらかに移動すれば、その人が望む場所の照明器具のみから情報を取得することができる。
以上、参考例1によれば、ある照明器具Aの送信信号を含む光出力と他の照明器具Aの送信信号を含む光出力とが同じ時間になった場合に、それらの照明器具が隣接していれば、受信端末2は、いずれの照明器具Aからも光出力に含まれる送信信号を受信することができなくなる場合が生じうるが、それらの各照明器具Aが、他の照明器具Aと異なる所定時間の経過後に、同じ送信情報に対応する送信信号を光出力に含めるので、各照明器具間においても光出力に含まれる送信信号を受信端末2で受信することができる。
なお、送信情報は、アドレス情報や緯度、経度、高度情報などの位置情報に限らず、例えば、広告、危険連絡、施設案内などの音声情報や、調光情報などの様々な情報であってもよいことは言うまでもない。
(実施形態
実施形態の光伝送システムは、参考例1と同様に構成され、複数の照明器具Aの各々に割り付けられる固有アドレスを基に、時間設定部122dで所定時間を決定することを特徴とする。
実施形態では、伝送データ量および伝送速度を考慮して所定時間を決定する。すなわち、固有アドレスに数値を使用し、固有アドレス×t[ms]の計算結果を所定時間とする。そして、tを伝送データ量および伝送速度を基に決定する。このような設定では、例えば図7(a)において、照明器具A1,A2の固有アドレスがそれぞれ“1”,“2”であったとき、T1,T2は、それぞれ1×t(例えば20ms),2×tとなる。
以上、実施形態によれば、参考例1と同様の効果を奏することができるほか、所定時間を各照明器具A間で異なるものにすることができる。
参考例2
図9は光伝送システムの動作説明図である。
参考例2の光伝送システムは、実施形態との相違点として、時間設定部122dで乱数を発生させ、その乱数を基に、所定時間を決定することを特徴とする。参考例2でも、伝送データ量および伝送速度を考慮して所定時間が決定される。すなわち、乱数×t[ms]の計算結果が所定時間に設定される。
ここで、図9の例では、照明器具A1,A2,A3が、送信情報の送信に失敗したことを受けて、それぞれ所定時間T1,T2,T3の経過後に、送信情報を送信することにより、送信情報の送信に成功している。またその後、各照明器具Aが同じ休止期間Tsで送信情報を繰り返し送信することにより、再送制御以降の送信情報の送信に失敗しなくなっている。
以上、参考例2によれば、実施形態と同様の効果を奏することができる。
参考例3
図10は光伝送システムの動作説明図である。
参考例3の光伝送システムは、図10に示すように、制御回路本体部122が受信部13を介してデータ送信前にキャリアセンスを実行し、他の照明器具Aが送信信号を送信しているとき、送信を停止し、他の照明器具Aが送信信号を送信し終えた後、送信信号の送信を開始することを特徴とする。この構成では、データ送信の効率性、信頼性を高めることができる。
なお、上記実施形態及び各参考例では、光源は放電灯であったが、本発明の光源は、放電灯に限らず、例えばLEDでもよい。
光伝送システムの照明器具の構成図である(参考例1)。 同光伝送システムの受信端末の構成図である。 同照明器具の一具体例を示す図である。 同照明器具の動作説明図である。 同照明器具の動作説明図である。 光出力とランプ電流との関係を示す図である。 同光伝送システムの動作説明図である。 同光伝送システムの動作説明図である。 光伝送システムの動作説明図である(参考例2)。 光伝送システムの動作説明図である(参考例3)。 従来技術の課題の説明図である。 従来技術の課題の説明図である。 従来技術の課題の説明図である。
A 照明器具
1 放電灯点灯装置
11 インバータ
12 制御回路部
120 送信源
121 発振回路部
122 制御回路本体部
122a 送信回路部
122b 周波数変調回路部
122c 比較部
122d 時間設定部
2 受信端末
21 受光回路部
211 光電変換部
212 増幅回路部
22 復調回路部
221 フィルタ回路部
222 復調回路部
23 伝送回路部
24 各種機器

Claims (1)

  1. 光源と、送信情報に対応する送信信号を前記光源の光出力に含める点灯装置とにより構成される器具を複数備えるとともに、前記光源の光出力に含まれる送信信号を受信する受信端末を備える光伝送システムであって、前記複数の器具の各々は、自己の光源の光出力に含まれる送信信号を受信する受信部を備え、この受信部で受信された送信信号と自己の光源の光出力に含めた送信信号とから双方の一致、不一致の判別を行い、この判別結果が不一致である場合には、他の器具と異なる所定時間の経過後に、自己の点灯装置により、同じ送信情報に対応する送信信号を自己の光源の光出力に再度含め、前記所定時間は、前記複数の器具の各々に割り付けられる固有アドレスを基に決定され、前記器具は、前記光源および前記点灯装置をそれぞれ放電灯および放電灯点灯装置として備える照明器具であり、前記放電灯点灯装置は、制御信号に従ってオン,オフ動作をする少なくとも一つのスイッチ素子と、このスイッチ素子のオン,オフ動作と連動して直流電源からの直流電力を高周波電力に変換し、この高周波電力を前記放電灯に供給する共振回路部と、この共振回路部の共振周波数よりも高い前記放電灯を点灯するための点灯周波数の電流が前記放電灯に流れるように、前記スイッチ素子のオン,オフ動作を制御する信号を、前記制御信号として前記スイッチ素子に出力する一方、送信情報に応じて、前記放電灯の光出力にその送信情報に対応する送信信号を含めるための信号を、前記制御信号として前記スイッチ素子に出力する制御回路部とを備えることを特徴とする光伝送システム
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