JPH11127170A - 蛍光灯による通信方法とその通信機 - Google Patents

蛍光灯による通信方法とその通信機

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JPH11127170A
JPH11127170A JP30938197A JP30938197A JPH11127170A JP H11127170 A JPH11127170 A JP H11127170A JP 30938197 A JP30938197 A JP 30938197A JP 30938197 A JP30938197 A JP 30938197A JP H11127170 A JPH11127170 A JP H11127170A
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fluorescent lamp
lighting
communication
light
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JP30938197A
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▲邦▼夫 ▲高▼田
Kunio Takada
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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  • Optical Communication System (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルを用いることなく手軽に接続で
きるとともに、コンピュータ間で確実にデータ通信を行
なうことができる蛍光灯による通信方法を提供する。 【解決手段】 蛍光灯13を用いた照明器具1,2の電
源インバータ12を送信データによる変調信号でドライ
ブすることにより、蛍光灯13からの照明光Lを用いて
データを送信し、コンピュータ5,6側で前記照明光L
により伝達された変調信号を復調することによって前記
データを受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータの通信
方法およびその通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの発達が著しく、ビ
ジネスからパーソナルまで多岐にわたる分野で使用され
るようになっている。特に、通信機能を備えたOSの実
用化に伴ってコンピュータ同士の通信技術は急速に成長
してコンピュータ通信のための環境が整っている。ま
た、コンピュータ通信を利用することにより、必要な情
報を迅速に得ることができ、資料検索にかかる手間が省
けて研究開発がより速やかに行えるだけでなく、新しい
情報を不特定多数の相手に同時に授受できる利点がある
など様々な点で有用である。
【0003】そこで、多くの企業で社内に複数のコンピ
ュータを導入し、各コンピュータを接続してLANを形
成することにより、社内独自の開発情報や資料を各コン
ピュータによって随時閲覧したり、また、資料を加える
ことができるようにすることにより、仕事の効率を上げ
ている。また、社内速報などのローカルニュースを限ら
れた範囲に存在するコンピュータに瞬時に送信すること
も可能である。
【0004】さらに、近年では高性能のノート型コンピ
ュータ(以下、ノートパソコンという)が市販されてお
り、社員がこのノートパソコンを携帯することにより、
社内だけでなく、移動中や支店その他の場所でも同じ環
境で仕事を行うことができ、その効率を向上させること
ができるようになっている。また、社員が支店に赴いた
場合などには、自分のノートパソコンを社内のLANに
ケーブル接続することにより、社内だけのローカルな情
報を得ることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の通信方法ではノートパソコンを含めて全てのコンピ
ュータはケーブルによってLANに接続しているので、
接続に手間がかかることは避けられなかった。すなわ
ち、ノートパソコンなど手軽さを売り物としているコン
ピュータであってもLANに接続するときには、シリア
ル通信端子やLANインタフェースなどに接続できるケ
ーブルを持参して、これをLANの通信線に接続する必
要があった。しかも、これらのケーブルを接続できる空
きポートを捜さなければならなず、空きがない場合には
接続できなかったり、既に接続されているコンピュータ
のポートを借りる必要があるなど極めて面倒であった。
【0006】一方、ノートパソコンには通常赤外線通信
ポート(一般的にIrDA規格に準拠している)が設け
られており、ごく近距離ならノートパソコン同士でケー
ブルを介することなく通信を行うことができる。ところ
が、この赤外線を用いる通信では通信距離が長くなると
反射や減衰が生じて赤外線が届かなくなるので、前記赤
外線通信による通信距離は約1m程度の極近距離であ
り、一対一の通信を行なう場合に限定している。このた
め、赤外線通信ポートによる通信ではたとえ赤外線の出
力を増強しても、この赤外線通信ポートを介して小規模
であってもLANを形成することができなかった。
【0007】本発明は、上述の事柄を考慮に入れてなさ
れたものであって、ケーブルを用いることなく手軽に接
続できるとともに、コンピュータ間で確実にデータ通信
を行なうことができる蛍光灯による通信方法を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の蛍光灯による通信方法は蛍光灯を用いた照
明器具の電源インバータを送信データによる変調信号で
駆動することにより、蛍光灯からの照明光を用いてデー
タを受光し、コンピュータ側で前記照明光を受信し、こ
の照明光により伝達された変調信号を復調することによ
って前記データを受信することを特徴としている。
【0009】通常前記照明器具は天井に配置され、蛍光
灯による照明光を上方から照射することにより、人が通
常使用する部屋内の全ての部分に死角を作らないように
している。したがって、前記蛍光灯による光は部屋中に
照射されるので、この光を用いて送信される送信データ
は部屋の至る所で受信することができ、各コンピュータ
は確実にデータを受信できる。
【0010】とりわけ、ノートパソコンなど移動できる
コンピュータはその手軽さを最大限に生かすことができ
る。すなわち、蛍光灯の光が届く範囲であればあらゆる
の場所において、ケーブルなどを一切用いる必要なくデ
ータを受信できるので、社内速報などの情報を手軽に受
信することができ、より一層有用である。
【0011】また、前記コンピュータが赤外線でデータ
を送信し、これを前記照明器具が受信するようにした場
合には、各コンピュータは自らのデータを送信すること
ができ、赤外線が照明器具まで届けば、前記データを広
範囲のコンピュータに送信することができる。
【0012】さらに、前記照明器具が複数個あり、各照
明器具同士が互いに赤外線通信することにより送信する
べきデータを互いに通信し、全照明器具が送信データを
バッファに記憶したのちに、全照明器具が同期して送信
データを送信する場合や、前記送信データを微弱信号に
変調して電源に重畳させ、前記照明器具においてこの微
弱信号を復調することによって前記データを受信し、受
信した送信データを蛍光灯から送信する場合には、各コ
ンピュータがネットワーク全体に対してデータを送信す
ることができる。
【0013】また、前記照明器具が複数個あり、各照明
器具が信号線を介して接続されることにより送信するべ
きデータを通信し、全照明器具が同期して送信データを
送信する場合には、蛍光灯によるデータ通信の速度を可
及的に上げることができ、データ通信のための快適な環
境を形成することができる。
【0014】また、本発明の蛍光灯による通信機は、蛍
光灯を点灯させるインバータと、送信するデータによる
変調信号を生成して前記インバータを駆動する変調信号
生成回路とを有する蛍光送信機、および、前記蛍光灯の
照明光を受光する蛍光受光部と、受光した光信号を復調
して前記データを再生する復調回路とを有する蛍光受信
機とからなることを特徴としている。
【0015】さらに、前記蛍光受光部が蛍光灯に固有の
発光スペクトルの部分を透過させる複数の光学フィルタ
と、これらの光学フィルタを透過した各スペクトルの光
を受光する受光素子と、各受光素子からの受光信号の積
を演算する演算回路とからなるようにしてもよい。この
ようにすることにより、窓際など蛍光灯の光以外の光が
多く入射する場所にあるコンピュータにも確実にデータ
を送信することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1,2は本発明の蛍光灯による
通信方法の第1実施例を示している。これらの図におい
て、1は天井に配置された蛍光灯による照明器具であ
り、2は卓上の電気スタンドである。これらの照明器具
1,2は何れも電源線3を介して電源4に接続されてお
り、天井の照明器具1は壁面に設けたスイッチ1aによ
ってオンオフされ、電気スタンド2はその器具内に設け
た押しボタンスイッチ2aによってオンオフされる。
【0017】また、5はノート型コンピュータ、6はデ
スクトップ型コンピュータ、6aはコンピュータ6に接
続される光通信LANターミナル、5aはコンピュータ
5の拡張カードスロットに挿入される光通信LANカー
ド5a(カード型の光通信LANターミナル)である。
前記光通信LANターミナル5a,6aは何れも送信デ
ータをシリアル信号に変換して変調した赤外線Iを発散
する赤外発光部7と、前記照明器具1,2からの照明光
Lを受光する蛍光受光部8とを有している。
【0018】一方、照明器具1,2には、前記赤外発光
部7から放射される赤外線Iを入射し、この赤外線Iに
よる受光信号を復調して、各コンピュータ5,6からの
データを受信すると共に、各照明器具1,2間で互いに
赤外線I’による通信を行なう赤外線入出力部9IOとを
有している。また、前記照明器具1,2はデータを送信
するための変調信号を生成する変調信号生成部11と、
この変調信号生成部11によって生成された変調信号に
よって駆動されるインバータ12と、このインバータ1
2によって電力を供給される蛍光灯13とを有してい
る。
【0019】図3は、本発明において用いられる蛍光灯
による通信機の基本構造の略図を示している。すなわ
ち、照明器具1,2側においては、赤外線透過フィルタ
9aと、このフィルタ9aを透過した赤外線Iを受光す
る受光素子9bとからなる赤外受光部9、および、前記
赤外受光部9からの受光信号を復調する復調器14を有
する赤外受信機RI によって、前記赤外線Iを受信デー
タDRIに変換することができる。また、前記変調信号生
成機11,インバータ12,蛍光灯13からなる蛍光送
信機SL によって、送信データDSLを照明光Lに載せて
送信できる。
【0020】一方、光通信LANターミナル5a,6a
側の蛍光受光部8は、蛍光灯の発光スペクトルの部分に
対応する複数の蛍光透過フィルタ8aと、各フィルタ8
aを透過した光を受光する受光素子8bと、各受光素子
8bからの受光信号の積を演算する演算回路8cとから
なっている。なお、本例では演算回路8cの一例として
論理積を行なう論理回路を用いているが、これに替えて
アナログの積算回路などを用いてもよい。そして、前記
蛍光受光部8と、受光した信号をデータに復調する復調
器15によって蛍光受信機RL を形成し、前記照明光L
からデータDRLを受信する。このようにすることによ
り、前記蛍光受信機RL は太陽光などによる迷光を避け
て、照明光Lを確実に受光できる。
【0021】また、コンピュータ5,6側の送信データ
SIは変調器16によって変調信号に変換され、赤外発
光部7を介して赤外線Iによって送信する。この赤外発
光部7は例えば発光ダイオード7aとアンプ7bとから
なり、変調された送信データDSIを赤外線Iにして送信
する。なお、この赤外線Iの発光方法はダイオードだけ
でなく、レーザを用いてもよい。また、前記赤外線Iの
発光は天井の照明器具1に向けて上方向に発光すること
が望ましく、こうすることによって、より確実なデータ
の送信を行うことができる。
【0022】すなわち、本発明の蛍光灯による通信機
は、蛍光灯13による照明光Lを用いて照明器具1,2
からの送信データDSLを広範囲に送信すると共に、赤外
線Iを用いてコンピュータ5,6からの送信データDSI
を照明器具1,2に送信することができる。したがっ
て、前記照明光Lの光が届く範囲内であればどこであっ
ても、コンピュータ5,6を非接触に接続することがで
き、煩雑なケーブル接続に手間をかける必要がない。
【0023】なお、図1,2に示した赤外線入出力部9
IOには、前記赤外受光部9および復調器14のみなら
ず、各赤外線入出力部9IO同士で赤外線I’によって通
信するための図外の入出力ポートを設けた通信部を有し
ている。したがって、一つの照明器具1または2で受信
した赤外線Iによる受信データDRIは各照明器具1,2
の赤外入出力部9IOに転送される。
【0024】また、前記照明器具1,2は赤外線入出力
部9IOに接続されて送信データを一時保留するバッファ
10を有している。そして、前記変調信号生成部11は
バッファ10内のデータを送信していない状態では一定
の周波数で発振する信号を生成して蛍光灯13を点灯し
続け、前記赤外線入出力部9IOを介して入力された送信
開始信号を受信したときは、上述の変調信号を生成する
ことにより、前記データを蛍光灯13を介して送信す
る。
【0025】すなわち、各照明器具1,2の赤外線入出
力部9IOに入力されたデータは、まず、別の赤外線I’
によって各赤外線入出力部9IO同士で通信され、全照明
器具1,2内のバッファ10に送信するべきデータを一
旦蓄積した後に、全照明器具1,2内の変調信号生成部
11が一斉に同期して変調信号を生成する。このように
することにより、各照明器具1,2からの送信データが
混在することなく、一斉に同じデータを送信でき、何れ
かの照明器具1,2の照明光Lが届く範囲で同じデータ
を受信することができる。
【0026】つまり、蛍光灯13の照明光Lが届く範囲
の全てのコンピュータ5,6に同一のデータを送信でき
るので、これによってLANを形成することができる。
また、上述した方法によって形成されるLANに接続す
るのに、ケーブルを一切必要としないので、照明光Lが
届く範囲にコンピュータ5,6を置くだけで、極めて手
軽にLANに接続することができる。
【0027】また、通信ケーブルを這わす必要がないの
で、オフィスの配線の複雑化を招いたり、コンピュータ
の数だけケーブルを購入する必要もなくなる。利用者
は、照明器具を本発明の蛍光灯による通信機を備えたも
のに替え、新たに購入する従来のLAN接続ターミナル
の代わりに、前記光通信LANターミナル5a,6aを
接続するだけで手軽にLANを形成できる。
【0028】なお、前記コンピュータ5,6と照明器具
1,2間の通信を行なう赤外線Iと、照明器具1,2同
士の通信を行なう赤外線I’は、周波数または制御コー
ドにより区別している。
【0029】図4は本発明の第2実施例を示すもので、
照明器具1,2同士で同一のデータを同期して送信する
ための別の構成を図示している。本例の蛍光灯による通
信方法およびその通信機は、図1〜3のものの変形例で
あるから、同一または同等の部材は、図1〜3と同じ符
号を付すことによりその詳細な説明を省略する。
【0030】本例の蛍光灯による通信機は、照明器具
1,2内の赤外受光部9と変調信号生成器11の間に、
電源線3に重畳した変調信号を復調してデータを受信す
ると共に、電源線3に前記赤外受光部9から入力された
データによる変調信号を微弱信号として重畳する電源重
畳回路17を有している。また、この電源重畳回路17
によって受信した送信データおよび前記赤外受光部9か
ら入力されたデータにしたがって変調信号生成器11に
送信データを出力する。
【0031】また、18は電源線3に接続されてコンピ
ュータ6に電源を供給すると共に、コンピュータ6と信
号線Sによって接続され、電源線3にコンピュータ6か
らの送信データを重畳したり、逆に電源線3に重畳され
た信号を受信してそのデータをコンピュータ6に出力す
る重畳回路である。本例では、電源線3を言わば通信線
として使用しているので、この電源線3に接続された各
照明器具1,2のそれぞれが同じデータを同時に受け取
ることができる。
【0032】さらに、従来の照明器具を本例の蛍光灯に
よる通信機1,2に取り替えることにより、同じ電源線
3に接続される全ての蛍光灯13の光が届く範囲で容易
にLANを形成できる。なお、この電源線3に重畳され
る微弱信号は電源トランス4aなどにより減衰し、外部
に漏れない程度のものとすることが望ましい。
【0033】上述の蛍光灯による通信方法およびその通
信機によれば、各照明器具1,2内において同時にデー
タを受信できるので、このデータを蛍光灯13を介して
同時に送信することが容易に行なえる。したがって、各
コンピュータ5,6はバッファを介することなく、リア
ルタイムに他のコンピュータにデータを送信できるの
で、この通信によって形成されるLANの通信速度を上
げることができる。
【0034】なお、図示した例では重畳回路18により
電源線3と接続するコンピュータ6が存在するが、本発
明はこれに限られるものではなく、全てのコンピュータ
5,6が赤外線Iと照明光Lによって通信を行ってもよ
い。また、逆に常に設置している複数台のコンピュータ
5,6を重畳回路18を介して電源線3に接続するよう
にしてもよい。
【0035】図5は本発明の第3実施例を示すもので、
照明器具1,2同士で同一のデータを同期して送信する
ためのさらに別の構成を図示している。なお、図1〜4
と同一の符号が付された部材は同一まはた同等の部材で
あるので、その詳細な説明を省略する。
【0036】本例の照明器具1,2が上述の各例と異な
る点は、照明器具1,2同士を信号線Sによって接続す
る接続ターミナル19を設けた点である。この方法によ
れば各照明器具1,2に直接的にデータを送信できるの
で、通信速度を可及的に上げることができ、利用者は快
適な環境でかつ、手軽にLANに入ることができるので
有用である。
【0037】なお、前記通信線Sは同軸ケーブルや光フ
ァイバーケーブルを用いることにより、そのスピードを
最高に引き上げることができるが、ツイストケーブルな
ど比較的安価で扱いやすいケーブルを用いてもよい。
【0038】また、図示は省略するが、前記通信線Sを
全ての照明器具1,2に配線しなくてもよい。すなわ
ち、例えば卓上の電気スタンド2は天井の照明器具1の
照明光Lを受光して、受光した照明光Lと同時に点灯す
るように電気スタンド2の蛍光灯13を点灯させるよう
インバータを駆動してもよい。
【0039】上述の各例では、各コンピュータ5,6か
ら送信された赤外線Iの信号を受信して、これをその他
のコンピュータ5,6に送信することのみについて開示
しているが、本発明はこの蛍光灯による通信方法を用い
るものであれば、あらゆる方式のコンピュータ通信に応
用できるものである。
【0040】つまり、例えば一つのコンピュータをサー
バとして、スター型のネットワークを形成したり、トー
クンパッシングを行ってもよい。また、リング型のネッ
トワークを形成したり、互いに送信するべきデータを送
信し合って確認をとるエコーバックを行ってもよい。
【0041】さらには、照明器具1,2の赤外受信部9
を省略し、各コンピュータ5,6からのデータを受信す
ることなく、照明器具1,2側から一方的にデータを送
信してもよい。この場合、各コンピュータ5,6は同一
のデータを同時に受け取ることができ、社内速報などの
情報を、社内などの限られた空間にある多数のコンピュ
ータ5,6に一度に送信する場合に有用である。
【0042】また、蛍光灯13の光以外の不要な光が入
射しない地下室などで使用する場合には、図3に示した
ような蛍光受光部8に光学フィルタ8aや、多数の受光
素子8bや、演算回路8cを設ける必要はない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蛍光灯に
よる通信方法によれば、人が通常使用する部分には照明
光が届くので、蛍光灯による光が届くあらゆる所へデー
タを送信でき、各コンピュータはどこにおいてもデータ
を受信できる。特に、移動できるコンピュータはその手
軽さを最大限に生かすことができ、ケーブルなどを一切
用いる必要なくデータを受信できるので、ケーブル接続
のための手間を一切かけることなくローカル情報を手軽
に受信することができ、より一層有用である。
【0044】また、前記コンピュータ側に前記蛍光灯に
固有の発光スペクトルの部分を透過させる光学フィルタ
を設け、この光学フィルタを透過した各スペクトルの光
を受光し、各スペクトルに対応する受光信号の論理積を
演算して、この演算結果の信号を用いて前記データを受
信した場合には、蛍光灯の光以外の光が多く入射しても
迷光が生じることなく確実にデータを受信できる。さら
に、前記コンピュータが赤外線でデータを送信し、これ
を前記照明器具が受信するようにした場合には、各コン
ピュータは自らのデータを、前記照明光がとどく全ての
コンピュータに送信することができる。
【0045】前記照明器具が複数個ある場合には、各照
明器具同士が互いに赤外線通信することにより送信する
べきデータを互いに通信し、全照明器具が送信データを
バッファに記憶したのちに、全照明器具が同期して送信
データを送信したり、前記送信データを微弱信号に変調
して電源に重畳させ、前記照明器具においてこの微弱信
号を復調することによって前記データを受信し、受信し
た送信データを蛍光灯から送信することにより、各コン
ピュータからネットワーク全体に対してデータを送信で
きる。加えて、前記照明器具が複数個あり、各照明器具
が信号線を介して接続されることにより送信するべきデ
ータを通信し、全照明器具が同期して送信データを送信
することにより、蛍光灯によるデータ通信の速度を可及
的に上げることができ、データ通信のための快適な環境
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光灯による通信方法およびその通信
機の第1実施例を示す概略的な配線図である。
【図2】前記蛍光灯による通信方法およびその通信機の
配置を示す略図である。
【図3】本発明の蛍光灯による通信方法およびその通信
機の基本的な構成および動作を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の蛍光灯による通信方法およびその通信
機の第2実施例を示す概略的な配線図である。
【図5】本発明の蛍光灯による通信方法およびその通信
機の第3実施例を示す概略的な配線図である。
【符号の説明】
1,2…照明器具、5,6…コンピュータ、8…蛍光受
光部、8a…光学フィルタ、8a…受光素子、8c…演
算回路、10…バッファ、11…変調信号生成回路、1
2…インバータ、13…蛍光灯、15…復調回路、DSL
…送信データ、I…赤外線、L…照明光、S…信号線、
L …蛍光送信機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/10 10/22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光灯を用いた照明器具の電源インバー
    タを送信データによる変調信号で駆動することにより、
    蛍光灯からの照明光を用いてデータを送信し、コンピュ
    ータ側で前記照明光を受光し、この照明光により伝達さ
    れた変調信号を復調することによって前記データを受信
    することを特徴とする蛍光灯による通信方法。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータが赤外線でデータを送
    信し、これを前記照明器具が受信する請求項1に記載の
    蛍光灯による通信方法。
  3. 【請求項3】 前記照明器具が複数個あり、各照明器具
    同士が互いに赤外線通信することにより送信するべきデ
    ータを互いに通信し、全照明器具が送信データをバッフ
    ァに記憶したのちに、全照明器具が同期して送信データ
    を送信する請求項1または2に記載の蛍光灯による通信
    方法。
  4. 【請求項4】 前記送信データを微弱信号に変調して電
    源に重畳させ、前記照明器具においてこの微弱信号を復
    調することによって前記データを受信し、受信した送信
    データを蛍光灯から送信する請求項1または2に記載の
    蛍光灯による通信方法。
  5. 【請求項5】 前記照明器具が複数個あり、各照明器具
    が信号線を介して接続されることにより送信するべきデ
    ータを通信し、全照明器具が同期して送信データを送信
    する請求項1または2に記載の蛍光灯による通信方法。
  6. 【請求項6】 蛍光灯を点灯させるインバータと、送信
    するデータによる変調信号を生成して前記インバータを
    駆動する変調信号生成回路とを有する蛍光送信機、およ
    び、前記蛍光灯の照明光を受光する蛍光受光部と、受光
    した光信号を復調して前記データを再生する復調回路と
    を有する蛍光受信機とからなることを特徴とする蛍光灯
    による通信機。
  7. 【請求項7】 前記蛍光受光部が蛍光灯に固有の発光ス
    ペクトルの部分を透過させる複数の光学フィルタと、こ
    れらの光学フィルタを透過した各スペクトルの光を受光
    する受光素子と、各受光素子からの受光信号の積を演算
    する演算回路とからなる請求項6に記載の蛍光灯による
    通信機。
JP30938197A 1997-10-23 1997-10-23 蛍光灯による通信方法とその通信機 Pending JPH11127170A (ja)

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Cited By (12)

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