JP2003347066A - 照明制御システム - Google Patents

照明制御システム

Info

Publication number
JP2003347066A
JP2003347066A JP2002153205A JP2002153205A JP2003347066A JP 2003347066 A JP2003347066 A JP 2003347066A JP 2002153205 A JP2002153205 A JP 2002153205A JP 2002153205 A JP2002153205 A JP 2002153205A JP 2003347066 A JP2003347066 A JP 2003347066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
signal
communication
power line
lighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002153205A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Nagasoe
和史 長添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2002153205A priority Critical patent/JP2003347066A/ja
Publication of JP2003347066A publication Critical patent/JP2003347066A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 、通信時間が短く確実に中継送信できる電力
線搬送通信を用いて照明器具のシステム制御を行う照明
制御システムを提供する。 【解決手段】 蛍光ランプ等を負荷とする照明器具A1
〜A4,B1〜B4(照明端末)と、明るさを検知する
明るさ検知センサを搭載する明るさセンサ端末A0,B
0と、壁や柱に取り付けられた手動スイッチSW(スイ
ッチ端末)との各端末を備え、各端末は電力線50に接
続されて、商用電源ACから電力を供給されており、さ
らには各端末の相互間で電力線50に高周波の通信信号
を重畳する電力線搬送通信を行っている。そして、点検
モードで通信不能な端末が発生した場合、制御信号、設
定信号を受信可能で且つ通信不能な端末に最も近い端末
を中継端末に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力線搬送通信技
術を用いて複数の照明器具を点滅・調光制御する照明制
御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば事務所の蛍光灯照明の
用途で、複数の調光可能な照明器具と床面照度の検知端
末である明るさセンサとを専用の信号線(専用線)で接
続し、太陽光を含めた照度が略一定になるように調光制
御する照明制御システムは商品化されている。
【0003】さらに、別の信号伝送手段として、商用電
源(AC100V,60Hzまたは50Hz)用の電力
線に高周波信号を重畳する電力線搬送通信技術がある。
電力線搬送通信は、専用線を用いた通信とは異なり、そ
の電力線に接続された機器の影響(機器より発生する伝
導ノイズや、機器内のキャパシタによる電力線インピー
ダンスの低下等)により、そのシステムを構成する端末
へ信号が確実に伝送できるとは限らない。そこで、例え
ば特公平7−28246号に示されているように、通信
不能端末発生時には、通信可能端末に対して通信不能端
末への送信を依頼する電力線搬送通信システムが提供さ
れた。
【0004】また、一般的な通信システムの世界ではゲ
ートウェイと呼ばれる異なる伝送手段の各信号を相互に
変換する装置がある。例えば、電波を用いた無線通信
と、電話線を用いた有線通信との間で相互にデータ変換
を行うことができる。
【0005】電力線搬送通信システムにおいても外部の
ネットワークに接続する場合、例えば社宅内に電力線搬
送通信システムを構築した時に外部のインターネット等
のネットワークと接続する必要がある場合、電力線と電
話線(専用線)との間で相互に信号の変換を行うゲート
ウェイがある。このゲートウェイの構成は図17に示す
ように、専用線60に接続した専用線通信回路部30
と、電力線50に接続した電力線搬送通信回路部32
と、専用線通信回路部30と電力線搬送通信回路部32
との間に接続したデータ変換回路31とからなる。ここ
で、電力線搬送通信回路部32は絶縁用のトランスやア
ナログIC等で構成され、市販されている通信モジュー
ル(エコーネットコンソーシアム準拠の通信モジュール
等)を利用してもよい。専用線通信回路部30も専用I
C等で構成され、データ変換回路31はマイコン等で構
成され、このマイコンが専用線通信回路部30と電力線
搬送通信回路部32との一部を構成してもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特公平7−
28246号に示されているように、過去の通信実績か
ら通信不能端末をリストアップし、通信不能端末の発生
時に通信可能端末に対して通信不能端末への送信を依頼
する従来例は、端末数が少なく通信時間に制限がない場
合には有効である。しかし、事務所や店舗等の照明制御
システムのように端末数が多い場合は、通信可能な端末
の中から中継する端末をどのように選択するかが問題と
なる。なぜならば、送信する端末は同一電力線に接続さ
れている端末の位置関係を知らないため、通信可能な端
末の中で最も目的の受信端末に近い端末を選択する場合
があれば、送信端末の隣の端末を選択する場合もあるた
めである。当然、後者の場合は送信端末から受信端末へ
直接送信する場合と条件的にあまり変わらないため、中
継しても通信不能になる可能性が高い。
【0007】また、目的の受信端末までの通信が成功す
るまで通信可能な端末を全て中継端末として順に試す方
法も考えられるが、この方法では通信時間が長くなり、
通信時間が長くてもよい場合は問題とはならないが、端
末を制御する信号等の即時に通信が完了しなければなら
ない信号の場合は、通信時間が問題となる。例えば、照
明器具のランプ切れ情報等の監視情報信号は多少通信時
間が長くてもよいが、人体検知センサの検知情報にした
がって人の入室時に点灯させる点灯開始制御信号は、通
信時間が長い場合、人が暗闇の中を歩くことになり危険
である。
【0008】さらに、図17に示すゲートウェイは専用
線通信回路部30と電力線搬送通信回路部32との2種
類の通信回路部が必要となり、サイズ、コスト面から無
駄が多いという問題もある。
【0009】本発明は、上記事由に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、通信時間が短く確実に中継送信で
きる電力線搬送通信を用いて照明器具のシステム制御を
行う照明制御システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電力
線に接続した端末を複数備え、前記複数の端末のうち1
つ以上が照明器具であって、前記複数の端末間で電力線
に信号を重畳する電力線搬送通信を行うもので、前記端
末は信号の中継手段を有し、通信不能な端末が発生した
場合、信号を受信できて且つ通信不能な端末に最も近い
端末を、信号を中継する中継端末とすることを特徴とす
る。
【0011】請求項2の発明は、請求項1において、前
記信号は、前記照明器具の光出力を点滅制御、調光制御
する制御信号であることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1において、前
記端末は通信不能な端末が発生したことを検知する手段
を備えており、送信端末以外で特定の信号を受信した端
末のうち少なくとも1つ以上は、通信不能な端末が発生
したことを検知すると前記特定の信号を中継する中継端
末として動作することを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1において、前
記中継端末は、送信される信号の種類毎に前記複数の端
末の中から設定されることを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項1において、信
号のみを伝達する信号線を備え、前記複数の端末のうち
少なくとも1つ以上が、電力線と信号線との相互間で信
号の中継を行う中継回路を備えることを特徴とする。
【0015】請求項6の発明は、請求項5において、前
記中継回路は、信号線に接続したハイパスフィルタを備
えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】(実施形態1)本実施形態の照明制御シス
テムは、図1に示すように、蛍光ランプ等を負荷とする
照明器具A1〜A4,B1〜B4(照明端末)と、明る
さを検知する明るさ検知センサを搭載する明るさセンサ
端末A0,B0と、壁や柱に取り付けられた手動スイッ
チSW(スイッチ端末)との各端末を備え、各端末は電
力線50に接続されて、商用電源ACから電力を供給さ
れており、さらには各端末の相互間で電力線50に高周
波の通信信号を重畳する電力線搬送通信を行っている。
図2は分電盤100から交流電源を供給される図1のシ
ステムの電力線配線図を示す。なお、人の存在を検知す
る人検知センサを搭載する人検知センサ端末、各種設定
を行う設定端末、照明器具の点滅回数、人検知回数、照
度、ランプ切れ情報等の監視情報を集計、表示する監視
端末を備えていてもよい。
【0018】次に、各端末の構成について説明する。
【0019】照明器具A1〜A4,B1〜B4は、図3
に示すように、蛍光ランプLaと、商用電源ACから電
力線50を介して入力される電力をインバータ回路で高
周波電力に変換して蛍光ランプLaに供給する点灯回路
部1と、電力線50に高周波の通信信号を重畳して送信
する及び通信信号を受信する電力線搬送通信回路部2
と、点灯回路部1の出力電力を調整することで蛍光ラン
プLaを点滅・調光制御する点灯制御回路部4と、電力
線搬送通信回路部2及び点灯制御回路部4を制御する制
御回路部3とから構成される。ここで、電力線搬送通信
回路部2は市販されている通信モジュール(例えば、エ
コーネットコンソーシアム準拠の通信モジュール)、あ
るいはトランス、アナログ部品、アナログIC等で構成
され、制御回路部3はマイコンとその周辺回路とで構成
されている。
【0020】明るさセンサ端末A0,B0は、図4に示
すように、電力線50に高周波の通信信号を重畳して送
信する及び通信信号を受信する電力線搬送通信回路部5
と、赤外線LED及びリモコン信号受信モジュール等を
備えるリモコン送受信回路部7と、フォトダイオードや
オペアンプ等を備えて、可視光の床面照度を検知する明
るさセンサ回路部8と、リモコン送受信回路部7を介し
てリモコン送受信器40とワイヤレス通信を行って各種
設定や操作を行い、明るさセンサ回路部8の出力信号に
応じて電力線搬送通信を利用して照明器具を制御する制
御回路部6とから構成される。例えば、リモコン送受信
器40で設定した目標照度に対して明るさセンサ回路部
8で検知した照度が低い場合、明るさセンサ端末A0,
B0の制御回路部6は電力線搬送通信を利用して照明器
具の点灯制御回路部4を制御してランプ電力を増加さ
せ、逆に目標照度に対して明るさセンサ回路部8で検知
した照度が高い場合、明るさセンサ端末A0,B0の制
御回路部6は電力線搬送通信を利用して照明器具の点灯
制御回路部4を制御してランプ電力を減少させるよう照
明器具をフィードバック制御している。
【0021】明るさセンサ端末A0,B0とワイヤレス
通信を行うリモコン送受信器40は、図5に示すよう
に、押しボタン等からなるスイッチ操作部9と、赤外線
LED及びリモコン信号受信モジュール等を備えるリモ
コン送受信回路部11と、アドレス設定や目標照度設定
等を文字で表示するLCDからなる表示部12と、スイ
ッチ操作部9,リモコン送受信回路部11,表示部12
を制御する制御回路部10とから構成される。
【0022】手動スイッチSWは、図6に示すように、
電力線50に高周波の通信信号を重畳して送信する及び
通信信号を受信する電力線搬送通信回路部13と、押し
ボタン等からなるスイッチ操作部15と、スイッチ操作
部15の操作に対応した信号を電力線搬送通信を利用し
て照明器具に送信して点滅・調光制御を行う制御回路部
14とから構成される。
【0023】次に、本実施形態の電力線搬送通信を用い
て伝送する通信信号について説明する。通信信号には、
制御信号、設定信号、監視情報信号がある。制御信号
は、センサ端末の検出結果や手動スイッチSWの操作に
対応した信号であり、照明器具の各光出力を制御して点
滅・調光を行う。設定信号は、設定端末やリモコン送信
器40等の設定や操作に対応した信号であり、照明器具
の光出力(調光比)や、センサ端末の検知結果に対応す
る照明器具の選択や、センサ端末(例えば人感センサ)
の信号がオフしてから消灯するまでの点灯保持時間の設
定等を行う。監視情報信号は、照明器具のランプ切れ情
報や、一定時間の消費電力平均値等を伝達する。
【0024】上記各通信信号は、その種類毎に、通信を
行うに際して要求される通信時間が異なっている。すな
わち、制御信号は即時に通信しなければならないのに対
して、設定信号には制御信号ほどの即時性は求められな
いが、設定している人間が不快に感じるほど遅いのは問
題である。また、監視情報信号は仮に数十秒遅れても問
題とはならない。
【0025】上記各通信信号を通信時間に対して優先順
位の高い順に設定すると、制御信号→設定信号→監視情
報信号となる。また、さらに細かく各通信信号を分類し
優先順位を設定してもよい。例えば制御信号の中で、消
灯状態から点灯状態に移行する時の制御信号は安全性の
面から最優先に設定し、点灯中のフェードイン/フェー
ドアウトを次の優先順位とし、明るさセンサ端末A0,
B0による照明器具のフィードバック制御はゆっくり制
御してもよいので、優先順位は低くする。
【0026】そこで、本実施形態ではこれらの信号の各
特徴を考慮して、信号の種類毎に通信の中継方法(中継
端末の選択)を切り替えている。以下、各通信信号毎に
中継の方法、中継端末の選択について説明する。
【0027】まず、制御信号には、明るさセンサ端末A
0,B0が検知した照度と設定された照度とに応じて照
明器具に出力する制御信号や、手動スイッチSWがスイ
ッチ操作に応じて照明器具に出力する制御信号等があ
り、照明器具が備える蛍光ランプLaの点滅や、調光制
御を行うためのものであり、基本的に中継しないで同一
グループ内の端末と通信することが望ましい。制御する
照明器具の台数は明るさセンサ端末A0,B0の検知範
囲等から想定可能であり、事務所や店舗の照明器具用の
電力線50には照明器具やセンサ端末以外は接続されな
いと考えてもよい。したがって、商品開発時に一般的な
事務所・店舗の広さを考慮して設定した目標の通信距離
や各端末の接続台数を設定して評価する。
【0028】この商品開発時の評価で改良が必要な場合
は、まず、照明器具の点灯回路部1等で発生し電力線
50に漏れるノイズ、電力線50の線間インピーダン
ス低下による信号振幅低下の2点について改善を検討す
る。
【0029】上記については、図7に示すように、照
明器具の入力端間にコンデンサC1を並列接続し、入力
にトランスT1を直列接続して構成されたフィルター回
路を設計、付加して対策する。
【0030】上記については、照明器具の入力端間に
接続されたフィルター用のコンデンサC1が主な原因で
あるが、コンデンサC1はノイズ対策等で必要な部品で
あるので削除できない。したがって、インピーダンスア
ッパー16を接続してインピーダンスの低下を防ぐ。図
7においては、インピーダンスアッパー16は、商用電
源ACの一端に直列接続したインダクタL1で構成され
ている。
【0031】ここで注意しなければならないことは、図
2の電力線配線図において、明るさセンサ端末A0の制
御信号による制御範囲は、明るさセンサ端末A0がカバ
ー可能なエリアであるグループA内のみ、明るさセンサ
端末B0の制御信号による制御範囲は、明るさセンサ端
末B0がカバー可能なエリアであるグループB内のみに
限定されるが、照明器具A1,A2と、照明器具A3,
A4とのように同じグループA内でも、電力線50の配
線上では必ずしも近いとは限らないことである。
【0032】このような商品開発上の評価・対策を施し
た上で、次に工事後の設定を専門知識を持った人が行
う。設定項目は、照明制御のグループ設定をまず行い
(論理アドレスの設定も行うが、これは実施形態2で説
明する)、この時点で通信不能端末が発生する場合は、
さらに、制御信号に対する中継端末の設定、設定信
号に対する中継端末の設定を行って予め中継端末を設定
しておく。監視情報信号に対する中継端末の設定は特に
行わない。
【0033】なお、従来の技術で示した特公平7−28
246号では住宅用途の電力線搬送通信システムを想定
しているため、端末のコンセントとの接続・切断が頻繁
に行われて端末数が頻繁に増減することへの対応を通信
時間より優先しているが、事務所や店舗の照明制御シス
テムでは端末の増減は基本的に工事を伴うもので、頻繁
に行われるものではなく、考慮しなくてもよい。したが
って、各端末の電源入力に接続されているコンデンサの
数は変化せず、電力線50のインピーダンスは大きく変
化しない。但し、照明負荷の状態(点滅・調光状態)に
応じて端末から出力されるノイズ成分は工事後も変化す
る。
【0034】さらに、明るさセンサ端末A0,B0のよ
うなセンサ端末はもともと消費電力が照明器具と比較し
て小さいことから、動作状態による電力線50への影響
は無視してもよい。
【0035】また、明るさセンサ端末がリモコン送受信
器40(赤外線リモコン)からの信号を受信可能な角度
は隣の明るさセンサ端末への信号を受信できない程度に
小さいものであり、さらに各端末は予め重複しない唯一
のアドレス(物理アドレス)が設定されている。これら
のことを前提条件として、照明制御のグループ設定
を、以下(1)〜(14)の手順にしたがって説明す
る。
【0036】(1)まず、図8(手動スイッチSWは省
略)に示すように照明器具A1〜A4,B1〜B4、及
び明るさセンサ端末A0,B0は、電力線50を介し
て、分電盤100−照明器具A1−明るさセンサ端末A
0−照明器具A2−照明器具B1−明るさセンサ端末B
0−照明器具B2−照明器具B4−照明器具B3−照明
器具A4−照明器具A3の順に接続されており、分電盤
100は電力線50を介して各端末に商用電源を供給し
ている。各端末には予め物理アドレス(図8中の( )
内の数字)が割り振られたのみで、他は未登録、未設定
の状態であり、電源は入っているが消灯している状態で
あり、明るさセンサ端末A0,B0は工事後の設定を行
うための点検モードに設定されている。 (2)明るさセンサ端末A0に対してリモコン送受信器
40から、グループAに登録するグループ登録信号を送
信する。 (3)明るさセンサ端末A0はグループ名:Aを記憶す
る。 (4)さらに明るさセンサ端末A0は、電力線搬送通信
回路部5より情報収集信号を送信する。 (5)情報収集信号を受信した明るさセンサ端末B0、
及び照明器具A1〜A4,B1〜B4は、種別(明るさ
センサ端末 or 照明器具)と物理アドレスとを明る
さセンサ端末A0に返信する。 (6)消灯時に信号の中継を行う必要性を確認するた
め、明るさセンサ端末A0は収集した物理アドレスに対
応する全照明器具に点灯信号を送信する。グループAと
して登録したい照明器具が全て点灯すればこの時点でグ
ループAにおける消灯時での制御信号の中継必要性が不
要であると判断できる。 (7)リモコン送受信器40から照明器具登録開始信号
を送信し、明るさセンサ端末A0は照明器具登録開始信
号を受信すると、物理アドレスが最も小さい照明器具A
2に対して点灯信号を送信する。 (8)照明器具A2が点灯すると、照明器具A2はグル
ープAに登録するので「YES」信号をリモコン送受信
器40から明るさセンサ端末A0に送信する。 (9)明るさセンサ端末A0は照明器具A2がグループ
Aの照明器具であることを記憶する。 (10)次に、明るさセンサ端末A0は未登録の照明器
具の中で物理アドレスが最も小さい照明器具B1に対し
て点灯信号を送信する。 (11)照明器具B1が点灯すると、照明器具B1はグ
ループAに登録しないので「NO」信号をリモコン送受
信器40から明るさセンサ端末A0に送信する。 (12)明るさセンサ端末A0は照明器具B1をグルー
プAの照明器具として記憶しない。 (13)上記登録の手順を繰り返してグループAの照明
器具A1〜A4の登録を終了する。 (14)さらに同様に登録の手順を明るさセンサ端末B
0についても繰り返してグループBの照明器具B1〜B
4の登録を終了する。
【0037】上記(1)〜(14)の手順は消灯時の制
御信号の中継が不要な場合である。しかし、このグルー
プ設定の中でグループAの明るさセンサ端末A0が送信
した制御信号が照明器具B3までしか届かなかった場合
は、上記手順(6)の時点で、分電盤100から照明器
具B3までの照明器具A1,A2,B1,B2,B4,
B3が点灯して、照明器具A4,A3が消灯した状態と
なり、通信不能端末が発生したことが判る。
【0038】そして、照明器具B3を中継端末として設
定すれば照明器具A3,A4にまで通信可能となる。そ
こで、制御信号に対する中継端末の設定として、照明
器具B3をグループ登録時に中継端末に設定することを
明るさセンサ端末A0に伝達する。具体的には、照明器
具B3をBグループに登録する時にリモコン送受信器4
0から明るさセンサ端末B0に「YES」信号を送信す
る代わりに中継端末セット信号を送信すると、明るさセ
ンサ端末B0は照明器具B3に中継端末セット信号を送
信することで、照明器具B3は自機が中継端末であるこ
とが分かる。但し、この時点で、照明器具B3は明るさ
センサ端末A0に対する中継端末であるか、あるいは明
るさセンサ端末B0に対する中継端末あるかが分からな
いため、次にリモコン送受信器40から明るさセンサ端
末A0に対して中継端末検索信号を送信する。明るさセ
ンサ端末A0は物理アドレスがわかっている全端末へ中
継端末検索信号を送信する。この中継端末検索信号に対
して照明器具B3のみが明るさセンサ端末A0に物理ア
ドレスを返信すれば、明るさセンサ端末A0は照明器具
B3を中継端末として設定する。そして、この後、照明
器具A3,A4のグループ登録を行う。
【0039】グループ登録が完了すれば、次に各照明器
具A1〜A4,B1〜B4に対して点灯状態での中継必
要性を確認する。まず、点検モードにして、グループ
A,Bの各明るさセンサ端末A0,B0に制御信号を送
信させて各照明器具を点滅・調光し、全ての点灯,調光
状態で通信可能であることを確認する。制御信号の受信
確認は各明るさセンサ端末A0,B0で返信が正常に受
信されなかった照明器具の物理アドレスをリモコン送受
信器40に送信して表示部12に表示することで行う。
あるいはランプの点灯による目視確認や、各照明器具内
に報知用LEDを設けてLEDの点灯による目視確認で
もよい。
【0040】このときに、通信不能の端末があった場合
は、点灯状態での中継端末の設定作業を行う。上記消灯
時の中継端末の設定作業と同様に、明るさセンサ端末A
0に対して照明器具A3,A4が通信不能であるとする
と、中継端末として設定したい照明器具B3がグループ
Bに属しているので、明るさセンサ端末B0にBグルー
プ内の照明器具B1〜B4を物理アドレスの順に1台ず
つ点灯させて、照明器具B3が点灯したときにリモコン
送受信器40から明るさセンサ端末B0に中継端末セッ
ト信号を送信すると、明るさセンサ端末B0は照明器具
B3に中継端末セット信号を送信することで、照明器具
B3は自機が中継端末であることが分かる。次にリモコ
ン送受信器40から明るさセンサ端末A0に対して中継
端末検索信号を送信することで、消灯時の設定と同様に
照明器具B3を中継端末として設定することができる。
なお、通信が成功する可能性が最悪の調光比を記憶して
おいて、2つ目のグループにおける中継端末の設定時に
はその調光比のみに対する通信確認を行ってもよい。
【0041】以上で、グループ登録と、制御信号に対す
る中継端末の設定とが完了した。なお、最も制御の即時
性を必要とする、消灯状態から点灯開始するときの制御
信号は消灯状態にて通信を行うので、この状態は照明器
具から出力されるノイズは最も小さく、中継端末なしで
通信できる可能性が高い。したがって、この信号に関し
ては、点灯状態で通信不能状態になるがために中継端末
を設定することは意味がない。このような理由から制御
信号もさらに細かく分類して、各制御信号毎に中継端末
を設定してもよい。
【0042】次に、設定信号に対する中継端末の設定
は、基本的に点灯時における制御信号に対する中継端末
の設定と同様であるが、明るさセンサ端末A0,B0が
送信する設定信号が別のグループにまで広がる点と、中
継が2回以上になる(中継端末が2台以上になる)点が
異なる。すなわち、1台の設定端末で1フロア全体(複
数のグループ)の設定を行う場合は、通信距離(電力線
長)が長く、1回の中継だけでは末端の端末にまで通信
ができないこともあり、この場合は中継端末設定作業を
繰り返して、複数の中継端末を設定すればよい。また設
定信号に関しては、1フロア内でのみ通信できればよい
ことが多く、照明器具を目で見ながら人が設定しても特
に問題が発生することはなく、また制御に用いるわけで
はないので、特に消灯時の中継端末を設定する必要はな
い。さらに、設定信号に対する中継端末の設定は、制御
信号に対する中継端末の設定時に行った調査から、通信
が成功する可能性が最悪の調光比のみを対象にして行っ
てもよい。
【0043】次に、監視情報信号は、監視情報をフロア
単位で集計してその結果を表示するだけの場合もある
が、建物の中に中央監視装置を1台設け、建物全体で集
計することが多い。したがって、通信距離が長くなり、
人が見通せる範囲外に対して通信するため、上記制御信
号及び設定信号のように人が中継端末を設定することは
現実的には難しい。また、従来の技術で示した特公平7
−28246号の方式では、中継端末が1台の場合は対
応可能であるが、中継端末が2台以上必要な場合は対応
できない。なお、監視情報信号は自動的に通信され、ま
たその監視情報に対応して機器がすぐに動作を開始する
わけではないので、通信時間の優先順位は低く、伝達が
数十秒遅れても特に問題とはならない。
【0044】そこで、監視情報信号の中継に関しては特
に設定作業は行わず、各端末は以下の通信動作を行う。
【0045】まず、基本的に電力線搬送通信の場合、送
信端末から送信される信号は受信端末以外の端末も受信
する。表面上は送信端末と受信端末との1対1の通信で
あるが、受信した信号の送信先アドレスが自機のアドレ
スと異なった場合はその信号を無視するだけである。同
様に受信端末が信号を受け取った時に返信する受信完了
信号(ACK)は、送信端末以外の端末も受信する。つ
まり、通信不能時には、通信信号に対するACKが返信
されないことで、送信端末と受信端末以外の端末も通信
不能が発生したことを知っているのである。
【0046】このように、通信不能時には、送信端末と
受信端末以外の端末も通信できなかったことを知ってい
るので、監視情報信号の通信においては、中継端末を予
め設定せず、通信不能時には、最初の送信端末以外で監
視情報信号を受信した端末が自発的に中継動作を行って
監視情報信号を中継する。本実施形態では明るさセンサ
端末A0,B0のみが監視情報信号を中継し、その動作
は下記(1)〜(7)の手順で行われる。 (1)最初の送信端末は、送信する監視情報信号に情報
番号を付加して送信する。 (2)送信された監視情報信号を受信した中継端末(明
るさセンサ端末A0,B0)はその情報番号を記憶する
(メモリの記憶領域が初期化されていた場合)。 (3)送信先の端末からのACKが返信されなかった場
合、中継端末は情報番号を1つインクリメントした監視
情報信号にさらに自機のグループ記号を付加してから送
信する。このとき、全ての中継端末が監視情報信号を送
信すると、信号同士が衝突して通信ができないので、グ
ループ記号の順番に中継送信を行う(本実施形態の場合
は、グループA.B,...の順)。中継送信する順番
でない中継端末は、再び受信した監視情報信号の情報番
号を記憶する。なお、1ずつインクリメントされるこの
情報番号は比較的大きい数字(例えば1000)で元に
戻って一巡するものとする。 (4)次のグループ記号の中継端末は、記憶領域に情報
番号が記憶された状態で監視情報信号を受信した場合
は、受信した信号に付加されている情報番号と記憶して
いる情報番号とを比較する。 (5)記憶している情報番号より受信した信号に付加さ
れている情報番号の方が大きい場合は、新しい情報番号
を記憶するとともにその情報番号を1つインクリメント
した監視情報信号にさらに自機のグループ記号を付加し
てから送信する。記憶している情報番号より受信した信
号に付加されている情報番号の方が小さい場合は、受信
した監視情報信号は無視する。 (6)(4),(5)の中継動作を送信先端末からのA
CKが返信されるまで、あるいは一定回数繰り返す。 (7)最初に監視情報信号を受信してから一定時間後に
記憶領域を初期化する(記憶領域は信号の種類毎に確保
している)。
【0047】このように、予め決められた順番にしたが
って中継動作を行い、その中継端末が中継しても受信端
末からのACKが返ってこなかった場合は次の中継端末
が中継動作を行い、この動作を一定回数繰り返すもので
ある。なお、照明制御動作時には、設定信号に対する中
継動作より制御信号の通信を優先して行い、さらに監視
情報信号の中継時は制御信号,設定信号の通信を優先す
る。
【0048】(実施形態2)本実施形態の照明制御シス
テムの構成、各端末の構成は実施形態1と同様であり、
以下、異なる点についてのみ説明する。
【0049】明るさセンサ端末A0,B0が電力線搬送
通信を利用して送信する制御信号による照明器具のフィ
ードバック制御を行うだけならば、各端末のグループ登
録を行うだけでよいが、例えばランプ切れ情報等を監視
用端末に送信する場合は、各照明器具に固有のアドレス
が必要になる。このアドレスの登録手順は、実施形態1
で示したグループ登録手順の中で、点灯した照明器具に
対して「YES」信号、「NO信号」を送信する代わり
に論理アドレス「A1」,「A2」,「A3」,...
を送信すればよい。点灯時の制御信号に対する中継端末
設定や、設定信号に対する中継端末の設定はリモコン送
受信器40を操作して論理アドレスを入力すればよい。
【0050】(実施形態3)本実施形態の照明制御シス
テムの電力線配線図を図9に示す。実施形態1と異なる
点は、各種設定をリモコン送受信器40で行うのではな
く、他の端末と同様に電力線50に接続された設定端末
101で行う点と、明るさセンサ端末に代わって、焦電
素子等で構成する人検知センサを内蔵した人検知センサ
端末A0,B0を用いる点である。
【0051】設定端末101は、図10に示すように、
電力線50に高周波の通信信号を重畳して送信する及び
通信信号を受信する電力線搬送通信回路部17と、スイ
ッチ操作部19と、スイッチ操作部19の操作に対応し
た信号を電力線搬送通信を利用して他の端末に送信して
各種設定を行う制御回路部18と、設定内容を表示する
LCDからなる表示部20とから構成される。
【0052】人検知センサ端末A0,B0は、図11に
示すように、電力線50に高周波の通信信号を重畳して
送信する及び通信信号を受信する電力線搬送通信回路部
21と、焦電素子等を備えて、人の存在を検知する人検
知センサ回路部23と、電力線搬送通信回路部21を介
して設定端末101と電力線搬送通信を行って各種設定
や操作を行い、人検知センサ回路部23の出力信号に応
じて電力線搬送通信を利用して照明器具を制御する制御
回路部22とから構成される。
【0053】論理アドレスの設定は、接続した端末の物
理アドレスの順に1台ずつ点灯させ、その位置を確認し
てから設定端末101で論理アドレスを入力して行う。
そして、論理アドレスを設定した後、設定端末101で
中継端末に設定したい端末の論理アドレスを入力するこ
とで中継端末の設定が行われる。また、人検知センサ端
末の指定は、照明器具の真下(検知範囲内)に人がい
て、人検知センサの出力がオンしたとき設定端末101
を操作することよって行う。
【0054】(実施形態4)本実施形態の照明制御シス
テムの電力線配線図を図12に示す。実施形態3と異な
る点は、人検知センサ端末を備えていない点であり、照
明器具A1〜A4,B1〜B4が各々明るさセンサ回路
部8を内蔵している。
【0055】照明器具は、図13に示すように、蛍光ラ
ンプLaと、商用電源ACから電力線50を介して入力
される電力をインバータ回路で高周波電力に変換して蛍
光ランプLaに供給する点灯回路部1と、電力線50に
高周波の通信信号を重畳して送信する及び通信信号を受
信する電力線搬送通信回路部2と、点灯回路部1の出力
電力を調整することで蛍光ランプLaを点滅・調光制御
する点灯制御回路部4と、フォトダイオードやオペアン
プ等を備えて、可視光の床面照度を検知する明るさセン
サ回路部8と、明るさセンサ回路部8の出力信号に応じ
て電力線搬送通信回路部2及び点灯制御回路部4を制御
する制御回路部3とから構成される。
【0056】各種設定は、実施形態1〜3のように、物
理アドレスの順に照明器具を点灯させることで、設定を
行う照明器具を指定するのではなく、照明器具を消灯し
た状態でレーザポインタや懐中電灯(照射範囲が照明器
具1台分になるように注意しなければならない)を照明
器具の明るさセンサ回路部8に向けて一定以上の光を検
出させることで、設定を行う照明器具を指定する。
【0057】なお、人検知センサ端末を内蔵した照明器
具を用いる場合は、照明器具の真下(検知範囲内)に人
がいて人検知センサの出力がオンしたときに、設定端末
101やリモコン送受信器40の操作部を操作すること
で設定を行う。
【0058】また、測距センサ端末(赤外線LEDが出
力する赤外線の反射を利用したアクティブセンサ)や超
音波センサを内蔵した照明器具を用いる場合は、照明器
具の真下(検知範囲内)に人や物を置いてセンサ出力が
オンしたときに、設定端末101やリモコン送受信器4
0の操作部を操作することで設定を行う。
【0059】(実施形態5)本実施形態では、照明器具
のランプ切れ情報や、一定時間の消費電力平均値等を伝
達する監視情報信号が、建物全体の監視を行う監視端末
に伝達される場合について説明する。例えば、20階建
ての建物であれば、1階から20階への階を隔てた通信
を行わなければならない場合があり、しかも各階の電力
線50の配線はこの建物の機械室から各階に分岐してい
ることが多い。このような状況では、通信距離は長くな
り、途中で中継する端末もない。したがって、ノイズ源
(端末)が少ないため一概には言えないが、電力線搬送
通信の限界であり、実施形態1〜4で説明した中継方法
では通信できない可能性が高い。
【0060】そこで、本実施形態では、図14に示すよ
うに、各階では電力線50を用いて電力線搬送通信を行
い、建物全体を監視している監視端末(図示なし)と端
末との通信は、各階毎に監視端末と専用線60で接続し
たゲートウェイGWを介して通信を行っている。
【0061】このとき、電力線50と専用線60との間
に挿入されているゲートウェイGWは電力線50と専用
線60との相互間で信号の変換を行っているが、挿入す
るゲートウェイが従来の技術の図17で示した構成で
は、通信回路部が2個必要になり、サイズ、コスト面で
負担になる。このような点から本実施形態のゲートウェ
イGWは、図15に示すように、電力線50と専用線6
0とを接続した電力線搬送通信回路部25と、電力線搬
送通信回路部25を制御する制御回路部24とから構成
して、電力線搬送通信回路部25を電力線50と専用線
60との相互間の信号中継にも用いることで回路の簡略
化を図っている。電力線搬送通信回路部25は、実施形
態1乃至4の各端末で用いた電力線搬送通信回路部と同
様である。さらに、専用線60側にはハイパスフィルタ
26(商用電源の周波数より高い周波数を通過させる)
を挿入しており、高周波の通信信号のみを通過させるよ
うにしている。
【0062】このゲートウェイGWは、中継専用の端末
として分電盤100内に設置してもよいし、照明器具、
センサ端末、設定端末等の各端末と兼用してもよい。
【0063】また、電力線搬送通信回路部25は、電力
線50と専用線60との間で絶縁するためにトランスを
用いる構成としてもよい。具体的には.図16に示すよ
うに、電力線50を巻回したトランス25cと、トラン
ス25cと磁気結合して専用線60を巻回したトランス
25dと、トランス25c,25dに接続したアナログ
回路25bと、アナログ回路25bを制御する制御IC
25aとから構成され、制御IC25aは制御回路部2
4によって制御される。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明は、電力線に接続した端
末を複数備え、前記複数の端末のうち1つ以上が照明器
具であって、前記複数の端末間で電力線に信号を重畳す
る電力線搬送通信を行うもので、前記端末は信号の中継
手段を有し、通信不能な端末が発生した場合、信号を受
信できて且つ通信不能な端末に最も近い端末を、信号を
中継する中継端末とするので、通信時間が短く、且つ確
実に中継送信できる電力線搬送通信を用いて照明器具の
システム制御を行うことができるという効果がある。
【0065】請求項2の発明は、請求項1において、前
記信号は、前記照明器具の光出力を点滅制御、調光制御
する制御信号であるので、短時間で通信しなければなら
ない制御信号は、不要な中継動作やロス時間を省いて確
実に通信できるという効果がある。
【0066】請求項3の発明は、請求項1において、前
記端末は通信不能な端末が発生したことを検知する手段
を備えており、送信端末以外で特定の信号を受信した端
末のうち少なくとも1つ以上は、通信不能な端末が発生
したことを検知すると前記特定の信号を中継する中継端
末として動作するので、通信距離が長く、人が中継端末
を設定することが難しい場合であっても信号の中継動作
を行うことができ、通信時間の優先順位が低く、伝達が
遅れても特に問題とはならない信号の通信に最適な中継
端末を設定することができるという効果がある。
【0067】請求項4の発明は、請求項1において、前
記中継端末は、送信される信号の種類毎に前記複数の端
末の中から設定されるので、信号の種類毎の優先順位に
基づいて中継端末を設定することができるという効果が
ある。
【0068】請求項5の発明は、請求項1において、信
号のみを伝達する信号線を備え、前記複数の端末のうち
少なくとも1つ以上が、電力線と信号線との相互間で信
号の中継を行う中継回路を備えるので、通信距離が長
く、途中で中継する端末もない場合にでも、中継通信を
行うことができるという効果がある。
【0069】請求項6の発明は、請求項5において、前
記中継回路は、信号線に接続したハイパスフィルタを備
えるので、電力線の信号周波数より高い周波数の信号の
みを信号線に通過させて雑音を低減することで、信号の
質の低下を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のシステム構成を示す図で
ある。
【図2】同上のシステムの電力線配線を示す図である。
【図3】同上の照明器具の構成を示す図である。
【図4】同上の明るさセンサ端末の構成を示す図であ
る。
【図5】同上のリモコン送受信器の構成を示す図であ
る。
【図6】同上の手動スイッチの構成を示す図である。
【図7】同上の照明器具の改善後の構成を示す図であ
る。
【図8】同上のシステムの電力線配線(物理アドレス
付)を示す図である。
【図9】本発明の実施形態3のシステムの電力線配線を
示す図である。
【図10】同上の設定端末の構成を示す図である。
【図11】同上の人検知センサ端末の構成を示す図であ
る。
【図12】本発明の実施形態4のシステムの電力線配線
を示す図である。
【図13】同上の照明器具の構成を示す図である。
【図14】本発明の実施形態5の建物全体のネットワー
クを示す図である。
【図15】同上のゲートウェイの構成を示す図である。
【図16】同上のゲートウェイの詳細な構成を示す図で
ある。
【図17】従来例ののゲートウェイの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
A,B グループ A0,B0 センサ端末 A1〜A4 照明器具 B1〜B4 照明器具 AC 商用電源 SW 手動スイッチ 50 電力線
フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA16 AA38 AA53 AA62 AA73 AA76 AA77 AA85 AA86 AA92 BA28 CB01 CB02 CB07 CC22 CE03 CE04 CE16 CF05 CF16 CG08 CG21 CG42 CJ02 CJ08 CJ11 5K048 AA06 BA07 DA08 DC06 EB02 EB03 FA08 HA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線に接続した端末を複数備え、前記
    複数の端末のうち1つ以上が照明器具であって、前記複
    数の端末間で電力線に信号を重畳する電力線搬送通信を
    行うもので、前記端末は信号の中継手段を有し、通信不
    能な端末が発生した場合、信号を受信できて且つ通信不
    能な端末に最も近い端末を、信号を中継する中継端末と
    することを特徴とする照明制御システム。
  2. 【請求項2】 前記信号は、前記照明器具の光出力を点
    滅制御、調光制御する制御信号であることを特徴とする
    請求項1記載の照明制御システム。
  3. 【請求項3】 前記端末は通信不能な端末が発生したこ
    とを検知する手段を備えており、送信端末以外で特定の
    信号を受信した端末のうち少なくとも1つ以上は、通信
    不能な端末が発生したことを検知すると前記特定の信号
    を中継する中継端末として動作することを特徴とする請
    求項1記載の照明制御システム。
  4. 【請求項4】 前記中継端末は、送信される信号の種類
    毎に前記複数の端末の中から設定されることを特徴とす
    る請求項1記載の照明制御システム。
  5. 【請求項5】 信号のみを伝達する信号線を備え、前記
    複数の端末のうち少なくとも1つ以上が、電力線と信号
    線との相互間で信号の中継を行う中継回路を備えること
    を特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  6. 【請求項6】 前記中継回路は、信号線に接続したハイ
    パスフィルタを備えることを特徴とする請求項5記載の
    照明制御システム。
JP2002153205A 2002-05-28 2002-05-28 照明制御システム Withdrawn JP2003347066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002153205A JP2003347066A (ja) 2002-05-28 2002-05-28 照明制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002153205A JP2003347066A (ja) 2002-05-28 2002-05-28 照明制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003347066A true JP2003347066A (ja) 2003-12-05

Family

ID=29770290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002153205A Withdrawn JP2003347066A (ja) 2002-05-28 2002-05-28 照明制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003347066A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109421A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 E-Plat Co Ltd 室内照明システム
JP2008077882A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Matsushita Electric Works Ltd 照明制御システム
KR100951412B1 (ko) 2009-10-08 2010-04-07 엠에스라이팅 주식회사 교류 전원을 제어 신호로 이용하는 조명등 구동 장치
WO2010102026A2 (en) * 2009-03-03 2010-09-10 Leviton Manufacturing Co., Inc. Bi-level switching with power packs
JP2010205733A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Universal Lighting Technologies Inc 新しい、安価な電力線通信制御装置およびノイズへの耐性が高い放電照明安定器用の受信器
JP2011018466A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Iwasaki Electric Co Ltd 道路照明システム
US8110994B2 (en) 2005-05-05 2012-02-07 Leviton Manufacturing Co., Inc. Multi-zone closed loop daylight harvesting having at least one light sensor
CN103687251A (zh) * 2014-01-08 2014-03-26 武汉科技大学 基于EnOcean的智能照明控制系统及其控制方法
JP2019036454A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム及び通信端末
JP2021064487A (ja) * 2019-10-11 2021-04-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム及び電力線通信機

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8110994B2 (en) 2005-05-05 2012-02-07 Leviton Manufacturing Co., Inc. Multi-zone closed loop daylight harvesting having at least one light sensor
JP2007109421A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 E-Plat Co Ltd 室内照明システム
JP2008077882A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Matsushita Electric Works Ltd 照明制御システム
CN102341881A (zh) * 2009-03-03 2012-02-01 立维腾制造有限公司 使用电源组的双级切换
US8710697B2 (en) 2009-03-03 2014-04-29 Leviton Manufacturing Co., Inc. Bi-level switching with power packs
WO2010102026A2 (en) * 2009-03-03 2010-09-10 Leviton Manufacturing Co., Inc. Bi-level switching with power packs
WO2010102026A3 (en) * 2009-03-03 2011-01-13 Leviton Manufacturing Co., Inc. Bi-level switching with power packs
US8008802B2 (en) 2009-03-03 2011-08-30 Leonard Thomas W Bi-level switching with power packs
JP2010205733A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Universal Lighting Technologies Inc 新しい、安価な電力線通信制御装置およびノイズへの耐性が高い放電照明安定器用の受信器
JP2011018466A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Iwasaki Electric Co Ltd 道路照明システム
KR100951412B1 (ko) 2009-10-08 2010-04-07 엠에스라이팅 주식회사 교류 전원을 제어 신호로 이용하는 조명등 구동 장치
CN103687251A (zh) * 2014-01-08 2014-03-26 武汉科技大学 基于EnOcean的智能照明控制系统及其控制方法
CN103687251B (zh) * 2014-01-08 2015-06-10 武汉科技大学 基于EnOcean的智能照明控制系统及其控制方法
JP2019036454A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム及び通信端末
TWI754089B (zh) * 2017-08-14 2022-02-01 日商松下知識產權經營股份有限公司 照明系統、通信終端及通信終端之控制方法
JP2021064487A (ja) * 2019-10-11 2021-04-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム及び電力線通信機
JP7304526B2 (ja) 2019-10-11 2023-07-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム及び電力線通信機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8018166B2 (en) Lighting control system and three way occupancy sensor
JP2005135658A (ja) 照明システム
JP2008204926A (ja) 無線制御式照明システム
JP2003347066A (ja) 照明制御システム
JP5399882B2 (ja) 照明システム
JP4232139B2 (ja) 照明システム
JP3918460B2 (ja) 照明システム
JP2011023306A (ja) 照明制御システム
WO2009064049A1 (en) Power saving apparatus for lighting system and control method thereof
JPH10302538A (ja) 照明制御システム
JP3433608B2 (ja) 照明制御システム
JP2005071770A (ja) 照明システム
JP5112170B2 (ja) 照明制御システム
JP6391137B2 (ja) 通過型連動照明システム
JP2003243188A (ja) 照明システム
JP2009158280A (ja) 照明制御システム
JP4980108B2 (ja) 照明制御装置
JP2010165522A (ja) 照明システム
JP4534476B2 (ja) 光伝送システム
JP2005158439A (ja) 照明制御機能付きアダプター
JPH11273875A (ja) 照明制御システム
JP2002110369A (ja) 照明装置
JPH10326680A (ja) 照明制御装置
JPH11233270A (ja) 照明装置
JP2003217870A (ja) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050126

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070724