JPH11233270A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH11233270A
JPH11233270A JP10031785A JP3178598A JPH11233270A JP H11233270 A JPH11233270 A JP H11233270A JP 10031785 A JP10031785 A JP 10031785A JP 3178598 A JP3178598 A JP 3178598A JP H11233270 A JPH11233270 A JP H11233270A
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lighting
illuminance
light output
lighting device
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JP10031785A
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Inventor
Hideki Hashimoto
英樹 橋本
Michiko Iwai
美稚子 岩井
Shinsuke Nishioka
伸介 西岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】照度センサによって設定照度に保つ照明装置に
おいて、隣接する照明器具の点灯順序にかかわりなく、
違和感のない光出力を得る。 【解決手段】各照明器具1L,1Rは、照明負荷2によ
り照明される作業面の照度を反射光により検出する照度
センサ3と、照度センサ3による検出照度を設定照度に
保つように照明負荷の光出力を制御する制御部4とを備
える。照明器具1L,1R間は信号線Lsを介してデー
タ伝送を行なう。隣接して配置されている照明器具1
L,1Rのうち光出力が他の照明器具1Lよりも小さい
照明器具1Rの人感センサ6で人が検知されると、照明
器具1Rの制御部4は、照明器具1Lの光出力を信号線
Lsを介して問い合わせ、照明負荷2の光出力を照明器
具1Lの光出力と等しくする。その後、制御部4は照度
センサ3による検出照度を設定照度に保つ制御に移行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具ごとの照
明範囲の照度を照度センサで検出するとともに、照度セ
ンサにより検出される照度が設定照度に保たれるように
照明器具の光出力を制御する照明装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、照明器具による照明範囲の照
度を検出する照度センサを備え、検出照度が設定照度に
保たれるように光出力を制御する照明器具が提供されて
いる。このような照明器具を用いると、作業面の照度が
ほぼ一定に保たれるから、照度の変化によるストレスが
なく作業効率の向上に寄与すると考えられている。ま
た、窓の近辺などであって自然光で照度が確保されてい
るときには照明器具で必要以上に電力が消費されること
がなく、省エネルギの面でも好ましい。
【0003】この種の照明器具では、照明範囲の比較的
広い範囲からの反射光を用いて照明範囲の平均的な照度
を検出することによって、反射率の大きく異なる物体が
照明範囲内を通過しても光出力が変動しないようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オフィス空
間などでは複数個の照明器具を配列するから、図11に
示すように、隣接する照明器具1L,1Rの照明範囲D
aが重複することが多い。また、上述のように照度セン
サの検出範囲Ddは比較的広く設定されているから、各
照明器具1に設けた照度センサの検出範囲Ddも互いに
重複することが多い。
【0005】このように、隣接する互いに他の照明器具
1L、1Rの照明範囲Daと照度センサの検出範囲Dd
との一部が互いに重複していると、以下のような問題が
生じることがある。いま、図11に示す左側の照明器具
1Lが点灯しているときに、図11に示す右側の照明器
具1Rを点灯させたとする。このとき、照明器具1Rに
設けた照度センサには照明器具1Lから出力された光の
一部が入射しているから、照明器具1Rでは照度が比較
的高いものと判断して照明器具1Lが点灯していない場
合よりも光出力をかなり低く設定する。つまり、照明器
具1Lの照明範囲Daと照明器具1Rの照度センサの検
出範囲との重複部分の照度に基づいて照明器具1Rの光
出力が設定されるから、照明器具1Rの照明範囲Daの
うち照明器具1Lの照明範囲Daと重複していない部分
では、照明器具1Rでの設定照度に達しないことがあ
る。
【0006】たとえば、両照明器具1L,1Rで設定照
度が等しく設定されているにもかかわらず、照明器具1
Rが照明器具1Lよりも暗くなるのである。この状態を
図12を用いて説明する。照明器具1L,1Rの設定照
度がそれぞれVd1,Vd2であるものとし、照明器具
1Lが図12の時刻t0で点灯したとする。これによっ
て、図12(a)のように照明器具1Lの光出力は設定
照度Vd1に達するように制御される。一方、照明器具
1Rの照度センサによる検出照度は、照明器具1Lの点
灯に伴って図12(b)のように上昇してVd3になる
から、照明器具1Rが点灯したときに設定照度Vd2を
得るための光出力は、(Vd2−Vd3)により決めら
れることになる。つまり、照明器具1Lとは同じ光出力
を得ることができず、照明器具1Rの光出力は照明器具
1Lの光出力よりも小さくなるのである。
【0007】照明器具1Rのさらに右に別の照明器具が
隣接して配置されていて照明器具1Rの後に点灯するも
のとすれば、同様の理由によって、照明器具1Rの右隣
の照明器具の光出力は照明器具1Rの光出力よりも大き
くなる。つまり、多数の照明器具が配列されていて順次
点灯させる場合には、各照明器具の光出力には、高・低
・高・低……というように交互に明暗の変化が生じるこ
とになる。
【0008】上述の現象は、隣接する照明器具の光出力
が後に点灯する照明器具の照度センサに影響する程度が
大きいほど顕著に生じる。つまり、上述の現象を軽減す
るには、照明器具間の距離を大きくすることによって他
の照明器具に設けた照度センサへの入射光量を減少させ
て図12(b)の検出照度Vd3を小さくするか、各照
明器具に設けた照度センサの検出範囲Ddを狭め隣接す
る照明器具の照明範囲Daとの重複量を減少させて図1
2(b)の検出照度Vd3を小さくすることが考えられ
る。
【0009】しかしながら、照明器具間の距離は照明設
計により定まるものであり、配光などの別の条件に基づ
いて照明設計がなされるから、前者のように隣接する照
明器具間の距離を大きくとるのは実際には難しいもので
ある。また、後者のように照度センサの検出領域Ddを
狭めると狭い範囲の光量変化の影響を受けるから、照度
センサの視野内に反射率の大きく異なるものが出入りす
るだけで照明器具の光出力が変動することになり、作業
面の照度を設定照度に保つという本来の目的を達成する
ことができなくなる。
【0010】なお、視野内の照度分布を検出することが
できるような照度センサを設け(たとえば、多数の照度
センサをアレイ化したり、CCDのようなイメージセン
サを用いる)、照度分布をマイコンにより解析して照度
を決定することが考えられるが、高価な照度センサが必
要になるとともに、処理能力の大きなマイコンが必要に
なるから、照明器具が高価なものになり好ましくない。
【0011】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、照度センサによって設定照度に保つ
ように照明器具の光出力を制御し、しかも、隣接する照
明器具の点灯順序にかかわりなく、各照明器具で設定照
度を得ることができるようにした照明装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、照明
負荷により照明される作業面の照度を反射光により検出
する照度センサと、照度センサによる検出照度を設定照
度に保つように照明負荷の光出力を制御する制御部とを
備える照明器具を複数設け、照明器具間で信号線を介し
てデータ伝送を行なう照明装置であって、隣接して配置
されている照明器具のうち光出力が他の照明器具よりも
小さい照明器具に光出力の増加が指示されると、該照明
器具の制御部は、前記他の照明器具の光出力を信号線を
介して問い合わせるとともに、照明負荷の光出力を前記
他の照明器具の光出力と等しくなるように上昇させ、そ
の後、照度センサによる検出照度を設定照度に保つ制御
に移行するものである。
【0013】請求項2の発明は、照明負荷により照明さ
れる作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、隣接して配置されている照明
器具のうち光出力が2個以上の他の照明器具よりも小さ
い照明器具に光出力の増加が指示されると、該照明器具
の制御部は、前記他の照明器具の光出力を信号線を介し
て問い合わせるとともに、照明負荷の光出力を前記他の
照明器具の光出力の平均値になるように上昇させ、その
後、照度センサによる検出照度を設定照度に保つ制御に
移行するものである。
【0014】請求項3の発明は、照明負荷により照明さ
れる作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、隣接して配置されている照明
器具のうち光出力が2個以上の他の照明器具よりも小さ
い照明器具に光出力の増加が指示されると、該照明器具
の制御部は、前記他の照明器具の光出力を信号線を介し
て問い合わせるとともに、照明負荷の光出力を前記他の
照明器具の光出力の最大値になるように上昇させ、その
後、照度センサによる検出照度を設定照度に保つ制御に
移行するものである。
【0015】請求項4の発明は、照明負荷により照明さ
れる作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、隣接して配置されている照明
器具のうち光出力が2個以上の他の照明器具よりも小さ
い照明器具に光出力の増加が指示されると、該照明器具
の制御部は、前記他の照明器具の光出力を信号線を介し
て問い合わせるとともに、照明負荷の光出力を前記他の
照明器具の光出力の最小値になるように上昇させ、その
後、照度センサによる検出照度を設定照度に保つ制御に
移行するものである。
【0016】請求項5の発明は、照明負荷により照明さ
れる作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、隣接して配置されている照明
器具のうち光出力が2個以上の他の照明器具よりも小さ
い照明器具に光出力の増加が指示されると、該照明器具
の制御部は、前記他の照明器具の光出力を信号線を介し
て問い合わせるとともに、照明負荷の光出力を前記他の
照明器具の光出力の最小値よりも大きい所定値になるよ
うに上昇させ、その後、照度センサによる検出照度を設
定照度に保つ制御に移行するものである。
【0017】請求項6の発明は、照明負荷により照明さ
れる作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、隣接して配置されている照明
器具のうち光出力が他の照明器具よりも小さい照明器具
に光出力の増加が指示されると、該照明器具の制御部
は、照明負荷の光出力を規定値まで上昇させるととも
に、前記他の照明器具に光出力の増加開始を通知して前
記他の照明器具における照明負荷の光出力を前記規定値
に制御させ、その後、各照明器具の制御部がそれぞれ照
度センサによる検出照度を設定照度に保つ制御に移行す
るものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、検知エリア内で人が検出されると人
体検知信号を出力する人感センサを設け、人体検知信号
により照明器具に光出力の増加を指示するものである。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項6の発明にお
いて、手操作により照明器具の点灯状態を指示するスイ
ッチが照明器具に接続され、スイッチの手操作により照
明器具に光出力の増加を指示するものである。
【0019】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、ワイヤレス信号を用いて照明器具の
点灯状態を指示するリモコン装置を設け、リモコン装置
の操作により照明器具に光出力の増加を指示するもので
ある。請求項10の発明は、請求項1ないし請求項6の
発明において、前記信号線を通して信号を伝送すること
により照明器具の点灯状態を指示する別途の指示装置を
設け、指示装置からの信号により照明器具に光出力の増
加を指示するものである。
【0020】請求項11の発明は、請求項1ないし請求
項10の発明において、複数個の照明器具を含むグルー
プを設定し、前記他の照明器具を光出力の増加が指示さ
れた照明器具と同じグループ内の照明器具としたもので
ある。請求項12の発明は、請求項1ないし請求項10
の発明において、前記他の照明器具を、光出力の増加が
指示された照明器具に隣接して配置されている照明器具
から選択したものである。
【0021】請求項13の発明は、照明負荷により照明
される作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、照明器具を複数のグループに
分け、いずれかの照明器具に光出力の増加が指示される
と、該照明器具の制御部は、照明負荷の光出力を規定値
に設定するとともに同じグループ内の他の照明器具に光
出力の増加開始を通知して前記他の照明器具における照
明負荷の光出力を前記規定値に制御させ、その後、各照
明器具の制御部がそれぞれ照度センサによる検出照度を
設定照度に保つ制御に移行するものである。
【0022】請求項14の発明は、照明負荷により照明
される作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、照明器具を複数のグループに
分け、いずれかの照明器具に光出力の増加が指示される
と、該照明器具の制御部は、照明負荷の光出力を規定値
に設定するとともに同じグループの他の照明器具および
点灯中の他のグループの照明器具に光出力の増加開始を
通知して前記他の照明器具および他のグループの照明器
具における照明負荷の光出力を前記規定値に制御させ、
その後、各照明器具の制御部がそれぞれ照度センサによ
る検出照度を設定照度に保つ制御に移行するものであ
る。
【0023】請求項15の発明は、請求項14の発明に
おいて、前記他のグループを光出力の増加が指示された
照明器具を含むグループに隣接するグループとしたもの
である。請求項16の発明は、照明負荷により照明され
る作業面の照度を反射光により検出する照度センサと、
照度センサによる検出照度を設定照度に保つように照明
負荷の光出力を制御する制御部と、検知エリア内で人が
検出されると人体検知信号を出力する人感センサとを備
える照明器具を複数設け、照明器具間で信号線を介して
データ伝送を行なう照明装置であって、人感センサから
人体検知信号が出力された照明器具の制御部は、他の照
明器具の光出力を信号線を介して問い合わせるととも
に、照明負荷の光出力をすべての照明器具のうちでもっ
とも大きい光出力と等しくなるように上昇させ、他の照
明器具の制御部もそれぞれ照明負荷の光出力を等しく設
定し、その後、各照明器具の制御部がそれぞれ照度セン
サによる検出照度を設定照度に保つ制御に移行するもの
である。
【0024】請求項17の発明は、照明負荷により照明
される作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部と、ワイヤレス信号
を用いて照明器具の点灯状態を指示するリモコン装置と
を備える照明器具を複数設け、照明器具間で信号線を介
してデータ伝送を行なう照明装置であって、リモコン装
置の操作により照明器具に光出力の増加を指示された照
明器具の制御部は、他の照明器具の光出力を信号線を介
して問い合わせるとともに、照明負荷の光出力をすべて
の照明器具のうちでもっとも大きい光出力と等しくなる
ように上昇させ、他の照明器具の制御部もそれぞれ照明
負荷の光出力を等しく設定し、その後、各照明器具の制
御部がそれぞれ照度センサによる検出照度を設定照度に
保つ制御に移行するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態では、
図1(a)に示すように、2台の照明器具1L,1Rを
配置して照明装置を構成している例についてまず説明す
る。両照明器具1L,1Rは、信号線Lsを介して接続
される。各照明器具1L,1Rは、それぞれ図1(b)
に示すように、蛍光灯のようなランプを備える照明負荷
2および反射光式の照度センサ3を備える。照明負荷2
はランプだけではなくランプの点灯回路も含んでいる。
この照明器具1L,1Rは天井面に取り付けられるもの
であって、照度センサ3は照明器具1L,1Rの直下の
床面や机上面などの作業面の照度を比較的広い範囲で検
出し、照度に応じた出力値を発生させる。ここに、出力
値はアナログ値でも段階値でもよい。ただし、照度セン
サ3により照度を検出する範囲は照明器具1L,1Rに
よる照明範囲内に設定される。照度を比較的広い範囲で
検出するのは、検出される照度を平均化することによっ
て、照度の検出範囲内での物体の移動などに伴う照度変
化の影響を軽減するためである。
【0026】照明負荷2および照度センサ3は制御部4
に接続され、照度センサ3での検出照度が設定照度に保
たれるように照明負荷2の光出力がフィードバック制御
される。つまり、制御部4は、PWM制御信号を発生し
て照明負荷2を調光制御することができるものであり
(これは、照明負荷2には制御信号のパルス幅を変える
と光出力が変化するものを用い、照明負荷2に与える制
御信号のパルス幅を照度センサ3に出力に応じて変化さ
せることで、照明負荷2の光出力を調節するという意味
である)、メモリを内蔵したワンチップマイコンを主構
成とするものである。照明負荷2は必ずしもPWM制御
信号で制御されるものである必要はなく、光出力の制御
が可能であればどのような形式のものを用いてもよい。
制御部4は通信部5を介して信号線Lsに接続される。
通信部5は信号線Lsを通して情報を授受し、他の照明
器具1L,1Rの動作に影響を与えたり、受け取った情
報を制御部4に与えたりする。
【0027】本実施形態の照明器具1L,1Rでは人感
センサ6を設けてあり、人感センサ6は照明器具1L,
1Rに関連して設定した検知エリア内に人が存在する間
に人体検知信号を発生するように構成されている。この
種の人感センサ6には各種のものが提案されているが、
焦電素子を用いて人から放射される熱線を検出するもの
が普及している。人感センサ6を設けているのは、照明
器具1L,1Rに点灯・消灯の指示を与えるためであ
り、手操作される壁スイッチに置き換えたり、赤外線を
媒体とするワイヤレス信号を受信するワイヤレス受信部
に置き換えて別途のリモコン装置からのワイヤレス信号
を受信したりすることができる。また、信号線Lsを通
して別途の指示装置から伝送される信号により点灯・消
灯の指示を与えるようにしてもよい。上述したように、
照明器具1L,1Rには照明負荷2のほかに他の回路が
設けられているから、これらに給電する電源7も照明器
具1L,1Rに設けられている。
【0028】各照明器具1L,1Rは、信号線Lsを通
して他の照明器具1L,1Rから問合せがあると、照明
負荷2の光出力(実際には制御部4から照明負荷2への
制御信号のレベル)を返すように構成されている。この
動作を可能にするために、各照明器具1L,1Rの通信
部5(ないし制御部4)には各照明器具1L,1Rごと
に異なる器具アドレスが設定されている。したがって、
器具アドレスを用いて送信元と送信先とのアドレスを指
定すれば、特定の照明器具1L,1Rの間で情報を交換
することができる。なお、照明器具1L,1Rが隣接し
ているか否かの情報は、各照明器具1L,1Rに配置関
係のテーブルを持たせておけば管理することができる。
つまり、各照明器具1L,1Rにおいて隣接している他
の照明器具1L,1Rの器具アドレスを格納したテーブ
ルを持つことによって、隣接する照明器具1L,1Rに
問い合わせることができる。
【0029】いま、隣接する照明器具1L,1Rは同仕
様であるものとする。本実施形態では、照明負荷2を消
灯から点灯に移行させる照明器具1L,1Rから隣接す
る他の照明器具1L,1Rに対して光出力の問合せを行
なう。問合せに応答して返送された光出力が規定値以下
であって消灯しているときには、問い合わせた照明器具
1L,1Rは設定照度が得られるように照度センサ3で
の検出照度を用いて照明負荷2の光出力のフィードバッ
ク制御を行なう。一方、問合せに応答して返送された光
出力が規定値以上であって点灯しているときには、問い
合わせた照明器具1L,1Rは返送された光出力と同じ
光出力が得られるように照明負荷2を制御した後に、照
度センサ3での検出照度を用いて照明負荷2の光出力の
フィードバック制御を行なう。
【0030】さらに具体的に説明する。上述のように本
実施形態は人感センサ6を備えており、人感センサ6で
人が検知されると照明負荷2を点灯させるように構成さ
れているから、図2に示すように、照明器具1Rの人感
センサ6で人が検知されると(S1)、照明器具1Rは
照明器具1Lに対して光出力を問い合せ、照明器具1L
の光出力(制御部4が照明負荷2を制御する制御量)を
取得する(S2)。照明器具1Lが点灯中であれば(S
3)、照明器具1Rは取得した光出力と同じ光出力が得
られるように照明負荷2を制御した後に(S4)、照度
センサ3での検出照度が設定照度になるように照明負荷
2の光出力をフィードバック制御する状態に移行する
(S5)。また、照明器具1Rから照明器具1Lに対し
て光出力を問い合わせたときに、照明器具1Lが点灯し
ていなければ(S3)、照明器具1Rの照明負荷2を点
灯させた後(S6)、照度センサ3での検出照度が設定
照度になるように照明負荷2の光出力をフィードバック
制御する状態に移行する(S5)。
【0031】上述のような動作によって、各照明器具1
L,1Rの照度センサ3で検出される照度は、それぞれ
図3(a)(b)のようになり、各照明器具1L,1R
の照明負荷2の光出力はそれぞれ図3(c)ののよ
うになる。つまり、照明器具1Lが設定照度Vd1で点
灯しているときに、時刻T0で照明器具1Rの人感セン
サ6により人が検知されると、照明器具1Rでは図3
(c)のように光出力を照明器具1Lの光出力(図3
(c))に一致させるように立ち上げる。ここで、両
照明器具1L,1Rの照明範囲の一部は重複しているか
ら、照明器具1Rの点灯直後には、図3(a)(b)の
ように、各照明器具1L,1Rの照度センサ3で検出さ
れる照度は設定照度Vd1,Vd2(Vd1=Vd2)
よりも高くなる。その後、各照明器具1L,1Rの光出
力は設定照度Vd1,Vd2に近づくようにフィードバ
ック制御されるから、両照明器具1L,1Rの光出力は
ほぼ等しくなるのである。
【0032】以上説明したように、2個の照明器具1
L,1Rでは後に点灯する照明器具1Rが、先に点灯し
ていた照明器具1Lの光出力と一致する光出力で点灯し
た後に、照度センサ3を用いたフィードバック制御を行
なうから、両照明器具1L,1Rの光出力に大きな差が
生じることがなく、違和感のない照明が可能になるので
ある。
【0033】(実施形態2)実施形態1では、2個の照
明器具1L,1Rのうちの一方が消灯から点灯に移行す
る場合について説明したが、2個の照明器具1L,1R
のうちの一方が調光点灯(たとえば、定格点灯の50
%)から定格点灯に移行する場合もほぼ同様である。つ
まり、図4に示すように、照明器具1Rの調光点灯中に
人感センサ6により人が検知されたとすると(S1)、
照明器具1Lに対して光出力を問い合わせる(S2)。
ここで、照明器具1Rの光出力と照明器具1Lの光出力
とを比較し(S3)、照明器具1Lの光出力のほうが大
きいときには照明器具1Rの光出力を照明器具1Lの光
出力に一致させる(S4)。その後、照度センサ3の検
出照度を用いてフィードバック制御を行なう通常動作に
移行する(S5)。また、照明器具1Lの光出力のほう
が小さいときには(S3)、そのまま通常動作に移行す
る(S5)。このような動作によって、人感センサ6で
人が検知された後に、両照明器具1L,1Rの光出力に
あまり差が生じることがなく、また、光出力が一旦低下
するような現象の発生を防止することができるのであっ
て、違和感が生じるのを防止することができる。他の構
成および動作は実施形態1と同様である。
【0034】(実施形態3)上述した実施形態では、人
感センサ6により人が検知されたときに、人を検知した
照明器具1L,1Rが隣接する照明器具1L,1Rに問
い合せるものであったが、本実施形態は、図5に示すよ
うに、人感センサ6により人を検知した(S1)照明器
具1L,1Rが他の照明器具1L,1Rに対して点灯を
開始する旨の通知を行なった後に(S2)、照明負荷2
を定格点灯させるものである(S3)。その後は、設定
照度Vd1,Vd2になるように照明負荷2の光出力が
フィードバック制御される(S4)。また、点灯を開始
する通知を受けた照明器具1L,1Rも(S5)照明負
荷2を定格点灯させる(S6)。つまり、人を検知した
照明器具1L,1Rの照明負荷2と、隣接する照明器具
1L,1Rの照明負荷2とは同じ光出力で点灯すること
になる。その後、各照明器具1L,1Rでの設定照度V
d1,Vd2になるように照明負荷2の光出力がフィー
ドバック制御される(S7)。なお、点灯を開始する旨
の通知が行なわれた後に、2台の照明器具1L,1Rに
おいて照明負荷2をともに定格点灯させているが、定格
点灯ではなく適宜の光出力で点灯させてもよい。要する
に、一旦暗くなることがなく、かつ両照明器具1L,1
Rの光出力が等しくなるような光出力であれば、適宜に
設定可能である。
【0035】いま、照明器具1Rの人感センサ6により
人が検知されるものとすれば、上述のような動作によっ
て、各照明器具1L,1Rの照度センサ3で検出される
照度は、それぞれ図6(a)(b)のようになり、各照
明器具1L,1Rの照明負荷2の光出力はそれぞれ図6
(c)ののようになる。つまり、照明器具1Lが設
定照度Vd1で点灯しているときに、時刻T0で照明器
具1Rの人感センサ6により人が検知されると、照明器
具1L,1Rでは図6(c)のように光出力を定格
点灯(100%点灯)になるように立ち上げる。ここ
で、照明器具1Rの点灯直後には、図6(a)(b)の
ように、各照明器具1L,1Rの照度センサ3で検出さ
れる照度は設定照度Vd1,Vd2よりも高くなる。そ
の後、各照明器具1L,1Rの光出力は設定照度Vd
1,Vd2に近づくようにフィードバック制御されるの
である。
【0036】本実施形態では、人感センサ6により人を
検知した照明器具1L,1Rでは他の照明器具1L,1
Rに対して光出力を問い合わせる必要がなく、点灯を開
始する旨を通知するだけであるから、データの伝送手順
が簡単になるとともに、データの構成も簡単になる。他
の構成および動作は実施形態1と同様である。 (実施形態4)実施形態1ないし実施形態3は、説明を
簡単にするために照明器具1L,1Rが2個の場合につ
いてのみ説明したが、本実施形態では先に点灯している
複数の照明器具の間に存在する照明器具を後から点灯さ
せる場合について説明する。このような状態は3個の照
明器具が並んでいる場合について説明すれば、4個以上
の照明器具が存在する場合にも適用可能であるから、本
実施形態では、図7に示すように、3個の照明器具1
L,1C,1Rが並んで配置されている場合を例示す
る。
【0037】いま、照明器具1L,1Rがすでに点灯し
ており、後に照明器具1Cを点灯させるものとする。図
8に示すように、照明器具1Cの人感センサ6により人
が検知されると(S1)、実施形態1と同様に隣接した
照明器具1L,1Rに光出力を問い合わせる(S2,S
3)。ここで、いずれか一方のみが点灯しているときに
は(S4,S5,S10)、点灯している照明器具1
L,1Rの光出力に一致するように照明器具1Cの光出
力を設定する(S9,S11)。また、どちらの照明器
具1L,1Rも点灯していなければ(S4,S10)、
照明器具1Cの照明負荷2を点灯させた後に(S12)
照度センサ3の出力により照明負荷2の光出力をフィー
ドバック制御する状態に移行する(S8)。
【0038】ところで、照明器具1Cの照明負荷2を点
灯させようとするときに、照明負荷1L,1Rがともに
点灯しているときには(S4,S5)、照明器具1L,
1Rの光出力の平均値を求め(S6)、この平均値の光
出力が得られるように照明器具1Cの照明負荷2を点灯
させる(S7)。その後は、照度センサ3の出力により
照明負荷2の光出力をフィードバック制御する状態に移
行する(S8)。
【0039】上述のように隣接する照明器具1L,1R
の光出力の間の光出力で照明器具1L,1Rの間に配置
された照明器具1Cの光出力を決めているから、光出力
の変化が滑らかであり、照度変化による違和感が生じな
いものである。なお、上述の実施形態として照明器具1
Cを点灯させる際に隣接する他の照明器具1L,1Rの
光出力の平均値を採用しているが、最大値や最小値を採
用してもよい。さらに、最小値よりも大きい所定値とし
てもよい。他の構成および動作は実施形態1と同様であ
る。
【0040】(実施形態5)本実施形態では、図9のよ
うに、複数の照明器具1a〜1mが設けられ、その一部
が一つのグループを形成している場合について例示す
る。照明器具1a〜1mをこのように配置するのは、オ
フィス空間などにおいては通常行なわれていることであ
り、たとえば、室内のレイアウトに応じて部課ごとに照
明器具1a〜1mをグループ分けする。図9に示す例
は、6個の照明器具1a〜1c,1f〜1gが一つのグ
ループAを形成している。
【0041】このようなグループAが形成されている場
合には、グループA内の一つの照明器具を点灯させると
きに、グループA内の他のすべての照明器具の光出力を
問い合わせ、実施形態4と同様に、平均値または最大値
を新たに点灯する照明器具の光出力として採用する。こ
のような制御を行なえば、グループA内での照度の均一
化が行なわれることになる。また、光出力の問合せをグ
ループA内でのみ行なうから、点灯させる照明器具から
遠い位置の照明器具に関する情報を除去することができ
るものであり、すべての照明器具からの情報を取得する
場合に比較すると、演算量を低減することができる。他
の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0042】(実施形態6)本実施形態は、実施形態5
と同様にグループを形成している場合に、グループ内の
1つの照明器具が点灯を開始するときに、実施形態3と
同様に他の照明器具に対して点灯を開始する旨を通知す
るものである。通知する範囲はグループ内に限定されて
いる。グループ内の照明器具は通知を受けるとすべてが
定格点灯(もくは、あらかじめ定めた光出力)で点灯し
た後に、照度センサ3での検出照度に基づいて照明負荷
2の光出力をフィードバック制御する状態に移行する。
【0043】本実施形態の構成では、点灯を開始する照
明器具から点灯開始の旨を他の照明器具に通知するだけ
でよく、実施形態5の構成よりも簡単な構成になる。ま
た、実施形態5と同様にグループ内に制限して制御を行
なうから、離れて位置している照明器具に不必要な制御
を行なうことがない。他の構成および動作は実施形態1
と同様である。
【0044】(実施形態7)本実施形態は、実施形態5
と同様に照明器具1a〜1mがグループ化されている場
合であって、さらに、図10に示すように、2つのグル
ープA,Bが隣接している場合について説明する。本実
施形態では、グループA,Bごとに点灯・消灯の指示が
可能であって、信号線Lsを通してグループA,B内の
照明器具1a〜1mが一括して点灯・消灯されるように
なっている。このような構成において、各グループA,
Bを一つの照明器具とみなせば実施形態3と同様の動作
が可能になる。
【0045】つまり、グループBの照明器具1d,1
e,1k,1mが点灯しているときに、グループAの照
明器具1a〜1c,1f〜1hの点灯が信号線Lsを通
して指示されたとすると、グループAに隣接するグルー
プBの照明器具1d,1e,1k,1mは、グループA
の照明器具1a〜1c,1f〜1hとともに同じ光出力
が得られる状態で点灯する。このときの光出力は、定格
点灯の光出力であっても、あらかじめ定めた光出力であ
ってもよい。ここに、グループAに隣接するグループB
への点灯開始の通知は、必ずしもグループAから行なう
必要はなく、グループAを点灯させる通知をグループB
ではグループAが点灯開始する通知として認識すればよ
い。
【0046】上述のような動作により、グループAのう
ちグループBに隣接する照明器具1c,1hの光出力が
グループBの光出力の影響を受けて、小さい光出力で点
灯するのを防止することができる。上述した各実施形態
では、照明器具が隣接しているか否かを各照明器具ごと
に器具アドレスによって管理し、他の照明器具へ光出力
の問合せや他の照明器具への点灯開始の通知を器具アド
レスを用いて行なう例を示したが、実施形態1〜3のよ
うに照明器具が2個の場合には自他が区別できれば十分
である。また、実施形態5〜7のように照明器具をグル
ープ化する場合には、各照明器具がどのグループに属す
るかを照明器具で管理したり、信号線Lsに接続される
別途の管理装置で管理したりすることになる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明は、照明負荷により照明
される作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、隣接して配置されている照明
器具のうち光出力が他の照明器具よりも小さい照明器具
に光出力の増加が指示されると、該照明器具の制御部
は、前記他の照明器具の光出力を信号線を介して問い合
わせるとともに、照明負荷の光出力を前記他の照明器具
の光出力と等しくなるように上昇させ、その後、照度セ
ンサによる検出照度を設定照度に保つ制御に移行するも
のであり、光出力の小さい照明器具が点灯ないし光量の
増加を指示されると、照明負荷の光出力を隣接する他の
照明器具の光出力と等しくした後に照度センサによる検
出照度を設定照度に保つ制御に移行するから、他の照明
器具の干渉による光出力の不均衡を抑制することがで
き、光出力の差を小さくして違和感のない照明が可能に
なるという利点を有する。
【0048】請求項2ないし請求項5の発明は、照明負
荷により照明される作業面の照度を反射光により検出す
る照度センサと、照度センサによる検出照度を設定照度
に保つように照明負荷の光出力を制御する制御部とを備
える照明器具を複数設け、照明器具間で信号線を介して
データ伝送を行なう照明装置であって、隣接して配置さ
れている照明器具のうち光出力が2個以上の他の照明器
具よりも小さい照明器具に光出力の増加が指示される
と、該照明器具の制御部は、前記他の照明器具の光出力
を信号線を介して問い合わせるとともに、照明負荷の光
出力を前記他の照明器具の光出力の平均値、最大値、最
小値、あるいは最小値よりも大きい所定値になるように
上昇させ、その後、照度センサによる検出照度を設定照
度に保つ制御に移行するものであり、光出力の小さい照
明器具が点灯ないし光量の増加を指示されると、照明負
荷の光出力を隣接する他の照明器具の光出力との差を小
さくした後に照度センサによる検出照度を設定照度に保
つ制御に移行するから、他の照明器具の干渉による光出
力の不均衡を抑制することができ、光出力の差を小さく
して違和感のない照明が可能になるという利点を有す
る。
【0049】請求項6の発明は、照明負荷により照明さ
れる作業面の照度を反射光により検出する照度センサ
と、照度センサによる検出照度を設定照度に保つように
照明負荷の光出力を制御する制御部とを備える照明器具
を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
行なう照明装置であって、隣接して配置されている照明
器具のうち光出力が他の照明器具よりも小さい照明器具
に光出力の増加が指示されると、該照明器具の制御部
は、照明負荷の光出力を規定値まで上昇させるととも
に、前記他の照明器具に光出力の増加開始を通知して前
記他の照明器具における照明負荷の光出力を前記規定値
に制御させ、その後、各照明器具の制御部がそれぞれ照
度センサによる検出照度を設定照度に保つ制御に移行す
るものであり、他の照明器具に対して光出力の増加を通
知するだけであるから、信号線を用いたデータ伝送にお
ける情報の内容および伝送手順が請求項1ないし請求項
5の構成よりも単純になる。しかも、隣接するすべての
照明器具の光出力を一旦等しくしているから、他の照明
器具の干渉による光出力の不均衡を抑制することがで
き、光出力の差を小さくして違和感のない照明が可能に
なるという利点を有する。
【0050】請求項7ないし請求項17の発明のいずれ
も同様に光出力の差を小さくして違和感のない照明が可
能になるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示し、(a)は概略構成
図、(b)は照明器具のブロック図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】本発明の実施形態2を示す動作説明図である。
【図5】本発明の実施形態3を示す動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】本発明の実施形態4を示す概略構成図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】本発明の実施形態5を示す概略構成図である。
【図10】本発明の実施形態6を示す概略構成図であ
る。
【図11】従来例を示す概略構成図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1C,1L,1R 照明器具 1a〜1m 照明器具 2 照明負荷 3 照度センサ 4 制御部 5 通信部 6 人感センサ 7 電源 A,B グループ Ls 信号線

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明負荷により照明される作業面の照度
    を反射光により検出する照度センサと、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力を
    制御する制御部とを備える照明器具を複数設け、照明器
    具間で信号線を介してデータ伝送を行なう照明装置であ
    って、隣接して配置されている照明器具のうち光出力が
    他の照明器具よりも小さい照明器具に光出力の増加が指
    示されると、該照明器具の制御部は、前記他の照明器具
    の光出力を信号線を介して問い合わせるとともに、照明
    負荷の光出力を前記他の照明器具の光出力と等しくなる
    ように上昇させ、その後、照度センサによる検出照度を
    設定照度に保つ制御に移行することを特徴とする照明装
    置。
  2. 【請求項2】 照明負荷により照明される作業面の照度
    を反射光により検出する照度センサと、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力を
    制御する制御部とを備える照明器具を複数設け、照明器
    具間で信号線を介してデータ伝送を行なう照明装置であ
    って、隣接して配置されている照明器具のうち光出力が
    2個以上の他の照明器具よりも小さい照明器具に光出力
    の増加が指示されると、該照明器具の制御部は、前記他
    の照明器具の光出力を信号線を介して問い合わせるとと
    もに、照明負荷の光出力を前記他の照明器具の光出力の
    平均値になるように上昇させ、その後、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つ制御に移行することを特徴
    とする照明装置。
  3. 【請求項3】 照明負荷により照明される作業面の照度
    を反射光により検出する照度センサと、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力を
    制御する制御部とを備える照明器具を複数設け、照明器
    具間で信号線を介してデータ伝送を行なう照明装置であ
    って、隣接して配置されている照明器具のうち光出力が
    2個以上の他の照明器具よりも小さい照明器具に光出力
    の増加が指示されると、該照明器具の制御部は、前記他
    の照明器具の光出力を信号線を介して問い合わせるとと
    もに、照明負荷の光出力を前記他の照明器具の光出力の
    最大値になるように上昇させ、その後、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つ制御に移行することを特徴
    とする照明装置。
  4. 【請求項4】 照明負荷により照明される作業面の照度
    を反射光により検出する照度センサと、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力を
    制御する制御部とを備える照明器具を複数設け、照明器
    具間で信号線を介してデータ伝送を行なう照明装置であ
    って、隣接して配置されている照明器具のうち光出力が
    2個以上の他の照明器具よりも小さい照明器具に光出力
    の増加が指示されると、該照明器具の制御部は、前記他
    の照明器具の光出力を信号線を介して問い合わせるとと
    もに、照明負荷の光出力を前記他の照明器具の光出力の
    最小値になるように上昇させ、その後、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つ制御に移行することを特徴
    とする照明装置。
  5. 【請求項5】 照明負荷により照明される作業面の照度
    を反射光により検出する照度センサと、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力を
    制御する制御部とを備える照明器具を複数設け、照明器
    具間で信号線を介してデータ伝送を行なう照明装置であ
    って、隣接して配置されている照明器具のうち光出力が
    2個以上の他の照明器具よりも小さい照明器具に光出力
    の増加が指示されると、該照明器具の制御部は、前記他
    の照明器具の光出力を信号線を介して問い合わせるとと
    もに、照明負荷の光出力を前記他の照明器具の光出力の
    最小値よりも大きい所定値になるように上昇させ、その
    後、照度センサによる検出照度を設定照度に保つ制御に
    移行することを特徴とする照明装置。
  6. 【請求項6】 照明負荷により照明される作業面の照度
    を反射光により検出する照度センサと、照度センサによ
    る検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力を
    制御する制御部とを備える照明器具を複数設け、照明器
    具間で信号線を介してデータ伝送を行なう照明装置であ
    って、隣接して配置されている照明器具のうち光出力が
    他の照明器具よりも小さい照明器具に光出力の増加が指
    示されると、該照明器具の制御部は、照明負荷の光出力
    を規定値まで上昇させるとともに、前記他の照明器具に
    光出力の増加開始を通知して前記他の照明器具における
    照明負荷の光出力を前記規定値に制御させ、その後、各
    照明器具の制御部がそれぞれ照度センサによる検出照度
    を設定照度に保つ制御に移行することを特徴とする照明
    装置。
  7. 【請求項7】 検知エリア内で人が検出されると人体検
    知信号を出力する人感センサを設け、人体検知信号によ
    り照明器具に光出力の増加を指示することを特徴とする
    請求項1ないし請求項6記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 手操作により照明器具の点灯状態を指示
    するスイッチが照明器具に接続され、スイッチの手操作
    により照明器具に光出力の増加を指示することを特徴と
    する請求項1ないし請求項6記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 ワイヤレス信号を用いて照明器具の点灯
    状態を指示するリモコン装置を設け、リモコン装置の操
    作により照明器具に光出力の増加を指示することを特徴
    とする請求項1ないし請求項6記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記信号線を通して信号を伝送するこ
    とにより照明器具の点灯状態を指示する別途の指示装置
    を設け、指示装置からの信号により照明器具に光出力の
    増加を指示することを特徴とする請求項1ないし請求項
    6記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 複数個の照明器具を含むグループを設
    定し、前記他の照明器具を光出力の増加が指示された照
    明器具と同じグループ内の照明器具としたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項10記載の照明装置。
  12. 【請求項12】 前記他の照明器具を、光出力の増加が
    指示された照明器具に隣接して配置されている照明器具
    から選択したことを特徴とする請求項1ないし請求項1
    0記載の照明装置。
  13. 【請求項13】 照明負荷により照明される作業面の照
    度を反射光により検出する照度センサと、照度センサに
    よる検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力
    を制御する制御部とを備える照明器具を複数設け、照明
    器具間で信号線を介してデータ伝送を行なう照明装置で
    あって、照明器具を複数のグループに分け、いずれかの
    照明器具に光出力の増加が指示されると、該照明器具の
    制御部は、照明負荷の光出力を規定値に設定するととも
    に同じグループ内の他の照明器具に光出力の増加開始を
    通知して前記他の照明器具における照明負荷の光出力を
    前記規定値に制御させ、その後、各照明器具の制御部が
    それぞれ照度センサによる検出照度を設定照度に保つ制
    御に移行することを特徴とする照明装置。
  14. 【請求項14】 照明負荷により照明される作業面の照
    度を反射光により検出する照度センサと、照度センサに
    よる検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力
    を制御する制御部とを備える照明器具を複数設け、照明
    器具間で信号線を介してデータ伝送を行なう照明装置で
    あって、照明器具を複数のグループに分け、いずれかの
    照明器具に光出力の増加が指示されると、該照明器具の
    制御部は、照明負荷の光出力を規定値に設定するととも
    に同じグループの他の照明器具および点灯中の他のグル
    ープの照明器具に光出力の増加開始を通知して前記他の
    照明器具および他のグループの照明器具における照明負
    荷の光出力を前記規定値に制御させ、その後、各照明器
    具の制御部がそれぞれ照度センサによる検出照度を設定
    照度に保つ制御に移行することを特徴とする照明装置。
  15. 【請求項15】 前記他のグループは光出力の増加が指
    示された照明器具を含むグループに隣接するグループで
    あることを特徴とする請求項14記載の照明装置。
  16. 【請求項16】 照明負荷により照明される作業面の照
    度を反射光により検出する照度センサと、照度センサに
    よる検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力
    を制御する制御部と、検知エリア内で人が検出されると
    人体検知信号を出力する人感センサとを備える照明器具
    を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
    行なう照明装置であって、人感センサから人体検知信号
    が出力された照明器具の制御部は、他の照明器具の光出
    力を信号線を介して問い合わせるとともに、照明負荷の
    光出力をすべての照明器具のうちでもっとも大きい光出
    力と等しくなるように上昇させ、他の照明器具の制御部
    もそれぞれ照明負荷の光出力を等しく設定し、その後、
    各照明器具の制御部がそれぞれ照度センサによる検出照
    度を設定照度に保つ制御に移行することを特徴とする照
    明装置。
  17. 【請求項17】 照明負荷により照明される作業面の照
    度を反射光により検出する照度センサと、照度センサに
    よる検出照度を設定照度に保つように照明負荷の光出力
    を制御する制御部と、ワイヤレス信号を用いて照明器具
    の点灯状態を指示するリモコン装置とを備える照明器具
    を複数設け、照明器具間で信号線を介してデータ伝送を
    行なう照明装置であって、リモコン装置の操作により照
    明器具に光出力の増加を指示された照明器具の制御部
    は、他の照明器具の光出力を信号線を介して問い合わせ
    るとともに、照明負荷の光出力をすべての照明器具のう
    ちでもっとも大きい光出力と等しくなるように上昇さ
    せ、他の照明器具の制御部もそれぞれ照明負荷の光出力
    を等しく設定し、その後、各照明器具の制御部がそれぞ
    れ照度センサによる検出照度を設定照度に保つ制御に移
    行することを特徴とする照明装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155870A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP2001250695A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Mitsubishi Electric Corp 照明制御システム
JP2002289370A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Matsushita Electric Works Ltd 照明システム
JP2011175782A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
JP2014192005A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置及び照明制御システム

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