JPH09289088A - 調光制御装置及び調光制御システム - Google Patents

調光制御装置及び調光制御システム

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Publication number
JPH09289088A
JPH09289088A JP8101037A JP10103796A JPH09289088A JP H09289088 A JPH09289088 A JP H09289088A JP 8101037 A JP8101037 A JP 8101037A JP 10103796 A JP10103796 A JP 10103796A JP H09289088 A JPH09289088 A JP H09289088A
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JP
Japan
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dimming
illuminance
unit
output
output value
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Application number
JP8101037A
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English (en)
Inventor
Kazunari Morita
一成 森田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部屋全体で各照明器具を減光する際に、部屋
全体の照度を均一に保つことができる調光制御装置及び
調光制御システムを提供する。 【解決手段】 周囲の照度を計測する照度計測部12
と、目標照度を記憶する目標照度設定部16と、照度計
測部の計測した照度と目標照度とから調光出力値を決定
する演算部13と、調光出力値に基づいて照明器具の出
力を制御する信号を出力する調光出力部14と、を有す
る調光制御装置11において、乗算信号が入力されてい
ない場合には演算部の決定する調光出力値をそのまま調
光出力部に出力し、乗算信号が入力された場合には演算
部の決定する調光出力値に減光率を乗算し該減光率を乗
算した調光出力値を調光出力部に出力する係数乗算部1
7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明負荷の調光を
制御する調光制御装置及び調光制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の調光制御装置を図7〜図8
を用いて説明する。図7は調光制御システムの構成図で
ある。図8は調光制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0003】図7において、部屋Xの天井には、6行6
列に配置された合計36個の照明器具1が設けられてお
り、該照明器具1は更に2行2列の合計4個毎にグルー
プ付けられている。該グループは壁W側のエリアa,
b,cと対応するグループA,B,Cと、中央列のエリ
アd,e,fと対応するグループD,E,Fと、窓Y側
のエリアg,h,iと対応するグループG,H,Iとが
ある。各グループの4個の照明器具1の略中央位置には
各々調光制御装置2が設けられている。
【0004】調光制御装置2は、周囲が予め定められた
目標照度になるように、周囲の明るさを検出して、該周
囲の明るさと目標照度とから、照明器具1の調光出力を
制御するものである。
【0005】調光制御装置2は、図8に示すように、照
度計測部3と、演算部4と、調光出力部5と、外部信号
入力部6と、目標値設定部7と、一定調光出力値出力部
8と、切替部9とから構成されている。
【0006】照度計測部3は、調光制御装置2の設置さ
れているエリア内の照度を各々計測するものである。
【0007】目標値設定部7は、エリア内の目標照度を
記憶するものであって、例えば700[lux ]等の値を
記憶している。通常は、部屋X内の照度を均一にするの
で、各グループに設けられた調光制御装置2の目標値設
定部7には同一の値が記憶されている。
【0008】演算部4は、照度計測部3が計測したエリ
ア内の照度と、目標値設定部7の記憶する目標照度と、
現在の調光出力値とから、新たな調光出力値を決定す
る。調光出力値とは、照明器具1の最大調光出力を10
0[%]として、最大調光出力に対して何[%]の出力
を照明器具1にさせるかを表すものである。
【0009】そして、演算部4は、例えば照度計測部3
の計測したエリア内の照度が350[lux ]であり、目
標照度が700[lux ]であり、現在の調光出力値が3
0[%]であるならば、計測した照度350[lux ]は
目標照度700[lux ]の半分であるから、演算部4
は、新たな調光出力値を現在の調光出力値の2倍の60
[%]と決定する。
【0010】調光出力部5は、演算部4の決定した調光
出力値に基づくデユーティ比信号を照明器具1に出力す
る。
【0011】一定調光出力値出力部8は、例えば50
[%]等の一定の調光出力値を出力するものである。
【0012】外部信号入力部6は、図7に示すタイマ1
0等の外部機器から減光開始信号が入力され、減光開始
信号が入力されると切替部9に切替信号を出力する。
【0013】切替部9は、演算部4と、一定調光出力値
出力部8と、調光出力部5とに接続されており、通常は
演算部4と一定調光出力値出力部8とを接続しており、
外部信号入力部6から切替信号を受け取ると、一定調光
出力値出力部8と調光出力部5とを接続する。
【0014】タイマ10は、例えば昼休み等の一定の時
刻になれば減光開始信号を各調光制御装置2に出力する
ものである。
【0015】以上のような構成の調光制御装置2は、図
7に示すように、各グループ毎に設けられており、以下
のように動作する。
【0016】まず、部屋X内の照度を均一にするため
に、グループA,B,Cの調光制御装置2は、窓から遠
い位置にあり、さほど太陽光が照度に影響を与えないの
で例えば90[%]の調光出力値で照明器具1を調光し
ており、グループG,H,Iは窓際であり、窓から太陽
光差し込んで照度に影響を与えるので例えば30[%]
の調光出力値で照明器具1を調光しており、グループ
D,E,Fはその中間の60[%]で照明器具1を調光
している。
【0017】そして、昼休み等の一定の時刻になると、
タイマ10が減光開始信号を出力し、各グループの調光
制御装置2の外部信号入力部6は該信号を受け取って切
替部9に出力し、切替部9は接続を切り替えて一定調光
出力値出力部8と調光出力部5とを接続する。
【0018】従って、各グループの調光制御装置2は5
0[%]等の一定の調光出力値で照明器具1を調光し、
部屋X内に人があまりおらず又人が作業を行っていない
昼休みなどの一定時間には減光して電力消費を押さえ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図7、図8に示すような調光制御装置2にあっては、昼
休みなど所定時刻にタイマ10が信号を出力すると、全
てのグループの調光制御装置2が全て50[%]等の一
定の調光出力値で照明器具1を調光するので、窓際のグ
ループD,E,Fのエリアd,e,fでは、調光出力値
が30[%]から50[%]に増加して明るくなり、窓
から遠いグループA,B,Cのエリアa,b,cでは調
光出力値が90[%]から50[%]に減少して暗くな
る。従って、所定時刻に各照明器具を減光した場合に、
それまでは部屋X全体で均一な照度にともたれていたも
のが部屋X全体が均一な照度ではなくなるという問題点
があった。
【0020】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、部屋全体で各
照明器具を減光する際に、部屋全体の照度を均一に保つ
ことができる調光制御装置及び調光制御システムを提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、周囲の
照度を計測する照度計測部と、目標照度を記憶する目標
照度設定部と、照度計測部の計測した照度と目標照度と
から調光出力値を決定する演算部と、調光出力値に基づ
いて照明器具の出力を制御する信号を出力する調光出力
部と、を有する調光制御装置において、乗算信号が入力
されていない場合には演算部の決定する調光出力値をそ
のまま調光出力部に出力し、乗算信号が入力された場合
には演算部の決定する調光出力値に減光率を乗算し該減
光率を乗算した調光出力値を調光出力部に出力する係数
乗算部を有することを特徴とするものである。
【0022】請求項2記載の発明にあっては、周囲の照
度を計測する照度計測部と、目標照度を記憶する目標照
度設定部と、照度計測部の計測した照度と目標照度とか
ら調光出力値を決定する演算部と、調光出力値に基づい
て照明器具の出力を制御する信号を出力する調光出力部
と、を有する調光制御装置において、乗算信号が入力さ
れていない場合には目標照度設定部の記憶する目標照度
をそのまま演算部に出力し、乗算信号が入力された場合
には目標照度設定部の記憶する目標照度に減光率を乗算
し該減光率を乗算した目標照度を演算部に出力する係数
乗算部を有することを特徴とするものである。
【0023】請求項3記載の発明にあっては、周囲の照
度を計測する照度計測端末と、調光出力値に基づいて照
明器具の出力を制御する信号を出力する調光出力端末
と、目標照度を記憶する目標照度設定部及び照度計測端
末の計測した照度と目標照度とから調光出力値を決定す
る演算部及び調光出力値を調光出力端末に送信する通信
部を備える調光制御親機と、を有する調光制御システム
において、調光制御親機は、乗算信号が入力されていな
い場合には演算部の決定する調光出力値をそのまま通信
部に出力し、乗算信号が入力された場合には演算部の決
定する調光出力値に減光率を乗算し該減光率を乗算した
調光出力値を通信部に出力する係数乗算部を有すること
を特徴とするものである。
【0024】請求項4記載の発明にあっては、周囲の照
度を計測する照度計測端末と、調光出力値に基づいて照
明器具の出力を制御する信号を出力する調光出力端末
と、目標照度を記憶する目標照度設定部及び照度計測端
末の計測した照度と目標照度とから調光出力値を決定す
る演算部及び調光出力値を調光出力端末に送信する通信
部を備える調光制御親機と、を有する調光制御システム
において、乗算信号が入力されていない場合には目標照
度設定部の記憶する目標照度をそのまま演算部に出力
し、乗算信号が入力された場合には目標照度設定部の記
憶する目標照度に減光率を乗算し該減光率を乗算した目
標照度を演算部に出力する係数乗算部を有することを特
徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明にかかる調光制御装置の第
一実施の形態を図1、図2に基づいて、第二実施の形態
を図2、図3に基づいて、第三実施の形態を図4、図5
に基づいて、第四実施の形態を図5、図6に基づいて説
明する。
【0026】〔第一実施の形態〕図1は調光制御装置の
構成を示すブロック図である。図2は調光制御システム
の構成図である。なお、図2においては前述の従来の技
術で説明したところの調光制御システムと同等の箇所に
は同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明
は省略する。
【0027】図1において、調光制御装置11は、照度
計測部12と、演算部13と、調光出力部14と、外部
信号入力部15と、目標値設定部16と、係数乗算部1
7とから構成されている。
【0028】照度計測部12は、調光制御装置11の設
置されているエリア内の照度を各々計測するものであ
る。
【0029】目標値設定部16は、エリア内の目標照度
を記憶するものであって、本実施の形態では700[lu
x ]の値を記憶している。通常は、部屋X内の照度を均
一にするので、各グループA…Iに設けられた各調光制
御装置2の目標値設定部16には同一の値が記憶されて
いる。
【0030】演算部13は、照度計測部12が計測した
エリア内の照度と、目標値設定部16から読み出した目
標照度と、現在の調光出力値とから、新たな調光出力値
を決定する。調光出力値とは、照明器具1の最大調光出
力を100[%]として、最大調光出力に対して何
[%]の出力を照明器具1にさせるかを表すものであ
る。
【0031】そして、演算部13は、例えば照度計測部
12の計測したエリア内の照度が350[lux ]であ
り、目標照度が700[lux ]であり、現在の調光出力
値が30[%]であるならば、計測した照度350[lu
x ]は目標照度700[lux ]の半分であるから、演算
部13は、新たな調光出力値を60[%]と決定する。
【0032】調光出力部14は、演算部13の決定した
調光出力値に基づくデユーティ比信号を照明器具1に出
力する。
【0033】外部信号入力部15は、図2に示すタイマ
10等の外部機器から減光開始信号を入力されるもので
あって、減光開始信号が入力されると、乗算信号S1を
係数乗算部17に出力する。
【0034】係数乗算部17は、演算部13と調光出力
部14との間に介在して、乗算信号S1を受け取ってい
ない通常時にあっては演算部13から受け取る調光出力
値をそのまま調光出力部14に出力するが、外部信号入
力部15から乗算信号S1が入力されると、演算部13
から受け取る調光出力値に一定の減光率を乗算して、該
乗算結果を調光出力値として調光出力部14に出力す
る。減光率は各調光制御装置11の全てにおいて同一で
あって、本実施の形態では70[%]である。
【0035】以上のようにして構成された調光制御装置
11は、以下のように動作する。まず、照度計測部12
が周囲の照度L[lux ]を計測し、演算部13は目標値
設定部16記憶する目標照度700[lux ]と周囲の照
度L[lux ]と現在の調光出力値とから新たな調光出力
値Mを決定する。
【0036】そして、演算部13は該調光出力値Mを係
数乗算部17に出力し、タイマ10が減光開始信号を出
力していない通常時にあっては係数乗算部17は、調光
出力値Mを調光出力部14に出力する。
【0037】調光出力部14は、該調光出力値Mに基づ
いて照明器具1を調光制御する。ところで、昼休みの時
刻になると、図2に示すタイマ10が減光開始信号を出
力し、該調光制御装置11の外部信号入力部15は該減
光開始信号を受信する。外部信号入力部15は、該減光
開始信号を受信すると、乗算信号S1を係数乗算部17
に出力する。
【0038】係数乗算部17は、該乗算信号S1を受け
取ると、以降は演算部13からの該調光出力値Mに減光
率70[%]を乗算して、新たな調光出力値Nとして、
該調光出力値Nを調光出力部14に出力する。
【0039】即ち、グループA,B,Cの調光制御装置
2は90[%]の調光出力値で照明器具1を調光してお
り、グループG,H,Iは30[%]の調光出力値で照
明器具1を調光しており、グループD,E,Fは60
[%]で照明器具1を調光している場合には、タイマ1
0が減光開始信号を出力すると、グループA,B,Cの
調光制御装置2は63[%]の調光出力値で照明器具1
を調光し、グループG,H,Iは21[%]の調光出力
値で照明器具1を調光し、グループD,E,Fは42
[%]で照明器具1を調光するようになる。
【0040】従って、部屋X全体の照度バランスを保ち
つつ、各照明器具1を減光して、消費電力を低減するこ
とができる。
【0041】〔第二実施の形態〕図3は調光制御装置の
構成を示すブロック図である。図2は調光制御システム
の構成図である。なお、図2においては前述の従来の技
術で説明したところの調光制御システムと同等の箇所に
は同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明
は省略する。また、図3においては前述の第一実施の形
態で説明したところの調光制御装置と同等の箇所には同
じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省
略する。
【0042】図3に示す本実施の形態の調光制御装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところの調光制御
装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0043】即ち、係数乗算部18を演算部13と目標
値設定部16との間に介在させた構成である。
【0044】従って、昼休みの時刻になり、図2に示す
タイマ10が減光開始信号を出力すると、該調光制御装
置11の外部信号入力部15は該減光開始信号を受信す
る。外部信号入力部15は、該減光開始信号を受信する
と、乗算信号S1を係数乗算部18に出力する。
【0045】係数乗算部18は、該乗算信号S1を受け
取ると、以降は演算部13が目標値設定部16から目標
値を読み出す際に、該目標値に減光率を乗算し、該乗算
した値を演算部13に出力する。
【0046】即ち、目標値設定部16が記憶する目標照
度は700[lux ]であるが、係数乗算部18が乗算信
号S1を受け取ると、係数乗算部18は目標照度は70
0[lux ]に減光率70[%]を乗算した630[lux
]を目標照度として演算部13に出力する。
【0047】従って、各グループA…Iの調光制御装置
2は、該目標照度630[lux ]に基づいて照明器具1
を調光制御するようになる。
【0048】従って、部屋X全体の照度は均一を保ちつ
つ、各照明器具1を減光して、消費電力を低減すること
ができる。
【0049】〔第三実施の形態〕図4は調光制御システ
ムの構成を示すブロック図である。図5は調光制御シス
テムの構成図である。
【0050】図4、図5において、調光制御システム
は、照明器具19と、調光出力端末20と、照度計測端
末21と、調光制御親機22と、タイマ23とから構成
されている。照明器具19は、6行6列に配置され合計
36個が設けられており、該照明器具19は更に2行2
列の合計4個毎にグループ付けられている。
【0051】該グループは、図5に示す壁W側のエリア
a,b,cと対応するグループA,B,Cと、中央列の
エリアd,e,fと対応するグループD,E,Fと、窓
Y側のエリアg,h,iと対応するグループG,H,I
とがある。そして、各グループ毎に調光出力端末20
と、照度計測端末21とが設けられており、各調光出力
端末20と、照度計測端末21とは信号線L1により調
光制御親機22に接続されている。
【0052】照度計測端末21は、照度計測端末21が
設けられているエリアの照度を各々計測するものであ
る。
【0053】調光出力端末20は、調光制御親機22の
決定し送信する調光出力値に基づくデユーティ比信号を
照明器具1に出力する。
【0054】タイマ23は、例えば昼休み等の一定の時
刻になれば調光制御親機22に減光開始信号を送信する
ものである。
【0055】調光制御親機22は、通信部に相当する送
受信部22aと、演算部22bと、目標値設定部22c
と、係数乗算部22dとを有している。
【0056】送受信部22aは、各照度計測端末21か
ら送信される照度データを演算部22bに出力し、タイ
マ23から送信される減光開始信号を受信すると乗算信
号S3を係数乗算部22dに出力し、係数乗算部22d
の出力する調光出力値を各調光出力端末20に送信す
る。
【0057】目標値設定部22cは、各エリアa…i毎
の目標照度を記憶するものであって、各々について70
0[lux ]の値を記憶している。通常は、部屋X内の照
度を均一にするので、各グループA…Iの目標照度は同
一としている。
【0058】演算部22bは、照度計測端末21が計測
したエリア内の照度と、目標値設定部22cの記憶する
目標照度と、現在の調光出力値とから、新たな調光出力
値を決定する。調光出力値とは、照明器具1の最大調光
出力を100[%]として、最大調光出力に対して何
[%]の出力を照明器具1にさせるかを表すものであ
る。
【0059】係数乗算部22dは、演算部22bと送受
信部22aとの間に介在して、乗算信号S3を受け取っ
ていない通常時にあっては演算部22bから受け取る調
光出力値をそのまま送受信部22aに出力する。一方、
係数乗算部22dは、送受信部22aから乗算信号S3
が入力されると、演算部22bから受け取る調光出力値
に一定の減光率を乗算して、該乗算結果を調光出力値と
して送受信部22aに出力する。減光率は本実施の形態
では70[%]である。
【0060】なお、調光制御親機22は、各グループ毎
に制御を行うので、各グループの調光制御端末20毎
に、調光出力値を送信し、従って各グループ毎に照明器
具19の調光出力値も異なる。
【0061】以上のようにして構成された照明制御シス
テムの動作を説明する。まず、グループAの照度計測端
末21は、エリアa内の照度を計測して、照度データを
調光制御親機22に送信する。調光制御親機22の送受
信部22aは、該照度データを受信すると、演算部22
bに出力する。
【0062】そして、演算部22bは、該照度データ
と、目標値設定部22cに記憶するエリアaの目標照度
700[lux ]と、現在の調光出力値とから新たな調光
出力値Mを決定する。
【0063】そして、演算部22bは該調光出力値Mを
係数乗算部22dに出力し、タイマ23が減光開始信号
を送信していない通常時にあっては係数乗算部22d
は、調光出力値Mをそのまま送受信部22aに出力す
る。そして送受信部22aは、該調光出力値Mを、グル
ープAの調光制御端末20に送信し、グループAの調光
制御端末20は該調光出力値Mに基づいて照明器具19
を調光制御する。
【0064】ところで、昼休みの時刻になると、タイマ
23が減光開始信号を送信し、調光制御親機22の送受
信部22aは該減光開始信号を受信する。送受信部22
aは、該減光開始信号を受信すると、乗算信号S3を係
数乗算部22dに出力する。
【0065】係数乗算部22dは、該乗算信号S3を受
け取ると、以降は演算部22bからの調光出力値Mに減
光率70[%]を乗算して、新たな調光出力値Nとし
て、該調光出力値Nを送受信部22aに出力する。そし
て、送受信部22aは該調光出力値Nを各調光出力端末
20に送信する。グループB…Iも同様の動作を行う。
【0066】従って、部屋X全体の照度バランスを保ち
つつ、各照明器具19を減光して、消費電力を低減する
ことができる。
【0067】〔第四実施の形態〕図6は調光制御システ
ムの構成を示すブロック図である。図5は調光制御シス
テムの構成図である。なお、図5、図6においては前述
の第三実施の形態で説明したところの調光制御システム
と同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇
所の詳細な説明は省略する。
【0068】図6に示す本実施の形態の調光制御システ
ムが、前述の第三実施の形態で説明したところの調光制
御システムと異なり特徴となるのは次の構成である。
【0069】即ち、係数乗算部22eを演算部22bと
目標値設定部22cとの間に介在させた構成である。
【0070】従って、昼休みの時刻になり、タイマ23
が減光開始信号を送信すると、送受信部22aは該減光
開始信号を受信する。送受信部22aは減光開始信号を
受信すると、乗算信号S3を係数乗算部22eに出力す
る。
【0071】係数乗算部22eは、該乗算信号S3を受
け取ると、以降は演算部22bが目標値設定部22cか
ら目標値を読み出す際に、該目標値に減光率を乗算し、
該乗算した値を演算部22bに出力する。
【0072】即ち、目標値設定部22cが記憶する目標
照度は700[lux ]であるが、係数乗算部22eが乗
算信号S3を受け取ると、演算部22bに出力される目
標照度は630[lux ]となる。
【0073】従って、各グループA…Iの調光制御端末
20には、該目標照度630[lux]に基づいた調光出
力値が送信され、調光制御端末20は該調光出力値に基
づいて、照明器具1を調光制御するようになる。
【0074】従って、照明制御システムは、部屋X全体
の照度は均一を保ちつつ、各照明器具1を減光して、消
費電力を低減することができる。
【0075】なお、本第一乃至第四実施の形態では、乗
算信号はタイマが出力するものとして説明しているが、
これに限られるものではなく、例えば室内に設けられた
スイッチが操作されたときに出力されるようにしてもよ
い。
【0076】
【発明の効果】本発明の調光制御装置及び調光制御シス
テムは上述のように構成してあるから、請求項1記載の
発明にあっては、係数乗算部は、乗算信号が入力された
場合には演算部の決定する調光出力値に減光率を乗算し
該減光率を乗算した調光出力値を調光出力部に出力する
ので、室内に設けられた複数の照明器具は該減光率に応
じて減じられた調光出力値に基づいて制御され、従って
各照明器具は部屋全体の照度バランスを保ちつつ減光率
に応じて減光し、消費電力を低減することができる調光
制御装置を提供できるという効果を奏する。
【0077】請求項2記載の発明にあっては、係数乗算
部は、乗算信号が入力された場合には目標照度設定部の
記憶する目標照度に減光率を乗算し該減光率を乗算した
目標照度を演算部に出力し、室内に設けられた複数の調
光制御装置は各々該減光率によって減じられた目標照度
に基づいて照明器具を調光制御するので、部屋全体の照
度は均一を保ちつつ、各照明器具を減光して、消費電力
を低減することができる調光制御装置を提供できるとい
う効果を奏する。
【0078】請求項3記載の発明にあっては、係数乗算
部は、乗算信号が入力された場合には演算部の決定する
調光出力値に減光率を乗算し該減光率を乗算した調光出
力値を通信部に出力し、室内に設けられた複数の調光制
御端末には調光出力値が送信され、調光制御端末は各照
明器具を減光率が乗ぜられた調光出力値により調光制御
するので、部屋全体の照度バランスを保ちつつ、各照明
器具を減光し、消費電力を低減することができる調光制
御システムを提供できるという効果を奏する。
【0079】請求項4記載の発明にあっては、係数乗算
部は、乗算信号が入力された場合には目標照度設定部の
記憶する目標照度に減光率を乗算し該減光率を乗算した
目標照度を演算部に出力し、演算部は該目標照度に基づ
いて調光出力値を決定し、室内に設けられた複数の調光
制御端末は該調光出力値に基づいて照明器具を調光制御
するので、部屋全体の照度は均一を保ちつつ、各照明器
具を減光して、消費電力を低減することができる調光制
御システムを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態の調光制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】調光制御システムの構成図である。
【図3】本発明の第二実施の形態の調光制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の第三実施の形態の調光制御システムの
構成を示すブロック図である。
【図5】調光制御システムの構成図である。
【図6】本発明の第四実施の形態の調光制御システムの
構成を示すブロック図である
【図7】従来の技術の調光制御システムの一例を示す構
成図である。
【図8】従来の技術の調光制御装置の構成の一例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
11 調光制御装置 12 照度計測部 13 演算部 14 調光出力部 16 目標照度設定部 17 係数乗算部 18 係数乗算部 19 照明器具 20 調光出力端末 21 照度計測端末 22 調光制御親機 22a 通信部 22b 演算部 22c 目標照度設定部 22d 係数乗算部 22e 係数乗算部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の照度を計測する照度計測部と、
    目標照度を記憶する目標照度設定部と、照度計測部の計
    測した照度と目標照度とから調光出力値を決定する演算
    部と、調光出力値に基づいて照明器具の出力を制御する
    信号を出力する調光出力部と、を有する調光制御装置に
    おいて、乗算信号が入力されていない場合には演算部の
    決定する調光出力値をそのまま調光出力部に出力し、乗
    算信号が入力された場合には演算部の決定する調光出力
    値に減光率を乗算し該減光率を乗算した調光出力値を調
    光出力部に出力する係数乗算部を有することを特徴とす
    る調光制御装置。
  2. 【請求項2】 周囲の照度を計測する照度計測部と、
    目標照度を記憶する目標照度設定部と、照度計測部の計
    測した照度と目標照度とから調光出力値を決定する演算
    部と、調光出力値に基づいて照明器具の出力を制御する
    信号を出力する調光出力部と、を有する調光制御装置に
    おいて、乗算信号が入力されていない場合には目標照度
    設定部の記憶する目標照度をそのまま演算部に出力し、
    乗算信号が入力された場合には目標照度設定部の記憶す
    る目標照度に減光率を乗算し該減光率を乗算した目標照
    度を演算部に出力する係数乗算部を有することを特徴と
    する調光制御装置。
  3. 【請求項3】 周囲の照度を計測する照度計測端末
    と、調光出力値に基づいて照明器具の出力を制御する信
    号を出力する調光出力端末と、目標照度を記憶する目標
    照度設定部及び照度計測端末の計測した照度と目標照度
    とから調光出力値を決定する演算部及び調光出力値を調
    光出力端末に送信する通信部を備える調光制御親機と、
    を有する調光制御システムにおいて、調光制御親機は、
    乗算信号が入力されていない場合には演算部の決定する
    調光出力値をそのまま通信部に出力し、乗算信号が入力
    された場合には演算部の決定する調光出力値に減光率を
    乗算し該減光率を乗算した調光出力値を通信部に出力す
    る係数乗算部を有することを特徴とする調光制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 周囲の照度を計測する照度計測端末
    と、調光出力値に基づいて照明器具の出力を制御する信
    号を出力する調光出力端末と、目標照度を記憶する目標
    照度設定部及び照度計測端末の計測した照度と目標照度
    とから調光出力値を決定する演算部及び調光出力値を調
    光出力端末に送信する通信部を備える調光制御親機と、
    を有する調光制御システムにおいて、乗算信号が入力さ
    れていない場合には目標照度設定部の記憶する目標照度
    をそのまま演算部に出力し、乗算信号が入力された場合
    には目標照度設定部の記憶する目標照度に減光率を乗算
    し該減光率を乗算した目標照度を演算部に出力する係数
    乗算部を有することを特徴とする調光制御システム。
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