JP4585287B2 - 伝送装置 - Google Patents
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Description
図10では、B局を経由したA局からC局までの信号ルートを構築後、ルート終端部の回線を切断している状態を示す。信号の入力部でLOS(Loss of Signal)Alarmを検出し、それによって以降に流されるAIS−P(STS path alarm indication signal)をルート上の各Alarm検出ポイントでAIS−P Alarmとして検出している様子を示している。
特許文献1では、遠隔制御により、端局装置間の信号疎通状態を検出するために、信号疎通状態を検出するための試験系を構成している。特許文献2では、回線サービス状態として非運用状態、運用状態及び仮の非運用状態のいずれかを選択可能とし、仮の非運用状態が選択されたときに回線状態がアラーム状態であればアラームを端させないようにしている。
図1では、A局の終端回線にテスト信号を挿入した状態を示す。これによりA局の入力側LOS Alarmを復旧させると共に、AIS−P信号の代わりにテストパターン信号が以降のルートに流れ、各Alarm検出ポイントではAlarmを検出しなくなる。
また、本発明の実施形態においては、スタンバイ回線をService−Inさせる時に回線を接続し、正常な入力信号が得られた場合には自動的にテスト信号の挿入を停止し、外部から挿入された入力信号を伝送する通常運用状態に自動的に移行する。
図2は、A局の終端回線が接続され、正常な入力信号が挿入された状態を示す。A局はテスト信号の挿入を停止し、接続された入力信号がテスト信号に代って伝送ルートに沿って流れる。
(1)まず、回線設定後、保守者の指示(操作)により当該回線をスタンバイモードに移行させる。この時、入力信号が無ければテスト信号を挿入する。
(2)回線が接続され、外部から端局の入力回線へ信号が入力されたのでテスト信号の挿入を停止する。同時に入力信号の安定化を評価するためのタイマ(安定化待ちタイマ)を起動する。
(3) 安定化待ち時間(例えば、5分間)を経過せずに回線が切断されたため、スタンバイモードを継続しながらテスト信号を再び挿入する。安定化待ちタイマはリセットして停止状態にする。
(4)回線が接続され、外部から端局の入力回線へ信号が入力されたのでテスト信号の挿入を停止する。同時に入力信号の安定化を評価するためのタイマを起動する。((2)の動作と同じ)
(5)安定化待ちタイマのタイムアウト(例えば、5分経過)により、入力信号の安定供給が確認できたため、スタンバイモードからNormalモードに移行する。
(6)Normalモードで回線断が発生した場合は、入力信号が途絶えてもテスト信号を挿入せず、Alarmを検出する。ここで、Normalモードは通常のService−Inしている状態である。
図4は、A局で挿入されたテスト信号をC局の終端出力段で同回線の入力側に信号を折り返している状態(Loopback状態)を示す。C局は出力信号をモニターしており、そこでテスト信号を検出し、且つ、外部回線からの入力信号が無いという条件でLoopback制御を実施する。
自装置に対する保守者の指示が無くてもテスト信号をリモート装置から受信すれば自動的にテスト信号を挿入するようにしており、従属的な動作を特別な設定なしに自動的に実施する。
図5は、本発明の実施形態に従った、受信側でテスト信号を生成し、送信側へ送る構成を説明する図である。
図6は、本発明の実施形態に従った、第1のテスト信号挿入部分の構成図である。
テスト信号制御部10は、テスト信号の挿入制御を実施するための制御部である。テスト信号生成部11は、外部入力信号と同じフォーマット(フレーム構成)のテスト信号を生成する。Line Selector12は、外部入力信号とテスト信号生成部11で生成されたテスト信号のうち一方を選択出力するスイッチである。Selector制御部13は、LOS検出部14と装置監視制御部15からの入力条件によりLine Selector12に切替え指示を出す。LOS検出部14は、外部入力信号の有無を監視し、Selector制御部13と装置監視制御部15に入力信号の状態(LOS有無)を通知する。
表1は、Selector制御部13の選択論理を示す表である。
テスト信号制御部10は、テスト信号のLoopback制御を実施する制御部である。Line Selector12は、外部入力信号と出力側Loopback信号のうち一方を選択するスイッチである。Selector制御部13は、LOS検出部14とテスト信号検出部18からの入力条件によりLine Selector12に切替え指示を出す。LOS検出部14は、外部入力信号状態を監視し、Selector制御部13に入力信号の状態(LOS有無)を通知する。
表2は、Selector制御部13の選択論理を示す表である。
テスト信号制御部10は、テスト信号の挿入制御を実施するための制御部である。テスト信号生成部11は、外部入力信号と同じフォーマットのテスト信号を生成する。Line Selector12は、外部入力信号とテスト信号生成部11で生成されたテスト信号のうち一方を選択するスイッチである。Selector制御部13は、LOS検出部14とテスト信号検出部18からの入力条件によりLine Selector12に切替え指示を出す。LOS検出部14は、外部入力信号状態を監視し、Selector制御部13に入力信号の状態(LOS有無)を通知する。テスト信号検出部18は、出力側の信号からテスト信号の有無を検出し、Selector制御部13に結果を通知する。
表3は、Selector制御部の選択論理を示す表である。
テスト信号制御部10は、テスト信号の挿入制御を実施するための制御部である。テスト信号生成部11は、外部入力信号と同じフォーマットのテスト信号を生成する。生成するテスト信号にはローカル装置のスタンバイ要求に基づいて発信する信号1と、リモート装置から受信したテスト信号を折り返すために発信する信号2の2種類を設ける。Line Selector12は、外部入力信号とテスト信号生成部11で生成されたテスト信号のうちの1つを選択するスイッチである。
表4は、Selector制御部13の選択論理を示す表である。
送信側端局と、受信側端局と、中継局と、これらを接続する伝送路とからなる伝送装置において、
端局は、
該受信側端局に送るべき、通常の信号とテスト信号のいずれかを選択出力する選択出力手段と、
該伝送装置のモードを、通常モードとスタンバイモードのいずれかに設定制御する設定制御手段と、
該送信側端局の外部入力回線からの信号の有無を検出する信号検出手段と、
該伝送装置がスタンバイモードにあり、かつ、該送信側端局の該外部入力回線からの信号が無い場合に、該選択出力手段にテスト信号を選択出力させる選択出力制御手段とを備え、
該伝送装置の回線の設定が終了したが、送信すべき信号が伝送されていない場合に、該テスト信号を代わりに伝送することによって、該送信側端局、該受信側端局、及び、該中継局におけるアラームの発生を防止することを特徴とする伝送装置。
前記受信側端局は、
該受信側端局への該外部入力回線からの信号がなく、かつ、前記伝送装置のモードがスタンバイモードであると判断された場合に、該受信側端局から該送信側端局へ確立される上り回線にテスト信号を送信する、
ことを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
前記受信側端局は、前記送信側端局から送信されてくるテスト信号を折り返すことを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
前記受信側端局は、該受信側端局が独自に生成したテスト信号を前記送信側端局に送信することを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
前記テスト信号には、第1のテスト信号と第2のテスト信号があり、
前記端局は、更に、
該テスト信号の種類を検出するテスト信号種類検出手段を備え、
前記外部入力回線からの信号がなく、前記伝送装置が通常モードであり、かつ、該送信側端局から該第1のテスト信号が送信されてきていると判断された場合に、該第1のテスト信号が送信されてくる回線の反対回線に該第2のテスト信号を送信することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
前記テスト信号のフォーマットは、前記通常の信号と同じであることを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
前記端局は、更に、
前記伝送路に通常の信号が伝送され始めてから所定時間を計数するタイマを備え、
該タイマが所定時間計数した後においても通常の信号が伝送されつづける場合に、自動的に前記伝送装置のモードをスタンバイモードから通常モードに変えることを特徴とする付記1に記載の伝送装置
(付記8)
送信側端局と、受信側端局と、中継局と、これらを接続する伝送路とからなる伝送装置における信号送信制御方法おいて、
該受信側端局に送るべき、通常の信号とテスト信号のいずれかを選択出力する選択出力手段を設け、
該伝送装置のモードを、通常モードとスタンバイモードのいずれかに設定制御し、
該送信側端局の外部入力回線からの信号の有無を検出し、
該伝送装置がスタンバイモードにあり、かつ、該送信側端局の該外部入力回線からの信号が無い場合に、該選択出力手段にテスト信号を選択出力させ、
該伝送装置の回線の設定が終了したが、送信すべき信号が伝送されていない場合に、該テスト信号を代わりに伝送することによって、該送信側端局、該受信側端局、及び、該中継局におけるアラームの発生を防止することを特徴とする信号送信制御方法。
11 テスト信号生成部
12 Line Selector
13 Selector制御部
14 LOS検出部
15 装置監視制御部
16 Timer
18 テスト信号検出部
Claims (5)
- 送信側端局と、受信側端局と、中継局と、これらを接続する伝送路とからなる伝送装置において、
端局は、
該受信側端局に送るべき、通常の信号とテスト信号のいずれかを選択出力する選択出力手段と、
該伝送装置のモードを、保守者の指示により通常モードとスタンバイモードのいずれかに設定制御する設定制御手段と、
該送信側端局の外部入力回線からの信号の有無を検出する信号検出手段と、
該伝送装置がスタンバイモードにあり、かつ、該送信側端局の該外部入力回線からの信号が無い場合に、該選択出力手段にテスト信号を選択出力させる選択出力制御手段とを備え、
該伝送装置が通常モードであっても、外部からのデータが無い場合には、テスト信号を送信せず、
該伝送装置の回線の設定が終了したが、送信すべき信号が伝送されていない場合に、該テスト信号を代わりに伝送することによって、該送信側端局、該受信側端 局、及び、該中継局におけるアラームの発生を防止することを特徴とする伝送装置。 - 前記受信側端局は、
該受信側端局への該外部入力回線からの信号がなく、かつ、前記伝送装置のモードがスタンバイモードであると判断された場合に、該受信側端局から該送信側端 局へ確立される上り回線にテスト信号を送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。 - 前記受信側端局は、別個にテスト信号を送信する代わりに、前記送信側端局から送信されてくるテスト信号を折り返すことを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
- 前記受信側端局は、該受信側端局が独自に生成したテスト信号を前記送信側端局に送信することを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
- 前記テスト信号には、第1のテスト信号と第2のテスト信号があり、
前記端局は、更に、
該テスト信号の種類を検出するテスト信号種類検出手段を備え、
前記外部入力回線からの信号がなく、前記伝送装置が通常モードであり、かつ、該送信側端局から該第1のテスト信号が送信されてきていると判断された場合 に、該第1のテスト信号が送信されてくる回線の反対回線に該第2のテスト信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
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