JP4684144B2 - 1対複数通信システムにおける通信方法及び同システムに用いられる子伝送装置 - Google Patents

1対複数通信システムにおける通信方法及び同システムに用いられる子伝送装置 Download PDF

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Description

本発明は、1対複数通信システムにおける通信方法及び同システムに用いられる子伝送装置に関し、例えば、SONET(Synchronous Optical Network)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)伝送システムに用いて好適な通信方法及び子伝送装置に関する。
現在、B−ISDN(Broadband aspects of Integrated Services Digital Network)を実現するためのユーザ網インターフェースは、世界各国の既存のディジタルハイアラーキを統一する目的で、SONET(Synchronous Optical Network)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)が国際規格として標準化されている。
そして、SONET/SDHを用いた通信網の一形態として、例えば、図9に示すような1対複数通信システムが挙げられる。
この図9に示すように、従来の1対複数通信システム600は、1台の親伝送装置(以下、親局ともいう)100と、N(Nは2以上の整数)台(ここでは例えば、3台)の子伝送装置(以下、子局ともいう)200A,200B,200C(区別しない場合は、子局200と表記する)とをそなえて構成されている。
前記1対複数通信システム600において、1対Nの伝送装置間通信(即ち、親局100から子局200への通信)を行なう場合には、親局100が、送り回線(下り回線)120を通じて、送信すべき同じ信号を子局200にブロードキャスト(又は、マルチキャスト)することにより、前記信号が子局200の信号終端部400に到達できるので、支障なく全ての子局200と通信(送信)することが可能である。
これに対し、前記1対複数通信システム600において、N対1の伝送装置間通信(即ち、子局200から親局100への通信)を行なう場合には、子局200が戻り回線(上り回線)210を共有しているので、子局200間で排他制御を行なって通信(送信)する必要がある。そして、このような排他制御を実現するには、現状では、保守者により手動で各子局200のスイッチ部500を切り替えて、親局100と子局200との間の回線接続状態を制御し、子局200から送信すべき信号を親局100の信号終端部300に伝達させることが必要となる。
しかしながら、上述した方法では、各子局200のスイッチ部500の切り替え状態を手動で制御しなければならないため、保守者は、膨大な時間と労力を費やさなければならなく、多数の子局200を管理する必要がある場合は、現実的な制御方法ではない。また、上述した方法では、いずれかの子局200で親局100への通信要求が発生して回線接続の必要性が発生した場合に、即時に回線の切り替え制御(スイッチ部500の切り替え制御)を行なうことができないので、回線の使用効率が悪化するおそれもある。
このため、上記課題を解決するために、N対1の伝送装置間通信を行なう場合の自動回線制御方法が考えられている。
例えば、後記特許文献1には、各子局からの信号をOR回路を用いて重畳して親局に送信し、1つの子局しか有意の情報を送出していなければ、当該子局の送信情報を、親局が必然的に受信するような通信方法が開示されている。
特開昭61−161843号公報
上述した従来技術によれば、上記子伝送装置間で排他制御を行なう場合に、排他制御用の専用回線が必要であり、当該専用回線を敷設する必要が生じる。したがって、例えば、子局の増加などにより、上記通信システムの規模を増大させる場合には、子局及び主信号伝送路の敷設に加えて、さらに、当該専用回線を敷設することになるので、コストが増加する可能性がある。また、必要となる回線数も増加するので、上記通信システムの信頼性及びメンテナンス性が低下する可能性がある。
本発明は、上記のような課題に鑑み創案されたもので、1台の親伝送装置と、複数の子伝送装置との間の1対複数通信を、回線の使用状況を確認して子伝送装置のスイッチ操作を手動で行なうことなく、前記子伝送装置が自律的に確立できるようにすることを目的とする。例えば、SONET/SDHで既に定義されているALM(アラーム)信号であるAIS(Alarm Indication Signal)と、これに応答して送信すべきRFI(Remote Failure Indicator)等の信号とを用いて、前記の専用回線を必要とすることなく、自動的に回線切り替えして、子伝送装置から親伝送装置への通信の排他制御を行なえるようにする。
上記の目的を達成するため、本発明では、下記の1対複数通信システムにおける通信方法及び同システムに用いられる子伝送装置を適用することを特徴としている。即ち、
(1)本発明の一態様に係る1対複数通信システムにおける通信方法は、1台の親伝送装置と、当該親伝送装置に接続された1組の双方向回線と、当該双方向回線に接続されて前記親伝送装置との間で前記双方向回線を通じた1対複数通信が可能な複数の子伝送装置とをそなえた1対複数通信システムにおいて、前記子伝送装置は、前記親伝送装置への送信要求がない間、前記双方向回線における上り回線経由で前記親伝送装置へ送信するためのアラーム信号を生成し、前記親伝送装置は、前記上り回線経由で前記アラーム信号を受信している間、当該アラーム信号の受信に応答して送信すべき規定の通知信号を前記双方向回線における下り回線へ送信し、前記子伝送装置は、前記下り回線からの前記通知信号の受信の有無によって、前記上り回線の使用状況を判断することを特徴としている。
(2)ここで、前記子伝送装置は、前記下り回線経由で前記通知信号を受信していれば、前記上り回線が使用可能と判断するようにしてもよい。
(3)また、本発明の他の態様に係る1対複数通信システムに用いられる子伝送装置は、1台の親伝送装置と、当該親伝送装置に接続された1組の双方向回線と、当該双方向回線に接続されて前記親伝送装置との間で前記双方向回線を通じた1対複数通信が可能な複数の子伝送装置とをそなえた1対複数通信システムに用いられる前記子伝送装置であって、前記親伝送装置への送信要求がない間、前記双方向回線における前記親伝送装置への上り回線へ送信するためのアラーム信号を生成する生成手段と、アラーム信号の受信に応答して前記親伝送装置が前記双方向回線における下り回線へ送信すべき規定の通知信号を前記下り回線から受信しているか否かによって、前記上り回線の使用状況を判断して、前記親伝送装置宛の送信信号の前記上り回線への送信を制御する制御手段とをそなえたことを特徴としている。
(4)ここで、前記生成手段が、前記アラーム信号を生成するアラーム生成部と、前記親伝送装置宛の送信信号を生成する送信信号生成部と、前記上り回線に介装されて、前記上り回線上の信号をスルーするスルーモードと、前記アラーム生成部で生成されたアラーム信号と前記送信信号生成部で生成された前記親伝送装置宛の送信信号とのいずれかを前記上り回線に挿入するためのアドモードとを有するスイッチ部とをそなえるとともに、前記制御手段が、前記下り回線からの前記通知信号の受信の有無を検出する通知信号受信検出部をさらにそなえ、前記通信信号受信検出部にて前記通知信号を受信していることが検出されると、前記アラーム信号の前記上り回線への挿入を停止した後、前記スイッチ部を前記アドモードに制御して、前記送信信号生成部で生成された前記送信信号を前記上り回線に挿入するように構成されてもよい。
(5)ここで、前記アラーム信号が、SDH伝送方式で定義されているAIS(Alarm Indication Signal)であり、前記通知信号が前記SDH伝送方式で定義されているRFI(Remote Failure Indicator)信号であってもよい。
上記本発明によれば、少なくとも次のいずれかの効果ないし利点が得られる。
(1)上記の1対複数通信システムにおいて、子伝送装置は、親伝送装置への送信要求がない間、双方向回線における上り回線経由で前記親伝送装置へ送信するためのアラーム信号を生成し、また、前記親伝送装置は、前記上り回線経由で前記アラーム信号を受信している間、当該アラーム信号の受信に応答して送信すべき規定の通知信号を前記双方向回線における下り回線へ送信し、さらに、前記子伝送装置は、前記下り回線からの前記通知信号の受信の有無を判定することによって、前記上り回線の使用状況を判断するので、他の子伝送装置が前記上り回線を使用しているのかどうかを複雑なネゴシエーション処理等を要することなく簡易かつ容易に判別することができる。
(2)また、当該子伝送装置が、前記下り回線経由で前記通知信号を受信していて、前記上り回線が使用可能と判断した場合に、前記親伝送装置宛の送信(データ)信号を前記上り回線へ送信するので、保守者が、前記上り回線の使用状況を確認して前記子伝送装置のスイッチ操作を手動で行なうことなく、通信経路(前記上り回線を用いた通信経路)を確立することができる。即ち、例えば、前記子伝送装置のスイッチ部を、前記通知信号の受信の有無に基づいて、前記上り回線上の信号をスルーするスルーモードと、前記アラーム信号と前記親伝送装置宛の送信(データ)信号とのいずれかを前記上り回線に挿入するためのアドモードとのいずれかに切り替えることにより、子伝送装置と親伝送装置間の通信経路(前記上り回線の経路)を自動的に確立することができる。
(3)ここで、前記アラーム信号を、SDH伝送方式で定義されているAISとし、前記通知信号を前記SDH伝送方式で定義されているRFI信号とすれば、前記子伝送装置における前記スイッチ部の切り替え制御を、当該スイッチ部の制御用信号を送受信するための専用線を設けずに行なうことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
〔A〕一実施形態の説明
図1は、本発明の一実施形態に係る1対複数通信システムの構成を示すブロック図である。
この図1に示すように、本実施形態に係る1対複数通信システム(以下、単に通信システムともいう)6は、1台の親伝送装置(以下、親局ともいう)1と、N(Nは2以上の整数)台(ここでは例えば、3台)の子伝送装置(以下、子局ともいう)2A,2B,2C(なお、区別しない場合は、子局2と表記する)とが、親局1から子局2宛にデータを送信するための送り回線(下り回線)120及び子局2から親局1宛にデータを送信するための戻り回線(上り回線)210からなる1組の双方向回線により相互に接続されて、親局1と子局2との間で、1対複数通信が可能となるように構成されている。
親伝送装置1は、信号終端部3と、図示を省略するその他の構成要素(CPU等の制御装置や、メモリ等)とをそなえて構成され、また、子伝送装置2は、それぞれ、例えば、信号終端部4と、スイッチ部5と、図示を省略するその他の構成要素(CPU等の制御装置や、メモリ等)とをそなえて構成される。なお、前記通信システム6の終端に配置される子局(ここでは、子局2C)においては、図1に示すように、スイッチ部5を省略して構成されてもよく、スイッチ部5を省略しない場合には、他の子局(ここでは、子局2A,2B)と同様の構成となる。
ここで、親局1は、信号終端部3において生成した各種のデータ(例えば、動画,音楽,文書などのコンテンツデータや、RFI信号などの制御用データ)を、下り回線120を通じて前記複数の子局2に対して送信するとともに、子局2から上り回線210を通じて送信される送信データ(送信信号)を受信するものである。また、信号終端部3は、子局2に対して送信すべき上記各種データを生成するとともに、子局2から受信した上記の送信データ(動画,音楽,文書などのコンテンツデータや、アラーム信号などの制御用データ)に対して所定の処理を施すものである。
また、子局2は、それぞれ、前記親局1から下り回線120を通じて送信される上記各種データを受信するとともに、信号終端部4において生成した上記の送信データを、前記上り回線210を通じて前記親局1に対して送信するものである。また、信号終端部4は、親局1に対して送信すべき上記の送信データを生成するとともに、親局1から受信した信号を終端して上記の各種データを抽出、処理するものである。
さらに、スイッチ部5は、上記通信システム6における親局1及び子局2間の接続状態(通信経路)を、後述する各モード(スルーモード又はアドモード)に従って切り替え状態が制御されるものである。
次に、図2を用いて、上記の親局1及び子局2の構成について詳述する。図2は、図1に示す親局1及び子局2の要部の構成を示すブロック図である。
この図2に示すように、子局2は、RFI検出部17と、第1ALM検出部10と、スイッチ部5と、切り替え制御部11と、第1送信制御部12と、第2ALM(アラーム)検出部13と、第1送信データ生成部14と、IDLE(アイドル)データ生成部15と、AISデータ生成部16とをそなえて構成されている。
ここで、RFI検出部(通知信号受信検出部)17は、前記下り回線120からのRFI(Remote Failure Indicator)信号(通知信号)の受信の有無を検出するものであり、RFI信号を検出した場合は、第1送信制御部12にその旨を知らせるためのRFI検出信号を出力するようになっている。
また、第1ALM検出部10は、上記上り回線210を通じて他の子局2から送信されるALM(アラーム)信号(AIS)を検出するためのものであり、アラーム信号を検出した場合は、切り替え制御部11にその旨を知らせるための第1ALM検出信号を出力するようになっている。
第1送信制御部12は、下り回線120経由でRFI信号を受信していることがRFI検出部17で検出されれば、上り回線210が使用可能と判断し、さらに、前記上り回線210が使用可能と判断した場合は、親局1宛の送信信号を上り回線210へ送信するためのものである。例えば、RFI検出部17からのRFI検出信号及び切り替え制御部11からの送信制御信号に応じて、第1送信データ生成部14,IDLEデータ生成部15及びAISデータ生成部16のいずれかで生成されるデータを、親局1宛の送信データとして採用し、さらに前記上り回線210を通じて親局1へ送信できるようになっている。
第1送信データ生成部(送信信号生成部)14は、親局1宛の送信信号(例えば、親局1に対しての返信用データや、親局1にアップロードすべきデータなど)を生成するものであり、IDLEデータ生成部15は、前記アラーム信号の送信を停止したことを親局1に知らせるためのIDLE(アイドル)データを生成するもので、このIDLEデータは、前記アラーム信号の送信停止を意味するものであれば、他のデータなどでもよい。そして、AISデータ生成部(アラーム生成部)16は、前記アラーム信号として、SDH伝送方式で定義されているAIS(Alarm Indication Signal)のデータを生成するものである。
また、第2ALM検出部13は、第1送信制御部12からの親局1宛の送信信号がAISデータ生成部16からのAISであるかどうかを検出するためのものであり、前記第1送信制御部12からの送信信号がAISであれば、切り替え制御部11にその旨を知らせるための第2ALM検出信号を出力するようになっている。
そして、切り替え制御部11は、前記RFI検出部17にてRFI信号を受信していることが検出されると、AISの前記上り回線210への挿入を停止した後、スイッチ部5を後述するアドモードに制御して、第1送信データ生成部14で生成された送信信号を上り回線210に挿入するものであって、例えば、第1ALM検出部10からの第1ALM検出信号及び第2ALM検出部13からの第2ALM検出信号に応じて、第1送信制御部12に対して、第1送信データ生成部14,IDLEデータ生成部15及びAISデータ生成部16のいずれかのデータを、親局1宛の送信データとして採用するかを決定するための前記送信制御信号を出力するとともに、スイッチ部5に対して、スイッチのモードを決定するためのスイッチ制御信号を出力するようになっている。
さらに、スイッチ部5は、上り回線210に介装されて、上り回線210上の信号を中継するスルーモード(例えば、図2中に点線矢印aで示す状態)と、AISデータ生成部16で生成されたAISと前記第1送信データ生成部14で生成された前記親局1宛の送信信号とのいずれかを上り回線210に挿入するためのアドモード(例えば、図2中に点線矢印bで示す状態)とを有しており、前記スイッチ制御信号に基づいてこれらの各モード(スルーモード又はアドモード)を切り替えるものである。
つまり、上記の第1ALM検出部10及びRFI検出部17は、それぞれ図2に示す受信部9として機能し、この受信部9は、親局1及び他の子局2から送信されてくるデータを受信するとともに、子局2からのAIS及び親局1からのRFI信号を検出できるものである。
さらに、上記の切り替え制御部11、第1送信制御部12、第2ALM検出部13、スイッチ部5、第1送信データ生成部14、IDLEデータ生成部15及びAISデータ生成部16は、送信部7及び制御部8として機能するものであり、送信部7は、制御部8において生成されたデータあるいは他の子局2から送信されてくるデータを、上り回線210を通じて、親局1に対して送信するものであり、例えば、当該子局2と親局1との通信経路間に1つ以上の他の子局2が存在する場合には、他の子局2に対して親局1宛のデータを送信することもできるようになっている。
また、制御部8は、親局1及び他の子局2から受信したデータに基づいて、スイッチ部5の切り替え制御、送信データ生成、IDLEデータ生成及びAIS生成等の処理を行なうものである。即ち、制御部8は、例えば、親局1への送信要求がない間、前記双方向回線における親局1宛の上り回線210へ送信するためのアラーム信号を生成する生成手段として機能するとともに、アラーム信号の受信に応答して親局1が前記下り回線120へ送信すべき規定の通知信号(例えば、本実施形態ではRFI信号)を下り回線120から受信しているか否かによって、上り回線210の使用状況を判断して、親局1宛の送信信号の上り回線210への送信を制御する制御手段としても機能するものである。
なお、図1に示す終端制御部4は、例えば、送信部7、制御部8及び受信部9を含むブロックに相当し、また、上述のスイッチ部5は、例えば、制御部8の一部に相当している。
ここで、図3を用いて、スイッチ部5の各モードについて説明する。図3(a)は前記動作モードの1つであるスルーモードを示しており、また、図3(b)は前記動作モードの1つであるアドモードを示している。
スイッチ部5が、図3(a)で示すスルーモードの状態である場合は、入力#1を出力として採用する。本実施形態の通信システム6においては、この入力#1は、他の子局2からの送信信号に相当するものである。一方、スイッチ部5が、図3(b)で示すアドモードの状態である場合は、入力#2を出力として採用する。本実施形態の通信システム6においては、この入力#2は、当該スイッチ部5をそなえる子局2で生成した送信信号に相当する。
本実施形態では、例えば、子局2において、親局1からのRFI信号が受信されているとともに、自らの送信要求が無い場合には、切り替え制御部11により当該スイッチ部5がスルーモードに制御される。また、RFI信号が受信されていない場合も切り替え制御部11により当該スイッチ部5がスルーモードに制御される。
一方、例えば、子局2において、親局1からのRFI信号が受信されているとともに、自らの送信要求が発生した場合には、上述の各モードの切り替え制御は、切り替え制御部11によって、各入力#1,#2(他の子局2からの送信信号、又は、自局2からの送信信号)のパターン(組み合わせ)に基づいて、図4に示す設定に従って行なわれる。図4は、前記スイッチ部5の動作パターン(モード)を説明するための図である。
例えば、前記切り替え制御部11が、RFI検出部17からのRFI検出信号の有無、及び、第1ALM検出部10からの第1ALM検出信号の有無をそれぞれ判定することにより、スイッチ部5の動作パターンを制御している。
即ち、前記RFI検出信号が検出されず、さらに、前記入力#1がAISでない場合は、他の子局2が送信要求を有していると判断できるので、スイッチ部5をスルーモードに制御する。ここで、各子局2に配設される各スイッチ部5を、親局1から近い地点に位置する子局2からの信号よりも、親局1からより遠い地点に位置する子局2からの信号を優先させるようにスイッチ部5のプライオリティ(優先順位)を設定することが好ましい。即ち、前記遠い地点に位置する子局2からの信号を自局2からの送信信号(前記入力#2からの信号)よりも優先的に選択して中継(スルー)するのである。
これにより、複数の子局2において、同時に送信要求が発生した場合でも、前記親局1からより遠い地点に位置する子局2からの信号(前記入力#1)を優先的に選択するようにスイッチ部5を制御することができるので、入力#1と入力#2との間で衝突を回避して、より確実な排他制御を実現することができる。
一方、前記入力#1がAISである場合は、他の子局2において送信要求は発生していないと判断できるので、入力#1と入力#2との間で送信信号の衝突は発生しない。したがって、前記切り替え制御部11は、当該スイッチ部5をアドモードに切り替えて、自局2からの送信信号(前記入力#2)を上り回線210を通じて親局1へ送信することができる。
また、RFI検出信号の有無に関わらず、入力#1及び入力#2が、ともにAISである場合は、スイッチ部5がスルーモードに制御される。
即ち、スイッチ部5は、前記切り替え制御部11により、第1ALM検出信号,第2ALM検出信号などの状態変化通知をトリガとして、スルーモードあるいはアドモードに切り替え制御されるのである。
これに対し、親局1は、その要部に着目すると、図2に示すように、第3ALM検出部18と、第2送信データ生成部19と、RFIデータ生成部20と、第2送信制御部21とをそなえて構成される。
ここで、第3ALM検出部18は、上り回線210を通じて子局2から送られてくるAISを検出するためのものであり、AISを検出した場合には、第2送信制御部21に対して、その旨を知らせるための第3ALM検出信号を出力するようになっている。
また、第2送信制御部21は、前記第3ALM検出信号の有無に応じて、第2送信データ生成部19からの子局2宛の送信信号にRFIデータ生成部20からのRFI信号を加えて(マージして)送信するかどうかを制御するもので、例えば、子局2からのAISが検出されている場合は、SDH又はSONETで規定されている通り、子局2に対して前記RFI信号が下り回線120を通じて送信されるように制御するようになっている。
第2送信データ生成部19は、子局2宛の送信信号(例えば、子局2に対しての返信用データや、子局2宛のコンテンツデータなど)を生成するためのものであり、RFIデータ生成部20は、子局2からのAISの受信に応答して親局1が前記下り回線120へ送信すべき規定の通知信号として、SDH(又はSONET)伝送方式で定義されているRFI信号を生成するためのものである。
上述したように、本実施形態の通信システム6では、子局2と親局1とを接続している前記双方向回線において、複数の子局2間で排他制御を行なうために、前記親局1への送信要求が無い子局2は、前記親局1に対してAISを送信する。これにより、AISを送信している子局2は、親局1宛の送信要求が無い、即ち、上り回線210を使用しないことを意味することとなり、他の子局2は、このことを検知することにより、前記排他制御を実現することができる。
つまり、全ての子局2が、親局1対してAISを送信する場合、親局1では、前記子局2からのAISに応答して送信すべきRFI信号を生成して、全ての子局2に対して送信する。したがって、ある子局2において親局1からのRFI信号が受信されている間は、他の子局2において前記送信要求は発生していないことになり、RFI信号が受信されなくなった場合には、他の子局2において送信要求が発生したことを検知できるので、上述のように排他制御を実現できるのである。
また、子局2において送信要求が発生した場合は、当該子局2からのAIS送信を停止することで、親局1では、AISが受信されなくなるため、各子局2へのRFI信号の送信が停止されることにより、他の子局2に対して、前記送信要求の発生を告知することができる。そして、当該送信要求の発生した子局2は、スイッチ部5をアドモードに切り替えることにより、上り回線210を通じて当該子局2から親局1への送信を可能とする。
即ち、子局2は、自局2において送信要求が発生した場合、他の子局2が前記上り回線210を使用中であるかどうか判断する必要があるが、親局1から、上述のように、RFI信号を受信しているかどうかにより、上り回線210の使用状況を判断することができるのである。例えば、子局2において、RFIが受信されているなら、他の子局2は前記上り回線210を使用していないと判断でき、RFI信号が受信されていないなら、既に他の子局2により上り回線210が使用されていると判断でき、RFI信号を受信するまで送信を控えることができる。
以下、上述のごとく構成された本実施形態の親局1及び子局2での動作について、図5〜図7に示すフローチャートを用いて説明する。
最初に、図5に示すフローチャートを用いて子局2の動作について説明する。
まず、子局2において、切り替え制御部11は、第1ALM検出部10からの第1ALM検出信号に基づいて他の子局2からAISを受信しているかどうかを判定し(ステップS10)、他の子局2からのAISを受信している場合には(ステップS10のYESルート)、さらに、第2ALM検出部13からの第2ALM検出信号に基づいて自局2においてAISを生成しているかどうかを判定する(ステップS11)。
その結果、自局2において、AISが生成されていなければ(ステップS11のNOルート)、第1送信制御部12が、自局2に送信要求有りと判定し、さらに、切り替え制御部11が、自局2で生成した送信信号を選択すべくスイッチ部5をアドモードに切り替える(ステップS14)。そして、第1送信データ生成部14は、自局2から親局1に対して送信すべき前記送信信号の生成を開始して(ステップS15)、親局1に上り回線210を通じて当該送信信号を送信する。
一方、ステップS10において、他の子局2からAISを受信していない場合(ステップS10のNOルート)、及び、ステップS11において、自局2でAISが生成されている場合(ステップS11のYESルート)、切り替え制御部11は、前記他の子局2からの送信信号を選択すべく、自局2のスイッチ部5をスルーモードに切り替える(ステップS12)。そして、自局2において送信要求が発生した場合でも、当該送信信号の生成を停止(保留)する(ステップS13)。
これにより、親局1から遠い方の子局2からの送信信号を優先するようにスイッチ部5のプライオリティを設定してスイッチ切替制御を行なうので、複数の子局2が同時に送信要求を出した場合においても、前記親局1より遠い子局2からの送信信号が選択されることにより、より確実な排他制御を実現できる。
次に、図6に示すフローチャートを用いて子局2の送信データ生成時の動作について説明する。
まず、子局2では、第1送信制御部12が、第1送信データ生成部14において親局1宛の送信信号が生成されたかどうかを監視することにより、親局1へ送信すべきデータがあるかどうかを判定する(ステップS1)。その結果、親局1宛に送信すべき送信信号がない場合には(ステップS1のNOルート)、第1送信制御部12は、AISデータ生成部16で生成されるAIS(アラーム信号)を上り回線210を通じて親局1宛に送信すべく、当該AISをスイッチ部5に出力する(ステップS6)。
一方、親局1宛に送信すべき送信信号がある場合には(ステップS1のYESルート)、第1送信制御部12は、RFI検出部17において親局1からのRFI信号が検出されているかどうかを確認し(ステップS2)、親局1からのRFI信号が検出されていない場合には(ステップS2のNOルート)、AISデータ生成部16で生成されるAISを上り回線210を通じて親局1宛に送信すべく、当該AISをスイッチ部5に出力する(ステップS6)。
また、親局1からのRFI信号が検出されている場合には(ステップS2のYESルート)、前記第1送信制御部12は、さらに、切り替え制御部11からの送信制御信号に基づいて、スイッチ部5が自局2側を向いている(即ち、アドモード)かどうかを判定する(ステップS3)。
その結果、スイッチ部5が前記アドモードである場合には(ステップS3のYESルート)、第1送信制御部12は、第1送信データ生成部14で生成される親局1宛の送信信号をスイッチ部5に出力して、親局1へ上り回線210を通じて当該送信信号を送信する(ステップS4)。一方、スイッチ部5が前記アドモードでない(即ち、スルーモード)である場合には(ステップS3のNOルート)、第1送信制御部12は、IDLEデータ送信部15で生成される前記IDLEデータを採用して、当該IDLEデータをスイッチ部5に出力する(ステップS5)。このIDLEデータが出力されることにより、切り替え制御部11は、第2ALM検出部13からの第2ALM検出信号を受信しなくなったことを検出して、スイッチ部5の状態をそれまでのスルーモードからアドモードへと切り替え、これにより、親局1へ上り回線210を通じて当該IDLEデータが送信される。
次いで、図7に示すフローチャートを用いて親局1の動作について説明する。
まず、親局1では、第2送信制御部21が、前記第3ALM検出信号に基づき、第3ALM検出部18において子局2からのAISが検出されたかどうかを判定し(ステップS7)、AISが検出されていない場合は(ステップS7のNOルート)、第2送信データ生成部19において生成される子局2宛の送信信号を採用し、子局2へ下り回線120を通じて当該送信信号を送信する(ステップS9)。即ち、上述したように、子局2からのAISが検出されない場合には、子局2へは、RFI信号は送信されないのである。
一方、子局2からのAISが検出されている場合(ステップS7のYESルート)、第2送信制御部21は、RFIデータ生成部20において生成されたRFI信号と、第2送信データ生成部19において生成された送信データとをマージして、子局2へ下り回線120を通じて送信する(ステップS8)。
上述した処理フローにより、子局2と親局1との間で排他制御を行なうことができるので、前記上り回線210の経路を自動的に確立することができる。
次に、上述した動作を前提として、子局2と、親局1との間で行われる排他制御のシーケンスを図8を用いて説明する。図8は、本発明の一実施形態に係る通信方法のタイミングを説明するためのタイミングチャートである。なお、ここでは、上記シーケンスの一例として、各子局2でいずれも送信要求が発生していない状態で、子局2A、子局2Bの順に送信要求が発生した場合の例について説明するものとし、図8中に記載のt1,t2,t3,t4,t5及びt6(t1<t2<t3<t4<t5<t6)は、所定の処理を行なうタイミングを示している。
まず、いずれの子局2においても送信要求が発生していない場合、各子局2は、それぞれ、AISを生成している。ここで、自局2でAISを生成している場合は、自局2のスイッチ部5は既述のモード設定によりスルーモードとなっている(図5のステップS11のYESルートの処理に相当)ため、最下流の子局2(例えば、子局2B)からのAISが有効なAISとして上り回線210を通じて親局1に到達することになる。したがって、親局1は、当該AISを受信している間(符号c参照)、その応答としてRFI信号を生成し、下り回線120を通じて各子局2に当該RFI信号を送信する(符号d参照:図7のステップS7のYESルートからステップS8の処理に相当)。
かかる状態において、時刻t1で子局2Aに送信要求が発生したとすると、子局2Aでは、AISの生成、送信を停止する(符号e参照)。これにより、自局2AのAISが、第2ALM検出部により検出されなくなるため、子局2Aのスイッチ部5はアドモードに制御されることになる(符号f参照:図5のステップS11のNOルートからステップS14の処理に相当)。
また、このとき、親局1からのRFI信号を受信しているため、子局2Aは、他の子局2(2B)に送信要求が発生していないことを認識し、自局2Aから送信すべきデータの生成を開始して(符号g参照)、スイッチ部5(アドモード設定中)経由で当該データを上り回線210へ送信する(時刻t2参照:図6のステップS2及びS3のYESルートからステップS4の処理に相当)。
一方、親局1では、上述のごとく子局2AがAISの送信を停止し、スイッチ部5をアドモードに制御したことにより、上り回線210を通じてAISを受信しなくなるため、RFI信号の生成、送信を停止する(符号h参照:図7のステップS7のNOルートの処理に相当)。その結果、他の子局2Bは、RFI信号を受信しなくなるため、自局2B以外の子局2(2A)が上り回線210を使用中であることを認識する。
さて、その後、子局2Aが、上記時刻t2から例えば時刻t3(送信要求解除)まで親局1へのデータ送信を行なったとすると、子局2Aは、再度、AISの生成を開始する(符号i参照:図6のステップS1のNOルートからステップS6の処理に相当)。これにより、子局2Aのスイッチ部5はアドモードからスルーモードに切り替えられ(符号j参照:図5のステップS11のYESルートからステップS12の処理に相当)、再度、下流の子局2BからのAISが上り回線210を通じて親局1に到達することになる。
したがって、親局1は、再度、上り回線210からAISを受信し始めるので(符号k参照)、RFI信号の生成、送信を再開する(符号l参照:図7のステップS7のYESルートからステップS8の処理に相当)。
ところで、上記のように子局2Aと親局1とが上り回線210を使用して通信を行なっている途中で、子局2Bに送信要求が発生していたとする。この場合、当該送信要求発生時には、子局2Bは、上述したごとく親局1からのRFI信号を受信していないため、自局2B以外の他の子局2(2A)が上り回線210を使用中であると認識しており、親局1宛の送信データの生成は待機したまま(AISの生成、送信を維持したまま)になっている。
しかし、上述のごとく親局1と子局2Aとの通信が終了して親局1からのRFI信号の送信が再開されることにより、子局2Bは、時刻t4から当該RFI信号を再び受信し始めることになるので、上り回線210が使用可能であることを認識し、その時点(時刻t4)でAISの生成、送信を停止する。これにより、子局2Bのスイッチ部5がアドモードに制御され(符号m参照)、その後、自局2Bの送信データの生成、送信が開始される(時刻t5〜t6参照:図5のステップS11のNOルートからステップS14及びS15の処理に相当)。
一方、親局1では、この場合も、上述のごとく子局2BがAISの送信を停止し、スイッチ部5をアドモードに制御したことにより、上り回線210を通じてAISを受信しなくなるため、RFI信号の生成、送信を停止する(符号n参照:図7のステップS7のNOルートの処理に相当)。その結果、通信中の子局2B以外の子局2(2A)は、RFI信号を受信しなくなるため、自局2以外の子局2(2B)が上り回線210を使用中であることを認識する。
これにより、本通信システム6においては、他の子局2が前記上り回線210を使用しているのかどうかを容易に判別することができるので、上記上り回線210の使用状況を容易に検知することができ、さらに、子局2は、前記上り回線210が使用可能と判断した場合に、前記親局1宛の送信信号を前記上り回線210へ送信するので、通信経路(前記上り回線を用いた通信経路)を確立させる際に、保守者が、前記上り回線の使用状況を確認して前記子局2のスイッチ部5を手動で制御することなく、前記通信経路を確立することができる。
即ち、他の子局2が上り回線210を使用しているのかどうかを複雑なネゴシエーション処理等を要することなく簡易かつ容易に判別することができ、子局2と親局1との間の通信経路(上り回線210)を自動的に確立することができる。
さらに、当該子局2が、前記上り回線210を通じて前記親局1との通信を行なっている間は、当該親局1は、前記RFI信号の送信を停止し、さらに、他の子局2は、前記RFI信号が受信されないことを検出できるので、当該他の子局2が、前記親局1への送信信号を前記上り回線210を通じて送信することを禁止でき、上記通信システム6において、排他制御を実現できる。
また、前記アラーム信号が、SDH伝送方式で定義されているAISであり、通知信号がSDH(又はSONET)伝送方式で定義されているRFI信号であるので、前記子局2に搭載されるスイッチ部5の切り替え制御を、当該スイッチ部5の制御用信号を送受信するための専用線を設けずに行なうことができる。
以上、本発明の一実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記の各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形して実施することができる。
例えば、上記のアラーム信号及び通知信号は、それぞれAIS及びRFI信号に限られず、これらと同等の関係を有するその他の信号であってもよい。
〔B〕付記
(付記1)
1台の親伝送装置と、該親伝送装置に接続された1組の双方向回線と、該双方向回線に接続されて該親伝送装置との間で該双方向回線を通じた1対複数通信が可能な複数の子伝送装置とをそなえた1対複数通信システムにおいて、
該子伝送装置は、
該親伝送装置への送信要求がない間、該双方向回線における上り回線経由で該親伝送装置へ送信するためのアラーム信号を生成し、
該親伝送装置は、
該上り回線経由で前記アラーム信号を受信している間、当該アラーム信号の受信に応答して送信すべき規定の通知信号を該双方向回線における下り回線へ送信し、
該子伝送装置は、
前記下り回線からの前記通知信号の受信の有無によって、前記上り回線の使用状況を判断することを特徴とする、1対複数通信システムにおける通信方法。
(付記2)
該子伝送装置は、
前記下り回線経由で前記通知信号を受信していれば、前記上り回線が使用可能と判断することを特徴とする、付記1記載の1対複数通信システムにおける通信方法。
(付記3)
該子伝送装置は、前記上り回線が使用可能と判断すると、該親伝送装置宛の送信信号を前記上り回線へ送信することを特徴とする、付記2記載の1対複数通信システムにおける通信方法。
(付記4)
前記アラーム信号が、SDH伝送方式で定義されているAIS(Alarm Indication Signal)であり、前記通知信号が前記SDH伝送方式で定義されているRFI(Remote Failure Indicator)信号であることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の1対複数通信システムにおける通信方法。
(付記5)
1台の親伝送装置と、該親伝送装置に接続された1組の双方向回線と、該双方向回線に接続されて該親伝送装置との間で該双方向回線を通じた1対複数通信が可能な複数の子伝送装置とをそなえた1対複数通信システムに用いられる前記子伝送装置であって、
該親伝送装置への送信要求がない間、前記双方向回線における該親伝送装置への上り回線へ送信するためのアラーム信号を生成する生成手段と、
アラーム信号の受信に応答して該親伝送装置が前記双方向回線における下り回線へ送信すべき規定の通知信号を該下り回線から受信しているか否かによって、前記上り回線の使用状況を判断して、該親伝送装置宛の送信信号の前記上り回線への送信を制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、1対複数通信システムに用いられる子伝送装置。
(付記6)
該生成手段が、
前記アラーム信号を生成するアラーム生成部と、
該親伝送装置宛の送信信号を生成する送信信号生成部と、
前記上り回線に介装されて、前記上り回線上の信号をスルーするスルーモードと、該アラーム生成部で生成されたアラーム信号と該送信信号生成部で生成された該親伝送装置宛の送信信号とのいずれかを前記上り回線に挿入するためのアドモードとを有するスイッチ部とをそなえるとともに、
該制御手段が、
前記下り回線からの前記通知信号の受信の有無を検出する通知信号受信検出部をさらにそなえ、
該通信信号受信検出部にて前記通知信号を受信していることが検出されると、前記アラーム信号の該上り回線への挿入を停止した後、該スイッチ部を前記アドモードに制御して、該送信信号生成部で生成された前記送信信号を前記上り回線に挿入することを特徴とする、付記5記載の1対複数通信システムに用いられる子伝送装置。
(付記7)
前記アラーム信号が、SDH伝送方式で定義されているAIS(Alarm Indication Signal)であり、前記通知信号が前記SDH伝送方式で定義されているRFI(Remote Failure Indicator)信号であることを特徴とする、付記5又は付記6に記載の1対複数通信システムに用いられる子伝送装置。
本発明の一実施形態に係る1対複数通信システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す親伝送装置及び子伝送装置の構成を示すブロック図である。 スイッチ部の動作モードについて説明するための図である。 スイッチ部の動作パターン(モード)を説明するための図である。 複数の子伝送装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図1及び図2に示す子伝送装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図1及び図2に示す親伝送装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る通信方法のタイミングを説明するためのタイミングチャートである。 従来の1対複数通信システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 親伝送装置
2,2A,2B,2C 子伝送装置
3,4 信号終端部
5 スイッチ部
6 1対複数通信システム
7 送信部
8 制御部
9 受信部
10 第1ALM(アラーム)検出部
11 切り替え制御部
12 第1送信制御部
13 第2ALM(アラーム)検出部
14 第1送信データ生成部
15 IDLE(アイドル)データ生成部
16 AISデータ生成部
17 RFI検出部
18 第3ALM(アラーム)検出部
19 第2送信データ生成部
20 RFIデータ生成部
21 第2送信制御部
120 下り回線
210 上り回線

Claims (5)

  1. 1台の親伝送装置と、該親伝送装置に接続された1組の双方向回線と、該双方向回線に接続されて該親伝送装置との間で該双方向回線を通じた1対複数通信が可能な複数の子伝送装置とをそなえた1対複数通信システムにおいて、
    該子伝送装置は、
    該親伝送装置への送信要求がない間、該双方向回線における上り回線経由で該親伝送装置へ送信するためのアラーム信号を生成し、
    該親伝送装置は、
    該上り回線経由で前記アラーム信号を受信している間、当該アラーム信号の受信に応答して送信すべき規定の通知信号を該双方向回線における下り回線へ送信し、
    該子伝送装置は、
    前記下り回線からの前記通知信号の受信の有無によって、前記上り回線の使用状況を判断することを特徴とする、1対複数通信システムにおける通信方法。
  2. 該子伝送装置は、
    前記下り回線経由で前記通知信号を受信していれば、前記上り回線が使用可能と判断することを特徴とする、請求項1記載の1対複数通信システムにおける通信方法。
  3. 1台の親伝送装置と、該親伝送装置に接続された1組の双方向回線と、該双方向回線に接続されて該親伝送装置との間で該双方向回線を通じた1対複数通信が可能な複数の子伝送装置とをそなえた1対複数通信システムに用いられる前記子伝送装置であって、
    該親伝送装置への送信要求がない間、前記双方向回線における該親伝送装置への上り回線へ送信するためのアラーム信号を生成する生成手段と、
    アラーム信号の受信に応答して該親伝送装置が前記双方向回線における下り回線へ送信すべき規定の通知信号を該下り回線から受信しているか否かによって、前記上り回線の使用状況を判断して、該親伝送装置宛の送信信号の前記上り回線への送信を制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、1対複数通信システムに用いられる子伝送装置。
  4. 該生成手段が、
    前記アラーム信号を生成するアラーム生成部と、
    該親伝送装置宛の送信信号を生成する送信信号生成部と、
    前記上り回線に介装されて、前記上り回線上の信号をスルーするスルーモードと、該アラーム生成部で生成されたアラーム信号と該送信信号生成部で生成された該親伝送装置宛の送信信号とのいずれかを前記上り回線に挿入するためのアドモードとを有するスイッチ部とをそなえるとともに、
    該制御手段が、
    前記下り回線からの前記通知信号の受信の有無を検出する通知信号受信検出部をさらにそなえ、
    該通信信号受信検出部にて前記通知信号を受信していることが検出されると、前記アラーム信号の該上り回線への挿入を停止した後、該スイッチ部を前記アドモードに制御して、該送信信号生成部で生成された前記送信信号を前記上り回線に挿入することを特徴とする、請求項3記載の1対複数通信システムに用いられる子伝送装置。
  5. 前記アラーム信号が、SDH伝送方式で定義されているAIS(Alarm Indication Signal)であり、前記通知信号が前記SDH伝送方式で定義されているRFI(Remote Failure Indicator)信号であることを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載の1対複数通信システムに用いられる子伝送装置。
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