JP3543318B2 - Atmセル転送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ATM(Asynchronous Transfer Mode)セル転送装置に関し、特にOAM(Operation And Maintenance)セルの転送に好適なATMセル転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ATMセルの転送におけるOAMセルの処理方法は、ITU−Tの仕様I.610の中に規定されている。その中には、障害発生時におけるOAMセル転送の処理時間等についても規定されている。また、PVC(Peremanent Virtual Channel)におけるOAMセル転送について規定されている。
【0003】
障害の発生を知らせるOAMセルの処理は、この仕様において、例えば対局装置よりF4(VP(Virtual Path))フローあるいはF5(VC(Virtual Channel))フローのAIS(Alarm Indication Signal)OAMセルが転送された場合、それらのセルの受信において、受信装置がF4(VP)/F5(VC)フローのエンド−エンド(End−End)コネクション接続あるいはセグメント(Segment)接続の終端点である場合、それぞれのコネクションに対応して500ms以内にRDI(Remote Defect Indication)OAMセルの返送し、あるいはAIS OAMセルを1秒間隔で転送する必要がある。
【0004】
ここで、F4(VP)/F5(VC)フローのEnd−Endコネクション接続あるいはSegment接続の終端点(connecting point)についての定義について図16を参照して説明する。
【0005】
実際に装置間で設定され、ATMセル信号が流されているF4(VP)フローあるいはF5(VC)フローのコネクションにおいて、ATMセル信号を終端する接続点がエンド・ポイント(End−point)として定義される。装置運用者がEnd−Endコネクション接続上に任意に定義した接続点がセグメント・ポイント(Segment−Point)として定義される。図16にその様子が示されている。Segment接続点はEnd−Endコネクション間の中、あるいはEnd−Endコネクション接続点と同じ位置に定義されると考える事ができる。
【0006】
OAMセルの種類には、AIS、RDI、Loop Back、Continuity Check、Performance Monitoring(PM)等々がある。これらのうちPM OAMセル以外の全てのセルが、ある時間内に対局装置へ返される必要がある。
【0007】
OAMセルの処理について図15を参照して説明する。図中左から右の方向に物理リンクを介してATMセルが転送されているとする。ここで、以下では、ATMセルの転送方向が信号順方向と呼び、ATMセルの転送方向と逆方向が信号対向方向と呼ぶ。
【0008】
物理リンク内で、例えばLOSまたはロス・オブ・フレーム(LOF:Loss Of Frame)のような障害が発生したときには、RDI OAMセルが生成され、信号対向方向に送出される。
【0009】
また、伝送路あるいは他の接続点のインタフェースを終端しているポートに信号入力断や回線上のエラー、あるいはLOF等の障害があった場合、AIS OAMセルが発生される。このように、各F4(VP)/F5(VC)コネクションに何かの異常があり、AIS OAMセルが転送されてきた場合には、物理層であるSDH/SONETレイヤでAIS OAMセルが検出される。AIS OAMセルは信号順方向に転送される。加えて、RDI OAMセルが信号対向方向に送出される。
【0010】
このように、障害発生時には、そのポート中の複数のF4(VP)フローについて、また各F4(VP)フロー中の複数のF5(VC)フローについて、End−End接続とSegment接続のそれぞれの種類についてRDI OAMセルの返送やコネクション中継点としてのAIS OAMセルの発生及び転送を行う必要がある。
【0011】
図18は、従来のATMセル転送装置の構成を示している。スイッチブロックが物理インターフェイスに挟まれている。物理インターフェイスにはそれぞれSDH/SONET信号が搬送される伝送路が接続されている。スイッチブロックには、CPUが接続されている。
【0012】
図18に示されるように、従来のATMセル転送装置では、OAMセルの処理はCPUにより行われていた。CPUは、ATMセルが受信される毎に、ATMセルの内容を解析し、F4(VP)フローあるいはF5(VC)フローのRDIOAMセルの返送やAIS OAMセルの転送を行っていた。しかしながら、OAMセルの処理のすべてをCPUが行うことが上記処理時間の観点で困難な場合がある。
【0013】
上述のOAMセルのうち、Loop BackとContinuity CheckのOAMセルは、対局よりオンデマンドが発行された際のみ、返送される必要がある。従って、これらのOAMセルは、実サービス運用中は頻繁に発行/返送されるものではない。従って、CPUによる処理でも十分に対応可能である。
【0014】
問題となるのは、図15に示されるように、AIS/RDI OAMセルの処理である。セルの種類としてEnd−End/Segmentの2種類が存在し、またSTM−1やOC−3c等の伝送路ポートの中に複数のF4(VP)フローがあり、各F4(VP)フロー中にさらに複数のF5(VC)フローが存在している場合である。
【0015】
前述のように、全ての処理をCPUが実行する場合、それぞれ多くのPVCとしてのF4(VP)/F5(VC)フローのコネクションを有している複数の伝送路またはポートに何らかの障害が発生した場合、一度に大量のAIS OAMセルを発生することが必要である。しかしながら、CPUによるソフトウェア処理では、前述のITU−T仕様のI.610に規定されているタイミングで大量のAIS OAMセルを発生することはできないことがある。
【0016】
何故ならばCPUは、プログラムに従い発生すべきOAMセルを一つ一つ判断し処理していくので、OAMセルを発生することができたとしても、バラバラのタイミングとなることがあるためである。また、最悪の場合には、CPUそのものがその処理をストップさせてしまう可能性が有る。また多くのF4(VP)/F5(VC)フローに対して対向局から多くのAIS OAMセルが転送されてくる場合も同様の結果となる可能性は十分高い。
【0017】
これらの問題を解決するために例えば、特開平9−36869においては、CPUが実行するソフトウェア処理に基づいてOAMセル転送が行われるのではなく、AIS OAMセル受信に伴ってRDI OAMセルの発生及び伝送路障害検出をハードウェアが行い、CPUにより指示されるVPI(Virtual Path Identifier)を持つVPに対してOAMセルが送出される。
【0018】
この引例では、図19に示されているように、対向局が転送してきたOAMセルをOAMセル検出部(1)が検出した後、転送されるべきVPIを持つOAMセルがバッファ(9)に蓄えられる。また、伝送路障害時に発生されるべきAIS OAMセルは、VPIレジスタ(4)の値がCPUにより設定された後、上記と同様にバッファ(9)に蓄えられる。バッファ(9)に蓄えられたOAMセルは最終的にOAMセル送出部(10)より送出される。
【0019】
この引例では、CPUが、与えられた情報(入力OAMセルやアラーム情報)に基づいて、対向局側に転送されるべきOAMセルの全てを判断し、送出しているわけではない。
【0020】
しかしながら、対向局より入力されるOAMセルの種類として、VPだけでなくVCについても考慮されるべきである。また、この引例では、End−End接続/Segment接続のそれぞれの種類のOAMセルについての取り扱いが考慮されていない。どのタイプのOAMセルが入力され、それが返送されるべきかついての取り扱いについても考慮されていない。伝送路障害時でのOAMセルについても同様のことがいえる。
【0021】
また、上記引用例においては、F4(VP)フロー中に複数のF5(VC)フローが存在している場合、転送されてきたOAMセルがF4(VP) OAMセルである場合、F4(VP)フロー 中のF5(VC)フローについてOAMセル転送を行うことができない。
【0022】
本願発明の従来技術と関連して、特開平4−363939号公報には、セル出力装置が開示されている。この引例では、伝送データのセルを蓄積するバッファ(3)と、特性パターンのセルを蓄積するバッファ(4,5)とが提供されている。バッファ選択装置(6)が、出力優先度参照テーブル(14)を参照して、これらのバッファ(3,4,5)のうちの1つを選択し、選択されたバッファに蓄えられているセルがセル送信装置(7)から転送される。こうして、ハードウエアの規模を拡大することなく、物理レイヤOAMセルのデータパターン及び物理レイヤOAMセルの出力優先順位を変更することを可能としている。
【0023】
また、特開平10−262064号公報には、複数回線終端装置のOAM処理方法が開示されている。この引例では、物理層終端部(30)は、複数の回線に接続されていて、受信信号をセルに変換し、そのセルヘッダにそのセルが到来した回線を特定する回線識別子が付加される。ヘッダ変換部(34)は、セルの回線識別子VPI/VCI値を内部処理用ICIDに変換する。OAM処理部(37)は、各回線のOAM処理に必要なデータを、内部処理用識別子をアドレスとする内部処理用コネクション管理テーブルで一元的に管理する。各回線から受信されるセルのICIDに基づいて管理テーブルよりデータが読み出され、その読み出されたデータを用いて回線に対応するOAM処理が実行される。こうして、複数の回線が1つのOAM処理部で共通に制御されている。
【0024】
また、特許2746284号公報にはOAMセル挿入装置が開示されている。この引例では、通常のデータセルはセルメモリ部(30)に蓄積される。蓄積されているセル数が所定値に達する前のOAMセル出力指示に応答して、OAMセルが生成される。データセルとOAMセルのうちの一方が出力される。こうして、必要時に遅延無く、OAMセルが出力される。
【0025】
また、特許第2851941号公報では、運用保守セル送出回路が開示されている。この引例では、回線インターフェイス部(3)は回線とスイッチ部(7)に接続されていて、その中に物理レイヤ終端部(4)とVPI変換部(5)を有する。さらに、VPI変換部(5)は、運用保守送出回路(6)を具備している。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、STM−1やOC−3c等の伝送路、ポートに信号入力断や回線上のエラーが発生した場合、あるいはLOF(Loss Of Frame)等の障害が発生した場合、そのポート中に複数のF4(VP)フローがあり、各F4(VP)フロー中に複数のF5(VC)フローが存在していたとしても、各F4(VP)フローについて、またその中の複数のF5(VC)フローについて、End−End接続/Segment接続のそれぞれの種類について、ITU−T仕様I.610によって定められたタイミングでAIS OAMセルを正確に発生し、転送することのできるハードウエア構成を有するATMセル転送装置を提供することにある。
【0027】
また、本発明の他の目的は、対向局からF4(VP)/F5(VC)フローについての多数のAIS OAMセルが転送される場合、RDI OAMセルを正確に返送することのできるハードウエア構成を有するATMセル転送装置を提供することにある。
【0028】
本発明のさらに他の目的は、F4(VP)/F5(VC)フローについて対向局から変則的に多くのRDI OAMセルが転送されてきても、その転送を継続し、あるいは終端することができるハードウエア構成を有するATMセル転送装置を提供することにある。
【0029】
本発明のさらに他の目的は、AIS及びRDIのOAMセルの全ての受信及び送信されたOAMセルの内容をCPUが知ることができるハードウエア構成を有するATMセル転送装置を提供することにある。
【0030】
本発明のさらに他の目的は、送信されるべきOAMセルの内容を変更することができるハードウエア構成を有するATMセル転送装置を提供することにある。
【0031】
本発明のさらに他の目的は、上記ATMセル転送装置のハードウエア構成で使用されるのに好適なメモリブロックのデータ構造及びそのアクセス方式を提供することにある。
【0032】
本発明のさらに他の目的は、受信されたOAMセルのフォーマットを変換することにより効率よくOAMセルの転送・送出処理を行うことができるATMセル転送装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によるATMセル転送装置は、スイッチブロックとOAMセル処理ブロックからなる。スイッチブロックは、特定の入力ポートを含む複数の入力ポートと特定の出力ポートを含む複数の出力ポートを有し、前記特定の入力ポート以外の前記複数の入力ポートに供給される入力OAMセルを、前記OAMセルが入力されたポート番号と共に、前記特定の出力ポートに出力する。また、前記特定の入力ポートに供給される出力OAMセルを前記特定の出力ポート以外の前記複数の出力ポートから出力する。OAMセル処理ブロックは、メモリ部を有し、前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートと前記特定の出力ポートに接続され、前記特定の出力ポートから供給される入力OAMセルに基づいて、予め決められた時間に前記メモリ部から前記入力OAMセルに対応する前記出力OAMセルを読み出して前記特定の入力ポートに出力する。
【0034】
前記OAMセル処理ブロックは、前記入力OAMセルがAIS OAMセルであるとき、前記出力OAMセルとしてAIS OAMセルと共にRDI OAMセルを生成し、前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートに出力することが望ましい。
【0035】
また、前記OAMセル処理ブロックは、前記入力OAMセルがRDI OAMセルであるとき、前記出力OAMセルとしてRDI OAMセルを生成し、前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートに出力することが望ましい。
【0036】
前記特定の入力ポート以外の前記複数の入力ポートに入力される前記入力OAMセルは、ITU−TのI.610に規定される標準フォーマットを有し、前記特定の出力ポートから前記OAMセル処理ブロックに供給される前記入力OAMセルは前記標準フォーマットのうちHECフィールドに前記入力ポートの番号が書かれている。前記出力インターフェイスは、前記HECフィールドにHECデータを書き込むことによりOAMセルを送出する。
【0037】
本発明のATMセル転送装置は、入力インターフェイスと出力インターフェイスを具備し、入力インターフェイスは、複数の第1伝送路と前記前記特定の入力ポート以外の前記複数の入力ポートとに接続され、前記複数の第1伝送路の各々からのSDH/SONET信号から前記入力OAMセルを生成して、前記複数の第1の伝送路の各々に対応する前記入力ポートに出力する。また、入力インターフェイスは、前記複数の第1の伝送路のいずれか、あるいはその内部において障害が発生したとき、ポート障害信号を発生して前記OAMセル処理ブロックに出力する。出力インターフェイスは、前記特定の出力ポート以外の前記複数の出力ポートと複数の第2伝送路に接続され、前記特定の出力ポート以外の前記複数の出力ポートから出力される前記出力OAMセルを前記複数の第2伝送路のうちの対応するものに出力する。このとき、前記OAMセル処理ブロックは、前記ポート障害が発生したポート番号に基づいて複数の前記出力OAMセルを生成して前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートに出力する。
【0038】
ここで、前記メモリ部には予め前記出力OAMセルが書き込まれていることが好ましい。前記メモリ部は、前記出力OAMセルとして、前記入力OAMセルとしてRDI OAMセルが受信されたか否かを示すデータと、前記出力OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、F4(VP)フローは有効か否かを示すデータと、F4(VP)のAIS OAMセルまたはRDI OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、F5(VC)フローが有効か否かを示すデータと、F5(VC)のAIS OAMセルまたはRDI OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、出力されるべきポート番号を示すデータと、出力VPI値を示すデータと、出力されるVCI値を示すデータとを含むことが望ましい。
【0039】
本発明の第2の観点によるATMセル転送装置は、スイッチブロックとハードウェア処理ブロックからなる。前記スイッチブロックは、特定の入力ポートを含む複数の入力ポートと特定の出力ポートを含む複数の出力ポートを有し、前記特定の入力ポート以外の前記複数の入力ポートに供給される入力OAMセルを、前記OAMセルが入力されたポート番号と共に、前記特定の出力ポートに出力し、前記特定の入力ポートに供給される出力OAMセルを前記特定の出力ポート以外の前記複数の出力ポートから出力する。
【0040】
前記ハードウェア処理ブロックは、前記入力OAMセルを一時的に格納して前記メモリ部に出力するための第1入力格納部と、前記出力OAMセルのデータを格納し、アドレスデータに基づいて前記出力OAMセルを出力するためのメモリ部と、前記メモリ部から出力される前記出力OAMセルを一時的に格納し、その後前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートに出力するための出力格納部とを具備する。前記第1入力格納部からの前記入力OAMセルに対応して前記アドレスデータは前記メモリ部に供給される。
【0041】
ATMセル転送装置は、ポート障害が認識されたとき、そのポート障害と関連する障害ポート番号を入力して一時的に格納し、前記メモリ部に出力するための第2入力格納部と、前記第1入力格納部の前記障害ポート番号と前記入力OAMセルのいずれかを前記アドレスデータとして前記メモリ部に供給するための選択部とをさらに具備してもよい。
【0042】
前記アドレスデータは、前記入力OAMセルがAIS OAMセルであるか否かを示すデータと、前記入力OAMセルが受信された入力ポートと、VPI値、VCI値と、前記ATMセル転送装置装置が、セグメントであるかEnd−Endのノードであるかを示すデータとからなることを特徴とする。
【0043】
また、ATMセル転送装置は、前記OAM処理ハードウェアブロックに接続され、前記ハードウェア処理ブロックをアクセス可能なソフトウェア実行部をさらに具備することが望ましい。
【0044】
前記ソフトウェア実行部は、前記メモリ部に予め前記出力OAMセルを書き込むことができる。
【0045】
即ち、前記ソフトウェア実行部は、前記ハードウェア処理ブロックをアクセスして、前記入力OAMセルが前記メモリ部に格納されたことに知ることができる。
【0046】
前記ハードウェア処理ブロックは、前記ソフトウェア実行部からのリード命令に応答して、前記メモリ部に格納された前記OAMセルのデータを前記ソフトウェア実行部に出力する。
【0047】
前記ハードウェア処理ブロックは、前記ソフトウェア実行部からのライト命令に応答して、前記メモリ部に格納された前記出力OAMセルのデータを変更する。
【0048】
ATMセル転送装置は、前記ハードウェア処理ブロックは、前記メモリ部に格納された連続する前記出力OAMセルが出力されるように連続的に前記アドレスデータを生成するアドレス生成回路部をさらに具備することが望ましい。
【0049】
このように、前記メモリ部は、前記アドレスデータに基づいて前記出力OAMセルは一義的に決定されることができる。前記メモリ部は、前記出力OAMセルとして、前記入力OAMセルとしてRDI OAMセルが受信されたか否かを示すデータと、前記出力OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、F4(VP)フローは有効か否かを示すデータと、F4(VP)のAIS OAMセルまたはRDI OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、F5(VC)フローが有効か否かを示すデータと、F5(VC)のAIS OAMセルまたはRDI OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、出力されるべきポート番号を示すデータと、出力VPI値を示すデータと、出力されるVCI値を示すデータとを含むことが望ましい。
【0050】
本発明の第3の観点によるATMセル転送装置は、複数の入力ポートの各々から供給される入力OAMセルに対応する出力OAMセルを格納可能なメモリ部と、前記メモリ部をアクセスするためのアクセス部とを具備する。前記メモリ部のメモリ領域は、複数のOAMセルデータを格納する複数のデータセグメントの領域からなる。
【0051】
前記メモリ部のメモリ領域は、AIS OAMセル領域とRDI OAMセル領域とに分けられていることが好ましい。
【0052】
前記AIS OAMセル送信領域と前記RDI OAMセル領域の各々は、前記複数の入力ポートに対応してポート領域に分けられていることが好ましい。
【0053】
前記各ポート領域は、対応する入力ポートに割り当てられているVPI毎にVPI領域に分けられていて、各VPI領域は1つのデータセグメント領域に対応することが好ましい。
【0054】
前記各データセグメント領域は、RDIセルの受信の有無、OAMセルの送出の有無、F4(VP)フローの有効性の有無、F4(VP) AIS またはRDI の送信の有無、F5(VC)フローの有効性の有無、F5(VC) AIS またはRDI の送信の有無、出力ポート番号、出力VPI値、出力VCI値を格納することが好ましい。
【0055】
前記アクセス部は、内部で生成されるアクセス制御信号に基づく内部アクセスと、外部から供給されるアクセス制御信号に基づく外部アクセスが可能である。
【0056】
1ATMセル時間は、前記内部アクセスのための時間と前記外部アクセスのための時間に2分割されている。
【0057】
前記内部アクセス時間は、内部リードアクセス時間と内部ライトアクセス時間とからなり、前記外部アクセス時間は、外部リードアクセス時間と外部ライトアクセス時間とからなることが望ましい。
【0058】
前記内部ライトアクセス時間には、前記複数の入力ポートの各々から供給される前記入力OAMセルに対応する前記出力OAMセルが更新される。前記内部リードアクセス時間には、前記メモリ部に格納されているOAMセルデータが読み出され転送される。
【0059】
前記アクセス部は、前記メモリ部のメモリ領域の各アドレスをATMセル時間毎に前記メモリ部に出力することができることが望ましい。
【0060】
前記外部リードアクセス時間には、入力される外部アドレスと外部アクセス制御信号に基づいて、前記メモリ部に前記入力OAMセルが受信されたか否かを示すデータと前記出力OAMセルが転送のため読み出されたかを示すデータが出力される。
【0061】
前記外部ライトアクセス時間には、入力される外部アドレスと外部データと、前記外部アクセス制御信号に基づいて、前記メモリ部に格納されている前記出力OAMセルデータが書き換えられる 。
【0062】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明のATMセル転送装置について詳細に説明する。
【0063】
図1は本発明の第1の実施形態によるATMセル転送装置の構成を示している。図1を参照して、第1の実施形態のATMセル転送装置は、物理インターフェイスブロック2,スイッチブロック4,OAMセル処理ブロック5,CPUブロック6,物理インターフェイスブロック11からなる。
【0064】
物理インターフェイスブロック2は、複数の伝送路に接続され、ATMセルをペイロードとして複数のSDH/SONET信号S1−1〜S1−n(nは自然数)を受信する。装置間での標準インタフェース信号であるSDH/SONET信号は、155Mb/s又は622Mb/sの基本伝送速度を持つ。物理インターフェイスブロック2は、ATMセルS3−1〜S3−n(nは自然数)をスイッチブロック4の対応する信号ポートへ入力する。そこで、各SDH/SONET信号のオーバーヘッドは終端される。また物理インタフェースブロック2は、物理ポートの障害(入力断、LOF等)を示すポート障害(Port Fail)信号S9をOAMセル処理ブロック5に出力する。
【0065】
図5(A)は、ATM Forum UNI 3.1において標準化されたOAMセルのフォーマットを示す。OAMセルフォーマットは、5バイトのATMセルヘッダと48バイトのセルペイロードからなる。
【0066】
ATMセルヘッダは、GFC(generic flow control)フィールド、VPI(virtual path identifier)フィールド、VCI(virtual channel identifier)フィールド、PTI(payload type identifier)フィールド、CLP(call loss priority)フィールド、及びHECフィールドからなる。セルペイロードは、OAMセル種別フィールド、関数種別フィールド、関数特定フィールド、予約されたフィールド、及びCRC−10フィールドからなる。
【0067】
F4フロー(VP)時には、VCIは、セグメント(Segment)に対して”3”の値をとり、エンド−エンド(End−End)に対しては”4”の値を取る。また、F5フロー(VC)時には、PTIは、Segmentに対して”4”の値をとり、End−Endに対しては”5”の値を取る。OAMセルでは、OAMセル種別フィールドには、”0001”が書かれる。また、関数種別フィールドには、AIS OAMセルに対しては”0000”が書かれ、RDIOAMセルに対しては”0001”が書かれている。
【0068】
スイッチブロック4は、回線交換のために各ポート間でATMセルの交換やマルチキャスト等の処理を行う。また、このときSOC(start of cell)信号を発生する。SDH/SONET信号が物理インタフェースブロック2により受信され、終端された後は、各ブロック間の信号の授受は、約19Mb/sの速度で行われる。これは、入力信号は、8ビットパラレルに展開されているためである。スイッチブロック4は、OAMセルフォーマットをもつATMセルを各入力ポートから予め決められた特定の出力ポートAに集める。集められたOAMセルS7の各々は、入力ポート番号(Port #)とともにOAMセル処理ブロック5へ出力される。このとき、SOC信号もOAMセル処理ブロック5に出力される。
【0069】
ここでは、図5(B)に示されるように、図5(A)に示されている標準のOAMセルのフォーマットのHECフィールド内に、OAMセルが到来したポート番号(Port #)があらかじめ埋め込められたセルがスイッチブロック4から出力される。
【0070】
CPUブロック6は、CPUリード信号、CPUライト信号、CPUアドレス、CPUデータをOAMセル処理ブロック5に出力し、OAMセル処理ブロック5にCPUデータを書込、OAMセル処理ブロック5からCPUデータを受け取る。
【0071】
OAMセル処理ブロック5は、スイッチブロック4からOAMセルと、そのOAMセルの先頭を示すSOC信号、障害ポート番号を受け取る。また、OAMセル処理ブロック5は、クロック信号発生回路(図示せず)からの、OAMセル信号に同期した19MHzのCLK信号、物理インターフェイスブロック2からポート障害信号S9を入力する。また、CPUブロック5からCPUリード信号、CPUライト信号、CPUアドレス、CPUデータを入力する。
【0072】
OAMセル処理ブロック5は、CLK信号に同期して、SOC信号、障害ポート番号、ポート障害信号S9、CPUリード信号、CPUライト信号、CPUアドレス、CPUデータに基づいて、入力されるOAMセルに対して予め決められた処理を施した後、スイッチブロック4の予め決められた特定の入力ポートBに処理済みOAMセルS8を出力する。また、OAMセルの受信、送信に関するデータをCPUブロック6に出力する。
【0073】
図5(B)は、OAMセル処理ブロック5から出力されるOAMセルのフォーマットを示す。このOAMセルフォーマットは、基本的には図5(A)に示されるフォーマットと同じである。異なる点は、ATMセルヘッダのHECフィールドに、セルの到来ポート番号(Port#)が書かれている点である。
【0074】
スイッチブロック4は、他のATMセルと同様に、図5(B)に示されるフォーマットに基づいてOAMセルを各出力ポートに振り分け、信号S10−1〜S10−nとして物理インタフェースブロック11に出力する。
【0075】
物理インターフェイスブロック11は、スイッチブロック4から供給されるATMセルとOAMセルにSDH/SONETフレームの処理を実行する。このとき、HECフィールドに出力ポート番号に代えて、HECバイトを付加して標準のATMセルS12−1〜S12−nとして出力する。
【0076】
このように、図5(A)に示される標準フォーマットを持つ入力OAMセルは、図1の物理インタフェースブロック2上の全てのポートから、スイッチブロック4の特定ポートAに集められる。集められたOAMセルは、障害発生ポート番号、各セルの先頭を示すSOC(Start Of Cell)信号とともに、信号S7としてSRAMメモリブロック501に転送される。また、OAMセル信号に同期する19MHzのCLK信号もSRAMメモリブロック501に供給される。
【0077】
このとき、図5(A)に示されているOAMセルの標準フォーマットのHECフィールド内に、図5(B)に示されるように、OAMセルの出所元であるポート番号(Port #)があらかじめ埋め込められている。そのようなセルがスイッチブロック4から入力され、SRAMメモリブロック501に転送される。
【0078】
また、物理ポートの障害(入力断、LOF等)を示すポート障害(Port Fail)信号S9も物理インタフェースブロック2からはSRAMメモリブロック501に入力される。それらの信号において、標準フォーマットのOAMセルの処理に必要な情報、すなわちそのOAMセルの出所元の物理ポート番号、VPI、VCI、そのOAMセルがAISかRDIかを示す情報、そのOAMセルがSegmentかEnd−Endかを示す情報等々、及び物理ポートに障害が発生しているときそのポート番号を示す情報等々が書きこまれる。
【0079】
図2と図3は、OAMセル処理ブロック5の詳細な構成を示すブロック図である。図2と図3を参照して、本実施形態のOAMセル処理ブロック5は、入力FIFOメモリ1 201、カウンタ1 202、入力FIFOメモリ2 203、カウンタ2 204、アドレスセレクタ301、セレクタ1 401,セレクタ2 402,ロード信号生成回路405,リセット信号生成回路406,SRAMメモリブロック501,セレクタ3 502,セレクタ4 503,カウンタ3 504,出力FIFOメモリ701,セット信号生成回路702,フリップフロップ703,スリーステートバッファ704,アドレスカウンタ806からなる。
【0080】
図4は、アドレスセレクタ301の詳細な構成を示すブロック図である。図4を参照して、アドレスセレクタ301は、デコーダ209とセレクタ5 210からなる。
【0081】
入力FIFOメモリ1 201は、SOC信号S102に基づいて、書込制御信号S205に応答してスイッチブロック4からOAMセルS101を入力し、その一部のデータを格納する。一部のデータとは、具体的には、OAMセルの処理に必要な情報、即ち、OAMセルが入力された物理ポート番号、VPI、VCI、OAMセルがAISかRDIかを示すデータ、OAMセルがSegmentかEnd−Endかを示すデータなどである。また、入力FIFOメモリ1 201は、読み出し制御信号S206に応答して、格納されているデータS301をデコーダ209、セレクタ1 401、セレクタ5 210に出力する。また、入力FIFOメモリ1 201の出力信号の一部S301−5は、カウンタ1202,リセット信号生成回路406に供給される。
【0082】
カウンタ1 202は、入力FIFOメモリ1 201の出力データS301−5、入力FIFOメモリ2 203の出力信号S308、SOC信号S102、CLK信号S104、アドレスカウンタ806の出力の一部S513−3を入力して、入力FIFOメモリ1 201への書込制御信号S205と読み出し制御信号S206を生成する。
【0083】
入力FIFOメモリ2 203は、物理インターフェイスブロック2からのポート障害信号S109と書込制御信号S207に基づいて、SDH/SONET信号のインタフェースで発生した入力断やLOF(Loss Of Frame)等の障害を起こしているポート番号のデータS103を入力して一時格納する。また、入力FIFOメモリ2 203は、読み出し制御信号S208に応答して格納データS308をセレクタ1 401に出力する。また、入力FIFOメモリ2 203は、信号S308を発生し、カウンタ1 202、カウンタ2 204、ロード信号生成回路405、リセット信号生成回路406、セレクタ1 401、セレクタ2 402に出力する。
【0084】
前記入力FIFOメモリ1から情報が読み出され、SRAMメモリブロック501にアクセスする際のアドレスAとしてのアドレスS301−1が作られる。そのアドレスは、受信OAMセルがAIS OAMセルかRDI OAMセルかを示すビット(1ビット)、OAMセルの到来したポート番号(5ビット)、VPI(8ビットあるいは4ビット)、VCI(5ビットあるいは9ビット)、SegmentあるいはEnd−Endかを示すビット(1ビット)の合計20ビットで構成されている。前記入力FIFOメモリ2から情報が読み出され、SRAMメモリブロック501にアクセスする際のアドレスCとしてのアドレスS303がそれぞれ作られる。そのアドレスCでは、受信OAMセルがAIS OAMセルかRDI OAMセルかを示すビット(1ビット)として”0”が書かれ、OAMセルの到来したポート番号(5ビット)等で構成されている。
【0085】
カウンタ2 204は、物理インターフェイスブロック2からポート障害信号S105、CLK信号S104、入力FIFOメモリ2 203の出力データS308、アドレスカウンタ806の出力の一部S513−3を入力して、入力FIFOメモリ2 203への書込制御信号S207と読み出し制御信号S208を生成する。
【0086】
デコーダ209(図4)は、入力FIFOメモリ1 201の出力信号の一部S301−2を入力してデコードする。デコード結果に基づいて、選択制御信号S311−1とS311−2が生成され、セレクタ5 210に供給される。
【0087】
セレクタ5 210は、入力FIFOメモリ1 201からの信号の一部301−3、アドレスカウンタ806からの信号の一部S513−1と入力FIFOメモリ1 201からの信号の一部301−4との結合、及びアドレスカウンタ806からの信号の一部S513−2と入力FIFOメモリ1 201からの信号の一部301−5との結合のうちの1つを、選択制御信号311−1とS311−2に基づいて選択し、下位アドレスAとして信号S301−6をセレクタ2402に出力する。
【0088】
セレクタ1 401は、上位アドレスAとして入力FIFOメモリ1 201からの信号の一部S301−1と、上位アドレスBとDとしてCPUブロック6から入力されるCPUアドレス信号S803と、上位アドレスCとして入力FIFOメモリ2 203からの信号S306とのうちの1つを、カウンタ3 504からの信号S309と入力FIFOメモリ2 203からの信号S308とに基づいて選択し、メモリアドレス信号S403としてSRAMメモリブロック501に出力する。
【0089】
セレクタ2 402は、下位アドレスAとしてセレクタ5 210からの信号S301−6と、下位アドレスBとDとしてCPUブロック6から入力されるCPUアドレス信号S803と、下位アドレスCとしてアドレスカウンタ806からの信号S513とのうちの1つを、カウンタ3 504からの信号S309と入力FIFOメモリ2 203からの信号S308とに基づいて選択し、メモリアドレス信号S404としてSRAMメモリブロック501に出力する。
【0090】
ロード信号生成回路405は、カウンタ3 504の出力S514と入力FIFOメモリ2 203の出力S308を入力してロード信号S408を発生し、カウンタ3 504に供給する。
【0091】
リセット信号生成回路406は、入力FIFOメモリ1 201の出力の一部S301−5と入力FIFOメモリ2203の出力S308を入力してリセット信号S407を生成し、カウンタ3 504とアドレスカウンタ806に供給する。
【0092】
カウンタ3 504は、53分周カウンタであり、入力FIFOメモリ201と203とCPUがSRAMメモリブロック501をアクセスするタイミングを制御するためのアクセスタイミング制御信号を発生する。こうして、カウンタ3504は、CPUとFIFOメモリ201と203とのアクセスタイミングを分け、CPUが送出されるべきOAMセルの内容を自由に変更することを可能とする。
【0093】
カウンタ3 504は、リセット信号生成回路406からのリセット信号によりリセットされる。また、カウンタ3 504は、ロード信号S408に応答して19MHzのクロック信号S104を入力して53分周し、信号S309,S511,S505、S512,S508,S509,S706,S514を出力する。信号S511とS505は、セレクタ3 502に供給される。信号S506とS506はセレクタ4 503に供給される。信号S510は、セット信号生成回路702に供給される。信号S706は、R/Sフリップフロップ703に供給される。信号S514は、アドレスカウンタ806とロード信号生成回路405に供給される。
【0094】
アドレスカウンタ806は、クロック信号として信号S514をカウンタ3 504から入力してアドレス信号S513を生成してセレクタ2 402、セレクタ1 401、セレクタ5 210に供給する。また、アドレス信号の一部S513−3はカウンタ1 202とカウンタ2 204に供給される。
【0095】
セレクタ3 502は、カウンタ3からの信号S511に基づいてカウンタ3からの信号S505とCPUリード信号S804のうちの一方を選択し、信号S507としてSRAMメモリブロック5010に出力する。
【0096】
セレクタ4 503は、カウンタ3からの信号S512に基づいてカウンタ3からの信号S506とCPUライト信号S805のうちの一方を選択し、信号S508としてSRAMメモリブロック5010に出力する。
【0097】
セット信号生成回路702は、カウンタ3 504からの信号S510に応答してCPUデータの一部S802−2を入力してセット信号S705をR/Sフリップフロップ703に出力する。
【0098】
R/Sフリップフロップ703は、セット信号生成回路702からの信号S705によりセットされ、カウンタ3 504からの信号S706によりリセットされる。R/Sフリップフロップ703のQ出力はトリステートゲート704に供給される。ゲート704はカウンタ3 504からの信号S509に応答してR/Sフリップフロップ703のQ出力をCPUデータの一部S802−3として出力する。
【0099】
SRAMメモリブロック501は、セレクタ1 401からのメモリアドレス信号S403とセレクタ2 402からのメモリアドレス信号S404を受ける。また、SRAMメモリブロック501は、セレクタ3 502の出力信号S507をリード制御信号として受け、データS601をCPUデータS802として出力し、また出力FIFOメモリ701に出力する。さらに、SRAMメモリブロック501は、セレクタ4 503の出力信号S508をライト制御信号として受け、CPUデータ802を書込データS601として受ける。
【0100】
出力FIFOメモリ701は、データS601を入力して出力OAMセルS801を出力する。こうして、出力FIFOメモリ701は、SRAMメモリ501から読み出されたOAMセルを一時格納する。
【0101】
次に、本発明の第1の実施形態によるATMセル転送装置の動作を説明する。ここで、まず本発明のATMセル転送装置が適用される環境の一例について以下に説明する。
【0102】
本発明は、全ての入出力信号が対称なシステム構成のみならず、図17に示されるようなシステム構成にも適用可能である。図17を参照して、物理インタフェースポートが29ポートあり、ポート1からポート28までがトリビュータリインタフェース(155Mb/s)に割り当てられ、ポート29はアグリゲートインタフェース(622Mb/s)に割り当てられている。基本的にトリビュータリインタフェースからの信号はアグリゲートインタフェースへ多重化され、あるいは逆に分離される(トータルのシステムスループットは約5Gb/sとなる)。
【0103】
図17において、VPI/VCIは以下のように割り当てられている。即ち、トリビュータリインタフェースの物理インタフェースポート1〜28の各々には、VPI=0〜255 (8ビット)が割り当てられ、各VPIに対してVCI=1〜32(5ビット)が割り当てられている。また、アグリゲートインタフェースの物理インタフェースポート29では、VPI=0〜15(4ビット)が割り当てられており、各VPIに対してVCI=1〜512(9ビット)が割り当てられている。
【0104】
この例では、トリビュータリインタフェース側のコネクション総数は32×256×28 =229,376であるのに対し、アグリゲートインタフェース側のコネクション総数は512×16=8,192である。従って、トリビュータリインタフェース側からアグリゲートインタフェース側への有効なコネクション総数は最大でも8,192である。
【0105】
物理インタフェースブロック2において、ATMセル転送装置の外部から入力され、外部に出力されるATMセルのうち、特にVCI=0〜31は国際標準化機関(ITU−T及びATM Forum)によって予約されており、自由に使用することができない。
【0106】
しかしながら、本発明においては、分かりやすくするためにトリビュータリインタフェース側のPVC (Permanent Virtual Channel)コネクションにおいて、ATMセル転送装置の外部から入力されるATMOAMセルのうち、VCI=32〜61をVCI=1〜31、F4(VP)フローとしてのATM OAMセル(VCI=3:Segment、4:End−End)をVCI=0と読み替えて処理している。
【0107】
また、アグリゲートインタフェース側のPVCコネクションにおいても同様に、ATMセル転送装置の外部から入力されるATM OAMセルのうち、VCI=32〜543をVCI=1〜512、F4(VP)フローとしてのATM OAMセル(VCI=3:Segment、4:End−End)をVCI=0と読み替えて処理している。
【0108】
次に、SRAMメモリブロック501のメモリマップについて図6、図7を参照して詳述する。図6は、SRAMメモリブロック501のメモリ構成の全体から各セグメントに至るまでの詳細な構造を示している。この例では、32ポートが存在し、そのうちポートPORT#1〜#28がトリビュータリインタフェースであり、ポートPORT#29〜#32がアグリゲートインタフェースである場合を想定している。
【0109】
図6(A)は、その全体のアドレスマップを示す。ここでSRAMメモリは、16進で00000h番地からFFFFFh番地までのアドレスを有し、各アドレスはD0〜D27の28ビット幅を有するセグメントからなる。SRAMメモリブロック501の各アドレスには出力されるべきOAMセルデータが予め書きこまれている。
【0110】
即ち、本発明のATMセル転送装置が立ち上げられるとき、あるいは、実際にCPUブロック6がビジーではないときに、CPUブロック6によりSRAMメモリブロック501には各アドレス毎に予め決められたデータが書き込まれる。
【0111】
図6(B)に示されるように、メモリエリアは、まずRDI OAMセルの受信のためのエリアとAIS/RDI OAMセルの送信のためのエリアとに2分されている。RDI OAMセルの受信のためのエリアとAIS/RDI OAMセルの送信のためのエリアは、さらにポートごとに分割されている。
【0112】
例えば図1のスイッチブロック4が、5Gb/sのスループットをもち、155Mb/sのスループットを持った32本分のSDH/SONET信号を収容できるとすると、SRAMメモリブロック501は上半分のエリアと下半分のエリアはそれぞれ32ポートに対応して分割される。
【0113】
こうして、図6(B)に示されるように、AIS OAMセル受信時あるいはポート障害時に使用されるSRAMメモリブロック501のメモリ領域は、下側半分のPort #1〜#32の領域である。RDI OAMセル受信時に使用されるメモリ領域は、上側半分のPORT #1〜#32の領域である。
【0114】
また図6(C)は、Port #1〜#28までの各ポートにおいてVPIが0〜255である場合を想定している。また、図6(D)では、Port #29〜#32までの各ポートにおいてVPIが0〜15である場合を想定している。
【0115】
図6によれば、各VPI(nは整数: 0≦n≦255)フィールドの分割された領域内には同様に複数のVCIとしてのデータが書きこまれている。
【0116】
このように、SRAMメモリブロック501内のメモリマップにおいて、トリビュータリインタフェース側のポートPORT#1〜#28は図6(C)が適用され、アグリゲートインタフェース側のポートPORT#29〜#32は図6(D)が適用される。このような構成を持ったシステムの場合、図6においてPort #1から#28まではVPIが8ビット、VCIが5ビットであるが、Port #29から#32はVPIが4ビット、VCIが9ビットとなる。
【0117】
図7は、入力OAMセルの情報とSRAMメモリブロック501に格納される出力OAMセルとの関係を示す。図7(A)は、メモリ領域を指定するためのアドレスの構成を示す。図5を参照して、先頭ビットは、OAMセルのセルペイロード内のFunction TypeフィールドのLSBビットである。次にポート番号を特定する5ビットである。これは、ATMセルヘッダのポート番号である。次に、VPI、VCI。ポート番号#1−#28では、VPIはATMセルヘッダの下位8ビットであり、VCIはLSBから6ビット目から10ビット目の5ビットである。また、ポート番号#29−#32では、VPIはATMセルヘッダの下位4ビットであり、VCIはLSBから6ビット目から14ビット目の9ビットである。アドレスのLSBは、VCIまたはPTIの値の所定ビットの値が使用される。
【0118】
このように、受信されたOAMセルがAIS OAMセルあるいはRDI OAMセルか、ポート番号、VPI、VCI、そのタイプはSegmentあるいはEnd−Endか、また障害を起こしたポート番号等々が分かればOAMセルの処理を実行することができる。
【0119】
そこで、OAMセルのセルペイロード内のFunction Typeフィールドのビットに基づいて、つまり受信OAMセルがAIS OAMセルかRDIOAMセルかに基づいてSRAMメモリブロック501の上位メモリ領域と下位メモリ領域のどちらかが指定される。AIS OAMセルの場合は、図7(A)の先頭ビットが”0”なので、SRAMメモリブロック501の下位メモリ領域のポート#1から#32までの領域が指定される。一方、RDI OAMセルの場合は、図7(B)の先頭ビットが”1”なので、上位メモリ領域のポート#1から#32までの領域が指定される。
【0120】
次に、図7(A)のポート番号を示す5ビットに基づいて、つまり受信OAMセルが32本あるポートのうちどのポートから来たかを示す情報に基づいて、上半分あるいは下半分のいずれかのメモリ領域の対応するポート番号の領域が指定される。
【0121】
次に、図7(A)の受信OAMセルがどのVPIかを示すVPI番号を示すビットは Port #1〜#28は8ビットであり、Port #29〜#32は4ビットである。VPI番号を示すデータに基づいて指定されたポート番号の領域中の該当するVPI番号の領域が指定される。
【0122】
次に、図7(A)の受信OAMセルがどのVCIかを示すVCI番号を示すビットはPort #1〜#28は5ビットであり、Port #29〜#32は9ビットである。VCI番号を示すデータに基づいて該当するVCI番号の領域が指定される。
【0123】
最後のビットであるSegmentあるいはEnd−Endを示すビットは、Segmentの場合は”0”なので、各VCI領域の下位アドレスすなわち偶数アドレスが指定される。また、End−Endの場合は”1”なので、各VCI領域の上位アドレスすなわち奇数アドレスが指定される。
【0124】
SRAMメモリブロック501には、図7(B)に示されるようなデータがアドレスを単位として格納されている。
【0125】
各アドレスには、以下のような28ビットのデータが書かれている。即ち、RDI OAMセルが受信されたか否か(1ビット:D27)、AIS OAMセルあるいはRDI OAMセルとしてOAMセルが出力されたか否か(1ビット:D26)、そのF4(VP)のコネクションは有効か(使用されている又は終端点か)無効か(使用されていない終端点でないか)(1ビット:D25)、F4(VP)コネクションにおいて出力されるべきOAMセルがAIS OAMセルかRDI OAMセルか(1ビット:D24)、そのF5(VC)のコネクションは有効か(使用されている又は終端点か)無効か(使用されていない終端点でないか)(1ビット:D23)、F5(VC)コネクションにおいて出力されるべきOAMセルがAIS OAMセルかRDI OAMセルか(1ビット:S22)、その出力されるべきOAMセルの出力ポート(5ビット:D17〜D21)、VPI(8ビット:D9〜D16)、VCI(9ビット:D0〜D8)である。
【0126】
従って、例えば、受信OAMセルがAIS OAMセルであり、受信Port番号が1であり、VPI=0、VCI=3(Segment)である時(この時はVCI=0として処理される)、図7(B)に示されるように、SRAMメモリブロックの領域上では一番低いアドレスが参照される。
【0127】
以上のアドレスビットデータに基づいて出力されるべきOAMセルの内容が唯一決められる。有効なOAMセルがSRAMメモリブロック501に書き込まれている場合、OAMセルは、出力FIFOメモリ701から出力され、図1においてはOAMセル処理ブロック5から信号S801としてスイッチブロック4のポートBに1秒間に1回データが出力される。こうして、出力側の物理インタフェースブロック11からOAMセルが出力される。
【0128】
また、ポート障害が起きたときには、RDI OAMセルは受信されていないので、先頭ビットD27は0であり、また、障害発生ポート番号だけが分かっているので、それに対応する複数のアドレスがアクセスされることになる。これにより、複数の連続する出力OAMセルが出力FIFOメモリ701に出力される。
【0129】
次に、SRAMメモリブロック501へのリードアクセスとライトアクセスの動作とタイミングについて説明する。
【0130】
SRAMメモリブロック501への書き込み及び読み出し動作は、OAMセル処理ブロック5の内部回路あるいはCPUブロック6の両方がアクセスできるようにタイミングが分割されている。その詳細について図8(A)から(C)を参照して説明する。
【0131】
まず、タイミング分割のための制御信号は53分周のカウンタ3 504で生成される。図8(A)のタイミングチャートに示されるように、1ATMセルのOAMセル処理ブロック5への最大到着可能時間(155Mb/s)及びOAMセル処理ブロック5からの最大出力可能時間(155Mb/s)が一周期として設定されている。実際はデータは8ビットパラレルに展開されているので、1ATMセル時間は155Mb/sで入出力される時間の8倍に設定されている。
【0132】
図8(C)に示されるように、1ATMセル周期がハードウェアアクセス時間、CPUアクセス時間とに分けられ、さらにそれぞれが読み出し時間と書き込み時間に分けるられている。即ち、53バイトの1ATMセル周期が周期A,B,C,Dの4つに分割されている。これに対応するように、カウンタ3 504はクロック信号を53分周する。
【0133】
最初のATMセル周期Aは、図8(C)に示されるように、Start OfCell(SOC)信号を基準として1バイト目から14バイト目までである。ATMセル周期AではSRAMメモリブロック501の内部回路によるリードアクセスが行われる。
【0134】
次のATMセル周期Bは、Start Of Cell(SOC)信号を基準とし15バイト目から28バイト目までの時間である。このの周期BではSRAMメモリブロック501の内部回路によるライトアクセスが行われる。
【0135】
また次のATMセル周期Cは、Start Of Cell(SOC)信号を基準とし29バイト目から42バイト目までの時間である。ATMセル周期Cでは、CPUブロック6によるリードアクセスが行われる。
【0136】
最後のATMセル周期Dは、Start Of Cell(SOC)信号を基準とし43バイト目から53バイト目までの時間である。ATMセル周期DではCPUブロック6によるライトアクセスが行われる。
【0137】
このようなアクセス・タイミングの分割を行うためにSRAMメモリブロック501への各種制御信号がアクティブになるタイミングがシフトされる必要がある。こうして、読み出し(RD)信号S507及び書き込み(WR)信号S508がセレクタ3 502とセレクタ4 503によって発生される。
【0138】
セレクタ3 502及びセレクタ4 503への制御信号S511とS512は図2のカウンタ3(53分周)504により生成される。上述の説明から明らかなように、制御信号S511は、周期Aと周期Cにおいてアクティブであり、制御信号S512は周期Bと周期Dにおいてアクティブである。
【0139】
従って、周期Aでは、セレクタ3 502は、カウンタ504からの信号S505を選択し、周期Cでは、セレクタ3 502は、CPUブロック6からのCPUリード信号S804を選択する。選択された信号は、制御信号S507としてSRAMメモリブロック501に出力される。
【0140】
また、周期Bでは、セレクタ4 503は、カウンタ504からの信号S506を選択し、周期Dでは、セレクタ4 503は、CPUブロック6からのCPUライト信号S805を選択する。選択された信号は、制御信号S508としてSRAMメモリブロック501に出力される。
【0141】
また、アドレス信号S403及びS404はセレクタ1 401及びセレクタ2 402によって生成される。それぞれのセレクタ1 401及びセレクタ2402への制御信号はS308及びS309である。制御信号S309に基づいて入力信号A又はB、C又はDの選択が行われ、制御信号S310に基づいて入力信号C及びDあるいは入力信号(A及びB)の選択が行われる。
【0142】
例えば、F5(VC)フローレベルのAIS OAMセルが受信される時、最初のATMセル周期Aで、前述されたアドレス(AIS/RDI+受信ポート番号+VPI+VCI+Segment/End−Endの20ビット)でSRAMメモリブロック501がアクセスされる。
【0143】
AIS OAMセルが受信されるとき、ATMセル転送装置がそのPVCコネクションのSegmentの終端点あるいはEnd−Endの終端点である場合、RDI OAMセルを返送する必要があり、受信AIS OAMセルに対応するアドレスのRDI OAMセルがSRAMメモリブロック501から読み出され、出力FIFOメモリ701へと書きこまれる。このRDI OAMセルのデータは、前述のように、SRAMメモリブロック501にあらかじめ書き込まれている。
【0144】
また、RDI OAMセルが受信される場合は以下の通りである。
【0145】
入力FIFOメモリ1 201から読み出された情報(AIS/RDI+受信ポート番号+VPI+VCI+Segment/End−Endの20ビット)によりSRAMメモリブロック501がアクセスされる。RDI OAMセルが受信されたので、図7の最初のビット(AIS/RDI)は”1”であるので、図6の上側半分のSRAMメモリ領域にアクセスされる。
【0146】
最初のATMセル周期Aは読み出し周期であるが、前述したようにそのアドレスがPVCコネクションの終端点ではない場合(図7:ビットD23,D25参照)、RDI OAMセルは中断されることなく本アドレスのデータによる出力FIFOメモリ701への書き込みが行なわれ、RDI OAMセルは出力される。しかしながら、ATMセル転送装置が、そのPVCコネクションの終端点の場合、RDI OAMセルも終端される必要があり、RDI OAMセルは出力されない。
【0147】
次ATMセル周期Bでは、R/Sフリップフロップ703からの信号S802−3がセットされ、前述してきたようにSRAMメモリブロック501のデータのD27(最上位のビット)に”1”が書きこまれる。これにより、上記アドレスがアクセスされるように、RDI OAMセルが受信されたこと、あるいは受信中であることが示される。また、同様にD26ビットに”1”を書きこむことでRDI OAMセルが出力された事が示される。
【0148】
R/Sフリップフロップ703をセット及びリセットする為の制御信号やその出力タイミングはF5(VC)フローレベルのAIS OAMセル受信の場合と同様である。
【0149】
またATMセル周期CとDでは、それぞれCPUブロック6がSRAMメモリブロック501をアクセスできる周期であるので、CPUブロック6はアドレスのD27及びD26ビットを読み出すことにより該当RDI OAMセルが受信されているか否か、あるいは受信中であるか否かと、またPVCコネクションの終端点で無い場合には、対応する出力OAMセルが継続して出力されたか否かを知る事ができる。
【0150】
次に、ATM周期における動作を説明する。
【0151】
ATM周期Aにおいて、SRAMメモリブロック501へのアドレスは以下のようになる。即ち、この場合、信号S301−1として図7におけるAIS/RDI (この場合”0”)及びPort #番号 (5ビット)がアドレスAとしてセレクタ1 401に出力される。
【0152】
また、デコーダ209は、受信OAMセルのデータS301−2(F5(VC)フローレベルのAIS OAMセルのデータ)に基づいて、セレクタ5 210へ制御信号S311−1とS311−2を出力する。この場合、セレクタ5 210は、制御信号S311−1とS311−2に基づいて、出力データS301−6としてデータS301−3を選択する。こうして、図7におけるVPI/VCIとSegment/End−Endの計14ビットに対するアドレス部が生成され、アドレスAとしてセレクタ2 402に出力される。
【0153】
カウンタ3 504は、信号S309を発生し、また、入力FIFO2 203からの信号S308を発生する。セレクタ1 401とセレクタ2 402は、制御信号S308とS309に基づいて、アドレスAを選択し、アドレスS403とS404としてSRAMメモリブロック501へ出力する。ここでデータを読み出すためのOAMセル処理ブロック5の内部回路によるリードアクセス(以下、ハードウェアリードアクセスと言うことがある)のために、制御信号S505がカウンタ3 504により生成され、制御信号S511に応答してセレクタ3 502により選択され、リード制御信号S507としてSRAMメモリブロック501に出力される。こうして、受信AIS OAMセルに対応するOAMセルデータが出力FIFOメモリ701に出力される。
【0154】
次のATMセル周期Bは、書き込み周期である。OAMセル処理ブロック5の内部回路によるライトアクセス(以下、ハードウェアライトと言うことがある)のための制御信号S506がカウンタ3 504により生成され、制御信号S512に応答してセレクタ4 503により選択され、ライト制御信号S508としてSRAMメモリブロック501に出力される。
【0155】
同時に、R/Sフリップフロップ703からの信号S802−3がセットされ、ATMセル周期BにおいてSRAMメモリブロック501のデータセグメントのD26ビット(最上位から2番目のビット)に”1”が書きまれる(図7参照)。これにより、このアドレスがアクセスされ、OAMセルが出力されたこと、あるいは出力中であることが示される。
【0156】
R/Sフリップフロップ703をセットするための制御信号S510は、ATMセル周期Bに入る直前のタイミング(図7のSOC信号より14バイト目位)でカウンタ3 504から定期的に出力される。しかしながら、実際は読み出され、出力されるOAMセルとしてのフロー、つまりデータS802−2としてD25ビット(F4(VP))あるいはD23ビット(F5(VC))(この例ではD23ビット)が有効な場合のみ、信号510はセット信号生成回路702よりアクティブとされ、信号S705として、R/Sフリップフロップ703へ出力される。
【0157】
R/Sフリップフロップ703は周期Bの最後(図8のSOCより28バイト目位)でカウンタ3 504からの信号S706により周期的にリセットされる。ここでスリーステートバッファ704は、カウンタ3 504からの信号S509に応答して本周期Bの間のみアクティブとされる。
【0158】
R/Sフリップフロップ703の出力は、信号S802−3としてD25ビット(F4(VP))あるいはD23ビット(F5(VC))ビット(この例ではD23ビット)が有効な場合のみ書きこまれる。こうして、ATMセル周期Bでは出力FIFOメモリ701へ格納されるOAMセルデータとSRAMメモリブロック501に格納されているOAMセルデータの両方への書込が行われる。
【0159】
ATMセル周期C及び周期Dは、それぞれCPUブロック6がSRAMメモリブロック501をアクセスできる周期である。
【0160】
ATMセル周期Cは、リードアクセス周期である。CPUブロック6がアドレスを出力し、データ読み出すための信号CPUリードS804がセレクタ3 502により信号S511に応答して選択され、信号S507としてSRAMメモリブロック501に出力される。また、CPUアドレスS803は、ATMセル周期のタイミングと同期されていて、SRAMメモリブロック501へと出力される。
【0161】
ATMセル周期Cにおいては、情報の読み出しの他に、ハードウェアライトアクセス時に書きこまれた、AIS OAMセルあるいはRDI OAMセルが出力されたか否か(D26ビット)と、RDI OAMセルが受信されたか(D27ビット)否かとについての情報が読み出される。
【0162】
ATMセル周期Dでは、CPUライトアクセス周期である。CPUブロック6がCPUアドレスS803を出力し、データ書きこみの為の信号CPUライトS805が、セレクタ4 503で信号S512に応答して選択され、信号S508としてSRAMメモリブロック501に出力される。CPUアドレスS803もATMセル周期Dのタイミングに同期化されていて、SRAMメモリブロック501へと出力される。
【0163】
ATMセル周期Dにおいては、出力されるべきOAMセルデータの変更(該当受信OAMセルに対する出力OAMセルのタイプ、すなわちAISあるいはRDI(D22ビットあるいはD24ビット)、出力ポート(D17〜D21ビット)、出力されるべきVPI(D9〜D16ビット)、出力されるべきVCI(D0〜D8ビット)等々)、そのコネクションフロー(F4あるいはF5フロー)が有効(使用されている)か否か(D23ビットあるいはD25ビット)、等の設定が行われる。
【0164】
またOAMセルが出力され、ハードウェアライトアクセスによって1にセットされたビット(D26)をゼロにクリアする事も周期DにおいてCPUブロック6により行われる。
【0165】
図10,図11、図12は本発明によって実行されるOAMセル処理のフローチャートを示す。本発明によれば、OAMセル発生の主な要因として3つのケースがある。ケース1としてPort 障害(Fail)、ケース2としてF4(VP)フロー AIS OAMセル受信、ケース3としてF5(VC)フロー AIS OAMセル受信である。それら3つの場合について、図10,図11、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0166】
まずポート(Port)障害(この場合、信号入力断やLoss Of Frame等のFailを想定)発生時、物理層(SDH/SONET)レイヤにおいてRDI信号の転送が行われる(ブロックS1)。その物理層中にF4(VP)フローが存在しているか否かが判定される。存在していれば、処理はブロックS4へ進む。ブロックS2でF4(VP)フローが存在していないと判定されれば処理は終了する(ブロックS3)。
【0167】
ブロックS4において、そのF4(VP)フローはSegment EndあるいはEnd−EndのOAMセルとしての終端点かどうかの判断がなされる。終端点である場合、処理はブロックS5へ進み、信号の受信方向と反対方向、つまり信号対向方向へF4(VP)フローのSegment EndあるいはEnd−EndのRDI OAMセルが送出される。また、OAMセルが送受信されたことが、CPUへ知らせるためにSRAMメモリブロック501に書きこまれる。
【0168】
終端点でない場合、処理はブロックS6へ進み、信号の受信方向と同じ方向、即ち信号順方向のポートへ向けF4(VP)フローのSegment EndあるいはEnd−EndのAIS OAMセルが送出される。また、該当OAMセルが送受信されたことが、CPUへ知らせるためにSRAMメモリブロックに501に書きこまれる。
【0169】
次にブロックS7において、そのF4(VP)フロー中にF5(VC)フローが存在しているかどうかが判断される。存在していない場合、処理はブロックS8に進み、OAMセルの処理を終了する。
【0170】
存在している場合には、ブロックS9において、そのF5(VC)フローはSegment EndあるいはEnd−EndのOAMセルとしての終端点かどうかが判断される。終端点である場合、処理はブロックS10に進み、信号対向方向の相手局へF5(VC)フローのSegment EndあるいはEnd−EndのRDI OAMセルが送出される。また、該当OAMセルが送受信されたことが、CPUへ知らせるためにSRAMメモリブロック501に書きこまれる。その後、OAMセルの処理は終了する。
【0171】
終端点でない場合、処理はブロックS12に進み、信号順方向のポートへ向けF5(VC)フローのSegment EndあるいはEnd−EndのAISOAMセルが送出される。また、該当OAMセルが送受信されたことが、CPUへ知らせるためにSRAMメモリブロック501に書きこまれる。その後、OAMセルの処理は終了する。
【0172】
即ち、この時はSRAMメモリブロック501中のデータビットD24(F4(VP)フロー時)あるいはD22(F4(VP)フロー時)がCPUブロック6により”1”にセットされるだけで、そのOAMセルはAIS OAMセルとして出力されることができる。
【0173】
前述したように、これらの動作を行うためのタイミングは主に図2,図3の53分周のカウンタ3 504において生成される。SRAMメモリブロック501へのCPUリード信号S804及びライト信号S805信号とOAMセル処理ブロック5内のハードウェアリード信号S505及びハードウェアライト信号S506のうちの1つが、カウンタ3 504により生成される制御信号に基づいてセレクタ3 502及びセレクタ4 503により選択される。
【0174】
それらセレクタへの制御信号はカウンタ3 504により信号S5112あるいはS511として発生される。信号S5112あるいはS511に基づいて、どの信号がSRAMメモリブロック501へ出力されるべきかが制御されている。
【0175】
またアドレスの選択回路であるセレクタ1 401及びセレクタ2 402への制御信号も同様である。OAMセルからアドレス信号A S301−1とCPUからのアドレス信号Bの選択はカウンタ3 504からの信号S309によって制御される。
【0176】
カウンタ1 202において入力FIFOメモリ2 203より常にポート障害情報S308が監視されている。ポート障害が起きていない場合は、次の入力OAMセル情報が入力FIFOメモリ1 201から読み出され、OAMセルを出力する動作が繰り返される。
【0177】
F4(VP)フローでのAIS OAMセルが受信される場合、F5(VC)フローでのAIS OAMセルが受信される場合においても、それぞれブロックS4、ブロックS9から本フローチャートを始める事で同様のOAMセル処理が可能である。
【0178】
次に図12に示されるケース4として、F4(VP)/F5(VC)フローのRDI OAMセルが受信される時には、本発明のATMセル転送装置がそのPVCコネクションの終端点で無い場合は、そのRDI OAMセルを中断することなく継続して信号順方向へ出力する。また、その到着をCPUに知らせる(ブロックS16)ためにSRAMメモリブロック501上の該当するアドレスへ本セルを受信したことを書きこむ。
【0179】
またそのPVCコネクションの終端点の場合は、本発明のATMセル転送装置では、RDI OAMセルが継続して出力されることなく終端される。また、その到着のみがCPUに知らされる(ブロックS15)。このために、SRAMメモリブロック501上の該当するアドレスへ、本セルが受信されたことが書きこまれる。
【0180】
以上の処理を、従来からのCPUによるソフトウェア処理によってではなく、ハードウェア構成のOAMセル処理ブロック5によって実現する。
【0181】
次にポート障害(入力断、LOF等)によってOAMセルが出力される処理(図10のケース1)について説明する。図9にポート障害時のOAMセル転送の様子が描かれている。
【0182】
この場合に実行されなければならない処理として、ATMセル転送装置がSegmentコネクション終端点である場合、F4(VP)/F5(VC)の各フローについて信号対向方向へのRDI OAMセルの転送、Segment終端点でない場合F4(VP)/F5(VC)の各フローについて信号順方向へのAIS OAMセルの転送、またEnd−Endコネクション終端点である場合F4(VP)/F5(VC)の各フローについて信号対向方向へのRDI OAMセルの転送、 End−Endコネクション終端点でない場合F4(VP)/F5(VC)各フローについて信号順方向へのAIS OAMセルの転送等々を実行しなければならない。
【0183】
このような動作は有効な(使用されている)全てのPVCコネクションについて適用されなければならない。一つのポート中に複数のVP(Virtual Path)コネクションがあり、その中にまた複数のVC(Virtual Channel)コネクションが存在している場合、一度に多くのOAMセルを周期的に発生する必要がある。即ち、前述のように、全てのOAMセルについて1秒間に1回発生する必要がある。
【0184】
障害のある物理ポート番号を示すデータS103(ここでは5ビット)、及び物理ポートの障害を示すビットS105は、カウンタ2 204により生成されたライトタイミング制御信号S207に応答して入力FIFOメモリ2 203に書きこまれる。
【0185】
カウンタ2 204により生成されたリードタイミング制御信号信号S208によってこの情報が読み出され、信号S308(ポート障害を示す信号S105が入力FIFOメモリ2 203からそのまま読み出されたもの)により物理ポートが障害である事が分かっている。また、そのポート上の全ての有効なF4(VP)/F5(VC)フローのSegmentあるいはEnd−EndのOAMセルを出力する必要がある。
【0186】
そこでまず物理ポートが障害であることを示す1ビットの信号S308がセレクタ1 401及びセレクタ2 402に供給され、それぞれのセレクタにおいて下位の入力信号(CあるいはD)が選択される。
【0187】
入力FIFOメモリ2 203から読み出された障害のある物理ポート番号を示すデータS306(S103と同様5ビット)がセレクタ1 401にアドレスCとして供給される。図2に示されるように、SRAMメモリブロック501上のセグメントの一部(図6でPort#で示されている所)がまず参照される。
【0188】
この場合はOAMセルの出力なので、図6の下側半分が選択されるようにアドレスの最上位ビット(図7においてAIS/RDIビットに相当するビット)は”0”としてセレクタ1 401からS403として出力される。
【0189】
前述のように、その物理ポートに対応するセグメント部の内部はさらに細かく分けられている。そのポート内の全てのF4(VP)フロー(VPIが0から255まで)についてのテーブルがあり、さらに各VPIについての中のデータ構造は図6のようになっている。
【0190】
SRAMメモリブロック501へのアドレス(図7におけるVPI/VCI/Segment/End−Endの計14ビット)については、セレクタ2 402の出力S404として、アドレスカウンタ806からの信号S513が制御信号S308により選択される。
【0191】
ここで、先のSRAMメモリブロック501上のセグメントの一部の最下位アドレスが参照されなければならないが、そのアドレスは図9のタイムチャートで示されるタイミング、つまりポート障害が起きた瞬間のタイミングでアドレスカウンタ806がリセットされ、順次カウントアップされていく事で生成される。
【0192】
このリセットは、図2と図3に示される入力FIFOメモリ2 203から読み出されるポート障害信号S308がリセット信号生成回路406に供給され、リセット信号生成回路406からのパルスで行われる(図9(B)参照)。
【0193】
アドレスカウンタ806のカウントアップは図9に示されるように、1ATMセルの最大到着あるいは出力時間(155Mb/s)を単位として行われる。図2と図3に示されるSRAMメモリブロック501のアドレスが一つずつインクリメントされ、一つ一つのアドレスへのアクセスが行われ、送信されるべきOAMセルがあれば、それがSRAMメモリブロック501から読み出される。その後、出力FIFOメモリ701へと書きこまれる。
【0194】
ハードウェアとしてのSRAMメモリブロック501への書きこみ、読み出しのタイミング、OAMセル送信及び返送の具体的な動作やそれらを出力した事を示すビット(図7のビットD26)の制御等は、前述されたF5(VC)フローのAIS OAMセルが入力された時の動作と同じである。CPUからのアクセスについても同様である。
【0195】
図8において分割されたタイミングによってセレクタ1から4が制御され、SRAMメモリブロック501からデータの読み出し及び書き込みが行われる。カウンタ2 204においてアドレスカウンタ806からの信号S513がカウントアップされるまで、その一部のS513−3(この場合は最上位の14ビット目、つまり図6における各Portに対応するのセグメントでの最上位アドレス)を監視し、カウントアップされたら入力FIFOメモリ2 203より次のポート障害情報が読み出される。
【0196】
また、ポート障害のためにOAMセルが出力されている間は入力FIFOメモリ1 201からの読み出し動作は行なわれず、カウンタ1 202においてポート障害を示す信号S307がイナクティブとなるまで信号S101として供給されるOAMセルは入力FIFOメモリ1 201に蓄積される。
【0197】
次にF4(VP)フローレベルのAIS OAMセルが来た際のOAMセルが出力される処理(図10:ケース2参照)について、F4(VP)フロー上の全ての有効なF5(VC)フローのSegmentあるいはEnd−EndのOAMセルを出力する必要がある。
【0198】
図10にポート障害時と同様F4(VP)フローレベルのAIS OAMセルが来たのOAM転送の様子が描かれている。実行されなければならない処理は以下の通りである。
【0199】
即ち、ATMセル転送装置がSegmentコネクション終端点である場合F4(VP)/F5(VC)各フローについて信号対向方向へのRDI OAMセルの転送、Segment終端点でない場合F4(VP)/F5(VC)各フローについて信号順方向へのAIS OAMセルの転送、またEnd−Endコネクション終端点である場合F4(VP)/F5(VC)各フローについて信号対向方向へのRDI OAMセルの転送、End−Endコネクション終端点でない場合F4(VP)/F5(VC)各フローについて信号順方向へのAIS OAMセルの転送である。
【0200】
この場合の動作を図2と図3を参照して説明する。
【0201】
F5(VC)フローレベルのAIS OAMセルが到来した時の動作(図10のケース3参照)と同様に、最初のATMセル周期Aで前述のアドレス(AIS/RDI+受信ポート番号+VPI+VCI+Segment/End−Endの20ビット)でSRAMメモリブロック501がアクセスされる。この場合、前述された物理ポートが障害の場合と異なり、F4(VP)フローが障害であると考える事ができる。
【0202】
ATMセル周期Aにおいて、物理ポートが障害の場合と同様に、SRAMメモリブロック501へのアドレスは、この場合(図10ケース2)、信号S301−1として、図7におけるAIS/RDI(この場合”0”)及びPort#(5ビット)が出力される。セレクタ1 401では、これらがアドレスAとして選択される。
【0203】
その他のアドレス(図7におけるVPI/VCI/Segment/End−Endの計14ビット)については、図4のセレクタ5 210において受信OAMセル情報S301−2(F4(VP)フローレベルのAIS OAMセル情報)よりデコーダ209からセレクタ5 210への制御線S311−1、S311−2が出力データS301−6としてS513−1あるいはS513−2が選択されるように出力される。
【0204】
信号S513−1が選択される場合はPort#29〜#32においてF4(VP)AIS OAMセルが受信される場合で信号S301−4として4ビットのVPI情報(図7参照)のほかにアドレスカウンタ806からの信号S513が選択される。そのうちのビット1〜10までの10ビットのカウンタ情報を下位としと先の4ビットのVPI情報S301−4とが融合され合計14ビットの信号S513−1としてセレクター5 210に入力される。
【0205】
また信号S513−2が選択される場合は、Port#1〜28においてF4(VP)AIS OAMセルが受信される場合で信号S301−5として8ビットのVPI情報(図7参照)のほかにアドレスカウンタ4 806からの信号S513が選択され、そのうちのビット1〜6までの6ビットのカウンタ情報を下位としと先の8ビットのVPI情報S301−5が融合し合計14ビットの信号S513−2としてセレクター5 210に入力される。
【0206】
図3のセレクタ2 402ではアドレスA(14ビット:S301−6)が選択され、アドレスS404としてSRAMメモリ501へ出力される。
【0207】
次のATMセル周期Bは、ハードウェアライト周期であり、出力FIFOメモリ701での処理やR/Sフリップフロップ703の制御によるSRAMメモリブロック501のデータのD26ビットの制御等は前述したF5(VC)フローレベルのAIS OAMセル受信時の処理と同様である。
【0208】
また先の物理ポートが障害であることを示す1ビットの信号S308がアクティブでないのでセレクタ1 401セレクタ2 402のそれぞれにおいてF5(VC)フローのAIS OAMセル受信時と同様上位の入力信号AあるいはBが選択される。
【0209】
ポート障害の時と同様に、SRAMメモリブロック501上のセグメントの一部、つまり図6の各VPIセグメントの最下位アドレスが参照されなければならないが、そのアドレス生成は、前述したように、図8のタイムチャートで示されるタイミング、つまりF4(VP)フローのAIS OAMセルを受信した瞬間のタイミングでアドレスカウンタ4 806がリセットされ、順次カウントアップされていく事で生成される。
【0210】
このリセットそのものはポート障害時と同様に、図2と図3に示される入力FIFOメモリ1 201から読み出されるF4(VP)フローのAIS OAMセルの受信信号S301−5がリセット信号生成ブロック406に入力され、このブロックからのパルスでなされる。
【0211】
出力FIFOメモリ701への出力OAMセル情報の書き込みや、図8のATMセル周期C、DにおいてのCPUブロック6からSRAMメモリブロック501へのアクセスタイミング等々はF5(VC)フローレベルのAIS OAMセル受信時と同様である。
【0212】
図6の各VPIセグメントの全て必要なOAMセルを出力させる為に、カウンタ1 202においてアドレスカウンタ 806からの信号S513が信号S513−3がカウントアップされていない場合、つまりPort#29〜32の時は信号s513の10ビット目、Port#1〜#28の時は5ビット目のことであり、図6の各VPIセグメントの最上位アドレスがアクセスされていない場合は次の入力OAMセル情報の入力FIFOメモリ1 201からの読み出しは行なわれない。
【0213】
同様に入力FIFOメモリ2 203から次のポート障害情報S307の読み出しにおいてもアドレスカウンタ806のカウントアップが終わるまで入力FIFOメモリ2 203からの情報読み出しは行なわれない。
【0214】
F4(VP)あるいはF5(VC)フローレベルのRDI OAMセルが来た場合(図12ケース4)、ATMセル転送装置がそのPVCコネクションの終端点で無い場合は、そのRDI OAMセルを中断することなく継続して出力を行う。また、その到着をCPUに知らせる(図12のステップS16)。
【0215】
またそのPVCコネクションの終端点の場合は、そのRDI OAMセル出力をATMセル転送装置にて継続出力することなく終端し、その到着のみをCPUに知らせる(図12のステップS15)。
【0216】
以上が本発明のATMセル転送装置の主な動作である。
【0217】
次に、本発明の第2の実施形態によるATMセル転送装置について説明する。
【0218】
図13,図14は、本発明の第2の実施形態によるATMセル転送装置内のOAMセル処理ブロック5の構成を示す。
【0219】
図13と図14を参照して、図2と図3に示される第1の実施形態と基本的に異なる所は、SRAMメモリブロック501がDPRAM (Dual Port RAM)メモリブロック501’となっている点である。
【0220】
DPRAMメモリは原理的に同一時間に異なるポート(1、2)から同一アドレスを読み出しあるいは書き込み等のアクセスを行うとデータが不定になる可能性があるので、異なるポートからの制御信号(リード又はライト信号)のタイミングを分けて出力する必要がある。ここでDPRAMメモリブロック501’への各種制御信号の発生タイミングは、図2と図3で示したものと同じにしておくことでそれらを分離して出力する事ができる。
【0221】
まずハードウェアからの制御信号(読み出し信号:RD、書きこみ信号:WR)はS505及びS506がそのままDPRAMメモリブロック501に入力され、セレクタ1 401、セレクタ2 402で指定されたアドレスからデータが読み出され、出力FIFOメモリ701に書き込まれる。また、指定されたアドレスのDPRAMメモリブロック501’へもデータが書きこまれる。
【0222】
CPUブロック6からの制御信号(読み出し信号:CPUリードS804、書きこみ信号:CPUライトS805)はハードウェアが予期しないタイミングに発生される。それを予期されるタイミングに変え、DPRAMメモリブロック501’へ出力される。その制御を行うのがセレクタ3 502、セレクタ4 503であり、信号S511とS512により、そのタイミングはCPUアクセス時間にS507、S508としてDPRAMメモリブロック501’へ出力される。
【0223】
またCPUブロック6からのアドレスS803は、アドレス2として入力され、データS802も同様にデータ2として入出力される。セレクタ1 401、セレクタ2 402からの信号はハードウェアアクセスの為のアドレスとしてDPRAMメモリブロック501’へ出力されるが、それらセレクタへの信号として第1の実施形態であったCPUブロック6からの信号は周期C及びDとしては選択されない。それらは図13ではハッチされた図として示されており、セレクタ1、セレクタ2によりCPUブロック6としてのタイミングで何か出力(内容は不定)されてもデータ1として出力され、出力FIFOメモリ701に何か書きこまれることはない。
【0224】
第2の実施形態は第1の実施形態と比べ以上の点が主に異なる所であるが、基本的に入力されるOAMセルやポート障害信号のタイミング、また出力FIFOメモリ701へのセルデータ書きこみタイミングや、FIFOメモリ701から出力されるOAMセルのタイミングは全く同じである。
【0225】
よって図10から図12のフローチャートに従ったOAMセルの入出力は前述した通りとなる。またDPRAMメモリブロック501’の各データのメモリマップも同様であるので前述した第1の実施形態の説明や図をそのまま適用する事ができる。
【0226】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、OAMセル受信/発生についてCPUブロックがその処理を全て行うのでは無く、特別のハードウェアがその処理の大半を分担することにより以下に記載するような効果を奏する。
(1) 伝送路あるいはそのインタフェース(物理層としてのSDH/SONETレイヤー)を終端しているポートに信号入力断や回線上のエラー、あるいはLoss Of Frame等の障害があった場合、その物理ポート中の複数のF4(VP)フローについてまた各F4(VP)フロー中の複数のF5(VC)フローについてEnd−End/Segmentのそれぞれの種類についてのRDI OAMセルの返送やコネクション中継点としてのAIS OAMセルの発生及び転送がITU−TのI.610やATM Forum(UNU3.1)において規定されているような正確なタイミング(1秒に1回間隔)で発生させることができる。
【0227】
また発生されたOAMセルの内容(Port番号/VPI/VCI等々)を正確にCPUに知らせることができる。
(2) 各F4(VP)/F5(VC)フローについてEnd−End/Segmentのそれぞれの種類についてのAIS OAMセルの受信が、たとえ不規則(バースト的)にあっても、そのOAMセルの内容(Port番号/VPI/VCI等々)を正確にCPUに知らせることができ、RDI OAMセルの返送やコネクション中継点としてのAIS OAMセルの発生及び転送が規定されているような正確なタイミング(1秒に1回間隔)発生させることができる。
(3) 各F4(VP)/F5(VC)フローについてEnd−End/Segmentの2種類のRDI OAMセルの受信がたとえ不規則(バースト的)に受信してもそのOAMセルの内容(Port番号/VPI/VCI等々)を正確にCPUに知らせることができ、コネクション中継点としてのRDI OAMセルの発生及び転送が規定されているような正確なタイミング(1秒に1回間隔)発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態によるATMセル転送装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施形態によるOAMセル処理ブロックの構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施形態によるOAMセル処理ブロックの構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、図2に示されるアドレスセレクタ301の構成を示すブロック図である。
【図5】図5(A)は、OAMセルの標準フォーマットを示す図であり、図5(B)は、OAMセル処理ブロックに入力されるOAMセルのフォーマットを示す図である。
【図6】図6は、OAMセル処理ブロックのSRAMメモリブロックのメモリ領域のアドレスマップを示す図である。
【図7】図7(A)は、OAMセル処理ブロックのSRAMメモリブロックのアドレス構成を示す図であり、図7(B)は、SRAMメモリブロックのデータセグメントに格納されているOAMセルデータを示す図である。
【図8】図8は、1ATMセル時間が内部アクセスと外部(CPU)アクセスに分割されていることを示す図である。
【図9】図9は、ポート障害時あるいはF4(VP)障害時のアドレス生成を示す図である。
【図10】図10は、OAMセル処理のフローを示すフローチャートである。
【図11】図11は、OAMセル処理のフローを示すフローチャートである。
【図12】図12は、OAMセル処理のフローを示すフローチャートである。
【図13】図13は、本発明の第2の実施形態によるATMセル転送装置で使用されるOAMセル処理ブロックの構成を示すブロック図である。
【図14】図14は、本発明の第2の実施形態によるATMセル転送装置で使用されるOAMセル処理ブロックの構成を示すブロック図である。
【図15】図15は、物理層リンクでのOAMセル処理を示す図である。
【図16】図16は、PVCコネクションにおけるEnd−End接続点及びSegment接続点を説明する図である。
【図17】図17は、各ポートについてのVPI/VCIの割り当てを説明する図である。
【図18】図18は、ソフトウェアによりOAMセル処理が行われる従来のATMセル転送装置の構成を示す図である。
【図19】図19は、他の従来のATMセル転送装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
2 物理インターフェイスブロック
4 スイッチブロック
5 OAMセル処理ブロック
6 CPUブロック
11 物理インターフェイスブロック
201 入力FIFOメモリ1
202 カウンタ1
203 入力FIFOメモリ2
204 カウンタ2
301 アドレスセレクタ
401 セレクタ1
402 セレクタ2
405 ロード信号生成回路
406 リセット信号生成回路
501 SRAMメモリブロック
502 セレクタ3
503 セレクタ4
504 カウンタ3
701 出力FIFOメモリ
702 セット信号生成回路
703 フリップフロップ
704 スリーステートバッファ
806 アドレスカウンタ
209 デコーダ
210 セレクタ5

Claims (30)

  1. 特定の入力ポートを含む複数の入力ポートと特定の出力ポートを含む複数の出力ポートを有し、前記特定の入力ポート以外の前記複数の入力ポートに供給される入力OAMセルを、前記OAMセルが入力されたポート番号と共に、前記特定の出力ポートに出力し、前記特定の入力ポートに供給される出力OAMセルを前記特定の出力ポート以外の前記複数の出力ポートから出力するためのスイッチブロックと、
    メモリ部を有し、前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートと前記特定の出力ポートに接続され、前記特定の出力ポートから供給される入力OAMセルに基づいて、予め決められた時間に前記メモリ部から前記入力OAMセルに対応する前記出力OAMセルを読み出して前記特定の入力ポートに出力するOAMセル処理ブロックと
    を具備するATMセル転送装置。
  2. 請求項1に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記OAMセル処理ブロックは、前記入力OAMセルがAIS OAMセルであるとき、前記出力OAMセルとしてAIS OAMセルと共にRDI OAMセルを生成し、前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートに出力することを特徴とするATMセル転送装置。
  3. 請求項1に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記OAMセル処理ブロックは、前記入力OAMセルがRDI OAMセルであるとき、前記出力OAMセルとしてRDI OAMセルを生成し、前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートに出力することを特徴とするATMセル転送装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のATMセル転送装置おいて、
    複数の第1伝送路と前記特定の入力ポート以外の前記複数の入力ポートとに接続され、前記複数の第1伝送路の各々からのSDH/SONET信号から前記入力OAMセルを生成して、前記複数の第1の伝送路の各々に対応する前記入力ポートに出力する入力インターフェイスと、前記入力インターフェイスは、前記複数の第1の伝送路のいずれか、あるいはその内部において障害が発生したとき、ポート障害信号を発生して前記OAMセル処理ブロックに出力し、
    前記特定の出力ポート以外の前記複数の出力ポートと複数の第2伝送路に接続され、前記特定の出力ポート以外の前記複数の出力ポートから出力される前記出力OAMセルを前記複数の第2伝送路のうちの対応するものに出力する出力インターフェイスとをさらに具備し、
    前記OAMセル処理ブロックは、前記ポート障害が発生したポート番号に基づいて複数の前記出力OAMセルを生成して前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートに出力することを特徴とするATMセル転送装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のATMセル転送装置おいて、
    前記特定の入力ポート以外の前記複数の入力ポートに入力される前記入力OAMセルは、ITU−TのI.610に規定される標準フォーマットを有し、前記特定の出力ポートから前記OAMセル処理ブロックに供給される前記入力OAMセルは前記標準フォーマットのうちHECフィールドに前記入力ポートの番号が書かれ、
    前記出力インターフェイスは、前記HECフィールドにHECデータを書き込むことを特徴とするATMセル転送装置。
  6. 請求項1乃至5に記載のATMセル転送装置において、
    前記メモリ部には予め前記出力OAMセルが書き込まれていることを特徴とするATMセル転送装置。
  7. 請求項1乃至6に記載のATMセル転送装置において、
    前記メモリ部は、前記出力OAMセルとして、
    前記入力OAMセルとしてRDI OAMセルが受信されたか否かを示すデータと、前記出力OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、F4(VP)フローは有効か否かを示すデータと、F4(VP)のAIS OAMセルまたはRDI OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、F5(VC)フローが有効か否かを示すデータと、F5(VC)のAIS OAMセルまたはRDI OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、出力されるべきポート番号を示すデータと、出力VPI値を示すデータと、出力されるVCI値を示すデータとを含むことを特徴とするATMセル転送装置。
  8. スイッチブロックとハードウェア処理ブロックからなり、
    前記スイッチブロックは、特定の入力ポートを含む複数の入力ポートと特定の出力ポートを含む複数の出力ポートを有し、前記特定の入力ポート以外の前記複数の入力ポートに供給される入力OAMセルを、前記OAMセルが入力されたポート番号と共に、前記特定の出力ポートに出力し、前記特定の入力ポートに供給される出力OAMセルを前記特定の出力ポート以外の前記複数の出力ポートから出力し、
    前記ハードウェア処理ブロックは、
    第1入力格納部と、
    メモリ部と、
    出力格納部とを具備し、
    第1入力格納部は、前記入力OAMセルを一時的に格納して前記メモリ部に出力し、
    前記メモリ部は、前記出力OAMセルのデータを格納し、アドレスデータに基づいて前記出力OAMセルを出力、前記第1入力格納部からの前記入力OAMセルに対応して前記アドレスデータは前記メモリ部に供給され、
    前記出力格納部は、前記メモリ部から出力される前記出力OAMセルを一時的に格納し、その後前記スイッチブロックの前記特定の入力ポートに出力するATMセル転送装置。
  9. 請求項8に記載のATMセル転送装置おいて、
    ポート障害が認識されたとき、そのポート障害と関連する障害ポート番号を入力して一時的に格納し、前記メモリ部に出力するための第2入力格納部と、
    前記第1入力格納部の前記障害ポート番号と前記入力OAMセルのいずれかを前記アドレスデータとして前記メモリ部に供給するための選択部と
    を具備するOAM処理ハードウェアブロックをさらに有するATMセル転送装置。
  10. 請求項8または9に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記アドレスデータは、前記入力OAMセルがAIS OAMセルであるか否かを示すデータと、前記入力OAMセルが受信された入力ポートと、VPI値、VCI値と、前記ATMセル転送装置が、セグメントであるかEnd−Endのノードであるかを示すデータとからなることを特徴とするATMセル転送装置。
  11. 請求項8乃至10に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記OAM処理ハードウェアブロックに接続され、前記ハードウェア処理ブロックをアクセス可能なソフトウェア実行部をさらに具備するATMセル転送装置。
  12. 請求項11に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記ソフトウェア実行部は、前記メモリ部に予め前記出力OAMセルを書き込むことを特徴するATMセル転送装置。
  13. 請求項11に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記ソフトウェア実行部は、前記ハードウェア処理ブロックをアクセスして、前記入力OAMセルが前記メモリ部に格納されたことに知ることができることを特徴とするATMセル転送装置。
  14. 請求項13に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記ハードウェア処理ブロックは、前記ソフトウェア実行部からのリード命令に応答して、前記メモリ部に格納された前記OAMセルのデータを前記ソフトウェア実行部に出力することを特徴とするATMセル転送装置。
  15. 請求項11に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記ハードウェア処理ブロックは、前記ソフトウェア実行部からのライト命令に応答して、前記メモリ部に格納された前記出力OAMセルのデータを変更することを特徴とするATMセル転送装置。
  16. 請求項11に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記ハードウェア処理ブロックは、前記メモリ部に格納された連続する前記出力OAMセルが出力されるように連続的に前記アドレスデータを生成するアドレス生成回路部をさらに具備することを特徴とするATMセル転送装置。
  17. 請求項10に記載のATMセル転送装置において、
    前記メモリ部は、前記アドレスデータに基づいて前記出力OAMセルは一義的に決定されることを特徴とするATMセル転送装置。
  18. 請求項17に記載のATMセル転送装置において、
    前記メモリ部は、前記出力OAMセルとして、
    前記入力OAMセルとしてRDI OAMセルが受信されたか否かを示すデータと、前記出力OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、F4(VP)フローは有効か否かを示すデータと、F4(VP)のAIS OAMセルまたはRDI OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、F5(VC)フローが有効か否かを示すデータと、F5(VC)のAIS OAMセルまたはRDI OAMセルが送出されたか否かを示すデータと、出力されるべきポート番号を示すデータと、出力VPI値を示すデータと、出力されるVCI値を示すデータとを含むことを特徴とするATMセル転送装置。
  19. 複数の入力ポートの各々から供給される入力OAMセルに対応する出力OAMセルを格納可能なメモリ部と、前記メモリ部のメモリ領域は、AIS OAMセル領域とRDI OAMセル領域とに分けられ、かつ、複数のOAMセルデータを格納する複数のデータセグメントの領域からなり、
    前記メモリ部をアクセスするためのアクセス部と
    を具備するATMセル転送装置。
  20. 請求項19に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記AIS OAMセル送信領域と前記RDI OAMセル領域の各々は、前記複数の入力ポートに対応してポート領域に分けられていることを特徴とするATMセル転送装置。
  21. 請求項20に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記各ポート領域は、対応する入力ポートに割り当てられているVPI毎にVPI領域に分けられていて、各VPI領域は1つのデータセグメント領域に対応することを特徴とするATMセル転送装置。
  22. 請求項21に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記各データセグメント領域は、
    RDIセルの受信の有無、OAMセルの送出の有無、F4(VP)フローの有効性の有無、F4(VP) AIS またはRDI の送信の有無、F5(VC)フローの有効性の有無、F5(VC) AIS またはRDI の送信の有無、出力ポート番号、出力VPI値、出力VCI値を格納することを特徴とするATMセル転送装置。
  23. 請求項19乃至22のいずれかに記載のATMセル転送装置おいて、
    前記アクセス部は、内部で生成されるアクセス制御信号に基づく内部アクセスと、外部から供給されるアクセス制御信号に基づく外部アクセスが可能であることを特徴とするATMセル転送装置。
  24. 請求項23に記載のATMセル転送装置おいて、
    1ATMセル時間は、前記内部アクセスのための時間と前記外部アクセスのための時間に2分割されていることを特徴とするATMセル転送装置。
  25. 請求項24に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記内部アクセス時間は、内部リードアクセス時間と内部ライトアクセス時間とからなり、前記外部アクセス時間は、外部リードアクセス時間と外部ライトアクセス時間とからなることを特徴とするATMセル転送装置。
  26. 請求項25に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記内部ライトアクセス時間には、前記複数の入力ポートの各々から供給される前記入力OAMセルに対応する前記出力OAMセルが更新されることを特徴とするATMセル転送装置。
  27. 請求項25または26に記載のATMセル転送装置おいて、
    前記内部リードアクセス時間には、前記メモリ部に格納されているOAMセルデータが読み出され転送されることを特徴とするATMセル転送装置。
  28. 請求項25乃至27のいずれかに記載のATMセル転送装置おいて、
    前記アクセス部は、前記メモリ部のメモリ領域の各アドレスをATMセル時間毎に前記メモリ部に出力することができることを特徴とするATMセル転送装置。
  29. 請求項25乃至28のいずれかに記載のATMセル転送装置おいて、
    前記外部リードアクセス時間には、入力される外部アドレスと外部アクセス制御信号に基づいて、前記メモリ部に前記入力OAMセルが受信されたか否かを示すデータと前記出力OAMセルが転送のため読み出されたかを示すデータが出力されることを特徴とするATMセル転送装置。
  30. 請求項25乃至29のいずれかに記載のATMセル転送装置おいて、
    前記外部ライトアクセス時間には、入力される外部アドレスと外部データと、前記外部アクセス制御信号に基づいて、前記メモリ部に格納されている前記出力OAMセルデータが書き換えられることを特徴とするATMセル転送装置。
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