JPH104411A - バッファ障害回避制御回路及び交換装置 - Google Patents

バッファ障害回避制御回路及び交換装置

Info

Publication number
JPH104411A
JPH104411A JP15527096A JP15527096A JPH104411A JP H104411 A JPH104411 A JP H104411A JP 15527096 A JP15527096 A JP 15527096A JP 15527096 A JP15527096 A JP 15527096A JP H104411 A JPH104411 A JP H104411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
buffer
circuit
control circuit
cell buffer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15527096A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Watanabe
克彦 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP15527096A priority Critical patent/JPH104411A/ja
Publication of JPH104411A publication Critical patent/JPH104411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部の信号伝達系の機能ブロックであるセル
バッファ(パケットバッファ)が障害を起こしてもそれ
が即座に装置の完全稼働停止に至らずに、残されている
正常な機能ブロックを使用しての動作を継続すること。 【解決手段】 入主信号情報から有効セルをセルバッフ
ァ752#1〜#mに書き込み、セルバッファリード選
択制御回路755からの命令によって読み出したときに
障害検出回路757で読み出したセルが正常であるか否
かを検査して、正常でない場合は、障害情報をセルバッ
ファライト選択制御回路753に与える。これによって
セルバッファライト選択制御回路753は、障害を起こ
しているセルバッファ752のいずれかに対する書き込
みを停止させ、正常な残りのセルバッファを使用して書
き込み・読み出しを継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッファ障害回避
制御回路及び交換装置に関し、信号伝達系としてのバッ
ファ回路における障害回避に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ATM(非同期転送モード)通信
システムを実現するための一つの装置としてATM交換
機があり、このATM交換機の開発が行われている。こ
のATM交換機の伝達系装置においては、主に音声系情
報とデータ系情報との2種類の情報が伝達されている。
更に、データ系情報に関しては優先情報と非優先情報と
に分けることができる。これらの通信情報は、総括して
主信号情報と呼ばれており、ATM交換機内においては
例えば、2ポートRAMや、FIFO(FastIn
Fast Out)などによるセルバッファ回路を用い
て伝達の制御が行われている。
【0003】また、このようなATM交換機は、一般に
故障に対する信頼性を向上させるために、機能ブロック
単位に2重化構成されており、これらの機能ブロックを
常時障害有無監視して、装置の障害発生が検出される
と、一方の機能ブロックから他方の機能ブロックに切り
替えることで、交換機の稼働停止を回避し、通信品質を
保証している。尚、2重化構成されていないATM交換
機においては、交換機内の一部の機能ブロックが障害を
起こすことで、直ぐに通信品質を確保することができな
くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにATM交換機内の各機能ブロックが2重化冗長構
成されていても、同一の機能ブロックにおいて、現用系
と予備系の両方が障害を起こすことも有り得る。また、
同一の機能ブロックの両方の系が障害を起こしているか
のように監視する側が誤認識してしまうような異常な状
態もあり得る。これらの場合には、1重化構成のATM
交換機と同様に稼働を継続することができなくなるとい
う問題がある。
【0005】このようなことから、一部の信号伝達系の
機能ブロックであるセルバッファ(パケットバッファ)
が障害を起こしてもそれが即座に装置の完全稼働停止に
至らずに、残されている正常な機能ブロックを使用して
の動作を継続することができるバッファ障害回避制御回
路及び交換装置の実現が要請されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、第1の発明は、
複数のバッファ部から形成し、入力信号を所定の規則に
従って上記各バッファ部に一時記憶し、読み出し命令に
基づき上記各バッファ部に記憶されている信号を読み出
すバッファ手段と、上記各バッファ部から信号を読み出
すときに、上記各バッファ部の読み出し信号が正常であ
るか否かの検査を行って、正常でない場合はその読み出
し信号が記憶されていたバッファ部への入力信号の記憶
を停止させる制御を行う制御手段とを備える。
【0007】このような構成によって、あるバッファ部
から読み出した信号が正常でない場合は、そのバッファ
部に障害があるものとして、そのバッファ部への入力信
号の記憶を停止させる。正常に信号が読み出されている
バッファ部は入力信号の記憶を継続させることで、一部
のバッファ部が異常になったとしても正常な残りのバッ
ファ部を使用して入力信号の書き込み、読み出しを継続
でき、信号伝達を継続することができる。尚、入力信号
は、例えば、固定長パケットであるセル、可変長パケッ
ト、ワードデータ、チャネルデータ、回線信号などのい
ずれでも適用することができる。
【0008】また、第2の発明は、上述の第1の発明の
バッファ障害回避制御回路を、交換装置に適用する構成
として、上述のバッファ障害回避制御回路を備えて入力
信号のスイッチング処理を行う、又は入力信号の回線対
応処理を行うものである。
【0009】このような構成によって、交換装置に備え
られるバッファ手段の一部のバッファ部に障害が起きて
も、他の正常なバッファ部を使用して入力信号のバッフ
ァリング動作を行い必要なときに読み出すことができ、
信号伝達系の障害を回避することができる。また、上述
のバッファ障害回避制御回路を備えて回線対応処理を行
うことで、入力信号の回線対応処理を行うためのバッフ
ァ手段の一部のバッファ部が障害を起こしても他の正常
なバッファ部を使用して回線対応のためのバッファ動作
を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態を
図面を用いて説明する。本実施の形態においては、本発
明をATM交換機に適用した場合の詳細を説明する。そ
こで、本実施の形態のATM交換機においては、障害が
発生し、この障害を検出した場合に、障害箇所の絞り込
みを行うと共にその障害によって波及する機能破損や性
能低下を認識した上でその障害箇所を切り離し、ATM
交換機を継続稼働させ、その状況での最低限の交換動作
を行って通信サービスを実現するように構成する。
【0011】具体的には、ATM交換機内の伝達系装置
(バッファ回路系統)において、(1)セルバッファ制
御部に特定アドレス或いは不特定アドレスの切り分けが
可能な障害検出の手段と、(2)その障害検出情報によ
って障害検出セルバッファを回避する手段を備えたセル
バッファライト選択制御の手段と、(3)ライトセルバ
ッファ番号情報を転送することによって順次読み出した
セルバッファを選択し、障害検出セルバッファを回避す
る手段を備えたセルバッファリード選択制御の手段と、
(4)障害セルバッファ数の情報によって設定閾値情報
とセルバッファ内の有効セル数+障害セルバッファ数と
の比較によって閾値越情報を出力する手段とを備えるよ
うに構成する。
【0012】図2は、本実施の形態のATM交換機の機
能構成図である。この図2において、ATM交換機は、
主に、入回線インタフェース制御回路(ILIM)1
と、ATMスイッチ回路2と、出回線インタフェース制
御回路(OLIM)3と、共通制御回路(CCM)4と
から構成されている。しかも、入回線インタフェース制
御回路(ILIM)1は、#0回路0系11、1系12
と、#1回路0系13、1系14と、#n回路0系1
5、1系16とから構成されている。#0回路0系1
1、1系12と、#1回路0系13、1系14と、#n
回路0系15、1系16とはそれぞれ同じ回路構成で入
回線インタフェースを行う。
【0013】ATMスイッチ回路2は、ATMスイッチ
0系21、1系22とから構成されている。出回線イン
タフェース制御回路3は、0#回路0系31、1系32
と、#1回路0系33、1系34と、#n回路0系3
5、1系36とから構成されている。0#回路0系3
1、1系32と、#1回路0系33、1系34と、#n
回路0系35、1系36とは、それぞれ同じ回路構成で
入回線インタフェースを行う。共通制御回路4は、共通
制御部0系41と、共通制御部1系42とから構成され
ている。
【0014】入回線インタフェース制御回路(ILI
M)1は、共通制御回路(CCM)4からの制御によっ
て入方路からのセルを0系、1系に取り込んでATMス
イッチ回路2の0系、1系に与える。ATMスイッチ回
路2の0系、1系は、入力セルをセルバッファに溜め込
み、輻輳制御、障害検出などを行い方路に応じた出方路
に出力する。出回線インタフェース制御回路(OLI
M)3の0系、1系は、各出方路からのセルを出回線へ
出力する。共通制御回路4は、呼処理制御機能を備え、
入回線インタフェース制御回路(ILIM)1と、AT
Mスイッチ回路2と、出回線インタフェース制御回路
(OLIM)3とのぞれぞれ0系と1系とを制御する。
【0015】図2において、2重化構成されているAT
M交換機においては、ATMスイッチ回路2内における
各サービスクラスごとにシステムトラフィック条件に見
合った数のセルバッファ(輻輳情報ネットワーク伝搬遅
延、トラフィック制御ノード応答時間なども考慮したも
の。)を設け、そのサービスクラスごとにトラフィック
制御を実現することができる。この実現手段としては、
各サービスクラスごとのセルバッファごとに各種レベル
の閾値を設け、その閾値を越えるとトラフィック抑制の
ための制御を起動することが好ましい。このようなトラ
フィック制御を実現するATM交換機の構成の詳細を以
下に説明する。
【0016】図3は、ATMスイッチ回路2の機能構成
図である。この図3において、ATMスイッチ回路2
は、セル多重化回路51と、セル分配制御回路52a〜
52nと、セル多重化バス53と、ATM−SW共通制
御回路55とから構成されている。
【0017】セル多重化回路51は、全入方路の主信号
情報を多重化してセル多重化バス53に出力する。セル
多重化バス53は、多重化された主信号情報をセル分配
制御回路52a〜52nに与える。セル分配制御回路5
2a〜52nは、多重化された主信号情報からサービス
クラスごとにセルバッファに記憶し、必要なタイミング
に読み出して出方路に出力すると共に、優先制御、輻輳
制御などを行う。ATM−SW共通制御回路55は、A
TM−SW制御情報、選択セル情報、閾値情報を与えら
れ、セル分配制御回路52a〜52nを制御する。
【0018】この図3において、ATM交換機における
各方路の入回線インタフェース制御回路(ILIM)1
からの主信号情報がセル多重化回路51に与えられ、全
入方路の主信号情報が多重化され、バス伝送形式でセル
分配制御回路52に与えられる。セル分配制御回路52
から出方路の主信号情報が出回線インタフェース制御回
路(OLIM)3に対して出力される。セル分配制御回
路52に対しては共通制御回路(CCM)4から供給さ
れるATM−SW各種制御情報が供給される。ATM−
SW共通制御回路55とセル分配制御回路52との間で
は、閾値越情報54と、BECN送出制御情報56とが
授受される。
【0019】図4は、セル分配制御回路52の具体的な
機能構成図である。この図4において、セル分配制御回
路52は、アドレスフィルタ回路61と、サービスクラ
スフィルタ(1)回路62と、サービスクラスフィルタ
(2)回路63と、サービスクラスフィルタ(3)回路
64と、セルバッファ制御回路65〜67と、セレクタ
回路68、69と、優先制御コントロール回路70と、
FECN生成制御回路71と、BECN生成制御回路7
2とから構成されている。セルバッファ制御回路65
は、セルバッファ(1)回路651と、ライトアドレス
管理回路652と、リードアドレス管理回路653とか
ら構成されている。セルバッファ制御回路66は、セル
バッファ(2)回路661と、ライトアドレス管理回路
662と、リードアドレス管理回路663とから構成さ
れている。セルバッファ制御回路67は、セルバッファ
(3)回路661と、ライトアドレス管理回路672
と、リードアドレス管理回路673とから構成されてい
る。
【0020】アドレスフィルタ回路61は、セル多重化
バスから選択セル情報に基づき所定のセルを選び出して
サービスクラスフィルタ(1)62〜(3)64に与え
る。サービスクラスフィルタ(1)62〜(3)64
は、各種の通信サービスの種類などのクラスに応じたセ
ルを選び出しセルバッファ制御回路65〜67に与え
る。従って、サービスクラスフィルタ(1)62〜
(3)64はそれぞれ異なるサービスクラスであり、そ
れぞれ異なるサービスクラスのセルを選び出してセルバ
ッファ制御回路65〜67に与える。
【0021】これらのサービスクラスとは、例えば、固
定速度音声、回線交換の疑似を表すサービスクラスA
や、可変速度パケットビデオの通信サービスを表すサー
ビスクラスBや、コネクション型データのサービスを表
すサービスクラスCや、コネクションレス型データのサ
ービスを表すサービスクラスDなどを表す。
【0022】セルバッファ制御回路65〜67は、セル
バッファ(1)651((2)661、(3)671)
と、ライトアドレス管理回路652(662、672)
と、リードアドレス管理回路653(663、673)
とから構成され、サービスクラスフィルタ(1)62〜
(3)64からの選択されたセルをセルバッファに記憶
し、読み出すと共に読み出すときにセルが正常であるか
否かの検査を行って、異常が検出されるとそのセルバッ
ファに障害が起きているものとして書き込まないように
制御する。
【0023】優先制御コントロール回路70は、セルバ
ッファ制御回路65〜67からの信号によって読み出し
を制御する信号をセルバッファ制御回路65〜67に与
えると共にセレクタ回路68に選択信号を与える。セレ
クタ回路68は、セルバッファ制御回路65〜67のい
ずれかから読み出されたセル信号を、優先制御コントロ
ール回路70からの選択信号によって選択してセレクタ
回路69に与える。FECN生成制御回路71は、セル
バッファ管理情報などからFECNビットを必要に応じ
て生成してセレクタ回路69に与える。このFECNビ
ットは、Foward Explicit Conge
stion Notification:順方向明示的
輻輳通知を表すもので、具体的には、輻輳しているトラ
ヒックの順方向のユーザフレームにビットが立ち、受信
側で網の輻輳状態を認知するために使用される。
【0024】BECN生成制御回路72は、BECN送
出制御情報に基づきBECNビットを生成してセレクタ
回路69に与える。このBECNビットは、Backw
ard Explicit Congestion N
otification:逆方向明示的輻輳通知を表す
もので、具体的には、輻輳しているトラヒックの逆方向
のユーザフレームにビットが立ち、発信側で網の輻輳状
態を認知するために使用される。セレクタ回路69は、
セレクタ68からのセル、FECN生成回路71からの
FECNビット信号、BECN生成回路72からのBE
CNビット信号のいずれかを必要に応じて選択して出方
路に出力する。
【0025】図4において、本セル分配制御回路が、各
出方路ごとに設けられ、これらの出方路に送出するセル
を選択制御するためのアドレスフィルタ回路61を介し
て入力される。アドレスフィルタ回路61からの出力信
号は、各種サービスクラスフィルタ回路62〜64を介
してセルバッファ制御回路65〜67に与えられる。セ
ルバッファ制御回路65〜67は優先制御コントロール
回路70との間で読み出し要求信号・読み出し許容信号
が授受される。
【0026】セルバッファ制御回路65〜67は、局デ
ータなどによって設定される閾値情報が入力される。各
方路の輻輳状態情報として各バッファ障害情報と共にセ
ルバッファ管理情報が出力される。このセルバッファ管
理情報は、FECN生成制御回路71及びATM−SW
共通制御回路55に与えられる。ATM−SW共通制御
回路55からはBECN送出制御情報がBECN生成制
御回路72に与えられ、輻輳制御の実現に使用される。
優先制御コントロール回路70、FECN生成制御回路
71、BECN生成制御回路72からは出力セルを選択
するための情報が出力制御のセレクタ回路69に与えら
れる。
【0027】図1は、セルバッファ制御回路65〜67
の具体的な機能構成図である。この図1において、セル
バッファ制御回路65〜67は、それぞれ同じ回路構成
であり、セルバッファ空エリア管理回路751と、セル
バッファ回路752と、セルバッファライト選択制御回
路753と、ライト判定処理回路754と、セルバッフ
ァリード選択制御回路755と、ライトセルバッファ番
号情報転送回路756と、障害検出回路757とから構
成されている。
【0028】セルバッファ752は、例えば、RAM回
路で構成され、複数の記憶エリア(記憶面)、即ち、複
数のセルバッファ#1〜#mから構成され、入主信号情
報から有効セルをセルバッファライト選択制御回路75
3からの制御によって書き込む。セルバッファライト選
択制御回路753は、ライトアドレス制御を行うもの
で、ライト判定処理回路754からのライト要求信号に
よってセルバッファライト選択信号を生成してセルバッ
ファ752に与え、障害検出回路757から障害情報が
与えられると、その障害情報が表すアドレスのセルバッ
ファ752にセルバッファライト信号を与えないように
制御し、ライトしたセルバッファ番号情報をライトセル
バッファ番号情報転送回路756に与える。セルバッフ
ァ番号情報をライトセルバッファ番号情報転送回路75
6は、セルバッファライト選択信号からライトしたセル
バッファ番号情報をセルバッファリード選択制御回路7
55に与える。
【0029】ライト判定処理回路754は、入主信号情
報から有効セルを検出するとライト要求信号を出力して
セルバッファライト選択制御回路753に与える。セル
バッファ空エリア管理回路751は、閾値情報とライト
要求信号とからセルバッファ内の残存数を管理して輻輳
状態を検出するために、読み出し要求信号を出力してセ
ルバッファリード選択制御回路755に与える。セルバ
ッファリード選択制御回路755は、リードアドレス制
御を行うもので、読み出し許可信号と読み出し信号など
を与えられ、セルバッファリード選択信号を生成してセ
ルバッファ752へ与える。障害検出回路757は、セ
ルバッファ752の#1〜#mから読み出されたセルの
正常の有無を検査(例えば、巡回冗長検査、パリティ検
査)して、正常でない場合はそのセルが記憶されていた
セルバッファに障害があるとして障害情報を出力する。
【0030】この図1において、セル分配制御回路52
内のセルバッファ制御回路65〜67は、入力主信号情
報がライト判定処理回路754とセルバッファ752と
に与えられる。ライト判定処理回路754からはライト
要求信号がセルバッファライト選択制御回路753に与
えられる。セルバッファライト選択制御回路753にお
けるライト情報はセルバッファ空エリア管理回路751
に与えられる。
【0031】セルバッファ752の記憶エリアの面数は
システムトラフィック条件、サービスクラス種別、輻輳
情報ネットワーク伝搬遅延、トラフィック制御ノード応
答時間等によって決定される。セルバッファ752は、
セルバッファライト選択制御回路753、セルバッファ
リード選択制御回路755からセルバッファ選択信号が
与えられる。セルバッファライト選択信号は、ライトセ
ルバッファ番号情報転送回路756に与えられ、更に、
そのセルバッファライト選択情報は、セルバッファリー
ド選択制御回路755にも供給される。セルバッファリ
ード選択信号は、障害検出回路757にも与えられる。
この障害検出回路757からの障害情報は、セルバッフ
ァライト選択制御回路753及び共通制御回路(CC
M)4にも与えられる。
【0032】(動作): 次に、本実施の形態のAT
M交換機の動作を説明する。ATM交換機に入力された
主信号情報は、予め設定された呼制御情報に基づいた接
続先アドレス(出方路番号)情報を入回線インタフェー
ス制御(ILIM)回路1によって編集された装置内の
所定の形式でATM−SW内に入力される。ATM−S
W内では先ずセル多重化回路によって他の方路から入力
されたATMセルと多重化処理が実行され、本ATM交
換機に入力された全てのセルが多重化バス上に多重化出
力される。
【0033】アドレスフィルタ61で選択されたセル
は、更にサービスクラスフィルタ回路(1)62〜
(3)64を介して該当するセルバッファ制御回路65
〜67に取り込まれる。この有効セルがライト判定処理
回路754に入力されるとライト要求信号をセルバッフ
ァ空エリア管理回路751に出力し、セルバッファ空エ
リア管理回路751では、その情報に基づきセルバッフ
ァ内の有効セル数を+1する。セルバッファ空エリア管
理回路751で有効セル数が0でなくなると本回路は読
み出し要求信号を優先制御コントロール回路70に対し
て出力し、セルバッファ内に有効セルが残存することを
通知する。
【0034】優先制御コントロール回路70では、他の
サービスクラスの有効セル数情報、優先制御情報、FE
CN送信要求、BECN送信要求信号によってリード許
可をあるサービスクラスのセルバッファ制御回路65〜
67に供給する。その読み出し動作においてそのセル情
報の正誤判定を行うことによって障害検出回路757に
おいて、セルごとの伝達障害を検出する。障害検出回路
757では、特定アドレス障害或いは不特定アドレス
(全領域に係る)障害の切り分けを行い、障害として検
出した場合には、その情報を共通制御回路(CCM)4
に通知すると共にセルバッファライト選択制御回路75
3、セルバッファ空エリア管理回路751に対して送出
する。
【0035】セルバッファライト選択制御回路753で
は、障害アドレス情報によってそのセルバッファ回路7
52に対するライト制御を回避する手段によって、障害
部分を切り離した動作モードに入る。尚、ライトしたセ
ルバッファ番号情報は、ライトセルバッファ番号情報転
送回路756を介してセルバッファリードアドレス管理
に転送され、転送された順番にセルバッファ752内の
情報を読み出す。
【0036】セルバッファ空エリア回路751では、有
効セルごとのライト要求信号によって、セルバッファ7
52内の有効セル残存数を+1し、読み出し許可に伴う
読み出し動作によってセルバッファ752内の有効セル
残存数を−1することによって、常にセルバッファ75
2内の残存数情報を持ち、この値を閾値情報と比較する
ことによって輻輳状態を検出する。
【0037】このセルバッファ制御回路65〜67にお
けるセルバッファ752内でのアドレス特定障害が検出
された場合の動作は、セルバッファ752内の有効セル
残存数に障害セルバッファ数分だけオフセット値を加算
することによって、輻輳状態を検出する。但し、読み出
し側では、このオフセット値を引いた値でセルバッファ
752内の有効セルの残存をチェックする。
【0038】また、本ATM交換機の運用状態において
は、運用系と待機系という状態で稼働している。上述の
障害検出時には即刻、待機系に切り替え、その系を新し
く運用系として稼働させる。更に、待機系が障害状態の
途中に、運用系で上述のセルバッファの障害が発生した
場合は、その運用系の状態を保持し、その運用系のその
サービスクラスごとのハードウエアにおける障害検出回
路757からの障害情報に基づいてそのセルバッファ回
路752を切り離すと同時に障害セルバッファ数を加算
した状態で輻輳状態を監視する。輻輳状態を検出した場
合は、正常運用時と同様にFECN送信制御、BECN
送信制御を起動する。障害情報は、共通制御回路(CC
M)4に通知され、その障害情報に見合った輻輳制御・
リソーソ管理が行われ、コネクション受け付け制御が実
現される。
【0039】1重化装置の場合は、上述のセルバッファ
の障害を検出した時点で障害セルバッファを切り離した
状態で上述の動作と同様な運用を実現する。即ち、図5
は、図1のATM交換機の2重冗長構成を1重構成にし
た場合の機能構成図である。このATM交換機は、入回
線インタフェース制御回路(ILIM)1の#0回路1
1、#1回路13、#n回路15と、ATMスイッチ回
路2のATMスイッチ21と、出回線インタフェース制
御回路(OLIM)3の#0回路31、#1回路33、
#n回路35と、共通制御回路(CCM)41とから構
成されている。
【0040】各回路の機能と動作とは上述と同様である
ので、ATMスイッチ回路1のATMスイッチ21のセ
ルバッファ制御部65〜67のセルバッファ752の#
1〜#mからのセルの読み出しを監視して、障害検出回
路757でいずれかのセルバッファからのセルの読み出
しが正常でないと判定するとセルバッファライト選択制
御回路753によって障害を起こしているセルバッファ
752#1〜#mのいずれかへのセル書き込みを停止さ
せ、正常なセルバッファへの書き込みを継続させること
で障害による動作停止を回避させる。
【0041】(本発明の実施の形態の効果): 以上
の本発明の実施の形態によれば、セルバッファ制御回路
に障害検出回路を設け、その障害検出情報によって障害
エリアのライト制御を回避するセルバッファライト選択
制御回路を設け、ライトセルバッファ番号情報転送回路
によって順次読み出しセルバッファを選択すると同時に
障害セルバッファを切り離し状態として運用を継続する
ことができる。
【0042】また、障害セルバッファ数の情報によっ
て、設定閾値情報と、セルバッファ内の有効セル数+障
害セルバッファ数との比較によって閾値越情報を出力す
る手段を設けたことによって、セルバッファ部障害状態
における輻輳制御を従来と同様の処理で実現することが
できる。更に、サービスクラスごとに異なる回路を装備
し、その機能ブロックごとの障害監視及び障害によって
切り離しも可能となる。
【0043】2重化装置においては、セルバッファ制御
回路における障害が片方の系で発生し、且つ他方の系で
何等かの障害が起きた場合であっても、トラフィック制
御を実現し、動作可能リソース(資源:回路)管理をし
ながらATM交換機を運用することができ、非常に信頼
性を向上させることができる。
【0044】また、1重化装置においては、セルバッフ
ァ制御回路における障害が発生しても、その系のままト
ラフィック制御を実現し、動作可能リソースを管理しな
がらATM交換機を運用することができる。
【0045】(他の実施の形態): (1)尚、以上
の実施の形態においては、本発明をATMスイッチ回路
に適用した例を示したが、ATM交換機内の回線制御部
におけるSDH(Synchronous Digit
al Hierarchy:同期デジタルハイアラー
キ:伝送速度の階層構成)〜ATMセル変換回路、或い
はFDDI(Fiber Distributed D
ata Interface:光ファイバ分散データイ
ンタフェース)〜ATMセル変換回路においても同様の
セルバッファ部を搭載することができ、これらの装置に
も適用することが可能である。但し、この場合、送信側
主信号情報に関しては、セルバッファ部における障害検
出情報によって上流(上位)装置に対して送信一時停止
情報を出力し、上流(上位)装置ではこの信号によって
主信号情報の出力を一時停止する手段を備えることで実
現することができる。また、ATM−HUB(集線装
置)などにも適用することができる。
【0046】(2)また、上述の実施の形態の障害検出
回路757でのセルの正常の有無の検査においては、セ
ルヘッダのHEC(Header Error Con
trol)のヘッダ誤り検出/訂正符号を使用して検査
することも好ましい。セルヘッダの検査はHECの検査
を行い、ペイロードの検査は巡回冗長検査又はパリティ
検査などを行うことも好ましい。他の実施の形態とし
て、入主信号情報の合間に間欠的に検査用セル又は試験
用セルを挿入し、その検査用セル又は試験用セルがセル
バッファから読み出すときに障害検出回路で既知の検査
用セル又は試験用セルと照らし合わせて正常の有無を検
査することも好ましい。
【0047】(3)また、上述の実施の形態において
は、固定長パケットであるATM交換機におけるセルバ
ッファの制御を例にして説明したが、他の実施の形態と
して、可変長パケット信号を扱うパケットバッファの制
御にも適用することができ、これによってパケット信号
の伝達系の信頼性を向上させることもできるようにな
る。また入力信号として回線交換信号のバッファ回路
(時分割スイッチ回路)にも適用することができる。更
に他の情報処理装置におけるワードデータ、チャネルデ
ータなどのデータ伝達系におけるバッファ回路にも適用
することができる。
【0048】
【発明の効果】以上述べた様に第1の発明は、バッファ
手段を複数のバッファ部から形成し、入力信号を所定の
規則に従って各バッファ部に一時記憶し、読み出し命令
に基づき号を読み出し、各バッファ部から信号を読み出
すときに、各バッファ部の読み出し信号が正常であるか
否かの検査を行って、正常でない場合はその読み出し信
号が記憶されていたバッファ部への入力信号の記憶を停
止させる制御を行うことで、一部のバッファ部が障害を
起こしても正常なバッファ部を使用して障害による動作
停止を回避してバッファ動作を継続することができる。
【0049】また、第2の発明によれば、上述のバッフ
ァ障害回避制御回路を交換装置に適用することで、装置
の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の2重冗長構成のATM交
換機におけるATMスイッチ回路内のセルバッファ制御
回路の機能構成図である。
【図2】本実施の形態の2重冗長構成のATM交換機の
概略構成図である。
【図3】本実施の形態の2重冗長構成のATM交換機の
ATMスイッチ回路の機能構成図である。
【図4】本実施の形態の2重冗長構成のATM交換機の
セル分配制御回路の機能構成図である。
【図5】本実施の形態の1重構成のATM交換機の概略
構成図である。
【符号の説明】
751…セルバッファ空エリア管理回路、752…セル
バッファ、753…セルバッファライト選択制御回路、
754…ライト判定処理回路、755…セルバッファリ
ード選択制御回路、756…ライトセルバッファ番号情
報転送回路、757…障害検出回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバッファ部から形成し、入力信号
    を所定の規則に従って上記各バッファ部に一時記憶し、
    読み出し命令に基づき上記各バッファ部に記憶されてい
    る信号を読み出すバッファ手段と、 上記各バッファ部から信号を読み出すときに、上記各バ
    ッファ部の読み出し信号が正常であるか否かの検査を行
    って、正常でない場合はその読み出し信号が記憶されて
    いたバッファ部への入力信号の記憶を停止させる制御を
    行う制御手段とを備えることを特徴とするバッファ障害
    回避制御回路。
  2. 【請求項2】 上記入力信号の記憶を停止させているバ
    ッファ部の個数と、上記バッファ手段に記憶されている
    信号の量とを管理し、上記バッファ手段が輻輳状態であ
    るか否かを判断し、輻輳状態である場合は輻輳情報を出
    力する輻輳制御手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載のバッファ障害回避制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のバッファ障害回避
    制御回路を備えて上記入力信号のスイッチング処理を行
    う、又は上記入力信号の回線対応処理を行うことを特徴
    とする交換装置。
JP15527096A 1996-06-17 1996-06-17 バッファ障害回避制御回路及び交換装置 Pending JPH104411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15527096A JPH104411A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 バッファ障害回避制御回路及び交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15527096A JPH104411A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 バッファ障害回避制御回路及び交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH104411A true JPH104411A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15602241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15527096A Pending JPH104411A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 バッファ障害回避制御回路及び交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH104411A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010154091A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fujitsu Ltd ネットワーク装置
JP2015119387A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 公立大学法人会津大学 誤り耐性ルータ、これを使用するic、及び誤り耐性ルータの制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010154091A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fujitsu Ltd ネットワーク装置
JP2015119387A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 公立大学法人会津大学 誤り耐性ルータ、これを使用するic、及び誤り耐性ルータの制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6853641B2 (en) Method of protecting traffic in a mesh network
JP3606941B2 (ja) フロー制御装置及びフロー制御方法
JP2780660B2 (ja) 回線切換装置
US8154994B2 (en) Header conversion technique
JP2003018186A (ja) 通信装置及び通信制御方法
US6580688B1 (en) Switching transmission units to an equivalent circuit for the purposes of bidirectional asynchronous cell transfer
US6674755B1 (en) Method and system for protection switching in a telecommunications network
WO2000004741A1 (en) A reliable and robust atm-switch
JPH08181699A (ja) Atm交換装置
US20130121144A1 (en) Multiplexing apparatus and discard method
JPH104411A (ja) バッファ障害回避制御回路及び交換装置
JP3881716B2 (ja) 通信信号伝送用の通信ネットワーク
US7039006B2 (en) Board duplexing apparatus for asynchronous transfer mode switch and method of controlling the same
US20010012267A1 (en) Redundant structure control device for exchange
JPH04337935A (ja) データ切替方式
JPH04100343A (ja) Atmリンクシステム
JP2768762B2 (ja) 交換機
JP3045144B2 (ja) Atm交換機
JPH0382244A (ja) プロセッサ間通信システム
JP3310495B2 (ja) 無瞬断バーチャルパス切替えシステム
JP3151768B2 (ja) 同期・非同期転送モード対応型セルフヒーリング・リング方式
US6990066B1 (en) Method for using a pre-configured ATM switch and traffic discard to facilitate UPSR selection
JP3776267B2 (ja) 多重化装置
JP2003069521A (ja) パス切替装置、パス切替システム及びパス切替方法
US6987759B1 (en) Method for using a pre-configured TDM switch and traffic discard to facilitate UPSR selection