JPH09247162A - 伝送品質監視oam機能の無瞬断二重化切替回路 - Google Patents

伝送品質監視oam機能の無瞬断二重化切替回路

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JPH09247162A
JPH09247162A JP8050128A JP5012896A JPH09247162A JP H09247162 A JPH09247162 A JP H09247162A JP 8050128 A JP8050128 A JP 8050128A JP 5012896 A JP5012896 A JP 5012896A JP H09247162 A JPH09247162 A JP H09247162A
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JP
Japan
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ram
oam
quality monitoring
cell
output
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Application number
JP8050128A
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English (en)
Inventor
Kazuhide Ouchi
一英 大内
Takamasa Suzuki
孝昌 鈴木
Kazuyoshi Oshima
一能 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMの二重化された伝送品質監視OAM機
能を現用系から予備系へ切り替える際にデータの連続性
を失わずに切替えられる無瞬断切替回路を得る。 【解決手段】 自系が現用系である場合、OAMセル組
立・挿入回路31は外部からセルを入力する都度、BI
P値等のデータをRAM13から読み出してBIP値演
算を行い、演算結果を出力データセレクタ37を介して
RAM13へ出力する。RAM13は伝送品質監視OA
Mセル組立情報を格納する。また、OAMセル組立・挿
入回路31はOAMセル送出命令が出された後の最初の
空きセルを入力した時に伝送品質監視OAMセルを組立
て、この伝送品質監視OAMセルをこの空きセルの代わ
りに出力セルとして出力する。また、OAMセル送出命
令ライトアドレスカウンタ34の値とOAMセル送出命
令リードアドレスカウンタ35の値は予備系へ出力さ
れ、カウンタの内容を一致させる為に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広帯域ISDN
などに用いられる非同期転送モードすなわちATM(As
ynchronous Transfer Mode)の伝送品質監視OAM(Op
eration And Maintenance)機能が二重化されている場
合の二重化切替手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にATMを用いた場合、網に対して
仮想的なチャネルを提供するバーチャルチャネル(V
C:Virtual Channel、以下VCと略す)の概念および
仮想的なチャネルの束でありかつ仮想的なパスを提供す
るバーチャルパス(VP:Virtual Pass, 以下VPと
略す)の概念により、柔軟な網を構築することができ
る。VPおよびVCの高度な設計・運用にはVPおよび
VCレベルのOAMセルを用いたOAM機能が必要とな
り、その内容についてITU(International Telecomm
unication Union)−T(旧CCITT)で標準化作業
が行われている。
【0003】図14は上記OAM機能のうち、例えばN
TT R&D,VOL.42,No.3,P.381,
1993の「バーチャルパスのOAM技術」に記述され
ている伝送品質監視機能を示した伝送品質監視機能図で
あり、図14(a)は伝送品質監視機能の動作例を示す
概念図である。
【0004】図14(a)において、141は局舎A、
142は局舎Bであり、143は局舎A内に設けられ、
VPのスイッチング及び多重等を行なうクロスコネクト
装置(XCともいう)、144は局舎B内に設けられた
VPのスイッチング及び多重等を行なうクロスコネクト
装置、145および146は端末、147はクロスコネ
クト装置143とクロスコネクト装置144との間を流
れているセルの品質監視結果の収集等を行なうオペレー
ションセンタ、1400はクロスコネクト装置143と
クロスコネクト装置144との間に設定されたVP、1
401は端末145とクロスコネクト装置143との間
を流れるユーザセル、1402はVP1400を流れる
ユーザセル、1403はクロスコネクト装置144と端
末146との間を流れるユーザセル、1404はクロス
コネクト装置143において伝送品質監視用として挿入
されクロスコネクト装置144において分離かつ分析さ
れる伝送品質監視OAMセル、1405はクロスコネク
ト装置143によって挿入された後VP1400を流れ
る伝送品質監視OAMセルである。但し、図14(a)
ではクロスコネクト装置143が伝送品質監視機能の送
信側であり、クロスコネクト装置144が受信側である
ことを前提としている。
【0005】また、図14(b)は伝送品質監視用OA
Mセルのフォーマットを示す構造図である。図14
(b)において、1410は伝送品質監視OAMセル
(全体構成)である。次に、伝送品質監視OAMセル1
410の構成を説明する。1411は伝送品質監視OA
Mセル1410が流れるVPの識別用として用いられる
VPI(Virtual Path Identifier)であり、ユーザセ
ルのVPIと同一の値を有する。
【0006】また、1412はVP用OAMセルを他の
セルと識別するための特定の値(16進数で0003ま
たは0004)を有するVCI(Virtual Channel Iden
tifier)、1413はユーザ情報かネットワーク情報か
の識別を示すペイロードタイプ(以下、PTと略す)、
1414は予約ビット(以下、RESと略す)、141
5はオーバフロー時にセル廃棄を行なうか否かの優先度
を示すセルロスプライオリティビット(以下、CLPと
略す)、1416はVPI1411〜CLP1415の
CRCによって求められるヘッダエラーコントロールコ
ード(以下、HECと略す)である。VPI1411〜
HEC1416で当該伝送品質監視用OAMセルのヘッ
ダを構成する。
【0007】また1417は伝送品質監視OAMセルを
示すための特定値を持つOAM種別、1418はOAM
セル1410の損失・誤配を検出するためのシーケンス
番号(以下、SNと略す)、1419はユーザセルの損
失・誤配を検出するためのシーケンス番号(以下、TU
Cと略す)、1420はユーザセルの情報誤りを検出す
るための検査符号(Bit Interleaved Pariyty 以下、
BIPと略す)、SN1418〜BIP1420を用い
て伝送品質監視を行う。1421は未使用領域であり、
ある特定値が挿入される。1422は伝送品質監視OA
Mセル1410のペイロード(伝送品質監視OAMセル
1410全体からヘッダを除いた情報部分であり、OA
M種別1417〜ECC1422から構成される)の誤
り検出符号(以後ECCと略す場合もある)である。
【0008】また、図15は例えば特開平5−2921
18号公報の「送信/受信装置及び通信システムにおけ
る伝送品質監視方式」に記述されている従来の伝送品質
監視装置の送信側回路の構成例を示す構成図である。図
において、151は送信するユーザセルの情報誤りの検
出用パリティを作成するためのBIP演算を行うBIP
−n演算部、152はBIP−n演算部151で演算し
たBIPを記憶してあるメモリ、153は 端末からの
主信号(入力セル)をラッチするラッチ部、154はラ
ッチ部153でラッチされたセルがユーザセルか空きセ
ルかの識別を行うセル識別部、155は送信するセルの
VPI値を格納するFIFO(ファーストイン・ファー
ストアウト)バッファ157の制御を行うカウンタ、1
56はVPI毎に監視セル数を記憶してあるセル数テー
ブル、158は主信号を一定時間遅延させるセル遅延
部、159は伝送品質監視OAMセルの挿入タイミング
により動作するマルチプレクサである。
【0009】また、図16は図15と同じ特開平5−2
92118号公報の「送信/受信装置及び通信システム
における伝送品質監視方式」に記述されている従来の伝
送品質監視装置の受信側回路の構成を示す構成図であ
り、図中、161は受信されたユーザセルの情報誤りを
検出するためのBIP演算を行うBIP−n演算部、1
62はBIP−n演算部161で演算したBIPを記憶
してあるメモリ、163は主信号(入力セル)をラッチ
するラッチ部、164はラッチ部163でラッチされた
セルの識別を行うセル識別部、165は伝送品質監視O
AMセルがセル識別部164によって識別された場合に
この伝送品質監視OAMセルをラッチするOAMセルラ
ッチ部、166はBIPを格納するメモリ162に格納
されたBIP値とOAMセルラッチ部165でラッチさ
れた伝送品質監視OAMセルのBIP値を比較するデー
タ比較部、167はデータ比較部166が検出したBI
P値不一致のエラーの数をカウントするカウンタ、16
8はカウンタ167のカウンタ値を格納するメモリであ
る。
【0010】次に、図14〜図16に示した従来の伝送
品質監視装置の動作を説明する。図14(a)におい
て、まず端末145から局舎A141内のクロスコネク
ト装置143へ向かってユーザセル1401が送出され
る。クロスコネクト装置143は端末145から入力さ
れたVP毎の一定数のユーザセル1401に対して送出
セル数、誤り検出符号等を求めて図14(b)に示す伝
送品質監視OAMセル1410を作成した上で、上記一
定数のユーザセル1401毎に挿入して回線へ送出す
る。
【0011】回線に送出されたユーザセル1402およ
び伝送品質監視OAMセル1405を受信したクロスコ
ネクト装置144は、受信したユーザセル1402より
誤り検出符号および受信セル数を求め、受信した伝送品
質監視OAMセル1405に挿入されているBIP値と
比較し、不一致の場合はエラー通知を行なうことにより
伝送品質を監視する。
【0012】伝送品質監視装置の送信側回路および受信
側回路は、回線上に複数のVPが存在するので、回線上
を流れているすべてのVPに対して伝送品質監視OAM
セルの生成および分離を行う。そのため、クロスコネク
ト装置143および144では、各VP毎にユーザセル
数や誤り検査符号等を保持する機能が必要になり、RA
M(メモリ)を用いてユーザセル数や誤り検査符号等を
保持するのが一般的である。
【0013】さらに、クロスコネクト装置143のよう
な伝送品質監視装置の送信側回路は伝送品質監視OAM
セルを、ユーザセルの遅延変動に影響を与えないように
するために、空きセル(ユーザセルが収容される伝送フ
レームのペイロード速度とATMレイヤから要求された
ユーザセル速度が異なる場合にペイロード速度に整合さ
せるために挿入されるセルであり、アイドルセルともい
う)の位置に挿入する。
【0014】そのため、空きセルが入力されるまで伝送
品質監視OAMセルの送出要求を保持する必要があり、
また伝送品質監視OAMセル送出要求が発生した順に該
当VPI値の伝送品質監視OAMセルを送出するので、
FIFO構成のバッファが適している。図15および図
16はこのFIFO構成のバッファを用いた例を示した
ものである。
【0015】図15に示す伝送品質監視装置の送信側回
路において、まずBIP−n演算部151はVP単位で
決められた監視区間長内のユーザセル(図中の主信号)
を入力すると共に、メモリ152から当該ユーザセルの
VPに対応する前回のBIP演算結果を読み出し、この
BIP演算結果と上記ユーザセルとに基づいてBIP−
nパリティ演算を行う。
【0016】また、ラッチ部153は端末(図示せず)
から入力した入力セル(主信号)のVPI値に基づい
て、メモリ152のアドレスを生成すると共に、監視セ
ル数が予め設定されているセル数テーブル156の入力
セルのアドレスを生成する。セル数テーブル156はラ
ッチ部153によって出力されたアドレスに従って監視
セル数を読み出してカウンタ155へ出力する。
【0017】一方、セル識別部154はラッチ部153
がラッチしたセルよりユーザセルと空きセルを分離した
上で、ユーザセルをBIP−n演算部151およびカウ
ンタ155へ出力し、空きセルをFIFOバッファ15
7へ出力する。カウンタ155はセル識別部154から
ユーザセルを入力する毎にカウントアップし、このカウ
ント値が前述したセル数テーブル156から入力した監
視セル数と一致したときにカウンタフル信号をFIFO
バッファ157へ出力する。
【0018】FIFOバッファ157はカウンタフル信
号を入力すると、ラッチ部153より入力したこのとき
のVPI値を自身に書き込む。また、FIFOバッファ
157はセル識別部154より空きセルを入力すると、
記憶してあるVPI値の内から最も古いVPI値を読み
出して、伝送品質監視OAMセル用のVPI値としてマ
ルチプレクサ159へ出力する。セル遅延部158は上
記のOAMセル用のVPI値をマルチプレクサ159へ
出力する動作に要する時間分、主信号を遅延させマルチ
プレクサ159へ出力する。
【0019】マルチプレクサ159は、通常、端末から
入力したユーザセル及び空きセル(図中の主信号)をそ
のままセル遅延部158を介して出力するが、FIFO
バッファ157よりVPI値が読み出された場合、この
VPI値に対応するメモリ152のBIP値を読み出し
伝送品質監視OAMセルを構成した上でこのときの空き
セルの位置に挿入する。このようにして伝送品質監視O
AMセルはユーザセル及び空きセルと共にマルチプレク
サ159から回線へ出力される。
【0020】回線上を流れる伝送品質監視OAMセルを
含んだユーザセルは図14に示すクロスコネクト装置1
44に入力される。次に、伝送品質監視OAMセルを含
んだユーザセルを入力したクロスコネクト装置144の
動作を図16を用いて説明する。図16において、まず
BIP−n演算部161で送信側回路と同様にVP毎に
入力したユーザセルの各VPに対応する前回のBIP演
算結果をメモリ162より読み出し上記ユーザセルとこ
のBIP演算結果との間でBIP−nパリティ演算を行
う。また、ラッチ部163は入力セルのVPI値に基づ
いてメモリ162のアドレスを生成する。
【0021】セル識別部164はラッチ部163がラッ
チしたセルよりユーザセル(空きセルを含む)と伝送品
質監視OAMセルを分離し、ユーザセルをBIP−n演
算部161へ出力し、伝送品質監視OAMセルをOAM
セルラッチ部165へ出力する。OAMセルラッチ部1
65はセル識別部164より入力した伝送品質監視OA
MセルのVPI値に対応するアドレスを生成しメモリ1
62へ出力し、また入力された伝送品質監視OAMセル
のBIP値をデータ比較部166へ出力する。
【0022】データ比較部166はOAMセルラッチ部
165より出力されたアドレスに基づいてメモリ162
よりBIP値を読み出し、OAMセルラッチ部165よ
り入力した伝送品質監視OAMセルのBIP値と比較す
る。比較の結果が不一致の場合、データ比較部166は
伝送路エラーと判断してエラー信号をカウンタ167へ
出力する。カウンタ167はこのエラー信号をカウント
してカウント結果をメモリ168へ出力し、メモリ16
8はこのカウント結果をOAMセルラッチ部165より
入力したVPI値に基づいて作成されたアドレスの領域
に格納する。メモリ168に格納されたカウント結果は
監視系に読み出され、監視系では伝送路エラーの履歴記
録、オペレーションセンタ147や送信側装置へのエラ
ー監視結果の通知等を行う。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】伝送品質監視OAM機
能は以上のように構成されるが、ATM網を構築する際
にクロスコネクト装置などの装置に、二重化構成にした
伝送品質監視OAM機能等を設けて、信頼性を向上させ
る場合がある。この場合、二重化された2つの系をそれ
ぞれ例えば0系と1系と呼ぶこととし、0系と1系の伝
送品質監視OAM機能をそれぞれ独立に動作させ二重化
切替を行った場合、切替前と切替後でBIP値等を格納
するメモリの内容や、挿入するOAMセルのVPI値を
格納するFIFOバッファの内容が他系の異なるデータ
を有するバッファの内容に切替わる。従って、二重化切
替時はデータの連続性が失われ、伝送品質監視結果が異
常になるという問題点があった。
【0024】また、0系と1系との間にアドレス信号や
制御信号やデータ信号などの系を跨る系間信号の数が多
く設計を行なう上で、柔軟性に欠け、設計し難いという
問題点があった。
【0025】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、伝送品質監視OAM機能の送信
側回路および受信側回路のどちらかあるいは両方につい
て伝送品質監視OAM機能が二重化されている場合に二
重化切替を無瞬断で行うことができることを目的として
いる。また、系間信号の数を軽減あるいは解消して設計
し易くすることを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る伝送品
質監視OAM機能の無瞬断二重化切替回路は、非同期転
送モード(ATM)の0系と1系とから成る二重化され
た伝送品質監視OAM処理手段のそれぞれが、端末やA
TM交換機などの外部装置からセルを入力する都度、伝
送品質監視OAM機能の処理を行なう伝送品質監視OA
M処理回路と、伝送品質監視OAMセル組立て情報又は
伝送品質監視受信情報を格納するRAM(Random
Access Memory)と、を有し、上記0系
の伝送品質監視OAM処理回路から出力されたRAMア
ドレスと上記1系の伝送品質監視OAM処理回路から出
力されたRAMアドレスの内の一方を選択し上記RAM
へ出力するアドレスセレクタと、上記0系の伝送品質監
視OAM処理回路から出力されたRAM制御信号と上記
1系の伝送品質監視OAM処理回路から出力されたRA
M制御信号の内の一方を選択し上記RAMへ出力する制
御信号セレクタと、上記0系の伝送品質監視OAM処理
回路から出力されたRAMデータと上記1系の伝送品質
監視OAM処理回路から出力されたRAMデータの内の
一方を選択し上記RAMへ出力するデータセレクタと、
を備え、自系が予備系で他系が現用系である場合に、上
記アドレスセレクタ、制御信号セレクタおよびデータセ
レクタは上記他系から入力されるRAMアドレス、RA
M制御信号およびRAMデータを選択するものである。
【0027】また、第2の発明に係る伝送品質監視OA
M機能の無瞬断二重化切替回路は、非同期転送モード
(ATM)の0系と1系から成る二重化された伝送品質
監視OAM処理手段のそれぞれが、外部からセルを入力
する都度、伝送品質監視OAM機能の処理を行ない、そ
の後上記セルを出力する送信側の伝送品質監視OAM処
理回路と、伝送品質監視OAMセル組立て情報を格納す
るRAMと、を有し、上記0系の送信側の伝送品質監視
OAM処理回路から出力されたRAMアドレスと上記1
系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力され
たRAMアドレスの内の一方を選択し上記RAMへ出力
するアドレスセレクタと、上記0系の送信側の伝送品質
監視OAM処理回路から出力されたRAM制御信号と上
記1系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力
されたRAM制御信号の内の一方を選択し上記RAMへ
出力する制御信号セレクタと、上記0系の送信側の伝送
品質監視OAM処理回路から出力されたRAMデータと
上記1系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出
力されたRAMデータの内の一方を選択し上記RAMへ
出力するデータセレクタとを有し、上記送信側の伝送品
質監視OAM処理回路は、セルおよびRAMデータを入
力し、伝送品質監視OAMセル組立て情報格納用RAM
アドレスを生成出力し、OAMセル組立て情報を生成出
力し、RAMのリード・ライトを制御するRAM制御信
号を生成出力し、入力セル流に組立てた伝送品質監視O
AMセルを挿入し出力するOAMセル組立て・挿入回路
と、上記入力したセルと上記RAMデータと上記OAM
セル送出命令制御部からの信号とに基づき、OAMセル
送出命令を生成し出力するOAMセル送出命令生成回路
と、上記OAMセル送出命令生成回路からの制御信号に
基づき、OAMセル送出命令を上記RAMに格納するた
めのアドレスを生成するOAMセル送出命令ライトアド
レスカウンタとRAMに格納されたOAMセル送出命令
をリードするアドレスを生成するOAMセル送出命令リ
ードアドレスカウンタで構成されるOAMセル送出命令
制御部と、OAMセル送出命令を出力した場合にはOA
Mセル送出命令ライトアドレスを選択し、OAMセル組
立て・挿入の場合にはOAMセル送出命令リードアドレ
スを選択し、その他の場合にはOAMセル組立て情報格
納用RAMアドレスを選択し、上記RAMにRAMアド
レスとして出力する出力アドレスセレクタと、OAMセ
ル送出命令の出力の場合にはOAMセル送出命令生成回
路から出力されたOAMセル送出命令を選択し、その他
の場合には上記OAMセル組立て・挿入回路から出力さ
れたOAMセル組立て情報を選択し上記RAMへ出力す
る出力データセレクタとを有し、自系が現用系で他系が
予備系である場合、上記OAMセル送出命令制御部は上
記OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタのキャリ
ー出力とOAMセル送出命令リードアドレスカウンタの
キャリー出力を系間信号として他系のOAMセル送出命
令制御部へ出力し、自系が予備系で他系が現用系である
場合、上記OAMセル送出命令制御部は上記OAMセル
送出命令ライトアドレスカウンタに対する他系からの系
間信号により上記OAMセル送出命令ライトアドレスカ
ウンタをリセットし、上記OAMセル送出命令リードア
ドレスカウンタに対する他系からの系間信号により上記
OAMセル送出命令リードアドレスカウンタをリセット
し、両系のOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ
値と両系のOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ
値をそれぞれ一致させるものである。
【0028】また、第3の発明に係る伝送品質監視OA
M機能の無瞬断二重化切替回路は、自系が予備系で他系
が現用系である場合に、外部からセルを入力する都度、
OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタは他系から
のOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタのカウン
ト値を入力して自分のカウンタにプリセットし、OAM
セル送出命令リードアドレスカウンタは他系からのOA
Mセル送出命令リードアドレスカウンタのカウント値を
入力して自分のカウンタにプリセットするものである。
【0029】また、第4の発明に係る伝送品質監視OA
M機能の無瞬断二重化切替回路は、非同期転送モード
(ATM)の0系と1系から成る二重化された伝送品質
監視OAM処理手段のそれぞれが、外部からセルを入力
する都度、伝送品質監視OAM機能の処理を行ない、そ
の後上記セルを出力する送信側の伝送品質監視OAM処
理回路と、伝送品質監視OAMセル組立て情報を格納す
るRAMと、を有し、上記0系の送信側の伝送品質監視
OAM処理回路から出力されたRAMアドレスと上記1
系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力され
たRAMアドレスの内の一方を選択し上記RAMへ出力
するアドレスセレクタと、上記0系の送信側の伝送品質
監視OAM処理回路から出力されたRAM制御信号と上
記1系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力
されたRAM制御信号の内の一方を選択し上記RAMへ
出力する制御信号セレクタと、上記0系の送信側の伝送
品質監視OAM処理回路から出力されたRAMデータと
上記1系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出
力されたRAMデータの内の一方を選択し上記RAMへ
出力するデータセレクタとを有し、上記送信側の伝送品
質監視OAM処理回路は、セルおよびRAMデータを入
力し、伝送品質監視OAMセル組立て情報格納用RAM
アドレスを生成出力し、OAMセル組立て情報を生成出
力し、RAMのリード・ライトを制御するRAM制御信
号を生成出力し、入力セル流に組立てた伝送品質監視O
AMセルを挿入し出力するOAMセル組立て・挿入回路
と、上記入力したセルと上記RAMデータと上記OAM
セル送出命令制御部からの信号とに基づき、OAMセル
送出命令を生成し出力するOAMセル送出命令生成回路
と、上記OAMセル送出命令生成回路からの制御信号に
基づき、OAMセル送出命令を上記RAMに格納するた
めのアドレスを生成するOAMセル送出命令ライトアド
レスカウンタとRAMに格納されたOAMセル送出命令
をリードするアドレスを生成するOAMセル送出命令リ
ードアドレスカウンタで構成されるOAMセル送出命令
制御部と、OAMセル送出命令を出力した場合にはOA
Mセル送出命令ライトアドレスを選択し、OAMセル組
立て・挿入の場合にはOAMセル送出命令リードアドレ
スを選択し、その他の場合にはOAMセル組立て情報格
納用RAMアドレスを選択し、上記RAMにRAMアド
レスとして出力する出力アドレスセレクタと、OAMセ
ル送出命令の出力の場合にはOAMセル送出命令生成回
路から出力されたOAMセル送出命令を選択し、その他
の場合には上記OAMセル組立て・挿入回路から出力さ
れたOAMセル組立て情報を選択し上記RAMへ出力す
る出力データセレクタとを有し、自系が現用系で他系が
予備系である場合に、上記出力データセレクタは上記O
AMセル送出命令ライトアドレスカウンタからのカウン
ト値を選択し、OAMセル送出命令リードアドレスカウ
ンタからのカウント値を選択し、RAMデータとしてR
AMへ出力し、自系が予備系で他系が現用系である場合
に、上記出力データセレクタは上記RAMの書き込み時
と同じアドレスからRAMデータを読み出し、上記OA
Mセル送出命令ライトアドレスカウンタおよびOAMセ
ル送出命令リードアドレスカウンタに上記RAMデータ
をプリセットするものである。
【0030】また、第5の発明に係る伝送品質監視OA
M機能の無瞬断二重化切替回路は、非同期転送モード
(ATM)の二重化された伝送品質監視OAM機能の0
系と1系のそれぞれが、外部からセルを入力する都度、
伝送品質監視OAM機能の処理を行ない、その後セルを
出力する送信側の伝送品質監視OAM処理回路と、伝送
品質監視OAMセル組立て情報を格納するRAMと、送
信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力されたRA
MアドレスのRAMへの出力を制御するRAMアドレス
用バス接続バッファと、送信側の伝送品質監視OAM処
理回路から出力されたRAM制御信号のRAMへの出力
を制御するRAM制御信号用バス接続バッファと、送信
側の伝送品質監視OAM処理回路から出力されたRAM
データをRAMライト時にRAMへ出力するRAMデー
タ用バス接続バッファとを有し、前記RAMアドレス用
バス接続バッファはその出力を0系と1系の両系に接続
してバス構成とし、 前記RAM制御信号用バス接続バ
ッファはその出力を0系と1系の両系に接続してバス構
成とし、 前記RAMデータ用バス接続バッファはその
出力を0系と1系の両系に接続してバス構成とし、系有
意信号により自系が予備系の場合に自系のRAMアドレ
スおよびRAM制御信号およびRAMデータの出力を禁
止するものである。
【0031】また、第6の発明に係る伝送品質監視OA
M機能の無瞬断二重化切替回路は、非同期転送モード
(ATM)の二重化された伝送品質監視OAM機能の0
系と1系のそれぞれが、外部からセルを入力する都度、
伝送品質監視OAM機能の処理を行なう受信側の伝送品
質監視OAM処理回路と、伝送品質監視受信情報を格納
するRAMと、上記受信側の伝送品質監視OAM処理回
路から出力されたRAMアドレスの上記RAMへの出力
を制御するRAMアドレス用バス接続バッファと、上記
受信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力されたR
AM制御信号の上記RAMへの出力RAM制御信号用バ
ス接続バッファと、上記受信側の伝送品質監視OAM処
理回路から出力されたRAMデータをRAM書込み時に
上記RAMへ出力するRAMデータ用バス接続バッファ
と、を有し、上記RAMアドレス用バス接続バッファは
その出力を0系と1系の両系に接続してバス構成とし、
上記RAM制御信号用バス接続バッファはその出力を0
系と1系の両系に接続してバス構成とし、上記RAMデ
ータ用バス接続バッファはその出力を0系と1系の両系
に接続してバス構成とし、自系が予備系の場合に自系の
上記RAMアドレス、上記RAM制御信号および上記R
AMデータの出力を禁止するものである。
【0032】また、第7の発明に係る伝送品質監視OA
M機能の無瞬断二重化切替回路は、非同期転送モード
(ATM)の0系と1系から成る二重化された伝送品質
監視OAM機能において、外部からセルを入力する都
度、伝送品質監視OAM機能の処理を行ない、その後セ
ルを出力する受信側の伝送品質監視OAM処理回路と、
伝送品質監視受信情報を格納するRAMとを0系に備
え、外部からセルを入力する都度、伝送品質監視OAM
機能の処理を行ない、その後セルを出力する受信側の伝
送品質監視OAM処理回路と、伝送品質監視受信情報を
格納するRAMとを1系に備え、CPUリード準備信号
送出部とCPUリード同期パルス生成部を有し、CPU
リード準備信号送出部は0系と1系の受信側の伝送品質
監視OAM処理回路に伝送品質監視結果のCPUへの通
知に必要な準備を行わせるCPUリード準備信号を順に
出力し、CPUリード同期パルス生成部にCPUリード
同期パルスの送出を要求する信号を出力し、CPUリー
ド同期パルス生成部は0系と1系の受信側の伝送品質監
視OAM処理回路に伝送品質監視結果のCPUへの通知
に必要な処理を開始させるCPUリード同期パルスを出
力し、CPUリード同期パルスにより0系と1系の受信
側の伝送品質監視OAM処理回路は同時に伝送品質監視
結果のCPUへの通知に必要な処理を行うものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明に係る伝送品質監視装置の
送信側回路の一実施の形態の構成を示す構成図であり、
伝送品質監視OAM処理回路を備えた送信側回路を二重
系にしたものである。図において、11は0系の送信側
の伝送品質監視OAM処理回路、12は1系の送信側の
伝送品質監視OAM処理回路、011は端末やATM交
換機などの外部装置(図示せず、以下外部と略す)から
0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路11に入力
されるセル、012は外部から1系の送信側の伝送品質
監視OAM処理回路12に入力されるセル、013は0
系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路11が発生か
つ挿入によって出力する伝送品質監視OAMセル、01
4は1系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路12が
発生かつ挿入によって出力する伝送品質監視OAMセル
である。なお、入力セル011および012は外部から
同一の入力で与えられるものとする。
【0034】13,14はそれぞれ0系と1系の伝送品
質監視OAMセル組立て情報を格納するRAMであり、
図15に示す従来のメモリ152、セル数テーブル15
6およびFIFOバッファ157に相当する3つのメモ
リ領域に分割して使用する。15は0系の送信側の伝送
品質監視OAM処理回路11から出力されたRAMアド
レス015と1系の送信側の伝送品質監視OAM処理回
路12から出力されたRAMアドレス016の内の一方
をセレクトしRAM13へ出力する0系のアドレスセレ
クタ、16は0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回
路11から出力されたRAMアドレス015と1系の送
信側の伝送品質監視OAM処理回路12から出力された
RAMアドレス016の内の一方をセレクトしRAM1
4へ出力する1系のアドレスセレクタである。
【0035】17は0系の送信側の伝送品質監視OAM
処理回路11から出力されたRAM制御信号017と1
系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路12から出力
されたRAM制御信号018の内の一方をセレクトしR
AM13へ出力する0系の制御信号セレクタ、18は0
系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路11から出力
されたRAM制御信号017と1系の送信側の伝送品質
監視OAM処理回路12から出力されたRAM制御信号
018の内の一方をセレクトしRAM14へ出力する1
系の制御信号セレクタである。
【0036】19は0系の送信側の伝送品質監視OAM
処理回路11から出力されたRAMデータ019と1系
の送信側の伝送品質監視OAM処理回路12から出力さ
れたRAMデータ020の内の一方をセレクトしRAM
13へ出力する0系のデータセレクタ、10は0系の送
信側の伝送品質監視OAM処理回路11から出力された
RAMデータ019と1系の送信側の伝送品質監視OA
M処理回路12から出力されたRAMデータ020の内
の一方をセレクトしRAM14へ出力する1系のデータ
セレクタである。021,022はそれぞれRAM1
3,14より読み出されたデータ、023は0系の送信
側の伝送品質監視OAM処理回路11と1系の送信側の
伝送品質監視OAM処理回路12との間の系間信号であ
る。
【0037】次に、図1に示す伝送品質監視装置の送信
側回路の動作を説明する。0系の送信側の伝送品質監視
OAM処理回路11および1系の送信側の伝送品質監視
OAM処理回路12は、外部からセル(ユーザセルおよ
び空きセル)を入力して各VP単位で一定数のユーザセ
ル毎にOAMセル送出命令を出し、命令後の最初の空き
セルの位置で該当VPI値を持つ伝送品質監視OAMセ
ルを送出する。
【0038】また、伝送品質監視OAM処理回路11,
12はユーザセルが入力される毎にVPI値に基づいて
作成されるRAMアドレスのBIP値等のデータをRA
M13,14から読み出してBIP演算を行い、この演
算の結果得られた新たなBIP値を再びRAM13,1
4へ格納する。上記動作をユーザセルが一定数になるま
で繰り返す。伝送品質監視OAM処理回路11,12は
こうして得られたBIP演算結果をOAMセル送出命令
後の最初の空きセルの入力時にRAM13,14より読
み出すことにより、送出する伝送品質監視OAMセルを
生成する。
【0039】図2は図1に示した伝送品質監視装置の送
信側回路の動作を説明するため一実施の形態を示す動作
説明図である。なお、図2は0系の送信側回路の動作例
を示したものであるが、1系の場合も同様である。図2
において、u1はVPI値がVP#0のユーザセル、u
2はVPI値がVP#1のユーザセル、u3はVPI値
がVP#0のユーザセル、u4はVPI値がVP#2の
ユーザセル、i1はユーザセルu3とu4との間に位置
する空きセル(アイドルセルともいう)、i2はユーザ
セルu4とu5との間に位置する空きセルである。これ
らu1〜u4,i1〜i2は入力セル011として入力
される。
【0040】次に、図1に示した伝送品質監視装置の送
信側回路の動作を図2に示した動作説明図を用いて説明
する。まず、0系の伝送品質監視OAM処理回路11が
VP#0のユーザセルu1を入力すると、このVPI値
(VP#0)に基づいて作成されたRAMアドレス01
5にしたがってRAM制御信号017のタイミングでR
AM13よりBIP値等のRAMデータ(図中a)が読
み出され(リード)、BIP値等の演算を行った上で演
算結果であるRAMデータ019(図中b)がRAM1
3の読み出し時と同一のアドレスに書き込まれる(ライ
ト)。また、ユーザセルu1は0系の送信側の伝送品質
監視OAM処理回路11で遅延されて出力される(出力
セル013)。
【0041】次に、0系の伝送品質監視OAM処理回路
11がVP#1のユーザセルu2を入力すると、このV
PI値(VP#1)に基づいて作成されたRAMアドレ
ス015にしたがってRAM制御信号017のタイミン
グでRAM13よりBIP値等のRAMデータ021
(図中c)が読み出され(リード)、BIP値等の演算
を行った上で演算結果であるRAMデータ019(図中
d)がRAM13の読み出し時と同一のアドレスに書き
込まれる(ライト)。また、ユーザセルu2は0系の送
信側の伝送品質監視OAM処理回路11で遅延されて出
力される(出力セル013)。
【0042】次に、0系の伝送品質監視OAM処理回路
11がVP#0のユーザセルu3を入力すると、このV
PI値(VP#0)に基づいて作成されたRAMアドレ
ス015にしたがってRAM制御信号017のタイミン
グでRAM13よりBIP値等のRAMデータ021
(図中e)が読み出され(リード)、BIP値等の演算
を行った上で演算結果であるRAMデータ019(図中
f)がRAM13の読み出し時と同一のアドレスに書き
込まれる(ライト)。
【0043】このときユーザセルu3の受信によりVP
#0のユーザセルが監視セル数に達したとすると、0系
の送信側の伝送品質監視OAM処理回路11はu3と同
一のVPI値(VP#0)のOAMセル送出命令を発
し、ユーザセルu3のVPI値(図中g)をRAM13
のFIFOバッファに相当する領域に書き込む(ライ
ト)。また、ユーザセルu3は0系の送信側の伝送品質
監視OAM処理回路11で遅延されて出力される(出力
セル013)。
【0044】次に、空きセル(アイドルセル)i1が入
力されると、RAM13のFIFOバッファに相当する
領域にOAMセル送出命令が発せられている場合にはV
PI値そのものであるOAMセル送出命令(図中h)が
読み出される(リード)。この例ではユーザセルu3に
よりOAMセル送出命令が出されていたので、VP#0
が読み出され、さらにこのVP#0に基づいて作成され
るRAMアドレスのBIP値等がRAM13より読み出
される。0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路1
1は、これらより伝送品質監視OAMセルを組み立てこ
の伝送品質監視OAMセルを空きセルi1の代わりに出
力する(出力セル013)。
【0045】次に、0系の伝送品質監視OAM処理回路
11がVP#2のユーザセルu4を入力すると、このV
PI値(VP#2)に基づいて作成されたRAMアドレ
ス015にしたがってRAM制御信号017のタイミン
グでRAM13よりBIP値等のRAMデータ021
(図中j)が読み出され(リード)、BIP値等の演算
を行った上で演算結果であるRAMデータ019(図中
k)がRAM13の読み出し時と同一のアドレスに書き
込まれる(ライト)。また、ユーザセルu4は0系の送
信側の伝送品質監視OAM処理回路11で遅延されて出
力される(出力セル013)。
【0046】次に、0系の伝送品質監視OAM処理回路
11は空きセルi2を入力するが、この時にはOAMセ
ル送出命令が出されていないので何も処理は行わず、空
きセルi2はそのまま出力される(出力セル013)。
【0047】以下同様の動作が続いていく。
【0048】次に、二重化切替時の動作について説明す
る。アドレスセレクタ15,16はそれぞれ送信側の伝
送品質監視OAM処理回路11,12より出力されるR
AMアドレス015,016の内から、自系が予備系の
場合に現用系となっている他系から入力されるRAMア
ドレスを選択し、RAM13,14へ出力する。
【0049】例えば、0系を現用系、1系を予備系とし
た場合、アドレスセレクタ15,16は共に、1系の送
信側の伝送品質監視OAM処理回路12から出力される
RAMアドレス016でなく、0系の送信側の伝送品質
監視OAM処理回路11から出力されるRAMアドレス
015を選択し、RAM13,14へ出力する。1系が
現用系で0系が予備系の場合も上記の動作と同様であ
る。従って、RAM13,14へ常に同一のRAMアド
レスが出力される。このように、RAM13,14には
現用系からも予備系からも同一のRAMアドレスが書き
込まれるので、現用系と予備系が切り替わっても常に同
一のRAMアドレスが書き込まれる。
【0050】制御信号セレクタ17,18はそれぞれ送
信側の伝送品質監視OAM処理回路11,12より出力
されるRAM制御信号017,018の内から、自系が
予備系の場合に現用系となっている他系から入力される
RAM制御信号を選択し、RAM13,14へ出力す
る。
【0051】例えば、0系が現用系、1系が予備系とし
た場合、制御信号セレクタ17,18は共に、1系の送
信側の伝送品質監視OAM処理回路12から出力される
RAM制御信号018でなく、0系の送信側の伝送品質
監視OAM処理回路11から出力されるRAM制御信号
017を選択する。1系が現用系で0系が予備系の場合
も上記の動作と同様である。従って、RAM13,14
へ常に同一のRAM制御信号が出力される。このよう
に、RAM13,14には現用系と予備系とから同一の
RAM制御信号が書き込まれるので、現用系と予備系と
が切り替わっても常に同一のRAM制御信号が書き込ま
れる。
【0052】データセレクタ19,10はそれぞれ送信
側の伝送品質監視OAM処理回路11,12より出力さ
れるRAMデータ019,020の内から、自系が予備
系の場合に現用系となっている他系から入力されるRA
Mデータを選択し、RAM13,14へ出力する。例え
ば0系が現用系、1系が予備系とした場合、データセレ
クタ19,10は共に、1系の送信側の伝送品質監視O
AM処理回路12から出力されるRAMデータ020で
はなく、0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路1
1から出力されるRAMデータ019を選択する。1系
が現用系で0系が予備系の場合も上記の動作と同様であ
る。
【0053】従って、RAM13,14へ常に同一のR
AMデータが出力される。このように、RAM13,1
4には現用系と予備系とから同一のRAMデータが書き
込まれるので、現用系と予備系とが切り替わっても常に
同一のRAMデータが書き込まれる。
【0054】また、送信側の伝送品質監視OAM処理回
路11(あるいは12)は、FIFO構成のメモリ(F
IFOバッファ)を制御する回路の状態を系間信号02
3として互いに入出力し、予備系となった送信側の伝送
品質監視OAM処理回路12(あるいは11)は、系間
信号023により現用系の伝送品質監視OAM処理回路
との同期をとる。
【0055】上述した通り、0系,1系のRAM13,
14には常に同一のRAMアドレス、RAM制御信号、
RAMデータが与えられるので、0系と1系のRAMの
内容は一致する。また、入力セル011および012に
は同一の入力が与えられるので、0系と1系の動作は一
致する。したがって二重化切替時においてもRAMのデ
ータが連続した値を保つことができ、伝送品質監視OA
M機能の無瞬断二重化切替を行うことができる。
【0056】実施の形態2.図3は本発明に係る伝送品
質監視OAM処理回路(送信側)の別の実施の形態を示
す構成図である。なお、図3は0系の構成について示し
たものであるが、1系の構成についても同様である。図
において、31は外部からセルを入力してOAMセルの
組立て・挿入をおこなうOAMセル組立て・挿入回路、
32は外部からセルを入力してOAMセル送出命令を生
成するOAMセル送出命令生成回路、33は系有意信号
と系間信号とに基づいてOAMセル送出命令を制御する
OAMセル送出命令制御部である。
【0057】また、34はOAMセル送出命令制御部3
3に設けられ、OAMセル送出命令をRAM13,14
へ書込む場合のRAMアドレスを作成するOAMセル送
出命令ライトアドレスカウンタ、35はOAMセル送出
命令制御部33に設けられ、OAMセル送出命令をRA
M13,14から読出す場合のRAMアドレスを生成す
るOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ、36は
OAMセル組立て・挿入回路31からのRAMアドレス
301とOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ3
4からのRAMアドレス302とOAMセル送出命令リ
ードアドレスカウンタ35からのRAMアドレス303
との3入力の内から1つを選択して出力する出力アドレ
スセレクタ、37はOAMセル組立て・挿入回路31か
らのRAMデータ304とOAMセル送出命令生成回路
32からのRAMデータ305との2入力の内から1つ
を選択して出力する出力データセレクタである。
【0058】また、381はOAMセル送出命令制御部
33に設けられ、当該系(0系)が予備系である場合に
現用系である他系(1系)のOAMセル送出命令ライト
アドレスカウンタからキャリーが出力された場合にこの
他系のOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタの値
(0)と合わせるためにOAMセル送出命令ライトアド
レスカウンタ34のリセット信号を生成するANDゲー
ト、391はOAMセル送出命令制御部33に設けら
れ、当該系(0系)が予備系である場合に現用系である
他系(1系)のOAMセル送出命令リードアドレスカウ
ンタからキャリーが出力された場合にこの他系のOAM
セル送出命令リードアドレスカウンタの値(0)と合わ
せるためにOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ
35のリセット信号を生成するANDゲートである。
【0059】また、301はOAMセル組立て・挿入回
路31から出力されるOAMセル組立て情報格納用RA
Mアドレス、302はOAMセル送出命令ライトアドレ
スカウンタ34から出力されるOAMセル送出命令ライ
トアドレス、303はOAMセル送出命令リードアドレ
スカウンタ35から出力されるOAMセル送出命令リー
ドアドレス、304はOAMセル組立て・挿入回路31
から出力されるOAMセル組立て情報、305はOAM
セル送出命令生成回路32から出力されVPI値そのも
のであるOAMセル送出命令、306はOAMセル送出
命令ライトアドレスカウンタ34からのキャリー出力、
307はOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ3
5からのキャリー出力である。
【0060】また、308は他系から供給され、OAM
セル送出命令ライトアドレスカウンタ34に入力される
系間信号、309は他系から供給され、OAMセル送出
命令リードアドレスカウンタ35に入力される系間信
号、310は当該系が現用系か予備系かを識別する系有
意信号、311はOAMセル送出命令生成回路32から
出力されOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ3
4をカウントアップさせる信号およびOAMセル送出命
令ライトアドレスカウンタ34から出力されOAMセル
送出命令生成回路32によって入力されるカウント値、
312はOAMセル送出命令生成回路32から出力され
OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ35をカウ
ントアップさせる信号およびOAMセル送出命令ライト
アドレスカウンタ35から出力されOAMセル送出命令
生成回路32によって入力されるカウント値である。
【0061】次に、図3に示す伝送品質監視OAM処理
回路(送信側)の動作を説明する。OAMセル組立て・
挿入回路31は、セル011を入力し、このセルがユー
ザセルであればその都度、このユーザセルのVPI値に
基づいてRAMアドレスを作成し、このRAMアドレス
のBIP値等のデータをRAM13,14から読み出し
てBIP演算を行い、演算の結果得られた新たなBIP
値等を出力する。また、OAMセル組立て・挿入回路3
1はOAMセル送出命令が出された後の最初の空きセル
を出力するときに伝送品質監視OAMセルを組立て、こ
の伝送品質監視OAMセルをこの空きセルの代わりに出
力セル013として出力する。
【0062】一方、OAMセル送出命令生成回路32
は、セル011を入力し、VP毎にユーザセル数を数え
る。このVP毎のユーザセル数が予め設定されてある監
視セル数と一致するとOAMセル送出命令生成回路32
は図1に示すRAM13のFIFOバッファ相当領域を
制御するOAMセル送出命令制御部33に設けられたO
AMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34をカウン
トアップさせる信号311を出力すると共にそのとき入
力されているユーザセルのVPI値をOAMセル送出命
令305として出力データセレクタ37へ出力する。
【0063】また、OAMセル送出命令生成回路32は
OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34のカウ
ント値311とOAMセル送出命令リードアドレスカウ
ンタ35のカウント値312とを比較してOAMセル送
出命令の有無を判定する。判定の方法は以下の通りであ
る。OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34か
らのカウント値であるアドレス302とOAMセル送出
命令リードアドレスカウンタ35からのカウント値であ
るアドレス303によりFIFO動作を行うため、両カ
ウンタのカウント値が一致している場合はOAMセル送
出命令は無しと判定し、不一致の場合はOAMセル送出
命令は有りと判定する。
【0064】また、OAMセル送出命令制御部33に設
けられたOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ3
4およびOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ3
5はそれぞれOAMセル送出命令生成回路32からの指
示に従い動作し、カウント値に基づいて図1に示すRA
M13,14のFIFOバッファ相当領域のアドレスを
生成してRAM13,14へ出力アドレスセレクタ36
を介して出力する。
【0065】また、OAMセル送出命令ライトアドレス
カウンタ34およびOAMセル送出命令リードアドレス
カウンタ35は自系が現用系である場合にそれぞれその
キャリー出力306,307を系間信号として予備系で
ある他系へ出力する。この信号は他系のOAMセル送出
命令ライトアドレスカウンタおよびOAMセル送出命令
リードアドレスカウンタをリセットする信号となる。
【0066】また、自系が予備系である場合に、現用系
である他系のOAMセル送出命令ライトアドレスカウン
タの値がフル(すべて1)になったときに、この他系の
OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタからキャリ
ーが発せられ、このキャリー信号である系間信号308
はANDゲート381を介してOAMセル送出命令ライ
トアドレスカウンタにカウンタリセット信号として入力
される。従って、この状態で次のクロックが到来すれ
ば、他系のOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ
のカウント値と自系のOAMセル送出命令ライトアドレ
スカウンタのカウント値とが同じ値(0)となり、同期
をとることができる。
【0067】同様に、自系が予備系である場合に、現用
系である他系のOAMセル送出命令リードアドレスカウ
ンタの値がフル(すべて1)になったときに、この他系
のOAMセル送出命令リードアドレスカウンタからキャ
リーが発せられ、このキャリー信号である系間信号30
9はANDゲート391を介してOAMセル送出命令リ
ードアドレスカウンタにカウンタリセット信号として入
力される。従って、この状態で次のクロックが到来すれ
ば、他系のOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ
のカウント値と自系のOAMセル送出命令リードアドレ
スカウンタのカウント値とが同じ値(0)となり、同期
をとることができる。
【0068】また、出力アドレスセレクタ36はOAM
セル送出命令生成回路32からのOAMセル送出命令3
05をRAM13,14へ出力する場合にはOAMセル
送出命令ライトアドレス302を選択し、OAMセル送
出命令305が出された後の最初の空きセルの位置でO
AMセル組立て・挿入を行う場合にOAMセル送出命令
リードアドレス303を選択し、その他の場合にはOA
Mセル組立て・挿入回路31から出力されるOAMセル
組立て情報格納用RAMアドレス301を選択し、RA
M13,14へRAMアドレス015として出力する。
【0069】また、出力データセレクタ37はOAMセ
ル送出命令生成回路32からのOAMセル送出命令30
5を出力する場合にVPI値そのものであるOAMセル
送出命令305を選択し、その他の場合にはOAMセル
組立て・挿入回路31から出力されるOAMセル組立て
情報304を選択し、RAM13,14へRAMデータ
019として出力する。
【0070】また、図4は図3に示した送信側の伝送品
質監視OAM処理回路の動作を示す動作説明図である。
上記図3に示した送信側の伝送品質監視OAM処理回路
の動作を、図4に示した動作説明図で説明する。なお、
図4は0系の動作について示しているが、1系の動作も
同様である。
【0071】まず、伝送品質監視OAM処理回路がVP
#0のユーザセルu1を入力すると、OAMセル組立て
・挿入回路31はこのVP#0に対応するRAMアドレ
ス015にしたがってBIP値等のRAMデータ(図中
a)をRAM13(図示せず)あるいはRAM14(図
示せず)から読出して、BIP値等の演算を行い、この
演算の結果得られた新たなBIP値(図中b)をRAM
13あるいはRAM14へ書込む。また、ユーザセルu
1はOAMセル組立て・挿入回路31によって遅延され
て出力セル013(VP#0)として出力される。
【0072】次に、伝送品質監視OAM処理回路がVP
#1のユーザセルu2を入力すると、OAMセル組立て
・挿入回路31はこのVP#1に対応するRAMアドレ
ス015にしたがって、BIP値等のRAMデータ(図
中c)をRAM13あるいはRAM14から読出して、
BIP演算を行い、演算の結果得られた新たなBIP値
(図中d)をRAM13あるいはRAM14へ書込む。
また、ユーザセルu2はOAMセル組立て・挿入回路3
1によって遅延されて出力セル013(VP#1)とし
て出力される。
【0073】次に、伝送品質監視OAM処理回路がVP
#0のユーザセルu3を入力すると、OAMセル組立て
・挿入回路31はこのVP#0に対応するRAMアドレ
ス015にしたがってBIP値等のRAMデータ(図中
e)をRAM13あるいはRAM14から読出して、B
IP演算を行い、この演算の結果得られた新たなBIP
値(図中f)をRAM13あるいはRAM14へ書込
む。
【0074】このときユーザセルu3を受信することに
よりVP#0のユーザセル数が監視セル数に達した場
合、OAMセル送出命令生成回路32はVP#0のOA
Mセル送出命令を発し(図中p1)、OAMセル送出命
令としてユーザセルu3のVPI値(図中g)そのもの
を図1のRAM13あるいはRAM14のFIFOバッ
ファ相当領域に書込み、OAMセル送出命令ライトアド
レスカウンタ34を1つカウントアップ(前回のアドレ
スをNとするとN+1)する。またOAMセル組立て・
挿入回路31はユーザセルu3を遅延し出力セル013
(VP#0)として出力する。
【0075】次に、伝送監視OAMセル処理回路が空き
セルi1を入力すると、OAMセル送出命令生成回路3
2はOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ値(N
+1)とOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ値
(N)とを比較し、図1のRAM13のFIFOバッフ
ァに相当する領域のOAMセル送出命令の有無を判定
し、OAMセル送出命令がある場合にはOAMセル送出
命令(VPI値、図中h)を読出す。
【0076】ここではユーザセルu3によりOAMセル
送出命令が発せられており、かつ比較結果が不一致であ
るので、図1に示すRAM13のFIFOバッファ相当
領域からVP#0が読出され、さらにVP#0に対応す
るRAMアドレスのBIP値等(図中i)が読出され、
OAMセル組立て・挿入回路31は、これらよりOAM
セルを組み立てて、空きセルi1の代わりに出力セル0
13(図中VP#0用OAMセル)として送出する。こ
のときOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ35
はカウントアップ(N+1)される。
【0077】次に、伝送品質監視OAM処理回路がVP
#2のユーザセルu4を入力すると、OAMセル組立て
・挿入回路31はこのVP#2に対応するRAMアドレ
ス015にしたがってBIP値等のRAMデータ(図中
j)をRAM13あるいはRAM14から読出して、B
IP演算を行い、演算の結果得られた新たなBIP値
(図中k)をRAM13あるいはRAM14へ書きむ。
【0078】また、このユーザセルu4を受信すること
によりVP#2のユーザセル数があらかじめ設定された
監視セル数と一致すると、OAMセル送出命令生成回路
32はVP#2のOAMセル送出命令を出し、OAMセ
ル送出命令としてユーザセルu4のVPI値(VP#
2、図中l)を図1のRAM13あるいはRAM14の
FIFOバッファ相当領域に書込み、OAMセル送出命
令ライトアドレスカウンタ34を1つカウントアップす
る。
【0079】このときOAMセル送出命令ライトアドレ
スカウンタ34のカウント値N+1がカウント範囲の最
大値と等しくなれば、OAMセル送出命令ライトアドレ
スカウンタ34はキャリー306を出力し、カウント値
を0に設定する。また、ユーザセルu4はOAMセル組
立て・挿入回路31によって遅延されて出力セル013
(VP#2)として出力される。
【0080】次に、伝送品質監視OAM処理回路が空き
セルi2を入力すると、OAMセル送出命令生成回路3
2はOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ値
(0)とOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ値
(N+1)とを比較し、図1に示すRAM13,14の
FIFOバッファ相当領域のOAMセル送出命令の有無
を判定し、OAMセル送出命令がある場合にはVPI値
そのものであるOAMセル送出命令(VPI値そのも
の、図中m)を読出す。
【0081】ここではユーザセルu4によりOAMセル
送出命令が出されていたので、VP#2がRAM13あ
るいはRAM14から読出され、さらにVP#2に対応
するRAMアドレスのBIP値等(図中n)がRAM1
3から読出され、OAMセル組立て・挿入回路31は、
これらよりOAMセルを組み立てて、空きセルi2の代
わりに送出する。このときOAMセル送出命令リードア
ドレスカウンタ35のカウント値N+1がカウント範囲
の値と等しくなると、OAMセル送出命令リードアドレ
スカウンタ35はキャリー307を出力し、当該カウン
ト値を0に設定する。以下、同様の動作が続いていく。
【0082】なお、図4は0系の動作について示してい
るが、1系の場合も同じである。
【0083】本実施の形態によれば、予備系のOAMセ
ル送出命令ライトアドレスカウンタとOAMセル送出命
令リードアドレスカウンタは系間信号によりリセットさ
れるので、両系のOAMセル送出命令ライトアドレスカ
ウンタ値と両系のOAMセル送出命令リードアドレスカ
ウンタ値はそれぞれ一致する。また、実施の形態1に示
したように0系と1系のRAMの内容は一致し、0系と
1系には同一の入力セルが与えられるので、0系と1系
の動作は一致する。
【0084】したがって二重化切替時においてもRAM
13のFIFOバッファに相当する領域のデータが連続
した値を保つことができる。従って、送出するOAMセ
ルの内容が連続した値を保つことができ、伝送品質監視
OAM機能の無瞬断二重化切替を行うことができる。
【0085】実施の形態3.また、図5は本発明に係る
伝送品質監視OAM処理回路(送信側)のOAMセル送
出命令制御部の別の実施の形態を示す構成図である。な
お、図5は0系の構成について示しているが、1系の構
成についても同様である。図において、図3と同符号は
同一又は相当部分を示す。382はOAMセル送出命令
ライトアドレスカウンタ34のプリセット信号を生成す
るANDゲート、392はOAMセル送出命令リードア
ドレスカウンタ35のプリセット信号を生成するAND
ゲート、313はOAMセル送出命令ライトアドレスカ
ウンタ34に対するプリセット信号、314はOAMセ
ル送出命令リードアドレスカウンタ35に対するプリセ
ット信号である。
【0086】次に、図5に示す伝送品質監視OAM処理
回路(送信側)のOAMセル送出命令制御部の動作を説
明する。OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ3
4のカウント値とOAMセル送出命令リードアドレスカ
ウンタ35のカウント値を系間信号306および307
として他系へ出力し、他系から入力された系間信号の
内、OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34の
プリセット値入力として系間信号308を入力し、OA
Mセル送出命令リードアドレスカウンタ35のプリセッ
ト値入力として系間信号309を入力する。なお、プリ
セットとは、カウンタのプリセット値の入力端子にプリ
セット値を入力しておき、プリセット信号を入力する
と、次のカウンタ値がプリセット値になり、この値から
カウンタが動作するようになることをいう。
【0087】ANDゲート382,392は系有意信号
310が有意でないとき、すなわち予備系であるとき、
OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34および
OAMセル送出命令リードアドレスカウンタ35のプリ
セット信号を通過させる。OAMセル送出命令ライトア
ドレスカウンタ34はこのプリセット信号により他系か
らのカウント値308がプリセットされ、OAMセル送
出命令リードアドレスカウンタ35はこのプリセット信
号により他系からのカウント値309がプリセットされ
る。
【0088】この実施の形態によれば、プリセットは1
セルごとに行われるので実施の形態2に比べてOAMセ
ル送出命令ライトアドレスカウンタ34、OAMセル送
出命令リードアドレスカウンタ35の同期を迅速にとる
ことができる。
【0089】また、予備系のOAMセル送出命令ライト
アドレスカウンタとOAMセル送出命令リードアドレス
カウンタは系間信号によりプリセットされるので、0系
のOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ値と1系
のOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ値は一致
し、0系のOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ
値と1系のOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ
値も同様に一致する。
【0090】また、実施の形態1に示したように0系と
1系のRAMの内容は一致し、0系と1系には同一の入
力セルが与えられるので、0系と1系の動作は一致す
る。従って、二重化切替時においてもRAMのFIFO
バッファに相当する領域のデータが連続した値を保つこ
とができ、送出するOAMセルの内容が連続した値を保
つことができ、伝送品質監視OAM機能の無瞬断二重化
切替を行うことができる。
【0091】実施の形態4.また、図6は本発明に係る
伝送品質監視OAM処理回路(送信側)の別の実施の形
態を示す構成図である。なお、図6は0系について示し
ているが、1系の構成についても同様である。図におい
て、図3と同符号は同一又は相当部分を示す。615は
OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ値、616
はOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ値であ
る。
【0092】次に、図6に示す伝送品質監視OAM処理
回路(送信側)の動作を説明する。OAMセル組立て・
挿入回路31およびOAMセル送出命令生成回路32の
動作は実施の形態2と同様である。OAMセル送出命令
制御部33に設けられたOAMセル送出命令ライトアド
レスカウンタ34およびOAMセル送出命令リードアド
レスカウンタ35はそれぞれOAMセル送出命令生成回
路32からの指示に従って動作し、自身のカウント値に
基づいて図1に示すRAM13のFIFOバッファに相
当する領域のアドレスを生成する。
【0093】また、OAMセル送出命令ライトアドレス
カウンタ34およびOAMセル送出命令リードアドレス
カウンタ35はそれぞれ自身のカウンタ値を出力データ
セレクタ37へ出力する。また、OAMセル送出命令ラ
イトアドレスカウンタ34およびOAMセル送出命令リ
ードアドレスカウンタ35は入力RAM13(図示せ
ず)からRAMデータ021をOAMセル送出命令ライ
トアドレスカウンタ34およびOAMセル送出命令リー
ドアドレスカウンタ35のプリセット値入力として入力
し、OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34に
対するプリセット信号313、OAMセル送出命令リー
ドアドレスカウンタ35に対するプリセット信号314
によりプリセットする。
【0094】また、出力アドレスセレクタ36はOAM
セル送出命令生成回路32からのOAMセル送出命令の
出力時およびOAMセル送出命令ライトアドレスカウン
タ34のプリセット時にOAMセル送出命令ライトアド
レス302を選択し、RAM13へ出力する。
【0095】また、出力アドレスセレクタ36はOAM
セル送出命令が発せられた後の最初の空きセルの位置で
のOAMセル組立て・挿入時およびOAMセル送出命令
リードアドレスカウンタ35のプリセット時にOAMセ
ル送出命令リードアドレス303を選択し、RAM13
へ出力する。また、その他のときは、出力アドレスセレ
クタ36はOAMセル組立て・挿入回路31から出力さ
れるOAMセル組立て情報格納用RAMアドレス301
を選択し、RAM13にRAMアドレス015として出
力する。
【0096】また、出力データセレクタ37はOAMセ
ル送出命令生成回路32からのOAMセル送出命令の出
力時にVPI値であるOAMセル送出命令305を選択
し、RAM13へ出力する。また、出力データセレクタ
37はOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34
のカウント値のライト時にカウンタ値615を選択し、
RAM13へ出力する。
【0097】また、出力データセレクタ37はOAMセ
ル送出命令リードアドレスカウンタ値のライト時にカウ
ンタ値616を選択し、RAM13へ出力する。その他
のときは、出力データセレクタ37はOAMセル組立て
・挿入回路31から出力されるOAMセル組立て情報3
04を選択し、RAM13へRAMデータ019として
出力する。
【0098】次に、図6に示す伝送品質監視OAM処理
回路(送信側)の動作を図7に示す説明図で説明する。
なお、図7は0系の動作について示しているが、1系の
動作についても同様である。まず、伝送品質監視OAM
処理回路がVP#0のユーザセルu1を入力すると、O
AMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34はVP#
0のOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34の
カウント値が格納されているRAM13のアドレスを出
力し、RAM13からVP#0のOAMセル送出命令ラ
イトアドレスカウンタ34のカウント値を読出す。ま
た、OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34に
対するプリセット信号313によりOAMセル送出命令
ライトアドレスカウンタ34のプリセットを行う(Nが
プリセットされる)。
【0099】続いて、OAMセル送出命令リードアドレ
スカウンタ35はOAMセル送出命令リードアドレスカ
ウンタ値が格納されているRAM13のアドレスを出力
し、OAMセル送出命令リードアドレスカウンタのカウ
ント値を読出す。また、OAMセル送出命令リードアド
レスカウンタ35に対するプリセット信号314により
OAMセル送出命令リードアドレスカウンタ35のプリ
セットを行う(Nがプリセットされる)。
【0100】OAMセル組立て・挿入回路31はユーザ
セルu1のVP#0に対応するRAMアドレス015に
したがってBIP値等のRAMデータ(図中a)をRA
M13から読出して、BIP値等の演算結果(図中b)
をRAM13へ書込む。このときユーザセルu1の受信
によりVP#0のユーザセルが監視セル数と等しくなれ
ば、OAMセル送出命令生成回路32はVP#0のOA
Mセル送出命令を出し、OAMセル送出命令としてユー
ザセルu1のVPI値(VP#0)を図1に示すRAM
13のFIFOバッファに相当する領域に書込み、OA
Mセル送出命令ライトアドレスカウンタ34を1つカウ
ントアップする。
【0101】続いて、OAMセル送出命令ライトアドレ
スカウンタ34はOAMセル送出命令ライトアドレスカ
ウンタ値を格納するアドレスを出力し、OAMセル送出
命令ライトアドレスカウンタ値(N+1)をRAM13
へ書込み、OAMセル送出命令リードアドレスカウンタ
35はOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ値を
格納するアドレスを出力し、OAMセル送出命令リード
アドレスカウンタ値(N)をRAM13へ書込む。
【0102】以下、この様に1セル毎にBIP値等の読
出しの前にOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ
34およびOAMセル送出命令リードアドレスカウンタ
35のプリセットを行い、BIP値等の書込みの後にO
AMセル送出命令ライトアドレスカウンタ34およびO
AMセル送出命令リードアドレスカウンタ35のカウン
タ値の書込みを行う。
【0103】この実施の形態によれば、プリセットは1
セル毎に行われるので実施の形態2に比べてOAMセル
送出命令ライトアドレスカウンタ34、OAMセル送出
命令リードアドレスカウンタ35の同期を迅速にとるこ
とができる。さらに、OAMセル送出命令ライトアドレ
スカウンタ34、OAMセル送出命令リードアドレスカ
ウンタ35の同期はRAM13を介して行っているので
実施の形態2に比べて系間信号が不要になる。
【0104】また、上述したように0系と1系のRAM
の内容が一致していることより、両系のOAMセル送出
命令ライトアドレスカウンタと両系のOAMセル送出命
令リードアドレスカウンタはそれぞれRAMより同一の
カウンタ値が読出されプリセットされるので、両系のO
AMセル送出命令ライトアドレスカウンタ値と両系のO
AMセル送出命令リードアドレスカウンタ値がそれぞれ
一致する。また0系と1系には同一の入力セルが与えら
れるので、0系と1系の動作は一致する。
【0105】したがって二重化切替時においてもRAM
のFIFOバッファに相当する領域のデータが連続した
値を保つことができ、送出するOAMセルの内容が連続
した値を保つことができ、伝送品質監視OAM機能の無
瞬断二重化切替を行うことができる。
【0106】実施の形態5.図8は本発明に係る伝送品
質監視装置の送信側回路の別の実施の形態を示す構成図
である。図において、図1と同符号は同一又は相当部分
を示す。85,86はそれぞれ0系と1系の送信側の伝
送品質監視OAM処理回路11,12から出力されたR
AMアドレス015,016を出力するか否かを制御す
るRAMアドレス用バス接続バッファ、87,88はそ
れぞれ0系と1系の送信側の伝送品質監視OAM処理回
路から出力されたRAM制御信号017,018を出力
するか否かを制御するRAM制御信号用バス接続バッフ
ァ、89,80はそれぞれ0系と1系の送信側の伝送品
質監視OAM処理回路11,12から出力されたRAM
データ019,020を出力するか否かを制御するRA
Mデータ用バス接続バッファ、81,82はそれぞれR
AMアドレス用バス接続バッファ87,88から出力さ
れたRAM制御信号をRAM13,14へ出力するか否
かを制御するANDゲート、83,84はそれぞれRA
Mデータ用バス接続バッファ89,80を制御するRA
Mデータ用バス接続バッファ制御回路である。
【0107】次に、図8に示す伝送品質監視装置の送信
側回路の動作を説明する。0系と1系の送信側の伝送品
質監視OAM処理回路11,12の動作は実施の形態1
と同様であるので説明を省略し、二重化切替時の動作に
ついて説明する。自系が予備系の場合に、RAMアドレ
ス用バス接続バッファ85,86はそれぞれ送信側の伝
送品質監視OAM処理回路11,12より出力されるR
AMアドレス015,016の出力を禁止する。
【0108】たとえば、0系が現用系で、1系が予備系
の場合、RAMアドレス015の出力はRAMアドレス
用バス接続バッファ85をそのまま通過するが、RAM
アドレス016の出力はRAMアドレス用バス接続バッ
ファ86によって禁止される。従って、RAMアドレス
015がRAM13,14へ同時に出力される。1系に
ついても同様である。即ち、RAM13,14へ出力す
る0系,1系のRAMアドレスは常に一致している。
【0109】また、自系が予備系の場合に、RAM制御
信号用バス接続バッファ87,88はそれぞれ送信側の
伝送品質監視OAM処理回路11,12より出力される
RAM制御信号017,018の出力を禁止する。ま
た、0系,1系の両系のRAM13,14からRAM制
御信号を同時に読出した場合に両系のRAM制御信号同
志が衝突するので、これを回避するために、ANDゲー
ト81,82は自系が予備系の場合にはRAM制御信号
の内、RAMリードに関する信号の通過を禁止する。従
って、RAM13,14へ出力する0系,1系のRAM
制御信号の内、RAMライトに関する信号は常に一致し
ている。
【0110】また、RAMデータ用バス接続バッファ8
9,80は自系が現用系の場合でかつRAMデータ用バ
ス接続バッファ制御回路83,84によりRAMデータ
書込み時にのみ送信側の伝送品質監視OAM処理回路1
1,12より出力されるRAMデータ019,020の
出力を許可し、その他の場合は出力を禁止する。たとえ
ば、0系が現用系で、1系が予備系の場合、RAMデー
タ019はRAMデータ用接続バッファ制御回路83に
よってRAMデータ用バス接続バッファ89をそのまま
通過するが、RAMデータ020はRAMデータ用接続
バッファ制御回路84によって禁止される。従って、R
AMデータ019はRAM13,14に書き込まれる。
1系についても同様である。即ち、RAM13,14に
は常に同一のRAMデータが書き込まれる。
【0111】上述した通り、0系,1系のRAM13,
14には常に同一のRAMアドレス、RAM制御信号の
内RAMライトに関する信号、RAMデータが与えられ
るので、0系と1系のRAMの内容は一致し、入力セル
011および012には同一の入力が与えられるので、
0系と1系の動作は一致する。したがって二重化切替時
においてもRAMのデータが連続した値を保つことがで
き、伝送品質監視OAM機能の無瞬断二重化切替を行う
ことができる。
【0112】実施の形態6.図9は本発明に係る伝送品
質監視装置の受信側回路の一実施の形態を示す構成図で
ある。図において、91は外部からセル911を入力
し、伝送品質監視OAMセルのモニタまたはドロップを
行い、セル913として出力する0系の受信側の伝送品
質監視OAM処理回路、92は外部から912を入力
し、伝送品質監視OAMセルのモニタまたはドロップを
行い、セル914として出力する1系の受信側の伝送品
質監視OAM処理回路、93,94はそれぞれ0系と1
系の伝送品質監視受信情報を格納するRAMであり、図
16のメモリ162、エラーカウント数を格納するメモ
リ168に相当する2つのメモリ領域に分割して使用さ
れる。
【0113】また、95は0系の受信側の伝送品質監視
OAM処理回路91から出力されたRAMアドレス91
5と1系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路92か
ら出力されたRAMアドレス916との2出力の内から
1つを選択しRAM93へ出力する0系のアドレスセレ
クタ、96は0系の受信側の伝送品質監視OAM処理回
路91から出力されたRAMアドレス915と1系の受
信側の伝送品質監視OAM処理回路92から出力された
RAMアドレス916との2入力の内、1つを選択しR
AM94へ出力する1系のアドレスセレクタである。
【0114】また、97は0系の受信側の伝送品質監視
OAM処理回路91から出力されたRAM制御信号91
7と1系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路92か
ら出力されたRAM制御信号918との2入力の内、1
つを選択しRAM93へ出力する0系の制御信号セレク
タ、98は0系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路
97から出力されたRAM制御信号917と1系の受信
側の伝送品質監視OAM処理回路92から出力されたR
AM制御信号918との2入力の内、1つを選択しRA
M94へ出力する1系の制御信号セレクタである。
【0115】また、99は0系の受信側の伝送品質監視
OAM処理回路91から出力されたRAMデータ919
と1系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路92から
出力されたRAMデータ920との2入力の内、1つを
選択しRAM93へ出力する0系のデータセレクタ、9
0は0系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路91か
ら出力されたRAMデータ919と1系の受信側の伝送
品質監視OAM処理回路92から出力されたRAMデー
タ920との2入力の内、1つを選択しRAM94へ出
力する1系のデータセレクタである。921,922は
RAM91,92より読み出されるデータである。
【0116】次に、図9に示す伝送品質監視装置(受信
側)の動作を説明する。0系の受信側の伝送品質監視O
AM処理回路91、1系の受信側の伝送品質監視OAM
処理回路92は、セルを外部より入力してVP毎のユー
ザセル毎にVPI値に基づいてRAMアドレスを作成
し、このRAMアドレスのBIP値等のデータをRAM
92,93から読み出して、BIP演算を行い、その結
果得られた新たなBIP値と受信した伝送品質監視OA
Mセルに格納されたBIP値等とを比較することによ
り、不一致エラーを検出したら、そのエラー数を数え
る。なお、入力セル911および912には同一の入力
が与えられるものとする。
【0117】図10は図9に示す伝送品質監視装置の受
信側回路の動作を示す動作説明図である。図9に示す伝
送品質監視装置の動作を図10に示す動作説明図で説明
する。図10は0系の動作について示しているが、1系
についても同様である。まず、0系の受信側の伝送品質
監視OAM処理回路91がVP#0のユーザセルu1を
入力すると、このVP#0に基づいてRAMアドレス9
15を作成し、このRAMアドレス915にしたがって
BIP値等のRAMデータ(図中a)がRAM93から
読み出され、BIP演算を行い、この演算の結果得られ
た新たなBIP値等(図中b)が書込まれる。また、ユ
ーザセルu1は0系の受信側の伝送品質監視OAM処理
回路91によって遅延され出力される。
【0118】次に、0系の受信側の伝送品質監視OAM
処理回路91がVP#1のユーザセルu2を入力する
と、このVP#1に基づいてRAMアドレス915を作
成し、このRAMアドレス915にしたがってBIP値
等のRAMデータ(図中c)がRAM93から読み出さ
れ、BIP演算を行い、この演算の結果得られた新たな
BIP値等(図中d)がRAM93に書き込まれる。ま
た、ユーザセルu2は0系の受信側の伝送品質監視OA
M処理回路91によって遅延され出力される。
【0119】次に、0系の受信側の伝送品質監視OAM
処理回路91がVP#0のユーザセルu3を入力する
と、このVP#0に基づいてRAMアドレス915を作
成し、このRAMアドレス915にしたがってBIP値
等のRAMデータ(図中e)がRAM93から読み出さ
れ、BIP演算を行い、この演算の結果得られた新たな
BIP値等(図中f)がRAM93に書き込まれる。ま
た、ユーザセルu3は0系の受信側の伝送品質監視OA
M処理回路91によって遅延され出力される。
【0120】次に、0系の受信側の伝送品質監視OAM
処理回路91がVP#0のOAMセルm1を入力する
と、このVP#0に基づいてRAMアドレス915を作
成し、このRAMアドレス915にしたがってBIP値
等のRAMデータ(図中g)がRAM93から読み出さ
れ、入力されたOAMセルに搭載されているBIP値等
との比較が行われる。比較結果が不一致の場合、エラー
数がカウントされ、RAM93にエラー数が書き込まれ
る(図中h)。OAMセルm1は、モニタ時は0系の受
信側の伝送品質監視OAM処理回路91によって遅延後
出力され、ドロップ時はOAMセルm1のかわりに空き
セル(アイドルセル)が挿入され出力される。
【0121】次に、0系の受信側の伝送品質監視OAM
処理回路91がVP#2のユーザセルu4を入力する
と、ユーザセルu1,u2,u3の場合と同様にこのV
P#2に基づいてRAMアドレス915を作成し、この
RAMアドレス915にしたがってBIP値等のRAM
データの読み出し・書き込みが行われ、ユーザセルu4
は0系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路91によ
って遅延され出力される。
【0122】また、次の空きセル(アイドルセル)i2
の入力時には何も処理は行わず、アイドルセルi2がそ
のまま出力される。
【0123】以下同様の動作が続いていく。
【0124】次に、二重化切替時の動作について説明す
る。アドレスセレクタ95,96はそれぞれ受信側の伝
送品質監視OAM処理回路91,92より出力されるR
AMアドレス915,916について自系が予備系の場
合に現用系となっている他系から入力されるRAMアド
レスを選択し、RAM93,94に出力する。
【0125】例えば0系が現用系、1系が予備系とした
場合、アドレスセレクタ95,96とも0系の受信側の
伝送品質監視OAM処理回路91から出力されるRAM
アドレス915を選択する。したがって、RAMアドレ
ス915がRAM93,94へ出力される。1系の場合
についても同様である。即ち、RAM93,94へ出力
する0系,1系のRAMアドレスは常に一致している。
【0126】また、制御信号セレクタ97,98はそれ
ぞれ受信側の伝送品質監視OAM処理回路91,92よ
り出力されるRAM制御信号917,918について自
系が予備系の場合に現用系となっている他系から入力さ
れるRAM制御信号を選択し、RAM93,94に出力
する。
【0127】例えば0系が現用系、1系が予備系とした
場合、制御信号セレクタ97,98とも0系の受信側の
伝送品質監視OAM処理回路91から出力されるRAM
制御信号917を選択する。したがってRAM制御信号
917がRAM93,94へ出力される。即ち、RAM
93,94へ出力する0系,1系のRAM制御信号は常
に一致している。
【0128】また、データセレクタ99,90はそれぞ
れ受信側の伝送品質監視OAM処理回路91,92より
出力されるRAMデータ919,920について自系が
予備系の場合に現用系となっている他系から入力される
RAMデータを選択し、RAM93,94へ出力する。
【0129】例えば、0系が現用系、1系が予備系とし
た場合、データセレクタ99,90とも0系の受信側の
伝送品質監視OAM処理回路91から出力されるRAM
データ919を選択する。したがってRAMデータ91
9がRAM93,94へ出力される。即ち、RAM9
3,94には常に同一のRAMデータが書き込まれる。
【0130】上述した通り、0系,1系のRAM93,
94には常に同一のRAMアドレス、RAM制御信号、
RAMデータが与えられるので、0系と1系のRAMの
内容は一致し、入力セル911および912には同一の
入力が与えられるので、0系と1系の動作は一致する。
したがって二重化切替時においてもRAMのデータが連
続した値を保つことができ、伝送品質監視OAM機能の
無瞬断二重化切替を行うことができる。
【0131】実施の形態7.また、図11は本発明に係
る伝送品質監視装置の受信側回路の別の実施の形態を示
す構成図である。なお、図11は0系の構成について示
しているが、1系の構成についても同様である。図にお
いて、図9と同符号は同一又は相当部分を示す。11
5,116はそれぞれ0系と1系の受信側の伝送品質監
視OAM処理回路から出力されたRAMアドレス91
5,916を出力するか否かを制御するRAMアドレス
用バス接続バッファ、117,118はそれぞれ0系と
1系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路91,92
から出力されたRAM制御信号917,918を出力す
るか否かを制御するRAM制御信号用バス接続バッフ
ァ、119,110はそれぞれ0系と1系の受信側の伝
送品質監視OAM処理回路91,92から出力されたR
AMデータ919,920を出力するか否かを制御する
RAMデータ用バス接続バッファ、111,112はそ
れぞれRAMアドレス用バス接続バッファ117,11
8から出力されたRAM制御信号のRAM93,94へ
出力するか否かを制御するANDゲート、113,11
4はそれぞれRAMデータ用バス接続バッファ119,
110を制御するRAMデータ用バス接続バッファ制御
回路、911,912は入力セル、913,914は出
力セルである。
【0132】次に、図11に示す伝送品質監視装置の受
信側回路の動作を説明する。0系と1系の受信側の伝送
品質監視OAM処理回路91,92の動作は、図9と同
様であるので説明は省略し、二重化切替時の動作のみに
ついて説明する。
【0133】RAMアドレス用バス接続バッファ11
5,116は自系が予備系の場合に、それぞれ受信側の
伝送品質監視OAM処理回路91,92より出力される
RAMアドレス915,916の出力を禁止する。例え
ば、0系が現用系、1系が予備系である場合、RAMア
ドレス915はRAMアドレス用バス接続バッファ11
5をそのまま通過し、RAMアドレス916はRAMア
ドレス用バス接続バッファ116によって出力を禁止さ
れる。
【0134】したがってRAMアドレス915はRAM
93とRAM94へ出力される。1系が現用系、0系が
予備系の場合についても同様である。即ち、RAM9
3,94へ出力する0系,1系のRAMアドレスは常に
一致している。
【0135】また、自系が予備系の場合に、RAM制御
信号用バス接続バッファ117,118はそれぞれ受信
側の伝送品質監視OAM処理回路91,92より出力さ
れるRAM制御信号917,918の出力を禁止する。
また、0系,1系の両系のRAM93,94からRAM
制御信号を同時に読み出した場合に両系のRAM制御信
号同志が衝突するので、これを回避する必要がある。
【0136】このために、ANDゲート111,112
は自系が予備系の場合には、RAM制御信号の内、RA
Mリードに関する信号の通過を禁止する。従って、RA
M93,94へ出力する0系,1系のRAM制御信号の
内、RAMライトに関する信号のみは常に一致してい
る。
【0137】また、RAMデータ用バス接続バッファ1
19,110は自系が現用系の場合でかつRAMデータ
用バス接続バッファ制御回路113,114によりRA
Mデータ書き込み時にのみ受信側の伝送品質監視OAM
処理回路91,92より出力されるRAMデータ91
9,920の出力を許可し、その他の場合は出力を禁止
する。
【0138】たとえば、0系が現用系で、1系が予備系
の場合、RAMデータ919はRAMデータ用バス接続
バッファ119をそのまま通過するが、RAMデータ9
20の出力がRAMデータ用バス接続バッファ110を
通過することはRAMデータ用バス接続バッファ制御回
路114によって禁止される。従って、RAMデータ9
19のみがRAM93,94に書き込まれる。1系につ
いても同様である。即ち、RAM93,94には常に同
一のRAMデータが書き込まれる。
【0139】上述した通り、0系,1系のRAM93,
94には常に同一のRAMアドレス、RAM制御信号の
内RAM書き込みに関する信号、RAMデータが与えら
れるので、0系と1系のRAMの内容は一致し、入力セ
ル911および912には同一の入力が与えられるの
で、0系と1系の動作は一致する。したがって二重化切
替時においてもRAMのデータが連続した値を保つこと
ができ、伝送品質監視OAM機能の無瞬断二重化切替を
行うことができる。
【0140】実施の形態8.また、図12は本発明に係
る伝送品質監視装置の受信側回路の別の実施の形態を示
す構成図である。図において、121はCPUが受信側
の伝送品質監視OAM処理回路91,92から伝送品質
監視結果の読み出しを行うためのCPUリード準備信号
送出部、122は受信側の伝送品質監視OAM処理回路
91および92からの伝送品質監視結果をCPUへ通知
するための開始信号であるCPUリード同期パルスを出
力するCPUリード同期パルス生成部、1201はCP
Uリード準備信号送出部121から出力される0系のC
PUリード準備信号、1202はCPUリード準備信号
送出部121から出力される1系のCPUリード準備信
号、1203はCPUリード準備信号送出部121から
CPUリード同期パルス生成部122へ伝達されるCP
Uリード同期パルス送出要求、1204はCPUリード
同期パルス生成部122から出力されるCPUリード同
期パルスである。
【0141】次に、図12に示す伝送品質監視装置の受
信側回路の動作を説明する。受信側装置でのユーザセル
のエラー数等の伝送品質監視結果はパソコンやワークス
テーション等の監視手段によって蓄積され、コンソール
等の表示手段に表示されるのが一般的である。そのた
め、CPUを用いて受信側の伝送品質監視OAM処理回
路91,92から伝送品質監視結果を読み出す手段が必
要であり、二重化切替時にはCPUが伝送品質監視結果
の読み出しを行う系も切替える必要がある。なお、ここ
でCPUが伝送品質監視結果の読み出しを行うことをC
PUリードと呼ぶこととする。
【0142】0系と1系との間にRAMアドレス、RA
M制御信号およびRAMデータを配線せず、受信側の伝
送品質監視OAM処理回路を0系と1系それぞれ独立に
動作させた場合、初期値の違いにより、一般には0系と
1系のRAMの内容が一致しない。また、一般には、C
PUは0系と1系の読み出しを同時に行うことは出来な
い。
【0143】0系と1系でCPUリードを同時に行わな
いと、伝送品質監視測定期間が異なることになり、0系
と1系で伝送品質監視結果が一致しない。ところが、本
実施の形態では、図12に示す構成により0系と1系間
に系間信号を配線しない場合でも伝送品質監視OAM機
能の受信側の無瞬断二重化切替を実現する。
【0144】受信側の伝送品質監視OAM処理回路91
および92に接続されるRAM93および94は、ユー
ザセルおよびOAMセルの受信時に動作するため、CP
Uは任意のタイミングでRAM93および94にアクセ
スすることはできない。そのためCPUの指示により受
信側の伝送品質監視OAM処理回路91および92は、
RAM93および94よりリードした伝送品質監視結果
を一旦受信側の伝送品質監視OAM処理回路91および
92で保持して、CPUが任意のタイミングで読み出し
を行えるようにする。この様にしてCPUリードを行
う。
【0145】図13は図12に示す伝送品質監視装置の
受信側回路の動作を示す動作説明図である。次に、図1
2に示す伝送品質監視装置の受信側回路の動作を図13
に示す動作説明図で説明する。まず、CPUリード準備
信号送出部121は0系と1系の受信側の伝送品質監視
OAM処理回路91および92に伝送品質監視結果のC
PUへの通知に必要な準備を行わせるためのCPUリー
ド準備信号1201および1202を順に出力する。受
信側の伝送品質監視OAM処理回路91および92は、
内部でこのCPUリード準備信号1201および120
2をラッチする。
【0146】次に、CPUリード準備信号送出部121
はCPUリード同期パルス生成部122にCPUリード
同期パルスの送出を要求する信号1203を出力する。
CPUリード同期パルス生成部122は0系と1系の受
信側の伝送品質監視OAM処理回路91および92へ伝
送品質監視結果のCPUへの通知に必要な処理を開始さ
せるCPUリード同期パルス1204を出力し、CPU
リード同期パルス1204により0系と1系の受信側の
伝送品質監視OAM処理回路91および92は同時に伝
送品質監視結果のCPUへの通知に必要な処理を行う。
【0147】上述した通り本実施の形態によれば、図1
2に示す構成により0系と1系間に系間信号を配線しな
い場合でも二重化切替時において伝送品質監視区間は連
続し、伝送品質監視OAM機能の受信側の無瞬断二重化
切替を実現するので、部品点数を減少することができる
という効果を奏する。
【0148】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、送
信側または受信側あるいは送信側および受信側の伝送品
質監視OAM処理手段について伝送品質監視OAM機能
が二重化されている場合に0系と1系のRAMの内容を
一致させるので、二重化切替を無瞬断で行えるという効
果を奏する。
【0149】また、第2の発明によれば、送信側の伝送
品質監視OAM処理手順について伝送品質監視OAM機
能が0系と1系で二重化されている場合に、両系のRA
Mの内容を一致させ、さらに送信側回路については、O
AMセル送出命令制御部のOAMセル送出命令ライトア
ドレスカウンタ値およびOAMセル送出命令リードアド
レスカウンタ値を一致させるので、伝送品質監視OAM
機能の二重化切替を無瞬断で行えるという効果を奏す
る。
【0150】また、第3の発明によれば、ライトカウン
タプリセット信号とリードカウンタプリセット信号をセ
ル入力ごとに所定の時間経過後に発生かつ出力し、しか
もプリセットは1セルごとに行われるので、OAMセル
送出命令ライトアドレスカウンタとOAMセル送出命令
リードアドレスカウンタの同期を迅速にとることができ
るという効果を奏する。
【0151】また、第4の発明によれば、OAMセル送
出命令ライトアドレスカウンタ、OAMセル送出命令リ
ードアドレスカウンタの同期はRAMを介して行うの
で、この分、系間信号が減少し、この結果、装置の配置
設計の制限が少なくなり設計が容易になるという効果を
奏する。
【0152】また、第5の発明によれば、送信側の伝送
品質監視OAM処理手段にRAMアドレス用バス接続バ
ッファとRAM制御信号用バス接続バッファとRAMデ
ータ用バス接続バッファとを備えたので、系間信号が少
なくなり、この結果、装置の配置設計の制限が少なくな
り設計が容易になるという効果を奏する。
【0153】また、第6の発明によれば、受信側の伝送
品質監視OAM処理手段にRAMアドレス用バス接続バ
ッファとRAM制御信号用バス接続バッファとRAMデ
ータ用バス接続バッファとを備えたので、系間信号が少
なくなり、その結果、装置の配置設計の制限が少なくな
り設計が容易になるという効果を奏する。
【0154】また、第7の発明によれば、CPUリード
準備信号送出部とCPUリード同期パルス生成部とを備
え、0系と1系間に系間信号を配線しない場合でも伝送
品質監視OAM機能の受信側の無瞬断二重化切替を実現
するので、部品点数を減少することができ、設計が容易
になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の送信側回路の一実施の形態の構成を
示す構成図である。
【図2】 図1の動作を説明するための動作説明図であ
る。
【図3】 本発明の伝送品質監視OAM処理回路(送信
側)の別の実施の形態の構成を示す構成図である。
【図4】 図3の動作を説明するための動作説明図であ
る。
【図5】 本発明のOAMセル送出命令制御部の別の実
施の形態の構成を示す構成図である。
【図6】 本発明の伝送品質監視OAM処理回路(送信
側)の別の実施の形態構成を示す構成図である。
【図7】 図6に示す伝送品質監視OAM処理回路(送
信側)の動作を説明するための動作説明図である。
【図8】 本発明の送信側回路の別の実施の形態の構成
を示す構成図である。
【図9】 本発明の受信側回路の一実施の形態の構成を
示す構成図である。
【図10】 図9に示す受信側回路の動作を説明するた
めの動作説明図である。
【図11】 本発明の受信側回路の別の実施の形態の構
成を示す構成図である。
【図12】 本発明の受信側回路の別の実施の形態の構
成を示す構成図である。
【図13】 図12に示す受信側回路の動作を説明する
ための動作説明図である。
【図14】 従来の伝送品質監視機能の概略を示す図で
ある。
【図15】 従来の伝送品質監視送信側回路の構成例を
示す構成図である。
【図16】 従来の伝送品質監視受信側回路の構成例を
示す構成図である。
【符号の説明】
10 データセレクタ(1系) 11 送信側の伝送品質監視OAM処理回路(0系) 12 送信側の伝送品質監視OAM処理回路(1系) 13 伝送品質監視OAMセル組立て情報を格納するR
AM(0系) 14 伝送品質監視OAMセル組立て情報を格納するR
AM(1系) 15 アドレスセレクタ(0系) 16 アドレスセレクタ(1系) 17 制御信号セレクタ(0系) 18 制御信号セレクタ(1系) 19 データセレクタ(0系) 31 OAMセル組立て・挿入回路 32 OAMセル送出命令生成回路 33 OAMセル送出命令制御部 34 OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタ 35 OAMセル送出命令リードアドレスカウンタ 36 出力アドレスセレクタ 37 出力データセレクタ 80 RAMデータ用バス接続バッファ(1系) 81 ANDゲート(0系) 82 ANDゲート(1系) 83 RAMデータ用バス接続バッファ制御回路(0
系) 84 RAMデータ用バス接続バッファ制御回路(1
系) 85 RAMアドレス用バス接続バッファ(0系) 86 RAMアドレス用バス接続バッファ(1系) 87 RAM制御信号用バス接続バッファ(0系) 88 RAM制御信号用バス接続バッファ(1系) 89 RAMデータ用バス接続バッファ(0系) 90 データセレクタ(1系) 91 受信側の伝送品質監視OAM処理回路(0系) 92 受信側の伝送品質監視OAM処理回路(1系) 93 伝送品質監視受信情報を格納するRAM(0系) 94 伝送品質監視受信情報を格納するRAM(1系) 95 アドレスセレクタ(0系) 96 アドレスセレクタ(1系) 97 制御信号セレクタ(0系) 98 制御信号セレクタ(1系) 99 データセレクタ(0系) 110 RAMデータ用バス接続バッファ(1系) 111 ANDゲート(0系) 112 ANDゲート(1系) 113 RAMデータ用バス接続バッファ制御回路(0
系) 114 RAMデータ用バス接続バッファ制御回路(1
系) 115 RAMアドレス用バス接続バッファ(0系) 116 RAMアドレス用バス接続バッファ(1系) 117 RAM制御信号用バス接続バッファ(0系) 118 RAM制御信号用バス接続バッファ(1系) 119 RAMデータ用バス接続バッファ(0系) 121 CPUリード準備信号送出部 122 CPUリード同期パルス生成部 141 局舎A 142 局舎B 143 クロスコネクト装置(XC) 144 クロスコネクト装置(XC) 145 端末 146 端末 147 オペレーションセンタ 151 BIPーn演算部 152 メモリ 153 ラッチ部 154 セル識別部 155 カウンタ 156 セル数テーブル 157 FIFOバッファ 158 セル遅延部 159 MUX 161 BIPーn演算部 162 メモリ 163 ラッチ部 164 セル識別部 165 OAMセルラッチ部 166 データ比較部 167 カウンタ 168 メモリ 381 OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタリ
セット用ANDゲート 382 OAMセル送出命令ライトアドレスカウンタプ
リセット用ANDゲート 391 OAMセル送出命令リードアドレスカウンタリ
セット用ANDゲート 392 OAMセル送出命令リードアドレスカウンタプ
リセット用ANDゲート 1400 VP 1401 ユーザセル 1402 ユーザセル 1403 ユーザセル 1404 伝送品質監視OAMセル 1405 伝送品質監視OAMセル 1410 伝送品質監視OAMセル 1411 VPI 1412 VCI 1413 ペイロードタイプ 1414 予約ビット 1415 セルロスプライオリティビット 1416 ヘッダエラーコントロールコード 1417 OAM種別 1418 シーケンス番号 1419 シーケンス番号 1420 検査符号 1421 未使用領域 1422 誤り検出符号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期転送モード(ATM)の0系と1
    系とから成る二重化された伝送品質監視OAM処理手段
    のそれぞれが、端末やATM交換機などの外部装置(以
    下外部と略す)からセルを入力する都度、伝送品質監視
    OAM機能の処理を行なう伝送品質監視OAM処理回路
    と、伝送品質監視OAMセル組立て情報又は伝送品質監
    視受信情報を格納するRAM(Random Acce
    ss Memory)と、を有し、上記0系の伝送品質
    監視OAM処理回路から出力されたRAMアドレスと上
    記1系の伝送品質監視OAM処理回路から出力されたR
    AMアドレスの内の一方を選択し上記RAMへ出力する
    アドレスセレクタと、上記0系の伝送品質監視OAM処
    理回路から出力されたRAM制御信号と上記1系の伝送
    品質監視OAM処理回路から出力されたRAM制御信号
    の内の一方を選択し上記RAMへ出力する制御信号セレ
    クタと、上記0系の伝送品質監視OAM処理回路から出
    力されたRAMデータと上記1系の伝送品質監視OAM
    処理回路から出力されたRAMデータの内の一方を選択
    し上記RAMへ出力するデータセレクタと、を備え、自
    系が予備系で他系が現用系である場合に、上記アドレス
    セレクタ、制御信号セレクタおよびデータセレクタは上
    記他系から入力されるRAMアドレス、RAM制御信号
    およびRAMデータを選択することを特徴とする伝送品
    質監視OAM機能の無瞬断二重化切替回路。
  2. 【請求項2】 非同期転送モード(ATM)の0系と1
    系から成る二重化された伝送品質監視OAM処理手段の
    それぞれが、外部からセルを入力する都度、伝送品質監
    視OAM機能の処理を行ない、その後上記セルを出力す
    る送信側の伝送品質監視OAM処理回路と、伝送品質監
    視OAMセル組立て情報を格納するRAMと、を有し、
    上記0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出
    力されたRAMアドレスと上記1系の送信側の伝送品質
    監視OAM処理回路から出力されたRAMアドレスの内
    の一方を選択し上記RAMへ出力するアドレスセレクタ
    と、上記0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路か
    ら出力されたRAM制御信号と上記1系の送信側の伝送
    品質監視OAM処理回路から出力されたRAM制御信号
    の内の一方を選択し上記RAMへ出力する制御信号セレ
    クタと、上記0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回
    路から出力されたRAMデータと上記1系の送信側の伝
    送品質監視OAM処理回路から出力されたRAMデータ
    の内の一方を選択し上記RAMへ出力するデータセレク
    タとを有し、上記送信側の伝送品質監視OAM処理回路
    は、セルおよびRAMデータを入力し、伝送品質監視O
    AMセル組立て情報格納用RAMアドレスを生成出力
    し、OAMセル組立て情報を生成出力し、RAMのリー
    ド・ライトを制御するRAM制御信号を生成出力し、入
    力セル流に組立てた伝送品質監視OAMセルを挿入し出
    力するOAMセル組立て・挿入回路と、上記入力したセ
    ルと上記RAMデータと上記OAMセル送出命令制御部
    からの信号とに基づき、OAMセル送出命令を生成し出
    力するOAMセル送出命令生成回路と、上記OAMセル
    送出命令生成回路からの制御信号に基づき、OAMセル
    送出命令を上記RAMに格納するためのアドレスを生成
    するOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタとRA
    Mに格納されたOAMセル送出命令をリードするアドレ
    スを生成するOAMセル送出命令リードアドレスカウン
    タで構成されるOAMセル送出命令制御部と、OAMセ
    ル送出命令を出力した場合にはOAMセル送出命令ライ
    トアドレスを選択し、OAMセル組立て・挿入の場合に
    はOAMセル送出命令リードアドレスを選択し、その他
    の場合にはOAMセル組立て情報格納用RAMアドレス
    を選択し、上記RAMにRAMアドレスとして出力する
    出力アドレスセレクタと、OAMセル送出命令の出力の
    場合にはOAMセル送出命令生成回路から出力されたO
    AMセル送出命令を選択し、その他の場合には上記OA
    Mセル組立て・挿入回路から出力されたOAMセル組立
    て情報を選択し上記RAMへ出力する出力データセレク
    タとを有し、自系が現用系で他系が予備系である場合、
    上記OAMセル送出命令制御部は上記OAMセル送出命
    令ライトアドレスカウンタのキャリー出力とOAMセル
    送出命令リードアドレスカウンタのキャリー出力を系間
    信号として他系のOAMセル送出命令制御部へ出力し、
    自系が予備系で他系が現用系である場合、上記OAMセ
    ル送出命令制御部は上記OAMセル送出命令ライトアド
    レスカウンタに対する他系からの系間信号により上記O
    AMセル送出命令ライトアドレスカウンタをリセット
    し、上記OAMセル送出命令リードアドレスカウンタに
    対する他系からの系間信号により上記OAMセル送出命
    令リードアドレスカウンタをリセットし、両系のOAM
    セル送出命令ライトアドレスカウンタ値と両系のOAM
    セル送出命令リードアドレスカウンタ値をそれぞれ一致
    させることを特徴とする伝送品質監視OAM機能の無瞬
    断二重化切替回路。
  3. 【請求項3】 自系が予備系で他系が現用系である場合
    に、外部からセルを入力する都度、OAMセル送出命令
    ライトアドレスカウンタは他系からのOAMセル送出命
    令ライトアドレスカウンタのカウント値を入力して自分
    のカウンタにプリセットし、OAMセル送出命令リード
    アドレスカウンタは他系からのOAMセル送出命令リー
    ドアドレスカウンタのカウント値を入力して自分のカウ
    ンタにプリセットすることを特徴とする請求項1記載の
    伝送品質監視OAM機能の無瞬断二重化切替回路。
  4. 【請求項4】 非同期転送モード(ATM)の0系と1
    系から成る二重化された伝送品質監視OAM処理手段の
    それぞれが、外部からセルを入力する都度、伝送品質監
    視OAM機能の処理を行ない、その後上記セルを出力す
    る送信側の伝送品質監視OAM処理回路と、伝送品質監
    視OAMセル組立て情報を格納するRAMと、を有し、
    上記0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出
    力されたRAMアドレスと上記1系の送信側の伝送品質
    監視OAM処理回路から出力されたRAMアドレスの内
    の一方を選択し上記RAMへ出力するアドレスセレクタ
    と、上記0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回路か
    ら出力されたRAM制御信号と上記1系の送信側の伝送
    品質監視OAM処理回路から出力されたRAM制御信号
    の内の一方を選択し上記RAMへ出力する制御信号セレ
    クタと、上記0系の送信側の伝送品質監視OAM処理回
    路から出力されたRAMデータと上記1系の送信側の伝
    送品質監視OAM処理回路から出力されたRAMデータ
    の内の一方を選択し上記RAMへ出力するデータセレク
    タとを有し、上記送信側の伝送品質監視OAM処理回路
    は、セルおよびRAMデータを入力し、伝送品質監視O
    AMセル組立て情報格納用RAMアドレスを生成出力
    し、OAMセル組立て情報を生成出力し、RAMのリー
    ド・ライトを制御するRAM制御信号を生成出力し、入
    力セル流に組立てた伝送品質監視OAMセルを挿入し出
    力するOAMセル組立て・挿入回路と、上記入力したセ
    ルと上記RAMデータと上記OAMセル送出命令制御部
    からの信号とに基づき、OAMセル送出命令を生成し出
    力するOAMセル送出命令生成回路と、上記OAMセル
    送出命令生成回路からの制御信号に基づき、OAMセル
    送出命令を上記RAMに格納するためのアドレスを生成
    するOAMセル送出命令ライトアドレスカウンタとRA
    Mに格納されたOAMセル送出命令をリードするアドレ
    スを生成するOAMセル送出命令リードアドレスカウン
    タで構成されるOAMセル送出命令制御部と、OAMセ
    ル送出命令を出力した場合にはOAMセル送出命令ライ
    トアドレスを選択し、OAMセル組立て・挿入の場合に
    はOAMセル送出命令リードアドレスを選択し、その他
    の場合にはOAMセル組立て情報格納用RAMアドレス
    を選択し、上記RAMにRAMアドレスとして出力する
    出力アドレスセレクタと、OAMセル送出命令の出力の
    場合にはOAMセル送出命令生成回路から出力されたO
    AMセル送出命令を選択し、その他の場合には上記OA
    Mセル組立て・挿入回路から出力されたOAMセル組立
    て情報を選択し上記RAMへ出力する出力データセレク
    タとを有し、自系が現用系で他系が予備系である場合
    に、上記出力データセレクタは上記OAMセル送出命令
    ライトアドレスカウンタからのカウント値を選択し、O
    AMセル送出命令リードアドレスカウンタからのカウン
    ト値を選択し、RAMデータとしてRAMへ出力し、自
    系が予備系で他系が現用系である場合に、上記出力デー
    タセレクタは上記RAMの書き込み時と同じアドレスか
    らRAMデータを読み出し、上記OAMセル送出命令ラ
    イトアドレスカウンタおよびOAMセル送出命令リード
    アドレスカウンタに上記RAMデータをプリセットする
    ことを特徴とする伝送品質監視OAM機能の無瞬断二重
    化切替回路。
  5. 【請求項5】 非同期転送モード(ATM)の二重化さ
    れた伝送品質監視OAM機能の0系と1系のそれぞれ
    が、外部からセルを入力する都度、伝送品質監視OAM
    機能の処理を行ない、その後セルを出力する送信側の伝
    送品質監視OAM処理回路と、伝送品質監視OAMセル
    組立て情報を格納するRAMと、送信側の伝送品質監視
    OAM処理回路から出力されたRAMアドレスのRAM
    への出力を制御するRAMアドレス用バス接続バッファ
    と、送信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力され
    たRAM制御信号のRAMへの出力を制御するRAM制
    御信号用バス接続バッファと、送信側の伝送品質監視O
    AM処理回路から出力されたRAMデータをRAMライ
    ト時にRAMへ出力するRAMデータ用バス接続バッフ
    ァと、を有し、前記RAMアドレス用バス接続バッファ
    はその出力を0系と1系の両系に接続してバス構成と
    し、 前記RAM制御信号用バス接続バッファはその出
    力を0系と1系の両系に接続してバス構成とし、 前記
    RAMデータ用バス接続バッファはその出力を0系と1
    系の両系に接続してバス構成とし、系有意信号により自
    系が予備系の場合に自系のRAMアドレスおよびRAM
    制御信号およびRAMデータの出力を禁止することを特
    徴とする伝送品質監視OAM機能の無瞬断二重化切替回
    路。
  6. 【請求項6】 非同期転送モード(ATM)の二重化さ
    れた伝送品質監視OAM機能の0系と1系のそれぞれ
    が、外部からセルを入力する都度、伝送品質監視OAM
    機能の処理を行なう受信側の伝送品質監視OAM処理回
    路と、伝送品質監視受信情報を格納するRAMと、上記
    受信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力されたR
    AMアドレスの上記RAMへの出力を制御するRAMア
    ドレス用バス接続バッファと、上記受信側の伝送品質監
    視OAM処理回路から出力されたRAM制御信号の上記
    RAMへの出力RAM制御信号用バス接続バッファと、
    上記受信側の伝送品質監視OAM処理回路から出力され
    たRAMデータをRAM書込み時に上記RAMへ出力す
    るRAMデータ用バス接続バッファと、を有し、上記R
    AMアドレス用バス接続バッファはその出力を0系と1
    系の両系に接続してバス構成とし、上記RAM制御信号
    用バス接続バッファはその出力を0系と1系の両系に接
    続してバス構成とし、上記RAMデータ用バス接続バッ
    ファはその出力を0系と1系の両系に接続してバス構成
    とし、自系が予備系の場合に自系の上記RAMアドレ
    ス、上記RAM制御信号および上記RAMデータの出力
    を禁止することを特徴とする伝送品質監視OAM機能の
    無瞬断二重化切替回路。
  7. 【請求項7】 非同期転送モード(ATM)の0系と1
    系から成る二重化された伝送品質監視OAM機能におい
    て、外部からセルを入力する都度、伝送品質監視OAM
    機能の処理を行ない、その後セルを出力する受信側の伝
    送品質監視OAM処理回路と、伝送品質監視受信情報を
    格納するRAMとを0系に備え、外部からセルを入力す
    る都度、伝送品質監視OAM機能の処理を行ない、その
    後セルを出力する受信側の伝送品質監視OAM処理回路
    と、伝送品質監視受信情報を格納するRAMとを1系に
    備え、CPUリード準備信号送出部とCPUリード同期
    パルス生成部を有し、CPUリード準備信号送出部は0
    系と1系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路に伝送
    品質監視結果のCPUへの通知に必要な準備を行わせる
    CPUリード準備信号を順に出力し、CPUリード同期
    パルス生成部にCPUリード同期パルスの送出を要求す
    る信号を出力し、CPUリード同期パルス生成部は0系
    と1系の受信側の伝送品質監視OAM処理回路に伝送品
    質監視結果のCPUへの通知に必要な処理を開始させる
    CPUリード同期パルスを出力し、CPUリード同期パ
    ルスにより0系と1系の受信側の伝送品質監視OAM処
    理回路は同時に伝送品質監視結果のCPUへの通知に必
    要な処理を行うことを特徴とする伝送品質監視OAM機
    能の無瞬断二重化切替回路。
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