JPH0923241A - 非同期型データの通信制御方法 - Google Patents

非同期型データの通信制御方法

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JPH0923241A
JPH0923241A JP7169943A JP16994395A JPH0923241A JP H0923241 A JPH0923241 A JP H0923241A JP 7169943 A JP7169943 A JP 7169943A JP 16994395 A JP16994395 A JP 16994395A JP H0923241 A JPH0923241 A JP H0923241A
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cell
data
buffer
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transmission
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JP7169943A
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Toshiyuki Yoshida
利之 吉田
Takaharu Kajiwara
隆治 梶原
Takeshi Murata
雄志 村田
Naoki Sase
尚樹 佐瀬
Masashi Hirome
正志 廣目
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、非同期型データの通信制御装置
に関し、リング型LANの伝送路の障害監視及び障害通
知の効率を改善することを目的とする。 【構成】 二重化されたリング形状の2本の伝送路と、
複数の端末装置を収容し端末装置からのデータを前記リ
ング形状の伝送路へ送受信する複数の通信制御装置とか
ら構成されるネットワークの通信制御方法において、通
信制御装置Aが、送信元アドレスと通過した通信制御装
置の識別情報を書き込むことのできる通過表示領域を持
つ監視セルを2本の伝送路に同時に送信し、前記監視セ
ルを受信した他の通信制御装置Bが当該監視セルの中の
通過表示領域に当該他の通信制御装置Bを通過したこと
を示す情報を書き込んで中継し、当該監視セルを伝送路
上を一周させることを特徴とする通信制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非同期型データの通
信制御方法に関し、特に二重化されたリング形状の伝送
路を備えたローカルエリアネットワーク(LAN)にお
いて、非同期型の通信端末を接続する場合に通信経路の
監視及び障害通知等を行う非同期型データの通信制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図24に、従来における二重化されたリ
ング形状の伝送路を備えたLAN(以下、リング型LA
Nと呼ぶ)の基本構成図を示す。ここでIN0ないしI
N3は、このリング型LANに同期端末又は非同期端末
を収容するための通信制御装置であり、いわゆるノード
と呼ばれるものである。このリング形状の伝送路に、セ
ルと呼ばれる形式のデータを流すことによって、ノード
を経由して所望の端末へデータが伝送される。
【0003】このようなリング型LANでは、2つのリ
ング状の伝送路のうち、一方を現用伝送路として用いて
いる。たとえば、図24の♯0系を現用伝送路として用
い、♯1系の伝送路は予備系伝送路として用いている。
各ノードでは、現在使用している伝送路の情報を記憶し
ている。IN0から出力されてIN3へ送信されるセル
は、IN0からIN2を経由してIN3へ送られる。
【0004】また、この♯0系の伝送路で障害が発生し
たとき、あるノードが伝送路信号の喪失(光断等)を検
出することによってこの障害を検出し、この検出ノード
が障害情報を所定の位置に書きこんだセル(障害通知セ
ル)を他のノードに対して送信し、他のノードにおい
て、このセルを解析して伝送路の切り替えを行ってい
た。
【0005】上記セルの解析の際、予め各ノードに記憶
されているこのリング型のLAN内の構成情報を参照す
ることによって、切り替えられる伝送路が決定される。
そして、この決定された伝送路に対応するように、セル
の中に含まれる伝送路に関する識別子情報が、切り替え
後の伝送路を示す情報に書き換えられ、セルの送信が行
われる。
【0006】また、障害情報を書き込んだセルが正常な
ルートで送信できないような障害が発生している場合に
は、一般的なデータを伝送するセルとは異なり、定期的
に通信される伝送品質監視セルをチェックし、セル損失
やセル誤り率を測定することによって伝送路の切り替え
を行っていた。
【0007】図25に従来用いられていた障害を通知す
るための障害通知セルの形式例を示す。また、図26に
セル損失等の測定用に用いられている伝送品質監視セル
の形式例を、図27に構成情報セルの形式例を示す。こ
の構成情報セルは、各ノードがリング型LANのシステ
ム構成を知るために流されるセルである。
【0008】また、図24に示した従来のリング型のL
ANにおいては、現用伝送路(♯0系)を用いて、セル
が各ノード間を流れているが、各ノードはセルを受信し
た時、そのセルがデータ内容が入っていない“空きセ
ル”であるかどうかを判断し、“空きセル”である場合
には、これを送信したいデータが入っている“送信セ
ル”と置き換えることにより、実際のデータを現用伝送
路に送出していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のリング型LANでは、障害の発生した伝送路を
確認するために、障害情報を所定の位置に挿入した障害
通知セルをLANに流す必要があり、さらに、各ノード
で、受信されたこの障害情報と、予め記憶されているこ
のLAN内の構成情報とを用いて発生した伝送路の箇所
を特定する必要があった。
【0010】また、このLAN内のノード等の構成の変
更・追加の際には、その都度、すべてのノードにおい
て、LAN内の構成情報を書き換えるための操作あるい
は処理が必要であり、構成情報セルをLAN内に送信す
る必要があった。
【0011】さらに、障害通知セルを受信できないよう
なノードにおいては、予め障害発生時における予備の伝
送路の経路を設定するか又は所定のセルの送出等を行っ
て新たに通信経路を探索する必要があった。
【0012】また、前記したように、障害通知セルがリ
ング型LAN内に流せないような故障が発生している場
合には、定期的に流されている伝送品質監視セルを用い
て伝送路のセル損失率やセル誤り率等を間接的に計測す
る手段しか障害が発生したことを検出することができな
い。
【0013】この場合には、計測にはある程度の時間を
かける必要があるため、障害を検出したと判断するまで
に相当の時間がかかる。また障害検出後に、複数の通信
経路で伝送路の切り替えが必要となった場合には、その
通信経路ごとに順に伝送路を切り替える必要があるた
め、すべての通信経路の切り替えが終了するまでに相当
の時間を要していた。
【0014】また、以上のように、通常時には伝送品質
監視セルと構成情報セルをそれぞれ別のセルとして伝送
路に流す必要があり、さらに障害発生時には、障害通知
セルを新たに伝送路に流す必要があった。リング型LA
Nの監視用セルとして3種のセルが伝送路に流されるた
め、伝送路の利用効率が低い場合があるという問題点が
あった。
【0015】また、従来のリング型LANでは、各ノー
ドにおいて伝送路を流れる空きセルを検出して、空きセ
ルを送信データの入ったセルと置き換えることにより必
要な情報の伝送を行っていたため、空きセルを検出する
ことのできない場合には、そのノードからは情報の送信
が全くできなかった。
【0016】この発明は、以上のような事情を考慮して
なされたものであり、非同期型のデータを多重化する通
信制御装置において、リング型LANの伝送路に定期的
に流される1種類の監視セルを利用すること、又は同期
型時分割フレームに特定情報を付与することによって、
障害監視及び障害通知の効率を改善することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、二重化され
たリング形状の2本の伝送路と、複数の端末装置を収容
し端末装置からのデータを前記リング形状の伝送路へ送
受信する複数の通信制御装置とから構成されるネットワ
ークの通信制御方法において、通信制御装置Aが、送信
元アドレスと通過した通信制御装置の識別情報を書き込
むことのできる通過表示領域を持つ監視セルを2本の伝
送路に同時に送信し、前記監視セルを受信した他の通信
制御装置Bが当該監視セルの中の通過表示領域に当該通
信制御装置Bを通過したことを示す情報を書き込んで中
継し、当該監視セルを伝送路上を一周させることを特徴
とする通信制御方法を提供するものである。
【0018】また、前記通信制御装置が、2本の伝送路
を通してそれぞれ受信される2つの監視セルの通過表示
領域に書込まれている通過した通信制御装置の情報を抽
出・比較し、伝送路の障害検出を行うようにすることが
好ましい。または、監視セルが、一定時間受信できない
場合、障害発生とみなすこと(受信タイムアウト)によ
って障害検出を行ってもよい。
【0019】また、前記通信制御装置Aが、受信した監
視セルの通過表示領域に当該通信制御装置Aを通過した
ことを示す情報がすでに書き込まれていることを検出し
た場合に、当該受信セルを消去し隣接通信制御装置へ中
継しないようにすることをが好ましい。
【0020】また、通信制御装置が、接続される複数の
端末装置から送信されるデータを受信する受信バッファ
を複数の端末装置ごとに備え、さらに、受信バッファに
蓄積されたデータ量を監視し最もデータ量の多い受信バ
ッファを選択するバッファ選択手段と、バッファ選択手
段によって選択された受信バッファの中からデータを読
み出し誤りチェックを行うチェック手段と、受信バッフ
ァに受信されたデータ及び端末装置が接続される経路に
異常があることを表示する異常検出手段を備え、チェッ
ク手段によって受信バッファから読み出されたデータに
誤りが検出された場合又は、ある受信バッファがバッフ
ァ選択手段によって一定時間選択されなかった場合に
は、その受信バッファに対応する端末装置からのデータ
が異常であること又はその受信バッファに対応する端末
装置が接続される経路が異常であることを異常検出手段
が表示するようにすることが好ましい。
【0021】さらにこの発明は、二重化されたリング形
状の2本の伝送路と、複数の端末装置を収容し端末装置
からのデータを前記リング形状の伝送路へ送受信する複
数の通信制御装置とから構成されるネットワークの通信
制御方法において、前記通信制御装置が、非同期型の端
末装置から送られてきたデータを固定長のセルに分割
し、同期パターンと、複数個の前記セルを含むセル収容
領域と、伝送路監視用チェックパターン領域と、誤り検
出用の監視領域とからなる非同期通信用フレームを生成
し、さらに、同期型端末から送られてきた同期データと
前記非同期通信用フレームとを収容した同期型時分割フ
レームを生成して前記2本の伝送路に送出することを特
徴とする通信制御方法を提供するものである。
【0022】また、前記非同期通信用フレームの中の前
記チェックパターン領域が、通信制御装置ごとに特有の
情報を書込む送信元アドレス領域を備え、通信制御装置
Aが、前記同期型時分割フレームを中継するときに、送
信元アドレス領域に当該通信制御装置Aの情報を書込ん
で伝送路に送出するようにすることが好ましい。
【0023】さらに、この発明は、二重化されたリング
形状の2本の伝送路と、複数の端末装置を収容し端末装
置からのデータを前記リング形状の伝送路へ送受信する
複数の通信制御装置とから構成されるネットワークの通
信制御方法において、前記通信制御装置が、伝送路から
受信されたデータである中継セルを一時格納する中継バ
ッファと、端末装置から送られてきたデータを格納する
送信バッファと、中継バッファ及び送信バッファに格納
されたデータ量を検出するデータ量検出手段と、データ
量検出手段によって得られた両バッファ内のデータ量か
ら伝送路へ送出すべきデータの出力配分を決める出力配
分設定手段と、前記出力配分設定手段によって決められ
た出力配分に従って送信バッファ又は中継バッファのど
ちらかからデータを選択して伝送路に送信する選択制御
手段とを備え、前記出力配分設定手段によって伝送路に
送信される送信バッファ内データと中継バッファ内デー
タとの出力配分を可変とすることを特徴とする通信制御
方法を提供するものである。
【0024】また、データ量検出手段によって検出され
た前記中継バッファ内の中継セルのデータ量が所定の基
準値よりも多い場合には、前記出力配分設定手段が、中
継セルを優先して伝送路に出力するように出力配分を決
めるようにすることが好ましい。
【0025】ここで、通信制御装置とは、リング形状の
伝送路に接続される機器であり、いわゆるノードと呼ば
れるものである。このノードは、リング形状の伝送路を
伝送されるセルあるいはフレームと呼ばれる形式のデー
タの送受信の制御を行い、さらにこのリング形状の伝送
路の障害監視、通知、表示及び切換制御等の動作を行な
うものである。
【0026】通信制御装置には、複数の端末装置がLA
Nを通して接続され、通信制御装置はこれらの端末装置
から伝送されるデータを多重化等して、リング形状の伝
送路に送出する動作、逆にリング形状の伝送路を流れる
データを解析して、端末装置へ送出する動作を行なう。
通信制御装置は、一般に、CPU,RAM,ROM,I
/Oインタフェース及び制御ソフトウェアから構成され
ることが好ましいが、処理速度等を考慮して、処理機能
ごとに分割して、専用LSIや汎用LSIを用いること
がさらに好ましい。
【0027】特に、前記したバッファ選択手段、チェッ
ク手段、異常検出手段は、CPU,RAM,ROM等を
中心として制御ソフトウェアによって各機能を実現する
ことが好ましいが、制御手順が一定化しており処理速度
の高速化が要求される場合には、専用LSI等のハード
ウェアによって実現することが好ましい。
【0028】受信バッファ、送信バッファ及び中継バッ
ファその他データを格納したり一時記憶したりするメモ
リとしてはRAMやレジスタ等を用いることが好まし
い。また、同様に、データ量検出手段、出力配分手段及
び選択制御手段は、CPU,ROM,RAMと制御ソフ
トウェアによって実現させるか又は、専用LSI等のハ
ードウェアによってその機能を実現させることが好まし
い。
【0029】
【作用】この発明によれば、通過表示領域を持つ監視セ
ルを2本の伝送路に同時送信し、監視セルの中の通過表
示領域に通過したことを示す情報を書込むようにしてい
るので、1種類の監視セルによって伝送路の障害検出と
障害通知が可能となり、さらに伝送路のデータ量の削
減、利用効率の向上及び障害検出の時間の短縮ができ
る。
【0030】また、通信制御装置Aが受信した監視セル
の通過表示領域に自己を通過したことを示す情報がすで
に書き込まれていることを検出した場合に、受信した監
視セルを消去するようにしているので、伝送路の伝送効
率を向上させることができる。
【0031】また、この発明によれば、複数の端末装置
ごとに備えられた受信バッファのうち、最も多くのデー
タを蓄えている受信バッファをバッファ選択手段が選択
して、チェック手段が選択された受信バッファから読み
出されたデータの誤りを検出するようにしているので、
容易な回路構成で端末装置との接続経路についての障害
検出を実現することができる。
【0032】また、この発明によれば、同期型時分割フ
レームに、同期パターン、セル収容領域及び伝送路監視
用チェックパターン領域と監視領域とからなる非同期通
信用フレームを収容し同期型時分割フレームを2本の伝
送路に送出しているので、より短時間で伝送路の障害検
出が可能である。
【0033】また、チェックパターン領域に送信元アド
レス領域を設けて、この中に中継情報を書き込んで同期
型時分割フレームを中継するので、障害検出時に、より
速く、伝送路を他系に切りかえることができる。また、
この発明によれば、送信バッファ及び中継バッファに収
納されたデータ量から伝送路へ送出すべきデータの出力
配分を決めるようにしているので、リング型LANの伝
送効率の向上をはかることができる。
【0034】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を
詳述する。なお、この発明はこれによって限定されるも
のではない。図1に、この発明の一実施例のリング型L
ANのシステム構成図を示す。リング型LANは、複数
のノード(IN)とこれらのノードを接続する二重化さ
れた伝送路(0系、1系)とから構成される。ノードに
接続される端末としてはATM端末、V.24/28,
V.35端末、さらに音声端末などがあり、また接続さ
れるネットワークとしてはイーサネットやFDDIなど
がある。
【0035】このような構成のリング型LANの送信機
能の概要を示す。まずあるノードが、端末装置から送ら
れる送信パケットを受けて、リング型LAN内に流すこ
とのできる所定の識別子を付加した固定長のセルに分割
する。たとえばATM端末から送られたパケットを収容
するセルをATMセルと呼ぶ。
【0036】次に、この固定長セルを二重化された2つ
の伝送路に同時に流すために、同じセルを2つ作成し、
同期フレーム構成の中の所定の位置にこのセルを収容す
る。ここで同期フレームとは、たとえばSONET/S
DH等の同期フレームを用いることができる。
【0037】また、これらの同期フレームは、上記セル
を収容する非同期データ領域と、V.24/28,I.
430,音声,V.35等のような回線データを収容す
る同期データ領域とに分割されるが、タイムスロット単
位に任意に分割できる構成となっている。このような同
期フレームがリング型LANに送出される。
【0038】次に、リング型LANの受信機能の概要を
示す。あるノードが上記のような同期フレームを受信す
ると、同期データ領域と非同期データ領域とに分割し、
このうち非同期データ領域に収容されているセルを抽出
する。抽出されたセルが自己ノードあてのものかどうか
を判断し、自己ノードあてのものであれば、そのセルを
受信し、受信バッファの中へ蓄積する。
【0039】自己ノードあてのものでなければ、このセ
ルを隣接ノードへ他の送信セルと共に送出する。受信バ
ッファに蓄積されたセルは、端末から送出されたような
元のパケットデータの形式に組み立てられ、各端末装置
に対して送出される。以上がこの二重化されたリング型
のLANの送受信機能の概要である。
【0040】次に、図2に、このリング型LANの通信
制御装置であるノードの内部構成の一例となるブロック
図を示す。ここで、REP(1)は、二重化されたリン
グ型LANの伝送路との物理的及び論理的インタフェー
スとなる部分である。
【0041】非同期/同期データ多重部(2)は、AT
Mセルの非同期データと同期回線用の同期データを多重
するものである。同期通信処理部(3)は、V.24/
28、V.35などの同期回線を接続するためのインタ
フェース部分である。
【0042】セル挿入部(4)−1は、同期フレーム、
たとえばSTM−nフレームの任意のタイムスロットに
セルを挿入する部分である。セル抽出部(4)−2は、
逆に、受信したフレームからセルを抽出する部分であ
る。
【0043】セル送信部(6)は、伝送路へ送信するセ
ルを選択するものであり、端末から送出されたセルかま
たは単に中継するセルのどちらかが選択される。セル受
信部(5)は、受信したセルの中の特定位置に存在する
識別子を抽出し、そのセルを受信して自己ノードの中に
取り込むか又は単に中継するべきかを選択制御するもの
である。
【0044】二方路選択部(7)は、送信部と受信部に
大きく分けることができるが、その送信部は、端末対応
部(8)から送られるセルを二方路分(0系及び1系)
作成し、2つの伝送路のセル送信部(6)へ渡す部分で
あり、その受信部は2つの伝送路(0系及び1系)から
受信されたセルの特定位置の情報をもとに、送信元別に
二重系伝送路のうちどちらの系を選択して受信すべきか
を判断するものである。
【0045】端末対応部(8)は、各ノードに収容され
るネットワークや端末装置に対して、送信すべきパケッ
トをセルに組立てたり、逆に受信したセルをパケットに
分解する処理を行うものである。通信制御部(9)は、
MPU、RAM等から構成され、上記した各部の動作を
制御するものである。
【0046】このような構成を持つノードにおいて、伝
送路からデータを受信して非同期データを抽出する場
合、REP(1)、非同期/同期データ多重部(2)、
セル抽出部(4)−2へと順に送られ、自己ノードあて
のデータの場合には、セル受信部5)、二方路選択部
(7)の受信部を通って端末対応部(8)から端末装置
へ出力される。ただし、セル受信部(5)で、自己ノー
ドあてでないデータは中継するためにセル送信部(6)
へ送られる。
【0047】また、端末装置から送られてきた送信デー
タは端末対応部(8)から二方路選択部(7)の送信部
を通ってセル送信部(6)へ送られる。セル送信部
(6)では、この送信データと、セル受信部(5)から
送られてくる中継データとを受けとり、所定の判断基準
によって出力すべきデータを選択してセル挿入部(4)
−1へ送る。
【0048】さらに、セル挿入部(4)−1で組立てら
れたデータは、非同期/同期データ多重部(2)、RE
P(1)を通り、伝送路へ送出される。次に図3に、図
2に示したノード内部構成のうち主要部分の詳細ブロッ
ク図を示す。以下に、この図の主要部分の説明をする。
【0049】セル抽出部/セル挿入部(4) セル収容領域テーブル: STM−1フレーム中のセル
収容領域を指示するメモリ。 セル収容領域処理部 : STM−1フレームからセル
収容領域を抽出する。同期パターンにより、非同期デー
タ収容フレームの同期を確立する。セル受信部にセルの
先頭を示すセル同期信号を出力うる。非同期データ収容
フレーム中のチェックパターンをチェックする。異常を
検出したら、通信制御部(9)にアラームをあげる。非
同期データ収容フレーム中の誤り検査符号の確認を行
う。誤りがある場合は、通信制御部(9)にアラームを
あげる。チェックパターンをセル抽出部からセル挿入部
に中継する。非同期データ収容フレームを生成する。セ
ル収容領域を選択制御部に指示する。自ノードのチェッ
クパターンを生成する。 選択制御部 : セル収容領域信号を受け取る
と、中継バッファ内セル量と送信バッファ内セル量を調
べ、どちらかのバッファ内セルを読みだす。両方とも1
セル分に満たない蓄積量の場合は、空きセル生成を指示
する。
【0050】セル受信部(5) 受信テーブル : セルヘッダ中のVPI/VC
I値を参照し、自ノード宛か他ノード宛かを判断する。 チェック部 : もし、自ノードが多周回セル
監視ノードならば、多周回監視用ビットをチェックし、
‘1’ならば、中継バッファへの書き込みを行わない。
中継バッファ内セル量の監視を行う。 マーク部 : もし、自ノードが多周回セル
監視ノードならば、多周回セル監視領域に‘1’を書き
込む。 HEC計算部 : 多周回セル監視領域の変更に
伴い、セルヘッダのHEC領域を再計算する。 中継バッファ : 中継セルを蓄積するためのバ
ッファである。
【0051】セル送信部(6) 送信選択SW : 選択制御部からの指示によ
り、中継バッファ、送信バッファ、空きセル生成部のい
ずれか一つを選択し、セル抽出部に出力する。 空きセル生成部 : 選択制御部からの指示によ
り、空きセルを生成する。 送信バッファ : 送信セルを蓄積するためのバ
ッファである。 書き込み制御部 : 多重部からのセル同期信号の
タイミングでセルを送信バッファに書き込む。送信バッ
ファ内セル量の監視を行う。 監視セル挿入部 : 通信制御部からの指示によ
り、監視セルの生成および挿入を行う。
【0052】二方路選択部(7) 監視セル抽出部 : 受信テーブルからの監視セル
信号のタイミングで、監視セルを抽出する。抽出した監
視セルをメモリに蓄えるとともに、通信制御部に対し
て、割り込み要求を行う。 セル識別部 : 受信セルのVPI/VCI領
域を系選択制御部に伝える。 系選択制御部 : 受信セルのヘッダのVPI/
VCI値で図5に示す送信元ノード参照テーブルをアク
セスし、送信元ノードアドレスを得る。送信元ノードア
ドレスで図6の系選択テーブルをアクセスし、自系が選
択されていれば、受信バッファにセルを書き込む。受信
バッファ内セル量の監視を行う。受信バッファ内セル量
を♯0系と♯1系で比較し、多い方のバッファの読み出
しを指示する。多重部へのセル同期信号を生成する。 二方路選択バッファ 受信セルを蓄積する。♯0
系、♯1系ごとに別々に用意する。 二方路選択SW : 系選択制御部の指示に従い、
♯0系と♯1系いずれかのセルを選択し、多重部に送信
する。
【0053】端末対応部(8) 多重部 : 受信セルのVPI/VCI値
を参照し、定められた方路にセルを出力する。OAMセ
ル処理部に対して、同期信号を出力する。複数のOAM
セル部からのセルをバッファに蓄積する。上記バッファ
内セル量を監視し、多い方のバッファを選択し、多重化
する。各方路からのセルのチェックを行う。 空きセル挿入部 : 多重部における監視のため
に、一定間隔で空きセルの挿入を行う。 物理IF : 出力セルに空きセルを加え、
STM−1フレームを生成し、そのペイロード領域にセ
ルを収容する。電気から光への信号変換、光から電気へ
の信号変換を行う。入力されたSTM−1セルのペイロ
ード領域からセルを抽出し、空きセルを削除し、セル同
期信号とともに、OAMセル処理部に渡す。
【0054】通信制御部(9) MPU/ROM/RAM : 本装置の(4)〜(8)を制
御する。監視セルの到着間隔を監視することで、伝送路
異常を監視する。伝送路異常を検出した場合は、系選択
制御部の系選択テーブルを変更して、系切替えを行う。
ノード状態をユーザに通知するための外付けのシステム
監視装置に通知する。 PCIF : MPUからのノード状態信号
をシステム監視装置に伝達するためのIF装置である。
【0055】実施例1 ここでは、監視セルとリング型LANに送出する場合の
ノード内における動作及びセルフォーマット等について
説明する。まず、図4に、この実施例1のリング型LA
Nの動作原理図を示す。同図においてノードIN0から
監視セルが0系及び1系の伝送路に送出されることを示
している。
【0056】0系に送出された監視セルは、ノードIN
1、IN3、IN2と経由してIN0へ戻り消去され
る。1系に送出された監視セルは逆にノードIN2、I
N3、IN1と経由してIN0へ戻り消去される。ここ
で、監視セルは所定の間隔で定期的に送出され、他の各
ノードがこの監視セルを受信したときに、その監視セル
が通過したことを示すノードの情報を書き込む。
【0057】各ノードでは、この定期的に送られてくる
はずの監視セルを監視すると共に、通過したノードの情
報を確認することで伝送路の障害の通知と検出ができ
る。さらに、この通過ノードの情報により、リング型L
ANに含まれるノードの構成を把握することができる。
【0058】以下に、この実施例1の構成動作を詳説す
る。まず、図7に、監視セルのフォーマットを示す。こ
こで、ヘッダには、ユーザ情報を運ぶユーザセルと区別
するための特定の値であるVPI/VCI値を持つ。V
PI,VCIとは、ITU−T勧告I.361で規定さ
れるものであり、セルが属するVP,VCを識別するた
めのラベルである。
【0059】送信元ノードとは送信元ノードのアドレス
であり、障害種別は障害の有無及び障害の種類等の障害
情報を示すデータであり、通過ノード表示は当該セルが
通過したノードを表示するものであり、誤り検査符号は
セルの誤り検査を行うものである。
【0060】この通過ノード表示は、たとえば、各ノー
ドごとに1ビットの領域が割り当てられた領域であり、
監視セルがあるノードnを通過する場合に、そのノード
nにおいて、通過ノード表示の中のノードnに対応する
ビット領域に“1”が書き込まれる。この監視セルの受
信ノードにおいては、通過ノード表示の中で“1”とな
っている位置を確認するだけで、その監視セルが通過し
て来たノードがわかる。
【0061】図8に、伝送路に障害が発生した場合の障
害検出例について説明する。ここでは、ノードIN0と
ノード1との間の1系伝送路に障害が発生したとする。
このとき、ノードIN1では、一定時間、1系伝送路を
監視することにより、1系伝送路からデータを受信でき
ないことが検出される。受信できないことを検出したノ
ードIN1は、障害情報を図7に示す所定の位置に書き
込んだ監視セルを、0系伝送路及び1系伝送路を通して
他のノードに送出する。もし障害情報を書き込めない障
害が発生した場合でも、障害箇所より上流のノードから
監視セルが受信できなくなることから、障害を検出でき
る。
【0062】監視セルを受信したノードでは、セルの通
過ノード表示領域の自己用のビット位置に‘1’を書き
込んでこの監視セルを受信したことを示し、この監視セ
ルを中継して隣のノードに送出する。たとえば、ノード
IN2では、この監視セルを受信したときにこの通過ノ
ード表示を確認すると、ノードIN1から送出された監
視セルは、0系伝送路から受信した監視セルによりノー
ドIN0、1系伝送路から受信した監視セルによりノー
ドIN3を通過してきたことがわかる。
【0063】したがって、ノードIN2では、監視ノー
ドを受信することによって、伝送路に障害が発生したこ
とを知ると共に、0系伝送路を通してノードIN1とI
N3に送信可能であり、1系伝送路を通してノードIN
0に送信可能であることがわかり、この後は、ノードI
N1及びIN3に送信する場合には、0系伝送路を使用
し、ノードIN0に送信する場合は1系伝送路を使用す
るように、伝送路を切りかえればよい。
【0064】また、IN1、IN3からのデータを受信
する場合には、1系伝送路を使用し、IN0からのデー
タを受信する場合には、0系伝送路を使用するように設
定すればよい。
【0065】以上のように、監視セルを2本の伝送路に
送出し、監視セルの中の通過ノード表示を確認すること
によって、1種類の監視セルによって伝送路の障害検出
と障害通知が可能となり、さらに1種類の監視セルで障
害の検出と通知をするため、伝送路を流れるデータの量
を削減でき、伝送路の利用効率を向上させることができ
ると共に、伝送路の障害の検出時間を短縮することがで
きる。
【0066】次に、あるノード(ここではIN1とす
る)が、電源故障などにより消滅したような構成となる
いわゆる“ノードバイパス”を検出する場合の例を、図
9に示す。ここで、監視セルは各ノードから定期的に送
出されているものとする。このとき、ノードIN3にお
いて、1系伝送路から受信される監視セルの中のノード
IN1に対応する通過ノード表示ビットには、‘1’が
立てられていないことが検出される。
【0067】通常ノードIN1が正常である場合には、
ノードIN1に対応する通過ノード表示ビットに‘1’
が立てられているべきであるので、これにより、IN1
のノードバイパスが発生したことが検出される。
【0068】したがって、監視セルが来なくなったこと
を定期的に確認するよりも、短い時間でノードバイパス
が検出できる。なお、監視セルは、リングを一周してこ
の監視セルの送信元ノードまで巡回して送信されてくる
が、一周して送信元ノードまで戻ってきたときには、こ
の監視セルは送信元ノードにおいて消去される。
【0069】しかし、上記したようなノードバイパス
が、この送信元ノードで発生した場合には、この監視セ
ルは一周以上伝送路を巡回することになるので、伝送効
率上好ましくない。
【0070】したがって、このような場合は、各ノード
は監視セルの通過ノード表示の自己ノードに対応するビ
ットを確認して、すでに‘1’が立っている場合には、
この監視セルを消去する、すなわち中継しないようにす
ることが好ましい。
【0071】次に、図10に、各ノードにおいてこのリ
ング型LANのノード構成を把握する実施例について説
明する。たとえば、ノードIN0において、1系伝送路
を通ってノードIN1から送出された監視セルによって
IN1とIN0との間に、ノードIN2とIN3が存在
することがわかる。
【0072】すなわち、この監視セルがノードIN2及
びIN3を通過する時に、この監視セルの中の対応する
通過ノード表示ビットにそれぞれ‘1’が立てられるの
で、ノードIN0において、監視セルの中の“送信元ノ
ード”のアドレス(ここではIN1)と、通過ノード表
示を確認すればよい。
【0073】また、同様にして1系伝送路を通ってノー
ドIN3から送出された監視セルによって、ノードIN
0では、IN3とIN0との間に、ノードIN2が存在
することがわかる。さらに、1系伝送路を通してIN2
から送信された監視セルによって、IN0は、IN0と
IN2の間にノードが存在しないことを認識できる。
【0074】したがって以上の3つの監視セル内の送信
元ノードアドレス及び通過ノード表示の各ビットを確認
することによって、ノードが1系伝送路を通しての受信
経路では、IN1、IN3、IN2の順に接続されてい
ることが把握できる。また同様にして、0系伝送路上を
通って受信される監視セルを監視することにより、ノー
ドIN0に対して0系伝送路の受信経路におけるノード
の構成を把握することができる。
【0075】以上のように、監視セル内の送信元ノード
アドレス及び通過ノード表示を確認することで、ノード
構成を把握するための専用のセルを使用することなく、
リング型LANのノード構成を把握することができる。
したがって、専用のセルを使用することがないため、伝
送路の使用効率の改善にも寄与しうる。
【0076】次に、ノード構成を把握する別の実施例を
示す。図28に示すように、リング型LANが、ノード
アドレスが0から7の8つのノードで構成されていると
する。
【0077】ここで、図28のアドレス2のノードに注
目し、このノードにおいて0系から受信される監視セル
を観測するものとする。アドレス2のノードでは、図2
9に示すような8種類の通過ノード情報を持つ監視セル
が受信される。たとえば、監視セル3は、ノードアドレ
ス0,1,4,5,6及び7に対応するビットが“1”
となっており、これらのノードを通過したことを示して
いる。そして通過ノード数Nは6である。このような異
なる種類の監視セルの通過ノード情報を比較することに
よって、リング型のノード構成がわかる。図30におけ
るように、たとえば、受信された監視セルのうち監視セ
ル5と監視セル6を選択し、これらの排他的論理和をと
る。ここで、監視セル5の通過ノード数は4であり、監
視セル6の通過ノード数は3である。同図におけるよう
に、ノードアドレス0の位置にのみ“1”が残るので、
この結果により、0系において、ノードアドレス2のノ
ードから上流方向に4離れた位置のノードアドレスは
“0”であることがわかる。一般に、通過ノード数がN
とN−1である監視セルの通過ノード情報の排他的論理
和をとれば、その自ノードからN離れたノードのアドレ
スが求められる。したがって、以上のような演算を受信
した全監視セルについて繰り返すと、リング型LAN全
体のノード構成を把握することがわかる。
【0078】次に、定期的に受信されるべき監視セルが
受信できなくなった場合に、受信側ノードで、現用の通
信系を切り替える通信制御方法についての実施例を説明
する。この通信制御は、図3等に示した受信ノード側の
二方路選択部(7)の系選択制御部及び通信制御部
(9)において行われる。
【0079】まず、系選択制御部の動作を示す。ここ
で、系選択制御部は、前記したように図5に示す送信ノ
ード参照テーブルと、図6に示す系選択テーブルを備え
ているものとする。送信ノード参照テーブルは、セルの
VPI/VCIと送信元ノードの対応を示したものであ
る。系選択制御部では、セル受信部(5)から送られて
きた受信セルのVPI/VCI値と一致するVPI/V
CIをこの送信ノード参照テーブルから検索し、送信元
ノードのアドレスを得る。
【0080】系選択テーブルは、送信元ノードと選択系
の対応を示したものである。たとえば、図6において、
送信元ノードアドレス00hから受信したセルは、0系
から選択されることを示している。この図6の系選択テ
ーブルを参照することで、送信元アドレスが現在どの系
を利用して受信が行われているかがわかる。
【0081】たとえば、図6を参照したとき、0系にお
いて受信した送信元アドレスからのユーザセルが、自
系、すなわち0系によって受信されるように現在選択さ
れている場合には、系選択制御部は受信ユーザセルを0
系の二方路選択バッファへ書込むようにする。自系が選
択されていない場合は、受信ユーザセルを二方路選択バ
ッファには書き込まず消去する。監視セルは、監視セル
抽出部にて消去される。
【0082】このようにして、受信したユーザセルは0
系又は1系ごとに設けられた二方路選択バッファに蓄積
される。次に系選択制御部は、0系及び1系用の二方路
選択バッファに蓄積されたセル数を監視し、多い方の二
方路選択バッファからユーザセルを読み出す。また、こ
れと同時に、セル数の多い方の系から読み出されたセル
を端末対応部(8)の多重部へ送出するために、二方路
選択SWをセル数の多い方の系に切り替える。
【0083】次に、通信制御部(9)の動作について説
明する。通信制御部(9)の内部RAMには、予め図1
1に示すような監視テーブルが備えられているものとす
る。ここで、アドレスとは送信元ノードアドレス、カウ
ンタとは監視セル受信タイムアウトカウンタ、受信状態
とは正常/異常(監視セルが正常に受信できている時は
0、一定時間以上受信できなかった場合には、1とな
る)を示している。
【0084】通信制御部(9)では、監視テーブルを一
定間隔で監視し、カウンタの値を−1していき、カウン
タ値が0になった場合に、その伝送系に異常が発生した
ものとみなし、前記した系選択テーブルの現在の選択系
を切り替える指示を、前記系選択制御部に送出する。
【0085】ここで、カウンタ値が0になった場合に、
選択系を切り替える遷移条件について図12に示す。こ
こで、たとえば、0系が正常で1系が異常のとき、前状
態によらず、0系を選択することを示している。
【0086】以上のように受信監視セルの系選択を受信
側ノードで切り替えるようにすれば、送信側には系選択
の情報を伝送する必要はなく、系切替えを早く行うこと
ができると共に、伝送路の利用効率を改善することがで
きる。
【0087】次に、端末対応部(8)において、断線や
誤接続によって生じる障害を検出する実施例について説
明する。この実施例で示す障害検出は、端末対応部
(8)の多重部で行われる。図13に多重部の内部構成
ブロック図を示す。図13において、方路♯0〜♯Nと
は、端末装置(外部装置)に接続される伝送路を示し、
主信号とは端末装置から受信される受信データのことを
示し、セル同期信号とはセルの先頭を示すフレームパル
スを示す。
【0088】ここで、バッファとは、いわゆる受信バッ
ファであり、多重SWと制御部によってバッファ選択手
段が形成され、HECチェック用回路は誤りチェックを
行うチェック手段を形成し、タイマ、ラッチ及びレジス
タからなる監視回路及び監視切替SWと前記制御部とに
よって異常検出手段が形成される。各部の概要を以下に
示す。
【0089】バッファ : 各方路毎にセル
を一時的に蓄積するためのバッファ 書込み制御部 : セル先頭を示すセル同期信号
に合わせた、バッファへの書込みクロックを生成する。 多重SW : 各方路のセルを多重するため
のSW HECチェック回路 : セルヘッダのHECを検査す
るためのCRC演算回路、演算結果が正常な場合、負極
性のパルスを発生する。 タイマ : HECチェック回路からのパ
ルスでリセットされるモノマルチタイマ ラッチ : ラッチタイミングで状態のラ
ッチを行う。もしラッチタイミング時に‘1’の場合
は、アラームとなる。 レジスタ : 通信制御部へアラームを通知
するためのフリップフロップ回路。 制御部 : 各バッファ内セル量を監視
し、蓄積量の多いバッファを選択する。これに合わせ
て、選択信号、チェックタイミング、読出クロック、ラ
ッチタイミングを出力する。 監視切替えSW : セルのHECチェック結果の
出力先タイマ・ラッチを選択するためのSW
【0090】ここでバッファと書込み制御部とによっ
て、1つのバッファ制御部を構成する。図32に、図1
3に示したバッファ制御部(♯1,…♯N)の一実施例
を示す。ここで53進カウンタは、1クロック幅のセル
同期信号や読出タイミングを1セル分の幅にするもので
ある。また、アップダウンカウンタは、バッファ内のセ
ル数をカウントするものであり、バッファ異常検出回路
は、バッファのフル状態又は空状態を監視すると共に、
バッファのリセットを行うものである。以上のような構
成を持つ多重部において、各方路における障害検出の動
作例を説明する。ある方路♯Sから受信セルが受信さ
れ、バッファ♯Sに1セル以上が蓄積されたとする。
【0091】図13において、書き込み制御部は、セル
同期信号を受信するとバッファへ1セル分だけ送信セル
を書き込む。この時、書き込み制御部によってバッファ
内セル数は1増加させられる。この後、制御部は、各バ
ッファ内セル数(♯0,♯1…♯N)を比較し、最もセ
ル数の多いバッファへ1セル分の読出クロックを送る。
この読出クロックは、書き込み制御部にも送られる。こ
の時、書き込み制御部は、読出側のセル同期信号を生成
する。また、書き込み制御部は、この読出クロックによ
り、バッファからセルを読み出し、バッファ内セル数を
1つ減少させる。また制御部は、選択信号により、多重
SWと監視切替えSWを切り換える。さらに制御部は、
HECチェック回路にチェックタイミング信号を送ると
共に、タイマ,ラッチ回路にラッチタイミング信号を送
る。
【0092】以上に示した実施例では、複数個の方路に
対して1つのチェック回路で障害検出を行っているた
め、この多重部を容易な回路構成で実現することができ
る。
【0093】実施例2 ここでは、非同期通信用フレームと同期データとを合成
した同期型時分割フレームを生成してリング形状の伝送
路に送出する実施例を示す。この実施例2では、同期デ
ータとしてSTMフレームを対象とする。また、非同期
型の端末装置から伝送されるデータとしては、たとえば
ATMセルやイーサネット、FDDIフレームなどが考
えられる。
【0094】ここで、同期データであるSTMフレーム
の任意のタイムスロットにATMセルを収容し、この中
のある領域のデータを利用して伝送路障害を検出する例
について以下に説明するが、この検出方法によれば、前
記した監視セルを用いた障害検出よりも短時間で障害検
出が可能となる。
【0095】図14に、同期型時分割フレームであるS
TM−nフレームの構成を示す。この同期型時分割フレ
ームが、1つのセルとしてリング形状の伝送路に各ノー
ドから送出される。ここで、SOHとは、STM−nフ
レームのヘッダ領域であり、AUポインタとは、POH
のJ1バイト位置を示すポインタであり、POHとは、
VC−4フレームのヘッダ領域である。これらはITU
−T勧告G.707〜9で規定されている。
【0096】また、STM−nフレームの“n”とは、
通信速度155.52Mbps×Nを意味する。同期端
末から送られてきた同期データと非同期端末から送られ
てきた非同期通信用フレームは、POH以外の領域に収
容される。図14において、POH以外の領域は、同期
データを収容する同期データ収容領域と、非同期データ
を収容する非同期データ収容領域との大きく2つに分割
されるが、この分割の配分は任意でよい。
【0097】すなわち、VC−4フレームのタイムスロ
ット位置を示すカウンタとどちらのデータを収容するか
を示すフラグを記憶したメモリを備えることによって、
同期データ収容領域と非同期データ収容領域のVC−4
フレームへの収容位置を任意にすることができ、STM
−nフレーム中の任意のタイムスロットに非同期通信用
フレームを収容することが可能となる。すなわち、同期
データと非同期データの帯域を任意にできる。
【0098】図15に、非同期データ収容領域のフレー
ムフォーマットを示す。同図に示すように、この領域
は、同期パターン、各非同期端末から送られてくる非同
期通信用フレーム(セル)を複数個収容したセル領域、
チェックパターン領域、及び誤り検査符号から構成され
る。ここで同期パターンとは、非同期データ収容領域の
先頭を示すものであり、たとえばF/反転F(例:B6
と反転B6の交互パターン)ようなものである。
【0099】セル領域には、転送すべき実際の非同期通
信用フレーム(セル)が収容される。
【0100】チェックパターン領域は、あるノードがリ
ング型LANを構成する他のノードが正常に動作してい
るかどうかをチェックするための領域である。このチェ
ックパターン領域は、リング型LANを構成する各ノー
ドごとの領域に細分化される。すなわち、n個のノード
がある場合には、n個の細分化領域からなる。
【0101】図16に、チェックパターン領域の各ノー
ドごとの細分化領域の構成例を示す。この細分化領域
は、たとえば、図16に示すように、同期パターン、送
信元ノードアドレス及び誤り検査符号から構成される。
ここで図16の同期パターンは、チェックパターンの同
期確立、すなわち、チェックパターン領域の先頭を示す
ものであり、たとえば、F/反転Fパターン(B6,反
転B6の交互パターン)のようなものである。
【0102】送信元ノードアドレスは、非同期データ収
容領域に書き込んだセルの送信元ノードを示すアドレス
を収容する部分であり、この送信元ノードアドレスを参
照することによってこの送信元ノードアドレスを書き込
んだノードが正常かどうかが確認できる。
【0103】図15及び図16に示す誤り検査符号は、
どちらも送信されるべきデータの誤りを検出するための
データであり、通常用いられている水平パリティや垂直
パリティなどのパリティチェックデータ、CRC符号等
を用いることが望ましい。ここで、図15の誤り検査符
号は、図15の同期パターンからチェックパターン領域
までを含むすべてのデータから求められる符号を用い、
図16の誤り検査符号は、図16の同期パターンと送信
元アドレスから求めた符号である。
【0104】このような誤り検査符号を付加することに
よって、伝送路,REP(1)又は非同期/同期データ
多重部(2)においてデータ誤りを生じたのか、セル抽
出・挿入部(4)の動作によってデータ誤りを生じたの
か切り分けが可能となる。
【0105】すなわち、SOH中のB1,B2,POH
中のB3バイトによる誤り検査符号によって誤りが検出
された場合は、伝送路、REP部が原因でデータ誤りが
発生したものと認められ、図16の誤り検査符号によっ
て誤りが検出された場合は、伝送路、REP部、非同期
/同期データ多重部、セル抽出/挿入部が原因でデータ
誤りが発生したものと認められる。前者のみ異常の時
は、伝送路、REP部が異常であり、後者のみ異常の時
は、非同期/同期データ多重部、セル抽出/挿入部の異
常であることがわかる。
【0106】このような構成を持つ同期型時分割フレー
ムを伝送路に送出して伝送路監視を行う実施例の概要に
ついて以下に説明する。リング型LANのあるノードに
おいて、図14に示すような同期型時分割フレーム中継
する場合に、そのフレームの中のチェックパターン領域
の中の自ノードに割り当てられた細分化領域に、図16
に示したようなデータ、すなわちチェックパターンを書
込む。
【0107】ここで、チェックパターン中の送信元アド
レスには、この中継するフレームの送信元であるノード
のアドレスが書込まれる。また、このフレームを中継す
る場合、チェックパターンの中の自ノード以外用に割り
当てられた細分化領域の内容を調べ、正常なチェックパ
ターンが書込まれているかどうか判断する。
【0108】この判断は、具体的には、チェックパター
ンの中の各ノードごとの送信元(書き込み元)アドレス
を調べ、予め決められたビット位置である場合には正常
であるとみなし、逆に予め決められたビット位置でない
場合には正常でないと判断する。また、図16の誤り検
査符号が異常であると判断した場合には、図16のフレ
ームの書き込み元ノードとの通信が異常であると判断し
たその書き込みノードとの通信に障害が発生したと考
え、他系が正常ならばそのノードとの通信系を他系へ切
り替える。
【0109】以上のように、受信したフレームのチェッ
クパターンの内容を確認することによって、伝送路の障
害を検出できるため、前記した監視セルによって障害検
出を行う場合に比べて、短時間で障害検出が可能であ
る。たとえば、同期型時分割フレームとして、STM−
1フレームを使用し、1つのSTM−1フレームの中に
1つの非同期通信用フレームを収容するとし、チェック
パターンの長さを24ビットとし、パターンの同期保護
を3段にするとすると、1ビットのチェックに125μ
sかかるとして、125×24×3=6msecの障害
検出時間を必要とする。
【0110】このとき、1つのチェックパターンの使用
帯域は、8kbpsとなる。また、これと同じ使用帯域
を使用して前記した監視セルを用いて監視を行った場
合、セルは424bitで構成されるため、セルの挿入
間隔は53(424/8)msecとなり、さらに遅延
ゆらぎや監視セル受信タイムアウト保護時間を考慮する
と、実際の障害検出時間は53msecの数倍の時間を
必要とする。
【0111】すなわち、チェックパターンを利用した障
害検出をすれば、障害検出までの時間を短縮化すること
ができ、さらに、障害検出が早くできるため、系の切替
えも早くすることができ、異常発生時の伝送信頼性の向
上に寄与し得る。以上が同期型時分割フレームを用いて
伝送路監視を行う動作の概要であるが、この動作は、各
ノードにおけるセル抽出・挿入部(4)によって行わ
れ、特に、図3に示したセル収容領域処理部で実行され
る。
【0112】図17に、このセル収容領域処理部の構成
ブロックの一例を示す。ここで、セル抽出部(4)−1
としては、非同期通信領域抽出、フレーム同期、誤り検
査、チェックパターン抽出及び受信バッファの各部分か
ら構成され、この順に、非同期/同期データ多重部
(2)から受信したセルが処理されてセル受信部(5)
へ送られる。また、チェック回路、自ノードパターン生
成の各部分もセル抽出部(4)−1を構成する。
【0113】また、セル挿入部(4)−2としては、送
信バッファ、チェックパターン挿入、誤り検査領域生
成、フレーム同期挿入及び非同期通信領域挿入の各部分
から構成され、この順に、セル送信部(6)から送られ
てきたセルが処理されて、非同期/同期データ多重部
(2)へ送られる。以上の各部分の処理について概説す
る。
【0114】非同期通信領域抽出 : 時分割したフレ
ームから非同期通信フレームを抽出する。 フレーム同期 : 抽出した非同期通信フレーム
についてフレーム同期をとる。 誤り検査 : 非同期通信フレームの誤り検
査領域を使用してフレームの誤り検査を行う誤りがある
場合は、通信制御部に通知する。通信制御部では、受信
系切替え等の処理を行う。 チェックパターン抽出: 非同期通信フレームからチェ
ックパターン領域を抽出する。 受信バッファ : 時分割フレームに離散的に収
容されていたセルを元に戻す。セル同期信号を生成す
る。 自ノードパターン生成: 自ノード用のチェックパター
ンを生成する。 チェック回路 : チェックパターンを書き込み
元ノード別にチェックする。異常を検出した場合は、通
信制御部に通知する。通信制御部では、受信系切替え等
の処理を行う。 送信バッファ : 送信セルを蓄積し、非同期通
信フレームへの収容タイミングにより読みだされる。 チェックパターン挿入: 非同期通信フレームへチェッ
クパターンを挿入する。 誤り検査領域生成 : 非同期通信フレームについて
誤り検査領域を生成する。 フレーム同期挿入 : 非同期通信フレームのフレー
ム同期領域を付加する。 非同期通信領域挿入 : 時分割フレーム先頭を示すタ
イミング信号に合わせ、非同期通信フレームを挿入す
る。
【0115】図18に、前記したチェック回路の一実施
例の構成ブロック図を示す。ここで、チェックパターン
抽出部で抽出されたチェックパターンと、フレーム同期
から得られるチェックタイミングの2つの信号を入力と
して同期の確立が行われ、さらにこれから得られる同期
タイミングで送信元ノードアドレスとチェックパターン
との比較が行われて、この比較結果がレジスタに格納さ
れる。この比較結果がシステムバスを通して、通信制御
部(9)へ通知される。図18の各構成部分は次のよう
な処理を行う。
【0116】 同期確立 : チェックパターンに対して、同期を確立する。 同期外れが発生した場合には、通信制御部に対して 通知を行う。 比較回路 : チェックパターン中の送信元アドレス領域を設定さ れた送信元ノード値と比較する。 レジスタ : 同期確立の結果、送信元ノードアドレスの比較結果 を通信制御部に通知するためのものである。 送信元ノード設定 : チェッパターンと比較すべき送信元ノードアドレス レジスタ を設定するためのレジスタである。
【0117】図31に図18のチェック回路の具体例を
示す。ここで、シフトレジスタは、シリアルデータであ
るチェックパターンを8ビットのパラレルデータに変換
するものである。FF1は、チェックする送信元アドレ
スを設定するためのレジスタであり、設定される送信元
アドレスは通信制御部から送られる。同期確立回路にお
いて、チェックパターン中に同期パターンがない場合、
同期外れ信号が生成され、スリーステートバッファ2を
通して同期外れの発生したことが通信制御部に通知され
る。
【0118】FF2は、比較回路から出力される比較結
果をチェックタイミングと同期確立回路で生成された送
信元ノードアドレス収容領域を示す信号とのANDをと
ったタイミングでラッチするフリップフロップである。
このラッチされた比較結果が、スリーステートバッファ
1を通して、前記したように通信制御部へ通知される。
以上のような比較結果、両信号が不一致であるあること
が通信制御部へ通知さされた場合に、伝送路の障害検出
が行われたことになる。
【0119】以上のように、同期型時分割フレームの中
に、同期データと非同期通信用フレームを収容して、さ
らにその中にチェックパターン領域を設けているので、
より早く伝送路の障害を検出することができ、したがっ
て障害検出時により早い伝送路の他系への切替えが可能
となる。
【0120】実施例3 リング型LANに伝送するセルの送信制御方法について
の実施例について説明する。あるノードにおいて、リン
グ型LANの伝送路へ送出するセルとしては、送信セル
と中継セルの2つに分類することができる。ここで送信
セルとは、自ノードが送信元となって新たに伝送路に送
出されるセルであり、中継セルとは他ノードから送られ
てきたセルであって、自ノードに取り込まず、別の他の
ノードに送出されるセルである。
【0121】ここでは、送信セルと中継セルの伝送路へ
の出力配分を可変にして、伝送効率を向上させることの
できる送信制御方法について述べる。この送信制御に
は、図3におけるセル送信部(6)と、セル挿入部
(4)の選択制御部が関与する。
【0122】図19に、この図3のセル送信部(6)と
セル挿入部(4)の選択制御部の構成ブロック図を示
す。各部の処理について以下に説明する。
【0123】中継バッファ : 中継セルを蓄積
するためのバッファ 送信バッファ : 送信セルを蓄積するためのバ
ッファ 空きセル生成部 : 選択制御部からの指示で、送
信バッファ内セルと中継バッファ内セルが存在しない場
合に、伝送路との速度整合のために空きセルを生成す
る。 送信選択SW : 選択制御部からの指示で、中
継バッファ内セル、送信バッファ内セル、空きセル内一
つを選択する。 選択制御部 : 送信バッファ内セル量、中継
バッファ内セル量を監視し、通信制御部(9)から設定
された選択パラメータに従って、送信バッファ内セル、
中継バッファ内セル、空きセルの内一つを選択する。
【0124】ここで、中継バッファと送信バッファは、
セルに優先度が付与される場合は、そのセルの優先度に
応じて、それぞれ2つずつ用意し、高優先度を持つバッ
ファの方を優先的に選択するようにすることが好まし
い。また、選択制御部は、送信バッファ又は受信バッフ
ァからのデータの選択及び送信を行ういわゆる選択制御
手段を構成し、通信制御部(9)は、データ量検出手段
と出力配分設定手段として機能する。
【0125】また、図20に選択制御部の内部構成例の
ブロック図を示す。ここで、この選択制御部は、以下の
ものから構成される。 制御部 : 中継バッファ内セル量をアド
レス信号として、メモリをアクセスし、順序回路に通知
する。通信制御部からの指示でメモリ内容を変更する。 メモリ : 制御部からの指示で、中継バ
ッファ内セル量に応じて、中継セル量M,送信セル量N
を返す。(図20参照) 順序回路 : 中継バッファ内セル量および
送信バッファ内セル量を監視し、図21に従って遷移を
行い、送信バッファ、中継バッファ、空きセルの選択制
御を行う。m.nは、内部カウンタの値を示す。
【0126】図22は、上記メモリに予め設定される中
継セル量M,送信セル量Nを示している。これらのセル
量は、事前にオペレータが外部の設定装置を利用して設
定しておく。ここで、N/M+Nは伝送路へ送信するセ
ルに対する送信セルの比を表す。M/M+Nは伝送路へ
送信するセルに対する中継セルの比を表す。また、同図
において、たとえばアドレス、すなわち中継バッファ内
セル量が10から19セルの値を示しているとき、中継
セル2、送信セル8の割合で送信されることを示してい
る。
【0127】図21に順序回路における状態遷移表を示
す。ここで“現状態”とは、あるノードにおける現在の
セルの選択状況を示しており、この“現状態”のとき
に、その右に示した“条件”を満たした場合、“次状
態”へ現在の状態が遷移することを示している。さら
に、“アクション”とは、内部パラメータm,nに対す
る操作を意味している。
【0128】たとえば、“現状態”=中継バッファ選択
である場合に順序回路の内部カウンタの値mがMに等し
くないとき、“次状態”は“中継バッファ選択”に遷移
し、さらに内部カウンタmにm+1を代入するというア
クションを起こす。
【0129】また、“現状態”=中継バッファ選択の場
合に、中継バッファが空という条件が成立したとき、
“次状態”は“送信バッファ選択”に遷移し、m=0と
いうアクションを起こす。
【0130】同図において、“次状態”として空きセル
が選択される場合があるが、これは中継バッファ及び送
信バッファとも空の場合であり、速度整合をするために
空きセルが送出される。ここで空きセルは、特定の識別
子を有するセルである。(例:VPI=All`0´,
VCI=All`0´)
【0131】また、図19において、送信バッファ書込
みセル量はセル送信部(6)の書き込み制御部から与え
られ、中継バッファ書込みセル量はセル受信部(5)の
チェック部から与えられ、セル収容領域信号はセル収容
領域処理部から与えられる。また、選択制御部からは、
バッファの読出しタイミングを与えるリードクロックが
中継バッファと送信バッファへ送られ、空きセル生成タ
イミングを規定のための生成信号が空きセル生成部へ送
られる。
【0132】次に、選択制御部におけるセル選択及びセ
ル選択の比率の可変方法、すなわち送信セルと中継セル
の伝送路への送出配分を可変にする方法についての実施
例を示す。選択制御部は、図19に示した送信バッファ
と中継バッファから、それらの中に入っているセルの
数、すなわち送信バッファセル量と中断バッファセル量
を得る。
【0133】次に、図20の制御部が、得られた中継バ
ッファセル量をアドレスとして、メモリの読出しを行
う。これによってそのアドレスに予め書込まれていた中
継セル量Mと送信セル量Nが読み出されて順序回路に送
られる。順序回路は、上記のようにして得られたセル
量、すなわち、中継セル量M,送信セル量N,中継バッ
ファセル量及び送信バッファセル量を用いて、図21に
示した状態遷移を行う。この状態遷移に従って、次に選
択すべきバッファが決められる。ここでは、送信バッフ
ァ,中継バッファまたは空きセル送信のいずれか一つが
選択されることになる。
【0134】なお、送信セルと中継セルの選択比率は、
たとえば中継バッファ内に蓄積されたデータ量に直線的
に比例するように可変としてもよいが、中継バッファの
データ量が大きいときは中継セルの伝送量を多くし、中
継バッファのデータ量が少ないときは中継セルの伝送量
を少なくするように曲線的に可変とするようにしてもよ
い。
【0135】図23に、この選択比率と中継バッファセ
ル量との可変関係の一例を示す。同図において、中継バ
ッファセル量が増加するほど、すなわち、横軸の右方向
へ行くほど、中継セルの選択比率を大きくすること(中
継優先)を意味する。たとえば、あるノードが重要なデ
ータを送信することが予めわかっている場合は、そのノ
ードを送信優先に設定すれば、中継データよりも重要な
データの方が優先的に送信されるので効率のよい伝送が
できる。また、重要でない通常のデータを送信する場合
は、そのノードを中継優先に設定すれば、中継セルが優
先的に送信できる。
【0136】以上のように、送信セル量と中継セル量を
計数して送信セルと中継セルを予め定められた出力配分
によって伝送路に送出するようにしているので、伝送効
率を向上させることができる。
【0137】また、送信セルと中継セルの伝送路への出
力配分を可変にすることにより、中継セルが輻輳状態に
なるのを緩和させることができるので、さらに伝送効率
を向上させることができる。
【0138】
【発明の効果】この発明によれば、通過表示領域を持つ
監視セルを2本の伝送路に同時送信し、監視セルの中の
通過表示領域に通過したことを示す情報を書込むように
しているので、1種類の監視セルによって伝送路の障害
検出と障害通知が可能となり、さらに伝送路のデータ量
の削減、利用効率の向上及び障害検出の時間の短縮がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のリング型LANのシステム構成図で
ある。
【図2】この発明の通信制御装置の内部構成ブロック図
である。
【図3】図2のうち主要部の詳細ブロック図である。
【図4】実施例1のリング型LANの動作原理図であ
る。
【図5】この発明の送信元ノード参照テーブルである。
【図6】この発明の系選択テーブルである。
【図7】この発明で用いる監視セルのフォーマットの説
明図である。
【図8】この発明の障害検出例の説明図である。
【図9】この発明の実施例において、ノードバイパスの
検出についての説明図である。
【図10】この発明のノード構成を把握する実施例の説
明図である。
【図11】この発明の監視テーブルの例の説明図であ
る。
【図12】この発明において、選択系を切り替える遷移
条件の説明図である。
【図13】この発明の多重部の内部構成ブロック図であ
る。
【図14】この発明のSTN−nフレームの構成図であ
る。
【図15】図14の非同期データ収容領域のフレーム構
成図である。
【図16】図15のチェックパターン領域の構成図であ
る。
【図17】セル収容領域処理部の構成ブロック図であ
る。
【図18】チェック回路の一実施例の構成ブロック図で
ある。
【図19】セル送信部、及びセル挿入部の選択制御部の
構成ブロック図である。
【図20】選択制御部の内部構成ブロック図である。
【図21】図20における順序回路の状態遷移表であ
る。
【図22】図20に示すメモリに設定される中継セル量
の説明図である。
【図23】選択比率と中継バッファセル量との可変関係
図である。
【図24】従来例におけるリング型LANの基本構成図
である。
【図25】従来例における障害通知セルの形式について
の説明図である。
【図26】従来例における伝送品質監視セルの形式につ
いての説明図である。
【図27】従来例における構成情報セルの形式について
の説明図である。
【図28】リング型LANのノード構成例の説明図であ
る。
【図29】この発明の監視セルの通過ノード情報の説明
図である。
【図30】図29における監視セルの排他的論理和の説
明図である。
【図31】図18のチェック回路の具体例の説明図であ
る。
【図32】図13のバッファ制御部の一実施例の構成ブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 REP♯0 2 非同期/同期データ多重部♯0 3 同期通信処理部♯0 4 セル抽出・挿入部♯0 5 セル受信部♯0 6 セル送信部♯0 7 二方路選択部 8 端末対応部 9 通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 雄志 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 佐瀬 尚樹 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 廣目 正志 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重化されたリング形状の2本の伝送路
    と、 複数の端末装置を収容し端末装置からのデータを前記リ
    ング形状の伝送路へ送受信する複数の通信制御装置とか
    ら構成されるネットワークの通信制御方法において、 通信制御装置Aが、送信元アドレスと通過した通信制御
    装置の識別情報を書き込むことのできる通過表示領域を
    持つ監視セルを2本の伝送路に同時に送信し、 前記監視セルを受信した他の通信制御装置Bが当該監視
    セルの中の通過表示領域に当該通信制御装置Bを通過し
    たことを示す情報を書き込んで中継し、当該監視セルを
    伝送路上を一周させることを特徴とする通信制御方法。
  2. 【請求項2】 前記通信制御装置が、2本の伝送路を通
    してそれぞれ受信される2つの監視セルの通過表示領域
    に書込まれている通過した通信制御装置の情報を抽出・
    比較し、伝送路の障害検出を行うことを特徴とする請求
    項1記載の通信制御方法。
  3. 【請求項3】 前記通信制御装置Aが、受信した監視セ
    ルの通過表示領域に当該通信制御装置Aを通過したこと
    を示す情報がすでに書き込まれていることを検出した場
    合に、当該受信セルを消去し隣接通信制御装置へ中継し
    ないようにすることを特徴とする請求項1記載の通信制
    御方法。
  4. 【請求項4】 通信制御装置が、接続される複数の端末
    装置から送信されるデータを受信する受信バッファを複
    数の端末装置ごとに備え、 さらに、受信バッファに蓄積されたデータ量を監視し最
    もデータ量の多い受信バッファを選択するバッファ選択
    手段と、 バッファ選択手段によって選択された受信バッファの中
    からデータを読み出し誤りチェックを行うチェック手段
    と、 受信バッファに受信されたデータ及び端末装置が接続さ
    れる経路に異常があることを表示する異常検出手段を備
    え、 チェック手段によって受信バッファから読み出されたデ
    ータに誤りが検出された場合又は、ある受信バッファが
    バッファ選択手段によって一定時間選択されなかった場
    合には、その受信バッファに対応する端末装置からのデ
    ータが異常であること又はその受信バッファに対応する
    端末装置が接続される経路が異常であることを異常検出
    手段が表示することを特徴とする請求項1記載の通信制
    御方法。
  5. 【請求項5】 二重化されたリング形状の2本の伝送路
    と、 複数の端末装置を収容し端末装置からのデータを前記リ
    ング形状の伝送路へ送受信する複数の通信制御装置とか
    ら構成されるネットワークの通信制御方法において、 前記通信制御装置が、非同期型の端末装置から送られて
    きたデータを固定長のセルに分割し、同期パターンと、
    複数個の前記セルを含むセル収容領域と、伝送路監視用
    チェックパターン領域と、誤り検出用の監視領域とから
    なる非同期通信用フレームを生成し、 さらに、同期型端末から送られてきた同期データと前記
    非同期通信用フレームとを収容した同期型時分割フレー
    ムを生成して前記2本の伝送路に送出することを特徴と
    する通信制御方法。
  6. 【請求項6】 前記非同期通信用フレームの中の前記チ
    ェックパターン領域が、通信制御装置ごとに特有の情報
    を書込む送信元アドレス領域を備え、 通信制御装置Aが、前記同期型時分割フレームを中継す
    るときに、送信元アドレス領域に当該通信制御装置Aの
    情報を書込んで伝送路に送出することを特徴とする請求
    項5記載の通信制御方法。
  7. 【請求項7】 二重化されたリング形状の2本の伝送路
    と、 複数の端末装置を収容し端末装置からのデータを前記リ
    ング形状の伝送路へ送受信する複数の通信制御装置とか
    ら構成されるネットワークの通信制御方法において、 前記通信制御装置が、伝送路から受信されたデータであ
    る中継セルを一時格納する中継バッファと、 端末装置から送られてきたデータを格納する送信バッフ
    ァと、 中継バッファ及び送信バッファに格納されたデータ量を
    検出するデータ量検出手段と、 データ量検出手段によって得られた両バッファ内のデー
    タ量から伝送路へ送出すべきデータの出力配分を決める
    出力配分設定手段と、 前記出力配分設定手段によって決められた出力配分に従
    って送信バッファ又は中継バッファのどちらかからデー
    タを選択して伝送路に送信する選択制御手段とを備え、 前記出力配分設定手段によって伝送路に送信される送信
    バッファ内データと中継バッファ内データとの出力配分
    を可変とすることを特徴とする通信制御方法。
  8. 【請求項8】 データ量検出手段によって検出された前
    記中継バッファ内の中継セルのデータ量が所定の基準値
    よりも多い場合には、前記出力配分設定手段が、中継セ
    ルを優先して伝送路に出力するように出力配分を決める
    ことを特徴とする請求項7記載の通信制御方法。
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