JP4584187B2 - 半導体集積回路の作製方法 - Google Patents

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本発明は、Pチャネル型の薄膜トランジスタとNチャネル型の薄膜トランジスタとを集積化した構成に関する。
例えば、1枚のガラス基板や石英基板上にアクティブマトリクス回路と、これを駆動するための論理回路(周辺回路ともいう)とを集積化したモノリシック型アクティブマトリクス回路に関する。
最近、絶縁基板上に、薄膜状の半導体層(活性層ともいう)を有する絶縁ゲイト型の半導体装置の研究がなされている。特に、薄膜状の絶縁ゲイトトランジスタ、いわゆる薄膜トランジスタ(TFT)が熱心に研究されている。利用する半導体の材料・結晶状態によって、アモルファスシリコンTFTや結晶性シリコンTFTというように区別されている。
一般にアモルファス状態の半導体の電界移動度は小さく、したがって、高速動作が要求されるTFTには利用できない。そこで、最近では、より高性能な回路を作製するため結晶性シリコンTFTの研究・開発が進められている。
また、これらのTFTは、液晶ディスプレイやイメージセンサーというような光デバイスの駆動回路に用いられている。
近年、液晶ディスプレイやイメージセンサーというような絶縁基板上に多数の端子を有する装置で、該端子を半導体集積回路に接続する必要がある場合にも、実装密度を高めるために、半導体集積回路そのものを、同じ絶縁基板上にモノリシックに形成しようという試みがなされている。
周辺駆動回路一体型のアクティブマトリクス型の液晶ディスプレイにおいては、マトリクス回路等に用いるTFTとシフトレジスタ等の論理回路を構成するTFTとが必要とされる。
特に、論理回路には、Nチャネル型のTFTと、Pチャネル型のTFTとが必要とされる。
しかし、Pチャネル型のTFTは、半導体被膜にアモルファス材料を使用するアモルファスTFTでは得られない。従ってアモルファス材料を用いるTFT−LCDでは、論理回路を一体化する構造は採用されていなかった。
最近になってようやくアモルファス半導体被膜を熱アニールし、結晶化することによって、Pチャネル型のTFTを形成することができるようになった。
Pチャネル型のTFTは、半導体領域において、正電荷を運ぶホールが、電子に比べて半導体膜の中を動きにくいため、Nチャネル型のTFTに比べ移動度は劣るが、ホットキャリアの注入現象がほとんどなく、劣化しにくいという優れた特徴を有している。
現在、このPチャネル型のTFTを用いた周辺回路内蔵一体化液晶パネルにおいて、図1のように論理回路等が同一工程で作製されている。
一般に、TFTにおける半導体領域は、ドレイン領域101、チャネル形成領域102、ソ─ス領域103に分けられる。
図1のPチャネル型のTFTとNチャネル型のTFTのゲイト絶縁膜109の厚さは、同一工程で作製されているため、均一の膜厚を有している。
前記ゲイト絶縁膜109上には、酸化膜111で覆われたゲイト電極110が形成されている。その上には、層間絶縁膜112が形成され、コンタクトホ─ル形成後、論理回路用の電極・配線、マトリクス回路の電極・配線を有する。
そして、ポリイミド樹脂膜116を形成し、遮光膜117を形成する。さらに再びポリイミド樹脂膜118を形成し、硬化させる。
その後、液晶材料に電界を印加するためのITO膜119を形成する。
従来の論理回路のPチャネル型TFT、Nチャネル型TFT、マトリクス回路のNチャネル型TFTを有する半導体集積回路を図1に示す。
しかしながら、アクティブマトリクスとその周辺駆動回路をモノリシックに形成されたデバイスを作製するために、論理回路等にPチャネル型のTFTと同一工程でNチャネル型のTFTを作製することは、下記に示したような問題点を引き起こしていた。
Pチャネル型のTFTと同一工程でNチャネル型のTFTを作製した場合、Nチャネル型のTFTは、Pチャネル型のTFTに比べ2〜3倍の電子移動度を有し動作速度は速いが、ドレイン領域の電界によるホットキャリア注入現象により、ゲイト電極とチャネル形成領域の間のゲイト絶縁膜に劣化が起こる。この劣化が、信号の変形をまねき、デバイスの動作不良や、動作不能等を引き起こす主な原因となっている。
このようなキャリア注入による劣化等を防止するには印加駆動電圧を下げるか、ゲイト絶縁膜を厚くすることが考えられる。
しかし、印加駆動電圧を下げると動作速度が下がり、ゲイト絶縁膜を厚くすると同一工程をとっているため、Nチャネル型のTFTのゲイト絶縁膜だけでなく、Pチャネル型のTFTのゲイト絶縁膜も厚くなる。
そのため、Nチャネル半導体領域のキャリア注入による劣化は防止できるが、Pチャネル半導体領域において、ホールが電子に比べて半導体膜の中を動きにくいため、動作速度が低下する。
動作速度を維持するためには、印加駆動電圧を上げなければならないので、消費電力が増大してしまう。
このように、Pチャネル型のTFTのゲイト絶縁膜を厚くすることは、不利である。
逆にゲイト絶縁膜を薄くすると、Pチャネル型のTFTの劣化しない優れた特性を生かすことができ、さらに高速動作を可能とするが、Nチャネル型のTFTにホットキャリアによる劣化が生じる。
本発明はこのような困難な課題に対して解答を与えんとするものである。
本発明の構成は、Nチャネル型の薄膜トランジスタとPチャネル型の薄膜トランジスタとを有する半導体集積回路において、Nチャネル型の薄膜トランジスタは、基板上に形成されたチャネル領域を有する結晶性シリコン膜と、結晶性シリコン膜を覆って形成された酸化珪素膜からなる第1のゲイト絶縁膜と、第1のゲイト絶縁膜上に形成された窒化珪素膜からなる第2のゲイト絶縁膜と、第1および第2のゲイト絶縁膜を介してチャネル領域上にテーパー状に形成されたゲイト電極と、第1のゲイト絶縁膜、第2のゲイト絶縁膜およびゲイト電極を覆って形成された層間絶縁膜と、を有し、第2のゲイト絶縁膜は、ゲイト電極の端よりも延びており、第1のゲイト絶縁膜は、第2のゲイト絶縁膜の端よりも延びており、層間絶縁膜は、ゲイト電極の端よりも延びている第2のゲイト絶縁膜の上面および第2のゲイト絶縁膜の端よりも延びている第1のゲイト絶縁膜の上面と接することを特徴とする。
本発明の第1は、少なくとも1つのPチャネル型の薄膜トランジスタと少なくとも1つのNチャネル型の薄膜トランジスタを有する論理回路において、少なくともゲイト電極と接している前記Nチャネル型の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜500b(図5)の厚さが、ゲイト電極と接している前記Pチャネル型の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜500aの厚さよりも厚いことを特徴とする半導体集積回路である。
高速動作を優先する論理回路のNチャネル型の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜厚さをPチャネル型の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜厚さよりも厚くすることで、Pチャネル型のTFTの優れた特性を有し、且つ、Nチャネル型のTFTの劣化を防止することを特徴とする。
すなわち、Pチャネル型のTFTの劣化しない等の優れた特性を生かすため、論理回路等におけるPチャネル型TFTのゲイト電極とチャネル形成領域の間のゲイト絶縁膜を薄くすることで、高速駆動動作を可能とする。
さらに、図5のようにマトリクス回路のNチャネル型のTFTのゲイト電極とチャネル形成領域との間のゲイト絶縁膜500cを厚くすることでキャリア注入現象による劣化を防止することができる。
第一の発明において、論理回路は、劣化防止を優先する構造を持ったNチャネル型の薄膜トランジスタと高速動作を優先する構造を持ったPチャネル型の薄膜トランジスタで構成され、前記Nチャネル型の薄膜トランジスタと前記Pチャネル型の薄膜トランジスタが、互いに動作を補い合うようなCMOSの構造を持った集積回路であることを特徴とする半導体集積回路である。
本発明の第2は、図11のように、高速動作を優先する回路を構成している薄膜トランジスタの少なくとも1つのゲイト絶縁膜を第1の絶縁層1114とするとき、劣化防止を優先する回路を構成している薄膜トランジスタの少なくとも1つのゲイト絶縁膜は、第1のゲイト絶縁層を覆って、第1の絶縁層と同一、もしくは異なるプロセスで形成された第2の絶縁層1115との二層構造をチャネル形成領域上に形成することを特徴とする半導体集積回路である。二層構造とした場合、エッチングレート又はエッチャントの異なる絶縁材料を用い、エッチングレートの速い層のみをエッチングすることで、所定部分のみ膜厚の厚いゲイト絶縁膜と膜厚の薄いゲイト絶縁膜を形成する。
上記第1の発明において、劣化防止を優先する回路の薄膜トランジスタはゲイト絶縁膜の厚さの違いを利用して形成された低濃度不純物領域を有せしめてもよい。かくするとさらに劣化の防止及び高耐圧が得られる。
また、上記第2の発明において、図11のように、第1の絶縁層と第2の絶縁層とは、その化学的組成を異ならせてもよい。本実施例図9のように、二層構造の一層1114をSiO、もう一層1115をSiNのように異なる材料で絶縁層を形成する。
かくするとエッチングする際に、エッチング装置の計器から第一ゲイト絶縁膜である窒化珪素膜が除去されたことが容易に判断できるので、第一ゲイト絶縁膜を選択的にエッチングする上で有利である。
さらに、第1または、第2のゲイト絶縁層を熱酸化法により、成膜することで、不純物の少ない良質の絶縁膜が得られる。
本発明の第1の発明において、論理回路のNチャネル型薄膜トランジスタのゲイト電極とチャネル形成領域の間のゲイト絶縁膜の厚さが論理回路のPチャネル型薄膜トランジスタのゲイト電極とチャネル形成領域との間のゲイト絶縁膜の厚さの120%以上であることを特徴とする半導体集積回路である。
本発明人の研究では、Nチャネル型薄膜トランジスタとPチャネル型薄膜トランジスタが高速動作を保ち、且つ、劣化が防ぐためには、論理回路のNチャネル型薄膜トランジスタのゲイト電極とチャネル形成領域の間のゲイト絶縁膜の厚さTnを論理回路のPチャネル型薄膜トランジスタのゲイト電極とチャネル形成領域との間のゲイト絶縁膜の厚さTpで割った値Tn/Tpを、1.2〜2.0の範囲にすることが必要であることが実験経験上明らかになっている。
また、本発明の半導体集積回路を作製する方法に関しては、以下のような発明がある。本発明の第3は以下の工程を有する。
(1)劣化防止を優先する回路の薄膜トランジスタに用いる薄膜半導体領域と高速動作を優先する回路の薄膜トランジスタに用いる薄膜半導体領域とを形成する工程。
(2)前記両薄膜半導体領域を覆って第1の絶縁層を形成する工程。
(3)前記第1の絶縁層を覆って第2の絶縁層を形成する工程。
(4)前記第2の絶縁層を選択的に除去して、少なくとも高速動作を優先する論理回路の薄膜トランジスタの少なくとも1つを構成する半導体領域を覆う絶縁層を第1の絶縁層のみとする工程。
本発明の第4は以下の工程を有する。
(1)高耐圧を優先する回路の薄膜トランジスタに用いる薄膜半導体領域と高速動作を優先する回路の薄膜トランジスタに用いる薄膜半導体領域とを形成する工程。
(2)前記両薄膜半導体領域を覆って第1の絶縁層を形成する工程。
(3)劣化防止を優先する回路の薄膜トランジスタのチャネル形成領域上の前記第1の絶縁層以外を除去する工程。
(4)前記高速動作を優先する論理回路の薄膜トランジスタは、少なくとも1つを構成するチャネル形成領域を覆う絶縁層を第2の絶縁層のみとする工程。
(5)前記第1の絶縁層を覆って第2の絶縁層を形成し、少なくとも劣化防止を優先する回路の薄膜トランジスタの少なくとも1つを構成するチャネル形成領域を覆う絶縁層のみを二層構造とする工程。
本発明の第5は、以下の工程を有する。
(1)論理回路のNチャネル型薄膜トランジスタとPチャネル型薄膜トランジスタにおいて、同一工程による概略同じ厚さの第1の絶縁層を形成する工程。
(2)Nチャネル型薄膜トランジスタの所定の部分に、前記第1の絶縁層を含む、より厚い絶縁層を形成する工程。
(3)Pチャネル型薄膜トランジスタには、第1の絶縁層上に、
Nチャネル型薄膜トランジスタには、前記第1の絶縁層を含む、より厚い絶縁層上に、 ゲイト電極を形成し、酸化膜で覆う工程。
(4)1回のド─ピングを行うことによって、
論理回路のPチャネル型薄膜トランジスタの絶縁層と概略同じ厚さのNチャネル型薄膜トランジスタの第1の絶縁層下部に、高濃度不純物領域を形成し、
ゲイト電極より伸長している前記第1の絶縁層を含む、より厚い絶縁層下部に、低濃度不純物領域を形成し、
ゲイト電極下部の前記第1の絶縁層を含む、より厚い絶縁層と接している半導体領域には、チャネル領域を形成する工程。
上記工程により、図5のように、Pチャネル型の薄膜トランジスタとNチャネル型の薄膜トランジスタを有する論理回路において、
Pチャネル型の薄膜トランジスタの高濃度不純物領域504aと、Nチャネル型の薄膜トランジスタの高濃度不純物領域504bは、第1絶縁層500と概略同じ厚さの絶縁層と接している構造と、
Nチャネル型の薄膜トランジスタの高濃度不純物領域504bと隣接して形成された低濃度不純物領域505は、第1絶縁膜500を含む、より厚い絶縁膜500bと接している構造と、
前記低濃度不純物領域と隣接して形成されたチャネル領域上部には、前記第1絶縁膜500を含む、より厚い絶縁層500bと、さらに該絶縁層上に、ゲイト電極503が存在する構造とを有する半導体集積回路が得られる。
また、論理回路におけるコンタクト形成領域の絶縁層500dは、第1絶縁層500と概略同じ厚さである。
かくすることにより高速動作の要求される回路(例えば、モノリシック型アクティブマトリクス回路の論理回路のP型薄膜半導体領域)と劣化防止及び高耐圧の要求される回路(例えば、モノリシック型アクティブマトリクス回路の論理回路のN型薄膜半導体領域や、マトリクス回路のN型薄膜半導体領域)とでゲイト絶縁膜の厚さを変えることができる。
また、ゲイト絶縁膜の厚さを、厚くすることでホットキャリアによる劣化を防ぎ、付け加えて、低濃度領域と高濃度領域を形成することで、半導体領域における局所的な高電界の形成による劣化を防ぐことができる。
さらに、1回のド─ピングにより、低濃度領域と高濃度領域を形成でき、工程が簡略化できる。
その結果、モノリシック型アクティブマトリクス回路に関しては、本発明の目的とする信頼性のよい低電圧駆動・高速動作の論理回路と高耐圧のマトリクス回路とを同一基板上に得ることができる。なお、論理回路として、各種メモリーや演算装置をも同一基板上に設けた半導体集積回路にも本発明は応用できる。以下に実施例を用いて、より詳細に本発明を説明する。
本発明によって、上記実施例に示した如く、Nチャネル型TFTにおけるチャネル形成領域と接する絶縁膜のみを厚くすることで、同一基板上に低電圧で高速動作が可能なPチャネル型TFTと劣化防止を優先するNチャネル型TFTを同一基板上に形成することができた。
また、絶縁膜の厚さの違いを利用して、一回のド─ピングで、高濃度不純物領域と低濃度不純物領域を形成することができ、工程を簡略化することができる。 さらに、前記不純物の濃度は、ゲイト絶縁膜の厚さを調節することで変えることができる。
そして、ゲイト絶縁膜の厚さを、厚くすることでホットキャリアによる劣化を防ぎ、付け加えて、低濃度領域と高濃度領域を形成することで、半導体領域における局所的な高電界の形成による劣化を防ぐことができる。
従来の問題点である劣化の原因は、ゲイト絶縁膜とゲイト電極とが接している部分に過剰電界がかかり、ホットキャリア注入現象が起こることである。
本願は、これを解決すべくゲイト絶縁膜の膜厚の決定をする。
まず、ゲイト電極にかかる電圧をゲイト絶縁膜の膜厚で割った値をゲイト絶縁膜にかかる電界の強さとする。
その電界の強さが1.0MV/cm〜1.5MV/cmとなるよう膜厚を調整することで、劣化防止及び高耐圧とすることができる。
また、上記のように調整したゲイト絶縁膜の厚い膜厚の形成領域は、少なくともI型半導体であるチャネル形成領域上に形成すればよい。
さらに、コンタクト形成領域において、層間絶縁膜とゲイト絶縁膜の厚さを概略均一とする工程を加えることが好ましい。
これらを液晶ディスプレイに応用した場合には、全体として信頼性及び消費電力、特性の改善が図られる。
このように、本発明は、工業的価値が大きな発明であるが、特に大面積基板上にTFTを形成し、これをアクティブマトリクスやドライバ─回路、CPU、メモリ─に利用して、オンボ─ドの超薄型パソコン、携帯端末とした場合には、その利用分野は限り無く拡大し、新たな産業を形成するに十分たる資質を有する。
図2〜図5に本実施例の作製工程に沿った半導体装置の断面図を示す。まず、ガラス基板201に厚さ2000Åの酸化珪素の下地膜(図示せず)を形成する。
その後、酸化珪素の下地膜上に厚さ300Å〜500Å、本実施例では、厚さ500Åの真性(I型)のアモルファスシリコン膜を堆積する。そして、公知の熱アニール法によって、これを結晶化させ結晶性シリコン膜を得る。熱アニールの代わりにレーザー光等の光エネルギービームを照射する方法によって結晶化させてもよい。また、これらを併用してもよい。
その後、得られた結晶性シリコン膜をフォトリソグラフィー法によって、パターニングし、島状に分離し、論理回路のPチャネル型TFT用の島状領域202、Nチャネル型TFT用の島状領域203とマトリクス回路のNチャネル型TFT用の島状領域204を形成する。(図2〔a〕)
さらにプラズマCVD法によって厚さ1500Å〜2000Å、本実施例では厚さ1500Åの酸化珪素膜205をゲイト絶縁膜として、全面に堆積する。(図2〔b〕)
次に、レジスト409をマスクとして用いて(図2〔c〕)、論理回路のNチャネル型TFTのチャネル形成領域近傍とマトリクス回路のNチャネル型TFTのチャネル形成領域近傍とに接するゲイト絶縁膜以外をエッチングし、薄膜化する。そのエッチング法としては、ドライエッチング法を用いることも可能であるが、チャネル部分の絶縁膜が損傷する可能性があるため、ウェット法が好ましい。そのエッチャントとしてはフッ酸水溶液(HF:HO=1:100)を用いる。
ここでは、形成されたゲイト絶縁膜の内厚さ1000Å〜1200Å、本実施例では、厚さ1200Åのゲイト絶縁膜500を残してエッチングする。その後、レジスト409を除去する。
かくして、周辺論理回路のPチャネル型TFTのチャネル形成領域に膜厚1200Åの薄い第1のゲイト絶縁膜500a、前記ゲイト絶縁膜と比較して125%厚い1500Åの第1のゲイト絶縁膜を、周辺論理回路のNチャネル型TFTのチャネル形成領域500bとマトリクス回路のNチャネル型TFTのチャネル形成領域500cに形成する。(図2〔d〕)
また、コンタクト形成領域付近のゲイト絶縁膜500dの厚さを均一にすることはコンタクト形成時において有利である。
引き続いて、スパッタリング法によって、厚さ4000〜6000Å、本実施例では、5000Åのアルミニウム膜301を堆積し、いわゆるMOS構造を形成する。(図3〔e〕)
ポーラス陽極酸化時にアルミが過剰に酸化されるのを防止するために、表面に薄い酸化アルミ膜302を形成する。(図3〔f〕)
これにレジストをマスクとして用いてエッチングすることにより、テーパー状のゲイト配線パターンを形成する。その後、レジストを除去する。(図3〔g〕)
次に、強酸系の溶液中でアルミ電極503を電極とし、陽極酸化することによりゲイト配線の側面に多孔質状(ポ─ラス状)の酸化アルミ膜304を成長させる。(図3〔h〕)
次に、Pチャネル型TFT全体にレジスト409を形成して、Nチャネル型TFTのみに、公知のイオンドープ法によってシリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物(燐)を注入する。ゲイト絶縁膜の厚さが異なることを利用して、ドーピングを行い、ゲイト絶縁膜の厚さの薄い部分と接している所には高濃度不純物領域504aが形成される。
一方、ゲイト絶縁膜の厚さの厚い部分と接している所には、低濃度不純物領域505が形成される。(図4〔i〕)
このように、一回のド─ピングによって、高濃度不純物領域と低濃度不純物領域を形成することができる。また、前記不純物の濃度は、ゲイト絶縁膜の厚さを調節することで変えることができる。
次に、Pチャネル型TFT全体に形成されたレジスト409を除去し、今度はNチャネル型TFT全体にレジスト409を形成して、Pチャネル型TFTに、公知のイオンドープ法によってシリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物(ホウ素)を注入する。(図4〔j〕)
そして、Nチャネル型TFT全体に形成されたレジストを除去し、不純物をレーザー活性化させた後、CVD法によって厚さ3000Å〜5000Å、本実施例では、厚さ4000Åの酸化珪素膜を層間絶縁膜407としてゲイト電極を覆うように形成する。(図4〔k〕)
その後、レジストをマスクとして用いて、エッチングし、コンタクトホールを形成する。引き続いて、スパッタリング法によって、厚さ500Å〜1000Å、本実施例では、厚さ1000Åのチタン膜519を形成する。
次に、厚さ2000Å〜3000Å、本実施例では、厚さ3000Åのアルミニウム−シリコン膜520を形成し、再びチタン膜521を形成する。
その後、レジストをマスクに用いて、エッチングして、論理回路用の電極・配線、マトリクス回路の電極・配線を形成する。
チタン膜とアルミニウム膜のエッチングにはそれぞれ異なるエッチャントを利用する。ここでは、チタン膜のエッチングにはアンモニア過水を用い、アルミニウム膜のエッチングにはアルミ混酸を用いる。
そして、レジストを除去した後、平坦化するために、ポリイミド樹脂をスピンコーティング法により、厚さ1.5μmの樹脂膜522を形成し、熱を加えることで熱硬化させる。次に画素部のTFTを光から保護するために厚さ3000Å〜3500Å、本実施例では、厚さ3000Åのチタン膜を全面に形成する。
そのチタン膜にレジストを形成し、マスクとして用い、エッチングすることで、遮光膜523を形成する。さらに再びポリイミド樹脂をスピンコーティング法により、厚さ0.5μmの樹脂膜524を形成し、硬化させる。次にレジストをマスクとして用い、エッチングを行う。
その後、液晶材料に電界を印加するためのITO膜525を形成する。以上の工程によって、論理回路のPチャネル型TFT、Nチャネル型TFT、マトリクス回路のNチャネル型TFTを有する半導体集積回路が完成する。(図5〔l〕)
図6〜図11に本実施例の作製工程に沿った半導体装置の断面図を示す。 まず、ガラス基板1100に厚さ2000Åの酸化珪素の下地膜(図示せず)を形成する。
次に、酸化珪素の下地膜上に厚さ300Å〜500Å、本実施例では、厚さ500Åの真性(I型)のアモルファスシリコン膜を堆積する。そして、公知の熱アニール法によって、これを結晶化させ結晶性シリコン膜を得る。熱アニールの代わりにレーザー光等の光エネルギービームを照射する方法によって結晶化させてもよい。また、これらを併用してもよい。
その後、得られた結晶性シリコン膜をフォトリソグラフィー法によって、パターニングし、島状に分離し、論理回路のPチャネル型TFT用の島状領域602、Nチャネル型TFT用の島状領域603とマトリクス回路のNチャネル型TFT用の島状領域604を形成する。(図6〔a〕)
さらにプラズマCVD法によって厚さ1000Å〜1200Å、本実施例では、厚さ1200Åの酸化珪素膜を第1ゲイト絶縁膜1114として、全面に堆積する。(図6〔b〕)
前記酸化珪素膜上にプラズマCVD法によって厚さ300Å〜500Å、本実施例では、厚さ300Åの窒化珪素膜を第2ゲイト絶縁膜606として、全面に堆積する。(図6〔c〕)
次に、レジスト609をNチャネル型TFTのチャネル形成領域の上部の第2ゲイト絶縁膜に接して形成する。(図6〔d〕)
その後、レジスト609に接している第2ゲイト絶縁膜以外をエッチングする。そのエッチング法としては、ドライエッチング法を用いることも可能であるが、チャネル部分が損傷する可能性があるため、ウェット法が好ましい。ウェット法のエッチャントとしてはフッ酸水溶液(HF:HO=1:100)を用いる。また、ドライエッチング法で行う場合は、プラズマドライエッチング法(500W、CF:O=35:65)により、行う。
ここでは、形成されたゲイト絶縁膜の内、第1ゲイト絶縁膜を残してエッチングする。第1ゲイト絶縁膜と第2ゲイト絶縁膜は、異なった膜質を有しているので、第2ゲイト絶縁膜がエッチングされたかが、装置の計器の変化で容易に判断でき、確実に第2ゲイト絶縁膜のみを除去することができる。
かくして、周辺論理回路のPチャネル型TFTのチャネル形成領域に第1のゲイト絶縁膜1114、マトリクス回路のNチャネル型TFTのチャネル形成領域上部に第1と第2のゲイト絶縁膜1114、701と、周辺論理回路のNチャネル型TFTのチャネル形成領域上部に第1と第2のゲイト絶縁膜1114、702を形成する。(図7〔e〕)
引き続いて、スパッタリング法によって、厚さ4000〜6000Å、本実施例では、5000Åのアルミニウム膜703を堆積し、いわゆるMOS構造を形成する。(図7〔f〕)
次に、ポーラス陽極酸化時にアルミが過剰に酸化されるのを防止するために、表面に薄い酸化アルミ膜704を形成する。(図7〔g〕)
その後、ゲイト電極上部のコンタクトホール形成領域にレジストをマスク609として形成する。(図8〔h〕) そして、アルミニウム膜をエッチングすることにより、テーパー状のゲイト配線パタ─ンを形成する。(図8〔i〕)
次に、強酸系の溶液中でアルミ電極を電極とし、陽極酸化することでゲイト電極の側面のみに多孔質状(ポ─ラス状)の酸化アルミ膜1117を成長させる。(図8〔j〕)
そして、Pチャネル型TFT全体にレジスト609をマスクとして用いて、Nチャネル型TFTに、公知のイオンドープ法によってシリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物(燐)を注入する。ゲイト絶縁膜の厚さが異なっているので、厚さの薄いゲイト絶縁膜と接している所には高濃度不純物領域1104、1108、1109、1113が形成される。
一方、第2のゲイト絶縁膜の下部の厚さの厚い所には、低濃度不純物領域1105、1107、1110、1112が形成される。(図9〔k〕)
このように、一回のド─ピングによって、高濃度不純物領域と低濃度不純物領域を形成することができる。また、前記不純物の濃度は、ゲイト絶縁膜の厚さを調節することで変えることができる。
次に、Pチャネル型TFT全体に形成されたレジスト609を除去し、今度はNチャネル型TFT全体にレジスト609を形成し、Pチャネル型TFTに、公知のイオンドープ法によってシリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物(ホウ素)を注入する。(図9〔l〕)
その後、レジスト609を除去する。
かくして、論理回路のNチャネル型TFTにおいて、ソ─ス側高濃度領域1108からチャネル領域1106へ向かう方向において、不純物濃度の分布が低くなるような構造が得られる。即ち、ソ─ス側高濃度領域1108とチャネル領域1106の間に低不純物領域1107が形成される。また同様に、ドレイン側高濃度領域1104とチャネル領域1106の間に低不純物領域1105が形成される。(図9〔m〕)
そして、不純物をレ─ザ─活性化させた後、CVD法によって厚さ3000Å〜5000Å、本実施例では、厚さ4000Åの酸化珪素膜を層間絶縁膜1118としてゲイト電極を覆うように形成し(図9〔n〕)、レジスト609をマスクとして用いて、エッチングし、コンタクトホールを形成する。(図10〔o〕)
引き続いて、スパッタリング法によって、厚さ500Å〜1000Å、本実施例では、厚さ1000Åのチタン膜1119を形成する。
次に、厚さ2000Å〜3000Å、本実施例では、厚さ3000Åのアルミニウム膜1120を形成し、再びチタン膜1121を形成する。(図10〔p〕)
その後、レジスト609を用いて、エッチングして、論理回路用の電極・配線とマトリクス回路の電極・配線のパタ─ンを形成する。(図10〔q〕)
そして、レジスト609を除去した後、平坦化するために、ポリイミド樹脂をスピンコーティング法により、厚さ1.5μmの樹脂膜1122を形成し、熱を加えることで熱硬化させる。次に画素部のTFTを光から保護するために厚さ3000Å〜3500Å、本実施例では、厚さ3000Åのチタン膜を形成する。そのチタン膜にレジストをマスクとして用い、エッチングして、遮光膜1123を形成する。
さらに再びポリイミド樹脂をスピンコーティング法により、厚さ0.5μmの樹脂膜1124を形成し、硬化させる。次にレジストをマスクとして用いて、エッチングを行い、その後、液晶材料に電界を印加するためのITOでなる画素電極1125を形成する。以上の工程によって、論理回路のPチャネル型TFT、Nチャネル型TFT、マトリクス回路のNチャネル型TFTを有する半導体集積回路が完成する。(図11〔r〕)
図12〜図15に本実施例の作製工程の断面図を示す。
まず、基板(石英)1201上に厚さ600Åの真性(I型)の結晶性シリコン膜を堆積する。そして、シリコン膜を島状に分離し、論理回路のPチャネル型TFT用の島状領域1202、論理回路のNチャネル型TFT用の島状領域1203とマトリクス回路のNチャネル型TFT用の島状領域1204を形成する。(図12(a))
さらに、熱酸化法によって厚さ500Åの酸化珪素膜1205を全面に堆積する。(図12(b))
次に、周辺回路のNチャネル型TFTのチャネル形成領域とマトリクス回路のNチャネル型TFTのチャネル形成領域のゲイト絶縁膜以外の酸化珪素膜をレジストをマスクとして用いて、エッチングする。(図12(c))
続いて、950℃でさらに熱酸化をおこない、シリコン領域表面に酸化珪素のゲイト絶縁膜1301を形成する。この際、シリコン層が露出した状態で熱酸化された論理回路におけるPチャネル型TFTのチャネル形成領域では、酸化珪素の厚さが400Åとなるようにする。(図13(d))
引き続いて、スパッタリング法によって、厚さ4000Åのアルミニウム膜を堆積し、これをエッチングして、テーパー状のゲイト電極を形成する。さらに、レジストをマスクとして用い、強酸系の溶液中で陽極酸化することによりゲイト配線の側面に酸化アルミ膜1303を成長させる。(図13〔e〕)
次に、Pチャネル型TFT全体にレジスト1309を形成して、Nチャネル型TFTに、公知のイオンドープ法によってシリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物(燐)を注入する。ゲイト絶縁膜の厚さが異なることを利用して、ドーピングを行い、ゲイト絶縁膜の厚さの薄い部分と接している所には高濃度不純物領域1305が形成される。
一方、ゲイト絶縁膜の厚さの厚い部分と接している所には、低濃度不純物領域1306が形成される。(図13〔f〕)
このように、一回のド─ピングによって、高濃度不純物領域と低濃度不純物領域を形成することができる。また、前記不純物の濃度は、ゲイト絶縁膜の厚さを調節することで変えることができる。
次に、Pチャネル型TFT全体に形成されたレジストを除去し、今度はNチャネル型TFT全体にレジスト1309を形成して、Pチャネル型TFTに、公知のイオンドープ法によってシリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物(ホウ素)を注入する。(図14〔g〕)
かくして、周辺論理回路のPチャネル型TFTの高濃度不純物領域1404、と、Nチャネル型TFTの高濃度不純物領域1305と低濃度不純物領域1306を形成する。
(図14〔h〕)
不純物を活性化させた後、厚さ6000Åの酸化珪素を層間絶縁膜1401としてゲイト電極を覆うように形成し(図14〔i〕)、これにコンタクトホールを形成する。
引き続いて、スパッタリング法によって、厚さ500Å〜1000Å、本実施例では、厚さ1000Åのチタン膜1502を形成する。
次に、厚さ2000Å〜3000Å、本実施例では、厚さ3000Åのアルミニウム膜1503を形成し、再びチタン膜1504を形成した後、エッチングによって、論理回路用の電極・配線とマトリクス回路の電極・配線を形成する。
その後、平坦化するために、ポリイミド樹脂をスピンコーティング法により、厚さ1.5μmの樹脂膜1505を形成し、熱を加えることで熱硬化させる。次に画素部のTFTを光から保護するために厚さ3000Å〜3500Å、本実施例では、厚さ3000Åのチタン膜を形成する。そのチタン膜をレジストをマスクとして用い、遮光膜1506を形成する。
さらに再びポリイミド樹脂をスピンコーティング法により、厚さ0.5μmの樹脂膜1507を形成し、硬化させる。次にレジストをマスクとして用い、エッチングして、液晶材料に電界を印加するためのITOでなる画素電極1508を形成する。以上の工程によって、論理回路のPチャネル型TFT、Nチャネル型TFT、マトリクス回路のNチャネル型TFTを有する半導体集積回路が完成する。(図15〔j〕)
従来のTFT断面図。 実施例1の作製工程断面図を示す。 実施例1の作製工程断面図を示す。 実施例1の作製工程断面図を示す。 実施例1の作製工程断面図を示す。 実施例2の作製工程断面図を示す。 実施例2の作製工程断面図を示す。 実施例2の作製工程断面図を示す。 実施例2の作製工程断面図を示す。 実施例2の作製工程断面図を示す。 実施例2の作製工程断面図を示す。 実施例3の作製工程断面図を示す。 実施例3の作製工程断面図を示す。 実施例3の作製工程断面図を示す。 実施例3の作製工程断面図を示す。
符号の説明
100 ガラス基板
101 P型のドレイン領域
102、106、111 チャネル形成領域
103 Pチャネル型のソ─ス領域
104 Nチャネル型のドレイン側高濃度不純物領域
105 Nチャネル型のドレイン側低濃度不純物領域
107 Nチャネル型のソ─ス側低濃度不純物領域
108 Nチャネル型のソ─ス側高濃度不純物領域
109 ゲイト絶縁膜
110 アルミ電極
111 酸化アルミ膜
112 層間絶縁膜
113 チタン膜
114 アルミニウム膜
115 チタン膜
116 ポリイミド膜
117 遮光膜
118 ポリイミド膜
119 画素電極
201 ガラス基板
202 論理回路のPチャネル型TFT用の島状シリコン領域
203 論理回路のNチャネル型TFT用の島状シリコン領域
204 画素回路のNチャネル型TFT用の島状シリコン領域
205 ゲイト絶縁膜
301 アルミニウム膜
302 酸化アルミ
304 陽極酸化アルミ
403 Pチャネル型のソ─ス領域
407 層間絶縁膜
409 レジスト
500 第1ゲイト絶縁層
500a 論理回路のP型チャネル形成領域近傍のゲイト絶縁層
500b 論理回路のN型チャネル形成領域近傍のゲイト絶縁層
500c 画素回路のN型チャネル形成領域近傍のゲイト絶縁層
500d コンタクト形成領域近傍のゲイト絶縁層
503 ゲイト電極
504a Nチャネル型の高濃度不純物領域
504b Pチャネル型の高濃度不純物領域
505 Nチャネル型の低濃度不純物領域
519 チタン膜
520 アルミニウム膜
521 チタン膜
522 ポリイミド膜
523 遮光膜
524 ポリイミド膜
525 画素電極
602 論理回路のPチャネル型TFT用の島状シリコン領域
603 論理回路のNチャネル型TFT用の島状シリコン領域
604 画素回路のNチャネル型TFT用の島状シリコン領域
606 第2ゲイト絶縁膜
609 レジスト
701 画素回路のNチャネル型TFT用の島状第2ゲイト絶縁膜
702 論理回路のNチャネル型TFT用の島状第2ゲイト絶縁膜
703 アルミニウム膜
704 酸化アルミ
1100 ガラス基板
1101 論理回路のPチャネル型TFTのドレイン領域
1102 論理回路のPチャネル型TFTのチャネル形成領域
1103 論理回路のPチャネル型TFTのソ─ス領域
1104 論理回路のNチャネル型のドレイン側高濃度不純物領域
1105 論理回路のNチャネル型のドレイン側低濃度不純物領域
1106 論理回路のチャネル形成領域
1107 論理回路のNチャネル型のソ─ス側低濃度不純物領域
1108 論理回路のNチャネル型のソ─ス側高濃度不純物領域
1109 画素回路のNチャネル型のドレイン側高濃度不純物領域
1110 画素回路のNチャネル型のドレイン側低濃度不純物領域
1111 画素回路のチャネル形成領域
1112 画素回路のNチャネル型のソ─ス側低濃度不純物領域
1113 画素回路のNチャネル型のソ─ス側高濃度不純物領域
1114 第1ゲイト絶縁膜
1115 第2ゲイト絶縁膜
1116 アルミ電極
1117 酸化アルミ膜
1118 層間絶縁膜
1119 チタン膜
1120 アルミニウム膜
1121 チタン膜
1122 ポリイミド膜
1123 遮光膜
1124 ポリイミド膜
1125 画素電極
1201 基板
1202 論理回路のPチャネル型TFT用の島状シリコン領域
1203 論理回路のNチャネル型TFT用の島状シリコン領域
1204 画素回路のNチャネル型TFT用の島状シリコン領域
1205 酸化珪素膜
1301 ゲイト絶縁膜
1302 ゲイト電極
1303 アルミ酸化膜
1304 高濃度不純物領域
1305 低濃度不純物領域
1309 レジスト
1401 層間絶縁膜
1404 論理回路のPチャネル型TFTの高濃度不純物領域
1502 チタン膜
1503 アルミニウム膜
1504 チタン膜
1505 ポリイミド膜
1506 遮光膜
1507 ポリイミド膜
1508 画素電極

Claims (8)

  1. 同一基板上に、論理回路のNチャネル型TFT、論理回路のPチャネル型TFT、及びマトリクス回路のNチャネル型TFTを有する半導体集積回路の作製方法であって、
    前記基板上に結晶性シリコン膜を形成し、
    前記結晶性シリコン膜を、前記論理回路のNチャネル型TFT用の第1の島状領域と、前記論理回路のPチャネル型TFT用の第2の島状領域と、前記マトリクス回路のNチャネル型TFT用の第3の島状領域とに分離し、
    前記第1乃至第3の島状領域上に、酸化珪素膜からなる第1のゲイト絶縁膜を形成し、
    前記第1のゲイト絶縁膜上に、窒化珪素膜からなる第2のゲイト絶縁膜を形成し、
    前記第1の島状領域及び前記第3の島状領域に重なる前記第2のゲイト絶縁膜の一部を残して、前記第2のゲイト絶縁膜のみをウエット法により除去し、
    前記第1の島状領域及び前記第3の島状領域上に前記第1のゲイト絶縁膜及び前記第2のゲイト絶縁膜を介して第1のゲイト電極及び第3のゲイト電極を形成し、前記第2の島状領域上に前記第1のゲイト絶縁膜のみを介して第2のゲイト電極を形成し、
    前記第1のゲイト電極及び前記第3のゲイト電極をマスクとして、前記第1の島状領域及び前記第3の島状領域に一回の第1の不純物のドーピングによって、前記第1の島状領域及び前記第3の島状領域のそれぞれが前記第1のゲイト絶縁膜のみと重なる領域に第1の高濃度不純物領域を形成し、かつ、前記第1の島状領域及び前記第3の島状領域のそれぞれが前記第1のゲイト絶縁膜及び前記第2のゲイト絶縁膜の双方と重なる領域に第1の低濃度不純物領域を形成し、
    前記第2のゲイト電極をマスクとして、前記第2の島状領域に第2の不純物のドーピングによって、第2の高濃度不純物領域を形成し、
    前記第1乃至第3のゲイト電極上に層間絶縁膜を形成し、
    前記第1のゲイト絶縁膜と前記第2のゲイト絶縁膜の膜厚は、前記第1の高濃度不純物領域、前記第2の高濃度不純物領域、及び前記第1の低濃度不純物領域それぞれの不純物の濃度を調整し、かつ、前記第1のゲイト絶縁膜と前記第2のゲイト絶縁膜とからなる前記論理回路のNチャネル型TFT及び前記マトリクス回路のNチャネル型TFTのゲイト絶縁膜と、前記第1のゲイト絶縁膜からなる前記論理回路のPチャネル型TFTのゲイト絶縁膜と、にかかる電界の強さが1.0MV/cm〜1.5MV/cmとなるように調整することを特徴とする半導体集積回路の作製方法。
  2. 請求項1において、前記第1の高濃度不純物領域、前記第2の高濃度不純物領域、及び前記第1の低濃度不純物領域をレーザー活性化することを特徴とする半導体集積回路の作製方法。
  3. 請求項1又は2において、前記第1乃至第3のゲイト電極はテーパー状に形成することを特徴とする半導体集積回路の作製方法。
  4. 同一基板上に、Nチャネル型TFT及びPチャネル型TFTを有する半導体集積回路の作製方法であって、
    前記基板上に結晶性シリコン膜を形成し、
    前記結晶性シリコン膜を、前記Nチャネル型TFT用の第1の島状領域と、前記Pチャネル型TFT用の第2の島状領域とに分離し、
    前記第1及び第2の島状領域上に、酸化珪素膜からなる第1のゲイト絶縁膜を形成し、
    前記第1のゲイト絶縁膜上に、窒化珪素膜からなる第2のゲイト絶縁膜を形成し、
    前記第1の島状領域に重なる前記第2のゲイト絶縁膜の一部を残して、前記第2のゲイト絶縁膜のみをウエット法により除去し、
    前記第1の島状領域上に前記第1のゲイト絶縁膜及び前記第2のゲイト絶縁膜を介して第1のゲイト電極を形成し、前記第2の島状領域上に前記第1のゲイト絶縁膜のみを介して第2のゲイト電極を形成し、
    前記第1のゲイト電極をマスクとして、前記第1の島状領域に一回の第1の不純物のドーピングによって、前記第1の島状領域が前記第1のゲイト絶縁膜のみと重なる領域に第1の高濃度不純物領域を形成し、かつ、前記第1の島状領域が前記第1のゲイト絶縁膜及び前記第2のゲイト絶縁膜の双方と重なる領域に第1の低濃度不純物領域を形成し、
    前記第2のゲイト電極をマスクとして、前記第2の島状領域に第2の不純物のドーピングによって、第2の高濃度不純物領域を形成し、
    前記第1及び第2のゲイト電極上に層間絶縁膜を形成し、
    前記第1のゲイト絶縁膜と前記第2のゲイト絶縁膜の膜厚は、前記第1の高濃度不純物領域、前記第2の高濃度不純物領域、及び前記第1の低濃度不純物領域それぞれの不純物の濃度を調整し、かつ、前記第1のゲイト絶縁膜と前記第2のゲイト絶縁膜とからなるNチャネル型TFTのゲイト絶縁膜と、前記第1のゲイト絶縁膜からなる前記Pチャネル型TFTのゲイト絶縁膜と、にかかる電界の強さが1.0MV/cm〜1.5MV/cmとなるように調整することを特徴とする半導体集積回路の作製方法。
  5. 請求項4において、前記第1の高濃度不純物領域、前記第2の高濃度不純物領域、及び前記第1の低濃度不純物領域をレーザー活性化することを特徴とする半導体集積回路の作製方法。
  6. 請求項4又は5において、前記第1のゲイト電極及び前記第2のゲイト電極はテーパー状に形成することを特徴とする半導体集積回路の作製方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、前記第1のゲイト絶縁膜は、プラズマCVDにより形成することを特徴とする半導体集積回路の作製方法。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項において、前記第2のゲイト絶縁膜は、プラズマCVDにより形成することを特徴とする半導体集積回路の作製方法。
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