JP4582579B2 - リチウム二次電池用正極材料 - Google Patents

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Description

本発明は、熱的安全性に優れ、体積容量密度が大きく、かつ充放電サイクル特性に優れた、リチウム含有複合酸化物を含むリチウム二次電池用正極材料に関する。
近年、種々の電子機器のポータブル化、コードレス化が進むにつれ、小型、軽量で、かつ、高エネルギー密度を有する非水電解液二次電池に対する需要が増大している。
近年、電子機器のポータブル化が進み、さらにこれら携帯電子機器の性能向上が進む中、これらのエネルギー供給源として充放電可能な二次電池の性能向上が求められている。二次電池の中でもリチウム二次電池などの非水電解液二次電池はそのエネルギー密度が高く、広く使われている。
非水電解液二次電池の正極材料には、リチウムと遷移金属の複合酸化物が使われており、たとえば、層状岩塩型構造を有するLiCoOやLiNiO、スピネル型構造を有するLiMnなどが使われている。特にLiCoOはその電池特性が優れているため、最も多く使われている。
しかしながら、携帯電子機器の特性・機能向上並び小型化が進む中、二次電池への高エネルギー密度化という要求も行われており、限られた電池のスペースにたくさんのLiCoOを充填させる等の方法が採られている。
しかしながらLiCoOは充電状態において熱的に不安定であり、特許文献1に記載されているように高温下で発熱反応が起こることが知られている。このため、粉末の充填性を向上することと同時に熱的に安定化させ、さらには電気化学的な電池特性を向上することが強く要望されている。
LiCoOの安全性を向上させるために様様な取り組みがなされている。例えば、特許文献2に記載されているように、Co原子の5〜35%をW、Mn、Ta、Ti又はNbで置換するといったLiCoOに異元素をドープすることによってLiCoOの結晶構造を安定化させようとするもの、LiCoOに対して、LiCoOよりも熱的に安定な物質を混合したり、又は表面を被覆したりすることで、発熱反応を抑制しようとするものがその代表例である。特許文献3には、LiCoOの表面を炭酸リチウムを被覆することで、発熱反応を抑制することが提案されている。
上記で使用される、LiCoOよりも熱的に安定な材料としては、アルミナ、リン酸アルミニウム、マンガン酸リチウム又は擬スピネル型構造を有するコバルト酸リチウムなどが知られている。しかし、従来、このような、熱的に安定な物質を用いたとしても、ある場合は、その混合量があまりに多すぎ、容量の低下及び導電性が低下するので好ましくなかった。また、混合時にLiCoOの特性を阻害したり、又は混合物の性状、混合状態が悪く、正極活物質として特性が十分に発現しないなど、電気化学特性と熱的安定性のバランスを欠き、不十分なものであった。
特開平11−16566号公報 特開平3−201368号公報 特許第3103899号
本発明の目的は、熱的安全性に優れ、体積容量密度が大きく、かつ充放電サイクル特性に優れた、リチウム含有複合酸化物を含むリチウム二次電池用正極材料を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、層状岩塩型構造をもつリチウム含有複合酸化物と、擬スピネル型構造をもつリチウム含有複合酸化物との混合物を含み、これらのリチウム含有複合酸化物が、特定の組成を有するものであり、かつ、擬スピネル型構造をもつリチウム含有複合酸化物が、リチウム源、コバルト源、M元素源、及び分子内にカルボン酸基又はカルボン酸基と水酸基とを合計で2つ以上含有するカルボン酸又はその塩の水溶液と、さらに必要に応じてフッ素源を含む水溶液を乾燥し、酸素含有雰囲気下に特定の温度において焼成したものであるリチウム二次電池用正極材料が上記の本発明の目的を達成できることを見出した。
かくして、本発明は、以下の構成を要旨とするものである。
(1)層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物との混合物を含むリチウム二次電池用正極材料であって、
上記リチウム含有複合酸化物が、一般式LiCo(但し、Mは、Co以外の遷移金属元素、Al、Sn及びアルカリ土類金属元素からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を表す。0.9≦p≦1.1、0.97≦x≦1.00、0≦y≦0.03、1.9≦z≦2.1、x+y=1、0≦a≦0.02)で表わされ、かつ、
上記擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物が、リチウム源、コバルト源、M元素源、及び、分子内にカルボン酸基又はカルボン酸基と水酸基とを合計で2つ以上有するカルボン酸若しくはその塩の水溶液、更に必要に応じてフッ素源を含む水溶液を乾燥し、酸素含有雰囲気下に350℃〜450℃で焼成したものである、
ことを特徴とするリチウム二次電池用正極材料。
(2)CuKα線を線源とする粉末エックス線回折によって観測される、六方晶に帰属したときの(003)面のピークについて、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物の2θが19.00度以下に存在し、かつ、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物の2θが19.00度以上に存在する上記(1)に記載のリチウム二次電池用正極材料。
(3)比表面積が、0.2〜3.0m/gである上記(1)又は(2)に記載のリチウム二次電池用正極材料。
(4)充電状態の正極の示差走査熱量測定(DSC)の発熱開始温度が165℃以上である上記(1)〜(3)のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
(5)層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物との合計に対する擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物の含有量が、0.1〜20重量%である上記(1)〜(4)のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
(6)擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物が、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物粒子の表面に被覆されている上記(1)〜(5)のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
(7)一般式におけるM元素が、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Mg、Sn、Zn、及びAlからなる群から選ばれる少なくとも1種である上記(1)〜(6)のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
(8)カルボン酸の炭素数2〜8を有する上記(1)〜(7)のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
(9)カルボン酸若しくはその塩の水溶液のpHが2〜12である上記(1)〜(8)のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
(10)カルボン酸が、クエン酸、蓚酸、及び酒石酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である上記(1)〜(9)のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
本発明によれば、熱的に安全性が向上し、体積容量密度が大きく、かつ充放電サイクル特性に優れた、リチウム含有複合酸化物からなるリチウム二次電池用正極材料が提供される。
本発明により、上記の優れた特性を有するリチウム二次電池用正極材料が何故に得られるかについては必ずしも明らかではないが、安全性が向上する理由については、熱的に不安定な層状岩塩型構造をもつリチウム含有複合酸化物と混合される、熱的に安定と言われる、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物の組成が均一であり、かつ微細な結晶粒子からなるため、層状岩塩型構造をもつリチウム含有複合酸化物との混合状態がよいためと推察される。
また、リチウム二次電池用正極材料の体積容量密度が大きくなる理由については、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物粒子に対して、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物は粒子径が小さいために、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物の粒子間にできる空隙を擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物粒子が埋めることにより単位体積あたりの正極活物質量が増える結果、体積容量密度が大きくなるものと推察される。
更に、リチウム二次電池用正極材料の充放電サイクル特性が向上する理由については、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物粒子の周囲に、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物粒子が均一に存在することにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物からのコバルトイオンの溶出による劣化が抑制されるものと推察される。
本発明において、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物は、H.J.Orman等著、「Acta Crystallogr,C40(1984)12頁」、J.R.Dahn等著、「 Solid State Ionics 44(1990)87頁」、S.Levasseur等著、「Solid State Ionics 128(2000)11頁」などに記載されているところであるが、空間群R3mに属する結晶構造を有する。場合によってはコバルト及び/又はリチウムの一部を他の金属元素で置換しているものを含む。また、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物は、B.Garcia等著、「Solid State Ionics,80,(1995)115−118頁」などに記載されるところであるが、結晶構造はスピネル型構造が歪んだ擬スピネル型構造を有する。場合によってはコバルト及び/又はリチウムの一部を他の金属元素で置換しているものを含む。
本発明におけるリチウム二次電池用正極材料に含まれる層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物及び擬スピネル型構造をもつリチウム含有複合酸化物は、いずれも、一般式LiCo(但し、MはCo以外の遷移金属元素、Al、Sn及びアルカリ土類金属元素からなる群から選ばれる元素を表わす。また、0.9≦p≦1.1、0.97≦x≦1.00、0≦y≦0.03、1.9≦z≦2.1、x+y=1、0≦a≦0.02)で表される。
上記一般式における、p、x、y、z及びaは、なかでも、下記が好ましい。0.97≦p≦1.03、0.98≦x<1.00、0.0005≦y≦0.02、1.95≦z≦2.05、x+y=1、0.001≦a≦0.01。ここでaが0より大きいときには,酸素原子の一部がフッ素原子で置換された複合酸化物になるが、この場合には、得られた正極活物質の安全性が向上する。
M元素は、Co元素以外の遷移金属元素、Al、Sn及びアルカリ土類金属からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素である。ここで、遷移金属元素は、周期表の4族、5族、6族、7族、8族、9族、10族、又は11族の遷移金属を表す。なかでも、M元素は、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Mg、Sn、Zn及びAlからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
本発明では、上記擬スピネル型構造をもつリチウム含有複合酸化物は、カルボン酸基又はカルボン酸基と水酸基との合計が2以上であるカルボン酸を使用することにより得られる。このカルボン酸が、例えば、酢酸、プロピオン酸のようにカルボン酸基が分子内に1つのみしか有しない場合には、優れた特性は得られない。これは、リチウム源、コバルト源及びM元素源の溶解度が低いためと思われる。本発明では、複数のカルボン酸基、又はカルボン酸基とともに水酸基を有するカルボン酸が必要であり、特にカルボン酸基が2〜4個、好ましくは2〜3個を有する場合、カルボン酸基とともに水酸基が1〜4個、好ましくは1〜2個を有するカルボン酸が特に好適である。カルボン酸の炭素数は、好ましくは、2〜8が好ましい。カルボン酸の炭素数が9以上であるとリチウム源、コバルト源及びM元素源の溶解度が低下するので好ましくない。カルボン酸の特に好ましい炭素数は2〜6である。
好ましいカルボン酸としては、クエン酸、酒石酸、蓚酸、マロン酸、リンゴ酸、葡萄酸、又は乳酸であり、特にクエン酸、酒石酸、又は蓚酸は、リチウム源、コバルト源及びM元素源の溶解度を高くでき、比較的安価であるので好ましい。また、蓚酸のように酸性度の高いカルボン酸を用いる場合、カルボン酸水溶液のpHが2未満であると、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と混合する際に、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物を溶解又は侵食しやすくなるので、アンモニア、水酸化リチウムなどの塩基を添加してpHを好ましくは2〜12、特に好ましくは2〜10にすることが好適である。カルボン酸水溶液のpHが12を超えると、pH2以下の場合と同様に層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物を溶解又は侵食しやすくなるので好ましくない。
本発明においてカルボン酸は、遊離酸のほかにその塩としても使用できる。カルボン酸の塩は特に限定されないが、溶解性の大きいものが好ましく、クエン酸コバルト、乳酸アルミニウム、クエン酸リチウム、蓚酸コバルトなどの塩が特に好適である。
本発明で、擬スピネル構造を有するリチウム含有複合酸化物の原料となるリチウム源としては、炭酸リチウム、硝酸リチウム、リチウムアルコキシドあるいは水酸化リチウムが好ましく使用される。特に炭酸リチウムが安価であり好ましい。フッ素源としては、CaF、MgF等の金属フッ化物、LiFなどが選択される。
本発明で使用されるコバルト源としては、炭酸コバルト、硝酸コバルト, 酢酸コバルトなどのコバルト塩、コバルトアルコキシド、水酸化コバルト、オキシ水酸化コバルト、などのコバルト化合物が好ましく使用される。特に炭酸コバルトが溶解時に有毒ガスの発生がなく、安価であるので好的に使用できる。
本発明で使用されるM元素源としては、固体の酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等の無機塩や、酢酸塩、蓚酸塩、クエン酸塩などの有機酸、有機金属キレート錯体や、金属アルコキシドをキレート等で安定化した化合物でもよい。しかし、本発明では、M元素源としては本発明で用いる特定のカルボン酸により水溶液に均一に溶解するものがより好ましく、酸化物、水酸化物、オキシ水酸化物、水溶性の炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩、蓚酸塩、又はクエン酸塩がより好ましい。なかでもクエン酸塩が好ましい。また、蓚酸塩やクエン酸塩の水溶液はpHが低いので、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物を侵食する場合があるが、その場合にはその水溶液にアンモニア、水酸化リチウムを添加して、pHを2〜12の水溶液にすることが特に好ましい。
本発明で擬スピネル型構造をもつリチウム含有複合酸化物を得る場合、上記のリチウム源、コバルト源、M元素源、及び、必要に応じて、フッ素源と、カルボン酸基又はカルボン酸基と水酸基を合計で2つ以上有するカルボン酸若しくはその塩とを、水を媒体として混合して水溶液とされる。この場合、全ての成分は必ずしも溶解している必要はなく、一部は分散状態であってもよいが、可及的に溶解しているのが好ましい。次いで、得られる上記の水溶液は、好ましくは80〜120℃で、好ましくは1〜72時間乾燥する。その後に、酸素含有雰囲気下に好ましくは350℃〜450℃、特に好ましくは350〜400℃で焼成することにより擬スピネル型構造をもつリチウム含有複合酸化物が得られる。
本発明で使用される擬スピネル型構造をもつリチウム含有複合酸化物は、CuKα線を線源とする粉末X線回折によって観測される、六方晶に帰属したときの(003)面の2θのピークが好ましくは19.00度以上、特に好ましくは、19.00〜19.30度に存在するのが好適である。上記のピークが19.00度以上に存在することにより、擬スピネル型構造であることが確認できる。
本発明において使用される層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物は、特に限定されることなく、既存の又は市販のものが使用できる。なかでも、CuKα線を線源とする粉末X線回折によって観測される、六方晶に帰属したときの(003)面の2θのピークが好ましくは19.00度以下、特に好ましくは、18.70〜19.00度に存在するのが好適である。上記のピークが19.00度以下に存在することにより、層状岩塩型構造であることが確認できる。
本発明において、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物と、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物との混合物は、両者の粉末の単純な混合物の形態、又は層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物の粒子の表面を擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物で被覆するようにした形態のいずれであってもよい。これらの混合物を得る好ましい態様としては、次の(A)及び(B)のごときものが挙げられる。
(A)擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物の粉末と、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物の粉末とを混合する。この場合、擬スピネル型構造を有する粉末の平均粒径(D50)は、好ましくは1〜15μm、特に好ましくは3〜10μmが好適である。また、層状岩塩型構造の粉末の平均粒径(D50)は、好ましくは5〜15μm、特に好ましくは8〜12μmが好適である。
(B)擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物を得る過程における、リチウム源、コバルト源、M元素源、必要に応じてフッ素源、及び分子内にカルボン酸基又はカルボン酸と水酸基を2つ以上有するカルボン酸又はその塩を含む水溶液に対して、平均粒径(D50)が好ましくは5〜25μmの層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物粉末を混合する。得られる分散液を乾燥し、次いで含酸素雰囲気下で350℃〜450℃で焼成する。
本発明における層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物との混合物における、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物の含有量は、単純混合物又は被覆形態かによっても多少異なるが、いずれの場合も好ましくは、0.1〜20重量%、特に好ましくは0.2%〜5重量%であるのが好適である。上記含有量が0.1重量%よりも少ないときには、混合状態が不均一であり、本発明の特徴である安全性の向上、体積容量密度の向上、充放電サイクル特性の向上が十分に発現しない。また、上記含有量が20重量%よりも多いときには、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物に起因する、4V領域の放電容量が減少し、電池として容量が減少するので好ましくない。
本発明の層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物を含むリチウム二次電池用正極材料は、その平均粒径D50が好ましくは5〜15μm、特に好ましくは8〜12μm、比表面積が好ましくは0.3〜3.0m/g、特に好ましくは0.3〜1.5m/gである。また、CuKαを線源とするX線回折によって測定される2θ=66.5±1°の(110)面回折ピーク半値幅が、好ましくは0.08〜0.14、特に好ましくは0.08〜0.12、かつプレス密度が好ましくは3.15〜3.60g/cm、特に好ましくは3.20〜3.50g/cmであるのが好適である。
以下に実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはもちろんである。
[例1]
コバルト含量が60.80%のオキシ水酸化コバルト1485.50gとリチウム含量が18.71%の炭酸リチウム568.55gを混合し、
950℃で12時間焼成することにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物である、LiCoO(平均粒径(D50)13.0μm)を得た。
また、コバルト含量が46.54%の炭酸コバルト23.29gとリチウム含量が18.71%の炭酸リチウム6.82gとを所定の比で、温水中に分散させ、クエン酸52gを加えて炭酸リチウム並びに炭酸コバルトを完全に溶解し、この溶液を115℃で乾燥し、その乾燥物を酸素含有雰囲気下で300℃で予備焼成の後、400℃で10時間焼成して、擬スピネル構造を有するリチウム含有複合酸化物である、LiCoO(平均粒径(D50)4.6μm)を得た。
上記で得られた層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と擬スピネル構造を有するリチウム含有複合酸化物を、97:3の重量比で計量、混合し、リチウム二次電池用正極材料を得た。このリチウム二次電池用正極材料について、粉末の窒素吸着法により求めた比表面積は1.53m/gであり、レーザー散乱式粒度分布系で求めた平均粒径D50は12.3μmであった。この粉末のプレス密度は3.20g/cmであった。
また、混合前の層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物をそれぞれ、X線回折装置(理学電気社製RINT2100型)を用いてX線回折スペクトルを得た。CuKα線を使用した粉末X線回折おいて、六方晶に帰属したときの(003)面のピークについて、2θが、前者は18.90°に、後者は19.13°に存在していた。回折パターンはそれぞれ、層状岩塩型構造に起因する回折パターン、擬スピネル構造に起因する回折パターンであった。また、混合後の粉末において、2θ=66.5±1°の(110)面の回折ピーク半価幅は、0.102であった。
上記のリチウム含有複合酸化物の混合物粉末と、アセチレンブラックと、ポリフッ化ビニリデン粉末とを90/5/5の重量比で混合し、N-メチルピロリドンを添加してスラリーを作製し、厚さ20μmのアルミニウム箔にドクターブレードを用いて片面塗工した。この塗工電極を120℃で乾燥し、ローラープレス圧延を5回行うことによりリチウム電池用の正極体シートを作製した。
次に、上記正極体シートを打ち抜いたものを正極に用い、厚さ500μmの金属リチウム箔を20μmのニッケル箔に接合したものを負極に用い、厚さ25μmの多孔質ポリプロピレンセパレータを介して、正極と負極とを対向させる。電解液には、濃度1MのLiPF/EC+DEC(1:1)溶液(LiPFを溶質とするECとDECとの体積比(1:1)の混合溶液を意味する。後記する溶媒もこれに準じる。)を用いてステンレス製簡易密閉セル型リチウム電池をアルゴングローブボックスで2個組み立てた。
上記1個の電池については、25℃にて正極活物質1gにつき75mAの
負荷電流で4.3Vまで充電し、正極活物質1gにつき75mAの負荷電流で2.75Vまで放電して初期放電容量を求めた。さらに電極層の密度を求めた。さらに、この電池について、引き続き充放電サイクル試験を30回行った結果、25℃、2.75〜4.3Vにおける初期重量容量密度は157mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は95.3%であった。
また、他方の電池については、4.3Vで10時間充電し、アルゴングローブボックス内で解体し、充電後の正極体シートを取り出し、その正極体シートを洗浄後、径3mmに打ち抜き、エチレンカーボネート約0.5mgとともにアルミカプセルに密閉し、示差走査熱量計にて、5℃/分の昇温速度で昇温させて、発熱開始温度を測定した結果、発熱開始温度は168℃であった。
[例2]
コバルト含量が60.80%であるオキシ水酸化コバルト1446.00gと、リチウム含量が18.71%である炭酸リチウム570.55gと、アルミニウム含量が34.59%の水酸化アルミニウム12.00gとマグネシウム含量が41.68%の水酸化マグネシウム8.95gとジルコニウム含量が74.03%である酸化ジルコニウム18.95gを混合し950℃で12時間焼成し、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01(平均粒径(D50)12.5μm、(003)面の2θのピーク18.89度)を得た。
次に、これと例1において合成した、擬スピネル型構造を有する含リチウム含有複合酸化物であるLiCoOを97:3の重量比で混合した。
得られた混合物粉末は、比表面積は1.66m/gであり、平均粒径D50は11.4μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.105であった。この粉末のプレス密度は3.16g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は151mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は97.5%であった。発熱開始温度は170℃であった。
[例3]
コバルト含量が46.54%の炭酸コバルト22.67g、リチウム含量が18.71%の炭酸リチウム6.85gとマグネシウム含量が25.81%の炭酸マグネシウム0.17g、アルミニウム含量が12.49%のクエン酸アルミニウム0.40gとジルコニウム含量が15.10%の炭酸ジルコニウムアンモニウムを温水中に分散させ、クエン酸52gを加えて完全に溶解した。この溶液を115℃で乾燥し、その乾燥物を空気中で300℃で予備焼成の後、400℃で10時間焼成して、擬スピネル構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01(平均粒径(D50)3.9μm、(003)面の2θのピーク19.11度)を得た。
次に、これと、例1において合成した層状岩塩型構造を有するLiCoOとを、3:97の重量比で混合した。
得られた混合物の粉末は、比表面積は1.24m/gであり、平均粒径D50は13.8μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.100であった。この粉末のプレス密度は3.19g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は156mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は96.0%であった。発熱開始温度は171℃であった。
[例4]
例2において合成した、層状岩塩型構造を有するLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01と、例3において合成した、擬スピネル型構造を有するLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01とを97:3の重量比で混合した。
得られた混合物粉末の比表面積は1.40m/gであり、平均粒径D50は13.0μmであった。CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.103であった。この粉末のプレス密度は3.15g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は150mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は97.6%であった。発熱開始温度は170℃であった。
[例5]
コバルト含量が46.54%の炭酸コバルト23.29gとリチウム含量が18.71%の炭酸リチウム6.82gとを、温水中に分散させ、クエン酸52gを加えて炭酸リチウム並びに炭酸コバルトを完全に溶解した。これにアンモニア水を加えpHを10に調節した後、水を加えて145.5gの溶液とした。
例1において合成した層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoO194gに対して、上記の溶液48.5gを混合し、80℃で乾燥した。この乾燥物を300℃で予備焼成した後、酸素含有雰囲気下で、300℃の予備焼成の後、400℃で10時間焼成した。これにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOの表面に、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOが被覆された。
得られた被覆物粉末の比表面積は1.21m/gであり、平均粒径D50は14.0μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.095であった。この粉末のプレス密度は3.23g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は158mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は95.1%であった。発熱開始温度は173℃であった。
[例6]
例2において合成した層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01194gに対して、例5において作製した溶液48.5gを混合し、80℃で乾燥した。乾燥物を300℃の予備焼成の後、400℃で10時間焼成した。これにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01の表面に、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOが被覆された粉末を得た。
得られた粉末の比表面積は1.61m/gであり、平均粒径D50は11.9μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.102であった。この粉末のプレス密度は3.18g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は151mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は97.8%であった。発熱開始温度は174℃であった。
[例7]
コバルト含量が46.54%の炭酸コバルト22.67g、リチウム含量が18.71%の炭酸リチウム6.85gとマグネシウム含量が25.81%の炭酸マグネシウム0.17g、アルミニウム含量が12.49%のクエン酸アルミニウム0.40gとジルコニウム含量が15.10%の炭酸ジルコニウムアンモニウム1.12gを温水中に分散させ、クエン酸52gを加えて完全に溶解した。これにアンモニア水を加えpHを10に調節した後、水を加えて145.5gの溶液とした。
例1において合成した層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoO194gに対して、上記の溶液48.5gを混合し、80℃で乾燥した。この乾燥物を300℃で予備焼成した後、酸素含有雰囲気下で、300℃の予備焼成ののち、400℃で10時間焼成した。これにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOの表面に、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01が被覆された粉末を得た。
得られた粉末の比表面積は1.20m/gであり、平均粒径D50は14.5μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.098であった。この粉末のプレス密度は3.22g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は157mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は96.0%であった。発熱開始温度は173℃であった。
[例8]
コバルト含量が60.80%であるオキシ水酸化コバルト286.68gと、リチウム含量が18.71%である炭酸リチウム10.88gと、アルミニウム含量が34.59%の水酸化アルミニウム2.38gとマグネシウム含量が41.68%の水酸化マグネシウム1.78gとジルコニウム含量が74.03%である酸化ジルコニウム3.76gと、フッ化リチウム3.38gを混合し950℃で12時間焼成し、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.011.9950.005の粉末を得た。
次に、この粉末194gと例7において作製した溶液48.5gを混合し、80℃で乾燥した。この乾燥物を300℃で予備焼成した後、酸素含有雰囲気下で、300℃の予備焼成ののち、400℃で10時間焼成した。これにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.011.9950.005の表面に、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01を被覆した粉末を得た。
得られた粉末の比表面積は1.43m/gであり、平均粒径D50は13.1μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.105であった。この粉末のプレス密度は3.16g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は151mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は97.4%であった。発熱開始温度は175℃であった。
[例9]
例1において合成した層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoO199.6gに対して、例5において作製した溶液3.2gと水を47gを混合し、80℃で乾燥した。この乾燥物を、酸素含有雰囲気下で300℃の予備焼成ののち、400℃で10時間焼成した。これにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOの表面に、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOが被覆した粉末を得た。
得られた粉末の比表面積は0.32m/gであり、平均粒径D50は14.6μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.094であった。この粉末のプレス密度は3.23g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は161mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は94.1%であった。発熱開始温度は167℃であった。
[例10]
例1において合成した層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoO199gに対して、例5において作製した溶液8.1gと水42gを混合し、80℃で乾燥した。この乾燥物を300℃で予備焼成した後、酸素含有雰囲気下で、300℃の予備焼成ののち、400℃で10時間焼成した。これにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOの表面に、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOが被覆された粉末を得た。
得られた粉末の比表面積は0.42m/gであり、平均粒径D50は15.2μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.096であった。この粉末のプレス密度は3.13g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は160mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は95.0%であった。発熱開始温度は168℃であった。
[例11]
例1において合成した層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoO198gに対して、例5において作製した溶液16.2gと水を34gを混合し、80℃で乾燥した。この乾燥物を300℃で予備焼成した後、酸素含有雰囲気下で、300℃の予備焼成ののち、400℃で10時間焼成した。これにより、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOの表面に、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoOが被覆された粉末を得た。
得られた粉末の比表面積は0.51m/gであり、平均粒径D50は14.8μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.099であった。この粉末のプレス密度は3.15g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は160mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は94.9%であった。発熱開始温度は170℃であった。
[例12]比較例
例1において合成した層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物であるLiCoO粉末の評価を行った。
該粉末の比表面積は0.29m/gであり、平均粒径D50は14.2μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.094であった。この粉末のプレス密度は3.06g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は161mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は93.0%であった。
発熱開始温度は162℃であった。
[例13]比較例
例2において合成した層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物LiCo0.97Al0.01Mg0.01Zr0.01粉末の評価を行った。
該粉末の比表面積は0.35m/gであり、平均粒径D50は12.8μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.117であった。この粉末のプレス密度は2.98g/cmであった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は152mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は96.0%であった。
発熱開始温度は163℃であった。
[例14]比較例
コバルト含量が46.54%の炭酸コバルト388.13gとリチウム含量が18.71%の炭酸リチウム113.71gを乳鉢でヘキサンとともに混合し、ヘキサンを乾燥した後、400℃で1週間焼成することで、擬スピネル構造をもつリチウム含有複合酸化物であるLiCoOを得た。
この擬スピネル構造をもつリチウム含有複合酸化物と、例1で合成した層状岩塩構造を有するリチウム含有複合酸化物とを3:97の比で混合した。
得られた混合物の粉末の比表面積は0.96m/gであり、平均粒径D50は14.3μmであり、CuKαを線源とする粉末X線回折において、(110)面の半価幅は0.096であった。25℃2.75〜4.3Vにおける正極電極層の初期重量容量密度は155mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量維持率は94.0%であった。発熱開始温度は164℃であった。

Claims (10)

  1. 層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物との混合物を含むリチウム二次電池用正極材料であって、
    上記リチウム含有複合酸化物が、一般式LiCo(但し、Mは、Co以外の遷移金属元素、Al、Sn及びアルカリ土類金属元素からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を表す。0.9≦p≦1.1、0.97≦x≦1.00、0≦y≦0.03、1.9≦z≦2.1、x+y=1、0≦a≦0.02)で表わされ、かつ、
    上記擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物が、リチウム源、コバルト源、M元素源、及び分子内にカルボン酸基又はカルボン酸基と水酸基とを合計で2つ以上含有するカルボン酸若しくはその塩の水溶液、更に必要に応じてフッ素源を含む水溶液を乾燥し、酸素含有雰囲気下に350℃〜450℃で焼成したものである、
    ことを特徴とするリチウム二次電池用正極材料。
  2. CuKα線を線源とする粉末X線回折によって観測される、六方晶に帰属したときの(003)面のピークについて、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物の2θが19.00度以下に存在し、かつ、擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物の2θが19.00度以上に存在する請求項1に記載のリチウム二次電池用正極材料。
  3. 比表面積が、0.2〜3.0m/gである請求項1又は2に記載のリチウム二次電池用正極材料。
  4. 充電状態の正極の示差走査熱量測定(DSC)の発熱開始温度が165℃以上である請求項1〜3のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
  5. 層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物と擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物との合計に対する擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物の含有量が、0.1〜20重量%である請求項1〜4のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
  6. 擬スピネル型構造を有するリチウム含有複合酸化物が、層状岩塩型構造を有するリチウム含有複合酸化物粒子の表面に被覆されている請求項1〜5のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
  7. 一般式におけるM元素が、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Mg、Sn、Zn、及びAlからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜6のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
  8. カルボン酸の炭素数2〜8を有する請求項1〜7いずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
  9. カルボン酸若しくはその塩の水溶液のpHが2〜12である請求項1〜8のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
  10. カルボン酸が、クエン酸、蓚酸、及び酒石酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜9のいずれかに記載のリチウム二次電池用正極材料。
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