JP4580875B2 - 核酸検出法のためのプライマーの設計方法 - Google Patents
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Description
前記プローブ核酸が、前記FP領域の配列に対して相補的な塩基配列を有するプローブ核酸、前記BPc領域の配列と同じ塩基配列を有するプローブ核酸、前記FP領域の配列と同じ塩基配列を有し、且つ、該FP領域の配列と同じ塩基配列に連続する配列中に含まれる前記F1領域の配列と同じ配列が10塩基以下であるプローブ核酸、及び、前記BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列を有し、且つ、該BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列に連続する配列中に含まれる前記B1c領域の配列と相補的な配列が10塩基以下であるプローブ核酸、からなる群から選択される一種以上のプローブ核酸であり、
前記複数のプライマーが、3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー、前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー、3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー、及び、前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマー、並びに、前記LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc及び/又は前記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcである場合に、前記FP領域と前記F2領域、及び/又は、前記BPc領域と前記B2c領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であるように、且つ、前記FP領域と前記LF領域、及び/又は、前記BPc領域と前記LBc領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であるように、各領域を規定してプライマーを設計することを特徴とするプライマーの設計方法が提供される。
前記プローブ核酸が、前記FP領域の配列に対して相補的な塩基配列を有するプローブ核酸、前記BPc領域の配列と同じ塩基配列を有するプローブ核酸、前記FP領域の配列と同じ塩基配列を有し、且つ、該FP領域の配列と同じ塩基配列に連続する配列中に含まれる前記F1領域の配列と同じ配列が10塩基以下であるプローブ核酸、及び、前記BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列を有し、且つ、該BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列に連続する配列中に含まれる前記B1c領域の配列と相補的な配列が10塩基以下であるプローブ核酸、からなる群から選択される一種以上のプローブ核酸であり、
前記複数のプライマーが、3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー、前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー、3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー、及び、前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマー、並びに、前記LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc及び/又は前記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcである場合に、前記F2領域が前記FP領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、及び/又は、前記B2c領域が前記BPc領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、且つ、前記LF領域が前記FP領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、及び/又は、前記LBc領域が前記BPc領域中の一塩基変異と重複しないように規定してプライマーを設計することを特徴とするプライマーの設計方法が提供される。
1)、(2)の場合と同様の理由により、FP領域とF2領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であるように設計される。また、FP領域とF1領域の重複部分が15塩基未満、より好ましく0塩基となるように設計する。
増幅産物とプローブ核酸とのハイブリダイゼーションは適切な条件下で行う。適切な条件は、増幅産物の種類や構造、検出配列に含まれる塩基の種類、プローブ核酸の種類によって異なる。例えば、イオン強度0.01〜5の範囲で、pH5〜10の範囲の緩衝液中で行う。反応溶液中には、ハイブリダーゼション促進剤である硫酸デキストラン、並びにサケ精子DNA、牛胸腺DNAやEDTAおよび界面活性剤などを添加しても良い。反応温度は、例えば10℃〜90℃の範囲で行い、攪拌や振盪などで反応効率を高めても良い。反応後の洗浄には、例えばイオン強度0.01〜5の範囲で、pH5〜10の範囲の緩衝液を用いればよい。
プローブ核酸にハイブリダイズした増幅産物を検出する方法には、任意の方法を用いることができる。その具体例を以下に述べる。
きる。これらの挿入剤による電気化学発光は、ホタルルシフェリン、デヒドロルシフェリンのようなルシフェリン誘導体、フェニルフェノ−ル、クロロフェノ−ルのようなフェノ−ル類もしくはナフト−ル類のようなエンハンサ−を用いることにより増強することが可能である。
本発明が対象とする検体は特に限定される物ではなく、例えば、個体から採取した血液、血清、白血球、尿、便、精液、唾液、組織、バイオプシー、口腔内粘膜、培養細胞、喀痰等を用いることができる。個体とは、ヒト、ヒト以外の動物及び植物、並びにウィルス、細菌、バクテリア、酵母およびマイコプラズマなどの微生物であってもよい。これら検体試料から核酸成分の抽出を行い、標的核酸の検出試験に供される試料溶液を調製する。抽出方法は特に限定されないが、例えば、市販の核酸抽出方法QIAamp(QIAGEN社製)、スマイテスト(住友金属社製)等を利用することも可能である。
LAMP反応では、インナープライマーからの核酸合成の方が、アウタープライマーからの合成より前に開始される必要があるため、インナープライマーとアウタープライマーの融解温度(Tm)、量比については、それぞれインナープライマーの方が、アウタープライマーと比較して融解温度(Tm)を高く、量比を高く設定することにより、効率的に反応を行うことができる。融解温度(Tm)について詳しくは、(F3‐F3c間の及びB3‐B3c間の融解温度)≦(F2‐F2c間の及びB2‐B2c間の融解温度)≦(F1‐F1c間の及びB1‐B1c間の融解温度)と表すことができる。(F2‐F2c間の及びB2‐B2c間の融解温度)≦(F1‐F1c間の及びB1‐B1c間の融解温度)としたのは、F2またはR2がループ部分にアニールするよりも先にF1‐F1c間の及びB1‐B1c間の分子内アニールを優先的に行わせるためである。量比について詳しくは、インナープライマーの濃度をアウタープライマーの濃度よりも2〜50倍、好ましくは4〜25倍に設定することができる。
LAMP反応で使用される6種のプライマーの鎖長は、10〜100塩基が好ましい。インナープライマーは、2つの領域を結合したプライマーであるが、ここでは各領域の鎖長を示している。10塩基以上とは、プライマーが特異性を維持しながら鋳型にアニールするために必要な長さである。また、あまりにも長い塩基を化学合成で製造するのは困難であることから前記のような鎖長が望ましい。
鎖置換型DNAポリメラーゼには、Bst DNAポリメラーゼ、Bca(exo-)DNAポリメラーゼ、Vent DNAポリメラーゼ、Vent(exo-)DNAポリメラーゼ、DeepVent DNAポリメラーゼ、DeepVent(exo-) DNAポリメラーゼ、などがあげられるが、これ以外にも特許第3313358に記載のDNAポリメラーゼが使用できる。
LAMP反応条件について、温度、pHは使用するDNAポリメラーゼ酵素に従い、その活性が好適となる条件に設定する。また、酵素活性、核酸の融解温度(Tm)調整のために塩類が適宜添加される。例えば、KCl、NaCl、(NH4)2SO4などが挙げられる。さらに、融解温度(Tm)の調整剤としてベタインやDMSOなどが、酵素を保護する成分として、ウシ血清アルブミンや糖類が使用される。詳しくは、特許第3313358を参照されたい。
[実施例1]インナープライマーによる擬陽性信号の検出
<検出配列>
本実施例では、サンプル用核酸としてヒトMTHFR遺伝子を用いた。検出配列は、MTHFR LAMP産物中の1本鎖ループ部分に設計し、且つ、検出配列をFIPプライマーのF2配列と(i)まったく重ならない設計、(ii)5塩基重なる設計、(iii)10塩基重なる設計、(iv)15塩基重なる設計、の計4種の検出配列を設計した(図11)。
(ii)GGGGGAGGAGCTGACCAG
(iii)ATGTGGGGGGAGGAGCTG
(iv)TGAAGATGTGGGGGGAGG
<プライマー>
本実施例で用いた合成ヌクレオチドプライマーを以下に示した。また図11に、ヒトMTHFR遺伝子における各プライマーの配列部分を示した。ここで、FIPプライマーはF1c部分とF2部分とを含み、BIPプライマーはB1c部分とB2部分とを含む。それらの間は任意の配列を挿入してもよいし、挿入しなくてもよい。なお図11においては、F領域ではcが付加された部分(即ちF1c)は図11に示した配列の逆鎖を用い、反対にB領域ではcが付加されない部分(即ちB2及びB3)が図11に示した配列の逆鎖を用いることを意味する。
MTHFR FIPプライマー CGGTTTGGTTCTCCCGAGAG(F1c)-GCTGCTGAAGATGTGGGGGG(F2)
MTHFR B3プライマー GCACAGGATGGGGAAGTC
MTHFR BIPプライマー GTGAGTGATGCTGGAGTGGG(B1c)-AGCTGGGGTCAGGCC(B2)
以下に示す条件により調製したヒトゲノム又はマウスゲノムを鋳型とするLAMP反応液を、金電極上に固定化したプローブ核酸とハイブリダイゼーションさせた。その後、該LAMP増幅産物中に存在する検出配列を、電流検出方式を用いて検出した。
Bst DNA ポリメラーゼ 1μL
バッファー 12.5μL
Tris・HCl pH8.0 40mM
KCl 20mM
MgSO4 16mM
(NH4)2SO4 20mM
Tween20 0.2%
Betaine 1.6M
DNTP 2.8mM
F3-プライマー(10μM) 0.5μL
B3-プライマー(10μM) 0.5μL
FIP-プライマー(20μM) 2μL
BIP-プライマー(20μM) 2μL
30 ng/μl 鋳型 (精製ヒトゲノム又は精製マウスゲノム) 1μL
総量 25μL
ヒトゲノム、マウスゲノムの2種類の鋳型と、コントロールとしてゲノムの代わりに滅菌超純粋を添加したものを用い、上記で示した組成のLAMP反応液で63℃、120分反応させた。増幅産物について、アガロース電気泳動で確認したところ、ヒトゲノムを鋳型に増幅した産物については、増幅に伴うバンドが確認できたが、マウスゲノムを鋳型に増幅した産物、ゲノムの代わりに滅菌超純粋を添加した産物については増幅バンドが得られなかった。増幅後の溶液についても、ヒトゲノムを鋳型に増幅した産物については、白色沈殿がみられたが、マウスゲノムを鋳型に増幅した産物、ゲノムの代わりに滅菌超純粋を添加した産物については白色沈殿が見られなかった。白色沈殿とは、LAMP増幅が達成されると、増幅の過程で生成される副産物、ピロリン酸マグネシウムにより溶液中に見られる現象である。
プローブ核酸の塩基配列を以下に示す。
ポジティブ プローブ(i)CACTTTCTTCACTGGTCAGCTCCT
ポジティブ プローブ(ii)CTGGTCAGCTCCTCCCCC
ポジティブ プローブ(iii)CAGCTCCTCCCCCCACAT
ポジティブ プローブ(iv)CCTCCCCCCACATCTTCA
ポジティブ プローブ(i)(ii)(iii)(iv)は、5’SH修飾のマイナス鎖プローブを用いた。ネガティブ プローブは、MTHFR遺伝子配列とは無関係な配列を示す5’SH修飾のプローブを使用した。
1−3電極 ネガティブ プローブ
4−6電極 ポジティブ プローブ(i)
7−9電極 ポジティブ プローブ(ii)
10-12電極 ポジティブ プローブ(iii)
13-15電極 ポジティブ プローブ(iv)
<LAMP反応溶液の調製およびハイブリダイゼーション>
反応液は、上記の組成で調整したヒトゲノムを鋳型に増幅した産物、マウスゲノムを鋳型に増幅した産物、ゲノムの代わりに滅菌超純粋を添加した産物、計3種類に終濃度2×SSCの塩を添加した。また、コントロールとして終濃度2×SSCのみの溶液も調製した。これらの溶液を上記で作製したプローブ核酸固定化電極基板上にスポットし、35℃で60分間静置することによってハイブリダイゼーション反応を行った。その後、超純水で軽く洗浄した。挿入剤であるヘキスト33258溶液を50μM含むリン酸緩衝液中に、この電極を15分間浸漬した後、ヘキスト33258分子の酸化電流応答を測定した。
図12に示すように、コントロールである2×SSC溶液からは、ネガティブプローブ(NP)を固定化した電極からの電流値と比較し、ポジティブプローブ(i)〜(iv)を固定化した電極からの信号増加は見られなかった。一方、ヒトゲノムを鋳型に増幅した産物からは、ポジティブプローブ(i)〜(iv)の全てからハイブリダイズに伴う信号が検出された。
<検出配列>
本実施例では、実施例1と同じくサンプル用核酸としてヒトMTHFR遺伝子を用いた。検出配列は、MTHFR LAMP産物中の1本鎖ループ部分に設計した。検出配列は、ループプライマーLFcの配列と(v)まったく重ならない設計、(vi)5塩基重なる設計、(vii)10塩基重なる設計、(viii)15塩基重なる設計、計4種の検出配列を設計した(図13)。
(vi)GACACTTTCTTCACTGGTCAG
(vii)TCAAAGACACTTTCTTCACTG
(viii)AGACTTCAAAGACACTTTCTT
1)<プライマー>
本実施例で用いた合成ヌクレオチドプライマーを以下に示した。また図13に、ヒトMTHFR遺伝子における各プライマーの配列部分を示した。ここで、FIPプライマーはF1c部分とF2部分とからなり、BIPプライマーはB1c部分とB2部分とからなる。配列部分の表記方法は実施例1と同様である。
MTHFR FIPプライマー CGGTTTGGTTCTCCCGAGAG(F1c)-GCTGCTGAAGATGTGGGGGG(F2)
MTHFR B3プライマー GCACAGGATGGGGAAGTC
MTHFR BIPプライマー GTGAGTGATGCTGGAGTGGG(B1c)--AGCTGGGGTCAGGCC(B2)
MTHFR LFcプライマー GTAAAGAACAAAGACTTCAAAGACAC
MTHFR LBcプライマー CCCTGGTTCATCCCCTG
以下に示す条件により調製したヒトゲノムまたはマウスゲノムを鋳型とするLAMP反応液を、金電極上に固定化したプローブ核酸とハイブリダイゼーションさせた。その後、該増幅産物中に存在する検出配列を電流検出方式を用いて検出した。
Bst DNA ポリメラーゼ 1μL
バッファー 12.5μL
Tris・HCl pH8.0 40mM
KCl 20mM
MgSO4 16mM
(NH4)2SO4 20mM
Tween20 0.2%
Betaine 1.6M
DNTP 2.8mM
F3-プライマー(10μM) 0.5μL
B3-プライマー(10μM) 0.5μL
FIP-プライマー(20μM) 2μL
BIP-プライマー(20μM) 2μL
LFcプライマー (10μM) 2μL
LBcプライマー (10μM) 2μL
30ng/μl 鋳型 (purified ヒトゲノム or purified マウスゲノム) 1μL
総量 25μL
ヒトゲノム、マウスゲノムの2種類の鋳型と、増幅のコントロールとしてゲノムの代わりに滅菌超純粋を添加したものを用いた。図14(A)は、4種の基本的なプライマー(F3-プライマー、B3-プライマー、FIP-プライマー、BIP-プライマー)に加えて2種のループプライマー(LFcプライマー、LBcプライマー)を2)に記載の組成の通りに用いた。図14(B)は、6種類のプライマーからLFcプライマーのみを除いた5種類のプライマーを上記に記載の組成の通りに添加し、LFcプライマーの変わりに滅菌水を添加した。図14(C)は、6種類のプライマーからLFcプライマー及びLBcプライマーを除いた4種類のプライマーを上記に記載の組成の通りに添加し、LFcプライマー及びLBcプライマーの変わりに滅菌水を添加した。
プローブ核酸の塩基配列を以下に示す。
ポジティブ プローブ(v)AGGAGCTGACCAGTGAAGAAA
ポジティブ プローブ(vi)CTGACCAGTGAAGAAAGTGTC
ポジティブ プローブ(vii)CAGTGAAGAAAGTGTCTTTGA
ポジティブ プローブ(viii)AAGAAAGTGTCTTTGAAGTCT
ポジティブプローブ(v)〜(viii)は、5’SH修飾のプラス鎖プローブを用いた。ネガティブプローブについては、MTHFR遺伝子配列とは無関係な配列を示す5’SH修飾のプローブを使用した。プローブの金電極への固定化は、実施例1と同様の方法で行った。
1−3電極 ネガティブ プローブ
4−6電極 ポジティブ プローブ(v)
7−9電極 ポジティブ プローブ(vi)
10-12電極 ポジティブ プローブ(vii)
13-15電極 ポジティブ プローブ(viii)
反応液は、鋳型としてヒトゲノム、マウスゲノム、ゲノムの代わりに滅菌超純粋を添加したもの3種類それぞれに対して上記に示したA、B及びCの3種類のプライマーセットを用いて63℃で120分増幅した。増幅後、それぞれの反応液に終濃度2×SSCの塩を添加した。また、コントロールとして2×SSCの塩のみの溶液も調製した。これらの溶液を上記で作製したプローブ核酸固定化電極基板上にスポットし、35℃で60分間静置することによってハイブリダイゼーション反応を行った。その後、電気化学測定は実施例1と同様の方法で行った。
図14に示すように、コントロールである2×SSC溶液からは、ネガティブプローブを固定化した電極からの電流値と比較した、ポジティブプローブ(v)(vi)(vii)(viii)を固定化した電極からの信号増加は見られなかった。一方、ヒトゲノムを鋳型に増幅した産物からは、ポジティブプローブ(v)(vi)(vii)(viii)からハイブリに伴う信号が検出された。
<検出配列>
本実施例では、実施例2と同じくサンプル用核酸として、ヒトMTHFR遺伝子を用いた。検出配列は、MTHFR LAMP産物中の1本鎖ループ部分に設計し、且つ、検出配列の相補鎖となる配列がループプライマーLFc配列と(ix)まったく重ならない設計、(x)5塩基重なる設計、(xi)10塩基重なる設計、(xii)15塩基重なる設計、の計4種の検出配列を設計した(図13)。実施例3で使用する検出配列は実施例2の場合とは、逆鎖(即ち、相補的な配列で向きが逆)の関係となる。
(x)CTGACCAGTGAAGAAAGTGTC
(xi)CAGTGAAGAAAGTGTCTTTGA
(xii)AAGAAAGTGTCTTTGAAGTCT
実施例2で使用したものと同様のプライマーを用いた。
以下に示す条件により調製したヒトゲノムを鋳型とするLAMP反応液を、金電極上に固定化したプローブ核酸とハイブリダイゼーションさせた。その後、該LAMP増幅産物中に存在する検出配列を電流検出方式を用いて検出した。LAMP反応溶液は実施例2の反応液と同様の組成にした。
ヒトゲノムを鋳型とし、A.6種のプライマーを添加したLAMP反応液と、B.LFcプライマーのみ添加せず、残りの5種のプライマーを添加したLAMP反応液、C.LFc及びLBcプライマーを添加せず残りの4種のプライマーを添加したLAMP反応液とした。これらを63℃の反応液中で30分、60分、90分、120分反応させた。増幅産物については、アガロース電気泳動で確認した。さらに、LAMP反応液調製時にゲノムの代わりに滅菌超純粋を添加した溶液についても同時に電気泳動し、コンタミネーションが起きていないかを確認した。
プローブ核酸の塩基配列を以下に示す。
ポジティブ プローブ(ix)TTTCTTCACTGGTCAGCTCCT
ポジティブ プローブ(x)GACACTTTCTTCACTGGTCAG
ポジティブ プローブ(xi)TCAAAGACACTTTCTTCACTG
ポジティブ プローブ(xii)AGACTTCAAAGACACTTTCTT
ポジティブ プローブについては、3’SH修飾のマイナス鎖プローブを用いた。
1−3電極 ネガティブ プローブ
4−6電極 ポジティブ プローブ(ix)
7−9電極 ポジティブ プローブ(x)
10-12電極 ポジティブ プローブ(xi)
13-15電極 ポジティブ プローブ(xii)
反応液は、ヒトゲノムを鋳型とし、上記に示したA及びBのプライマーセットで63℃で30分及び60分増幅反応させた。この増幅産物について電気泳動したところ、30分増幅させた産物についてはA及びBのプライマーセットは何れも、60分増幅させた産物と比較して増幅バンドが薄かった。この結果より、30分増幅させた産物については、飽和増幅に達していないことが確認された。
図16に示すように、60分反応と30分反応のBの増幅産物については、ポジティブ プローブ(ix)(x)(xi)(xii)を固定化した電極よりほぼ同程度の信号増加が認められた。一方、60分反応と30分反応のAの増幅産物について、検出配列がループプライマーLFcの配列と15塩基重なるポジティブ プローブ(xii)の信号増加は、60分反応のものと比較して30分反応のものが低かった。さらに、10塩基重なるポジティブ プローブ(xi)、5塩基重なるポジティブ プローブ(x)、0塩基重なるポジティブ プローブ(ix)と重複部分を少なくすることにより60分反応の信号増加と30分反応の信号増加はほぼ同程度となった。
本実施例では、サンプル用核酸として、ヒト遺伝子N-アセチルトランスフェラーゼ2 (NAT2)を用い、NAT2遺伝子内に存在する857G/A一塩基変異を検出した(図18)。ヒトゲノムの鋳型は、シークエンスの結果より857G/Gホモ型、857A/Aホモ型、857G/Aヘテロ型とそれぞれ判明しているものを用いた。一塩基変異を含む検出配列は、NAT2 LAMP産物中の1本鎖ループ部分に設計し、以下に示す条件によりLAMP増幅させた産物を金電極上に固定化したプローブ核酸とハイブリダイゼーションさせた。洗浄を行った後、該LAMP増幅産物中に存在する検出配列を電流検出方式を用いて検出した。
(xiii)ATAGTAAGGGATCCATCACCAGG
(xiv)AAATAGTAAGGGATTCATCACCAGGT
NAT2 F3プライマー GTGGGCTTCATCCTCAC
NAT2 FIPプライマー AGCACTTCTTCAACCTCTTCCTC(F1c)-TAAAGACAATACAGATCTGGTCG(F2)
NAT2 B3プライマー TGATAATTAGTGAGTTGGGTGAT
NAT2 BIPプライマー GGGGAGAAATCTCGTGCCCAA(B1c)−GGGTTTATTTTGTTCCTTATTC(B2)
NAT2 LFcプライマー AGTGAGAGTTTTAAACTCGACC
NAT2 LBc Gプライマー CTGGTGATGGATCCCTTAC
NAT2 LBc Aプライマー CCTGGTGATGAATCCCTTAC
一塩基変異部位にループプライマーを設計したLBGプライマーとLBAプライマーについては、Tm値が同程度となるように鎖長を調整した。
実施例2と同様の組成で行った。LBcプライマーについて、LBc GプライマーとLBc Aプライマーの両プライマーを使用する場合は、LBc GプライマーとLBc Aプライマーの濃度を各々半分にした。
(D)857G/Gホモ型、(E)857A/Aホモ型を鋳型として、3種のループプライマーを除いた4種のプライマーを添加した反応液を調製した。
また、ヒトゲノム857G/Aヘテロ型を鋳型として、次の(F)〜(I)の反応液を調製した。(F)全てのループプライマーを含む7種のプライマーを添加、(G)LBc Aプライマーを除く6種のプライマーを添加、(H)LcB GプライマーとLBc Aプライマーを除く5種のプライマーを添加、(I)3種のループプライマー(LFc、LBc G、LBc Aプライマー)を除く4種のプライマーを添加。それぞれの反応液を63℃の反応液中で30分、60分、90分、120分反応させた。
プローブ核酸の塩基配列を以下に示す。
(xiii)ポジティブ G プローブ CCTGGTGATGGATCCCTTACTAT
(xiv)ポジティブ A プローブ ACCTGGTGATGAATCCCTTACTATTT
ポジティブプローブについては、3’SH修飾のプラス鎖プローブを用いた。ネガティブプローブについては、NAT2遺伝子配列とは無関係な配列3’SH修飾のプローブを使用した。プローブの金電極への固定化は、実施例1と同様の方法で行った。スポットも同様に、同一プローブについて、3電極ずつ割り当てた。
1−3電極 ネガティブ プローブ
4−6電極 ポジティブ G プローブ
7−9電極 ポジティブ A プローブ
63℃で60分反応させた増幅産物D、E、F、G、H、Iおよび、増幅産物DとEを半量ずつ混合したものD+Eに、終濃度2×SSCの塩を添加した。またコントールとして2×SSCのみの溶液も調整した。これらの溶液を、金電極上に固定化したプローブ核酸と55℃で20分ハイブリダイゼーションさせた。その後、0.2×SSCのバッファーで45℃、20分洗浄し、超純水で軽く洗浄した。この電極を挿入剤であるヘキスト33258溶液を50μM含むリン酸緩衝液中に15分間浸漬した後、ヘキスト33258分子の酸化電流応答を測定した。
図19に示すように、D.857G/Gホモ型、E.857A/Aホモ型を鋳型とし、ループプライマーを用いなかったLAMP産物は、それぞれGプローブまたはAプローブからの信号増加が認められた。また、DとEを混合し、人工的にヘテロ様の産物を作製したD+E産物については、Gプローブ、Aプローブ両方からほぼ同程度の信号増加が認められた。
Claims (10)
- 標的核酸を複数のプライマーを用いて増幅させた増幅産物を、プローブ核酸とハイブリダイズさせることによって検出する方法に用いられる前記プライマーの設計方法であって、
前記標的核酸が、5’末端側から順にF3領域、F2領域及びF1領域、及び3’末端側から順にB3c領域、B2c領域及びB1c領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてFP領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてBPc領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてLF領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてLBc領域を有し、
前記プローブ核酸が、
前記FP領域の配列に対して相補的な塩基配列を有するプローブ核酸、
前記BPc領域の配列と同じ塩基配列を有するプローブ核酸、
前記FP領域の配列と同じ塩基配列を有し、且つ、該FP領域の配列と同じ塩基配列に連続する配列中に含まれる前記F1領域の配列と同じ配列が10塩基以下であるプローブ核酸、及び、
前記BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列を有し、且つ、該BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列に連続する配列中に含まれる前記B1c領域の配列と相補的な配列が10塩基以下であるプローブ核酸、
からなる群から選択される一種以上のプローブ核酸であり、
前記複数のプライマーが、3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー、前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー、3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー、及び、前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマー、並びに、前記LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc及び/又は前記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcである場合に、
前記FP領域と前記F2領域、及び/又は、前記BPc領域と前記B2c領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であるように、且つ、前記FP領域と前記LF領域、及び/又は、前記BPc領域と前記LBc領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であるように、各領域を規定してプライマーを設計することを特徴とするプライマーの設計方法。 - 標的核酸を複数種のプライマーを用いて増幅させ増幅産物を得る工程と、
前記増幅産物をプローブ核酸とハイブリダイズさせることにより前記標的核酸を検出する工程とを具備する標的核酸の検出方法であって、
前記標的核酸が、5’末端側から順にF3領域、F2領域及びF1領域を有し、3’末端側から順にB3c領域、B2c領域及びB1c領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてFP領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてBPc領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてLF領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてLBc領域を有し、
前記プローブ核酸が、
前記FP領域の配列に対して相補的な塩基配列を有するプローブ核酸、
前記BPc領域の配列と同じ塩基配列を有するプローブ核酸、
前記FP領域の配列と同じ塩基配列を有し、且つ、該FP領域の配列と同じ塩基配列に連続する配列中に含まれる前記F1領域の配列と同じ配列が10塩基以下であるプローブ核酸、及び、
前記BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列を有し、且つ、該BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列に連続する配列中に含まれる前記B1c領域の配列と相補的な配列が10塩基以下であるプローブ核酸、
からなる群から選択される一種以上のプローブ核酸であり、
前記複数のプライマーが、3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー、前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー、3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー、及び、前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマー、並びに、前記LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc及び/又は前記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcである場合に、
前記FP領域と前記F2領域、及び/又は、前記BPc領域と前記B2c領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であり、且つ、前記FP領域と前記LF領域、及び/又は、前記BPc領域と前記LBc領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であることを特徴とする、標的核酸の検出方法。 - 前記プローブ核酸が固相基体に固定されたことを特徴とする、請求項2に記載の検出方法。
- 前記固相基体がDNAチップであることを特徴とする、請求項3に記載の検出方法。
- 一塩基変異を含む標的核酸を複数のプライマーを用いて増幅させ、該増幅産物をプローブ核酸とハイブリダイズさせることによって該一塩基変異を検出する方法に用いられる、前記プライマーの設計方法であって、
前記標的核酸が、5’末端側から順にF3領域、F2領域及びF1領域、及び3’末端側から順にB3c領域、B2c領域及びB1c領域を有し、さらに、前記一塩基変異を含むFP領域を前記F2領域からF1領域にかけての部分において、及び/又は、前記一塩基変異を含むBPc領域を前記B2c領域からB1c領域にかけての部分において有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてLF領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてLBc領域を有し、
前記プローブ核酸が、
前記FP領域の配列に対して相補的な塩基配列を有するプローブ核酸、
前記BPc領域の配列と同じ塩基配列を有するプローブ核酸、
前記FP領域の配列と同じ塩基配列を有し、且つ、該FP領域の配列と同じ塩基配列に連続する配列中に含まれる前記F1領域の配列と同じ配列が10塩基以下であるプローブ核酸、及び、
前記BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列を有し、且つ、該BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列に連続する配列中に含まれる前記B1c領域の配列と相補的な配列が10塩基以下であるプローブ核酸、
からなる群から選択される一種以上のプローブ核酸であり、
前記複数のプライマーが、3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー、前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー、3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー、及び、前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマー、並びに、前記LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc及び/又は前記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcである場合に、
前記F2領域が前記FP領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、及び/又は、前記B2c領域が前記BPc領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、且つ、前記LF領域が前記FP領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、及び/又は、前記LBc領域が前記BPc領域中の一塩基変異と重複しないように規定してプライマーを設計することを特徴とするプライマーの設計方法。 - 一塩基変異を含む標的核酸を複数種のプライマーを用いて増幅させ増幅産物を得る工程と、
前記増幅産物をプローブ核酸とハイブリダイズさせることにより前記標的核酸の一塩基変異を検出する工程とを具備する一塩基変異の検出方法であって、
前記標的核酸が、5’末端側から順にF3領域、F2領域及びF1領域を有し、3’末端側から順にB3c領域、B2c領域及びB1c領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分において一塩基変異を含むFP領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分において一塩基変異を含むBPc領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてLF領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてLBc領域を有し、
前記プローブ核酸が、
前記FP領域の配列に対して相補的な塩基配列を有するプローブ核酸、
前記BPc領域の配列と同じ塩基配列を有するプローブ核酸、
前記FP領域の配列と同じ塩基配列を有し、且つ、該FP領域の配列と同じ塩基配列に連続する配列中に含まれる前記F1領域の配列と同じ配列が10塩基以下であるプローブ核酸、及び、
前記BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列を有し、且つ、該BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列に連続する配列中に含まれる前記B1c領域の配列と相補的な配列が10塩基以下であるプローブ核酸、
からなる群から選択される一種以上のプローブ核酸であり、
前記複数のプライマーが、3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー、前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー、3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー、及び、前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマー、並びに、前記LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc及び/又は前記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcである場合に、
前記F2領域が前記FP領域中の一塩基変異と重複しないこと、及び/又は、前記B2c領域が前記BPc領域中の一塩基変異と重複しないこと、且つ、前記LF領域が前記FP領域中の一塩基変異と重複しないこと、及び/又は、前記LBc領域が前記BPc領域中の一塩基変異と重複しないことを特徴とする、一塩基変異の検出方法。 - 前記プローブ核酸が固相基体に固定されたことを特徴とする、請求項6に記載の一塩基変異の検出方法。
- 前記固相基体がDNAチップであることを特徴とする、請求項7に記載の一塩基変異の検出方法。
- 標的核酸を複数のプライマーを用いて増幅させた増幅産物を、プローブ核酸とハイブリダイズさせることによって検出する検出方法に用いられるアッセイキットであって、
前記標的核酸が、5’末端側から順にF3領域、F2領域及びF1領域を有し、3’末端側から順にB3c領域、B2c領域及びB1c領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてFP領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてBPc領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてLF領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてLBc領域を有し、
前記プローブ核酸が、
前記FP領域の配列に対して相補的な塩基配列を有するプローブ核酸、
前記BPc領域の配列と同じ塩基配列を有するプローブ核酸、
前記FP領域の配列と同じ塩基配列を有し、且つ、該FP領域の配列と同じ塩基配列に連続する配列中に含まれる前記F1領域の配列と同じ配列が10塩基以下であるプローブ核酸、及び、
前記BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列を有し、且つ、該BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列に連続する配列中に含まれる前記B1c領域の配列と相補的な配列が10塩基以下であるプローブ核酸、
からなる群から選択される一種以上のプローブ核酸であり、
前記複数のプライマーが、3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー、前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー、3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー、及び、前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマー、並びに、前記LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc及び/又は前記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcである場合に、
前記FP領域と前記F2領域、及び/又は、前記BPc領域と前記B2c領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であるように各領域を規定し、且つ、前記FP領域と前記LF領域、及び/又は、前記BPc領域と前記LBc領域が、少なくとも10塩基以上の非重複部分を有し且つ重複部分が10塩基以下であるように各領域を規定して設計された各プライマー、バッファー、鎖置換型DNAポリメラーゼ、及びdNTPを具備するアッセイキット。 - 一塩基変異を含む標的核酸を複数のプライマーを用いて増幅させ、該増幅産物をプローブ核酸とハイブリダイズさせることによって該一塩基変異を検出する方法に用いられる、アッセイキットであって、
前記標的核酸が、5’末端側から順にF3領域、F2領域及びF1領域を有し、3’末端側から順にB3c領域、B2c領域及びB1c領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分において一塩基変異を含むFP領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分において一塩基変異を含むBPc領域を有し、さらに、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてLF領域を、及び/又は、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてLBc領域を有し、
前記プローブ核酸が、
前記FP領域の配列に対して相補的な塩基配列を有するプローブ核酸、
前記BPc領域の配列と同じ塩基配列を有するプローブ核酸、
前記FP領域の配列と同じ塩基配列を有し、且つ、該FP領域の配列と同じ塩基配列に連続する配列中に含まれる前記F1領域の配列と同じ配列が10塩基以下であるプローブ核酸、及び、
前記BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列を有し、且つ、該BPc領域の配列に対して相補的な塩基配列に連続する配列中に含まれる前記B1c領域の配列と相補的な配列が10塩基以下であるプローブ核酸、
からなる群から選択される一種以上のプローブ核酸であり、
前記複数のプライマーが、3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー、前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー、3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー、及び、前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマー、並びに、前記LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc及び/又は前記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcである場合に、
前記F2領域が前記FP領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、及び/又は、前記B2c領域が前記BPc領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、且つ、前記LF領域が前記FP領域中の一塩基変異と重複しないように規定し、及び/又は、前記LBc領域が前記BPc領域中の一塩基変異と重複しないように規定して設計された各プライマー、バッファー、鎖置換型DNAポリメラーゼ、及びdNTPを具備するアッセイキット。
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