JP4569153B2 - 積層型圧電素子及び、その製造方法 - Google Patents

積層型圧電素子及び、その製造方法 Download PDF

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Description

本発明は,品質が高く、かつ、効率良く製造し得る積層型圧電素子及び、その製造方法に関する。
従来、積層型圧電素子を製造するに当たっては、例えば、セラミックス原料層と、電極材料層とを交互に積層した中間積層体を焼成し、セラミック層と内部電極層とが交互に積層されたセラミック積層体を作製していた。そしてその後、このセラミック積層体の外側面に一対の外部電極を接合して積層型圧電素子を完成するに当たっては、セラミック積層体の外周面を研磨等する場合がある(例えば、特許文献1参照。)。焼成後のセラミック積層体の外周面を研磨する目的の1つは、セラミック層の外周面に付着した電極材料の焼成物を除去したり、内部電極層の外周面に付着したセラミック原料の焼成物を除去することである。セラミック層の外周面に付着した電極材料等は、積層型圧電素子の電気的な内部リークを招来するおそれがあり、内部電極層の外周面に付着したセラミック材料は、外部電極と内部電極層との電気的な接続不良を招来するおそれがある。
特開2003−197998号公報
しかしながら、上記従来の積層型圧電素子及び、その製造方法では、次のような問題がある。すなわち、上記のごとく焼成後のセラミック積層体の外周面を機械的に研磨等すると、セラミック積層体の外周面にマイクロクラック等を生じ、セラミック積層体の品質を低下させ、このセラミック積層体を用いて製造した積層型圧電素子の性能や、耐久性等を著しく低下させるおそれがあるという問題がある。一方、加工速度を十分に遅く設定すれば、マイクロクラックの発生を抑制し得るが、この場合には、生産効率を向上するのが難しくなるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、信頼性が高く、優れた品質のセラミック積層体を用いて構成した積層型圧電素子及び、その製造方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、 セラミック層と導電性を有する内部電極部を含む内部電極層とを交互に積層してなるセラミック積層体と、該セラミック積層体の外周面に形成した一対の接合面にそれぞれ導電性材料を介して接合した一対の外部電極とを有すると共に上記セラミック積層体の外周面を絶縁性モールド樹脂により被覆してなる積層型圧電素子において、
上記内部電極層において、上記内部電極部の外周端部は上記セラミック積層体の外周面から内方に控えており、上記内部電極部の上記外周端部の外周側には、上記セラミック積層体の外周面における周方向の少なくとも一部に外周面から内方に凹む凹み部を設け、
上記セラミック層において、上記セラミック積層体の外周面における周方向の少なくとも一部に外周面から内方に向けて溝状に凹む溝状部を設け、
上記凹み部と上記溝状部とが一体化した部位を設けて、上記内部電極部の上記外周端部と積層方向の面である積層面との両方を露出する溝形状を形成していることを特徴とする積層型圧電素子にある(請求項1)。
上記第1の発明の積層型圧電素子における上記セラミック積層体では、その外周面から溝状に凹む溝状部が、上記各内部電極層の積層面に隣接するように周方向の少なくとも一部に形成されている。
そのため、上記積層型圧電素子では、例えば、絶縁性モールド樹脂等により上記セラミック積層体の外周面を被覆するような場合には、上記溝状部に上記絶縁性モールド樹脂を食い込ませることができる。それ故、該絶縁性モールド樹脂を強固に保持でき、剥離等により電気的な絶縁性が低下するおそれを抑制できる。また、例えば、導電性を有する導電性材料等を介して上記内部電極層と上記外部電極との電気的な接続を確保する場合には、上記導電性材料が上記溝状部に食い込むように接合することで、上記内部電極層に対して上記導電性材料を強固に保持でき、その電気的な接続信頼性を向上することができる。
このように、上記セラミック積層体は、その外周面の上記溝状部に導電性材料や絶縁性材料を強固の保持できるため、上記溝状部のないセラミック積層体と比べて、電気的な信頼性を確保し易いものである。
以上のように、上記第1の発明の積層型圧電素子は、外周面に上記溝状部を形成した上記セラミック積層体を用いて構成してあるため、電気的な信頼性が高い優れた品質を有するものとなる。
第2の発明は、第1の発明の積層型圧電素子を製造する方法において、
セラミックス原料よりなるシート片を得るための打ち抜き領域を含むグリーンシートを形成するグリーンシート形成工程と、
上記打ち抜き領域における上記凹み部を形成する縁部の外縁から内方に控えた電極材料配設領域に、上記内部電極部を形成するための電極材料を印刷する電極配設工程と、
該電極配設工程を行った後、上記打ち抜き領域における上記溝状部を形成する縁部の外縁から内方に控えた接着材料配設領域に、上記シート片同士を接着する接着材料を印刷する接着材配設工程と、
上記グリーンシートから上記打ち抜き領域を打ち抜いて上記シート片を得る打ち抜き工程と、
打ち抜いた上記シート片を積層して上記中間積層体を形成する積層工程と、
上記中間積層体を焼成して上記セラミック積層体を得る焼成工程とを行うことを特徴とする積層型圧電素子の製造方法にある(請求項7)。
上記第2の発明の積層型圧電素子の製造方法における上記接着材配設工程では、上記打ち抜き領域における上記溝状部を形成する外縁部から内方に控えた上記接着材料配設領域に上記接着材料を印刷する。その後、上記積層工程と上記焼成工程とを実施して上記積層型圧電素子を得る。
以上のように、上記積層型圧電素子の製造方法によれば、溝状に凹む上記溝状部が、上記内部電極層の積層面に沿って周方向の少なくとも一部に形成された上記セラミック積層体を用いた上記積層型圧電素子を効率良く製造できる。
上記第1の発明においては、上記内部電極層は、導電性を有する内部電極部と、該内部電極部の外周端部が上記セラミック積層体の外周面から内方に控えてなり、上記溝状部と積層方向に隣接する凹み部とを有している
この場合には、上記セラミック積層体の外周面に上記凹み部を露出させることで、上記内部電極部の外周端部を上記セラミック積層体の外周面から内方に控えて配置できる。そして、上記セラミック積層体では、上記溝状部に積層方向に隣接して、一体の溝形状をなすように上記凹み部を形成してある。
そのため、上記積層型圧電素子では、例えば、絶縁性モールド皮膜等により上記セラミック積層体の外周面を被覆するような場合には、上記凹み部及び上記溝状部に、一体的に上記絶縁性モールド皮膜の材料を充填することで、電気的な絶縁性を確実できる。さらに、上記凹み部及び上記溝状部に、一体的に上記絶縁性モールド皮膜を食い込ませることで、剥離等のおそれを抑制できる。このように、上記セラミック積層体は、その外周面に、上記溝状部と一体をなす上記凹み部を形成してあるので、上記凹み部及び上記溝状部を一体的に形成してないセラミック積層体と比べてその外周面における電気的な絶縁性を確保するのが容易である。
さらに、上記凹み部及び上記溝状部を有する上記セラミック積層体では、例えば、上記外部電極と上記内部電極部とを電気的に接続するための導電性材料の一部を上記凹み部及び上記溝状部に、一体的に充填することができる。上記凹み部及び上記溝状部の内部に、一体的に上記導電性材料の一部を食い込まると、上記セラミック積層体の外周面に上記導電性材料を強固に保持でき、該導電性材料を介した上記外部電極と上記内部電極部との電気的な接続信頼性を高くすることができる。
以上のように上記凹み部と上記溝状部とを一体的に形成した上記セラミック積層体では、絶縁性や電気的な接続等を確保するのが容易であり、該セラミック積層体を用いて構成した上記積層型圧電素子は、電気的な信頼性の高いものとなる。
また、上記セラミック積層体の外周面からの上記凹み部の深さは、10μm以上180μm以下であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記セラミック積層体の積層強度や、積層精度等を低下させるおそれ少なく、上記セラミック積層体の外周面に上記凹み部を形成できる。
また、上記溝状部及び上記凹み部は、上記内部電極層の外周全周に渡って配設してあることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記セラミック積層体は、外周面全周に渡って、電気的な絶縁性の確保が容易となる。そして、このセラミック積層体を用いて構成した上記積層型圧電素子は、電気的な信頼性の高い、優れた品質を呈するものとなる。
また、上記内部電極層は、上記一対の接合面のうちのいずれか一方に、上記セラミック積層体の外周面から上記内部電極部の外周端部が控えて位置してなると共に、上記セラミック層と略同一組成のセラミックス材料よりなる控え部を有してなり、
上記一対の接合面のうちの一方の接合面において上記凹み部を露出している一層おきの上記内部電極層は、他方の接合面において上記控え部を有してなり、かつ、上記他方の接合面において上記凹み部を露出している一層おきの上記内部電極層は、上記一方の接合面において上記控え部を有してなることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記一対の接合面において、上記一層おきの上記内部電極層の上記内部電極部の外周端部を上記控え部により覆うことで、一層おきの上記内部電極部のみと電気的に接続されるよう、上記各接合面に上記外部電極を接合することが容易になる。そして、上記積層型圧電素子にあっては、さらに、電気的な信頼性の優れたものとなる。
また、上記各内部電極層の上記凹み部は、上記控え部を形成した側の上記接合面を除く上記セラミック積層体の外周面の全面に渡って形成してあることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記一方の接合面では、上記控え部により上記内部電極部を覆うことで、該内部電極部と上記一方の外部電極との電気的な絶縁性を確実に確保できると共に、上記一方の接合面を除く上記セラミック積層体の外周面では、上記凹み部及び上記溝状部とを活用して電気的な信頼性を確保することが容易である。
また、上記セラミック積層体の外周面のうち、少なくとも上記接合面においては、上記凹み部の深さよりも上記溝状部の深さを深くしてあることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記接合面において、上記凹み部内に向けて上記内部電極部の外周端部を確実に突出させることができる。それ故、上記凹み部において、上記内部電極部を露出させるための研磨加工等を実施する必要がない。
上記第2の発明においては、上記セラミック積層体における上記内部電極層は、導電性を有する内部電極部と、上記内部電極部の外周端部が上記セラミック積層体の外周面から内方に控えてなり、上記溝状部と積層方向に隣接する上記凹み部とを有しており上記電極配設工程では、上記打ち抜き領域における上記凹み部を形成する縁部の外縁から内方に控えた電極材料配設領域に、上記内部電極部を形成するための電極材料を印刷する
この場合には、上記電極配設工程では、上記打ち抜き領域における上記凹み部を形成する縁部の外縁から内方に控えた上記電極材料配設領域に、上記電極材料を印刷する。その後、上記焼成工程により、上記中間積層体を焼成すれば、上記内部電極部と上記凹み部とを有する上記内部電極層を備えた上記積層型圧電素子を効率良く製造できる。
また、上記電極配設工程では、上記凹み部を形成する部分における上記打ち抜き領域の外縁と上記電極材料配設領域の外縁との間隔を12μm以上100μm以下とすることが好ましい(請求項9)。
この場合には、焼成後の上記セラミック積層体において、適切な深さの上記凹み部を形成できる。上記打ち抜き領域の外縁と上記電極材料配設領域の外縁との間隔を上記の範囲とすると、焼成時の上記セラミック積層体の収縮により、およそ10μm〜80μmの深さの上記凹み部を形成できる。
また、上記接合面に面する上記凹み部の深さは、該凹み部に隣接する上記溝状部の深さよりも浅くしてあり、上記接着材配設工程では、少なくとも上記凹み部を形成する上記接合面となる縁部において、上記電極材料配設領域の外縁から内方に控えた上記接着材料配設領域の外縁までの控え量を12μm以上120μm以下とすることが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記積層工程において、上記中間積層体に積層方向の荷重を作用しても、上記接合面に露出する上記凹み部となる部分において、上記電極材料配設領域の外縁を超えて上記接着材料が外方に向けて流動するおそれを抑制できる。それ故、上記接合面に露出する上記凹み部の底部に、上記内部電極部の外周端部を確実性高く露出させることができる。したがって、上記セラミック積層体では、上記内部電極部の外周端部を露出させるための研磨等を行う必要が少ない。
また、上記内部電極層は、上記一対の接合面のうちのいずれか一方に、上記セラミック積層体の外周面から上記内部電極部の外周端部が控えてなり、上記セラミック層と略同一組成のセラミックス材料よりなる控え部を有してなり、上記各接合面のうち一方の接合面において上記凹み部を露出している一層おきの上記内部電極層は、他方の接合面において上記控え部を有しており、かつ、上記他方の接合面において上記凹み部を露出している一層おきの上記内部電極層は、上記一方の接合面において上記控え部を有しており、
上記電極配設工程では、上記打ち抜き領域における上記控え部を形成する縁部の外縁から内方に控えた上記電極材料配設領域に上記電極材料を配設することが好ましい(請求項11)。
この場合には、上記各接合面に上記控え部を設けることで、一層おきの上記内部電極部が露出した上記各接合面を備えたセラミック積層体を得ることができる。このような上記セラミック積層体によれば、一層おきの上記内部電極層の上記内部電極部と電気的に接続される上記外部電極を上記各接合面に極めて効率良く接合できる。そして、上記積層型圧電素子は、電気的な信頼性にすぐれ、かつ、耐久性の高い優れた品質のものとなる。
そして、上記セラミック積層体を利用して構成した上記積層型圧電素子は、上記一対の外部電極と、一層おきの上記内部電極層とが電気的に確実性高く接続されていると共に、一方の一層おきの上記内部電極層と他方の一層おきの上記内部電極層との電気的な絶縁性及び、上記セラミック積層体の外周面の電気的な絶縁性を高く維持した優れた品質の上記積層型圧電素子を、効率良く製造することができる。
なお、上記打ち抜き領域における上記控え部を形成する部分の外縁と、上記電極材料配設領域の外縁とで挟まれた領域には、上記電極材料の配設高さと略一致するよう、上記セラミックス原料を配設するのが良い。この場合には、打ち抜いた上記シート片が、略均一な積層面を有するものとなり、精度良く積層し得るものとなる。
また、上記電極配設工程では、上記控え部を形成する縁部において、上記打ち抜き領域の外縁と上記電極材料配設領域の外縁との間隔を12μm以上100μm以下とすることが好ましい(請求項13)。
この場合には、上記控え部により上記内部電極部の外周端部を確実性高く覆うことができ、上記各接合面に接合した各外部電極と、一層おきの上記内部電極層との電気的な絶縁を確実にできると共に、他方の一層おきの上記内部電極層との電気的な接続を確実にできる。
(実施例1)
本例は、積層型圧電素子1及び、その製造方法に関する例である。この内容について、図1〜図11を用いて説明する。
本例の積層型圧電素子1は、図1及び図2に示すごとく、セラミック層11と内部電極層12とを交互に積層してなるセラミック積層体10と、該セラミック積層体10の外周面に形成した一対の接合面15にそれぞれ接合した一対の外部電極18とを有するものである。
セラミック積層体10は、その外周面から溝状に凹む溝状部119を、各内部電極層12の積層面に隣接して上記外周面における周方向の少なくとも一部に有している。
以下に、この内容について詳しく説明する。
本例の積層型圧電素子1のセラミック積層体10では、図1及び図2に示すごとく、各内部電極層12が、導電性を有する内部電極部120と、該内部電極部120の外周端部がセラミック積層体10の外周面から内方に控えてなり、溝状部119と積層方向に隣接する凹み部129とを有している。
このセラミック積層体10は、図1に示すごとく、セラミクス材料からなる厚さ80μmのセラミック層11と、厚さ4μmの内部電極層12とを交互に300層積層してなる直径8.5mmのものである。
本例のセラミック積層体10は、図1に示すごとく、略円柱状を呈する積層体の外周面に、相互に対面する一対の接合面15を形成した断面樽形状を呈している。なお、セラミック積層体10の断面形状としては、本例の樽型に限定されるものではなく、用途、使用状況に合わせて四角形などの多角形等に変更可能である。
そして、各内部電極層12は、同図に示すごとく、セラミック積層体10の外周面から内方に控えた位置した内部電極部120と、一方の接合面15に面して形成した控え部128と、上記一方の接合面15を除いて外周面の全面に渡って形成した凹み部129とよりなる。なお、本例の凹み部129は、セラミック積層体10の外周面から内方に向って深さ180μmの溝形状を呈する。
控え部128は、図1に示すごとく、内部電極部120の外周端部を、セラミック層11をなすセラミックス材料と略同組成の材料で覆った部分である。そして、凹み部129は、隣り合うセラミック層11の層間に形成された空隙である。
本例のセラミック積層体10は、その外周面のうち控え部128を形成した一方の接合面15を除いて、内部電極部120が凹み部129を介して露出する部分電極構造を呈するものである。
本例の積層型圧電素子1は、図2に示すごとく、接着性を有する導電性樹脂材料180を用いて接合面15に外部電極18を接合したうえ、さらに、外周面を全周に渡ってモールド樹脂185により絶縁被覆したものである。これにより、接合面15を除くセラミック積層体10の外周面では、凹み部129及び溝状部119内に入り込んだモールド樹脂185により、各内部電極層12の内部電極部120が確実性高く電気的に絶縁される。また、各内部電極層12の凹み部129及び溝状部119に食い込むように形成されたモールド樹脂185は、セラミック積層体10の外周面に対して強固に保持されるため、剥離等を生じるおそれが少ない。
次に、本例の積層型圧電素子1の製造方法について説明する。
本例の積層型圧電素子1の製造方法のうち、特に、上記セラミック積層体10を作製する方法は、図3及び図4に示すごとく、シート片31を打ち抜くためのセラミックス原料311よりなるグリーンシート50を形成するグリーンシート形成工程と、
グリーンシート50のうちシート片31を得るための打ち抜き領域310の外縁から内方に控えた電極材料配設領域312に、上記内部電極部120を形成するための電極材料121を印刷する電極配設工程と、打ち抜き領域310における溝状部119を形成する縁部の外縁から内方に控えた接着材料配設領域314に接着材料111を印刷する接着材配設工程と、図7に示すごとく、グリーンシート50から打ち抜き領域310を打ち抜いてシート片31を得る打ち抜き工程と、打ち抜いたシート片31を積層して中間積層体30を形成する積層工程と、中間積層体30を焼成してセラミック積層体10(図1)を得る焼成工程とを行う。
本例のセラミック積層体10を形成するに当たっては、まず、上記グリーンシート形成工程を実施する。この工程では、圧電素子材料であるスラリーをシート状に延ばしたグリーンシート50(図3)を作製する。ここで、上記スラリーとは、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電セラミクスになるセラミックス原料にバインダーと微量の可塑剤及び消泡剤を添加した後、有機溶媒中に分散させたものである。
本例のグリーンシート形成工程では、ドクターブレード法によってスラリーをキャリアフィルム51(図3)上に塗布し、厚さ100μmのグリーンシート50を生成した。なお、スラリーからグリーンシート50を生成する方法としては、本例のドクターブレード法の他、押出成形法その他種々の方法を採ることができる。
次に、上記電極配設工程では、図3及び図4に示すごとく、グリーンシート50の打ち抜き領域310の外周全周に渡って、その外縁から内方に控えた電極材料配設領域312に電極材料121を配設する。本例では、樽形状の打ち抜き領域310の外縁のうちセラミック積層体10における接合面15となる2箇所の直線部310a、310bの一方(同図では、310a)において、控え部128(図1)を形成するよう電極材料配設領域312の控え量G2=300μmとした。また、この一方の直線部310aを除く打ち抜き領域310の外周全周では、電極材料配設領域312の控え量G1を50μmとしてある。
なお、本例の電極配設工程では、積層面となる打ち抜き領域310の表面を略均一面とするため、上記直線部310aと電極材料配設領域312の外縁との間の控え部形成領域316には、セラミックス原料311よりなる上記スラリーを印刷した。
また、接着材配設工程では、電極材料配設領域312の外縁のうち、直線部310bに沿う外縁から内方に控えた接着材料配設領域314に接着材料111を配設する。ここで、打ち抜き領域310の直線部310bは、接合面15に面して凹み部129を形成する部分である。一方、打ち抜き領域310の直線部310aでは、該直線部310aと電極材料配設領域310の外縁との間に、接着材料配設領域314の外縁を配置し、打ち抜き領域310の曲線部310cでは、電極材料配設領域312の外縁位置と略一致させて接着材料配設領域314の外縁を配置した。
なお、セラミック積層体10のおける控え部128を形成する直線部310aでは、打ち抜き領域310の外縁まで至る接着材料配設領域を形成することも良い。
電極配設工程及び接着材配設工程を施した後、打ち抜き工程で打ち抜き領域310を打ち抜くと、図4〜図6に示すごとく、セラミック原料311よりなるベース層と、電極材料121の配設層と、接着材料111の配設層とからなる3層構造を呈するシート片31を得ることができる。
このシート片31は、図4〜図6に示すごとく、樽形状のセラミック積層体10における接合面15をなす2箇所の直線部31a、31bの一方(同図では、31a)において、電極材料121の外周端部の控え量G2が300μmであり、かつ、この一方の直線部31aを除くシート片31の外周全周においては、電極材料121の外周端部の控え量G1を50μmとしたものである。
さらに、このシート片31では、凹み部129を形成する直線部31bにおいて、電極材料121の外周端部から内方に控えて接着材料111の外周端部を位置してある(控え量G3=50μm。)。また、控え部128を形成する直線部31aでは、該直線部31aと電極材料121の外周端部との間に接着材料111の外周端部を位置させてある。さらに、シート片31の外縁のうち曲線部31cでは、電極材料121の外周端部と略一致させて接着材料111の外周端部を位置させてある。
本例では、打ち抜き工程で、連続的にシート片31を打ち抜きできるよう、図3に示すごとく、長手方向に長いグリーンシート50上に打ち抜き領域310を連続的に配置した。本例では、中間積層体30(図10)において控え部128をなす控え部形成領域316の配置が一層毎に異なるよう、グリーンシート50上では、鏡像関係を呈する打ち抜き領域310が隣り合うように配置した。
次に、本例では、図7に示すごとく、上記打ち抜き工程と上記積層工程とを同時進行できるように構成した打ち抜き積層装置6を用いて、シート片31の打ち抜きと積層とを並行して実施する。ここでは、同図に示すごとく、グリーンシート50からシート片31を連続的に打ち抜いて、順次、積層していき中間積層体30を作製する。
ここで、本例の打ち抜き積層装置6の構成及び動作について説明する。打ち抜き積層装置6は、同図に示すごとく、シート片31の打ち抜きと、積層とを並行して実施できるよう構成された装置である。この打ち抜き積層装置6は、グリーンシート50からシート片31を打ち抜くトムソン刃61を備えていると共に、シート片31を積層したシート積層体20を内部に収容するように構成したトムソン型62と、グリーンシート50を保持するキャリアフィルム51を載置する載置台63とを有する装置である。
本例のトムソン型62は、載置台63側の先端にトムソン刃61を備えた略円筒状の筒部621と、該筒部621内で積層したシート積層体20の積層高さに応じて進退するよう構成した積層ウェイト622とを有してなる。
この積層ウェイト622は、図7に示すごとく、真空ポンプ(図示略)から延設されたチューブを接続する吸引ポート622aを有してなる。そして、積層ウェイト622の外表面のうち筒部621内部に面する積層吸着面622bには、吸引ポート622aに連通する吸着口が開口している。そして、トムソン型62は、シート積層体20の積層端部をなすシート片31を積層吸着面622bに吸着して、筒部621内にシート積層体20を確実に保持できるように構成してある。
載置台63は、グリーンシート50を保持したキャリアフィルム51を載置して保持するように構成してある。そして、本例の打抜き積層装置6は、図示しない送り機構によって、載置台63に載置したキャリアフィルム51を送出し、シート片31を連続的に打ち抜くように構成してある。さらに、本例の載置台63は、図示しない真空ポンプに接続された吸引ポート631を有してなる。そして、載置台63は、その載置面632には、吸引ポート631に連通する吸着口が開口してなり、載置したキャリアフィルム51を吸着して確実に保持し得る。
さらに、打ち抜き積層装置6は、図8に示すごとく、トムソン型62がストロークして載置台63に最も接近した時に、トムソン刃61の刃先端とキャリアフィルム51の表面とが、グリーンシート50の厚さの5〜10%に相当するわずかな隙間tを空けた状態となるようにしてある。これにより、打ち抜き積層装置6では、トムソン刃61により、キャリアフィルム51に保持されたグリーンシート50から、シート片31のみを確実に打ち抜くことができる。
ここで、本例のトムソン型62は、図9に示すごとく、形成するシート積層体20よりも内径が大きい筒部621を有してなる。そして、このトムソン型62は、載置台63に近づくにつれて縮径するトムソン刃61を有してなり、該トムソン刃61では、先端刃の形状が打ち抜き積層領域310の外縁形状に略一致している。
そのため、本例の打抜き積層装置6によれば、筒部621の内周面とシート積層体20の外周面との間で摩擦等を生じないため、シート積層体20の外周面に電極材料121が付着するおそれが少ない。それ故、この打抜き積層装置6により形成した中間積層体30を焼成したセラミック積層体10では、その外周面に電極材料121の焼成物等が付着しているおそれが少ない、そのため、その外周面を研磨等する必要が少ない。したがって、本例のセラミック積層体10は、研磨等の機械加工等に起因して、その外周面にマイクロクラック等が生じることがなく、優れた品質を呈するものとなる。
上記のごとく構成した打ち抜き積層装置6を用いて中間積層体30を作製するに当たっては、図7に示すごとく、グリーンシート50を保持したキャリアフィルム51を載置台63の載置面632に載置する。そして、キャリアフィルム51を長手方向に前進させて、トムソン刃61による打ち抜き位置と打ち抜き領域310(図3)とを一致させ、シート片31を打ち抜く。このようにして、シート片31を連続的に打ち抜き、トムソン型62の内部でシート積層体20を形成していく。本例では、以上の手順を所定回数、繰り返すことにより、所定枚数のシート片31を積層した中間積層体30を作製した。
上記のようにシート片31を積層していけば、図10に示すごとく、隣り合うセラミックス原料311層の層間における内周部に電極材料121を配設してなり、接合面15となる一対の平坦面315を有する断面樽形状の中間積層体30を得る。この中間積層体30では、電力材料121の外周端部が、一方の平坦面315を除く外周面の全面に渡って、隣り合うセラミックス原料311層の層間の空隙329に面している。また、上記一方の平坦面315では、電極材料121の外周端部が、上記控え部形成領域316(図3)に印刷したスラリーによって覆われている。
特に、本例の接着材料配設工程では、図3に示すごとく、打ち抜き積層領域310における2箇所の直線部310a、310bのうち、凹み部129を形成する側の直線部310bでは、電極材料配設領域312の外縁から内方に控えて(控え量G3=50μm)接着材料111を配設している。そのため、シート片31を積層する際、積層方向の荷重が作用しても、接着材料111が電極材料121の外周端部を越えて流動するおそれが少ない。それ故、接合面15に面する凹部129(図1)を形成する部分では、隣り合って積層したセラミックス原料311層の間に形成された空隙329に面して、内部電極部120をなす電極材料121の外周端部が確実性高く露出させることができる。
さらに、接着材料配設工程では、図3に示すごとく、打ち抜き積層領域310の内周側に位置した接着材料配設領域314に接着材料111を印刷している。そのため、中間積層体30の外周面では、その全周に渡って、セラミック原料311層に隣接して溝状の空隙328を形成することができる。
次に、焼成工程において、上記の中間積層体30を焼成することにより、上記セラミック積層体10を得る。本例の焼成工程は、図示しない焼成炉に中間積層体30を収容して実施した。
そして、炉内温度1100℃に到達するまで110時間かけて徐々に加熱していき、その後、炉内温度を2時間保持して焼成した後、炉冷を実施した。
このように焼成炉の炉内温度を制御すれば、各平坦面315に設けた空隙328、329及び、外周曲面に設けた空隙の形状を精度良く維持しながら中間積層体30を焼成して、形状精度の高いセラミック積層体10を得ることができる。
図11に示すごとく、得られた焼成積層体10では、セラミックス原料311層と、各シート片31の表面に印刷した接着材料111とが焼結されて一体的にセラミック層11を形成する。ここで本例では、上述のように、シート片31の外縁から内方に控えて接着材料111を印刷してあるため、内部電極層12の積層面に沿って溝状部119が形成される。
また、電極材料31は、焼成により内部電極部120を形成する。ここで本例では、シート片31の外縁のうち一方の直線部(本例では、直線部31a。)を除いて、シート片31の外縁から内方に控えて電極材料121を印刷してある(図5及び図6に図示する控え量G1)。そのため、セラミック積層体10では、一方の接合面15を除く外周面の全周に渡って凹み部129が形成される。さらに本例では、他方の直線部(本例では、直線部31b。)では、電極材料121の外周端部から、さらに内方に控えて接着材料111を印刷する(図5に図示する控え量G3)。それ故、接合面15に面する凹み部129では、その底面から内部電極部120が確実性高く露出する。
なお、上記控え部128を形成するよう、シート片31の表面に、電極材料121と並列して配設したスラリーは、焼成により、セラミック層11と同組成のセラミックス材料をなす。そのため、内部電極層12の一部には、セラミックス材料よりなる控え部128が形成される。
そして、セラミック積層体10では、各接合面15に、内部電極層12として、控え部128と凹み部129とが積層方向に交互に露出する。
本例の積層型圧電素子1は、図2に示すごとく、上記のセラミック積層体10の一対の接合面15に、それぞれ外部電極18を取り付けたものである。セラミック積層体10の接合面15では、導電性を有する導電性樹脂材料180を用い、該導電性樹脂材料180を一層おきの内部電極層120の凹み部129及び溝状部119内に充填した状態で、外部電極18を接合してある。さらに、本例の積層型圧電素子1では、外部電極18を接合したセラミック積層体10の外周面は、その全周に渡って、電気的な絶縁性を有するモールド樹脂185により覆ってある。
以上のように、本例のセラミック積層体10は、打ち抜き領域310の外周全周に渡って、その外縁から内方に控えて電極材料121を配設したシート片31を打ち抜き、このシート片31を積層して得た中間積層体30を焼成したものである。そのため、この中間積層体30をなすシート片31では、グリーンシート50から打ち抜かれる際に、シート片31の外周に電極材料121が付着するおそれが極めて少ない。さらに、トムソン型62内でシート積層体20を形成するに当たっては、外周面に電極材料が露出しないシート積層体20では、筒部621の内周面とシート積層体20の外周面との摩擦等が生じるおそれが少なく、シート積層体20の外周面に電極材料が付着するおそれが少ない。
したがって、上記のごとく作製した中間積層体30を焼成したセラミック積層体10では、その外周面に電極材料121の焼成物等が付着するおそれが極めて少ない。それ故、本例のセラミック積層体10では、外周面の研磨や切削等、機械加工等を実施しなくても、電気的な絶縁性を確実性高く確保できる。それ故、本例のセラミック積層体10では、外周面の機械加工等に起因して、その外表面にマイクロクラック等が発生することがなく、優れた品質を有するものとなる。
さらに、本例では、打ち抜き領域310の外縁から内方に控えた電極材料配設領域312に電極材料を印刷し、その後、打ち抜き領域310を打ち抜いてシート片31を得ている。そのため、本例の打ち抜き工程で打ち抜いた後のグリーンシート50の表面には、電極材料121が残らない。そのため、シート片31を打ち抜いた後のグリーンシート50は、再利用するのが容易なものとなる。
さらに、本例のセラミック積層体10では、各内部電極部120の外周の一部に凹み部129を設けてあると共に、各内部電極層12の積層面に沿って外周全周に渡って溝状部119を設けてある。そのため、接合面15に配設した導電性樹脂材料180、あるいは、外周面全周を被覆するモールド樹脂185が凹み部129及び溝状部119に食い込むように形成される。そのため、本例の積層型圧電素子1は、セラミック積層体10の外周面に、導電性樹脂材料180及びモールド樹脂185が強固に保持され、電気的な信頼性の高いものとなる。
そして、本例の凹み部129の深さは、セラミック積層体10の外周面から80μmとしてある。そのため、凹み部129は、セラミック積層体10の形状精度や、強度等にほとんど影響を及ぼすおそれがない。また、本例では、中間積層体30をなすシート片31を準備する段階で、焼成により凹み部129が形成されるように打ち抜き領域310の内周側に、電極材料配設領域312を形成している。そのため、中間積層体30を焼成してセラミック積層体10とした後に、機械加工等により凹み部129を形成するのと違って、セラミック積層体10の強度や品質等を害するおそれがない。
(実施例2)
本例は、実施例1のセラミック積層体10を基にして、内部電極層12の構成を変更した例である。この内容について、図12〜図15を用いて説明する。
本例のセラミック積層体10の各内部電極層12では、図12に示すごとく、控え部128を形成していない側の接合面15に面して凹み部129を形成せず、内部電極部120の外周端部が直接、露出するようにしてある。
なお、このセラミック積層体10は、図13〜図15に示すシート片31を積層した中間積層体(図示略)を焼成して得られるものである。
このシート片31は、樽形状をなす外縁のうちセラミック積層体10における接合面15となる2箇所の直線部31a、31bの一方(同図では、31a)において、電極材料121の外周端部の控え量G2が300μmであり、かつ、直線部31a、31bを除くシート片31の曲線部31cにおいては、電極材料121の外周端部の控え量G1を50μmとしたものである。一方、直線部31bでは、電極材料121の外周端部の位置を、シート片31の外縁の位置と略一致させてある。
また、このシート片31では、樽形状をなす外縁のうち控え部128を形成しない側の直線部31bにおいて、電極材料121の外周端部から内方に控えて接着材料111の外周端部を位置させてある。また、シート片31における控え部128となる直線部31aでは、該直線部31aと電極材料121の外周端部との間に接着材料111の外周端部を位置させてある。さらに、シート片31の外縁のうち曲線部31cでは、電極材料121の外周端部と略一致させて接着材料111の外周端部を位置させてある。
本例のセラミック積層体10における接合面15を除く外周面では、内部電極部120を控えて形成してある。そのため、その製造過程において、この範囲の外周面に電極材料121の焼成物が付着するおそれが少ない。一方、セラミック積層体10の各接合面15では、シート片31を打ち抜いて積層する際に付着した電極材料121の焼成物が存在するおそれがある。しかし、本例のセラミック積層体10では、各接合面15に内部電極部120を露出する一層おきの内部電極層12は、共通の外部電極と電気的に接続するものである。それ故、上記接合面15に電極材料121の焼成物等が付着しても、電気的な短絡等の問題が生じるおそれが少ない。
したがって、本例のセラミック積層体10についても、実施例1と同様に、外周面を研磨等する必要が少ない。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
(実施例3)
本例は、実施例1の積層型圧電素子を基にして、各内部電極層の構成を変更した例である。この内容について、図16〜図18を用いて説明する。
本例のセラミック積層体10の各内部電極層12は、各接合面15に面して凹み部129を有している。そして、各内部電極層12は、内部電極部120と、外周全周に渡って形成された凹み部129とからなる。すなわち、本例のセラミック積層体10は、内部電極層12に控え部を形成していない、いわゆる全面電極構造を呈するものである。
そして、本例の積層型圧電素子1の各接合面15では、図17に示すごとく、一層おきの内部電極層12の凹み部129に電気的な絶縁材料よりなる絶縁部183を形成してある。そして、絶縁部183を配設した各接合面15に、導電性樹脂材料180を用いて外部電極18を接合してある。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
さらになお、本例のセラミック積層体10の各接合面15に、図18に示すごとく、各内部電極層12の内部電極部120の外周端部を、直接、露出させることもできる。
このセラミック積層体10における接合面15を除く外周面では、内部電極部120を控えて形成してある。そのため、その製造過程において、この範囲の外周面に電極材料の焼成物が付着するおそれが少ない。
一方、セラミック積層体10の各接合面15には、シート片31を打ち抜いて積層する際に付着した電極材料の焼成物が存在するおそれがある。しかし、このセラミック積層体10では、接合面15に面する各内部電極層12に沿って溝状部119を形成してある。該溝状部119によれば、接合面15の表面に沿う、積層方向の電気的な絶縁を確保できる。それ故、隣り合って積層した内部電極層12の内部電極部120が電気的に短絡するおそれが少ない。
したがって、図18に示すセラミック積層体10についても、焼成後に外周面を研磨等する必要が少ない。
(実施例4)
本例は、実施例1を基にして、打抜き積層装置の構成を変更した例である。この内容について、図19を用いて説明する。
この打抜き積層装置7は、中空構造の図示しない積層ホルダと、該積層ホルダに向けてストロークするパンチ71と、該パンチ71を挿通する穴720を有するダイ72と、該ダイ72と対面するようにグリーンシート50を吸着する吸着面761を備えた保持ブロック76とを有している。特に、本例のパンチ71は、保持ブロック76に設けた貫通穴760を挿通するように構成してある。
上記打ち抜き積層装置6は、パンチ71とダイ72との組み合わせにより、グリーンシート50からシート片31を打ち抜き、ダイ72の穴720内でシート積層体20を形成するように構成してある。さらに、積層ホルダの内部には、上端面に吸着面を形成してなるガイド75を、パンチ71のストローク方向に摺動可能に配置してある。このガイド75によれば、積層ホルダ内で形成したシート積層体20を積層方向に加圧しながら保持できる。
特に、本例のダイ72は、作製するシート積層体20の外径よりも大きい穴720を有してなる。そして、穴720におけるパンチ71側の開口端部には、内径がパンチ71側に近づくにつれて縮径し、開口形状721が打ち抜き領域の形状と略一致している打ち抜き刃721を形成してある。
そのため、グリーンシート50からシート片31を打ち抜き、このシート片31を積層する際、シート積層体20の外周面と、積層ホルダの内周面との間に摩擦等が生じるおそれが少ない。それ故、本例の打抜き積層装置7で作製した中間積層体30では、その外周面に電極材料の焼成物等が付着するおそれが少ない。
したがって、本例の打抜き積層装置7を用いれば、外周面を研磨等する必要が少ないセラミック積層体を作製することができ、該セラミック積層体の外周面の研磨等に起因したマイクロクラック等の発生を未然に防止することができる。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
実施例1における、セラミック積層体の構造を示す一部断面図。 実施例1における、積層型圧電素子の構造を示す断面図。 実施例1における、グリーンシートの打ち抜き領域を示す説明図((A)は、グリーンシート表面の斜視図。(B)は、(A)におけるA線矢視図。) 実施例1における、シート片を示す説明図。 実施例1における、シート片の断面構造を示す断面図(図4におけるB−B線矢視断面図。)。 実施例1における、シート片の断面構造を示す断面図(図4におけるC−C線矢視断面図。)。 実施例1における、打抜き積層装置の構造を示す断面図。 実施例1における、トムソン型がストロークした状態を示す説明図。 実施例1における、トムソン刃の刃先周辺を拡大して示す拡大断面図(図7におけるD部を拡大した図。) 実施例1における、中間積層体の断面構造を示す断面図。 実施例1における、セラミック積層体の断面構造を示す断面図。 実施例2における、セラミック積層体の構造を示す一部断面図。 実施例2における、シート片を示す説明図。 実施例2における、シート片の断面構造を示す断面図(図13におけるE−E線矢視断面図。)。 実施例2における、シート片の断面構造を示す断面図(図13におけるF−F線矢視断面図。)。 実施例3における、セラミック積層体の構造を示す一部断面図。 実施例3における、積層型圧電素子の断面構造を示す断面図。 実施例3における、その他のセラミック積層体の構造を示す一部断面図。 実施例4における、打抜き積層装置の構造を示す断面図。
符号の説明
1 積層型圧電素子
10 セラミック積層体
11 セラミック層
119 溝状部
12 内部電極層
120 内部電極部
128 控え部
129 凹み部
20 シート積層体
30 中間積層体
6、7 打抜き積層装置

Claims (13)

  1. セラミック層と導電性を有する内部電極部を含む内部電極層とを交互に積層してなるセラミック積層体と、該セラミック積層体の外周面に形成した一対の接合面にそれぞれ導電性材料を介して接合した一対の外部電極とを有すると共に上記セラミック積層体の外周面を絶縁性モールド樹脂により被覆してなる積層型圧電素子において、
    上記内部電極層において、上記内部電極部の外周端部は上記セラミック積層体の外周面から内方に控えており、上記内部電極部の上記外周端部の外周側には、上記セラミック積層体の外周面における周方向の少なくとも一部に外周面から内方に凹む凹み部を設け、
    上記セラミック層において、上記セラミック積層体の外周面における周方向の少なくとも一部に外周面から内方に向けて溝状に凹む溝状部を設け、
    上記凹み部と上記溝状部とが一体化した部位を設けて、上記内部電極部の上記外周端部と積層方向の面である積層面との両方を露出する溝形状を形成していることを特徴とする積層型圧電素子。
  2. 請求項1において、上記セラミック積層体の外周面からの上記凹み部の深さは、10μm以上180μm以下であることを特徴とする積層型圧電素子。
  3. 請求項1又は2において、上記溝状部及び上記凹み部は、上記内部電極層の外周全周に渡って配設してあることを特徴とする積層型圧電素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記内部電極層は、上記一対の接合面のうちのいずれか一方に、上記セラミック積層体の外周面から上記内部電極部の外周端部が控えて位置してなると共に、上記セラミック層と略同一組成のセラミックス材料よりなる控え部を有してなり、
    上記一対の接合面のうちの一方の接合面において上記凹み部を露出している一層おきの上記内部電極層は、他方の接合面において上記控え部を有してなり、かつ、上記他方の接合面において上記凹み部を露出している一層おきの上記内部電極層は、上記一方の接合面において上記控え部を有してなることを特徴とする積層型圧電素子。
  5. 請求項4において、上記各内部電極層の上記凹み部は、上記控え部を形成した側の上記接合面を除く上記セラミック積層体の外周面の全面に渡って形成してあることを特徴とする積層型圧電素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記セラミック積層体の外周面のうち、少なくとも上記接合面においては、上記凹み部の深さよりも上記溝状部の深さを深くしてあることを特徴とする積層型圧電素子。
  7. 請求項1に記載の積層型圧電素子を製造する方法において、
    セラミックス原料よりなるシート片を得るための打ち抜き領域を含むグリーンシートを形成するグリーンシート形成工程と、
    上記打ち抜き領域における上記凹み部を形成する縁部の外縁から内方に控えた電極材料配設領域に、上記内部電極部を形成するための電極材料を印刷する電極配設工程と、
    該電極配設工程を行った後、上記打ち抜き領域における上記溝状部を形成する縁部の外縁から内方に控えた接着材料配設領域に、上記シート片同士を接着する接着材料を印刷する接着材配設工程と、
    上記グリーンシートから上記打ち抜き領域を打ち抜いて上記シート片を得る打ち抜き工程と、
    打ち抜いた上記シート片を積層して上記中間積層体を形成する積層工程と、
    上記中間積層体を焼成して上記セラミック積層体を得る焼成工程とを行うことを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
  8. 請求項7において、上記溝状部及び上記凹み部を、上記内部電極層の外周全周に渡って配設することを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
  9. 請求項7又は8において、上記電極配設工程では、上記凹み部を形成する部分における上記打ち抜き領域の外縁と上記電極材料配設領域の外縁との間隔を12μm以上100μm以下とすることを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項において、上記接合面に面する上記凹み部の深さは、該凹み部に隣接する上記溝状部の深さよりも浅くしてあり、上記接着材配設工程では、少なくとも上記凹み部を形成する上記接合面となる縁部において、上記電極材料配設領域の外縁から内方に控えた上記接着材料配設領域の外縁までの控え量を12μm以上120μm以下とすることを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項において、上記内部電極層は、上記一対の接合面のうちのいずれか一方に、上記セラミック積層体の外周面から上記内部電極部の外周端部が控えてなり、上記セラミック層と略同一組成のセラミックス材料よりなる控え部を有してなり、上記各接合面のうち一方の接合面において上記凹み部を露出している一層おきの上記内部電極層は、他方の接合面において上記控え部を有しており、かつ、上記他方の接合面において上記凹み部を露出している一層おきの上記内部電極層は、上記一方の接合面において上記控え部を有しており、
    上記電極配設工程では、上記打ち抜き領域における上記控え部を形成する縁部の外縁から内方に控えた上記電極材料配設領域に上記電極材料を配設することを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
  12. 請求項11において、上記内部電極層の上記凹み部を、上記控え部を形成する側の上記接合面を除く上記セラミック積層体の外周面の全面に渡って形成することを特徴とする積層体型圧電素子の製造方法。
  13. 請求項11又は12において、上記電極配設工程では、上記控え部を形成する縁部において、上記打ち抜き領域の外縁と上記電極材料配設領域の外縁との間隔を12μm以上100μm以下とすることを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
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