JP4565486B2 - トレー供給方法及びトレー供給装置 - Google Patents

トレー供給方法及びトレー供給装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、食料品の充填を行う自動食品ラインなどにおいて、コンベアにトレーストッカー中の積層状態のトレーを一枚ずつ供給する自動供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動食品ラインにおいては、トレーストッカーに収納された積層状態のトレーにエアーを吹き付け一枚ずつ剥離し、吸着吸着ハンドで吸着保持し、往復動するアームによってコンベアに供給し、コンベアでトレーを搬送しつつトレー内に食料品を充填し、次いで食料品が充填されたトレーを包装して連続的にパック詰めすることが行われており、食品収容用のトレーは、トレーストッカー中に積み重ねたトレーの最下段のトレーを1枚ずつ引き離してライン上に落下させるか、トレーストッカー中に積み重ねたトレーの最上段のトレーを1枚ずつ吸着ヘッドにより吸着保持してライン上に供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトレー供給装置には、トレーストッカーに収納された積層状態のトレーにエアーを吹き付けて剥離する形式のものや、回動する爪片により強制的に剥離する形式のものがあるが、これらの形式では、トレーの重なり具合やトレーの厚さによっては、スタッキングタブ間にエアーや爪片が十分に作用せず十分な剥離効果を得られなかった。
【0004】
剥離したトレーをライン上への供給には、重力による自然落下させる方式や、吸着ヘッドを用いる形式のものがあるが、作動の安定性に欠け、また、吸着ヘッドを用いたものは、吸着ヘッドは真空ポンプにより減圧状態を発生させてトレーを吸引するので、真空ポンプを必要とし、しかも、真空ポンプを用いた形式のものは、トレーの表面に水分やゴミが付着している場合、水分やゴミを吸引しトラブルの原因となったり、仕切付きのトレーでは、仕切が邪魔をして十分に減圧状態を発生させることができず吸着保持させることは不可能であった。
しかも、吸着ヘッドを用いたトレー供給装置では、トレーの供給と取出をトレーストッカーの上部に設けた開口で行っているので、トレーを補給する場合、装置を停止させなければならなかった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題を解消すべくなされたもので、トレーでも一枚ずつ確実に取り出してコンベア上に移載でき、仕切のあるトレーの供給にも適用できる吸着ハンド、及び、装置を停止させることなくトレーの補給が行えるトレーストッカーを備えたトレー供給装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のトレー供給方法は、積層状態のトレーの一側辺を曲面に沿って移動させることにより、重ね合わされたトレーのスタッキングリブ間に間隙を形成することを特徴とし、また、本発明のトレー供給装置は、積み重ねられたトレーを1枚ずつ分離して上方の供給位置に移送するトレーストッカーと、供給位置のトレーを吸引保持する空気の吹き出しにより負圧を発生する吸着ヘッドと、吸着ヘッドを昇降可能に保持し、一方向に間欠回動する複数の吸着ハンドと、からなることを特徴とし、さらに、トレーストッカーの収納部を側面視U字状に形成し、一端をトレー供給口とし他端をトレー取出口としたこと、側面視U字状の収納部の湾曲部に送り用ギヤを設けたことを特徴とする。
【0007】
さらに、平行に配置した食品充填ラインの間に、積み重ねられたトレーを1枚ずつ分離して上方の供給位置に移送するトレーストッカーと、供給位置のトレー吸引保持する空気の吹き出しにより負圧を発生する吸着ヘッドと、吸着ヘッドを昇降可能に保持し、一方向に間欠回動する複数の吸着ハンドと、からなるトレー供給装置を配置し、左右両側の食品充填ラインにトレーを供給することを特徴とする。
【0008】
【作用】
U字状のトレーストッカーの湾曲部を通過する時、収納部を上向きにして供給された積層状態のトレーの、一側辺側がトレーストッカー内側内面に接触し、対向側辺側が外側内面に接触して移動するので、一側辺側と他側辺側の移動量が異なる結果トレー間が側面視扇状に拡げられ、一枚ずつ分離しながらトレーの上下向きを変えてトレー取出口に移送し、次いで、間欠回転する支持枠に同心円上に90°間隔に且つ昇降可能に配置された吸着ヘッドがストッカーの上方又はコンベアの上方に来たとき、ストッカー上方に位置する吸着ヘッドは下降してストッカーの最上位のトレーを吸着保持し、コンベア上方に位置する吸着ヘッドは吸着状態を解除し、その結果吸着保持されていたトレーは、底を上向きにしてコンベア上に落下する。
【0009】
また、食品充填ラインを構成する上段のコンベア上に底を上向きにして落下したトレーは、上段のコンベアと共同して食品充填ラインを構成する下段のコンベアに乗り換えるとき上下反転して収納部を上向きにされ、次工程における食品の充填を可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のトレー供給装置は、食品の充填ライン中に用いられるものであり、充填ラインは、後続の装置に空のトレーを供給するための搬送装置と、搬送装置の側方に配置されたトレーストッカーと、トレーストッカー中に積み重ねて収納されているトレーを一つずつ分離して搬送装置に供給するための供給装置とで構成されている。
また、食品の充填ラインには、トレー供給装置によって上下逆にした状態で搬送装置上に供給されたトレーを上下反転させる機構を搬送経路中に介在させ、食品の充填を可能にして後続の装置に供給するものである。
【0011】
トレーストッカー10は、上方を向いた開口12、13を有し、収納したトレーを、180°方向転換させる湾曲状部と、湾曲部の開口に接続し、一方を供給側、他方を取出側にした直線状部とで、側面視U字状をしたトレー収納部11を有し、トレー収納部11の外側面に設けられた軸に取付けられた周囲に鋸歯状突起部を形成した送り用ギア14、15、16、鋸歯状突起部は収納部に設けられた透孔から収納部内に突出し、トレーのスタッキングタブと係合してトレーを取出口方向に送るべく構成する。
図示の実施例では、上記送り用ギア14、15、16は、湾曲始端部と終端部及び取り出し口近傍の3ケ所に設けられており、吸着ハンドの支持体の回転に同期して間欠駆動されるチェーンで一括駆動され、トレーを上昇させトレー供給面の高さを一定に揃える。
なお、送りギヤは、合成樹脂で作成し、積み重ねられたトレーのスタッキングタブ間に入りやすくするため及び送りを確実にするために、歯を長くし先端を長くしておくことが好ましい。
【0012】
トレーストッカー10は上記のように構成されているので、収納されたトレーが湾曲部で180°方向転換するとき、積み重ねられた多数のトレーの一側辺が扇状に拡がりトレー間に間隙形成を助長し、トレーストッカーで180°方向が変わる際トレー端の間隙が広がるのを利用し、ギアの歯を差し込む事により物理的に1枚ずつ剥離しやすい状態を作り出している。
上記の如く、トレーを180°反転させる機構を取り入れ、トレー供給口と取出口を別にしたことにより、トレー補給の際に装置を停止する事無くトレーの補給作業が可能になる。
【0013】
トレーをトレーストッカーからライン上に供給する移送装置20は、機枠に設けた環状の支持枠21と、支持枠21に支持され、回転軸と駆動用ギヤとの間に形成したスリップ機構と支持枠21と支持アーム21に支持された吸着ハンド30との間に形成したガイド機構とにより90°単位で一方向に間欠的に回動する十字状の支持アーム24と、各支持アーム24の先端部に設けたシリンダー24と、復動式シリンダーの伸縮により下降又は上昇するロッド25と、ロッド25の先端に設けた吸着ハンド30とで構成されている。
上記ガイド機構は、支持枠21の外周には、傾斜面とストッカーの上方に位置する垂直面とで構成されたガイド部22が形成されており、支持アーム24回転させながらハンドを下降させると、ハンドに設けストッパーはガイド部22の傾斜面に沿って移動して垂直面に突き当たると、支持アーム24の軸と同軸に駆動力を伝える歯車との間にスリップ機構を介在させてあるので、支持アーム24は回転を停止し、吸着ヘッドがトレーを吸着すると、ハンドが上昇するとストッパーと垂直面の係合が解除され24は回転を再開し、トレーを51方向に搬送するものである。
【0014】
吸着ハンド30は、 図5に示すように、吸着ヘッド31はロッド25に装着されるようになっており、移動部材としてのロッド25によって吸着ヘッド31は所定の軌跡で移動するようになっている。吸着ヘッド31は図示するように、外周面が円形となっており、先端面にはトレーTを保持する環状の保持面32が形成されており、この保持面32は平坦となっている。吸着ヘッド31の先端面には保持面32の内側に凹部33が形成されており、凹部33の中心部には気体吐出部34が設けられており、この気体吐出部34は保持面32よりも後退した位置に設けられている。凹部33の中心の気体吐出部34と環状の保持面32との間には、これらを流線形状に緩やかに結ぶ気体案内面35が湾曲して形成されている。
【0015】
気体吐出部34にはノズル36が設けられており、このノズル36は凹部33内に突出した頭部37を有し、この頭部37には吸着ヘッド31に形成された空気通路38から供給された圧縮空気が入り込むエアーポケット39が形成されており、このエアーポケット39から気体吐出部34を経て気体案内面35に向けて空気を吐出するスリット40が頭部37と気体吐出部34との間に環状に形成されている。
【0016】
したがって、このノズル36から吐出した空気は気体吐出部34から気体案内面35を経て保持面32にまでこれらに沿って流れることになり、これらの面が緩やかに変化していることから、面に付着した状態となって放射状に流れることになる。これにより、気体案内面35および保持面32を有する吸着ヘッド31の先端面には、これに付着された状態となってこれに沿って流れる空気層が形成されることになる。この流れに引き寄せられるようにこれに向かう流れが形成されることになるので、吸着ヘッド31の前面は負圧状態となる。
【0017】
吸着ヘッド31を、ロッド25を作動させてトレーTに接近させると、吸着ヘッド31の前面が負圧状態となっているので、トレーTは吸着ヘッド31に向けて引き寄せられることになるが、保持面32にはこれに付着された状態となってこれに沿って流れる空気層が形成されるので、トレーTは吸着ヘッド31に接触することはなく、非接触の状態でトレーTが吸着ヘッド31に保持される。
【0018】
したがって、吸着ハンド30にトレーTが保持された状態のもとで、ロッド25を上昇させると、トレーTは吸着ハンド30に非接触の状態で保持されて搬送されることになる。
【0019】
吸着ハンド30全体は、機枠下部に設けられたモータにより、90°単位で一方向に間欠回転し、90°単位での始動又は停止を検出し、その検出信号によって、エアー切替えスイッチを作動させるべく構成されており、図6に示すタイムチャートに示すように、エアー切替えスイッチは所定のタイミングで作動し、シリンダー及び吸着ヘッドへのエアーの供給及び停止を行う。
また、トレーストック部のギヤは、吸着ハンドの回転軸とチェーンで繋ぐことによって、吸着ハンドの回転に同期して回転しトレーの送りを行うように構成する。
なお、吸着ヘッドへのエアーの供給は、吸着ハンドの回転軸に設け吸着ヘッドに連通するエアー供給孔と、回転軸と同軸のエアー供給管に形成したエアー供給溝部とで構成されており、吸着ハンドの回転に伴いエアー供給孔がエアー供給溝部を通過する際にエアーを供給する。
【0020】
すなわち、トレーを吸着する際にハンドが下降し、トレーを持ち上げる間は回転を止め、ハンドの回転によりエアー切替えスイッチが入り上部エアシリンダーが上がることによってハンドが持ち上げられ、ハンド全体の回転が再開させるものであり、吸着ハンドの回転によりエアー切替えスイッチが入り、トレーストッカー上に位置する吸着ヘッドへの空気の供給を開始し、吸着ヘッドに吸着力を発生させて、トレーストッカー中のトレーを吸引保持し、次いでシリンダーに空気を供給して吸着ハンドを上昇させ、また、コンベア上に位置するシリンダーへの空気の供給を停止しシリンダーを下方位置に自動復帰させ吸着ヘッドに吸着されているトレーをコンベア上面に近づけ、次いで吸着ヘッドへの空気の供給を停止して吸着保持状態を解除して吸着保持していたトレーをコンベア上に載置する。
また、トレーストック部のギヤは、吸着ハンドの回転軸とチェーンで繋ぐことによって、吸着ハンドの回転に同期して回転しトレーの送りを行うように構成する。
【0021】
搬送装置50は、上下2段のコンベア51、52と、上段のコンベア51上のトレーTを上下反転させながら下段のコンベア52上に案内するガイド53とで構成されており、上段のコンベア51は、供給装置から上下逆の状態のトレーTを受取り充填工程とは反対の方向にあるガイド53に搬送し、下段のコンベア52は上段のコンベア51と反対方向に向けて駆動され、供給されたトレーTを次工程へ搬送するに充分な長さに設定されており、ガイド53は円弧状をしており、上段のコンベア51で送られてきたトレーTは底部がガイド53の円弧状案内面に接触した状態で移動するので、下段のコンベア52上に送り込まれたときには、上下が反転して開口部が上向きになる。
なお、ガイド53は、トレーの底部に接触する板状体、トレーの仕切を構成する谷部に係合するレール、トレーのリブに係合する一対のレール等で構成することもできる。
【0022】
図にもとづき本発明のトレー供給装置を食品充填ラインに適用した実施例を説明するが、本発明は実施例により限定されるものではない。
【0023】
実施例1
図1、2は、本発明のトレー供給装置を単列の食品充填ラインに適用した例であり、この実施例は、後続の装置に空のトレーを供給するための平行に配置された2つの搬送装置と、搬送装置の間に配置されたトレーストッカーと、トレーストッカー中に積み重ねて収納されているトレーを一つずつ分離して搬送装置に供給するための供給装置とで構成されている。
【0024】
上記吸着吸着ハンドの回転、上下動、吸排気は、規定された順にしたがって作動すすべく構成する。
その作動を、図2において、3時位置(トレーストッカー上方)を第1位置、6時位置(コンベア上方)を第2位置、9時位置を第3位置、12時位置を第4位置、と命名し、作業開始時に、第1位置にある吸着装置を吸着ハンド1、第2位置にある吸着装置を吸着ハンド2、第3位置にある吸着装置を吸着ハンド3、第4位置にある吸着装置を吸着ハンド4と命名して、説明する。
90°単位で間欠的に回転する。
【0025】
▲1▼ 作業開始位置では、吸着ハンド1は第1位置に、吸着ハンド2は第2位置に、吸着ハンド3は第3位置に、吸着ハンド4は第4位置に位置しており、吸着ハンド2のみが下降してトレーストッカー中のトレーを吸着保持し元位置まで上昇する。
▲2▼ ▲1▼の作業開始位置から時計方向に90°回転すると、吸着ハンド1は第2位置に、吸着ハンド2は第3位置に、吸着ハンド3は第4位置に、吸着ハンド4は第1位置に移動し、この位置で、吸着ハンド1は、上昇位置で吸着状態を解除、吸着保持されていたトレーはコンベア上に落下させ、吸着ハンド4は、下降してトレーストッカー中のトレーを吸着保持し元位置まで上昇する。
▲3▼ さらに時計方向に90°(作業開始位置から180°)回転すると、
吸着ハンド1は第3位置に、吸着ハンド2は第4位置に、吸着ハンド3は第1位置に、吸着ハンド4は第2位置に移動し、この位置で、吸着ハンド3は下降してトレーストッカー中のトレーを吸着保持し元位置まで上昇し、吸着ハンド4は上昇位置で吸着状態を解除、吸着保持されていたトレーはコンベア上に落下させる。
▲4▼ さらに時計方向に90°(作業開始時から270°)回転すると、吸着ハンド1は第4位置に、吸着ハンド2は第1位置に、吸着ハンド3は第2位置に、吸着ハンド4は第3位置に移動し、この位置で、吸着ハンド2は下降してトレーストッカー中のトレーを吸着保持し、元位置まで上昇させ、吸着ハンド3は上昇位置で吸着状態を解除、吸着保持されていたトレーはコンベア上に落下させる。
▲5▼ さらに時計方向に90°(作業開始位置から360°)回転すると、吸着ハンド1は第1位置に、吸着ハンド2は第2位置に、吸着ハンド3は第3位置に、吸着ハンド4は第4位置に移動し、この位置で、吸着ハンド1は下降してトレーストッカー中のトレーを吸着保持し、元位置に上昇させ、吸着ハンド2は上昇位置で吸着状態を解除、吸着保持されていたトレーはコンベア上に落下させる。
以下、▲2▼〜▲5▼の作動を繰り返し、コンベアにトレーを連続して供給する。
【0026】
上記の一連の動作中各吸着ハンドは表1のような順序で吸着及び吸着状態を解除して搬送装置を構成する上段のコンベアにトレーを供給する。
したがって、支持体が1回転する間に4個のトレーを供給することができ、供給効率が向上する。
【0027】
【表1】
Figure 0004565486
【0028】
実施例2
図3、4は本発明のトレー供給装置を平行に設置された2列の食品充填ラインに適用した例であり、この実施例は、食品充填ラインを平行に2列設けた例であり、後続の装置に空のトレーを供給するための平行に配置された2つの搬送装置と、搬送装置の間に配置されたトレーストッカーと、トレーストッカー中に積み重ねて収納されているトレーを一つずつ分離して搬送装置に供給するための供給装置とで構成されている。
【0029】
この実施例では、トレーストッカー、供給装置及び吸着装置は、実施例1のものと同様のものを用いているが、その作動機構が下記のように実施例1のものとは相違している。
【0030】
上記吸着吸着ハンドの回転、上下動、吸排気は、規定された順にしたがって作動すべく構成する。
その作動を、図4において、3時位置(トレーストッカー上方)を第1位置、6時位置(コンベア上方)を第2位置、9時位置(トレーストッカー上方)を第3位置、12時位置(コンベア上方)を第4位置と命名し、作業開始時に、第1位置にある吸着装置を吸着ハンド1、第2位置にある吸着装置を吸着ハンド2、第3位置にある吸着装置を吸着ハンド3、第4位置にある吸着装置を吸着ハンド4と命名して、吸着ハンド移動装置の作動を説明する。
【0031】
▲1▼ 作業開始位置では、吸着ハンド1は第1位置に、吸着ハンド2は第2位置に、吸着ハンド3は第3位置に、吸着ハンド4は第4位置に位置しており、吸着ハンド1及び吸着ハンド3は、下降してトレーストッカー中のトレーを吸 着保持し、元位置まで上昇する。
▲2▼ ▲1▼の作業開始位置から時計方向に90°回転すると、吸着ハンド1は第2位置に、吸着ハンド2は第3位置に、吸着ハンド3は第4位置に、吸着ハンド4は第1位置に移動し、この位置で、
吸着ハンド1及び吸着ハンド3は、上昇位置で吸着状態を解除、吸着保持されていたトレーはコンベア上に落下させ、吸着ハンド2及び吸着ハンド4は、下降してストレートッカー中のトレーを吸着保持、元位置まで上昇する。
▲3▼ さらに時計方向に90°(作業開始位置から180°)回転すると、
吸着ハンド1は第3位置に、吸着ハンド2は第4位置に、吸着ハンド3は第1位置に、吸着ハンド4は第2位置に移動し、この位置で、吸着ハンド1及び吸着ハンド3は、下降してトレーストッカー中のトレーを吸着保持し、元位置まで上昇させ、吸着ハンド2及び吸着ハンド4は、上昇位置で吸着状態を解除、吸着保持されていたトレーをコンベア上に落下させる。
▲4▼ さらに時計方向に90°(作業開始時から270°)回転すると、吸着ハンド1は第4位置に、吸着ハンド2は第1位置に、吸着ハンド3は第2位置に、吸着ハンド4は第3位置に移動し、この位置で、吸着ハンド1及び吸着ハンド3は、上昇位置で吸着状態を解除して、吸着保持されていたトレーはコンベア上に落下させ、吸着ハンド2及び吸着ハンド4は、下降してトレーストッカー中のトレーを吸着保持し、元位置まで上昇する。
▲5▼ さらに時計方向に90°(作業開始位置から360°)回転すると、吸着ハンド1は第1位置に、吸着ハンド2は第2位置に、吸着ハンド3は第3位置に、吸着ハンド4は第4位置に移動し、この位置で、
吸着ハンド1及び吸着ハンド3は、上昇位置で吸着状態を解除して、吸着保持していたトレーをコンベア上に落下させ、吸着ハンド2及び吸着ハンド4は、下降してストレートッカー中のトレーを吸着保持し、元位置まで上昇する。
以下、▲2▼〜▲5▼の作動を繰り返し、コンベアにトレーを連続して供給する。
【0032】
図5において、右側のトレーコンテナーを(A)、左側のトレーコンテナーを(B)とし、図6において上側の搬送装置を(A)、下側の搬送装置を(B)とすると、各吸着吸着ハンドは、表2のような順序で吸着及び吸着状態を解除して搬送装置を構成する上段のコンベアにトレーを供給する。
したがって、上記表2に示すように、2列設けた搬送装置に、連続してトレーを供給することができる。
【0033】
【表2】
Figure 0004565486
【0034】
なお、以上は食品充填装置に使用した例を示したが、食品を充填する自動食品ラインに限らず、トレーを供給する自動ラインにもこの発明を適用できることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】
トレーストッカーで180°方向が変わる際、積層状態のトレーの一側辺側と他側辺側の移動量が異なるので重ね合わされたトレーのスタッキングリブ間の間隔が広がるのを利用し、ギアの歯を差し込むことにより物理的に1枚ずつ剥離しやすい状態を作り出しており、トレーストッカーのトレー取出口と供給口を別にしたので、トレーの補給の際装置を停止させる必要がない。
トレーストッカー中のトレーの移送がトレー供給の回動と連動しているので、吸着ヘッドに対して一定位置にトレーを移送することができ、吸着ヘッドによる吸着保持が確実になる。
【0036】
吸着ヘッドの前面に気流によって負圧状態を発生させるので、吸着ヘッドの保持面とトレー表面との間には空気層が形成され、トレーは吸着ヘッドに接触することはなく保持され、結果トレー表面に吸着ヘッドの接触痕を残すことがない。
【0037】
1方向に回転するロータリ式にしたので、往復動するものにおける復動時に相当する時間にも供給作動できるので、供給効率が向上し、また、平行に配置した2つの搬送装置に同時に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置全体の概略図である。
【図2】実施例1の供給部の概略図である。
【図3】実施例2の装置全体の概略図である。
【図4】実施例2の供給部の概略図である。
【図5】吸着吸着ハンドの断面及び要部拡大図である。
【図6】実施例2のエアー供給タイムチャート図である。
【符号の説明】
10 トレーストッカー
11 トレー収納部
12 開口(トレー供給口)
13 開口(トレー取出口)
14、15、16 送り用ギヤ
20 移送装置
21 支持枠
22 支持アーム
23 ガイド部
24 シリンダー
25 ロッド
30 吸着ハンド
31 吸着ヘッド
32 保持面
33 凹部
34 気体吐出部
35 気体案内面
36 ノズル
37 頭部
38 空気通路
39 エアーポケット
40 スリット
50 搬送装置
51 上段のコンベア
52 下段のコンベア
53 ガイド

Claims (5)

  1. 積層状態のトレーの一側辺を曲面に沿って移動させることにより、重ね合わされたトレーのスタッキングリブ間に間隙を形成するトレーの供給方法。
  2. 積層状態のトレーを1枚ずつ分離して上方の供給位置に移送するトレーストッカーと、供給位置のトレーを吸引保持する空気の吹き出しにより負圧を発生する吸着ヘッドと、吸着ヘッドを昇降可能に保持し、一方向に間欠回動する複数の吸着ハンドと、からなるトレー供給装置。
  3. トレーストッカーの収納部を側面視U字状に形成し、一端をトレー供給口とし他端をトレー取出口としたことを特徴とする請求項2記載のトレー供給装置。
  4. 側面視U字状の収納部の湾曲部に送り用ギヤを設けたことを特徴とする請求項3記載のトレー供給装置。
  5. 平行に配置した食品充填ラインの間に設置して左右両側の食品充填ラインにトレーを供給することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のトレー供給装置。
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