JP4562126B2 - 欠陥検出装置および欠陥検出方法 - Google Patents

欠陥検出装置および欠陥検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する技術に関する。
半導体基板、ガラス基板、プリント配線基板(以下、「基板」という。)等に形成されたパターンを検査する分野において、従来より主として比較検査方式が用いられている。例えば、多階調の被検査画像と多階調の参照画像との画素値の差の絶対値を示す差分絶対値画像を求めて各画素を所定のしきい値にて2値化することにより、1画素単位にて特定された領域が欠陥として検出される。
なお、特許文献1では、所定の検査領域毎に階調変換パラメータや画素値に関するしきい値を設定することにより、生成される多階調の差分画像から検査領域に応じた検出感度にて欠陥を精度よく検出する手法が開示されている。
特開平11−135583号公報
ところで、基板上には、通常、様々なパターンが形成されており、例えば、非常に細かい配線パターンが密に形成される場合には、被検査画像中において1画素程度の大きさ(面積)の欠陥であっても配線のショートやオープン等を引き起こす重大なものとなる。また、粗いパターンが疎に形成される場合には、1画素程度の大きさの欠陥であれば、その影響は小さいことが多い。このような密なパターンおよび疎なパターンが、1つの被検査画像中に存在する場合に、特許文献1に示すように検出感度を適宜変更したとしても、小さな欠陥のうち不要なものがある程度検出されてしまい、欠陥検出の効率が余り向上されず、操作者や他の装置が欠陥を撮像して確認する(すなわち、レビューする)際に長時間を要してしまう。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、検査領域に応じて欠陥を効率よく検出することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、基板を撮像して多階調の被検査画像を取得する撮像部と、被検査画像において、予め設定された複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する欠陥検出手段と、欠陥の面積または形状に関して検査領域毎に設定される欠陥判定条件に基づいて、前記欠陥検出手段にて検出された欠陥を実質的に限定する欠陥限定手段とを備え、前記欠陥検出手段が、前記被検査画像から欠陥を示す多階調の欠陥画像を生成し、前記欠陥限定手段が、前記欠陥画像の各画素をおよそ中心として、前記各画素が属する検査領域の欠陥判定条件に合わせた要素値の配列の平滑化フィルタを前記欠陥画像に作用させるフィルタ回路と、前記平滑化フィルタを作用させた後の前記欠陥画像を2値化することにより、限定された欠陥の領域を示す欠陥領域画像を生成する2値化回路とを備える。
請求項に記載の発明は、基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、基板を撮像して多階調の被検査画像を取得する撮像部と、被検査画像において、予め設定された複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する欠陥検出手段と、欠陥の面積または形状に関して検査領域毎に設定される欠陥判定条件に基づいて、前記欠陥検出手段にて検出された欠陥を実質的に限定する欠陥限定手段とを備え、前記欠陥検出手段が、前記被検査画像中の欠陥の領域を示す2値の欠陥領域画像を生成し、前記欠陥限定手段が、前記欠陥領域画像において欠陥判定条件に合わせて変更可能な画素配列を走査しつつ、前記画素配列が前記欠陥の領域に含まれるか否かを判定する演算回路であり、前記演算回路が、前記欠陥領域画像中にて移動する所定の抽出範囲の画素値群を抽出する抽出回路と、複数の論理積回路と、選択回路とを有し、前記複数の論理積回路のそれぞれが、前記画素値群のうち欠陥判定条件に対応する画素配列に含まれる画素の値の論理積を出力し、前記選択回路が、前記抽出範囲中の所定の画素が含まれる検査領域の欠陥判定条件に従って、前記複数の論理積回路からそれぞれ出力される複数の論理積のいずれかを選択する。
請求項に記載の発明は、請求項1またはに記載の欠陥検出装置であって、前記欠陥検出手段が、前記被検査画像と参照画像とを比較することにより欠陥を検出する。
請求項に記載の発明は、基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、a)基板を撮像して多階調の被検査画像を取得する工程と、b)前記被検査画像において、予め設定された複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する工程と、c)欠陥の面積または形状に関して検査領域毎に設定される欠陥判定条件に基づいて、前記b)工程にて検出された欠陥を実質的に限定する工程とを備え、前記b)工程において、前記被検査画像から欠陥を示す多階調の欠陥画像が生成され、前記c)工程において、前記欠陥画像の各画素をおよそ中心として、前記各画素が属する検査領域の欠陥判定条件に合わせた要素値の配列の平滑化フィルタを前記欠陥画像に作用させ、前記平滑化フィルタを作用させた後の前記欠陥画像を2値化することにより、限定された欠陥の領域を示す欠陥領域画像が生成される。
請求項に記載の発明は、基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、a)基板を撮像して多階調の被検査画像を取得する工程と、b)前記被検査画像において、予め設定された複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する工程と、c)欠陥の面積または形状に関して検査領域毎に設定される欠陥判定条件に基づいて、前記b)工程にて検出された欠陥を限定する工程とを備え、前記b)工程において、前記被検査画像中の欠陥の領域を示す2値の欠陥領域画像が生成され、前記c)工程において、前記欠陥領域画像において欠陥判定条件に合わせて変更可能な画素配列を走査しつつ前記画素配列が前記欠陥の領域に含まれるか否かが判定され、このとき、前記欠陥領域画像中にて移動する所定の抽出範囲の画素値群が順次抽出され、前記画素値群のうち複数の欠陥判定条件のそれぞれに対応する画素配列に含まれる画素の値の論理積が取得され、前記抽出範囲中の所定の画素が含まれる検査領域の欠陥判定条件に従って、前記複数の欠陥判定条件に対応する複数の論理積のいずれかが選択される。
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の欠陥検出方法であって、前記b)工程において、前記被検査画像と参照画像とを比較することにより欠陥が検出される。
請求項1ないしの発明では、検査領域に応じて異なる面積または形状に関する欠陥判定条件を用いることにより、欠陥を効率よく検出することができる。
また、請求項1の発明では、簡単な構成で検査領域に応じた欠陥を検出することができ、請求項の発明では、検査領域に応じた欠陥を高速に検出することができる。
図1は、本発明の関連技術の実施の形態に係る欠陥検出装置1の構成を示す図である。欠陥検出装置1は、所定の配線パターンが形成された半導体の基板9を保持するステージ2、基板9を撮像して基板9の多階調の画像を取得する撮像部3、および、撮像部3に対してステージ2を相対的に移動するステージ駆動部21を備える。
撮像部3は、照明光を出射する照明部31、基板9に照明光を導くとともに基板9からの光が入射する光学系32、および、光学系32により結像された基板9の像を電気信号に変換する撮像デバイス33を有し、撮像デバイス33から基板9の画像データが出力される。ステージ駆動部21はステージ2を図1中のX方向およびY方向に移動する機構を有する。なお、本実施の形態では可視光である照明光を利用して撮像部3にて画像が取得されるが、例えば、電子線やX線等を利用して画像が取得されてもよい。
欠陥検出装置1は、検査対象の画像(すなわち、被検査画像)中に設定される複数の検査領域を示す画像を記憶する検査領域メモリ41、参照画像を記憶する参照画像メモリ42、被検査画像において複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する欠陥検出部43、被検査画像中の複数の検査領域に含まれる欠陥の領域を示す画像(以下、「欠陥領域画像」という。)を記憶する欠陥領域画像メモリ44、並びに、各種演算処理を行うCPUや各種情報を記憶するメモリ等により構成されたコンピュータ5をさらに備え、コンピュータ5により欠陥検出装置1の各構成が制御される。
図2は欠陥検出装置1が基板9上に形成されたパターンの欠陥を検出する処理の流れを示す図である。欠陥検出装置1では、まず、操作者がコンピュータ5の入力部を介して基板9上の複数の領域を指定する入力を行うことにより、複数の検査領域が設定される(ステップS11)。なお、コンピュータ5には表示部も設けられており、操作者による検査領域の設定がGUI(Graphical User Interface)により容易に実現可能とされている。
図3はコンピュータ5の表示部に表示された画像を示す図である。図3に示すように、表示部上のウィンドウ51には基板9上の所定の大きさの基本領域61が表示されており(この領域に含まれるパターンも表示されていてもよい。)、設定された複数の検査領域62が基本領域61に重ねて特定可能に表示される。コンピュータ5では、図3中の基本領域61上において、各検査領域62を規定する矩形の左上の頂点の位置(座標)および右下の頂点の位置を記憶することにより、各検査領域62の範囲が記憶される。また、操作者により各検査領域62に対して、欠陥の面積に関するしきい値が欠陥判定条件として設定されてコンピュータ5に記憶される(ステップS12)。
検査領域メモリ41は、撮像部3により取得される画像中の画素と同様に配列された複数のセル(ただし、複数のセルが実際に配列されている必要はなく、画素の配列と同様に特定可能であればよい。)を有し、2値のビットマップのデータが記憶可能とされる。検査領域メモリ41では、図4に概念的に示すように、設定された各検査領域62(図4中にて破線にて示す。)に含まれる画素に対応するセル411には値「1」が入力され、他のセル411には値「0」が入力される。
続いて、検査対象の基板9と同様のパターンが形成された参照用の基板(以下、「参照基板」という。)9が図1のステージ2上に載置され、撮像部3による撮像位置が、基本領域61と同じパターンが形成された参照基板9上の領域に合わせられて参照画像が取得される(ステップS13)。このとき、撮像部3はスイッチ45により参照画像メモリ42に接続され、参照画像は参照画像メモリ42に記憶される。
参照画像が取得されると、ステージ2上から参照基板9が取り除かれ、検査対象の基板9がステージ2上に載置される。また、スイッチ45は欠陥検出部43へと接続され、基板9上の基本領域61が撮像されて被検査画像が取得される(ステップS14)。被検査画像の各画素値は欠陥検出部43へと順次出力され、参照画像メモリ42中の参照画像の各画素値も欠陥検出部43へと出力される。なお、検査対象の基板9上の所定の周期(例えば、基板9上に配列形成されるダイのパターンの中心間の距離)だけ離れた2つの領域をそれぞれ撮像することにより被検査画像および参照画像が取得されてもよい。また、参照画像は設計データ(CADデータ)から作成されて準備され、参照画像メモリ42に入力されてもよい。
欠陥検出部43では、被検査画像の各画素値に対応する参照画像の画素値が特定されて両画素値の差分絶対値が求められる。そして、差分絶対値が所定のしきい値と比較され、しきい値以上の場合に「1」とされ、しきい値未満の場合には「0」とされて2値化される。また、同時に被検査画像の各画素値に対応する検査領域メモリ41中のセル411の値が読み出され(図4参照)、この値と2値化後の値との論理積がさらに算出される。これにより、被検査画像中の複数の検査領域62に含まれる欠陥(の領域)が検出される(ステップS15)。
欠陥検出部43における上記処理は、被検査画像と参照画像との位置を合わせ、位置合わせ後の被検査画像と参照画像とを比較して差分絶対値画像を求め、所定のしきい値にて2値化することにより、図5に示すように被検査画像中の欠陥の領域631(ただし、実際には微小な領域であるため、図5中では点で示している。)を示す2値の画像63を生成し、さらに、2値の画像63中の検査領域62(図5中にて二点鎖線にて示す。)以外の領域をマスクすることにより、図6に示すように複数の検査領域62に含まれる欠陥の領域631を示す2値の欠陥領域画像64を生成する処理に相当する。欠陥領域画像64の各画素値は、欠陥領域画像メモリ44に入力されて記憶される。なお、差分絶対値を2値化する際のしきい値が欠陥判定条件に含められ、検査領域62毎に異なるものとされてもよい。
コンピュータ5では、欠陥領域画像メモリ44から所定の大きさの領域毎に画素値が読み出されてラベリング処理が施され、各欠陥の重心座標および面積が算出される。続いて、各欠陥の重心座標と各検査領域62の範囲とを比較することにより各欠陥が属する検査領域62が特定され、各欠陥の面積と、この欠陥が属する検査領域62に設定された欠陥判定条件が示す面積しきい値との比較が行われる。そして、各欠陥の面積が面積しきい値以上である場合には、この欠陥が検出すべき欠陥であるとして、その重心座標や面積等の情報がコンピュータ5に記憶される。これにより、欠陥領域画像メモリ44中の欠陥領域画像に含まれる全ての欠陥から、その面積が対応する欠陥判定条件の面積しきい値以上となる欠陥だけが限定される(ステップS16)。
また、限定された欠陥の位置を示す画像(いわゆる、欠陥マップ)が必要に応じて表示部に表示され、これに基づいて欠陥が操作者や他の専用の装置により効率よくレビューされる。そして、欠陥の原因が特定され、半導体製造工程における各プロセスへの迅速なフィードバックが実現される。
以上のように、図1の欠陥検出装置1では、欠陥検出部43にて被検査画像中の複数の検査領域62に含まれる欠陥が検出され、コンピュータ5によりソフトウェア的に実現される機能により、欠陥の面積に関して検査領域62毎に設定される欠陥判定条件に基づいて欠陥検出部43にて検出された欠陥が限定される。
ここで、1つの被検査画像において、図7.Aに示すように、非常に細かい配線パターン(図7.A中にて平行斜線を付して示す。)が密に形成される領域では、1つの画素91程度の大きさの欠陥であっても配線のショートやオープン等の原因となり、図7.Bに示すように、比較的粗いパターン(図7.B中にて平行斜線を付して示す。)が疎に形成される領域では、1つの画素91程度の大きさの欠陥では重大な影響を与えない。このような場合に、検査領域62毎に単純に検出感度(すなわち、差分絶対値画像を2値化する際のしきい値)を変えるのみでは検出する必要がない欠陥までもが検出されてしまうが、図1の欠陥検出装置1では、検査領域62に応じて異なる面積に関する欠陥判定条件を用いることにより検出すべき欠陥を的確に限定し、欠陥を効率よく検出することができる。
図8は本発明の第1の実施の形態に係る欠陥検出装置1aを示す図である。図8の欠陥検出装置1aは、図1の欠陥検出装置1と比較して、欠陥検出部43と欠陥領域画像メモリ44との間に欠陥限定回路71が設けられるとともに、検査領域メモリ41が多値のビットマップのデータを記憶する点で相違する。他の構成は図1の欠陥検出装置1と同様であり、同符号を付している。
図9および図10は欠陥限定回路71の一部の構成を示す図であり、図9は抽出回路72を示し、図10は複数の(本実施の形態では、4個の)論理積回路73および1つの選択回路74を示している。なお、実際には、図9の抽出回路72と図10の論理積回路73および選択回路74とは電気的に接続している。
図9の抽出回路72は、欠陥検出部43から欠陥領域画像の画素値が入力される複数のラインバッファ721、および、所定の行方向および列方向に5行4列に配列された複数のDFF(Dフリップフロップ)回路722を有する。横方向(行方向)に並ぶDFF回路722の各行においてラインバッファ721側の先頭のDFF回路722には、その行番号に応じて遅延された画素値がラインバッファ721から入力される。すなわち、欠陥領域画像の一の注目画素値が最上段の行(第1行)の先頭のDFF回路722aに入力される際には、1つ下の行(第2行)の先頭のDFF回路722には欠陥領域画像において注目画素値より1ライン分だけ先行して入力された画素値が入力され、最下段の行(第5行)の先頭のDFF回路722には注目画素値より4ライン分だけ先行して入力された画素値が入力される。行方向に並ぶ複数のDFF回路722のそれぞれでは、ラインバッファ721側に隣接するDFF回路722またはラインバッファ721から一の画素値が入力されると、次のクロックのパルスに応じてラインバッファ721とは反対の下流側に(すなわち、下流側に隣接するDFF回路722が存在する場合はその回路へと)、この画素値を出力する。
抽出回路72では先頭のDFF回路722にそれぞれ入力される5個の画素値(図9および図10中にてそれぞれ符号P00,P10,P20,P30,P40を付す。)、および、複数のDFF回路722からそれぞれ同時に出力される20個の画素値(図9および図10中にてそれぞれ符号P01〜P04,P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,P41〜P44を付す。)が抽出される。すなわち、抽出回路72では欠陥領域画像中の5×5画素の範囲(以下、「抽出範囲」という。)の画素値群が抽出され、抽出範囲はクロックのパルスに応じて欠陥領域画像中を移動(走査)する。なお、抽出範囲の大きさは5×5画素の範囲には限定されず、配列されるDFF回路722の個数によって決定される。
抽出範囲の画素値群のうち、中央の画素値P22は図10の選択回路74に直接入力され、4個の論理積回路73のそれぞれには、後述するように、所定の組合せの画素値が入力される。選択回路74では、セレクト信号変換部741からの信号に応じて画素値P22、および、4個の論理積回路73からそれぞれ出力される4個の論理積のいずれかが選択される。
図8の欠陥検出装置1aにてパターンの欠陥が検出される際には、図1の欠陥検出装置1と同様に、検査領域62が設定されて検査領域メモリ41の各セルに値が入力される(図2:ステップS11)。このとき、欠陥検出装置1aでは、図3に示す3個の検査領域62のそれぞれに異なる値(例えば、「1」、「2」、「3」)が関連付けられ、図11に概念的に示すように、各検査領域62(図11中にて破線にて示す。)中の各画素値に対応する検査領域メモリ41中のセル411には、当該検査領域62に関連付けられた値「1」、「2」または「3」が入力され、他のセル411には値「0」が入力される。また、本実施の形態では、各検査領域62に対して異なる面積の所定の形状(本実施の形態では正方形)を示す欠陥判定条件(すなわち、欠陥の面積および形状に係る判定条件)が設定される(ステップS12)。
検査領域62および欠陥判定条件が設定されると、関連技術の実施の形態と同様に参照基板9から参照画像が取得され(ステップS13)、続いて、撮像部3により被検査画像が取得される(ステップS14)。被検査画像の各画素値は欠陥検出部43に順次出力され、この画素値に対応する参照画像の画素値との差分絶対値が求められ、所定のしきい値にて2値化される。また、検査領域メモリ41からも対応するセル411の値が出力され、2値化後の値と検査領域メモリ41からの値(ただし、1以上の値は「1」として取り扱われる。)との論理積が求められる(すなわち、2値化後の差分絶対値画像がマスクされる。)。これにより、欠陥検出部43において被検査画像中の欠陥の領域を示す2値の欠陥領域画像が生成され、複数の検査領域62に含まれる欠陥が検出される(ステップS15)。
欠陥領域画像の各画素値は欠陥限定回路71へと順次出力されて図9のラインバッファ721に入力され、欠陥領域画像中にて移動する抽出範囲の画素値群が順次抽出される。画素値群は、図10の論理積回路73または選択回路74に出力され、選択回路74に画素値P22および4個の論理積回路73のそれぞれの論理積が入力される。
ここで、各論理積回路73に入力される画素値の組合せは、検査領域62毎に設定される欠陥判定条件によって決定される。前述のように、欠陥判定条件は特定の面積を有する所定の形状を示すものであり、例えば、1×1画素、2×2画素、3×3画素、4×4画素および5×5画素の面積の正方形のいずれかが、欠陥判定条件として検査領域62毎に設定され、設定された面積の正方形を含む大きさの欠陥が検出すべきものとされる。この場合、4個の論理積回路73にはそれぞれ、2×2画素の4個の画素値P11,P12,P21,P22、3×3画素の9個の画素値P11〜P13,P21〜P23,P31〜P33、4×4画素の16個の画素値P00〜P03,P10〜P13,P20〜P23,P30〜P33、並びに、5×5画素の25個の画素値P00〜P04,P10〜P14,P20〜P24,P30〜P34,P40〜P44が入力される。すなわち、4個の論理積回路73のそれぞれには、抽出範囲の画素値群のうち欠陥判定条件に対応する画素配列に含まれる画素の画素値が入力される。そして、各論理積回路73において、入力される全ての画素値が欠陥を示す場合に(すなわち、対応する画素配列が欠陥の領域に含まれる場合に)、論理積「1」が選択回路74に出力され、他の場合には「0」が出力される。なお、1×1画素の1個の画素値P22は、前述のように、選択回路74に直接入力される。
選択回路74では、図11に示す検査領域メモリ41から画素値P22の画素に対応するセル411の値が読み出され、セレクト信号変換部741にて変換されて選択回路74に入力される。例えば、画素値P22の画素が含まれる検査領域62の欠陥判定条件が3×3画素の正方形を示す場合には、選択回路74ではセレクト信号変換部741からの信号に基づいて9個の画素値P11〜P13,P21〜P23,P31〜P33が入力される論理積回路73aからの出力が選択される。すなわち、選択回路74では抽出範囲中の中央に位置する画素値P22の画素が含まれる検査領域62の欠陥判定条件に従って、抽出回路72から直接入力される画素値P22、および、4個の論理積回路73からそれぞれ出力される4個の論理積のいずれかが選択される。これにより、欠陥判定条件に従って限定された欠陥の領域を示す欠陥領域画像が生成され、この画像の各画素値(すなわち、選択された各値)は検査領域メモリ41へと出力されて記憶される(ステップS16)。なお、選択回路74における選択は、抽出範囲中の中央の画素値P22以外の他の画素値の画素が含まれる検査領域62の欠陥判定条件に従って行われてもよい。
コンピュータ5では、欠陥領域画像メモリ44中の所定の領域毎に画素値が読み出され、ラベリング処理を行った後、欠陥の重心座標および面積が算出される。そして、必要に応じてコンピュータ5の表示部に欠陥マップが表示される。なお、欠陥検出装置1aにて取得される限定後の欠陥領域画像中では、欠陥の面積が欠陥判定条件が示す正方形の面積が大きくなるほど小さくなるが、コンピュータ5では限定後の欠陥領域画像が示すそのままの欠陥の面積が求められてもよく、検査領域62の欠陥判定条件に合わせて欠陥が膨張された後に面積が取得されてもよい。
以上のように、図8の欠陥検出装置1aの欠陥限定回路71では、欠陥領域画像中にて移動する抽出範囲の画素値群が抽出され、抽出範囲中の所定の画素が含まれる検査領域62の欠陥判定条件に対応する画素配列が、欠陥領域画像中の欠陥の領域に含まれるか否かが演算により判定される。これにより、欠陥検出装置1aでは検査領域62に応じて異なる面積の所定の形状に関する欠陥判定条件を用いることにより、検査領域に応じた欠陥を高速にかつ効率よく検出することができる。
なお、検査領域62毎に設定される欠陥判定条件は、特定の面積の正方形に関するもの以外に、他の形状に関するものであってもよい(以下、同様)。また、全ての実施の形態の説明後に具体的に説明するが、各論理積回路73に入力される画素値の画素配列は、面積を互いに変更した所定の形状を示すもの以外に、互いに異なる様々な形状を示すものであってもよく、欠陥判定条件に合わせて様々に変更可能である。したがって、欠陥領域画像中を抽出範囲が走査することは、欠陥判定条件に合わせて変更可能な画素配列が走査しているものと捉えることができる。もちろん、欠陥限定回路の設計によっては、欠陥領域画像において実際に欠陥判定条件に合わせて変更される画素配列を走査させ、欠陥領域画像中の欠陥が限定されてもよい。
また、検査領域メモリ41からの値が「0」である場合には、選択回路74が常に「0」を出力するように設計することにより、欠陥検出部43における2値化後の差分絶対値画像をマスクする処理が省略されてもよい。
図12は本発明の第2の実施の形態に係る欠陥検出装置1bの構成を示す図である。図12の欠陥検出装置1bは、図1の欠陥検出装置1と比較して、欠陥検出部43と欠陥領域画像メモリ44との間にフィルタ回路75および2値化回路76が設けられるとともに、図8の欠陥検出装置1aと同様に、検査領域メモリ41が多値のビットマップのデータを記憶する点で相違する。他の構成は図1の欠陥検出装置1と同様であり、同符号を付している。
図12の欠陥検出装置1bがパターンの欠陥を検出する際には、第1の実施の形態と同様に、操作者により検査領域62が設定され(図2:ステップS11)、各検査領域62に含まれる画素に対応する検査領域メモリ41中のセル411に、当該検査領域62に関連付けられた値が入力され、他のセル411には値「0」が入力される(図11参照)。また、検査領域62毎に特定の面積の所定の形状に関する欠陥判定条件が設定される(ステップS12)。
続いて、参照画像が取得されて参照画像メモリ42に記憶され(ステップS13)、その後、被検査画像が取得されて被検査画像の各画素値が欠陥検出部43に順次出力される(ステップS14)。欠陥検出部43では、被検査画像の各画素値と参照画像の対応する画素値との差分絶対値が算出されるとともに、検査領域メモリ41からも対応するセル411の値が出力される。そして、検査領域メモリ41からの値が「0」である場合には差分絶対値は「0」とされ、他の値である場合には差分絶対値はそのままとされ(すなわち、差分絶対値画像がマスクされ)、複数の検査領域62に含まれる欠陥を示す多階調の欠陥画像が生成される(ステップS15)。フィルタ回路75には欠陥画像の各画素値が順次入力され、欠陥画像に空間フィルタリング処理が施される。
ここで、フィルタ回路75についての説明を行う。図13はフィルタ回路75にて利用されるフィルタ751を示す図である。フィルタ751中の各要素の要素値(重み係数)Wは、コンピュータ5からの入力により変更可能とされる。フィルタ回路75において、処理対象の画像中の一の注目画素に対して処理を施す際には、この注目画素にフィルタ751の中央の要素を合わせるようにして処理対象の画像にフィルタ751を重ね合わせ、数1の演算を行うことにより注目画素の画素値I0,0が新たな画素値Outに変換される。なお、数1中の要素値Wi,jおよび画素値Ii,jのそれぞれにおけるiは中央の要素である注目画素に対する列方向の位置を示し、jは行方向の位置を示し、iおよびjは共に−2〜2の整数とされる。
Figure 0004562126
数1に示すように、フィルタ回路75は積和型フィルタとされる。フィルタ751において中央の要素の要素値W0,0を「1」とし、他の要素の要素値を「0」とした場合には、フィルタ回路75では処理対象の画像をそのまま出力することとなる。また、中央の3×3の要素の要素値を「1」として他の要素の要素値を「0」とした場合には、カーネルサイズが3×3画素の移動平均フィルタとなり、5×5の全ての要素の要素値を「1」とした場合にはカーネルサイズが5×5画素の移動平均フィルタが構成される。このような移動平均フィルタは、一般的には平滑化フィルタとして利用され、カーネルサイズ以下のノイズや欠陥の画素値の特徴を低減させることが可能となる。
フィルタ回路75には、欠陥画像中の各画素に対して検査領域メモリ41から対応するセル411の値が入力され、この値から特定される検査領域62に設定された欠陥判定条件に合わせてフィルタ751の各要素値がコンピュータ5により変更され(ただし、欠陥判定条件に合わせたフィルタ751の要素値の配列は予め決定されている。)、この画素に対する新たな画素値が取得される。
例えば、欠陥判定条件が3×3画素の正方形を示す場合には、フィルタ751の中央の3×3の要素の要素値を「1」とし、他の要素の要素値を「0」として数1に示す演算を行って新たな画素値が取得され、欠陥判定条件が4×4画素の正方形を示す場合には、フィルタ751の中央の要素をおよそ中心とする4×4の要素(すなわち、4×4の要素配列の内側の2×2の要素配列に中央の要素が含まれる。)の要素値を「1」とし、他の要素の要素値を「0」として新たな画素値が取得される。このようなフィルタ回路75の処理により、欠陥画像の各画素をおよそ中心として、各画素が属する検査領域の欠陥判定条件に従ったフィルタが欠陥画像に作用され、欠陥画像において欠陥判定条件が示す面積の正方形より小さい(正確には、この正方形を含むことができない大きさの)欠陥については、この欠陥の領域に含まれる画素の画素値が全体的に小さくなる。
なお、フィルタ751における要素値の分布を2次元ガウス分布とすれば、フィルタ回路75をいわゆるガウシアンフィルタとして利用することも可能である。また、フィルタ回路75は積和型フィルタに限定されず、欠陥画像の各画素をおよそ中心として、各画素が属する検査領域62の欠陥判定条件に従ったフィルタを欠陥画像に作用させることが可能であるならば、他の種類のフィルタであってもよい。
フィルタを作用させた後の欠陥画像の各画素値は、2値化回路76へと順次出力されて所定のしきい値(検査領域62毎に変更されてもよい。)と比較され、例えば、画素値がしきい値より大きい場合には値「1」が出力され、画素値がしきい値より小さい場合には値「0」が出力される。すなわち、2値化回路76によりフィルタを作用させた後の欠陥画像が2値化される。このとき、対応する欠陥判定条件が示す面積の正方形より小さい欠陥では、前述のように画素値が全体的に小さくなるため、値「1」が出力される(すなわち、検出すべき欠陥として選択される)可能性が低くなる。これにより、検査領域62の欠陥判定条件に応じて限定された欠陥の領域を示す欠陥領域画像が生成され、欠陥領域画像メモリ44にて記憶される(ステップS16)。コンピュータ5では、欠陥領域画像メモリ44から画素値が読み出されて限定された欠陥の重心座標および面積が算出され、必要に応じてコンピュータ5の表示部に欠陥マップが表示される。
以上のように、図12の欠陥検出装置1bでは、欠陥を示す多階調の欠陥画像の各画素に対して、フィルタ回路75により、この画素が属する検査領域62の欠陥判定条件に従ったフィルタを用いて新たな画素値が求められ、2値化回路76が新たな画素値を所定のしきい値にて2値化することにより、検査領域62毎に設定される欠陥判定条件に基づいて欠陥画像の欠陥が実質的に限定される。これにより、欠陥検出装置1bでは、簡単な構成で検査領域に応じた欠陥を効率よく検出することができる。
なお、検査領域メモリ41からの値が「0」である場合には、フィルタ回路75が常に「0」を出力するように設計することにより、欠陥検出部43における差分絶対値画像をマスクする処理が省略されてもよい。
図14は本発明の他の関連技術の実施の形態に係る欠陥検出装置1cの構成を示す図である。図14の欠陥検出装置1cは、図1の欠陥検出装置1と比較して、撮像部3からの画像がフィルタ回路75を介して欠陥検出部43または参照画像メモリ42に出力されるとともに、図8および図12の欠陥検出装置1a,1bと同様に、検査領域メモリ41が多値のビットマップのデータを記憶する点で相違する。
図14の欠陥検出装置1cにてパターンの欠陥を検出する際には、第1および第2の実施の形態と同様に、検査領域62が設定されて検査領域62毎に欠陥の所定の形状(例えば、正方形)の面積に関する欠陥判定条件が決定され(図2:ステップS11,S12)、撮像部3にて参照画像が取得される(ステップS13)。このとき、欠陥検出装置1cでは、フィルタ回路75により第2の実施の形態におけるものと同様のフィルタが参照画像に対して作用される。すなわち、参照画像の各画素をおよそ中心として、各画素が属する検査領域62の欠陥判定条件に従って各要素値が変更されたフィルタを用いて参照画像にフィルタ処理が施され、処理後の参照画像の各画素値が参照画像メモリ42に出力されて記憶される。なお、フィルタ回路75では、検査領域62に含まれない画素に対しては、処理が施されなくてもよい。
続いて取得される被検査画像に対しても、フィルタ回路75により被検査画像の各画素をおよそ中心として各画素が属する検査領域62の欠陥判定条件に従ったフィルタが被検査画像に作用され、処理後の被検査画像の各画素値が欠陥検出部43に順次出力される(ステップS14)。このとき、フィルタ回路75による処理により、被検査画像中の欠陥が、これが属する検査領域62の欠陥判定条件が示す面積の正方形よりも小さい(すなわち、欠陥がこの正方形を含むことができない大きさである)場合には、この欠陥の領域に含まれる画素の画素値は参照画像の対応する画素値に近くなる。
欠陥検出部43では、フィルタを作用させた後の被検査画像の各画素値と、同様にフィルタを作用させた後の参照画像の対応する画素値との差分絶対値が算出され、所定のしきい値と比較されて2値化される。また、検査領域メモリ41から対応するセルの値が出力され(図11参照)、この値(ただし、1以上の値は「1」として取り扱われる。)と2値化後の値との論理積がさらに算出される。これにより、複数の検査領域62に含まれる欠陥の領域を示す2値の欠陥領域画像が生成され、欠陥検出部43にて欠陥(の領域)が検出される(ステップS15)。
このとき、被検査画像および参照画像のそれぞれに、各画素が属する検査領域62の欠陥判定条件に合わせたフィルタが作用されていることから、前述のように、欠陥判定条件が示す面積の正方形より欠陥が小さい場合には、欠陥の領域における被検査画像と参照画像との画素値の差が小さくなり、欠陥として検出されにくくなる。したがって、欠陥検出部43にて検出される欠陥は、その欠陥が含まれる検査領域62の欠陥判定条件に基づいたフィルタ回路75の処理により実質的に限定されたものであるといえ、欠陥の検出と同時に欠陥が限定されることとなる(ステップS16)。限定された欠陥の領域を示す欠陥領域画像の各画素値は欠陥領域画像メモリ44に出力されて記憶され、コンピュータ5にて欠陥の所定の情報が取得される。
以上のように、図14の欠陥検出装置1cでは、撮像部3から出力される被検査画像および参照画像に対して、各画素をおよそ中心として各画素が属する検査領域62の欠陥判定条件に従ったフィルタを作用するフィルタ回路75が設けられ、フィルタを作用させた後の被検査画像および参照画像から、欠陥検出部43により複数の検査領域62に含まれるととも対応する欠陥判定条件に合わせて限定された欠陥が検出される。これにより、欠陥検出装置1bでは、簡単な構成で検査領域に応じた欠陥を効率よく検出することができる。
以上の第1および第2、並びに、他の関連技術の実施の形態の説明では、欠陥判定条件として特定の面積の所定の形状が検査領域毎に設定されるものとしたが、欠陥検出装置では、様々な形状が欠陥判定条件として検査領域毎に設定されてもよい。
例えば、一の検査領域および他の検査領域において、それぞれ縦方向に細長い形状および横方向に細長い形状(以下、それぞれ「縦長形状」および「横長形状」という。)を含む欠陥を検出する場合には、図8の欠陥検出装置1aでは、一の論理積回路に画素値P02,P12,P22,P32,P42が入力され、他の論理積回路に画素値P20,P21,P22,P23,P24が入力され(図9参照)、選択回路により検査領域毎にいずれかの論理積回路からの出力が選択されることにより、縦長形状または横長形状を含む欠陥を検出することができる。また、図12または図14の欠陥検出装置1b,1cでは、一の検査領域に対してはフィルタ751の要素値W0,−2,W0,−1,W0,0,W0,1,W0,2を「1」、他の要素値を「0」とし、他の検査領域に対してはフィルタ751の要素値W−2,0,W−1,0,W0,0,W1,0,W2,0を「1」、他の要素値を「0」とすることにより、縦長形状または横長形状を含む欠陥を検出することができる。もちろん、欠陥の形状に関する欠陥判定条件は、縦長形状や横長形状以外に、例えば、L型形状等、様々な形状とすることができる。
また、ハードウェアリソースの許容範囲内において、欠陥検出装置1aの抽出回路72のDFF回路722を増やしたり、欠陥検出装置1b,1cのフィルタ回路75のフィルタ751の大きさを変更することにより、欠陥の面積または形状に関する欠陥判定条件を多様に変更することができる。
一方で、図1の欠陥検出装置1では、所定の形状に限らない面積に関する欠陥判定条件(面積しきい値)を検査領域毎に設定することが可能であるが、欠陥検出装置1においても様々な形状が欠陥判定条件として検査領域毎に設定されてもよい。例えば、コンピュータ5においてラベリング後の欠陥の外接矩形が求められ、この外接矩形の縦方向および横方向の長さの比によって検査領域毎に縦長形状または横長形状の欠陥を検出することができる。すなわち、図1の欠陥検出装置1では欠陥の面積または(/および)形状に基づきつつ検査領域に応じた条件で欠陥を高度に検出することができる。
以上のように、図1の欠陥検出装置1、並びに、図8、図12および図14の欠陥検出装置1a〜1cでは、検査領域に応じて異なる欠陥の面積または形状に関する欠陥判定条件を用いて、欠陥を効率よく検出することができる。
また、欠陥検出装置では、検査領域および欠陥判定条件を自動的に設定する欠陥判定条件設定部が設けられてもよい。欠陥判定条件設定部では被検査画像または参照画像において、適当な領域毎にエッジ抽出を行ってエッジの密度を求めることにより(または、空間周波数を求めることにより)、エッジの密度が高い(または、周波数が高い)領域には欠陥判定条件の面積が小さく設定され、エッジの密度が低い(または、周波数が低い)領域には欠陥判定条件の面積が大きく設定される。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが上記実施の形態様々な変形が可能である。
上記実施の形態では、欠陥検出部43において、被検査画像と参照画像との互いに対応する画素値を比較することにより欠陥が容易に検出されるが、基板9上のパターンによっては、例えば、被検査画像を2値化し、2値の被検査画像のパターンに膨張処理を施した後、収縮処理を施して得られた画像と、2値の被検査画像のパターンに収縮処理を施した後、膨張処理を施して得られた画像との排他的論理和の画像を求めることにより、参照画像を用いることなく被検査画像中の欠陥の領域が検出されてもよい。
限定された欠陥の検出を高速に行う必要がない場合には、コンピュータ5により上記第2および他の関連技術の実施の形態におけるフィルタ回路75(および、2値化回路76)と同様の機能が実現されてもよく、第1の実施の形態における欠陥限定回路71による処理を2値画像に対するフィルタ処理と捉えて、コンピュータ5により実現させることも可能である。もちろん、コンピュータ5の処理により、複数の検査領域62に含まれる欠陥が検出されてもよい。
上記実施の形態では、半導体基板上に形成されたパターンに対して欠陥検出が行われるが、欠陥検出装置は、例えばプリント配線基板、あるいは、フラットパネルディスプレイ製造用のガラス基板等に形成されたパターンの欠陥の検出にも利用することができる。
関連技術の実施の形態に係る欠陥検出装置の構成を示す図である。 パターンの欠陥を検出する処理の流れを示す図である。 コンピュータの表示部に表示された画像を示す図である。 検査領域メモリを概念的に示す図である。 被検査画像中の欠陥の領域を示す2値の画像を示す図である。 欠陥領域画像を示す図である。 細かい配線パターンが形成された領域を示す図である。 粗い配線パターンが形成された領域を示す図である。 第1の実施の形態に係る欠陥検出装置の構成を示す図である。 抽出回路を示す図である。 論理積回路および選択回路を示す図である。 検査領域メモリを概念的に示す図である。 第2の実施の形態に係る欠陥検出装置の構成を示す図である。 フィルタ回路にて利用されるフィルタを示す図である。 他の関連技術の実施の形態に係る欠陥検出装置の構成を示す図である。
1,1a〜1c 欠陥検出装置
3 撮像部
5 コンピュータ
9 基板
43 欠陥検出部
62 検査領域
64 欠陥領域画像
71 欠陥限定回路
72 抽出回路
73,73a 論理積回路
74 選択回路
75 フィルタ回路
76 2値化回路
631 領域
751 フィルタ
S14〜S16 ステップ

Claims (6)

  1. 基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、
    基板を撮像して多階調の被検査画像を取得する撮像部と、
    被検査画像において、予め設定された複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する欠陥検出手段と、
    欠陥の面積または形状に関して検査領域毎に設定される欠陥判定条件に基づいて、前記欠陥検出手段にて検出された欠陥を実質的に限定する欠陥限定手段と、
    を備え、
    前記欠陥検出手段が、前記被検査画像から欠陥を示す多階調の欠陥画像を生成し、
    前記欠陥限定手段が、
    前記欠陥画像の各画素をおよそ中心として、前記各画素が属する検査領域の欠陥判定条件に合わせた要素値の配列の平滑化フィルタを前記欠陥画像に作用させるフィルタ回路と、
    前記平滑化フィルタを作用させた後の前記欠陥画像を2値化することにより、限定された欠陥の領域を示す欠陥領域画像を生成する2値化回路と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出装置。
  2. 基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出装置であって、
    基板を撮像して多階調の被検査画像を取得する撮像部と、
    被検査画像において、予め設定された複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する欠陥検出手段と、
    欠陥の面積または形状に関して検査領域毎に設定される欠陥判定条件に基づいて、前記欠陥検出手段にて検出された欠陥を実質的に限定する欠陥限定手段と、
    を備え、
    前記欠陥検出手段が、前記被検査画像中の欠陥の領域を示す2値の欠陥領域画像を生成し、
    前記欠陥限定手段が、前記欠陥領域画像において欠陥判定条件に合わせて変更可能な画素配列を走査しつつ、前記画素配列が前記欠陥の領域に含まれるか否かを判定する演算回路であり、
    前記演算回路が、
    前記欠陥領域画像中にて移動する所定の抽出範囲の画素値群を抽出する抽出回路と、
    複数の論理積回路と、
    選択回路と、
    を有し、
    前記複数の論理積回路のそれぞれが、前記画素値群のうち欠陥判定条件に対応する画素配列に含まれる画素の値の論理積を出力し、
    前記選択回路が、前記抽出範囲中の所定の画素が含まれる検査領域の欠陥判定条件に従って、前記複数の論理積回路からそれぞれ出力される複数の論理積のいずれかを選択することを特徴とする欠陥検出装置。
  3. 請求項1またはに記載の欠陥検出装置であって、
    前記欠陥検出手段が、前記被検査画像と参照画像とを比較することにより欠陥を検出することを特徴とする欠陥検出装置。
  4. 基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、
    a)基板を撮像して多階調の被検査画像を取得する工程と、
    b)前記被検査画像において、予め設定された複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する工程と、
    c)欠陥の面積または形状に関して検査領域毎に設定される欠陥判定条件に基づいて、前記b)工程にて検出された欠陥を実質的に限定する工程と、
    を備え、
    前記b)工程において、前記被検査画像から欠陥を示す多階調の欠陥画像が生成され、
    前記c)工程において、前記欠陥画像の各画素をおよそ中心として、前記各画素が属する検査領域の欠陥判定条件に合わせた要素値の配列の平滑化フィルタを前記欠陥画像に作用させ、前記平滑化フィルタを作用させた後の前記欠陥画像を2値化することにより、限定された欠陥の領域を示す欠陥領域画像が生成されることを特徴とする欠陥検出方法。
  5. 基板上に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出方法であって、
    a)基板を撮像して多階調の被検査画像を取得する工程と、
    b)前記被検査画像において、予め設定された複数の検査領域に含まれる欠陥を検出する工程と、
    c)欠陥の面積または形状に関して検査領域毎に設定される欠陥判定条件に基づいて、前記b)工程にて検出された欠陥を限定する工程と、
    を備え、
    前記b)工程において、前記被検査画像中の欠陥の領域を示す2値の欠陥領域画像が生成され、
    前記c)工程において、前記欠陥領域画像において欠陥判定条件に合わせて変更可能な画素配列を走査しつつ前記画素配列が前記欠陥の領域に含まれるか否かが判定され、このとき、前記欠陥領域画像中にて移動する所定の抽出範囲の画素値群が順次抽出され、前記画素値群のうち複数の欠陥判定条件のそれぞれに対応する画素配列に含まれる画素の値の論理積が取得され、前記抽出範囲中の所定の画素が含まれる検査領域の欠陥判定条件に従って、前記複数の欠陥判定条件に対応する複数の論理積のいずれかが選択されることを特徴とする欠陥検出方法。
  6. 請求項またはに記載の欠陥検出方法であって、
    前記b)工程において、前記被検査画像と参照画像とを比較することにより欠陥が検出されることを特徴とする欠陥検出方法。
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