JPH11135583A - チップのパターン検査装置および方法 - Google Patents

チップのパターン検査装置および方法

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JPH11135583A
JPH11135583A JP9294215A JP29421597A JPH11135583A JP H11135583 A JPH11135583 A JP H11135583A JP 9294215 A JP9294215 A JP 9294215A JP 29421597 A JP29421597 A JP 29421597A JP H11135583 A JPH11135583 A JP H11135583A
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pattern
chip
area
image signal
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JP9294215A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Nakayama
保彦 中山
Shunji Maeda
俊二 前田
Kenji Oka
健次 岡
Hiroshi Makihira
坦 牧平
Minoru Yoshida
実 吉田
Yukihiro Shibata
行広 芝田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の性質を持つ領域が存在するチップのパタ
ーン方法において、明るさが領域により異なる場合や、
繰り返し性が複数ある場合においても、チップ全面で良
好な検出感度を得られるようにする。 【解決手段】チップ内を複数の領域に論理的に分割し
て、その分割された複数の領域に応じて、信号の階調変
換、比較の際のデータ遅延量、欠陥判定パラメータを変
化させてパターン比較をおこない欠陥を見出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップのパターン
検査装置および方法に係り、半導体ウェハ上にチップを
形成する際のパターン検査工程に用いるものであり、メ
モリ、ロジックチップを問わず広く適用可能であり、チ
ップの領域の特性に応じて適切な検査をおこなえるよう
にするチップのパターン検査装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリ、マイクロプロセッサなどを量産
する際には、シリコンの半導体ウェハ上にチップを多数
作り、そのチップ上に微細なパターンを形成する技術が
一般的である。このためのパターン検査の方法として
は、隣接する2チップを比較する方法が従来より、フォ
トマスクあるいは、ウェハの外観検査装置として広く用
いられてきた。これを「2チップ比較検査」と言う。
【0003】ところで、チップ上には、マイクロプロセ
ッサのロジック部のように繰り返しのパターンがあまり
見られない所と、DRAM上のメモリセルのように繰り
返しパターンで構成されている所が有る。DRAMのよ
うに、繰り返しパターンで形成されていることが多いチ
ップの検査方法として「繰り返しパターン比較検査」が
提案されている。
【0004】2チップ比較検査は、隣接するチップ同士
では同一のパターンを持っている特徴に着目し、数mm
〜数十mm単位で隣接する2チップの同じパターンを比
較して、欠陥検出をおこなう比較検査方法である。
【0005】一方、繰り返しパターン比較検査は、チッ
プ内のメモリセル領域においては数μm〜数十μm単位
で同一のパターンセルが繰り返されている特徴に着目
し、隣接セルのパターンを比較して欠陥検出をおこなう
比較検査方法である。
【0006】一般的に、チップ比較検査は、数mm〜数
十mm単位で隣接する2チップのパターンを比較するた
め、多層パターンを有する半導体ウェハの場合、チップ
によるパターン寸法、パターンの重ね合わせ精度等の差
異により微細な欠陥を検出するのは難しいため、数μm
〜数十μm単位のパターンセルの比較をおこなう繰り返
しパターン比較検査より感度が劣るという問題点があっ
た。
【0007】一方、繰り返しパターン比較検査は、数μ
m〜数十μmしか離れていないすぐ近傍のパターンを比
較するため、比較するパターン同士の差異が小さく、微
細な欠陥まで検出可能であるという特徴がある。しかし
ながら、その比較の性質上、繰り返しパターン部しか検
査できないという問題点があった。
【0008】この問題点を解決するため、特開平3−2
32250号公報記載のように、チップ内のパターン配
置情報をもとに検査領域を繰り返しパターン部とそれ以
外に分けて、検査領域データをもとにチップ比較、繰り
返しパターン比較の各々が重複しないように検査する方
法がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−232
250号公報記載の検査方法は、検査領域の性質に応じ
て、検査方法を変えるため、繰り返しパターン部と、そ
うでない部分、すなわち、非繰り返しパターン部が混在
するチップでは有効な検査方法である。しかしながら、
検査領域の種類としては、繰り返しパターン部とそれ以
外の2種類しか設定が不可能なため、例えば、図21に
示すように、同一チップ内に繰り返しパターンのピッチ
が異なる領域が2カ所以上存在する場合には、どちらか
一方の領域はチップ比較となり、繰り返し性があるにも
かかわらず繰り返しパターン比較より感度が低くなる問
題がある。
【0010】ここで、図23は、ある領域Aのピッチが
αであり、他の領域Bのピッチがそれとは異なったβで
あることを示す模式図である。
【0011】また、図24で示されようにマイクロプロ
セッサのようなロジックチップは、非繰り返しパターン
からなる領域C、D、E、Fの論理回路部分等と、繰り
返しパターンからなる領域A、Bの内臓メモリ等により
構成されているのが一般的である。この場合には、非繰
り返しパターン部分は、チップ比較検査で検査される
が、図23の各図に示されているようにように、チップ
比較検査がおこなわれる領域の中でも、場所によって明
るさが大きく異なり、A/D変換出力信号レベルが大き
く異なる。
【0012】ここで、図24は、マイクロプロセッサが
複数の領域を持つことを示した模式図である。また、図
25は、その図24に示される各断面での明るさを表し
たグラフである。
【0013】一般にデジタル技術を基盤としたパターン
検査では、断面を測定して得られるA/D変換出力信号
を、比較検査用の信号に変換する階調変換をおこなう。
従来の技術では、例えば、A/D変換出力信号に対し
て、図26に示すように、一律に線形変換する。そのた
め、領域A、B、Cを例にとると、階調変換後の出力幅
に差が生じ、検出感度に差が生じる。ここで、図26
は、従来技術に係るA/D出力値と階調変換出力との関
係を示すグラフである。
【0014】すなわち、A/D変換出力信号が小さい暗
い領域Cでの階調変換した後のパターン階調は、A/D
変換出力信号が大きい明るい領域Aでの階調変換した後
のパターン階調に比べてれ低くなる。このため、パター
ンと欠陥との階調差が小さくなり、結果的に感度が低く
なる。
【0015】このため、階調変換した出力値を比較する
差画像信号では、図27のように検出領域により検出し
たい欠陥の信号レベルが異なることになる。そのため、
従来技術の検査方法では、同じしきい値では欠陥を見逃
したり、逆に虚報を大量に発生させたりもする。ここ
で、図27は、領域Aと領域Bとの差画像信号と、理想
的なしきい値を比較して示したグラフである。例えば、
領域Bに領域Aでのしきい値を適用しても、欠陥は発見
されず、逆に、領域Aに領域Bのしきい値を適用すれ
ば、欠陥でもないのに欠陥が多く発見されることにな
る。このように、検出感度が、まちまちのチップでは、
取り扱いが困難であり、統一的に同じ検出感度で検査す
るのは難しいと言う問題点があった。
【0016】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、チップのパターン検査装置
および方法において、そのチップ内で複数の性質を持つ
領域が存在して、明るさが領域により異なる場合や、繰
り返し性が複数ある場合においても、チップ全面で良好
な検出感度を得ることができ、その複数の領域にわたっ
て検査を統一的おこなうことのできるパターン検査方法
およびその装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のチップのパターン検査装置に係る発明の構
成は、基板上に同一のチップとなるように複数個配置し
て形成されたチップを検査するためのチップのパターン
欠陥検査装置において、被検査パターンの検出画像信号
を検出する手段と、ある検査パターンの検出画像信号
を、そのチップ内、または、これを基板上の隣接あるい
は離れた被検査パターンの検出画像信号と比較する手段
とを有し、そのチップを複数の領域に論理的に分割し
て、その分割された複数の領域に応じて、検出画像信号
に対して変換をおこない、それら変換の結果を用いて前
記パターンを検査するようにしたものである。
【0018】より詳しくは、上記チップのパターン検査
装置において、前記分割された複数の領域に応じて、検
出画像信号に対しておこなう変換が、検出画像信号の階
調変換であるようにしたものである。
【0019】また詳しくは、上記チップのパターン検査
装置において、前記分割された複数の領域に応じて、検
出画像信号に対しておこなう変換が、データを比較する
際のデータ読み出しの遅延量であるようにしたものであ
る。
【0020】別に詳しくは、上記チップのパターン検査
装置において、前記分割された複数の領域に応じて、欠
陥判定パラメータを異ならせて前記パターンを検査する
ようにしたものである。
【0021】また、領域の分割について詳しくは、上記
チップのパターン検査装置において、前記領域を論理的
に分割するのを、予め収集した画像データに基づいて判
別するようにしたものである。
【0022】別に詳しくは、上記チップのパターン検査
装置において、前記領域を論理的に分割するのを、設計
データに基づいて判別するようにしたものである。
【0023】また別に詳しくは、上記チップのパターン
検査装置において、前記領域を論理的に分割するのを、
実測値データに基づいて判別するようにしたものであ
る。
【0024】上記目的を達成するために、本発明のチッ
プのパターン検査方法に係る発明の構成は、基板上に同
一のチップとなるように複数個配置して形成されたチッ
プを検査するためのチップのパターン欠陥検査方法にお
いて、被検査パターンの検出画像信号を検出して、ある
検査パターンの検出画像信号を、そのチップ内、また
は、これを基板上の隣接あるいは離れた被検査パターン
の検出画像信号と比較し、そのチップを複数の領域に論
理的に分割して、その分割された複数の領域に応じて、
検出画像信号に対して変換をおこない、それら変換の結
果を用いて前記パターンを検査するようにしたものであ
る。
【0025】より詳しくは、上記チップのパターン検査
方法において、前記分割された複数の領域に応じて、検
出画像信号に対しておこなう変換が、検出画像信号の階
調変換であるようにしたものである。
【0026】また詳しくは、上記チップのパターン検査
方法において、前記分割された複数の領域に応じて、検
出画像信号に対しておこなう変換が、データを比較する
際のデータ読み出しの遅延量であるようにしたものであ
る。
【0027】別に詳しくは、上記チップのパターン検査
方法において、前記分割された複数の領域に応じて、欠
陥判定パラメータを異ならせて前記パターンを検査する
ようにしたものである。
【0028】また、領域の分割について詳しくは、上記
チップのパターン検査方法において、前記領域を論理的
に分割するのを、予め収集した画像データに基づいて判
別するようにしたものである。
【0029】別に詳しくは、上記チップのパターン検査
方法において、前記領域を論理的に分割するのを、設計
データに基づいて判別するようにしたものである。
【0030】また別に詳しくは、上記チップのパターン
検査方法において、前記領域を論理的に分割するのを、
実測値データに基づいて判別するようにしたものであ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を、図
1ないし図22を用いて説明する。
【0032】〔本発明に係るチップのパターン検査装置
概要〕先ず、図1ないし図4を用いて本発明に係るチッ
プのパターン検査装置の概要について説明する。図1
は、本発明に係るチップのパターン検査装置を示す構成
図である。図2は、本発明に係る他のチップのパターン
検査装置を示す構成図である。図3は、本発明に係るま
た他のチップのパターン検査装置を示す構成図である。
図4は、本発明に係るさらに他のチップのパターン検査
装置を示す構成図である。
【0033】検査装置は、XYZθテーブル1上に、ウ
ェハ2を搭載する台を有している。XYZθテーブル1
は、ステージ上に固定されたウェハ2をステージによっ
て順次X、Y方向に移動し、ウェハ2上のパターン情報を
収集する。
【0034】そして、被検査対象であるウェハは、照明
光源4から照らされ、対物レンズ3、ハーフミラー5、
ズームレンズ6、センサ7という順に光が伝えられる。
先ず、ウェハ2には照明光源4からの光がハーフミラー
5、対物レンズ3を通して照明され、ウェハ2からの反
射光が対物レンズ、ズームレンズ6により所定の大きさ
に拡大され、センサ7(例えば一次元ラインセンサ)に
集光される。センサ7からのアナログ信号は、A/D変
換部8によりディジタル信号に変換される。
【0035】領域判定部9は、A/D変換部8により、
A/D変換された信号を用いて、今調べているパターン
がどこの領域にあたるかを判定する。これ以降は、その
領域に応じた階調変換パラメータ、遅延量、欠陥判定パ
ラメータの各々が決定されることになる。
【0036】領域別階調変換パラメータ部14は、判定
された領域に従って階調変換パラメータを設定する。そ
して、階調変換部10は、領域別階調変換パラメータ部
14により設定された変換パラメータを基にして階調変
換をおこなう。階調変換されたデータは、いったん遅延
メモリー17a〜cに蓄えられ、遅延量選択部15は、
領域判定部9で設定された領域の性質に従って定められ
る遅延量分遅延させて、遅延メモリ17a〜cからデー
タを読み出す。
【0037】次に、位置合わせ部11が、階調変換され
たデータと、遅延量選択部15からの出力データとの位
置合わせをおこなう。そして、差画像抽出部12は、こ
の位置合わせされた画像データより差画像を作成する。
【0038】領域別パラメータ部16は、領域判定部9
により判定された領域の欠陥判定パラメータを設定する
機能を有する。
【0039】最終的に、欠陥判定部13は、領域別パラ
メータ16により設定された欠陥判定パラメータの値を
基にして、差画像抽出部12により得られた画像から欠
陥を判定する。
【0040】他の構成としては、図2に示されるように
A/D変換部8から出力されるデジタルデータをいった
ん画像メモリに蓄え、領域判定部9に入力するようにし
ても良い。
【0041】また、領域判定のデータをファイルにして
おき、図3に示すようにハードディスクのような補助記
憶装置から読み出して、領域判定部9に入力しても良
い。このときには、予め画像データを収集しているた
め、ステージ座標とセンサ位置とにより領域は求められ
る。また、このデータは、チップの設計データでも良
い。
【0042】さらに、図4に示されるように画面を見な
がらキーボードやマウスなど領域判定のパラメータをお
こなえるなど設定のためのユーザインターフェースを持
たすようにしても良い。これは、リアルタイムで実測値
を入力して領域判定をおこなうときに便利な形態であ
る。
【0043】〔階調変換について〕本発明の特徴の一つ
は、パターンの欠陥判定あたり、領域の性質に応じて領
域毎に階調変換を変えることである。
【0044】そこで、以下、図5ないし図15を用いて
本発明のパターン検査方法における階調変換の処理につ
いて説明する。ここで階調変換とは、画像処理などの技
術分野で使われる用語であり、一定の規則の下であるレ
ベルのデジタル信号の値を他のレベルの値に変換するこ
とである。
【0045】図5は、半導体チップの領域の別を模式的
に示した図である。図6は、領域毎にA/D変換出力の
分布を示したグラフである。図7は、各領域のA/D出
力値の階調変換後出力を、各領域で異ならせた場合の階
調変換のグラフである。図8は、図7で階調変換した場
合の各領域でのA/D出力値と、階調変換後の出力を対
比して示した図である。図9は、各領域のA/D出力値
の平均値での階調変換出力が一定の値になるようにした
階調変換のグラフである(その一)。図10は、各領域
のA/D出力値の最大値での階調変換出力が一定の値に
なるようにした階調変換のグラフである(その一)。図
11は、各領域のA/D出力値の平均値での階調変換出
力が一定の値になるようにした階調変換のグラフである
(その二)。図12は、各領域のA/D出力値の最大値
での階調変換出力が一定の値になるようにした階調変換
のグラフである(その二)。図13は、各領域の階調変
換出力を非線型に変換した階調変換のグラフである。図
14は、分布のピークが複数ある場合のA/D変換出力
の分布を示したグラフである。図15は、図14に示さ
れるA/D出力の分布に対応して階調変換したときのグ
ラフである。
【0046】上で説明したように、領域別階調変換パラ
メータ部14は、領域に応じてA/D変換された信号に
対して階調変換をおこなう。
【0047】例えば、図5に示す形態のようなチップ2
2があり、性質の異なった領域A23、領域B24、領
域C25があるとする。そして、この領域のA/D変換
出力値が、それぞれ、図6に示すように分布を持つとす
る。このとき、各領域において異なる階調変換をおこな
うのが本発明の特徴の一つである。
【0048】(I)階調変換が線形変換のときの例 先ず、階調変換として、線形変換をする場合について説
明しよう。
【0049】例えば、領域毎に階調変換のゲインを変
え、図7に示すようにA/D出力値と階調変換後出力と
のグラフが、領域に応じてそれぞれ傾きの異なる直線に
なるように階調変換する。これによって、各領域が図8
(a)に示されるようにA/D出力値が異なっていてば
らつきがあるのが、図8(c)に示されるように、ほぼ
同じ階調となり、暗い領域でも高い感度の検査が可能と
なる。
【0050】なお、変換式より求めた階調変換後の出力
が出力最大値101を越える場合には、一定の出力最大
値101とする。
【0051】この例では、領域Cの直線の傾きが急であ
り、領域Aの傾きが緩やかであるので、領域Cの方が同
じ出力値のときには、大きな階調に変換されることにな
る。
【0052】図9で示される例では、この傾きの調整
を、各領域における階調の平均値での階調変換後出力が
一定の値になるようにしたものである。すなわち、図9
に示すようにA23のA/D出力平均値43と領域B2
4のA/D出力平均値44と領域C25のA/D出力平
均値45での階調変換後の出力が、定直線46を通るよ
うにする。したがって、A/D出力値と階調変換後出力
とのグラフの傾きは、原点を通り、かつ各領域の平均値
での値が定直線46の値となる点を通る直線となる。ま
た、変換式より求めた階調変換後の出力が出力最大値1
01を越える場合には、一定の出力最大値101とす
る。
【0053】また、同じ線形変換をするにしても別の観
点から階調変換をする方法も考えられる。
【0054】上の例では、各領域のA/D出力値の平均
値での階調変換後出力を一定の値にするものであった
が、この例は、各領域のA/D出力値の最大値での階調
変換後出力を一定の値にするものである。この場合に
は、図10に示すようにA23のA/D出力最大値47
と領域B24のA/D出力平均値48と領域C25のA
/D出力平均値49での階調変換後の出力が、定直線5
0を通るようになる。この場合にも、上の例と同様に変
換式より求めた階調変換後の出力が出力最大値101を
越える場合には、一定の出力最大値101とする。
【0055】次に、各領域のA/D出力値の最小値が異
なった場合の階調変換の例について説明しよう。先の例
では、A/D出力値の最小値は、一様に零であったが、
本例では、各領域毎にA/D出力値の最小値が異なって
いるものとする。
【0056】そのときに、グラフは、図11に示される
ように始点がずれることになる。この図11で示される
例は、図9で示した例と同様に、各領域でのA/D出力
値の平均値での階調変換後出力値が一定の値になるよう
にしたものである。この例では、領域C25の最小値が
零で、領域B24の最小値が幅52で示される値、領域
A51の最小値が幅51で示される値となる。
【0057】同様に、各領域のA/D出力値の最小値の
ずれがあるときに、図12に示されるように各領域のA
/D出力値の最大値が一定の値になるようにすることも
考えられる。これは、図10の例と同じ発想によるもの
である。
【0058】これまで説明してきたように、各領域のA
/D出力値の平均値を一定にするか最大値を一定にする
かは、領域の差画像がクリアになり、不良が発見しやす
くなる方をケースバイケースに応じて選択すれば良い。
【0059】(II)階調変換が非線形変換のときの例 (I)の例では、階調変換は、線形変換を基調とするも
のであった。これに対し本例は、領域の性質に応じて、
A/D出力値からの階調変換を非線型でおこなうもので
ある。このときには、例えば、領域A23、領域B2
4、領域C25のA/D出力値と階調変換後出力値との
グラフは、図13に示されるようになる。特に、A/D
出力値の小さい所、すなわち、暗い所を階調変換後出力
値の倍率を大きくしておけば、差画像をとるときに不良
が発見しやすくなる。これは、グラフで言えば、原点付
近の傾きを急にしておくことを意味する。
【0060】また、A/D出力値の分布が図14に示さ
れるようにaとbのように複数ピークを示すことが有
る。このときには、図15に示されるようにaとbでの
傾きを急にするようにすれば、A/D出力値の取りやす
い所での倍率がおおきくなるため、差画像がクリアにな
り不良が発見しやすくなることが期待される。
【0061】また、図13のように非線型にしておく
と、最大値に漸近的に近づいて行くように階調変換で
き、図7、図9ないし図12で示したように滑らかでな
い点αが存在しないようにできる。非線型の場合には、
この点α付近で差画像を取ったときにノイズ等が発生し
てA/D出力値の変動の影響を受けやすいが、そのよう
な影響を受けない、不良解析に適した安定した差画像を
得ることができる。
【0062】〔画像の遅延について〕次に、本発明の今
一つの特徴は、ウェハ上の各領域の性質に応じて画像デ
ータを読み出す際のデータ遅延量を変化させることにあ
る。
【0063】先に、図1で説明したように、階調変換さ
れたデータは、遅延メモリ17a〜17cに入れられ、
遅延量選択部15によって、各領域の性質に応じた遅延
量分の時間、遅延されて読み出されて、位置あわせされ
た後に、差画像が抽出されることになる。
【0064】この遅延量は具体的には、領域に応じて定
まるピッチである。例えば、複数の異なるセルピッチが
存在する場合は、繰り返しパターン比較検査のための各
セルピッチに対応した遅延量と、2チップ比較検査のた
めの1チップの遅延量を持たせれば良い。また、このピ
ッチは、検査のフェーズと目的に従い、設計データを入
力しても良いし、実測値を入力しても良い。
【0065】〔欠陥判定パラメータについて〕次に、本
発明のさらに他の特徴のは、ウェハ上の各領域の性質に
応じて欠陥判定パラメータを変化させることにある。
【0066】上で説明したように、位置あわせされ、差
画像が抽出されて、欠陥判定されるわけであるが、領域
別パラメータ設定部9により、領域毎の欠陥判定パラメ
ータが設定されて欠陥判定部13により、欠陥判定がな
されることになる。。
【0067】この領域毎の欠陥判定パラメータは具体的
には、これ以上、差画像の出力が大きいときには、不良
と判定するためのしきい値である。不良でなくても差画
像が大きくなりがちな所には、このしきい値を大きく取
り、そうでない所には、しきい値を小さくしてチェック
を強化すれば良い。
【0068】〔領域の判定について〕本発明の特徴は、
上で述べたように領域の性質に応じて階調変換、比較の
ためのデータ遅延量、欠陥判定パラメータを変えること
にある。
【0069】したがって、チップを複数の領域に論理的
に分けて識別することが重要である。
【0070】以下では、図16ないし図20を用いてチ
ップをその領域に分けて判別する手法について説明しよ
う。図16は、ウェハ上のセルピッチとそのA/D出力
値を対比的に示した図である。図17は、領域A、領域
B、領域Cのセルピッチと、そのA/D出力値、階調変
換後の出力の値を対比的に示した図である。図18は、
各領域の領域判定用の4隅の画像位置が求められている
ことを示す模式図である。図19は、X、Y方向の二方
向の繰り返しピッチを持つウェハの様子を具体的に示し
た図である。図20は、X、Y方向の二方向に対応した
フーリエ変換の結果を図示したグラフである。
【0071】先ず、繰り返しパターンからなる領域とそ
れ以外の領域に分ける手法について説明する。
【0072】繰り返しパターンからなる領域とそれ以外
の領域に分ける方法として、繰り返しパターンが解像し
ない倍率で画像を収集して判定する方法がある。これ
は、繰り返しパターンが解像しない倍率で画像を収集す
ると、繰り返しパターン部では、繰り返しパターンが解
像する倍率で画像を収集したときに比べコントラストが
ほとんどなくなり、ほぼ均一な明るさを持つ。
【0073】例えば、繰り返しパターンが図16(a)
に示される一定のセルピッチで並んでいるとする。この
A/D出力値は、倍率を上げると波形λを取り、倍率を
下げると波形ξを取ることになる。このように、繰り返
しパターン部では、倍率を下げると波形の振幅は、小さ
くなりコントラストが一定になり、ほぼ均一な明るさを
持つことがわかる。
【0074】さて、この特徴を利用して、まずチップ全
面において繰り返しパターンが解像しない倍率で画像を
収集する。そしてこれら得られた画像をずらして、ずら
す前の画像との差画像を取る。すると、繰り返しパター
ン部では、図17(a)に示すように出力が小さくな
る。これの移動平均をとると図17(b)に示す出力が
得られる。最終的に、これを図17(c)に示すように
2値化してくり返しバターンの領域を求めることができ
る。
【0075】次に、さらに、詳細に領域を設定する方法
とセルピッチを求める方法について説明する。上記の方
法で図20に示されるように繰り返しパターン部の4隅
の座標はほぼ求められているため、次にパターンが解像
する倍率でこの4隅の画像を収集する。
【0076】すると、セルピッチは、図19に示すよう
にX方向の繰り返しピッチとY方向の繰り返しピッチと
が存在するものとする。
【0077】このときには、図20のe−e´断面とd
−d´断面の信号をフーリエ変換すれば、それぞれ、図
19(a)、(b)に示すように各ピッチに対応した周
波数での値が最大となる。それゆえ、この周波数よりX
方向、Y方向のピッチを求めることができる。このよう
にして求めたセルピッチ分だけ画像をずらして、ずらす
前の画像と差画像を取り、例えば2値化すれば、繰り返
しパターン部の4隅が正確に求められる。
【0078】次に、繰り返しパターンが存在しない領域
を判別する方法について説明する。
【0079】繰り返し性が存在しない領域を分ける場合
についても、基本的には繰り返し性が存在する場合と同
様の手順で領域の区画が求められる。まず、ほとんどの
パターンが解像しない倍率で画像を収集し、この画像を
ずらして、差画像を作成する。そして、移動平均を取り
それを2値化すれば、領域を論理的に分割することがで
きる。
【0080】〔センサの機能を利用した実施形態〕次
に、図21ないし図22を用いてセンサの機能を利用し
た他の実施形態を説明する。図21は、センサのアドレ
スに同期させて遅延量を決定する本発明に係るパターン
検査装置を示す構成図である。
【0081】図22は、センサが複数のチャンネルを持
つ場合に、それぞれのチャンネルで遅延量を変化させ得
る本発明に係るパターン検査装置を示す構成図である。
【0082】図21に示されるように、遅延メモリ17
で遅延させる時間を、アドレスカウンタ103を設け、
センサ7のアドレスに同期させてダイナミックに変化さ
せることにより、先の実施形態と同様の機能を実現する
ことができる。
【0083】また、図22に示されるようにセンサが複
数のチャンネルを有する場合に、遅延メモリの遅延量を
センサのチャンネル毎に設定する。この図では、チャン
ネルは3つしか記述されていないが、Nチャンネル存在
する場合でも同様の構成は可能である。
【0084】本実施形態では、センサに対応して遅延機
能を持たせるだけなので現状の検査装置に多少の改良で
達成できる。
【0085】また、本実施形態では、チャンネル毎に遅
延量を設定するため1つのチャンネル内に2種類の遅延
量が存在する場合はどちらか一方がセル比較できないと
いう不都合が発生する。しかしながら、チャンネルあた
りのウェハ上での長さは約30μmとごく短い長さなの
で、全体の検査領域から見ればごく短い範囲に過ぎない
ため、実際に使用する上ではさほど問題は生じないと思
われる。
【0086】〔工程上の工夫、その他〕本発明は、パタ
ーン検査において、領域を論理的に分割してその領域毎
に処理を変える方法であった。そのため、領域を論理的
に分割するので、領域毎に欠陥サイズ、個数等を算出す
ことは容易である。そして、そのデータを用いて各領域
における欠陥履歴、欠陥数の変化を調べ、歩留まり等に
影響を及ぼすと判断されたときは警告を発し、異常を対
策するために用いることができる。
【0087】半導体ウェハの検査工程には、様々な工程
があるが、各領域においてそれらの工程間で、検査の感
度を同じに設定できれば、生産能率の向上に結び付ける
ことができる。
【0088】なお、これまでの実施形態の説明は、全て
光学的検出手段を用いた装置について説明したが、本発
明は、電子光学的検出手段、散乱光検出手段等いかなる
検出手段を用いる方式でも実施することができる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、チップのパターン検査
装置および方法において、そのチップ内で複数の性質を
持つ領域が存在して、明るさが領域により異なる場合
や、繰り返し性が複数ある場合においても、チップ全面
で良好な検出感度を得ることができ、その複数の領域に
わたって検査を統一的おこなうことのできるパターン検
査方法およびその装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップのパターン検査装置を示す
構成図である。
【図2】本発明に係る他のチップのパターン検査装置を
示す構成図である。
【図3】本発明に係るまた他のチップのパターン検査装
置を示す構成図である。
【図4】本発明に係るさらに他のチップのパターン検査
装置を示す構成図である。
【図5】半導体チップの領域の別を模式的に示した図で
ある。
【図6】領域毎にA/D変換出力の分布を示したグラフ
である。
【図7】各領域のA/D出力値の階調変換後出力を、各
領域で異ならせた場合の階調変換のグラフである。
【図8】図7で階調変換した場合の各領域でのA/D出
力値と、階調変換後の出力を対比して示した図である。
【図9】各領域のA/D出力値の平均値での階調変換出
力が一定の値になるようにした階調変換のグラフである
(その一)。
【図10】各領域のA/D出力値の最大値での階調変換
出力が一定の値になるようにした階調変換のグラフであ
る(その一)。
【図11】各領域のA/D出力値の平均値での階調変換
出力が一定の値になるようにした階調変換のグラフであ
る(その二)。
【図12】各領域のA/D出力値の最大値での階調変換
出力が一定の値になるようにした階調変換のグラフであ
る(その二)。
【図13】各領域の階調変換出力を非線型に変換した階
調変換のグラフである。
【図14】分布のピークが複数ある場合のA/D変換出
力の分布を示したグラフである。
【図15】図14に示されるA/D出力の分布に対応して
階調変換したときのグラフである。
【図16】ウェハ上のセルピッチとそのA/D出力値を
対比的に示した図である。
【図17】領域A、領域B、領域Cのセルピッチと、そ
のA/D出力値、階調変換後の出力の値を対比的に示し
た図である。
【図18】各領域の領域判定用の4隅の画像位置が求め
られていることを示す模式図である。
【図19】X、Y方向の二方向の繰り返しピッチを持つ
ウェハの様子を具体的に示した図である。
【図20】X、Y方向の二方向に対応したフーリエ変換
の結果を図示したグラフである。
【図21】センサのアドレスに同期させて遅延量を決定
する本発明に係るパターン検査装置を示す構成図であ
る。
【図22】センサが複数のチャンネルを持つ場合に、そ
れぞれのチャンネルで遅延量を変化させ得る本発明に係
るパターン検査装置を示す構成図である。
【図23】ある領域Aのピッチがαであり、他の領域B
のピッチがそれとは異なったβであることを示す模式図
である。
【図24】マイクロプロセッサが複数の領域を持つこと
を示した模式図である。
【図25】図24に示される各断面での明るさを表した
グラフである。
【図26】従来技術に係るA/D出力値と階調変換出力
との関係を示すグラフである。
【図27】領域Aと領域Bとの差画像信号と、理想的な
しきい値を比較して示したグラフである。
【符号の説明】
1…XYZθテーブル、2…ウェハ、3…対物レンズ、
4…照明光源、5…ハーフミラー、6…ズームレンズ、
7…センサ、8…A/D変換器、9…領域判定部、10
…階調変換部、11…位置合わせ部、12…差画像抽出
部、13…欠陥判定部、14…領域別階調変換パラメー
タ設定部、15…遅延量選択部、16…領域別パラメー
タ設定部、17…遅延メモリ、18…画像メモリ部、1
9…ステージ座標部、20…設計データ部、21ユーザ
インタフェイス部、22…チップ、23…領域A、24
…領域B、25…領域C、26…領域Aの繰り返しピッ
チ、27…領域Bの繰り返しピッチ、28…領域AのA
/D出力分布、29…領域BのA/D出力分布、30…
領域CのA/D出力分布、31…A/D出力と階調変換
後出力の関係直線、32…領域Cの階調変換後出力幅、
33…領域Bの階調変換後出力幅、34…領域Aの階調
変換後出力幅、35…領域AでのA/D出力と階調変換
後出力の関係直線、36…領域BでのA/D出力と階調
変換後出力の関係直線、37…領域CでのA/D出力と
階調変換後出力の関係直線、38…領域Aでの検出画像
の差信号、39…領域Aでのしきい値、40…欠陥、4
1…領域Bでの検出画像の差信号、42…領域Bでの理
想的しきい値、43…領域AのA/D出力平均値、44
…領域BのA/D出力平均値、45…領域CのA/D出
力平均値、46…階調変換出力値、47…領域AのA/
D出力最大値、48…領域BのA/D出力最大値、49
…領域CのA/D出力最大値、50…領域CでのA/D
出力最小値と領域Bでの出力最小値の差、51…領域C
でのA/D出力最小値と領域Aでの出力最小値の差。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧平 坦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 吉田 実 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 芝田 行広 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に同一のチップとなるように複数
    個配置して形成されたチップを検査するためのチップの
    パターン欠陥検査装置において、 被検査パターンの検出画像信号を検出する手段と、 ある検査パターンの検出画像信号を、そのチップ内、ま
    たは、これを基板上の隣接あるいは離れた被検査パター
    ンの検出画像信号と比較する手段とを有し、 そのチップを複数の領域に論理的に分割して、 その分割された複数の領域に応じて、検出画像信号に対
    して変換をおこない、それら変換の結果を用いて前記パ
    ターンを検査することを特徴とするチップのパターン検
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記分割された複数の領域に応じて、検
    出画像信号に対しておこなう変換が、検出画像信号の階
    調変換であることを特徴とする請求項1記載のチップの
    パターン検査装置。
  3. 【請求項3】 前記分割された複数の領域に応じて、検
    出画像信号に対しておこなう変換が、データを比較する
    際のデータ読み出しの遅延量であることを特徴とする請
    求項1記載のチップのパターン検査装置。
  4. 【請求項4】 前記分割された複数の領域に応じて、欠
    陥判定パラメータを異ならせて前記パターンを検査する
    ことを特徴とする請求項1記載のチップのパターン検査
    装置。
  5. 【請求項5】 前記領域を論理的に分割するのを、予め
    収集した画像データに基づいて判別することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項4記載のいずれかのチップのパ
    ターン検査装置。
  6. 【請求項6】 前記領域を論理的に分割するのを、設計
    データに基づいて判別することを特徴とする請求項1な
    いし請求項4記載のいずれかのチップのパターン検査装
    置。
  7. 【請求項7】 前記領域を論理的に分割するのを、実測
    値データに基づいて判別することを特徴とする請求項1
    ないし請求項4記載のいずれかのチップのパターン検査
    装置。
  8. 【請求項8】 基板上に同一のチップとなるように複数
    個配置して形成されたチップを検査するためのチップの
    パターン欠陥検査方法において、 被検査パターンの検出画像信号を検出して、 ある検査パターンの検出画像信号を、そのチップ内、ま
    たは、これを基板上の隣接あるいは離れた被検査パター
    ンの検出画像信号と比較し、 そのチップを複数の領域に論理的に分割して、 その分割された複数の領域に応じて、検出画像信号に対
    して変換をおこない、それら変換の結果を用いて前記パ
    ターンを検査することを特徴とするチップのパターン検
    査方法。
  9. 【請求項9】 前記分割された複数の領域に応じて、検
    出画像信号に対しておこなう変換が、検出画像信号の階
    調変換であることを特徴とする請求項8記載のチップの
    パターン検査方法。
  10. 【請求項10】 前記分割された複数の領域に応じて、
    検出画像信号に対しておこなう変換が、データを比較す
    る際のデータ読み出しの遅延量であることを特徴とする
    請求項8記載のチップのパターン検査方法。
  11. 【請求項11】 前記分割された複数の領域に応じて、
    欠陥判定パラメータを異ならせて前記パターンを検査す
    ることを特徴とする請求項8記載のチップのパターン検
    査方法。
  12. 【請求項12】 前記領域を論理的に分割するのを、予
    め収集した画像データに基づいて判別することを特徴と
    する請求項8ないし請求項11記載のいずれかのチップ
    のパターン検査方法。
  13. 【請求項13】 前記領域を論理的に分割するのを、設
    計データに基づいて判別することを特徴とする請求項8
    ないし請求項11記載のいずれかのチップのパターン検
    査方法。
  14. 【請求項14】 前記領域を論理的に分割するのを、実
    測値データに基づいて判別することを特徴とする請求項
    8ないし請求項11記載のいずれかのチップのパターン
    検査方法。
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