JPH11337498A - プリント基板の検査装置およびプリント基板の検査方法 - Google Patents

プリント基板の検査装置およびプリント基板の検査方法

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JPH11337498A
JPH11337498A JP14448198A JP14448198A JPH11337498A JP H11337498 A JPH11337498 A JP H11337498A JP 14448198 A JP14448198 A JP 14448198A JP 14448198 A JP14448198 A JP 14448198A JP H11337498 A JPH11337498 A JP H11337498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品実装直前のプリント基板におけるパター
ンの欠陥検査を行うプリント基板の検査装置および検査
方法を提供する。 【解決手段】 プリント基板の検査装置は入力用カメラ
2により撮像したプリント基板1の画像に対し、プリン
ト基板1上のパターン領域を識別する領域分割部5と、
各パターン領域に対し欠陥の検出処理を行う検査処理部
6を有する検査部4を備える。領域分割部5は各パター
ン領域ごとに異なる色に基づいて領域情報を作成し、検
査処理部6に出力する。検査処理部6は、各パターン領
域ごとに異なるデザインルールを適用し、あるいはプリ
ント基板1に対応する正規の参照画像との比較データを
用いた比較検査法を適用し、各パターン領域ごとに適切
な検査精度で欠陥の検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品実装直前のプ
リント基板に形成されたパターンの欠陥検査を行うプリ
ント基板の検査装置およびプリント基板の検査方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図21は、プリント基板の製造工程およ
び検査工程を示す図である。図21において、プリント
基板は、CADデータ作成、パタ−ン描画、基板へのパ
ターン形成、積層・シルク印刷、および部品実装の各工
程(ステップS21〜S25)により製造される。
【0003】CADデータ作成工程(ステップS21)
では、CAD(設計支援コンピュータソフトウェア)を
使用して基板上に形成すべき信号線、電源線、GND線
等の配線パターンやパッド領域のパターンを設計する。
【0004】パターン描画工程(ステップS22)で
は、CADにより得られたパターンデータに基づいて感
光フィルムにパターンを描画してマスクを作成する。さ
らに、パターン形成工程(ステップS23)では、前工
程で作成されたマスクを用いて基板の表面に銅薄膜の配
線パターンを形成する。さらに、積層・シルク印刷工程
(ステップS24)において、基板上に金メッキ領域や
シルク領域を作成する。
【0005】ここまでの工程で、所定のパターンが形成
されたプリント基板が完成する。さらに、部品実装工程
(ステップS25)では、プリント基板上に半導体チッ
プ等の電子部品が実装される。
【0006】上記のプリント基板の製造工程では、各工
程に応じて種々の検査が行われている。すなわち、CA
Dデータ作成工程後には、CADにより作成されたパタ
ーンが、パターンの線幅や線間等の寸法を定めたデザイ
ンルール(幾何学的設計規則)に合致しているか否かの
デザインルール検査(ステップS31)が行われる。
【0007】また、パターン描画工程後には、フィルム
検査機を用いて、フィルムに形成されたパターンの欠陥
の有無を検出するフィルム検査(ステップS32)が行
われる。
【0008】さらに、基板へのパターン形成工程後に
は、外観検査装置を用いて、基板上に形成された配線パ
ターンの外観検査(ステップS33)が行われる。この
工程では、対象となる配線パターンの種類に応じて異な
る判定基準を適用した検査を行うことが好ましい。例え
ば、特開平2ー66434号公報では、設計データ(C
ADデータ)を利用して信号線パターンとそれ以外の配
線パターンとを分離して検査を行う方法が開示されてい
る。また、特開平7ー83848号公報では、細線化処
理を行って信号線パターンとそれ以外の配線パターンと
を分離して検査を行う方法が開示されている。
【0009】さらに、部品実装工程後には、部品の実装
状態を確認する実装検査(ステップS34)が行われ
る。
【0010】なお、従来のプリント基板の製造工程で
は、積層・シルク印刷工程では検査機を使用した検査は
行われておらず、検査員による目視検査により異物の付
着の有無の確認が行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、半導体チップ等の部品を基板上のパターンに直接搭
載して実装する方法が用いられるようになってきてい
る。このため、部品と直接接続されるパッド領域や配線
領域にクラック(亀裂)やパターンの不良が生じると、
製品不良が生じる。そこで、プリント基板上への部品実
装工程(ステップS25)の直前において、プリント基
板上のパターンの不良検査を行うことが望まれている。
【0012】本発明の目的は、部品実装直前のプリント
基板におけるパターンの欠陥検査を行うプリント基板の
検査装置およびプリント基板の検査方法を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係るプリント基板の検査装置は、プリント基板に
形成された互いに色の異なる複数のパターン領域の欠陥
の有無を検査するプリント基板の検査装置であって、複
数のパターン領域が形成されたプリント基板を撮像する
撮像手段と、プリント基板の各パターン領域の色に基づ
いて、撮像手段により得られたプリント基板の画像から
各パターン領域を識別する領域識別手段と、領域識別手
段により識別された各パターン領域ごとに予め定められ
た検査基準を用いて各パターン領域の欠陥の有無を検査
する検査手段とを備えたものである。
【0014】第1の発明に係るプリント基板の検査装置
においては、プリント基板に形成された複数のパターン
領域がそれぞれ異なる色を有する特性を利用して検査を
行なう。すなわち、プリント基板を撮像手段により撮像
し、得られたプリント基板の画像に対し、各パターン領
域の色に基づいて領域識別手段が各パターン領域を識別
する。そして、検査手段は、領域識別手段が識別した各
パターン領域に対して予め定められた検査基準を適用す
ることにより、各パターン領域ごとに適切な検査精度で
欠陥の有無を検査する。このため、微小な欠陥をも問題
とされるパターン領域に対しては厳しい検査基準を適用
し、また、比較的大きな欠陥が許容されるパターン領域
に対しては緩やかな検査基準を適用することにより、プ
リント基板の欠陥検出を効率良く行なうことができる。
【0015】第2の発明に係るプリント基板の検査装置
は、第1の発明に係るプリント基板の検査装置の構成に
おいて、検査基準が、パターンの幾何学的規則を規定す
る設計基準であるものである。
【0016】この場合、各パターン領域に適用された設
計基準を用いて各パターン領域の欠陥検査が行なわれる
ため、各パターン領域が設計基準に従って正確に形成さ
れているか否かを検出することができる。
【0017】第3の発明に係るプリント基板の検査装置
は、第2の発明に係るプリント基板の検査装置の構成に
おいて、検査手段が、複数のパターン領域にそれぞれ対
応する複数の設計基準を格納する設計基準格納手段と、
各パターン領域に対応した設計基準を設計基準格納手段
から選択する選択手段と、選択手段により選択された設
計基準に基づいて各パターン領域の欠陥の有無を判定す
る判定手段とを備えたものである。
【0018】第3の発明に係るプリント基板の検査装置
においては、設計基準格納手段に複数の設計基準を格納
し、検査対象のパターン領域に応じて選択手段が設計基
準格納手段から設計基準を選択し、選択した設計基準に
基づいてパターン領域の欠陥の有無が判定手段により判
定される。これにより、各パターン領域に適した設計基
準に基づいて最適な検査精度で各パターン領域の欠陥検
出を行なうことができる。
【0019】第4の発明に係るプリント基板の検査装置
は、第2の発明に係るプリント基板の検査装置の構成に
おいて、検査手段が、各パターン領域に共通の設計基準
を格納する設計基準格納手段と、各パターン領域の画像
をそれぞれ予め定められた解像度の画像に変換する変換
手段と、変換手段により得られた各パターン領域の画像
に対して設計基準格納手段に格納された設計基準を適用
して欠陥の有無を判定する判定手段とを備えたものであ
る。
【0020】第4の発明に係るプリント基板の検査装置
においては、設計基準格納手段に各パターン領域の共通
の設計基準を格納している。そして、各パターン領域の
解像度を適宜変換することにより共通の設計基準に対す
るパターン領域の画像の粗さを調整し、各パターン領域
に応じた検査精度で検査が行なわれる。これにより、各
パターン領域ごとに最適な検査精度で効率良く欠陥の有
無を検出することができる。
【0021】第5の発明に係るプリント基板の検査装置
は、第1の発明に係るプリント基板の検査装置の構成に
おいて、検査基準が、参照画像と撮像手段により得られ
たプリント基板の画像との画素値の差の許容値であるも
のである。
【0022】この場合、正規の画像である参照画像と実
際に撮像手段により得られたプリント基板の画像との画
素値の差の許容値に基づいてパターン領域の欠陥の有無
を正確に検出することができる。
【0023】第6の発明に係るプリント基板の検査装置
は、第5の発明に係るプリント基板の検査装置の構成に
おいて、参照画像を格納する参照画像格納手段をさらに
備え、検査手段が、複数のパターン領域にそれぞれ対応
する複数の許容値を格納する許容値格納手段と、各パタ
ーン領域に対応した許容値を許容値格納手段から選択す
る選択手段と、領域識別手段により識別された各パター
ン領域の画像と参照画像格納手段に格納された参照画像
との画素値の差を求め、選択手段により選択された許容
値と差とを比較して各パターン領域の欠陥の有無を判定
する判定手段とを備えたものである。
【0024】第6の発明に係るプリント基板の検査装置
においては、参照画像格納手段に格納された参照画像
と、撮像手段により撮像された画像の画素値との差が求
められる。さらに、選択手段により、パターン領域に対
応した許容値が許容値格納手段から選択され、選択され
た許容値と、参照画像とプリント基板の画像との画素値
の差とを比較して各パターン領域の欠陥の有無が判定さ
れる。これにより、参照画像と異なるプリント基板の画
像領域を適切な許容値を用いて欠陥として判定すること
ができる。
【0025】第7の発明に係るプリント基板の検査装置
は、第5の発明に係るプリント基板の検査装置の構成に
おいて、参照画像を格納する参照画像格納手段をさらに
備え、検査手段が、各パターン領域に共通の許容値を格
納する許容値格納手段と、各パターン領域の画像および
参照画像を予め定められた解像度の画像に変換する変換
手段と、変換手段により得られた各パターン領域の画像
と、これに対応する参照画像との画素値の差を求め、許
容値格納手段に格納された許容値と差とを比較して各パ
ターン領域における欠陥の有無を判定する判定手段とを
備えたものである。
【0026】この場合、参照画像格納手段にはプリント
基板の正規の画像が参照画像として格納されており、こ
の参照画像と撮像手段により得られたパターン領域の画
像との画素値の差が求められる。また、許容値格納手段
には、各パターン領域に共通の許容値が格納されてい
る。変換手段は、領域識別手段により識別されたパター
ン領域に応じてプリント基板の画像と参照画像とを所定
の解像度の画像に変換し、判定手段が許容値格納手段に
格納された許容値に基づいて両者の差の程度を判定して
欠陥を検出することができる。
【0027】第8の発明に係るプリント基板の検査装置
は、第5の発明に係るプリント基板の検査装置の構成に
おいて、各パターン領域に応じた解像度を有し、かつ各
パターン領域にそれぞれ対応する複数の参照画像を格納
する参照画像格納手段をさらに備え、検査手段が、各パ
ターン領域に共通の許容値を格納する許容値格納手段
と、各パターン領域に対応した参照画像を参照画像格納
手段から選択する選択手段と、各パターン領域の画像を
予め定められた解像度の画像に変換する変換手段と、領
域識別手段により識別されたパターン領域に基づいて変
換手段により得られた各パターン領域の画像と選択手段
により選択された参照画像との画素値の差を求め、許容
値格納手段に格納された許容値と差とを比較することに
よって各パターン領域における欠陥の有無を判定する判
定手段とを備えたものである。
【0028】第8の発明に係るプリント基板の検査装置
においては、各パターン領域に応じた所定の解像度を有
する各パターン領域ごとの参照画像が参照画像格納手段
に格納されている。また、許容値格納手段には、各パタ
ーン領域に共通の許容値が格納されている。そして、撮
像手段により得られたプリント基板の画像のパターン領
域が識別されると、変換手段がパターン領域の画像を予
め定められた解像度の画像に変換し、この変換されたパ
ターン領域に対応する参照画像が選択手段により選択さ
れる。そして、判定手段はプリント基板の画像と参照画
像との画素値の差を求め、許容値格納手段に格納された
許容値と比較することによりパターン領域の欠陥の有無
を正確に検出することができる。
【0029】第9の発明に係るプリント基板の検査装置
は、第1〜第8のいずれかの発明に係るプリント基板の
検査装置の構成において、領域識別手段が、複数のパタ
ーン領域が接する境界部分において、検査基準が厳しい
パターン領域を検査基準が緩やかなパターン領域側へ拡
張するものである。
【0030】この場合、検査基準の精度が異なるパター
ン領域が接する部分では、厳しい検査基準が適用される
ことにより、欠陥の誤検出や見落としを防止することが
できる。
【0031】第10の発明に係るプリント基板の検査方
法は、プリント基板に形成された互いに色の異なる複数
のパターン領域の欠陥の有無を検査するプリント基板の
検査方法であって、複数のパターン領域が形成されたプ
リント基板を撮像する工程と、プリント基板の各パター
ン領域の色に基づいて撮像工程により得られた各パター
ン領域を識別する工程と、パターン領域を識別する工程
により識別された各パターン領域ごとに予め定められた
検査基準を用いて各パターン領域の欠陥の有無を検査す
る工程とを備えたものである。
【0032】第10の発明に係るプリント基板の検査方
法においては、プリント基板に形成された複数のパター
ン領域がそれぞれ異なる色を有する特性を利用してい
る。すなわち、プリント基板を撮像し、得られたプリン
ト基板の画像に対し、各パターン領域の色に基づいて各
パターン領域を識別する。そして、識別された各パター
ン領域に対して予め定められた検査基準を適用すること
により、各パターン領域ごとに適切な検査基準を用いて
欠陥の有無を検査する。このため、微小な欠陥も問題と
されるパターン領域に対しては厳しい検査基準を適用
し、また、比較的大きな欠陥が許容されるパターン領域
に対しては緩やかな検査基準を適用することにより、プ
リント基板の欠陥検出を効率良く行なうことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例によるプ
リント基板の検査装置の構成を示すブロック図である。
【0034】図1において、プリント基板の検査装置
は、プリント基板1を撮像する入力用カメラ2、入力用
カメラ2から出力される画像のアナログデータをデジタ
ルデータに変換するA/D変換部3およびデジタル化さ
れたプリント基板1の画像データに基づいてプリント基
板1の欠陥の有無を検査する検査部4を備えている。
【0035】さらに、検査部4は、領域分割部5および
検査処理部6を含む。領域分割部5は、入力用カメラ2
から入力されたプリント基板1の画像を配線層やパッド
領域などの各パターン領域の画像に分割して各パターン
領域の位置を示す領域情報を得る。また、検査処理部6
は、領域分割部5において得られた領域情報に応じてプ
リント基板の各パターン領域にそれぞれ適した検査基準
を適用して欠陥の有無を検査する。
【0036】次に、実際の動作を例にプリント基板の検
査装置の構成について詳細に説明する。
【0037】このプリント基板の検査装置は、基板上に
信号線、電源線などの配線パターン、パッド領域および
シルク領域などのパターンが形成された部品実装直前の
状態のプリント基板を検査対象とする。
【0038】図2は、入力用カメラ2により得られた部
品実装直前のプリント基板の要部の画像を示す図であ
る。図2のプリント基板の画像10には、配線パターン
領域11、レジスト領域12、パッド領域13およびシ
ルク領域14の各パターン領域が形成されている。ま
た、図3〜図6は、それぞれ画像10から分割された配
線パターン領域11、レジスト領域12、パッド領域1
3およびシルク領域14の画像を示している。
【0039】[領域分割部5の処理動作]領域分割部5
は、領域分割のために入力用カメラ2から取り込まれた
プリント基板1の画像に基づいて、以下に示す3つのい
ずれかの処理により各パターン領域の画像を分割して領
域情報を得る。
【0040】(1)第1の領域分割処理 図7は、第1の領域分割処理のフローチャートである。
図2の画像10は、各画素ごとに求められた赤(R)、
緑(G)、青(B)の画素値として入力される。プリン
ト基板上の各パターン領域11〜14は、それぞれ構成
材料が異なるため、表面の色が異なっている。このた
め、画像10の各パターン領域11〜14の各画素の画
素値もパターン領域ごとに異なる。そこで、画像10の
各画素の画素値を適切な範囲で分割(クラスタリング)
することによって画像10から各パターン領域11〜1
4の画像を分割することができる。
【0041】まず、CCD(電荷結合素子)カメラ等の
入力用カメラ2によりプリント基板の画像10を各画素
ごとの赤、緑、青の画素値からなる色データとして入力
する(ステップS1)。
【0042】次に、CCDカメラから入力された各画素
ごとの赤、緑、青の画素値に基づいて各画素を赤、緑、
青の3次元色空間に配置して3次元の画素分布(色分
布)を作成する。図8は3次元色空間における画素分布
図である。図8において、R軸は画素の赤成分を示し、
G軸は画素の緑成分を示し、B軸は画素の青成分を示し
ている。この3次元色空間においては、同じ色を有する
パターン領域の画素10aがそれぞれ近接して塊となっ
て配置されている(ステップS2)。
【0043】3次元色空間の画素分布が求められると、
この3次元色空間の画素分布を1次元化し、1次元化さ
れた画素値の配列の各位置に相当する画素値を有する画
素が画像10中に出現する頻度を示す頻度ヒストグラム
を作成する。
【0044】図9は、頻度ヒストグラムを示す図であ
る。図9の頻度ヒストグラムにおいて、横軸は1次元化
された赤、緑、青の画素値の配列位置を示している。す
なわち、各配列位置は3次元色空間での赤、緑、青の画
素値で表される。また、縦軸は横軸の配列位置における
画素値を有する画素の出現頻度を示している。
【0045】3次元色空間の画素分布を1次元化する場
合、1次元化される画素値の配列位置上の近隣位置に画
素値が近似する画素が集合するように3次元色空間を走
査することが重要となる。このために、スペースフィリ
ング曲線に従って3次元色空間を走査する。スペースフ
ィリング曲線とは、所定の空間を満たす全ての格子点を
一度だけ通るような曲線として定義されるものであり、
例えばペアノ(Peano)曲線やヒルベルト曲線等が
これに含まれる。
【0046】図10は、3次元のペアノ曲線の斜視図で
ある。図10のペアノ曲線19に沿って図8の3次元色
空間を走査すると、3次元色空間を一定の移動量で均等
に走査することができる。このため、走査経路に沿って
画素値の近似した画素を集合し、それによって図9に示
すような出現頻度のピーク領域が顕在化した1次元の頻
度ヒストグラムを得ることができる(ステップS3)。
【0047】次に、領域の分割数(クラスタ数)を入力
する。ここでは、画像10を図3〜図6の4つのパター
ン領域11〜14に分割するため、クラスタ数「4」を
入力する(ステップS4)。
【0048】そして、図9の頻度ヒストグラムに判別分
析法を適用して画像10の各画素の色分布を入力された
クラスタ数に基づいて4分割する。図9の頻度ヒストグ
ラムでは、横軸に示す1次元の画素値の配列位置に沿っ
て画素の出現頻度の集合部分(ピーク領域)が分散して
形成されている。そこで、このような頻度ヒストグラム
の分布形状に基づいて、判別分析法を適用して1次元の
画素値の配列位置を分割するための閾値を算出する。
【0049】判別分析法は、例えば「判別および最小2
乗基準に基づく自動閾値選定法」大津展之著、電子通信
学会論文誌,1980年4月、Vol.J63−DN
o.4、349〜356頁に記述されている。当該論文
に記述された方法は、モノクロ多階調画像の2値化処理
を行う場合に、ある閾値によって濃度ヒストグラムを2
つに分割した場合の領域間の分散が最大となるように閾
値を選ぶ方法である。これに対し、本実施例では、当該
論文に記述されたモノクロ多階調画像の二値化処理にお
ける判別分析法をカラー画像の多値化処理に拡張して適
用したものであり、多値化処理において求める領域(本
実施例では1次元の画素値の配列位置)における各領域
間の分散が最大になるように閾値を算出する。図9の例
では、閾値Th1〜Th4が算出される(ステップS
5)。
【0050】そして、図9に示すように、算出した閾値
Th1〜Th4に基づいて1次元の画素値の配列位置が
閾値Th1未満の領域A1と、閾値Th1以上Th2未
満の領域A2と、閾値Th2以上Th3未満の領域A3
と、閾値Th3以上Th4未満の領域A4の4つの領域
(クラスタ領域)に分割される。この4つの領域は、そ
れぞれ配線パターン領域11、レジスト領域12、パッ
ド領域13およびシルク領域14に相当する(ステップ
S6)。
【0051】その後、画像10の各画素に対する赤、
緑、青の画素値と、ステップS6において求められた4
つの領域A1〜A4に対応する配列位置の赤、緑、青の
画素値とを比較し、画像10の各画素がどの領域に属す
るかを判定して全ての画素を4つの領域に分類する。こ
れにより、画像10から配線パターン領域11、レジス
ト領域12、パッド領域13およびシルク領域14の各
パターン領域の画像を生成・分割することができる。
【0052】(2)第2の領域分割処理 図11は、第2の領域分割処理のフローチャートであ
る。図11において、まず、CCDカメラ等の入力用カ
メラ2によりプリント基板の画像10を各画素ごとの
赤、緑、青の画素値からなる色デ−タとして入力する
(ステップS11)。
【0053】次に、入力された画像10の各画素を赤、
緑、青の3次元色空間に配置して画素の3次元分布を作
成する(ステップS12)。
【0054】さらに、入力された画像10の各画素の色
デ−タに基づいて画像10が有する多数の色を所定数の
代表色候補で代表させるために、限定色表示アルゴリズ
ムを適用する。限定色表示アルゴリズムを用いた代表色
候補の選定方法には次の3つの方法が用いられる。
【0055】第1の選定方法は、画像10において出現
する色の頻度を表した頻度ヒストグラムを作成し、出現
頻度の高い順から選択した所定数の色を代表色候補とし
て選択する方法である。すなわち、3次元色空間の各配
置位置における画素の出現頻度をカウントする。そし
て、出現頻度の高い画素の色から順に所定数の色を選択
し、これを画像10の代表色候補とする。さらに、各画
素の色データを、所定数の代表色候補の中から最も近い
代表色候補の色データに置き換える。これにより、画像
10に含まれる数百〜数千種類の色を所定数の代表色候
補に置き換えることができる。
【0056】第2の選定方法は、色空間線形分割法を用
いる方法である。色空間線形分割法は、赤、緑、青色空
間内で原画像の画素が分布している領域だけを線形に分
割してその部分空間ごとに代表色候補を設定する方法で
あり、図12はこの色空間線形分割法の説明図である。
【0057】まず、図12(a)に示すように、3次元
色空間の赤色軸Rに沿う画素の分布領域をn(整数)等
分する。次に、図12(b)に示すように、3次元色空
間の緑色軸Gに沿う画素の分布領域をn(整数)等分す
る。さらに、図12(c)に示すように、3次元色空間
の青色軸Bに沿う画素の分布領域をn(整数)等分す
る。これにより、3次元色空間の画素分布空間をほぼn
3 の部分空間8に分割する。そして、部分空間8ごとに
色の代表値を求め、この色を代表色候補とする。
【0058】第3の選定方法は、スペ−スフィリング曲
線を用いて3次元色空間の画素分布の1次元化を行い、
隣接する色を統合することによって代表色候補を選定す
る方法である。スペースフィリング曲線とは、所定の空
間を満たす格子点を一度だけ通るような曲線として定義
されるものであり、例えばペアノ(Peano)曲線や
ヒルベルト曲線等がこれに含まれる。図8は3次元色空
間の画素分布図である。図10はペアノ曲線の斜視図で
ある。さらに、図13は、頻度ヒストグラムを示す図で
ある。
【0059】この方法では、まず3次元色空間を図10
に示すペアノ曲線に沿って走査し、図13に示すように
1次元の色空間に再配列して頻度ヒストグラムを作成す
る。頻度ヒストグラムが求まると、頻度ヒストグラム横
軸の色の配列位置に沿って隣接する色を統合し、画素の
出現頻度が等しくなるように色の配列位置を分割する。
そして、分割した領域VS1〜VSi毎に代表色候補を
設定する。
【0060】上記の3つの方法のいずれかを用いること
により、数百〜数千種類の色からなる画像10を限定さ
れた数の代表色候補によって置き換ることができる(ス
テップS13)。
【0061】なお、代表色候補の数としては、画像10
の種類に応じて予め求めておくことが好ましい。本発明
者による検討の結果では、画像10が700色程度で表
現されている場合には、代表色候補の数として実際の色
数の数%にまで限定することが可能であった。なお、代
表色候補の数を過度に限定すると、画像10から分割さ
れる領域が不正確となったり、パターン領域毎に分割す
ることが困難となる。
【0062】次に、画像10を複数の領域に分割するた
めの領域の分割数(クラスタ数)、後述する再配置法に
用いる初期値および終了条件を入力する。例えば、本実
施例では、画像10を図3〜図6の4つのパターン領域
11〜14に分割するため、クラスタ数として「4」を
入力する(ステップS14)。
【0063】そして、入力されたクラスタ数に基づい
て、代表色候補に置き換えられた画像10の各画素が配
置された3次元色空間を再配置法(K−mean法)を
用いて4つの領域に分割する。図14は再配置法による
領域分割の説明図である。図14において、黒点は3次
元色空間15における代表色候補に置き換えられた画素
16を模式的に示している。
【0064】まず、図14(a)において、分割する領
域の数、ここでは「4」を指定する。また、入力された
4つの色データの初期値17を3次元色空間15の該当
位置に設定する。そして、各代表色候補の画素16が4
つの初期値17のいずれに近いかを算出し、同じ初期値
17に近い代表色候補の画素16を含むように全ての代
表色候補の画素16を4つの領域r1〜r4に分割す
る。図14(a)中の分割線Y1はこの4つの領域r1
〜r4の境界を示している。
【0065】次に、図14(b)において、分割された
4つの領域r1〜r4のそれぞれに含まれる代表色候補
の画素16の色データの平均値を求め、これを次の新た
な領域の中心値17aとして設定する。そして、全ての
代表色候補の画素16が新たに設定された4つの中心値
17aのいずれに近いかを判定し、各代表色候補の画素
16を再び4つの領域r1a〜r4aに分割する。分割
線Y2は4つの領域r1a〜r4aの境界を示してい
る。
【0066】さらに、図14(c)において、上記の処
理を繰り返し行い、各処理ごとの新たな中心値の変動量
が、終了条件で与えられた値よりも小さくなった状態
で、繰り返し演算処理を終了する。これにより、代表色
候補6の画素を4つの領域r1i〜r4iに分割するこ
とができる(ステップS15)。
【0067】さらに、4つに分割された各領域における
最終の中心値17iを代表色として設定する。これによ
り、4つの分割領域にそれぞれ対応した4つの代表色が
決定される(ステップS16)。
【0068】そして、画像10の各画素の色データと4
つの代表色の色データとを比較し、最も近接する代表色
の色データを各画素の色データに割り付ける。これによ
り、画像10が各画素の4つの色データに基づいて各々
分割される(ステップS17)。
【0069】(3)第3の領域分割処理 この処理は、プリント基板1の画像10の各パターン領
域11〜14の色が既知の場合に適用することができ
る。入力用カメラ2としてモノクロセンサを使用し、モ
ノクロセンサの前に各パターン領域11〜14と同色の
カラーフィルタを順次取り付けてプリント基板1を撮像
することにより、カラーフィルタと同色のパターン領域
のみを順次抽出することができる。
【0070】なお、上記の領域分割処理の代わりに、再
配置法などの公知の方法を適用して領域分割処理を行な
ってもよい。
【0071】さらに、領域分割部5は、上記の領域分割
処理に加え、分割された各パターン領域の境界部分に対
して太らせ処理を行う。
【0072】上記(1)〜(3)の処理により得られた
パターン領域11〜14では、画像の量子化誤差や実際
のプリント基板上へのパターン形成プロセスでの誤差等
によって各パターン領域11〜14の境界部分が不正確
に識別されている場合がある。このような状態で各パタ
ーン領域11〜14ごとに異なる検査基準を適用して検
査を行うと、各パターン領域の境界で欠陥の誤検出や検
出漏れが生じる。そこで、パターン領域11〜14が隣
接する境界部分では、より厳しい検査基準が適用される
パターン領域を他方のパターン領域側に膨らませる太ら
せ処理(膨張処理)を行う。
【0073】図15は、太らせ処理の説明図である。図
15(a)において、例えば画像10のパッド領域13
とシルク領域14とが接している場合、パッド領域13
はシルク領域14に比べて欠陥の検査基準が厳しい。そ
こで、図15(b)に示すように、パッド領域13に太
らせ処理を行い、パッド領域13の最外周の画素位置を
数画素分をシルク領域14側に拡大する。これにより、
パッド領域13の拡張部13aには、パッド領域13用
の検査基準が適用され、欠陥の検出漏れを防止すること
ができる。
【0074】なお、3つ以上のパターン領域が接してい
る境界部分には、最も検査基準が厳しいパターン領域に
太らせ処理を行わせればよい。
【0075】[検査処理部6の構成および処理動作]次
に、検査処理部6は、入力用カメラ2からプリント基板
1を撮像して入力された検査画像に対して、各パターン
領域11〜14ごとに異なる検査基準を適用した検査を
行う。検査方法としては、デザインルールに基づく検査
方法または比較検査法が適用される。以下、各方法の処
理について説明する。
【0076】〔1〕デザインルールに基づく検査方法 (1)第1の検査方法 図16は、デザインルールに基づく第1の検査方法が適
用される検査処理部のブロック図である。図16におい
て、検査画像10は、欠陥検査のために入力用カメラ2
により撮像されたプリント基板1の画像を示し、領域情
報20は上記の領域分割部5により得られた各パターン
領域11〜14の検査画像10上の位置を示している。
【0077】また、検査処理部6は、デザインルール検
査部21、検査基準選択部22および検査基準格納部2
3からなる。検査基準格納部23には、検査基準として
各パターン領域に対応した複数のデザインルールA〜N
が格納されている。
【0078】検査基準選択部22は、領域分割部5から
領域情報20を受け取り、各パターン領域に応じたデザ
インルールA〜Nを検査基準格納部23から選択してデ
ザインルール検査部21に出力する。
【0079】デザインルール検査部21では、検査画像
10の各画素を順次読み込み、領域情報20に基づいて
各画素が含まれるパターン領域を判定し、検査基準選択
部22により選択されたデザインルールA〜Nを適用し
てパターン領域の欠陥の有無を検出する。
【0080】例えば、検査画像10から読み込まれた画
素がシルク領域14に属する場合には、欠陥検出基準が
比較的ゆるやかなデザインルールAが選択され、また画
素がパッド領域13に属する場合には、欠陥検出基準が
比較的厳しいデザインルールNが選択される。それによ
り、プリント基板1に形成される回路の特性に影響を及
ばさないシルク領域14に対しては、欠陥検出を迅速に
行うことができ、また半導体チップが実装されるパッド
領域13については微小な欠陥についても検出可能とな
り、不良の発生を防止することができる。
【0081】さらに、配線パターン11およびレジスト
領域12に対しては、両者の中間程度の欠陥検出が可能
となる。このように、各パターン領域11〜14の種類
に応じて適切なデザインルールを適用して欠陥検出を効
率良く行うことができる。
【0082】(2)第2の検査方法 図17は、デザインルールに基づく第2の検査方法が適
用される検査処理部のブロック図である。図17におい
て、検査画像10は、欠陥検査のために入力用カメラ2
により撮像されたプリント基板1の画像を示し、領域情
報20は上記の領域分割部5により得られた各パターン
領域11〜14の検査画像10上の位置を示している。
【0083】検査処理部6は、解像度変換部25、デザ
インルール検査部21および検査基準格納部23からな
る。検査基準格納部23には、各パターン領域に共通の
デザインルールAが格納されている。
【0084】上記第1の検査方法では、要求される検査
精度の異なるパターン領域に応じた数のデザインルール
を予め用意し、パターン領域ごとに選択して適用する方
法を用いたが、第2の検査方法では、デザインルールを
共通にし、各パターン領域に要求される検査精度にデザ
インルールが適合するように各パターン領域の画像の解
像度を変換する方法が用いられる。
【0085】解像度変換部25は、入力用カメラ2およ
びA/D変換部3を通して入力されたプリント基板1の
検査画像10の各画素を順次読込み、領域情報20によ
り各画素が何れのパターン領域に属するかを判定する。
そして、解像度変換部25は同一のパターン領域に含ま
れる複数の画素に対し、各パターン領域に対して定めら
れた解像度の画像に変換する。
【0086】解像度の変換方法としては、まず入力用カ
メラ2の入力分解能を検査基準の最も厳しいパターン領
域に対応した分解能に設定して検査画像10を取り込
み、各パターン領域ごとに間引き処理を施すことによっ
て、各パターン領域に応じた解像度に変換する。例え
ば、入力用カメラ2の入力分解能を検査基準の最も厳し
いパッド領域13に対応した分解能に設定して検査画像
10を取り込み、配線パターン11、レジスト領域12
およびシルク領域14の画素群については間引き処理を
施して、この順に解像度を粗くする。
【0087】また、間引き処理の代わりに解像度ごとに
入力用カメラ2の撮像倍率を変換してもよい。
【0088】デザインルール検査部21では、領域情報
20に基づいて解像度が変換された検査画像10の各画
素に対して検査基準格納部23に格納されたデザインル
ールAを適用してパターン領域の欠陥の有無を検出す
る。
【0089】これにより、共通のデザインルールAを用
いて各パターン領域11〜14に対して異なる検査精度
で欠陥検査を行うことができる。
【0090】〔2〕比較検査法に基づく検査方法 (1)第1の検査方法 図18は、比較検査法に基づく第1の検査方法が適用さ
れる検査処理部のブロック図である。図18において、
検査画像10は、欠陥検査のために入力用カメラ2によ
り撮像されたプリント基板1の画像を示し、参照画像3
0は参照画像格納部(図示せず)に格納された正規のパ
ターンを有するプリント基板の画像を示し、領域情報2
0は上記の領域分割部5により得られた各パターン領域
11〜14の検査画像10上の位置を示している。
【0091】検査処理部6は、比較検査部31、検査基
準選択部22および検査基準格納部32からなる。検査
基準格納部32には、検査基準として、各パターン領域
に対応した複数の検査基準値A〜Nが格納されている。
検査基準値とは、検査画像10と参照画像30との画素
値の差異の許容値を示すものである。
【0092】検査基準選択部22は、領域分割部5から
領域情報20を受け取り、各パターン領域11〜14に
応じた検査基準値A〜Nを検査基準格納部23から選択
して比較検査部31に出力する。
【0093】比較検査部31では、検査画像10の各画
素とこれに対応する参照画像30の各画素とを順次読み
込み、両画素の画素値の差を求める。同時に、領域情報
20に基づいて各画素が含まれるパターン領域を判定
し、検査基準選択部22により判定したパターン領域に
対応する検査基準値を選択し、選択した検査基準値と画
素値の差の大きさを比較することによってパターン領域
の欠陥の有無を検出する。
【0094】例えば、検査画像10から読み込まれた画
素がシルク領域14に属する場合には、比較的大きい検
査基準値が適用され、また画素がパッド領域13に属す
る場合には、比較的小さい検査基準値が適用され、画素
が配線パターン11またはレジスト領域12に属する場
合には、中間程度の大きさの検査基準値が適用される。
それにより、各パターン領域の種類に応じて適切な検査
基準値を適用して欠陥検出を効率良く行うことができ
る。
【0095】(2)第2の検査方法 図19は、比較検査法に基づく第2の検査方法が適用さ
れる検査処理部のブロック図である。図19において、
検査画像10は欠陥検査のために入力用カメラ2により
撮像されたプリント基板1の画像を示し、参照画像30
は参照画像格納部(図示せず)に格納された正規のパタ
ーンを有するプリント基板1の画像を示し、領域情報2
0は上記の領域分割部5により得られた各パターン領域
11〜14の検査画像10上の位置を示している。
【0096】検査処理部6は、解像度変換部25、比較
検査部31および検査基準格納部32からなる。検査基
準格納部32には、各パターン領域に共通の検査基準値
Aが格納されている。
【0097】第1の検査方法では、要求される検査精度
の異なるパターン領域に応じた数の検査基準値を予め用
意し、パターン領域ごとに選択して適用する方法を用い
たが、第2の検査方法では、検査基準値を共通にし、各
パターン領域の解像度を適宜変換することによって各パ
ターン領域ごとに適切な欠陥検出精度を実現している。
【0098】解像度変換部25は、入力用カメラ2およ
びA/D変換部3を通して入力されたプリント基板1の
検査画像10の各画素および予め用意された参照画像3
0の各画素を順次読込み、領域情報20により各画素が
何れのパターン領域に属するかを判定する。そして、同
一のパターン領域に含まれる複数の画素群を、各パター
ン領域に対して定められた解像度となるように変換す
る。
【0099】解像度の変換方法としては、入力用カメラ
2の入力分解能を検査基準の最も厳しいパターン領域に
対応した分解能に設定して検査画像10を取り込み、各
パターン領域を識別し、各パターン領域ごとに間引き処
理を施すことによって各パターン領域に応じた解像度に
変換する。
【0100】比較検査部31では、領域情報20に基づ
いて解像度が変換された検査画像10および参照画像3
0の各画素値の差を求め、検査条件格納部23に格納さ
れた検査基準値Aと比較してパターン領域の欠陥の有無
を検出する。
【0101】(3)第3の検査方法 図20は、比較検査法に基づく第3の検査方法が適用さ
れる検査処理部のブロック図である。図20において、
検査画像10は欠陥検査のために入力用カメラ2により
撮像されたプリント基板1の画像を示し、参照画像A〜
Nは参照画像格納部35に格納された正規のパターンを
有するプリント基板1の各パターン領域の画像を示し、
領域情報20は上記の領域分割部5により得られた各パ
ターン領域11〜14の検査画像10上の位置を示して
いる。
【0102】検査処理部6は、解像度変換部25、参照
画像選択部36、比較検査部31および検査基準格納部
32からなる。検査基準格納部32には、検査基準とし
て各パターン領域に共通の検査基準値Aが格納されてい
る。
【0103】上記第2の検査方法では、検査画像10お
よび参照画像30の解像度を変換して、両者の各画素を
比較したが、第3の検査方法では、各パターン領域ごと
に所定の解像度に変換された参照画像A〜Nを予め用意
している。
【0104】解像度変換部25は、入力用カメラ2およ
びA/D変換部3を通して入力された検査画像10の各
画素を順次読込み、領域情報20により各画素が何れの
パターン領域に属するかを判定する。そして、同一のパ
ターン領域に含まれる複数の画素群を、各パターン領域
に対して定められた解像度となるように変換する。
【0105】解像度の変換方法としては、上記第1およ
び第2の検査方法と同様の方法が用いられる。
【0106】参照画像選択部36は、解像度変換部25
に読み込まれる検査画像10の各画素が属するパターン
領域の参照画像A〜Nを選択し、比較検査部31に出力
する。
【0107】比較検査部31では、領域情報20に基づ
いて解像度が変換された検査画像10および参照画像選
択部36から出力された参照画像の各画素値の差を求
め、検査基準格納部32に格納された検査基準値Aと比
較してパターン領域の欠陥の有無を検出する。
【0108】以上の処理により、要求される検査精度が
異なる複数のパターン領域が混在するプリント基板に対
し、複数のパターン領域が有する色を識別することによ
りパターン領域を正確に分離し、この分離結果を用いて
各パターン領域ごとに異なる検査基準を適用して欠陥検
査を行うことができる。これにより、部品実装直前のプ
リント基板1に対して、パターン領域の欠陥検査を正確
にかつ適切な精度で効率良く行うことができる。
【0109】なお、上記実施例においては、入力用カメ
ラ2が撮像手段に相当し、領域分割部5が領域識別手段
に相当し、検査処理部6が検査手段に相当し、検査基準
格納部23が設計基準格納手段に相当し、検査基準選択
部22および参照画像選択部36が選択手段に相当し、
デザインルール検査部21および比較検査部31が判定
手段に相当し、参照画像格納部35が参照画像格納手段
に相当し、検査基準格納部32が許容値格納手段に相当
し、解像度変換部25が変換手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリント基板の検査装置のブロッ
ク図である。
【図2】プリント基板の模式図である。
【図3】プリント基板の配線パターン領域の模式図であ
る。
【図4】プリント基板のレジスト領域の模式図である。
【図5】プリント基板のパッド領域の模式図である。
【図6】プリント基板のシルク領域の模式図である。
【図7】第1の領域分割方法のフローチャートである。
【図8】3次元色空間における画素分布図である。
【図9】頻度ヒストグラムを示す図である。
【図10】3次元のペアノ曲線の斜視図である。
【図11】第2の領域分割方法のフローチャートであ
る。
【図12】色空間線形分割法の説明図である。
【図13】頻度ヒストグラムを示す図である。
【図14】再配置法による領域分割の説明図である。
【図15】太らせ処理の説明図である。
【図16】デザインルールに基づく第1の検査方法が適
用される検査処理部のブロック図である。
【図17】デザインルールに基づく第2の検査方法が適
用される検査処理部のブロック図である。
【図18】比較検査法による第1の検査方法が適用され
る検査処理部のブロック図である。
【図19】比較検査法に基づく第2の検査方法が適用さ
れる検査処理部のブロック図である。
【図20】比較検査法に基づく第3の検査方法が適用さ
れる検査処理部のブロック図である。
【図21】プリント基板の製造工程および検査工程を示
す図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 入力用カメラ 4 検査部 5 領域分割部 6 検査処理部 10 画像 11 配線パターン 12 レジスト領域 13 パッド領域 14 シルク領域 20 領域情報 21 デザインルール検査部 22 検査基準選択部 23 検査基準格納部 25 解像度変換部 30 参照画像 31 比較検査部 32 検査基準格納部 35 参照画像格納部 36 参照画像選択部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に形成された互いに色の異
    なる複数のパターン領域の欠陥の有無を検査するプリン
    ト基板の検査装置であって、 前記複数のパターン領域が形成された前記プリント基板
    を撮像する撮像手段と、 前記プリント基板の各パターン領域の色に基づいて、前
    記撮像手段により得られた前記プリント基板の画像から
    各パターン領域を識別する領域識別手段と、 前記領域識別手段により識別された各パターン領域ごと
    に予め定められた検査基準を用いて各パターン領域の欠
    陥の有無を検査する検査手段とを備えたことを特徴とす
    るプリント基板の検査装置。
  2. 【請求項2】 前記検査基準は、パターンの幾何学的規
    則を規定する設計基準であることを特徴とする請求項1
    記載のプリント基板の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記検査手段は、 複数のパターン領域にそれぞれ対応する複数の設計基準
    を格納する設計基準格納手段と、 各パターン領域に対応した設計基準を前記設計基準格納
    手段から選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された設計基準に基づいて各パ
    ターン領域の欠陥の有無を判定する判定手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のプリント基板の検査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記検査手段は、 各パターン領域に共通の設計基準を格納する設計基準格
    納手段と、 各パターン領域の画像をそれぞれ予め定められた解像度
    の画像に変換する変換手段と、 前記変換手段により得られた各パターン領域の画像に対
    して前記設計基準格納手段に格納された前記設計基準を
    適用して欠陥の有無を判定する判定手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項2記載のプリント基板の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記検査基準は、参照画像と前記撮像手
    段により得られた前記プリント基板の画像との画素値の
    差の許容値であることを特徴とする請求項1記載のプリ
    ント基板の検査装置。
  6. 【請求項6】 参照画像を格納する参照画像格納手段を
    さらに備え、 前記検査手段は、 複数のパターン領域にそれぞれ対応する複数の許容値を
    格納する許容値格納手段と、 各パターン領域に対応した許容値を前記許容値格納手段
    から選択する選択手段と、 前記領域識別手段により識別された各パターン領域の画
    像と前記参照画像格納手段に格納された前記参照画像と
    の画素値の差を求め、前記選択手段により選択された許
    容値と前記差とを比較して各パターン領域の欠陥の有無
    を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする請求項
    5記載のプリント基板の検査装置。
  7. 【請求項7】 参照画像を格納する参照画像格納手段を
    さらに備え、 前記検査手段は、 各パターン領域に共通の許容値を格納する許容値格納手
    段と、 各パターン領域の画像および前記参照画像を予め定めら
    れた解像度の画像に変換する変換手段と、 前記変換手段により得られた各パターン領域の画像と、
    これに対応する参照画像との画素値の差を求め、前記許
    容値格納手段に格納された許容値と前記差とを比較して
    各パターン領域における欠陥の有無を判定する判定手段
    とを備えたことを特徴とする請求項5記載のプリント基
    板の検査装置。
  8. 【請求項8】 各パターン領域に応じた解像度を有し、
    かつ各パターン領域にそれぞれ対応する複数の参照画像
    を格納する参照画像格納手段をさらに備え、前記検査手
    段は、 各パターン領域に共通の許容値を格納する許容値格納手
    段と、 各パターン領域に対応した前記参照画像を前記参照画像
    格納手段から選択する選択手段と、 各パターン領域の画像を予め定められた解像度の画像に
    変換する変換手段と、 前記領域識別手段により識別されたパターン領域に基づ
    いて前記変換手段により得られた各パターン領域の画像
    と前記選択手段により選択された前記参照画像との画素
    値の差を求め、前記許容値格納手段に格納された前記許
    容値と前記差とを比較することによって各パターン領域
    における欠陥の有無を判定する判定手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項5記載のプリント基板の検査装置。
  9. 【請求項9】 前記領域識別手段は、複数のパターン領
    域が接する境界部分において、前記検査基準が厳しいパ
    ターン領域を前記検査基準が緩やかなパターン領域側へ
    拡張することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載のプリント基板の検査装置。
  10. 【請求項10】 プリント基板に形成された互いに色の
    異なる複数のパターン領域の欠陥の有無を検査するプリ
    ント基板の検査方法であって、 前記複数のパターン領域が形成された前記プリント基板
    を撮像する工程と、 前記プリント基板の各パターン領域の色に基づいて前記
    撮像工程により得られた各パターン領域を識別する工程
    と、 前記パターン領域を識別する工程により識別された各パ
    ターン領域ごとに予め定められた検査基準を用いて各パ
    ターン領域の欠陥の有無を検査する工程とを備えたこと
    を特徴とするプリント基板の検査方法。
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