JP4559534B2 - ガス冷却式高温ペブルベッド原子炉(htr)用の球状燃料要素及びその製造方法 - Google Patents

ガス冷却式高温ペブルベッド原子炉(htr)用の球状燃料要素及びその製造方法 Download PDF

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Description

高温ペブルベッド原子炉(以下、HTRという)用の燃料要素は、球状A−3型黒鉛の成形によって製造される直径60mmの黒鉛球である。HTR用燃料要素は、50mm径の燃料含有コアと、これを取り囲んだ5mm厚の燃料フリーシェルとからなる。燃料要素球(FE球)のコアは、シェルに継ぎ目なく結合しており、それ故、それと共に単一体を形成している。燃料は、球形コアにおいて、被覆燃料粒子の形態で均一に分布している。
これら被覆粒子は、ウラン酸化物から好ましくはなる約0.5mm径の球(燃料核)である。これら核は、炉の稼働中に生成する核分裂生成物を保持するべく、熱分解炭素及び炭化珪素の層で複数回被覆されている。
球状燃料核は、好ましくは、ゲル担持沈殿法によって得られる。この方法は、ノズルを振動させることによって、添加剤であるポリビニルアルコール及びテトラヒドロフルルリルアルコールを含んだ硝酸ウラニル溶液の滴を形成することを含んでいる。この溶液は、次いで、NH3及びNH4OHを用いることによって、二ウラン酸アンモニウム(ADU)からなる球形燃料核へと固化される。洗浄、乾燥、還元及び焼結の後、所望の直径を有している高密度UO2燃料核が得られる。
燃料核の熱分解炭素及び炭化珪素による被覆は、通常、流動床ユニットにおいて行われる。これらユニット(炉)は、黒鉛加熱器によって外側から加熱される円錐形の底部を有している直立黒鉛管からなる。幾つかのノズルが、その端部であって、コアの頂点の位置に配置されている。それらは、キャリアガスであるアルゴン又は水素と被覆ガスとを、流動床操作用の先のユニット中へと供給する。熱分解炭素層は、気相からのエチン又はエチンとプロピンとの混合物の1000℃乃至1400℃の温度での熱分解によって堆積する。炭化珪素で被覆する場合、好ましくは、メチルトリクロロシランが被覆ガスとしての役割を果たす。この場合、堆積温度は、僅かに高く、1500℃に達する。被覆条件に依存して、密度及び構造が異なり、物理的及び機械的特性が異なる幾つかの層が得られる。
この方法は、特に、SM−111/15,シンポジウム“Advanced High−Temperature Gas−Cooled Reactors”,ユーリヒ,1968年10月21日−25日及び“Recent Development in the Manufacture of Spherical Fuel Elements for High Temperature Reactors”(Hackstein,K.G.,Hrovat,M.,Spener,G.,Ehlers,K.)及びKFA Report,ユーリヒ,687−RW(1970年8月),“Entwicklung von beschichteten Brennstoffteilchen”(H.Nickel)並びに独国DE10204166及び独国公開DE10144352A1において発表されている。
HTR燃料要素球は、多くの要求:
−幾何学的に高い密度の黒鉛マトリクス、
−良好な機械的強度特性、
−低いヤング率、
−低い熱膨張係数、
−良好な熱伝導性、及び
−高速中性子を照射した際の高い安定性
を満足していなければならない。
これら特性を達成するために、炭素から製造される成形体は、2700℃乃至3000℃の温度での黒鉛化プロセスに供さなければならない。
成形燃料要素球は、成形後において、球形コア内に被覆燃料粒子を備えているので、2700℃を上回る温度での黒鉛化プロセスは行われ得ない。この決定的な理由は以下の通りである。
2100℃を上回る温度で既に、ウランは、燃料核から粒子の被覆層中へと拡散し、更には燃料要素球の黒鉛マトリクス中へと拡散する。被覆の外側で燃料要素球の多孔質黒鉛マトリクス中へと拡散したウランは、炉を稼動させている間に、放出される核分裂生成物による冷却ガスの許容できないほどに高い汚染をもたらすであろう。黒鉛中でのウランの拡散は、Hrovat,M.及びSpener,G.,Journal of Nuclear Materials,19(1966年),53−58頁に記載されている。
更に、熱分解炭素層は、2100℃を上回る温度で、それらの構造を変化させる。これにより、熱分解炭素の結晶学的配向の異方性が顕著に増加する。従って、被覆粒子は炉内でそれらの機械的結着性を非常に早く失うというリスクがある。これは、放射性核分裂生成物が自然に開放されるリスクをもたらすであろう。これらの結果は、Koizlik,K.,KFA−Report“Jul−868−RW”(1972年6月),“Uber die Anderung der Anisotropie der kristallographischen Orientierung in Pyrokohlenstoffhullschichten durch Gluhung und Neutronenbestrahlung”に記載されている。
関連する文献は、グラファイトは、結晶性が高く且つ等方性である場合、1000℃を上回る温度で高速中性子を放射した際に、その寸法安定性及び機械的結着性を保つだけであることを教示している。照射プロセス及びこれに対応する結果は、特には、Engle,G.B.,GA−Report(1970年3月),“Irradiation Behaviour of Nuclear Graphites at Elevated Temperatures”及びHelm, J.W.,PNWL−1056 Report(1969年),Pacific Northwest Laboratory Richland/Washingtonに記載されている。
成形燃料要素球の寸法安定性及び機械的結着性を炉内での全滞留時間に亘って保証するべく、約2000℃にのみ制限されていた熱処理に代えて、特別な黒鉛が開発された。この特別な黒鉛は、技術文献においてA3黒鉛マトリクスと呼ばれている。A3黒鉛マトリクスは、天然黒鉛に基づいている。天然黒鉛は、極めて高い結晶性を示す。しかしながら、その一次粒子は、層状であって、六方晶系の結晶秩序を有しており(“Syngonie”)、それ故、非常に異方性である。
マトリクスの物理的特性に要求される等方性を達成するべく、燃料要素球は、ゴム、好ましくはシリコンゴム製の型において成形される。成形粉と燃料との混合物を受け入れるための楕円形のキャビティを中心に有している円柱形のゴム製の型が、幾つかの部品から組み立てられる。このキャビティは、5MPaを上回る圧力で球が形成されるような単位を有している。ゴム製の型は、コンパクタの鋼製型の中に挿入され、上ポンチと下ポンチとの間で圧縮される。
燃料要素球を製造するために、黒鉛成形粉とオーバーコートされた粒子との混合物が、扱い易い球形コアへと予備成形される。次に、予備成形した球形コアは、第2のゴム製の型内で黒鉛成形粉中に埋め込まれ、高められた圧力で成形されて、透過性の通気性球を得る。この再成形した球は、次いで、真空中、第3のゴム製の型内で、所望の密度へと成形される。
バインダを炭化するために、燃料要素球は、不活性ガス雰囲気中、18時間以内に800℃まで加熱され、最後に、真空中、約2000℃でアニールされる。A3黒鉛マトリクスは、72.7重量%の天然黒鉛と、18.2重量%の石油コークス(3000℃で粉末の形態に黒鉛化された)と、9.1重量%のバインダコークスとからなる。
この方法は、独国特許及び公開公報DE19837989C2及びDE10253205A1に記載されている。
等方性の燃料要素球を提供するだけでなく、何れの特性も勾配を殆ど示さないために、燃料要素球は、第3成形工程において、300MPaの高圧で、理論密度の約99%である1.92g/cm3の密度に成形される。圧力を解放すると密度は1.8g/cm3の値まで減少し、熱処理の際に更に減少して、280℃で1.6g/cm3の最小値に達する。この温度で、バインダ樹脂は、気体クラック生成物を生じながら炭化を開始する。
必要な多孔度の調節は、電気黒鉛粉の一部を加えることにより為される。これにより、殆ど無圧でのマトリクスのガス抜きが成し遂げられ、それ故、マトリクスにおけるクラックを回避する。樹脂の炭化が進行している間、黒鉛マトリクスは収縮し始め、約850℃で1.72g/cm3の比較的高い最終密度に達する。樹脂の炭化による球形マトリクスの重量損失は、合計で約9重量%である。
A3黒鉛マトリクスの最適化は、Hrovat,M.,Nickel,H.及びKoizlik,K.,KFA−Report,Jul.−969−RW,1973年6月,“Uber die Entwicklung eines Matrixmaterials zur Herstellung gepresster Brennelemente fur Hochtemperaturreaktoren”に記載されている。
20世紀の70年代及び80年代の間、100万個を超える成形A3燃料要素球が、ユーリヒのペブルベッド炉AVR及びシュメハウゼン/ウエントロップのトリウム高温炉(THTR)において使用されてきた。燃料要素球は、連続操業においてそれらの能力を証明し、完璧な振る舞いを示した。
より後の世代の原子炉は、これに加え、HTR燃料要素に更なる要求をしている。燃料要素球は、炉の最大出力で完全な状態のままでなければならず、仮想事故が起こった場合に、例えば、完全な冷却の故障、及び/又は、空気、水若しくは水蒸気の炉心への制御されていない侵入が起こった場合に、許容できない核分裂生成物を放出してはならない。これら前提条件を満足させるために、A3燃料要素球は、酸素又は水蒸気に対する改良された耐食性を有していなければならない。
耐食性を測定するために、標準試験手順が行われる。この標準試験手順では、燃料要素球は、水蒸気を含んだ不活性ガス雰囲気中で1000℃にまで加熱され、その結果として生じる重量損失が測定される。反応ガスは、アルゴンと1体積%の水蒸気との混合物である。この混合物は、水で満たされた加湿容器において製造される。この製造手順を通じて、水をバブリングしたアルゴンガスは、水蒸気で飽和される。この反応ガスの体積流量は150L/時であり、利用可能な酸素の約20%のみが所定の試験条件において球の黒鉛マトリクスと反応するように選択される。腐食速度は、球面のミリグラム毎平方センチメートルで表した黒鉛の1時間当りの燃焼度である。この値は、A3燃料要素球を用いて1000℃で測定され、1時間当り1乃至1.25mg/cm2の範囲内にある。Union Carbide社(UCC)の3000℃で黒鉛化されている原子炉級ATJ炉用黒鉛についての基準値は、著しく低く、1時間当たり0.7mg/cm2である。
長期腐食試験は、A3燃料要素球内では、好ましくは、フェノールホルムアルデヒド樹脂から生成したバインダコークスが水蒸気と反応し、それ故、マトリクスの選択的な燃焼をもたらすことを明らかにした。天然黒鉛及び黒鉛化石油コークスとは対照的に、バインダコークスは、水蒸気との著しく高い化学親和力を、従って、より高い酸化反応速度を示した。
バインダコークスの選択的な酸化を証明するために、腐食試験手順に供した酸化させた燃料要素球を、次に、磨耗試験に供した。磨耗試験のため、燃料要素球は、55回転毎分で回転している回転バレル中に移動させた。バレルの内面上の高さが2mmの面取りした敷居は、燃料要素球が永続的に動き、バレルの内面を摺動しないように設けられている。バレルの底部及び蓋の孔は、磨耗した黒鉛マトリクスが抵抗なく排出されるように設けられている。
磨耗した黒鉛マトリクスは、X線微細構造分析によって結晶性について分析した。クリスタリットの寸法は90nmであり、これは非常に高い値を構成し、天然黒鉛及び黒鉛化石油コークスの黒鉛成分へと磨耗し得るのみである。バインダコークスの対応するLc値は、約1桁低く、測定され得なかった。磨耗した黒鉛中におけるバインダコークスの不存在は、腐食試験手順中におけるコークスの選択的燃焼(酸化)の証明である。それ故、バインダコークスの選択的燃焼は、燃料要素球の表面のシェービングに関連した黒鉛マトリクスにおける強度損失の主な理由である。
黒鉛成形体における耐食性を増加させる手順は、DE4127693A1、DE2718143及びDE1269559から分かる。これら文献では、成形体は、完成後にSiC及び/又はZrCを含んだ保護層を適用することによって耐食性の点で改良される。このような次の被覆は、A3黒鉛から製造した燃料要素球に対しては為されず、従って、球形状の燃料要素の腐食を決定的に生じさせるバインダコークスの選択的燃焼を妨げ得る被覆は存在しない。更に、次の圧縮プロセスは、労働集約的であり且つ高価である。
本発明の目的は、後世代の高温ペブルベッド原子炉の前提条件を満足させる燃料要素球及びそれらの製造についての新規な概念を提供することにある。この目的は、特許請求の範囲の主題によって解決される。
この目的は、特には、炭化珪素(SiC)及び/又は炭化ジルコニウム(ZrC)からなる燃料フリーシェルと天然黒鉛と黒鉛化石油コークスとを含み、前記シェルは少なくとも1mmの、好ましくは少なくとも2mmの、最も好ましくは少なくとも3mmの平均呼び厚さを有している燃料要素球によって解決される。平均呼び厚さは、1乃至5mmの範囲内にあることがより好ましく、2乃至5mmの範囲内にあることが更に好ましく、2乃至4mmの範囲内にあることが最も好ましく、3mmは可能な一態様である。
燃料フリー層の平均呼び厚さの測定は、当業者に知られている手段によって為される。先に記載した値は、+/−0.5mmの公差範囲(測定の精度のせいで)を含んでいる。燃料フリーシェルにおける炭化珪素の割合は、6乃至14重量%の範囲内にあり、より好ましくは8乃至12重量%の範囲内にあり、更に好ましくは9乃至11重量%の範囲内にあり、最も好ましくは9乃至10重量%の範囲内にあり、10重量%は可能な一態様である。
燃料フリーシェルにおける炭化ジルコニウムの割合は、10至30重量%の範囲内にあり、より好ましくは15至30重量%の範囲内にあり、更に好ましくは19乃至25重量%の範囲内にあり、最も好ましくは20乃至23重量%の範囲内にあり、22.3重量%は可能な一態様である。
本発明の主な側面は、バインダコークスの高い化学親和性の使用である。これは、嘗ては、腐食試験において不利益であった。しかしながら、これら試験において、驚くべきことに、バインダコークスの化学親和性は珪素及び/又はジルコニウムの化合物をシェル用の成形粉に加えるのに使用され得ることが見出された。水蒸気による酸化に類似して、シリコン及び/又はジルコニウム化合物は、真空中、2000℃の最高温度での燃料要素球のアニールの間に、バインダコークスの炭素と選択的に反応する。これにより、ほぼ、A3黒鉛マトリクスのうち腐食に対する責任がある或る割合のバインダコークスのみが、耐食性のSiC又はZrCへと反応する。SiC及びZrCの双方の炭化物は、立方晶系の結晶構造を有している(“Syngonie”)、実績がある原子炉材料であって、それ故、本来的に等方性である。SiC及びZrCは、高い硬度、高い機械的強度及び非常に良好な耐食性によって特徴付けられる。A3黒鉛マトリクスの製造においてSiC又はZrCを適用することにより、密度、破断点荷重及び特には耐食性などの燃料要素球のこれら特性が顕著に改善され、後世代のペブルベッド炉用の燃料要素球の前提条件を満足させる。
改良された耐食性及び機械的強度特性の結果、燃料要素球の燃料フリーシェルの厚さは減少させられ得る。これにより、球形コアを含んだ燃料の相対的な体積が増加させられ、次いで、燃料温度が低下させられる。より低い燃料温度は、被覆粒子の核分裂生成物を保持する能力を顕著に改善する。
本発明に係る球形状の燃料要素の製造では、シェルと燃料含有コアの製造とに同じ黒鉛成形粉が使用される。燃料要素の製造の間、黒鉛マトリクスは成形粉から形成され、この黒鉛マトリクスはその結果としてシェル及びコアについて同一である。それ故、本発明に係る燃料要素は、燃料含有コア及び燃料フリーシェルにおける黒鉛マトリクスが類似した又は同一の組成であるという特長によって記述され得る。この特徴は、黒鉛マトリクスのこの同一性を備えていない他の球形状燃料要素からの区別に特に重要である。このような燃料要素は、好ましくは、電気黒鉛のシェルを具備し、これは、例えば、刊行物:“Fuel Development for THTR”,G.Spencer,M.Hrovat及びL.Rachor,Proceedings of the Conference“Fuel cycles of the HTGR”,ブリュッセル,1965年6月において記載されている。
黒鉛マトリクスの類似性を記述するために、燃料含有コア及び燃料フリーシェルの製造に同じ黒鉛成形粉が使用され、これが最終的には前記黒鉛マトリクスを形成することに着目する。用語「類似性」は、珪素又はジルコニウム化合物が、燃料フリーシェルの予備成形に使用される黒鉛成形粉に上述した量で加えられるという事実に関して使用される。
以下の例は、本発明に係る燃料要素球の提供とそれらの新規な概念とを、本発明の制限することなしに更に記述している。
例1
SiO2の適用
黒鉛成形粉の製造が、2つの切り離された均質化バッチ:球形コア用の成形粉及び球形シェル用の成形粉において為された。球形コア用の成形粉の製造のために、原子炉級天然黒鉛を、3000℃で黒鉛化した石油コークスと、乾燥状態において4:1の重量比で予備混合した。黒鉛成分に対して20重量%の、メタノール中に溶解させたフェノールホルムアルデヒドバインダ樹脂を加え、室温でニーダミキサにおいて均質化した。混練すべき材料は、真空(P<50hPa)中、105℃で乾燥させ、その後、1mmに調節した篩を有するハンマーミルにおいて破砕した。球形シェル用の成形粉の製造については、SiO2懸濁液の調製を除くすべてのプロセス工程は変更しなかった。SiO2粉の割合は、バインダ樹脂に対して合計で83.4重量%であった。
出発化合物は、以下の特性を有していた。
−供給業者KropfmuhlのラベルFPが貼られた天然黒鉛、嵩密度0.4g/cm3、粒子密度2.26g/cm3、BET表面2m2/g、クリスタリットの寸法Lc=100nm、平均粒径1乃至20μm、灰分200ppm、灰の不純物からの硼素当量<1ppm。
−供給業者RingsdorffのラベルKRB<0.1mmが貼られた黒鉛化石油コークス、黒鉛化温度3000℃、嵩密度0.65g/cm3、粒子密度2.2g/cm3、BET表面1.2m2/g、クリスタリットの寸法Lc=60nm、平均粒径30乃至40μm、灰分10ppm、灰の不純物からの硼素当量<1ppm。
−供給業者Bakelitteのラベル4911が貼られたノボラック型のフェノールホルムアルデヒド樹脂、縮合剤HCL、分子量690、軟化点101℃、pH値=6、酸価=7.5、自由フェノール0.12重量%、コークス収率50%、メタノール中での溶解度99.97重量%、灰分160ppm、灰の不純物からの硼素当量1ppm。分子量を増加させるために、樹脂は、縮合後に水蒸気蒸留に供した。
−SiO2粉、平均粒径が1乃至5μmであり、純度が99.95%の微粉砕した市販のSiO2粉。
約0.9mmの直径を有している被覆燃料粒子を、回転ドラムにおいて、少量の霧状にした樹脂溶液の添加のもと、球形コア用に製造した黒鉛成形粉の一部でオーバーコートした。この手順は、粒子が約0.2mm厚の多孔質オーバーコート層によって被覆されるまで行った。
被覆UO2燃料粒子は、0.5mmのコア径と、10.6g/cm3の密度とを有していた。燃料核は、最初は熱分解炭素のバッファ層(厚さ95μm、密度1.05g/cm3)で、次に高密度熱分解炭素層(厚さ40μm、密度1.90g/cm3)で、その後、高密度SiC層(厚さ35μm、密度3.19g/cm3)で、最後に高密度熱分解炭素層(厚さ40μm、密度1.90g/cm3)で4回被覆した。成形粉でオーバーコートした被覆粒子は、乾燥させ、一部ずつ更なる黒鉛成形粉と1:2.23の重量比で混合した。
この混合物のうち29.3gの被覆燃料粒子を構成している164gを、第1のゴム製型中に供給した。このゴム製型は、鋼製型内において5MPaで成形した。205cm3の及び軸比が1:1.17楕円形キャビティを有しているゴム製型内に、約62mmの直径及び1.2g/cm3の密度を有している扱い易い球が得られた。この球は、第2のゴム製型において、SiO2添加剤を有している黒鉛成形粉の緩い層の中に埋め込んだ。1:1.4の軸比内で、楕円形キャビティの体積は295cm3であった。15MPaでの型の成形後、約68mmの直径、240gの重量及び1.45g/cm3の密度を有している球が得られた。この予備成形球は、正確に嵌め合う第3のゴム製型内に設置し、真空(P<120hPa)中、300MPaの高圧での最後の成形に供した。300MPaの圧力の下で、黒鉛マトリクスの密度は1.94g/cm3であった。黒鉛成形粉の選択した組成により、この密度は、理論密度の99%の値に等しい。荷重を解放した後、黒鉛マトリクスの密度は、1.94g/cm3から1.82g/cm3へと減少した。バインダを炭化すべく、これら球を、窒素パージ中、18時間に亘って800℃へと加熱し、最後に、真空(P<10-2hPa)中、1900℃でアニールした。このプロセス工程の間に、本発明に係るフェノールホルムアルデヒド樹脂から形成されたバインダコークスは、SiO2と反応してSiCとなった。
例2
ZrO2の適用
SiO2粉をZrO2粉で置き換えたことを除き、成形粉製造の他の製造工程は、変更しなかった。即ち、例1において記載したようにした。
メタノール樹脂中のZrO2割合は、バインダ樹脂に対して167重量%とした。適用したZrO2粉は、供給業者Toyo SodaのラベルTZが貼られており、約1μmの平均粒径と99.99%の純度とを有していた。
燃料要素球の熱処理及び60mm径への機械削りの後、以下の特性:
−燃料フリー球形シェルの幾何学的密度、
−燃料フリーシェルの厚さ(厚さは、X線分析によって測定した)、
−破断点荷重、このパラメータは、2枚の鋼板間で燃料要素球を粉砕し、破断点荷重を測定することに決定した、
−球形シェル中のSiC又はZrCの量(測定は、化学分析及びX線微細構造分析によって為された)、及び
−耐食性(燃料要素球は、標準酸化試験手順に供した)
を測定した。
結果を以下の表に纏め、A3燃料要素球の値と比較する。
Figure 0004559534
表から、燃料要素球の密度及び破断点荷重は、SiC又はZrCの適用によって顕著に改善されていることが見て取れる。耐食性が特に改善されていることが強調される。1時間当たり0.41及び0.39mg/cm3という値に関しては、A3燃料要素球についてのそれぞれの値と比較した場合に約3分の1へと減少しており、更に、供給業者UCCの原子炉級黒鉛ATJと比較した場合には1.7分の1へと減少している。
燃料要素球シェルにおけるSiCの割合である10重量%は、5.32gに等しい。この値は、比較的小さく、球の中にある23,300個の燃料要素粒子のSiC被覆の5.28gという値を殆ど確証している。これら23,300個の粒子は、合わせて14gのウランを含んでいる(全て合わせて)。SiCと比較した場合に相対的に高いZrCの密度のおかげで、球における両炭化物の体積分率は、有意には異なっていない。

Claims (11)

  1. 球形コアと燃料フリー球形シェルとを具備した球状燃料要素であって、前記燃料フリー球形シェルは前記コアと継ぎ目なく結合しており、前記球形コアは被覆燃料粒子を含み、前記燃料フリー球形シェルは、天然黒鉛及び黒鉛化石油コークスに加えて炭化珪素及び/又は炭化ジルコニウムを更に含み、前記炭化物は、前記球形コアを取り囲んだ層に存在し且つそこに含まれるフェノールホルムアルデヒド樹脂から得られるバインダコークスをSiO2及び/又はZrO2とともに現場で加熱することにより得られる球状燃料要素。
  2. 請求項1に係る球状燃料要素であって、前記燃料フリー球形シェルは5mmまでの平均厚さを有している球状燃料要素。
  3. 請求項1又は2に係る球状燃料要素であって、前記燃料フリー球形シェルにおける前記炭化珪素の含有量は6乃至14重量%の範囲内にある球状燃料要素。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の球状燃料要素であって、前記燃料フリー球形シェルにおける前記炭化珪素の含有量は10重量%である球状燃料要素。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に係る球状燃料要素であって、前記燃料フリー球形シェルにおける前記炭化ジルコニウムの含有量は10乃至30重量%の範囲内にある球状燃料要素。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に係る球状燃料要素であって、前記燃料フリー球形シェルにおける前記炭化ジルコニウムの含有量は22.3重量%である球状燃料要素。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に係る球状燃料要素であって、前記燃料フリー球形シェルの平均厚さは2乃至4mmの範囲内にある球状燃料要素。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に係る球状燃料要素であって、前記燃料フリー球形シェルの平均厚さは3mmである球状燃料要素。
  9. 球状燃料要素の製造方法であって、
    a)被覆燃料粒子を有している球を、バインダ樹脂としてのフェノールホルムアルデヒド樹脂とSiO2及び/又はZrO2とを含んだ黒鉛成形粉の緩い層の中に埋め込む工程と、
    b)前記黒鉛成形粉と前記球とを圧縮する工程と、
    c)前記バインダ樹脂をコークス化する工程と、
    d)高温成長させる工程であって、その間にSiO2及び/又はZrO2とバインダコークスとがSiC及び/又はZrCへと転化される工程と
    を含んだ方法。
  10. 請求項9に係る方法であって、前記黒鉛成形粉は、天然黒鉛と、黒鉛化石油コークスと、フェノールホルムアルデヒド樹脂のメタノール溶液とに加え、酸化珪素及び/又は酸化ジルコニウムを含んだ懸濁液を室温での混練により均質化することを含んだ方法によって得られる方法。
  11. 請求項9又は10に係る方法であって、炭化珪素及び/又は炭化ジルコニウムへの転化は、前記球状燃料要素を真空中で及び2000℃の最高温度で成長させている間に起こる方法。
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