JP4553998B2 - バス制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロプロセッサ等に使用され、複数のメモリアクセス装置のメモリへのアクセスを制御するバス制御装置およびバス制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来のバス制御装置を含むデータ処理装置の構成を示すブロック図を示す。
【0003】
同図において従来のバス制御装置は、CPU31に内蔵され、OSD32と、バスリクエスト信号303、バスグラント信号304によって接続されている。また、CPU31およびOSD32は、データバス300、アドレスバス301、制御信号302によってROM34と接続されている。OSD32は、テレビ画面の表示等に用いられる文字データをROM34から読み出す装置であり、CPU31とROM34を共有している。ここで、ROM34をOSD32とCPU31とで共有しているのは、CPU31の命令とOSD32の扱う文字情報とを好きな割合でROM34に実装するためである。
【0004】
以上の構成をもつ従来のバス制御装置を含むデータ処理装置において、OSD32がROM34をアクセスする場合、OSD32はバス制御装置39に対してバスリクエスト信号303を出力し、バス制御装置39はCPU31がROM34を使用していなければバスグラント信号304を出力し、OSD32はバスグラント信号304によりROM34の使用が許可されたことを知りROM34をアクセスする。OSD32はROM34のアクセスが完了するとバスリクエスト信号の出力を中止することでCPU31にアクセスが完了したことを知らせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
OSD32は1走査線が終わるまでに所定の文字データの読み出しを完了することが要求される。また、バスリクエスト信号とバスグラント信号とを用いるバス制御は本来DMAとCPUとでRAMを共有する場合の機能でありCPU31が複数サイクルに渡る例外処理を行うときにDMAはCPU31が処理中のデータ領域へ別の値を書いてCPU31の例外処理に悪影響を与える可能性があるが、OSD32はCPU31とROM34を共有しており読み出ししか行わないので、CPU31が複数サイクルに渡る例外処理を行っている最中にOSD32がROM34をアクセスしたとしても問題は起こらない。ところが、CPU31が複数サイクルに渡る例外処理を行う場合、OSD32がバスリクエスト信号を出力してもバス制御装置はCPU31の処理が終わるまでバスグラント信号を出力しないため、OSD32は1走査線が終わるまでに所定の文字データを読み出すことができなくなる。
【0006】
本発明はかかる課題に鑑み、CPUが複数サイクルに渡る例外処理を行っている最中にOSDがROMへアクセスできるようにして、OSDのアクセスが待たされることをなくし、非常に応答性の良いバス制御装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため本発明のバス制御装置は、データを読み書きする第1のアクセス装置とデータの読みだしのみ行う第2のアクセス装置とがバスを介して同一の記憶装置を共用しているバスの制御装置であって、
前記バス制御装置は、前記第1のアクセス装置、前記第2のアクセス装置と前記記憶装置との間に設けた選択器と、
前記第1のアクセス装置の前記記憶装置へのアクセス時のアクセスサイクル数を格納する第1のレジスタと、
前記第2のアクセス装置のアクセスサイクル数を格納する第2のレジスタと、
前記第2のアクセス装置にデータを読み込ませるタイミングを示すデータアクノリッジ信号を生成するデータアクノリッジ信号生成器とを有し、
前記第1のアクセス装置が前記記憶装置へのアクセスを開始するタイミングから前記第2のレジスタの値で示される期間が経過する前の最後のサイクルであることを検出したときは、前記データアクノリッジ信号生成器は前記データアクノリッジ信号を出力し、
前記第1のアクセス装置が前記記憶装置へのアクセスを開始するタイミングから前記第2のレジスタの値で示される期間が経過したとき、前記選択器は前記第1のアクセス装置と前記記憶装置を接続し、
その後前記第1のレジスタの値で示される期間が経過したとき、前記第1のアクセス装置の前記記憶装置へのアクセスが完了するとともに、前記選択器は前記第2のアクセス装置と前記記憶装置とを接続する。
【0012】
また、この課題を解決するために本発明のバス制御装置は、データを読み書きする第1のアクセス装置とデータの読みだしのみ行う第2のアクセス装置とがバスを介して同一の記憶装置を共用しているバスの制御装置であって、前記バス制御装置は、
前記第1のアクセス装置、前記第2のアクセス装置と前記記憶装置との間に設けた選択器を有し、
前記第1のアクセス装置が前記記憶装置へのアクセスを開始するタイミングから所定の期間が経過したとき、前記選択器は前記第1のアクセス装置と前記記憶装置を接続し、
その後、所定の期間が経過した後、前記第1のアクセス装置の前記記憶装置へのアクセスが完了するとともに、前記選択器は前記第2のアクセス装置と前記記憶装置とを接続する
ことを一定周期ごとに繰り返す。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるバス制御装置を含むデータ処理装置の構成を示すブロック図を示す。
【0014】
同図において、バス制御装置19は、CPUアクセスサイクル数格納レジスタ17とOSDアクセスサイクル数格納レジスタ18とデータアクノリッジ信号生成器15と選択信号生成器16と選択器13とから構成され、第1のデータバス100と第1のアドレスバス101と第1の制御信号102とによってCPU11と接続され、第2のデータバス103と第2のアドレスバス104と第2の制御信号105とデータアクノリッジ信号110とによってOSD12と接続され、選択データバス106と選択アドレスバス107と選択制御信号108とによってROM14と接続されている。ここで、OSD12は、テレビ画面の表示等に用いられる文字データをROM14から読み出す装置である。
【0015】
CPU11は第1の制御信号102を用いてアクセスの開始を示し、第1のアドレスバス101にアドレスを出力し、第1のデータバスを用いて命令の読み出しを行い、OSD12は第2の制御信号105を用いてアクセスの開始を示し、第2のアドレスバス104にアドレスを出力し、第2のデータバスを用いてデータの読み出しを行う。また、CPUアクセスサイクル数格納レジスタ17はCPU11のROM14へのアクセス時のアクセスサイクル数を意味するCPUアクセスサイクル数111を格納かつ出力し、OSDアクセスサイクル数格納レジスタ18はOSD12のROM14へのアクセス時のアクセスサイクル数を意味するOSDアクセスサイクル数112を格納かつ出力する。さらに、選択信号生成器16は、CPU11が第1の制御信号102を用いてアクセスの開始を示すと、OSDアクセスサイクル数112で示されたサイクル数の期間は装置選択信号109にOSD12を選択する値を出力し、選択器13は第2のアドレスバス104の値を選択アドレスバス107へ出力し第2の制御信号105の値を選択制御信号108へ出力し第2の制御信号105に基づいて第2のデータバス103および選択データバス106を用いてデータの読み出しを行い、以上に続いて選択信号生成器16は、CPUアクセスサイクル数111で示されたサイクル数の期間は装置選択信号109にCPU11を選択する値を出力し、選択器13は第1のアドレスバス101の値を選択アドレスバス107へ出力し第1の制御信号102の値を選択制御信号108へ出力し第1の制御信号102に基づいて第1のデータバス100および選択データバス106を用いて命令の読み出しを行う。そして、データアクノリッジ信号生成器15はCPU11が第1の制御信号102を用いてアクセスの開始を示すと、OSDアクセスサイクル数112で示されたサイクル数の後、データアクノリッジ信号110を出力する。
【0016】
以上のように構成された本発明のバス制御装置について、図2および図3のタイミングチャートを用いて、その動作を説明する。
【0017】
同図において、CPU11とOSD12とは共にROM14の読み出し動作を行っている。また、第1の制御信号102は値がLのときROM14へのアクセスを示す第1のチップセレクト信号と値がLのときROM14からの読み出しを示す第1のリードイネーブル信号とから構成され、第2の制御信号105は値がLのときROM14へのアクセスを示す第2のチップセレクト信号と値がLのときROM14からの読み出しを示す第2のリードイネーブル信号とから構成され、選択制御信号108は値がLのときROM14へのアクセスを示す選択チップセレクト信号と値がLのときROM14からの読み出しを示す選択リードイネーブル信号とから構成される。そして、図2には第1のアドレスバス101と第1のデータバス100と第1のチップセレクト信号と第1のリードイネーブル信号と第2のアドレスバス104と第2のデータバス103とデータアクノリッジ信号110と第2のチップセレクト信号と第2のリードイネーブル信号とを示し、図3には選択信号109と選択アドレスバス107と選択データバス106と選択チップセレクト信号と選択リードイネーブル信号とを示した。さらに、CPU11のROM14へのアクセスサイクル数は4であり、CPUアクセスサイクル数格納レジスタには2が設定されており、OSD12のROM14へのアクセスサイクル数は2であり、OSDアクセスサイクル数格納レジスタには2が設定されている。またタイミングチャートは全部で5サイクルから成り、タイミングt0からタイミングt4で示している。以下、各タイミングでの動作を説明する。
【0018】
(タイミングt0)
OSD12はROM14のデータを読み出すために、第2のチップセレクト信号と第2のリードイネーブル信号とにLを出力し、第2のアドレスバス104にアドレスを出力する。選択信号生成器16は選択信号109へOSD12を選択することを意味する値Lを出力し、選択器13は、第2のアドレスバス104の値を選択アドレスバス107へ出力し、第2のチップセレクト信号の値Lを選択チップセレクト信号に出力し、第2のリードイネーブル信号の値Lを選択リードイネーブル信号に出力する。
【0019】
(タイミングt1)
CPU11はROM14の命令を読み出すために、第1のチップセレクト信号と第1のリードイネーブル信号とにLを出力し、第1のアドレスバス101にアドレスを出力する。CPU11のアクセスサイクル数は4であるため、CPU11の読み出し動作は4サイクル(t1、t2、t3、t4)で完了することになる。また、第1のチップセレクト信号がデータアクノリッジ信号生成器15と選択信号生成器16とに入力され、選択信号生成器16はOSDアクセスサイクル数112に示された2サイクルの間(t1、t2)選択信号109にOSD12を選択することを意味する値Lを出力し、選択器13は、第2のアドレスバス104の値を選択アドレスバス107へ出力し、第2のチップセレクト信号の値Lを選択チップセレクト信号に出力し、第2のリードイネーブル信号の値Lを選択リードイネーブル信号に出力する。
【0020】
(タイミングt2)
ROM14は選択アドレスバス107へ出力された第2のアドレスバス104の値によって特定されたデータを選択データバス106へ出力し、選択器13は選択データバス106の値を第2のデータバス103へ出力し、データアクノリッジ信号生成器15は第1のチップセレクト信号とOSDアクセスサイクル数112よりt2がOSD12の読み出し動作の最後のサイクルであることを検出してデータアクノリッジ信号110を出力し、OSD12は第2のデータバス103の値を読み込み、第2のチップセレクト信号と第2のリードイネーブル信号とへHを出力し、読み出し動作を完了する。
【0021】
(タイミングt3)
選択信号生成器16はCPUアクセスサイクル数111に示された2サイクルの間(t3、t4)選択信号109にCPU11を選択することを意味する値Hを出力し、選択器13は第1のアドレスバス101の値を選択アドレスバス107へ出力し、第1のチップセレクト信号の値Lを選択チップセレクト信号に出力し、第1のリードイネーブル信号の値Lを選択リードイネーブル信号に出力する。また、OSD12はROM14から次のデータを読み出すために、第2のチップセレクト信号と第2のリードイネーブル信号とにLを出力する。
【0022】
(タイミングt4)
ROM14は選択アドレスバス107へ出力された第1のアドレスバス101の値によって特定された命令を選択データバス106へ出力し、選択器13は選択データバス106の値を第1のデータバス100へ出力し、CPU11は、第1のデータバス100の値を読み込み、第1のチップセレクト信号と第1のリードイネーブル信号とへHを出力し、読み出し動作を完了する。
【0023】
以上のように本発明の実施の形態1によれば、CPU11のアクセスに伴ってOSD12のアクセスが行われることになり、CPU11が複数サイクルに渡る例外処理を行っている最中にOSD12はROM14へアクセスでき、従ってOSD12のアクセスが待たされることはないため、非常に応答性の良いバス制御装置を得ることができ、1走査線が終わるまでに所定の文字データを表示させるデジタルテレビ等に好適である。
【0024】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるバス制御装置を含むデータ処理装置の構成を示すブロック図を示す。
【0025】
同図において、バス制御装置29は、選択信号生成器26と選択器13とから構成され、第1のデータバス100と第1のアドレスバス101と第1の制御信号102とによってCPU11と接続され、第2のデータバス103と第2のアドレスバス104と第2の制御信号105とによってOSD22と接続され、選択データバス106と選択アドレスバス107と選択制御信号108とによってROM14と接続されている。
【0026】
CPU11は第1の制御信号102を用いてアクセスの開始を示し、第1のアドレスバス101にアドレスを出力し、第1のデータバスを用いて命令の読み出しを行い、OSD22は第2の制御信号105を用いてアクセスの開始を示し、第2のアドレスバス104にアドレスを出力し、第2のデータバスを用いてデータの読み出しを行う。また、システムクロック113がHの場合、選択信号生成器26は装置選択信号109にOSD22を選択する値Lを出力し、選択器13は第2のアドレスバス104の値を選択アドレスバス107へ出力し第2の制御信号105の値を選択制御信号108へ出力し第2の制御信号105に基づいて第2のデータバス103および選択データバス106を用いてデータの読み出しを行い、システムクロック113がLの場合、選択信号生成器26は装置選択信号109にCPU11を選択する値Hを出力し、選択器13は第1のアドレスバス101の値を選択アドレスバス107へ出力し第1の制御信号102の値を選択制御信号108へ出力し第1の制御信号102に基づいて第1のデータバス100および選択データバス106を用いて命令の読み出しを行う。
【0027】
以上のように構成された本発明のバス制御装置について、図5および図6のタイミングチャートを用いて、その動作を説明する。
【0028】
同図において、CPU11とOSD12とは共にROM14の読み出し動作を行っている。また、第1の制御信号102は値がLのときROM14へのアクセスを示す第1のチップセレクト信号と値がLのときROM14からの読み出しを示す第1のリードイネーブル信号とから構成され、第2の制御信号105は値がLのときROM14へのアクセスを示す第2のチップセレクト信号と値がLのときROM14からの読み出しを示す第2のリードイネーブル信号とから構成され、選択制御信号108は値がLのときROM14へのアクセスを示す選択チップセレクト信号と値がLのときROM14からの読み出しを示す選択リードイネーブル信号とから構成される。そして、図5にはシステムクロック113と第1のアドレスバス101と第1のデータバス100と第1のチップセレクト信号と第1のリードイネーブル信号と第2のアドレスバス104と第2のデータバス103と第2のチップセレクト信号と第2のリードイネーブル信号とを示し、図6にはシステムクロック113と選択信号109と選択アドレスバス107と選択データバス106と選択チップセレクト信号と選択リードイネーブル信号とを示した。さらに、タイミングチャートは全部で4サイクルから成り、タイミングt10からタイミングt13で示している。以下、各タイミングでの動作を説明する。
【0029】
(タイミングt10)
システムクロック113がHなので、選択信号生成器26は選択信号109にOSD22を選択する値Lを出力し、選択器13は第2のアドレスバス104の値を選択アドレスバス107へ出力し第2のリードイネーブル信号の値Lを選択リードイネーブル信号へ出力し、ROM14は選択アドレスバス107へ出力された第2のアドレスバス104の値によって特定されたデータを選択データバス106へ出力し、選択器13は選択データバス106の値を第2のデータバス103に出力し、OSD22がデータバス103の値を読み出して読み出し動作を完了する。
【0030】
(タイミングt11)
システムクロック113がLなので、選択信号生成器26は選択信号109にCPU11を選択する値Hを出力し、選択器13は第1のアドレスバス101の値を選択アドレスバス107へ出力し第1の制御信号102の値を選択制御信号108へ出力する。このサイクルではCPU11はアクセスを行わないため第1のチップセレクト信号にはHが出力されており、選択チップセレクト信号にもHが出力され、ROM14のアクセスは行われない。
【0031】
(タイミングt12)
タイミングt10と同様、OSD22による読み出し動作が行われる。
【0032】
(タイミングt13)
システムクロック113がLなので、選択信号生成器26は選択信号109にCPU11を選択する値を出力し、選択器13は第1のアドレスバス101の値を選択アドレスバス107へ出力し第1のリードイネーブル信号の値Lを選択リードイネーブル信号へ出力し、ROM14は選択アドレスバス107へ出力された第1のアドレスバス101の値によって特定された命令を選択データバス106へ出力し、選択器13は選択データバス106の値を第1のデータバス100に出力し、CPU11がデータバス100の値を読み出して読み出し動作を完了する。
【0033】
以上のように本発明の実施の形態2によれば、毎サイクルCPU11とOSD22とのアクセスが可能であり、CPU11が複数サイクルに渡る例外処理を行っている最中にOSD22はROM14へアクセスできる。本発明の実施の形態における効果に加えて、CPU11のアクセスが行われなくてもOSD22がアクセスを行うことができ、より一層応答性の良いバス制御装置を得ることができる。
【0034】
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3におけるバス制御装置を含むデータ処理装置の構成を示すブロック図を示す。
【0035】
同図において符号11、14、22、100、101、103、104、105〜107、113に示すものは実施の形態2において図4に示す同符号のものと対応する。第1のチップセレクト信号1021と第1のリードイネーブル信号1022、第2のチップセレクト信号1051と第2のリードイネーブル信号1052、選択チップセレクト信号1081と選択リードイネーブル信号1082は、それぞれ図4に示す第1の制御信号102、第2の制御信号105、選択制御信号108に対応する。第1のチップセレクト信号1021、第2のチップセレクト信号1051は値がLの時ROM14への読み出しのアクセスを行うことを示し、第1のリードイネーブル信号1022、第2のリードイネーブル信号1052は値がLのときROM14からの読み出しを行うことを示す。異なるのは、第1、第2のチップセレクト信号1021、1051、第1、第2のリードイネーブル信号1022、1052を選択信号生成器86に入力して選択器83を制御することにより、第1、第2のデータバス100、103と、第1、第2のアドレスバス101、104の選択性を制御するようにした点である。
【0036】
CPU11は第1のチップセレクト信号1021、第1のリードイネーブル信号1022を用いてROM14からデータを読み出すアクセスの開始を示し、第1のアドレスバス101にアドレスを出力し、第1のデータバス100を用いて命令の読み出しを行い、OSD22は第2のチップセレクト信号1051、第2のリードイネーブル信号1052を用いてアクセスの開始を示し、第2のアドレスバス104にアドレスを出力し、第2のデータバス103を用いてデータの読み出しを行う。また選択器83は、装置バス信号選択信号115がHの場合、第1のアドレスバス101の値を選択アドレスバス107へ出力し、第1のデータバス100を用いてデータの読み出しを行い、装置バス信号選択信号115がLの場合、第2のアドレスバス104の値を選択アドレスバス107へ出力し、第2のデータバス103を用いてデータの読み出しを行う。選択器85は、装置制御信号選択信号114がHの場合は第1のチップセレクト信号1021と第1のリードイネーブル信号1022の値を、Lの場合は第2のチップセレクト信号1051と第2のリードイネーブル信号1052の値を選択チップセレクト信号1081、選択リードイネーブル信号1082へ出力する。選択信号生成器86にはシステムクロック113が入力され、装置制御信号選択信号114と装置バス信号選択信号115を出力する。装置制御信号選択信号114はシステムクロック113の反転である。装置バス信号選択信号115はシステムクロック113がHの場合第2のチップセレクト信号1051の値となり、システムクロック113がLの場合第1のチップセレクト信号1021がHなら前サイクルの値を維持し、第1のチップセレクト信号1021がLならばHとなる信号である。
【0037】
図9は、以上のように構成された本発明のバス制御装置の動作を示すタイミング図である。同図において、CPU11とOSD22とは共にROM14の読み出し動作を行っている。以下、同図に示すタイミングt20〜t23についてその動作を説明する。
【0038】
(タイミングt20)
システムクロック113がHなので、選択信号生成器86は装置制御信号選択信号114にOSD22を選択する値Lを出力し、選択器85は第2のチップセレクト信号1051、第2のリードイネーブル信号1052の値を選択チップセレクト信号1081、選択リードイネーブル信号1082に出力する。同時に選択信号生成器86は装置バス信号選択信号115に第2のチップセレクト信号1051の値Lを出力するので選択器83は第2のアドレスバス104の値(A20)を選択アドレスバス107に出力する。第2のチップセレクト信号1051、第2のリードイネーブル信号1052が共にLになった時、ROM14は選択アドレスバス107へ出力された第2のアドレスバス104の値によって特定されたデータ(D20)を選択データバス106へ出力し、選択器83は選択データバス106の値を第2のデータバス103に出力し、OSD22がデータバス103の値を読み出して読み出し動作を完了する。
【0039】
(タイミングt21)
システムクロック113がLなので、選択信号生成器86は装置制御信号選択信号114にCPU11を選択する値Hを出力し、選択器85は第1のチップセレクト信号1021、第1のリードイネーブル信号1022の値を選択チップセレクト信号1081、選択リードイネーブル信号1082に出力し、第1のチップセレクト信号はHなので選択チップセレクト信号1081はHとなる。同時に選択信号生成器86は第1のチップセレクト信号1021がHのため装置バス信号選択信号115を前サイクルt20での値Lに保持するので、選択器83は第2のアドレスバス104の値を選択アドレスバス107に出力する。このサイクルでは選択チップセレクト信号1081がHのため、ROM14へのアクセスは行われない。
【0040】
(タイミングt22)
システムクロック113がHなので、選択信号生成器86は装置制御信号選択信号114にOSD22を選択する値Lを出力し、選択器85は第2のチップセレクト信号1051、第2のリードイネーブル信号1052の値を選択チップセレクト信号1081、選択リードイネーブル信号1082に出力し、選択チップセレクト信号1081はHとなる。同時に選択信号生成器86は装置バス信号選択信号115に第2のチップセレクト信号1051の値Hを出力するので選択器83は第1のアドレスバス信号101の値を選択アドレスバス107に出力する。このサイクルでは選択チップセレクト信号1081がHのため、ROM14へのアクセスは行われない。
【0041】
(タイミングt23)
システムクロック113がLなので、選択信号生成器86は装置制御信号選択信号114にCPU11を選択する値Hを出力し、選択器85は第1のチップセレクト信号1021、第1のリードイネーブル信号1022の値を選択し、選択チップセレクト信号1081、選択リードイネーブル信号1082に出力する。同時に選択信号生成器86は第1のチップセレクト信号1021がLのため装置バス信号選択信号115をHとし、選択器83は第1のアドレスバス信号101の値を選択アドレスバス107に出力する。ROM14は、第1のチップセレクト信号1021がLなので選択アドレスバス107へ出力された第1のアドレスバス101の値(A11)によって特定されたデータ(D11)を選択データバス106へ出力し、選択器83は選択データバス106の値を第1のデータバス100に出力し、CPU11がデータバス100の値を読み出して読み出し動作を完了する。
【0042】
以上のように本発明の実施の形態3によれば、実施の形態2に示す効果に加え、選択アドレスバスに出力するアドレス信号もチップセレクト信号により制御しているため、アドレスが変化する回数を削減することが可能であり、消費電力を更に減少することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るバス制御装置は、データを読み書きする第1のアクセス装置とデータの読みだしのみ行う第2のアクセス装置とがバスを介して同一の記憶装置を共用しているバスの制御装置であって、
前記バス制御装置は、前記第1のアクセス装置、前記第2のアクセス装置と前記記憶装置との間に設けた選択器と、
前記第1のアクセス装置の前記記憶装置へのアクセス時のアクセスサイクル数を格納する第1のレジスタと、
前記第2のアクセス装置のアクセスサイクル数を格納する第2のレジスタと、
前記第2のアクセス装置にデータを読み込ませるタイミングを示すデータアクノリッジ信号を生成するデータアクノリッジ信号生成器とを有し、
前記第1のアクセス装置が前記記憶装置へのアクセスを開始するタイミングから前記第2のレジスタの値で示される期間が経過する前の最後のサイクルであることを検出したときは、前記データアクノリッジ信号生成器は前記データアクノリッジ信号を出力し、
前記第1のアクセス装置が前記記憶装置へのアクセスを開始するタイミングから前記第2のレジスタの値で示される期間が経過したとき、前記選択器は前記第1のアクセス装置と前記記憶装置を接続し、
その後前記第1のレジスタの値で示される期間が経過したとき、前記第1のアクセス装置の前記記憶装置へのアクセスが完了するとともに、前記選択器は前記第2のアクセス装置と前記記憶装置とを接続するものである。
この構成によれば、前記第2のアクセス装置のアクセスが待たされることはないため、非常に応答性の良いバス制御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるバス制御装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるバス制御装置の動作を示すタイミング波形図
【図3】本発明の実施の形態1におけるバス制御装置の動作を示すタイミング波形図
【図4】本発明の実施の形態2におけるバス制御装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2におけるバス制御装置の動作を示すタイミング波形図
【図6】本発明の実施の形態2におけるバス制御装置の動作を示すタイミング波形図
【図7】従来のバス制御装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態3におけるバス制御装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態3におけるバス制御装置の動作を示すタイミング波形図
【符号の説明】
11、31 CPU
12、22、32 OSD
13、83、85 選択器
14、34 ROM
15 データアクノリッジ信号生成器
16、26、86 選択信号生成器
17 CPUアクセスサイクル数格納レジスタ
18 OSDアクセスサイクル数格納レジスタ
19、29、39、89 バス制御装置
31 CPU
32 OSD
100 第1のデータバス
101 第1のアドレスバス
102 第1の制御信号
103 第2のデータバス
104 第2のアドレスバス
105 第2の制御信号
106 選択データバス
107 選択アドレスバス
108 選択制御信号
109 選択信号
110 データアクノリッジ信号
111 CPUアクセスサイクル数
112 OSDアクセスサイクル数
113 システムクロック
114 装置制御信号選択信号
115 装置バス信号選択信号
300 データバス
301 アドレスバス
302 制御信号
303 バスリクエスト信号
304 バスグラント信号

Claims (1)

  1. データを読み書きする第1のアクセス装置とデータの読みだしのみ行う第2のアクセス装置とがバスを介して同一の記憶装置を共用しているバスの制御装置であって、
    前記バス制御装置は、前記第1のアクセス装置、前記第2のアクセス装置と前記記憶装置との間に設けた選択器と、
    前記第1のアクセス装置前記記憶装置へのアクセスのアクセスサイクル数を格納する第1のレジスタと、
    前記第2のアクセス装置のアクセスサイクル数を格納する第2のレジスタと、
    前記第2のアクセス装置にデータを読み込ませるタイミングを示すデータアクノリッジ信号を生成するデータアクノリッジ信号生成器とを有し、
    前記第1のアクセス装置が前記記憶装置へのアクセスを開始するタイミングから前記第2のレジスタの値で示される期間が経過する前の最後のサイクルであることを検出したときは、前記データアクノリッジ信号生成器は前記データアクノリッジ信号を出力
    前記第1のアクセス装置が前記記憶装置へのアクセスを開始するタイミングから前記第2のレジスタの値で示される期間が経過したとき、前記選択器は前記第1のアクセス装置と前記記憶装置を接続し、
    その後前記第1のレジスタの値で示される期間が経過したとき、前記第1のアクセス装置の前記記憶装置へのアクセスが完了するとともに、前記選択器は前記第2のアクセス装置と前記記憶装置とを接続する
    ことを特徴とするバス制御装置。
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