JP2000172553A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2000172553A
JP2000172553A JP10352270A JP35227098A JP2000172553A JP 2000172553 A JP2000172553 A JP 2000172553A JP 10352270 A JP10352270 A JP 10352270A JP 35227098 A JP35227098 A JP 35227098A JP 2000172553 A JP2000172553 A JP 2000172553A
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access
bus
memory
read
signal
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JP10352270A
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Manabu Jo
学 城
Tetsuya Shimomura
哲也 下村
Shigeru Matsuo
松尾  茂
Yasuhiro Nakatsuka
康弘 中塚
Kazushige Yamagishi
一繁 山岸
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリへアクセスする場合、現在行っているア
クセスが完了する前に次のアクセスを行うことにより効
率の良いバス調停を実現でき、装置全体の処理性能の向
上を実現するメモリ統合型のデータ処理装置を提供す
る。 【解決手段】メモリへアクセスする場合、現在行ってい
るアクセスに必要なアドレスをアドレスバスに出力し終
わった時点で、当該アクセスに対するデータバスへのデ
ータの転送が完了していなくても、次のアクセスに必要
なアドレスをアドレスバスに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示用のフレ
ームバッファメモリとして、演算処理を行うCPUのメモ
リの一部を用いる統合化メモリ方式(UMA:Unified
MemoryArchitecture)のデータ処理装置において、バス
の調停を行う装置に関するもので、特にデータ処理装置
における処理性能を向上する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バスの調停技術の例としては、“並列処
理シリーズ2 並列計算機アーキテクチャ,P110,
第6章,バス結合:コロナ社,奥川 峻史著”が紹介さ
れている。ここでの構成は、バス制御装置(arbiter ,
調停器)と、いくつかのプロセッサがバス使用要求信
号,バス使用許可信号,ビジー信号と他の線群で繋がっ
ているものが紹介されている。この構成では、シンプル
なバス調停制御システムおよびプロトコルが実現されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来構成によれば、バ
ス調停制御を行うのに必要最低限の信号線で構成されて
いるため、細かな調停制御が行えず、バスを効率良く使
用する上では不向きである。
【0004】従来技術に於いてはプロセッサから出力さ
れているビジー信号は1本しかなく、アクセスの種類に
より異なるビジーウェイトに対応できない構成となって
いる。
【0005】つまり、従来では現在行っているメモリア
クセスが完全に終了した時点、すなわちライトアクセス
の場合では、書き込みたいアドレスとデータをすべて転
送した時点、リードアクセスの場合では読み出したいデ
ータをすべて受け取った時点で、次のメモリアクセスを
開始していた。この方式の場合、バス制御装置はメモリ
の状態から、現在行っているメモリアクセスが完全に終
了したかどうかという情報だけを受ければよいので、バ
ス制御装置のバス調停方式がシンプルになるという点で
は有利である。しかし、次のアクセスの種類によらず、
現在のアクセスが完了するまで次のアクセスを待たせる
ので、バスを効率良く使用するという点では不利であ
る。
【0006】通常、グラフィックス動画表示を行う場
合、メモリコントローラ500がメモリ200に対して
行うリードアクセスの割合は、メモリアクセスの大半を
占めており、システム全体の性能を向上するうえでは、
このリードアクセスをいかに効率良く行うかが課題とな
ってくる。
【0007】そこで本発明の目的は、メモリアクセスの
種類により、バス使用許可信号を出力するタイミングを
可変にすることで、効率良くバスを使用することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、プロセッサが次に行うアクセスの種類
によって異なるビジー信号を複数出力し、その複数のビ
ジー信号と次に行う予定のアクセスの種類に応じて、バ
ス調停制御装置が最適なタイミングでバス使用許可信号
をプロセッサに出力することにより、効率良くバスを使
用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ処理装
置の実施形態について説明する。
【0010】図1は本発明に係わるデータ処理装置のシ
ステム構成例を示す。
【0011】100はCPU(Central Processing Uni
t)であり、装置全体の制御を行うと共に、CRT300に表
示データを表示するための描画コマンドを主記憶210
に書き込む。また、CPU100は内部にキャッシュ110を
内蔵する。200はメモリであり、記憶空間は、CPU100
が動作するために必要なプログラム,データを記憶した
り、作業領域として使用する主記憶210と、CRT300に
表示する表示データを記憶するフレームバッファ220
に分割されている。300はCRT(CathodeRay Tub
e)であり、表示コントローラで生成した表示データを
表示する装置である。400は外部ビデオであり、外部
からのビデオ信号の入力装置である。500はメモリコン
トローラであり、CPU100からの表示データをCRT300に表
示する表示データを生成するための装置である。600
はバス調停回路であり、メモリコントローラ500の内
部バス260のバス調停を行う回路である。700はC
PUインターフェイス回路であり、CPU100がメモリモー
ドレジスタ1200等のレジスタ類やメモリ200をア
クセスするための制御を行う回路である。800は描画
プロセッサであり、主記憶210のディスプレイリスト
をフェッチし、そのリストに示されるコマンドに従って
描画を行う回路である。900はビデオインターフェイ
ス回路であり、外部ビデオ400との接続に関する制御
を行う回路である。1000は表示コントローラであ
り、描画プロセッサ800が描画したデータをフレーム
バッファ220から読み出し、表示タイミングに従って
表示データをCRT300に出力する回路である。1100は
DAC(Digital to AnalogConverter )であり、表示
コントローラ1000が出力するデジタル形式の表示デ
ータをアナログデータに変換する回路である。1200
はメモリモードレジスタであり、メモリコントローラの
システム動作を設定するレジスタである。また、メモリ
モードレジスタ1200は内部にメモリアクセスのタイ
ミングを決めるレジスタMAT1210 を内部に持つ。130
0はメモリインターフェイス回路であり、メモリ200
との接続に関する制御を行う回路である。CPUバス1
20,メモリバス250,内部バス260はそれぞれア
ドレスバスとデータバスから構成されている。
【0012】以下、本データ処理装置の動作の概要につ
いて説明する。
【0013】データ処理装置で表示する表示データは、
グラフィックス動画表示を行うことを目的とする。つま
り、1/60秒や1/30秒単位で図形の大きさや位置
を少しずつ変化させ、画面を連続的に見ることで、グラ
フィックス図形の動画表示を行うものである。従って、
CPU100やメモリコントローラ500は、1/60秒や1
/30秒毎に1画面分の描画を行わなければならない。
1画面分の図形を描画するためには、次のような手順と
なる。
【0014】まず、CPU100で表示すべき図形に対して、
方向や大きさ等を計算し、図形の頂点座標の計算を行
う。一般に複雑な図形は、三角形や四角形といった単純
な図形を多数組み合わせて構成されるため、これらの図
形の全ての頂点座標をCPU100で計算する。
【0015】次に描画プロセッサ800を用いて多数の
図形をフレームバッファ220に描画するため、描画プ
ロセッサ800が実行できるコマンドの形式に変換し、
主記憶210に書き込む。通常、多数の図形の分だけコ
マンドが連結される。このコマンドが連結したものをデ
ィスプレイリストと呼ぶ。ディスプレイリストは数10
から数100Kバイトの大きさとなる。主記憶210に
書き込む手順としては、まず、CPU100からCPUインタ
ーフェイス回路700を介し、バスアクセス(ライト)
要求信号B603をバス調停回路600に出力する。バ
ス調停回路600はバスアクセス(ライト)要求信号B
603を受けて内部バスが使用可能と判断すると、CP
Uインターフェイス回路700に対してバスアクセス
(ライト)許可信号B604を出力する。CPUインタ
ーフェイス回路700はバスアクセス(ライト)許可信
号B604を受けて、内部バス260にアドレスとデー
タを出力するとともに、メモリインターフェイス回路1
300からのアドレス更新許可信号B702に従って順
次アドレスを更新し、メモリ200にディスプレイリス
トを書き込んでいく。
【0016】次に、ディスプレイリストを描画プロセッ
サ800が順次読み込み、そのディスプレイリストに示
されるコマンドに従ってフレームバッファ220に図形
を描画する。まず、ディスプレイリストを読み込む手順
としては、描画プロセッサ800がバス調停回路600
に対してバスアクセス(リード)要求信号C605を出
力する。バス調停回路600はバスアクセス(リード)
要求信号C605を受けて内部バスが使用可能と判断す
ると、描画プロセッサ800に対してバスアクセス(リ
ード)許可信号C606を出力する。描画プロセッサ8
00はバスアクセス(リード)許可信号C606を受け
て内部バス260にアドレスを出力するとともに、メモ
リインターフェイス回路1300からのアドレス更新許
可信号C801に従って順次アドレスを更新する。その
後、メモリインターフェイス回路1300からのリード
データ有効信号C803に従って、内部バス260から
順次データをリードする。これで描画プロセッサ800
はディスプレイリストに示されるコマンドから、フレー
ムバッファ220に描画する図形を描画することが可能
となる。次に、描画プロセッサ800で描画された描画
データをフレームバッファ220に書き込む手順を説明
する。まず、描画プロセッサ800がバス調停回路60
0に対してバスアクセス(ライト)要求信号D607を
出力する。バス調停回路600はバスアクセス(ライ
ト)要求信号D607を受けて内部バスが使用可能と判
断すると、描画プロセッサ800に対してバスアクセス
(ライト)許可信号D608を出力する。描画プロセッ
サ800はバスアクセス(ライト)許可信号D608を
受けて、内部バス260にアドレスとデータを出力する
とともに、メモリインターフェイス回路1300からの
アドレス更新許可信号D802に従って順次アドレスを
更新し、メモリ200に描画データを書き込んでいく。
これで、CRT300に表示するための描画データがフレーム
バッファ220に用意できたことになる。
【0017】次に、表示コントローラ1000がフレー
ムバッファ220に描画された図形を読み込み、表示画
面の合成等を行う。図形を読み込む手順としては、ま
ず、表示コントローラ1000がバス調停回路600に
対して、バスアクセス(リード)要求信号F611を出力
する。バス調停回路600はバスアクセス(リード)要
求信号F611を受けて内部バスが使用可能と判断する
と、表示コントローラ1000に対してバスアクセス
(リード)許可信号F612を出力する。表示コントロ
ーラ1000はバスアクセス(リード)許可信号F61
2を受けて内部バス260にアドレスを出力するととも
に、メモリインターフェイス回路1300からのアドレ
ス更新許可信号F1001に従って順次アドレスを更新
する。その後、メモリインターフェイス回路1300か
らのリードデータ有効信号F1002 に従って、内部バス2
60から順次データをリードする。この時、ユーザの設
定によりビデオの合成が必要な場合は、予めビデオイン
ターフェイス回路900からフレームバッファ220に
対してビデオ画像を書き込んでおく必要がある。その手
順としては、まず、外部ビデオ400から入力される外
部ビデオ入力信号をビデオインターフェイス回路900
が取り込み、バス調停回路600に対してバスアクセス
(ライト)要求信号E609を出力する。バス調停回路
600はバスアクセス(ライト)要求信号E609を受
けて内部バスが使用可能と判断すると、ビデオインター
フェイス回路900に対してバスアクセス(ライト)許
可信号E610を出力する。ビデオインターフェイス回
路900はバスアクセス(ライト)許可信号E610を
受けて、内部バス260にアドレスとデータを出力する
とともに、メモリインターフェイス回路1300からの
アドレス更新許可信号E901に従って順次アドレスを
更新し、メモリ200に描画データを書き込んでいく。
これで表示コントローラ1000はグラフィックス図形
やビデオ画像などをフレームバッファ220からリード
し、合成処理を行ことが可能となる。
【0018】最後に、表示コントローラ1000からD
AC1100を介し、CRT300の表示タイミングに合わせ
て表示データをCRT300に出力することにより、画像を表
示させることが可能となる。
【0019】以上の手順を1/60秒や1/30秒毎に
繰り返すことで、グラフィックスの動画表示等を実現し
ている。
【0020】上記のように、メモリコントローラ500
は何らかの処理を行う毎にメモリ200をアクセスする
ため、メモリコントローラ500のメモリアクセスの効
率を高めることが、システム全体の性能の向上につなが
る。
【0021】ここで、通常、メモリ200に使用するS
DRAM(Synchronous DRAM)のメモリアクセスシーケ
ンスについて説明する。SDRAMとは同期式のDRA
Mであり、アクセスはクロックに同期して行われ、高速
なメモリアクセスが可能である。
【0022】まず、リードアクセスの場合は第1のサイ
クルで読み出しコマンドと要求データ数(バースト長)
を含むアクセス要求(Activeコマンド)をメモリのrow
アドレスと共にメモリに与え、読み出しRAS−CAS
レイテンシサイクル分サイクルをあけた後の各サイクル
で順次リードコマンドと目的とするデータのcolumnアド
レスを同時に与え、最後のサイクルで次のアクセスシー
ケンスのためにプリチャージコマンドを与える。ここ
で、読み出しRAS−CASレイテンシはActiveコマン
ドとrow アドレスを与えた後に、最初のreadコマンドと
columnアドレスを与えることができるようになるまでの
サイクル数を表し、読み出しCASレイテンシはreadコ
マンドとcolumnアドレスを与えてから当該columnアドレ
スのデータがメモリから出力されるまでのサイクル数を
表し、プリチャージレイテンシは、前回プリチャージコ
マンドを与えてから次のリードコマンドを含むActiveコ
マンドを与えることができるようになるまでのサイクル
数を示す。また、ライトアクセスの場合は、第1のサイ
クルで書き込みコマンドと要求データ数(バースト長)を
含むアクセス要求(Activeコマンド)をメモリのrow ア
ドレスと共にメモリに与え、書き込みRAS−CASレ
イテンシサイクル分サイクルをあけた後の各サイクルで
順次書き込みコマンド(write コマンド)と目的とする
データのcolumnアドレスとデータを同時に与え、最後の
サイクルで次のアクセスシーケンスのためにプリチャー
ジコマンドを与える。ここで、書き込みRAS−CAS
レイテンシはActiveコマンドとrowアドレスを与えた後
に、最初のwriteコマンドとcolumnアドレスを与えるこ
とができるようになるまでのサイクル数を表し、書き込
みCASレイテンシはwrite コマンドとcolumnアドレス
を与えてから当該columnアドレスのデータを与えるまで
のサイクル数(通常は0)を表し、プリチャージレイテ
ンシは、前回プリチャージコマンドを与えてから次の書
き込みコマンドを含むActiveコマンドを与えることがで
きるようになるまでのサイクル数を表す。ただし、前述
したように書き込み時のCASレイテンシは通常存在せ
ず、RAS−CASレイテンシは読み出しも書き込みも
通常同じ値をとるので、以下単にRAS−CASレイテン
シと記載した場合は読み出し書き込み両方に共通したR
AS−CASレイテンシの値を表し、また、単にCAS
レイテンシと記載した場合は読み出し時のCASレイテ
ンシを表すものとする。
【0023】ここで、メモリ200のメモリアクセスに
ついて説明する。はじめに、ライトアクセス動作につい
て説明する。ライト動作の場合、メモリ200に対し
て、書き込みたいアドレスとデータを転送する必要があ
る。通常、ライト動作の場合、アドレスとデータを同じ
タイミングでメモリ200に転送(CASレイテンシ=
0)するため、書き込みが必要な数だけアドレスとデー
タを転送した時点で、ライトアクセスは完了となる。よ
って、ライトアクセスが完了した直後に他のメモリアク
セスが発生した場合にも、すぐに次のアクセスを実行す
ることができる。次にリードアクセス動作について説明
する。リードアクセス動作の場合、メモリ200に対し
て読み出したいアドレスを転送する必要がある。通常、
リード動作の場合、アドレスをメモリ200に転送し、
一定サイクル(CASレイテンシ)後にそのアドレスに対
応するデータをメモリ200から受け取るため、読み出
しが必要な数だけアドレスを転送した時点では、リード
アクセスは完了とはならない。よって、リードアクセス
を行った後に他のメモリアクセスが発生した場合、読み
出したデータがメモリ200から戻ってくるまで(CA
Sレイテンシ)の間、次のアクセスを実行することがで
きない場合が発生する。
【0024】ここで、現在行っているメモリアクセスが
リードアクセスで、次に行うメモリアクセスもリードア
クセスであるような場合を考える。リードアクセスにつ
いては前に説明したように、読み出したいアドレスに対
して、データがCASレイテンシ分遅れてメモリ200
から転送されてくる。このCASレイテンシを利用する
と、リードアクセスの後にリードアクセスが発生するよ
うな場合、最初のリードアクセスに対するデータが戻っ
てくる前に、次のリードアクセスのアドレスをメモリ2
00に出力することができる。つまり、最初のリードア
クセスが完了する前に次のリードアクセスを開始するこ
とができる。
【0025】上記のことから、バス調停回路600は、
リードアクセス後のリードアクセスの場合、バス使用許
可信号を従来よりも早く出力することができ、従来に比
べ、バスを効率良く使用することができる。
【0026】次に、図2にバス調停回路600の構成を
示す。図2において、601はCPUインターフェイス回
路からのリードアクセス要求であるバスアクセス(リー
ド)要求信号A,603はCPUインターフェイス回路
からのライトアクセス要求であるバスアクセス(ライ
ト)要求信号B,605は描画プロセッサからのリード
アクセス要求であるバスアクセス(リード)要求信号
C,607は描画プロセッサからのライトアクセス要求
であるバスアクセス(ライト)要求信号D,609はビ
デオインターフェイス回路からのライトアクセス要求で
あるバスアクセス(ライト)要求信号E,611は表示
コントローラからのリードアクセス要求であるバスアク
セス(リード)要求信号F,615はメモリインターフ
ェイス回路から、リードアクセスの後にリードアクセス
を行う場合のウェイト信号として出力されるリード−リ
ードアクセスウェイト信号、616はメモリインターフ
ェイス回路から、リードアクセスの後にライトアクセス
を行う場合のウェイト信号として出力されるリード−ラ
イトアクセスウェイト信号、617はメモリインターフ
ェイス回路から、現在ライトアクセスを行っている場合
のウェイト信号として出力されるライトアクセスウェイ
ト信号、650は実際にバス調停を行う部分であるバス
調停シーケンサ部、651はバスシーケンサ部650か
ら出力された調停結果を保持するラッチ、652はラッ
チ651から出力された調停結果、すなわち現在の調停
状態、653はラッチ651の出力からバスアクセス許
可信号を決定する状態デコーダ、654は状態デコーダ
653でデコードされた信号から、現在のバスアクセス
がリードアクセスなのかライトアクセスなのかを識別す
るアクセス状態信号生成部、602はCPUインターフ
ェイス回路に対するリードアクセス許可信号であるバス
アクセス(リード)許可信号A,604はCPUインタ
ーフェイス回路に対するライトアクセス許可信号である
バスアクセス(ライト)許可信号B,606は描画プロ
セッサに対するリードアクセス許可信号であるバスアク
セス(リード)許可信号C,608は描画プロセッサに
対するライトアクセス許可信号であるバスアクセス(ラ
イト)許可信号D,610はビデオインターフェイス回
路に対するライトアクセス許可信号であるバスアクセス
(ライト)許可信号E、612は表示コントローラに対
するリードアクセス許可信号であるバスアクセス(リー
ド)許可信号F,613はアクセス状態信号生成部65
4から出力されるリードアクセス信号、614はアクセ
ス状態信号生成部654から出力されるライトアクセス
信号である。
【0027】ここで、図1に記載のメモリインターフェ
イス回路について説明する。メモリインターフェイス回
路はメモリとの接続に関する制御を行う回路であり、具
体的には前に説明したメモリのアクセスシーケンスに従
い、メモリへの読み書き時のアドレス更新タイミングや
読み出しデータの有効期間信号を各バス使用要求信号の
出力元に通知したり、現在行っているメモリアクセスに
より、このアクセスが完了するまで次のメモリアクセス
を一時止めるためのウェイト信号をバス調停回路に出力
する等を行う回路である。ウェイト信号については現在
行っているメモリアクセスの種類と次に行うメモリアク
セスの種類によって、3種類のウェイト信号を出力す
る。まず1つ目は、現在行っているメモリアクセスがリ
ードアクセスの場合で次に行うアクセスがリードアクセ
スの場合に有効となるリード−リードアクセスウェイト
信号である。このリード−リードアクセスウェイト信号
は、まず、現在行っているアクセスがリードの場合に
“1”にし、バス調停回路に対して次のメモリアクセス
を一時止めさせる。ここで、次に行うアクセスがリード
アクセスの場合には、最初のリードアクセスの有効なデ
ータが全てメモリから出力される前に、次のActiveコマ
ンドとrow アドレスを出力できるように、つまり次のリ
ードアクセスを開始できるようにリード−リードアクセ
スウェイト信号を“0”にして、バス調停回路に次のリ
ードアクセスが開始可能であることを通知する信号であ
る。
【0028】2つ目は現在行っているメモリアクセスが
リードアクセスの場合で次に行うアクセスがライトアク
セスの場合に有効となるリード−ライトアクセスウェイ
ト信号である。このリード−ライトアクセスウェイト信
号は、まず、現在行っているアクセスがリードの場合に
“1”にし、バス調停回路に対して次のメモリアクセス
を一時止めさせる。ここで、次に行うアクセスがライト
アクセスの場合には、最初のリードアクセスの有効なデ
ータが全てメモリから出力されてから、次のActiveコマ
ンドとrow アドレスを出力できるように、つまり次のラ
イトアクセスを開始できるようにリード−ライトアクセ
スウェイト信号を“0”にして、バス調停回路に次のラ
イトアクセスが開始可能であることを通知する信号であ
る。
【0029】3つ目は現在行っているメモリアクセスが
ライトアクセスの場合に有効となるライトアクセスウェ
イト信号である。このライトアクセスウェイト信号は、
まず、現在行っているアクセスがライトの場合に“1”
にし、バス調停回路に対して次のメモリアクセスを一時
止めさせる。ここで、このライトアクセスの有効なアド
レスとデータが全てメモリバスに出力してから、次のAc
tiveコマンドとrow アドレスを出力できるように、つま
り次のアクセスを開始できるようにライトアクセスウェ
イト信号を“0”にして、バス調停回路に次のアクセス
が開始可能であることを通知する信号である。
【0030】各ウェイト信号は上記で説明したように、
メモリが次のアクセスを開始できるようになると無効
(“0”)になる。バス調停回路600はこの3つのウ
ェイト信号から有効なウェイト信号を1つ使用してバス
調停を行う。
【0031】例としてバスアクセス(リード)要求信号
F611に対してバス使用許可を出す場合を説明する。
【0032】まず、バス調停シーケンサ部650は現在
の調停状態652と、バスアクセス(リード)要求信号
A601,バスアクセス(ライト)要求信号B603,
バスアクセス(リード)要求信号C605,バスアクセ
ス(ライト)要求信号D607,バスアクセス(ライト)
要求信号E609,バスアクセス(リード)要求信号F
611,リード−リードアクセスウェイト信号615,
リード−ライトアクセスウェイト信号616,ライトア
クセスウェイト信号617を次の状態遷移先の条件信号
として入力する。バス調停シーケンサ部650は内部に
持つ優先調停テーブルに従い、バスアクセス(リード)
要求信号F611に対する許可信号を出力することを次
の状態遷移先と判断した場合、この要求信号がリードア
クセス信号であるため、リード−リードアクセスウェイ
ト信号615または、ライトアクセスウェイト信号61
7のどちらか一方の有効信号を使用し、シーケンサ内部
でバス使用許可信号を出力するタイミングを決定する。
ここで、リード−リードアクセスウェイト信号615が
有効である場合、リード−リードアクセスウェイト信号
615が無効になるまでリード−リードアクセスウェイ
トウェイト状態に留まる。その後、リード−リードアク
セスウェイト信号615が無効になると、バスアクセス
(リード)許可信号出力状態に遷移する。この状態を、
ラッチ651を介して状態デコーダ653に入力し、デ
コード結果としてバスアクセス(リード)許可信号F6
12を出力する。また、このバスアクセス(リード)許
可信号F612をアクセス状態信号生成部654に入力
し、このアクセスがリードアクセスであることを通知す
るリードアクセス信号を出力する。
【0033】上記のような手順で、バス調停回路600
はバス使用要求に対してバス調停を行う。
【0034】次に、図3において、バス調停回路600
の状態遷移図を示す。図3では、バス使用要求がリード
アクセスかライトアクセスかの違いによる遷移を示す。
実際には、各回路のバス使用要求毎に状態遷移がある。
【0035】次に、図4において、バス調停回路600
の全体のフローチャートを示す。
【0036】まず、バス調停回路に入力される複数のバ
ス使用要求信号の中から、次にバス使用を許可すべきア
クセスがリードアクセスかライトアクセスかを判断す
る。ここで、次のアクセスがリードアクセスであればリ
ードアクセスウェイトに進み、ライトアクセスであれば
ライトアクセスウェイトに進む。このウェイトが終わる
と、メモリアクセス実行に進む。メモリアクセス実行が
終了すると、再び次のメモリアクセスを開始する。バス
調停回路は、以上の流れを繰り返し実行する。
【0037】次に、リードアクセスを行う場合に発生す
るウェイト動作の流れについて説明するために、図4に
示されるリードアクセスウェイトのフローチャートを図
5に示す。
【0038】まず、図4のフローにおいて、リードアク
セスと判断した場合、メモリインターフェイス回路から
出力されるリード−リードアクセスウェイト信号が
“1”か、または、ライトアクセスウェイト信号が
“1”かどうかを判断する。ここで、リード−リードア
クセスウェイト信号が“1”の場合は、リード−リード
アクセスウェイト信号が“0”になるまで待つ。リード
−リードアクセスウェイト信号が“0”になったら、メ
モリアクセス実行に進む。また、ライトアクセスウェイ
ト信号が“1”の場合は、ライトアクセスウェイト信号
が“0”になるまで待つ。ライトアクセスウェイト信号
が“0”になったら、メモリアクセス実行に進む。以上
がリードアクセス時に発生するウェイト処理である。
【0039】次に、ライトアクセスを行う場合に発生す
るウェイト動作の流れについて説明するために、図4に
示されるライトアクセスウェイトのフローチャートを図
6に示す。
【0040】まず、図4のフローにおいて、ライトアク
セスと判断した場合、メモリインターフェイス回路から
出力されるリード−ライトアクセスウェイト信号が
“1”か、または、ライトアクセスウェイト信号が
“1”かどうかを判断する。ここで、リード−ライトア
クセスウェイト信号が“1”の場合は、リード−ライト
アクセスウェイト信号が“0”になるまで待つ。リード
−ライトアクセスウェイト信号が“0”になったら、メ
モリアクセス実行に進む。また、ライトアクセスウェイ
ト信号が“1”の場合は、ライトアクセスウェイト信号
が“0”になるまで待つ。ライトアクセスウェイト信号
が“0”になったら、メモリアクセス実行に進む。以上
がライトアクセス時に発生するウェイト処理である。
【0041】次に、図7において、図4に示されるメモ
リアクセス実行のフローチャートを示す。
【0042】図4において、各アクセスに対するウェイ
ト処理を経た後、そのアクセスが図1に示されるバスア
クセス(リード)要求信号A,バスアクセス(ライト)
要求信号B,バスアクセス(リード)要求信号C,バス
アクセス(ライト)要求信号D,バスアクセス(ライ
ト)要求信号E,バスアクセス(リード)要求信号Fの
中の、どの要求なのかを判断する。
【0043】ここで、バスアクセス(リード)要求信号
Aが“1”である場合、バスアクセス(リード)許可信号
Aを“1”にし、これを受けてリードアクセス信号を
“1”にする。その後、バスアクセス(リード)要求信
号Aが“0”かどうかを判断し、“0”になるまでバス
アクセス(リード)許可信号Aを“1”にしておく。バ
スアクセス(リード)要求信号Aが“0”になると、バ
スアクセス(リード)許可信号Aを“0”にし、これを
受けてリードアクセス信号を“0”にする。
【0044】次に、バスアクセス(ライト)要求信号B
が“1”である場合、バスアクセス(ライト)許可信号
Bを“1”にし、これを受けてライトアクセス信号を
“1”にする。その後、バスアクセス(ライト)要求信
号Bが“0”かどうかを判断し、“0”になるまでバス
アクセス(ライト)許可信号Bを“1”にしておく。バ
スアクセス(ライト)要求信号Bが“0”になると、バ
スアクセス(ライト)許可信号Bを“0”にし、これを
受けてライトアクセス信号を“0”にする。
【0045】次に、バスアクセス(リード)要求信号C
が“1”である場合、バスアクセス(リード)許可信号
Cを“1”にし、これを受けてリードアクセス信号を
“1”にする。その後、バスアクセス(リード)要求信
号Cが“0”かどうかを判断し、“0”になるまでバス
アクセス(リード)許可信号Cを“1”にしておく。バ
スアクセス(リード)要求信号Cが“0”になると、バ
スアクセス(リード)許可信号Cを“0”にし、これを
受けてリードアクセス信号を“0”にする。
【0046】次に、バスアクセス(ライト)要求信号D
が“1”である場合、バスアクセス(ライト)許可信号
Dを“1”にし、これを受けてライトアクセス信号を
“1”にする。その後、バスアクセス(ライト)要求信
号Dが“0”かどうかを判断し、“0”になるまでバス
アクセス(ライト)許可信号Dを“1”にしておく。バ
スアクセス(ライト)要求信号Dが“0”になると、バ
スアクセス(ライト)許可信号Dを“0”にし、これを
受けてライトアクセス信号を“0”にする。
【0047】次に、バスアクセス(ライト)要求信号E
が“1”である場合、バスアクセス(ライト)許可信号
Eを“1”にし、これを受けてライトアクセス信号を
“1”にする。その後、バスアクセス(ライト)要求信
号Eが“0”かどうかを判断し、“0”になるまでバス
アクセス(ライト)許可信号Eを“1”にしておく。バ
スアクセス(ライト)要求信号Eが“0”になると、バ
スアクセス(ライト)許可信号Eを“0”にし、これを
受けてライトアクセス信号を“0”にする。
【0048】次に、バスアクセス(リード)要求信号F
が“1”である場合、バスアクセス(リード)許可信号
Fを“1”にし、これを受けてリードアクセス信号を
“1”にする。その後、バスアクセス(リード)要求信
号Fが“0”かどうかを判断し、“0”になるまでバス
アクセス(リード)許可信号Fを“1”にしておく。バ
スアクセス(リード)要求信号Fが“0”になると、バ
スアクセス(リード)許可信号Fを“0”にし、これを
受けてリードアクセス信号を“0”にする。
【0049】以上のような流れでメモリアクセスを実行
する。
【0050】次に、図8において、リードアクセス後に
リードアクセスを行う場合のタイムチャートを示す。
【0051】ここでは、はじめにバスアクセス(リー
ド)要求信号Fが“1”で、他のバス使用要求信号やウ
ェイト信号がない場合について説明する。まず、バス調
停回路は他のバス使用要求信号やウェイト信号がないの
で、第1のアクセスであるバスアクセス(リード)要求
信号Fに対してバスアクセス(リード)許可信号Fを出
力する。これを受けてリードアクセス信号を“1”にす
る。メモリインターフェイス回路は、このリードアクセ
ス信号を受けて、リード−リードアクセスウェイト信号
とリード−ライトアクセスウェイト信号を同時に“1”
にし、次のアクセスに対するウェイト信号を有効にす
る。また、バスアクセス(リード)要求信号Fの出力元
である、表示コントローラはアドレス更新許可信号Fに
従ってアドレスを更新し、必要なアドレスまで更新する
とバスアクセス(リード)要求信号Fを“0”にする。
これを受けて、バス調停回路はバスアクセス(リード)
許可信号Fを“0”にすると同時にリードアクセス信号
も“0”にする。表示コントローラはリードデータ有効
信号Fに従って有効なデータを取り込む。上記アクセス
の途中で、第2のアクセスであるバスアクセス(リー
ド)要求信号Cが“1”になった場合、バス調停回路は
第1のアクセス要求が終了する、つまり、バスアクセス
(リード)要求信号Fが“0”になるまでバスアクセス
(リード)要求信号Cに対するバスの調停は行わない。
第1のアクセスであるバスアクセス(リード)要求信号F
が“0”になってから、第2のアクセスであるバスアク
セス(リード)要求信号Cの調停に移る。ここで、第2の
アクセスはリードアクセスであるので、バス調停回路は
リード−リードアクセスウェイト信号が“0”かどうか
を判断する。第1のアクセスが終了した時点では、リー
ド−リードアクセスウェイト信号はまだ“1”であるの
でウェイト状態で待機する。その後、リード−リードア
クセスウェイト信号が“0”になったのを受けて、バス
アクセス(リード)許可信号Cを出力する。以降、アド
レス更新許可信号Cに従って必要なアドレスまで更新
し、データをリードする。
【0052】以上が、リードアクセス後にリードアクセ
スを行う場合のバス調停のシーケンスである。
【0053】次に、図9において、リードアクセス後に
ライトアクセスを行う場合のタイムチャートを示す。
【0054】ここでは、はじめにバスアクセス(リー
ド)要求信号Fが“1”で、他のバス使用要求信号やウ
ェイト信号がない場合について説明する。まず、バス調
停回路は他のバス使用要求信号やウェイト信号がないの
で、第1のアクセスであるバスアクセス(リード)要求
信号Fに対してバスアクセス(リード)許可信号Fを出
力する。これを受けてリードアクセス信号を“1”にす
る。メモリインターフェイス回路は、このリードアクセ
ス信号を受けて、リード−リードアクセスウェイト信号
とリード−ライトアクセスウェイト信号を同時に“1”
にし、次のアクセスに対するウェイト信号を有効にす
る。また、バスアクセス(リード)要求信号Fの出力元
である、表示コントローラはアドレス更新許可信号Fに
従ってアドレスを更新し、必要なアドレスまで更新する
とバスアクセス(リード)要求信号Fを“0”にする。
これを受けて、バス調停回路はバスアクセス(リード)
許可信号Fを“0”にすると同時にリードアクセス信号
も“0”にする。表示コントローラはリードデータ有効
信号Fに従って有効なデータを取り込む。上記アクセス
の途中で、第2のアクセスであるバスアクセス(ライ
ト)要求信号Dが“1”になった場合、バス調停回路は
第1のアクセス要求が終了する、つまり、バスアクセス
(リード)要求信号Fが“0”になるまでバスアクセス
(ライト)要求信号Dに対するバスの調停は行わない。
第1のアクセスであるバスアクセス(リード)要求信号F
が“0”になってから、第2のアクセスであるバスアク
セス(ライト)要求信号Dの調停に移る。ここで、第2の
アクセスはライトアクセスであるので、バス調停回路は
リード−ライトアクセスウェイト信号が“0”かどうか
を判断する。第1のアクセスが終了した時点では、リー
ド−ライトアクセスウェイト信号はまだ“1”であるの
でウェイト状態で待機する。その後、リード−ライトア
クセスウェイト信号が“0”になったのを受けて、バス
アクセス(ライト)許可信号Dを出力する。以降、アド
レス更新許可信号Dに従って必要なアドレスまで更新
し、データをライトする。
【0055】以上が、リードアクセス後にライトアクセ
スを行う場合のバス調停のシーケンスである。
【0056】次に、図10において、ライトアクセス後
にリードアクセスを行う場合のタイムチャートを示す。
【0057】ここでは、はじめにバスアクセス(ライ
ト)要求信号Eが“1”で、他のバス使用要求信号やウ
ェイト信号がない場合について説明する。まず、バス調
停回路は他のバス使用要求信号やウェイト信号がないの
で、第1のアクセスであるバスアクセス(ライト)要求
信号Eに対してバスアクセス(ライト)許可信号Eを出
力する。これを受けてライトアクセス信号を“1”にす
る。メモリインターフェイス回路は、このライトアクセ
ス信号を受けて、ライトアクセスウェイト信号を“1”
にし、次のアクセスに対するウェイト信号を有効にす
る。また、バスアクセス(ライト)要求信号Eの出力元
である、ビデオインターフェイス回路はアドレス更新許
可信号Eに従ってアドレスを更新し、必要なアドレスま
で更新するとバスアクセス(ライト)要求信号Eを
“0”にする。これを受けて、バス調停回路はバスアク
セス(ライト)許可信号Eを“0”にすると同時にライ
トアクセス信号も“0”にする。上記アクセスの途中
で、第2のアクセスであるバスアクセス(リード)要求
信号Fが“1”になった場合、バス調停回路は第1のア
クセス要求が終了する、つまり、バスアクセス(ライ
ト)要求信号Eが“0”になるまでバスアクセス(リー
ド)要求信号Fに対するバスの調停は行わない。第1の
アクセスであるバスアクセス(ライト)要求信号Eが
“0”になってから、第2のアクセスであるバスアクセ
ス(リード)要求信号Fの調停に移る。ここで、第1の
アクセスがライトアクセスであるので、バス調停回路は
ライトアクセスウェイト信号が“0”かどうかを判断す
る。第1のアクセスが終了した時点では、ライトアクセ
スウェイト信号はまだ“1”であるのでウェイト状態で
待機する。その後、ライトアクセスウェイト信号が
“0”になったのを受けて、バスアクセス(リード)許
可信号Fを出力する。以降、アドレス更新許可信号Fに
従って必要なアドレスまで更新し、データをリードす
る。
【0058】以上が、ライトアクセス後にリードアクセ
スを行う場合のバス調停のシーケンスである。
【0059】次に、図11において、ライトアクセス後
にライトアクセスを行う場合のタイムチャートを示す。
【0060】ここでは、はじめにバスアクセス(ライ
ト)要求信号Eが“1”で、他のバス使用要求信号やウ
ェイト信号がない場合について説明する。まず、バス調
停回路は他のバス使用要求信号やウェイト信号がないの
で、第1のアクセスであるバスアクセス(ライト)要求
信号Eに対してバスアクセス(ライト)許可信号Eを出
力する。これを受けてライトアクセス信号を“1”にす
る。メモリインターフェイス回路は、このライトアクセ
ス信号を受けて、ライトアクセスウェイト信号を“1”
にし、次のアクセスに対するウェイト信号を有効にす
る。また、バスアクセス(ライト)要求信号Eの出力元
である、ビデオインターフェイス回路はアドレス更新許
可信号Eに従ってアドレスを更新し、必要なアドレスま
で更新するとバスアクセス(ライト)要求信号Eを
“0”にする。これを受けて、バス調停回路はバスアク
セス(ライト)許可信号Eを“0”にすると同時にライ
トアクセス信号も“0”にする。上記アクセスの途中
で、第2のアクセスであるバスアクセス(ライト)要求
信号Dが“1”になった場合、バス調停回路は第1のア
クセス要求が終了する、つまり、バスアクセス(ライ
ト)要求信号Eが“0”になるまでバスアクセス(ライ
ト)要求信号Dに対するバスの調停は行わない。第1の
アクセスであるバスアクセス(ライト)要求信号Eが
“0”になってから、第2のアクセスであるバスアクセ
ス(ライト)要求信号Dの調停に移る。ここで、第1の
アクセスがライトアクセスであるので、バス調停回路は
ライトアクセスウェイト信号が“0”かどうかを判断す
る。第1のアクセスが終了した時点では、ライトアクセ
スウェイト信号はまだ“1”であるのでウェイト状態で
待機する。その後、ライトアクセスウェイト信号が
“0”になったのを受けて、バスアクセス(ライト)許
可信号Dを出力する。以降、アドレス更新許可信号Dに
従って必要なアドレスまで更新し、データをライトす
る。
【0061】以上が、ライトアクセス後にライトアクセ
スを行う場合のバス調停のシーケンスである。
【0062】次に、レイテンシの異なるメモリに対する
アクセスについて説明する。
【0063】図1において、CPU100からCPUイ
ンターフェイス回路700を介し、メモリモードレジス
タ1200内にあるMAT(Memory Access Timing)12
10に任意の値を設定することで、メモリインターフェ
イス回路1300はMAT1210の情報をもとに、予め定め
られたレイテンシに従ってメモリ200にアクセスする
ことにより、レイテンシの異なる種々のメモリに対応す
ることが可能となる。具体的には、メモリコントローラ
が前に説明したRAS−CASレイテンシ,CASレイ
テンシ,プリチャージレイテンシ等、メモリの種類によ
って異なる各レイテンシに対応できるように、使用する
メモリに合った各レイテンシを任意に設定できるように
したものである。
【0064】また、MAT1210の設定を変えた場合
においても、上記で説明したシーケンスでバスの調停を
行うことができ、バスを効率的に使用することが可能で
ある。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、メモリへアクセスする
場合、現在行っているアクセスに必要なアドレスをアド
レスバスに出力し終わった時点で、データバスが衝突し
ない場合には、次のアクセスに必要なアドレスをアドレ
スバスに出力することにより、効率の良いバス調停を実
現でき、装置全体の処理性能の向上を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ処理装置のシステム構成例を示す。
【図2】バス調停回路600のブロック図を示す。
【図3】バス調停回路600の状態遷移図を示す。
【図4】バス調停回路600の全体のフローチャートを
示す。
【図5】リードアクセスウェイトのフローチャートを示
す。
【図6】ライトアクセスウェイトのフローチャートを示
す。
【図7】メモリアクセス実行のフローチャートを示す。
【図8】リードアクセス後にリードアクセスを行う場合
のタイムチャートを示す。
【図9】リードアクセス後にライトアクセスを行う場合
のタイムチャートを示す。
【図10】ライトアクセス後にリードアクセスを行う場
合のタイムチャートを示す。
【図11】ライトアクセス後にライトアクセスを行う場
合のタイムチャートを示す。
【符号の説明】
100…CPU、110…キャッシュ、120…CPU
バス、200…メモリ、210…主記憶、220…フレ
ームバッファ、250…メモリバス、260…内部バ
ス、300…CRT、400…外部ビデオ、500…メ
モリコントローラ、600…バス調停回路、601…バ
スアクセス(リード)要求信号A、602…バスアクセ
ス(リード)許可信号A、603…バスアクセス(ライ
ト)要求信号B、604…バスアクセス(ライト)許可
信号B、605…バスアクセス(リード)要求信号C、
606…バスアクセス(リード)許可信号C、607…
バスアクセス(ライト)要求信号D、608…バスアク
セス(ライト)許可信号D、609…バスアクセス(ラ
イト)要求信号E、610…バスアクセス(ライト)許
可信号E、611…バスアクセス(リード)要求信号
F、612…バスアクセス(リード)許可信号F、613
…リードアクセス信号、614…ライトアクセス信号、
615…リード−リードアクセスウェイト信号、616
…リード−ライトアクセスウェイト信号、617…ライ
トアクセスウェイト信号、700…CPUインターフェ
イス回路、701…アドレス更新許可信号A、702…
アドレス更新許可信号B、703…リードデータ有効信
号A、800…描画プロセッサ、801…アドレス更新
許可信号C、802…アドレス更新許可信号D、803
…リードデータ有効信号C、900…ビデオインターフ
ェイス回路、901…アドレス更新許可信号E、100
0…表示コントローラ、1002…リードデータ有効信
号F、1100…DAC、1200…メモリモードレジ
スタ、1210…MAT。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 茂 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中塚 康弘 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 山岸 一繁 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 Fターム(参考) 5B060 CA05 CC09 5C082 AA36 AA37 BA12 BA41 BB13 BB15 CA55 CB01 DA54 DA55 DA87 EA12 MM02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPUと、 少なくとも上記CPUが実行するプログラムと表示する
    ための表示データとを記憶するメモリと、 表示するために上記メモリから表示データを読み出す表
    示制御装置を有し、上記表示制御装置及び上記CPUの
    上記メモリへのアクセスを制御するメモリコントローラ
    とを有するデータ処理装置であって、 上記メモリコントローラは上記メモリからデータを読み
    出している間にメモリから次のデータを読み出すための
    アドレスを上記メモリへ出力するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】CPUと、 少なくとも上記CPUが実行するプログラムと表示する
    ための表示データとを記憶するメモリと、 表示するために上記メモリから表示データを読み出す表
    示制御装置を有し、上記表示制御装置及び上記CPUの
    上記メモリへのアクセスを制御するメモリコントローラ
    とを有するデータ処理装置であって、 上記メモリコントローラは上記メモリへのアクセスのタ
    イミングを設定するためのレジスタを有し、上記レジス
    タに設定された値に基づいてアクセスを行うデータ処理
    装置。
  3. 【請求項3】CPUと、 少なくとも上記CPUが実行するプログラムと表示する
    ための表示データとを記憶するメモリと、 上記表示データを表示する表示装置と、 上記表示装置に表示データを表示するために上記メモリ
    から表示データを読み出す表示制御装置を有し、上記表
    示制御装置及び上記CPUの上記メモリへのアクセスを
    制御するメモリコントローラとを有するデータ処理シス
    テムであって、 上記メモリコントローラは上記メモリからデータを読み
    出している間にメモリから次のデータを読み出すための
    アドレスを上記メモリへ出力するデータ処理システム。
  4. 【請求項4】CPUと、 少なくとも上記CPUが実行するプログラムと表示する
    ための表示データとを記憶するメモリと、 上記表示データを表示する表示装置と、 上記表示装置に表示データを表示するために上記メモリ
    から表示データを読み出す表示制御装置を有し、上記表
    示制御装置及び上記CPUの上記メモリへのアクセスを
    制御するメモリコントローラとを有するデータ処理装置
    であって、 上記メモリコントローラは上記メモリへのアクセスのタ
    イミングを設定するためのレジスタを有し、上記レジス
    タに設定された値に基づいてアクセスを行うデータ処理
    装置。
JP10352270A 1998-12-11 1998-12-11 データ処理装置 Pending JP2000172553A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6721836B2 (en) 2000-07-27 2004-04-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Bus system having an address/control bus and a data bus, and a data transfer method thereof
CN100416494C (zh) * 2003-04-15 2008-09-03 威盛电子股份有限公司 显示控制器读取系统存储器中的存储数据的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6721836B2 (en) 2000-07-27 2004-04-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Bus system having an address/control bus and a data bus, and a data transfer method thereof
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