JP4042088B2 - メモリアクセス方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリアクセス方式に係り、特に、演算処理を行うと共に映像データを作成し、ディスプレイへ表示する機能を併せ持つ計算機システムに適用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の統合メモリを用いた表示処理装置は、特表平11−510620号公報に記載のように、主記憶と画像メモリとを一つの統合されたメモリに集約する際にコアロジックと呼ばれるメモリ制御機構を介してCPU側と画像メモリ側を分離している。
また、米国特許第5,790,138号にも同様の構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、単純に主記憶と表示領域とを統合したものである。命令制御部からの統合メモリへのアクセスは、命令処理部とチップセットを構成するシステムコントローラを経由するため、レイテンシが長くなる。従来技術では、この点について配慮されておらず、命令処理時間を引き延ばす要因となる、即ち、システムの性能低下を招くという問題があった。
【0004】
本発明の課題は、上記事情に鑑み、レイテンシの増大を抑え、メモリ統合構成においてもシステム性能の低下を抑えるに好適なメモリアクセス方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、CPUに、少なくとも一つの命令処理部と、少なくとも一つの表示制御部とを有し、少なくとも一つの入出力デバイスと、命令処理部がアクセスする主記憶領域および表示制御部がアクセスする表示領域を含む少なくとも一つの統合メモリとを有するマルチメディアデータ処理システムにおいて、命令処理部と表示制御部とを含む単一のシリコン上に実装されたLSIであって、該LSIと統合メモリとのインタフェースを該LSIと入出力デバイスとのインタフェースとは別に独立して設け、統合メモリへのアクセスを、不連続アドレスのデータであり、かつ、途中でページミスが発生する場合であっても、要求元に対してバスを駆動すべきことを示す信号をアサートしたまま行う
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明のメモリアクセス方式の一実施形態を示す。図1において、マルチメディアデータ処理装置1000には、マルチメディアデータ入出力部、データ入出力および通信部、ユーザ指示入力部が夫々付加される。
マルチメディアデータ入出力部は、画像表示装置2100、音声発生装置2200及び映像信号発生装置2300から構成する。データ入出力および通信部は、通信回線との接続を行うモデム3200、CD−ROMやDVDなどの外部記憶媒体をアクセスするためのドライブ3100から構成する。ユーザ指示入力部は、キーパッド4100、キーボード4200、マウス4300などから構成する。
マルチメディアデータ処理装置1000は、CPU1100、統合メモリ1200、FLASH1300やSRAM1400等の補助記憶部、ユーザ指示入力部やモデム3200と接続するための入出力用周辺インタフェース1500から構成する。
また、CPU1100は、ドライブ3100、マルチメディアデータ入出力部2100、2200、2300への入出力端子を持つ。これらは、CPU1100内の表示制御部1140、音声制御部1180、映像入力部1120、高速データ入出力部1160にそれぞれ接続される。CPU1100は、統合メモリ1200、Flash1300やSRAM1400等の補助記憶部、周辺インタフェース1500とデータ交換するためのバス端子を持つ。補助記憶部(1300,1400)、周辺インタフェース1500はCPU1100内のシステムバス制御部1150に接続される。CPU1100はドライブ3100とのインタフェースを持つ。これらはCPU1100内の高速データ入出力部1160に接続される。CPU1100は統合メモリ1200とのインタフェースを持つ。これはCPU1100内の統合メモリ制御部1170に接続される。また、CPU1100内にはこれらの他に命令処理部1110、画素発生部1130がある。
命令処理部1110は、64ビットのバス端子を持ち、ここに映像入力部1120、画素発生部1130、表示制御部1140、バス制御部1150、高速データ入出力部1160、統合メモリ制御部1170、音声制御部1180が夫々64ビットの内部バス1192で接続される。この内部バス1192は統合メモリ制御部1170によって調停される。そのために、システムバス制御部1150とその他の部分は制御信号で結ばれる。また、命令処理部1110は、別の内部バス1191を介してシステムバス制御部1150と接続され、システムバス1920上のデバイス1300、1400、1500等と接続可能である。統合メモリ制御部1170は、統合メモリポート1910を介して統合メモリ1200と接続される。統合メモリ1200は、CPU1100内の各部が共有して使用するメモリ領域である。この中には命令処理部1110が主に使用する主記憶領域1210、表示制御部1140が主に使用する表示領域1220、映像入力部1120が主に使用する映像領域1230、画素発生部1130が主に使用する描画領域1240等から構成する。これらの領域は、単一のアドレス空間に配置されるため、位置、サイズともに自由可変である。なお、本実施形態では64ビットとしているが、本発明の内容はバス幅を限定するものではない。
【0007】
図2は、図1に示したマルチメディアデータ処理装置1000の基本部分を抜き出したものである。この基本部分は、CPU1100、画像表示装置2100、統合メモリ1200、統合メモリポート1910、システムバス1920およびそれに接続されるデバイス1300、1400、1500等からなる。ここで、CPU1100は、命令処理部1110と表示制御部1140を含む単一のシリコン上に実装されたLSIに形成する。統合メモリ1200には、主記憶領域1210と表示領域1220が格納されている。また、統合メモリポート1910はシステムバス1920よりも高速に駆動可能である。
なお、CPU1100を形成したLSIに統合メモリ1200を含み、このLSI内部で統合メモリポート1910を形成しても良い。
本実施形態では、CPU1100に命令処理部1110と表示制御部1140を有し、主記憶領域1210と表示領域1220とを単一の統合メモリ1200に格納することによってメモリ部品数を削減し、システムの小型化に寄与するものである。この場合、統合メモリ1200へのアクセス集中による性能低下が心配であるが、本実施形態では、統合メモリポート1910をシステムバス1920とは別に独立して設け、これによって統合メモリ1200へのアクセスの高速化を図り、性能低下の問題を解決する。
【0008】
ここで、図22、図23を用いて本発明と従来例との比較を説明する。
図22は、従来例の構成を示す。命令処理部1110aは、CPU1100に内蔵されず、システムバス1920を介してシステムコントローラ1500aと接続され、このシステムコントローラ1500aに統合メモリ1200が接続される。したがって、命令処理部1110aからの信号は、システムバス経由でシステムコントローラ1500aから統合メモリ1200に伝送されることになる。
また、システムバス1920には、命令処理部1110aを起動時に初期化するためのブートプログラムを格納するFlash1300が接続されるのが一般的である。また、実際にはシステムバス1920には、命令処理部1110aが専用に使用する補助記憶も接続される筈である。このような構成においては、システムバス1920への接続数が多く、電気的には負荷が大きい状態になり、高速駆動が不可能である。この時の動作周波数は、ボード設計の緻密さにも依存するが、33MHz程度での動作が限界であろう。
また、システムコントローラ1500aは、様々な周辺機器を接続するためのローカルバスと統合メモリ1200へのインタフェースを持つ。統合メモリ1200は表示制御部1140と共有される。この例では統合メモリ1200へのインタフェースはそれぞれ電気的に接続される。したがって、システムコントローラ1500aの電気的負荷が大きく、これも駆動周波数向上の障害になる。この場合は3者の結合であるが、せいぜい50MHz程度が限界であろう。また、バスが同電位で接続されるため、システムコントローラ1500a、表示制御部1140、統合メモリ1200がそれぞれバスを駆動する可能性があり、3者にて調停を行う必要がある。特に統合メモリ1200に対して能動的に動作するシステムコントローラ1500aと表示制御部1140とはバス権のやり取りのための調停を行うため、それだけで数サイクルを要するのは明らかであり、オーバヘッドとなる。結局、命令処理部1110aから統合メモリ1200へのアクセスではチップ渡りが2回、調停オーバヘッド、さらには33MHz程度の動作で時間を要することになる。
【0009】
図23は、本発明による構成を示す。命令処理部1110と表示制御部1140とは一つのCPU1100に内蔵する。CPU1100は統合メモリ1200への専用アクセスポート1910を持つ。これにより、CPU1100と統合メモリ1200とは1対1の接続となり、命令処理部1110aからの信号は、専用アクセスポート1910を介して統合メモリ1200に直接伝送されることになる。
このように、本発明では、命令処理部1110aから統合メモリ1200に伝送される信号をシステムコントローラ1500bを経由せずに行うため、負荷が小さくなる。また、ボード配線が単純であることも負荷を抑える要因となる。それ故に、周波数を向上でき、例えば100MHzで駆動可能である。命令処理部1110と表示制御部1140のどちらからのアクセスの場合もチップ渡りが1回であり、高速動作が可能である。一方、負荷が大きく動作速度が期待できないシステムバス1920は、統合メモリポート1910とは別に設けられ、低速動作する。
【0010】
次に、図3〜6を用いて、統合メモリ1200へのアクセス高速化を改めて説明する。
図3は、各インタフェースの周波数の関係を示し、システムバス1920の周波数fs、統合メモリポート1910の周波数fm、命令処理部1110の内部動作周波数fc、表示制御部1140からの表示出力信号1930の周波数fdをそれぞれ比較する。なお、図示されていないが、内部バス1192はfmで動作するものとする。
それぞれの周波数の組み合せは自由であり、本発明はその数値を限定するものではないが、ここでは2つの数値例について説明する。いずれのケースもfmがfsより大きいのが特徴である。本発明による統合メモリ1200へのアクセスは、システムバス1920上に主記憶1210が接続される従来例よりも高速化が図れる。
図3では、fsを基準にして周波数設定を行った例を示す。条件欄のnやmは2以上の整数である。整数とした理由は、fs、fm、fcが同期動作することで相互アクセスのオーバヘッドを削減するためである。2以上とした理由は、従来例よりも高速化を図れる本発明の特徴を生かすためである。また、fdは、画像表示装置2100に依存する値であり、自由度が必要なため、非同期である。これは表示制御部1140において同期化を行う。表示制御部1140は、統合メモリ1200の表示領域1220からデータを読み出すため、同期化容易とするためにfd≦fm/2とする。但し、これは同期化回路の一例を想定したものであり、本発明を限定しない。
【0011】
数値例1は、fsが42MHz、fmが倍の84MHz、fcは更にその倍の168MHzである。内部バス1191はfmで動作し、fsとfmの変換はシステムバス制御部1150で行い、fmとfcとの変換は命令処理部1110で行う。fmがfsの倍で動作するため、統合メモリ1200へのアクセスを高速に実行可能である。また、fcがfmの倍であるため、内部バス1192の周波数fmとfcとの同期が容易であり、これも高速化に寄与する。fcをfmの倍としているため、fcの上限値によりfmの上限値が決まる。さらにfdも制限され、この例では15MHzとする。これは、横400×縦240程度の画面を表示するには十分な周波数であり、画面サイズとCPU性能とを両立する構成である。
【0012】
数値例2は、fsが50MHz、fmがその倍の100MHz、fcはfsの3倍の150MHzである。内部バス1191は数値例1ではfmで動作していたが、数値例2ではfsで動作する。また、内部バス1192の動作周波数はfmのままであるが、命令処理部1110とのインタフェースをfsで行うものとする。これは、fmとfcの変換を命令処理部1110で行う場合に2対3の変換になり、回路が複雑化するのを防ぐためである。このケースでは命令処理部1110から統合メモリ1200へアクセスする場合にfsのインタフェースを介するため、アクセス性能は悪いが、fmの上限値をfcの3分の2にまで引き上げることができる。これにより表示の周波数fdも大きくでき、この例では800×480相当の40MHzの動作が可能である。画面サイズをCPU性能に優先させる構成である。
【0013】
図4は、命令処理部1110から統合メモリ1200へのライトアクセスを行う場合のタイミングを示す。命令処理部1110からチップセレクト信号CS#、その先頭を表わすバススタート信号BS#、アドレスとデータが多重化された信号Dが発せられる。ここで、#は負論理を表わす記号である。統合メモリ制御部1170は、これらの信号を受け、D信号の先頭に発せられているアドレスAを受け取り、統合メモリ1200へのアドレスを出力する。本実施形態では統合メモリ1200としてSDRAMを想定している。統合メモリ制御部1170は、内部バス1192の調停を行った後、アドレスAをSDRAMのACTコマンドに変換して出力する。命令処理部1110はバーストデータ転送機能を持つ。この例では、4回のライトW0〜W3が一回のバスサイクルで実施される。これにより、高速データ転送が可能である。統合メモリ制御部1170は、SDRAMへのライトデータD0〜D3を命令処理部1110から受け取る必要があるので、コマンドW0〜W3を発行するタイミングに合わせて転送許可信号RDY#をアサートする。
【0014】
図5は、同様に、命令処理部1110から統合メモリ1200へのリードアクセスを行う場合のタイミングを示す。統合メモリ制御部1170は、命令処理部1110からの信号を受け、D信号の先頭に発せられているアドレスAを受け取り、統合メモリ1200へのアドレスを出力する。統合メモリ制御部1170は、内部バス1192の調停を行った後、アドレスAをSDRAMのACTコマンドに変換して出力する。その後、命令処理部1110は、一旦バスを開放し(図中のZ)、リードデータ入力に備える。統合メモリ制御部1170はリードコマンドR0〜R3を発行する。リードの場合は一定のアクセス時間を要するため、データD0〜D3は数サイクル遅れて到達する。命令処理部1110はこのタイミングに合わせてバーストデータ転送機能を持つ。この例では4回のリードR0〜R3が一回のバスサイクルで実施される。これにより、高速データ転送が可能である。統合メモリ制御部1170は、SDRAMへのデータD0〜D3を命令処理部1110から受け取る必要があるので、コマンドR0〜R3を発行するタイミングに合わせて転送許可信号RDY#をアサートする。リードの場合もバースト転送可能である。
【0015】
図6を用いて、図4と図5に示したバースト転送がメモリ統合構成に有効であることを説明する。
命令処理部1110から統合メモリ1200へのアクセスは、従来例ではシステムバス1920の標準インタフェースを用いて行わざるを得なかった。標準インタフェースでは一回のバスサイクルで一回のデータ転送のみ可能である。命令処理部1110の性能を考えたとき、そこで内蔵されるキャッシュメモリのミスに伴うライン転送時間が性能上重要である。しかるに、標準インタフェースではライン転送が複数のバスサイクルD0,D1,D2,D3に分けて実施される。この様子は図6の上段の命令処理(1)に示す。ところで、統合メモリ1200は、様々な内蔵ユニットを共有しているので、キャッシュライン転送の複数のバスサイクル毎に表示など他のアクセスと競合して待ちが生じる可能性がある。この様子は図6の上段の統合メモリ(1)に示す。結果的に命令処理部1110からの総アクセス時間が長くなる。
一方、本発明によるバースト転送によれば、かくの如き待ち時間は一回のみであるので、図6の下段の命令処理(2)、統合メモリ(2)に示すように、結果的に命令処理部1110から統合メモリ1200へのアクセスの高速化が図られる。
【0016】
図7〜図9を用いて、メモリ統合構成によるまた別の実施条件である表示アクセス制約について説明する。
図7は、表示画面の構成例を示す。表示画面は複数の面を重ね合わせた結果を最終画面として表示する形態をとる。最終画面での表示データアクセス単位40は統合メモリ1200ではそれぞれの面の表示データアクセス単位41、42、43に対応する。表示を行う際には統合メモリ1200からアクセス単位41、42、43に相当するデータを個別に読み出し、透明度計算等の処理を行ってアクセス単位40に対応するデータを生成する。表示データは、表示用クロック周波数fdで順次出力されなければ正しく動作しないため、一定の時間内にアクセス単位41、42、43のアクセスを終えなければならない。この一定の時間はfdが小さい小画面ほど大きく、fdが大きい大画面ほど小さい。
【0017】
図8は、表示アクセスの時間を考慮して統合メモリ1200にアクセスを行った例を示す。一つ一つのアクセスは先ほど説明したバーストアクセスで高速化されている。分割アクセスモードでは命令実行1、2、3に対応して表示データアクセス単位41、42、43のアクセスが別々に行われる。統合メモリ1200には表示アクセス以外もあるので、それらと優先順位調停が行われ、交互に実施される。なお、この例では表示アクセスとそれ以外のものを交互に実施することとしているが、2回に一度とか、他の順番での実施も可能である。この場合、アクセス単位41、42、43のアクセスに要する全時間が長くなるので、fdが大きい大画面で表示に必要な一定の時間を満足できなくなる可能性がある。一方、命令処理部1110からのアクセスは、表示と交互に実施されるため、命令処理部1110のアクセスの待ち時間が軽減される方式でもある。
逆に、大画面表示を可能とする方法として一括アクセスモードがある。一括アクセスモードでは、表示画面40を作成するためのアクセス単位41、42、43のデータに一括してアクセスする。この場合、アクセス単位41、42、43のアクセスに要する全時間が軽減され、fdの大きい大画面の表示が可能になる。これは、一括アクセスを指示するモード設定によって実施され、表示制御部1140から統合メモリ制御部1170へアクセスを一括して行うことを通知する。統合メモリ制御部1170は、この通知を受け、表示以外のアクセスを行わないようにする。
【0018】
図9に、表示アクセスモードの設定即ち分割アクセスと一括アクセスの使い分けの一例を示す。fdとfmの割合が0.3の前後で切り替えることを推奨する。分割アクセスモードはfd/fmが0.3より小さいケースである。画面も小さい場合が考えられるため、図3における数値例1が対応する。一括アクセスモードはfd/fmが0.3より大きいケースである。画面も大きい場合が考えられるため、図3における数値例2が対応する。切替えの0.3は画面合成枚数などに依存する値であり、システムに応じてユーザが設定可能である。
【0019】
図10、図11は、統合メモリ1200のアクセスに関連するモード設定の具体例を示す。図10に示すレジスタUMMRには、AM、PC、DPM、EC、DAMの5つのモードビットがある。
(1)AMは、バス調停モード(AM:Arbitration Mode)であり、バス調停の優先度の設定方法を指定する。本ビットを書き換えたときに新設定値が有効になるのは、次の垂直帰線期間以降である。
AM=0の時
システムバス制御部(SGBC)1150、画素発生部(RU)1130、CPUインタフェース(CIU)1155(図12)を全て同一の優先度とし、かっこの3ユニットに対しては先着順にバス権を与えるようにする。当然ながら、映像入力部(VIU)1120や表示制御部(DU)1140などのより優先度が高いユニットと同時にバス権要求をした場合には、VIU(またはDU)が優先される。先着順はあくまでも、SGBC、RU、CIUのユニットの間だけである。(デフォルト値)
AM=1の時
SGBC、RU、CIUに対して別個に優先度を設定できる。ただし、2つ以上のユニットに同一の優先度を設定することは不可である。
(2)PCは、優先度切換(PC:Priority Change)であり、レジスタで設定した優先度をバス調停の優先度として設定する。AM=1の場合のみ有効である。
PC=0の時
レジスタ(SPR、RPR、PP1R、PP2R)の値をバス調停の優先度に設定しない。(デフォルト値)
PC=1の時
レジスタ(SPR、RPR、PP1R、PP2R)の値をバス調停の優先度に設定する。ただし、上記全レジスタが正しく設定された場合のみ、調停の優先度が更新される。設定値が正しい場合、内部更新時に上記レジスタ値が反映され、その後暴ビットは自動的にクリアされる。また、設定値が誤っている場合でも、次の垂直帰線期間中にこのビットは自動的にクリアされる。
(3)DPMは、表示優先モード(DPM:Display unit Prefernce Mode)であり、バス調停の表示ユニットの優先度を指定する。このビットを書き換えたとき、新設定値が有効になるのは次の垂直帰線期間である。
DPM=0の時
表示ユニットとビデオ入力ユニットの優先度を同一にする。(デフォルト値)
DPM=1の時
表示ユニットとビデオ入力ユニットよりも優先度を高くする。”0”の場合よりも表示画面サイズを大きくできる。この設定を行った場合、ビデオ入力ユニットは限定された条件を満たす場合のみ動作を保証する。
(4)ECは、エンディアン変換モード(Endian Change Mode)であり、画素発生部、表示部などのエンディアンの変換を行うか行わないかを指定する。
EC=0のとき
表示、画素発生部と統合メモリ制御部との間で変換しない。
EC=1のとき
表示、画素発生部と統合メモリ制御部との間で変換する。
(5)DAMは、表示アクセスモード(DAM:Display Access Mode)であり、複数面の表示アクセスを分割して行うか、一括して行うかを指定する。図9の具体例である。
DAM=0のとき
複数面の表示アクセスを分割して行う。(デフォルト値)
DAM=1のとき
複数面の表示アクセスを一括して行う。
【0020】
図11は、図10のUMMRのPCに対応して優先順位を指定するレジスタPRRである。バス調停優先順位は、MP(MCU(統合メモリ制御部1170) Priority)、CP(CIU(CPUインタフェース1155) Priority)、SP(SGBC(システムバス制御部1150) Priority)、RP(RU(画素発生部1130) Priority)であり、バス調停の優先度をそれぞれ2ビットで指定する。同じ値を複数に指定することは禁止である。
【0021】
図12は、図1に示すマルチメディアデータ処理装置1000内のCPU1100の詳細ブロックを示す。この詳細ブロック図を用いて図3の数値例1と2の違い、図10のUMMRのECモードの動作およびデータ転送パスを説明する。
システムバス1920は、モードにより切替部1151が切り替わり、システムバス制御部(SGBC)1150のピクセルポート1152(周波数変換機能を持つ)の経由となったり、内部バス1191に直結となったりする。前者は図3の数値例1、後者は数値例2に対応する構成である。
エンディアンの変更は、統合メモリ制御部(MCU)1170のエンディアン変換部1171で行われる。これは、リトルエンディアンで動作する表示制御部(DU)1140や画素発生部(RBU)1130と命令処理部1110と同じエンディアンでデータ配置される統合メモリ1200との間を取り持つために行われる。命令処理部1110のエンディアンがリトルであれば無変換、ビックであれば変換するように指定する。
CPU1100では、外部のデバイス1300,1400,1500と統合メモリ1200との間の転送の仲介を行うピクセルポート1152とCPUインタフェースCIU1155のDMAモジュール1156を有する。これらは、外部のデバイスに格納されたデータ自体が持つエンディアンと統合メモリ1200との整合性を持たせるために設定ビットをそれぞれのモジュールに持つ。
また、CPUインタフェースCIU1155のデータ変換機部(YUV)1157は、リトルモードで動作するため、入り口においてもエンディアンの変換部1172が必要である。勿論、これも設定によって変更できる構成もあり得る。
【0022】
図13は、命令処理部1110からみた各リソースのマッピングを示す。このマッピングは、モード設定によりパタン1〜3の中から選択することが可能である。これにより、統合メモリ1200の容量増加、機能変更に対応可能である。
なお、図中QCS0〜3、SGCSはアドレス空間の種類を表わす。これらは物理的に特定の領域に予約されている。しかし、CPU1100からみたアドレスがどの空間に割り当てられるかはCPU1100に内蔵されているアドレス変換機能によって自由にマッピングできる。QCS0およびQCS2は統合メモリ1200空間およびその拡張空間である。QCS1はレジスタ空間、QCS3空間はタイルリニア変換を行うエイリアス空間であり、QCS0空間と同一メモリ領域となる。ここで、タイルリニア変換とは、CPU1100からのリニア型アドレッシング構造を統合メモリ1200のタイル型アドレッシングに変換することを云う。
CPU1100では、エンディアン変換部1171を統合メモリ制御部(MCU)1170に持ち、空間で変換に有無を示すことにより実現した。また、SGCS空間はシステム制御用レジスタ空間である。
【0023】
次に、インタフェースの詳細について述べる。
図12に示す各モジュールCPUインタフェース(CIU)1155、画素発生部(RU)1130、表示制御部(DU)1140、ピクセルポール1152と統合メモリ制御部(MCU)1170とは内部バス1192で接続される。また、画素発生部(RBU)1130、表示制御部(DU)1140とCPUインタフェース(CIU)1155とはバス1193で接続される。図14〜図16は前者、図17〜図21は後者の動作を説明する図である。
図14〜図16を用いて説明するインタフェースは、各モジュールから統合メモリ1200へアクセスする多対1のプロトコルによるインタフェースである。図14は、このインタフェースの優先順位判定プロトコル、図15は、データライト、図16は、データリードの波形をそれぞれ表わす。各図信号名に現れる「*」は任意のユニットを表わす記号であり、例えば表示制御部1140であれば「du」とする。以下、これをリード動作を行うユニットとする。同様にライト動作を行うユニットとして映像入力部1120を「vu」として表わす。また、統合メモリ制御部1170は「mu」とする。
【0024】
図14を説明する。統合メモリ1200へのアクセスの必要が生じたユニットは、アクセス要求信号px_vu_mu_wreq(wはライト)やpx_du_mu_rreq(rはリード)をアサートする。これを受けて統合メモリ制御部1170は優先順位判定を行った後に適切なユニットに対してアクノレッジ信号を返す。例えば、px_mu_vu_wack、px_mu_du_rackを1サイクルアサートする。これを受けて要求元はpx_vu_mu_wreqやpx_du_mu_rreqをネゲートする。この時即座に次の要求がある場合は続けて要求信号をアサートしても良い。要求元はpx_vu_mu_wreqやpx_du_mu_rreqをネゲートすると同時に、要求したアクセスの属性を示す信号をアサートする。
以下、これらを説明する。px_mu_vu_actypeやpx_mu_du_actypeはアクセスの種類を表わす。0なら統合メモリ1200へ1サイクルづつ違うアドレスでアクセスを行う。これをランダムモードという。画素発生部1120のように任意のアドレスへの書き込みを行う場合に適している。1なら次に示す先頭アドレスから始まる連続データアクセスである。これはシーケンシャルモードという。表示データ読み出し等に適している。これらの2つのタイプを持つことにより、システム全体でのアドレス生成論理の数を極力減らすことができる。px_vu_mu_stadr、px_du_mu_stadrは統合メモリ1200へのアクセスの先頭アドレスである。これを予め統合メモリ制御部1170へ通知することにより、統合メモリ制御部1170のACTコマンドを実転送に先立って起動することができる。px_vu_mu_tsizeはアクセス回数を表わす。既に説明したバースト転送をサポートするために必要な信号であり、バースト長を任意に設定できる。
このようにして要求と確認が行われ、ライト(w)またはリード(r)のフェーズへ入る。
【0025】
図15は、ライト動作を示す。px_mu_vu_{a,w}driveは要求元に対してバスを駆動すべきことを示している。これはトライステート論理で組まれたバスにおいてバスドライブがコンフリクトしたり、フローティングになったりするのを防ぐ目的で必要である。要求元はこれを受けとめてアドレスpx_vu_mu_cadrおよび書き込みデータpx_vu_mu_wdataとそのバイトイネーブルpx_vu_mu_beを出力する。但し、LSI内部バスとしてセレクタ論理で実装される場合はこの信号は必要なく、より早いタイミングでデータを出力していてもそれが選択されないだけで問題はない。px_mu_vu_wchngは、要求元に対して次のアドレス及びライトデータに切り替えるべきことを示す信号である。例えばページミスなどの統合メモリ制御部1170の要因によって生じる待ち時間の制御がこれで行われる。これはランダムモードの時のみ有効である。規定の転送回数が終わり、最後のデータを取り終わったところで終了信号px_mu_vu_wendがアサートされる。
【0026】
図16は、リード動作を示す。アドレスの受け渡しは図15の場合と同様である。リードの場合は、アドレスを受け取ってから統合メモリ1200のアクセスレイテンシ遅れてデータが返るので、そのインタフェースが必要である。px_mu_du_rdataがリーダされたデータ、px_mu_du_rstrbがその期間にデータが有効であることを示すストロー部信号である。転送の最後はpx_mu_vu_rendで示される。
【0027】
図17〜21で説明するインタフェース(図12のバス1193)は主にレジスタアクセスに関する。レジスタアクセスのマスターから各モジュールへアクセスする1対多のプロトコルによるインタフェースである。
図17は、ライトアクセスを表わす。ライト要求信号cu_*req_wtのアサートと同時にアドレスcu_adrとライトデータcu_dateもアサートする。
図18は、リードアクセスを表わす。リード要求信号cu_*req_rdのアサートと同時にアドレスcu_adrもアサートする。要求先のユニットは有効データが整ったところで*_ackと同時に*_regdataを出力する。
図19は、ライトアクセスでウェイト(待ち)が発生する様子を示す。ライト要求信号cu_*req_wtのアサートに伴い、ウェイト信号*_req_waitがアサートされる。
図20は、このウェイト信号があるときに、次のライト要求が来た場合の波形を示す。2回目のライト(PointA)タイミングでウェイト信号*_req_waitがアサートされており、ライト動作は待たされる。また、要求先の要因で3回目の(PointB)のタイミングで同時にウェイト信号*_req_waitがアサートされた場合もライト動作は待たされる。
図21は、バーストライト動作を表わした波形である。ライト動作と同じ信号を用い、複数サイクル要求を出すことによりバースト転送を実現することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、命令制御部からの統合メモリへのアクセスは、命令処理部とチップセットを構成するシステムコントローラを経由せず、高速駆動可能なインタフェースを介して直接アクセスするので、レイテンシを短縮することができる。これにより、メモリ統合構成においても、命令処理時間の延長が軽減され、システム性能の低下を抑えることができる。
また、命令処理部の動作周波数を統合メモリポートの整数倍とすることにより、命令処理部のアクセスを効率よく行うことができ、同様に、命令処理部の動作周波数をシステムバスの整数倍とすることも可能であり、更に、これらの比率を選択可能とすることにより、システムの特性に合わせた設定が容易にできる。
また、複数のデータを一回のバスサイクル内で転送するバーストアクセスが可能であるので、バス効率を向上させ、一連のアクセスのレイテンシを短縮することができる。
また、統合メモリへのアクセス優先順位の設定を行うことにより、レイテンシを適切に調整することができる。
また、システムバス経由、命令処理部経由のデータ転送をまとめて処理することによってデータ転送をバースト化して効率を上げることができる。
また、データ転送自体の回数を減らすために、エンディアン変換機能を持つことにより、処理回数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメモリアクセス方式の一実施形態
【図2】 本発明のマルチメディアデータ処理装置の基本部分を抜き出したブロック図
【図3】 本発明の各インタフェースの周波数の関係を示す図
【図4】 本発明の統合メモリへの書き込みタイミング波形の例
【図5】 本発明の統合メモリからの読み出しタイミング波形の例
【図6】 本発明の内部バースト転送の例
【図7】 本発明の表示画面合成イメージの説明図
【図8】 本発明の表示アクセスモードの説明図
【図9】 本発明の表示アクセスモード設定の説明図
【図10】 本発明のレジスタ機能の説明図
【図11】 本発明のレジスタ機能の説明図
【図12】 本発明のマルチメディアデータ処理装置内のCPUの詳細ブロック図
【図13】 本発明のメモリマップ設定例
【図14】 本発明の画像バスのリクエスト/コマンドステージ波形図
【図15】 本発明の画像バスのライトデータステージ波形図
【図16】 本発明の画像バスのリードデータステージ波形図
【図17】 本発明の設定バスのライト波形図
【図18】 本発明の設定バスのリード波形図
【図19】 本発明の設定バスのライトによるウェイト発生波形図
【図20】 本発明の設定バスのライトによるウェイト波形図
【図21】 本発明の設定バスのバーストライト波形図
【図22】 従来例の構成の特徴を説明するブロック図
【図23】 本発明の構成の特徴を説明するブロック図
【符号の説明】
1000…マルチメディアデータ処理装置、1100…CPU、1110…命令制御部、1120…映像入力部、1130…画素発生部、1140…表示制御部、1150…システムバス制御部、1155…CPUインタフゥース、1160…高速データ入出力部、1170…統合メモリ制御部、1180…音声制御部、1191…内部バス、1192…内部バス、1200…統合メモリ、1210…主記憶領域、1220…表示領域、1230…映像領域、1240…描画領域、1300…FLASH、1400…SRAM、1500…周辺インタフェース、1500a,1500b…システムコントローラ、1910…統合メモリポート、1920…システムバス、2100…画像表示装置、2200…音声発生装置、2300…映像信号発生部、3100…ドライブ、3200…モデム、4100…キーパッド、4200…キーボード、4300…マウス

Claims (24)

  1. CPUに、少なくとも一つの命令処理部と、少なくとも一つの表示制御部とを有し、少なくとも一つの入出力デバイスと、前記命令処理部がアクセスする主記憶領域および前記表示制御部がアクセスする表示領域を含む少なくとも一つの統合メモリとを有するマルチメディアデータ処理システムにおいて、前記命令処理部と前記表示制御部とを含む単一のシリコン上に実装されたLSIであって、該LSIと前記統合メモリとのインタフェースを該LSIと前記入出力デバイスとのインタフェースとは別に独立して設け、前記統合メモリへのアクセスを、不連続アドレスのデータであり、かつ、途中でページミスが発生する場合であっても、要求元に対してバスを駆動すべきことを示す信号をアサートしたまま行うことを特徴とするメモリアクセス方式。
  2. 請求項1において、前記統合メモリの複数の表示領域へのアクセスを連続一括して行うことを特徴とするメモリアクセス方式。
  3. 請求項1において、前記LSIに前記統合メモリを含み、該LSI内部で前記統合メモリのインタフェースを形成することを特徴とするメモリアクセス方式。
  4. 請求項1において、前記命令処理部の動作周波数が前記統合メモリのインタフェースの周波数の整数倍であることを特徴とするメモリアクセス方式。
  5. 請求項1または請求項2において、前記命令処理部の動作周波数が前記入出力デバイスのインタフェースの周波数の整数倍であることを特徴とするメモリアクセス方式。
  6. 請求項1または請求項2において、前記統合メモリのインタフェースの動作周波数が前記入出力デバイスのインタフェースの周波数の整数倍であることを特徴とするメモリアクセス方式。
  7. 請求項2において、前記連続一括アクセスの設定を前記表示制御部からの表示出力信号の周波数と前記統合メモリのインタフェースの動作周波数の比が所定の条件値より大きいとき行うことを特徴とするメモリアクセス方式。
  8. 請求項1において、前記命令処理部と前記表示制御部から前記統合メモリへのアクセス優先順位の判定は、先着順に基づいて処理することを特徴とするメモリアクセス方式。
  9. 請求項1において、前記LSI内部から前記統合メモリへのアクセス優先順位を設定することを特徴とするメモリアクセス方式。
  10. 請求項1において、前記LSIと前記統合メモリとの間のデータ転送によるバスサイクルと前記LSIと前記入出力デバイスとの間のデータ転送とを同時に実行することを特徴とするメモリアクセス方式。
  11. 請求項1において、前記表示制御部から前記統合メモリへのアクセスを行う場合に、エンディアンの変換が必要かどうかを設定することを特徴とするメモリアクセス方式。
  12. 請求項1において、前記入出力デバイスから前記統合メモリへのアクセスを行う場合に、前記入出力デバイスのデータ自体が有するエンディアンに従い、エンディアンの変換が必要かどうかを設定することを特徴とするメモリアクセス方式。
  13. 請求項1において、複数のモード設定レジスタまたは前記統合メモリの拡張領域を持ち、それぞれを前記命令処理部のアドレス空間にマッピングする場合に、複数のマッピングパタンを選択することを特徴とするメモリアクセス方式。
  14. 請求項1において、前記LSI内部のデータ転送であって、転送要求に対する確認が得られた段階で要求元が転送条件を予め送信することを特徴とするメモリアクセス方式。
  15. 請求項14において、前記転送条件として先頭アドレスを含むことを特徴とするメモリアクセス方式。
  16. 請求項14において、前記転送条件として転送回数を表わす情報を含むことを特徴とするメモリアクセス方式。
  17. 請求項14において、前記転送条件としてアクセスの種類を含むことを特徴とするメモリアクセス方式。
  18. 請求項17において、前記アクセスの種類には要求元によって指定される先頭アドレスおよびデータ転送毎に指定されるアドレスによるアクセスを含むことを特徴とするメモリアクセス方式。
  19. 請求項1において、前記LSI内部のデータ転送であって、要求元が指定するアドレスおよびライトデータの切替えを前記統合メモリの動作状態に合わせて指示するインタフェースを有することを特徴とするメモリアクセス方式。
  20. 請求項1において、複数のレジスタを持ち、該レジスタへの数値設定を行う前記LSI内部のデータ転送であって、要求元がライトストローブと共にアドレスとライトデータを指定することによってレジスタ書き込みを行うことを特徴とするメモリアクセス方式。
  21. 請求項20において、要求先がウェイトを表わす信号を出力していた場合に要求元はデータ転送の更新を行わないことを特徴とするメモリアクセス方式。
  22. 請求項20において、要求元が連続して要求を送信した場合にデータ転送を連続して可能とすることを特徴とするメモリアクセス方式。
  23. 請求項22において、要求先がウェイトを表わす信号を出力していた場合に要求元はデーター転送の更新を行わないことを特徴とするメモリアクセス方式。
  24. 請求項1において、複数のレジスタを持ち、該レジスタへの数値設定を行う前記LSI内部のデータ転送であって、要求元がリード要求と共に、アドレスを送信し、要求先はアクノレッジ信号とリードデータとを送出することを特徴とするメモリアクセス方式。
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