JPH09120371A - メモリ制御装置 - Google Patents

メモリ制御装置

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JPH09120371A
JPH09120371A JP7278646A JP27864695A JPH09120371A JP H09120371 A JPH09120371 A JP H09120371A JP 7278646 A JP7278646 A JP 7278646A JP 27864695 A JP27864695 A JP 27864695A JP H09120371 A JPH09120371 A JP H09120371A
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memory
data
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conversion unit
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JP7278646A
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Hiroshi Matoba
ひろし 的場
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像メモリへのアクセス形態として複数のア
クセス形態を選択可能とした高速アクセスを実現するこ
とを目的とする。 【解決手段】 外部より、メモリ・アドレス変換ユニッ
ト4に供給されたアドレス情報は、変換を受けた後に、
全メモリ・チップに共通に接続するタイル・アドレス・
バス2と、各メモリ・チップに個別に接続するタイル内
位置情報バスを通して、各メモリに供給される。タイル
内位置情報は、縦あるいは横といったアクセスの種別に
よって異なる変換を受ける。メモリ・データ変換ユニッ
ト9はメモリ・チップと外部バスとの対応関係を、メモ
リ・アドレス変換ユニット4がアドレス情報を元にして
生成する指示信号8に基づいて決定する。メモリ・アド
レス変換ユニット4がメモリに与えるアドレスと、メモ
リ・データ変換ユニットのデータ入れ替え方法が連係す
ることで、外部から、縦あるいは横に連続したデータを
一括してアクセスすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータの表示
装置等の画像メモリの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像メモリへのデータの読み書きは、横
方向に連続するピクセルを一括してアクセスできるのが
有効な場合と、縦方向連続あるいはブロック状の配列の
ピクセルに対して一括したアクセスができるほうが有効
な場合とがあり、これらの複数のアクセス形態を場合に
応じて選択可能なメモリ制御装置が望まれている。横方
向の並びが有効なアクセスとしては、CRT表示のため
の読みだしアクセスや、外部ビデオ入力のメモリへの取
り込みのための書き込みアクセスや、横方向の直線描画
アクセス等がある。縦方向の並びが有効なアクセスに
は、縦方向の直線描画アクセスがある。ブロック状の並
びが有効なアクセスには、文字データ(フォント)の転
送や、JPEG等8ピクセル*8ピクセルの領域を処理
の基本単位とする画像圧縮伸張のためのアクセスがあ
る。
【0003】従来、前記要求を満たす発明として特開平
2−288925号公報(以下文献1という)に記載の
メモリ制御装置が知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年ノートパソコン等
の携帯性が重視される分野では、内蔵する回路の規模及
び消費電力をできる限り小さくしたいという要求があ
る。前記文献1に記載の従来技術では、その第9図に見
られるように、各メモリ・チップに与えるメモリ・アド
レスの計算のために、一つの除算器や複数の減算器、乗
算器、加算器等を用意する必要があり、回路規模、消費
電力の点で問題であった。
【0005】また前記従来技術では、メモリ・アドレス
変換ユニットと、個々のメモリ・チップそれぞれの間
に、全てのメモリ・アドレス線を接続する必要があっ
た。これは、従来技術を具現化するためのLSIの端子
数の増加を招き、基板上の配線の引き回しも複雑になる
という問題点があった。メモリ・アドレス変換ユニット
とメモリ・チップとの間のメモリ・アドレス線はできる
だけ単純化することが望まれていた。
【0006】また、前記従来技術では、外部からのメモ
リアクセスが、CPUからの1次元的なアドレッシング
によるアクセスに限られている。近年の高速動作可能な
コンピュータ表示装置においては、通常メモリ制御装置
はグラフィクスアクセラレータと呼ばれる専用のLSI
の中に組み込まれる構成をとる。前記LSIは通常、内
部にはメモリ制御装置の他に、メモリアクセスの要求を
発行する複数の機構を有している。これらの記憶がメモ
リアクセスを発行する要因は、CPUからのアクセスの
他に、線分の描画、画像の転送、CRT表示のための画
素の読みだし、外部より入力されたビデオデータの書き
込み等、様々である。これらのアクセス要求を発行する
機構は、アクセス発生の段階で、アクセス対象の位置情
報を2次元的に算出し保持している場合が多いので、1
次元的なアドレスに変換せずに、2次元的な位置情報を
直接使ってメモリにアクセスした方が、外部及びメモリ
回路双方にとってハードウェア規模及び速度の点で有利
である。前記従来技術では、このような構成でないこと
から、コンピュータの高速な表示装置に適用することが
難しいという問題があった。
【0007】また近年アプリケーションソフトウェアが
ますます複雑化し、画像メモリへの読み書きの要求が増
える傾向にある。このため画像メモリのアクセスの一層
の高速化が望まれている。近年開発されたシンクロナス
DRAM等の高速メモリは、バーストアクセス等、近傍
アドレスのデータを連続的に高速アクセスできるため、
従来のメモリに比べ、高いスループットが実現できる。
また、シンクロナスDRAMは、通常チップの内部に複
数のバンクを持っている。交互にアクセスを行うこと
で、やはり従来のメモリに比べ高いスループットを得る
ことができる。シンクロナスDRAMの動作はNEC発
行のデータシート「μPD4516421、45168
21、4516161」(資料番号:M10429JJ
2V0DS00)に記載されている。このような高速メ
モリを使って、高速かつ、データ形式を柔軟に選べる画
像メモリを構成することが望まれている。しかし従来技
術では、1サイクルでアクセスを完結させる単純なメモ
リの使い方しか述べておらず、前記高速メモリのバース
ト転送を利用して、さらに高速な画像メモリシステムを
構成する方法を提供できないことが問題であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、文献1の第9図に示されたメモリ・アド
レス変換ユニットにおいて、各メモリ・チップに供給す
るアドレスを計算するために用意された減算器17を削
除し、代わりにインバータを導入する。このため、実施
形態1を示す図7、実施形態2を示す図20、実施形態
3を示す図32と従来技術を示す図13を比較すれば分
かるように、各メモリに供給するアドレスの関係が前記
従来技術とは異なるものとなるが、前記従来技術の明細
書の第10図、第11図に示されているメモリ・チップ
と外部データ・バスとの変換方法を従来技術とは変える
ことで、従来技術と同じ効果を得ることができる。以上
により、ハードウェア規模の削除と、各メモリ・チップ
にアドレスを供給するための接続線の簡略化をはかれ
る。
【0009】また、本発明では、メモリ・アドレス変換
ユニットに、2次元的なアドレス情報を直接入力する構
成として、ハードウェア規模の簡略化をはかっている。
【0010】さらに、メモリ回路にデータ・バッファを
導入することで、シンクロナスDRAM等の持つバース
ト転送で発生する、数サイクルに渡り連続する入出力デ
ータを扱うことが可能となり、ブロックモード及び横モ
ードの二つのアクセス形態に関して、より効率的なメモ
リアクセスを実現することができる。
【0011】また、メモリ・アドレス変換ユニットに排
他的論理和素子を追加し、メモリ・チップへ発行するメ
モリ・アドレスの一部論理と、2系統のデータ・バッフ
ァの切り替えを連動させることで、シンクロナスDRA
Mの内部バンクを交互にアクセスする高速なアクセス形
態を利用し、ブロックモード及び横モードの二つのアク
セス形態に関して、さらに効率的なメモリアクセスを実
現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0013】尚、本発明の実施の形態における記述は、
コンピュータの表示装置として実施する場合にそくして
記述しているので、複写機を想定した文献1と用語の使
い方等に相違がある。
【0014】前記文献1の実施例では、1ピクセル1ビ
ットとして、8ピクセル分(1バイト)を1回の外部か
らのアクセスで入出力するという想定で記述されている
が、本発明の実施の形態では1ピクセルが1バイトとし
て、4ピクセル分(4バイト)を1回のアクセスのデー
タ量としている。また、前記文献1では、1回のアクセ
スで入出力するデータの単位を、1バイトと一致してい
たため「バイト」と呼んでいたが、本発明の実施の形態
では「ワード」と呼ぶ。
【0015】また、前記文献1の実施例では縦横8ビッ
トのまとまりを「メモリ・ブロック」と呼んでいるが、
「ブロック」という用語は「矩形」を表す広い意味で使
うため、本発明の実施の形態では従来技術の「ブロッ
ク」に相当する言葉として「タイル」を使っている。
【0016】また前記文献1の実施例では、2次元の位
置を示す表記法において、添え字の順序が、(縦方向の
位置を示す値、横方向の位置を示す値)の順となってい
るが、本実施例では数学的表記の慣例に従って(横方向
の位置を示す値、縦方向の位置を示す値)としている。
【0017】また、本発明の実施の形態ではワードの中
のピクセルの配置はリトルエンディアンに従っている。
【0018】前記文献1の実施例では、縦に連続したピ
クセルを一括でアクセスするモードを「横モード」と呼
び、横に連続したピクセルを一括でアクセスするモード
を「縦モード」と呼んでいるが、本発明の実施の形態で
は混乱を避けるために、縦に連続したピクセルを一括で
アクセスするモードを「縦モード」と呼び、横に連続し
たピクセルを一括でアクセスするモードを「横モード」
と呼ぶ。
【0019】なお、本発明の実施の形態では、現在のコ
ンピュータ表示装置で実施される状況を想定し、メモリ
・チップは容量を4Mビットおよび16Mビット、メモ
リ・チップのデータビット幅は8ビット、チップ使用個
数は4としている。
【0020】図1は本発明の請求項1〜3に対応するメ
モリ制御装置の発明の実施の形態(以下実施形態1とい
う)を示すブロック図である。
【0021】この図において1はメモリ・チップで4個
使用している。1個のメモリ・チップは4Mビットの容
量を持ち、8ビットのデータ入出力ポートを持つ通常の
DRAMチップあるいはシンクロナスDRAMチップ等
で構成され得る。図中では、アドレス線やデータ線以外
は記述されているが、コントロール線や電源・アース線
は本発明の構成と直接の関係がないことから省略してあ
る。4個のメモリ・チップ1にはそれぞれC0〜C3の
チップ番号がつけられている。
【0022】2はメモリ・チップ1をアドレッシングす
るメモリ・アドレス・バスの一部であり、各メモリ・チ
ップに対して共通に供給される18ビットの信号線であ
り、後述するメモリ空間内の「タイル」を特定するため
のアドレス線であることから、タイル・アドレス・バス
と呼ぶ。
【0023】12、13、14、15もメモリ・アドレ
ス・バスの一部であり、後述する「タイル」内のピクセ
ルの位置を特定するためのアドレス信号であることか
ら、タイル内位置情報バスと呼ぶ。
【0024】メモリ・チップC0には14、15が、C
1には14、13が、C2には12、15が、C3には
12、13がそれぞれ接続される。メモリ・チップ1に
は、各チップともに合計で20ビットのアドレス・バス
が接続される。このアドレスの上位18ビット(タイル
・アドレス・バス2)によって、タイルが特定され、下
位2ビット(タイル内位置情報バス12〜15のうちの
2ビット)によってタイル内の位置が特定されること
で、任意のピクセルのデータにアクセスできる。
【0025】3はメモリ・チップ1のデータ入出力ポー
トに接続されるメモリ・データ線である。4はメモリ・
アドレス変換ユニットである。5、11はともにメモリ
・チップ1をアドレッシングするため外部よりメモリ・
アドレス変換ユニット4に供給される2次元座標情報で
あり、5は垂直方向の位置情報を伝える垂直方向アドレ
ス・バスであり、11は水平方向の位置情報を伝える水
平方向アドレス・バスである。
【0026】また、メモリ・アドレス変換ユニット4に
は、外部より、メモリ空間横ワード数信号線6及び、縦
/横モードの選択を行うためのモード選択信号線7が入
力され、データ・バス変換指示信号線8が出力される。
9はメモリ・データ変換ユニットであり、10は外部デ
ータ・バスである。
【0027】図2は実施形態1のメモリ制御装置で、1
ピクセルを8ビットで表した画像データを格納した場合
に、縦モードを選択したときの、各ワードを指定するた
めに外部から与える2次元アドレスを表している。実施
形態1では1ワードは4ピクセルに相当する。図中V
は、メモリ空間の縦方向のピクセル数を4ピクセル(1
ワード)単位で数えた数である。hは横方向のピクセル
数である。ここで、縦方向のピクセル数は4ピクセル
(1ワード)単位で余りなく区切ることが可能であるよ
うに設定されているものとする。外部2次元アドレス
(0,0)は、左上の1ワード・データを指し、右下に
位置する1ワード・データは(h−1,4(V−1))
に割り当てられている。
【0028】縦モードにおいて任意の1ワード、データ
は上から数えたワード番号Y(0≦Y≦V−1)と左か
ら数えたピクセル番号x(0≦x≦h−1)を用いて外
部より(x,4Y)でアドレッシングされる。
【0029】図3は実施形態1のメモリ制御装置で、1
ピクセルを8ビットで表した画像データを格納した場合
に、横モードを選択したときの、各ワードを指定するた
めに外部から与えるアドレスを表している。図中Hは、
メモリ空間の横方向のピクセル数を4ピクセル(1ワー
ド)単位で数えた数である。vは縦方向のピクセル数で
ある。ここで、横方向のピクセル数は4ピクセル(1ワ
ード)単位で余りなく区切ることが可能であるように設
定されている。外部2次元アドレス(0,0)は、左上
の1ワード・データを指し、右下に位置する1ワード・
データは(4(H−1),v−1)に割り当てられてい
る。
【0030】この縦モードで任意の1ワード・データは
上から数えたピクセル番号y(0≦y≦v−1)と左か
ら数えたワード番号x(0≦X≦H−1)を用いて外部
より(4X,y)でアドレッシングされる。
【0031】図2及び図3における各パラメータ間には
次の関係が成り立つ。
【0032】 縦方向のピクセル数とワード数: v=4V 横方向のピクセル数とワード数: h=4H なお、H(ならびにHより求められるh)はメモリ空間
横ワード数信号線6により外部から供給される値であ
り、v,Vは、メモリの総容量とhの値から次式によっ
て一意に決まる値である。
【0033】v*h=(1チップのメモリ容量)*チッ
プの総数/1ピクセルのビット幅例えば、実施形態1に
おいて、4Mビットのメモリ・チップを4個用いるとし
て、横方向のピクセル数hを2048と設定する場合
は、メモリ空間横ワード数信号6(H)として供給すべ
き値は“512”となり、前記式より縦方向のピクセル
数vは1028、Vは256と算出される。
【0034】なお、実施形態1では、1回のアクセス
で、モードに応じて縦あるいは横の、4つ並んだピクセ
ルのデータが一括して読み書きされるため、縦モードに
おいては、垂直方向アドレス・バス5の下位2ビット
が、横モードにおいては水平方向アドレス・バス11の
下位2ビットが、それぞれ意味を持たなくなる。したが
って、実施形態1では、2次元アドレス・バスは、垂直
方向、水平方向合わせて22ビットのビット幅を持つ
が、有効なのは22ビット中20ビットであり、これは
縦あるいは横モードによらない。
【0035】図4は実施形態1のメモリ制御装置におい
てタイルの概念を表したものである。図中Vは縦方向の
ワード数(ピクセル数/4)、Hは横方向のワード数
(ピクセル数/4)である。実施形態1のタイルは縦横
4ピクセル、計16ピクセルのまとまりで、最も左上の
タイルをM(0,0)、最も右下のタイルをM(H−
1,V−1)で表している。任意のタイルは上から数え
た縦ワード番号Y(0≦Y≦V−1)と左から数えた横
ワード番号X(0≦X≦H−1)を用いてM(X,Y)
で表すことができる。
【0036】実施形態1では、1ピクセルが1バイトの
データを持つとしていることから、一つのタイルは16
バイトのデータで構成されている。
【0037】図5は縦モードにおけるタイルM(X,
Y)に含まれる4つのワード・データの外部2次元アド
レスをそれぞれ示したものである。これら4つのアドレ
スは全て(4X+x′,4Y){但し0≦x′≦3}で
表すことができる。ここでx′はそのワード・データの
タイルM(X,Y)内の左から数えた位置を表してい
る。
【0038】図6は横モードにおけるタイルM(X,
Y)に含まれる4つのワード・データの外部2次元アド
レスをそれぞれ示したものである。これら4つのアドレ
スは全て(4X,4Y+y′){但し0≦y′≦3}で
表すことができる。ここでy′はそのワード・データの
タイルM(X,Y)内の上から数えた位置を表してい
る。
【0039】図7は一つのタイル内の16個のピクセル
・データの配置を表している。タイル内の任意のピクセ
ル・データは上から数えたピクセル番号y′(0≦y′
≦3)と、左から数えたピクセル番号x′(0≦x′≦
3)を用いて、P(x′,y′)で表すことができる。
P(x′,y′)は1ピクセル分(1バイト)のデータ
を表している。
【0040】図7において、各ピクセル欄の左上の数字
(0〜3)はそのピクセルのデータが格納されているメ
モリ・チップ1のチップ番号を表している。また、各列
の上に記された数字(0〜3)は、各列の内容が格納さ
れているメモリ・アドレスの下位2ビット(タイル内位
置)を示している。この2ビットはタイル内位置情報バ
ス12〜15によって供給される。
【0041】図8は縦モード及び横モードでアクセスし
た任意の1ワード・データ内に含まれる4ピクセル分の
データの1ワード内の位置をそれぞれ表したものであ
る。タイル内の任意の1ピクセル・データP(x′,
y′)は縦モードでは外部2次元アドレス(4X+
x′,4Y)によって、また横モードでは(4X,4Y
+y′)によってアクセスされる。例えばタイルM
(X,Y)内のピクセル・データP(1,2)は、縦モ
ードでは外部2次元アドレス(4X+1,4Y)で示さ
れるワード・データ中のピクセルD2でアクセスするこ
とができ、横モードでは外部2次元アドレス(4X,4
Y+2)で示されるワード・データ中のピクセルD1で
アクセスすることができる。
【0042】図9はメモリ・アドレス変換ユニット4の
構成を表すブロック図である。図中2はメモリ・アドレ
ス・バスの内の、全メモリ・チップに共通に供給される
18ビットのタイル・アドレス・バス、5、11は、そ
れぞれ外部から供給される2次元アドレスの内の垂直方
向アドレス・バス及び水平方向アドレス・バスであり、
それぞれの値を“y”,“x”と表す。6はメモリ空間
横ワード数信号線、7は縦モードあるいは横モードを選
択するためのモード選択信号線、8はデータ・バス変換
指示信号線、9はメモリ・データ変換ユニットである。
【0043】12、13、14、15は各メモリ・チッ
プ1に個別に供給される、タイル内位置情報バスであ
る。
【0044】17は垂直方向アドレス・バス5から供給
される値“y”の上位9ビット(yを2ビット右シフト
した値)の信号線で、この値を“y”と表す。18はy
の下位2ビットを抜きだした2ビットの信号線で、この
値をy′と表す。
【0045】19は水平方向アドレス・バス11から供
給される値“x”の上位9ビット(xを2ビット右シフ
トした値)の信号線で、この値を“X”と表す。20は
xの下位2ビットを抜きだした2ビットの信号線で、こ
の値をx′と表す。
【0046】21は乗算器、22は乗算器21の積ライ
ン、23は加算器である。
【0047】24は2ビット並列に論理反転を行う2ビ
ット分のインバータであり、25はインバータ24の論
理反転結果出力信号線である。
【0048】26はマルチプレクサであり、27はマル
チプレクサの出力信号線である。
【0049】28はマルチプレクサであり、29はマル
チプレクサの出力信号線である。
【0050】なお、21、23はHの値が2のべき乗に
固定化できる場合には、単純化して単なるビットのより
あわせ回路に置き換えることが可能である。例えばH=
“512”の場合は、21、23の代わりに、0〜8ビ
ットにはXを9〜17ビットにはY置くことで、21、
23と全く同じ動作が実現できる。
【0051】図10は実施形態1のメモリ制御装置で、
縦モードを選択したときの外部データ・バス10の各ピ
クセル(バイト)D3〜D0と、メモリ・チップ1のチ
ップ番号C0〜C3との対応をデータ・バス変換指示信
号線8の示すコードx′(0≦x′≦3)毎にそれぞれ
表したものである。
【0052】図11は実施形態1のメモリ制御装置で、
横モードを選択したときの外部データ・バス10の各ピ
クセル(バイト)D3〜D0と、メモリ・チップ1のチ
ップ番号C0〜C3との対応をデータ・バス変換指示信
号線8の示すコードy′(0≦y′≦3)毎にそれぞれ
表したものである。
【0053】図12はメモリ・データ変換ユニット9の
構成を表すブロック図である。図な3はメモリ・データ
線、8はデータ・バス変換指示信号線、10は外部デー
タ・バス、31はデコーダ、32はデコーダ31によっ
てデータ・バス変換指示信号線8をデコードして得られ
るところの4組のバッファイネーブル信号、33は双方
向のトランシーバ・バッファである。
【0054】図13は、文献1に記載の発明を本発明の
実施形態1の条件にあてはめた場合の、タイル内のピク
セルとメモリチップ番号の対応関係を示す、本発明の実
施形態1の図7と比較するための図である。この図に示
す配置を採用する文献1の従来技術は、その実施例の説
明にもあるように、メモリ・アドレス変換ユニットにメ
モリ・チップの数だけの引き算器を必要とし、さらに本
実施例が示したメモリ・アドレス変換ユニットと各メモ
リ・チップとの間結線の単純化がはかれない。
【0055】続いて上記の図1から図12をもとに実施
形態1のメモリ制御装置の動作を説明する。
【0056】最初に1ワードが縦方向に連続したピクセ
ルに対応するモード(縦モード)において、前記タイル
M(X,Y)内の任意の1ワード・データのアクセスが
発生した場合の動作について説明する。まず前もって縦
/横モード選択信号7は“縦モード”を示す値“1”
に、メモリ空間の横ワードサイズ信号は値Hがそれぞれ
設定されているものとする。
【0057】図9において、メモリ・アドレス変換ユニ
ット4は、垂直方向アドレス・バス5の11ビットの内
の縦ワード番号に当たる上位9ビットを、メモリ空間の
横ワード数6と乗算器21で乗算を行う。水平方向アド
レス・バス11の11ビットの内の横ワード番号に当た
る上位9ビットを、上記乗算結果に対して加算器23に
より加算する。この計算により、アクセス対象の縦1ワ
ードを含むタイル(図4参照)を特定するためのタイル
・アドレス・バス2の値の算出が完了する。
【0058】実施形態1では、メモリ・アドレス20ビ
ットのうちの上位18ビットでメモリ空間内でタイルを
特定し、下位2ビットで、タイル内のピクセルの位置を
特定する。メモリ空間内のタイルの配置は、タイルが左
から右に向かうほど、タイル・アドレスが大きくなり、
右端のタイルの次のアドレスは、一段下の行の左端のタ
イルのアドレスとなる。このタイル・アドレスは前記乗
算器21と加算器23によって求められる。図4におけ
るM(X,Y)のタイル・アドレスは(Y*H)+Xと
表すことができる。
【0059】尚、本発明は上記の縦と横を入れ換えた形
態にも適用できる。その場合は、実施形態1で、垂直方
向アドレス情報の一部に対して水平方向の全ワード数情
報を乗算し、その結果に対して水平方向アドレス情報の
一部を加算するという方法で算出したタイル・アドレス
・バス2を、前記計算過程に代えて、水平方向アドレス
情報の一部に対して垂直方向の全ワード数情報を乗算
し、その結果に対して垂直方向アドレス情報の一部を加
算するという方法をとればよい。
【0060】またメモリ・アドレス変換ユニット4は、
水平方向アドレス・バス11の下位2ビットの値をその
まま、タイル内アドレス12〜15として、メモリ・チ
ップ1に送出する。縦モードの場合はタイル内位置情報
バス12と13、14と15はそれぞれ同一の値となる
ので、全てのメモリ・チップに同一のタイル内位置情報
が送出される。
【0061】図7から分かるとおり、全てのメモリ・チ
ップ1に対して同一のメモリ・アドレスを与えること
で、縦に連続するピクセルのデータが一括してアクセス
できる。しかし、図7に示すように、各ピクセルとメモ
リチップの対応関係には4通りのバリエーションがある
ため、外部から見て図8に示すような一定の並び方をし
たデータを得るために、メモリ・データ変換ユニット9
において並べかえを行う。この並べかえのパターンは、
アクセスが図7に示す4列の内のどの列へのアクセスで
あるかによって決まる。
【0062】上記並べかえのパターンを指示するため
に、水平方向アドレス・バス11の下位2ビットが、デ
ータ・バス変換指示信号8を通じて、メモリ・データ変
換ユニット9に送られる。メモリ・データ変換ユニット
9はデータ・バス変換指示信号線8を通じて入力された
コード“x′”をデコーダ31を用いてデコードし、図
11に従ったメモリ・データ線3と外部データバス10
との対応を実現すべく、4個の双方向トランシーバ・バ
ッファのうち一つに対しバッファ・イネーブル信号32
をアサートする。
【0063】例として、縦モードにおいて、タイルM
(0,0)内の1ワード・データ<P(1,0)、P
(1,1)、P(1,2)、P(1,3)>をアクセス
する場合を考えてみる。図2からわかるように、このワ
ード・データは、外部より水平方向アドレス“1”と垂
直方向アドレス“0”でアクセス要求される。このと
き、メモリ・アドレス変換ユニット4は、タイル・アド
レス・バスに“0”を出力し、タイル内位置情報バス1
2、14には“0”、タイル内位置情報バス13、15
には“1”が出力される。従って図1の接続により、全
てのメモリ・チップ1には計20ビットのメモリ・アド
レスとして値“1”が供給される。
【0064】図7からわかるように、縦モードにおける
タイルM(0,0)内において左から数えた位置が1で
ある当該1ワード・データ<P(1,0)、P(1,
1)、P(1,2)、P(1,3)>の各ピクセルデー
タの、メモリ・チップ1(C0〜C3)への割り当てパ
ターンは、P(1,0)−>C1、P(1,1)−>C
0、P(1,2)−>C3、P(1,3)−>C2とな
る。このときメモリ・アドレス変換ユニット4からデー
タバス変換指示信号8として値“1”がメモリ・データ
変換ユニットに供給され、メモリ・データ変換ユニット
では図10に従いC1−>D0、C0−>D1、C3−
>D2、C2−>D3で示されるパターンのデータ並べ
かえを行い、最終的には外部データ・バス10で順序の
正しいワード・データが構成される。
【0065】以上の操作によって、メモリ・チップ1の
C0〜C3には同一の20ビットのメモリ・アドレス
(タイル・アドレス及びタイル内位置情報)[Y*H*
4+x]が供給され、メモリ・データ線3がそれぞれ外
部データ・バス10の各ピクセルバスD3〜D0に適切
に接続され、図8に示すようなメモリアクセスが可能と
なる。
【0066】次に1ワードが横方向に連続した4ピクセ
ルに対応するモード(横モード)において、前記タイル
M(X,Y)内の任意の1ワード・データのアクセスが
発生した場合の動作について説明する。まず前もってモ
ード選択信号7は“横モード”を示す値“0”に、メモ
リ空間の横ワードサイズ信号は値Hがそれぞれ設定され
ているものとする。
【0067】図9におけるメモリ・アドレス変換ユニッ
ト4の、タイル・アドレスの算出法は縦モードの場合と
同一である。
【0068】横モードにおけるメモリ空間内の任意の1
ワード・データを構成する各々のピクセルデータP
(0,y′)〜P(3,y′)(図8参照)は、それぞ
れメモリ・チップ1のC0からC3のいずれかのチップ
に一つずつ重複することなく割り当てられているが、図
7からも分かるとおり各メモリ・チップ1へのメモリ・
アドレスは下位2ビットの部分のみそれぞれ異なる。横
モードにおいて、図7に従ったピクセルの割り振りを行
うための各メモリに供給すべきタイル内位置情報の算出
法を以下に示す。
【0069】式1 C0用アドレス=y′ C1用アドレス=y′のLSBをビット反転 C2用アドレス=y′のMSBをビット反転 C3用アドレス=y′のLSB及びMSBをそれぞれビ
ット反転 この横モード時のタイル内位置情報の個別供給は、図9
のインバータ24を経由しないタイル内位置情報と、イ
ンバータ24を経由するタイル内位置情報それぞれを、
図1に示す12〜15の接続方法により、メモリ・チッ
プ1に供給することにより実現される。
【0070】なお、横モードにおいて、アドレスを共通
にできないのは、メモリ・チップ1へのアドレス方法が
縦モードを基準としているためである。
【0071】横モードの場合は、垂直方向アドレス5の
下位2ビットが、メモリ・データ変換のため、データ・
バス変換指示信号8を通じて、メモリ・データ変換ユニ
ット9に送られる。メモリ・データ変換ユニット9はデ
ータ・バス変換指示信号線8を通じて入力されたコード
“y′”をデコーダ31を用いてデコードし、図11に
従ったメモリ・データ線3と外部データバス10との対
応を実現すべく、4個の双方向トランシーバ・バッファ
のうち一つに対しバッファ・イネーブル信号32をアサ
ートする。
【0072】例として、横モードにおけるタイルM
(0,0)内の1ワード・データ<P(0,2)、P
(1,2)、P(2,2)、P(3,2)>をアクセス
する場合をを考えてみる。このワード・データは、水平
方向アドレス“0”と垂直方向アドレス“2”でアクセ
ス要求される。図3からわかるように、このワード・デ
ータは、水平方向アドレス“0”と垂直方向アドレス
“2”でアクセス要求される。このとき、メモリ・アド
レス変換ユニット4は、タイル・アドレス・バスに
“0”を出力し、タイル内位置情報バス12に“0”、
タイル内位置情報バス13に“1”、タイル内位置情報
バス14に“1”、タイル内位置情報バス15に“0”
が出力される。従って図1の接続により、各メモリ・チ
ップ1に供給される計20ビットのメモリ・アドレス
は、C2:“2”、C1:“3”、C2:“0”、C
3:“1”がそれぞれ吸収される。
【0073】図7からわかるように、縦モードにおける
タイルM(0,0)内において上から数えた位置が2で
ある当該1ワード・データ<P(0,2)、P(1,
2)、P(2,2)、P(3,2)>の各ピクセルデー
タの、メモリ・チップ1(C0〜C3)への割り当てパ
ターンは、P(0,2)−>C2、P(1,2)−>C
3、P(2,2)−>C0、P(3,2)−>C1とな
る。このときメモリ・アドレス変換ユニット4からデー
タバス変換指示信号8として値“2”がメモリ・データ
変換ユニットに供給され、メモリ・データ変換ユニット
では図11に従い、C2−>D0、C3−>D1、C0
−>D2、C1−>D3で示されるパターンのデータ並
べかえを行い、最終的には外部データ・バス10上で順
序の正しいワード・データが構成される。
【0074】以上の操作によってメモリ・チップ1のC
0〜C3には、各チップに同一に供給される18ビット
のタイルアドレス(Y*H+X)と、式1に従う、4チ
ップ個別に供給させる2ビットのタイル内位置情報12
〜15が供給され、メモリ・データ線3も、それぞれ外
部データ・バス10の各ピクセル信号線D3〜D0に接
続され、図8に示すようなメモリ・アクセスが可能とな
る。
【0075】実施形態1では以上説明してきたように、
1つのタイルM(X,Y)内の4*4=16ピクセルの
ピクセル・データP(x′,y′)(ただし0≦x′≦
3,0≦y′≦3)のうち任意の縦方向に連続する1ワ
ード(4ピクセル)のデータを、また任意の縦方向に連
続する1ワード(4ピクセル)のデータを、垂直方向ア
ドレスx、水平方向アドレスyによって、両モードとも
それぞれ外部から1回のアクセスで、常に一定の配列で
外部から読み書きすることが可能となる。
【0076】尚、実施形態1ではメモリ・チップの個数
を4として説明したが、この数は4に限るものではな
い。個別にアドレスを与えるメモリ・チップの個数を
「2のm乗」とすると、タイル内位置情報を与えるため
に、各メモリ・チップが取り込むアドレス信号のビット
数はmとなる。実施例1ではメモリ・チップの個数を4
=「2の2乗」としているため、タイル内位置情報とし
て各メモリ・チップが取り込むアドレス信号は各々2ビ
ットであるが、メモリ・チップ個数を8=「2の3乗」
とすれば、そのビット数は3となる。
【0077】次に本発明の請求項4に対応するメモリ制
御装置の実施形態2についての説明を行う。実施形態2
では、一組の手順で供給できるアドレス及びコマンドに
よって、複数のサイクルに渡って連続したアドレスのデ
ータをリードあるいはライトする機能(バースト転送機
能)を持つメモリ・チップの使用を想定する。バースト
転送機能はシンクロナスDRAM等が有する機能であ
る。実施形態2では、メモリ・チップは16Mビット容
量を持ち、アクセスは全て外部から供給されるクロック
に同期して4サイクル連続のバースト転送モードで行わ
れるものとする。またバーストアクセスによって4サイ
クルで読み書きされる計4ピクセルは横方向に並んだ配
列をとる。また、メモリ・チップに外部から与えられる
アドレス情報は、4連続バーストアクセスのスタートア
ドレスにあたるものである。従って、水平方向のアドレ
ス指定の最小単位は4ピクセルとなる。同じ理由で、実
施形態1の縦モードにあたるアクセスモードは、縦方向
の広がりを持つのに加えて横方向にも4ピクセルの幅を
持つことになるので、実施形態2、3では「縦モードの
かわりに「ブロックモード」という呼び方をする。実施
形態2では、外部から見た1ワードの大きさは、4サイ
クル連続バースト転送を4つのメモリ・チップが並行に
行うことから4*4=16ピクセルとなる。
【0078】実施形態2では水平方向アドレスバス11
のアドレスの単位が1ピクセルから4ピクセルになる
が、メモリ・チップとして16Mビットの容量を想定し
ているので、説明において水平方向アドレス・バス11
のビット幅は実施形態1と変わっていない。
【0079】以下に、図面を参照して、本発明の実施形
態2を説明する。
【0080】図14は本発明のメモリ制御装置の実施形
態2を示すブロック図である。この図は一部を除き図1
と同じ構成である。ここでは図1に含まれない構成要素
の説明のみ行う。
【0081】40はメモリ・データ変換ユニットと外部
データバスの間に接続されるデータ・バッファである。
41はデータ・バッファ40に供給される5ビットの制
御信号群である。42は実施形態2における1ワード分
のデータ、すなわち8ビット*16本の外部データバス
である。
【0082】なお、実施形態2ではモード選択信号線7
は横モードとブロックモードの選択を行う。また、水平
方向アドレス・バス11は4ピクセルをアドレッシング
の単位とし、メモリ空間横ワード数信号線6は、1ワー
ドが16ピクセルであることから、横ピクセル数を16
で割った値を設定する。実施形態1における外部データ
・バス10は、実施形態2ではデータ・バッファの内側
に位置するバスとなるので内部データ・バスと呼び、実
施形態2における外部データ・バス42と区別する。
【0083】図15は、実施形態2のメモリ制御回路
で、1ピクセルを8ビットで表した画像データを格納し
た場合に、ブロックモードを選択したときの、各ワード
の外部から見た2次元的なアドレスを表している。
【0084】図中の「nピクセル数」、「nピクセル番
号」という表現は、nピクセルをひとまとまりにしてピ
クセルを数えたときの数及び番号のことである。
【0085】実施形態2では1ワードは16ピクセルに
相当する。図Vはメモリ空間の縦方向の4ピクセル数で
あり、Yは縦方向の4ピクセル番号である。図中hは横
方向の4ピクセル数であり、xは横方向の4ピクセル数
である。ここで、縦方向のピクセル数は4ピクセル単位
で余りなく区切ることが可能であるように設定されてい
る。外部2次元アドレス(0,0)は、左上の1ワード
・データを指し、右下に位置する1ワード・データは
(h−1,4(V−1))に割り当てられている。
【0086】この縦モードで任意の1ワード・データは
上から数えたワード番号Y(0≦Y≦V−1)と左から
数えたピクセル番号(0≦x≦h−1)を用いて外部よ
り(x,4Y)でアドレッシングされる。
【0087】図16は実施形態2のメモリ回路で、1ピ
クセルを8ビット数で表した画像データを格納した場合
に、横モードを選択したときの、外部から見たアドレス
を表している。図中Hは横方向の16ピクセル数であ
り、Xは横方向の16ピクセル番号である。vは縦方向
のピクセル総数で、yは縦方向のピクセルの番号であ
る。ここで、横方向のピクセル数は16ピクセル(1ワ
ード)単位で余りなく区切ることが可能であるように設
定されているものとする。外部2次元アドレス(0,
0)は、左上の1ワード・データを指し、右下に位置す
る1ワード・データは(4(H−1),v−1)に割り
当てられている。
【0088】この横モードで任意の1ワード・データは
上から数えたピクセル番号y(0≦y≦v−1)と左か
ら数えた4ピクセル番号X(0≦X≦H−1)を用いて
外部より(4X,y)でアドレッシングされる。
【0089】図17は実施形態2のメモリ回路において
タイルの概念を表したものである。図中Vは縦方向の4
ピクセル数、Hは横方向の16ピクセル数である。タイ
ルは縦4ピクセル、横16ピクセル計64ピクセルのま
とまりで、最も左上のタイルをM(0,0)、最も右下
のタイルをM(H−1,V−1)で表している。任意の
タイルは上から数えた縦方向の4ピクセル番号Y(0≦
Y≦V−1)と左から数えた横方向の16ピクセル番号
X(0≦X≦H−1)を用いてM(X,Y)で表すこと
ができる。
【0090】例えば、16Mビットのメモリ・チップを
4個用いる実施形態2において、横方向のピクセル数を
4096とする場合は、4ピクセル数hは1024、メ
モリ空間横ワード数信号線6(H)として供給すべき値
は“256”となり、縦方向のピクセル数vは205
6、Vは512と算出される。
【0091】1ピクセルが1バイトのデータを持つこと
から、一つのタイルは64バイトのデータで構成されて
いる。
【0092】図18はブロックモードにおけるタイルM
(X,Y)の内の4つのワード・データの外部2次元ア
ドレスをそれぞれ示したものである。これら4つのアド
レスは全て(4X+x′,4Y){但し0≦x′≦3}
で表すことができる。ここでx′はそのワード・データ
のタイルM(X,Y)内の左から数えた位置を表してい
る。
【0093】図19は横モードにおけるタイルM(X,
Y)の内の4つのワード・データの外部2次元アドレス
をそれぞれ示したものである。これら4つのアドレスは
全て(4X,4Y+y′){但し0≦y′≦3}で表す
ことができる。ここでy′はそのワード・データのタイ
ルM(X,Y)内の上から数えた位置を表している。
【0094】図20は一つのタイル内の64個のピクセ
ル・データの配置を4ピクセル毎にまとめて表したもの
である。タイル内の任意の4ピクセルの組のデータは上
から数えたピクセル番号y′(0≦y′≦3)と、左か
ら数えた4ピクセル番号x′(0≦x′≦3)を用い
て、P(4x′−>4x′+3,y′)で表すことがで
きる。P(4x′−>4x′+3,y′)は、図29に
おいて説明する形態で4ピクセル分(4バイト)のデー
タを表す。
【0095】図20において、各ピクセル欄の左上の数
字(0〜3)はそのピクセルのデータが格納されている
メモリ・チップ1のチップ番号を表している。また、各
列の上に記された数字(0〜3)は、各列の内容にアク
セスするために、メモリ・チップに与える、バースト転
送の先頭アドレスの下位2ビットを示している。この2
ビットはタイル内位置情報バス12〜15によって供給
される。
【0096】図21はブロックモード及び横モードでア
クセスした任意の1ワード・データ内に含まれる16ピ
クセル分のデータをそれぞれ表したものである。2次元
アドレス(x,0)でアドレッシングされるブロックモ
ードの16個のピクセルと、(0,y)でアドレッシン
グされる横モードの16個のピクセルが、ワード内で占
める位置について説明した図である。
【0097】図22は図20で用いた記法P(n−>n
+3,m)の意味について説明する図である。この表現
は、4つのピクセルをひとまとめにして表すためのもの
である。
【0098】図23は実施形態2のメモリ制御装置で、
メモリ・データ変換ユニット9とデータ・バッファ40
を結ぶデータ・バス10(D3〜D0)に4サイクルに
渡るバースト転送中の各サイクルで現れる値と、データ
・バッファ40と外部を結ぶ外部データ・バス42(E
15〜E0)との対応関係を表した表である。
【0099】図24は実施形態2のデータ・バッファ4
0を示す図である。図中41−1は、外部から入力され
る制御信号群41の一部であり、メモリとラッチの間で
4サイクル連続するバーストアクセスが始まる最初のタ
イミングを与えるために1サイクルだけアサートする、
シフトレジスタ43への入力信号である。42は8ビッ
ト*16本の外部データ・バスである。43はシフトレ
ジスタ、44はデータを蓄積するための双方向のラッチ
回路である。45はシフトレジスタから出力される、ラ
ッチ回路の選択信号である。
【0100】図25は図24のラッチ回路44を構成す
る回路の一例を示すものである。図中41−2はメモリ
の内容がラッチに書き込まれる4サイクルの間アサート
される書き込み信号、41−3はラッチの内容を読みだ
しメモリに入力する4サイクルの間アサートされる読み
だし信号、41−4は外部のデータをラッチに書き込む
際にアサートされる書き込み信号、41−5はラッチの
内容を外部に読み出す際にアサートされる読みだし信号
である。
【0101】50はラッチであり、Iはデータ入力ポー
ト、Oはラッチに保持した値を読み出すためのデータ出
力ポート、WはIの入力信号をラッチに取り込むタイミ
ングを与えるためのゲート入力ポートである。Wをアサ
ートするとIの値がラッチに取り込まれ、Wをネゲート
するとラッチの値は保持される。
【0102】51及び53は論理積素子、52は論理和
素子、54及び55は双方向バッファである。
【0103】続いて上記図14から図25をもとに実施
形態2のメモリ制御装置の動作を説明する。
【0104】実施形態2におけるメモリ・アドレス変換
ユニット4及びメモリ・データ変換ユニット9の働きは
実施形態1とほぼ同じである。異なる点は、外部からの
1回のアクセスによって、メモリは4サイクルに渡って
データのアクセスを行うことである。4サイクルの間
は、データ・バス変換指示信号8が変化しないので、メ
モリ・データ変換ユニット9の変換パターンは一定であ
る。以下に、内部データ・バス10と外部データ・バス
42の間のデータの変換方法について、メモリからの読
みだしと、メモリへの書き込みの場合にわけて説明す
る。
【0105】メモリ・チップに蓄えられたデータを読み
出す際の動作を説明する。まず、外部よりバッファへの
書き込みタイミング信号41−1が1サイクルだけ、ア
サートされることで、シフトレジスタ43の出力信号4
5(Q0〜Q3)が順に1サイクルずつアサートする。
45のアサートで指示されることによって、ラッチ回路
44が、D入力を内部でラッチする。このとき、内部デ
ータ・バス10はメモリ・チップ1がバーストアクセス
によって連続するメモリアドレスのデータを4サイクル
出力する。この10の出力データの変化と45の書き込
み指示が同期して、16個のラッチ回路に、メモリ・チ
ップからの4サイクル分の出力がそれぞれ別々に格納さ
れる。
【0106】上記のラッチ回路44への書き込みが終了
したのちに、データ・バッファは外部から読みだし可能
な状態となり、外部データ・バス42(E15〜E0)
を通して4ピクセル*4サイクルの計16ピクセルのデ
ータを1ワードにまとめて外部からデータを読むことが
できる。
【0107】次に上述の動作説明の補足として、図25
のラッチ回路の詳細な動作について説明する。メモリか
らラッチへのデータの書き込みの場合はまず、書き込み
信号41−2がアサートされ、双方向バッファ54が、
メモリ・データ・バス10の値をラッチ50のIポート
に伝える向きに開く。メモリから値を読み出す4サイク
ルのうちのいずれかの1サイクルで45がアサートさ
れ、45と41−2の両方がアサートすることにより、
論理積51の出力がアサートされ、さらに論理和52の
出力もアサートされる。これにより、そのサイクルにメ
モリ・チップ1からメモリ・データ・バス10に出力さ
れていたデータがラッチ50に取り込まれ、その後保持
される。ラッチ選択信号45は、メモリからラッチへデ
ータを書き込む際に、4列(16個)存在するラッチ5
0のうちの適切な一例(4個)を選択する働きをする。
【0108】全てのラッチ回路44にメモリ・チップか
らのデータが書き込まれ、41−2がネゲートされた後
に、41−5がアサートされ、ラッチの保持する値が外
部バス42に出力される。
【0109】次にメモリ・チップに対して外部からデー
タを書き込む際の動作を説明する。まず、ラッチへの書
き込みタイミング信号41−2が1サイクルだけアサー
トされることでラッチ回路に外部よりの書き込みが指示
され、外部ブロックより、外部データ・バス42を通し
て供給される16ピクセル分のデータがラッチ回路42
全てに蓄積される。
【0110】その後、メモリ・チップがラッチ回路を読
み出す際のタイミング信号41−3によって、シフトレ
ジスタ43の出力信号45(Q1〜Q3)が順に1サイ
クルずつアサートする。45のアサートで指示されるこ
とによって、ラッチ回路44が、D端子へバッファの内
容を出力する。このとき、メモリ・チップ1はバースト
アクセスによって、内部データ・バス10の内容を、メ
モリ・アドレス変換ユニットによって指示された連続す
るメモリアドレスに、4サイクルの書き込みを行う。こ
の45による10のデータの内容変化と、メモリ・チッ
プの書き込みアドレスの変化が同期して、メモリ・チッ
プ内に、16個のラッチ回路の内容が格納される。
【0111】以上の手順で、外部から供給される1ワー
ドのデータが全てメモリ・チップ内へ書き込まれる。
【0112】次に上述の動作説明の補足として、図25
のラッチ回路の詳細な動作について説明する。外部から
ラッチへのデータの書き込みの場合は、書き込み信号4
1−4がアサートされ、双方向バッファ55が、外部デ
ータ・バス42の値をラッチ50のIポートに伝える向
きに開き、ラッチ50のゲート入力ポートWがアサート
されることで、外部データ・バス上の値がラッチ50に
取り込まれ、次に41−4がネゲートされラッチ50の
値はその後保持される。
【0113】次に41−3がアサートされ、論理積53
の一方の入力が正となる。ラッチからメモリに値を読み
出す4サイクルのうちのいずれか1サイクルで45はア
サートされ、このとき53の出力がアサートされ、メモ
リ・データ・バス10に対して、ラッチ50の保持する
値がO出力ポートを通して出力される。
【0114】ラッチ選択信号45は、ラッチからメモリ
・チップへデータを読み出す際に、4列(16個)存在
するラッチ50のうちの適切な一例(4個)を選択する
働きをする。
【0115】以上の操作によって、メモリ・チップ1の
C3〜C0と内部データ・バスD3〜D0は、4サイク
ルの転送中は図10、図11に示すような対応関係で接
続され、またD3〜D0に4サイクルに渡って現れるデ
ータと、データ・バッファ40の各ラッチ回路44は図
23に示す関係で対応づけられる。
【0116】以上により、図17に示す特定のタイルM
(X,Y)内の4*16=64ピクセルの中から、図1
8に示す4つのブロック(縦4ピクセル*横4ピクセ
ル)の内の任意のブロックを構成する1ワード・データ
(16ピクセル)を、また図19に示す任意の横方向に
連続する1ワード・データ(16ピクセル)を、垂直方
向アドレスx、水平方向アドレスyによって、両モード
ともそれぞれ外部からは1回のアクセス(内部では4サ
イクルのメモリ・アクセスが発生)で読み書きが可能と
なる。
【0117】なお、上記説明では、データ・バッファ4
0と外部とは、16ピクセル分のデータを一括して読み
書きのアクセスを行うものと想定したが、データ・バッ
ファの一部分(例えば1ピクセルずつ)を外部から個別
にアクセス可能な構成をとり、データ・バッファとメモ
リ・チップの間の転送を発生させずに、外部からデータ
・バッファに対して複数回のアクセスを行い、データ・
バッファとメモリ・チップ間の転送のタイミングは別途
与える、という構成とすることも可能である。
【0118】なお、実施形態2では、メモリ・アドレス
変換ユニット4は、実施形態1と共通の構成として説明
したが、シンクロナスDRAM等のメモリ・チップ1と
データ・バッファ40の導入による本発明の効果は、メ
モリ・アドレス変換ユニットが、文献1の従来技術の構
成であっても得られるものである。
【0119】次に本発明の請求項5に対応するメモリ制
御装置の実施形態3についての説明を行う。実施形態3
で使用するメモリ・チップは、実施形態2のメモリ・チ
ップの持つ特徴に加えて、チップ内部に複数のバンクを
持ち、各バンクに対して交互にアクセス・コマンドを与
えることで、切れ目の無いデータ転送を実現できるとい
う特徴を持つ。これはシンクロナスDRAM等が有する
特徴である。実施形態3の説明では、メモリ・チップの
内部バンク数は2と仮定し、それぞれAバンク,Bバン
クと呼ぶ。実施形態3では、二つのバンクを連続してア
クセスすることで転送効率が向上するとういう事実を利
用するために、外部からの1回のアクセスにつき、4サ
イクルの連続のバースト転送を各バンクについて連続で
行う(計8サイクルのバースト転送が発生)という方式
をとる。
【0120】尚、資料「μPD4516421、451
6821、4516161(資料番号:M10429J
J2V0DS00)」より分かるとおり、Aバンク、B
バンクに対するアクセス・コマンドは別々のタイミング
に発行する必要があり、その際、両バンクに対して異な
るアドレス情報を与えることができる。
【0121】実施形態3と実施形態2との主な異なる点
を以下に示す。 (1)1ワードのピクセル数が倍になる。 (2)タイルの大きさが縦横ともに倍になる。 (3)タイルに含まれるワードの数が倍になる。 (4)メモリ・アドレス変換ユニットにマルチプレクサ
2個と排他的論理和素子2個が追加される。 (5)外部データバスの幅が倍になる。 (6)データ・バッファのラッチ回路の個数が倍にな
る。
【0122】以下に、図を用いて本発明の実施形態3の
説明を行う。
【0123】図26は本発明のメモリ制御装置の実施形
態3を示すブロック図である。この図は一部を除き図
1、図14と同じ構成である。ここでは図1、図14に
含まれない構成要素の説明のみ行う。
【0124】64は図1の4にあたるメモリ・アドレス
変換ユニットであり、4とは構造が異なる。
【0125】60はメモリ・データ変換ユニットと外部
データバスの間に接続されるデータ・バッファである。
62は実施形態3における1ワード分のデータ、すなわ
ち8ビット*32本の外部データバスである。63はメ
モリ・アドレス変換ユニット64からデータ・バッファ
60に対して供給される1ビットのラッチ回路切り替え
信号である。
【0126】65は外部からメモリ・アドレス変換ユニ
ット64及びメモリ・チップ1に供給される信号で、メ
モリ・チップ1のアクセス対象となる内部バンクの切り
替えを指示するバンク切り替え信号である。この実施形
態では65は、一つ目のバンク(Aバンク)がアクセス
対象とする期間では“0”を、2個目のバンク(Bバン
ク)がアクセス対象とする期間では“1”の値をとる。
実施形態3では1回のアクセスは、Aバンク、Bバンク
の順で行われるので、バンク切り替え信号65は、1回
のアクセス中、前半4サイクルでは“0”、後半4サイ
クルでは“1”の値をとる。
【0127】通常シンクロナスDRAMは、アクセス対
象となるバンクの指定をアドレスの最上位ビットとして
入力するため、バンク切り替え信号65は、メモリ・チ
ップ1に対して、アドレス最上位ビットとして接続され
る。
【0128】実施形態1、2では、メモリ・チップ1に
接続されるタイル内位置情報バスはそれぞれ2ビットで
あったのに対して、実施形態3では上位に1ビットを追
加し、それぞれ3ビットとなる。66は新たに追加され
たタイル内位置情報バスの上位1ビット信号線であり、
各メモリ・チップ1に共通に接続される。
【0129】なお、実施形態3では、タイル・アドレス
・バスは実施形態1、2に対して2ビット減り、16ビ
ットの信号線となる。
【0130】図27は、実施形態3のメモリ制御回路
で、1ピクセルを8ビットで表した画像データを格納し
た場合に、ブロックモードを選択したときの、各ワード
の外部から見た2次元的なアドレスを表している。
【0131】「nピクセル数」、「nピクセル番号」の
意味は実施形態2の説明に従う。
【0132】実施形態3では1ワードは32ピクセルに
相当する。図42中Vはメモリ空間の縦方向の8ピクセ
ル数であり、Yは縦方向の8ピクセル番号である。図中
hは横方向の4ピクセル数であり、xは横方向の4ピク
セル数である。ここで、縦方向のピクセル数は8ピクセ
ル単位で余りなく区切ることが可能であるように設定さ
れている。外部2次元アドレス(0,0)は、左上の1
ワード・データを指し、右下に位置する1ワード・デー
タは(h−1,8(V−1))に割り当てられている。
【0133】この縦モードで任意の1ワード・データは
上から数えたワード番号Y(0≦Y≦V−1)と左から
数えたピクセル番号x(0≦x≦h−1)を用いて外部
より(x,8Y)でアドレッシングされる。
【0134】図28は実施形態3のメモリ回路で、1ピ
クセルを8ビットで表した画像データを格納した場合
に、横モードを選択したときの、各ワードの外部から見
たアドレスを表している。図中Hは横方向の32ピクセ
ル数であり、Xは横方向の32ピクセル番号である。v
は縦方向のピクセル総数で、yは縦方向のピクセルの番
号である。ここで、横方向のピクセル数は32ピクセル
(1ワード)単位で余りなく区切ることが可能であるよ
うに設定されているものとする。外部2次元アドレス
(0,0)は、左上の1ワード・データを指し、右下に
位置する1ワード・データは(8(H−1),v−1)
に割り当てられている。
【0135】この横モードで任意の1ワード・データは
上から数えたピクセル番号y(0≦y≦v−1)と左か
ら数えた8ピクセル番号X(0≦X≦H−1)を用いて
外部より(8X,y)でアドレッシングされる。
【0136】図29は実施形態3のメモリ回路において
タイルの概念を表したものである。図中Vは縦方向の8
ピクセル数、Hは横方向の32ピクセル数である。タイ
ルは縦8ピクセル、横32ピクセル計256ピクセルの
まとまりで、最も左上のタイルをM(0,0)、最も右
下のタイルをM(H−1,V−1)で表している。任意
のタイルは上から数えた縦方向の8ピクセル番号Y(0
≦Y≦V−1)と左から数えた横方向の32ピクセル番
号X(0≦X≦H−1)を用いてM(X,Y)で表すこ
とができる。
【0137】例えば、16Mビットのメモリ・チップを
4個用いる実施形態3において、横方向のピクセル数を
4096とする場合は、4ピクセル数hは1024、メ
モリ空間横ワード数信号線6(H)として供給すべき値
は“128”となり、縦方向のピクセル数vは205
6、Vは256と算出される。
【0138】1ピクセルが1バイトのデータを持つこと
から、一つのタイルは256バイトのデータで構成され
ている。
【0139】図30はブロックモードにおけるタイルM
(X,Y)の8つのワード・データの外部2次元アドレ
スをそれぞれ示したものである。これら8つのアドレス
は全て(8X+x′,8Y){但し0≦x′≦7}で表
すことができる。ここでx′はそのワード・データのタ
イルM(X,Y)内の左から数えた位置を表している。
【0140】図31は横モードにおけるタイルM(X,
Y)の8つのワード・データの外部2次元アドレスをそ
れぞれ示したものである。これら8つのアドレスは全て
(8X,8Y+y′){但し0≦y′≦7}で表すこと
ができる。ここでy′はそのワード・データのタイルM
(X,Y)内の上から数えた位置を表している。
【0141】図32は一つのタイル内の256個のピク
セル・データの配置を、4ピクセル毎にまとめて表した
ものである。タイル内の任意のピクセル・データは上か
ら数えたピクセル番号y′(0≦y′≦7)と、左から
数えた4ピクセル番号x′(0≦x′≦7)を用いて、
P(4x′−>4x′+3,y′)で表すことができ
る。
【0142】図32において、各ピクセル欄の左上の数
字(0〜3)はそのピクセルのデータが格納されている
メモリ・チップ1のチップ番号を表している。また、上
記数字の背景に斜線が書かれているのは、そのデータ
が、メモリ・チップ1のBバンクに格納されていること
を意味する。背景に斜線がない場合はAバンクに格納さ
れていることを示す。また、各列の上に記された数字
(0〜7)は、各列の内容にアクセスするために、メモ
リ・チップに与える、バースト転送の先頭アドレスの下
位3ビットを表している。この3ビットはタイル内位置
情報バス12〜15及び66によって供給される。
【0143】図33はブロックモード及び横モードでア
クセスした任意の1ワード・データ内に含まれる32ピ
クセル分のデータをそれぞれ表したものである。2次元
アドレス(x,0)でアドレッシングされるブロックモ
ードの32個のピクセルと、(0,y)でアドレッシン
グされる横モードの32個のピクセルが、ワード内で占
める位置について説明した図である。
【0144】図34はメモリ・アドレス変換ユニット6
4の構成を表すブロック図である。構成は図9と一部を
除き同じである。ここでは図9に含まれなかった構成要
素について説明する。
【0145】71、72はそれぞれ図9の17の上位8
ビット及び下位1ビットである。73、74はそれぞれ
図9の19の上位8ビット及び下位1ビットである。7
5、81は排他的論理和素子である。76、77はマル
チプレクサ、78は図9の22にあたる信号線でビット
幅は16ビット、2は加算器3の出力で、タイル・アド
レス・バスとしてメモリ・チップ1に接続される。図1
と異なりビット幅は16ビットである。66はマルチプ
レクサ77の1ビット幅の出力で、タイル内位置情報バ
スの一部としてメモリ・チップ1に接続される。
【0146】65は外部から供給されるバンク切り替え
信号、63はデータ・バッファ60に対して出力される
ラッチ回路切り替え信号である。80は信号の遅延を調
整するディレイ要素である。
【0147】図35は実施形態3のメモリ制御装置で、
メモリ・データ変換ユニット9とデータ・バッファ66
を結ぶデータ・バス10(D3〜D0)に4サイクルに
渡るバースト転送中の各サイクルで現れる値と、データ
・バッファ60と外部を結ぶ外部データ・バス62(E
31〜E0)との対応関係を示した表である。
【0148】図50の対応表は2段で構成されている
が、ラッチ回路切り替え信号63が“0”から“1”に
変化するパターンの場合は上段、“1”から“0”に変
化するパターンの場合は下段に従う。
【0149】ラッチ回路切り替え信号63は、ブロック
モードの場合は水平方向アドレス・バス11のLSBか
ら3ビット目(図49の信号線74)が、横モードの場
合は垂直方向アドレス・バス5のLSBから3ビット目
(図49の信号線72)が“0”の場合は“0”から
“1”への変化となり、“1”の場合は“1”から
“0”の変化となる。
【0150】図36は実施形態3のデータ・バッファを
示す図である。
【0151】図36は、図24のデータ・バッファを2
系統組み合わせた形態となっている。ここでは、図24
に含まれない構成要素について説明する。
【0152】62は外部データ・バス、63はメモリ・
アドレス変換ユニット64より供給されるバンク指示信
号である。
【0153】90は論理積素子、91は信号をビット反
転させるためのインバータ素子である。
【0154】続いて上記の図26から図36をもとに実
施形態3のメモリ制御装置の動作を説明する。
【0155】実施形態3の動作は、一部を除き実施形態
2と同じである。ここでは、実施形態2と異なる点につ
いて説明を行う。
【0156】メモリ・アドレス変換ユニット64の働き
は実施形態1のメモリ・アドレス変換ユニット4の働き
とほぼ同じである。ここでは4と異なる部分についての
み説明する。ブロックモードの場合は、マルチプレクサ
77は水平方向アドレス・バス11のLSBから3ビッ
ト目の信号74をタイル内位置情報バスの最上位ビット
66としてメモリ・チップ1に出力する。実施形態3の
ブロックモードにおいては、タイル・アドレス・バス2
及びタイル内位置情報バス66の計17ビットは、実施
形態1、2のタイル・アドレス・バス2の下位17ビッ
トと等価の信号を出力する。実施形態3のブロックモー
ドでは、Aバンク、Bバンクの切り替えを指示するバン
ク切り替え信号65の値もメモリ・アドレスに反映する
ことがなく、両バンクのアクセスを通して同じメモリ・
アドレスがメモリ・チップ1に対して出力されることに
なる。
【0157】マルチプレクサ76もマルチプレクサ77
と同じく水平方向アドレスバス11のLSBから3ビッ
ト目の信号74を選択し、排他的論理和素子81でバン
ク切り替え信号65と論理をとり、ディレイ要素80を
通してラッチ回路切り替え信号63としてデータ・バッ
ファ60に出力される。ディレイ要素80は、63に必
要に応じて数サイクルのディレイを与えるための機構で
ある。シンクロナスDRAM等のメモリは、コマンドを
与えるタイミングと、データのアクセスが発生するタイ
ミングの時間のずれが、書き込みと読み出しとで一致し
ないという特徴を持つ。これは、シンクロナスDRAM
等が、ライトデータはすぐに取り込むことができるが、
リードデータをチップの外部に出力するまでには、メモ
リ・チップ内部のパイプライン回路を通ることで発生す
る。「CASレイテンシー」と呼ばれる数サイクルの遅
れが避けられないという事実に起因する。この時間的な
ずれを吸収するために、ディレイ要素80は読みだし時
に、63に対して適切な遅れを与えるものである。
【0158】外部からの1回のアクセスの間は、外部か
ら供給される2次元アドレスは値が変化しない。従って
76の出力は固定値となるので、“0”から“1”へ4
サイクルずつ変化するバンク切り替え信号65と排他的
論理和をとることで、63も“0”から“1”、あるい
は“1”から“0”へ4サイクルずつ変化する値とな
る。
【0159】横モードの場合は、マルチプレクサ77は
垂直方向アドレス・バス5のLSBから3ビット目の信
号72と、バンク切り替え信号65を排他的論理和素子
75によって排他的論理和をとった値を選択し、タイル
内位置情報バスの最上位ビット66としてメモリ・チッ
プ1に出力する。
【0160】横モードの場合はラッチ回路切り替え信号
63も、マルチプレクサ76と排他的論理和素子81の
働きによって、上述のタイル内位置情報バス66と同一
の値となる。
【0161】タイル内位置情報バス66及びラッチ回路
切り替え信号63は、固定値である外部から供給される
2次元アドレスと、“0”から“1”へ4サイクルずつ
変化するバンク切り替え信号65とを排他的論理和をと
ることで生成される信号なので、結果的に“0”から
“1”、あるいは“1”から“0”へ4サイクルずつ変
化する値となる。
【0162】メモリ・チップ1はメモリ・アドレス変換
ユニット64とバンク指示信号65をアドレス信号とし
て受け取る。メモリ・チップ1は外部から、4サイクル
のバーストアクセスの指示を、2回連続して受ける。そ
れぞれのアクセス指示において、アクセス対象バンクを
選択するため手がかりは、メモリ・アドレス変換ユニッ
ト64から、タイル・アドレス・バス2の最上位ビット
として供給される。
【0163】書き込みアクセスの場合は、メモリ・チッ
プ1は前記二つのコマンドを受けることで、まず4サイ
クルに渡って、メモリ・データ・バス10の上に現れる
データを、Aバンクの中の指定されたアドレスを起点と
する連続する4つのアドレスに順次書き込み、次にBバ
ンクの中の指定されたアドレスを起点とする連続する4
つのアドレスに順次書き込む。
【0164】読み出しアクセスの場合は、メモリ・チッ
プ1は前記二つのコマンドを受けることで、まず4サイ
クルに渡って、メモリ・データ・バス10の上に、Aバ
ンクの中の指定されたアドレスを起点とする連続する4
つのアドレスに格納された値を順次出力し、次にBバン
クの中の指定されたアドレスを起点とする連続する4つ
のアドレスの値を出力する。
【0165】次にメモリ・チップに蓄えられたデータを
読み出す際の、データ・バッファ61の動作を説明す
る。まず、ラッチへの書き込みタイミング信号41−1
が1サイクル、アサートされる。このとき、63の値に
よって、43−1か43−2のいずれかに信号が入力さ
れることになる。ここでは63がまず“0”値をとる場
合の説明を行う。シフトレジスタ431−が入力を受
け、出力信号45(Q0〜Q3)を順に1サイクルずつ
アサートする。45のアサートで指示されることによっ
て、ラッチ回路44が、D入力を内部でラッチする。こ
のとき、内部データ・バス10はメモリ・チップ1がバ
ーストアクセスによって連続するメモリアドレスのデー
タを8サイクル出力する。この10の出力データの前半
4サイクルと45の書き込み指示が同期して、16個の
ラッチ回路に、メモリ・チップからの4サイクル分の出
力がそれぞれ別々に格納される。
【0166】最初に41−1がアサートされてから4サ
イクル後に、読み出しアクセスの後半の手順のために、
再び1サイクルだけ、41−1が外部よりアサートされ
る。このとき、前述したように63は前半4サイクルと
異なる値となっているので、この例では“1”となり従
って、シフトレジスタ43−2のみに入力信号が入る。
後は前述のような手順で、残りのラッチ回路に後半4サ
イクルでメモリ・チップから出力されるデータが取り込
まれる。
【0167】63の値の変化が“0”−>“1”か
“1”−>“0”のいずれかによって、E0〜E15と
E16〜E31のアクセスの順序が変化する。前者の場
合はE0〜E15が先であり、後者の場合はE16〜E
31のアクセスが先となる。
【0168】上記のラッチ回路44への書き込みが終了
したのちに、データ・バッファは外部から読みだし可能
な状態となり、外部データ・バス62(E31〜E0)
を通して4ピクセル*8サイクルの計32ピクセルのデ
ータを1ワードにまとめて外部からデータを読むことが
できる。
【0169】メモリ・チップに対して外部からデータを
書き込む際の動作については、上述の実施形態3の読み
出し動作及び実施形態2の書き込み動作の両者の説明か
ら容易に類推することができる。
【0170】以上の操作によって、メモリ・チップ1の
C3〜C0と内部データ・バスD3〜D0は、4サイク
ルの転送中は図10、図11に示すような対応関係で接
続され、またD3〜D0に4サイクルに渡って現れるデ
ータと、データ・バッファ60の各ラッチ回路44は図
50に示す関係で対応づけられる。
【0171】以上により、図29に示す特定のタイルM
(X,Y)内の8*32=256ピクセルの中で、図3
0に示す8つのブロック(縦8ピクセル*横4ピクセ
ル)の内の任意のブロックを構成する1ワード・データ
(32ピクセル)を、また図31に示す任意の横方向に
連続する1ワード・データ(32ピクセル)を、垂直方
向アドレスx、水平方向アドレスyによって、両モード
ともそれぞれ外部からは1回のアクセス(内部では8サ
イクルのメモリ・アクセスが発生)で読み書きが可能と
なる。
【0172】
【発明の効果】以上説明したように、タイル内の任意の
縦1ワード、及び横1ワードを構成する複数のピクセル
データを複数のメモリ・チップに、重複することなく割
り当てることにより、従来は、縦/横のいずれかの方向
に連続するピクセル列をアクセスするのに、ソフトウェ
アを数ステップ実行していたが、縦/横の両方向ともに
1回のアクセスでそれを可能とすることができた。
【0173】上記効果自体は文献1に記載の発明でも達
成されていたが、本発明により、メモリ・アドレス変換
ユニットに従来技術で必要とされていたハードウェア規
模を削減することができ、またメモリと接続するための
必要端子数の削減や、基板上の配線引き回しの軽減を達
成することができる。
【0174】メモリ・アドレスの変換方式が、従来の引
き算器を使用した方法から、インバータを通る信号と通
らない信号を組み合わせる方法に変更したことから、メ
モリ・アドレス変換ユニットと対になるメモリ・データ
変換ユニット内の変換方式(接続方式)も従来技術とは
異なるのものとなっているが、ハードウェア規模は従来
と同等である。従って、本発明を構成するメモリ・アド
レス変換ユニット及びデータ・バス変換ブロック構成
の、トータルなハードウェア規模も削減されたことが言
える。
【0175】また、本発明により、コンピュータの表示
装置において用いられる、2次元アドレスによるアクセ
スを可能とすることができ、コンピュータ表示装置にお
いても、上記効果が得られることになった。
【0176】また、メモリ回路にデータ・バッファを導
入することで、シンクロナスDRAM等の持つバースト
転送で発生する、数サイクルに渡り連続する入出力デー
タを扱うことが可能となり、ブロックモード及び横モー
ドの二つのアクセス形態に関して、より効率的なメモリ
アクセスを実現することができるようになる。
【0177】さらに、メモリ・アドレス変換ユニットに
排他的論理和素子を追加し、メモリ・チップへ発行する
メモリ・アドレスの一部論理と、2系統のデータ・バッ
ファの切り替えを連動させることで、シンクロナスDR
AMの内部バンクを交互にアクセスする高速なアクセス
形態を利用し、ブロックモード及び横モードの二つのア
クセス形態に関して、さらに効率的なメモリアクセスを
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のブロック図。
【図2】実施形態1の縦モードにおけるメモリ空間内の
ピクセルと外部2次元アドレスの対応関係を示した図。
【図3】実施形態1の横モードにおけるメモリ空間内の
ピクセルと外部2次元アドレスの対応関係を示した図。
【図4】実施形態1のメモリ空間におけるタイルの概念
を表した図。
【図5】実施形態1の縦モードにおけるタイル内の4個
のワード・データのアドレスをそれぞれ表した図。
【図6】実施形態1の横モードにおけるタイル内の4個
のワード・データのアドレスをそれぞれ表した図。
【図7】実施形態1のタイル内の16個のピクセル・デ
ータの配置を表した図。
【図8】実施形態1の縦及び横モードにおける1ワード
・データのピクセル構成を表した図。
【図9】実施形態1のメモリ・アドレス変換ユニットの
構成を表した図。
【図10】実施形態1の縦モードにおけるデータ・バス
とメモリ・チップの対応を表した図。
【図11】実施形態1の横モードにおけるデータ・バス
とメモリ・チップの対応を表した図。
【図12】実施形態1のメモリ・データ変換ユニットの
構成を表した図。
【図13】比較のための図であり、実施形態1の図7に
相当する従来技術の図。
【図14】本発明の実施形態2のブロック図。
【図15】実施形態2のブロックモードにおけるメモリ
空間内のピクセルと外部2次元アドレスの対応関係を示
した図。
【図16】実施形態2の横モードにおけるメモリ空間内
のピクセルと外部2次元アドレスの対応関係を示した
図。
【図17】実施形態2のメモリ空間におけるタイルの概
念を表した図。
【図18】実施形態2のブロックモードにおけるタイル
内の4個のワード・データのアドレスをそれぞれ表した
図。
【図19】実施形態2の横モードにおけるタイル内の4
個のワード・データのアドレスをそれぞれ表した図。
【図20】実施形態2のタイル内の64個のピクセル・
データの配置を表した図。
【図21】実施形態2のブロック及び横モードにおける
1ワード・データのピクセル構成を表した図。
【図22】図20、図21で用いた表記法を説明する
図。
【図23】実施形態2の内部データバスと外部データバ
スの対応関係を説明する図。
【図24】実施形態2のデータ・バッファを説明する
図。
【図25】図24のラッチ回路を構成する一例を示す
図。
【図26】本発明の実施形態3のブロック図。
【図27】実施形態3のブロックモードにおけるメモリ
空間内のピクセルと外部2次元アドレスの対応関係を示
した図。
【図28】実施形態3の横モードにおけるメモリ空間内
のピクセルと外部2次元アドレスの対応関係を示した
図。
【図29】実施形態3のメモリ空間におけるタイルの概
念を表した図。
【図30】実施形態3のブロックモードにおけるタイル
内の8個のワード・データのアドレスをそれぞれ表した
図。
【図31】実施形態3の横モードにおけるタイル内の8
個のワード・データのアドレスをそれぞれ表した図。
【図32】実施形態3のタイル内の256個のピクセル
・データの配置を表した図。
【図33】実施形態3のブロック及び横モードにおける
1ワード・データのピクセル構成を表した図。
【図34】実施形態3において、メモリ・アドレス変換
ユニットの構成を表した図。
【図35】実施形態3の内部データバスと外部データバ
スの対応関係を説明する図。
【図36】実施形態3のデータ・バッファを説明する
図。
【符号の説明】
1 メモリチップ 2 タイル・アドレス・バス 3 データ線 4 メモリ・アドレス変換ユニット 5 垂直方向アドレス・バス 6 メモリ空間横ワード数信号線 7 縦/横モード選択信号 8 データバス変換指示信号線 10 外部データバス 11 水平方向アドレス・バス 12、13、14、15 タイル内位置情報バス 40、61 データバッファ 41 制御信号線 42、62 外部データバス 63 ラッチ切り替え信号 65 バンク切り替え信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)n個のメモリ・チップにアドレス情
    報を供給するための、全メモリ・チップに共通に接続す
    る束と、各メモリ・チップに対して個別の組み合わせで
    接続する束と、メモリ・データ変換ユニットにデータ変
    換方法を指示するための指示信号出力線を持ち、外部よ
    り与えられたアドレス情報を元にして各メモリ・チップ
    個別に接続する束によって供給するアドレス情報を生成
    するために、外部よりアクセス要求されたワード・デー
    タが、横方向にピクセル連続か、縦方向にピクセル連続
    かを表すモータ選択信号の状態に応じて、アドレス信号
    の一部のビットに対して、そのままの論理の信号とイン
    バータを通して論理を反転させた信号を、各々n個のメ
    モリ・チップに対して個別な組み合わせで供給するモー
    ド若しくは全メモリ・チップに対して同一のメモリ・ア
    ドレスを供給するモードのモードを選択するメモリ・ア
    ドレス変換ユニットと、 (b)n個のメモリ・チップと外部データ・バスを構成
    するn組のデータ線との接続パターンを決定するメモリ
    ・データ変換ユニットを備えたことを特徴とする複数の
    メモリで構成されるメモリ回路のメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】(a)n個のメモリ・チップにアドレス情
    報を供給するための、全メモリ・チップに共通に接続す
    る束と、各メモリ・チップに対して個別の組み合わせで
    接続する束と、メモリ・データ変換ユニットにデータ変
    換方法を指示するための指示信号出力線を持ち、外部よ
    り与えられたアドレス情報を元にして、各メモリ・チッ
    プに共通に接続する束に供給するアドレス信号を、垂直
    方向アドレス情報の一部に対して水平方向の全ワード数
    情報を乗算し、その結果に対して水平方向アドレス情報
    の一部を加算することにより生成するメモリ・アドレス
    変換ユニットと、 (b)n個のメモリ・チップと外部データ・バスを構成
    するn組のデータ線との接続パターンを決定するメモリ
    ・データ変換ユニットを備えたことを特徴とする複数の
    メモリで構成されるメモリ回路のメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】(a)メモリ・チップにアドレス情報を供
    給するための、全メモリ・チップに共通に接続する束
    と、各メモリ・チップに対して個別の組み合わせで接続
    する束と、メモリ・データ変換ユニットにデータ変換方
    法を指示するための指示信号出力線を持ち、外部より与
    えられたアドレス情報を元にして、各メモリ・チップに
    共通に接続する束に供給するアドレス信号を、水平方向
    アドレス情報の一部に対して垂直方向の全ワード数情報
    を乗算し、その結果に対して垂直方向アドレス情報の一
    部を加算することにより生成するメモリ・アドレス変換
    ユニットと、 (b)n個のメモリ・チップと外部データ・バスを構成
    するn組のデータ線との接続パターンを決定するメモリ
    ・データ変換ユニットを備えたことを特徴とする複数の
    メモリで構成されるメモリ回路のメモリ制御装置。
  4. 【請求項4】(a)n個のメモリ・チップにアドレス情
    報を供給するための、全メモリ・チップに共通に接続す
    る束と、各メモリ・チップに対して個別の組み合わせで
    接続する束と、メモリ・データ変換ユニットにデータ変
    換方法を指示するための指示信号出力線を持つメモリ・
    アドレス変換ユニットと、 (b)n個のメモリ・チップと外部データ・バスを構成
    するn組のデータ線との接続パターンを決定するメモリ
    ・データ変換ユニットと、 (c)メモリ・チップに入出力されるmサイクルのバー
    ストデータを蓄えるためのデータ・バッファとを備えた
    ことを特徴とする複数のメモリで構成されるメモリ回路
    のメモリ制御装置。
  5. 【請求項5】(a)n個のメモリ・チップにアドレス情
    報を供給するための、全メモリ・チップに共通に接続す
    る束と、各メモリ・チップに対して個別の組み合わせで
    接続する束と、メモリ・データ変換ユニットにデータ変
    換方法を指示するための指示信号出力線と、データ・バ
    ッファに対する転送データの入出力を行うラッチ回路の
    選択を行うための切り替え指示出力信号を持つメモリ・
    アドレス変換ユニットと、 (b)n個のメモリ・チップと外部データ・バスを構成
    するn組のデータ線との接続パターンを決定するメモリ
    ・データ変換ユニットと、 (c)メモリ・チップに入出力するデータであり、メモ
    リ・チップが内蔵するバンクの数だけ連続して発生する
    mサイクルのバーストデータを、蓄えるためのデータ・
    バッファとを備えたことを特徴とする複数のメモリで構
    成されるメモリ回路のメモリ制御装置。
JP7278646A 1995-10-26 1995-10-26 メモリ制御装置 Pending JPH09120371A (ja)

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