JPH1049436A - 主記憶制御回路 - Google Patents

主記憶制御回路

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JPH1049436A
JPH1049436A JP8208424A JP20842496A JPH1049436A JP H1049436 A JPH1049436 A JP H1049436A JP 8208424 A JP8208424 A JP 8208424A JP 20842496 A JP20842496 A JP 20842496A JP H1049436 A JPH1049436 A JP H1049436A
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JP8208424A
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Inventor
Tsukasa Kobayashi
司 小林
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ページミス動作を行うような場合
であっても、主記憶部での処理の平均速度の低下を抑え
ることを課題とする。 【解決手段】 CPUからのアクセス要求とグラフィッ
ク制御部からのアクセス要求とが競合すると、信号発生
手段1は、切替え予告信号2を発生する。この切替え予
告信号2の発生があると、判断手段3は、競合するアク
セス要求のうちで先に処理したアクセス要求における上
位アドレスと後から処理しようとするアクセス要求にお
ける上位アドレスとが同一ではないと判断し、アドレス
判定部34での判定を待つことなく、DRAM素子12
へアクセスするタイミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置の主
記憶における、DRAM(Dynamic Random Access Memo
ry)の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置としては、図7に示
すように、CPU(Central Processing Unit )11
と、DRAM素子12と、DRAM制御回路13と、グ
ラフィック制御部14と、表示装置15と、データ記憶
装置等の外部I/O(Input/Output)部16と、これら
を互いに接続するCPUバス17とから構成されたもの
がある。
【0003】この情報処理装置において、DRAM素子
12は、図8に示すように、フレームバッファ領域12
aとデータプログラム領域12bとからなるメモリマッ
プ構成を有している。フレームバッファ領域12aは、
グラフィック制御部14によってグラフィックデータを
格納するためのフレームバッファとして使用され、デー
タプログラム領域12bは、CPU11が通常のデータ
プログラムを格納するために使用される。なお、フレー
ムバッファ領域12aとデータプログラム領域12b
は、それぞれDRAM素子12の内部で、全く別の領域
に連続的かつ固定的に確保されている。
【0004】このように構成された情報処理装置では、
CPU11によってDRAM素子12内のフレームバッ
ファに書き込まれたグラフィックデータを表示装置15
が表示するようになっている。図9(a)は、このとき
の動作を示すタイムチャートである。図中において、C
PUアドレス21はCPU11からDRAM素子12に
対して指定されるアドレスであり、上位アドレス及び下
位アドレス22はCPUアドレス21から変換されるメ
モリアドレスであり、RAS(Row Adress Strobe )信
号23は上位アドレス(行アドレス)を示す信号であ
り、CAS(Colomn Adress Strobe)信号24は下位ア
ドレス(列アドレス)を示す信号であり、書き込みデー
タ25、読み出しデータ26はそれぞれ書き込み、読み
込みされるデータである。CPU11はCPU要求信号
によってDRAM制御回路13に対してアクセス要求を
出し、CPU許可信号を受けると、図例のようにアクセ
スを行う。
【0005】グラフィック制御部14は、表示装置15
への表示タイミングに合わせて、表示のために必要とす
るデータをDRAM素子12から取り出す。図9(b)
は、その場合の動作を示すタイムチャートである。図中
において、表示要求信号27はDRAM素子12へのア
クセスを要求する信号であり、表示許可信号28はそれ
に対してのアクセス許可を示す信号である。グラフィッ
ク制御部14は、表示に必要なデータをDRAM素子1
2からから得るために、表示要求信号27を発生させ、
表示許可信号28による許可を得ると、以下上述の場合
と同様にしてDRAM素子12からデータを取り出し、
その内容に対応する表示を表示装置15に対して行う。
【0006】以上のような動作を行うために、DRAM
制御回路13は、図10に示すように、CPU11、グ
ラフィック制御部14のDRAM素子12へのアクセス
要求及びDRAM素子12に対するリフレッシュサイク
ルを調停するアビータ部31と、DRAM素子12への
アクセスタイミングを制御するタイミング制御部32
と、CPU11またはグラフィック制御部14からの要
求アドレスを上位/下位アドレスに変換するメモリアド
レス生成部33と、上位アドレスが前回のアクセスと同
じであるか否かを判定するアドレス判定部34と、リフ
レッシュサイクルを発生させるリフレッシュ制御部35
とを備えている。
【0007】CPU11、グラフィック制御部14から
のアクセス要求は、タイミング制御部32に伝えられ、
そこで優先度の高い方がアクセス許可を受け、アクセス
サイクルを起動する。このとき、ページヒット動作とペ
ージミス動作とのどちらが選ばれるかは、アドレス判定
部34での判定結果によっており、上位アドレスが前回
のアドレスと同じ場合にはページヒット動作、そうでな
い場合にはページミス動作が行われる。そして、メモリ
アドレス生成部33は、それぞれの動作に応じて適切な
メモリ上位/下位アドレスを生成する。
【0008】ページヒット動作とは、図11(a)に示
すように、DRAM素子12に対するアクセスが連続
し、かつ、連続したアドレスでの上位アドレスが同一で
あった場合に行う動作である。このように、DRAM素
子12から見ると、連続したアドレスがあった場合に、
上位アドレスが同じものが続いたほうが平均アクセスタ
イムが短くなり、全体としてのDRAM素子12の速度
が上がる。ページミス動作とは、図11(b)に示すよ
うに、アクセスが同じ上位アドレスに対してのものでな
かった場合に行う動作である。この場合には、上位アド
レスが同じかどうかを判定するまでRAS信号を引き延
ばし、その後にサイクルを始めからやり直すようになっ
ている。
【0009】また、DRAM素子12は、定期的にリフ
レッシュ動作を全上位アドレスに対して行わなくては、
データを保持することができない。したがって、リフレ
ッシュ制御部35は、図12に示すように、一定時間毎
にアビータ部31に対してリフレッシュ要求を発生さ
せ、許可を得ると、メモリ上位アドレスのみを発生した
RASオンリリフレッシュを行う。このメモリ上位アド
レスは、リフレッシュサイクル毎にインクリメントし、
一定周期で全上位アドレスに対するリフレッシュを行
う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
DRAM制御回路13においては、ページミス動作を行
う場合に、上位アドレスが同じかどうかを判定するまで
RAS信号を引き伸ばし、その後にサイクルを始めから
やり直すため、余分な時間がかかり(図11(b)中の
ペナルティタイム)その分遅くなる。例えば、CPU1
1からのアクセスとグラフィック制御部14からのアク
セスとが交互に行われるような場合に、DRAM制御回
路13内のかけ離れたアドレスが交互にアクセスされ、
当然上位アドレスも異なるため、ページミス動作を行う
割合が高くなり、DRAM素子12の平均速度が低下し
てしまう。そのために、このDRAM制御回路13を備
える情報処理装置においては、性能低下の一因となって
してしまう。
【0011】また、上述のDRAM制御回路13では、
定期的にリフレッシュ動作を行わなくてはならないの
で、このリフレッシュ動作によってCPU11またはグ
ラフィック制御部14からのアクセス要求が待たされて
しまうと、その分DRAM素子12の平均速度が低下し
てしまい、情報処理装置における性能低下の一因となっ
てしまう。
【0012】そこで、本発明は、DRAM素子(主記憶
部)の平均速度の低下を抑えることが可能なDRAM制
御回路(主記憶制御回路)を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたもので、請求項1記載の主記憶
制御回路は、データを記憶する主記憶部と、この主記憶
部に対するアクセス要求を発行する中央処理部と、この
中央処理部とは別に前記主記憶部に対するアクセス要求
を発行するグラフィック制御部とを具備する情報処理装
置に備えられ、前記主記憶部に対して複数のアクセス要
求があるとこれら複数のアクセス要求の処理順を調停す
るアビータ部と、前記主記憶部に対するアクセス要求を
処理する際にこのアクセス要求によって指定されるアド
レスを上位アドレスと下位アドレスとに変換するメモリ
アドレス生成部と、このメモリアドレス生成部で変換さ
れた上位アドレスがその前に処理したアクセス要求にお
ける上位アドレスと同一か否かを判定するアドレス判定
部と、このアドレス判定部での判定結果を基に前記主記
憶部へアクセスするタイミングを制御するタイミング制
御部とを有するものにおいて、前記中央処理部からのア
クセス要求と前記グラフィック制御部からのアクセス要
求とが競合した場合に、これらのうちで先に処理するア
クセス要求の処理中に切替え予告信号を発生する信号発
生手段と、前記信号発生手段による切替え予告信号の発
生があると、前記アドレス判定部での判定を待たずに、
先に処理したアクセス要求における上位アドレスと後か
ら処理しようとするアクセス要求における上位アドレス
とが同一ではないと判断する判断手段とが設けられたこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項1記載の発明に係わる主記憶制御回
路の構成によれば、中央処理部からのアクセス要求と前
記グラフィック制御部からのアクセス要求とが競合する
と、信号発生手段が切替え予告信号を発生するので、判
断手段では、これらアクセス要求のうちで先に処理した
アクセス要求における上位アドレスと後から処理しよう
とするアクセス要求における上位アドレスとが同一では
ないと判断し、その判断結果をタイミング制御部に出力
する。これにより、タイミング制御部では、アドレス判
定部での判定を待つことなく、判断手段での判断結果を
基に、主記憶部へアクセスするタイミングを制御する。
【0015】さらに、本発明の主記憶制御回路は、請求
項2記載のもののように、前記グラフィック制御部から
のアクセス要求があると、そのアクセス要求によって指
定されたアドレスを基に、次に前記グラフィック制御部
からのアクセス要求によって指定されるアドレスを予測
して、前記メモリアドレス生成部に出力するアドレス予
測手段が設けられたものであってもよい。
【0016】この場合には、アドレス予測手段がグラフ
ィック制御部から次に指定されるであろうアドレスを予
測し、その予測結果をメモリアドレス生成部に出力する
ので、メモリアドレス生成部では、グラフィック制御部
から次に指定されるアドレスの確定を待つことなく、上
位アドレスと下位アドレスとへの変換を行う。
【0017】また、請求項3記載の主記憶制御回路は、
データを記憶するためのフレームバッファ領域を有する
とともに、定期的に記憶内容の再書き込みが必要な主記
憶部と、この主記憶部のフレームバッファ領域に対する
アクセス要求を定期的に発行するグラフィック制御部と
を具備する情報処理装置に備えられ、前記主記憶部に対
して記憶内容の再書き込みを行うためのリフレッシュ信
号を一定時間毎に発行するリフレッシュ制御部を有する
ものにおいて、前記フレームバッファ領域に対する前記
グラフィック制御部からのアクセス要求の発行間隔が、
前記リフレッシュ制御部で発行されるリフレッシュ信号
の発行間隔よりも短いか否かを判定する間隔判定手段
と、この間隔判定手段が前記グラフィック制御部からの
アクセス要求の発行間隔のほうが短いと判定すると、前
記リフレッシュ制御部に対してリフレッシュ信号の発行
を中断させるリフレッシュ中断手段とを備えてなること
を特徴とするものである。
【0018】請求項3記載の発明に係わる主記憶制御回
路の構成によれば、主記憶部のフレームバッファ領域で
は、グラフィック制御部からの定期的なアクセス要求に
よってリフレッシュと同様の動作が行われる。このと
き、グラフィック制御部からのアクセス要求の発行間隔
がリフレッシュ制御部からのリフレッシュ信号の発行間
隔よりも短いと間隔判定手段が判定すると、リフレッシ
ュ中断手段では、リフレッシュ制御部でのリフレッシュ
信号の発行を中断させる。したがって、グラフィック制
御部からのアクセス要求がリフレッシュ信号よりも短い
間隔で発行されると、リフレッシュ動作を行わなくとも
フレームバッファ領域内のデータ破壊等が発生すること
がないので、リフレッシュ制御部によるリフレッシュ動
作の回数を減少させることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る主記憶制御回路について説明する。ただし、ここで
は、本発明をDRAM制御回路に適用した場合を例に挙
げて説明する。なお、従来のDRAM制御回路(図10
参照)と同一の構成要素については、同一の符号を与え
てその説明を省略する。
【0020】〔第1の実施の形態〕ここでは、請求項1
記載の発明に係わるDRAM制御回路について説明す
る。本実施の形態のDRAM制御回路は、図1に示すよ
うに、アビータ部1が切替え予告信号2を発生する機能
を有し、かつ、タイミング制御部3が切替え予告信号2
によってRASタイミングを変更する機能を有するもの
である。詳しくは、CPU11からのアクセス要求とグ
ラフィック制御部14からのアクセス要求とが競合した
場合に、アビータ部1は、これらうちで先に処理するア
クセス要求の処理中に切替え予告信号2を発生するよう
になっており、さらにタイミング制御部3では、アビー
タ部1から切替え予告信号2の発生があると、アドレス
判定部34での判定を待たずに、先に処理したアクセス
要求における上位アドレスと後から処理しようとするア
クセス要求における上位アドレスとが同一ではないと判
断するようになっている。つまり、アビータ部1は本発
明における信号発生手段としての機能を有するものであ
り、タイミング制御部3は本発明における判断手段とし
ての機能を有するものである。
【0021】このように構成されたDRAM制御回路で
は、CPU11からのアクセス要求とグラフィック制御
部14からのアクセス要求とが競合した場合に、図2の
タイムチャートに示すように動作する。すなわち、先の
CPU11からのアクセス要求に対する処理実行中に、
次のグラフィック制御部14からのアクセス要求(表示
要求信号)がアサートされているのをアビータ部1が検
出し、CPU11アクセスの終了前に、切替え予告信号
2をタイミング制御部3に対して出力する。このため、
タイミング制御部3では、次のアクセスが必ずページミ
スすることが分かり、アドレス判定部34での判定を待
たずに、RAS信号をネゲートし、次のサイクル起動の
準備に入る。
【0022】したがって、このDRAM制御回路では、
従来のもの(図11(b)参照)のように、CPU11
からのアクセス要求後に、次のグラフィック制御部14
からの要求アドレスが確定し、上位アドレスが同じか否
かの判定がなされるまで、RAS信号が引き伸ばされる
ことがない。これにより、このDRAM制御回路では、
ページミス動作を行う場合であっても、ペナルティタイ
ムをなくすことができるので、DRAM素子12の平均
速度が低下を抑えることができる。
【0023】なお、アクセス要求が競合した場合ではな
く、CPU11からのアクセス要求またはグラフィック
制御部14からのアクセス要求が連続していた場合に
は、アビータ部1は切替え予告信号2を出力しない。よ
って、この場合には、従来のものと同様に動作が行われ
る。
【0024】〔第2の実施の形態〕次に、請求項2記載
の発明に係わるDRAM制御回路について説明する。本
実施の形態のDRAM制御回路は、図3に示すように、
上述した第1の実施の形態に加えて、アドレス生成回路
4が設けられているものである。
【0025】アドレス生成回路4は、グラフィック制御
部14からのアクセス要求があると、その上位アドレス
をラッチし、これに必要分を増加したアドレスを、次に
グラフィック制御部14からのアクセス要求があった場
合に先行出力するものである。すなわち、アドレス生成
回路4では、グラフィック制御部14からのアクセス要
求によって指定されたアドレスを基に、次にグラフィッ
ク制御部14から指定されるであろうアドレスを予測し
て、これをメモリアドレス生成部33に出力するように
なっている。つまり、アドレス生成回路4は本発明にお
けるアドレス予測手段として機能するものである。
【0026】これは、グラフィック制御部14からのD
RAMアクセスアドレスには規則性があり、前回アクセ
スから予測可能なためである。グラフィック制御部14
からのアクセスは画面を規則的に走査するため、DRA
M素子12から見たらフレームバッファ領域12aを規
則的かつ周期的にリードすることになる。例えば、フレ
ームバッファ領域12a内を1/Xライン分ずつの単位
でアクセスし、1ライン分でデータ量がYバイトとする
と、DRAM素子12から見たら、Y/Xバイトずつの
インクリメントアドレスがリードされることになる。そ
こで、アドレス生成回路4では、初回のアクセス時の上
位アドレスを保持し、これにY/Xを加えたものを予測
結果(予測アドレス)としてメモリアドレス生成部33
に先行タイミングで出力する。
【0027】このように構成されたDRAM制御回路で
は、図4のタイムチャートに示すように動作する。すな
わち、アドレス生成回路4が予測アドレスをメモリアド
レス生成部33に出力するので、このメモリアドレス生
成部33では、グラフィック制御部14から次に指定さ
れるアドレスの確定を待つことなく、上位アドレスと下
位アドレスとへの変換を行う。
【0028】したがって、このDRAM制御回路では、
予測アドレスを基に次のアクセスでのメモリ上位アドレ
スを発生させるので、CPU11からのアクセスからグ
ラフィック制御部14からのアクセスに切り替わるとき
に、表示許可信号が出てから確定する要求アドレス(図
2参照)から次のアクセスでのメモリ上位アドレスを発
生させる必要がない。そのために、次のアクセスでのメ
モリ上位アドレスを発生させるまでの時間が遅延してし
まうことがなく、結果としてグラフィック制御部14か
らのDRAMアクセス時のサイクルタイムを短縮するこ
とができ、上述した第1の実施の形態の場合よりも、さ
らに平均DRAM速度を上げることができる。
【0029】なお、このDRAM制御回路では、タイミ
ング制御部3の動作タイミングも第1の実施の形態の場
合と異なっており、グラフィック制御部14からのアク
セス要求時には、RAS信号及びCAS信号を第1の実
施の形態の場合よりも早く制御することで、アドレスが
先行出力されるのに合わせるようになっている。
【0030】〔第3の実施の形態〕次に、請求項3記載
の発明に係わるDRAM制御回路について説明する。本
実施の形態のDRAM制御回路は、図5に示すように、
従来のDRAM制御回路(図10参照)に加えて、フレ
ームバッファ領域設定部5と、リフレッシュサイクル抑
制回路6とが設けられているものである。
【0031】フレームバッファ領域設定部5は、DRA
M素子12のフレームバッファ領域12aの領域範囲が
設定されるものである。リフレッシュサイクル抑制回路
6は、フレームバッファ領域12aに対するグラフィッ
ク制御部14からのアクセス要求の発行間隔が、リフレ
ッシュ制御部35で発行されるリフレッシュ信号の発行
間隔よりも短いか否かを判定し、グラフィック制御部1
4からのアクセス要求のほうが短ければ、リフレッシュ
制御部35に対してリフレッシュ抑制信号7を出力し、
リフレッシュ制御部35にリフレッシュ信号の発行を中
断させるものである。つまり、リフレッシュサイクル抑
制回路6は、本発明における信号発生手段としての機能
を有するものであり、タイミング制御部3は本発明にお
ける間隔判定手段及びリフレッシュ中断手段としての機
能を有するものである。
【0032】このように構成されたDRAM制御回路で
は、フレームバッファ領域12aが全面表示のためのア
クセス要求を受け、かつ、その要求発行周期がDRAM
素子12の要求するDRAMリフレッシュ周期以下であ
ると、フレームバッファ領域設定部5とリフレッシュサ
イクル抑制回路6とを有効とする。フレームバッファ領
域設定部5にフレームバッファ領域12aの領域範囲が
設定されると、リフレッシュサイクル抑制回路6は、リ
フレッシュ制御部35が行おうとするリフレッシュ要求
の上位アドレスを常時監視し、それがフレームバッファ
領域設定部5に設定された領域範囲内であれば、リフレ
ッシュ制御部35に対してリフレッシュ抑制信号7を出
力する。リフレッシュ制御部35では、リフレッシュ抑
制信号7を受け取ると、そのリフレッシュサイクルの要
求をメモリアドレス生成部33に対して出力しない。
【0033】図6は、このような状態でのDRAMリフ
レッシュ状態を示したものである。これによれば、デー
タプログラム領域12bは通常通りリフレッシュ動作が
行われるが、フレームバッファ領域12aについては、
リフレッシュ動作が行われない。ただし、フレームバッ
ファ領域12aに対しては、グラフィック制御部14か
らの表示のための定期的なアクセスが、リフレッシュ動
作と同様の効果を得るために、リフレッシュ制御部35
によるリフレッシュ動作が行われなくても、データ破壊
等は起こらない。
【0034】したがって、このDRAM制御回路では、
リフレッシュ制御部35によるリフレッシュ動作の回数
を減少させることが可能となり、そのためにCPU11
またはグラフィック制御部14からのアクセス要求がリ
フレッシュ動作待ちで遅らされる割合が減少し、その分
DRAM素子12の平均速度が低下を抑えることができ
る。このときの割合の減少率、すなわち性能向上率は、
以下に示す式(1)及び式(2)によって表される。
【0035】
【数1】
【0036】
【数2】
【0037】ただし、式(1)及び式(2)において、
「Rf」は本実施の形態における性能向上率、「T」は
リフレッシュ周期、「t0」はリフレッシュサイクルタ
イム、「t1」は本実施の形態における平均リフレッシ
ュサイクルタイム、「MM」は総DRAM容量、「F
M」はフレームバッファサイズ、をそれぞれ示すものと
する。
【0038】なお、第1、第2または第3の実施の形態
に記載した内容は、それぞれ独立して設けられたもので
あっても、また、一つのDRAM制御回路に同時に設け
られたものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の主記憶
制御回路は、ページミス動作を行うような場合であって
も、主記憶部における平均速度が低下を抑えることがで
きる。よって、この主記憶制御回路を備えれば、情報処
理装置における性能低下の一因を排除することができ
る。また、本発明の主記憶制御回路は、リフレッシュ動
作を行う場合であっても、主記憶部における平均速度が
低下を抑えることができる。よって、この場合であって
も上述と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる主記憶制御回路の第1の実施の
形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の主記憶制御回路における処理動作例を示
すタイムチャートである。
【図3】本発明に係わる主記憶制御回路の第2の実施の
形態の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3の主記憶制御回路における処理動作例を示
すタイムチャートである。
【図5】本発明に係わる主記憶制御回路の第3の実施の
形態の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5の主記憶制御回路におけるリフレッシュ対
象領域を示す説明図である。
【図7】主記憶制御回路が備えられる情報処理装置の一
例の概略構成を示すブロック図である。
【図8】図7の情報処理装置が備えるDRAMの記憶領
域を示す説明図である。
【図9】図7の情報処理装置が備えるDRAMに対する
アクセス処理動作例を示すタイムチャートであり、
(a)はCPUからのアクセス要求に関わるタイムチャ
ート、(b)はグラフィック制御部からのアクセス要求
に関わるタイムチャートである。
【図10】従来の主記憶制御回路の一例の概略構成を示
すブロック図である。
【図11】図10の主記憶制御回路における制御動作例
を示すタイムチャートであり、(a)はページヒット動
作のタイムチャート、(b)はページミス動作のタイム
チャートである。
【図12】図10の主記憶制御回路におけるリフレッシ
ュ動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 アビータ部 2 切替え予告信号 3 タイミング制御部 4 アドレス生成回路 5 フレームバッファ領域設定部 6 リフレッシュサイクル抑制回路 7 リフレッシュ抑制信号 11 CPU 12 DRAM素子 12a フレームバッファ領域 14 グラフィック制御部 33 メモリアドレス生成部 34 アドレス判定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶する主記憶部と、該主記憶
    部に対するアクセス要求を発行する中央処理部と、該中
    央処理部とは別に前記主記憶部に対するアクセス要求を
    発行するグラフィック制御部とを具備する情報処理装置
    に備えられ、 前記主記憶部に対して複数のアクセス要求があると該複
    数のアクセス要求の処理順を調停するアビータ部と、前
    記主記憶部に対するアクセス要求を処理する際に該アク
    セス要求によって指定されるアドレスを上位アドレスと
    下位アドレスとに変換するメモリアドレス生成部と、該
    メモリアドレス生成部で変換された上位アドレスがその
    前に処理したアクセス要求における上位アドレスと同一
    か否かを判定するアドレス判定部と、該アドレス判定部
    での判定結果を基に前記主記憶部へアクセスするタイミ
    ングを制御するタイミング制御部とを有する主記憶制御
    回路において、 前記中央処理部からのアクセス要求と前記グラフィック
    制御部からのアクセス要求とが競合した場合に、これら
    のうちで先に処理するアクセス要求の処理中に切替え予
    告信号を発生する信号発生手段と、 前記信号発生手段による切替え予告信号の発生がある
    と、前記アドレス判定部での判定を待たずに、先に処理
    したアクセス要求における上位アドレスと後から処理し
    ようとするアクセス要求における上位アドレスとが同一
    ではないと判断する判断手段とが設けられたことを特徴
    とする主記憶制御回路。
  2. 【請求項2】 前記グラフィック制御部からのアクセス
    要求があると、該アクセス要求によって指定されたアド
    レスを基に、次に前記グラフィック制御部からのアクセ
    ス要求によって指定されるアドレスを予測して、前記メ
    モリアドレス生成部に出力するアドレス予測手段が設け
    られたことを特徴とする請求項1記載の主記憶制御回
    路。
  3. 【請求項3】 データを記憶するためのフレームバッフ
    ァ領域を有するとともに、定期的に記憶内容の再書き込
    みが必要な主記憶部と、該主記憶部のフレームバッファ
    領域に対するアクセス要求を定期的に発行するグラフィ
    ック制御部とを具備する情報処理装置に備えられ、 前記主記憶部に対して記憶内容の再書き込みを行うため
    のリフレッシュ信号を一定時間毎に発行するリフレッシ
    ュ制御部を有する主記憶制御回路において、 前記フレームバッファ領域に対する前記グラフィック制
    御部からのアクセス要求の発行間隔が、前記リフレッシ
    ュ制御部で発行されるリフレッシュ信号の発行間隔より
    も短いか否かを判定する間隔判定手段と、 該間隔判定手段が前記グラフィック制御部からのアクセ
    ス要求の発行間隔のほうが短いと判定すると、前記リフ
    レッシュ制御部に対してリフレッシュ信号の発行を中断
    させるリフレッシュ中断手段とを備えてなることを特徴
    とする主記憶制御回路。
JP8208424A 1996-08-07 1996-08-07 主記憶制御回路 Withdrawn JPH1049436A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6336162B1 (en) 1998-03-03 2002-01-01 International Business Machines Corporation DRAM access method and a DRAM controller using the same
JP2021507405A (ja) * 2017-12-21 2021-02-22 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッドAdvanced Micro Devices Incorporated バンク毎及び全てのバンクの動的リフレッシュ

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US6336162B1 (en) 1998-03-03 2002-01-01 International Business Machines Corporation DRAM access method and a DRAM controller using the same
JP2021507405A (ja) * 2017-12-21 2021-02-22 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッドAdvanced Micro Devices Incorporated バンク毎及び全てのバンクの動的リフレッシュ

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