JP4540302B2 - 自動車用ペダル支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のブレーキペダルやクラッチペダル等を支持する自動車用ペダル支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車室内運転席前方には、乗員の踏力によって作動させるブレーキペダルが配設されている。このブレーキペダルは乗員の踏力が付与される踏面としてのペダルパッドと、このペダルパッドを下端に有し略上下方向に延びるペダルレバーによって構成され、ペダルレバーの上端がエンジンルームと車室とを区画するトーボードに取り付けられたペダルブラケットに回動自在に軸支されている。更に、トーボードのエンジンルーム側にはペダルに付与された乗員の踏力を増強するマスタバッグが配置され、マスタバッグとペダルレバーとはプッシュロッドを介して連結されている。
【0003】
しかしながら、このように構成されたブレーキペダルは、衝突等により所定以上の外力が車体前方側から作用した際に、この外力によって後退するパワーユニット等によってマスタバッグやトーボードが車室内側に押しやられ、このペダルブラケットに支持されたブレーキペダルが後方に移動したとき、ブレーキペダルのペダルパッドに載せられた乗員の足部に過大な荷重が加わる可能性がある。
【0004】
この対策として、種々のペダル支持構造が提案されている。この種のペダル支持構造は、例えば図8に概要を示すようにトーボード101の前面、即ちエンジンルーム側にマスタバッグ111が配置され、マスタバッグ111と共にペダルブラケット112の前端がトーボード101に固定されている。一方、ペダルブラケット112の後端113は、トーボード101の上端に略水平方向に延びて配置されたバルクヘッド102に、固定手段114によってバルクヘッド102に対して後退した際に離脱可能なように結合される。
【0005】
固定手段114は、例えば、図9に図8のI−I線断面図を示すようにバルクヘッド102にボルト115の軸部が僅かな隙間を有して貫通する円形のボルト孔116を形成する一方、ペダルブラケット112にボルト115の軸部が僅かな間隙を有して貫通する小径部分117aとこの前側に位置してボルト115の頭部が貫通し得る大径部分117bとが連続するボルト孔117が形成される。そして、ボルト115をペダルブラケット112に形成されたボルト孔117の小径部分117a及びバルクヘッド102のボルト孔116を貫通させてウエルディングナット118に螺合させることによって、ペダルブラケット112とバルクヘッド102が一体に結合される。ボルト115の締付力は、衝突時にペダルブラケット112に車体後方側に向く荷重が加わった際にペダルブラケット112がバルクヘッド102に対して後方にスライドし得る程度に設定される。
【0006】
バルクヘッド102には、ペダルブラケット112の後端113に対向して後下がりに傾斜する傾斜面103が形成されている。ペダルブラケット112にピン119を介してブレーキペダル120の上端が前後方向に回動自在に支持され、マスタバッグ111から後方に延びるプッシュロッド123がブレーキペダル120の中間部に連結されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
この構成を備えた自動車が衝突によりマスタバッグ111がトーボード101を変形させながら後退すると、トーボード101に固定されたペダルブラケット112がバルクヘッド102に対して後退する。ペダルブラケット112の後退により、ボルト115がペダルブラケット112に形成されたボルト孔117の小径部分117aから大径部分117b側に移動して抜け落ちてペダルブラケット112とバルクヘッド102の結合が解除され、ペダルブラケット112がバルクヘッド102から分離して脱落する。
【0008】
バルクヘッド102から分離したペダルブラケット112が更に後退し、後端113がバルクヘッド102の傾斜面103に当接して案内されて押し下げられる。その結果、ペダルブラケット112に支持されたブレーキペダル120は、その下端に設けられたペダルパッド121が前方に移動するように回動する。このように衝突によってマスタバッグ111及びペダルブラケット112が後方に移動しても、その移動を相殺するようにブレーキペダル120の下端が前方に回転するので、衝突時にブレーキペダル120のペダルパッド121に載せた乗員の足部に加わる荷重を軽減することができる。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−310036号公報(段落番号0015〜0020、図1、図2、図3)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載のブレーキペダル支持構造によると、衝突によってトーボード101に固定されたペダルブラケット112がバルクヘッド102に対して後退すると、ペダルブラケット112がバルクヘッド102から分離する。ペダルブラケット112が更に後退して後端113が傾斜面103に当接すると、後端113が傾斜面103に沿って押し下げられて、ペダルブラケット112に支持されたブレーキペダル120の車室内方側への移動が抑制できる。
【0011】
しかし、衝突によるペダルブラケット112の後退によってバルクヘッド102からペダルブラケット112が分離し、その分離したペダルブラケット112が更に後退し、後端113がバルクヘッド102の傾斜面103に当接して下方に押し下げられることから、バルクヘッド102から分離したペダルブラケット112は傾斜面103に当接するまでの間において複雑に挙動し、かつバルクヘッド102の変形に伴って傾斜面103の形状が変化する。よって、バルクヘッド102から分離したペダルブラケット112が複雑な挙動を伴って傾斜面103に当接することから、ペダルブラケット112及びペダルブラケット112に支持されたペダル120の挙動を予測することが極めて困難であり、チューニングが困難で所期の効果が得られず乗員の安全性が十分に達成できないことが懸念される。
【0012】
一方、ブレーキペダル120や他の部品等が組み付けられたペダルブラケット112を車体に搭載する際に、バルクヘッド102のボルト孔117の小径部117aとペダルブラケット112のボルト孔116を高精度で位置決めしてボルト115により結合する必要がある。この組み立て精度が確保できない場合にはバルクヘッド102からペダルブラケット112の離脱が不安定になる。この離脱の不安定に起因してペダルブラケット112の挙動が不安定になり、所期の効果に影響を及ぼすことが懸念される。更に、車室内の限定された作業空間におけるペダルブラケット112の搭載作業は、その組み付け精度に影響し、安全性に対する信頼性の低下を招くおそれがある。
【0013】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、衝突時におけるペダルの車室内方への移動が有効的に抑制できる安全性に優れる自動車用ペダル支持構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の自動車用ペダル支持構造は、前部がトーボードに結合されてペダルのペダルレバーを軸支するペダルブラケットを備えた自動車用ペダル支持構造において、上記トーボードと対向しかつ下降するに従って車体後方側に移行する傾斜面を有する車体部材に設けられたキャッチャを備え、上記ペダルブラケットは、上記ペダルのペダルレバーを軸支すると共に前後方向に延在して前部が上記トーボードに結合され後端部が上記キャッチャの傾斜面と間隙を有して対向するペダルブラケット本体と、上記ペダルブラケット本体の車幅方向の移動を規制しつつ、上記ペダルブラケット本体の後端部を上記キャッチャの傾斜面に誘導するガイド手段とを有し、上記トーボードに入力される車体前方側からの外力により車体後方側に移動する上記ペダルブラケット本体の後端部を上記ガイド手段によって上記キャッチャの傾斜面に誘導し、後退するペダルブラケット本体の後端部を上記傾斜面で下方に案内することを特徴とする。
【0015】
請求項1の発明によると、衝突等によりトーボードに入力される外力によってペダルブラケット本体が後退したとき、その後退移動するペダルブラケット本体の後端部をガイド手段によってペダルブラケット本体の車幅方向の移動を規制しつつキャッチャの傾斜面に誘導することによって、ペダルブラケット本体の挙動が安定し、ペダルブラケット本体の後端部が確実にかつ円滑にキャッチャの傾斜面に沿って押し下げられて、ペダルパッドに載せた乗員の足部に加わる荷重を軽減することができる。更に、衝突時におけるペダルブラケット本体の挙動が安定することから、予めペダルブラケット本体及びペダルの挙動を実験やシミュレーション等に基づいて予測することが容易であり、ペダルブラケット本体及びペダルの挙動を適切にチューニングすることが可能になり所期の効果が達成できて乗員の安全性が確保できる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1の自動車用ペダル支持構造において、上記ガイド手段は、上記ペダルブラケット本体の両側に対峙するフランジが形成されると共に先端部がブラケット本体の後端より車体後方側に突出してキャッチャの傾斜面と対向するペダル支持部と、上記ペダルブラケットとペダル支持部を移動可能に結合する結合手段とを備え、上記トーボードに入力される車体前方側からの外力により車体後方側に移動する上記ペダルブラケット本体と共に移動するペダルブラケット支持部の先端部が上記キャッチャの傾斜面に当接しかつペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接したときに上記結合手段による結合を解除することを特徴とする
【0017】
請求項2によると、衝突等によりトーボードに入力される外力によってペダルブラケット本体が後退したとき、ペダルブラケット本体と共にペダルブラケット支持部が車体後方側に移動し、まず、ペダルブラケット支持部の先端部がキャッチの傾斜面に当接して受け止められ、このペダルブラケット支持部のフランジに案内されてペダルブラケット本体が後退することからペダルブラケット本体の挙動が安定する。
【0018】
請求項に記載の自動車用ペダル支持構造の発明は、前部がトーボードに結合され後部がバルクヘッドに支持されてペダルのペダルレバーを軸支するペダルブラケットを備えた自動車用ペダル支持構造において、上記トーボードと対向しかつ下降するに従って車体後方側に移行する傾斜面を有する車体部材に設けられたキャッチャを備え、上記ペダルブラケットは、前部が上記トーボードに結合されて前後方向に延在し、上記ペダルのペダルレバーを軸支すると共に接合面及び該接合面に連続形成されて上記キャッチャの傾斜面と間隙を有して対向する後端部を有するペダルブラケット本体と、上記バルクヘッドに支持されて上記接合面に上方から接面する支持面及び該支持面に連続形成されて上記ペダルブラケット本体の後端部より車体後方側に突出して上記キャッチャの傾斜面と間隙を有して対向する先端部を有するペダルブラケット支持部と、上記支持面と接合面を移動可能に結合する結合手段とを有し、上記トーボードに入力される車体前方側からの外力により車体後方側に移動する上記ペダルブラケット本体と共に移動するペダルブラケット支持部の先端部が上記キャッチャの傾斜面に当接したときに上記結合手段は上記ペダルブラケット支持部に対するペダルブラケット本体の移動を許容し、かつ支持面に誘導されて移動するペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接したときに上記結合手段による支持面と接合面の結合を解除し、脱落したペダルブラケット本体の後端部を上記傾斜面で下方に案内することを特徴とする。
【0019】
請求項の発明によると、衝突等によりトーボードに入力される外力によってペダルブラケット本体が後退したとき、ペダルブラケット本体と共に結合手段で結合されたペダルブラケット支持部が車体後方側に移動し、まず、ペダルブラケット支持部の先端部がキャッチの傾斜面に当接して受け止められ、ペダルブラケット支持部がペダル固定ブラケットとキャッチャによって保持される。この保持されたペダルブラケット支持部の支持面に接合面が案内されてペダルブラケット本体が後退することからペダルブラケット本体の挙動が安定し、ペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接したときに結合手段による支持面と接合面の結合を解除して、脱落したペダルブラケット本体の後端部を確実にかつ円滑にキャッチャの傾斜面に沿って押し下げられる。
【0020】
更に、衝突時におけるペダルブラケット本体の挙動が安定することから、予めペダルブラケット本体及びペダルの挙動を実験やシミュレーション等に基づいて予測することが容易になり、ペダルブラケット本体及びペダルの挙動を適切にチューニングすることができる。よって、ペダルパッドに載せた乗員の足部に加わる荷重を軽減することができ、所期の効果が達成できて乗員の安全性向上が確保できる。
【0021】
また、組み立て精度が衝突時におけるペダルブラケット及びペダルの挙動に影響するペダルブラケット本体とペダルブラケット支持部の結合が、車載に先立って作業性に優れた車室外で予め高精度で行うことができ、信頼性が得られ、かつ作業空間が制限された車載作業が容易になり、優れたペダルブラケットの搭載作業性が確保できる。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項の自動車用ペダル支持構造において、上記ペダルブラケット本体は、上記バルクヘッドに設けられたペダル固定ブラケットを介在して上記バルクヘッドに支持されたことを特徴とする。
【0023】
請求項の発明によると、ペダルブラケット本体をペダル固定ブラケットを介在してバルクヘッドに支持することによって、ペダル固定ブラケットの変形させることにより容易にかつ安定した状態でペダルブラケット支持部をペダルブラケット本体と共にキャッチャの傾斜面に誘導することができる。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項の自動車用ペダル支持構造において、上記ペダルブラケット本体は、上部に上記ペダル固定ブラケットの前面に対向する段部を有し、上記ペダルブラケット本体の車体後方側移動に伴う上記固定ブラケットと段部の当接によりペダルブラケット本体に押し下げ力が付与されることを特徴とする。
【0025】
請求項の発明によると、ペダルブラケット本体の後退による段部と固定ブラケットの当接によってペダルブラケット本体に押し下げ力が付与され、結合手段によるペダルブラケット本体とペダルブラケット支持部との結合解除が確実になり、かつ傾斜面によるペダルブラケット本体の後端部の下方誘導が効率的にできる。
【0026】
請求項に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造において、上記ペダルブラケット本体は、上記接合面の両側縁にそれぞれ車体前後方向に沿って折曲形成されたフランジを有し、上記ペダルブラケット支持部は、上記支持面の両側縁にそれぞれ折曲形成されて上記両フランジと対峙するフランジを有することを特徴とする。
【0027】
請求項の発明によると、対峙する接合面の両側縁に折曲形成されたフランジと、支持面の両側縁に折曲形成されたフランジとによって、ペダルブラケット本体の後退がより良好に誘導されて、より確実にペダルブラケット本体の後端部をキャッチャの傾斜面に誘導できる。
【0028】
請求項に記載の発明は、請求項3〜6のいずれか1項の自動車用ペダル支持構造において、上記結合手段は、結合ボルトと、上記支持面に、貫通した上記結合ボルトの軸部が移動可能でかつ結合ボルトの頭部の貫通が不可能な前後方向に長い小径部分と上記ペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接した状態において上記結合ボルトの頭部が貫通可能な大径部分とが連続して穿設されたボルト孔と、上記接合面に上記結合ボルトの軸部が貫通可能に穿設されたボルト孔と、上記支持面及び接合面に穿設されたボルト孔を貫通する上記結合ボルトに螺合するナットとを有することを特徴とする。
【0029】
請求項の発明によると、接合面及び支持面にそれぞれ穿設されたボルト孔と、これらのボルト孔を貫通する結合ボルトと、結合ボルトに螺合するナットとによる簡単な構成によって結合手段を形成することができる。
【0030】
請求項に記載の発明は、請求項3〜6のいずれか1項の自動車用ペダル支持構造において、上記結合手段は、結合ボルトと、上記支持面に上記結合ボルトの軸部が貫通可能に穿設されたボルト孔と、上記接合面に、貫通した上記結合ボルトの軸部が移動可能でかつ結合ボルトの頭部の貫通が不可能な前後方向に長い小径部分と上記ペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接した状態において上記結合ボルトの頭部が貫通可能な大径部分が連続形成されたボルト孔と、上記接合面及び支持面に穿設されたボルト孔を貫通する上記結合ボルトに螺合するナットとを有することを特徴とする。
【0031】
請求項の発明によると、接合面及び支持面にそれぞれ穿設されたボルト孔と、これらのボルト孔を貫通する結合ボルトと、結合ボルトに螺合するナットとによる簡単な構成によって結合手段を形成することができる。
【0032】
請求項に記載の発明は、請求項の自動車用ペダル支持構造において、上記接合面に穿設されたボルト孔は、上記ペダルブラケット支持部を取り付ける際の作業孔であることを特徴とする。
【0033】
請求項の発明によると、接合面に穿設されたボルト孔、特に大径部分がペダルブラケット支持部を取り付ける際の作業孔としての機能を兼備することから、接合面に作業孔を別途形成必要がなく、ペダルブラケット本体の構造の簡素化が得られ、かつ剛性が確保できる。
【0034】
請求項10に記載の発明は、請求項3〜9のいずれか1項の自動車用ペダル支持構造において、上部が上記ペダルブラケット本体に取り付けられた取付部の下部にペダルレバーが当接してペダルの回動を規制するペダル当接部を備えたストッパブラケットと、該ペダル当接部と上記接合面とを連結する補強ブラケットとを有することを特徴とする。
【0035】
請求項10の発明によると、ストッパブラケットのペダル当接部と接合面とを補強ブラケットにより連結することによって、接合面及びこの接合面に連続する後端部の剛性が確保でき、キャッチャの傾斜面によるペダルブラケット本体の下方誘導が効率的にできる。
【0036】
請求項11に記載の発明は、請求項3〜10のいずれか1項の自動車用ペダル支持構造において、上記ペダルブラケット本体の接合面及び上記ペダルブラケット支持部の支持面は、車体前後方向に水平で延在することを特徴とする。
【0037】
請求項11の発明によると、ペダルブラケット本体の後退移動方向と、ブラケット本体の接合面及びペダルブラケット支持部の支持面の延在方向がほぼ同一方向となり、円滑にペダルブラケット支持部の支持面に接合面が案内されてペダルブラケット本体の挙動が安定する。
【0038】
請求項12に記載の発明は、請求項3〜11のいずれか1項の自動車用ペダル支持構造において、上記ペダルブラケット本体の後端部及び上記ペダルブラケット支持部の先端部は、車体後方側に移行するに従って下降する傾斜面状であることを特徴とする。
【0039】
請求項12の発明によると、ペダルブラケット本体の後端部及びペダルブラケット支持部の先端部を後下がりに傾斜させることによって、ペダルブラケット本体の後端部がペダルブラケット支持部及びキャッチャの傾斜面に沿って円滑に下方に誘導することができる。
【0040】
請求項13に記載の発明は、請求項3〜12のいずれか1項の自動車用ペダル支持構造において、上記ペダルブラケット本体の接合面及び上記ペダルブラケット支持部の支持面は、上記ペダル中心に対して車幅方向に対称であることを特徴とする。
【0041】
請求項13の発明によると、ペダルブラケット本体の接合面及びペダルブラケット支持部の支持面をペダル中心に対して車幅方向に対称にすることによって、車体後方側へ移動するブラケット本体の移動中心と踏力によるペダル側から反力中心軸が平面視一致し、ペダルブラケット本体及びペダルの車幅方向の揺動が抑制できて安定したペダルブラケット本体及びペダルの挙動が確保できる。
【0042】
請求項14に記載の発明は、請求項3〜13のいずれか1項の自動車用ペダル支持構造において、上記ペダルブラケット本体の後端部及び上記ペダルブラケット支持部の先端部は、上記ペダル中心に対して車幅方向に対称であることを特徴とする。
【0043】
請求項14の発明によると、ペダルブラケット本体の後端部及びペダルブラケット支持部の先端部をペダル中心に対して車幅方向に対称にすることによって、キャッチャの傾斜面によりペダルブラケット本体の後端部を安定した状態で下方へ誘導でき、ペダルの車幅方向の揺動が抑制できる。
【0044】
請求項15に記載の発明は、請求項3〜14のいずれか1項の自動車用ペダル支持構造において、上記ペダルブラケット本体の接合面及び上記ペダルブラケット支持部の支持面は、上記バルクヘッドとペダルブラケット支持部の結合部分より車体後方側であることを特徴とする。
【0045】
請求項15の発明によると、ペダル固定ブラケットとペダルブラケット支持部の結合部分より車体後方側にブラケット本体の接合面及びペダルブラケット支持部の支持面を設定することによって、キャッチャの傾斜面によるペダルブラケット本体の後端部を下方への誘導が効率的にできる。
【0046】
【発明の実施の形態】
本発明による自動車用ペダル支持構造の実施の形態を、ペダルがブレーキペダルの場合を例に図1乃至図7を参照して説明する。
【0047】
図1はブレーキペダル装置の支持部周辺の構造を概略的に示す全体側面図、図2は図1の一部を省略した全体平面図、図3は図1のA部拡大図、図4は要部分解斜視図、図5乃至図7は作用説明図である。なお、各図における矢印Fは車体前方方向、矢印Rは車体後方方向、矢印Wは車幅方向を示している。
【0048】
図1に示すように、エンジンルームAと車室Bとを区画するトーボード1が略上下方向に延在し、かつその各側端縁が左右のフロントピラ(図示せず)に結合される。トーボード1の上端縁が、略水平で車幅方向に延びるバルクヘッド2の下面に結合し、かつ下端縁が図示しないフロアパネルに結合される。バルクヘッド2の下面には、上端がバルクヘッド2に結合されて下降するに従って後方に移行する後下がりに傾斜する前面4、下面5、上端がバルクヘッド2に接合された後面6によって上方が開放された断面略コ字状で車幅方向に連続するペダル固定ブラケット3が設けられている。また、管状のサポートビーム7がペダル固定ブラケット3の後方で車幅方向に延びて左右のフロントピラ間に架設される。サポートビーム7はステアリングコラム8を支持する極めて大きな剛性を有する車体部材である。サポートビーム7にはトーボード1と対向すると共に、下降するに従って車体後方側に移行する、いわゆる後下がりに傾斜する傾斜面62を有するキャッチャ61が設けられる。
【0049】
トーボード1には、図示しない開口部が形成され、開口部に対応してトーボード1のエンジンルームA側にマスタバッグ9が配置され、トーボード1の車室B側にマスタバッグ9と対向してブレーキペダル55を支持するペダルブラケット10が配置される。
【0050】
次に、図1乃至図4を参照してペダルブラケット10について説明する。
【0051】
ペダルブラケット10は、前端がマスタバッグ9と共にトーボード1にボルトによって共締めされるペダルブラケット本体11と、ストッパブラケット31と、ペダルブラケット本体11をペダル固定ブラケット3に取り付けるペダルブラケット支持部41とを主要部として構成され、ペダルブラケット本体11にブレーキペダル55が支持される。
【0052】
ペダルブラケット本体11は、前側ペダルブラケット本体12と、この前側ペダルブラケット本体12の後部に結合される後側ペダルブラケット本体21によって構成される。
【0053】
前側ペダルブラケット本体12は、中央部に開口部13aが形成された略矩形板状の前部取付部13と、この前部取付部13に前端が接合して上面部15及びその両側縁から下方に折曲形成されて対向する両側面部16、17によって下方が開放された断面略コ字形で、かつ後上がり状態で前後方向に延びるペダル支持部14とによって形成される。この両側面部16、17の各後部にペダル取付孔が対向して穿設されている。
【0054】
後側ペダルブラケット本体21は、前側ペダルブラケット本体12の上面部15の後端部分に上方から載置されて結合する基端部22と、基端部22の後縁から下方に折曲形成されてペダル固定ブラケット3の前面4と対向する傾斜する段部23と、段部23の下縁に折曲形成されてほぼ水平で後方に延びる矩形平面状の接合面24と、接合面24の後縁から下方に折曲形成されてサポートビーム7に取り付けられたキャッチャ61の傾斜面62と対向する後下がりに傾斜する先端部25とが前後方向に連続形成されている。基部22、段部23、接合面24の両側縁にそれぞれ連続してフランジ26、27が下方に折曲形成される。更に、ステアリングコラム8側のフランジ26に、接合面24の前後方向中央部に対応して切り欠き26aが形成され、かつ後端部25の車幅方向中央部に切り欠き25aが形成されている。
【0055】
接合面24に一対のボルト孔28が車幅方向に並設されている。各ボルト孔28は、後側に位置して結合ボルト29の軸部が僅かな隙間を有して貫通する前後方向に長い小径部分28aと、前側に位置して結合ボルト29の頭部が貫通し得る前後方向に長い大径部分28bとが連続して形成される。
【0056】
このように形成された前側ペダルブラケット本体12と、後側ペダルブラケット本体21は、前側ペダルブラケット本体12に形成されたペダル支持部14の上面部15、側面部16、17の各後端部分と、後側ペダルブラケット本体21に形成された基端部22及びフランジ26、27とを重ねて溶接等によって、前部範囲が前下がりに傾斜しかつ屈曲して後部範囲が略水平に伸びるペダルブラケット本体11が形成される。
【0057】
ストッパブラケット31は、矩形平板状のペダル当接部32の両側縁から前方に折曲すると共に上方に延びて対向する一対の取付部33を有する平面視略コ字状で、取付部33の上部に図示しないペダル取付孔が穿設される。この各取付部33の上部を前側ペダルブラケット本体12の両側面部16、17の後部に重ね、かつそれぞれのペダル取付孔を対応させて結合する。
【0058】
ストッパブラケット31のペダル当接部32には、補強ブラケット35が設けられている。補強ブラケット35は、ペダル当接部32に張設してペダル当接部32を補強する矩形平板状のペダル当接部補強部36と、このペダル当接部補強部36から帯状に連結部37が延設され、連結部37の先端が後側ペダルブラケット本体21の接合面24の下面及び後端部25、特に、ボルト孔28と後端部25の間でかつ後端部25およびフランジ26に形成された切り欠き25a、26aよりステアリングコラム8と離れた範囲において接合面24の下面及び後端部25に接合される。即ち、ペダル当接部32がペダル当接部補強部36によって補強され、かつ連結部37によってペダル当接部32と接合面24とが一体結合されて接合面24及び後端部25の剛性が確保される。
【0059】
ストッパブラケット31が掛け渡されて補強された前側ペダルブラケット本体12の両側面部16、17およびストッパブラケット31の両取付部33のペダル取付孔に貫通するペダル支持手段となる支持ボルト38およびナット39によってブレーキペダル55が軸支される。このブレーキペダル55は、上端がボルト38によって回動自在に軸支されて下方に伸びるペダルレバー56の下端にペダルパッド57が設けられ、支持ボルト38に巻回された図示しないリターンスプリングによって乗員による踏力付与方向と反対方向に付勢される。
【0060】
ストッパブラケット31のペダル当接部32はペダルパッド57の踏み込みによってペダルレバー56に設けられたストッパ片が離れることによってONしてストップランプを点灯させるストップランプスイッチ58が配設される。
【0061】
ペダルブラケット支持部41は、ボルト孔43が穿設されて取付ボルト51によってペダル固定ブラケット3の下面5に結合される取付基部42と、取付基部42の後縁から下方に折曲形成した段差部44と、段差部44の下端から略水平に折曲形成された矩形平板状の支持面45と、支持面45の後縁から下方に折曲形成されてサポートビーム7に取り付けられたキャッチャ61の傾斜面62と対向して後下がりに傾斜する先端部47とが前後方向に連続形成されている。支持面45には、後側ペダルブラケット本体22の接合面24に形成された各ボルト孔28の小径部分28aに対応して一対のボルト孔46が車幅方向に並設される。
【0062】
これら接合面24に形成されたボルト孔28、支持面45に形成されたボルト孔46、これらボルト孔28、46を貫通する結合ボルト29及び結合ボルト29に螺合するナット30による簡単な構成で接合面24と支持面45を結合する結合手段が形成される。
【0063】
更に、ステアリングコラム8側の取付基部42の側縁から段差部44の側縁を介して接合面45の側縁に亘って連続し、後側ペダルブラケット本体21のフランジ25に形成された切り欠き25aの近傍に達するフランジ48が下方に折曲形成される。一方、ステアリングコラム8から離れた側の取付基部42の側縁から段差部44の側縁及び接合面45の側縁に亘って連続して先端部47に連続するフランジ49が下方に折曲形成される。
【0064】
これら支持面45およびフランジ48、49によって、前方側からの外力により車体後方側に相対移動する後側ペダルブラケット本体21の先端部25をキャッチャ61の傾斜面62に誘導するガイド手段を構成している。
【0065】
また、後側ペダルブラケット21に形成される接合面24及び後端部25、ブラケット支持部41の支持面45及び先端部47は、ペダル55の中心に対して車幅方向に対称に配置されている。
【0066】
車体への搭載にあたっては、前側ペダルブラケット本体12と後側ペダルブラケット本体21が連結されて形成されたペダルブラケット本体11にストッパブラケット31及びストッパブラケット補強部材35が一体結合して形成されたペダルブラケット10に、ブレーキペダル55及びストップランプスイッチ58を取り付ける。更に、後側ペダルブラケット本体21とペダルブラケット支持部41のそれぞれの接合面24、支持面45に形成されたボルト孔28の小径部28aとボルト孔46を対応させて、後側ペダルブラケット21の接合面24に上方からペダルブラケット支持部41の支持面45を重ね、かつフランジ26、27を挟持するようにフランジ48、49をそれぞれ対峙させて嵌合する。このボルト孔28の小径部28aとボルト孔46とを位置決めした状態では、後側ペダルブラケット本体21の後端部25よりペダルブラケット支持部41の先端部47が後方に突出して前後方向に離れて間隙を有して対向している。
【0067】
位置決めされた後側ペダルブラケット21の接合面24と取付面45は、ボルト孔28の小径部分28a及びボルト孔46を貫通する結合ボルト29及びナット30による結合手段によって一体に結合される。結合ボルト29及びナット30による締付力は、衝突時に先端部47がサポートビーム7に設けられたキャッチャ61の傾斜面62に当接して荷重が加わった際に後側ブラケット本体21がペダルブラケット支持部41に対して後方にスライドし得る程度に設定される。
【0068】
この後側ペダルブラケット本体21とペダルブラケット支持部41の結合は、車載に先立って、作業空間が確保できて作業性に優れた車室外で予めボルト孔28の小径部28aとボルト孔46とを対応させて後側ペダルブラケット本体22とペダルブラケット支持部41とを位置決めした状態で、結合ボルト29及びナット30によって結合することから、作業性に優れ、高精度でかつ適切な結合ボルト29及びナット30による締付力で後側ペダルブラケット本体21にペダルブラケット支持部41を取り付けることができ、その信頼性が確保できる。
【0069】
このようにしてブレーキペダル55及びペダルブラケット支持部41等が組み付けられたペダルブラケット11は、その前端に形成された前部取付部13がマスタバッグ9と共にトーボード1にボルトにより共締めされ、かつ、後側ペダルブラケット本体21の接合面24に形成されたボルト孔28の大径部分28bから挿入され、ペダルブラケット支持部41の取付基部42に穿設されたボルト孔43を貫通してペダル固定ブラケット3の下面5に予め取り付けられたウエルディングナット52に螺合する取付ボルト51によってペダル固定ブラケット3を介してバルクヘッド2に取り付けられる。しかる後、マスタバッグ9から突出してトーボード1を貫通するプッシュロッド59の後端をペダルレバー56の中間部にクレビスピン60によって揺動自在に結合する。
【0070】
この搭載作業は、ペダルブラケット11の前端が従来と同様に前部取付部13をマスタバッグ9と共にトーボード1にボルトにより共締めすることによってトーボード1に取り付けられ、後部が後側ペダルブラケット本体21の接合面24に形成されたボルト孔28の大径部分28bから取付ボルト51を差し込み、ペダルブラケット支持部41の取付基部42をペダル固定ブラケット3に取り付けられたウエルディングナット52に螺合して取り付けることから、作業空間が制限された車載作業において高精度の位置決め作業が不要であり、優れた搭載作業性が確保できる。また、ボルト孔18が作業孔としての機能を兼備し、接合面24に作業孔を別途形成必要がなく、後側ペダルブラケット本体21の構造の簡素か及び剛性確保が得られる。
【0071】
このように構成されたブレーキペダル装置は、図1および図3に示すようにペダルレバー56の上端を軸支するペダルブラケット本体11の前端がトーボード1に、後端がバルクヘッド2にそれぞれ結合されて充分な取付剛性が確保されて配設され、ペダルブラケット支持部41の先端部47がサポートビーム7に取り付けられたキャッチャ61の傾斜面62と間隙を有して対向した状態で車体に取り付けられる。
【0072】
ブレーキペダル55は通常リターンスプリングによってペダルレバー56に設けられたストッパ片がストッパブラケット31のスイッチ取付面32に取り付けられたストップスイッチ58に押接されて、その位置に保持されている。
【0073】
ブレーキ操作は、ペダルパッド57の踏み込みによる乗員の踏力によって、ペダルレバー56が支持ボルト38を回動中心としてリターンスプリングの付勢力に抗して前方に回動し、プッシュロッド59を押動してマスタバッグ9によって乗員の踏力を増強させてブレーキ装置を作動する。この踏力によるペダルレバー56の前方への回動に伴ってストッパ片がストップランプスイッチ58から離れ、ストップランプスイッチ58がONしてストップランプが点灯する。
【0074】
また、ペダルパッド57への踏力を解除すると、リターンスプリングの付勢力によってペダルレバー56が支持ボルト38を中心に後方に回動してストッパ片がストップランプスイッチ58に当接して復帰すると共に、プッシュロッド59の押動が解除されてブレーキ作動が停止する。
【0075】
一方、衝突等により所定以上の外力が車体前方から作用すると、この外力によって後退するパワーユニット等によってマスタバッグ9やトーボード1が図3に示す通常の状態から図5に示すように車室内側に押しやられる。このトーボード1等の後退に伴い前側ペダルブラケット本体11のコ字形に開口形成された比較的剛性が抑制されたペダル支持部14の部分が変形すると共に、ペダル固定ブラケット3が変形しつつペダルブラケット11及びブレーキペダル55が安定した状態で後方に移動して図5に示すように、ペダルブラケット支持部41の先端部47がキャッチ61の傾斜面62に当接して受け止められる。
【0076】
このようにペダルブラケット支持部41の先端部47がキャッチャ61の傾斜面62に当接して、ペダルブラケット支持部41がペダル固定ブラケット3とキャッチャ61によって保持された状態で、更にマスタバッグ9及びトーボード1が後退すると、後側ペダルブラケット本体21の接合面24がペダルブラケット支持部41の接合面45に沿って誘導されてスライドして後方に移動し、後側ペダルブラケット本体21の後端部25がペダルブラケット支持部41の先端部47を介して傾斜面62に当接する。この後側ペダルブラケット本体21の後方移動は、接合面24に形成されたボルト孔28の小径部分28a及びペダルブラケット支持部41の支持面45に形成されたボルト孔43を貫通する結合ボルト29及びナット30による結合状態が維持され、かつ後側ペダルブラケット21の両側に沿って形成されたフランジ26、27がペダルブラケット支持部41の両フランジ48、49に挟持案内され、かつ接合面24及び支持面25が前後方向に沿って延びるほぼ水平でペダルブラケット本体11の後退方向とほぼ同一方向に延在することと相俟って複雑な挙動が規制されて安定状態での後方への挙動が維持される。
【0077】
更に、マスタバッグ9及びトーボード1が後退して後側ペダルブラケット本体21が後退すると、図6に示すように後側ペダルブラケット本体21の段部23が、後下がり状に傾斜するペダル固定ブラケット3の前面4に当接する。この当接によって段部23と前面4の傾斜により、後側ペダルブラケット本体21に押し下げる力が付与される。
【0078】
ペダル固定ブラケット3の前面3に傾斜する段部23が当接して後側ペダルブラケット本体21に押し下げ力が付与された状態で、更にペダルブラケット本体11が後退すると、ペダル固定ブラケット3に結合されたペダルブラケット支持部41に対して後側ペダルブラケット21の接合面24が後退し、ペダルブラケット支持部41の接合面45に穿設されたボルト孔46に貫通する結合ボルト29が接合面24に形成されたボルト孔28の小径部分28aから大径部分28b側に抜け出し、ペダルブラケット支持部41から後側ペダルブラケット本体21が離脱する。このペダルブラケット支持部41から後側ペダルブラケット本体21の離脱は、ペダル固定ブラケット3の前面3と段部23の当接によりペダルブラケット本体21に押し下げ力が付与された状態で、結合ボルト29がボルト孔28の小径部分28aから大径部分28bに抜け出すことから、確実に行われる。
【0079】
ペダルブラケット支持部41から離脱した後側ペダルブラケット本体21の後端部25は、ペダルブラケット本体11の後退に伴ってペダルブラケット支持部41の先端部47及びキャッチャ61の傾斜面62に沿って図7に示すように押し下げられる。
【0080】
このペダル支持部41の先端部47及びキャッチャ61の傾斜面62による後側ペダルブラケット本体21の押し下げにあたり、前側ペダルブラケット本体12の後端に結合されたストッパブラケット31のスイッチ取付面32と接合面24の間に補強ブラケット35の連結部37を架設することによって、接合面24の剛性が確保でき、トーボード1の後退による荷重がペダルブラケット本体11を介して効率的に先端部25に伝達できる。また、ペダルブラケット本体11の後端部25及びペダルブラケット支持部41の先端部47が後下がりに傾斜することによって、ペダルブラケット本体11の後端部25がペダルブラケット支持部41の先端部47及びキャッチャ61の傾斜面62に沿って円滑に下方に誘導することができてペダルブラケット本体11の後端部25を確実に押し下げることができる。
【0081】
また、ペダルブラケット本体11の後端部25及びペダルブラケット支持部41の先端部47をペダル55の中心に対して車幅方向に対称にすることによって、キャッチャ61の傾斜面62によりペダルブラケット本体11の後端部25を安定した状態で下方へ誘導でき、ペダル55の車幅方向の揺動が抑制できる。
【0082】
その結果、ペダルブラケット本体11に支持されたブレーキペダル55は、そのペダルレバー56の下端に設けられたペダルパッド57が前方に移動するように回動する。このように衝突によってマスタバッグ9及びペダルブラケット本体11が後方に移動しても、その移動を相殺するようにブレーキペダル55のペダルレバー56およびペダルレバー56の下端に設けられたペダルパッド57が前方に回転するので、衝突時にブレーキペダル55のペダルパッド57に載せた乗員の足部に加わる荷重を軽減することができる。また、ブレーキペダル55のペダルパッド57が乗員の脚部に干渉することを回避することができる。
【0083】
更に、ペダルブラケット本体11の接合面24及びペダルブラケット支持部41の支持面45をペダル中心に対して車幅方向に対称にすることから、車体後方側へ移動するブラケット本体11の移動中心と踏力によるペダル55側から反力中心軸が平面視一致し、ペダルブラケット本体11及びペダル55の車幅方向の揺動が抑制できて安定したペダルブラケット本体11及びペダル55の挙動が確保できる。
【0084】
また、ペダル固定ブラケット13とペダルブラケット支持部41の結合部分より車体後方側にブラケット本体11の接合面24及びペダルブラケット支持部41の支持面45を設定することによって、キャッチャ61の傾斜面62によるペダルブラケット本体11の後端部47を下方への誘導が効率的にできる。
【0085】
フランジ26に切り欠き26aが形成され、かつ先端部25の車幅方向中央部に切り欠き25aを形成し、かつ補強ブラケット35の連結部37の先端を切り欠き25a、26aよりステアリングコラム8と離れた範囲において接合面24の下面に接合することによって、ステアリングコラム8等の周辺部品等に後端部25等が当接した際に、比較的脆弱に形成された切り欠き25aと26aからステアリングコラム8側を部分的に変形させることによって、ステアリングコラム8及び周辺部品への影響が抑制できる。
【0086】
従って、このように構成された本実施の形態によると、衝突等により所定以上の外力が車体前方から作用した際、この外力によって後退するパワーユニット等によってマスタバッグ9やトーボード1が車室内側に押しやられ、ブレーキペダル55を支持するペダルブラケット本体11が後退したとき、まず、ペダルブラケット支持部41の先端部47がキャッチ61の傾斜面62に当接して受け止められ、ペダルブラケット支持部41がペダル固定ブラケット3とキャッチャ61によって保持される。この保持されたペダルブラケット支持部41に案内されてペダルブラケット本体11が後退することから、ペダルブラケット本体11の挙動が安定し、後側ペダルブラケット本体21の後端部25を確実にかつ効率的にキャッチャ61の傾斜面62に沿って押し下げられ、確実にブレーキペダル55を前方に回転でき、ペダルパッド57に載せた乗員の足部に加わる荷重を軽減することができる。
【0087】
更に、衝突時におけるペダルブラケット本体11の挙動が安定することから、予めペダルブラケット10およびブレーキペダル55の挙動を実験またはシミュレーション等に基づいて予め予測することが容易になり、適切なペダルブラケット10及びブレーキペダル55の挙動設定、即ちチューニングが可能になり所期の効果が達成できて乗員の安全性を向上が確保できる。
【0088】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では後側ペダルブラケット本体21の接合面24に小径部分28aと大径部分28bとが連続して穿設されたボルト孔28を穿設し、支持部45にボルト孔46を穿設したが、逆に支持面45に貫通した結合ボルト29の軸部が移動可能でかつ結合ボルト29の頭部の抜け出しが不可能な前後方向に長い小径部分28aとペダルブラケット本体11の後端部25がキャッチャ61の傾斜面62に当接した状態において結合ボルト29の頭部が貫通可能な大径部分28bとが連続して穿設されたボルト孔28を穿設し、接合面24に結合ボルト29の軸部が挿通可能なボルト孔46を穿設することもできる。また、上記実施の形態ではブレーキ支持構造を例に説明したが、クラッチペダルの支持構造に適用することもできる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明した本発明の自動車用ペダル支持構造によると、衝突等によりトーボードに入力される外力によってペダルブラケット本体が後退したとき、ペダルブラケット本体の後端部がガイド手段によってキャッチャの傾斜面に誘導され、後退するペダルブラケット本体の後端部を傾斜面で下方に案内することによって、ペダルブラケット本体の挙動が安定し、ペダルブラケット本体の後端部が確実にかつ効率的にキャッチャの傾斜面に沿って押し下げられ、ペダルが確実に前方に回転されて、ペダルパッドに載せた乗員の足部に加わる荷重を軽減することができる。更に、衝突時におけるペダルブラケット本体の挙動が安定することから、予めペダルブラケット本体及びペダルの挙動を予測することが容易になり、適切なペダルブラケット本体及びペダルの挙動設定が可能になり所期の効果が達成できて乗員の安全性を向上が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用ペダル支持構造の実施の形態をペダルがブレーキペダルの場合を例に示すブレーキペダル装置の支持部周辺の全体側面図である。
【図2】図1の一部を省略した全体平面図である。
【図3】図1の要部を示すA部拡大図である。
【図4】要部を示す分解斜視図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】従来の自動車用ブレーキペダル支持構造の概要を示す説明図である。
【図9】図8のI−I線断面図である。
【符号の説明】
1 トーボード
2 バルクヘッド
3 ペダル固定ブラケット
4 前面
5 下面
6 後面
7 サポートビーム(車体部材)
9 マスタバッグ
10 ペダルブラケット
11 ペダルブラケット本体
12 前側ペダルブラケット本体
14 ペダル支持部
21 後側ペダルブラケット本体
23 段部
24 接合面
25 後端部
26、27 フランジ
28 ボルト孔
28a 小径部分
28b 大径部分
29 結合ボルト
30 ナット
31 ストッパブラケット
32 ペダル当接部
33 取付部
35 補強ブラケット
36 スイッチ取付面補強部
37 連結部
38 支持ボルト(ペダル支持手段)
39 ナット
41 ペダルブラケット支持部
45 支持面
46 ボルト孔
47 先端部
48、49 フランジ
50 取付ボルト
51 ウエルディングナット
55 ブレーキペダル(ペダル)
56 ペダルレバー
57 ペダルパッド
61 キャッチャ
62 傾斜面

Claims (15)

  1. 前部がトーボードに結合されてペダルのペダルレバーを軸支するペダルブラケットを備えた自動車用ペダル支持構造において、
    上記トーボードと対向しかつ下降するに従って車体後方側に移行する傾斜面を有する車体部材に設けられたキャッチャを備え、
    上記ペダルブラケットは、
    上記ペダルのペダルレバーを軸支すると共に前後方向に延在して前部が上記トーボードに結合され後端部が上記キャッチャの傾斜面と間隙を有して対向するペダルブラケット本体と、
    上記ペダルブラケット本体の車幅方向の移動を規制しつつ、上記ペダルブラケット本体の後端部を上記キャッチャの傾斜面に誘導するガイド手段とを有し、
    上記トーボードに入力される車体前方側からの外力により車体後方側に移動する上記ペダルブラケット本体の後端部を上記ガイド手段によって上記キャッチャの傾斜面に誘導し、後退するペダルブラケット本体の後端部を上記傾斜面で下方に案内することを特徴とする自動車用ペダル支持構造。
  2. 上記ガイド手段は、
    上記ペダルブラケット本体の両側に対峙するフランジが形成されると共に先端部がブラケット本体の後端より車体後方側に突出してキャッチャの傾斜面と対向するペダル支持部と、
    上記ペダルブラケットとペダル支持部を移動可能に結合する結合手段とを備え、
    上記トーボードに入力される車体前方側からの外力により車体後方側に移動する上記ペダルブラケット本体と共に移動するペダルブラケット支持部の先端部が上記キャッチャの傾斜面に当接しかつペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接したときに上記結合手段による結合を解除することを特徴とする請求項1に記載の自動車用ペダル支持構造。
  3. 前部がトーボードに結合され後部がバルクヘッドに支持されてペダルのペダルレバーを軸支するペダルブラケットを備えた自動車用ペダル支持構造において、
    上記トーボードと対向しかつ下降するに従って車体後方側に移行する傾斜面を有する車体部材に設けられたキャッチャを備え、
    上記ペダルブラケットは、
    前部が上記トーボードに結合されて前後方向に延在し、上記ペダルのペダルレバーを軸支すると共に接合面及び該接合面に連続形成されて上記キャッチャの傾斜面と間隙を有して対向する後端部を有するペダルブラケット本体と、
    上記バルクヘッドに支持されて上記接合面に上方から接面する支持面及び該支持面に連続形成されて上記ペダルブラケット本体の後端部より車体後方側に突出して上記キャッチャの傾斜面と間隙を有して対向する先端部を有するペダルブラケット支持部と、
    上記支持面と接合面を移動可能に結合する結合手段とを有し、
    上記トーボードに入力される車体前方側からの外力により車体後方側に移動する上記ペダルブラケット本体と共に移動するペダルブラケット支持部の先端部が上記キャッチャの傾斜面に当接したときに上記結合手段は上記ペダルブラケット支持部に対するペダルブラケット本体の移動を許容し、かつ支持面に誘導されて移動するペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接したときに上記結合手段による支持面と接合面の結合を解除し、脱落したペダルブラケット本体の後端部を上記傾斜面で下方に案内することを特徴とする自動車用ペダル支持構造。
  4. 上記ペダルブラケット本体は、
    上記バルクヘッドに設けられたペダル固定ブラケットを介在して上記バルクヘッドに支持されたことを特徴とする請求項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  5. 上記ペダルブラケット本体は、
    上部に上記ペダル固定ブラケットの前面に対向する段部を有し、
    上記ペダルブラケット本体の車体後方側移動に伴う上記固定ブラケットと段部の当接によりペダルブラケット本体に押し下げ力が付与されることを特徴とする請求項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  6. 上記ペダルブラケット本体は、
    上記接合面の両側縁にそれぞれ車体前後方向に沿って折曲形成されたフランジを有し、
    上記ペダルブラケット支持部は、
    上記支持面の両側縁にそれぞれ折曲形成されて上記両フランジと対峙するフランジを有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  7. 上記結合手段は、
    結合ボルトと、
    上記支持面に、貫通した上記結合ボルトの軸部が移動可能でかつ結合ボルトの頭部の貫通が不可能な前後方向に長い小径部分と上記ペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接した状態において上記結合ボルトの頭部が貫通可能な大径部分とが連続して穿設されたボルト孔と、
    上記接合面に上記結合ボルトの軸部が貫通可能に穿設されたボルト孔と、
    上記支持面及び接合面に穿設されたボルト孔を貫通する上記結合ボルトに螺合するナットとを有することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  8. 上記結合手段は、
    結合ボルトと、
    上記支持面に上記結合ボルトの軸部が貫通可能に穿設されたボルト孔と、
    上記接合面に、貫通した上記結合ボルトの軸部が移動可能でかつ結合ボルトの頭部の貫通が不可能な前後方向に長い小径部分と上記ペダルブラケット本体の後端部がキャッチャの傾斜面に当接した状態において上記結合ボルトの頭部が貫通可能な大径部分が連続形成されたボルト孔と、
    上記接合面及び支持面に穿設されたボルト孔を貫通する上記結合ボルトに螺合するナットとを有することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  9. 上記接合面に穿設されたボルト孔は、
    上記ペダルブラケット支持部を取り付ける際の作業孔であることを特徴とする請求項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  10. 上部が上記ペダルブラケット本体に取り付けられた取付部の下部にペダルレバーが当接してペダルの回動を規制するペダル当接部を備えたストッパブラケットと、
    該ペダル当接部と上記接合面とを連結する補強ブラケットとを有することを特徴とする請求項3〜9のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  11. 上記ペダルブラケット本体の接合面及び上記ペダルブラケット支持部の支持面は、
    車体前後方向に水平で延在することを特徴とする請求項3〜10のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  12. 上記ペダルブラケット本体の後端部及び上記ペダルブラケット支持部の先端部は、
    車体後方側に移行するに従って下降する傾斜面状であることを特徴とする請求項3〜11のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  13. 上記ペダルブラケット本体の接合面及び上記ペダルブラケット支持部の支持面は、
    上記ペダル中心に対して車幅方向に対称であることを特徴とする請求項3〜12のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  14. 上記ペダルブラケット本体の後端部及び上記ペダルブラケット支持部の先端部は、
    上記ペダル中心に対して車幅方向に対称であることを特徴とする請求項3〜13のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
  15. 上記ペダルブラケット本体の接合面及び上記ペダルブラケット支持部の支持面は、
    上記バルクヘッドとペダルブラケット支持部の結合部分より車体後方側であることを特徴とする請求項3〜14のいずれか1項に記載の自動車用ペダル支持構造。
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