JP4106550B2 - ペダル支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペダル支持構造に係り、詳しくは、車両に設けられたブレーキペダル等の車体への取付構造に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
車両の運転席には、サービスブレーキを操作するブレーキペダルが設けられているが、当該ブレーキペダルは、一般にはダッシュパネルにペダルブラケットを介して取り付けられている。詳しくは、通常、ブレーキペダルは、ダッシュパネルに沿い延びて下端にペダルパッドを有し、上端がペダルブラケットに回動自在に支持されて構成されている。
【0003】
また、最近では、車両の正面衝突時における乗員の下肢部の安全性の向上を図るため、衝突によってダッシュパネルが後退した場合であっても、ブレーキペダルのペダルパッドについては車両前方側に逃がすことの可能なペダル支持構造が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、例えば、ペダルブラケットの車両後方側部分を離脱可能に車体に連結しておき、ペダルブラケットが車両後方側へ相対移動する際にペダルブラケットに支持されるペダルの踏込部(ペダルパッド)が車両前方側へ相対移動するようペダルブラケットの姿勢を導くガイド機構を備えた後退変位抑制機構が開示されている。
【0004】
ところが、上記特許文献1に記載された構造では、ペダルブラケットの上面部のみが傾斜面にボルト締めされる構成とされているため、後退変位抑制機構の組立工程において、作業者が上記ボルトを取り付けるとき、取付工具とペダル構成部材とが干渉する可能性が高く取付作業が繁雑となるおそれがある。
そこで、図6に示すように、例えば、ペダルブラケットユニット101の後面にボルト102により締結可能なサポートブラケット104を設け、デッキクロスメンバ106に固定されたガイドブラケット108に該サポートブラケット104を予め固定してデッキクロスモジュールとしておくとともに、ダッシュパネル110に固定されたペダルブラケットユニット101に対して車両後方側から当該デッキクロスモジュールを近づけ、ペダルブラケット101の後面に形成された孔部とサポートブラケット104に形成された孔部とを合わせて車両後方側からボルト112で締結する構成とし、作業性を向上させたペダル100の支持構造が開発されている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3267145号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図6に示す構造では、ペダルブラケット101に対してデッキクロスモジュールを接近させた後に、ペダルブラケット101の後面に形成された孔部とサポートブラケット104に形成された孔部が合わないおそれがあり、ボルト112で締結することができず、再度孔部の位置を調整する必要があり作業性が低下するといった問題がある。
【0007】
この場合、ペダルブラケット101の孔部或いはサポートブラケット104の孔部の孔径を拡大することも考えられるが、位置精度が悪化する等、締結の信頼性が低下し好ましいことではない。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ペダルブラケットをデッキクロス側にボルト等の締結手段で締結する際の締結作業性の向上を図ったペダル支持構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1のペダル支持構造では、前端部が車体側に固定されるとともに、ペダル上端を回動自在に支持する一対の側面部を有して車両後方側に延在するペダルブラケットと、前記ペダルブラケットの車両後方側に後下がりの傾斜面を備えて設けられ、車体側に固定されるガイド機構と、一端側が前記ペダルブラケットの後端面に車両後方側から締結手段により固定されるとともに、他端側が前記ガイド機構に連結され、前記ペダルブラケットの前記ガイド機構に対する車両後方側への相対移動により前記ガイド機構との連結が解除される連結ブラケットとを備えたペダル支持構造において、前記連結ブラケットは、前記ペダルブラケットの後端面を覆う後面部及び該後面部から車両前方側に延在して前記ペダルブラケットの前記一対の側面部を車両外方から覆う一対のフランジ部を備え、前記一対のフランジ部は車両前方側に向かって拡開するよう形成されるとともに、前記連結ブラケットの前記一対のフランジ部が前記ペダルブラケットの前記一対の側面部を覆った状態で、前記ペダルブラケットの後端面に設けられた締結位置と前記連結ブラケットの後面部に設けられた締結位置とが一致することを特徴としている。
【0009】
即ち、連結ブラケットは、一端側がペダルブラケットの後端面に車両後方側から締結手段(ボルト等)により固定されるとともに、ペダルブラケットのガイド機構に対する車両後方側への相対移動によりガイド機構との連結が解除されるように他端側がガイド機構に連結されているが、当該連結ブラケットは、後面部から車両前方側に延びる一対のフランジ部がペダルブラケットの一対の側面部によってガイドされるようにしてペダルブラケットに接近し嵌合するので、ペダルブラケットの後端面に設けられた締結位置(ボルト孔等)と連結ブラケットの後面部に設けられた締結位置(ボルト孔等)とが良好に一致する。
【0010】
従って、ペダルブラケットと連結ブラケットの位置精度が向上し、締結位置を再調整することなく連結ブラケットをペダルブラケットの後面部に常に確実に締結可能であり、締結手段(ボルト等)の締結作業性が向上する。
また、前記連結ブラケットは、他端側が前記ガイド機構に連結された後に一端側が前記ペダルブラケットの後端面に車両後方側から締結手段により固定されることが可能となる。
【0011】
従って、例えば連結ブラケットの他端側を予めガイド機構に連結しておくことにより、組立工程では良好に締結位置(ボルト孔等)の一致した連結ブラケットの一端側とペダルブラケットの後端面とを車両後方側からボルト等で締結するだけでよくなり、取付工具とペダル構成部材との干渉もなく締結手段(ボルト等)の締結作業性がさらに向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るペダル支持構造の実施形態を添付図面に基づき説明する。図1を参照すると、車両の運転席に設けられた本発明に係るペダル支持構造の側面図が示されており、以下同図に基づき本発明に係るペダル支持構造の構成を説明する。
【0013】
同図に示すように、本発明に係るペダル支持構造は、大きくは、ブレーキペダル2、ペダルブラケット4及びエクステンション6からなるブレーキペダルユニット1と、車幅方向に延びて両端が一対の車体側壁に固定され、主としてインストルメントパネル(図示せず)を支持するデッキクロスメンバ20に溶接等により接合されるガイドブラケットユニット10と、ブレーキペダルユニット1とガイドブラケットユニット10との間に介装されるサポートブラケット(連結ブラケット)30とから構成されている。
【0014】
ブレーキペダルユニット1において、ブレーキペダル2の下端には乗員が足で踏みこむペダルパッド3が設けられており、ブレーキペダル2の上端がペダルブラケット4の後部に車両前後方向で回動自在に連結されている。詳しくは、ペダルブラケット4は、断面「コ」字状にして上面部4aから一対の側面部4b、4bが延びて下方に向け開口しており、ブレーキペダル2の上端は一対の側面部4b、4bに回動自在に支持されている。
【0015】
ペダルブラケット4は車両前後方向に後端を上げて斜めに延びており、ペダルブラケット4の前端はエンジンルームとキャビン(車室)とを仕切るダッシュパネル40に取り付けられている。詳しくは、ダッシュパネル40を挟んでエンジンルーム側にはブレーキブースタ(倍力装置)50がペダルブラケット4の前端に対向して取り付けられており、当該ブレーキブースタ50からはダッシュパネル40を貫通し且つペダルブラケット4の前端のフランジ4cをも貫通するよう複数のスタッドボルト52がキャビン側に突出しており、ペダルブラケット4は当該スタッドボルト52がダッシュパネル40とフランジ4cとを挟んでナット5によって締結されることでダッシュパネル40に固定されている。
【0016】
一方、ペダルブラケット4の後端には、ペダルブラケット4の開口を塞ぐようにしてエクステンション6が溶接等により一体に接合されている(ペダルブラケット)。詳しくは、エクステンション6はやはり断面「コ」字状にして垂直面部(ペダルブラケットの後端面)6aから一対の側面部6b、6bが延びてペダルブラケット4側に開口しており、エクステンション6の一対の側面部6b、6bとペダルブラケット4の一対の側面部4b、4bとがそれぞれ重ね合わされて接合されている。
【0017】
また、ペダルブラケット4の一対の側面部4b、4bには、外方に向け突出するとともに下方に行くに従い幅の拡大するビード4eが形成されている。
エクステンション6は、下方に延び、先端にはブレーキペダル2の操作状態を検出するブレーキスイッチ7が取り付けられている。
一方、ガイドブラケットユニット10は、デッキクロスメンバ20から断面「コ」字状にして下方に向け開口し、車両前方に前端を下げて斜めに延びるガイドサポートブラケット12と、当該ガイドサポートブラケット12に当該前端から車両後方に向けて延びて溶接等により接合されたガイドブラケット(ガイド機構)14とから構成されている。詳しくは、ガイドブラケット14は、やはり断面「コ」字状にして上面部14aから一対の側面部14b、14bが延びて下方に向け開口するとともに、車両後方に向けて下方に、即ち後下がりに緩やかに湾曲して延びている。つまり、ガイドブラケット14は、側面から見て全体に「へ」字状に湾曲して後下がりで傾斜している。
【0018】
サポートブラケット30は、側面から見て「逆L」字状に屈曲しており、折れ曲がった一端側の垂直面部(後面部)30aが下方に延びてブレーキペダルユニット1側のエクステンション6にボルト(締結手段)38により接合され、他側側の上面部30bが車両前方に延びてガイドブラケット14にボルト39により接合されている。また、サポートブラケット30は、やはり断面「コ」字状をして垂直面部30a及び上面部30bから連続して一対の側面部(一対のフランジ部)30c、30cが延びて車両前方及び下方に向けて開口している。
【0019】
詳しくは、一対の側面部30c、30cは、先端が互いに離間するよう「ハ」字状に拡開している。
図2を参照すると、サポートブラケット30とエクステンション6とガイドブラケット14の組付状態の詳細図が示されており、同図に示すように、サポートブラケット30の垂直面部30aには丸孔(ボルト孔、締結位置)31と切り欠き32が穿設され、サポートブラケット30の上面部30bには車両前方に延びて狭小部33aと拡幅部33bからなる切り欠き33が穿設されており、一方、エクステンション6の内面には丸孔(ボルト孔、締結位置)6eを介してボルト38の螺合されるウェルドナット6cが設けられ、ガイドブラケット14の背面には丸孔を介してボルト39の螺合されるウェルドナット14cが設けられている。
【0020】
これより、詳しくは、サポートブラケット30は、ボルト38が丸孔31を通ってウェルドナット6cに締結されることでエクステンション6に固定されるとともに、ボルト39が切り欠き33の狭小部33aを通ってウェルドナット14cに締結されることでガイドブラケット14に固定されている。つまり、サポートブラケット30は、垂直面部30a側の部分については、垂直面部30a及び一対の側面部30c、30cがエクステンション6の垂直面部6a及び一対の側面部6b、6bに殆ど隙間なく或いは微小隙間を有して外側から覆い被さるようにエクステンション6に接合されており、一方、上面部30b側の部分については、ガイドブラケット14の一対の側面部14b、14b間に位置するように上面部14aに接合されてガイドブラケット14に取り付けられている。
【0021】
なお、エクステンション6にはサポートブラケット30側に延びて突起6dが立設されており、当該突起6dは上記切り欠き32と係合する。
図3を参照すると、車両組立工程におけるブレーキペダルユニット1とガイドブラケットユニット10とサポートブラケット30の組み付け手順が図示されている。
【0022】
同図に示すように、サポートブラケット30は別工程で先にガイドブラケットユニット10側、即ちデッキクロスメンバ20側に取り付けられている。つまり、サポートブラケット30については、上面部30bに穿設された切り欠き33を介し、下方側からボルト39によって予めガイドブラケット14に締結されてデッキクロスメンバ20と一体にモジュール化されている。
【0023】
従って、車両組立工程では、ブレーキペダルユニット1がダッシュパネル40に取り付けられた後、サポートブラケット30の取り付けられモジュール化されたデッキクロスメンバ20を、図中白抜き矢印で示すように、サポートブラケット30がブレーキペダルユニット1のエクステンション6に接近し嵌合するようにしながら車体側壁に接合する。詳しくは、エクステンション6に立設された突起6dがサポートブラケット30の切り欠き32と係合するようにブレーキペダルユニット1とサポートブラケット30との位置合わせを行いながらデッキクロスメンバ20を車体側壁に固定する。そして、サポートブラケット30をボルト38によってエクステンション6に運転席側から締結する。
【0024】
以下、このように構成され組み付けられたペダル支持構造の作用について説明する。
先ず、ペダル支持構造の基本的な作用について簡単に説明する。
上述したようにサポートブラケット30の上面部30bは、当該上面部30bに穿設された切り欠き33を介してボルト39で締結されており、また切り欠き33の車両前方側には拡幅部33bが形成されており、一方、ガイドブラケット14はデッキクロスメンバ20を介して一対の車体側壁に固定されているため、ペダルブラケット4を介してサポートブラケット30に車両後方に向かう大きな外力が作用すると、サポートブラケット30が車両後方にずれてボルト39から離脱する。
【0025】
従って、例えば車両が正面衝突する等し、エンジンルーム内の駆動系部品に押されてダッシュパネル40が後退した場合には、これに伴ってブレーキペダルユニット1も後退することになり、この際、サポートブラケット30が車両後方にずれてボルト39から容易に離脱する。
このようにサポートブラケット30がボルト39から離脱すると、サポートブラケット30は、側面から見て「へ」字状に屈曲するガイドブラケット14の上面部14aに沿い摺動することになり、ペダルブラケット4の後端を押し下げる。そして、ペダルブラケット4の後端が押し下げられると、ビード4eが潰れてペダルブラケット4が折れ曲がり、ブレーキペダル2のペダルパッド3が車両前方側に向けて回動することになる。
【0026】
これにより、正面衝突時等において、ダッシュパネル40が後退した場合であっても、ブレーキペダル2のペダルパッド3を車両前方に逃がすことができ、乗員の下肢部の安全性の向上を図ることができる。
次に、ペダル支持構造の本発明に係る作用について説明する。
上述したように、サポートブラケット30は、車両前方に延びる上面部30bが下方側からボルト39により締結されることで予めガイドブラケット14に取り付けられており、その後の組立工程で、エクステンション6の垂直面部6a及び一対の側面部6b、6bに外側から覆い被さるように嵌合され、運転席側からボルト38により締結されてエクステンション6に接合されている。
【0027】
即ち、図4を参照すると、図1のA−A線に沿う断面図が示され、併せて嵌合する直前のサポートブラケット30が二点鎖線で示されているが、同図に示すように、組立工程では、サポートブラケット30は、図中白抜き矢印で示すように、一対の側面部30c、30cがエクステンション6の一対の側面部6b、6bにガイドされながらエクステンション6に殆ど隙間なく或いは微小隙間を有して良好に嵌合される。これにより、車幅方向でエクステンション6ひいてはペダルブラケット4とサポートブラケット30との高い位置精度が確保される。
【0028】
なお、エクステンション6に立設された突起6dがサポートブラケット30の切り欠き32と係合するので、エクステンション6とサポートブラケット30との上下方向の位置精度についても良好に確保される。
このように、エクステンション6ひいてはペダルブラケット4とサポートブラケット30との高い位置精度が確保されると、サポートブラケット30の丸孔31がエクステンション6の丸孔6e、即ちウェルドナット6cの位置に常に確実に一致する。つまり、サポートブラケット30の丸孔31とエクステンション6の丸孔6e、即ちウェルドナット6cとは、一対の側面部30c、30cと一対の側面部6b、6bとの嵌合によって良好に自動調芯されることになる。
【0029】
また、上述したように、サポートブラケット30の一対の側面部30c、30cは、先端が互いに離間するよう「ハ」字状に拡開しているので、サポートブラケット30はエクステンション6にスムーズにガイドされて嵌合される。
これにより、サポートブラケット30の丸孔31とエクステンション6の丸孔6eの位置を再調整することなく、サポートブラケット30をエクステンション6に常に確実にボルト38で締結することができ、組立工程でのボルト38の締結作業性を向上させることができる。
【0030】
また、サポートブラケット30は予めガイドブラケット14に取り付けられており、組立工程ではサポートブラケット30とエクステンション6とを車両後方側からボルト38で締結するだけでよいので、取付工具とブレーキペダル2等のペダル構成部材との干渉もなくボルト38の締結作業を行うことができることになり、高い締結作業性を得ることができる。
【0031】
以上で本発明に係るペダル支持構造の実施形態についての説明を終えるが、本発明の実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、サポートブラケット30の一対の側面部30c、30cについて先端が互いに離間するよう「ハ」字状に拡開しているが、これに限られず、サポートブラケット30の種々のバリエーションを図5(a)〜(d)に断面で示すように、一対の側面部30c、30cは、全く拡開していなくてもよく(a)、先端がさらに外方に折れ曲がっていてもよく(b)、全体が「ハ」字状に拡開していてもよく(c)、全体が弧状に拡開していてもよい(d)。
【0032】
また、上記実施形態では、ペダルブラケット4とエクステンション6とを別体としたが、これらは一体であってもよいし、ガイドサポートブラケット12とガイドブラケット14についても一体であってもよい。
また、上記実施形態では、エクステンション6に突起6dを設けるようにしているが、突起6dはサポートブラケット30とエクステンション6との位置精度や作業性等に問題がなければなくてもよい。
【0033】
また、上記実施形態では、ブレーキペダル2のペダル支持構造としたが、これに限られず、本発明は当然にクラッチペダル等のペダル支持構造であってもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1のペダル支持構造によれば、連結ブラケットは、一端側がペダルブラケットの後端面に車両後方側から締結手段(ボルト等)により固定されるとともに、ペダルブラケットのガイド機構に対する車両後方側への相対移動によりガイド機構との連結が解除されるように他端側がガイド機構に連結されているが、当該連結ブラケットは、後面部から車両前方側に延びる一対のフランジ部がペダルブラケットの一対の側面部によってガイドされるようにしてペダルブラケットに接近し嵌合するので、ペダルブラケットの後端面に設けられた締結位置(ボルト孔等)と連結ブラケットの後面部に設けられた締結位置(ボルト孔等)とを良好に一致させることができ、ペダルブラケットと連結ブラケットの位置精度を向上させ、締結位置を再調整することなく連結ブラケットをペダルブラケットの後面部に常に確実に締結することができる。これにより締結手段(ボルト等)の締結作業性を向上させることができる。
【0035】
また、連結ブラケットは、他端側がガイド機構に連結された後に一端側がペダルブラケットの後端面に車両後方側から締結手段(ボルト等)で固定されることが可能となるので、例えば連結ブラケットの他端側を予めガイド機構に連結しておくことにより、組立工程では良好に締結位置(ボルト孔等)の一致した連結ブラケットの一端側とペダルブラケットの後端面とを車両後方側から締結するだけでよくなり、取付工具とペダル構成部材との干渉もなく締結手段(ボルト等)の締結作業性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の運転席に設けられた本発明に係るペダル支持構造の側面図である。
【図2】サポートブラケットとエクステンションとガイドブラケットの組付状態の詳細図である。
【図3】車両組立工程におけるブレーキペダルユニットとガイドブラケットユニットとサポートブラケットの組み付け手順を示す図である。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図であって、本発明の作用を説明する図である。
【図5】サポートブラケットの種々のバリエーションを示す図である。
【図6】従来のペダル支持構造を示す図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダルユニット
2 ブレーキペダル
4 ペダルブラケット
4a 上面部
4b 側面部
6 エクステンション
6a 垂直面部(後端面)
6b 一対の側面部
6e 丸孔(ボルト孔、締結位置)
10 ガイドブラケットユニット
14 ガイドブラケット(ガイド機構)
14c ウェルドナット
20 デッキクロスメンバ
30 サポートブラケット(連結ブラケット)
30a 垂直面部(後面部)
30b 上面部
30c 一対の側面部(一対のフランジ部)
31 丸孔(ボルト孔、締結位置)
33 切り欠き
38 ボルト(締結手段)
39 ボルト

Claims (1)

  1. 前端部が車体側に固定されるとともに、ペダル上端を回動自在に支持する一対の側面部を有して車両後方側に延在するペダルブラケットと、
    前記ペダルブラケットの車両後方側に後下がりの傾斜面を備えて設けられ、車体側に固定されるガイド機構と、
    一端側が前記ペダルブラケットの後端面に車両後方側から締結手段により固定されるとともに、他端側が前記ガイド機構に連結され、前記ペダルブラケットの前記ガイド機構に対する車両後方側への相対移動により前記ガイド機構との連結が解除される連結ブラケットとを備えたペダル支持構造において、
    前記連結ブラケットは、前記ペダルブラケットの後端面を覆う後面部及び該後面部から車両前方側に延在して前記ペダルブラケットの前記一対の側面部を車両外方から覆う一対のフランジ部を備え、
    前記一対のフランジ部は車両前方側に向かって拡開するよう形成されるとともに、
    前記連結ブラケットの前記一対のフランジ部が前記ペダルブラケットの前記一対の側面部を覆った状態で、前記ペダルブラケットの後端面に設けられた締結位置と前記連結ブラケットの後面部に設けられた締結位置とが一致することを特徴とするペダル支持構造。
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