JP3953790B2 - コネクタ固定用カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタを固定するコネクタ固定用カバーに関し、特に、ヘッドライニング装着後におけるサンバイザの給電用配線のコネクタ取り付けに用いて好適の、コネクタ固定用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、サンバイザ使用時における乗員に対向する側に照明ランプ付きの化粧鏡(バニティミラー)が装備されたサンバイザが知られている。
このような従来のサンバイザの取付構造について、図8を用いて簡単に説明すると、4はサンバイザ,3はヘッドライニング,8はボディブラケットである。
【0003】
サンバイザ4は、照明ランプ付きバニティミラー(図示省略)が装備されたバイザ本体4a,アーム5,ベース部材6,ハーネス2bから構成される。
アーム5は、略直角に屈曲した形状に形成されているとともに内部が空洞状に形成されている。また、アーム5の一端がバイザ本体4aに接続されて、アーム5を中心にバイザ本体4aを車両前後方向に回動可能にしており、他端はベース部材6底面に回動可能に取り付けられている。
【0004】
ベース部材6には、サンバイザ4をヘッドライニング3に取り付けるためのボルト用孔6a,6bが形成されている。また、ベース部材6の中央にはアーム5の空洞に繋がる孔部6cが形成されている。
ハーネス2bは、バイザ本体4aに装備された照明ランプ付きバニティミラーの照明ランプ用の給電配線であり、ハーネス2bの一端は照明ランプに接続されているとともに、他端はアーム5内部及びベース部材6中央の孔部6cを介してベース部材6の上方に出されており、先端にはコネクタ1bが装着されている。
【0005】
ヘッドライニング3は、車室の天井部に装着されるものであり、サンバイザ4の取り付け用の孔(取付孔)3aが形成されている。
また、ハーネス2aは、その一端がエンジンルーム内のバッテリ(図示省略)に接続され、他端にコネクタ1aが取り付けられた状態でエンジンルームからピラートリム(図示省略)内部を通って、ヘッドライニング3の上面に取り付けられている。
【0006】
ボディブラケット8は、車室の天井部にそなえられたルーフレール(図示省略)に溶接される溶接部8cと、サンバイザ4のベース部材6に形成されたボルト用孔6a,6bに対応する位置に溶接されたナット8a,8bと、ボディブラケット8の中央部に形成された孔部8dとを有して形成されている。
従来のサンバイザの取付構造は、上述のように構成されているので、サンバイザ4をヘッドライニング3に取り付ける場合、ハーネス2aをヘッドライニング3の取付孔からヘッドライニング3の下方に出してコネクタ1a,1bを接続し、接続されたコネクタ1をヘッドライニング3の取付孔3aからヘッドライニング3の上方へ押し込む。
【0007】
その後、ボルト7a,7bをそれぞれサンバイザ4のベース部材6のボルト用孔6a,6bを介して、ボディブラケット8のナット8a,8bにそれぞれ螺合させる。
従来のサンバイザの取付構造では、上記のような取付手順により、サンバイザ4をヘッドライニング3に取り付けるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来のサンバイザの取付構造では、ヘッドライニング3に形成された取付孔3aが小さく、また、ボディブラケット8の形状により、コネクタ1のヘッドライニング3上への入れ込み作業が困難である。また、通常サンバイザ4のヘッドライニング3への取付作業は、作業者が車室内で上を向いて行なっており、取付作業が容易でない。
【0009】
このため、図9に示すように、サンバイザ4をボルト7a,7bによりヘッドライニング3に取り付ける場合、ハーネス2aがヘッドライニング3の上面とボディブラケット8の底面との間に挟まってしまい、ハーネス2aが損傷してしまうおそれがある。
また、図10に示すように、ハーネス2aがボディブラケット8やボディブラケット8のナット8a又は8bに当接してハーネス2aが損傷してしまうおそれもある。
【0010】
なお、このような損傷の発生は、ハーネス2aにだけでなく、ハーネス2bにも考えられる。
また、コネクタ1をヘッドライニング3の取付孔3aからヘッドライニング3上に押し込んで入れた後コネクタ1を固定していないため、走行中にコネクタ1が振動してヘッドライニング3等に当たることにより異音(カタカタ音)が発生するおそれがある。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ヘッドライニングを車体に装着した後ヘッドライニングの下側からコネクタを挿入して取り付けるコネクタの取付構造において、コネクタ取付作業を容易にするとともにコネクタの損傷及びコネクタの振動による異音発生を防止できるようにした、コネクタ固定用カバーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に記載の本発明のコネクタ固定用カバーは、ヘッドライニングの上面側に設けられた配線と上記ヘッドライニングに形成された取付孔に取り付けられるサンバイザに設けられた配線とを接続するコネクタを上記ヘッドライニングの下面側から上記取付孔に挿入して固定するコネクタ固定用カバーにおいて、上記ヘッドライニングの上面に固着されることにより上記ヘッドライニングとの間に上記コネクタを収容する空間を形成するカバー本体と、上記カバー本体に形成されて上記挿入された上記コネクタを上記空間の所定位置に移動するよう案内するガイド面と、上記カバー本体に形成されて上記ガイド面に案内された上記コネクタを上記所定位置で規制する位置規制部と、上記カバー本体に形成されて上記位置規制部で規制された上記コネクタを固定する固定部とをし、上記位置規制部は縦壁で構成され、上記ガイド面は、上記挿入された上記コネクタが上記位置規制部へと自然に移動するように、滑らかな曲線を描いて形成されていることを特徴とする。
【0013】
これにより、コネクタをカバー本体のガイド面に沿って所定位置に容易に案内できるとともに、案内されたコネクタを位置規制部で規制し、規制されたコネクタを固定部で固定することができる。
また、位置規制部は縦壁であるので、案内されたコネクタを簡素な構造で確実に規制することができる。
【0014】
また、固定部はカバー本体の内側に向かって形成され、規制されたコネクタの上面又は側面を押圧する爪であることが好ましい。このようにすると、規制されたコネクタを簡素な構造で確実に固定することができる。
また、カバー本体の上面には、コネクタの案内方向に延びる脆弱部が形成されていることが好ましい。このようにすると、カバー本体の下側から上方向へ衝撃荷重が入力された場合に、カバー本体が上下方向に潰れやすくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1〜図4は本実施形態のコネクタ固定用カバーを適用したサンバイザの取付構造を示すもので、図1はその模式的な分解斜視図、図2はそのコネクタ固定用カバーを模式的に示す図であって、(a)は上面斜視図,(b)は下面斜視図、図3はそのコネクタ固定用カバーの断面形状を示す図であって、(a)は図2(a)におけるA−A断面図,(b)は図2(a)におけるB−B断面図、図4はコネクタがコネクタ固定用カバー内に押し込まれた状態の断面図である。なお、図1〜図4において、前述した従来例のサンバイザの取付構造と同一の部位等については同一の符号を用いて示している。
【0016】
図1において、4はサンバイザ,3はヘッドライニング,10はコネクタ固定用カバー(カバー本体),8はボディブラケットである。
サンバイザ4は、バイザ本体4a,アーム5,ベース部材6,ハーネス2b(サンバイザ4に設けられた配線)から構成される。また、バイザ本体4aには、照明ランプ付きの化粧鏡(以下、バニティミラーという)(図示省略)が装備されている。
【0017】
アーム5は、略直角に屈曲した形状に形成されているとともに内部が空洞状に形成されている。また、アーム5の一端がバイザ本体4aに接続されてアーム5を中心にバイザ本体4aを車両前後方向に回動可能にしており、他端はベース部材6底面に回動可能に取り付けられている。
ベース部材6には、サンバイザ4をヘッドライニング3に取り付けるためのボルト用孔6a,6bが形成されている。また、ベース部材6の中央にはアーム5の空洞に繋がる孔部6cが形成されている。
【0018】
ハーネス2bは、バイザ本体4aに装備された照明ランプ付きバニティミラーの照明ランプ用の給電配線であり、ハーネス2bの一端は照明ランプに接続されているとともに、他端はアーム5内部及びベース部材6中央の孔部6cを介してベース部材6の上方に出されており、先端にはコネクタ1bが装着されている。ヘッドライニング3は、車室の天井部に装着されるものであり、サンバイザ4の取り付け用の取付孔3aが形成されている。
【0019】
また、ハーネス2a(ヘッドライニング3の上面側に設けられた配線)は、その一端がエンジンルーム内のバッテリ(図示省略)に接続され、他端にコネクタ1aが取り付けられた状態でエンジンルームからピラートリム(図示省略)内部を通って、ヘッドライニング3の上面に取り付けられている。
ボディブラケット8は、車室の天井部にそなえられたルーフレール(図示省略)に溶接される溶接部8cと、サンバイザ4のベース部材6に形成されたボルト用孔6a,6bに対応する位置に溶接されたナット8a,8bと、ボディブラケット8の中央部に形成された孔部8dとを有して形成されている。
【0020】
カバー本体10は、ボディブラケット8とヘッドライニング3との間にそなえられ、ヘッドライニング3の取付孔3a部分に固着されるとともに、ヘッドライニング3との間にコネクタ1(即ち、コネクタ1aとコネクタ1bとが接続された状態のコネクタ)を収容する空間を形成し、ボディブラケット8に形成された孔部8dに係合するようになっている。
【0021】
さらに詳細に説明すると、図2(a),(b)及び図3(a),(b)に示すように、カバー本体10には、固着部11,ガイド面13,固定部としての爪部14,位置規制部としての縦壁15,脆弱部としての溝部12が形成されている。
固着部11には、サンバイザ4のベース部材6に形成されたボルト用孔部6a,6bに対応した位置に孔部11a,11bがそれぞれ形成されている。また、固着部11の底面には、ヘッドライニング3に形成された取付孔3aの縁部に係合する係合部16a,16bが形成されている。
【0022】
これにより、カバー本体10を接着剤によりヘッドライニング3上の所定位置(即ち、ヘッドライニング3の取付孔3aの部分)に確実に固着することができるようになっている。
ガイド面13は、カバー本体10上部の前方部から後方部にかけて滑らかな曲線を描いてカバー本体10の上方に隆起する形状に形成されている。
【0023】
これにより、サンバイザ4がヘッドライニング3に取り付けられる際、コネクタ1が押し込まれると、コネクタ1がカバー本体10とヘッドライニング3との間に形成された空間内の所定位置に滑らかに移動するように案内される。
縦壁15は、カバー本体10の後方部に形成されており、カバー本体10とヘッドライニング3との間に形成された空間内に押し込まれたコネクタ1を所定位置で規制するように設けられている。
【0024】
また、縦壁15には、ハーネス2aが通れるくらいの大きさの切り欠き部15aが形成されている。
これにより、カバー本体10がヘッドライニング3に固着される場合、ハーネス2aが、カバー本体10とヘッドライニング3との間に挟まれることなく、カバー本体10がヘッドライニング3に固着されるようになっている。
【0025】
爪部14は、カバー本体10上部の後方にカバー本体10の内側に向かって形成されている。
これにより、縦壁15で位置を規制されたコネクタ1上面を押圧してコネクタ1を固定するようになっている。
溝部12は、カバー本体10上部の表面にカバー本体1の前方部から爪部14にかけてコネクタ1の案内方向に延びるように形成されている。これにより、カバー本体10上部の強度が弱くなるようになっている。
【0026】
本発明の一実施形態としてのコネクタ固定用カバーを適用したサンバイザの取付構造は、上述のごとく構成されているので、サンバイザの取付手順を説明すると、以下のようになる。
まず、ハーネス2aのコネクタ1aをヘッドライニング3の取付孔3aからヘッドライニング3下方に垂れ下げた状態で、カバー本体10の固着部11の底面に接着剤を塗布し、固着部11の係合部16a,16bをヘッドライニング3の取付孔3aの縁部に係合させながらカバー本体10をヘッドライニング3上面に接着させる。
【0027】
このとき、ハーネス2aがカバー本体10の内部を通るようにして、ハーネス2aがカバー本体10とヘッドライニング3とに挟まれないようにする。また、カバー本体10に覆われたハーネス2aが、カバー本体10の縦壁15に形成された切り欠き部15aからカバー本体10外へ出るようにカバー本体10をヘッドライニング3に固着する。
【0028】
そして、カバー本体10が固着されたヘッドライニング3を車室の天井部に押し上げてボディブラケット8の孔部8dにカバー本体10を係合させる。
その後、サンバイザ4のコネクタ1bとハーネス2aのコネクタ1aとを接続し、この接続されたコネクタ1をヘッドライニング3の取付孔3aからヘッドライニング3上に押し込む。
【0029】
このとき、カバー本体10の前方上部に形成されたガイド面13により、コネクタ1をこのガイド面13に沿ってカバー本体10とヘッドライニング3との間に形成された空間内の所定位置に向かって滑らかに押し込むことができる。
また、コネクタ1をさらにカバー本体10の内部まで押し込むと、カバー本体10の後方部に形成された縦壁15にコネクタ1が当接し、コネクタ1の位置が規制される。
【0030】
このとき、ハーネス2aは、縦壁15の切り欠き部15aを通ってカバー本体10の外側へ押し出されるので、ハーネス2aがコネクタ1と縦壁15との間に挟まれることはない。
縦壁15により位置を規制されたコネクタ1は、カバー本体10の後方上部に形成された爪部14により下方へ圧力を受け、爪部14とヘッドライニング3上面との間に狭持されて固定される(図4参照)。
【0031】
その後、サンバイザ4のベース部材6をヘッドライニング3の取付孔3a部分に当て、ボルト7a,7bをカバー本体10のボルト用孔11a,11bを介してボディブラケット8のナット8a,8bにそれぞれ螺合させてサンバイザ4をヘッドライニング3に取り付ける。
このように、本発明のコネクタ固定用カバーを適用したサンバイザの取付構造では、コネクタ1をヘッドライニング3の上方に押し込む場合、カバー本体10に形成されたガイド面13により、コネクタ1をヘッドライニング3上方に滑らかに押し込むことができる。
【0032】
また、カバー本体10の後方部に形成された縦壁15により、コネクタ1の位置を規制することができる。
これにより、コネクタ1が縦壁15に当接するまでコネクタ1を押し込めばコネクタ1が所定位置に規制されることになるので、作業が容易である。このとき、縦壁15に形成された切り欠き部15aにより、ハーネス2aが切り欠き部15aを通ってカバー本体10の外側へ押し出されるので、コネクタ1と縦壁15との間に挟まれるのを防止できる。
【0033】
また、カバー本体10の後方上部に形成された爪部14により、縦壁15により位置を規制されたコネクタ1上部を押圧することができるので、コネクタ1を爪部14とヘッドライニング3上面との間で狭持して、コネクタ1を所定位置で固定することができる。
これにより、車両走行中にコネクタ1が振動してヘッドライニング3等に当たることにより発生する異音(カタカタ音)をなくすことができる。
【0034】
また、上述のように、カバー本体10が、ハーネス2a,2b及びコネクタ1を覆うので、ハーネス2a,2b及びコネクタ1の動きを抑制することができ、ハーネス2a,2b及びコネクタ1が他の車両部品に接触して損傷することを防止できる。即ち、例えば、ハーネス2aが、ボディブラケット8又はボディブラケット8のナット8a,8bに接触して損傷を受けるのを防止できる。また、ハーネス2aがボディブラケット8とヘッドライニング3との間に挟まれることを防止することができる。
【0035】
さらに、カバー本体10をヘッドライニング3に固着させ、ヘッドライニング3を車室の天井部に押し上げた状態で、後工程においてサンバイザ4をヘッドライニング3に取り付けること(即ち、コネクタ1aとコネクタ1bとを接続し、コネクタ1をヘッドライニング3の上方に押し込むこと)ができるので、容易に作業を行なうことができ、作業性を向上させることができる。
【0036】
また、カバー本体10上部に溝部12を形成しているので、カバー本体10上部の強度を部分的に弱くすることができ、例えば、車両衝突等により、衝撃荷重が入力されたとしても、カバー本体10の上部が裂けてカバー本体10が潰れるので、乗員に対する衝突瞬間時の過度な衝撃力を緩和することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0037】
例えば、図5(a),(b)に示すように、カバー本体10の爪部を、カバー本体10後方部の両側面にカバー本体10の内側に向かって1つずつ形成し(即ち、爪部14a,14bをそなえ)、コネクタ1の両側部からコネクタ1を押圧してコネクタ1を固定するようにしても良い。
また、図6に示すように、カバー本体10の底面にカバー本体10の底面開口部を閉塞する底面部9を設けても良い。なお、この場合、コネクタ1をカバー本体10内に挿入するための開口部20およびハーネス2aをカバー本体10内に挿入するための切り欠き部15bを確保しておくことはいうまでもない。
【0038】
また、本実施形態では、脆弱部としての溝部12をカバー本体10上部表面にカバー本体10の前方部から爪部14にかけて形成するようにしたが、図7(a)に示すように、溝部12aをカバー本体10上部裏面にカバー本体10の前方部から爪部14にかけて形成するようにしても良い。また、溝部12と溝部12aとの両方をカバー本体10に形成するようにしても良い。
【0039】
また、図7(b)に示すように、スリット12bをカバー本体10上部にカバー本体10の前方部から爪部14にかけて形成するようにしても良い。
また、コネクタ1の上部に爪部14の先端部に係合する凹部(くぼみ)を形成するようにしても良い。これにより、この凹部と爪部14の先端部とが係合してコネクタ1の位置を規制できるとともに、爪部14による下方への圧力がコネクタ1の上面にかかりコネクタ1の固定ができる。即ち、位置規制部と固定部とを一緒に形成するようにしても良い。
【0040】
また、本実施形態では、ハーネス2bをそなえたサンバイザ4をヘッドライニング3に取り付ける場合において説明したが、配線(ハーネス)をそなえた他の付設部品(例えば、ルームランプ等)を内装部品(例えば、ヘッドライニング等)に取り付ける場合にも適用できる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の本発明のコネクタ固定用カバーによれば、コネクタをカバー本体のガイド面に沿って所定位置に容易に案内できるとともに、案内されたコネクタを簡素な構造の位置規制部で確実に規制し、規制されたコネクタを固定部で固定することができるので、コネクタの挿入および固定を容易にかつ確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのコネクタ固定用カバーを適用したサンバイザの取付構造を模式的に示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのコネクタ固定用カバーを模式的に示すもので、(a)はその上面斜視図、(b)はその下面斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのコネクタ固定用カバーを模式的に示すもので、(a)は図2(a)におけるA−A断面図、(b)は図2(a)におけるB−B断面図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのコネクタ固定用カバーを模式的に示すもので、コネクタが固定された状態の断面図である。
【図5】本発明の変形例としてのコネクタ固定用カバーの固定部を模式的に示すもので、(a)はその上面斜視図、(b)は(a)におけるC−C断面図である。
【図6】本発明の変形例としてのコネクタ固定用カバーを示す模式的な下面斜視図である。
【図7】本発明の変形例としてのコネクタ固定用カバーの溝部を模式的に示すもので、(a)及び(b)はその断面図である。
【図8】従来のサンバイザの取付構造を模式的に示す分解斜視図である。
【図9】従来のサンバイザの取付構造を模式的に示す斜視図である。
【図10】従来のサンバイザの取付構造を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b コネクタ
2a,2b ハーネス(配線)
3 ヘッドライニング
3a 取付孔
4 サンバイザ
4a バイザ本体
5 アーム
6 ベース部材
6a,6b ボルト用孔
6c 孔部
7a,7b ボルト
8 ボディブラケット
8a,8b ナット
8c 溶接部
8d 孔部
9 底面部
10 カバー本体
11 固着部
11a,11b ボルト用孔
12 溝部(脆弱部)
12a 溝部
12b スリット
13 ガイド面
14 爪部(固定部)
15 縦壁(位置規制部)
15a 切り欠き部
15b 切り欠き部
16a,16b 係合部

Claims (2)

  1. ヘッドライニングの上面側に設けられた配線と上記ヘッドライニングに形成された取付孔に取り付けられるサンバイザに設けられた配線とを接続するコネクタを上記ヘッドライニングの下面側から上記取付孔に挿入して固定するコネクタ固定用カバーにおいて、
    上記ヘッドライニングの上面に固着されることにより上記ヘッドライニングとの間に上記コネクタを収容する空間を形成するカバー本体と、
    上記カバー本体に形成されて上記挿入された上記コネクタを上記空間の所定位置に移動するよう案内するガイド面と、
    上記カバー本体に形成されて上記ガイド面に案内された上記コネクタを上記所定位置で規制する位置規制部と、
    上記カバー本体に形成されて上記位置規制部で規制された上記コネクタを固定する固定部とをし、
    上記位置規制部は、縦壁で構成され、
    上記ガイド面は、上記挿入された上記コネクタが上記位置規制部へと自然に移動するように、滑らかな曲線を描いて形成されている
    ことを特徴とする、コネクタ固定用カバー。
  2. 上記カバー本体の上面に形成されて、上記コネクタの案内方向に延びる脆弱部を有している
    ことを特徴とする、請求項1記載のコネクタ固定用カバー。
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