JP2005014694A - 乗員保護装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成により、車体のフロントピラーとフロントピラートリムとの間に配設されるカーテンエアバックが車室内側に展開するときに該フロントピラートリムが破損しないようにする。
【解決手段】車両のフロントピラー4にフロントピラートリム1を取り付けるトリムクリップ取付け座2に切欠部2aを設けて、カーテンエアバックの展開時に、フロントピラー4とフロントピラートリム1との間に配設されるストラップ10からフロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用したときに前記切欠部2aで破断して、前記フロントピラー4と前記フロントピラートリム1との間に空隙が生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】車両のフロントピラー4にフロントピラートリム1を取り付けるトリムクリップ取付け座2に切欠部2aを設けて、カーテンエアバックの展開時に、フロントピラー4とフロントピラートリム1との間に配設されるストラップ10からフロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用したときに前記切欠部2aで破断して、前記フロントピラー4と前記フロントピラートリム1との間に空隙が生成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両が側面から衝撃を受けたとき、乗員の頭部が車室内の側面に強打しないように乗員を保護する装置として、乗員の頭部と車室内の側面(ウインドウガラスなど)との間に、カーテン状にエアバックを(以下、カーテンエアバックと略す)展開させる装置が知られている。このカーテンエアバックは、乗員の頭部と車室の側面との間に瞬時に展開できるように設置されている。例えば、図6に示すように、カーテンエアバック8は、車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニング13との間に配設される。カーテンエアバック8の前端部8aに連結されたストラップは、フロントピラー(ピラー部)4と図示しないフロントピラートリムとの間の空間まで延して設けられ、カーテンアバック8展開時の姿勢を適切に保持する。
【0003】
図7に示すように、フロントピラー4は、アウタパネル5と、インナパネル6と、インナパネル6に付設される補強部材としてのリンホース11とを有する。インナパネル6は、2枚のパネル6a、6bを閉断面状に溶接したものである。車室内側に配設されるパネル6bは、所定の間隔で取付け孔6b−1を有する。なお、フロントピラー4において、一側にはオープニングウエザストリップ7が取り付けられ、他側にはウインドシールドガラス(フロントウインドウ)9が取り付けられる。
【0004】
インナパネル6において、車室外側はアウタパネル5により覆われ、車室内側はフロントピラートリム(トリム材)1により覆われる。フロントピラートリム1の内側面における前記取付け孔6b−1に対応する位置には、フロントピラートリム1をパネル6bに取り付ける(連結する)ための連結部材として、トリムクリップ取付け座22を有する。トリムクリップ取付け座22にクリップ3を被せた状態で、トリムクリップ取付け座22が取付け孔6b−1に差し込まれることにより、フロントピラートリム1はフロントピラー4に固定される。なお、オープニングウエザストリップ7が有する押さえ部7aは、フロントピラー4とフロントピラートリム1との間の空隙を閉塞する。
【0005】
カーテンエアバック8の展開時には、カーテンエアバック8の車室内への膨脹に伴いストラップ10(図6参照)から車室内側への荷重がフロントピラートリム1の一端部1bの近傍に作用する。
【0006】
尚、トリム材をピラー部に固定する技術として、下記特許文献1に記載の技術がある。この技術は、ピラーガーニッシュ(トリム材)に車室内方への荷重が作用したときに、ピラーガーニッシュの移動に伴ってピンの頭部がクリップのカム面と当接してクリップの先端部を径方向外方に広げることにより、取付穴との係合強度を高めたものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−26248号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示すような従来の乗員保護装置では、フロントピラートリム1がフロントピラー4にしっかり固定されているため、カーテンエアバック8の展開時には、フロントピラートリム1の一端部1bが破損して、車室内側に飛散してしまうおそれがあった(図7の1点鎖線で示すフロントピラートリム1の破損部1aを参照)。
上記特許文献1に記載されている技術では、ピラーガーニッシュの破損の防止及び脱落の防止が図られているが、クリップの構造が複雑であるため、製造コストが高いという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、エアバックの展開時にトリム材が破損しないようにした乗員保護装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決する第1の発明に係る乗員保護装置は、車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間に配設され、前記車室内に展開可能とされたエアバックと、前記車両のピラー部を車室内側から覆うトリム材と、前記エアバックに連結され、前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在するストラップと、前記ピラー部と前記トリム材とを連結する連結部材とを備えた乗員保護装置において、前記連結部材に形成され、前記エアバックの展開時に前記ストラップから前記トリム材に対して車室内側への荷重が作用したとき破断する脆弱部を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
連結部材は脆弱部を備えたことより、エアバックの展開時に、ストラップが車室内側へ移動して該ストラップとトリム材とが干渉し、車室内側への荷重がストラップからトリム材に対して作用すると、連結部材の脆弱部が破断するので、トリム材が破損して車室内側に飛散することを防止することができる。
【0012】
前述した課題を解決する第2の発明は、第1の発明に係る乗員保護装置において、トリム材は下方が車体側に固定されていることを特徴とする。
【0013】
トリム材は下方が車体側に固定されていることにより、エアバックの展開時に連結部材の脆弱部が破断した後も、トリム材は車体側に固定されているので、トリム材自体が車室内に移動することがない。
【0014】
前述した課題を解決する第3の発明は、第1の発明に係る乗員保護装置において、前記連結部材は前記トリム材の長手方向に沿って複数設けられ、前記トリム材の最も下方に配設された前記連結部材には前記脆弱部を形成しないことを特徴とする。
【0015】
連結部材はトリム材の長手方向に沿って複数設けられ、前記トリム材の最も下方に配設された前記連結部材には脆弱部を形成しないことにより、エアバックの展開時に連結部材の脆弱部が破断した後も、最も下方に設けられた連結部材は破断せずにトリム材は車体側に固定されているので、トリム材自体が車室内に移動することがない。
【0016】
前述した課題を解決する第4に係る乗員保護装置は、車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間に配設され、前記車室内に展開可能とされたエアバックと、前記車両のピラー部を車室内側から覆うトリム材と、前記ピラー部と前記トリム材とを連結する連結部材とを備え、前記エアバックの端部が前記ピラー部と前記トリム材とに囲まれた空間まで延在した乗員保護装置において、前記連結部材に形成され、前記エアバックの展開時に前記エアバックの端部から前記トリム材に対して車室内側への荷重が作用したとき破断する脆弱部を備えたことを特徴とする。
【0017】
連結部材は脆弱部を備えたことにより、エアバックの展開時にエアバック端部が車室内側へ移動して該エアバック端部とトリム材とが干渉し、車室内側への荷重がエアバック端部からトリム材に対して作用して連結部材の脆弱部が破断するので、トリム材は破損しない。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係る乗員保護装置に関する実施の形態を以下に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る乗員保護装置を示すフロントピラーの横断面図、図2は、本発明の一実施形態に係る乗員保護装置におけるカーテンエアバックの展開時の説明図、図3は、フロントピラートリムの斜視図である。図4は、トリムクリップ取付け座の拡大斜視図であり、図5は、そのV−V矢視断面図である。
【0020】
図1に示すように、フロントピラー(ピラー部)4は、アウタパネル5と、インナパネル6と、インナパネル6に付設されるリンホース11とを有する。インナパネル6は、2枚のパネル6a、6bを閉断面状に溶接したもので、リンホース11により、インナパネル6の強度が高められている。また、車室内側に配設されるパネル6bには、フロントピラートリム(トリム材)1を取り付ける取付け孔6b−1が、パネル6bの長手方向に沿ってフロント側からセンタ側まで所定の間隔で複数形成されている。
【0021】
フロントピラー4において、一側にはオープニングウエザストリップ7が取り付けられ、他側にはウインドシールドガラス(フロントウインドウ)9が取り付けられる。オープニングウエザストリップ7が有する押さえ部7aは、インナパネル6とフロントピラートリム1の一端部1bとの間の空隙を閉塞する。フロントピラートリム1の他端部1cは、車体に固定されている。なお、押さえ部7aは、ゴム又はエストラマ等の弾性体で成形されている。
【0022】
オープニングウエザストリップ7の近傍で且つ、フロントピラートリム1とフロントピラー4との間に、ストラップ10が格納される。ストラップ10はカーテンエアバック8の前端部8a(図6参照)に連結され、カーテンエアバック8の展開時の姿勢を適切に保持するものである。
【0023】
フロントピラートリム1の内側面における前記取付け孔6b−1に対応する位置には、フロントピラートリム1をフロントピラー4に取り付ける(連結する)ための連結部材として、トリムクリップ取付け座2が形成される。取付け孔6b−1はパネル6bの長手方向に沿って所定の間隔で複数形成されているので、トリムクリップ取付け座2も、フロントピラートリム1の長手方向に沿ってフロント側からセンタ側まで所定の間隔で複数形成される。フロントピラートリム1の下方、即ちフロント側は、車体側のインストルメントパネル12に固定されている(図6参照)。
【0024】
図4、図5に示すように、トリムクリップ取付け座2は、フロントピラートリム1の長手方向に延びる第1固定部2bと、該第1固定部2bの一端に接合し、フロントピラートリム1の一端部1bに向かって延在する第2固定部2cと、該第1固定部2bの他端に接合し、フロントピラートリム1の他端部1cに向かって延在する第3固定部2dとからなる。第1固定部2bの頭部には、突起部2b−1が形成され、ここにトリムクリップ3が取り付けられる。
【0025】
トリムクリップ取付け座2である第1固定部2b及び第2固定部2c並びに第3固定部2dにおいて、フロントピラートリム1の近傍には、カーテンエアバック8の展開時に、ストラップ10からフロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用したとき破断する切欠部(脆弱部)2aが設けられる。なお、切欠部2aは、フロントピラー4にフロントピラートリム1を取り付ける作業を行っても、破断しない程度の強度を有する。
【0026】
ただし、図3に示すように、フロントピラートリム1の最も下方、即ちフロント側の最端部に設置されるトリムクリップ取付け座2は、フロントピラートリム1の近傍に切欠部2aを有さない形状である。
なお、フロントピラートリム1の内面には、所定の間隔でリブ14を設けたことにより、フロントピラートリム1の強度を高めている。
【0027】
トリムクリップ取付け座2の頭部2b−1にトリムクリップ3を被せた状態で、トリムクリップ取付け座2を取付け孔6b−1に差し込むことにより、フロントピラートリム1はフロントピラー4に固定される。
【0028】
ここで、カーテンエアバック8の作動について説明する。
車両が側面から衝撃を受けたとき、図示しないインフレータでガスが発生する。このガスにより、カーテンエアバック8が膨脹して車室内に展開する。このとき、ストラップ10がフロントピラートリム1内から車室内に引っ張り出される。
【0029】
カーテンエアバック8の展開時に、カーテンエアバック8の前端部8aに連結されたストラップ10からフロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用することにより、トリムクリップ取付け座2が強度の弱い切欠部2aにおいて破断する。この破断により、図2に示すように、フロントピラートリム1の一端部1bがオープニングウエザストリップ7の押さえ部7aから外れ、車室内側に移動する。よって、フロントピラートリム1の一端部1bとオープニングウエザストリップ7との間に空隙が生成し、この空隙からカーテンエアバック8が車室内へ瞬時に展開するので、フロントピラートリム1の一部が破損するおそれがなくなる。
【0030】
ただし、フロント側の最端部に設置されたトリムクリップ取付け座2は切欠部2aを有さない形状なので、フロントピラートリム1下方は車体側のフロントピラー4に固定されている。また、フロントピラートリム1において、他端部1cは車体に固定され、フロント側(下端部)は車体側のインストルメントパネル12に固定されている。よって、フロントピラートリム1自体も乗員の方へ飛散するおそれがないので、乗員の安全性をより一層確保することができる。
【0031】
上記実施の形態に係る乗員保護装置では、カーテンエアバック8の展開時に、ストラップ10からフロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用したときに破断する形状として、切欠部2aを用いて説明したが、トリムクリップ取付け座2は、フロントピラートリム1をフロントピラー4に取り付ける作業では破断しないものの、カーテンエアバック8の展開時に、フロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用したときに破断する形状を有していれば良い。例えば、切欠部2aとしては、複数の穴を連続して設けたものでも良い。
【0032】
尚、上記実施形態では、カーテンエアバック8の前端部8aにストラップ10が連結され、該ストラップ10がフロントピラー4のフロントピラートリム1との間まで延在している構成について記載したが、これに限定されるものではなく、カーテンエアバック8自体が車両前方に延在されてフロントピラー4とフロントピラートリム1との間まで延在した構成、即ちストラップ10がない構成でも上記実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
また、上記実施形態では、ストラップ10がフロントピラー4とフロントピラートリム1との間まで延在している構成としたが、ストラップ10がリアピラーとリアピラートリムとの間まで延在していると共に、リアピラーとリアピラートリムとを連結する連結部材に脆弱部を設ける構成としても良いものである。
【0033】
【発明の効果】
第1の発明に係る乗員保護装置によれば、連結部材に脆弱部を備えたことにより、エアバックの展開時にストラップが車室内側へ移動して該ストラップとトリム材とが干渉し、車室内側への荷重がストラップからトリム材に対して作用し、連結部材は破断してピラー部とトリム材との間に空隙が生成し、この空隙からストラップが車室内に移動するのでトリム材が破損するおそれがなくなり、乗員の安全性をより一層確保することができる。さらに、比較的簡単な構成なので、製造コストが低い。
【0034】
第2の発明に係る乗員保護装置によれば、トリム材は下方が車体側に固定されていることにより、エアバックの展開時に連結部材が破断した後も、トリム材は車体側に固定され、トリム材自体は車室内に移動することがないので、トリム材が乗員の方へ飛散するおそれがなくなり、乗員の安全性をより一層確保することができる。
【0035】
第3の発明に係る乗員保護装置によれば、連結部材はトリム材の長手方向に沿って複数設けられ、前記トリム材の下方に配設された前記連結部材には脆弱部を形成しないことにより、エアバックの展開時に連結部材が破断した後も、トリム材は車体側に固定され、トリム材自体は車室内に移動することがないので、第2の発明と同様に、トリム材が乗員の方へ飛散するおそれがなくなり、乗員の安全性をより一層確保することができる。
【0036】
第4の発明に係る乗員保護装置によれば、連結部材に脆弱部を備えたことにより、エアバックの展開時にエアバックの端部が車室内側へ移動して該エアバックの端部とトリム材とが干渉し、車室内側への荷重がエアバックの端部からトリム材に対して作用し、連結部材が破断してピラー部とトリム材との間に空隙が生成し、この空隙からエアバックの端部が車室内に移動するので、第1の発明と同様に、トリム材が破損するおそれがなくなり、乗員の安全性をより一層確保することができる。さらに、比較的簡単な構成なので、製造コストが低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る乗員保護装置を示すフロントピラーの横断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る乗員保護装置におけるカーテンエアバックの展開時の説明図である。
【図3】フロントピラートリムの斜視図である。
【図4】トリムクリップ取付け座の拡大斜視図である。
【図5】図4におけるV−V矢視断面図である。
【図6】従来の乗員保護装置を備えた車両を車室内側から見た模式図である。
【図7】図6におけるVII−VII矢視断面図である。
【符号の説明】
1 フロントピラートリム
1a 破損部
2 トリムクリップ取付け座
2a 切欠部
3 トリムクリップ
4 フロントピラー
5 アウタパネル
6 インナパネル
6b−1 取付け孔
7 オープニングウエザストリップ
7a 押さえ部
8 カーテンエアバック
8a 前端部
9 ウインドシールドガラス
10 ストラップ
11 リンホース
12 インストルメントパネル
13 ヘッドライニング
14 リブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両が側面から衝撃を受けたとき、乗員の頭部が車室内の側面に強打しないように乗員を保護する装置として、乗員の頭部と車室内の側面(ウインドウガラスなど)との間に、カーテン状にエアバックを(以下、カーテンエアバックと略す)展開させる装置が知られている。このカーテンエアバックは、乗員の頭部と車室の側面との間に瞬時に展開できるように設置されている。例えば、図6に示すように、カーテンエアバック8は、車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニング13との間に配設される。カーテンエアバック8の前端部8aに連結されたストラップは、フロントピラー(ピラー部)4と図示しないフロントピラートリムとの間の空間まで延して設けられ、カーテンアバック8展開時の姿勢を適切に保持する。
【0003】
図7に示すように、フロントピラー4は、アウタパネル5と、インナパネル6と、インナパネル6に付設される補強部材としてのリンホース11とを有する。インナパネル6は、2枚のパネル6a、6bを閉断面状に溶接したものである。車室内側に配設されるパネル6bは、所定の間隔で取付け孔6b−1を有する。なお、フロントピラー4において、一側にはオープニングウエザストリップ7が取り付けられ、他側にはウインドシールドガラス(フロントウインドウ)9が取り付けられる。
【0004】
インナパネル6において、車室外側はアウタパネル5により覆われ、車室内側はフロントピラートリム(トリム材)1により覆われる。フロントピラートリム1の内側面における前記取付け孔6b−1に対応する位置には、フロントピラートリム1をパネル6bに取り付ける(連結する)ための連結部材として、トリムクリップ取付け座22を有する。トリムクリップ取付け座22にクリップ3を被せた状態で、トリムクリップ取付け座22が取付け孔6b−1に差し込まれることにより、フロントピラートリム1はフロントピラー4に固定される。なお、オープニングウエザストリップ7が有する押さえ部7aは、フロントピラー4とフロントピラートリム1との間の空隙を閉塞する。
【0005】
カーテンエアバック8の展開時には、カーテンエアバック8の車室内への膨脹に伴いストラップ10(図6参照)から車室内側への荷重がフロントピラートリム1の一端部1bの近傍に作用する。
【0006】
尚、トリム材をピラー部に固定する技術として、下記特許文献1に記載の技術がある。この技術は、ピラーガーニッシュ(トリム材)に車室内方への荷重が作用したときに、ピラーガーニッシュの移動に伴ってピンの頭部がクリップのカム面と当接してクリップの先端部を径方向外方に広げることにより、取付穴との係合強度を高めたものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−26248号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示すような従来の乗員保護装置では、フロントピラートリム1がフロントピラー4にしっかり固定されているため、カーテンエアバック8の展開時には、フロントピラートリム1の一端部1bが破損して、車室内側に飛散してしまうおそれがあった(図7の1点鎖線で示すフロントピラートリム1の破損部1aを参照)。
上記特許文献1に記載されている技術では、ピラーガーニッシュの破損の防止及び脱落の防止が図られているが、クリップの構造が複雑であるため、製造コストが高いという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、エアバックの展開時にトリム材が破損しないようにした乗員保護装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決する第1の発明に係る乗員保護装置は、車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間に配設され、前記車室内に展開可能とされたエアバックと、前記車両のピラー部を車室内側から覆うトリム材と、前記エアバックに連結され、前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在するストラップと、前記ピラー部と前記トリム材とを連結する連結部材とを備えた乗員保護装置において、前記連結部材に形成され、前記エアバックの展開時に前記ストラップから前記トリム材に対して車室内側への荷重が作用したとき破断する脆弱部を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
連結部材は脆弱部を備えたことより、エアバックの展開時に、ストラップが車室内側へ移動して該ストラップとトリム材とが干渉し、車室内側への荷重がストラップからトリム材に対して作用すると、連結部材の脆弱部が破断するので、トリム材が破損して車室内側に飛散することを防止することができる。
【0012】
前述した課題を解決する第2の発明は、第1の発明に係る乗員保護装置において、トリム材は下方が車体側に固定されていることを特徴とする。
【0013】
トリム材は下方が車体側に固定されていることにより、エアバックの展開時に連結部材の脆弱部が破断した後も、トリム材は車体側に固定されているので、トリム材自体が車室内に移動することがない。
【0014】
前述した課題を解決する第3の発明は、第1の発明に係る乗員保護装置において、前記連結部材は前記トリム材の長手方向に沿って複数設けられ、前記トリム材の最も下方に配設された前記連結部材には前記脆弱部を形成しないことを特徴とする。
【0015】
連結部材はトリム材の長手方向に沿って複数設けられ、前記トリム材の最も下方に配設された前記連結部材には脆弱部を形成しないことにより、エアバックの展開時に連結部材の脆弱部が破断した後も、最も下方に設けられた連結部材は破断せずにトリム材は車体側に固定されているので、トリム材自体が車室内に移動することがない。
【0016】
前述した課題を解決する第4に係る乗員保護装置は、車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間に配設され、前記車室内に展開可能とされたエアバックと、前記車両のピラー部を車室内側から覆うトリム材と、前記ピラー部と前記トリム材とを連結する連結部材とを備え、前記エアバックの端部が前記ピラー部と前記トリム材とに囲まれた空間まで延在した乗員保護装置において、前記連結部材に形成され、前記エアバックの展開時に前記エアバックの端部から前記トリム材に対して車室内側への荷重が作用したとき破断する脆弱部を備えたことを特徴とする。
【0017】
連結部材は脆弱部を備えたことにより、エアバックの展開時にエアバック端部が車室内側へ移動して該エアバック端部とトリム材とが干渉し、車室内側への荷重がエアバック端部からトリム材に対して作用して連結部材の脆弱部が破断するので、トリム材は破損しない。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係る乗員保護装置に関する実施の形態を以下に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る乗員保護装置を示すフロントピラーの横断面図、図2は、本発明の一実施形態に係る乗員保護装置におけるカーテンエアバックの展開時の説明図、図3は、フロントピラートリムの斜視図である。図4は、トリムクリップ取付け座の拡大斜視図であり、図5は、そのV−V矢視断面図である。
【0020】
図1に示すように、フロントピラー(ピラー部)4は、アウタパネル5と、インナパネル6と、インナパネル6に付設されるリンホース11とを有する。インナパネル6は、2枚のパネル6a、6bを閉断面状に溶接したもので、リンホース11により、インナパネル6の強度が高められている。また、車室内側に配設されるパネル6bには、フロントピラートリム(トリム材)1を取り付ける取付け孔6b−1が、パネル6bの長手方向に沿ってフロント側からセンタ側まで所定の間隔で複数形成されている。
【0021】
フロントピラー4において、一側にはオープニングウエザストリップ7が取り付けられ、他側にはウインドシールドガラス(フロントウインドウ)9が取り付けられる。オープニングウエザストリップ7が有する押さえ部7aは、インナパネル6とフロントピラートリム1の一端部1bとの間の空隙を閉塞する。フロントピラートリム1の他端部1cは、車体に固定されている。なお、押さえ部7aは、ゴム又はエストラマ等の弾性体で成形されている。
【0022】
オープニングウエザストリップ7の近傍で且つ、フロントピラートリム1とフロントピラー4との間に、ストラップ10が格納される。ストラップ10はカーテンエアバック8の前端部8a(図6参照)に連結され、カーテンエアバック8の展開時の姿勢を適切に保持するものである。
【0023】
フロントピラートリム1の内側面における前記取付け孔6b−1に対応する位置には、フロントピラートリム1をフロントピラー4に取り付ける(連結する)ための連結部材として、トリムクリップ取付け座2が形成される。取付け孔6b−1はパネル6bの長手方向に沿って所定の間隔で複数形成されているので、トリムクリップ取付け座2も、フロントピラートリム1の長手方向に沿ってフロント側からセンタ側まで所定の間隔で複数形成される。フロントピラートリム1の下方、即ちフロント側は、車体側のインストルメントパネル12に固定されている(図6参照)。
【0024】
図4、図5に示すように、トリムクリップ取付け座2は、フロントピラートリム1の長手方向に延びる第1固定部2bと、該第1固定部2bの一端に接合し、フロントピラートリム1の一端部1bに向かって延在する第2固定部2cと、該第1固定部2bの他端に接合し、フロントピラートリム1の他端部1cに向かって延在する第3固定部2dとからなる。第1固定部2bの頭部には、突起部2b−1が形成され、ここにトリムクリップ3が取り付けられる。
【0025】
トリムクリップ取付け座2である第1固定部2b及び第2固定部2c並びに第3固定部2dにおいて、フロントピラートリム1の近傍には、カーテンエアバック8の展開時に、ストラップ10からフロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用したとき破断する切欠部(脆弱部)2aが設けられる。なお、切欠部2aは、フロントピラー4にフロントピラートリム1を取り付ける作業を行っても、破断しない程度の強度を有する。
【0026】
ただし、図3に示すように、フロントピラートリム1の最も下方、即ちフロント側の最端部に設置されるトリムクリップ取付け座2は、フロントピラートリム1の近傍に切欠部2aを有さない形状である。
なお、フロントピラートリム1の内面には、所定の間隔でリブ14を設けたことにより、フロントピラートリム1の強度を高めている。
【0027】
トリムクリップ取付け座2の頭部2b−1にトリムクリップ3を被せた状態で、トリムクリップ取付け座2を取付け孔6b−1に差し込むことにより、フロントピラートリム1はフロントピラー4に固定される。
【0028】
ここで、カーテンエアバック8の作動について説明する。
車両が側面から衝撃を受けたとき、図示しないインフレータでガスが発生する。このガスにより、カーテンエアバック8が膨脹して車室内に展開する。このとき、ストラップ10がフロントピラートリム1内から車室内に引っ張り出される。
【0029】
カーテンエアバック8の展開時に、カーテンエアバック8の前端部8aに連結されたストラップ10からフロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用することにより、トリムクリップ取付け座2が強度の弱い切欠部2aにおいて破断する。この破断により、図2に示すように、フロントピラートリム1の一端部1bがオープニングウエザストリップ7の押さえ部7aから外れ、車室内側に移動する。よって、フロントピラートリム1の一端部1bとオープニングウエザストリップ7との間に空隙が生成し、この空隙からカーテンエアバック8が車室内へ瞬時に展開するので、フロントピラートリム1の一部が破損するおそれがなくなる。
【0030】
ただし、フロント側の最端部に設置されたトリムクリップ取付け座2は切欠部2aを有さない形状なので、フロントピラートリム1下方は車体側のフロントピラー4に固定されている。また、フロントピラートリム1において、他端部1cは車体に固定され、フロント側(下端部)は車体側のインストルメントパネル12に固定されている。よって、フロントピラートリム1自体も乗員の方へ飛散するおそれがないので、乗員の安全性をより一層確保することができる。
【0031】
上記実施の形態に係る乗員保護装置では、カーテンエアバック8の展開時に、ストラップ10からフロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用したときに破断する形状として、切欠部2aを用いて説明したが、トリムクリップ取付け座2は、フロントピラートリム1をフロントピラー4に取り付ける作業では破断しないものの、カーテンエアバック8の展開時に、フロントピラートリム1に対して車室内側への荷重が作用したときに破断する形状を有していれば良い。例えば、切欠部2aとしては、複数の穴を連続して設けたものでも良い。
【0032】
尚、上記実施形態では、カーテンエアバック8の前端部8aにストラップ10が連結され、該ストラップ10がフロントピラー4のフロントピラートリム1との間まで延在している構成について記載したが、これに限定されるものではなく、カーテンエアバック8自体が車両前方に延在されてフロントピラー4とフロントピラートリム1との間まで延在した構成、即ちストラップ10がない構成でも上記実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
また、上記実施形態では、ストラップ10がフロントピラー4とフロントピラートリム1との間まで延在している構成としたが、ストラップ10がリアピラーとリアピラートリムとの間まで延在していると共に、リアピラーとリアピラートリムとを連結する連結部材に脆弱部を設ける構成としても良いものである。
【0033】
【発明の効果】
第1の発明に係る乗員保護装置によれば、連結部材に脆弱部を備えたことにより、エアバックの展開時にストラップが車室内側へ移動して該ストラップとトリム材とが干渉し、車室内側への荷重がストラップからトリム材に対して作用し、連結部材は破断してピラー部とトリム材との間に空隙が生成し、この空隙からストラップが車室内に移動するのでトリム材が破損するおそれがなくなり、乗員の安全性をより一層確保することができる。さらに、比較的簡単な構成なので、製造コストが低い。
【0034】
第2の発明に係る乗員保護装置によれば、トリム材は下方が車体側に固定されていることにより、エアバックの展開時に連結部材が破断した後も、トリム材は車体側に固定され、トリム材自体は車室内に移動することがないので、トリム材が乗員の方へ飛散するおそれがなくなり、乗員の安全性をより一層確保することができる。
【0035】
第3の発明に係る乗員保護装置によれば、連結部材はトリム材の長手方向に沿って複数設けられ、前記トリム材の下方に配設された前記連結部材には脆弱部を形成しないことにより、エアバックの展開時に連結部材が破断した後も、トリム材は車体側に固定され、トリム材自体は車室内に移動することがないので、第2の発明と同様に、トリム材が乗員の方へ飛散するおそれがなくなり、乗員の安全性をより一層確保することができる。
【0036】
第4の発明に係る乗員保護装置によれば、連結部材に脆弱部を備えたことにより、エアバックの展開時にエアバックの端部が車室内側へ移動して該エアバックの端部とトリム材とが干渉し、車室内側への荷重がエアバックの端部からトリム材に対して作用し、連結部材が破断してピラー部とトリム材との間に空隙が生成し、この空隙からエアバックの端部が車室内に移動するので、第1の発明と同様に、トリム材が破損するおそれがなくなり、乗員の安全性をより一層確保することができる。さらに、比較的簡単な構成なので、製造コストが低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る乗員保護装置を示すフロントピラーの横断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る乗員保護装置におけるカーテンエアバックの展開時の説明図である。
【図3】フロントピラートリムの斜視図である。
【図4】トリムクリップ取付け座の拡大斜視図である。
【図5】図4におけるV−V矢視断面図である。
【図6】従来の乗員保護装置を備えた車両を車室内側から見た模式図である。
【図7】図6におけるVII−VII矢視断面図である。
【符号の説明】
1 フロントピラートリム
1a 破損部
2 トリムクリップ取付け座
2a 切欠部
3 トリムクリップ
4 フロントピラー
5 アウタパネル
6 インナパネル
6b−1 取付け孔
7 オープニングウエザストリップ
7a 押さえ部
8 カーテンエアバック
8a 前端部
9 ウインドシールドガラス
10 ストラップ
11 リンホース
12 インストルメントパネル
13 ヘッドライニング
14 リブ
Claims (4)
- 車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間に配設され、前記車室内に展開可能とされたエアバックと、
前記車両のピラー部を車室内側から覆うトリム材と、
前記エアバックに連結され、前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在するストラップと、
前記ピラー部と前記トリム材とを連結する連結部材とを備えた乗員保護装置において、
前記連結部材に形成され、前記エアバックの展開時に前記ストラップから前記トリム材に対して車室内側への荷重が作用したとき破断する脆弱部を備えたことを特徴とする乗員保護装置。 - 前記トリム材は下方が車体側に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
- 前記連結部材は前記トリム材の長手方向に沿って複数設けられ、前記トリム材の下方に配設された前記連結部材には前記脆弱部を形成しないことを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
- 車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間に配設され、前記車室内に展開可能とされたエアバックと、
前記車両のピラー部を車室内側から覆うトリム材と、
前記ピラー部と前記トリム材とを連結する連結部材とを備え、前記エアバックの端部が前記ピラー部と前記トリム材とに囲まれた空間まで延在した乗員保護装置において、
前記連結部材に形成され、前記エアバックの展開時に前記エアバックの端部から前記トリム材に対して車室内側への荷重が作用したとき破断する脆弱部を備えたことを特徴とする乗員保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180619A JP2005014694A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 乗員保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180619A JP2005014694A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 乗員保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005014694A true JP2005014694A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34181557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003180619A Withdrawn JP2005014694A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 乗員保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005014694A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011111001A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Nippon Plast Co Ltd | 車両用ピラーガーニッシュ部材 |
JP2014122030A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Honda Motor Co Ltd | テザークリップ |
CN109229214A (zh) * | 2017-07-10 | 2019-01-18 | 铃木株式会社 | 前立柱的周边结构 |
KR102190439B1 (ko) * | 2019-07-26 | 2020-12-11 | 아우토리브 디벨롭먼트 아베 | 행 태그가 적용된 에어백 유닛 |
-
2003
- 2003-06-25 JP JP2003180619A patent/JP2005014694A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061020 |