JP3180379B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

車両のドア構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のドア構造に関し、
特に、車室に一部を露出させたドアインナと、このドア
インナの前記露出部の下方に配置され、ドアインナを内
側で覆うドアトリムと、ドアミラーの取付部を内側で覆
うガーニッシュとを備え、前記取付部に電動ドアミラー
を取り付ける車両のドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5および図6に示すように、車室にド
アインナ10の一部を露出させる一方、ドアインナの露
出部11の下方にドアトリム12を配置し、露出部11
を除くドアインナ10の部分を内側でドアトリム12に
よって覆う、いわゆるセミトリムタイプのドアに、電動
ドアミラー13を取り付ける場合、電動ドアミラー用の
ワイヤリングハーネス14を、ドアインナ10の孔15
aを通してドアインナ10とドアアウタ16との間に導
き、さらにドアインナ10とドアアウタ16との結合部
に設けた孔15bを通して電動ドアミラー13に導いて
いる(同じ構造が「トヨタカローラ新型車解説書」(品
番61324 昭和62年 5月15日発行)に記載されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両の走行中、気圧の
変動その他の理由によってドアの内部に音が発生すると
ころ、この音が、矢印A、Bに示すように、ドアインナ
10の孔15aや結合部の孔15bなどを経て、車室内
へ進入し、車室内の騒音の原因の1つとなっている。
【0004】ところで、ドアに電動ドアミラー13を取
り付ける場合、ドアミラーの取付部17を内側でガーニ
ッシュ18によって覆い、内装を施す。このガーニッシ
ュは、セミトリムタイプのドアでは、ドアインナの露出
部11の上端に載り、保持されている。
【0005】本発明の目的は、セミトリムタイプのドア
に電動ドアミラーを取り付けるとき生じていた、ドア内
部に発生する音の車室への伝達を、ガーニッシュの配置
をわずかに変えることによって防止できるドア構造を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室に一部を
露出させたドアインナと、該ドアインナの前記露出部の
下方に配置され、前記露出部を除く前記ドアインナの部
分を内側で覆うドアトリムと、前記ドアインナに設けら
れたドアミラーの取付部を内側で覆うガーニッシュと、
前記取付部の下方で前記ドアインナに結合されたドアア
ウタとを備え、前記取付部に電動ドアミラーを取り付け
る車両のドア構造である。前記ガーニッシュは前記ドア
トリムまで伸びている。前記電動ドアミラーに電力を供
給するワイヤリングハーネスは、前記ドアインナ及び前
記ドアアウタで囲まれたドア内部を経ることなく、前記
ドアインナと前記ドアトリムとの間を通り、さらに前記
ドアインナと前記ガーニッシュとの間を通って前記電動
ドアミラーまで伸びている。
【0007】
【作用および効果】ドアインナの内側に、電動ドアミラ
ーに接続されたワイヤリングハーネスをはわせ、ドアト
リムとガーニッシュとをドアインナの内側の所定の位置
に取り付ける。これにより、ワイヤリングハーネスを内
側で覆うことができる。
【0008】電動ドアミラーに電力を供給するワイヤリ
ングハーネスは、ドアインナ及びドアアウタで囲まれた
ドア内部を経ることなく、ドアインナとドアトリムとの
間を通り、さらにドアインナとガーニッシュとの間を通
って電動ドアミラーまで伸びている。したがって、ドア
インナと、ドアインナ及びドアアウタの結合部とにワイ
ヤリングハーネスのための孔がないため、ドアの内部で
発生する音が車室に伝わるのを大幅に低減できる。
【0009】ドアインナの露出部にわずかな凹みを設け
る一方、ガーニッシュの上下方向長さを長くするだけで
対処できることから、設計変更に伴なうコスト増は実質
的に生じない。
【0010】
【実施例】ドア構造は、図4に示す車両のフロントドア
20に設けられるもので、図1および図2に示すよう
に、ドアインナ22と、ドアアウタ24と、ドアトリム
26と、ガーニッシュ28とを備える。
【0011】ドアインナ22は、車室に一部を露出させ
ている。露出部23は、車両の前後方向へドアの全長に
わたって露出していた従来のものとは異なり、ガーニッ
シュ28に対向する部分でガーニッシュ28に覆われて
いる。図3に示すように、露出部23のガーニッシュ2
8に対向する部分に凹み30を設け、ガーニッシュ28
を凹み30内に配置させる。ドアインナ22には、ワイ
ヤリングハーネス用の孔は設けてない。
【0012】ドアアウタ24は、従来と同様に形成する
が、ドアインナ22と結合される上方の結合部25にワ
イヤリングハーネス用の孔は設けてない。ドアインナ2
2と結合部25とにワイヤリングハーネス用の孔がない
ことから、ドア内部で発生した音は、図2に矢印で示す
ように、外部に漏れることなく、ドア内部で消滅する。
【0013】ドアトリム26は、ドアインナ22の露出
部23の下方に配置され、露出部23を除くドアインナ
22の部分を内側で覆うもので、従来のドアトリムと同
じものを使用できる。
【0014】ガーニッシュ28は、ドアミラーの取付部
32を内側で覆う。ガーニッシュ28は、ドアインナの
露出部23の上下方向長さに実質的に相当するだけ、従
来のものよりも上下方向へ長く形成され、その下端がド
アトリム26まで伸びている。
【0015】電動ドアミラー34が、取付部32に取り
付けられる。この電動ドアミラー34のためのワイヤリ
ングハーネス36が、ドアインナ22とドアトリム26
との間を通り、さらにドアインナ22とガーニッシュ2
8との間を通って電動ドアミラー34まで伸びている。
ワイヤリングハーネス36を配置する便宜のため、ドア
インナ22の凹み30内に、図3に示すように、別の凹
み38を形成することが好ましい。
【0016】図3に示す実施例では、ドアインナ22
は、重合部40で上下方向の全長にわたって重ね合わせ
られており、重合部40が凹み30内に位置する。この
ようにすれば、重ね合わせた部分に生ずる接合線41を
ガーニッシュ28で隠すことができ、好ましい。
【0017】ドアインナを1枚の板材で形成すると、ド
アヒンジ取付部の補強に大きな補強部材が必要になって
重量増やコストアップになり、パネルの成形性から形状
的な制約が生じる。そこで、ドアインナを通常2つの板
材で形成し、前側(ヒンジサイドパネル)の板を厚く、
後側(ドアインナパネル)を薄板化し、それぞれの板材
をドアの側面で重ね合わせるか、ドアの前面で重ね合わ
せているが、防錆品質および生産性の点で前者が好まし
い、とされている。しかし、ドアの側面で重ね合わせる
と、図5に示すように、接合線19が露出部11に現れ
るため、シーラを使用したり、ろう付溶接をしたりして
接合線19の仕上げをする必要があった。これに対し、
図3の実施例によれば、このような余分な作業をするこ
となく、接合線41をガーニッシュ28で隠すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のドア構造の、車室の内部か
ら見た斜視図で、図4の1部分を拡大して示してある。
【図2】図1の2−2線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】図1の3−3線に沿って切断した拡大断面図で
ある。
【図4】本発明に係る車両のドア構造を装着しうるドア
の、車室の内部から見た斜視図である。
【図5】従来のドア構造の、車室の内部から見た斜視図
である。
【図6】図5の6−6線に沿って切断した断面図であ
る。
【符号の説明】
20 ドア 22 ドアインナ 23 露出部 24 ドアアウタ 26 ドアトリム 28 ガーニッシュ 30 凹み 32 取付部 34 電動ドアミラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室に一部を露出させたドアインナと、
    該ドアインナの前記露出部の下方に配置され、前記露出
    部を除く前記ドアインナの部分を内側で覆うドアトリム
    と、前記ドアインナに設けられたドアミラーの取付部を
    内側で覆うガーニッシュと、前記取付部の下方で前記ド
    アインナに結合されたドアアウタとを備え、前記取付部
    に電動ドアミラーを取り付ける車両のドア構造であっ
    て、 前記ガーニッシュは前記ドアトリムまで伸びており、前記電動ドアミラーに電力を供給するワイヤリングハー
    ネスは、前記ドアインナ及び前記ドアアウタで囲まれた
    ドア内部を経ることなく 、前記ドアインナと前記ドアト
    リムとの間を通り、さらに前記ドアインナと前記ガーニ
    ッシュとの間を通って前記電動ドアミラーまで伸びてい
    る、車両のドア構造。
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