JP3748403B2 - 配線収納用ガイド部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のヘッドライニングに形成された取付孔に取り付けられるサンバイザに設けられたサンバイザ側配線とヘッドライニングの上面側に設けられた車体側配線とをヘッドライニングの下面側で接続した後、接続した部位を取付孔を介してヘッドライニングの上面側に案内して収納する、配線収納用ガイド部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、サンバイザ使用時における乗員に対向する側に照明ランプ付きの化粧鏡(バニティミラー)が装備されたサンバイザが知られている。
このような従来のサンバイザの取付構造について、図10を用いて簡単に説明すると、4はサンバイザ,3はヘッドライニング,8はボディブラケットである。
【0003】
サンバイザ4は、照明ランプ付きバニティミラー(図示省略)が装備されたバイザ本体4a,アーム5,ベース部材6,ハーネス2bとから構成されている。アーム5は、略直角に屈曲した形状に形成されているとともに内部が空洞状に形成されている。また、アーム5の一端がバイザ本体4aに接続されてアーム5を中心にバイザ本体4aを車両前後方向に回動可能にしており、他端はベース部材6底面に回動可能に取り付けられている。
【0004】
ベース部材6には、サンバイザ4をヘッドライニング3に取り付けるためのボルト用孔6a,6bが形成されている。また、ベース部材6の中央にはアーム5の空洞に繋がる孔部6cが形成されている。
ハーネス2bは、バイザ本体4aに装備された照明ランプ付きバニティミラーの照明ランプ用の給電配線であり、ハーネス2bの一端は照明ランプに接続されているとともに、他端はアーム5内部及びベース部材6中央の孔部6cを介してベース部材6の上方に出されており、先端にはコネクタ1bが装着されている。
【0005】
ヘッドライニング3は、車室の天井部に装着されるものであり、サンバイザ4の取り付け用の孔(取付孔)3aが形成されている。
また、ハーネス2aは、その一端がエンジンルーム内のバッテリ(図示省略)に接続され、他端にコネクタ1aが取り付けられた状態でエンジンルームからピラートリム(図示省略)内部を通って、ヘッドライニング3の上面に取り付けられている。
【0006】
ボディブラケット8は、車室の天井部にそなえられたルーフレール(図示省略)に溶接される溶接部8cと、サンバイザ4のベース部材6に形成されたボルト用孔6a,6bに対応する位置に溶接されたナット8a,8bと、ボディブラケット8の中央部に形成された孔部8dとを有して形成されている。
従来のサンバイザの取付構造は、上述のように構成されているので、サンバイザ4をヘッドライニング3に取り付ける場合、ハーネス2aをヘッドライニング3の取付孔からヘッドライニング3の下方に出してコネクタ1a,1bを接続し、接続されたコネクタ1をヘッドライニング3の取付孔3aからヘッドライニング3の上方へ押し込む。
【0007】
その後、ボルト7a,7bをそれぞれサンバイザ4のベース部材6のボルト用孔6a,6bを介して、ボディブラケット8のナット8a,8bにそれぞれ螺合させる。
従来のサンバイザの取付構造では、上記のような取付手順により、サンバイザ4をヘッドライニング3に取り付けるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来のサンバイザの取付構造では、ヘッドライニング3に形成された取付孔3aが小さく、また、通常サンバイザ4のヘッドライニング3への取付作業は、作業者が車室内で上を向いて行なうため、コネクタ1及びハーネス2a,2bのヘッドライニング3の上面側への入れ込み作業が困難である。
【0009】
このため、図11に示すように、サンバイザ4をボルト7a,7bによりヘッドライニング3に取り付ける場合、ハーネス2aがヘッドライニング3の上面とボディブラケット8の底面との間に挟まってしまい、ハーネス2aが損傷してしまうおそれがある。
また、図12に示すように、ハーネス2aがボディブラケット8やボディブラケット8のナット8a又は8bに当接してハーネス2aが損傷してしまうおそれもある。
【0010】
なお、このような損傷の発生は、ハーネス2aにだけでなく、ハーネス2bにも考えられる。
また、コネクタ1をヘッドライニング3の取付孔3aからヘッドライニング3上に押し込んで入れた後コネクタ1を固定していないため、走行中にコネクタ1が振動してヘッドライニング3等に当たることにより異音(カタカタ音)が発生するおそれがある。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、コネクタ及びハーネスのヘッドライニング上面側への入れ込み作業を容易にするとともに、ハーネスの損傷及びコネクタの振動による異音発生を防止できるようにした、配線収納用ガイド部材を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に記載の本発明の配線収納用ガイド部材は、ヘッドライニングに形成された取付孔に取り付けられるサンバイザに設けられたサンバイザ側配線と上記ヘッドライニングの上面側に設けられた車体側配線とを上記ヘッドライニングの下面側で接続した後、上記接続した部位を上記取付孔を介して上記ヘッドライニングの上面側に案内して収納する配線収納用ガイド部材において、上記ヘッドライニングの上面に固着されるガイド本体と、上記ガイド本体の両側部の内側に、上記取付孔から離れる方向に延びるように形成された部と、上記溝部にスライド移動可能に係合するとともに上記車体側配線が固定される可撓性のスライド部材とを有し、上記スライド部材を上記取付孔から上記ヘッドライニングの下面側に引き出した状態で上記車体側配線と上記サンバイザ側配線とを接続した後、上記スライド部材を上記ヘッドライニングの上面側ヘスライド移動させて収納することを特徴とする。
【0013】
したがって、車体側配線が固定されるスライド部材がヘッドライニングの上面に固着されたガイド本体に対してスライド移動可能に構成されているので、作業者がスライド部材を取付孔からヘッドライニングの下面側に引き出すことにより、車体側配線をヘッドライニングの下面側に引き出すことができる。また、作業者がスライド部材をヘッドライニングの上面側ヘスライド移動させることにより、接続された車体側配線とサンバイザ側配線とをヘッドライニングの上面側に収納することができる。
【0014】
また、スライド部材が取付孔から離れる方向にスライド移動するよう構成されているので、接続された車体側配線とサンバイザ側配線とを取付孔から離れる方向に移動させて収納することができる。
また、請求項2記載の本発明の配線収納用ガイド部材は、請求項1記載の構成において、上記車体側配線端部に上記サンバイザ側配線と接続されるコネクタが設けられ、上記コネクタには、上記スライド部材の前端部に係止する係止部が設けられていることを特徴とする。
【0015】
したがって、コネクタがスライド部材の前端部に係止するので、コネクタを、スライド部材とガイド本体とを介してヘッドライニングに固定することができる。
また、請求項3記載の本発明の配線収納用ガイド部材は、請求項1又は2記載の構成において、上記ガイド本体は、上記溝部と平行に設けられた長孔部とを有し、上記スライド部材は、上記長孔部に遊嵌される凸部が設けられていることを特徴とする。
【0016】
したがって、スライド部材をスライドさせることにより、凸部が長孔部の縁部に当接してスライド部材のスライド範囲が規制される。
また、請求項4記載の本発明の配線収納用ガイド部材は、請求項1〜3の何れかの項に記載の構成において、上記ガイド本体は、上記取付孔の縁部に係止する位置決め部が設けられていることを特徴とする。
【0017】
したがって、位置決め部が取付孔の縁部に係止することにより、ガイド本体が取付孔から所定距離離れた位置でヘッドライニングの上面に固着される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1〜図7は本実施形態の配線収納用ガイド部材を適用したサンバイザの取付構造を示すもので、図1はその模式的な分解斜視図、図2はその側面図、図3はコネクタとスライド部材との係合関係を説明する図、図4はその配線収納用ガイド部材のスライド部材を示す上面図、図5はコネクタをヘッドライニング上に収納した場合の上面図、図6は図5におけるA−A断面図、図7は図5におけるB−B断面図である。なお、図1〜図7において、前述した従来例のサンバイザの取付構造と同一の部位等については同一の符号を用いて示している。
【0019】
図1及び図2において、4はサンバイザ,3はヘッドライニング,10は配線収納用ガイド部材(以下、単にガイド部材という),8はボディブラケットである。
サンバイザ4は、バイザ本体4a,アーム5,ベース部材6,ハーネス2bから構成される。また、バイザ本体4aには、照明ランプ付きの化粧鏡(以下、バニティミラーという)(図示省略)が装備されている。
【0020】
アーム5は、略直角に屈曲した形状に形成されているとともに内部が空洞状に形成されている。また、アーム5の一端がバイザ本体4aに接続されてアーム5を中心にバイザ本体4aを車両前後方向に回動可能にしており、他端はベース部材6底面に回動可能に取り付けられている。
ベース部材6には、サンバイザ4をヘッドライニング3に取り付けるためのボルト用孔6a,6bが形成されている。また、ベース部材6の中央にはアーム5の空洞に繋がる孔部6cが形成されている。
【0021】
ハーネス2b(サンバイザ側配線)は、バイザ本体4aに装備された照明ランプ付きバニティミラーの照明ランプ用の給電配線であり、ハーネス2bの一端は照明ランプに接続されているとともに、他端はアーム5内部及びベース部材6中央の孔部6cを介してベース部材6の上方に出されており、先端にはコネクタ1bが装着されている。
【0022】
ヘッドライニング3は、車室の天井部に装着されるものであり、サンバイザ4の取り付け用の孔部(取付孔)3aが形成されている。
また、ハーネス2a(車体側配線)は、その一端がエンジンルーム内のバッテリ(図示省略)に接続され、他端にコネクタ1aが取り付けられた状態でエンジンルームからピラートリム(図示省略)内部を通って、ヘッドライニング3の上面に取り付けられている。
【0023】
また、図3に示すように、コネクタ1aには、後述するガイド部材10のスライド部材30の前端部に係止する係止部9が形成されている。これにより、コネクタ1aがスライド部材30の前端部に固定されるようになっている。
図1に示すボディブラケット8は、車室の天井部に車幅方向に延びたルーフレール(図示省略)に溶接される溶接部8cと、ボディブラケット8の中央部に形成された孔部8dと、サンバイザ4のベース部材6に形成されたボルト用孔6a,6bに対応した位置に形成されたナット8a,8bとから構成されている。
【0024】
ガイド部材10は、ガイド本体20,スライド部材30から構成されている。ガイド本体20は、プラスチック等の可撓性の材料で形成され、断面凹状の形状をしている。また、ガイド本体20には、溝部21,長孔部22,固着部23,位置決め部24(図2参照)が形成されている。
溝部21は、ガイド本体20両側部の内側に、取付孔3aから離れる方向に延びるよう、前後方向に亘って形成されており、ガイド本体20の底面から所定の高さにガイド本体20の底面と略平行して形成されている。これにより、後述するスライド部材30の取付孔3aから離れる方向へのスライド移動を可能にするとともに、スライド部材30の左右方向及び上下方向への動きを規制するようになっている。
【0025】
長孔部22は、ガイド本体20の両側部に溝部21と平行に形成されており、ガイド本体20の底面から所定の高さにガイド本体20の底面と平行して形成されている。
なお、本実施形態では、溝部21と長孔部22とがガイド本体20の底面から同じ高さに形成されている。
【0026】
固着部23は、ガイド本体20の底面の後方側にガイド本体20の幅方向外側へ向かって形成されている。
これにより、接着剤を介してガイド本体20の固着部23の底面とヘッドライニング3上面とを接着してガイド本体20をヘッドライニング3上に固着するようになっている。
【0027】
図2に示すように、位置決め部24は、ガイド本体20の前方にヘッドライニング3の取付孔3aの縁部に係合するように形成されている。これにより、ガイド本体20をヘッドライニング3の取付孔3aから所定距離離れた位置に固着することができるようになっている。
図4に示すように、スライド部材30は、略長方形の形状をしており、プラスチック等の可撓性の材料により板状に形成されている。また、スライド部材30には、切り欠き部31,突片32,凸部33が形成されている。
【0028】
切り欠き部31は、スライド部材30の両側部に形成された切り欠き部31a,31bから構成されている。図1に示すように、切り欠き部31a,31bの底辺には接着テープ等の固定部材40がスライド部材30の幅方向に巻かれて、ハーネス2aをスライド部材30に固定するようになっている。
突片32は、スライド部材30の前方に形成されており、コネクタ1aの係止部9に係止されるようになっている。
【0029】
凸部33は、スライド部材30の後方の両長辺側にスライド部材30の幅方向外側へ向かってそれぞれ形成された突片33a,33bから構成されている。また、凸部33(即ち、突片33a,33b)は、ガイド本体20の長孔部22に遊嵌されるようになっている。
これにより、スライド部材30を取付孔3aからヘッドライニング3の下面側に引き出した場合、凸部33が、ガイド本体20の長孔部22の前方側縁部にそれぞれ当接してスライド部材30が係止され、スライド部材30の動きが規制されるようになっている。
【0030】
また、スライド部材30がガイド本体20の前方下側へ垂れ下がった状態からガイド本体20に収納される場合、凸部33が、ガイド部材20の長孔部22の後方側縁部にそれぞれ当接してスライド部材30が係止され、スライド部材30の動きが規制されるようになっている。
本発明の一実施形態としての配線収納用固定用ガイド部材を適用したサンバイザの取付構造は、上述のごとく構成されているので、サンバイザ4をヘッドライニング3へ取り付ける場合の手順は以下のようになる。
【0031】
ガイド部材10の固着部23の底面に接着剤を塗布し、ガイド部材10の位置決め部24をヘッドライニング3の取付孔3aの縁部に係合させた状態でガイド部材10をヘッドライニング3上面に固着する。
そして、ハーネス2aをスライド部材30の上面及びガイド本体20の両側部間に通し、コネクタ1aの係止部9にスライド部材30前端の突片32を係止させ、コネクタ1aをスライド部材30に固定させる。
【0032】
その後、スライド部材30の切り欠き部31において、固定部材40によりハーネス2aをスライド部材30に固定させる。これにより、スライド部材30を取付孔3aからヘッドライニング3の下面側に引き出すと、コネクタ1aがヘッドライニング3の下面側に引き出されるので、コネクタ1aの引き出し作業が容易になる。
【0033】
そして、ガイド部材10がボディブラケット8の孔部8dに入るようヘッドライニング3を押し上げて車室の天井部に装着する。
その後、図5及び図6に示すように、コネクタ1aとコネクタ1bとを接続し、コネクタ1(即ち、接続されたコネクタ1aとコネクタ1b)を取付孔3aからヘッドライニング3の上面側へ押し込んでいくと、スライド部材30がガイド本体20の溝部22に沿ってスライド移動していくので、コネクタ1を容易にヘッドライニング3上へ案内して収納(載置)できる。なお、図5及び図6において、ボディブラケットは省略している。また、このときのスライド部材30とガイド本体20との係止関係を図7に示す。
【0034】
また、スライド部材30のスライド移動により、ハーネス2a,2bは取付孔3aから離れる方向に案内されて収納される。
そして、サンバイザ4のベース部材6をヘッドライニング3の取付孔3a部分に当て、ボルト7a,7bをベース部材6のボルト用孔6a,6bを介してボディブラケット8のナット8a,8bにそれぞれ螺合させてサンバイザ4をヘッドライニング3に取り付ける。
【0035】
上述したように、本発明の配線収納用ガイド部材10は、ハーネス2aが固定されるスライド部材30がヘッドライニング3の上面に固着されたガイド本体20に対してスライド移動可能に構成されている。したがって、作業者がスライド部材30を取付孔3aからヘッドライニング3の下面側に引き出すことにより、ハーネス2aをヘッドライニング3の下面側に引き出すことができるので、ハーネス2aとハーネス2bとの接続に先立つ、ヘッドライニング3の下面側へのハーネス2aの引き出し作業が容易に行なえる。
【0036】
また、作業者がスライド部材30をヘッドライニング3の上面側ヘスライド移動させることにより、接続されたハーネス2aとハーネス2bとをヘッドライニングの上面側に収納することができるので、接続されたハーネス2aとハーネス2bとの収納作業が容易に行なえる。
また、本発明の配線収納用ガイド部材10は、スライド部材30が取付孔3aから離れる方向にスライド移動するよう構成されている。したがって、接続されたハーネス2aとハーネス2bとを取付孔3aから離れる方向に移動させて収納することができ、収納されたハーネス2aとハーネス2bとが、取付孔3の近傍に配置されるサンバイザ4の取り付けに用いる部材(ボディブラケット8,ボルト7a,7b、ナット8a,8b)に当接して損傷することを防止できる。
【0037】
また、本発明の配線収納用ガイド部材10は、ガイド本体20に取付孔3aから離れる方向に延びる溝部21が形成されることにより、スライド部材30の取付孔3aから離れる方向へのスライド移動を可能にするとともに、スライド移動の方向以外への動きを規制している。
また、本発明の配線収納用ガイド部材10は、コネクタ1aがスライド部材30に係止するよう構成されている。したがって、コネクタ1aを、スライド部材30とガイド本体20とを介してヘッドライニング3に固定することができ、コネクタ1aがヘッドライニング3の上面に当たって異音が発生することを防止できる。
【0038】
また、本発明の配線収納用ガイド部材10は、スライド部材30をスライドさせることにより、凸部33が長孔部22の縁部に当接してスライド部材30のスライド範囲が規制されるよう構成されている。したがって、簡素な構造により、スライド部材30がガイド本体20から脱落することを確実に防止できるので、ヘッドライニング3の下面側へのハーネス2aの引き出し作業、及び、接続されたハーネス2aとハーネス2bとの収納作業を容易に行なうことができる。
【0039】
また、本発明の配線収納用ガイド部材10は、位置決め部24が取付孔3aの縁部に係止するよう構成されている。したがって、作業者がガイド本体20をヘッドライニング3の上面への固着する時の、ガイド本体20の位置ずれの発生を簡素な構造で確実に防止することができ、スライド部材30を取付孔3aからヘッドライニング3の下面側に十分な長さをもって確実に引き出すことができるようになり、ハーネス2aとハーネス2bとの接続作業、及び、接続されたハーネス2aとハーネス2bとの収納作業を容易に行なえる。
【0040】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、図8に示すように、厚みの小さい凸部33c,33dを形成し、この凸部33c,33dに係合するような長孔部を形成するようにしても良い。
【0041】
また、図9に示すように、スライド部材30の上面に凸部33e,33fを形成し、この凸部33e,33fに係合するような長孔部を形成するようにしても良い。
これにより、スライド部材30の左右方向への動きをより確実に規制することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明の配線収納用ガイド部材によれば、作業者がスライド部材を取付孔からヘッドライニングの下面側に引き出すことにより、車体側配線をヘッドライニングの下面側に引き出すことができる。
したがって、車体側配線とサンバイザ側配線との接続に先立つ、ヘッドライニングの下面側への車体側配線の引き出し作業が容易となる効果がある。
【0043】
また、作業者がスライド部材をヘッドライニングの上面側ヘスライド移動させることにより、接続された車体側配線とサンバイザ側配線とをヘッドライニングの上面側に収納することができる。
したがって、接続された車体側配線とサンバイザ側配線との収納作業が容易となる効果がある。
【0044】
また、スライド部材が取付孔から離れる方向にスライド移動するので、接続された車体側配線とサンバイザ側配線とを取付孔から離れる方向に移動させて収納することができる。
したがって、収納された車体側配線とサンバイザ側配線とが、取付孔近傍に配置されるサンバイザの取り付けに用いる部材に当接して損傷することを防止できる効果がある。
【0045】
また、請求項2記載の本発明のコネクタ収納用ガイド部材によれば、コネクタがスライド部材の前端部に係止するので、コネクタを、スライド部材とガイド本体とを介してヘッドライニングに固定することができる
したがって、コネクタがヘッドライニングの上面に当たって異音が発生することを防止できる効果がある。
【0046】
また、請求項3記載の本発明のコネクタ収納用ガイド部材によれば、スライド部材をスライドさせることにより、凸部が長孔部の縁部に当接してスライド部材のスライド範囲が規制される。
したがって、簡素な構造により、スライド部材がガイド本体から脱落することを確実に防止できるので、ヘッドライニングの下面側への車体側配線の引き出し作業、及び、接続された車体側配線とサンバイザ側配線との収納作業を容易にする効果がある。
【0047】
また、請求項4記載の本発明の配線収納用ガイド部材によれば、位置決め部が取付孔の縁部に係止することにより、ガイド本体が取付孔から所定距離離れた位置でヘッドライニングの上面に固着される。すなわち、作業者がガイド本体をヘッドライニング上面へ固着する時の、ガイド本体の位置ずれの発生を簡素な構造で確実に防止することができる。
【0048】
したがって、スライド部材を取付孔からヘッドライニングの下面側に十分な長さをもって確実に引き出すことができるようになり、車体側配線とサンバイザ側配線との接続作業、及び、接続された車体側配線とサンバイザ側配線との収納作業が容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての配線収納用ガイド部材を適用したサンバイザの取付構造を模式的に示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態としての配線収納用ガイド部材を適用したサンバイザの取付構造を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態としての配線収納用ガイド部材とコネクタとの係止関係を説明する斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態としての配線収納用ガイド部材のスライド部材を示す上面図である。
【図5】本発明の一実施形態としての配線収納用ガイド部材によりコネクタをヘッドライニング上に収納した状態の上面図である。
【図6】本発明の一実施形態としての配線収納用ガイド部材を示す図5におけるA−A矢視断面図である。
【図7】本発明の一実施形態としての配線収納用ガイド部材を示す図5におけるB−B矢視断面図である。
【図8】本発明の変形例としての配線収納用ガイド部材を示す断面図である。
【図9】本発明の変形例としての配線収納用ガイド部材を示す断面図である。
【図10】従来のサンバイザの取付構造を模式的に示す斜視図である。
【図11】従来のサンバイザの取付構造を模式的に示す斜視図である。
【図12】従来のサンバイザの取付構造を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b コネクタ
2a ハーネス(車体側配線)
2b ハーネス(サンバイザ側配線)
3 ヘッドライニング
3a 取付孔
4 サンバイザ
4a バイザ本体
5 アーム
6 ベース部材
6a,6b ボルト用孔
7a,7b ボルト
8 ボディブラケット
8a,8b ナット
8c 溶接部
8d 孔部
9 係止部
10 配線収納用ガイド部材(ガイド部材)
20 ガイド本体
21 溝部
22 孔部
23 固着部
24 位置決め部
30 スライド部材
31,31a,31b 切り欠き部
32 突片
33,33a,33b,33c,33d,33e,33f 凸部
40 固定部材

Claims (4)

  1. 車両のヘッドライニングに形成された取付孔に取付けられるサンバイザに設けられたサンバイザ側配線と上記ヘッドライニングの上面側に設けられた車体側配線とを上記ヘッドライニングの下面側で接続した後、上記接続した部位を上記取付孔を介して上記ヘッドライニングの上面側に案内して収納する配線収納用ガイド部材において、
    上記ヘッドライニングの上面に固着されるガイド本体と、
    上記ガイド本体の両側部の内側に、上記取付孔から離れる方向に延びるように形成された部と
    上記溝部にスライド移動可能に係合するとともに上記車体側配線が固定される可撓性のスライド部材とを有し、
    上記スライド部材を上記取付孔から上記ヘッドライニングの下面側に引き出した状態で上記車体側配線と上記サンバイザ側配線とを接続した後、上記スライド部材を上記ヘッドライニングの上面側ヘスライド移動させて収納する
    ことを特徴とする、配線収納用ガイド部材。
  2. 上記車体側配線端部に上記サンバイザ側配線と接続されるコネクタが設けられ、上記コネクタには、上記スライド部材の前端部に係止する係止部が設けられている
    ことを特徴とする、請求項1記載の配線収納用ガイド部材。
  3. 上記ガイド本体は、上記溝部と平行に設けられた長孔部を有し、上記スライド部材には、上記長孔部に遊嵌される凸部が設けられている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の配線収納用ガイド部材。
  4. 上記ガイド本体は、上記取付孔の縁部に係止する位置決め部が設けられている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れかの項に記載の配線収納用ガイド部材。
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