JP4466194B2 - ハーネス固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアパネル部に配線されるハーネスを固定するハーネス固定構造に関する。
自動車(車両)のドアには、電動式のドアラッチやパワーウインドが多く装備されている。多くは、パネル部材で箱状に組んだドアパネル部の内部に、電装機器であるドアラッチが内蔵されている。
ところで、ドアパネル部は、一般にインナパネル(壁部)の各部に、内部の電装機器をメンテナンスしたりするための作業孔をもつ。そして、ドアラッチのアクチュエータは、作業性を考慮して、この作業孔の近くに配置されている。
このため、ドアパネル部には、内・外側を区画するインナパネルの内面に、アクチュエータから延びるハーネスを沿わせ、さらにインナパネルの作業孔の開口縁部を横切り、インナパネルの外面に沿わせて、車体側へ向わせる配線が施される。通常、作業孔の開口縁部を横切るハーネス部分は、開口縁部を越えた両側の地点をそれぞれ保持具で、インナパネルに保持させることが行われている(例えば特許文献1を参照)。
ところで、作業孔の開口縁部は、通常、作業者による作業がエッジに触れずに行えるよう、ドアパネル部の内方へ曲げたフランジ状に形成してあるが、それでもフランジ部の先端を通過するハーネスの配線は避けられない。
このため、ハーネスでは、フランジ部の先端での干渉(エッジ接触)を防ぐよう、ハーネスを保持する構造として、別な保護構造、具体的にはフランジ部先端を通るハーネス部分の外周部に、スポンジゴムなどで形成されたプロテクタを巻き付けて、ハーネスが、ドア開閉に伴う振動や車両走行時の振動などで損傷しないようにしている。
実開平5−8102号公報
ところが、ハーネスの損傷を防ぐのに、別途、プロテクタを用いるのでは、部品点数が多くなる。しかも、面倒な作業を要するので、コスト的な負担が強いられるといった問題がある。
そこで、本発明の目的は、プロテクタを必要とせずに、ハーネスを保持する構造だけで、エッジによるハーネスの損傷を防げるハーネス固定構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るハーネス固定構造は、
開口部を有するインナパネルとアウタパネルとを組合わせて構成されたドアパネル部と、
前記インナパネルの開口部の縁部の全周に形成され、前記ドアパネル部の内方へ向かうフランジ部と、
前記フランジ部を前記ドアパネル部の内方へ局部的に延ばした部分に形成された台座と、
前記台座の中央に形成された角形の係止孔と、
前記フランジ部の先端を横切るように前記開口部を通過するハーネスと、
前記ハーネスが前記フランジ部の先端側を横切る位置に設けられ、前記ハーネスのうち前記フランジ部の先端側を横切るハーネス部分を保持する保持部材と、を備えている。
前記保持部材は、(1) 一端部に角形の爪部を有し、この爪部を前記係止孔に差し込むことで前記台座に係止されるとともに、他端部が前記フランジ部の先端から前記フランジ部の延出方向に張り出して前記ドアパネル部の内方に位置された脚部と、(2) 前記脚部の他端部に設けられ、前記ハーネスの前記ハーネス部分を前記フランジ部の先端から離れた位置で、当該フランジ部が位置する前記開口部の縁部に沿う姿勢に位置決めするためのガイド部と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、ハーネスを保持する保持部材だけで、ハーネスがフランジ部の先端と干渉するのを防ぐことができる。したがって、プロテクタを必要とせずにハーネスの損傷を防ぐことができ、コストの低減を図ることができる。
[一実施形態]
以下、本発明を図1〜図4に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は、車両用ドア、例えば自動車のアクチュエータ付ドアラッチを装備したフロントドア1を示していて、同図中2はドアパネル部、3は同ドアパネル部2の上部に設けたサッシュ部を示している。
ドアパネル部2は、インナパネル4とアウタパネル5とを薄箱状に組合わせて構成されている。そして、このドアパネル部1の内部には、電装機器として、例えばドアラッチ(図示しない)を駆動させるアクチュエータが内蔵されている。なお、図1では、ドアラッチの全体は、図示していなく、ここでは同ドアラッチの駆動部のアクチュエータ6が、ドアパネル部1の端側、ここでは後端側に配設した状態を図示している。さらに述べれば、内・外側を区画するインナパネル4の前面(車室内側)のパネル壁7(本願の壁部に相当)の各部、例えば後部寄りの地点、前部寄りの地点には、それぞれ大きさや形状の異なる作業孔8,9(本願の開口部に相当)が形成されていて、アクチュエータ6は、そのうちの後部に形成した作業孔8の近くに配置してある。なお、作業孔8、9の開口縁部の全周には、いずれも図2および図3に示されるように縁部先端をドアパネル部1の内方(車幅方向内側)へ向くように曲げたフランジ部10が形成してある(エッジに触れずに作業孔8,9からの作業を行うため)。但し、11はスピーカ(図示しない)が取付く取付孔を示す。
そして、ドアラッチのアクチュエータ6から延びたハーネス、例えば給電用のハーネス12は、パネル壁7の内面に這わせ、さらに作業孔8の下部コーナ8aのフランジ部10先端を横切り、パネル壁7の外面に這わせて、作業孔8の下縁部沿いに前方へ向うといった、車載バッテリ(図示しない)へ至る経路で配線されている。
そして、このハーネス12のうち、フランジ部10先端を横切るハーネス部分12aは、同ハーネス部分12aが有る付近のフランジ部10に取付けた保持具15(本願の保持部材に相当)によって、エッジ干渉を避けるように保持されている。この保持具15で保持した部分が図2に拡大して示され、同保持具15の保持構造が図3に示されている。
同保持構造について説明すると、図2および図3中13は、例えば作業孔8の下部コーナ8aから近い上下方向のフランジ部分10aに形成された取付座である。同取付座13は、フランジ部分10a内方側へ延ばして局部的に大きくし、同部分の外面に、例えば中央に角形の係止孔14aをもつ円形の台座14bを形成した構造が用いてある。
保持具15は、図3に示されるようなT字形が用いられている。具体的には、保持具15は、例えば上下方向に延びる帯板で形成されたガイド部16と、このガイド部16の側縁中央から横方向に突き出る帯板で形成された脚部17とを有している。そして、ガイド部16の片面、ここでは内面にハーネス部分12aが固定してある。具体的には、ハーネス部分12aは、ガイド部16の形状にならって内面に沿わせ、その両端部とガイド部16端とをそれぞれ固定手段、例えばテープ18の巻き付けで固定することによって、ガイド部材16の板面に固定してある。
また脚部17の先端部の内面からは、支持部として、図3に示されるように角形の爪部19が突き出ている。爪部19は、外側から係止孔14aへ差し込まれると、脚部17の端部が台座14bに着脱可能に係止される構造となっている。この爪部19による係止により、図2に示されるように保持具15は、脚部17が台座14bからフランジ部10先端の前方へ向って張り出し、同地点でガイド部16が作業孔8の上下方向の縁部に沿う向きに位置決めされる。この保持具15の固定によって、ガイド部16上のハーネス部分12aを、作業孔8の開口縁に沿う姿勢にガイドしつつ、フランジ部10の先端から離した地点で保持させている。
これにより、図2および図4に示されるようにフランジ部10先端を横切るハーネス部分12aは、ハーネス12を保持する保持具15だけで、ドア開閉に伴う振動や車両走行時の振動などで触れるおそれのない、フランジ部10先端から離れた地点(図4では距離Lの地点)で保持される。
したがって、別途、プロテクタなどフランジ部先端と干渉するのを防ぐ保護部材を必要とせず、ハーネス12を、フランジ部10先端からのエッジ損傷を防ぎつつ、フランジ部10先端と交差する経路に配線することができる。特に保持具15には、フランジ部10先端から前方へ延びる脚部17と、ハーネス部分12aを作業孔8の開口縁にならう姿勢にガイドするガイド部16とを組み合わせた構造が採用されているので、ハーネス部分12aがフランジ部10先端を横切る地点から、ハーネス12が接続される電装機器が離れて設置されているような場合は、同区間において無用にハーネス部分をフランジ部10先端に接近させずにすむので、有効なハーネス12の保持ができる。
なお、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。
本発明の一実施形態に係るハーネス固定構造において、同構造でハーネスを固定した車両用ドアをインナパネル側から見た側面図 図1中のA部において、保持具でハーネスを保持した部分を拡大して示す斜視図。 保持具によりハーネスを作業孔の開口縁に固定する状態を説明する分解斜視図。 図2中のB−B線に沿う断面図。
符号の説明
2…ドアパネル部、4…インナパネル、5…アウタパネル、8…作業孔(開口部)、10…フランジ部、12…ハーネス、14a…係止孔、14b…台座、15…保持具(保持部材)、16…ガイド部、17…脚部、19…爪部

Claims (1)

  1. 開口部を有するインナパネルとアウタパネルとを組合わせて構成されたドアパネル部と、
    前記インナパネルの開口部の縁部の全周に形成され、前記ドアパネル部の内方へ向かうフランジ部と、
    前記フランジ部を前記ドアパネル部の内方へ局部的に延ばした部分に形成された台座と、
    前記台座の中央に形成された角形の係止孔と、
    前記フランジ部の先端を横切るように前記開口部を通過するハーネスと、
    前記ハーネスが前記フランジ部の先端側を横切る位置に設けられ、前記ハーネスのうち前記フランジ部の先端側を横切るハーネス部分を保持する保持部材と、を具備し、
    前記保持部材は、
    一端部に角形の爪部を有し、この爪部を前記係止孔に差し込むことで前記台座に係止されるとともに、他端部が前記フランジ部の先端から前記フランジ部の延出方向に張り出して前記ドアパネル部の内方に位置された脚部と、
    前記脚部の他端部に設けられ、前記ハーネスの前記ハーネス部分を前記フランジ部の先端から離れた位置で、当該フランジ部が位置する前記開口部の縁部に沿う姿勢に位置決めするためのガイド部と、を有することを特徴とするハーネス固定構造。
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