JP2010081761A - ワイヤハーネスの固定部材、内装材モジュール、及びワイヤハーネスの固定方法 - Google Patents

ワイヤハーネスの固定部材、内装材モジュール、及びワイヤハーネスの固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車体パネルと内装材との間にワイヤハーネスを配索・固定する際に、組付け工数を減らすことができるワイヤハーネスの固定部材を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネスの固定部材100は、ワイヤハーネスWHの配索ラインWLに沿う形状の支持面10aを有し、該支持面10aによってワイヤハーネスWHを支持する支持部10と、支持面10aから延設された、ワイヤハーネスWHを固定するための固定部11と、支持部10に設けられ、内装材40に固着される固着部12とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤハーネスの固定部材、内装材モジュール、及びワイヤハーネスの固定方法に関する。
従来、自動車のルーフパネル内面と天井材(ヘッドライナ)との間にワイヤハーネスを配索・固定するためのワイヤハーネス固定構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のワイヤハーネスの固定構造は、ワイヤハーネスの一部を2つ折りしたビニルテープで狭持して接着した後、ビニルテープおよびビニルテープの両側から延在するワイヤハーネスを、両面接着テープによって天井材に接着して配索する。
特開2004−320956号公報
ところで、上記特許文献1に記載のワイヤハーネスの固定構造によると、天井材にワイヤハーネスを固定するための独立した工程が別途必要となるため、組付け工数を要する問題があった。このような問題は、天井材に限定されず、車両パネルと該車両パネルに取り付けられる内装材とに間にワイヤハーネスを配索する際に共通に生じるものである。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車体パネルと内装材との間にワイヤハーネスを配索・固定する際に、組付け工数を減らすことができるワイヤハーネスの固定部材、内装材モジュール、及びワイヤハーネスの固定方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスの固定部材は、下記(1)を特徴としている。
(1)車体パネルと該車体パネルに取り付けられる内装材との間に配索されるワイヤハーネスを前記内装材に固定するワイヤハーネスの固定部材であって、
前記ワイヤハーネスの配索ラインに沿う形状の支持面を有し、該支持面によって前記ワイヤハーネスを支持する支持部と、
前記支持面から延設された、前記ワイヤハーネスを固定するための固定部と、
前記支持部に設けられ、前記内装材に固着される固着部とを備えたこと。
上記ワイヤハーネスの固定部材によれば、作業者は支持部の支持面にワイヤハーネスを支持させた状態で、支持部に設けられた固定部にワイヤハーネスを固定することができる。こうすれば、固定部材に設けられた固定部にワイヤハーネスを固定した後で、内装材に固定部材を固定させることができるため、内装材にワイヤハーネスを固定するための工程を必要としない。
さらに、支持部は、その支持面がワイヤハーネスの配索ラインに沿う形状であるため、固定部材を内装材に取り付けた場合に、ワイヤハーネスが配索されている部位の内装材の剛性を確保することができる。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係る内装材モジュールは、下記(2)〜(8)を特徴としている。
(2)上記(1)に記載のワイヤハーネスの固定部材を備え、前記固定部に前記ワイヤハーネスがテープを巻きつけることで固定され、前記固着部が前記内装材に固着されたこと。
(3)上記(1)に記載のワイヤハーネスの固定部材を備え、前記固定部に前記ワイヤハーネスが熱収縮チューブによって固定され、前記固着部が前記内装材に固着されたこと。
(4)上記(1)に記載のワイヤハーネスの固定部材を備え、前記固定部が前記ワイヤハーネスを結束する結束部材を構成し、前記固着部が前記内装材に固着されたこと。
(5)上記(4)に記載の内装材モジュールであって、前記結束部材は、表面に複数の線状の係合部が形成された結束バンドと、該結束バンドと結束する係止部材とを有し、前記係止部材が、前記結束バンドが挿通される貫通孔と、前記結束バンドの前記係合部と係合する係止部とを有し、前記固定部に一体的に設けられていること。
(6)上記(1)に記載のワイヤハーネスの固定部材を備え、前記ワイヤハーネスに係合突起部を有する結束係合部材が設けられ、前記固定部に、前記係合突起部と係合する係止孔が設けられていること。
(7)上記(2)から(6)のいずれか1つに記載の内装材モジュールであって、前記固着部が前記内装材にホットメルトで固着されていること。
(8)上記(2)から(6)のいずれか1つに記載の内装材モジュールであって、前記固着部が前記内装材に粘着テープで固着されていること。
上記(2)の内装材モジュールの構成によれば、ワイヤハーネスが固定部にテープを巻きつけることで固定されているため、従来のようにワイヤハーネスを内装材にビニルテープなどで固定する工程を必要としない。
上記(3)の内装材モジュールの構成によれば、ワイヤハーネスが熱収縮チューブによって固定されているため、従来のようにワイヤハーネスを内装材にビニルテープなどで固定する工程を必要としない。
上記(4)の内装材モジュールの構成によれば、ワイヤハーネスが結束部材によって固定されているため、従来のようにワイヤハーネスを内装材にビニルテープなどで固定する工程を必要としない。
上記(5)の内装材モジュールの構成によれば、固定部に設けられた貫通孔に結束バンドを挿通させ、該結束バンド表面の係合部に係止部を係合させることでワイヤハーネスを固定部に固定させることができる。
上記(6)の内装材モジュールの構成によれば、ワイヤハーネスに設けられた係合突起部を固定部の係止孔に係合させることで、他の部材を介することなく、ワイヤハーネスを簡単に固定部材に固定させることができる。
上記(7)の内装材モジュールの構成によれば、ワイヤハーネスを固定部材に固定した後で、該固定部材を内装材の適正な位置にホットメルトによって固着することができる。
上記(8)の内装材モジュールの構成によれば、ワイヤハーネスを固定部材に固定した後で、該固定部材を内装材の適正な位置に粘着テープによって固着することができる。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスの固定方法は、下記(9)〜(10)を特徴としている。
(9)上記(1)から(8)のいずれか1つに記載のワイヤハーネスの固定部材を用いてワイヤハーネスを前記内装材に固定するワイヤハーネスの固定方法であって、前記ワイヤハーネスを前記支持板に支持させつつ、前記固定部にワイヤハーネスを固定し、その後、前記固定部材を前記内装材に固着させること。
(10)上記(6)に記載のワイヤハーネスの固定部材を用いてワイヤハーネスを前記内装材に固定するワイヤハーネスの固定方法であって、
前記固着部を前記内装材に固着し、その後、前記係合突起部を前記係止孔に係合させることで前記ワイヤハーネスを前記固定部材に固定すること。
上記(9)のワイヤハーネスの固定方法によれば、作業者は、支持部の支持面にワイヤハーネスを支持させた状態で、支持部に設けられた固定部にワイヤハーネスを固定することで、ワイヤハーネスの固定位置を固定部材によって規制して固定を行なうことができる。こうすれば、固定部材に設けられた固定部にワイヤハーネスを固定した後で、内装材に固定部材を固定させるため、内装材にワイヤハーネスを固定するための工程を必要としない。
上記(10)のワイヤハーネスの固定方法によれば、結束係合部材によってワイヤハーネスを結束する作業と、固定部材をヘッドライナへ取り付ける作業とを、別工程で行うことができ、組み付け効率を向上させることができる。
本発明のワイヤハーネスの固定部材、内装材モジュール、及びワイヤハーネスの固定方法によれば、車体パネルと内装材との間にワイヤハーネスを配索・固定する際に、組付け工数を減らすことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネスの固定部材の斜視図である。
図1に示すように、ワイヤハーネスの固定部材100は、概略的に、支持部10と、固定部11と、複数の平板部12とから構成されている。固定部材100は、例えば、樹脂によって一体成形により形成されている。
なお、以下に説明する各実施形態においては、ワイヤハーネスの固定部材を固着させる内装材として、車体パネルの内側に取り付けられるヘッドライナを例に説明する。しかし、内装材としては、ヘッドライナに限定されず、車体パネルとの間にワイヤハーネスが配索される内装材であれば本発明を適用可能である。
図2は、図1に示す固定部材にワイヤハーネスを固定させた状態を示す斜視図である。
支持部10は、ワイヤハーネスWHの配索ラインに沿う形状の支持面10aを有している。支持部10は、長尺板状を有し、その形状は、後述するワイヤハーネスWHの配索ラインWLに沿うように平面、屈曲又は湾曲されている。
固定部11は、支持部10の支持面10aから長手方向の両端部から延設された略長方形の部位である。ここで、長手方向とは、ワイヤハーネスWHを固定部材100に固定させた状態でワイヤハーネスWHが延びている方向とする。ここで、固定部11は、支持部10の幅方向の寸法(長手方向に対して垂直方向の寸法)に比べて狭く形成されている。しかし、固定部11は、ワイヤハーネスWHを固定させることができる範囲で、支持部10の幅寸法と同じ、又は、広く形成してもよい。
本実施形態では、固定部材100の各固定部11にワイヤハーネスWHが、テープ21を用いてテープ巻きによって固定される。テープ21は、ワイヤハーネスWHを固定部11に確実に固定できれば特に限定されない。
複数の平板部12は、固定部材100を後述する内装材に固着させるための固着部として機能する。複数の平板部12は、支持部10の幅方向の一端(図2では支持部10実の下端側)から、互いに所定の間隔をあけて支持部10の厚さ方向、換言すれば、支持面10aに対して直角方向に一体的に延設されている。なお、固着部として機能する平板部12は、内装材に固着することができる範囲でその数や形状は適宜変更可能であり、例えば、支持部10の幅方向の一端全体にフランジ状に設けられていてもよい。
図3は、ワイヤハーネスの固定部材によってワイヤハーネスが配索・固定されたヘッドライナの平面図である。本発明では、このように固定部材100に固定されたワイヤハーネスをヘッドライナに取り付けてなる組立体を内装材モジュール1とする。図3においてWLで示す線は、ヘッドライナ40に取り付けられたワイヤハーネスの配索ラインを示している。
図2に示すように、ワイヤハーネスWHを固定部材100の固定部11に固定した状態で、固定部材100をヘッドライナ40の車体パネル側の表面に固定する。固定部材100をヘッドライナ40に固定するには、複数の平板部12にヘッドライナ40の所定の位置にホットメルトH(または両面テープなどの接着テープ)を塗布し、該ホットメルトHによってヘッドライナ40に接着することができる。
これにより、固定部材100に固定されたワイヤハーネスWHが配索ラインに沿う状態で、ヘッドライナに対して固定位置が決定される。
上記固定部材100によれば、作業者は支持部10の支持面10aにワイヤハーネスWHを支持させた状態で、支持部10に設けられた固定部11にワイヤハーネスWHを固定することができる。このため、固定部材100に設けられた固定部11にワイヤハーネスWHを固定した後で、ヘッドライナ40に固定部材100を固定させることができるため、ヘッドライナ40にワイヤハーネスWHを固定するための工程を必要とせず、作業効率の向上を図ることができる。
さらに、支持部10は、その支持面10aがワイヤハーネスWHの配索ラインWLに沿う形状であるため、固定部材100をヘッドライナ40に取り付けた場合に、ワイヤハーネスWHが配索されている部位のヘッドライナ40の剛性を確保することができる。
以下に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態において、すでに説明した部材などと同等な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネスの固定部材にワイヤハーネスを固定させるときの状態を示す斜視図である。図5は、図4に示す固定部材にワイヤハーネスを固定させた状態を示す斜視図である。
本実施形態のワイヤハーネスの固定部材100の構成は、上記第1実施形態の固定部材100の構成と基本的に同じである。すなわち、固定部材100は、ワイヤハーネスWHの配索ラインWLに沿う形状の支持面10aを有し、該支持面10aによってワイヤハーネスWHを支持する支持部10と、支持面10aから延設された、ワイヤハーネスWHを固定するための固定部11と、支持部10に設けられ、ヘッドライナ40(図3参照)に固着される固着部として機能する複数の平板部12とを備えている。なお、本実施形態において、ヘッドライナ40、及び、該ヘッドライナ40に固定部材100を固着する手順は、上記実施形態のものと同じであるため、説明を省略する。
本実施形態では、固定部材100にワイヤハーネスWHを固定する際に、熱収縮チューブを用いている点で上記第1実施形態と相違する。
具体的には、図4に示すように、支持部10の支持面10aにワイヤハーネスWHの州面を支持させて、固定部11とワイヤハーネスWHとに1つの熱収縮チューブ25を装着する。熱収縮チューブ25を装着した状態で、該熱収縮チューブ25を加熱することで、収縮させると、図5に示すように、熱収縮した熱収縮チューブ25によって、固定部12とワイヤハーネスWHとが互いに接合される。こうすることで、固定部材100にワイヤハーネスWHを固定することができる。
熱収縮チューブ25によって固定部材100にワイヤハーネスWHを固定した後、固定部材100の各平板部12がホットメルトや粘着テープによってヘッドライナ40に固着される。こうして、固定部材100に固定されたワイヤハーネスWHがヘッドライナ40の配索ラインWLに沿うように所定の位置に配索された、内装材モジュールを得ることができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネスの固定部材の斜視図である。図7は、図6に示す固定部材にワイヤハーネスを固定させた状態を示す全体斜視図である。
本実施形態の固定部材200は、ワイヤハーネスWHの配索ラインWLに沿う形状の支持面10aを有し、該支持面10aによってワイヤハーネスWHを支持する支持部10と、支持面10aから延設された、ワイヤハーネスWHを固定するための固定部13と、支持部10に設けられ、ヘッドライナ40(図3参照)に固着される固着部として機能する複数の平板部12とを備えている点で、上記第1実施形態の固定部材100と同じである。
本実施形態では、固定部13が結束部材を構成する。結束部材は、支持部10の長手方向両端部それぞれに一端が結合された長尺帯状の結束バンド14と、結束バンド14の他端が挿通されるための貫通孔17が形成され、結束バンド14を結束する係止部材15を備えている。結束バンド14の表面には互いに平行に配された複数の線状の係合部16が形成されている。図7に示すように、貫通孔17には、結束バンド14の係合部16と係合する係止部18が、貫通孔17内側に突出するように形成されている。
本実施形態では、ワイヤハーネスWHを支持部10の支持面10aに支持させつつ、固定部13の結束バンド14を支持されたワイヤハーネスWHの周面に巻き付け、該結束バンド14の端部を貫通孔17に挿通させる。これにより、結束バンド14の係合部16と貫通孔17の係止部18とが係合し、ワイヤハーネスWHが固定部13に結束されることでワイヤハーネスWHが固定部材200に固定される。このとき、ワイヤハーネスWHは、支持部10の支持面10aによってその位置が規制され、図3に示すヘッドライナ40の配索ラインWLに沿った形状に位置決めされる。
そして、ワイヤハーネスWHが固定されたワイヤハーネスの固定部材200の平板部12を図3に示すヘッドライナ40にホットメルト又は粘着テープによって固着することで、該ヘッドライナ40に取り付けられ、ワイヤハーネスWHが配索・固定される。こうすることで、ワイヤハーネスWHが固定された固定部材200を備えた内装材モジュールを得ることができる。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態に係るワイヤハーネスの固定部材にワイヤハーネスを固定する状態を説明する図である。図9は、図8に示す固定部材にワイヤハーネスが固定された状態を示す斜視図である。
本実施形態の固定部材300は、ワイヤハーネスWHの配索ラインWLに沿う形状の支持面10aを有し、該支持面10aによってワイヤハーネスWHを支持する支持部10と、支持面10aから延設された、ワイヤハーネスWHを固定するための固定部11と、支持部10に設けられ、ヘッドライナ40(図3参照)に固着される固着部として機能する複数の平板部12とを備えている点で、上記第1実施形態の固定部材100と同じである。
図8に示ように、本実施形態では、ワイヤハーネスWHに一対の結束係合部材31が設けられ、該結束係合部材31を固定部材300の固定部11に係合させることで固定する構成である。
具体的には、結束係合部材31が、係合突起部33と、結束バンド34と、係止部材35とを備える。係止部材35は、結束バンド34が挿通される貫通孔36を備え、貫通孔36には結束バンド34に設けられた係合部と係合する係止部(いずれも図示せず)が貫通孔36内に突出して設けられている。
また、固定部材の固定部11には、結束係合部材31の係合突起部33を嵌め込むことで係止させるための係止孔32が形成されている。
本実施形態では、結束係合部材31の係合突起部33を、係合時に弾性変形可能な形状のクランプとし、係止孔32を、係合突起部33であるクランプを弾性変形させつつ嵌め込むことができ、かつ、嵌め込んだ状態で、クランプが外れないように保持するクランプ穴とした。しかし、係合突起部33及び係止孔32の構成及び形状は特に限定されない。
固定部材300にワイヤハーネスWHを固定させるには、先ず、結束係合部材31の結束バンド34をワイヤハーネスWHの周囲に巻き付け、結束バンド34を貫通孔36に挿通して締め付けることでワイヤハーネスWHを結束する。一方、本実施形態では、固定部材300は、固着部12をヘッドライナ40にホットメルトや粘着テープによって固着することで、ヘッドライナ40に固着された状態とする。
次に、図9に示すように、結束係合部材31の係合突起部33を、平板部12が予めヘッドライナ40に取り付けられた固定部材300の係止孔32に嵌合させる。こうすることで、ワイヤハーネスWHが固定された固定部材300を備えた内装材モジュールを得ることができる。
上記したように、本実施形態のワイヤハーネスの固定部材300によれば、結束係合部材31によってワイヤハーネスWHを結束する作業と、固定部材をヘッドライナ40へ取り付ける作業とを、別工程で行うことができ、組み付け効率を向上させることができる。その他の作用は、第1実施形態のワイヤハーネスの固定部材100と同様であるので説明を省略する。
なお、上記第1実施形態のワイヤハーネスの固定部材100と同様に、ワイヤハーネスWHを結束する結束係合部材31の係合突起部33を、固定具本体30の係止孔32に嵌合させて組み付けた後、平板部12をヘッドライナ40に取り付けてワイヤハーネスWHを配索・固定するようにしてもよい。
なお、本発明に係るワイヤハーネスの固定部材は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良等が可能である。
本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネスの固定部材の斜視図である。 図1に示す固定部材にワイヤハーネスを固定させた状態を示す斜視図である。 ワイヤハーネスの固定部材によってワイヤハーネスが配索・固定されたヘッドライナの平面図である。 本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネスの固定部材にワイヤハーネスを固定させるときの状態を示す斜視図である。 図4に示す固定部材にワイヤハーネスを固定させた状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネスの固定部材の斜視図である。 図6に示す固定部材にワイヤハーネスを固定させた状態を示す全体斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るワイヤハーネスの固定部材にワイヤハーネスを固定する状態を説明する図である。 図8に示す固定部材にワイヤハーネスが固定された状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 支持部
11 固定部
12 平板部
13 固定部(結束部材)
14 結束バンド
15 係止部材
16 係合部
18 係止部
17 貫通孔
21 テープ
25 熱収縮チューブ
31 結束係合部材
32 係止孔
33 係合突起部
34 結束バンド
35 係止部材
36 貫通孔
40 ヘッドライナ
100,200,300 ワイヤハーネスの固定部材
WH ワイヤハーネス
WL 配索ライン

Claims (10)

  1. 車体パネルと該車体パネルに取り付けられる内装材との間に配索されるワイヤハーネスを前記内装材に固定するワイヤハーネスの固定部材であって、
    前記ワイヤハーネスの配索ラインに沿う形状の支持面を有し、該支持面によって前記ワイヤハーネスを支持する支持部と、
    前記支持面から延設された、前記ワイヤハーネスを固定するための固定部と、
    前記支持部に設けられ、前記内装材に固着される固着部とを備えたワイヤハーネスの固定部材。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスの固定部材を備え、
    前記固定部に前記ワイヤハーネスがテープを巻きつけることで固定され、前記固着部が前記内装材に固着された内装材モジュール。
  3. 請求項1に記載のワイヤハーネスの固定部材を備え、
    前記固定部に前記ワイヤハーネスが熱収縮チューブによって固定され、
    前記固着部が前記内装材に固着された内装材モジュール。
  4. 請求項1に記載のワイヤハーネスの固定部材を備え、
    前記固定部が前記ワイヤハーネスを結束する結束部材を構成し、
    前記固着部が前記内装材に固着された内装材モジュール。
  5. 請求項4に記載の内装材モジュールであって、
    前記結束部材は、表面に複数の線状の係合部が形成された結束バンドと、該結束バンドと結束する係止部材とを有し、前記係止部材が、前記結束バンドが挿通される貫通孔と、前記結束バンドの前記係合部と係合する係止部とを有し、前記固定部に一体的に設けられている内装材モジュール。
  6. 請求項1に記載のワイヤハーネスの固定部材を備え、
    前記ワイヤハーネスに係合突起部を有する結束係合部材が設けられ、前記固定部に、前記係合突起部と係合する係止孔が設けられている内装材モジュール。
  7. 請求項2から6のいずれか1つに記載の内装材モジュールであって、
    前記固着部が前記内装材にホットメルトで固着されている内装材モジュール。
  8. 請求項2から6のいずれか1つに記載の内装材モジュールであって、
    前記固着部が前記内装材に粘着テープで固着されている内装材モジュール。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載のワイヤハーネスの固定部材を用いてワイヤハーネスを前記内装材に固定するワイヤハーネスの固定方法であって、
    前記ワイヤハーネスを前記支持板に支持させつつ、前記固定部にワイヤハーネスを固定し、その後、前記固定部材を前記内装材に固着させるワイヤハーネスの固定方法。
  10. 請求項6に記載のワイヤハーネスの固定部材を用いてワイヤハーネスを前記内装材に固定するワイヤハーネスの固定方法であって、
    前記固着部を前記内装材に固着し、その後、前記係合突起部を前記係止孔に係合させることで前記ワイヤハーネスを前記固定部材に固定するワイヤハーネスの固定方法。
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