JP4534385B2 - 椅子の背凭れ装置 - Google Patents

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    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/36Support for the head or the back
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    • A47C7/44Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子の背凭れ装置に係わり、更に詳しくは背凭れ板を合成樹脂製で形成し、その弾性変形を利用して後傾する構造の椅子の背凭れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示すように、座板100の後部両側に立設した背凭れ支持杆101,101に合成樹脂製の背凭れ板102の両側下部を支持した構造の簡易椅子は各種提供されている。ここで、座り心地を改良するために、合成樹脂製で一体成形した背凭れ板102の上部103が下部104に対して変形して後傾するように、背凭れ板自体に弾力性を持たせたものが提供されている。
【0003】
この場合、背凭れ板の最終後傾位置は、着座者の背中から作用する後方への荷重と、背凭れ板の弾性力との釣り合いで決まり、その位置、即ち背凭れ板の変形量は一定ではない。そのため、背凭れ板に過大な荷重が作用すると、背凭れ板の弾性復元可能な変形範囲、即ち降伏点を越え、永久変形して初期位置まで復元しなくなったり、破壊等の不具合が生じる。
【0004】
もともと、背凭れ板は、弾性的に変形して後傾できるように、構造的強度は低く設定されている。そして、背凭れ板の永久変形を防止するために、構造的強度を高めると、固くなって簡単には後傾しなくなり、本来の目的を達成できないのである。即ち、従来の背凭れ板の構造では、弾性変形による後傾機能と永久変形を防止して耐久性を高めることを同時に満足させることは不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、合成樹脂製の背凭れ板が弾性変形して後傾する構造であるにも係らず、背凭れ板の永久変形を抑制して耐久性を高めることが可能な椅子の背凭れ装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、合成樹脂製の背凭れ板の両側下部を背凭れ支持杆で支持された椅子の背凭れ装置であって、前記背凭れ板の上下中間部に左右に延びた開口を形成するとともに、該開口の中間部上下縁にそれぞれ突片を対向させて形成し、前記背凭れ板の上部が下部に対して変形しながら後傾した際に、両突片が当接してそれ以上の変形を規制することで、該背凭れ板の変形量を弾性復元可能な変形範囲に制限してなる椅子の背凭れ装置を構成した。
【0007】
ここで、前記両突片を、背凭れ面よりも後方へ傾斜させて形成すると、背凭れ板の上部が開口に沿って弾性変形して後傾した際に、該変形部分よりも後方位置で上下突片が当接するので、それ以上の変形を確実に防止でき、更に衣服を両突片間に挟み込むことも防止できる。
【0008】
また、前記突片を備えた開口を上下の複数箇所に形成すれば、一つの開口部分での背凭れ板の変形量を小さくして耐久性を高めることができ、しかも全体としての後傾角度を確保できるので好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係る背凭れ装置を用いた椅子を示し、図中符号1は脚部、2は座部、3は背凭れ支持杆、4は背凭れ板をそれぞれしめしている。
【0010】
本発明に係る椅子は、脚部1の上端部に合成樹脂製の座板2を固定し、座板2の後部両側に立設した背凭れ支持杆3,3に合成樹脂製の背凭れ板4の両側下部を支持した構造のものである。ここで、前記座板2と背凭れ板4とは、合成樹脂製で一体成形したものであるが、座板2に関してはどのような材質でもまた構造であっても良い。
【0011】
本発明は、前記背凭れ板4の上下中間部に左右に延びた開口5を形成するとともに、該開口5の中間部上下縁にそれぞれ突片6,6を対向させて形成し、前記背凭れ板4の上部7が下部8に対して変形しながら後傾した際に、両突片6,6が当接してそれ以上の変形を規制することで、該背凭れ板4の変形量を弾性復元可能な変形範囲に制限してなることを特徴としている。ここで、前記背凭れ支持杆3は、前記背凭れ板4の下部8にのみを直接支持している。
【0012】
本実施形態では、前記背凭れ板4の上下中間部に、一つの横長の開口5を形成し、該開口5の左右中央部の上下縁に一対の突片6,6を対抗させて形成したが、開口5に複数対の突片6,6を形成しても良い。また、前記背凭れ板4の上下の複数箇所に、前記突片6,6を備えた開口5を形成しても良い。
【0013】
前記突片6は、背凭れ板4の背凭れ面9よりも後方へ傾斜させて形成している。つまり、上部の突片6は、後方下方へ傾斜して延び、下部の突片6は、後方上方へ傾斜して延び、互いに先端が対向するように形成している。図2(a)に示した状態は、背凭れ板4に後傾力が作用してない場合を示し、前記両突片6,6間には所定の空隙10が形成されている。そして、背凭れ板4に後傾力が作用すると、図2(b)に示すように、背凭れ板4の上部7は下部8に対して開口5の部分で弾性変形しながら後傾し、やがて両突片6,6の先端同士が当接する。この両突片6,6が当接した状態になると、もはや背凭れ板4の上部7は後傾しなくなり、つまり開口5両側の連結部11,11の変形が規制される。この連結部11の変形量を弾性復元可能な変形範囲に制限することによって、背凭れ板4の永久変形の問題は回避される。
【0014】
また、前記両突片6,6の先端間の空隙10の幅は、使用する樹脂材料の弾性特性に応じて設定することができ、またこの空隙10の幅を調節することで、上部7の後傾角度の最大を規定することができる。前述のように両突片6,6を備えた開口5を上下方向に複数設ける場合には、一つの開口5における突片6,6の空隙10の幅を小さくすれば、連結部11の変形量をより小さくすることができるので、耐久性を更に高めることができる。
【0015】
また、前記両突片6,6は、後方へ傾斜して形成しているので、背凭れ面9に沿って位置する着座者の衣服を後傾時に挟み込むことがないのである。尚、図3に示すように、前記開口5を有する背凭れ板4をクロスやレザーなどのシート12で覆うことも好ましい。この場合、開口5が完全にシート12で隠れるので、不意に突片6,6間に指を挟むこともなくなるのである。
【0016】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の椅子の背凭れ装置は、合成樹脂製の背凭れ板の両側下部を背凭れ支持杆で支持された椅子の背凭れ装置であって、前記背凭れ板の上下中間部に左右に延びた開口を形成するとともに、該開口の中間部上下縁にそれぞれ突片を対向させて形成し、前記背凭れ板の上部が下部に対して変形しながら後傾した際に、両突片が当接してそれ以上の変形を規制することで、該背凭れ板の変形量を弾性復元可能な変形範囲に制限してなるので、合成樹脂製の背凭れ板が弾性変形して後傾する構造であるにも係らず、背凭れ板の永久変形を抑制して耐久性を高めることができる。
【0017】
請求項2によれば、前記両突片を、背凭れ面よりも後方へ傾斜させて形成したので、背凭れ板の上部が開口に沿って弾性変形して後傾した際に、該変形部分よりも後方位置で上下突片が当接するので、それ以上の変形を確実に防止でき、更に衣服を両突片間に挟み込むことも防止できる。
【0018】
請求項3によれば、前記突片を備えた開口を上下の複数箇所に形成すれば、一つの開口部分での背凭れ板の変形量を小さくして耐久性を高めることができ、しかも全体としての後傾角度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る背凭れ装置を採用した椅子の斜視図である。
【図2】背凭れ板の縦断面図を示し、(a)は背凭れ板に後傾力が作用しない状態、(b)は背凭れ板に後傾力が作用して上部が後傾した状態をそれぞれ示している。
【図3】背凭れ板をシートで外被した椅子の斜視図である。
【図4】従来の椅子の斜視図である。
【符号の説明】
1 脚部
2 座板
3 背凭れ支持杆
4 背凭れ板
5 開口
6 突片
7 上部
8 下部
9 背凭れ面
10 空隙
11 連結部
12 シート

Claims (3)

  1. 合成樹脂製の背凭れ板の両側下部を背凭れ支持杆で支持された椅子の背凭れ装置であって、前記背凭れ板の上下中間部に左右に延びた開口を形成するとともに、該開口の中間部上下縁にそれぞれ突片を対向させて形成し、前記背凭れ板の上部が下部に対して変形しながら後傾した際に、両突片が当接してそれ以上の変形を規制することで、該背凭れ板の変形量を弾性復元可能な変形範囲に制限してなることを特徴とする椅子の背凭れ装置。
  2. 前記両突片を、背凭れ面よりも後方へ傾斜させて形成している請求項1記載の椅子の背凭れ装置。
  3. 前記突片を備えた開口を上下の複数箇所に形成してなる請求項1又は2記載の椅子の背凭れ装置。
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