JP2002355141A - 椅子の背凭れ装置 - Google Patents
椅子の背凭れ装置Info
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/36—Support for the head or the back
- A47C7/40—Support for the head or the back for the back
- A47C7/44—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
る構造であるにも係らず、背凭れ板の永久変形を抑制し
て耐久性を高めることが可能な椅子の背凭れ装置を提供
する。 【解決手段】 合成樹脂製の背凭れ板4の両側下部を背
凭れ支持杆3で支持された椅子の背凭れ装置であって、
背凭れ板の上下中間部に左右に延びた開口5を形成する
とともに、開口の中間部上下縁にそれぞれ突片6,6を
対向させて形成し、背凭れ板の上部7が下部8に対して
変形しながら後傾した際に、両突片が当接してそれ以上
の変形を規制することで、背凭れ板の変形量を弾性復元
可能な変形範囲に制限してなる。
Description
に係わり、更に詳しくは背凭れ板を合成樹脂製で形成
し、その弾性変形を利用して後傾する構造の椅子の背凭
れ装置に関するものである。
後部両側に立設した背凭れ支持杆101,101に合成
樹脂製の背凭れ板102の両側下部を支持した構造の簡
易椅子は各種提供されている。ここで、座り心地を改良
するために、合成樹脂製で一体成形した背凭れ板102
の上部103が下部104に対して変形して後傾するよ
うに、背凭れ板自体に弾力性を持たせたものが提供され
ている。
座者の背中から作用する後方への荷重と、背凭れ板の弾
性力との釣り合いで決まり、その位置、即ち背凭れ板の
変形量は一定ではない。そのため、背凭れ板に過大な荷
重が作用すると、背凭れ板の弾性復元可能な変形範囲、
即ち降伏点を越え、永久変形して初期位置まで復元しな
くなったり、破壊等の不具合が生じる。
後傾できるように、構造的強度は低く設定されている。
そして、背凭れ板の永久変形を防止するために、構造的
強度を高めると、固くなって簡単には後傾しなくなり、
本来の目的を達成できないのである。即ち、従来の背凭
れ板の構造では、弾性変形による後傾機能と永久変形を
防止して耐久性を高めることを同時に満足させることは
不可能であった。
の状況に鑑み、解決しようとするところは、合成樹脂製
の背凭れ板が弾性変形して後傾する構造であるにも係ら
ず、背凭れ板の永久変形を抑制して耐久性を高めること
が可能な椅子の背凭れ装置を提供する点にある。
決のために、合成樹脂製の背凭れ板の両側下部を背凭れ
支持杆で支持された椅子の背凭れ装置であって、前記背
凭れ板の上下中間部に左右に延びた開口を形成するとと
もに、該開口の中間部上下縁にそれぞれ突片を対向させ
て形成し、前記背凭れ板の上部が下部に対して変形しな
がら後傾した際に、両突片が当接してそれ以上の変形を
規制することで、該背凭れ板の変形量を弾性復元可能な
変形範囲に制限してなる椅子の背凭れ装置を構成した。
方へ傾斜させて形成すると、背凭れ板の上部が開口に沿
って弾性変形して後傾した際に、該変形部分よりも後方
位置で上下突片が当接するので、それ以上の変形を確実
に防止でき、更に衣服を両突片間に挟み込むことも防止
できる。
箇所に形成すれば、一つの開口部分での背凭れ板の変形
量を小さくして耐久性を高めることができ、しかも全体
としての後傾角度を確保できるので好ましい。
面に基づき更に詳細に説明する。図1及び図2は本発明
に係る背凭れ装置を用いた椅子を示し、図中符号1は脚
部、2は座部、3は背凭れ支持杆、4は背凭れ板をそれ
ぞれしめしている。
成樹脂製の座板2を固定し、座板2の後部両側に立設し
た背凭れ支持杆3,3に合成樹脂製の背凭れ板4の両側
下部を支持した構造のものである。ここで、前記座板2
と背凭れ板4とは、合成樹脂製で一体成形したものであ
るが、座板2に関してはどのような材質でもまた構造で
あっても良い。
左右に延びた開口5を形成するとともに、該開口5の中
間部上下縁にそれぞれ突片6,6を対向させて形成し、
前記背凭れ板4の上部7が下部8に対して変形しながら
後傾した際に、両突片6,6が当接してそれ以上の変形
を規制することで、該背凭れ板4の変形量を弾性復元可
能な変形範囲に制限してなることを特徴としている。こ
こで、前記背凭れ支持杆3は、前記背凭れ板4の下部8
にのみを直接支持している。
間部に、一つの横長の開口5を形成し、該開口5の左右
中央部の上下縁に一対の突片6,6を対抗させて形成し
たが、開口5に複数対の突片6,6を形成しても良い。
また、前記背凭れ板4の上下の複数箇所に、前記突片
6,6を備えた開口5を形成しても良い。
りも後方へ傾斜させて形成している。つまり、上部の突
片6は、後方下方へ傾斜して延び、下部の突片6は、後
方上方へ傾斜して延び、互いに先端が対向するように形
成している。図2(a)に示した状態は、背凭れ板4に
後傾力が作用してない場合を示し、前記両突片6,6間
には所定の空隙10が形成されている。そして、背凭れ
板4に後傾力が作用すると、図2(b)に示すように、
背凭れ板4の上部7は下部8に対して開口5の部分で弾
性変形しながら後傾し、やがて両突片6,6の先端同士
が当接する。この両突片6,6が当接した状態になる
と、もはや背凭れ板4の上部7は後傾しなくなり、つま
り開口5両側の連結部11,11の変形が規制される。
この連結部11の変形量を弾性復元可能な変形範囲に制
限することによって、背凭れ板4の永久変形の問題は回
避される。
0の幅は、使用する樹脂材料の弾性特性に応じて設定す
ることができ、またこの空隙10の幅を調節すること
で、上部7の後傾角度の最大を規定することができる。
前述のように両突片6,6を備えた開口5を上下方向に
複数設ける場合には、一つの開口5における突片6,6
の空隙10の幅を小さくすれば、連結部11の変形量を
より小さくすることができるので、耐久性を更に高める
ことができる。
て形成しているので、背凭れ面9に沿って位置する着座
者の衣服を後傾時に挟み込むことがないのである。尚、
図3に示すように、前記開口5を有する背凭れ板4をク
ロスやレザーなどのシート12で覆うことも好ましい。
この場合、開口5が完全にシート12で隠れるので、不
意に突片6,6間に指を挟むこともなくなるのである。
子の背凭れ装置は、合成樹脂製の背凭れ板の両側下部を
背凭れ支持杆で支持された椅子の背凭れ装置であって、
前記背凭れ板の上下中間部に左右に延びた開口を形成す
るとともに、該開口の中間部上下縁にそれぞれ突片を対
向させて形成し、前記背凭れ板の上部が下部に対して変
形しながら後傾した際に、両突片が当接してそれ以上の
変形を規制することで、該背凭れ板の変形量を弾性復元
可能な変形範囲に制限してなるので、合成樹脂製の背凭
れ板が弾性変形して後傾する構造であるにも係らず、背
凭れ板の永久変形を抑制して耐久性を高めることができ
る。
面よりも後方へ傾斜させて形成したので、背凭れ板の上
部が開口に沿って弾性変形して後傾した際に、該変形部
分よりも後方位置で上下突片が当接するので、それ以上
の変形を確実に防止でき、更に衣服を両突片間に挟み込
むことも防止できる。
を上下の複数箇所に形成すれば、一つの開口部分での背
凭れ板の変形量を小さくして耐久性を高めることがで
き、しかも全体としての後傾角度を確保できる。
図である。
に後傾力が作用しない状態、(b)は背凭れ板に後傾力
が作用して上部が後傾した状態をそれぞれ示している。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂製の背凭れ板の両側下部を背凭
れ支持杆で支持された椅子の背凭れ装置であって、前記
背凭れ板の上下中間部に左右に延びた開口を形成すると
ともに、該開口の中間部上下縁にそれぞれ突片を対向さ
せて形成し、前記背凭れ板の上部が下部に対して変形し
ながら後傾した際に、両突片が当接してそれ以上の変形
を規制することで、該背凭れ板の変形量を弾性復元可能
な変形範囲に制限してなることを特徴とする椅子の背凭
れ装置。 - 【請求項2】 前記両突片を、背凭れ面よりも後方へ傾
斜させて形成している請求項1記載の椅子の背凭れ装
置。 - 【請求項3】 前記突片を備えた開口を上下の複数箇所
に形成してなる請求項1又は2記載の椅子の背凭れ装
置。
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- 2001-05-31 JP JP2001163770A patent/JP4534385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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