JP2007301339A - 傾斜角度を変更できる背もたれ付きの椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】椅子の種類が異なっても、ベース構造部の改良を必要とせず、後方傾斜機能を確保できるように改善された椅子を提供する。
【解決手段】本発明は、弾性手段40を備え、該各弾性手段40は、上方部46と下方部48と側壁44とを有するケース部42と、該ケース部42の側壁44に支持された連接用ピン56を介して前記ケース部42に連接され、背もたれ支持部60とリアクション部62とを有する揺動部材58と、前記ケース部42の上方部46に抗する一端部と、前記揺動部材58のリアクション部62に抗する他端部とを有し、前記ケース部42の下方部48に近接するように前記リアクション部62を付勢する少なくとも一つの弾性材78とからなり、前記各弾性手段40のケース部42は、ベース構造部12から独立した分離可能な部材として構成され、シート構造部22の台座部30に挿入される
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、弾性手段40を備え、該各弾性手段40は、上方部46と下方部48と側壁44とを有するケース部42と、該ケース部42の側壁44に支持された連接用ピン56を介して前記ケース部42に連接され、背もたれ支持部60とリアクション部62とを有する揺動部材58と、前記ケース部42の上方部46に抗する一端部と、前記揺動部材58のリアクション部62に抗する他端部とを有し、前記ケース部42の下方部48に近接するように前記リアクション部62を付勢する少なくとも一つの弾性材78とからなり、前記各弾性手段40のケース部42は、ベース構造部12から独立した分離可能な部材として構成され、シート構造部22の台座部30に挿入される
【選択図】図1
Description
本発明は、使用者が後方に寄りかかることで傾斜角度を変更できる背もたれ付きの椅子に関する。
本願と出願人を同一とする欧州特許出願1557115号には、以下のような特徴を有する椅子が開示されている(特許文献1)。前記公知の解決手段では、背もたれは、使用者が後方に寄りかかることで、静止位置に対する後方傾斜角度を変更することができる。背もたれは、2つの弾性手段を介して椅子のベース構造部に連結されている。2つの弾性手段は、背もたれを支持し、背もたれを静止位置に弾性的に復帰させることができる。前記各弾性手段は、背もたれに固定される第一セクション部と、弾性部材と協働する第二セクション部とを有するレバーを備える。前記レバーの第二セクション部は、椅子のベース構造部に一体的に形成されたケース部に収容される。
椅子の製造業者にとっては、背もたれの後方傾斜を実現できる構造を様々な種類の椅子に適用できることが常に要求されている。前記欧州特許出願1557115号に記載の解決手段では、ベース構造部が背もたれを後方へ傾斜させる弾性手段を保持するように、ベース構造部を特定の形状で構成する必要がある。このため、背もたれの後方傾斜を実現できる構造を様々な種類の椅子に適用するには、ベース構造部をそれぞれの種類に合わせて設計する必要がある。
欧州特許出願1557115号
本発明は、椅子の種類が異なっても、ベース構造部の改良を必要とせず、後方傾斜機能を確保できるように改善された椅子を提供することを目的とする。
前記目的を実現するための手段として、本発明は、ベース構造部と、該ベース構造部に固定されるシート構造部と、使用者が後方に寄りかかることで後方傾斜角度を変更できる背もたれと、該背もたれを支持し、静止位置に前記背もたれを弾性的に復帰させるように構成された2つの弾性手段とを備え、該各弾性手段は、上方部と下方部と側壁とを有するケース部と、該ケース部の側壁に支持された連接用ピンを介して前記ケース部に連接され、背もたれ支持部とリアクション部とを有する揺動部材と、前記ケース部の上方部に抗する第1端部と、前記揺動部材の前記リアクション部に抗する第2端部とを有し、前記ケース部の下方部に近接するように前記リアクション部を付勢する少なくとも一つの弾性材とからなる椅子であり、前記各弾性手段のケース部は、前記ベース構造部から独立した分離可能な部材として構成され、前記シート構造部の台座部に挿入される。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明するが、添付の図面は、本発明の実施形態を限定するものとして提供されるものではない。
図1中、参照数字10は、本発明の椅子を示している。椅子10は、様々な種類の椅子に対応できるベース構造部12を備える。図示の実施形態においては、ベース構造部12は、2つの横棒材16を介して連結された2つの側方支持部14を備える。各側方支持部14は、フロントレッグ部18及びリアレッグ部20に一体的に固定されている。しかしながら、ベース構造部12の具体的な形状は、本発明の目的に関連するものではなく、後述において明らかとなるが、本発明によれば、ベース構造部が背もたれを後方へ傾斜させるように特定の形状で設計されていなくても、静止位置への弾性的復帰を伴う背もたれの後方傾斜機能を、あらゆるタイプのベース構造部を備えた椅子に適用できる。
図1中、参照数字22は、ベース構造部12に固定されるシート構造部を示している。シートパッド(不図示)は、シート構造部22に固定される。シート構造部22の構成を変更しない範囲であれば、シートパッドは椅子の種類に応じて変更することができる。シート構造部22は、略フレーム状に構成され、射出成形されたプラスチック材で製造されているのが好ましい。シート構造部22は、フロント部26とリア部28とを介して連結された2つの側方部24を備える。シート構造部22にネジ孔を備えた突起部を設け、シート構造部22がネジ材(不図示)でベース構造部12に固定され、かつ、シートパッドが(不図示のネジ材で)シート構造部22に固定される。
シート構造部22には、2つの台座部30が設けられている。2つの台座部30は、シート構造部22の側方部24の側部後方に沿って延在している。前記2つの台座部30は、略直方状に構成され、その後方部が開口している。
椅子10は、背もたれ32を備える(図1参照)。背もたれ32は、射出成形されたプラスチック材で構成されるのが好ましい。背もたれ32は、2つの垂直部36によって横方向に規定された支持部34を備える。各垂直部36の下方端部には、下部が開口した台座部38が設けられている。
本発明の椅子10は、2つの弾性手段40を備える。2つの弾性手段40は、背もたれ32を支持し、かつ、背もたれ32を静止位置に弾性的に復帰させるように構成されている。
各弾性手段40は、ケース部42を備える(図2及び図5参照)。ケース部42は、型打ちされた(stamped)金属板で構成されているのが好ましい。ケース部42は、略直方状に構成されている。ケース部42は、上方部46に対して垂直に延在する2つの側壁44を備える。図4に示されているように、側壁44の下端部には、上方部46に対して平行に延在する折曲タブ48が設けられ、ケース部42の下方部を構成する。上方部46には、前方に向かって突出するフロントタブ50が設けられている。フロントタブ50には、ネジ挿通孔52が設けられている。ケース部42の側壁44には、位置合わせ用孔部54が設けられている。位置合わせ用孔部54は、連接用ピン56を支持する。位置合わせ用孔部54は、ケース部42の後方端部付近に形成されている。
各弾性手段40は、略L字状のレバーとして構成された揺動部材58からなる。揺動部材58は、連接用ピン56でケース部42に連接されている。
揺動部材58は、背もたれ支持部60とリアクション部62とを備える。図示の実施形態では、背もたれ支持部60とリアクション部62とは、異なる2つの材料で構成され、相互に固定されている。具体的には、図示の実施形態の背もたれ支持部60は、プラスチック材で構成され、リアクション部62は、型打ちされた金属板で構成されている。背もたれ支持部60とリアクション部62の両方を同一の材料で構成してもよく、その場合には、揺動部材58は一体成形で製造される。背もたれ支持部60は、背もたれ32の台座部38に挿入される長片部64を有する。リアクション部62は、略チャンネル状に構成されている。リアクション部62は、底壁66と2つの側壁68とを備える。側壁68には、位置合わせ用孔部70が設けられている。連接用ピン56は、位置合わせ用孔部70と背もたれ支持部60に設けられた挿通孔72に挿通されて延在している。リアクション部62は、ネジ材74で背もたれ支持部60に固定されている。リアクション部62には、ケース部42の折曲タブ48に対応して配置された窓部76が設けられているのが好ましい。
弾性手段40は、少なくとも1つの弾性材78を備える。弾性材78は、ケース部42の上方部46とリアクション部62の底壁66との間に配置されている。図示の実施形態では、弾性手段40には、相互に並列した2つの弾性材78が設けられている。2つの弾性材78は、上端部が圧縮されてリアクション部62の底壁に抗するつる巻きバネでそれぞれ構成されている。弾性材78は、揺動部材58のリアクション部62がケース部42の下方部(折曲タブ48)に抗する状態を維持するように構成されている。
ケース部42は、ベース構造部12及びシート構造部22から独立した分離可能な部材として構成されている。ケース部42は、シート構造部22の各台座部30に固定されるように、その形状が直方状に構成されている。図1に示されているように、各弾性手段40のケース部42は、椅子の後方に設けられた開口部を介して各台座部30に挿入される。各弾性手段40は、ケース部42のフロントタブ50のネジ挿通孔52に挿通したネジ材80で、シート構造部22に固定される。
背もたれ32は、適切な位置で組み合わせた状態で、弾性手段40を介してシート構造部22に連結される。弾性材78は、背もたれ32が静止位置にとどまるように構成されている。使用者が背もたれ32に寄りかかると、背もたれ32が後方へ傾斜する。前記のように使用者が背もたれ32に寄りかかった場合には、弾性材78の弾性力に抗して2つの揺動部材58が傾斜する。図5は、背もたれ32の位置が後方へ最大限傾斜した状態にある弾性手段40を示している。リアクション部62の側壁68とケース部42の上方部46の内側が接触した場合に、背もたれ32の位置は後方へ最大限傾斜する。
弾性手段40は、全体としてベース構造部22と無関係で独立したモジュール式の部材である。これにより、背もたれ32が後方へ傾斜する機能を、あらゆる種類の椅子に適用することができ、椅子のベース構造部22を特定の形状に改良したり、設計したりする必要がない。本発明の椅子のシート構造部22も、異なった種類のベース構造部12に適用することができるモジュール式の部材として構成されている。前記シート構造部22には、椅子の種類によって特徴の異なるシートバッドが取り付けられる。
本発明の解決手段は、組立部品の簡素化及び部品点数の少数化を実現する点に特徴がある。単に弾性手段40をシート構造部22の台座部30に挿入し、かつ、弾性手段40の長片部64を背もたれ32の台座部38に挿入することで、背もたれ32をシート構造部22に取り付けることができる。背もたれ32は、ネジ材82で弾性手段40に固定される。
10 椅子
12 ベース構造部
14 側方支持部
16 横棒材
18 フロントレッグ部
20 リアレッグ部
22 シート構造部
24 側方部
26 フロント部
28 リア部
30 台座部
32 背もたれ
34 支持部
36 垂直
38 台座部
40 弾性手段
42 ケース部
44 ケース部の側壁
46 ケース部の上方部
48 折曲タブ
50 フロントタブ
52 ネジ挿通孔
54 ケース部の位置合わせ用孔部
56 連接用ピン
58 揺動部材
60 背もたれ支持部
62 リアクション部
64 長片部
66 リアクション部の底壁
68 リアクション部の側壁
70 リアクション部の位置合わせ用孔部
72 背もたれ支持部の挿通孔
74 ネジ材
76 リアクション部の窓部
78 弾性材
80,82 ネジ材
12 ベース構造部
14 側方支持部
16 横棒材
18 フロントレッグ部
20 リアレッグ部
22 シート構造部
24 側方部
26 フロント部
28 リア部
30 台座部
32 背もたれ
34 支持部
36 垂直
38 台座部
40 弾性手段
42 ケース部
44 ケース部の側壁
46 ケース部の上方部
48 折曲タブ
50 フロントタブ
52 ネジ挿通孔
54 ケース部の位置合わせ用孔部
56 連接用ピン
58 揺動部材
60 背もたれ支持部
62 リアクション部
64 長片部
66 リアクション部の底壁
68 リアクション部の側壁
70 リアクション部の位置合わせ用孔部
72 背もたれ支持部の挿通孔
74 ネジ材
76 リアクション部の窓部
78 弾性材
80,82 ネジ材
Claims (7)
- ベース構造部(12)と、
該ベース構造部(12)に固定されるシート構造部(22)と、
使用者が後方に寄りかかることで後方傾斜角度を変更できる背もたれ(32)と、
該背もたれ(32)を支持し、静止位置に前記背もたれ(32)を弾性的に復帰させるように構成された2つの弾性手段(40)とを備え、
該各弾性手段(40)は、
上方部(46)と下方部(48)と側壁(44)とを有するケース部(42)と、
該ケース部(42)の側壁(44)に支持された連接用ピン(56)を介して前記ケース部(42)に連接され、背もたれ支持部(60)とリアクション部(62)とを有する揺動部材(58)と、
前記ケース部(42)の上方部(46)に抗する第1端部と、前記揺動部材(58)の前記リアクション部(62)に抗する第2端部とを有し、前記ケース部(42)の下方部(48)に近接するように前記リアクション部(62)を付勢する少なくとも一つの弾性材(78)とからなる椅子において、
前記各弾性手段(40)のケース部(42)は、前記ベース構造部(12)から独立した分離可能な部材として構成され、前記シート構造部(22)の台座部(30)に挿入されることを特徴とする、椅子。 - 前記シート構造部(22)は、側方部(24)を備え、該側方部(24)には、後方が開口して前記弾性手段(40)のケース部(42)が挿入される台座部(30)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の椅子。
- 前記背もたれ支持部(60)は、前記背もたれ(32)に設けられた台座部(38)に挿入される長片部(64)を有することを特徴とする、請求項1に記載の椅子。
- 前記ケース部(42)は、略直方状に構成され、前記ケース部(42)の下方部(48)が、前記ケース部(42)の側壁(44)に形成されたタブを折曲して形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の椅子。
- 前記各揺動部材(58)の背もたれ支持部(60)は、射出成形されたプラスチック材で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の椅子。
- 前記各揺動部材(58)の背もたれ支持部(60)は、型打ちされた金属板で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の椅子。
- 前記各弾性手段(40)は、前記ケース部(42)の上方部(46)と前記リアクション部(62)の底壁(66)との間に相互に並列して配置された圧縮状態の2つのつる巻きバネ(78)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の椅子。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP06425324A EP1854378A1 (en) | 2006-05-12 | 2006-05-12 | Chair with tiltable backrest |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007301339A true JP2007301339A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=37101693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006194194A Pending JP2007301339A (ja) | 2006-05-12 | 2006-07-14 | 傾斜角度を変更できる背もたれ付きの椅子 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1854378A1 (ja) |
| JP (1) | JP2007301339A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021036950A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
| JP2022055659A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
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| US7681952B2 (en) * | 2008-06-06 | 2010-03-23 | Pro-Cord S.P.A. | Chair with tiltable backrest |
| US10966527B2 (en) | 2017-06-09 | 2021-04-06 | Steelcase Inc. | Seating arrangement and method of construction |
| US11259637B2 (en) | 2015-04-13 | 2022-03-01 | Steelcase Inc. | Seating arrangement |
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| KR200154297Y1 (ko) * | 1997-04-03 | 1999-08-02 | 한무길 | 등받이용 탄성가동수단을 구비한 고정의자 |
| ES2282833T3 (es) | 2004-01-26 | 2007-10-16 | Pro-Cord S.P.A. | Silla con respaldo inclinable. |
-
2006
- 2006-05-12 EP EP06425324A patent/EP1854378A1/en not_active Withdrawn
- 2006-07-14 JP JP2006194194A patent/JP2007301339A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2021036950A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
| JP7382179B2 (ja) | 2019-08-30 | 2023-11-16 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
| JP2022055659A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
| JP7647044B2 (ja) | 2020-09-29 | 2025-03-18 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP1854378A1 (en) | 2007-11-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071106 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090511 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091117 |