JP4531577B2 - ホームドア用侵入防止柵及びホームドア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホームドア装置及びこのホームドア装置に取り付けられるホームドア用侵入防止柵に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されているように、プラットホームに設置されるホームドア装置が知られている。この種のホームドア装置は、プラットホーム端部に沿ってプラットホーム上に設置されるものであり、プラットホームを線路側と乗降客のいるホーム側とに仕切ることにより、プラットホーム上で列車が来るのを待つ乗降客の安全を確保するものである。
特開平7−158340号公報
ところで、プラットホームには車両限界と建築限界とが所定の間隔をおいて設定されており、ホームドア装置はこの建築限界内で設置されることになる。この建築限界は、プラットホーム端部よりも内側に設定されているために、プラットホームに設置されたホームドア装置とプラットホーム端部との間にスペースが存在し、プラットホームによっては人が通れる程度の幅となっている。このため、このスペースを侵入路として利用する不正侵入者が現れる虞がある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ホームドア装置とプラットホーム端部との間のスペースを利用した不正侵入を防止できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、プラットホームに設置されるホームドア装置に取り付けるためのホームドア用侵入防止柵を前提として、上下に長い形状を有し、かつ前記ホームドア装置に固定可能な構造を有する支持部材と、上下に長い形状を有し、かつ幅方向の一端部が前記支持部材に固定されて前記支持部材よりも側方に張り出すように配置された防護板とを備え、前記支持部材は、前記防護板が取り付けられる固定部を備え、前記固定部は、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で上部よりも下部の方がプラットホーム端部に近づいて配置されるように構成され、前記防護板は、前記一端部が固定端となり、かつ幅方向の他端部が自由端となって側方に撓み変形可能に構成されるとともに上端部が下端部よりも幅広い形状に構成されている。
この構成では、支持部材をホームドア装置に固定することができるので、プラットホームに設置されたホームドア装置に侵入防止柵を固定することにより、このホームドア用侵入防止柵をホームドア装置のプラットホーム端部側に配設することが可能となる。そして、ホームドア装置のプラットホーム端部側のスペースを侵入路として利用する侵入者があったとしても、そのスペースにこの侵入防止柵が配置されていれば侵入路が塞がれることとなるので、不正侵入の防止を図ることができる。ここで、プラットホーム端部側のスペースにこの侵入防止柵が配置されることとなると、プラットホームに入ってくる車両との干渉の問題が生ずるおそれがあるが、本発明の侵入防止柵は、撓み変形可能な防護板が支持部材から張り出した構成なので、この防護板によって車両がダメージを受けるのを回避することができ、侵入防止柵をプラットホーム端部の近傍に配置することが可能となる。
そして、固定部の下部の方が上部よりもプラットホーム端部に近づいて配置されるように構成されるので、上側が下側よりもプラットホーム端部から内側に位置する建築限界が設定されたプラットホームに設置されるホームドア装置に取り付けられる場合に有効となる。そして、プラットホーム端部からより離れる固定部の上部に幅広の防護板の上端部が取り付けられることになるので、建築限界による制約を受けながらも、プラットホーム端部とホームドア装置との間のスペースを有効に遮断することができる。
ここで、前記支持部材は、前記防護板が取り付けられる部位が、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で建築限界の内側に収まるように配置される構成とされ、前記防護板は、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で建築限界と車両限界との間の領域まで張り出して配置されるように構成されていてもよい。
この構成では、建築限界内では支持部材によって侵入路を確実に遮断することができる。一方、建築限界を超える範囲では、可撓性を有する防護板によって侵入路を遮断することができるので、プラットホーム端部から内側に引っ込んだところに建築限界が設定されているプラットホームにおいても、ホームドア装置とプラットホーム端部との間のスペースを有効に遮断することができる。したがって、この構成によれば、車両がダメージを受けるのを確実に回避して安全を確保し、しかも前記スペースを利用した不正侵入を防止することができる。
この場合、前記防護板は、前記幅方向の他端部が、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で車両限界と略平行になるように構成されているのが好ましい。
この構成によれば、安全を確保しつつ、建築限界と車両限界との間の領域を効率よく遮断することができる。
また、前記支持部材は、前記防護板が取り付けられる部位が、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で建築限界と略平行になるように構成されているのが好ましい。
この構成によれば、建築限界の内側の領域を効率よく遮断することができる
記防護板は、EPDMからなるゴム板によって構成されているのが好ましい。
この構成では、防護板の耐候性を向上できるので、プラットホームに設置された状態で長期間に亘って防護板の弾性を維持することができる。
また、本発明は、プラットホームを軌道側とその内側のホーム側とに仕切るようにプラットホームに設置されるホームドア装置を前提として、プラットホームに据え付けられる一対のスクリーンパネルと、前記スクリーンパネル間を開閉するドアパネルと、前記スクリーンパネルの線路側に配置された前記ホームドア用侵入防止柵とを備え、前記ホームドア用侵入防止柵は、前記防護板が支持部材よりもプラットホーム端部側に張り出す姿勢で設置されている。
この発明では、侵入防止柵により、ホームドア装置のプラットホーム端部側のスペースを遮断することができるので、不正侵入を有効に防止することができる。
以上説明したように、本発明に係るホームドア用侵入防止柵によれば、プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けることができて、ホームドア装置のプラットホーム端部側のスペースを利用した不正侵入を防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1及び図2は、本発明の実施形態1に係るホームドア装置を示している。図1に示すように、ホームドア装置10は、所定の間隔をおいて配置された一対のスクリーンパネル11,11と、そのスクリーンパネル11,11の間に配置された一対のドアパネル12,12と、これらパネル11,12の上側に配置されたヘッダボックス20とを有するドアユニットを備えている。このドアユニットを多数連ねることによってホームドア装置10が構成されている。
ホームドア装置10は、プラットホーム端部16aに沿うように据え付けられることで、プラットホーム16を線路側とその内側のホーム側とに仕切っている(図2、図4参照)。ホームドア装置10の線路側には、プラットホーム端部16aとの間に人が1人通れる程度のスペースSが形成されている。乗客はホーム側で列車が来るのを待つこととなり、列車が到着してドアパネル12,12が開放されたときのみ線路側へ出られる。ドアパネル12,12は、左右に開閉する両引き式に構成されるものである。
前記ヘッダボックス20は、天井構造物に固定された梁に固定されており、このヘッダボックス20に各パネル11,12の上端部が結合されている。ヘッダボックス20には、ドアエンジンすなわちドアパネル12,12の駆動手段が配設されている。この駆動手段としては、例えばベルト駆動方式のものが採用され得る。
各スクリーンパネル11は、プラットホーム16の床面に固定された矩形状の枠体11aと、この枠体11aに嵌め込まれたガラスパネル11bとを備えている。
前記一対のスクリーンパネル11,11間には、プラットホーム16の床面からヘッダボックス20下端部までの高さを有する開口部22が形成されている。この開口部22は乗降通路を形成するものであり、ドアパネル12,12はスクリーンパネル11,11に沿って移動することにより開口部22を開閉する。
各ドアパネル12は、矩形枠体12aと、この矩形枠体12aに嵌め込まれたガラスパネル12bとを備えている。
矩形枠体12aを構成する戸先側の縦框12cには、この縦框12cから線路側に突出するように検知板26が設けられている。この検知板26は、ドアパネル12,12の閉じ動作時に線路側のスペースSに乗降客が取り残されていないことを検知するためのものである。検知板26は、縦框12cにおける下部寄りに固定された補助板26aと、この補助板26aに装着された緩衝部材26bとによって構成されている。
ホームドア装置10には、侵入防止柵30が設けられている。この侵入防止柵30は、スクリーンパネル11の線路側のスペースSを遮断して不正侵入を防止するために設けられるものである。侵入防止柵30は、開口部22を挟むようにその両側にそれぞれ配設されている。
侵入防止柵30は、図2及び図3に示すように、ホームドア装置10に固定可能な構造を有する金属製の支持部材31と、この支持部材31に固定された防護板32とを備えている。支持部材31は、鉛直に延びる支柱34と、この支柱34に斜めに延びるように固定された固定部35と、この固定部35の下端部と支柱34との間に架設された支持部36とを備え、上下に長い三角枠体状に構成されている。
支柱34は、下端部がプラットホーム16の床面に固定される一方、上端部がヘッダボックス20の下端部に固定されている。すなわち、プラットホーム16の床面にはアンカーボルト40が固定される一方、支柱34の下端部には、ボルト挿通孔が形成された支持板34aが設けられていて、このボルト挿通孔にアンカーボルト40を挿通してナットを螺合することにより、支柱34の下端部はプラットホーム16の床面に固定されている。
支柱34の上端部には、ボルト挿通孔が設けられていて、このボルト挿通孔に挿通されたボルト42をヘッダボックス20の下端部に螺合させることで支柱34の上端部がヘッダボックス20に締結されている。
固定部35は、建築限界Aに沿うように配設されている。建築限界Aは、車両Bの揺れ等を考慮して車両Bが通過する範囲の境界として設定される車両限界Cとは所定の間隔をおいて設定されるものであり、路線に応じて各プラットホーム16ごとに所定の形態に設定されるものである。このプラットホーム16の建築限界Aは、例えば、プラットホーム16の床面ではプラットホーム端部16aのすぐ近傍に設定される一方、車両Bの高さに対応する範囲において、上側ほどプラットホーム端部16aから内側へ入り込むような傾斜に設定されている。そして、固定部35は、建築限界Aの内側ぎりぎりのところで建築限界Aと平行に配置されている。この構成により、ホームドア装置10の線路側(プラットホーム端部16a側)のスペースSのうち、建築限界A内の領域S1は、支持部材31によって人が通れないように塞がれている。なお、前記検知板26も、建築限界A内に収まるように配設されている。
前記防護板32は、上下に長い略逆三角形状を有している。防護板32は、その幅方向の一端部(内端部)32aが固定部35に固定され、この固定部35に対してプラットホーム端部16a側へ張り出すように配置されている。
固定部35の上端部に接合された防護板32の上端部は、固定部35の中間部に接合された下端部よりも幅広に形成されていて、幅方向の他端部(外端部)32bは、建築限界Aと車両限界Cとの間に配置されて、プラットホーム端部16aのほぼ真上を車両限界Cと略平行な方向に延びている。そして、防護板32は、線路側のスペースSのうちプラットホーム端部16aを含む鉛直面と建築限界Aとの間の領域S2内にほぼ収まるように配置されている。すなわち、固定部35が、上側ほどプラットホーム端部16aから離れるように傾斜しているので、防護板32を上側ほど幅広に形成することにより、プラットホーム端部16aから線路側へほとんど突出しないようにしつつ、前記領域S2を概ねに塞ぐことができるようになっている。
この実施形態1では、固定部35の上半部分にだけ防護板32が配設されるだけでも前記領域S2を概ね塞ぐことができるようになっているが、固定部35の位置関係によっては防護板32を固定部35の長さ方向のほぼ全体に亘って設ける構成としてもよい。
防護板32は、固定部35に固定された内端部32aを固定端とし、建築限界Aからはみ出した外端部32bを自由端として側方に撓み変形可能に構成されている。すなわち、防護板32は、外端部32bが車両Bの進行方向に変位するように撓み変形可能な可撓性を有している。防護板32は、ゴム板によって構成されており、例えばその材質としてEPDMが採用されている。
侵入防止柵30は、図4(a)(b)に示すように、開口部22から少しずれたところに配置されている。すなわち、侵入防止柵30は、ドアパネル12が開き位置にあるときの検知板26よりも開口部22から離れた位置に設置されている。これにより、ドアパネル12が開放されたときにも検知板26と干渉しないようになっている。
以上のように構成されたホームドア装置10の動作について説明する。列車が入線していないときには、ドアパネル12は、図4(a)に示す閉じ位置にある。この閉じ位置では、両ドアパネル12,12によって開口部22が閉鎖されているために、ホーム側の乗降客は線路側に出られない。このときには、線路側のスペースSを利用した不正侵入が発生する虞はないと考えられる。
そして、プラットホーム16に列車が到着して側扉を開放するのに合わせて、ドアパネル12は、スクリーンパネル11の線路側の面に沿って開放動作し、図4(b)に示す開き位置まで移動して開口部22が開放される。
このとき、スクリーンパネル11の線路側のスペースSは、侵入防止柵30によって遮断されている。この結果、このスペースSを侵入路として利用する不正侵入者があったとしても、そのスペースSにこの侵入防止柵30が配置されていれば侵入路が塞がれることとなるので、不正侵入の防止を図ることができる。ここで、線路側のスペースSにこの侵入防止柵30が配置されることとなると、プラットホーム16に入ってくる車両との干渉の問題が生ずることになるが、侵入防止柵30が、撓み変形可能な防護板32が支持部材31から張り出した構成となっていて、万が一車両Bとの干渉が発生した場合でも防護板32と干渉するのみであるので、この防護板32によって車両Bがダメージを受けるのを回避することができ、侵入防止柵30をプラットホーム端部16aの近傍まで張り出させて配置することが可能となる。なお、防護板32が撓み変形可能となっていることから、不正侵入を確実に防止できないのでは、という懸念が生ずるものの、侵入防止柵30が設置されて線路側のスペースSが塞がれているだけで不正侵入の試みに対する抑止力となり得る。したがって、可撓性を有するものであっても、不正侵入防止に対して非常に有効なものとなる。
特に、本実施形態では、支持部材31が建築限界A内に設置される一方、防護板32が建築限界Aからはみ出た位置に設置されるようにしているので、建築限界A内では支持部材31によって侵入路を確実に遮断することができる一方、建築限界Aと車両限界Cとの間の範囲では、可撓性を有する防護板32によって侵入路を遮断することができる。この結果、プラットホーム端部16aから内側に引っ込んだところに建築限界Aが設定されているプラットホーム16においても、ホームドア装置10とプラットホーム端部16aとの間のスペースSを有効に遮断することができ、車両Bのダメージを確実に回避して安全を確保しつつ、前記スペースSを利用した不正侵入を有効に防止することができる。
また、本実施形態では、防護板32を略逆三角形状としているので、建築限界Aによる制約を受けながらも、プラットホーム端部16aとホームドア装置10との間のスペースSを効率的に遮断することができる。
また、本実施形態では、防護板32をEPDMからなるゴム板によって構成したので、防護板32の耐候性を向上でき、プラットホーム16に設置された状態で長期間に亘って防護板32の弾性を維持することができる。
なお、本実施形態では、侵入防止柵30の支柱部材31をヘッダボックス20および床面に固定する構成としたが、侵入防止柵30をドアパネル12の開閉移動範囲から外れたところに配設するようなときには、支柱部材31がスクリーンパネル11に固定される構成としてもよい。
参考例
図5(a)(b)は参考例を示す。尚、ここでは、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この参考例に係る侵入防止柵30は、建築限界A及び車両限界Cが車両Bの高さ範囲内において鉛直方向に設定されたプラットホーム16に設置されるホームドア装置10に取り付けられるものである。
この侵入防止柵30の支持部材31は、鉛直方向に延びる支柱状部材によって構成されている。この支持部材31の下端部はプラットホーム16の床面に固定され、上端部はヘッダボックス20に固定されている。言い換えると、支持部材31は、ヘッダボックス20とともに建築限界Aの内側に配設されている。
防護板32は、上下方向に長い矩形板状に構成されるとともに、支持部材31に対してプラットホーム端部16a側に配置されてこの支持部材31によって片持ち支持されている。そして、この防護板32は、内端部32aが建築限界Aの内側を鉛直方向に延びるように配置されるとともに、外端部32bがプラットホーム端部16aのほぼ真上で且つ建築限界Aと車両限界Cとの間を鉛直方向に延びるように配置されている。防護板32の内端部32aは建築限界Aと略平行になっていて、防護板32の外端部32bは車両限界Cと略平行になっている。本参考例では、防護板32は、プラットホーム端部16aよりも僅かに線路側に突出している。
防護板32は、前記実施形態1と異なり、支持部材31の長さ方向のほぼ全体に亘って設けられている。この結果、本参考例では、ホームドア装置10よりもプラットホーム端部16a側のスペースSのうち建築限界A内の領域S1は、開口部22のほほ全体の高さ範囲に亘って支持部材31と防護板32とによって塞がれ、建築限界Aを超える領域S2は、開口部22のほぼ全体の高さ範囲に亘って防護板32によって塞がれている。
参考例によれば、建築限界Aがほぼ鉛直方向に設定されたプラットホーム16に設置されるホームドア装置10に取り付けられる場合に有効である。そして、実施形態1と同様に、ホームドア装置10とプラットホーム端部16aとの間のスペースSを有効に遮断することができ、車両Bのダメージを確実に回避して安全を確保しつつ前記スペースSを利用した不正侵入を有効に防止することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記実施形態1と同様である。
(実施形態
図6(a)(b)は本発明の実施形態を示す。尚、ここでは、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この実施形態に係るホームドア装置10では、ドアパネル12の閉動作時に線路側に取り残された乗降客を検出する手段として、実施形態1の検知板26に代え、プラットホーム16に固定された検知手段50が設けられている。
この実施形態に係る侵入防止柵30は、開口部22の高さ範囲内で建築限界Aが段差状に形成されているプラットホーム16に設置されるホームドア装置10に取り付けられるものである。建築限界Aは、開口部22の中間高さ位置に段差部が形成されていて、この段差部よりも上側の上部建築限界A1が、段差部よりも下側の下部建築限界A2よりも内側、即ちプラットホーム端部16aから離れている設定とされている。開口部22の高さ範囲内では、上部建築限界A1及び下部建築限界A2の何れも、鉛直方向に延びるような設定となっている。
検知手段50は、プラットホーム16に立設された一対のセンサポール51と、このセンサポール51の適切な高さのところに取り付けられたセンサ部52とを備えている。
センサポール51は、開口部22を挟んでその両側にそれぞれ配置されている。これら各センサポール51は、角柱状に形成されるものであり、それぞれ下部建築限界A2内に収まるように設けられている。すなわち、センサポール51は、その高さが下部建築限界A2の高さよりも低く、下部建築限界A2とドアパネル11との間の間隙幅よりも細く形成されている。
センサ部52は、例えば光電管によって構成されていて、一方のセンサポール51に配置された投光器と、他方のセンサポール51に配置された受光器(図示省略)とを備えている。受光器は、投光器と同じ高さに設置されていて、投光器からの出射光を受光可能に構成されている。そして、ドアパネル12の閉動作時において、投光器から出射された光が受光器によって受光されないと、開口部22の線路側に乗降客が取り残されていると判断される。
侵入防止柵30は、両センサポール51を両側から挟むように配置されている。言い換えると、各侵入防止柵30は、センサポール51に対して開口部22から離れた位置に配置されている。したがって、侵入防止柵30が検知手段50による検知の邪魔になることはない。
侵入防止柵30の支持部材31は、支柱34と、この支柱24に接合された下部防護部38とを備えている。支柱34の下端部はプラットホーム16の床面に固定され、上端部はヘッダボックス20に固定されている。
下部防護部38は、鉤状に構成されるものであり、支柱34に対してプラットホーム端部16a側に突出するように配置されている。この下部防護部38は、上端部が支柱34における中間部、より具体的には下部建築限界A2の高さよりも低い中間部に接合される一方、下端部がプラットホーム16の床面に固定されている。この下部防護部38により、下部建築限界A2内の領域が塞がれている。
一方、ホームドア装置10のプラットホーム端部16a側のスペースSのうち、上部建築限界A1の内側と外側の領域は、防護板32によって概ね塞がれている。具体的には、防護板32は、支柱34における下部防護部38の上側部に固定されている。そして、防護板32の内端部32aが上部建築限界A1内で支柱34に固定される一方、外端部32bは上部建築限界A1と車両限界Cとの間に位置している。
防護板32は、上端部が下端部よりも幅広の台形状に形成されていて、外端部32bが車両限界Cに略平行になるように構成されている。なお、防護板32は、外端部32bが上部建築限界A1に沿うように縦長の矩形状に形成されていてもよい。
したがって、本実施形態によれば、ホームドア装置10の近傍(プラットホーム端部16aから内側に離れた位置)に設定された上部建築限界A1に対しては、その内側及び外側の領域を可撓性を有する防護板32で塞ぐ一方、プラットホーム端部16aの近傍に設定された下部建築限界A2に対しては、その内側の領域を剛性の高い下部防護部38によって塞ぐようにしているので、車両Bのダメージを確実に回避して安全を確保しつつ前記スペースSを利用した不正侵入を有効に防止することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1に係るホームドア装置の全体構成を示す正面図である。 図1のII−II線における概略断面図である。 前記ホームドア装置に取り付けられたホームドア用侵入防止柵の正面図である。 前記ホームドア装置を部分的に示す上面図であり、(a)はドアパネルが閉じ位置にある状態を、(b)はドアパネルが開き位置にある状態を示している。 (a)は参考例に係るホームドア装置を示す概略図であり、(b)はこのホームドア装置に取り付けられたホームドア用侵入防止柵を示す概略図である。 (a)は本発明の実施形態に係るホームドア装置を示す概略図であり、(b)はこのホームドア装置に取り付けられたホームドア用侵入防止柵を示す概略図である。
16 プラットホーム
16a プラットホーム端部
30 侵入防止柵
31 支持部材
32 防護板
32a 内端部
32b 外端部
35 固定部
A 建築限界
C 車両限界

Claims (6)

  1. プラットホームに設置されるホームドア装置に取り付けるためのホームドア用侵入防止柵であって、
    上下に長い形状を有し、かつ前記ホームドア装置に固定可能な構造を有する支持部材と、
    上下に長い形状を有し、かつ幅方向の一端部が前記支持部材に固定されて前記支持部材よりも側方に張り出すように配置された防護板とを備え、
    前記支持部材は、前記防護板が取り付けられる固定部を備え、
    前記固定部は、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で上部よりも下部の方がプラットホーム端部に近づいて配置されるように構成され、
    前記防護板は、前記一端部が固定端となり、かつ幅方向の他端部が自由端となって側方に撓み変形可能に構成されるとともに上端部が下端部よりも幅広い形状に構成されていることを特徴とするホームドア用侵入防止柵。
  2. 前記支持部材は、前記防護板が取り付けられる部位が、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で建築限界の内側に収まるように配置される構成とされ、
    前記防護板は、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で建築限界と車両限界との間の領域まで張り出して配置されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のホームドア用侵入防止柵。
  3. 前記防護板は、前記幅方向の他端部が、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で車両限界と略平行になるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のホームドア用侵入防止柵。
  4. 前記支持部材は、前記防護板が取り付けられる部位が、前記プラットホームに設置されたホームドア装置に取り付けられた状態で建築限界と略平行になるように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のホームドア用侵入防止柵。
  5. 前記防護板は、EPDMからなるゴム板によって構成されていることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のホームドア用侵入防止柵。
  6. プラットホームを線路側とその内側のホーム側とに仕切るようにプラットホームに設置されるホームドア装置であって、
    プラットホームに据え付けられる一対のスクリーンパネルと、
    前記スクリーンパネル間を開閉するドアパネルと、
    前記スクリーンパネルの線路側に配置され、請求項1からの何れか1項に記載のホームドア用侵入防止柵とを備え、
    前記ホームドア用侵入防止柵は、前記防護板が支持部材よりもプラットホーム端部側に張り出す姿勢で設置されていることを特徴とするホームドア装置。
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