JP4527828B2 - 画面データ作成装置、画面データ作成方法および画面データ作成処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画面データ作成装置、画面データ作成方法および画面データ作成処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラマブルコントローラ等の外部装置に接続可能な表示装置のための画面データを作成する画面データ作成装置、画面データ作成方法および画面データ作成プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
被制御機器をシーケンシャルに制御するためにプログラマブルコントローラが用いられている。プログラマブルコントローラには、スイッチ、センサ等の入力機器および電磁開閉器、リレー、ソレノイド、モータ、シリンダ等の出力機器が接続される。このプログラマブルコントローラは、予め作成された制御プログラムに従って被制御機器を制御する。
【0003】
また、プログラマブルコントローラ内のメモリには、種々のデバイスが割り付けられる。ここで、デバイスとは、制御プログラム上で用いられるリレー(入力リレー、出力リレー、入出力リレー、補助リレー等)、タイマ、カウンタ、データメモリ等の要素をいう。デバイスには、メモリ上の1ビットの領域からなるビットデバイス(リレー、カウンタおよびタイマの接点等)と、メモリ上の1または複数ワードの領域からなるワードデバイス(タイマおよびカウンタの設定値、タイマおよびカウンタの現在値、データメモリ等)とがある。これらのデバイスは、デバイス種別およびデバイス番号からなるデバイス情報により特定される。すなわち、デバイス種別およびデバイス番号を用いてデバイスが割り付けられたメモリ上のアドレスが特定される。デバイス種別は、デバイスの名称を表し、デバイス番号は、同一デバイス種別の複数のデバイスを識別するために付された番号である。
【0004】
プログラマブルコントローラによる被制御機器の制御動作に伴ってデバイスの状態が変化する。例えば、入力リレー等のビットデバイスのオンオフや、データメモリ等のワードデバイスのデータ値が変化する。
【0005】
プログラマブルコントローラのデバイスの状態を表示するために表示装置が用いられる。この表示装置は、デバイスの状態を表示するだけでなく、プログラマブルコントローラのデバイスの状態を設定するためにも用いられる。
【0006】
表示装置のディスプレイには、種々の表示画面を表示することができる。表示装置の表示画面は、画面データ作成装置により予め画面データとして作成される。画面データ作成装置により作成された画面データは、表示装置内のメモリに転送されて格納される。メモリに格納された画面データに基づいて表示装置のディスプレイに表示画面が表示される。
【0007】
画面データ作成装置においては、編集画面上に種々の部品を配置することにより種々の表示画面を作成することができる。ここで、部品とは、表示画面を構成する表示画面の構成要素をいう。
【0008】
表示画面の部品には、プログラマブルコントローラの任意のデバイスを割り付けることができる。それにより、プログラマブルコントローラのデバイスの状態を表示画面の部品により表示することができる。例えば、部品としてランプを配置し、そのランプをプログラマブルコントローラの100番の入力リレーに割り付けた場合には、ランプにより100番の入力リレーのオンオフを表示することができる。
【0009】
また、表示装置のディスプレイにはタッチパネルが設けられており、表示画面の部品によりプログラマブルコントローラのデバイスの状態を設定することもできる。例えば、部品としてスイッチを配置し、そのスイッチをプログラマブルコントローラの200番のタイマの接点に割り付けた場合には、表示画面上のスイッチを押すことにより200番のタイマの接点をオンオフさせることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、画面データ作成装置の編集画面上に種々の部品を配置することにより種々の表示画面を作成することができる。しかしながら、表示装置のメモリの記憶容量には制限があるため、表示装置内のメモリに転送してディスプレイに表示可能な画面データの容量にも限界がある。
【0011】
そこで、従来の画面データ作成装置には、作成された画面データの容量が表示装置で表示可能な範囲内にあるか否かを判定するチェック機能が設けられている。画面データ作成装置により作成された画面データの容量が表示装置で表示可能な範囲内にある場合には、画面データ作成装置の画面上に「正常」と表示され、作成された画面データの容量が表示可能な範囲を超えている場合には、画面データ作成装置の画面上に「異常」と表示される。それにより、ユーザは画面データ作成装置により作成した画面データが表示装置で表示可能であるか否かを把握することができる。
【0012】
しかしながら、チェック機能による判定結果が「正常」となった場合には、さらにどの程度の量の画面データを追加することが可能であるかを明確に把握することができない。一方、チェック機能による判定結果が「異常」となった場合には、どの程度の量の画面データを削除すれば表示装置で表示可能になるかを明確に把握することができない。そのため、各部品を編集画面上に配置するごとに頻繁にチェック機能による判定を行い、編集画面上から部品を削除するごとに頻繁にチェック機能による判定を行う必要が生じる。したがって、適切な容量の画面データにより構成される表示画面を効率良く作成することが困難となる。
【0013】
本発明の目的は、作成された画面データの量と表示装置に表示可能な画面データの量との関係を容易に把握することができる画面データ作成装置、画面データ作成方法および画面データ作成プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
(1)第1の発明
第1の発明に係る画面データ作成装置は、制御プログラムに従って被制御機器を制御する制御装置からデータを取得する取得手段と、表示画面に対応する画面データを記憶する記憶部と、取得手段により取得されたデータを記憶部に記憶された画面データに基づいて表示する表示部とを有する表示装置のために画面データを作成する画面データ作成装置であって、編集画面を有し、編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面を作成する作成手段と、作成手段により作成された表示画面に対応する画面データを記憶する記憶手段と、表示装置の記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と記憶手段に記憶された画面データの量に関する現在値とを表示する表示手段とを備え、作成手段は、編集画面上に配置された表示画面の構成要素に制御装置において用いられる制御プログラム上の要素を対応付ける機能を有し、記憶手段は、表示画面の構成要素と制御プログラム上の要素との対応付けを表示画面に対応する画面データとともに記憶し、表示手段は、表示画面の構成要素に関する制限値および記憶手段に記憶された表示画面の構成要素に関する現在値をさらに表示するものである。
【0015】
本発明に係る画面データ作成装置においては、作成手段により編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面が作成され、作成された表示画面に対応する画面データが記憶手段に記憶される。また、表示装置の記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と記憶手段に記憶された画面データの量に関する現在値とが表示手段により表示される。
【0016】
ユーザは、表示された制限値と現在値とを対比することにより、作成された表示画面に対応する画面データの量と表示装置に表示可能な画面データの量との関係を容易に把握することができる。それにより、画面データの量に関する現在値が制限値を超えていない場合に、どの程度の量の画面データを追加することが可能であるかを明確に把握することができる。また、画面データの量に関する現在値が制限値を超えている場合に、どの程度の量の画面データを削除すれば表示装置で表示可能になるかを明確に把握することができる。したがって、表示装置に表示可能な適切な量の画面データにより構成される表示画面を効率良く作成することができる。
作成手段により編集画面上に配置された表示画面の構成要素に制御装置の制御プログラム上の要素が対応付けられた場合、表示画面の構成要素と制御プログラム上の要素との対応付けが表示画面に対応する画面データとともに記憶手段に記憶される。また、表示画面の構成要素に関する制限値および記憶手段に記憶された表示画面の構成要素に関する現在値が表示手段によりさらに表示される。
それにより、ユーザは、表示画面の構成要素に関する制限値と現在値との関係を容易に把握することができる。したがって、表示画面の作成時に表示画面の構成要素と制御装置の制御プログラム上の要素との対応付けを効率的に行うことができる。
【0017】
(2)第2の発明
第2の発明に係る画面データ作成装置は、第1の発明に係る画面データ作成装置の構成において、表示手段は、作成手段により複数の表示画面が作成された場合に、各表示画面の単位で当該表示画面に対応する画面データの量に関する制限値と当該表示画面に対応する画面データの量に関する現在値とを表示するものである。
【0018】
この場合、各表示画面の単位で当該表示画面に対応する画面データの量に関する制限値と当該表示画面に対応する画面データの量に関する現在値とを容易に対比することができる。したがって、ユーザは、当該表示画面に対応する画面データの量に関する現在値が制限値を超えていない場合に、当該表示画面においてどの程度の量の画面データを追加することが可能であるかを明確に把握することができ、当該表示画面に対応する画面データの量に関する現在値が制限値を超えている場合に、当該表示画面においてどの程度の量の画面データを削除すれば表示装置で表示可能になるかを明確に把握することができる。
【0019】
(3)第3の発明
第3の発明に係る画面データ作成装置は、第1または第2の発明に係る画面データ作成装置の構成において、表示手段は、作成手段により複数の表示画面が作成された場合に、複数の表示画面に対応する画面データの量に関する制限値と複数の表示画面に対応する画面データの量に関する現在値とを表示するものである。
【0020】
この場合、複数の表示画面に対応する画面データの量に関する制限値と複数の表示画面に対応する画面データの量に関する現在値とを容易に対比することができる。したがって、ユーザは、複数の表示画面に対応する画面データの量に関する現在値が制限値を超えていない場合に、全体としてどの程度の量の画面データを追加することが可能であるかを明確に把握することができ、複数の表示画面に対応する画面データの量に関する現在値が制限値を超えている場合に、全体としてどの程度の量の画面データを削除すれば表示装置で表示可能になるかを明確に把握することができる。
【0024】
)第の発明
の発明に係る画面データ作成装置は、第1〜第のいずれかの発明に係る画面データ作成装置の構成において、表示手段は、記憶手段に記憶された画面データの量に関する現在値が表示装置の記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値を超えているか否かを判定し、判定結果をさらに表示するものである。
【0025】
この場合、記憶手段に記憶された画面データの量に関する現在値が表示装置の記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値を超えているか否かが判定され、判定結果が表示手段により表示されるので、ユーザは、作成された表示画面が表示装置の表示部に表示可能であるか否かを容易に把握することができる。
【0026】
)第の発明
の発明に係る画面データ作成方法は、制御プログラムに従って被制御機器を制御する制御装置からデータを取得する取得手段と、表示画面に対応する画面データを記憶する記憶部と、取得手段により取得されたデータを記憶部に記憶された画面データに基づいて表示する表示部とを有する表示装置のために画面データを作成する画面データ作成方法であって、編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面を作成するステップと、作成された表示画面に対応する画面データを記憶するステップと、表示装置の記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と記憶された画面データの量に関する現在値とを表示するステップとを備え、作成するステップは、編集画面上に配置された表示画面の構成要素に制御装置において用いられる制御プログラム上の要素を対応付けるステップを含み、記憶するステップは、表示画面の構成要素と制御プログラム上の要素との対応付けを表示画面に対応する画面データとともに記憶するステップを含み、表示するステップは、表示画面の構成要素に関する制限値および記憶された表示画面の構成要素に関する現在値をさらに表示するステップを含むものである。
【0027】
本発明に係る画面データ作成方法においては、編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面が作成され、作成された表示画面に対応する画面データが記憶される。また、表示装置の記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と記憶された画面データの量に関する現在値とが表示される。
【0028】
ユーザは、表示された制限値と現在値とを対比することにより、作成された表示画面に対応する画面データの量と表示装置に表示可能な画面データの量との関係を容易に把握することができる。それにより、画面データの量に関する現在値が制限値を超えていない場合に、どの程度の量の画面データを追加することが可能であるかを明確に把握することができる。また、画面データの量に関する現在値が制限値を超えている場合に、どの程度の量の画面データを削除すれば表示装置で表示可能になるかを明確に把握することができる。したがって、表示装置に表示可能な適切な量の画面データにより構成される表示画面を効率良く作成することができる。
編集画面上に配置された表示画面の構成要素に制御装置の制御プログラム上の要素が対応付けられた場合、表示画面の構成要素と制御プログラム上の要素との対応付けが表示画面に対応する画面データとともに記憶される。また、表示画面の構成要素に関する制限値および記憶された表示画面の構成要素に関する現在値がさらに表示される。
それにより、ユーザは、表示画面の構成要素に関する制限値と現在値との関係を容易に把握することができる。したがって、表示画面の作成時に表示画面の構成要素と制御装置の制御プログラム上の要素との対応付けを効率的に行うことができる。
【0029】
)第の発明
の発明に係る画面データ作成プログラムを記録した記録媒体は、制御プログラムに従って被制御機器を制御する制御装置からデータを取得する取得手段と、表示画面に対応する画面データを記憶する記憶部と、取得手段により取得されたデータを記憶部に記憶された画面データに基づいて表示する表示部とを有する表示装置のために画面データを作成する画面データ作成処理を行う画面データ作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、画面データ作成プログラムは、編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面を作成する処理と、作成された表示画面に対応する画面データを記憶する処理と、表示装置の記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と記憶された画面データの量に関する現在値とを表示する処理とを、コンピュータに実行させ、作成する処理は、編集画面上に配置された表示画面の構成要素に制御装置において用いられる制御プログラム上の要素を対応付ける処理を含み、記憶する処理は、表示画面の構成要素と制御プログラム上の要素との対応付けを表示画面に対応する画面データとともに記憶する処理を含み、表示する処理は、表示画面の構成要素に関する制限値および記憶された表示画面の構成要素に関する現在値をさらに表示する処理を含むものである。
【0030】
本発明に係る画面データ作成プログラムによれば、編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面が作成され、作成された表示画面に対応する画面データが記憶される。また、表示装置の記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と記憶された画面データの量に関する現在値とが表示される。
【0031】
ユーザは、表示された制限値と現在値とを対比することにより、作成された表示画面に対応する画面データの量と表示装置に表示可能な画面データの量との関係を容易に把握することができる。それにより、画面データの量に関する現在値が制限値を超えていない場合に、どの程度の量の画面データを追加することが可能であるかを明確に把握することができる。また、画面データの量に関する現在値が制限値を超えている場合に、どの程度の量の画面データを削除すれば表示装置で表示可能になるかを明確に把握することができる。したがって、表示装置に表示可能な適切な量の画面データにより構成される表示画面を効率良く作成することができる。
編集画面上に配置された表示画面の構成要素に制御装置の制御プログラム上の要素が対応付けられた場合、表示画面の構成要素と制御プログラム上の要素との対応付けが表示画面に対応する画面データとともに記憶される。また、表示画面の構成要素に関する制限値および記憶された表示画面の構成要素に関する現在値がさらに表示される。
それにより、ユーザは、表示画面の構成要素に関する制限値と現在値との関係を容易に把握することができる。したがって、表示画面の作成時に表示画面の構成要素と制御装置の制御プログラム上の要素との対応付けを効率的に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は表示装置およびプログラマブルコントローラの構成の一例を示すブロック図である。また、図2は本発明の一実施例における画面データ作成装置の構成を示すブロック図である。
【0033】
図1において、表示装置100は、通信制御部110、ディスプレイ120、表示制御部130、タッチパネル140、入力制御部150、CPU(中央演算処理装置)160、書き換え可能なROM(リードオンリメモリ)170およびRAM(ランダムアクセスメモリ)180を含む。本実施例では、ROM170としてフラッシュROMが用いられる。
【0034】
一方、プログラマブルコントローラ200は、通信制御部210、CPU220、メモリ230、入力部240および出力部250を含む。
【0035】
表示装置100の通信制御部110は、プログラマブルコントローラ200等の外部装置との通信を制御する。本実施例では、表示装置100の通信制御部110はプログラマブルコントローラ200とシリアル通信を行う。ディスプレイ120は、外部装置から受信したデータの状態を後述する表示画面に表示する。表示制御部130は、CPU160からの指令に従ってディスプレイ120の表示動作を制御する。
【0036】
タッチパネル140は、ディスプレイ120に重ねて設けられ、プログラマブルコントローラ200のメモリ230に設定するデータの入力およびディスプレイ120の表示状態の変更のための入力手段として用いられる。入力制御部150は、CPU160からの指令に従ってタッチパネル140の入力動作を制御する。
【0037】
ROM170には、通信制御部110、表示制御部130および入力制御部150の動作を制御するシステムプログラムが記憶されるとともに、図2の画面データ作成装置により作成された画面データが記憶される。CPU160は、ROM170に記憶されたシステムプログラムをRAM180上で実行し、通信制御部110、表示制御部130および入力制御部150に各種指令を与えるとともに、画面データに基づく表示画面をディスプレイ120に表示させる。
【0038】
一方、プログラマブルコントローラ200の通信制御部210は、表示装置100等の外部装置との通信を制御する。本実施例では、通信制御部210は、表示装置100とシリアル通信を行う。メモリ230には、プログラマブルコントローラ用プラグラム作成装置により作成された制御プログラムが記憶されるとともに、各種デバイスが割り付けられる。
【0039】
入力部240には、スイッチ、センサ等の入力機器が接続され、出力部250には、電磁開閉器、リレー、ソレノイド、モータ、シリンダ等の出力機器が接続される。CPU220は、メモリ230に記憶された制御プログラムを実行する。CPU220による制御プログラムの実行に伴ってメモリ230に割り付けられたデバイスの状態が変化する。
【0040】
図2において、画面データ作成装置300は、通信制御部310、ディスプレイ320、入力装置330、ROM340、CPU350、RAM360、記録媒体駆動装置370および外部記憶装置380を含む。
【0041】
通信制御部310は、表示装置100との通信を制御する。ディスプレイ320は、液晶表示パネル、CRT(陰極線管)等からなり、編集画面およびその編集画面上に作成される表示画面を表示する。入力装置330は、キーボード、マウス等からなり、表示画面の作成時に各種部品を配置するとともに指令を入力するために用いられる。
【0042】
ROM340にはシステムプログラムが記憶される。記録媒体駆動装置370は、CD−ROMドライブ、フロッピィディスクドライブ等からなり、CD−ROM、フロッピィディスク等の記録媒体371に対してデータの読み書きを行う。記録媒体371には、画面データを作成するための画面データ作成プログラムが記録されている。外部記憶装置380は、ハードディスク装置等からなり、記録媒体駆動装置370を介して記録媒体371から読み込まれた画面データ作成プログラムを記憶する。
【0043】
CPU350は、外部記憶装置380に記憶された画面データ作成プログラムをRAM360上で実行し、通信制御部310、ディスプレイ320および入力装置330を制御する。
【0044】
本実施例の画面データ作成装置300は、例えばパーソナルコンピュータと、記録媒体371に記録された画面データ作成プログラムとにより構成される。
【0045】
なお、画面データ作成プログラムを記録する記録媒体371として、ROM等の半導体メモリ、ハードディスク等の種々の記録媒体を用いることができる。また、画面データ作成プログラムを通信回線等の通信媒体を介して外部記憶装置380にダウンロードし、RAM360上で実行してもよい。この場合、通信媒体が記録媒体に相当する。
【0046】
本実施例では、図2のディスプレイ320、入力装置330およびCPU350が作成手段に相当し、RAM360が記憶手段に相当し、ディスプレイ320が表示手段に相当する。また、図1のプログラマブルコントローラ200が制御装置に相当する。さらに、通信制御部110が取得手段に相当し、ROM170が記憶部に相当し、ディスプレイ120が表示部に相当する。
【0047】
図3は図2の画面データ作成装置300により作成される表示画面の一例を示す図である。
【0048】
図3に示すように、図2のディスプレイ320に編集ウィンドウ321が表示される。編集ウィンドウ321内で表示画面500が作成および編集される。この表示画面500に対応する画面データを表示装置100のROM170に転送することにより、ディスプレイ120に表示画面500を表示させることができる。表示画面500は、編集ウィンドウ321上に種々の部品(オブジェクト)を配置することにより作成される。
【0049】
ここで、部品とは、表示画面の構成要素をいう。部品としては、例えば、ランプ、スイッチ、ランプスイッチ、数値表示、文字表示、数値テーブル、メッセージ表示、アラーム表示、メータ、グラフ等がある。
【0050】
これらの部品には、プログラマブルコントローラ200のデバイスを割り付けることができる。例えば、ランプは、割り付けられたデバイスの状態を表示するために用いられる。また、スイッチは、割り付けられたデバイスの状態を設定するために用いられる。さらに、ランプスイッチは、割り付けられたデバイスの状態を表示するとともにそのデバイスの状態を設定するために用いられる。
【0051】
図3の例では、「運転」501はランプスイッチである。「運転」501を押すと、その「運転」501が光った状態になるとともに、「運転」501に割り付けられたプログラマブルコントローラ200のデバイスの状態が設定される。例えば、「運転」501にビットデバイスが割り付けられている場合には、「運転」501を押すことによりそのビットデバイスをオンさせることができる。
【0052】
また、「停止中」502はランプである。この「停止中」502は、割り付けられたデバイスが停止状態になったときに点灯する。例えば、「停止中」502にビットデバイスが割り付けられている場合には、そのビットデバイスがオフしたときに「停止中」502が点灯する。
【0053】
「操作パネル」503は、プログラマブルコントローラ200のデバイスに割り付けられていない文字表示である。さらに、「メニュー」504は、後述する複数のウィンドウを切り替えるために用いられる。この「メニュー」504は、プログラマブルコントローラ200のデバイスに割り付けられておらず、表示装置200の内部の処理に関連する。
【0054】
図4、図5および図6は図2の画面データ作成装置300による表示画面の作成手順の一例を示す図である。
【0055】
図4に示すように、図2のディスプレイ320の編集画面321内に作画領域322が表示される。図5に示すように、部品一覧表画面323を開き、その部品一覧表画面323から部品324を選択してドラッグアンドドロップで作画領域322上に配置する。また、編集画面321の上部のツールバー325に表示されているスイッチ、ランプ等の部品の種類(図示せず)を選択して作画領域322に部品を配置することもできる。
【0056】
次に、図6に示すように、作画領域322に配置した部品324をダブルクリックすることによりデバイス情報設定画面326を開く。デバイス情報設定画面326においてデバイス種別およびデバイス番号を設定することにより部品324をプログラマブルコントローラ200のデバイスに割り付ける。図6の例では、部品324が100番のビットデバイスに割り付けられたスイッチおよび200番のビットデバイスに割り付けられたランプに設定されている。
【0057】
図5および図6の手順を繰り返すことにより図3の表示画面500を作成することができる。作成された表示画面500は、画面データとしてRAM360に記憶される。RAM360に記憶された画面データは、図1の表示装置100のROM170に転送されて保存される。また、RAM360に記憶された画面データをファイルとして外部記憶装置380に格納することもできる。
【0058】
本実施例の画面データ作成装置300では、複数のページからなる表示画面を作成することができる。図7に示すように、1つのページは1つのベース画面Bおよび3つのウィンドウ画面W1,W2,W3により構成される。
【0059】
ベース画面Bとは、そのページに切り替えたときに必ず表示される画面であり、ウィンドウ画面W1,W2,W3とは、ベース画面Bに重ねて表示可能な画面である。例えば、ウィンドウ画面W1にはテンキーが表示される。
【0060】
ウィンドウ画面W1,W2は、そのページ内のベース画面Bに対応付けられている。例えば、ページNo.1において表示可能なウィンドウ画面W1,W2はページNo.2においては設定の変更を行わない限り表示できない。
【0061】
これに対して、ウィンドウ画面W3は、そのページ内のベース画面Bに対応付けられているが、他のページにおいても表示可能となっている。例えば、異常を知らせる警報をウィンドウ画面W3に作成しておくと、異常の発生時に、現在表示されているページに警報を強制的に表示させることができる。
【0062】
図8は図2の画面データ作成装置300により作成される画面データの構成を示す模式図である。
【0063】
画面データ181は、共通情報、画面構成データ、イメージデータ、アラーム・メッセージデータおよび重なりデータにより構成される。
【0064】
共通情報は、表示画面の全ページに共通の情報であり、固定の記憶領域に格納される。画面構成データは、表示画面の各ページのベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3にそれぞれ配置される部品を示す情報である。この画面構成データは、各ページのベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3ごとに画面ヘッダおよび部品を示す情報を含む。部品を示す情報は、部品の種類、その部品のイメージデータを特定するためのイメージ番号、表示画面上での部品の位置を示す座標、部品のサイズ等を含む。
【0065】
イメージデータは、画面構成データに含まれる部品のイメージを示す。同一の部品が複数箇所に配置された場合は、その部品に対応するイメージデータは1つのみ設けられる。例えば、複数ページのベース画面Bに部品No.1が配置された場合、それらの部品No.1は共通のイメージNo.1のイメージデータに基づいて表示される。
【0066】
アラーム・メッセージデータは、アラーム表示またはメッセージ表示のためのデータである。また、重なりデータは、各ページのベース画面Bまたはウィンドウ画面W1,W2,W3において2以上の部品が重ねて配置された場合に、どの部品にどの部品が重なっているかを示すデータである。この重なりデータは、各ページのベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3ごとに作成されている。
【0067】
図8の画面データ181は、画面データ作成装置300のRAM360に一旦記憶された後、表示装置100のROM170に転送され、画面データ格納用のメモリ領域に記憶される。
【0068】
図2の表示装置100内の画面データ格納用のメモリ領域の容量の制限から画面データには図9に示す制限値がある。図9(a)は全画面データの制限値の一例を示し、図9(b)は1ページ内での画面データの制限値の一例を示す。
【0069】
図9(a)に示すように、作成可能なページ数は最大256ページであり、作成可能な画面数(全ページのベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3の合計)は最大1024ページであり、全画面データ容量(図8の画面データ181の全容量)は最大10Mバイトである。
【0070】
また、図9(b)に示すように、1ページ内の制御オブジェクト数、PLCデバイス数、キー入力部品数および画面構成データ容量には、ベース画面B、ウィンドウ画面W1およびウィンドウ画面W2の合計で制限値があるとともに、ウィンドウ画面W3で制限値がある。
【0071】
ここで、制御オブジェクト数とは、表示形態が変化する部品の数をいう。ランプスイッチ、ランプ、スイッチ、数値表示、文字表示、メッセージ表示、アラーム表示等が編集ウィンドウ上に配置されると、制御オブジェクトとしてカウントされる。個々のランプスイッチ等の制御オブジェクト数は1個である。
【0072】
PLCデバイス数とは、プログラマブルコントローラ200のデバイスに割り付けられた部品の数をいう。1つの部品を複数のデバイスに割り付けることもできる。例えば、ランプスイッチのPLCデバイス数は4個、ランプのPLCデバイス数は2個、スイッチのPLCデバイス数はスイッチの種類に応じて0〜4個とカウントされる。
【0073】
キー入力部品数とは、表示装置100のタッチパネル140を押すことにより画面上に変化を生じさせる部品の数をいう。スイッチ、数値表示、数値テーブル、文字表示、メッセージ表示、アラーム表示等は、キー入力部品としてカウントされる。
【0074】
1ページのベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2の合計の画面構成データ容量は最大48Kバイトに制限され、1ページのウィンドウ画面W3の画面構成データ容量は最大16Kバイトに制限される。
【0075】
なお、表示画面の各部品の制御オブジェクト数、PLCデバイス数およびキー入力部品数に関する情報は、図8に示した画面データ181において画面構成データの各部品に関する情報に含まれる。
【0076】
本実施例の画面データ作成装置300は、画面データに関する各項目の現在値と制限値とを対比して示すデータチェック機能を有する。データチェック機能には、ページデータチェックおよび全データチェックがある。
【0077】
図10はデータチェック機能の起動方法を示す図である。図10に示すように、ユーザが編集ウィンドウ321の上部のメニューバー327からメニュー600を開き、「データチェック」を指定すると、「全データ」および「カレントページ」が開かれる。「カレントページ」を選択すると、現在表示されているページに関するページデータチェックが起動され、「全データ」を選択すると、全ページの総和に関する全データチェックが起動される。なお、このデータチェック機能は、作成された画面データを表示装置100に転送する際にも自動的に実行される。
【0078】
図11および図12はページデータチェックの結果を示すデータチェック表示の一例を示す図であり、図11はデータチェックの結果が「正常」となった場合を示し、図12はデータチェックの結果が「異常」となった場合を示している。
【0079】
図10に示したメニュー600において「カレントページ」を選択すると、データチェック表示550が開く。データチェック表示550には、結果および詳細内容が表示される。
【0080】
図11の結果は、ページNo.0の画面データに関する各項目の現在値が制限値以下であることを示している。一方、図12の結果は、ページNo.0の画面データにおけるPLCデバイス数の現在値が制限値を超えていることを示している。
【0081】
図11および図12の詳細内容では、ベース画面B、ウィンドウ画面W1およびウィンドウ画面W2ごとに、PLCデバイス数、制御オブジェクト数、キー入力部品数および画面構成データ容量の現在値が表示されるとともに、重なりデータ容量の現在値と制限値とが対比して表示される。
【0082】
また、ベース画面B、ウィンドウ画面W1およびウィンドウ画面W2の小計として、PLCデバイス数、制御オブジェクト数、キー入力部品数、重なりデータ容量および画面構成データ容量の現在値と制限値とが対比して表示される。
【0083】
さらに、ウィンドウ画面W3について、PLCデバイス数、制御オブジェクト数、キー入力部品数、重なりデータ容量および画面構成データ容量の現在値と制限値とが対比して表示される。
【0084】
また、ベース画面B、ウィンドウ画面W1、ウィンドウ画面W2およびウィンドウ画面W3の総計として、PLCデバイス数、制御オブジェクト数、キー入力部品数、重なりデータ容量および画面構成データ容量の現在値と制限値とが対比して表示される。
【0085】
これにより、ユーザは、ページ単位で画面データに関する各項目の現在値を制限値と対比して見ることができる。したがって、ページ単位で画面データに関する各項目の現在値の余裕度または超過量を容易に把握することができる。
【0086】
図13は全データチェックの結果を示すデータチェック表示の一例を示す図である。
【0087】
図10に示したメニュー600において「全データ」を選択すると、データチェック表示551が開く。データチェック表示551には、結果、詳細内容および画面データ容量が表示される。
【0088】
図13の結果は、全画面データに関する各項目の現在値が制限値以下であることを示している。
【0089】
図13の詳細内容では、ページ数および画面数の現在値と制限値とが対比して表示される。また、画面データ容量の詳細として、画面構成データ、イメージデータ、アラーム・メッセージデータおよび重なりデータの現在値が表示されるとともに、全画面データ容量の現在値と制限値とが対比して表示される。
【0090】
これにより、ユーザは、全画面データに関する各項目の現在値を制限値と対比して見ることができる。したがって、全画面データに関する各項目の現在値の余裕度または超過量を容易に把握することができる。
【0091】
なお、表示画面の作成中に自動的に画面データに関する各項目の現在値と制限値とを比較し、いずれかの項目の現在値が制限値を超えたときにデータチェック表示550,551が表示されるように構成してもよい。
【0092】
図14および図15は画面データ作成プログラムにおけるページデータチェック処理を示すフローチャートである。
【0093】
ユーザが図10に示したようにディスプレイ320の画面上のメニュー600において「データチェック」の「カレントページ」を選択すると、CPU350はページデータチェックを開始する(ステップS1)。まず、現在表示されているページを示すページ情報を抽出する(ステップS2)。
【0094】
次に、エンディアン等のデータ変換を行う(ステップS3)。このデータ変換は、画面データ作成装置300におけるデータの解釈方法が表示装置100におけるデータの解釈方法と異なる場合に行われる。画面データ作成装置300におけるデータの解釈方法が表示装置100におけるデータの解釈方法と同じ場合には、ステップS3のデータ変換は行われない。CPU350はページ情報に基づいて現在表示されているページの重なりデータからベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3ごとに重なりデータ容量を演算し、重なりデータ容量に異常があるか否かを判定する(ステップS4)。
【0095】
重なりデータ容量に異常がない場合、すなわち重なりデータ容量の現在値が制限値を超えていない場合には、データ変換が終了したか否かを判定する(ステップS5)。データ変換が終了していない場合には、ステップS3に戻る。
【0096】
データ変換が終了した場合には、現在表示されているページの画面構成データからベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3ごとにPLCデバイス数を演算する(ステップS6)。また、ベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2のPLCデバイス数の小計およびベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3のPLCデバイス数の総計を演算する。
【0097】
次に、現在表示されているページの画面構成データからベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3ごとに制御オブジェクト数を演算する(ステップS7)。また、ベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2の制御オブジェクト数の小計およびベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3の制御オブジェクト数の総計を演算する。
【0098】
さらに、現在表示されているページの画面構成データからベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3ごとにキー入力部品数を演算する(ステップS8)。また、ベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2のキー入力部品数の小計およびベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3のキー入力部品数の総計を演算する。
【0099】
また、現在表示されているページの画面構成データからベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3ごとに画面構成データ容量を演算する(ステップS9)。また、ベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2の画面構成データ容量の小計およびベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2,W3の画面構成データ容量の総計を演算する。
【0100】
最後に、演算結果を図11および図12に示したデータチェック表示550に表示し(ステップS10)、ページデータチェックを終了する(ステップS11)。
【0101】
ステップS4で重なりデータ容量に異常がある場合、すなわち重なりデータ容量の現在値が制限値を超えている場合には、重なりデータ容量オーバー異常表示を行い(ステップS12)、ページデータチェックを終了する(ステップS11)。このとき、重なりデータ容量に異常がある旨とともに重なりデータ容量の現在値および制限値を表示してもよい。
【0102】
図16および図17は画面データ作成プログラムにおける全データチェック処理を示すフローチャートである。
【0103】
まず、ユーザが図10に示したようにディスプレイ320の画面上のメニュー600において「データチェック」の「全ページ」を選択すると、CPU350は全データチェックを開始する(ステップS21)。次に、ページ以外の共通情報に対してエンディアン等のデータ変換を行う(ステップS22)。
【0104】
次いで、最初のページから順に図14および図15に示したページデータチェックを行い(ステップS23)。この場合、ステップS10の結果表示およびステップS12の重なりデータ容量オーバー異常表示は行わない。そして、全ページのページデータチェックが終了したか否かを判定する(ステップS24)。全ページのページデータチェックが終了するまでステップS23,S24の処理を繰り返す。
【0105】
全ページのページデータチェックが終了した場合には、全画面データ容量を演算する(ステップS25)。次に、全画面データ容量に異常があるか否かを判定する(ステップS26)。
【0106】
全画面データ容量に異常がない場合、すなわち全画面データ容量の現在値が制限値を超えていない場合には、画面データ容量の詳細を演算する(ステップS27)。すなわち、ページ数、画面数ならびに画面構成データ、イメージデータ、アラーム・メッセージデータおよび重なりデータの容量の合計をそれぞれ演算する。そして、図13に示したデータチェック表示501に画面データ容量の詳細を表示し(ステップS28)、全データチェックを終了する(ステップS29)。
【0107】
ステップS26で全画面データ容量に異常がある場合、すなわち全画面データ容量の現在値が制限値を超えている場合には、全画面データ容量異常表示を行い(ステップS30)、全データチェックを終了する(ステップS29)。このとき、全画面データ容量に異常がある旨とともに全画面データ容量の現在値および制限値を表示してもよい。
【0108】
上記のように、本実施例の画面データ作成装置300においては、作成された表示画面の各ページごとに画面データに関する各項目の現在値を制限値と対比して表示することができる。したがって、ユーザは、当該ページの画面データに関する各項目の現在値が制限値以下である場合に、当該ページにおいてどの程度の量の画面データを追加することが可能であるかを明確に把握することができ、当該ページの画面データに関するいずれかの項目の現在値が制限値を超えた場合に、当該ページにおいてどの程度の量の画面データを削除すれば表示装置100で表示可能になるかを明確に把握することができる。
【0109】
また、作成された表示画面の全画面データに関する各項目の現在値を制限値と対比して表示することができる。したがって、ユーザは、全画面データに関する各項目の現在値が制限値以下である場合に、全体としてどの程度の量の画面データを追加することが可能であるかを明確に把握することができ、全画面データの現在値が制限値を超えた場合に、全体としてどの程度の量の画面データを削除すれば表示装置100で表示可能になるかを明確に把握することができる。
【0110】
これらの結果、表示装置100で表示可能な適切な量の画面データにより構成される表示画面を効率良く作成することが可能となる。
【0111】
なお、上記実施例では、ページデータチェックおよび全データチェックの結果を図11〜図13に示したデータチェック表示550,551により一覧表示しているが、画面上にPLCデバイス数、制御オブジェクト数等の項目別のタブを表示し、ユーザがタブを選択することにより所望の項目の現在値および制限値を表示するように構成してもよい。
【0112】
また、上記実施例では、データチェック機能によりチェックする画面データに関する項目が予め定められているが、データチェック機能によりチェックする画面データに関する項目をユーザが任意に選択できるように構成してもよい。この場合、データチェック機能によりチェック可能な画面データに関する項目は、上記実施例の項目に限定されず、その他の項目の現在値および制限値を表示してもよい。
【0113】
さらに、上記実施例では、ベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2のPLCデバイス数、制御オブジェクト数、キー入力部品数および画面構成データ容量の小計について制限値と現在値とが対比して表示されているが、ベース画面Bおよびウィンドウ画面W1,W2の各々において項目別に制限値と現在値とが対比して表示されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示装置およびプログラマブルコントローラの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における画面データ作成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の画面データ作成装置により作成される表示画面の一例を示す図である。
【図4】図2の画面データ作成装置による表示画面の作成手順の一例を示す図である。
【図5】図2の画面データ作成装置による表示画面の作成手順の一例を示す図である。
【図6】図2の画面データ作成装置による表示画面の作成手順の一例を示す図である。
【図7】表示画面の構成を示す図である。
【図8】図2の画面データ作成装置により作成される画面データの構成を示す模式図である。
【図9】全画面データの制限値の一例および1ページ内での画面データの制限値の一例を示す図である。
【図10】データチェック機能の起動方法を示す図である。
【図11】ページデータチェックの結果の一例を示すデータチェック表示を示す図である。
【図12】ページデータチェックの結果の他の例を示すデータチェック表示を示す図である。
【図13】全データチェックの結果の一例を示すデータチェック表示を示す図である。
【図14】画面データ作成プログラムにおけるページデータチェック処理を示すフローチャートである。
【図15】画面データ作成プログラムにおけるページデータチェック処理を示すフローチャートである。
【図16】画面データ作成プログラムにおける全データチェック処理を示すフローチャートである。
【図17】画面データ作成プログラムにおける全データ作成チェック処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 表示装置
110 通信制御部
120 ディスプレイ
140 タッチパネル
160 CPU
170 ROM
200 プログラマブルコントローラ
220 CPU
230 メモリ
300 画面データ作成装置
310 通信制御部
320 ディスプレイ
330 入力装置
340 ROM
350 CPU
360 RAM
370 記録媒体駆動装置
371 記録媒体
380 外部記憶装置
550,551 データチェック表示

Claims (6)

  1. 制御プログラムに従って被制御機器を制御する制御装置からデータを取得する取得手段と、表示画面に対応する画面データを記憶する記憶部と、前記取得手段により取得されたデータを前記記憶部に記憶された画面データに基づいて表示する表示部とを有する表示装置のために前記画面データを作成する画面データ作成装置であって、
    編集画面を有し、前記編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面を作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された表示画面に対応する画面データを記憶する記憶手段と、
    前記表示装置の前記記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と前記記憶手段に記憶された画面データの量に関する現在値とを表示する表示手段とを備え、
    前記作成手段は、前記編集画面上に配置された表示画面の構成要素に前記制御装置において用いられる制御プログラム上の要素を対応付ける機能を有し、
    前記記憶手段は、表示画面の構成要素と前記制御プログラム上の要素との対応付けを前記表示画面に対応する画面データとともに記憶し、
    前記表示手段は、表示画面の構成要素に関する制限値および前記記憶手段に記憶された表示画面の構成要素に関する現在値をさらに表示することを特徴とする画面データ作成装置。
  2. 前記表示手段は、前記作成手段により複数の表示画面が作成された場合に、各表示画面の単位で当該表示画面に対応する画面データの量に関する制限値と当該表示画面に対応する画面データの量に関する現在値とを表示することを特徴とする請求項1記載の画面データ作成装置。
  3. 前記表示手段は、前記作成手段により複数の表示画面が作成された場合に、前記複数の表示画面に対応する画面データの量に関する制限値と前記複数の表示画面に対応する画面データの量に関する現在値とを表示することを特徴とする請求項1または2記載の画面データ作成装置。
  4. 前記表示手段は、前記記憶手段に記憶された画面データの量に関する現在値が前記表示装置の前記記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値を超えているか否かを判定し、判定結果をさらに表示することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画面データ作成装置。
  5. 制御プログラムに従って被制御機器を制御する制御装置からデータを取得する取得手段と、表示画面に対応する画面データを記憶する記憶部と、前記取得手段により取得されたデータを前記記憶部に記憶された画面データに基づいて表示する表示部とを有する表示装置のために前記画面データを作成する画面データ作成方法であって、
    編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面を作成するステップと、
    前記作成された表示画面に対応する画面データを記憶するステップと、
    前記表示装置の前記記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と前記記憶された画面データの量に関する現在値とを表示するステップとを備え、
    前記作成するステップは、前記編集画面上に配置された表示画面の構成要素に前記制御装置において用いられる制御プログラム上の要素を対応付けるステップを含み、
    前記記憶するステップは、表示画面の構成要素と前記制御プログラム上の要素との対応付けを前記表示画面に対応する画面データとともに記憶するステップを含み、
    前記表示するステップは、表示画面の構成要素に関する制限値および前記記憶された表示画面の構成要素に関する現在値をさらに表示するステップを含むことを特徴とする画面データ作成方法。
  6. 制御プログラムに従って被制御機器を制御する制御装置からデータを取得する取得手段と、表示画面に対応する画面データを記憶する記憶部と、前記取得手段により取得されたデータを前記記憶部に記憶された画面データに基づいて表示する表示部とを有する表示装置のために前記画面データを作成する画面データ作成処理を行う画面データ作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記画面データ作成プログラムは、
    編集画面上に表示画面の構成要素を配置することにより表示画面を作成する処理と、
    前記作成された表示画面に対応する画面データを記憶する処理と、
    前記表示装置の前記記憶部の容量に基づく画面データの量に関する制限値と前記記憶された画面データの量に関する現在値とを表示する処理とを、前記コンピュータに実行させ、
    前記作成する処理は、前記編集画面上に配置された表示画面の構成要素に前記制御装置において用いられる制御プログラム上の要素を対応付ける処理を含み、
    前記記憶する処理は、表示画面の構成要素と前記制御プログラム上の要素との対応付けを前記表示画面に対応する画面データとともに記憶する処理を含み、
    前記表示する処理は、表示画面の構成要素に関する制限値および前記記憶された表示画面の構成要素に関する現在値をさらに表示する処理を含むことを特徴とする画面データ作成プログラムを記録した記録媒体。
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