JP4523085B2 - 円錐形プーリー巻掛け式伝動装置 - Google Patents

円錐形プーリー巻掛け式伝動装置 Download PDF

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    • F16H9/18Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members using two pulleys, both built-up out of adjustable conical parts only one flange of each pulley being adjustable

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無断階に調節可能な円錐形プーリー巻掛け式伝動装置であって、軸線方向移動可能及び軸線方向不動な円錐プレートをそれぞれ備えた第1の円錐プレート対及び第2の円錐プレート対、トルク伝達のために円錐プレート対間に配置された巻掛け手段を有している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような伝動装置は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第19544644号公報により公知である。
【0003】
さらに例えば米国特許第5649457号明細書によって、前記形式の伝動装置のために駐車停止機構が公知であり、この場合、手動操作可能な爪(Klinke)が、出力側のプレート対の軸に相対回動不能に取り付けられた歯車に作用するようになっている。このような装置は出力軸に軸線方向の付加的な構成スペースを必要として、かつ費用がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、前記形式の伝動装置の構造、及び組立を簡単にして、かつ機能を改善することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の構成では、ほぼ円形リング状のエレメントを用いて、圧力負荷及び/又は移動可能な円錐プレートの軸線方向移動のための圧力室及びピストン・シリンダユニットが形成されており、さらに、車両の転がり移動の防止のために、それぞれ少なくとも1つの入力側の円錐プレート及び出力側の円錐プレートを互いに摩擦接続的にロックするロック装置を備えており、該ロック装置は、入力側の円錐プレートの外周面と出力側の円錐プレートの外周面とにより画定された間隙内で前記両方の外周面に当接可能な少なくとも1つのくさびを含んでいる。
【0006】
本発明の有利な実施態様では、トルク伝達及び/又は回動防止のために溶接継ぎ目が設けられている。
【0007】
同じく有利には、1つの軸の円形リング状のエレメントの軸線方向の確保(axiale Sicherung)のために溶接継ぎ目が設けられている。
【0008】
さらに有利には、円形リング状のエレメントの軸線方向の確保のための溶接継ぎ目が別の円形リング状のエレメントに設けられている。
【0009】
別の実施態様で有利には、円形リング状のエレメントが半径方向内側に軸の受容のための開口を有しており、該エレメントが半径方向内側で溶接継ぎ目を用いて軸に結合されている。
【0010】
発明に基づき、冒頭に述べた形式の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置に、車両の転がり移動(Wegrollen)を防止するためにロック装置を備えて、該ロック装置によってそれぞれ少なくとも1つの入力側の円錐プレート及び出力側の円錐プレートを互いに摩擦接続的にロックするようにし、即ち、両方の円錐プレートに同時に摩擦接続的に接触するための手段を設けて、これによって両方の円錐プレートが摩擦作用に基づきもはや互いに回動不能であり、駆動系の端部に配置された駆動車輪がもはや回転できず、ひいては車両が転がり移動を防止されるようになっている。このような構成に基づき、出力軸への軸線方向のスペースが不要である。付加的な歯車の使用が省略される。
【0011】
本発明に基づき円錐形プーリー巻掛け式伝動装置に設けられるロック装置において著しく有利には、摩擦作用(Reibeingriff)が円錐プレートの両方の外周面で行われ、1つのくさびが周方向で円錐プレートの外周面間に形成された間隙内に両方の円錐プレートの相互のロックのために差し込まれる。この場合、ロック装置は1つのくさびを両側から若しくは片側からのみ間隙内に差し込むように設けられてよい。くさびは横断面でくさび状であり、若しくは円錐プレートの半径に適合されていてよい。くさびの材料は摩耗値の高い材料、例えばクラッチの摩擦ライニング若しくはブレーキライニングのための材料、場合によってはファイバー強化されたプラスチック若しくは類似のものであってよい。
【0012】
本発明に基づくロック装置は、くさびの作動のためのアクチュエータを有しており、アクチュエータが有利には伝動装置のケーシング内に取り付けられていてよく、例えば電気式のモータ、液力式又は空気力式の圧力供給装置の受圧シリンダ(Nehmerzylinder)、予荷重のかけられたばね若しくは、機械的若しくは電気的に作動可能なロープウインチ(Seilwinde)であってよい。
【0013】
この場合、本発明に基づき1つのアクチュエータが1つのくさびを負荷するようになっていてよく、若しくは2つのくさびを使用する場合には、1つのアクチュエータが適当に形成された機構を用いて両方のくさびに作用するようになっているか若しくは、各アクチュエータがそれぞれ1つのくさびに作用するようになっている。電気的なアクチュエータを使用すると利点として、乗客室内に機械的な系若しくは圧力系を敷設する必要がない。
【0014】
さらに有利には有利には、アクチュエータ、ここではモータ、或いはロープウインチ若しくは受圧シリンダがくさびの差し込み中に軸線方向に圧縮可能なエネルギー貯蔵部、例えばコイルばね、ダイヤフラムばね、若しくは皿ばねの作用に抗して作動され、次いでエネルギー貯蔵部が係止され、その結果、係止解除に際してロック装置がアクチュエータの作動なしに解離される。これによって、機械的若しくは発火技術的(pyrolytisch)にエネルギー貯蔵部を係止解除する緊急係止解除機能が得られ、ロック装置の解離が例えば配電網若しくは圧力供給装置の故障に際しても可能であり、配電網の故障に際しては付加的に設けられた電気的なエネルギー貯蔵部若しくはバッテリーが電動式のアクチュエータに給電してよい。予荷重のかけられたエネルギー貯蔵部の係止解除装置は、例えばボルト若しくは類似のものをエネルギー貯蔵部の作用方向から取り除く手動操作可能なロープウインチ若しくは同じ機能の発火ユニット(pyrolytische Einheit)から成っていてよい。
【0015】
少なくとも1つの円錐プレートが軸線方向移動可能であるので、円錐プレートの軸線方向でのずれの際にくさびの傾倒モーメント(Kippmoment)を避けるために有利には、少なくとも1つの円錐プレートの外周面に、軸線方向に延びる環状のつばが設けられ、これによって円錐プレートへのくさびの接触面が軸線方向で同じ高さにある。つばは同時に、軸線方向移動可能な円錐プレートの圧力負荷ユニットの構成部分であってよく、例えば円錐プレートの軸線方向の負荷のためのピストンを案内する円筒面、若しくは該円筒面の少なくとも一部分を形成している。
【0016】
電気的なアクチュエータで作動可能なロック装置の制御が、有利には乗客室内で電気的なスイッチによって行われてよく、これによって費用のかかる通路案内(Leitungsfuehrung)及び機械的な伝達装置が省略できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1に部分的に示す実施例の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置(Kegelscheibenumschlingungsgetriebe)は、入力側で入力軸Aに相対回動不能に配置されたプレート対(Scheibenpaar)、例えば円錐プレート対(Kegelscheibenpaar)1、及び出力軸Bに相対回動不能に配置されたプレート対、例えば円錐プレート対2を備えている。各プレート対1,2は軸線方向に移動可能、例えば運動可能なプレート部分(Scheibenteil)、例えば円錐プレート(Kegelscheibe)1a,2a及び軸線方向不動なプレート部分、例えば円錐プレート1b,2bを有している。両方のプレート対間に、トルク伝達のためにチェーン3若しくはベルトの形の巻掛け手段が設けられている。
【0018】
プレート対1,2の図示の上側半部には、プレート部分1a,1b;2a,2b間の、伝動装置の低速方向での最大の伝達(アンダードライブ[underdrive])に対応する軸線方向の相対位置が示してあるのに対して、図示の下側半部には、所属のプレート部分1a,1b;2a,2b間の、高速方向での最大の伝達(オーバードライブ[overdrive])に対応する相対位置が示してある。
【0019】
プレート対1は、ピストン・シリンダユニットとして形成された調節部材(Stellglied)4を介して軸線方向で締め付け可能である。円錐プレート対(Kegelscheibenpaar)2は、類似の形式で、同じくピストン・シリンダユニットとして形成された調節部材5を介して軸線方向でチェーン3に対して締め付け可能である。ピストン・シリンダユニット5の圧力室6内に、コイルばねによって形成された蓄力器7を設けてあり、該蓄力器が軸線方向運動可能なプレート部分2aを軸線方向不動なプレート部分2bの方向に押している。チェーン3が出力側でプレート対2の半径方向内側の領域内に位置している場合には、蓄力器7によって生ぜしめられる締め付け力(Verspannkraft)は、チェーン3がプレート対2の直径の大きい方の領域内に位置している場合よりも大きくなっている。即ちこのことは、伝動装置の高速方向での伝達の増大に伴って、蓄力器7によって生ぜしめられる締め付け力(Vorspannkraft)が増大することを意味している。コイルばね7は一方で直接に、軸線方向運動可能なプレート部分2aに支えられていて、他方で、出力軸Bに堅く結合されて圧力室6を制限するコップ形(topffoermig)の構成部分8に支えられている。
【0020】
作用的にピストン・シリンダユニット4,5に対して並列接続して別のピストン・シリンダユニット10,11を設けてあり、該ピストン・シリンダユニットが伝動装置の伝達変化(Uebersetzungsaenderung)のために役立つ。ピストン・シリンダユニット10,11の圧力室12,13が、要求される伝達比に相応して交互に圧力媒体で満たされ、若しくは放圧される。このために、圧力室12,13が必要に応じて圧力媒体源、例えばポンプに接続されるか、若しくは排出管路に接続される。従って、伝達変化に際して一方の圧力室12,13が圧力媒体で満たされ、即ち該圧力室の容積が増大され、これに対して、他方の圧力室13,12が少なくとも部分的に放圧され、即ち該圧力室の容積が減少される。圧力室12,13のこのような交互の圧力負荷(Druckbeaufschlagung)若しくは放圧は、適当な弁を用いて行われる。このような弁の構造及び機能については、既に挙げた公知技術が参照される。例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4036683号明細書においては、四角スライダ(Vierkantschieber)として形成された弁36を設けてあり、該弁がポンプとして形成された圧力媒体源14に接続されている。
【0021】
少なくともトルクに関連した圧力を形成するために、トルクセンサ(Drehmomentfuehler)14を設けてあり、トルクセンサは液力原理をベースにしている。トルクセンサ14は、駆動歯車若しくは駆動ピニオン15を介して導入されたトルクを円錐プレート対1に伝達する。駆動歯車15は転がり軸受(Waelzlager)16を介して入力軸Aに支承されていて、形状接続部(Formschluss)若しくは歯部17を介して、トルクセンサ14の、軸線方向で駆動歯車15に支持されたカムプレート18に相対回動不能(drehfest)に結合されている。トルクセンサ14は、軸線方向で定置のカムプレート18及び軸線方向で移動可能なカムプレート19を有しており、カムプレートはそれぞれ傾斜面(Auflauframpe)を有しており、傾斜面間に球体20の形の拡開部材(Spreizkoerper)が設けられている。カムプレート19は入力軸A上で軸線方向移動可能であるものの、入力軸に対して回動不能である。このために、カムプレート19は、軸線方向で球体20から離れる方向に延びた半径方向外側の区分19aを有しており、該区分が歯部19bを備えており、該歯部が、入力軸Aに軸線方向でも周方向でも相対回動不能に結合された構成部分21の対向歯部(Gegenverzahnung)21aと噛み合っている。歯部19bと対向歯部21aとは互いに、構成部分19,21間の軸線方向の相対的な移動を可能にするように構成されている。
【0022】
トルクセンサ14の構成部分が2つの圧力室22,23を形成している。圧力室22が、入力軸Aに堅く結合されたリング状の構成部分24並びに、カムプレート19により形成された若しくは保持された区分(Bereich)又は構成部分(Bauteil)25,26を用いて形成されている。この場合、リング状の構成部分24が溶接結合部によって入力軸のような軸Aに結合されている。溶接結合部の溶接継ぎ目90がリング状の溶接継ぎ目としてリング状の構成部分24を一方において軸Aと相対回動不能に結合して、他方において軸線方向で支えている。リング状の圧力室23が、実質的にリング状の圧力室22の半径方向外側に、しかも軸線方向で圧力室22に対してずらして配置されている。第2の圧力室23は同じく、リング状の構成部分24、該構成部分24に堅く結合されたスリーブ状の構成部分21及び、カムプレート19に堅く結合されたリング状の構成部分25によって形成されており、該構成部分25は軸線方向に移動可能であって、ピストンと同じように作用する。
【0023】
トルクセンサ14及び円錐プレート対1を保持する入力軸Aは、トルクセンサ側でニードル軸受(Nadellager)27を介して、かつ円錐プレート対1の、トルクセンサ14と反対の側で軸線方向の力を受け止める球軸受(Kugellager)28及び、半径方向の力に対して設けられたローラ軸受(Rollenlager)29を介してケーシング30内に支承されている。出力プレート対(Abtriebsscheibenpaar)2を受容する出力軸Bが、調節部材5,11と隣接する端部でダブル円錐形ローラ軸受(Zweifachkegelrollenlager)31(該ダブル円錐形ローラ軸受は半径方向力(Radialkraft)も両方の軸線方向で生じる軸線方向力(Axialkraft)も受け止める)を介して、かつプレート対2の、調節部材5,11と逆の側でローラ軸受32を介してケーシング30内に支承されている。出力軸Bは、調節部材5,11と逆の端部に傘歯車33を保持しており、傘歯車が例えばディファレンシャルと作用結合されている。
【0024】
円錐形プーリー巻掛け式伝動装置の締め付けのために必要であってトルクセンサ14を介して少なくともトルクに関連して調節された圧力を形成するために、ポンプ34を設けてあり、該ポンプが入力軸A内に形成された中央の通路35(該通路は少なくとも1つの半径方向の通路36に開口している)を介してトルクセンサ14の圧力室22に接続されている。ポンプ34は、さらに接続管路37を介して、第2のプレート対2のピストン・シリンダユニット5の圧力室6に接続されている。接続管路37は出力軸B内に設けられた中央の通路38に開口しており、該通路は同じく半径方向に延びる少なくとも1つの通路39を介して圧力室6に接続されている。
【0025】
トルクセンサ14の圧力室22は、図1の断面図で見て周方向にずらされていて、従って破線で示す通路40を介してピストン・シリンダユニット4の圧力室9に接続されている。通路40は、溶接継ぎ目90によって軸Aに堅く結合されたリング状の構成部分24内に形成されている。従って通路40を介して第1の圧力室22と圧力室9とは常に接続されている。入力軸A内にはさらに少なくとも1つの流出通路41を設けてあり、流出通路は圧力室22に接続していて、若しくは接続可能であり、流出通路の流出横断面(Abflussquerschnitt)が少なくとも伝達されるトルクに関連して変化可能である。流出通路41は入力軸Aの中央の孔42に開口しており、該孔は1つの管路に接続されていてよく、該孔を介して、トルクセンサ14から流出する油が例えば構成部分の潤滑のために対応する箇所に導かれてよい。軸線方向移動可能(axial verschiebbar)に入力軸Aに支承された軸線方向運動可能(axial bewegbar)な傾斜面プレート(Rampenscheibe)若しくはカムプレート19が、内側の区分26aで以て、流出通路41と協働する閉鎖区分(Schlussbereich)を形成しており、該閉鎖区分が少なくとも、生じているトルクに関連して流出通路41を多かれ少なかれ閉鎖する。従って、閉鎖区分26aは流出通路41と関連して弁若しくは絞り箇所(Drosselstelle)を形成している。少なくとも、両方のプレート18,19間に生じるトルクに関連して、制御ピストンとして有効なプレート19を介して流出開口(Abflussoeffnung)若しくは流出通路41が相応に開かれ若しくは閉じられ、従って少なくとも、生じているトルクに相応してポンプ34によって形成される圧力が、少なくとも圧力室22内に生ぜしめられる。圧力室22が圧力室9に接続されていて、かつ通路若しくは管路35,36,37,38,39を介して圧力室6にも接続されているので、該圧力室9,6内にも対応する圧力が生ぜしめられる。
【0026】
ピストン・シリンダユニット4,5とピストン・シリンダユニット10,11との並列接続に基づき、トルクセンサ14から供給された圧力によって軸線方向移動可能なプレート1a,2aに生ぜしめられる力が、伝動装置の伝達の調節のために圧力室12,13内に作用する圧力に基づき前記プレート1a,2aに生ぜしめられる力に加えられる。
【0027】
圧力室12への圧力媒体の供給は、軸A内に設けられた通路43を介して行われ、該通路は半径方向の孔44を介して軸A内に形成されたリング溝45に接続している。リング溝45から、リング状の構成部分24内に形成された少なくとも1つの通路46を延存させてあり、該通路がスリーブ状の構成部分21内に形成された半径方向の貫通開口47との接続部を形成しており、貫通開口が圧力室12内に開口している。類似の形式で圧力室13も、通路38の周囲に形成された通路48を介して油を供給されるようになっており、該通路48が半径方向に延びる接続通路49を介して圧力室13に連通している。通路43と通路48とは接続管路51,52を介して少なくとも1つの弁50を介在して共通の1つの圧力源に接続されている。弁(Ventil)50若しくは弁機構(Ventilsystem)50に接続する圧力源53は、別個のポンプによって形成され、若しくは既存のポンプ34によって形成されていてよく、この場合、複数の弁を有する適当な体積分配機構(Volumenverteilungssystem)若しくは圧力分配機構(Druckverteilungssystem)54が必要である。このような実施例は破線で示してある。
【0028】
圧力負荷に際して作用的に並列に圧力室22に接続された圧力室23は、個別の構成部分の、円錐プレート対1の上側半部に示す相対位置では、圧力媒体供給機構から分離(trennen)されており、それというのは、圧力室23に通じる通路若しくは孔55,56,57,58,59,60が、特にポンプ34のような圧力源に接続されていないからである。軸線方向移動可能なプレート1aの位置に基づき、半径方向の孔60が完全に開かれており、従って、圧力室23が完全に放圧されている。トルクセンサから伝達すべきトルクに基づきカム(Nocken)若しくはカムプレート19に生ぜしめられる軸線方向力(Axialkraft)が、もっぱら、圧力室22内に形成された圧力油クッション(Druckoelpolster)によって受け止められる。この場合、圧力室22内に生じる圧力は、伝達すべきトルクが大きければ大きいほど高くなっている。この圧力は、既に述べたように絞り弁(Drosselventil)として有効な区分26a及び流出孔(Abflussbohrung)41を介して制御される。
【0029】
高速方向での伝達変化に際して、円錐プレート1aは右側へ円錐プレート1bの方向に移動させられる。このことは円錐プレート対2に作用して、円錐プレート2aが軸線方向不動の円錐プレート2bから軸線方向に離される。前に述べたように、円錐プレート対1,2の図示の上側半部には、プレート1a,1b;2a,2b間の、低速方向での伝達のための極限位置(Extremstellung)に対応する相対位置が示してあるのに対して、図示の下側半部には、プレート1a,1b;2a,2b間の、高速方向での伝達の極限位置に対応する相対位置が示してある。
【0030】
円錐プレート対1,2の図示の上側半部に示す伝達比から図示の下側半部に示す伝達比へ移行させるために、弁50の適当な制御によって圧力室12が相応に充填され、かつ圧力室13が相応に放圧されて、体積を減少される。
【0031】
軸線方向移動可能な円錐プレート1a,2aは所属の軸A,Bに、歯部から成る結合部61,62を介して相対回動不能に連結されている。プレート1a,2aに設けられた内歯及び軸A,Bに設けられた外歯によって形成された相対回動不能な結合部61,62は、所属の軸A,B上でのプレート1a,2aの軸線方向の移動を可能にする。
【0032】
駆動側のプレート対1の軸線方向移動可能なプレート1a及びチェーン3の図示の上側半部に鎖線で示す位置が、伝動装置の高速方向での可能な最大の伝達に対応する。プレート対1のチェーン3の鎖線で示す該位置に、プレート対2のチェーン3の実線で示す位置が対応している。
【0033】
従動側のプレート対2の軸線方向移動可能な円錐プレート2a及びチェーン3の図示の下側半部に鎖線で示す位置は、伝動装置の低速方向での可能な最大の伝達に対応している。チェーン3の該位置に、チェーンの図示の上側半部に実線で示す位置が対応している。
【0034】
図示の実施例では、プレート1a,2aが半径方向内側のセンタリング区分(Zentrierbereich)63,64;65,66を有しており、該センタリング区分を介してプレートは直接に所属の軸A,B上に受容され、若しくはセンタリングされている。軸線方向移動可能なプレート1aの、軸Aの周面に実質的に遊びなく受容された案内区分(Fuehrungsbereich)63,64が、通路59,60と協働して弁を形成しており、この場合、プレート1aは通路59,60に関連して実際に弁スライダとして役立つ。プレート対1の図示の上側半部に示す位置からのプレート1aの右側への移動に際して、所定の移動距離の後に通路60が、プレート1aの軸線方向移動距離の増大に伴って案内区分64によって次第に閉鎖される。このことは、案内区分64が半径方向で通路60上に位置するようになることを意味する。この位置では、通路59も半径方向外側に対して円錐プレート1aによって、それも案内区分63によって閉じられている。プレート1bの方向へのプレート1aの引き続く軸線方向移動に際して、通路60は閉じられたままであるのに対して、プレート1a若しくは該プレートの制御区分(Steuerbereich)若しくは案内区分63は通路59を次第に開放する。従って、通路59を介してシリンダ・ピストンユニット4の圧力室9と通路58とが接続され、これによって通路57,56,55を介して圧力室23への接続部が生ぜしめられる。通路60が実質的に閉じられており、もっぱら圧力室9と両方の圧力室22,23との間の接続しか生じていないので、両方の圧力室22,23内、及び圧力室9内、ひいては該圧力室と通路35及び管路37,38を介して作用的に接続された圧力室6内に、伝達経路内に生じ得るわずかな損失を除いて、実質的に同じ圧力が生じる。両方の圧力室22,23間の伝達に関連した接続によって、トルクセンサ14内に存在する圧力媒体クッションの軸線方向に有効な面が増大され、それというのは両方の圧力室22,23の軸線方向に有効な面が作用的に互いに合算されるからである。軸線方向に有効な支持面(Abstuetzflaeche)の増大に基づき、同じトルクに関連して、トルクセンサによって形成される圧力が面増大(Flaechenzunahme)に実質的に比例して減少されており、このことは圧力室9,6内にも相応に減少された圧力が生じていることを意味している。従って、本発明に基づくトルクセンサ14を用いて、前記圧力の、トルクに関連した調節に重畳されてかつ伝達に関連した調節が行われる。図示のトルクセンサ14は実際に圧力若しくは圧力レベルの二段階の調節を可能にする。
【0035】
図示の実施例では両方の通路59,60は互いに、かつプレート1aの、該通路と協働する区分63,64に対して次のように配置され、若しくは構成されており、即ち、1つの圧力室22から両方の圧力室22,23への切換及び逆の切換が円錐形プーリー巻掛け式伝動装置のほぼ1:1の伝達比に際して行われる。既に述べたように、このような切換は構造的に急激には行われず、従って、流出通路60を既に閉じてあるものの、接続通路59と圧力室9とをまだ接続していない移行区分が生じる。この移行区分内で伝動装置若しくはトルクセンサ14の機能を保証し、これに対してカムプレート19の軸線方向の移動運動可能性を確保しておくために、圧力室23の体積変化を可能にする補償手段が設けられており、その結果、トルクセンサ14がポンプ作用を生ぜしめ、このことはトルクセンサ14のシリンダ構成部分とピストン構成部分とが相対的に運動できることを意味している。このような補償手段(Ausgleichsmittel)が図示の実施例では舌状シール若しくはリップシール(Zungen- und Lippendichtung)67によって形成されており、舌状シール若しくはリップシールはリング状の構成部分24の半径方向の溝内に受容されていて、構成部分25の内側の円筒面と協働して、両方の圧力室22,23を互いにシールしている。この場合、シールリング(Dichtungsring)67は次のように構成して配置されており、即ちシールリングが軸線方向の1つの方向でのみ遮断を行い若しくは両方の圧力室22,23間の圧力補償を阻止するのに対して、軸線方向の逆の方向で少なくとも圧力室23と圧力室22との間の正の差圧力の生じている場合に圧力補償若しくはシールリング67の流過を可能にする。従って、シールリング67は逆止弁と同じように作用し、この場合、圧力室22から圧力室23への流れが阻止されるものの、圧力室22に対する圧力室23内のある程度の過圧に際して、シールリング67によって形成されたシール箇所を介した流過が可能である。即ち、右側へのカムプレート19の運動に際して圧力液体が、閉じられた圧力室23から圧力室22内へ流れる。続く左側へのカムプレート19の運動に際しては、圧力室23内に負圧が生じ、場合によっては気泡が油内に形成される。しかしながらこのことは、トルクセンサ若しくは円錐形プーリー巻掛け式伝動装置の機能にとって不都合ではない。
【0036】
逆止弁と同じように作用するシール67の代わりに、両方の圧力室22,23間で有効な1つの逆止弁を設けてもよく、逆止弁はリング状の構成部分24内に取り付けられる。この場合には、軸線方向の両方の方向で有効なシール(Abdichtung)67が用いられる。さらに、前記形式の1つの逆止弁が両方の通路35,58間で有効であるように配置されてもよい。この場合、逆止弁は体積流れが圧力室23から圧力室22に向かう方向で可能であるものの、逆の方向では逆止弁が遮断を行うように配置されていなければならない。
【0037】
これまでの説明から明らかなように、実質的に伝達領域の、低速方向で伝達(アンダードライブ)する部分領域全体にわたって、プレート18,19に設けられた球体傾斜路(Kugelrampe)によって生ぜしめられる軸線方向力がもっぱら、圧力室22によって形成された軸線方向に有効な面で支持されるのに対して、実質的に伝達領域の、高速方向で伝達(オーバードライブ)する部分領域全体にわたって、プレート19の球体傾斜路によって生ぜしめられる軸線方向力が、圧力室22,23の軸線方向に有効な両方の面で受け止められる。従って同じ入力モーメントに関連して、低速方向での伝動装置の伝達に際して、トルクセンサによって形成される圧力は、高速方向での伝動装置の伝達に際してトルクセンサ14によって形成される圧力よりも高くなっている。既に述べたように、図示の伝動装置は、両方の圧力室22,23間の接続若しくは遮断を行う切換点(Umschaltpunkt)がほぼ1:1の伝達の領域内に位置するように構成されている。しかしながら、切換点若しくは切換領域(Umschaltbereich)は、通路59,60、ひいては円錐プレート1aの、該通路と協働する区分63,64の適当な構成及び配置によって相応に円錐形プーリー伝動装置(Kegelscheibengetriebe)の全伝動領域内で移動させられてよい。
【0038】
両方の圧力室22,23間の接続若しくは遮断は、このために設けられた特殊な弁を介して行われてもよく、該弁は、両方の圧力室22,23を接続する1つの通路の領域に配置されており、この場合、該弁は直接にプレート1a若しくは2aを介して作動されるのではなく、例えば外部のエネルギー源によって作動されてよい。このために例えば電磁的、液力的若しくは空気力的に作動可能な弁を使用してよく、該弁は伝動装置の伝達比(Uebersetzungsverhaeltniss)若しくは伝達変化(Uebersetzungsaenderung)に関連して切換可能であってよい。例えば3/2・弁(3/2-Ventil)を使用してよく、該3/2・弁が両方の圧力室22,23間の接続若しくは遮断を行う。さらに圧力弁を用いてもよい。適当な1つの弁が、両方の通路35,58を接続する1つの管路の領域内に設けられてよく、この場合、両方の通路59,60は閉じられており、若しくは設けられていない。前記適当な弁は、圧力室22,23の遮断された状態で圧力室23が該弁を介して圧力軽減(druckentlasten)されているように切換られ、若しくは接続されている。このために、該弁は、油溜めに通じる管路に接続されていてよい。
【0039】
外部から制御可能な弁を使用する場合には、該弁は別のパラメータに関連しても操作可能であってよい。このような弁は例えば、駆動時に生じるトルク衝撃に関連しても作動可能であってよい。これによって、例えば円錐形プーリー伝動装置の少なくとも特定の運転状態若しくは伝達領域でのチェーンの滑りが避けられ、若しくは少なくとも減少される。
【0040】
図1に示す構成では、トルクセンサ14は入力側で、かつ軸線方向移動可能な円錐プレート1aに隣接して配置されている。しかしながら、トルクセンサ14はトルク経路(Drehmomentfluss)内で任意の箇所に設けられて、相応に適合されてよい。さらにトルクセンサ14が、それ自体周知のように出力側で、例えば出力軸B上に設けられてよい。この場合、このようなトルクセンサは、トルクセンサ14と同じ形式で、軸線方向移動可能な円錐プレート2aに隣接して配置されている。複数のトルクセンサを使用することも可能である。この場合、例えば入力側にも出力側にも適当な1つのトルクセンサが配置されてよい。
【0041】
少なくとも2つの圧力室22,23を備えた本発明に基づくトルクセンサ14が、トルクに関連した及び/又は伝達に関連した圧力調節のためのそれ自体公知の別の手段と組み合わされてもよい。従って例えば、転がり部材(Waelzkoerper)20が、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4234294号公報に記載してあるように、伝達変化に関連して半径方向で、該転がり部材と協働する転動傾斜路(Abwaelzrampe)若しくは転動軌道(Abwaelzbahn)に沿って移動可能であってよい。
【0042】
図1に示す実施例において、圧力室6はトルクセンサ14に接続されている。外側の圧力室13もトルクセンサ14によって生ぜしめられた圧力で負荷可能であり、この場合、内側の圧力室6が伝達変化のために役立つ。このために、第2のプレート対2の両方の管路52,37の接続部を交互にし若しくは互いに交換するだけでよい。
【0043】
図1に示すトルクセンサ14の実施例では、トルクセンサを形成する構成部分がほぼ薄板から製造されている。従って、特にカムプレート18,19が例えばエンボス加工によって薄板成形部分(Blechformteil)として製造されてよい。
【0044】
図2は本発明に基づく伝動装置100の一部分を示しており、この場合、入力歯車115が図1の構造に関連していてもっぱら部分的に示してある。トルクセンサ114はほぼ円形リング状のプレート部分118,119で示してあり、両方の部分118,119は傾斜路を備えたカムプレートとして形成されており、該カムプレート間には転がり部材(図示せず)が受容されている。エレメント(Element)118は入力歯車115に相対回動不能に結合されている。
【0045】
トルクセンサ114は、入力歯車115を介して導入されたトルクを円錐プレート対101に伝達する。入力歯車115は形状接続部(Formschluss)若しくは歯部117を介して、トルクセンサ114の、軸線方向で入力歯車115に支持されたカムプレート118に相対回動不能(drehfest)に結合されている。トルクセンサ114は、軸線方向不動のカムプレート118及び軸線方向移動可能なカムプレート119を有しており、カムプレートはそれぞれ傾斜路(Auflauframpe)を有しており、傾斜路間に拡開部材若しくは転がり部材が設けられている。
【0046】
カムプレート119は入力軸199上で軸線方向移動可能であるものの、入力軸に対して回動不能に配置されている。このために、カムプレート119は、軸線方向で球体から離れる方向に延びた半径方向外側の区分119aを有しており、該区分が歯部119bを備えており、該歯部が、入力軸199に軸線方向でも周方向でも堅く結合された構成部分121の対向歯部(Gegenverzahnung)121aと噛み合っている。歯部119bと対向歯部121aとは互いに、構成部分119,121間の軸線方向の相対的な移動を可能にするように構成されている。
【0047】
トルクセンサ114の構成部分が2つの圧力室122,123を制限している。圧力室122は、入力軸199に堅く結合されたリング状の構成部分124並びに、カムプレート119により形成された構成部分125によって制限されている。この場合、リング状の構成部分124が半径方向内側の区分で溶接結合部によって入力軸のような軸199に結合されている。溶接結合部の溶接継ぎ目190がリング状の溶接継ぎ目としてリング状の構成部分124を一方において軸199と相対回動不能に結合して、他方において軸線方向で支えている。
【0048】
構成部分124と円錐プレート対の軸199との結合における利点として、比較的費用のかかるナット及び歯部を用いた相対回動不能な及び軸線方向力支持作用の結合を行う必要がない。相対回動不能な及び軸線方向力支持作用の溶接継ぎ目の形成によって、シール作用を生ぜしめかつ所要スペースのわずかな簡単な結合が達成される。このような結合が図2のbに部分的に示してある。溶接継ぎ目によって、ピストン・シリンダユニットの構成部分の軸線方向力若しくは押圧力が受け止められる。さらに溶接継ぎ目によって、構成部分が意図しない回動に対して確保される。
【0049】
図2に示してあるように、溶接継ぎ目190を用いて圧力室がシールされる。例えば、室区分122内の圧力P1は円錐プレート101aと構成部分124との間の室区分内の圧力P4と同じである。圧力P4と室区分123内の圧力P3との間には、シールが半径方向内側の領域で構成部分124と軸199との間に例えばO・リングのようなシールリング150を用いて若しくはプレス嵌め(Presssitz)によって達成される。この場合、O・リング150は軸199の周面の周方向溝内に受容されている。圧力P3と圧力P2との間には、シールが例えばO・リングを用いて若しくはプレス嵌めによって達成される。圧力P1の圧力区分と圧力P2の圧力区分との間は、溶接継ぎ目190を用いてシールされる。
【0050】
回動防止、軸線方向力支持及び/又はシールのための溶接継ぎ目は、別の利点としてわずかなスペースしか必要とせず、かつ分離しない。
【0051】
図2のbから明らかなように、溶接継ぎ目190はカバーキャップ195を用いて被われていてよく、カバーキャップは円形リング状のプレート部分として軸199にかぶせはめられて、溶接継ぎ目を被う。この場合、カバーキャップ195は半径方向内側の第1のリング区分195aを有しており、該リング区分が軸線方向に延びていて、軸を半径方向内側で開口内に受容する。さらにカバーキャップ195は半径方向外側の第2のリング区分195bを有しており、該リング区分は軸線方向に延びていて、構成部分124を軸線方向で部分的に取り囲んでいる。プレート対の軸に圧力ばめ(aufpressen)されていてよいカバーキャップ195によって、伝動装置の液力油の汚れが減少される。
【0052】
図3に部分的に示す円錐形プーリー巻掛け式伝動装置200の円錐プレート対201は、軸線方向移動可能な円錐プレート202及び軸線方向不動に軸202に結合された円錐プレート(図示せず)を有しており、軸線方向移動可能な円錐プレート202は軸220上に軸線方向移動可能に、しかしながら該軸に対して相対回動不能に配置されている。このために円錐プレート202は内側歯部203を有しており、該内側歯部が軸220の外側歯部221に形状接続的(formschluessig)に相対回動不能に結合されている。
【0053】
軸線方向移動可能な円錐プレート202の軸線方向移動のため、及び円錐プレート対の円錐プレート間の巻掛け手段の圧着制御(Anpressungssteuerung)のため、及び伝動装置の伝達調節(Uebersetzungseinstellung)のために、ピストン・シリンダユニット211を設けてあり、該ピストン・シリンダユニットが圧力負荷のための2つの圧力室213,214を有している。圧力室213,214は軸220内の通路215,216を用いて圧力媒体を供給されるようになっており、このために場合によっては弁、絞り及び圧力媒体供給のための少なくとも1つのポンプが設けられている。
【0054】
圧力室213,214はほぼ円形リング状の構成部分によって形成されている。圧力室214が、軸線方向移動可能な円錐プレート202の1つの側壁202aの半径方向内側の区分、軸220の円筒周壁220a、円形リング状の構成部分230の半径方向内側の壁、並びに構成部分231の軸線方向に延びる半径方向内側の壁によって形成されている。圧力室214は軸220の軸線を中心としてほぼ回転対称的である。円錐プレートの軸線方向移動可能性及び構成部分230の軸線方向不動の配置に基づき、圧力室214の体積は変化可能であり、その結果、該圧力室の意図的な圧力負荷によって円錐プレートの軸線方向の移動が制御される。円形リング状の構成部分230は一方の軸線方向で軸220の段部に位置固定され、かつ他方の軸線方向で円形リング状の構成部分232によって位置固定されている。円形リング状の構成部分232は半径方向内側の区分で溶接継ぎ目240によって軸に結合されている。この場合、溶接継ぎ目240を介してエレメント232と軸220との間の回動不能(drehfest)なかつ軸線方向力支持可能(axialkraftabstuetzend)な結合が行われる。
【0055】
円形リング状の構成部分232を用いて同時に、別の円形リング状の構成部分233も半径方向内側の区分で溶接継ぎ目240若しくは別の溶接継ぎ目によって軸に結合されている。同じく別の有利な実施例ではエレメント230が半径方向内側の区分で溶接結合部を用いて軸220に結合されていてよい。
【0056】
軸線方向移動可能な円錐プレート202及び該円錐プレートに軸線方向不動に結合された円形リング状のエレメント231がピストン・シリンダユニット211のピストンを形成しており、シリンダがエレメント220,230によって形成されている。圧力室214内には、蓄力器が、既に前に図1について述べたように、円錐プレート202と軸線方向不動に配置されたエレメントとの間に締め付けて配置されている。
【0057】
圧力室213は、ほぼC字形のリング状の構成部分231,円形リング状の構成部分230の半径方向外側の壁、並びに構成部分232の半径方向内側の壁によって形成されている。圧力室213は軸220の軸線に対してほぼ回転対称的である。円錐プレートの軸線方向移動可能性、円錐プレートに軸線方向不動に結合された構成部分231、並びに軸線方向不動に配置された構成部分232によって、圧力室213の体積が変化可能であり、その結果、該圧力室の意図的な圧力負荷によって円錐プレートの軸線方向の移動が制御される。同じく巻掛け手段の圧着が制御される。円形リング状の構成部分232は半径方向内側の区分で溶接継ぎ目240によって軸に結合されている。
【0058】
円形リング状の構成部分230,232は半径方向外側の端部区分にシールリングのための受容部を有しており、シールリングはエレメント231の円筒面に密接に接触する。
【0059】
図4に示す別の実施例300においては、円形リング状の構成部分230,232,233が機能的に円形リング状の複雑な1つの構成部分301にまとめられている。構成部分301は半径方向内側の区分で溶接継ぎ目によって軸302に結合されている。円形リング状の複雑な構成部分301は、ほぼ回転対称的なコア310、並びに円形リング状のプレート部分として形成されたアーム(Arm)311,312を有している。アーム311は半径方向及び軸線方向に延びており、アーム312はもっぱらほぼ軸線方向に向けられている。アーム311,312は端部区分にシールリングのための受容部を有している。シールリング323,324がC字形の構成部分320の対向シール面(Gegendichtflaeche)に対して負荷されて、圧力室321,322を密閉している。有利には、回転対称的な構成部分301が鍛造部分若しくは鋳造部分として形成されている。アーム311,312は有利には、打ち抜き部分のような薄板部分として形成されて、溶接によってエレメント310に結合されていてよい。特に有利な実施例では、アームがリング状の薄板部分として形成されている。次いでアームはエレメント310のリング状のコアの周面に溶接される。
【0060】
断面でC字形の円形リング状の構成部分320に、円形リング状の構成部分330を密接に結合してあり、該構成部分は散乱油キャップ(Fliehoelhaube)として役立ち、遠心作用下の液力媒体、例えば油を半径方向内側へ導く。散乱油キャップは半径方向内側の区分にシールリング331の受容部を有しており、該シールリングが構成部分301の外周面332に対して密接に負荷されている。
【0061】
構成部分301は軸線方向で不動に配置されており、構成部分320は円錐プレート350に回動不能及び軸線方向不動に結合されて、該円錐プレートと一緒に軸線方向移動可能である。
【0062】
図5は伝動装置400の軸線方向移動可能な円錐プレート401の断面図である。軸線方向移動可能な円錐プレート401は軸402に、円錐プレート401の内側歯部及び軸402の外側歯部によって軸線方向移動可能に、しかしながら相対回動不能に結合されている。巻掛け手段403は部分的にしか示してない。
【0063】
円錐プレート401は図5の上側半部に軸線方向の一方の位置で示してあり、図5の下側半部に軸線方向の他方の位置で示してある。軸線方向移動可能な円錐プレートの軸線方向移動のために、圧力媒体負荷のための2つの圧力室412,414を備えたピストン・シリンダユニット410が用いられている。
【0064】
圧力室412が、円形リング状の構成部分420、軸402、円錐プレート401及びピストン430によって制限して形成されている。該圧力室は接続部440を備えており、該接続部が軸402に沿った通路(図示せず)を介して圧力媒体を供給されるようになっている。
【0065】
円形リング状のエレメント420は半径方向内側の区分で軸402に相対回動不能に結合、例えば溶接されている。エレメント420は軸線方向の第1の中間区分423で半径方向に広がって、第2の中間区分で一定に維持している。エレメント420は円錐プレートに隣接の軸線方向の端部区分425でピストン450のストッパとして役立ている。
【0066】
ピストン430が円形リング状のエレメントとして形成されていて、半径方向内側で、軸線方向移動可能な円錐プレート401に軸線方向不動及び相対回動不能に、例えば溶接若しくは摩擦接続(reibschluessig)若しくは(formschluessig)形状接続によって結合されている。ピストン430の半径方向外側の端部の受容部にシールが設けられており、該シールのシールリングが区分424に対して密接に負荷されている。
【0067】
圧力室414は、円形リング状のエレメント460、円錐プレート401、及びピストン450によって制限して形成されている。該圧力室は接続部(図示せず)を備えており、該接続部が軸402に沿った通路(図示せず)を介して圧力媒体を供給されるようになっている。
【0068】
円形リング状の構成部分460はほぼ中空円筒を形成していて、軸線方向移動可能な円錐プレートに半径方向外側で、例えば摩擦接続若しくは形状接続によって結合されている。同じく溶接結合が行われてよい。
【0069】
ピストン450は円形リング状のエレメントとして形成されている。ピストン450の半径方向内側及び半径方向外側の端部の受容部にシールが設けられており、該シールのシールリングが区分461,401aに対して密接に負荷されている。
【0070】
圧力室を形成する円形リング状のエレメントの半径方向内側の区分が、さらに同時に、ケーシング480内での軸402の軸受のための軸受内側リング470のための受容部として役立っている。この場合、軸受外側リング471がケーシング側に受容されている。
【0071】
図6に示す円錐形プーリー巻掛け式伝動装置200は図1に示す伝動装置10と類似している。違いとして、該伝動装置200はロック装置(Feststelleinrichtung)201を有しており、該ロック装置は出力側及び入力側の両方の円錐プレート201a,201b,202a,202bのために形成されている。経済的な実施例ではロック装置はプレート対201a,202b若しくは202a,201bに作用してよく、スペース及び配置の理由の場合にはロック装置は有利な形式でプレート対201a,202bに作用する。
【0072】
ロック装置201はアクチュエータ(Aktor)212,213を有しており、アクチュエータはケーシング突起214,215に不動に若しくは旋回可能に取り付けられている。有利には、電磁石若しくは回転運動を直線運動に換える変換装置、例えばラック付きのウオーム歯車装置を備えたモータのような電動駆動のアクチュエータが用いられ、つば222,223を備えた連接棒(Schubstange)220,221がロッド216,217を軸線方向で両方に負荷する。軸線方向でケーシング突起214,215とつば222,223との間に、軸線方向に有効なエネルギー貯蔵部(Energiespeicher)、ここではコイルばね224,225を配置してあり、エネルギー貯蔵部が連接棒の最大の調節行程を生ぜしめ、エネルギー貯蔵部の作用に抗してアクチュエータ212,213が連接棒を最小の調節行程で運動させる。
【0073】
ヒンジ244,245を用いてつば222,223に結合され、従って強制的に案内される作動機構216,217の機能は図7に詳細に示してある。作動機構216,217は連接棒220,221の軸線方向の運動を旋回運動に変換して、旋回運動がくさび(Keil)218,219を外側から円錐プレート201a,201b,202a,202bの周方向で円錐プレート間の間隙226,227内に押し込む。
【0074】
円錐プレート201a,202b若しくは201b,202aの軸線方向の離隔の際の傾倒モーメントを避けるために、円錐プレート201a,202aが軸線方向に形成されたつば228,229を有しており、従って両方の円錐プレート201a,202b若しくは202a,201bにおいてくさび218,219の軸線方向の接触面が軸線方向の同じ高さで生じる。つば228,229は軸線方向で円筒形の段部を形成していて、ピストン室の構成若しくはピストン室のカバーに関与させられてよく、図示の実施例ではピストン室213が部分的につば228及びシリンダ211aによって形成され、この場合、つばとシリンダが互いに密接に結合、例えば溶接されており、これによってシリンダ211aがピストン211bのために著しく簡単に構成され得る。円錐プレート201aのつば229は薄板210aのセンタリング作用を生ぜしめ、該薄板は外側のピストン室204aを形成していて、区分210bに周方向で軸線方向に向けられた櫛形プロフィール(Kammprofil)を有して、半径方向外側で支えられている。ピストン室204aの密閉のために、ピストン210dと薄板210aとの間に薄板210cが設けられて、円錐プレート201aの肩部201cに接触してセンタリングされている。
【0075】
図7はロック装置201の平面図であり、図面を見易くするために円錐プレートは省略してある。ロック装置201は入力側の円錐プレート及び出力側の円錐プレートから成る1つの円錐プレート対に対して形成されている。実線はロック装置を解離された位置で示し、破線は係合された位置で示している。
【0076】
アクチュエータ213はケーシング突起215に取り付けられていて、軸線方向でアクチュエータ213によって両方向に作動可能な連接棒221を有しており、該連接棒は端部223をつば状にエンボス加工されている。軸線方向でつば223とケーシング突起215との間にコイルばね225を締め込んであり、コイルばねが連接棒221を所定の力で負荷している。従ってアクチュエータ213はロック装置210の係合(Einruecken)に際してコイルばねによって助成され、スパイラルばね(Spiralfeder)226がばね定数の適当な設定に基づきロック装置201をアクチュエータ213の作動なしに解離する。このために、アクチュエータ213は、ロック装置201の解離の後に連接棒221を係止して、従ってアクチュエータを常に作動させておく必要がないように形成されていてよい。従って、ロック装置を係合させるためには、係止解除のパルスだけで十分である。
【0077】
つば223にヒンジ245を連結してあり、該ヒンジが作動機構217を受容しており、作動機構がヒンジ245に旋回可能に受容された2つの枢着レバー246,247を有しており、該枢着レバーはヒンジ248,249を介して第2のレバー250,251に旋回可能に結合されている。レバー250,251は伝動装置のケーシング若しくは別の定置の構成部分に設けられた転向点252,253に枢着されている。レバー250,251の端部に、くさび(Keil)219a,219bがレバー250,251の縦軸線を基準にして転向点252,253から離れる方向に配置されており、ロック機能を確保するためには原理的には1つのくさびで十分であり、この場合には前述の作動機構が用いられて、両方の転向点252,253のうちの1つの転向点の後ろで対応するレバー250若しくは251が切り詰められる。
【0078】
作動機構217によってアクチュエータの軸線方向の運動が転向点252,253を中心とした回転運動に変換され、回転運動がくさびを周方向で2つの円錐プレート(それぞれ1つの入力側の円錐プレートと1つの出力側の円錐プレート)間の間隙内に係合させる。
【0079】
アクチュエータ213の供給電圧の支障に際して、アクチュエータのための付加的な電圧供給が行われてよく、若しくは手動の緊急係止解除装置254が設けられていてよい。このために、トグルレバー装置(Kniehebelanordnung)を配置してあり、トグルレバー装置がヒンジ245に旋回可能に結合された第1のレバー255及び、ケーシング部分256に結合された第2のレバー257を有しており、両方のレバー255,257がヒンジ258によって互いに旋回可能である。係合過程に際してトグルレバーがヒンジ258で曲げられ、従って係合されたロック装置の終端位置でレバー255,257が破線で示す位置を占める。ヒンジ258に引っ張りロープ(Zugseil)259を固定してあり、引っ張りロープが伝動装置ケーシング260を通して外側へ導かれて、グリップ262を備えている。グリップと伝動装置ケーシングとの間に行程長さ補償ばね261を配置してあり、行程長さ補償ばねがロック装置201の係合過程と解離過程との間のヒンジ258の行程を補償する。選択的に、補償ばねの使用を省略して、伝動装置内の引っ張りロープ259の長さを余分に設けておくこともできる。緊急係止解除装置を作動させたい場合には、グリッパ262が引っ張られ、レバー比に基づきロック装置が解離される。さらに操作ロッドから成る操作装置を設けることも考えられ、操作ロッドがヒンジ258に作用結合されており、従って、緊急係止解除装置254がロッドの配置に関連して押され若しくは引っ張られる。本発明の思想では、別の箇所、例えば乗客室への操作装置の配置を排除するものではない。さらに補償ばね261が伝動装置内で若しくは伝動装置の外側でヒンジに作用するようになっていてよく、かつ適当な力によってロック装置を単独で解離できるように構成されていてよく、この場合、補償ばねは通常の運転時には例えばボルト(Bolzen)若しくは類似のものによって締め付けられた状態に保たれ、ボルトは緊急係止解除の目的に際してはじめて手動で、例えばロープを用いて若しくは発火技術によって外される。
【0080】
本発明の明細書では、請求範囲に記載されていないものの本発明に基づく種々の構成及び手段の特許請求を留保してある。
【0081】
本発明は図示の実施例に限定されるものではない。本発明の枠内で多数の変更が可能である。即ち、請求項及び実施例に記載の構成を種々に組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】円錐形プーリー巻掛け式伝動装置のような伝動装置の部分断面図
【図2】図2のaは円錐プレート対の部分断面図、図2のbは溶接継ぎ目の部分の拡大断面図
【図3】円錐プレート対の別の実施例の部分断面図
【図4】円錐プレート対のさらに別の実施例の部分断面図
【図5】円錐プレート対のさらに別の実施例の部分断面図
【図6】ロック装置を備えた伝動装置の断面図
【図7】ロック装置の平面図
【符号の説明】
1 プレート対、 2 プレート対、 3 チェーン、 4,5 調節部材、 6 圧力室、 7 蓄力器、 8 構成部分、 9 圧力室、10,11 ピストン・シリンダユニット、 12,13 圧力室、 14 トルクセンサ、 15 駆動歯車、 16 転がり軸受、 17 歯部、 18,19 カムプレート若しくは傾斜路プレート、 19a 区分、 19b 歯部、 21 構成部分、 22,23 圧力室、 24,25,26 構成部分、 26a 区分、 27 ニードル軸受、 28 球軸受、 29 ローラ軸受、 30 ケーシング、 31 ダブル円錐形ローラ軸受、 32 ローラ軸受、 33 傘歯車、 34 ポンプ、 35,36 通路、 37 接続管路、 38,39,40 通路、 41 流出通路、 42 中央の孔、 43 通路、 44 半径方向の孔、 45 リング溝、 46 通路、 47 貫通開口、 48 通路、 49 接続通路、 50 弁、 51,52 接続管路、53 圧力源、 55,56,57,58 通路、 59 通路、 60 半径方向の孔、 61,62 結合部、 63,64,65,66 センタリング区分、 67 舌状シール若しくはリップシール、 114 トルクセンサ、 115 入力歯車、 118,119 プレート部分、119a 区分、 190 溶接継ぎ目、 199 入力軸、 200 円錐形プーリー巻掛け式伝動装置、 201 円錐プレート対、 202 円錐プレート、 203 内側歯部、 213 アクチュエータ、 214,215 ケーシング突起、 217 作動機構、 220,221 連接棒、 222,223 つば、 240 溶接継ぎ目、 245 ヒンジ、 246,247 枢着レバー、 254 緊急係止解除装置、 255 レバー、 256 ケーシング部分、 257 レバー、 258 ヒンジ、 259 引っ張りロープ、 260 伝動装置ケーシング

Claims (11)

  1. 無断階に調節可能な円錐形プーリー巻掛け式伝動装置であって、1つの軸に沿って軸線方向移動可能及び軸線方向不動な円錐プレートをそれぞれ備えた第1の円錐プレート対及び第2の円錐プレート対、トルク伝達のために円錐プレート対間に配置された巻掛け手段を有しており、ほぼ円形リング状のエレメントを用いて、圧力負荷及び/又は移動可能な円錐プレートの軸線方向移動のための圧力室及びピストン・シリンダユニットが形成されており、さらに、前記それぞれ少なくとも1つの入力側の円錐プレート及び出力側の円錐プレートを互いに摩擦接続的にロックするロック装置を備えており、該ロック装置は、入力側の円錐プレートの外周面と出力側の円錐プレートの外周面とにより画定された間隙内で両方の前記外周面に当接可能な少なくとも1つのくさびを含んでいることを特徴とする、円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  2. 前記ロック装置は、2つの前記くさびを備えており、該両方くさびは前記間隙を介して対向して配置されている請求項記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  3. 前記くさびがアクチュエータを用いて前記間隙内に差し込まれるようになっている請求項又は記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  4. 前記くさびがアクチュエータを用いて前記間隙内に差し込まれるようになっており、軸線方向に有効な皿ばね若しくはコイルばねが作用方向で予荷重をかけられていて、かつ前記アクチュエータ若しくは別の構成部分によって予荷重のかけられた状態で係止されるようになっている請求項記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  5. 前記アクチュエータが電気的、液力的、空気力的若しくは機械的に作動されるようになっている請求項3又は4記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  6. 前記アクチュエータが、電動モータ、液力式又は空気力式の圧力シリンダを用いて作動されるようになっている請求項記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  7. 前記ロック装置が緊急運転時に解離されるようになっている請求項からのいずれか1項記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  8. 前記予荷重のかけられた皿ばね若しくはコイルばねが機械的に係止解除されて、前記ロック装置が皿ばね若しくはコイルばねの弛緩によって解離されるようになっている請求項記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  9. 前記少なくとも1つの円錐プレートが外周面に、軸線方向に形成されたつばを有しており、前記くさびの接触面が両方の円錐プレートにおいて軸線方向のほぼ同じ高さに位置している請求項からのいずれか1項記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  10. 前記少なくとも個別の円形リング状のエレメントが溶接継ぎ目を用いて前記軸に結合されている請求項1からのいずれか1項記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
  11. 前記円形リング状のエレメントが半径方向内側に前記軸の受容のための開口を有しており、該エレメントが半径方向内側で溶接継ぎ目を用いて前記軸に結合されている請求項10記載の円錐形プーリー巻掛け式伝動装置。
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