JP2000346140A - 無段変速機用ベルト - Google Patents

無段変速機用ベルト

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JP2000346140A
JP2000346140A JP11158331A JP15833199A JP2000346140A JP 2000346140 A JP2000346140 A JP 2000346140A JP 11158331 A JP11158331 A JP 11158331A JP 15833199 A JP15833199 A JP 15833199A JP 2000346140 A JP2000346140 A JP 2000346140A
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pulley
metal element
metal
inner end
belt
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Hiroshi Wakui
寛 和久井
Kohei Osono
耕平 大薗
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プーリの回転軸から供給された潤滑油で金属
エレメントのプーリ当接面を効果的に潤滑できるように
し、しかも潤滑油に含まれる異物が金属エレメントに付
着し難くする。 【解決手段】 金属エレメント32のサドル面44を基
準とし、プーリ当接面39の半径方向内端までの高さh
1は、エレメント本体34の左右方向中央部(ネック部
36の下方)の半径方向内端までの高さh2よりも小さ
く設定されており、エレメント本体34の左右方向中央
部の半径方向内端は左右方向両端部の半径方向内端より
も半径方向内側に距離dだけ突出している。プーリに巻
き付いている金属ベルトの内周面に供給された潤滑油
は、矢印bで示すように遠心力で金属エレメント32の
左右方向中央部から左右方向両端部にスムーズに供給さ
れ、金属エレメント32のプーリ当接面39およびプー
リのV面38を効果的に潤滑する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状の金属リン
グを複数枚積層した左右一対の金属リング集合体に多数
の金属エレメントを支持してなり、プーリに巻き掛けら
れて駆動力の伝達を行う間に該プーリの回転軸から供給
される潤滑油によって金属エレメントのプーリ当接面と
プーリのV面との接触部を潤滑される無段変速機用ベル
トに関する。
【0002】
【従来の技術】無段変速機の金属ベルトに用いられる金
属エレメントとして、実開昭62−131143号公報
に記載されたものが公知である。図5は上記従来の金属
エレメント32を示すもので、エレメント本体34、ネ
ック部36およびイヤー部37を備えた金属エレメント
32は、そのエレメント本体34の左右方向両端部にプ
ーリのV面38,38に当接するプーリ当接面39,3
9が形成される。金属リング集合体31,31の内周面
が当接するサドル面44,44を基準としたとき、その
サドル面44,44からプーリ当接面39,39の半径
方向内端までの距離h1′は、サドル面44,44から
エレメント本体34の左右方向中央部の半径方向内端ま
での距離h2よりも大きく設定されている。即ち、エレ
メント本体34の半径方向内端は、その左右方向両端部
が左右方向中央部よりも距離d′だけ半径方向内側に突
出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金属ベルト
がプーリに巻き付くとき、その金属エレメントの左右方
向両端部に形成されたプーリ当接面とプーリのV面との
接触部を潤滑すべく、プーリの回転軸から金属ベルトの
内周面に向けて潤滑油が供給される。このとき、図5に
示す従来の金属エレメント32は左右方向両端部が半径
方向内側に突出しているため、プーリの回転軸から供給
された潤滑油は、矢印aで示すように金属エレメント3
2の左右方向両端の内向きの突出部に押し戻されてしま
い、金属エレメント32のプーリ当接面39,39とプ
ーリのV面38,38との接触部に潤滑油が流入し難く
なる。また駆動プーリおよび従動プーリ間を直線状に延
びる金属ベルトの弦部においても、金属エレメント32
の半径方向内端の凹部(図5の斜線部参照)から潤滑油
が排出され難いため、潤滑油に含まれる金属粉等の異物
が金属エレメント32に付着してしまう問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、プーリの回転軸から供給された潤滑油で金属エレメ
ントのプーリ当接面を効果的に潤滑できるようにし、し
かも潤滑油に含まれる異物が金属エレメントに付着し難
くすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、無端状の金属
リングを複数枚積層した左右一対の金属リング集合体に
多数の金属エレメントを支持してなり、プーリに巻き掛
けられて駆動力の伝達を行う間に該プーリの回転軸から
供給される潤滑油によって金属エレメントのプーリ当接
面とプーリのV面との接触部を潤滑される無段変速機用
ベルトにおいて、金属エレメントの左右方向中央部の半
径方向内端を、金属エレメントの左右方向両端部に形成
されたプーリ当接面の半径方向内端よりも半径方向内側
に突出させたことを特徴とする無段変速機用ベルトが提
案される。
【0006】上記構成によれば、プーリに巻き掛けられ
た無段変速機用ベルトの内周面に該プーリの回転軸から
潤滑油が供給されたとき、金属エレメントの左右方向中
央部の半径方向内端が、金属エレメントの左右方向両端
部に形成されたプーリ当接面の半径方向内端よりも半径
方向内側に突出しているため、前記潤滑油は金属エレメ
ントの半径方向内端を左右方向中央部から左右方向両端
部に向かって流れ、金属エレメントのプーリ当接面を効
果的に潤滑することがきる。また金属エレメントの半径
方向内端に凹状の空間が形成されないため、無段変速機
用ベルトがプーリ間の弦部にあるときに、前記金属エレ
メントの半径方向内端に潤滑油が溜まり難くなって潤滑
油に含まれる金属粉等の異物の付着が防止される。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、金属エレメントは、金属リン
グ集合体の内周面を支持するサドル面を基準とした左右
方向両端部の半径方向内端までの高さが、前記サドル面
を基準とした左右方向中央部の半径方向内端までの高さ
よりも小さく設定されたことを特徴とする無段変速機用
ベルトが提案される。
【0008】上記構成によれば、金属エレメントがプー
リのV溝から受ける左右方向の圧縮荷重に耐えることが
できる範囲で、金属エレメントのサドル面を基準とした
左右方向中央部の半径方向内端までの高さを必要最小限
の高さに設定したとき、その高さよりもサドル面を基準
としたプーリ当接面の半径方向内端までの高さが小さく
設定されるので、プーリ当接面の半径方向内端の位置に
制限されることなく金属エレメントをプーリの回転軸に
できるだけ接近させて変速比レンジを拡大することがで
きる。
【0009】尚、実施例のドリブンプーリ11は本発明
のプーリに対応し、実施例のドリブンシャフト10は本
発明の回転軸に対応する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は無段変速機を搭載した車両の動力伝達系のス
ケルトン図、図2は図1の要部拡大図、図3は金属ベル
トの部分斜視図、図4は金属エレメントの正面図であ
る。尚、本実施例で用いる金属エレメントの前後方向、
左右方向、半径方向の定義は図3に示されている。半径
方向はその金属エレメントが当接するプーリの半径方向
として定義されるもので、プーリの回転軸に近い側が半
径方向内側であり、プーリの回転軸に遠い側が半径方向
外側である。また左右方向は金属エレメントが当接する
プーリの回転軸に沿う方向として定義され、前後方向は
金属エレメントの進行方向に沿う方向として定義され
る。
【0012】図1および図2は自動車に搭載された金属
ベルト式無段変速機Tの概略構造を示すもので、エンジ
ンEのクランクシャフト1にダンパー2を介して接続さ
れたインプットシャフト3は発進用クラッチ4を介して
金属ベルト式無段変速機Tのドライブシャフト5に接続
される。ドライブシャフト5に設けられたドライブプー
リ6は、ドライブシャフト5に固着された固定側プーリ
半体7と、この固定側プーリ半体7に対して接離可能な
可動側プーリ半体8とを備えており、可動側プーリ半体
8は油室9に作用する油圧で固定側プーリ半体7に向け
て付勢される。
【0013】ドライブシャフト5と平行に配置されたド
リブンシャフト10に設けられたドリブンプーリ11
は、ドリブンシャフト10に固着された固定側プーリ半
体12と、この固定側プーリ半体12に対して接離可能
な可動側プーリ半体13とを備えており、可動側プーリ
半体13は油室14に作用する油圧で固定側プーリ半体
12に向けて付勢される。ドライブプーリ6およびドリ
ブンプーリ11間に、左右の一対の金属リング集合体3
1,31に多数の金属エレメント32を支持してなる金
属ベルト15が巻き掛けられる(図3参照)。それぞれ
の金属リング集合体31は、12枚の金属リング33を
積層してなる。
【0014】金属ベルト15を潤滑すべく、ドリブンシ
ャフト10の中心に沿ってオイル通路101 が形成され
ており、このオイル通路101 から分岐するオイル通路
10 2 ,102 がドリブンプーリ11の固定側プーリ半
体12および可動側プーリ半体13間に開口する(図2
参照)。
【0015】ドリブンシャフト10には前進用ドライブ
ギヤ16および後進用ドライブギヤ17が相対回転自在
に支持されており、これら前進用ドライブギヤ16およ
び後進用ドライブギヤ17はセレクタ18により選択的
にドリブンシャフト10に結合可能である。ドリブンシ
ャフト10と平行に配置されたアウトプットシャフト1
9には、前記前進用ドライブギヤ16に噛合する前進用
ドリブンギヤ20と、前記後進用ドライブギヤ17に後
進用アイドルギヤ21を介して噛合する後進用ドリブン
ギヤ22とが固着される。
【0016】アウトプットシャフト19の回転はファイ
ナルドライブギヤ23およびファイナルドリブンギヤ2
4を介してディファレンシャル25に入力され、そこか
ら左右のアクスル26,26を介して駆動輪W,Wに伝
達される。
【0017】而して、エンジンEの駆動力はクランクシ
ャフト1、ダンパー2、インプットシャフト3、発進用
クラッチ4、ドライブシャフト5、ドライブプーリ6、
金属ベルト15およびドリブンプーリ11を介してドリ
ブンシャフト10に伝達される。前進走行レンジが選択
されているとき、ドリブンシャフト10の駆動力は前進
用ドライブギヤ16および前進用ドリブンギヤ20を介
してアウトプットシャフト19に伝達され、車両を前進
走行させる。また後進走行レンジが選択されていると
き、ドリブンシャフト10の駆動力は後進用ドライブギ
ヤ17、後進用アイドルギヤ21および後進用ドリブン
ギヤ22を介してアウトプットシャフト19に伝達さ
れ、車両を後進走行させる。
【0018】このとき、金属ベルト式無段変速機Tのド
ライブプーリ6の油室9およびドリブンプーリ11の油
室14に作用する油圧を、電子制御ユニットU1 からの
指令で作動する油圧制御ユニットU2 で制御することに
より、その変速比が無段階に調整される。即ち、ドライ
ブプーリ6の油室9に作用する油圧に対してドリブンプ
ーリ11の油室14に作用する油圧を相対的に増加させ
れば、ドリブンプーリ11の溝幅が減少して有効半径が
増加し、これに伴ってドライブプーリ6の溝幅が増加し
て有効半径が減少するため、金属ベルト式無段変速機T
の変速比はLOWに向かって無段階に変化する。逆にド
リブンプーリ11の油室14に作用する油圧に対してド
ライブプーリ6の油室9に作用する油圧を相対的に増加
させれば、ドライブプーリ6の溝幅が減少して有効半径
が増加し、これに伴ってドリブンプーリ11の溝幅が増
加して有効半径が減少するため、金属ベルト式無段変速
機Tの変速比はODに向かって無段階に変化する。
【0019】図3および図4に示すように、金属板から
打ち抜いて成形した金属エレメント32は、概略台形状
のエレメント本体34と、金属リング集合体31,31
が嵌合する左右一対のリングスロット35,35間に位
置するネック部36と、ネック部36を介して前記エレ
メント本体34の上部に接続される概略三角形のイヤー
部37とを備える。エレメント本体34の左右方向両端
部には、ドライブプーリ6およびドリブンプーリ11の
V面38,38に当接可能な一対のプーリ当接面39,
39が形成される。また金属エレメント32の進行方向
前側および後側には、該進行方向に直交するとともに相
互に平行な前後一対の主面40,40が形成され、また
進行方向前側の主面40の下部には左右方向に延びるロ
ッキングエッジ41を介して傾斜面42が形成される。
更に、前後に隣接する金属エレメント32,32を結合
すべく、イヤー部37の前後面に凹凸部43が形成され
る。
【0020】図4から明らかなように、金属エレメント
32のリングスロット35,35の半径方向内側に形成
されたサドル面44,44を基準とし、プーリ当接面3
9,39の半径方向内端までの高さh1は、エレメント
本体34の左右方向中央部(ネック部36の下方)の半
径方向内端までの高さh2よりも小さく設定されてお
り、エレメント本体34の左右方向中央部の半径方向内
端は左右方向両端部の半径方向内端よりも半径方向内側
に距離dだけ突出している。
【0021】従って、金属ベルト15がドリブンプーリ
11に巻き付いているとき、ドリブンシャフト10のオ
イル通路102 ,102 から金属ベルト15の内周面に
供給された潤滑油は、図4に矢印bで示すように遠心力
で金属エレメント32の左右方向中央部から左右方向両
端部にスムーズに供給され、金属エレメント32のプー
リ当接面39,39およびドリブンプーリ6のV面3
8,38を効果的に潤滑する。また金属ベルト15がド
ライブプーリ6およびドリブンプーリ11に巻き付かな
い部分、つまりドライブプーリ6およびドリブンプーリ
11間の弦部において、潤滑油が金属ベルト15の内周
面に保持されることなく速やかに排出されるため、潤滑
油に含まれる金属粉等の異物が金属エレメント32に付
着し難くなる。
【0022】ところで、金属ベルト式無段変速機Tの変
速比レンジを拡大するには、ドライブプーリ6に巻き付
く金属ベルト15の金属エレメント32がドライブシャ
フト5にできるだけ接近できるようにし、またドリブン
プーリ11に巻き付く金属ベルト15の金属エレメント
32がドリブンシャフト10にできるだけ接近できるよ
うにすることが必要であり、そのためには金属エレメン
ト32のサドル面44,44から測った金属エレメント
32の半径方向内端までの高さを最小限に抑えなければ
ばらない。しかしながら、金属エレメント32がドライ
ブプーリ6あるいはドリブンプーリ11から受ける左右
方向に圧縮荷重に耐えるためには、金属エレメント32
のネック部36に隣接する部分において前記高さを無制
限に減少させることはできず、強度を確保するための最
小限の高さが必要である。
【0023】図4に示す本実施例の金属エレメント32
と、図5に示す従来の金属エレメント32とを比較する
と明らかなように、金属エレメント32のネック部36
に隣接する左右方向中央部の高さh2を等しくした場
合、図5の従来のものはプーリ当接面39,39が半径
方向内側に距離d′だけ突出しているため、サドル面4
4,44から測った金属エレメント32の最大高さがh
1′になるのに対し、図4の本実施例にものはプーリ当
接面39,39が半径方向外側に距離dだけ引っ込んで
いるため、サドル面44,44から測った金属エレメン
ト32の最大高さがh2(<h1′)になり、従来のも
のの最大高さよりも小さくなる。
【0024】このように、本実施例によればサドル面4
4,44から測った金属エレメント32の最大高さを減
少させることができるため、LOWレシオのときに金属
エレメント32をドライブシャフト5にできるだけ接近
させ、ODレシオのときに金属エレメント32をドリブ
ンシャフト10にできるだけ接近させることができ、そ
の結果、変速比レンジをLOWレシオ側およびODレシ
オ側の両方に拡大することができる。
【0025】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、プーリに巻き掛けられた無段変速機用ベルト
の内周面に該プーリの回転軸から潤滑油が供給されたと
き、金属エレメントの左右方向中央部の半径方向内端
が、金属エレメントの左右方向両端部に形成されたプー
リ当接面の半径方向内端よりも半径方向内側に突出して
いるため、前記潤滑油は金属エレメントの半径方向内端
を左右方向中央部から左右方向両端部に向かって流れ、
金属エレメントのプーリ当接面を効果的に潤滑すること
がきる。また金属エレメントの半径方向内端に凹状の空
間が形成されないため、無段変速機用ベルトがプーリ間
の弦部にあるときに、前記金属エレメントの半径方向内
端に潤滑油が溜まり難くなって潤滑油に含まれる金属粉
等の異物の付着が防止される。
【0027】また請求項2に記載された発明によれば、
金属エレメントがプーリのV溝から受ける左右方向の圧
縮荷重に耐えることができる範囲で、金属エレメントの
サドル面を基準とした左右方向中央部の半径方向内端ま
での高さを必要最小限の高さに設定したとき、その高さ
よりもサドル面を基準としたプーリ当接面の半径方向内
端までの高さが小さく設定されるので、プーリ当接面の
半径方向内端の位置に制限されることなく金属エレメン
トをプーリの回転軸にできるだけ接近させて変速比レン
ジを拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト式無段変速機を搭載した車両の動力伝達
系のスケルトン図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】金属ベルトの部分斜視図
【図4】金属エレメントの正面図
【図5】従来の金属エレメントの正面図
【符号の説明】
10 ドリブンシャフト(回転軸) 11 ドリブンプーリ(プーリ) 31 金属リング集合体 32 金属エレメント 33 金属リング 38 V面 39 プーリ当接面 44 サドル面 h1 高さ h2 高さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の金属リング(33)を複数枚積
    層した左右一対の金属リング集合体(31)に多数の金
    属エレメント(32)を支持してなり、プーリ(11)
    に巻き掛けられて駆動力の伝達を行う間に該プーリ(1
    1)の回転軸(10)から供給される潤滑油によって金
    属エレメント(32)のプーリ当接面(39)とプーリ
    (11)のV面(38)との接触部を潤滑される無段変
    速機用ベルトにおいて、 金属エレメント(32)の左右方向中央部の半径方向内
    端を、金属エレメント(32)の左右方向両端部に形成
    されたプーリ当接面(39)の半径方向内端よりも半径
    方向内側に突出させたことを特徴とする無段変速機用ベ
    ルト。
  2. 【請求項2】 金属エレメント(32)は、金属リング
    集合体(31)の内周面を支持するサドル面(44)を
    基準とした左右方向両端部の半径方向内端までの高さ
    (h1)が、前記サドル面(44)を基準とした左右方
    向中央部の半径方向内端までの高さ(h2)よりも小さ
    く設定されたことを特徴とする、請求項1に記載の無段
    変速機用ベルト。
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