JP4520730B2 - 貸しロッカーシステム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば駅構内に設置され、複数の利用者にロッカーボックスを利用可能とした貸しロッカーシステムに関する。
従来、貸しロッカーシステムは、空きロッカーボックスに荷物を収納して扉を閉め、利用料金としてコインを投入することにより鍵による施錠が可能となる。そして、施錠すると利用料金は装置内に回収される。また、所定時間以内であれば鍵による解錠が可能であり、時間超過により超過料金が発生している場合にはその料金を投入して解錠が可能となる。しかし、このような貸しロッカーシステムでは利用者は、利用期間中は鍵を保管している必要があり不便である。
また、暗証番号式のロッカー装置も多々有り、このようなロッカー装置では鍵などを保管する必要がなく、また、鍵の紛失や盗難などによる不都合も回避できるという利点があり、広く普及している。例えば、ゴルフ場などのスポーツ施設で会員(メンバー)にロッカーボックスを指定して提供するものがある。しかし、この場合も利用者は暗証番号を覚えておく必要があり、この点で不便である。
そこで、例えば特許第2858014号公報に開示されているように、プリペードカードを用い、ロッカー使用時にプリペードカードにロッカー番号等を記憶させておき、そのプリペードカードを用いて解錠できるようにしたものがある。
また、特開2001−325660号公報には、携帯電話機を利用してロッカー装置の空き状態などの情報を確認でき、利用料金を携帯電話機の電話番号に対して課金し、さらにその電話番号を照合することで解錠できるようにしたものがある。
特許第2858014号公報 特開2001−325660号公報
前記のようにプリペードカードや携帯電話機を用いてロッカーボックスの解錠等を行えるようにすると、鍵や暗証番号の問題も解決するが、このようなプリペードカードを読み取るためのカードリーダや、操作状態の表示等を行うための各種装置をロッカーボックス各個に設けるのはコストの面で問題があるので、このような装置あるいは操作部は複数のロッカーボックスのひとまとまりであるユニットについて1台の制御装置に設けるのが一般的である。しかし、複数の利用者の各々がロッカーボックスを同時に利用することも考えられ、このような場合に、1台の制御装置で操作する場合に混乱が生じる可能性もある。また、同時に各ロッカーボックスに対応する処理を行うとなると制御ユニットの処理が複雑になる。
本発明は、携帯に便利な送信手段を用いてIDコードによりロッカーボックスを解錠できるようにしながら、簡単な制御でしかも利用し易いロッカーシステムを提供することを課題とする。
請求項1の貸しロッカーシステムは、複数のロッカーボックスと該ロッカーボックスの施解錠を制御する制御手段を備え、IDコードが設定されるとともに該IDコードを送信可能な携帯送信手段と前記制御手段とで送受信を行うことで、ロッカーボックスの使用を可能にした貸しロッカーシステムであって、前記ロッカーボックスに表示手段を備えるとともに、前記各ロッカーボックスに対応する施錠スイッチであって、その操作によって施錠操作の処理の実行を可能にする施錠スイッチを備え、前記制御手段は該施錠スイッチの操作を監視し、該施錠スイッチの操作を検出すると該検出された施錠スイッチに対応するロッカーボックスについて、前記表示手段で該操作の検出に対応する表示を行うとともに、操作部処理タイマをスタートさせ、該検出された施錠スイッチに対応するロッカーボックスの施錠操作の処理が終了するまで他のロッカーボックスについての施錠スイッチの操作で実行される施錠操作の処理を待機させ、所定時間内に料金支払いが完了すれば、該ロッカーボックスの錠装置を施錠することを特徴とする。
請求項の貸しロッカーシステムは、請求項1にに記載の貸しロッカーシステムであって、前記携帯送信手段として、利用者特有のIDコードが記録されたカード型の携帯送信手段を用いることを特徴とする。
請求項の貸しロッカーシステムは、請求項1に記載の貸しロッカーシステムであって、前記携帯送信手段として携帯電話機を用い、該携帯電話の電話番号を前記IDコードとすることを特徴とする。
請求項の貸しロッカーシステムは、請求項1に記載の貸しロッカーシステムであって、前記携帯送信手段として、利用者特有のIDコードが記録されたカード型の携帯送信手段及び携帯電話機を用いるとともに、前記制御手段が該カード型の携帯送信手段と、携帯電話機との間でそれぞれ送受信可能にしたことを特徴とする。
請求項1の貸しロッカーシステムによれば、携帯送信手段のIDコードによりロッカーボックスを使用することが可能となるので利用しやすくなり、かつ、制御手段は施錠スイッチの操作が検出されたロッカーボックスについての施錠操作の処理を優先実行するので、簡単な制御となり、かつ、ロッカーボックスの表示手段の表示により、施錠スイッチの操作が検出されたことが解るので、利用者は該当するロッカーボックスについて制御手段が処理を行うことを理解できるので、戸惑うことなく制御装置等で操作を行うことができる。
また、優先実行する施錠操作の処理が終了するまで他のロッカーボックス(施錠スイッチ)についての施錠操作の処理を行わないので、さらに確実に制御することが可能となる。
請求項の貸しロッカーシステムによれば、請求項と同様な効果が得られるとともに、利用者特有のIDコードが記録されたカード型の携帯送信手段を用いるので、この携帯送信手段として、例えば駅の自動改札等でIDコードを発信して改札を済ませるのに用いるカード型のプリペイドカード(例えば「Suica」(商標))を用いることができ、特に貸しロッカーシステムは駅構内等に設置することが多いので、利用者が利用し易くなる。
請求項の貸しロッカーシステムによれば、請求項と同様な効果が得られるとともに、携帯送信手段として携帯電話機を用いるとともににその電話番号をIDコードとするので、IDコードを記憶しておく必要もなく、さらに、近年広く普及している携帯電話機でロッカーボックスを使用できるので、利用者が利用し易くなる。
請求項の貸しロッカーシステムによれば、請求項と同様な効果が得られるとともに、請求項及び請求項と同様な効果も得られ、さらに、利用者が利用し易くなる。
次に、本発明の貸しロッカーシステムの実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の貸しロッカーシステムの外観正面図である。このシステムは集中制御装置1とその両側にそれぞれ複数のロッカーボックス2を配置したものである。集中制御装置1の内部には、レシートを発行するためのプリンタ11、タッチパネル付きLCD表示器12、非接触ICカードCからの電波を受信するカードリーダ13、携帯電話機Tからの赤外線を受信する赤外線モジュール14、紙幣の鑑別を行う紙幣鑑別機15、硬貨の識別を行う検銭機16が配設されている。
集中制御装置1のパネル面には、プリンタ11からレシートを排出するためのレシート出口11a、LCD表示器12の表示窓となる操作表示部12a、カードリーダ13で電波の送受信を行うアンテナ部13a、赤外線モジュール14で赤外線を受信する赤外線受信部14a、紙幣鑑別機15に紙幣を投入するための紙幣投入口15a、検銭機16に硬貨を投入するための硬貨投入口16a、検銭機16から硬貨を返却するための硬貨返却口16b、及び硬貨返却レバー17が配設されている。
また、各ロッカーボックス2は、ロッカー扉2aの内部に集中制御装置1からの制御信号に基づいてロッカー扉2aを施解錠する錠装置21、ロッカー扉2aの開閉状態を検出する扉開閉スイッチ22、錠装置21側の框部に配設された施錠スイッチ23、施錠スイッチ23の上部に配設された施錠確認用LED24、ロッカー2aの錠装置21の近傍に配設された状態表示用LED25をそれぞれ備えている。
図2は集中制御装置1の要部ブロック図である。集中制御装置1はマイクロコンピュータで構成された制御ユニット10と電源10Aを備えており、制御ユニット10にはプリンタ11、LCD表示器12、カードリーダ13、赤外線モジュール14、紙幣鑑別機15、検銭機16、各ロッカーボックス2の各錠装置21が接続されている。また、錠装置21には図示しない基板を介して、扉開閉スイッチ22、施錠スイッチ23、施錠確認用LED24、状態表示用LED25がそれぞれ接続されている。制御ユニット10は、プリンタ11への印字データの出力、LCD表示器12への表示データの出力と操作状態の検出を行う。また、制御ユニット10は、カードリーダ13、赤外線モジュール14、紙幣鑑別機15及び検銭機16からのデータの入力や紙幣や硬貨の鑑別状態を検出する。さらに、制御ユニット10は、錠装置21を介して、扉開閉スイッチ22、施錠スイッチ23の操作状態を検出するとともに、施錠確認用LED24、状態表示用LED25の駆動制御を行う。そして、制御ユニット10は後述の制御プログラムに基づいてロッカーシステムの制御を行う。
図3は実施形態の非接触ICカードC及び携帯電話機Tを用いる場合の通信システムを概念的に示す要部ブロック図である。携帯電話機Tには、所定のダウンロード用WEBサーバ20から予め通信用のアプリケーションをダウンロードしておく。そして、携帯電話機Tはこのアプリケーションにより集中制御装置1との間で赤外線通信を行う。また、非接触ICカードCは制御ユニット10の前記カードリーダ13からの特定の電波を受信して起動し、予め記憶されているIDコードを送信する。
この実施形態では、操作表示部12aを操作して操作形態の異なる第1〜第4モードを選択することができるることができる。第1モードでは非接触ICカードCによる施錠及び解錠を行う。第2モードでは携帯電話機Tによる施錠及び解錠を行う。第3モードでは料金投入による施錠と携帯電話機Tによる解錠を行う。第4モードでは料金投入による施錠及び暗証番号の発行を行い、暗証番号による解錠を行う。以下、各モードにおける操作方法と装置の動作を説明する。なお、ロッカーボックス2が空き状態(非使用状態)のときは、錠装置21は解錠状態で状態表示用LED25が緑色に点灯されている。利用者は空き状態のロッカーボックス2に荷物を収納してロッカー扉2aを閉めると、施錠確認用LED24が橙色で点滅するので、施錠スイッチ23を押す。このとき、他に利用者が操作していなければ、施錠確認用LED24が消灯するとともに状態表示用LED25を赤色で点滅する。そして、操作表示部12aには、モードを選択するように案内が表示されるので、操作表示部12aを操作してモードを選択する。
第1モード:利用者が非接触ICカードCを集中制御装置1のアンテナ部13aにかざすと、その非接触ICカードCのIDコードが集中制御装置1側で読み取られ、操作表示部12aに料金を投入するように案内する表示が行われる。そして、硬貨投入口16aから硬貨(例えば100円硬貨)を投入するか、紙幣投入口15aから紙幣を投入すると錠装置21が施錠され、状態表示用LED25が赤色の点灯に変わり、使用状態を表示する。また、施錠されるとレシートが発行される。
解錠操作をするときは、非接触ICカードCをアンテナ部13aにかざすと、前記同様IDコードが読み取られ、所定の利用時間内であれば錠装置21が解錠されて、状態表示用LED25が赤の点滅となる。そして、ロッカー扉2aを開いて荷物を取り出し、ロッカー扉2aを閉めると、状態表示LED25が緑色の点灯に変わり、空き状態を表示する。なお、時間超過による追加料金が発生している場合には、前記IDコードが読み取られた後、操作表示部12aに追加の料金投入を案内する表示が行われるとともに、レシートの要不要を選択する操作の案内が行われる。そして、レシート要不要の選択操作行い、追加の料金を硬貨投入口16aあるいは紙幣投入口15aから投入する。これにより、利用者が希望した場合、プリンタ11によりレシートが発行されるとともに、錠装置21が解錠され、状態表示用LED25が赤の点滅となる。後は上記同様に荷物を取り出してロッカー扉2aを閉めると状態表示LED25が緑色の点灯に変わる。
第2モード:利用者が携帯電話機Tを集中制御装置1の赤外線受信部14aにかざすと、該携帯電話機Tの電話番号等の各種情報が集中制御装置1側で読み取られ、その携帯電話機T(利用者)に自動的に課金される。そして、錠装置21が施錠され、状態表示LED25が赤色の点灯に変わり、使用状態を表示する。また、施錠されると希望に応じてレシートが発行され。なお、携帯電話機Tについて、例えば電話使用料の支払等のために契約されている口座等において引き落とし料金が不足の場合は、その旨と料金を投入するように案内する表示が行われ、前記同様に硬貨あるいは紙幣により料金を投入すると錠装置21が施錠され、状態表示用LED25が赤色の点灯に変わり、使用状態を表示する。なお、施錠されると希望に応じてレシートが発行される。
解錠操作をするときは、携帯電話機Tを赤外線受信部14aにかざすと、前記同様電話番号等の各種情報が読み取られ、所定の利用時間内であれば錠装置21が解錠されて状態表示用LED25が赤の点滅となる。なお、追加料金が発生している場合には、前記電話番号等が読み取られた後、操作表示部12aに追加の料金支払いを案内する表示が行われるとともに、レシートの要不要を選択する操作の案内が行われる。そして、レシート要不要の選択操作行い、自動課金の操作または追加の料金を投入すると、希望に応じてレシートが発行されるとともに、錠装置21が解錠され、状態表示用LED25が赤の点滅となる。後は前記同様に荷物を取り出してロッカー扉2aを閉めると状態表示LED25が緑色の点灯に変わる。自動課金のときに、引き落とし料金が不足の場合は、その旨と料金を投入するように案内する表示が行われ、前記同様に追加の料金を投入により解錠される。
第3モード:操作表示部12aに、指定された番号に携帯電話機Tで電話を発信させるように案内が表示される。携帯電話機Tで指定番号に電話をすると、操作表示部12aに受付了承の表示と料金を投入するように案内する表示が行われる。硬貨あるいは紙幣により料金を投入すると、錠装置21が施錠されて状態表示用LED25が赤色の点灯に変わり、使用状態を表示する。なお、利用者が希望した場合、施錠されるとレシートが発行される。
解錠操作をするときは、携帯電話機Tで指定番号に電話をすると、操作表示部12aに解錠ボタンスイッチを表示するとともにこの解錠ボタンスイッチを操作するように案内する表示が行われる。操作表示部12aに表示された解錠ボタンスイッチを操作すると、所定の利用時間内であれば錠装置21が解錠されて、状態表示用LED25が赤の点滅となる。荷物を取り出してロッカー扉2aを閉めると状態表示LED25が緑色の点灯に変わり、空き状態を表示する。なお、追加料金が発生している場合には、携帯電話機Tで指定番号に電話をした後、操作表示部12aに追加料金を投入するように案内する表示が行われる。前記同様に追加の料金を投入すると、操作表示部12aに解錠ボタンスイッチを操作するように案内する表示が行われる。解錠ボタンスイッチを操作すると前記同様に、錠装置21が解錠され、状態表示用LED25が赤の点滅となり、荷物を取り出してロッカー扉2aを閉めると状態表示LED25が緑色の点灯に変わる。
第4モード:操作表示部12aに料金を投入するように案内する表示が行われる。硬貨あるいは紙幣により料金を投入すると錠装置21が施錠され、状態表示用LED25が赤色の点灯に変わり、レシートが発行される。このレシートには、解錠用の例えば6桁の暗証番号が印刷されている。
解錠操作をするときは、操作表示部12aから暗証番号を入力すると、所定の利用時間内であれば錠装置21が解錠されて、状態表示用LED25が赤の点滅となる。追加料金が発生している場合には、暗証番号を入力した後、操作表示部12aに追加の料金支払いを案内する表示が行われるとともに、レシートの要不要を選択する操作の案内が行われる。そして、レシート要不要の選択操作行い、追加の料金を投入すると、希望に応じてレシートが発行されるとともに、錠装置21が解錠され、状態表示用LED25が赤の点滅となる。なお、荷物の取り出しと緑色の点灯による空き状態の表示は前記同様である。
なお、各モードにおいて、施錠/解錠の対象とするロッカーボックス2は、非接触ICカードCのIDコード(第1モード)、携帯電話機Tの電話番号(第2、第3モード)、暗証番号(第4モード)と、それぞれ対応付けられており、解錠操作のとき、集中制御装置1において、これらのIDコード、電話番号、暗証番号から対象ロッカーボックス2を特定していることはいうまでもない。
また、前記のように各モードで施錠操作を行う場合、ロッカー扉2aを閉めたときに施錠確認用LED24が橙色で点滅し、施錠スイッチ23を押したときそれが消灯するするので、そのロッカーボックス(その利用者)についてのみの施錠操作(すなわち集中制御装置1のパネル面での操作)が可能となり、複数の利用者の同時利用が競合することがない。また、後述説明するように、この施錠操作が終了すると、他のロッカーボックスについての施錠スイッチ23の操作と施錠操作が可能となる。なお、解錠操作のときは集中制御装置1で一人の利用者が操作していれば、他の利用者は操作できないので、操作が競合することはない。
図4は集中制御装置1のコンピュータ10における制御プログラムのフローチャートの一部、図5は同フローチャートの他の一部であり、同フローチャートを参照しながら動作を説明する。なお、この制御ではロッカー扉2aが閉められてから施錠スイッチ23が操作されるまでの時間を所定時間に制限するための施錠スイッチタイマ、ロッカー扉2aを開いてから閉じられるまでの時間を所定時間に制限するための扉タイマ、施錠スイッチ23を操作してから料金投入等の処理が完了するまでの時間を所定時間に制限するための処理タイマを用いている。また、各状態の記憶と判定のために以下の各種フラグを用いる。
施錠SW待ちフラグ(i):i番目のロッカーボックス2のロッカー扉2aが閉じられるとON、所定時間内に施錠スイッチ23が操作されたとき、または操作なしに所定時間タイムアップしたときOFFとなるフラグ。扉フラグ(i):i番目のロッカーボックス2におけるロッカー扉2aを開けるとON、閉じるとOFFとなるフラグ。操作部処理待ちフラグ(i):i番目のロッカーボックス2で施錠スイッチ23が操作されるとONとなり、操作が終了するとOFFとなるフラグ。
操作部処理待ちフラグ(i)は、各ロッカーボックス分のバッファに対して書き込み(ON)、消去(OFF)が行われるもので、各ロッカーボックスに対して施錠スイッチ23の操作の発生順を示す順序の情報とともに記録される。そして、フラグがONとなっているものの中で、操作が最先であるフラグ(ロッカーボックス)に対して施錠処理が行われる。
図4では、ブロックA1において第1番目のロッカーボックスについての詳細なフローを示しているが、第2番目、第3番目、…第N番目のロッカーボックスについても、ブロックA2,A3,…ANにおいて、ブロックA1と同様の処理を行う。但し各フラグとタイマはそのロッカーボックスに対応するものを用いることはいうまでもない。
処理開始時には、ステップS1で施錠SW待ちフラグ(i)はOFFであり(初期状態)、ステップS2に進むが、扉開閉スイッチ22の状態からロッカー扉2aも開けられなければ、ステップS3に進み、このステップS3でも扉フラグ(i)がOFF(初期状態)であるので、ブロックA1を抜けてブロックA2,A3,…ANにおいて同様の処理を行う。すなわち、なにも操作されなければ、ブロックA1,A2,A3,…ANにより各ロッカーボックス2における操作(最初はロッカー扉2aの開操作)を順次監視する。
なお、以下の説明では、i番目のロッカーボックスとして説明する。ロッカー扉2aが開けられると、ステップS1→S2→S4と進み、さらにステップS4で扉フラグ(i)がOFFであるので、ステップS5で扉フラグ(i)をONにするとともに扉タイマをスタートさせ、ステップS6に進む。次に、ステップS6で扉タイマがタイムアップしていなければ、ブロックAiを抜ける。なお、2度目以降にこのフローに入ったときはステップS5はパスされる。すなわち、ロッカー扉2aを開けたままの状態では、S1→S2→S4→S6のフローを繰り返す。また、ステップS6でタイムアップしていれば、ステップS7で扉フラグ(i)をOFFにしてブロックAiを抜ける。
荷物を収納してロッカー扉2aを閉めると、ステップS2→S3に進むが、ロッカー扉2aを一度開けているので扉フラグ(i)がONとなっており、ステップS3→S8と進む。ステップS8では、扉フラグ(i)をOFFにし、施錠SW待ちフラグ(i)をONにし、施錠確認用LED24を橙色で点滅し、施錠スイッチタイマをスタートさせてステップS9に進む。そして、ステップS9で施錠スイッチ23が操作されていなければステップS10に進み、施錠スイッチタイマがタイムアップしていなければ、ブロックAiを抜ける。なお、施錠スイッチタイマがタイムアップしていれば、ステップS11で扉フラグ(i)をOFFにし、施錠SW待ちフラグ(i)をOFFにし、施錠確認用LED24をOFFにしてブロックAiを抜ける。すなわち、ロッカー扉2aを閉めた状態では、施錠スイッチタイマがタイムアップするまで、S1→S8→S9→S10のフローを繰り返し、施錠スイッチ23が操作されるのを監視する。
施錠スイッチ23が操作されると、ステップS9→S12に進み、扉フラグ(i)をOFFにし、施錠SW待ちフラグ(i)をOFFにし、施錠確認用LED24をOFFにしてステップS13に進む。ステップS13では、当該ロッカーボックスについての操作部処理待ちフラグ(i)がバッファに既にONとして書き込まれていなければ、バッファに追加して書き込み、ステップS14に進む。また、既にONとして書き込まれていれば何もしないでステップS14に進む。ステップS14では、当該ロッカーボックスについての操作処理待ちフラグ(i)がバッファ内でONとなっているものの中で、最先であるかを判定する。最先でなければブロックAiを抜ける。一方、最先であれば、ステップS15で状態表示用LED25を赤色で点滅し、図5のステップS16に進む。
以上の処理により、各ロッカーボックス2において、ロッカー扉2aが開から閉とされ施錠スイッチ23が最初に操作されたものが最先の操作部処理待ちフラグ(i)ONとなって、図5の処理に進む。最初に操作されたものでなければ、操作部処理待ちフラグ(i)がバッファに書き込まれるだけで、図5の処理を行わないでブロックAiを抜ける。なお、後述のように図5で施錠操作が完了したロッカーボックスについては、その操作部処理待ちフラグ(i)はOFF(消去)とされ、最先か否かの判定には影響しない。
図5のステップS16では、確認のために操作部処理待ちフラグ(i)がONであるかを判定し、ONでなければブロックAiを抜け、ONであればステップS17で操作部処理タイマをスタートさせ、ステップS18で、集中制御装置1のパネル面における、モード選択、非接触ICカードCや携帯電話機Tによる前記各モードに応じた各種の処理を行う。この処理で待ち時間が生じると、ステップS19で料金支払い処理が完了したかを判定し、完了していなければステップS20で処理タイマがタイムアップしていないか判定し、タイムアップしていなければブロックAiから抜け、タイムアップしていればステップS21でエラー処理(表示等)を行ってブロックAiから抜ける。ステップS19で料金支払いが完了していれば、ステップS22で錠装置21を施錠(本施錠)するとともに、状態表示用LED25を赤色で点灯し、ステップS23で当該ロッカーボックス2についての操作部処理待ちフラグ(i)をバッファ内でOFF(消去)し、ブロックAiを抜ける。
なお、上記ステップS19で料金支払い処理が完了しない間は、S1→S8→S9→S12→S13→S15→S16〜S19→S20のループを繰り返して、実質的な処理を行われないが、他のロッカーブロックで施錠スイッチ23が操作されると、同ループのステップS13で、次の処理の候補として操作部処理待ちフラグが追加される。
以上のように、携帯に便利な非接触ICカードCや携帯電話機Tを用いてIDコードによりロッカーボックスを解錠できるので便利である。また、施錠スイッチ23が最初に操作されたロッカーボックス2について優先的に処理されるので、簡単な制御でよく、しかも同時に複数の利用者がいても混乱なく操作することができるので、利用し易い貸しロッカーシステムとなる。
本発明の実施の形態の貸しロッカーシステムの外観正面図である。 実施形態における集中制御装置の要部ブロック図である。 実施形態の非接触ICカード及び携帯電話機を用いる場合の通信システムを概念的に示す要部ブロック図である。 実施形態における制御プログラムのフローチャートの一部である。 実施形態における制御プログラムのフローチャートの他の一部である。
符号の説明
1 集中制御装置
2 ロッカーボックス
2a ロッカー扉
10 制御ユニット
12a 操作表示部
13a アンテナ部
14a 赤外線受信部
21 錠装置
22 扉開閉スイッチ
23 施錠スイッチ
24 施錠確認用LED
25 状態表示用LED
C 非接触ICカード
T 携帯電話機

Claims (4)

  1. 複数のロッカーボックスと該ロッカーボックスの施解錠を制御する制御手段を備え、IDコードが設定されるとともに該IDコードを送信可能な携帯送信手段と前記制御手段とで送受信を行うことで、ロッカーボックスの使用を可能にした貸しロッカーシステムであって、
    前記ロッカーボックスに表示手段を備えるとともに、前記各ロッカーボックスに対応する施錠スイッチであって、その操作によって施錠操作の処理の実行を可能にする施錠スイッチを備え、前記制御手段は該施錠スイッチの操作を監視し、該施錠スイッチの操作を検出すると該検出された施錠スイッチに対応するロッカーボックスについて、前記表示手段で該操作の検出に対応する表示を行うとともに、操作部処理タイマをスタートさせ、該検出された施錠スイッチに対応するロッカーボックスの施錠操作の処理が終了するまで他のロッカーボックスについての施錠スイッチの操作で実行される施錠操作の処理を待機させ、所定時間内に料金支払いが完了すれば、該ロッカーボックスの錠装置を施錠することを特徴とする貸しロッカーシステム。
  2. 前記携帯送信手段として、利用者特有のIDコードが記録されたカード型の携帯送信手段を用いることを特徴とする請求項1に記載の貸しロッカーシステム。
  3. 前記携帯送信手段として携帯電話機を用い、該携帯電話の電話番号を前記IDコードとすることを特徴とする請求項1に記載の貸しロッカーシステム。
  4. 前記携帯送信手段として、利用者特有のIDコードが記録されたカード型の携帯送信手段及び携帯電話機を用いるとともに、前記制御手段が該カード型の携帯送信手段と、携帯電話機との間でそれぞれ送受信可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の貸しロッカーシステム。
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