JP2002138727A - ロッカ施錠システム - Google Patents

ロッカ施錠システム

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JP2002138727A
JP2002138727A JP2000338778A JP2000338778A JP2002138727A JP 2002138727 A JP2002138727 A JP 2002138727A JP 2000338778 A JP2000338778 A JP 2000338778A JP 2000338778 A JP2000338778 A JP 2000338778A JP 2002138727 A JP2002138727 A JP 2002138727A
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unit
locker
rocker
locking
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Toyoki Sasakura
豊喜 笹倉
Noriki Matsuzaki
紀樹 松▲崎▼
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Super Wave Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のロッカを設置したロッカ施設を複数の
利用者が利用する際に、1つのロッカを2人の利用者で
利用し、その一方から他方へ物品の受渡しを可能とする
ロッカ施錠システムを得る。 【解決手段】 ロッカ施錠システムは、識別信号を送信
する携帯ユニット10の複数組を、送受信部20Aで受
信した識別信号に基づいて電子錠20Cの施錠又は解錠
を制御する制御部20Bから成る施錠ユニット20をロ
ッカにそれぞれ設けて組合わせ、各施錠ユニット20に
管理装置30を接続して成る。投入者Bが携帯ユニット
10Bを持って接近するとその識別信号を受信して制御
部20Bから管理装置30の利用者リストと照合し、会
員であることを確認すると電子錠20Cは使用制限解除
状態となり、確認ボタン22による入力で施錠され、受
取人Aが接近するとその識別信号を制御部で確認すると
使用制限解除状態で電子錠20Cは解錠される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、利用者が自己の
荷物を預けるだけでなく、他者との間で荷物を預けるこ
ともできるロッカの施錠システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、現金、貴重品、株券、預
貯金通帳などを入れる金庫の施錠には一般にクローズド
方式のキーが用いられ、荷物や書類などを入れるロッカ
にはオープン式のキーが用いられるのが通例である。キ
ーは機械式のものは勿論、カードを挿入して施錠、解錠
する電子式キーも用いられているが、いずれの場合もキ
ー又はカードキーを所有する利用者のみが施錠又は解錠
して利用するのが原則である。ロッカの代表的な例とし
て駅や広場の周辺に設置されているコインロッカがよく
知られており、設置台数も膨大であり、利用率も高い。
【0003】コインロッカは、周知のように、通常はオ
ープンのドアーを開いて荷物を入れ、コインを投入する
と施錠可能となり、キーを廻して施錠した後キーを引抜
き、一定時間利用者がそのロッカを占有した後、キーを
再び挿入して解錠することにより預けていた荷物を取り
出すようにして利用される。一方、最近では、コイン方
式ではなく会員制の個人ロッカも普及してきており、一
定の会費を支払えばそのロッカを一定期間占有して使用
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した一般的なロッ
カ又は個人ロッカのいずれの場合であれ、ロッカの開閉
はそのロッカ固有のキーでのみ可能であり、キーを他人
に貸さない限り本人以外は開閉することができない。従
って、他人にキーを受渡しすることなくロッカを介して
他人との間で荷物等の受渡しが可能となればロッカの使
用の利便性はさらに高くなるため、このような要望が根
強く存在する。しかし、他人との間で荷物等の受渡しを
しようとすれば、必然的にロッカに対する安全性(セキ
ュリティ)が損なわれる可能性と共に悪用される虞れも
あり、利便性を高めながら安全性の確保、悪用の防止を
図る必要がある。
【0005】この発明は、上記の問題に留意して、複数
のロッカを設置したロッカ施設を複数の会員が利用する
際に、1つのロッカを2人の会員又は会員と非会員で利
用し、その一方から他方へ荷物の受渡しを可能とするロ
ッカ施錠システムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決する手段として、荷物を収納するロッカの扉を電
気信号により施錠又は解錠する電子錠と、この電子錠の
開閉を制御する信号を送り出す制御部と、外部からの識
別信号を受信する受信部とから成る施錠ユニットをロッ
カに備え、上記施錠ユニットの複数組にこれらを管理す
る管理装置を接続し、上記受信部へ識別信号を送信する
複数組の携帯ユニットを組合わせ、上記携帯ユニットを
所持する投入者がロッカから一定距離範囲内に接近する
と、施錠ユニットの受信部で受信した投入者の識別信号
を管理装置に登録されている利用者リストと照合して一
致すると、これに基づいて電子錠の電気的な使用制限状
態を解除して投入者による制御部への確認信号の入力に
より電気錠を施錠し、携帯ユニットを所持する受取人が
ロッカに接近するとその識別信号を確認し、これに基づ
いて上記使用制限状態を解除して受取人による制御部へ
の確認信号の入力により解錠するようにしたロッカ施錠
システムとしたのである。
【0007】上記構成の施錠システムでは、契約により
会員となった者のみが携帯ユニットを所持する。複数の
会員が利用する場合、1人の受取人に対し1人の投入者
により1つのロッカに荷物を預けるのが基本であり、複
数の投入者が同一の受取人に荷物を預ける場合は異なる
ロッカをそれぞれ利用する。ロッカが未使用状態では電
子錠の扉は開放され、電子錠は電気的な使用制限状態と
する。会員の投入者が携帯ユニットを所持してロッカに
一定距離以内に接近するとその識別信号が施錠ユニット
の受信部で受信され、管理装置を介してチェックされ
る。
【0008】会員登録されている投入者であることが分
かれば、その信号により電子錠の電気的な使用制限状態
が解除され、電子錠の施錠が可能となる。そこで、投入
者は扉を開いて荷物を入れた後ロッカに設けられている
確認信号の入力手段で入力信号を制御部へ送ると、これ
により電子錠は施錠される。次に受取人がロッカに近づ
くと同じくその携帯ユニットからの識別信号を施錠ユニ
ットの制御部でチェックし、指定された受取人であるこ
とが分かれば、その信号で電子錠の電気的な使用制限状
態が解除され、電子錠の解錠が可能となり、受取人によ
り入力手段から確認信号が制御部へ送られると、これに
より電子錠は解錠され、受取人はロッカから荷物を取り
出すことができる。
【0009】上記の課題を解決するもう1つの手段とし
て、荷物を収納するロッカの扉を電気信号により施錠又
は解錠する電子錠と、この電子錠の開閉を制御する信号
を送り出す制御部と、外部からの識別信号を受信する受
信部とから成る施錠ユニットをロッカに備え、上記施錠
ユニットの複数組にこれらを管理する管理装置を接続
し、上記受信部へ識別信号を送信する複数組の携帯ユニ
ットを組合わせ、携帯電話を所持する投入者がロッカを
利用する際に管理装置に接続されている電話回線を介し
て受取人の携帯電話又は一般電話に接続し、受取人の電
話からの指示信号により管理装置を介して信号を送り電
子錠の電気的な使用制限状態を解除して投入者による制
御部への確認信号の入力により電気錠を施錠し、携帯ユ
ニットを所持する受取人がロッカに接近するとその識別
信号を確認し、これに基づいて上記使用制限状態を解除
して受取人による制御部への確認信号の入力により解錠
するようにしたロッカ施錠システムとすることもでき
る。
【0010】この場合は、利用者の受取人は会員でなけ
ればならないが、投入者は会員でなくてもよい。投入者
は携帯電話を所持し、受取人は携帯電話又は一般電話の
所有者であることが前提である。投入者は携帯電話で管
理装置を経由して受取人に連絡をし、受取人が了解すれ
ば受取人の電話による指令信号で管理装置から制御信号
が送られて所定のロッカの使用制限状態が解除され、投
入者の操作による確認信号が制御部へ送られると電子錠
はロッカ内に荷物を入れた状態で施錠される。受取人は
会員であるから解錠する際の操作は第1の発明の場合と
同じである。
【0011】なお、第1と第2の発明の施錠ユニットの
受信部と携帯ユニットの送信部は、片方向通信機能のみ
を有するとしたが、それぞれの受信部、送信部を共に送
受信部として双方向通信機能を備えるようにしてもよ
い。この場合は、受取人は所持する携帯ユニットに表示
器を備えておき、施錠ユニットの送信器から送信される
識別信号及び情報信号を表示することにより、ロッカか
ら一定距離内であるが、ロッカの直近まで行かなくても
表示器の表示により受取るべき荷物がロッカに預けられ
ているかどうかを知ることができ、さらに利便性が高く
なる。
【0012】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。図1は実施形態のロッカ施錠シ
ステムの外観図である。図示のロッカ1は、例えば鉄道
の駅舎や百貨店入口などの所定の場所に設置されている
コインロッカに代えて、あるいは同等の場所に新たに設
置されるものであり、ロッカ1へ書類やカバン等の荷物
を預ける人(以下投入者という)とその荷物Lを受取る
人(以下受取人という)が異なる複数の利用者の間で利
用を可能とするものである。ロッカ1の大きさは一般的
には従来のコインロッカと同程度であるが、その用途に
応じてサイズの異なるものを用意してもよい。ロッカは
冷蔵機能又は冷凍機能を有するものも含む。
【0013】図示のロッカを管理し、その扉の開閉を制
御するロッカ施錠システムは、大別すると利用者(複
数)が所持する携帯ユニット10と、各ロッカ1に備え
られた電子錠を含みこれを制御する施錠ユニット20
と、全体を管理する管理装置30とから成る。携帯ユニ
ット10は、利用者が衣服のポケット等に入れて常に身
に付けて携帯するカード式又は薄い箱形式のものであ
る。各ロッカ1の前方側部パネル4には青色の表示ラン
プ24a、赤色の表示ランプ24b、メッセージ等を表
示する表示器25、利用者リストから受取人を選択する
選択ボタン21、施錠、解錠の信号を入力するための確
認ボタン22、投入者表示ボタン23などが設けられて
いる。上記パネル裏面には後述する施錠ユニット20が
設けられている。
【0014】上記携帯ユニット10は、先の特許出願の
公開公報である特開平11−88499号公報で提案し
た「機器の使用制限装置」の発明で用いられている「識
別信号送信ユニット」とは、送受信器を備えて識別コー
ド信号を一定の強度で送信し、施錠ユニット20から送
信される識別コード信号を受信して警報信号を発する点
では同じであるが、送信より受信の方が先に行なわれる
ため、送受信のタイミングが異なる点、及び受信情報を
表示する表示器を有する点が異なる。又、各携帯ユニッ
ト10は、携帯電話40(40A、40B、40C…)
と着脱自在に接続され、各所持者間で電話連絡ができる
ようにすると便利である。
【0015】なお、携帯ユニット10は、図示の例では
携帯電話40に着脱自在に接続されるものを示したが、
携帯ユニット10を携帯電話40内に一体に内蔵させて
もよく、この場合表示器は携帯電話の表示器を兼用して
もよいし、別々に設けてもよい。又、携帯ユニットとし
て非接触式カードを用いることもできる。この非接触式
カードは、送受信機能を有するが、応答するためのバッ
テリ電源を備えていない形式のものである(受信電波の
エネルギを電源としての電力に変換する)。
【0016】施錠ユニット20は、図2に示すように、
上記公開公報の発明と同様な送受信部20Aを有し、機
器の使用制限解除ユニットと同じ使用制限機能を持ち、
かつ電子錠の開閉を制御する制御機能を有する制御部2
0Bと、電子錠(電子錠駆動回路)20Cとから成る。
施錠ユニット20の制御部20Bは、小さなマイクロコ
ンピュータから成り、データ、入力信号を処理する中央
処理部(CPU)と処理プログラムを記憶した固定記憶
部(ROM)及びデータ、入力信号を一時的に記憶する
一時記憶部(RAM)とを備えている。
【0017】この制御部20Bには、図示のように、識
別信号の送受信部20A、選択ボタン21、確認ボタン
22、投入者表示ボタン23が接続され、これらからデ
ータ、入力信号が送られて来ると管理装置30からのデ
ータ又は指令に基づいて表示ランプ24a、24b、表
示器25の表示をし、あるいは電子錠20Cの施錠又は
解錠を制御する。管理装置30はパーソナルコンピュー
タが用いられ、入力手段としてキーボード、マウス、表
示手段としてCRT表示器31、プリンタ(図示省略)
などを備えている。表示ランプ24aは青色のランプで
あり、荷物の受取人が近づいた時に点滅する。表示ラン
プ24bは赤色のランプであり、荷物がロッカ内に投入
されていることを示すランプである。
【0018】前記確認ボタン22は、施錠、解錠の信号
を入力する入力手段としてだけでなく、課金の開始、終
了を指示する機能をも有する。投入者表示ボタン23
は、後で説明するように、携帯ユニット10を有する複
数の会員が荷物の投入者として一度にロッカ施設に接近
したときに、所定のロッカで複数の会員の誰が投入者で
あるかを特定する際に複数の会員の会員番号を表示器2
5上に順次表示させるための送りボタンである。
【0019】管理装置30は、システムを利用する利用
者(会員)リストや各ロッカ番号がデータベースとして
記憶され、計時手段による計時データに対応して利用者
に課金をする課金計算プログラムを内蔵し、各ロッカの
制御部20Bへ上記データベースの記憶データや計算結
果による課金情報を送信するように接続されている。
又、管理装置30は、公衆電話回線への接続が可能で、
管理データを外部へ送信することができる機能や、外部
又は内部からの命令信号により強制的にロッカの電子錠
を解錠する信号をそれぞれのロッカの電子錠に送る機能
も有する。
【0020】図3に、携帯ユニット10の構成例を示
す。携帯ユニット10は、送信アンテナ10Tから予め
設定された識別信号を送信する送信器15bと、後で説
明する施錠ユニット20の送信器から送信される識別信
号を受信アンテナ10Rを介して受信する受信器11a
とを備えている。
【0021】識別信号を送信する送信系は、送受信制御
タイマ13aのタイミング指令で識別コードメモリに設
定されている上記識別信号を送り出し、FSK変調回路
15aで搬送波によりFSK変調をした後、送信器15
bから識別信号を送り出すようにしている。14は電源
制御回路、18は電源部であり、電源制御回路14から
の信号によりスイッチ18aを閉じて各部への電力を供
給する。
【0022】上記識別信号を受信する受信系は、受信器
11aの後に次のような構成要素が接続されている。ま
ず受信した識別信号はFSK復調回路11bでFSK復
調され、マイクロコンピュータを用いた演算処理部10
aの一致判定部に送られる。この処理部10aにはその
固定記憶部に予めプログラムされた一致判定部や信号有
無判定部、又識別コードメモリなどが含まれている。そ
して一致判定部では予め識別コードメモリに記憶されて
いる識別信号を読み出して上記識別信号が一致している
かを判断するために識別信号の各ビット毎の一致を演算
処理する。上記演算処理した出力信号が所定の識別信号
に一致していればタイミング信号を信号有無判定部へ送
る。
【0023】一方、上述した受信器11aで受信した識
別信号は信号レベル検出回路12aへも送られており、
この回路で検出された信号レベルを表わす信号が信号有
無判定部へ送られる。この信号有無判定部へは、上記の
他にも前述したFSK復調回路11bからの信号と識別
コードメモリからの識別コード信号も入力される。
【0024】上記信号有無判定部は、上記信号と識別コ
ード信号が一致しているかを判定し、かつ一致判定部か
らのタイミング信号を受けた後一定時間t内に受信する
識別信号の信号レベルが一定値以上であるかを判定し、
上記2つの判定のいずれか又は共に成立しなければ警報
のための出力信号は発しないが、上記一致判定が成立し
かつ信号レベルが一定値以上と判定したときは警報回路
16へ警報信号を出力し、表示器17に表示をするよう
になっている。
【0025】図4に施錠ユニット20の構成例を示す。
施錠ユニット20は、携帯ユニット10と同様にマイク
ロコンピュータを用いた演算処理部20aを備え、この
処理部20aにはその固定記憶部に予めプログラムされ
た一致判定部、信号有無判定部、識別コードメモリなど
が含まれている。
【0026】又、施錠ユニット20は、携帯ユニット1
0から送られた識別信号に基づいて信号有無判定部で信
号の有無を判定し、識別信号を受信せず、信号レベルが
一定以上でないか又はその一方が成立しなければ信号有
無判定部は何ら信号を出力しない点は携帯ユニット10
と同じであり、この出力信号がなければ使用制限解除信
号発生部26から使用制限解除信号を発生することはな
いが、識別信号を受信しその信号レベルが一定であると
信号有無判定部からの出力信号で信号発生部26から常
に解除信号を送信する点が異なっている。その他の構成
部材で基本的に図2の携帯ユニット10と同じ構成部材
には20番台で同じ末尾符号の番号を付している。
【0027】上記識別信号を携帯ユニット10から送信
して施錠ユニット20で受信する機能と、反対に施錠ユ
ニット20から識別信号を送信する機能については2通
りのモードがある。1つは携帯ユニット10の所持者が
荷物の投入者である場合、もう1つは荷物の受取人の場
合である。投入者の場合、携帯ユニット10から識別信
号が送信され施錠ユニット20で受信されるが、施錠ユ
ニット20から識別コード信号は送信されない。この場
合は、施錠ユニット20で受信された識別信号が予め登
録された会員のものであるかのチェックが行なわれる。
【0028】所持者が受取人の場合、識別信号を施錠ユ
ニット20から送信して携帯ユニット10で受信し、一
方携帯ユニット10からも上記信号の受信の後一定時間
経過後に識別コードメモリに記憶されている自己の識別
信号を送信し、これを施錠ユニット20で受信する。施
錠ユニット20、携帯ユニット10での処理はそれぞれ
次のように行なわれる。
【0029】施錠ユニット20で携帯ユニット10から
の識別信号が受信器21aで受信されると、FSK復調
回路21bで復調された後一致判定部で一致、不一致の
判定がされ、タイミング信号を信号有無判定部へ出力す
る。又、受信器21aで受信した受信信号の信号レベル
を信号レベル検出回路22aで検出し、その信号レベル
が一定値以上か否かを信号有無判定部で判定する。この
信号レベルの判定は、検波波形の受信信号に対しある電
圧の閾値を設け、それ以上のレベルであれば一定レベル
以上の信号を受信したと判定する。
【0030】信号有無判定部における判定の結果、信号
有無判定部では、タイミング信号の入力があったとして
も、一定時間に受信した信号が所定レベル以下であれ
ば、携帯ユニット10が未だ一定距離以上離れていると
して施錠ユニット20において、使用制限解除信号は出
力されず、このため電子錠を解錠することはできない。
【0031】しかし、タイミング信号の入力があり、か
つ受信した信号が所定レベルの受信信号と判定される
と、携帯ユニット10が施錠ユニット20から一定距離
以内に接近したこととなり、これにより信号有無判定部
から使用制限解除信号発生部へ信号が送られて使用制限
解除信号が送り出される。このため、電子錠の駆動回路
は上記解除信号により電気的な制限状態が解除され、施
錠可能の状態となる。
【0032】次に、携帯ユニット10で施錠ユニット2
0から送信される識別信号を受信した場合、受信された
識別信号がFSK復調回路11bで復調され、一致判定
部へ送られてその判定に基づくタイミング信号が信号有
無判定部へ送られる点、及び受信した信号の信号レベル
を信号レベル検出回路12aで検出し、上記タイミング
信号が信号有無判定部へ送られて来る一定の判定時間内
に信号レベルが一定レベル以上であるかを判定すること
は施錠ユニット20と同じである。
【0033】しかし、この携帯ユニット10の信号有無
判定部では上記タイミング信号と、上記判定で信号レベ
ルが一定以上という条件が揃っていないときは何ら出力
信号を出力しない。上記出力信号がない限り携帯ユニッ
ト10は施錠ユニット20から一定距離以上離れている
としてその警報回路16、表示器17に対し何ら出力信
号を送らない。
【0034】しかし、タイミング信号の入力があり、信
号レベルが一定レベル以上であれば携帯ユニット10が
施錠ユニット20から一定距離以内に接近したこととな
り、この場合は出力信号を出力して警報回路16、表示
器17を作動させる。警報回路16では、例えば“ピ”
という警告音と共に音声メッセージを音声発生器(図示
省略)で発生させて警告を与えることにより、携帯ユニ
ット10をポケットに入れている場合は、その警告音で
ロッカ内に誰かから荷物が預けられていることについて
知らせる。
【0035】なお、警報回路16による警告はピーとい
う警告音、あるいはこれと共にメッセージを表示器に表
示する、あるいは警告灯による光りなど警告が何らかの
手段で与えられる方式のものであればどの方式のもので
もよい。
【0036】上記の構成とした実施形態のロッカ施錠シ
ステムによりロッカに対し荷物を次のように預け入れ、
施錠、解錠が行なわれる。前述したように、このロッカ
施錠システムにより管理されるロッカは、設置場所1箇
所につき一般には10〜数100個程度設けられ、これ
ら複数のロッカを複数の利用者が利用する。利用者は予
めこのシステムに対し契約をして会員として登録された
者のみが利用でき、会員になると各自携帯ユニット10
が支給され、これを必ず身に付けて利用することが条件
となる。その際、各会員に対し自己の識別信号に対応す
る会員番号が割当てられ、携帯ユニット10の識別コー
ドメモリに記憶されると共に、全会員の会員番号及び会
員の名前・住所などの必要なデータが管理装置30に登
録される。
【0037】又、複数の投入者の会員が一度に1箇所の
ロッカに接近した場合、それぞれの会員の識別信号が複
数の未使用ロッカに送られるが、これらのロッカの表示
器25のタッチパネルには接近している複数会員の会員
番号が投入者表示ボタン23を押すことにより順次表示
され、そのうちから投入者はタッチパネルの投入者選択
キーにより自己の会員番号を選択して入力し、その信号
により特定番号のロッカを利用しようとしていることを
宣言する。この場合、各ロッカ(未使用)の送受信部2
0Aでは複数の会員の会員番号に対応する識別信号が受
信される。
【0038】これら複数会員の識別信号が全く同一時刻
に重なる確率は極めて低く、従って先着順に受信された
複数会員の識別信号がわずかにタイミングがずれて順次
受信器に受信されるものとする。そして、受信された識
別信号は送受信部20Aから制御部20Bへ送られ、会
員番号が制御部20Bの制御により表示器25に表示さ
れて自己の会員番号の選択が行なわれることとなる。
【0039】又、未使用の各ロッカの電子錠は、これを
駆動する駆動回路の電源がオン(ON)でも電子錠の電気
的なロック機構は使用制限状態にあり、機械的なロック
機構は解放(open)状態を通常(Normal)とする。
【0040】さて、荷物の投入者である会員Bが未使用
(空)のロッカの例えばNo.1に近づくと、携帯ユニッ
ト10から発信される識別信号がロッカNo.1の送受信
部20Aの受信器21aに受信され、FSK復調回路2
1bで復調された後演算処理部20aを経由して制御部
20Bへ送られ、その表示器25に表示された上記識別
信号に基づく会員番号が会員Bのものであることを選択
ボタン23からの入力信号で決定すると、その識別信号
はさらに管理装置30へ送られ、そこで管理装置30に
登録されている会員リスト中の会員番号の識別信号と一
致するかがチェックされる。
【0041】登録されている会員リスト中の自己の会員
番号に上記送られて来た識別信号が一致すると、管理装
置から一致信号が送り返され、この一致信号に基づいて
制御部20Bは使用制限解除信号発生部26へ信号を送
り、この発生部26からの使用制限解除信号により電子
錠の駆動回路を駆動して電子錠20Cの電気的なロック
状態を解放し、電子錠の使用制限状態を解除する。これ
により電子錠20Cはロック操作可能な状態となるが、
施錠操作をするまでは電子錠の機械的なロック機構はオ
ープンのままであるから、ドアーを開いて投入者である
会員Bは荷物をロッカに入れてドアーを閉じる。
【0042】次に、会員Bが会員選択ボタン21を押す
と、表示器25には登録されている会員リストの登録番
号及び会員名が管理装置30から順次送られて来る。こ
の順次送られて来る会員リストから荷物を受取るべき会
員Aの会員名及び登録番号が表示されると、その会員A
を選択ボタン21を押して選択する。このとき、表示器
にはロッカ使用料を誰が負担するかの選択を行なうた
め、「本人」、「受取人」、「両者で折半」の表示を行
い、そのいずれかを表示器のタッチパネルで選択する。
そして、確認ボタン22を押すとそのロッカの電子錠が
作動してロッカは機械的なロック機構によりロック(施
錠)される。同時に使用中を示す赤色の表示ランプ24
bが点灯される。
【0043】上記のようにして会員BがNo.1のロッカ
に荷物を投入し施錠すると、その後会員Bはロッカから
離れるが、会員Bが未だロッカから一定距離範囲内に居
る限り、No.1のロッカに対する電気的な使用制限解除
状態は保持されている。しかし、ロッカから一定距離範
囲外に会員Bが離れると、会員Bの携帯ユニット10か
らの識別信号レベルが使用制限解除ユニットの受信器2
1aでは所定レベル以下に下がり、このため制御部20
Bは使用制限解除信号の送信を停止し、これにより電子
錠は電気的な機構による使用制限状態とされ、会員B以
外の会員、非会員が確認ボタン22を押しても電子錠の
ロックを解除することはできないこととなる。
【0044】会員Bが上述のように確認ボタン22を押
すと、会員A、Bの会員番号が制御部20Bのメモリに
記憶され、同時に管理装置30へも送信される。そし
て、制御部20Bのメモリに記憶された受取人である会
員Aの確認信号がNo.1のロッカの制御部20Bから送
信器25bを介して外部へ一定の時間間隔で繰り返し送
信される。なお、会員Bが携帯電話を所持又は併有して
いる場合は、会員Aへ携帯電話でロッカに荷物を投入し
たことを知らせるようにするとよい。
【0045】次に、受取人である会員Aがロッカ施設に
近づき、そのNo.1のロッカの一定距離範囲内に来る
と、会員Aの携帯ユニット10AにはNo.1のロッカの
送受信部20Aの送信器25bから送り出されている会
員Aの識別信号が受信され、この識別信号が自己の携帯
ユニット10Aの識別コードメモリの識別信号に一致す
ると、携帯ユニット10Aの表示器17にロッカ施設に
会員A宛の荷物が預けられていることを表わす、例えば
「会員A宛の荷物が預けられています」等の表示がなさ
れる。又、荷物が預けられていることを知らせるため、
警報回路16へ信号を送り、「ピッ」となる音声で又は
上記表示内容を人の声で知らせるようにしてもよい。
【0046】一方、受取人である会員Aがロッカ施設の
No.1のロッカの一定距離範囲内に来たとき、会員Aの
携帯ユニット10Aから送信される識別信号がNo.1の
ロッカの受信器21aで受信され、既に識別コードメモ
リに記憶されている会員Aの識別信号と一致すると、そ
の一致信号により制御部20Bからの指示によりNo.1
のロッカの青の表示ランプ24aを点滅させ、そのロッ
カ内に会員A宛の荷物が投入されていることを知らせる
と共に、使用制限解除信号発生部26へ信号を送り、電
子錠20Cの電気的なロック状態を解除する。同時に、
上記一致信号を管理装置30へも送信し、荷物を預かっ
た時間から料金の計算を行い、その料金のデータを制御
部20Bへ送り返す。
【0047】上記管理装置30からの料金データが送り
返されると、制御部20Bは表示器25に、例えば「会
員Aさんですね。会員Bさんからの荷物を預かっていま
す。料金は○○円で、会員Aさんの御負担となりま
す。」等の表示がなされる。そして、会員Aが確認ボタ
ン22を押すとその信号により電子錠20Cの機械的な
ロックが解放され、扉を開くことができるようになり、
会員Aは預けられた荷物を取り出す。会員Aにより確認
ボタン22を押した信号は、制御部20Bから管理装置
30へも送信され、管理装置30はそのデータを記憶し
ておき、後日の料金請求時に証拠として使用する。
【0048】確認ボタンを押した後はNo.1のロッカの
使用状態を示す赤色の表示ランプ24bや、会員Aに荷
物を預かっていることを示す表示ランプ24aは消灯す
る。しかし、電子錠20Cの電気的な解除状態は、会員
Aの携帯ユニット10Aからの識別信号が一定の時間間
隔で送り続けられているため、そのまま続けられる。会
員Aがロッカ施設から一定距離以上離れると、使用制限
解除信号が発生しなくなり、これにより再びロッカの電
気的なロック機構は使用制限状態に戻され、電子錠20
Cの機械的なロックは解放したままとなる。
【0049】なお、管理装置30は公衆電話回線を介し
て外部へ接続されているため、管理センタを設置して、
複数場所に設置されているロッカ施設の管理装置をこれ
に接続し、それぞれの管理装置30に送られて記憶され
る全てのデータを管理センタの中央コンピュータに全て
を集中して記憶させ、料金の請求などを一括して処理す
ると管理がし易くなる。
【0050】以上では、会員Bから会員Aにロッカを介
して荷物を渡す場合について説明したが、会員C、D、
E……と複数の会員が投入者としてロッカを利用する場
合、預けられる荷物の安全性(セキュリティ)の確保の
ため、他の会員C、D、E……は受取人が同じ会員Aで
あってもNo.1のロッカと異なる番号のロッカを、投入
者1人と受取人1人の関係で1つ選択して個別に使用す
る。
【0051】以上のロッカ施錠システムを運用する場
合、受取人の会員Aが長期間荷物を引き取りに来ない場
合や、会員Aが自己が使用する目的で利用したい場合も
ある。荷物の引取りが一定期間以上ない場合は、その期
間を各ロッカの制御部のタイマで積算し、預かり期間が
一定期間を超えると管理装置30へオーバタイム信号を
送り、管理装置30の管理者が会員Aと電話等の何らか
の通信手段により通知し、引取る意思がない場合、管理
装置30から強制的にロッカの電子錠20Cを解錠する
信号を送信する。この信号により電子錠20Cは使用制
限解除状態となり、確認ボタン22を押すと電子錠20
Cは解錠される。
【0052】又、会員Aが自己の使用目的でロッカを利
用する場合は、投入者が会員Aであってもその識別信号
が会員リストの会員に登録されていれば、未使用のロッ
カに対して使用制限解除信号が送られて来るから、電子
錠20Cは使用制限が解除されて施錠可能な状態とな
る。上記任意の未使用ロッカのいずれかを選択して荷物
を投入し、そのロッカの確認ボタンを押せば施錠はでき
る。そして、選択ボタン21で選択される会員がAであ
れば、投入者と受取人が同一であるだけで会員Bから会
員Aに荷物が預けられるときと同じであり、その後の解
錠操作も同様に可能である。
【0053】上述した実施形態では携帯ユニット10と
ロッカ施錠ユニット20のそれぞれに送受信器を設け、
双方向通信によりロッカの電子錠を施錠、解錠するとし
たが、上記施錠システムは片方向通信により実施するシ
ステムとしてもよい。図示省略しているが、この場合
は、携帯ユニット10の通信手段は送信器のみとし、警
報回路16、表示器17は省略される。又、ロッカ施錠
ユニット20の通信手段は受信部20A’により行なわ
れ、受信系の回路のみを有するものとすればよい。その
他の構成、機能、操作は双方向通信の実施形態の場合と
同じである。
【0054】上記片方向通信による施錠システムは、携
帯ユニット10を所持する会員がロッカから一定距離範
囲内に入ったとき、いずれかのロッカに自己を指定した
物品が預けられているかを携帯ユニット10に表示する
ことができないため、預けられているかどうかを携帯ユ
ニット側で知ることができないだけであり、携帯ユニッ
ト10を所持してロッカ施設に接近すれば、ロッカの表
示器、表示ランプの表示により預入れがあるかを知るこ
とはできる。又、施錠、解錠の機能、操作は全く同じと
なり、ロッカを使用する基本的な機能は保持できる。
【0055】図5に第2実施形態の施錠システムの概略
ブロック図を示す。この施錠システムは、会員Aに対し
非会員B’がロッカへ物品を預けて伝達するシステムで
ある。このシステムでは会員は携帯ユニット10を所持
し、ロッカに備えるロッカ施錠ユニット20、管理装置
30を組合わせる点は第1実施形態と同じであるが、非
会員B’は携帯ユニット10を所持していないため、携
帯電話40B’を所持しているものとする。又、会員A
も携帯電話40Aを所持しているが、この電話は必ずし
も携帯電話でなくても一般の家庭の電話でもよい。
【0056】このシステムは非会員B’がロッカ施設に
立寄り、これを利用して会員Aに荷物を預けようとした
場合、会員Aは相手の非会員B’がどんな人で、何の目
的で利用するのかを携帯電話又は一般電話により確認
し、容認できる人とそうでない人を選択的に決定して利
用を可能とするものである。まず非会員B’がロッカ施
設に近づき、会員Aに対しいずれかのロッカに荷物を預
けようとすると、B’は携帯電話40B’からロッカの
管理会社へ電話する(管理会社の電話番号はロッカの上
に表示)。この電話は管理装置30の電話回線を通じて
会員Aの携帯電話又は一般電話に転送する。その際、転
送メッセージとして例えば「ロッカの管理会社です。た
だいま、電話番号0×0−××××−××××の方が場
所YYのロッカにあなた宛の荷物を預けたいとおっしゃ
っています。お話しになって、荷物の預入れがOKの場
合は#1、NOの場合は#2を押して下さい。但し、ロ
ッカ使用料はあなた様の負担になります」を流した上
で、転送する。
【0057】会員Aは非会員B’が誰であり、何の目的
で荷物をロッカに入れるのかについて質問し、ロッカの
使用を認めない場合は#2の信号を送ることによりロッ
カの使用を拒否することができる。使用を認める場合は
#1の信号を送信する。#2の信号で使用を拒否された
場合、非会員B’は荷物をロッカに投入しても施錠をす
ることができないため、ロッカの利用はできない。#1
の信号が送られると、管理装置30からの指令により所
定のロッカの電子錠20Cが使用制限解除状態となる。
非会員B’は物品をロッカに投入し、ドアーを閉じて確
認ボタン22を押せばそのロッカは施錠される。会員A
が解錠して物品を受け取る操作は第1実施形態のときと
同じである。
【0058】この第2実施形態でも会員Aが所持する携
帯ユニット10Aは双方向通信機能のものを示している
が、第1実施形態の場合と同様に片方向通信機能として
もよい。
【0059】上述した第1及び第2の実施形態のロッカ
施錠システムの共通する利点を列挙すると次の通りであ
る。 (1) 会員と会員、会員と非会員の間のようにいずれも自
己と第三者との間でロッカを介して荷物の受渡しができ
る。 (2) 荷物の投入者と受取人のうち少なくとも受取人は会
員でなければならないが、いずれか一方が少なくとも会
員であるため管理装置により料金が管理され、現金を使
用しないで利用できる。 (3) 使用時間の自動管理ができるので、細かい料金設定
が可能である。 (4) ロッカの使用者の特定、利用時間の記録が残るため
ロッカの不正使用を防止できる。 (5) ロッカ利用者の確認が確実に行えるため、荷物に対
するセキュリティ性が高い。 (6) 宅配便や通販で荷物を受取人へ配達する場合、宅配
業者や通販の係員が会員となっていれば、会員としての
利用が可能であり、受取人の自宅へ配達する替わりに利
用すると、駅などの決められた所へ荷物を運ぶだけであ
るため配送コストが引き下げられる。不在中に配達さ
れ、指定の所へ取りに行かなくても、駅などの決められ
た場所のロッカで荷物を受取ることができる。 (7) このシステムの利用として、駅などの既存のロッカ
の置き替え、又は新設により利用でき、一般家庭での不
在中の荷物の受取り、クリーニング店からの洗濯物の受
渡し、個人と個人の間の書籍やVTRの受渡しなど種々
の荷物の受渡しに利用できる。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、この発明
のロッカ施錠システムはロッカの電子錠を施錠、解錠す
る施錠ユニットにこれらを管理する管理装置を接続し、
かつ識別信号を送信する携帯ユニットを組合わせ、投入
者の携帯ユニットからの識別信号又は受取人による管理
装置を経由した信号で電気錠の使用制限状態を解除し、
荷物をロッカに投入して施錠し、受取人の接近でその識
別信号による使用制限解除状態で確認信号の入力により
解錠するようにしたから、会員と会員あるいは会員と非
会員の間でロッカを介して荷物の受渡しが可能となり、
従来のロッカのような自己の利用のみに限られていたロ
ッカが、他人との間で荷物の受渡しができるという大き
な利便性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のロッカ施錠システムの外観図
【図2】同上の概略ブロック図
【図3】携帯ユニットの概略ブロック図
【図4】施錠ユニットの概略ブロック図
【図5】第2実施形態のロッカ施錠システムの概略ブロ
ック図
【符号の説明】
1 ロッカ 2 ドアー 3 把手 4 パネル 10 携帯ユニット 11a 受信器 15b 送信器 16 警報回路 17 表示器 20 施錠ユニット 20A 送受信部 20B 制御部 20C 電子状 21 選択ボタン 22 確認ボタン 23 投入者表示ボタン 24a (青)表示ランプ 24b (赤)表示ランプ 25 表示器 26 使用制限解除信号発生部 40A、40B 携帯電話
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 506 G06F 17/60 506 G07C 9/00 G07C 9/00 Z Fターム(参考) 2E250 AA18 AA19 BB08 BB49 BB59 CC21 CC28 DD06 FF24 FF27 FF34 FF36 3E038 EA02 FA10 JA03 JB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を収納するロッカの扉を電気信号に
    より施錠又は解錠する電子錠と、この電子錠の開閉を制
    御する信号を送り出す制御部と、外部からの識別信号を
    受信する受信部とから成る施錠ユニットをロッカに備
    え、上記施錠ユニットの複数組にこれらを管理する管理
    装置を接続し、上記受信部へ識別信号を送信する複数組
    の携帯ユニットを組合わせ、上記携帯ユニットを所持す
    る投入者がロッカから一定距離範囲内に接近すると、施
    錠ユニットの受信部で受信した投入者の識別信号を管理
    装置に登録されている利用者リストと照合して一致する
    と、これに基づいて電子錠の電気的な使用制限状態を解
    除して投入者による制御部への確認信号の入力により電
    気錠を施錠し、携帯ユニットを所持する受取人がロッカ
    に接近するとその識別信号を確認し、これに基づいて上
    記使用制限状態を解除して受取人による制御部への確認
    信号の入力により解錠するようにしたロッカ施錠システ
    ム。
  2. 【請求項2】 荷物を収納するロッカの扉を電気信号に
    より施錠又は解錠する電子錠と、この電子錠の開閉を制
    御する信号を送り出す制御部と、外部からの識別信号を
    受信する受信部とから成る施錠ユニットをロッカに備
    え、上記施錠ユニットの複数組にこれらを管理する管理
    装置を接続し、上記受信部へ識別信号を送信する複数組
    の携帯ユニットを組合わせ、携帯電話を所持する投入者
    がロッカを利用する際に管理装置に接続されている電話
    回線を介して受取人の携帯電話又は一般電話に接続し、
    受取人の電話からの指示信号により管理装置を介して信
    号を送り電子錠の電気的な使用制限状態を解除して投入
    者による制御部への確認信号の入力により電気錠を施錠
    し、携帯ユニットを所持する受取人がロッカに接近する
    とその識別信号を確認し、これに基づいて上記使用制限
    状態を解除して受取人による制御部への確認信号の入力
    により解錠するようにしたロッカ施錠システム。
  3. 【請求項3】 前記管理装置が固定記憶部に利用者リス
    トやロッカ番号のデータを記憶し、計時手段と課金計算
    プログラムを内蔵し、必要に応じてロッカの制御部へ上
    記データや計時手段に基づく課金計算データを出力する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のロッカ施錠システム。
  4. 【請求項4】 前記施錠ユニットの受信部を送受信部と
    し、携帯ユニットにも送受信部を設け、施錠ユニットか
    らの識別信号を携帯ユニットの送受信部で受信すると、
    これに基づいて携帯ユニットの表示器に表示し、及び/
    又は警報回路に警報信号を送るようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のロッカ施錠シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記施錠ユニットの制御部に表示器を接
    続し、制御部への選択信号の入力により表示器に表示さ
    れた利用者リストから受取人を選択自在としたことを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のロッカ施錠
    システム。
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