JP4658402B2 - 什器解錠システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、施錠することが可能な什器に係り、特にメカニカルで煩雑な作業を省略して、これら什器の解錠を可能とした什器解錠システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、施錠することが可能な什器の解錠方法としては、その什器の鍵をもって什器に出向き、鍵を鍵穴に差し込んで解錠することにより実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように什器の解錠に際しては、鍵を持参するとともに、その鍵を鍵穴に差し込んで解錠操作を実施する必要があり、什器に荷物や書類を収納する際には、これら荷物を持った状態にて前記解錠操作を行うことになるため、これら解錠操作が行い難いばかりか、鍵を什器に持参する必要があることから、これら鍵等が紛失し易いという問題があった。
【0004】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、従来のように個別の鍵等を什器に持参することなく、且つ鍵穴に鍵を差し込む等の解錠操作を行うことなく什器の解錠を実施することのできる什器解錠システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の什器解錠システムは、少なくとも内部に収容部を有するとともに、該収容部への侵入を規制する規制部と、該規制部の開放を抑止する施錠手段と、少なくとも外部機器からの解錠信号を非接触にて受信し得る非接触通信手段と、を備え、前記非接触通信手段における解錠信号に基づいて前記施錠手段を解錠する制御を行う制御手段と、を備える什器と、前記非接触通信手段に対して、少なくとも解錠信号を送信し得る非接触通信手段と、該解錠信号の送信を実施させるための送信操作手段と、を備えるリモート端末と、から成るとともに、前記リモート端末は、前記非接触通信手段から施錠信号を送信し、前記什器の制御手段は、該送信された施錠信号の前記非接触通信手段による受信に基づき前記施錠手段を施錠する制御を行うものであり、かつ前記リモート端末は、前記什器に対し前記解錠信号並びに施錠信号とともに解錠或いは施錠を行う什器に予め固有に付与された什器識別符号を送信可能となっており、前記什器は、各什器に固有に付与された什器識別符号を記憶する記憶部を有し、前記制御手段は、前記解錠信号並びに施錠信号とともに送信されてくる什器識別符号が前記記憶部に登録されている識別符号と一致した場合において、前記解錠制御或いは施錠制御を実施することを特徴としている。
この特徴によれば、前記送信操作手段を操作してリモート端末の非接触通信手段から解錠信号を送信することで、該解錠信号が前記什器に設けられている非接触通信手段にて受信されて、前記制御手段により該解錠信号の受信に基づいて施錠手段の解錠制御が実施されるようになるため、従来のように鍵等を什器に持参することなく、且つ鍵穴に鍵を差し込む等の解錠操作を行うことなく什器の解錠を実施することができる。そして複数の什器が並列設置されている場合においても、前記リモート端末からは解錠信号或いは施錠信号とともに解錠したい所望の什器に付与されている什器識別符号が送信され、該送信された什器識別符号に合致する什器の制御手段のみが前記解錠制御或いは施錠制御を実施するようになるため、所望の什器のみの解錠又は施錠を実施することができる。
【0008】
本発明の什器解錠システムは、前記リモート端末には、該リモート端末を識別し得る端末識別符号が予め付与され、前記解錠信号並びに施錠信号とともに該端末識別符号を送信し、前記什器には、予め解錠或いは施錠が許諾された施解錠許諾者のリモート端末の端末識別符号を登録し得る解錠許諾端末記憶部を備え、前記制御手段は、前記解錠信号並びに施錠信号とともにリモート端末より送信されてくる前記端末識別符号を前記解錠許諾端末記憶部に登録されている端末識別符号と比較し、該比較が一致した場合において前記解錠制御或いは施錠制御を実施することが好ましい。
このようにすれば、予め解錠許諾された許諾者のみが施解錠を実施することができるようになり、セキュリティ性を向上できるばかりか、同一のリモート端末の端末識別符号を複数の什器の解錠許諾端末記憶部に登録することで、什器毎に個別のリモート端末を所有する必要がなく、同一のリモート端末にて複数の什器の施解錠を実施することができる。
【0009】
本発明の什器解錠システムは、前記リモート端末は蓄電手段を有し、携行し得る携帯端末であることが好ましい。
このようにすれば、リモート端末を携行することで、一々リモート端末の設置位置まで出向かずに施解錠の操作を実施でき、利便性を向上できる。
【0010】
本発明の什器解錠システムは、前記リモート端末は複数のコンピュータがデータ通信可能に接続されたローカルエリアネットワーク(LAN)に接続され、各コンピュータから解錠又は施錠操作を受け付けて、該受け付けた解錠または施錠操作に基づき少なくとも前記解錠信号或いは施錠信号を含む信号の送信を行うことが好ましい。
このようにすれば、各コンピュータから施解錠を実施できるようになるばかりか、各コンピュータ毎にリモート端末を設ける必要がなく、安価にシステムを構築できる。
【0011】
本発明の什器解錠システムは、前記非接触通信が無線通信であることが好ましい。
このようにすれば、無線通信は指向性を有しないため、前記リモート端末の配置や什器の配置の自由度を向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
(実施例)
【0013】
図1は、本実施例の什器解錠システムが導入されたオフィスを示す図であり、図2は、本実施例の什器解錠システムの構成を示す図であり、図3は、本実施例の什器である書庫に設けられた什器ユニットを示す外観図であり、図4は、本実施例の什器ユニットの構成を示すブロック図であり、図5並びに図6は、本実施例において用いた第1のリモート端末としての無線通信装置3の外観並びに構成を示すブロック図であり、図7並びに図8は、前記本実施例において用いた第2のリモート端末としてのリモコンの外観図並びに構成を示すブロック図である。
【0014】
まず、本実施例の什器解錠システムは、図1に示すように、什器として書庫1を用いたシステムとされており、これら什器である書庫1が、オフィスを囲むように、並設配置されている。
【0015】
本実施例の什器解錠システムが適用されたオフィス内には、各事務机毎に1台のコンピュータ5が設置されているとともに、これら各コンピュータ5はイーサネットケーブル6と図示しないスイッチハブとを介してIEEE802.3/100baseTの通信規格により双方向のデータ通信可能に接続され、ローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されている。
【0016】
また、前記ローカルエリアネットワーク(LAN)には、各書庫1に設けられている各什器ユニットと微弱電波による双方向の無線データ通信を行う無線通信装置3が接続されているとともに、各書庫1に設けられている各什器ユニットへの施解錠許諾者の登録や登録削除等の管理を行うための管理(ユーテリティ)プログラムが組み込まれた管理コンピュータ4が接続されており、各コンピュータ5や管理コンピュータ4から前記無線通信装置3にアクセスすることで、図10に示すように該無線通信装置3から配信される施解錠画面上において所定の内容を入力することで、各コンピュータ5や管理コンピュータ4にて所望の書庫1の解錠を実施することができるようになっており、これらコンピュータ5や管理コンピュータ4にて第1のリモート端末である無線通信装置3の送信操作手段が形成されている。
【0017】
また、本実施例では、図2に示すように、前記各事務机毎に設けられたコンピュータ5や管理コンピュータ4の他に、前記各書庫1の各什器ユニット2と微弱電波による無線データ通信を行って、予め施解錠許諾者のリモート端末として登録されている各什器ユニット2の施解錠が可能なリモコン8も使用できるようになっており、後述するように、各什器ユニット2の携帯電話装着部23(図3参照)に装着不能な携帯電話の所持者や、携帯電話の不所持者には該リモコン8が貸与されて、該リモコン8を使用して書庫1の施解錠を実施できるようになっている。
【0018】
まず、本実施例に用いた什器である書庫1並びに該書庫1に設けられている前記什器ユニットについて説明すると、書庫の内部は書類等を収納可能な収納部(図示略)とされており、該収納部を塞ぐようにその前面が開閉自在とされた規制部としての開閉扉1’とされていて、該開閉扉1’の枢支辺と対向する開放辺の略中央位置には、図3に示すような什器ユニットが設けられている。
【0019】
この本実施例に用いた什器ユニット2の前面には、解錠ランプ24と施錠ランプ25とが設けられており、前記コンピュータ5やリモコン8等からの解錠信号の送信によって解錠ランプ24が点灯されている状態において、取手21に手をかけて手前に引くことで、開閉扉1’を開くことができるようになっている。
【0020】
また、本実施例においては、什器ユニット2の不具合や電池切れ等によりコンピュータ5やリモコン8等による解錠不可となっても解錠を実施できるようにするために、シリンダ鍵による施解錠を実施可能とするためのシリンダ鍵挿入部22が設けられている。
【0021】
また、前記解錠ランプ24と施錠ランプ25の下部位置には、携帯電話7を装着するための携帯電話装着部23が設けられており、該携帯電話装着部23に予め什器ユニット2に登録されている施解錠許諾者が、自分の携帯電話7を装着することにより、携帯電話の電話番号による照合が実施されて解錠が実施されるようになっている。
【0022】
この什器ユニット2の内部には、図4に示すように、前記解錠ランプ24と施錠ランプ25に加えて、その内部に電磁ソレノイド(図示略)を有し、該電磁ソレノイドを付勢することにより係止片の出没を実施して施錠/解錠を行う施錠ユニット28と、前記無線通信装置3や前記リモコン8との微弱電波による双方向の無線データ通信を行うための非接触通信手段であるブルートゥースユニット26と、該ブルートゥースユニット26における前記無線通信装置3や前記リモコン8からの解錠指示や施錠指示の受信に基づいて前記施錠ユニット28の施解錠の制御を行うとともに、不揮発性の内部メモリ27’に登録されている解錠許諾登録者が携行する第2のリモート端末であるリモコン8の端末識別符号としてのブルートゥースユニットID(BT−ID)並びに携帯電話番号の照合等の処理を行う制御手段としての制御マイコン(MPU)27と、前記携帯電話装着部23内部に設けられ、携帯電話7の下部位置に設けられた外部接続コネクタ(図示略)と嵌合することで、前記制御マイコン(MPU)27と携帯電話7とのデータの授受が可能となる接続コネクタ29と、充電が可能な2次電池30と、が設けられている。
【0023】
このように、本実施例の什器ユニット2には2次電池が搭載されていて、各部の付勢を該2次電池にて実施するようになっているとともに、前記接続コネクタ29の電源ピンに2次電池が接続されていて、携帯電話7を前記携帯電話装着部23に装着する毎に2次電池に充電が実施されるようになっている。また、夜間等に携帯電話に類似した形状の専用のバッテリーパック(図示略)を前記携帯電話装着部23に装着することで、前記2次電池への充電を実施できるようになっており、このようにすることは、書庫1の設置において電源線等の架設を必要としないことから設置やレイアウト変更を容易とすることができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、電源線を架設して各什器ユニット2に給電するようにしても良い。
【0024】
また、本実施例では前記のように、非接触通信手段として2.4GHz帯の微弱電波による双方向の無線データ通信を実施可能なブルートゥースユニット26を用いており、該ブルートゥースユニット26には各ブルートゥースユニットに固有のブルートゥースユニットID(BT−ID)が内部ROM26’に登録されていて、互いのブルートゥースユニット同士にてブルートゥースユニットID(BT−ID)を交換し合うことで、送信データにブルートゥースユニットID(BT−ID)を付加することにより、所望のブルートゥースユニットとのみデータの送受信ができるようになっている。
【0025】
このように、微弱無線を用いて非接触通信を行うようにすることは、ダイポールアンテナ等を用いることで電波の放射方向があらゆる平面方向にほぼ均質に出力することができ、指向性を有しないようにできることから、書庫1や前記無線通信装置3の配置位置や前記リモコン8の現在位置等を向き或いはレイアウトを気にすることなく実施でき、配置の自由度を向上できることから好ましいとともに、電波出力の小さな微弱電波によるピコセルを形成することで、必要以上に大きなセルが形成されて、他の部署の什器や書庫を認識してしまう等の問題を排除できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら非接触通信としては、赤外線等の電波以外の非接触通信方式を使用しても良い。
【0026】
また、本実施例では、電波出力を微弱にするとともに、電波の送受信モジュールを前記リモコン8に搭載するために小型のものとする必要があり、これら送受信モジュールの各種アナログデバイスがチップ化されて小型のモジュールとして入手可能であることから、2.4GHz帯を使用するブルートゥース方式を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら使用する無線の帯域や方式等は適宜に選択すれば良い。
【0027】
このブルートゥースユニット26は、図4に示すように、アンテナコイル20並びに前記制御マイコン(MPU)27に接続されており、該ブルートゥースユニット26にて受信された電波の復調データが制御マイコン(MPU)27に出力されるとともに、該制御マイコン(MPU)27からブルートゥースユニット26に出力されたデータが、変調されて所定のプロトコルに基づいて送信されるようになっている。
【0028】
この制御マイコン(MPU)27の内部には、前記記憶部並びに解錠許諾端末記憶部としての不揮発性の内部メモリ27’が搭載されていて、該内部メモリ27’には、該制御マイコン(MPU)27が実施する各種の制御プログラムが記憶されているとともに、施解錠許諾者が所持する端末の識別符号(端末ID)、具体的には、全ての書庫1の解錠が可能な前記無線通信装置3のBT−ID(後述する特別IDも含む)や、施解錠許諾者の携帯電話の電話番号や施解錠許諾者のリモコン8のBT−IDが登録されるとともに、接続されている前記ブルートゥースユニット26の内部ROM26’に登録されているBT−IDも、什器識別符号である自局IDとして登録するようになっており、前記記憶部が該内部メモリ27’にて形成されている。
【0029】
また、本実施例では前述のように、シリンダ鍵挿入部22を設け、該シリンダ鍵挿入部22に対応するシリンダ錠を挿入して解錠操作を行うことで、前記施錠ユニット28における解錠を実施できるようになっており、このようにシリンダ錠によっても施解錠可能とすることは、什器ユニット2の不具合や前記2次電池30の電池切れ等により施解錠が不能となっても、施解錠を実施できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0030】
次いで、これら各書庫1に設けられた前記什器ユニット2と微弱電波による双方向の無線通信を行う第1のリモート端末である前記無線通信装置3について説明すると、本実施例の無線通信装置3は、図5に示すように、その上部にダイポールアンテナ32を備える箱状の筐体31を有し、その前面には、各種の通信状況や稼働状況等が表示される情報表示部33と各種インジケータランプ34が設けられているとともに、該筐体31の背面には前記イーサネットケーブル6が接続されていて、無線通信装置3が前記ローカルエリアネットワーク(LAN)を介して各コンピュータ5並びに管理コンピュータ4とデータ通信可能に接続されている。
【0031】
この筐体31の内部には、図6に示すように、前記各種インジケータランプ34を点灯駆動するためのドライバ41と、前記イーサネットケーブル6を介して各コンピュータ5並びに管理コンピュータ4とデータ通信をIEEE802.3/100baseTの通信規格により実施するための通信部38と、前記情報表示部33を構成する液晶パネル35並びに該液晶パネル35の表示制御を行う液晶ドライバ36と、前記ダイポールアンテナ32に接続されて前記各書庫1の什器ユニット2に搭載されている各ブルートゥースユニット26と、微弱電波による双方向の無線通信を行うブルートゥースユニット37と、その時点の日付並びに時刻情報を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)43と、これら各部に接続され、前記LANにて接続されているコンピュータ5や管理コンピュータ4へ後述する施錠設定画面や施解錠指示画面並びに解錠履歴画面を配信する各種配信処理や、解錠や施錠指示を受け付けて指示された書庫1のブルートゥースユニット26に対して所定の施錠或いは解錠指示を含む送信データを送信する送信処理や、各什器ユニット2より送信されてくる解錠又は施錠履歴を受信してその什器番号(鍵番号)に対応付けてその時刻並びに施解錠方法を履歴登録する履歴収集処理を行う制御手段としての制御マイコン(MPU)40と、該制御マイコン(MPU)40が各種処理に使用可能なRAM39と、前記施錠設定画面にて受け付けた各種設定内容や収集した施解錠履歴等のデータが記憶される不揮発性のEEPROM42と、が設けられている。
【0032】
また、前記ブルートゥースユニット37には、前記什器ユニット2内部に搭載されているブルートゥースユニット26と同様に、その内部にブルートゥースユニットID(BT−ID)が記憶されている内部ROM37’が設けられており、各什器ユニット2のブルートゥースユニット26への送信時には、該ブルートゥースユニットID(BT−ID)が送信データに付加されて送信されるとともに、前記制御マイコン(MPU)40の内部には、該制御マイコン(MPU)40が実行可能なオペレーションシステム(OS)プログラムであるリナックス(Linux)と該OS上にて動作可能な制御プログラムが記憶された内部ROM40’が設けられている。
【0033】
このように、本実施例では無線通信装置3がサーバ機能を有するリナックス(Linux)OSを搭載していることにより、LAN接続されている各コンピュータ5から該無線通信装置3にアクセスすることで、図10に示すような施解錠指示画面が配信され、該画面にて施解錠したい書庫(什器)の番号や自分が所有する携帯電話の番号と暗証番号とを入力することで各机毎に設置されたコンピュータ5から、つまり利用者は自分に割り当てられたコンピュータ5から施解錠操作を実施できるようになっており、これら各コンピュータ5(管理コンピュータ4を含む)にて第1のリモート端末である無線通信装置3の操作手段が形成されている。
【0034】
また、前記管理コンピュータ4のみには、前記無線通信装置3における各種設定を実施するためのユーナリティプログラムがインストールされており、該ユーナリティプログラムを起動して無線通信装置3にアクセスすることにより、図9に示す施錠設定画面が配信され、該画面上において、各書庫1毎の施解錠許諾者の登録内容の確認や、現在の施解錠の状況等を確認できるとともに、該画面下部に設けられている「新規登録」や「登録変更」を選択することで、新規許諾者の登録並びに既に登録されている許諾者の登録内容の変更や削除を実施できるようになっている。
【0035】
次いで、第2のリモート端末である前記リモコン8を図7並びに図8を用いて説明すると、本実施例に用いたリモコン8は、図7に示すような略前方後円状で比較的小型且つ薄型の樹脂筐体81を用いることで携行を可能としているとともに、その上面には施錠ボタン82と解錠ボタン83とが設けられている。
【0036】
この樹脂筐体81の内部には、図8に示すように、各書庫1の前記什器ユニット2に搭載されているブルートゥースユニット26との無線通信を行うためのブルートゥースユニット84と、該ブルートゥースユニット84に接続されたコイルアンテナ87が内蔵されており、該ブルートゥースユニット84には、該ブルートゥースユニット84に固有に付与されたブルートゥースユニットID(BT−ID)を記憶する内部ROM84’が設けられていて、該ブルートゥースユニットID(BT−ID)が送信データに付与されて送信される。
【0037】
また、このブルートゥースユニット84にはコントローラ85が接続されており、該コントローラ85が前記施錠ボタン82戒いは解錠ボタン83が操作されることにより、該操作に基づく施錠指示又は解錠指示の送信要求を前記ブルートゥースユニット84に出力することで、該施錠コマンド或いは解錠コマンドにブルートゥースユニットID(BT−ID)が付加されてブルートゥースユニット84にてコイルアンテナ87から送信される。
【0038】
尚、図8中の86は、前記ブルートゥースユニット84並びにコントローラ85を付勢するための蓄電手段であるボタン電池であり、該ボタン電池86は交換可能とされている。
【0039】
以下、本実施例の什器解錠システムの運用状況について以下に説明する。まず、本実施例の什器解錠システムでは、前記管理コンピュータ4において前記ユーテリティプログラムを起動して前記無線通信装置3にアクセスし、図9に示す施錠設定画面を表示させる。
【0040】
次いで、該画面の下部に設けられている「鍵検索」の選択操作部を入力することで、前記無線通信装置3からは前記ユーナリティプログラムに予め登録されている全ての什器ユニット2のブルートゥースユニット26との交信を可能とする特別IDが送信されることで、該特別IDを受信した各ブルートゥースユニット26から該ブルートゥースユニット26のブルートゥースユニットID(BT−ID)が返信されるようになっており、該無線通信装置3が交信可能な範囲に存在する全ての什器ユニット2のブルートゥースユニット26からブルートゥースユニットID(BT−ID)を入手していき、入手した各ブルートゥースユニットID(BT−ID)を鍵番号1、鍵番号2…と順次登録していく。
【0041】
次いで、各鍵番号に対応する「呼び出し」を選択入力することで、前記無線通信装置3からは、送信先(什器)IDとして選択入力された鍵番号に該当するブルートゥースユニットID(BT−ID)と、送信元(端末)IDとしては前記特別IDと、コマンドとして呼び出しコマンドとが、図12に示すような送信デ一夕パケットとして構成されて送信されることで、送信先(什器)IDに合致するブルートゥースユニットID(BT−ID)が付与されたブルートゥースユニット26を有する什器ユニット2の解錠ランプ24と施錠ランプ25が点滅点灯されるようになっており、これら点滅点灯により、選択した鍵番号の書庫1が設置されている全ての書庫1の内、どの書庫1であるかを確認することができるようになっているとともに、設置されている全ての書庫1が登録されているか、不必要な書庫1が登録されていなかを把握、確認することができるようになっている。
【0042】
この際、未登録の書庫1が存在する場合には、電波が届いていないことが考えられることから、前記無線通信装置3の配置位置やロケーションを変更して再度「鍵検索」を実施していき、不必要な書庫1が登録されている場合には「削除」を選択して登録を削除する。
【0043】
このようにして全ての書庫1の登録が完了した後、各書庫1を解錠することのできる施解錠許諾者を各書庫毎(鍵番号毎)に登録していく。これら登録に際しては、本実施例では、前記什器ユニット2の携帯電話装着部23に装着が可能な携帯電話7を所有する許諾者の場合は、該許諾者の氏名とともに該許諾者の携帯電話7の電話番号と暗証番号を登録し、前記什器ユニット2の携帯電話装着部23に装着が可能な携帯電話7を所有しない許諾者の場合は、前記リモコン8を貸与し、該リモコン8に搭載されているブルートゥースユニット84のブルートゥースユニットID(BT−ID)を登録する。
【0044】
これら全ての登録が完了して「終了」を選択すると、該設定内容が前記無線通信装置3のEEPROM42に登録されるとともに、各鍵番号に対応付けて登録されているブルートゥースユニットID(BT−ID)が付与されたブルートゥースユニット26に対して登録された端末識別符号である携帯電話番号とリモコン8に搭載されているブルートゥースユニット84のブルートゥースユニットID(BT−ID)とが送信されて、該送信された携帯電話番号とブルートゥースユニットID(BT−ID)とが前記内部メモリ27’に登録されることで、施解錠許諾者が自分が所持する携帯電話7やリモコン8を使用して許諾された書庫1の什器ユニット2の解錠/施錠を実施できるようになる。
【0045】
まず、リモコン8にて施解錠を実施する場合について説明すると、施錠する場合には前記施錠ボタン82を抑圧操作し、解錠したい場合には前記解錠ボタン83を抑圧操作する。
【0046】
該操作に基づいて、該リモコン8に搭載されているブルートゥースユニット84からは、図12に示すような送信データパケットが送信され、該送信データは受信可能範囲にある全ての什器ユニット2により受信される。尚、リモコン8からの送信データパケットにおいては、送信先(什器)IDのデータには「0101……」の不定データが付与されていて、送信先(什器)は特定しないようになっている。
【0047】
これら送信データを受信した什器ユニット2の前記制御マイコン(MPU)27が実施する制御動作を、図13の処理フローに基づいて説明すると、該送信データの受信はステップS2にて検出されてS3へ進んで前記送信データ中の送信先(什器)IDの抽出を行う。
【0048】
次いで、S4に進んで該抽出した送信先(什器)IDが前記内部メモリ27’に登録されている自局のブルートゥースユニットID(BT−ID)と一致するかの判断が実施される。この際、前記リモコン8からの送信の場合には、送信先(什器)IDとして前記不定データが送信されてくることから、比較が一致することはなく、一義的にS5へ進んで送信元(端末)IDの抽出を行う。
【0049】
該抽出した送信元(端末)IDが前記内部メモリ27’に登録されている施解錠許諾者の端末ID(ブルートゥースユニットID(BT−ID))と一致した場合にはS14へ進み、一致しない場合にはS1へ戻って携帯電話7の装着待ち或いは送信データの受信待ち状態となる。
【0050】
前記S6の比較結果が一致である場合には、S14の受信コマンドが解錠か否かの判定を実施し、談判定が一致した場合にはS15に進んで、施錠ユニット28に解錠指示を出力して解錠を行うとともに、施錠ランプ25を消灯し解錠ランプ24を点灯した後、解錠を実施した旨の所定データを前記無線通信装置3に送信し(S16)、S1へ戻る。
【0051】
また、前記S14において受信コマンドが解錠でないと判定した場合にはS17に進み、受信コマンドが施錠か否かの判定を実施し、施錠である場合にはS18に進んで、施錠ユニット28に施錠指示を出力して施錠を行うとともに、施錠ランプ25を点灯し解錠ランプ24を消灯した後、施錠を実施した旨の所定データを前記無線通信装置3に送信し(S19)、S1へ戻る。
【0052】
また、リモコン8からの送信ではあり得ないが、前記S17において受信コマンドが施錠でないと判定した場合には、前記施錠ランプ25と解錠ランプ24とを所定時間に渡り点滅点灯した後(S20)、S1へ戻るようになっており、この機能は、前記無線通信装置3からの前記呼び出しに対応する処理である。
【0053】
このように、リモコン8にて施錠ボタン82戒いは解錠ボタン83を操作することで、該リモコン8の端末IDであるブルートゥースユニットID(BT−ID)が登録された全ての什器ユニット2の解錠が一斉に実施されるようになり、これら端末IDを複数の什器ユニット2に登録しておくことで、1つのリモコン8にて複数の書庫1の解錠を実施できるようになっている。
【0054】
次いで、携帯電話7を用いて解錠を行う場合について説明すると、施解錠許諾者は自分が許諾者として登録されている什器ユニット2の前記携帯電話装着部23に携帯電話を装着する。
【0055】
この携帯電話7の装着は、図13のフロー図におけるステップS1にて検出されてS7へ進み、該装着された携帯電話7へ電話番号の出力要求を送出して該携帯電話7の電話番号を入手する。
【0056】
次いで、該入手した電話番号はS8において前記内部メモリ27’に登録されている端末ID(登録番号)との比較を実施し、該比較が一致した場合にはS9へ進んで前記施錠ユニット28に解錠指示を出力して解錠を実施するとともに、施錠ランプ25を消灯し解錠ランプ24を点灯した後、携帯電話による解錠を実施した旨の所定データを前記無線通信装置3に送信し(S10)、S11へ進み、前記S8の判定が不一致である場合には、S1へ戻る。
【0057】
この状態にて許諾者は前記取手21に手を掛けて開閉扉1’を開き、内部に収容されているものを取り出したり、内部に新たな物品や書類を収納することができる。
【0058】
これら作業が終了した場合に、許諾者は開閉扉1’を閉じた後、前記携帯電話装着部23に装着している携帯電話7を抜き取る。この携帯電話7の抜き取りは、図13のフロー図におけるステップS11にて検出され、該検出に基づきS12へ進んで、施錠ユニット28に施錠指示を出力して施錠を行うとともに、施錠ランプ25を点灯し解錠ランプ24を消灯した後、施錠を実施した旨の所定データを前記無線通信装置3に送信し(S13)、S1へ戻るようになっており、予め登録された電話番号の携帯電話7を装着することで、施解錠を実施できるようになっている。
【0059】
これら携帯電話7や前記リモコン8による施解錠の履歴は、前述のように、解錠或いは施錠を実施する毎に、各什器ユニット2から前記無線通信装置3に対して、什器IDとしてのブルートゥースユニットID(BT−ID)と、解錠或いは施錠を許諾した端末IDと解錠又は施錠を示す所定データから成る施解錠履歴を送信することで、該施解錠履歴がその受信時刻とともに対応する書庫1の鍵番号に対応する施解錠履歴として前記登録され、前記EEPROM42に記憶される。これら登録された各書庫1毎の施解錠履歴は、前記ユーテリティプログラムの起動時において管理コンピュータ4に配信される図9に示す施錠設定画面において、各書庫1毎に設けられている「履歴」の項目を選択操作することで、図11に示すように解錠日付と解錠時刻並びに施錠時刻と、受信した端末IDから特定される解錠者並びに解錠がリモコン8、携帯電話7、コンピュータ5、鍵のいずれにて実施されたかを示す解錠方法等が表示されるようになっている。
【0060】
また、本実施例では、前述のように携帯電話7を登録した許諾者は、自分の携帯電話を逐次持参することが必要なため、これら携帯電話を書庫1の位置まで携行せずに自分の席にて所望の書庫1の施錠を解除したい場合には、自分に割り当てられている机に設けられている前記コンピュータ5から、前記ローカルエリアネットワーク(LAN)を通じて前記無線通信装置3にアクセスする。
【0061】
該アクセスに基づき、無線通信装置3からは図10に示す施解錠指示画面が配信され、該配信された施解錠指示画面において解錠或いは施錠したい書庫1の番号(鍵番号)を選択し、自分の携帯電話番号を入力するとともにパスワードを入力するとともに、解錠或いは施錠を選択することで、前記図9に示す施錠設定画面にて選択指定された書庫1の番号(鍵番号)に対応付けて登録されている許諾者の端末IDと暗証番号に、入力された携帯電話番号とパスワードが一致するかの照合が実施され、照合が一致した場合には図12に示す送信データパケットにおいて、送信先(什器)IDとして選択された書庫1の番号(鍵番号)に対応付けて登録されているブルートゥースユニットID(BT−ID)が、送信元(端末)IDとしては前述の特別IDが使用された送信データパケットが送信される。
【0062】
この送信データは、全ての什器ユニット2にて受信されて、図13に示すステップS2にて検出されて該送信データ中の送信先(什器)IDが自局のブルートゥースユニットID(BT−ID)に一致するか否かの判定が各什器ユニット2にて実施されることで、自局のブルートゥースユニットID(BT−ID)に一致する什器ユニット2のみが、送信データに付与されている施錠コマンド或いは解錠コマンドに基づき施錠又は解錠を実施する。
【0063】
このように、本実施例では、各コンピュータ5戒いは管理コンピュータ4から施錠或いは解錠したい什器を指定して、所望の什器のみの施解錠を実施できるようになっており、このようにすることは、通常において書庫1は本実施例のように、複数の書庫1が並設される場合が多いことから、施解錠を行いたい書庫1のみを選択して施解錠することは、セキュリティの面からも有用性が高いが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記リモコン8のように、該リモコン8の端末IDが登録されている全ての書庫1の施解錠が一斉に実施されるようにしても良い。
【0064】
以上、本実施例のようにすれば、前記リモコン8やコンピュータ5並びに携帯電話7を用いて鍵の挿入等の操作を実施することなく施解錠を実施できるようになり、利用者の利便性を大幅に向上できる。
【0065】
以上、本発明の実施例を図面に基づき説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0066】
例えば、前記実施例では、ブルートゥースユニット37を搭載した無線通信装置3を各コンピュータ5や管理コンピュータが共用し得るように、LAN接続した形態をとっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、各コンピュータ5無にブルートゥースユニットを搭載して、各コンピュータ5から直接各什器ユニット2に対し施解錠指示を送信するようにしても良い。
【0067】
また、前記実施例では、リモコン8を単体のものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば携帯電話にブルートゥースユニットを搭載することで、該携帯電話をリモコンとして使用できるようにしても良い。
【0068】
また、前記実施例では、什器として書庫を用いた例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら什器としては施錠手段を有する引き出し等を備えた事務机等の什器も含まれ、内部に収容部を有して該収容部を閉鎖可能な扉や引き出し等の規制部と、これら扉や引き出し等の規制部の開放を抑止する施錠手段を有する什器であれば、本発明を適用できることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、前記送信操作手段を操作してリモート端末の非接触通信手段から解錠信号を送信することで、該解錠信号が前記什器に設けられている非接触通信手段にて受信されて、前記制御手段により該解錠信号の受信に基づいて施錠手段の解錠制御が実施されるようになるため、従来のように鍵等を什器に持参することなく、且つ鍵穴に鍵を差し込む等の解錠操作を行うことなく什器の解錠を実施することができる。そして複数の什器が並列設置されている場合においても、前記リモート端末からは解錠信号或いは施錠信号とともに解錠したい所望の什器に付与されている什器識別符号が送信され、該送信された什器識別符号に合致する什器の制御手段のみが前記解錠制御或いは施錠制御を実施するようになるため、所望の什器のみの解錠又は施錠を実施することができる。
【0072】
(b)請求項2の発明によれば、予め解錠許諾された許諾者のみが施解錠を実施することができるようになり、セキュリティ性を向上できるばかりか、同一のリモート端末の端末識別符号を複数の什器の解錠許諾端末記憶部に登録することで、什器毎に個別のリモート端末を所有する必要がなく、同一のリモート端末にて複数の什器の施解錠を実施することができる。
【0073】
(c)請求項3の発明によれば、リモート端末を携行することで、一々リモート端末の設置位置まで出向かずに施解錠の操作を実施でき、利便性を向上できる。
【0074】
(d)請求項4の発明によれば、各コンピュータから施解錠を実施できるようになるばかりか、各コンピュータ毎にリモート端末を設ける必要がなく、安価にシステムを構築できる。
【0075】
(e)請求項5の発明によれば、無線通信は指向性を有しないため、前記リモート端末の配置や什器の配置の自由度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における什器解錠システムが導入されたオフィスを示す図である。
【図2】本発明の実施例における什器解錠システムの主な構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例に用いた什器ユニットを示す外観図である。
【図4】本発明の実施例に用いた什器ユニットの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例に用いた無線通信装置3の外観斜視図である。
【図6】本発明の実施例に用いた無線通信装置3の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例に用いたリモコンの外観斜視図である。
【図8】本発明の実施例に用いたリモコンの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例に用いた管理コンピュータに配信される施錠設定画面を示す図である。
【図10】本発明の実施例に用いた各コンピュータに配信される施解錠指示画面を示す図である。
【図11】本発明の実施例に用いた管理コンピュータに配信される解錠履歴画面を示す図である。
【図12】本発明の実施例においてリモコン或いは無線通信装置3から送信される送信データパケットの構成を示す図である。
【図13】本発明の実施例において什器ユニットの制御マイコンが実施する主な処理内容を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 什器
1’ 開閉扉
2 什器ユニット
3 無線通信装置
4 管理コンピュータ
5 コンピュータ
6 イーサネットケーブル
7 携帯電話
8 リモコン
20 アンテナコイル
21 取手
22 シリンダ鍵挿入部
23 携帯電話装着部
24 解錠ランプ
25 施錠ランプ
26 ブルートゥースユニット
26’ 内部ROM
27 制御マイコン(MPU)
27’ 内部メモリ
28 施錠ユニット
29 接続コネクタ
30 2次電池
31 筐体
32 ダイポールアンテナ
33 情報表示部
34 各種インジケータランプ
35 液晶パネル
36 液晶ドライバ
37 ブルートゥースユニット
37’ 内部ROM
38 通信部
39 RAM
40 制御マイコン(MPU)
41 ドライバ
42 EEPROM
43 リアルタイムクロック(RTC)
81 樹脂筐体
82 施錠ボタン
83 解錠ボタン
84 ブルートゥースユニット
85 コントローラ
86 ボタン電池
87 コイルアンテナ
Claims (5)
- 少なくとも内部に収容部を有するとともに、該収容部への侵入を規制する規制部と、該規制部の開放を抑止する施錠手段と、少なくとも外部機器からの解錠信号を非接触にて受信し得る非接触通信手段と、を備え、前記非接触通信手段における解錠信号に基づいて前記施錠手段を解錠する制御を行う制御手段と、を備える什器と、前記非接触通信手段に対して、少なくとも解錠信号を送信し得る非接触通信手段と、該解錠信号の送信を実施させるための送信操作手段と、を備えるリモート端末と、から成るとともに、前記リモート端末は、前記非接触通信手段から施錠信号を送信し、前記什器の制御手段は、該送信された施錠信号の前記非接触通信手段による受信に基づき前記施錠手段を施錠する制御を行うものであり、かつ前記リモート端末は、前記什器に対し前記解錠信号並びに施錠信号とともに解錠或いは施錠を行う什器に予め固有に付与された什器識別符号を送信可能となっており、前記什器は、各什器に固有に付与された什器識別符号を記憶する記憶部を有し、前記制御手段は、前記解錠信号並びに施錠信号とともに送信されてくる什器識別符号が前記記憶部に登録されている識別符号と一致した場合において、前記解錠制御或いは施錠制御を実施することを特徴とする什器解錠システム。
- 前記リモート端末には、該リモート端末を識別し得る端末識別符号が予め付与され、前記解錠信号並びに施錠信号とともに該端末識別符号を送信し、前記什器には、予め解錠或いは施錠が許諾された施解錠許諾者のリモート端末の端末識別符号を登録し得る解錠許諾端末記憶部を備え、前記制御手段は、前記解錠信号並びに施錠信号とともにリモート端末より送信されてくる前記端末識別符号を前記解錠許諾端末記憶部に登録されている端末識別符号と比較し、該比較が一致した場合において前記解錠制御或いは施錠制御を実施する請求項1のいずれかに記載の什器解錠システム。
- 前記リモート端末は蓄電手段を有し、携行し得る携帯端末である請求項1または2に記載の什器解錠システム。
- 前記リモート端末は複数のコンピュータがデータ通信可能に接続されたローカルエリアネットワーク(LAN)に接続され、各コンピュータから解錠又は施錠操作を受け付けて、該受け付けた解錠または施錠操作に基づき少なくとも前記解錠信号或いは施錠信号を含む信号の送信を行う請求項1または2に記載の什器解錠システム。
- 前記非接触通信が無線通信である請求項1〜4のいずれかに記載の什器解錠システム。
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